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特許7375614画像表示装置、表示制御方法、及びクレイドル
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-30
(45)【発行日】2023-11-08
(54)【発明の名称】画像表示装置、表示制御方法、及びクレイドル
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20231031BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20231031BHJP
   G09G 5/10 20060101ALI20231031BHJP
   H04N 5/66 20060101ALI20231031BHJP
【FI】
G09F9/00 352
G09F9/00 366G
G09G5/00 X
G09G5/00 550C
G09G5/10 B
H04N5/66 B
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020035045
(22)【出願日】2020-03-02
(65)【公開番号】P2021139947
(43)【公開日】2021-09-16
【審査請求日】2022-12-28
(73)【特許権者】
【識別番号】308036402
【氏名又は名称】株式会社JVCケンウッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】木村 英幸
(72)【発明者】
【氏名】鬼頭 誠
(72)【発明者】
【氏名】竹下 浩
【審査官】中村 直行
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2012/172707(WO,A1)
【文献】特開2006-148508(JP,A)
【文献】特開2002-204408(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0120163(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2004/0036708(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 9/00 - 9/46
G09G 3/00 - 5/42
H04N 5/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイを有するタブレット端末と、
前記タブレット端末を保持するクレイドルと、
前記クレイドルに設けられ、前記ディスプレイからの表示光を受光可能な光センサと、
前記ディスプレイに対する前記光センサの受光位置を変化させる可動機構と、
前記受光位置に対応付けて、前記光センサの検出輝度を測定する輝度測定部と、
前記検出輝度の測定結果に基づいて、前記ディスプレイのユニフォミティ特性を補正する特性補正部と、を備えた画像表示装置。
【請求項2】
前記クレイドルは、複数のサイズの前記タブレット端末を保持可能であり、
前記クレイドルが保持する前記タブレット端末のディスプレイサイズを特定するサイズ特定部と、
前記ディスプレイサイズに応じて、前記可動機構を制御する可動機構制御部と、を備えた、請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記可動機構が、前記光センサを支持するアームを備え、
前記アームが回転可能かつ伸縮可能に設けられている請求項1、又は2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記ディスプレイが測定パターンを表示中に、前記光センサが前記表示光を検出し、
前記測定パターンでは、前記受光位置を含む測定領域において均一な階調レベルとなっている請求項1~3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項5】
ディスプレイを有するタブレット端末と、
前記タブレット端末を保持するクレイドルと、
前記クレイドルに設けられ、前記ディスプレイから表示光を検出可能な光センサと、を備えた画像表示装置の表示制御方法であって、
前記ディスプレイに対する前記光センサの受光位置を変化させるステップと、
前記受光位置に対応付けて、前記光センサの検出輝度を測定するステップと、
前記検出輝度の測定結果に基づいて、前記ディスプレイのユニフォミティ特性を補正するステップと、を備えた画像表示装置の表示制御方法。
【請求項6】
タブレット端末を保持する保持部と、
前記タブレット端末のディスプレイからの表示光を検出する光センサと、
前記ディスプレイに対する前記光センサの受光位置を変化させる可動機構と、
前記受光位置に対応付けて、前記光センサの検出輝度を測定する輝度測定部と、
