IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 富士電機株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-鍵管理システム 図1
  • 特許-鍵管理システム 図2
  • 特許-鍵管理システム 図3
  • 特許-鍵管理システム 図4
  • 特許-鍵管理システム 図5
  • 特許-鍵管理システム 図6
  • 特許-鍵管理システム 図7
  • 特許-鍵管理システム 図8
  • 特許-鍵管理システム 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-30
(45)【発行日】2023-11-08
(54)【発明の名称】鍵管理システム
(51)【国際特許分類】
   E05B 49/00 20060101AFI20231031BHJP
   G07F 9/10 20060101ALI20231031BHJP
   E05B 65/02 20060101ALN20231031BHJP
【FI】
E05B49/00 J
E05B49/00 R
G07F9/10 B
E05B65/02 C
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2019131296
(22)【出願日】2019-07-16
(65)【公開番号】P2021014757
(43)【公開日】2021-02-12
【審査請求日】2022-06-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000005234
【氏名又は名称】富士電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】坂井 一博
(72)【発明者】
【氏名】村木 孝之
【審査官】河内 悠
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-117448(JP,A)
【文献】特開2013-250770(JP,A)
【文献】特開2001-188944(JP,A)
【文献】特開2004-324100(JP,A)
【文献】特開2003-286780(JP,A)
【文献】特開2014-114569(JP,A)
【文献】特開2019-094775(JP,A)
【文献】特開2005-307456(JP,A)
【文献】特開2009-037524(JP,A)
【文献】特開2003-232154(JP,A)
【文献】特開2005-264680(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 1/00-85/28
G07F 5/00- 9/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外扉に対して電気的に施錠及び開錠を行う電子錠を有した複数の電子錠付き装置と、前記複数の電子錠付き装置にネットワークを介して接続されて各電子錠付き装置を管理する管理サーバと、少なくとも前記管理サーバに無線接続可能な携帯端末装置とを有した鍵管理システムであって、
各電子錠付き装置は、自機を識別する自機識別情報を、2次元バーコードを含むバーコードとして表示したバーコード表示部を備え、
前記携帯端末装置は、前記バーコードを読み込んで取得した前記自機識別情報、及び、予め当該携帯端末装置に記憶されている、当該携帯端末装置を取り扱うユーザのユーザ識別情報を含めた開錠要求を前記管理サーバに送信し、
前記電子錠付き装置と前記携帯端末装置とは、近距離無線通信で接続可能であり、
前記管理サーバは、前記開錠要求を受け付けた場合であって、電子錠の開錠及び施錠を管理する電子錠管理情報をもとに、前記自機識別情報に対応する電子錠付き装置の電子錠の開錠が、前記ユーザ識別情報が示すユーザに対して許可されている場合、前記電子錠付き装置に対して前記携帯端末装置との間の近距離無線通信接続を行わせ、該近距離無線通信接続結果をもとに、前記開錠要求を行ったユーザが前記開錠要求対象の電子錠付き装置の周囲に存在するか否かの確認を行い、該確認がとれた場合に、開錠要求された前記電子錠付き装置に対して前記電子錠の開錠を指示する開錠指示を送信し、
前記開錠指示を受けつけた電子錠付き装置は、前記電子錠の開錠を行うことを特徴とする鍵管理システム。
【請求項2】
外扉に対して電気的に施錠及び開錠を行う電子錠を有した複数の電子錠付き装置と、前記複数の電子錠付き装置にネットワークを介して接続されて各電子錠付き装置を管理する管理サーバと、少なくとも前記管理サーバに無線接続可能な携帯端末装置とを有した鍵管理システムであって、
各電子錠付き装置は、自機を識別する自機識別情報を、2次元バーコードを含むバーコードとして表示したバーコード表示部を備え、
前記携帯端末装置は、前記バーコードを読み込んで取得した前記自機識別情報、及び、予め当該携帯端末装置に記憶されている、当該携帯端末装置を取り扱うユーザのユーザ識別情報を含めた開錠要求を前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、前記開錠要求を受け付けた場合であって、電子錠の開錠及び施錠を管理する電子錠管理情報をもとに、前記自機識別情報に対応する電子錠付き装置の電子錠の開錠が、前記ユーザ識別情報が示すユーザに対して許可されている場合、開錠要求された前記電子錠付き装置に対して前記電子錠の開錠を指示する開錠指示を送信し、
前記開錠指示を受けつけた電子錠付き装置は、前記電子錠の開錠を行い、
前記電子錠付き装置と前記携帯端末装置とは、近距離無線通信で接続可能であり、
前記電子錠付き装置は、外扉開閉検出スイッチを備え、
前記管理サーバは、前記電子錠の開錠後に前記外扉開閉検出スイッチが開状態を検出した場合であって、前記開状態が所定開錠時間を経過した場合、前記電子錠付き装置に対して開錠要求を行った携帯端末装置との間の近距離無線通信接続を行わせ、該近距離無線通信接続結果をもとに、前記開錠要求を行ったユーザが前記開錠要求対象の電子錠付き装置の周囲に存在するか否かの確認を行うことを特徴とする鍵管理システム。
【請求項3】
前記電子錠付き装置は、生体認証情報取得部を備え、
前記管理サーバは、前記ユーザ毎の生体認証情報を管理し、前記携帯端末装置から前記開錠要求を受け付けた場合、さらに前記電子錠付き装置の生体認証情報取得部から前記ユーザの生体認証情報を取得し、予め管理された前記生体認証情報をもとに前記開錠要求を行ったユーザであるか否かの確認を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の鍵管理システム。
【請求項4】
前記携帯端末装置は、生体認証情報取得部を備え、
前記管理サーバは、前記ユーザ毎の生体認証情報を管理し、前記携帯端末装置から前記開錠要求を受け付けた場合、さらに前記携帯端末装置の生体認証情報取得部から前記ユーザの生体認証情報を取得し、予め管理された前記生体認証情報をもとに前記開錠要求を行ったユーザであるか否かの確認を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の鍵管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業者などのユーザが所有する携帯端末装置にかかる処理負荷を軽減して自動販売機などの電子錠付き装置の電子錠の開閉を簡易に行うことができる鍵管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
自動販売機では、作業者が、売上金回収や商品補充を行う際、前面開口を有した直方状の断熱筐体である本体キャビネットの前面開口を開閉する外扉を開閉する。この外扉の開閉には、統一した物理キーを用いる場合と、自動販売機毎に対応した物理キーを用いる場合とがある。統一した物理キーを用いると、自動販売機に対応した物理キーを探す必要がないため、作業者にかかる負担は少ないが、紛失した場合の対応に時間がかかる。一方、自動販売機毎に対応した物理キーを用いる、作業すべき自動販売機に対応する物理キーを探すのに時間がかかってしまう。そこで、物理キーを用いた機械錠に替えて、電気的に施錠及び開錠を行う電子錠を設け、無線操作指示によって電子錠の施錠及び開錠を行って外扉を開閉する自動販売機がある(特許文献1参照)。なお、特許文献1では、専用の無線端末装置(携帯端末装置)を用いているが、スマートフォンなどの汎用の無線端末装置(携帯端末装置)を用いることもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2002-115436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、携帯端末装置を用いて電子錠の開閉を制御する場合、携帯端末装置は直接、電子錠に対する開錠信号を送信するようにしていたため、携帯端末装置は正当に開錠できるユーザであることを認証しておく必要があり、各携帯端末装置にかかる負担が大きいという課題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、作業者などのユーザが所有する携帯端末装置にかかる処理負荷を軽減して自動販売機などの電子錠付き装置の電子錠の開閉を簡易に行うことができる鍵管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる鍵管理システムは、外扉に対して電気的に施錠及び開錠を行う電子錠を有した複数の電子錠付き装置と、前記複数の電子錠付き装置にネットワークを介して接続されて各電子錠付き装置を管理する管理サーバと、少なくとも前記管理サーバに無線接続可能な携帯端末装置とを有した鍵管理システムであって、各電子錠付き装置は、自機を識別する自機識別情報を、2