前記検出輝度の測定結果に基づいて、前記ディスプレイのユニフォミティ特性を補正する特性補正部と、を備えたクレイドル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示装置、表示制御方法、及びクレイドルに関する。
【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイなどの画像表示装置では、より精密な表示画質調整を行う機能を有するものがある。例えば、医用画像の読影を行う医用モニタや、出版物のデザインなどを行うDTP(DeskTop Publishing)モニタなどがある。非特許文献1の液晶ディスプレイでは、ベゼル部分に表示画面の表示特性を測定するためのセンサ機能が設けられている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【文献】https://www3.jvckenwood.com/pro/healthcare_sys/cl-s300/[令和2年1月6日検索]
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、タブレット端末においても表示画質調整を行いたいという要望がある。特に医用モニタでは、より高い表示特性が要求されている。例えば、医療規格によって、ユニフォミティの試験方法及び許容範囲差が定められている。なお、ユニフォミティとは、表示画面の部分的な輝度のばらつきを示す特性である。
【0005】
ユニフォミティを補正する場合、ディスプレイの輝度分布を測定する必要がある。そのため、ユーザが、光センサを用いてディスプレイの輝度分布を測定している。例えば、ディスプレイの輝度分布を測定するために、ディスプレイが測定用のテストパターンを表示する。そして、ユーザが、テストパターンに応じて光センサの位置を移動させることで、複数の測定点での測定が実施される。このように、ユニフォミティを補正するためには、ユーザが煩雑な測定を行わなければならないという課題がある。
【0006】
本開示は上記の点に鑑みなされたものであり、簡素な構成でユニフォミティを補正することが可能な画像表示装置、表示制御方法、及びクレイドルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態にかかる画像表示装置は、ディスプレイを有するタブレット端末と、前記タブレット端末を保持するクレイドルと、前記クレイドルに設けられ、前記ディスプレイからの表示光を受光可能な光センサと、前記ディスプレイに対する前記光センサの受光位置を変化させる可動機構と、前記受光位置に対応付けて、前記光センサの検出輝度を測定する輝度測定部と、前記検出輝度の測定結果に基づいて、前記ディスプレイのユニフォミティ特性を補正する特性補正部と、を備えている。
【0008】
本実施形態にかかる画像表示装置の表示制御方法は、ディスプレイを有するタブレット端末と、前記タブレット端末を保持するクレイドルと、前記クレイドルに設けられ、前記ディスプレイから表示光を検出可能な光センサと、を備えた画像表示装置の表示制御方法であって、前記ディスプレイに対する前記光センサの受光位置を変化させるステップと、前記受光位置に対応付けて、前記光センサの検出輝度を測定するステップと、前記検出輝度の測定結果に基づいて、前記ディスプレイのユニフォミティ特性を補正するステップと、を備えている。
【0009】
本実施形態にかかるクレイドルは、タブレット端末を保持する保持部と、前記タブレット端末のディスプレイからの表示光を検出する光センサと、前記ディスプレイに対する前記光センサの受光位置を変化させる可動機構と、前記受光位置に対応付けて、前記光センサの検出輝度を測定する輝度測定部と、前記検出輝度の測定結果に基づいて、前記ディスプレイのユニフォミティ特性を補正する特性補正部と、を備えている。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、簡素な構成でユニフォミティを補正することが可能な画像表示装置、表示制御方法、及びクレイドルを提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本実施の形態1にかかる画像表示装置の全体構成を示す図である。
図2】ディスプレイ上での光センサの受光位置を説明する模式図である。
図3】画像表示装置の制御系を示すブロック図である。
図4】ユニフォミティ補正の有無による表示画像の違いを示す図である。
図5】画像表示装置の表示制御方法を示すフローチャートである。
図6】本実施の形態2にかかる画像表示装置における測定パターンを示す模式図である。
図7】本実施の形態3にかかる画像表示装置での光センサの移動軌跡を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本開示が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載および図面は、適宜、簡略化されている。
【0013】
実施の形態1.