次元バーコードを含むバーコードとして表示したバーコード表示部を備え、前記携帯端末装置は、前記バーコードを読み込んで取得した前記自機識別情報及び当該携帯端末装置を取り扱うユーザのユーザ識別情報を含めた開錠要求を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記開錠要求を受け付けた場合、電子錠の開錠及び施錠を管理する電子錠管理情報をもとに、前記自機識別情報に対応する電子錠付き装置の電子錠の開錠が、前記ユーザ識別情報が示すユーザに対して許可されている場合、開錠要求された前記電子錠付き装置に対して前記電子錠の開錠を指示する開錠指示を送信し、前記開錠指示を受けつけた電子錠付き装置は、前記電子錠の開錠を行うことを特徴とする。
【0007】
また、本発明にかかる鍵管理システムは、上記の発明において、前記電子錠付き装置は、生体認証情報取得部を備え、前記管理サーバは、前記ユーザ毎の生体認証情報を管理し、前記携帯端末装置から前記開錠要求を受け付けた場合、前記電子錠付き装置の生体認証情報取得部から前記ユーザの生体認証情報を取得し、予め管理された前記生体認証情報をもとに前記開錠要求を行ったユーザであるか否かの確認を行うことを特徴とする。
【0008】
また、本発明にかかる鍵管理システムは、上記の発明において、前記携帯端末装置は、生体認証情報取得部を備え、前記管理サーバは、前記ユーザ毎の生体認証情報を管理し、前記携帯端末装置から前記開錠要求を受け付けた場合、前記携帯端末装置の生体認証情報取得部から前記ユーザの生体認証情報を取得し、予め管理された前記生体認証情報をもとに前記開錠要求を行ったユーザであるか否かの確認を行うことを特徴とする。
【0009】
また、本発明にかかる鍵管理システムは、上記の発明において、前記バーコード表示部は、表示するバーコードの内容を変更可能であり、前記管理サーバは、前記バーコードの内容を定期的に変更することを特徴とする。
【0010】
また、本発明にかかる鍵管理システムは、上記の発明において、前記電子錠付き装置と前記携帯端末装置とは、近距離無線通信で接続可能であり、前記管理サーバは、前記携帯端末装置から前記開錠要求を受け付けた場合、前記電子錠付き装置に対して前記携帯端末装置との間の近距離無線通信接続を行わせ、該近距離無線通信接続結果をもとに、前記開錠要求を行ったユーザが前記開錠要求対象の電子錠付き装置の周囲に存在するか否かの確認を行うことを特徴とする。
【0011】
また、本発明にかかる鍵管理システムは、上記の発明において、前記管理サーバは、前記電子錠の開錠後、開錠状態が所定時間経過した場合、電子錠の施錠指示を行うことを特徴とする。
【0012】
また、本発明にかかる鍵管理システムは、上記の発明において、前記電子錠付き装置は、外扉開閉検出スイッチを備え、前記管理サーバは、前記電子錠の開錠後に前記外扉開閉検出スイッチが開状態を検出した場合であって、前記開状態が所定開状態時間を経過した場合、開錠要求を行った携帯端末装置にその旨を通知することを特徴とする。
【0013】
また、本発明にかかる鍵管理システムは、上記の発明において、前記電子錠付き装置と前記携帯端末装置とは、近距離無線通信で接続可能であり、前記自動販売機は、外扉開閉検出スイッチを備え、前記管理サーバは、前記電子錠の開錠後に前記外扉開閉検出スイッチが開状態を検出した場合、前記開状態が所定開錠態時間を経過した場合、前記電子錠付き装置に対して開錠要求を行った携帯端末装置との間の近距離無線通信接続を行わせ、該近距離無線通信接続結果をもとに、前記開錠要求を行ったユーザが前記開錠要求対象の電子錠付き装置の周囲に存在するか否かの確認を行うことを特徴とする。
【0014】
また、本発明にかかる鍵管理システムは、上記の発明において、前記電子錠付き装置は、内部に1以上の内扉と、前記内扉に対する1以上の内扉電子錠を備え、前記管理サーバは、前記電子錠及び1以上の前記内扉電子錠に対する開錠許可を個別に管理することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
また、本発明によれば、作業者などのユーザが所有する携帯端末装置にかかる処理負荷を軽減して自動販売機などの電子錠の開閉を簡易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本発明の実施の形態である自動販売機システムの全体概要構成を示すブロック図である。
図2図2は、自動販売機の全体構成を示す模式図である。
図3図3は、図2に示した自動販売機の外扉を開けた状態を示す斜視図である。
図4図4は、自動販売機の制御系の構成を示すブロック図である。
図5図5は、携帯端末装置の制御系の構成を示すブロック図である。
図6図6は、管理サーバの制御系の構成を示すブロック図である。
図7図7は、電子錠管理情報の一例を示す図である。
図8図8は、電子錠の開錠及び施錠を行う制御シーケンスを示す図である。
図9図9は、変形例1にかかる自動販売機の制御系の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
【0018】
<全体構成>
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機システム100の全体概要構成を示すブロック図である。図1に示すように、自動販売機システム100は、外扉に対して電気的に施錠及び開錠を行う電子錠を有した複数の自動販売機1と、複数の自動販売機1にネットワークNを介して接続されて各自動販売機1を管理する管理サーバ3と、少なくとも管理サーバ3にネットワークNを介して接続可能な携帯端末装置2とを有する。なお、自動販売機システム100は、鍵管理システムの一例である。
【0019】
<自動販売機の構成>
図2は、自動販売機1の全体構成を示す模式図である。また、図3は、図2に示した自動販売機1の外扉1bを開けた状態を示す斜視図である。なお、この実施の形態では、電子錠付き装置の一例として自動販売機1を示しているが、電子錠付き装置は、自動販売機1に限らず、電子錠を有する宅配ボックス装置などの格納装置を含む。また、本実施の形態では、缶入り飲料、ビン入り飲料、ペットボトル入り飲料などの商品を販売する自動販売機を例に説明するが、これに限定されるものではなく、たとえば、カップに飲料を注出するカップ式飲料自動販売機や物品を販売する自動販売機にも適用可能である。
【0020】
図2に示すように、自動販売機1は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料などの商品を冷やした状態または温めた状態で販売するもので、図3に示すように、本体キャビネット1aと外扉1bとを備えている。本体キャビネット1aは、複数の鋼板を組み合わせることにより構成したもので、前面が開口した断熱構造の箱状に構成してある。外扉1bは、本体キャビネット1aの前面開口を閉塞するためのもので、開閉可能となる態様で、本体キャビネット1aの一側縁部(左側縁部)に支承してある。
【0021】
自動販売機1は、図2に示すように、外扉1bの前面右側中程には、ポップアップハンドル111が設けてある。ポップアップハンドル111は、外扉1bを閉塞した状態では施錠状態であり、開錠状態になるとポップアップハンドル111がポップアップ(突出)し、外扉1bの開放操作が可能となる。なお、外扉1bの施錠及び開錠は、電子錠19のロック及びロック解除によって行われる。
【0022】
また、外扉1bの前面上部域には、展示室112が設けてある。展示室112は、自動販売機1が販売する商品の商品見本Dを展示するためのものである。展示室112は、外扉1bの後方側に開閉可能に取り付けられた中扉113と外扉1bの前面側に嵌め込んだ透明な電照板114とにより画成され、利用者が自動販売機1の前面側から展示室112の内部を視認可能である。
【0023】
展示室112の内部には、商品を展示するためのステージ115が上下方向に三つ並べて設置してあり、それぞれのステージ115において商品見本Dが横並びに展示される。また、外扉1bの前面側に嵌め込んだ透明な電照板114には、ステージ115と対応するように、商品選択ボタン群116が上下方向に三つ、左右方向に二つ並べて設置してある。
【0024】
商品選択ボタン群116は、商品を選択するためのもので、商品見本Dと対応するように、複数の商品選択ボタン15aを備えている。なお、各商品選択ボタン15aは、LED表示が可能であり、投入金額に対して商品購入が可能な商品に対応する場合、点灯表示される。
【0025】
また、展示室112の下方となる外扉1bの中程には、硬貨投入口121、紙幣挿入口122、表示部15b、返却レバー128、電子マネーリーダライタ12が設けてある。また、外扉1bには、無線通信機能を有する無線通信部11を有する。
【0026】
硬貨投入口121は、硬貨を受け付けるための開口である。硬貨投入口121から投入された硬貨は、外扉1bの内側に搭載したコインメカニズム(硬貨処理装置)13に収容される。コインメカニズム13は、各種硬貨の投入枚数を整理し、後述する主制御部10に送信する一方、この主制御部10からの指令に従い、各種硬貨を払い出すものである。なお、コインメカニズム13には、硬貨の真贋及び金種を識別する金銭識別機能を有する。
【0027】
紙幣挿入口122は、紙幣を受け付けるための開口である。紙幣挿入口122から挿入された紙幣は、外扉1bの内側に搭載したビルバリデータ(紙幣処理装置)14に収容される。ビルバリデータ14は、紙幣の投入枚数を整理し、主制御部10に送信する一方、この主制御部10からの指令に従い、紙幣を払い出すものである。なお、ビルバリデータ14は、紙幣の真贋及び金種を識別する金銭識別機能を有する。
【0028】