図1を用いて、本実施の形態にかかる画像表示装置100について説明する。図1は、画像表示装置100を示す図である。図1は、タブレット端末10を前面側から見た斜視図である。画像表示装置100は、タブレット端末10とクレイドル20とを備えている。タブレット端末10は、ディスプレイ11を有している。タブレット端末10の概形は矩形状となっている。
【0014】
ディスプレイ11は、液晶表示パネルや有機EL(electro-luminescence)表示パネルなどを有しており、所望の画像を表示する。つまり、ディスプレイ11からの表示光によって、画像が表示される。さらに、ディスプレイ11には、タッチ操作を行うためのタッチパネルが設けられている。ディスプレイ11は矩形状になっており、その周囲がベゼル(筐体)となっている。また、タブレット端末10のベゼル部分には、カメラなどが設けられていてもよい。
【0015】
タブレット端末10は、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)などの通信機能を備えている。また、タブレット端末10には、プロセッサ、メモリ、マイク、スピーカ、カメラ、バイブレータ、ボタンなどが設けられている。タブレット端末10は、アンドロイド(登録商標)などのOS(Operating System)プログラム、及びOS上で動作するアプリケーションプログラム(アプリ)をメモリに格納している。なお、タブレット端末10は、電話等の通話機能を備えたスマートフォンを含めてもよい。もちろん、タブレット端末10の構成は、特に限定されるものではない。タブレット端末10は、ディスプレイ11を有していればよく、上記の構成の全てを有していなくてもよい。
【0016】
クレイドル20は、タブレット端末10を脱着可能に保持している。クレイドル20は、タブレット端末10を保持するための保持部21を有している。クレイドル20にタブレット端末10が載置されると、タブレット端末10は立った状態で保持される。ディスプレイ11が側方斜め上を向いた状態でタブレット端末10が保持されている。
【0017】
クレイドル20は、充電端子(不図示)などを備えており、タブレット端末10を充電する。つまり、ユーザがタブレット端末10をクレイドル20に置くと、クレイドル20の充電端子がタブレット端末の充電ポートに差し込まれ、充電が開始される。もちろん、タブレット端末10の充電は非接触充電であってもよい。また、クレイドル20には、充電ポート、各種インターフェースのコネクタや入出力端子(いずれも不図示)が設けられていてもよい。
【0018】
クレイドル20には、表示画質調整のための測定を行う光センサ30が設けられている。光センサ30はディスプレイ11からの表示光を検出する。光センサ30での検出結果に基づいて、ディスプレイ11に対してユニフォミティ補正が施される。光センサ30は、フォトダイオード、CCD(Charge Coupled Devices)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどである。光センサ30は、検出光量に応じた検出信号を出力する。光センサ30はディスプレイ11に向くように配置されている。光センサ30はディスプレイ11の表示画面に対向するように、クレイドル20に取り付けられている。
【0019】
クレイドル20はアーム40を有している。アーム40が光センサ30を支持している。光センサ30は、アーム40に取り付けられている。クレイドル20と光センサ30との間にはアーム40が設けられている。アーム40の一端(先端)には光センサ30が設けられており、アーム40の他端(基端)はクレイドル20に取り付けられている。アーム40において、クレイドル20側の基端に回転軸41がある。光センサ30は、アーム40を介してクレイドル20に取り付けられている。
【0020】
アーム40は、ディスプレイ11に対する光センサ30の受光位置を移動する可動機構となっている。例えば、アーム40には、モータなどのアクチュエータが設けられている。そして、アクチュエータが駆動することで、光センサ30が移動する。
【0021】
アーム40はディスプレイ11の表面と平行に延びている。アーム40は回転軸41を回転中心として、矢印Rの方向に回転する回転アームである。つまり、回転軸41を中心とする円弧状に光センサ30が移動する。光センサ30は、タブレット端末10のディスプレイ11上で回転移動する。
【0022】