電子マネーリーダライタ12は、電子マネーカードにチャージされた電子マネーを読み込みむとともに決済後の電子マネーを書き込む処理を行う。また、電子マネーリーダライタ12は、電子マネーカードに釣銭分の電子マネーをチャージする書き込み処理を行う。電子マネーリーダライタ12は、電子マネーカードを検出するとともに電子マネーカードの有効無効や種別を識別する電子マネー識別機能を有する。
【0029】
表示部15bは、販売中、釣り切れ、準備中、お札中止のほか、投入金額、各種設定時の情報等の各種情報を表示するためのものである。
【0030】
返却レバー128は、取引の中断を指示するためのもので、返却レバー128が操作されると、取引が中断され、コインメカニズム13から硬貨返却口141に釣銭等が放出され、ビルバリデータ14から紙幣挿入口122に紙幣が返却される。
【0031】
また、外扉1bの下方となる位置には、取出口142が設けてある。取出口142は、商品収納ラックから搬出された商品を取り出すための開口である。
【0032】
無線通信部11は、外部通信部11aと近距離通信部11bとを有する。外部通信部11aは、ネットワークNを介して無線通信を行う。通信方式は、例えば、LTE(登録商標))などである。また、近距離通信部11bは、外部の携帯端末装置2と近距離無線通信を行う。通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)、BLE(登録商標)、WiFi(登録商標)などである。
【0033】
また、外扉1bの内側には、リモコン16が配設してある。リモコン16は、各種設定操作、各種売上データの確認操作を行うためのもので、書込みキーや終了キーなどの操作キーのほか、各種設定データや確認データが表示される液晶表示器を備えている。リモコン16から設定入力された設定データは、主制御部10に送信される。そして、リモコン16は、この主制御部10から送信された確認データを受信する。なお、このリモコン16によって、複数商品販売可能設定(いわゆる、マルチベンド設定)を行うことができる。
【0034】
なお、本体キャビネット1aの内部は、機械室103と商品収容庫104とに画成されている。また、商品収容庫104は、断熱仕切板によってさらに三つの商品収納庫104a,104b,104cに仕切られている。これら三つの商品収納庫104a,104b,104cのうち、正面向かって左側の商品収納庫(以下、「左庫」という)104aと中央の商品収納庫(以下「中庫」という)104bとは、冷温切り替えが可能である。そして、商品収納庫104a(104b)を冷却に設定した場合には、商品収納庫104a(104b)の内部を冷却し、商品収納庫104a(104b)に収納した商品を冷却する。一方、商品収納庫104a(104b)を加温に設定した場合には、商品収納庫104a(104b)の内部を加温し、商品収納庫104a(104b)に収納した商品を加温する。また、正面向かって右側の商品収納庫(以下、「右庫」という)104cは、冷却専用庫であり、商品収納庫104cの内部を冷却し、商品収納庫104cに収納した商品を冷却する。
【0035】
商品収納庫104a,104b,104cには、それぞれ商品収納ラック105が搭載してある。自動販売機1は、左庫104aと右庫104cの幅方向に二列の商品収納ラック105が搭載してあり、中庫104bの幅方向に一列の商品収納ラック105が搭載してある。また、商品収納ラック105には、商品収納庫104a,104b,104cの奥行き方向に五つの通路(以下、この通路を便宜上、「ラック」と称する)が設けてあり、各通路には商品が収納可能となっている。
【0036】
なお、外扉1bの前面には、自動販売機1の自機識別情報(自機ID)をQRコード(登録商標)などの2次元バーコードであるバーコード40が貼付されている。
【0037】
また、外扉1bと本体キャビネット1aとの間にヒンジには、外扉1bの開閉を検出する外扉開閉検出スイッチ18が設けられている。
【0038】
<自動販売機の制御系>
図4は、自動販売機1の制御系の構成を示すブロック図である。図4に示すように、自動販売機1の主制御部10には、自動販売機1内の電子マネーリーダライタ12、コインメカニズム13、ビルバリデータ14、表示操作部15、リモコン16、生体認証情報取得部17、本体制御部44、無線通信部11、外扉開閉検出スイッチ及び電子錠19が接続される。
【0039】
本体制御部44には、冷熱装置45、搬出装置46が接続される。本体制御部44は、主制御部10の制御のもと、冷熱装置45、搬出装置46を制御する。
【0040】
冷熱装置45は、上述した商品収納庫104a,104b,104cを設定された状態に管理するためのものである。冷熱装置45は、冷却設定された商品収納庫の内部を冷却する一方、加温設定された商品収納庫の内部を加温する。
【0041】
搬出装置46は、ラックごとに設けられたベンドソレノイド、売切スイッチを管理するためのものである。本体制御部44は、主制御部10から送信された搬出命令に従ってラックから商品を搬出する。また、搬出装置46は、ラックに収納された商品のすべてを搬出した場合に売切信号を本体制御部44に出力する。
【0042】
表示操作部15は、商品選択ボタン15a、表示部15bを有する。
【0043】
主制御部10は、電子マネーリーダライタ12、コインメカニズム13、ビルバリデータ14、表示操作部15、リモコン16、生体認証情報取得部17、本体制御部44、無線通信部11、外扉開閉検出スイッチ及び電子錠19等を集中管理するものであり、記憶部10aに設定された各種設定データをもとに制御する。
【0044】
<携帯端末装置の制御系>
図5は、携帯端末装置2の制御系の構成を示すブロック図である。図5に示すように、携帯端末装置2は、スマートフォンやタブレットなどの無線通信機能を有するデバイスである。携帯端末装置2は、無線通信部21、記憶部22、撮像部23、表示操作部24及び制御部25を有する。
【0045】
無線通信部21は、無線通信部11と同じ構成であり、外部通信部21a及び近距離通信部21bを有する。記憶部22は、携帯端末装置2を取り扱う作業者などのユーザのユーザ識別情報22aを有する。撮像部23は、カメラなどの撮像デバイスであり、具体的には、バーコード40を撮像する。表示操作部24は、各種情報の表示及び操作を行う入出力インタフェースである。
【0046】
制御部25は、携帯端末装置2全体を制御する制御部であり、バーコード読取処理部25a及び送信処理部25bを有する。バーコード読取処理部25aは、電子錠19の開錠を行う際、電子錠19を有する自動販売機1に貼付されたバーコード40を撮像部23を介して読み取る処理を行う。送信処理部25bは、バーコード読取処理部25aが読み取ったバーコード40である自機識別情報とユーザ識別情報22aとを含む開錠要求を管理サーバ3に送信する処理を行う。
【0047】
<管理サーバの制御系>
図6は、管理サーバ3の制御系の構成を示すブロック図である。図6に示すように、管理サーバ3は、通信部31、記憶部32及び制御部33を有する。通信部31は、ネットワークNを介して自動販売機1及び携帯端末装置2と通信接続処理を行う通信インタフェースである。
【0048】
記憶部32は、電子錠管理情報32a、電子錠使用履歴32b及び生体認証情報32cを有する。電子錠管理情報32aは、例えば、複数の自動販売機1に対する保守作業を行うルートマンに対する鍵使用スケジュール管理情報である。電子錠管理情報32aは、例えば、図7に示すように、自機識別情報とユーザ識別情報と使用期間との関係を示す情報であり、これらがすべて合致した場合に自機識別情報をもつ自動販売機1の電子錠19を開錠することができる。なお、電子錠管理情報32aは、自機である自動販売機1の電子錠19の現況を保持するようにしてもよい。なお、電子錠管理情報32aは、予め図示しない管理者の端末装置から設定登録される。したがって、電子錠管理情報32aは、随時更新、変更、追加が可能であり、例えば予定していた作業者が急遽、作業できなくなった場合、他の作業者に変更設定される。
【0049】
電子錠使用履歴32bは、電子錠19に対する施錠及び開錠の時期、開錠期間、自機識別情報、ユーザ識別情報などの履歴を保持する。
【0050】
生体認証情報32cは、登録されたユーザ識別情報とその生体認証情報とが対となって保持される。生体認証としては、例えば、顔認証、指紋認証、虹彩認証などの各種生体認証を含むが、本実施の形態では、顔認証を一例として用いている。
【0051】
制御部33は、管理サーバ3全体を制御する制御部であり、電子錠制御部33a及び生体認証処理部33bを有する。なお、管理サーバ3は、クラウドサーバであってもよい。
【0052】
電子錠制御部33aは、携帯端末装置2から開錠要求を受け付けた場合、電子錠19の開錠及び施錠を管理する電子錠管理情報32aをもとに、自機識別情報に対応する自動販売機1の電子錠19の開錠が、ユーザ識別情報が示すユーザに対して、現在、許可されている場合、開錠要求された自動販売機1に対して電子錠19の開錠を指示する開錠指示を自動販売機1に送信する。なお、電子錠制御部33aは、生体認証結果がユーザ識別情報のユーザであることを認証した場合に開錠指示を自動販売機に送信するが、生体認証を行わずに開錠指示を行うようにしてもよい。
【0053】
生体認証処理部33bは、開錠指示を行う場合、ユーザ識別情報のユーザの生体認証処理、すなわち顔認証処理を行う。生体認証処理部33bは、自動販売機1側に生体認証処理を行わせる指示を行い、自動販売機1側からユーザの生体認証情報を取得し、生体認証情報32cをもとに、取得した生体認証情報がユーザ識別情報のユーザであるか否かを認証する。
【0054】
<電子錠の制御>
図8は、電子錠の開錠及び施錠を行う制御シーケンスを示す図である。図8に示すように、まず携帯端末装置2は、自動販売機1に貼付されたバーコード40を読み取って、開錠したい自動販売機1の自機識別情報を取得する(ステップS110)。その後、携帯端末装置2は、読み取った自機識別情報と、自携帯端末装置2のユーザ識別情報とを含む開錠要求を管理サーバ3に送信する(ステップS120)。