さらに、アーム40は、伸縮部42を有する伸縮アームである。伸縮部42がアーム方向にスライド移動することで、アーム40が矢印Sの方向に伸縮する。これにより、アーム40の長さが変化するため、光センサ30と回転軸41との間の距離が変化する。
【0023】
このように、アーム40の動作によって、光センサ30がディスプレイ11の表面に沿って移動する。具体的には、アーム40には、回転角度、及び伸縮量を変化させるためのアクチュエータがそれぞれ設けられている。なお、上記の説明では、可動機構として、伸縮かつ回転可能なアーム40を用いているが、可動機構は、図1の構成に限定されるものではない。
【0024】
アーム40によって、光センサ30をディスプレイ11の外側から正面に移動させることができる。さらに、アーム40が、光センサ30の受光位置を変えることができる。アーム40の回転角度及び伸縮量を制御することで、光センサ30をディスプレイ11上の任意の位置に移動させることができる。光センサ30の受光位置を変えていくことで、ディスプレイ11の輝度分布(ユニフォミティ特性)を測定することができる。
【0025】
図2を用いて、ディスプレイ11に対する受光位置の位置例について説明する。図2は、ディスプレイ11に対する光センサ30の受光位置を説明するための模式図である。図2では、画像表示装置100が簡略化されている。例えば、図2では、クレイドル20や伸縮部42などが省略されている
【0026】
図2では、アーム40が光センサ30を受光位置A~Eに変えていく。つまり、アーム40の回転角度及び伸縮量が変化することで、光センサ30が受光位置A~Eの順に移動する。そして、光センサ30が受光位置A~Eで表示光を検出する。ここで、受光位置Aは、ディスプレイ11の中央に対応している。受光位置B~Eはディスプレイ11の四角近傍に対応している。もちろん、光センサ30の受光位置の場所、及び数は図2の例に限定されるものではない。
【0027】
例えば、受光位置Aにおいて光センサ30がディスプレイ11に正対した状態で、光センサ30がディスプレイ11からの表示光を検出する。これにより、ディスプレイ11の中央での輝度を測定することができる。同様に受光位置B~Eにおいても、光センサ30がディスプレイ11からの表示光を検出する。これにより、ディスプレイ11の輝度分布を測定することが可能となる。光センサ30での検出結果に基づいて、ディスプレイ11のユニフォミティ補正が行われる。
【0028】
図3は、ユニフォミティ補正を行うための制御系を示す制御ブロック図である。画像表示装置100は、補正制御部101と、測定パターン生成部102と、ディスプレイ11と、光センサ30と、輝度測定部103と、アーム制御部105と、特性補正部106と、サイズ特定部108とを備えている。補正制御部101は、ユニフォミティ補正を行うために、各制御ブロックを制御する。
【0029】
アーム制御部105には、補正制御部101からの指令が入力される。アーム制御部105は、補正制御部101からの指令に基づいて、アーム40を制御する。アーム制御部105は、例えばモータ等のアクチュエータを制御する制御信号を出力する。アーム40のアクチュエータが駆動することで、アーム40が回転又は伸縮する。これにより、図2に示すように、光センサ30が受光位置A~Eの順に移動する。
【0030】
測定パターン生成部102は、補正制御部101からの指令に基づいて、測定パターンを生成する。ディスプレイ11は、測定パターンを表示する。測定パターンが表示されている間、光センサ30はディスプレイ11からの表示光を検出する。輝度測定部103は、受光位置に対応付けて、光センサ30の検出輝度を測定する。複数の受光位置で光センサ30が表示光を検出することで、輝度測定部103がディスプレイ11の輝度分布(ユニフォミティ)を測定することができる。特性補正部106は、検出輝度の測定結果に応じて、ユニフォミティ特性を補正する。
【0031】
測定パターンは、例えば、表示画面の少なくとも一部の領域が均一なグレーパターンである。つまり、測定パターンは、光センサ30による測定ポイント(受光位置)の近傍位置において均一な階調レベルとなる画像である。
【0032】
例えば、図2に示すように、測定ポイント近傍の領域を測定領域110A~110Eとする。測定領域110A~110Eにおいて、ディスプレイ11が均一な階調レベルとなる。測定領域110A~110Eはそれぞれ均一なグレーパターンが表示される。ディスプレイ11の中央が受光位置Aとなっている場合、ディスプレイ11の中央周辺が測定領域110Aとなる。測定領域110Aは、受光位置Aを含む領域となっている。例えば、測定領域110Aは、受光位置Aにある光センサ30と重複している。さらに、測定領域110Aは、光センサ30よりも大きい領域となっている。
【0033】
また、ディスプレイ11の左上角が受光位置Bとなっている場合、ディスプレイ11の左上角周辺が測定領域110Bとなる。ディスプレイ11の右上角が受光位置Cとなっている場合、ディスプレイ11の右上角周辺が測定領域110Cとなる。ディスプレイ11の右下角が受光位置Dとなっている場合、ディスプレイ11の右下角周辺が測定領域110Dとなる。ディスプレイ11の左下角が受光位置Eとなっている場合、ディスプレイ11の左下角周辺が測定領域110Eとなる。
【0034】
このように、光センサ30の受光位置A~Eに応じて、測定領域110A~110Eの位置が変化する。つまり、受光位置が変わる毎に測定パターンが切り替わる。測定パターン生成部102は、受光位置に応じて変化する測定パターンを生成する。ディスプレイ11における測定領域の位置は、アーム40の回転角度及び伸縮量に対応付けられている。
【0035】
測定領域110A~110Eの中心は、受光位置A~Eと一致している。測定パターン生成部102は、測定領域が受光位置に合致するような測定パターンを生成する。従って、光センサ30が測定領域からの表示光を検出することができる。つまり、測定領域において均一なグレーパターンが表示されている間、光センサ30が、測定領域からの表示光を検出する。
【0036】
なお、測定領域110A~110E以外の領域では、例えば、ディスプレイ11が黒表示となっていてもよい。もちろん、測定領域以外の領域は、黒表示以外であってもよい。なお、図2では、測定領域110A~110Eは全て同じ大きさの矩形領域となっている。もちろん、測定領域110A~110Eは矩形以外の形状(例えば矩形以外の多角形、円、楕円など)であってもよく、それぞれ異なる大きさ、異なる形状の領域であってもよい。
【0037】
さらに、測定パターン生成部102は、階調レベルの異なる複数のグレーパターンを、一定時間毎に切り替えて生成する。階調レベルは、一例として、時間とともに黒から白に段階的に変化するものである。例えば、測定領域110Aにおいて、グレーパターンの階調レベルがG1、G2、・・・Gn(nは2以上の整数)の順番に切替えられる。光センサ30は、階調レベルG1~Gnのそれぞれでの表示光を検出する。これにより、受光位置Aでの測定が終了する。
【0038】
次に、受光位置Bでの測定を行うため、アーム40が光センサ30を受光位置Bに移動させる。そして、測定領域110Bにおいて、グレーパターンの階調レベルがG1、G2,・・・Gn(nは2以上の整数)の順番に切替えられる。光センサ30は、階調レベルG1~Gnのそれぞれでの表示光を検出する。これにより、受光位置Bでの測定が終了する。受光位置C~Eにおいても、同様に複数の階調レベルG1~Gnでの測定を行うように、測定パターン生成部102が測定パターンを切替えていく。
【0039】
このように、補正制御部101は、アーム制御部105及び測定パターン生成部102を制御している。したがって、測定パターン生成部102が、光センサ30の受光位置に応じた測定パターンを生成することができる。つまり、補正制御部101には、ディスプレイ11における受光位置が予め設定されている。そして、予め設定された受光位置に応じて、補正制御部101がアーム制御部105及び測定パターン生成部102に指令を出力する。
【0040】
輝度測定部103は、光センサ30の検出輝度を測定する。輝度測定部103は、受光位置に対応付けて検出輝度を測定している。つまり、検出輝度の値は、受光位置A~E毎に記憶される。さらに、輝度測定部103は、階調レベルに対応付けて検出輝度を測定している。つまり、検出輝度の値は、階調レベルG1~Gn毎に記憶される。このようにすることで、輝度測定部103は、ディスプレイ11の輝度分布を測定することができる。
【0041】
ディスプレイ11が測定パターンを表示したときに想定される検出輝度を参照輝度とする。実際に検出された検出輝度と参照輝度とを比較することで、輝度測定部103は、画面輝度情報を算出する。輝度測定部103は、受光位置毎に画面輝度情報を取得するつまり、輝度測定部103は、受光位置毎に検出輝度と参照輝度との差分を求める。輝度測定部103は、階調レベル毎に画面輝度情報を取得する。参照輝度は、階調レベルG1~Gn毎に設定される。つまり、画面輝度情報は、階調レベルG1~Gn毎に算出される。
【0042】