【0055】
管理サーバ3は、開錠要求を受け付けると、電子錠管理情報32aを参照して、受け付けた自機識別情報とユーザ管理情報との組み合わせがあり、現在時刻が使用期間であるか否か、すなわち開錠のスケジュールがあるか否かを判定する(ステップS130)。開錠のスケジュールがある場合(ステップS130,Yes)には、さらに、管理サーバ3は、自動販売機1からユーザの生体認証情報を取得する(ステップS140)。そして、取得した生体認証情報がユーザの生体認証情報であるか否かの判定を行う(ステップS150)。生体認証の認証が満足する場合(ステップS150,Yes)には、自動販売機1に対して開錠指示を行う(ステップS160)。
【0056】
自動販売機1は、管理サーバ3から開錠指示を受け付けると、電子錠19のロック解除を行う(ステップS170)。その後、外扉開閉検出スイッチ18が開になると(ステップS180)、自動販売機1は、管理サーバ3に対して外扉開通知を行う(ステップS190)。その後、作業者(ユーザ)は、自動販売機1に対する売上金回収、商品補充、各種設定処理などの自動販売機に対する作業を行う。
【0057】
その後、自動販売機1は、外扉開閉検出スイッチ18が閉になったか否かを判定する(ステップS200)。外扉開閉検出スイッチ18が閉になった場合(ステップS200,Yes)には、外扉閉通知を管理サーバ3に通知する(ステップS210)。なお、外扉開閉検出スイッチが閉でない場合(ステップS200,No)には、本処理を繰り返す。
【0058】
管理サーバ3は、自動販売機1から外扉閉通知を受けると、自動販売機1に対して施錠指示を送信する(ステップS220)。この施錠指示を受けた自動販売機1は電子錠19をロックする(ステップS230)。なお、解錠のスケジュールがない場合(ステップS130,No)又は生体認証の認証が得られなかった場合(ステップS150,No)には、本処理をそのまま終了する。
【0059】
本実施の形態では、自動販売機1がバーコード40を貼付しておき、携帯端末装置2がバーコード40を読み取るのみで、電子錠19の開錠を行うことができる。この際、生体認証を管理サーバ3と自動販売機1との間で行うことによって、ユーザ側及び携帯端末装置2に負担をかけず、セキュリティを高めることができる。また、管理サーバ3は、電子錠管理情報32aを用いて、急な作業者変更や作業ルート変更が生じてもセキュリティの高さを維持しつつ、柔軟な作業対応を行うことができる。
【0060】
なお、上述した実施の形態では、自動販売機1側に生体認証情報取得部17を設け、管理サーバ3が自動販売機1から生体認証情報を取得するようにしていたが、これに限らず、携帯端末装置2側に生体認証情報取得部17を設け、管理サーバ3が携帯端末装置2から生体認証情報を取得するようにしてもよい。
【0061】
<変形例1>
図9は、変形例1にかかる自動販売機1の制御系の構成を示すブロック図である。本変形例1では、図9に示すように、バーコード40を貼り付けるではなく、バーコード表示部41内にバーコード40を表示するようにしている。そして、バーコード表示部41内に表示されるバーコード40は、管理サーバ3から定期的に送られるバーコード40に変更して表示する。
【0062】
ここで、生体認証を行わず、貼付されたバーコード40を用いて電子錠19の開錠を行おうとする場合、携帯端末装置2が予めバーコード40を読み込んでおくことにより、ユーザが自動販売機1の周辺に居なくても開錠指示を正常に行うことができるという、なりすまし処理を行うことができてしまう。すなわち、本来のユーザ以外のユーザが行う開錠要求を正常な開錠要求として処理してしまう。これに対し、本変形例1では、生体認証を行わなくても、現在のバーコード40を読み取れるのは、自動販売機1の周辺に居るユーザに限られるため、開錠制御のセキュリティを高めることができる。
【0063】
<変形例2>
本変形例2では、ユーザが自動販売機1の周辺に居ることを確認するために、管理サーバ3は、自動販売機1に対して、周辺にいるユーザが所持する携帯端末装置2と近距離無線通信による接続確認を行わせ、開錠要求を行ったユーザが携帯端末装置2の周辺に居るか否かを確認するようにしている。
【0064】
本変形例2でも、自動販売機1の周辺にユーザが居ることを確認することができるため、開錠制御のセキュリティを高めることができる。
【0065】
<変形例3>
本変形例3では、管理サーバ3が、電子錠19の開錠後、開錠状態が所定時間経過した場合、電子錠19の施錠指示を行うようにしている。通常、電子錠19のロック解除が行われて電子錠19が開錠しても、外扉1bを開けない状態が続き、ユーザが自動販売機1から離れた場合、誰でも外扉1bを開けることができてしまうため、開錠状態が所定時間経過した場合、管理サーバ3は自律的に電子錠19の施錠を行う。