補正制御部101は、画面輝度情報に基づいて、補正信号を特性補正部106に出力する。特性補正部106は、補正信号に基づいてディスプレイ11のユニフォミティ特性を補正する。特性補正部106が、表示諧調レベルを補正することで、表示輝度分布を調整してもよい。特性補正部106が、入力階調レベルにオフセット値を加減算したり、ゲイン値(係数)を乗じたりすることで、表示階調レベルを求める。検出輝度が参照輝度よりも低い場合、表示階調レベルが入力階調レベルよりも高くなるように特性補正部106が補正信号を出力する。
【0043】
特性補正部106は、表示画面を複数の領域に分けて、表示階調レベルを補正する。ここで、複数の領域は、複数の受光位置に応じて分けられている。あるいは、受光位置間にある画素については、補間によって表示階調レベルを補正してもよい。
【0044】
また、光センサ30が、階調レベル毎の輝度を測定している。特性補正部106が、各階調レベルの輝度に基づきディスプレイ11のガンマ特性を特定するようにしてもよい。特性補正部106は、特定したガンマ特性が所望のガンマ特性と一致しているか否かを判定し、一致していない場合、ディスプレイ11のガンマ特性を補正することで、所望の表示特性に調整する。なお、補正部は、特定したガンマ特性が所定のガンマ特性と一致していると判定した場合、ディスプレイ11の表示特性の調整は行わない。ガンマ特性の比較は、所定の範囲内か否かであれば一致していると判定してもよい。これにより、一定の表示画質を保つことができる。
【0045】
もちろん、表示輝度のみではなく、カラー調整を行うようにしてよい。例えば、光センサ30がカラー特性を測定可能なセンサであれば、RGBの輝度情報をそれぞれ検出することができるため、表示画像のカラー調整を行うことができる。このようにすることで、ディスプレイ11のRGB毎の表示特性を個別に独立して補正することができる。カラー特性を測定可能なセンサは、例えばCCDである。
【0046】
このように輝度測定部103で測定された輝度分布に応じて、特性補正部106が、ディスプレイ11のユニフォミティを補正している。ディスプレイ11の輝度分布のばらつきを抑制することができる。例えば、ディスプレイ11の中心と端部でそれぞれ光センサ30が表示光を受光する。そして、中心と端部の受光結果を比較することで、輝度分布のばらつきを補正することができる。表示画面の輝度ムラ(ユニフォミティの劣化)を抑制することができる。つまり、輝度分布のばらつきを打ち消すように、特性補正部106がユニフォミティ補正を行う。
【0047】
図4は、ユニフォミティ補正の有無による表示画像の違いを示す図である。図4では、ディスプレイ11が均一なグレーパターンを表示している。つまり、ディスプレイ11全画素が同じ階調レベルとなっている。補正無しの場合、表示輝度にムラが生じてしまう。ユニフォミティ補正を行うことで、均一なグレーパターンを表示することができる。これにより、表示輝度のムラを抑制することが可能となる。
【0048】
また、1台のクレイドル20に対して、複数のタブレット端末10が対応していてもよい。複数のタブレット端末10は、画面サイズや表示特性の異なる複数の種類のタブレット端末でもよい。複数のタブレット端末10が1台のクレイドルをシェアしてもよい。例えば、1台のクレイドル20に対して、2台のタブレット端末10が交互に置かれてもよい。この場合、1台のクレイドル20が、複数のタブレット端末10の画質調整を行うことができる。複数のタブレット端末10の画質が同等になるように調整を行うことができる。例えば、1つのタブレット端末10の表示輝度と同等になるように、他のタブレット端末10の表示輝度を調整することができる。
【0049】
1台のクレイドル20に対して異なるサイズのタブレット端末10が設置可能としてもよい。この場合、画像表示装置100は、サイズ特定部108を備えることが好ましい。サイズ特定部108は、クレイドル20に設置されたタブレット端末10のディスプレイ11のサイズを特定する。例えば、クレイドル20は、異なるサイズのタブレット端末10を保持可能となっている。サイズ特定部108は、設置されたタブレット端末10のディスプレイサイズを特定する。
【0050】
ディスプレイサイズに応じて、輝度分布を求めるための受光位置が変化する。例えば、ディスプレイ11の中央を光センサ30の受光位置とする場合、回転軸41からディスプレイ11の中央までのアーム40の伸縮量及び回転角度がディスプレイサイズに応じて変化する。したがって、サイズ特定部108が、クレイドル20が保持しているタブレット端末10のディスプレイサイズを特定する。
【0051】