【0066】
<変形例4>
本変形例4では、電子錠19の開錠後に外扉開閉検出スイッチ18が開状態を検出した場合であって、開状態が所定開錠態時間を経過した場合、管理サーバ3は、開錠要求を行った携帯端末装置2対してその旨を通知するようにしている。これにより、外扉1bが開けっ放しという誤操作状態の継続を未然に防ぐことができる。
【0067】
また、この場合、管理サーバ3は、自動販売機1に対して開錠要求を行った携帯端末装置2との間の近距離無線通信接続を行わせ、該近距離無線通信接続結果をもとに、開錠要求を行ったユーザが、開錠要求対象の自動販売機1の周囲に存在するか否かの確認を行い、確認できた場合には上記の通知を行わないようにする。
【0068】
<変形例5>
上記の実施の形態及び変形例では、外扉1bの電子錠19に対する電子錠制御を行うものであったが、本変形例5では、自動販売機1の内部に存在する1以上の内扉に対して1以上の内扉電子錠を設け、管理サーバ3は、電子錠19のみならず、1以上の内扉電子錠に対する開錠及び施錠の制御を行うようにしている。
【0069】
1以上の内扉とは、例えば図3に示した内扉200であり、この内扉200は外扉1bの内側に配置された内扉電子錠201によって開錠及び施錠が行われる。内扉200内に存在するものは、コインメカニズム13、ビルバリデータ14、リモコン16などであり、売上金回収や、自動販売機1の設定操作などの作業を行う場合である。一方、内扉200を開にしなくても、商品収納庫104に対する商品補充の作業を行うことができる。
【0070】
作業の分業化を行う場合、例えば金銭回収のみの作業、商品補充のみの作業、設定処理のみの作業などに分けることができ、金銭回収及び設定処理などの作業を含む作業者(ユーザ)に対しては、電子錠19の開錠に伴って内扉電子錠201の開錠の制御も行い、商品補充のみの作業を行う作業者(ユーザ)に対しては、電子錠19のみの開錠を行うようにする。これにより、作業上必要なもの以外の電子錠の開錠を行わないようにしているので、セキュリティを高めることができる。
【0071】
なお、1つの自動販売機1に対する商品収納庫104に対して複数の業者がシェアして使用する場合がある。この場合、例えば、商品収納庫104aはA社、商品収納庫104b,104cはB社に分ける。このような場合、商品収納庫104a、及び、商品収納庫104b,104cに対してそれぞれ内扉と内扉電子錠とを設け、各社のユーザに対応して内扉電子錠の開錠及び施錠の処理を行うようにする。
【0072】
このような電子錠19と1以上の内扉電子錠とを組み合わせた開錠及び施錠の制御を行うことによって、ユーザの作業にかかる負荷を軽減することができる。
【0073】
なお、上記の実施の形態及び変形例では、管理サーバ3が電子錠に関する管理制御を行っているが、これに限らず、管理サーバ3は、ユーザによる作業結果を収集して管理するようにしてもよい。例えば、売上金の管理や在庫管理などである。このような管理情報をもつことによって、複数の自動販売機1に対する作業のルート管理をも行うことができ、管理者にかかる負担を軽減することができる。
【0074】
また、上記の実施の形態及び変形例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置及び構成要素の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
【符号の説明】
【0075】
1 自動販売機
1a 本体キャビネット
1b 外扉
2 携帯端末装置
3 管理サーバ
10 主制御部
10a,22,32 記憶部
11,21 無線通信部
11a,21a 外部通信部
11b,21b 近距離通信部
12 電子マネーリーダライタ
13 コインメカニズム
14 ビルバリデータ
15,24 表示操作部
15a 商品選択ボタン
15b 表示部
16 リモコン
17 生体認証情報取得部
18 外扉開閉検出スイッチ
19 電子錠
22a ユーザ識別情報
23 撮像部
25,33 制御部
25a バーコード読取処理部
25b 送信処理部
31 通信部
32a 電子錠管理情報
32b 電子錠使用履歴
32c 生体認証情報
33a 電子錠制御部
33b 生体認証処理部
40 バーコード
41 バーコード表示部
44 本体制御部
45 冷熱装置
46 搬出装置
100 自動販売機システム
103 機械室
104,104a,104b,104c 商品収納庫
105 商品収納ラック
111 ポップアップハンドル
112 展示室
113 中扉
114 電照板
115 ステージ
116 商品選択ボタン群
121 硬貨投入口
122 紙幣挿入口
128 返却レバー
141 硬貨返却口
142 取出口
200 内扉
201 内扉電子錠
D 商品見本
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9