ディスプレイサイズ毎に、補正制御部101には、受光位置の座標が設定されている。つまり、ディスプレイサイズ毎に、光センサ30を受光位置に移動するための回転角度及び伸縮量が設定されている。サイズ特定部108が特定したディスプレイサイズに応じて、補正制御部101がアーム40の回転角度と伸縮量を求める。そして、アーム40が所定の回転角度及び伸縮量となるように、補正制御部101が指令をアーム制御部105に出力する。
【0052】
さらに、受光位置を含む測定領域において、均一なグレーパターンを表示するように、補正制御部101が測定パターン生成部102に指令を出力する。つまり、補正制御部101は、ディスプレイサイズに応じて、ディスプレイ11における測定領域の座標を決定する。このようにすることで、異なるサイズのタブレット端末10が1台のクレイドル20をシェアする場合であっても、適切にユニフォミティ補正を行うことができる。
【0053】
サイズ特定部108がディスプレイサイズを特定する方法は特に限定されるものではない。例えば、クレイドルに磁気的、光学的、機構的なセンサを設けて、タブレット端末10のサイズや機種名を特定してもよい。あるいは、クレイドル20とタブレット端末10とが有線又は無線通信により信号を送受信してもよい。そして、タブレット端末10から、タブレット端末10の型番、機種名、メーカ名等の端末種別情報をクレイドル20が取得する。補正制御部101は、端末種別情報に応じてディスプレイサイズを特定する。この場合、補正制御部101は、予め設定されているデータテーブルを参照して、ディスプレイサイズを特定すればよい。つまり、データテーブルには、端末種別情報とディスプレイサイズが対応付けられている。もちろん、上記の手法以外の手法を用いて、サイズ特定部108がディスプレイサイズを特定してもよい。
【0054】
このようにすることで、様々なタブレット端末10に対するユニフォミティをより簡便に補正することができる。ユーザが受光位置の設定などの操作を行うことなく、自動でユニフォミティ補正を施すことができる。
【0055】
補正制御部101、測定パターン生成部102、輝度測定部103、アーム制御部105、特性補正部106、サイズ特定部108は、タブレット端末10に設けられていてもよい。あるいは、補正制御部101、測定パターン生成部102、輝度測定部103、アーム制御部105、特性補正部106、サイズ特定部108は、クレイドル20に設けられていてもよい。さらには、補正制御部101、測定パターン生成部102、輝度測定部103、アーム制御部105、特性補正部106、サイズ特定部108の一部がタブレット端末10に設けられており、残りがクレイドル20に設けられていてもよい。
【0056】
例えば、補正制御部101、測定パターン生成部102、及び特性補正部106がタブレット端末10に設けられており、輝度測定部103、アーム制御部105、及びサイズ特定部108がクレイドル20に設けられていてもよい。この場合、輝度測定部103が画面輝度情報を有線通信又は無線通信で、タブレット端末10に送信すればよい。つまり、タブレット端末10とクレイドル20との間で必要な信号や情報を送受信すれば、タブレット端末10とクレイドル20とに制御系を分散して配置することができる。
【0057】
また、それぞれの制御ブロックの一部機能が、タブレット端末10に設けられており、残りがクレイドル20に設けられていてもよい。例えば、タブレット端末10、及びクレイドル20が協働して、補正制御部101の機能を実現してもよい。
【0058】
補正制御部101、測定パターン生成部102、輝度測定部103、アーム制御部105、特性補正部106及びサイズ特定部108における処理は、コンピュータプログラムによって実現可能である。例えば、タブレット端末10に測定や補正を行うためのアプリが格納されている。タブレット端末10のプロセッサがアプリを実行することで、上記の処理が実施される。
【0059】
図5は、画像表示装置100の表示制御方法を示すフローチャートである。まず、ユーザによってユニフォミティ特性の補正開始が指示される(S11)。例えば、ユーザがタッチパネルなどを操作して、補正開始ボタンをタッチする。これにより、補正制御部101が補正開始の指示を受け付ける。あるいは、タブレット端末10がクレイドル20に載置されたことを検知して、補正制御部101が自動で補正を開始してもよい。また、タブレット端末10の充電開始をトリガーとして、補正制御部101が補正を開始してもよい。
【0060】
次に、サイズ特定部108がタブレット端末10のディスプレイサイズを特定する(S12)。上記のように、クレイドル20に設けられた各種センサが、タブレット端末10のサイズや機種を測定してもよい。あるいは、タブレット端末10とクレイドル20とがデータを送受信することで、サイズ特定部108がタブレット端末10の端末種別情報を求めてもよい。
【0061】
光センサ30が受光位置に移動する(S13)。つまり、補正制御部101からの指令により、アーム制御部105がアーム40を駆動する。これにより、ディスプレイサイズに応じた受光位置に、光センサ30が移動する。
【0062】
ディスプレイ11が測定パターンを表示する(S14)。つまり、補正制御部101からの指令により、測定パターン生成部102がディスプレイサイズに応じた測定パターンを生成する。これにより、受光位置を含む測定領域には、均一なグレーパターンが表示される。
【0063】
輝度測定部103が受光位置における輝度を測定する(S15)。つまり、光センサ30が測定領域からの表示光を検出する。これにより、輝度測定部103が、受光位置での表示輝度を測定する。
【0064】
そして、補正制御部101が全ての階調レベルの測定が終了したか否かを判定する(S16)。全ての階調レベルの測定が終了していない場合(S16のNO)、ディスプレイ11が次の測定パターンを表示する(S14)。つまり、ディスプレイ11が、異なる階調レベルの測定パターンを表示する。例えば、階調レベルG1での測定が終了したら、測定パターン生成部102が次の階調レベルG2の測定パターンを生成する。そして、全ての階調レベルG1~Gnの測定が終了するまで、S14~S16の処理を繰り返す。
【0065】
全ての階調レベルの測定が終了した場合(S16のYES)、全ての受光位置での測定が終了したか否かを判定する(S17)。全ての受光位置での測定が終了していない場合(S17のNO)、光センサ30が次の受光位置に移動する(S13)。例えば、受光位置Aでの測定が終了したら、アーム40が光センサ30を受光位置Bに移動させる(図2参照)。そして、全ての受光位置A~Eでの測定が終了するまで、S13~S17の処理を繰り返す。
【0066】
全ての受光位置での測定が終了した場合(S17のYES)、特性補正部106がユニフォミティ特性を補正する(S18)。つまり、特性補正部106が、表示階調レベルを補正するためのオフセット値やゲイン値を算出する。そして、特性補正部106が、オフセット値やゲイン値をタブレット端末10に設定する。このようにすることで、適切にユニフォミティを補正することができる。よって、通常の表示画像を適切に表示することができる。
【0067】
光センサ30がクレイドル20に設けられているため、タブレット端末10の小型化、軽量化が可能となる。簡便な構成で表示画質の調整を行うことができる。また、タブレット端末10を使用するときは、ユーザがタブレット端末10をクレイドル20から取り外す。タブレット端末10の使用時は、調整のための測定は行わないため、クレイドル20に光センサ30が設けられていても問題が無い。
【0068】
また、光センサ30はディスプレイ11の端部に位置するように配置されている。光センサ30は、ディスプレイ11に密着するような構成とすることが好ましい。このようにすることで、室内灯などからの環境光が光センサ30に入射するのを防ぐことができる。
【0069】
また、測定が終了すると、光センサ30が下方に移動するようにしてもよい。光センサ30がディスプレイ11の外側まで移動する。これにより、光センサ30がクレイドル20に収容される。クレイドル20にタブレット端末10が置かれている状態であっても、ユーザがディスプレイ11の全体を視認することができる。つまり、光センサ30がディスプレイ11の表示画面の外側に移動するため、ディスプレイ11の表示画面を遮らなくなる。
【0070】
実施の形態2.
本実施の形態では、測定パターン生成部102より生成される測定パターンが、実施の形態1と異なっている。なお、測定パターン以外の構成及び制御については、実施の形態1と同様であるため、適宜説明を省略する。実施の形態2にかかる画像表示装置とその表示制御方法について、図6を用いて説明する。
【0071】
本実施の形態では、表示画面全体が均一なグレーパターンとなるような測定パターンが用いられている。すなわち、ディスプレイ11の全画素が同じ階調レベルとなっている。そして、時間経過ともに、表示画面全体が黒表示から白表示に段階的に変化する。実施の形態1と同様に、ディスプレイ11が測定パターンを表示している間、光センサ30が表示光を検出する。
【0072】
本実施の形態では、受光位置に応じて、測定領域を移動させる必要がなくなる。さらに、ディスプレイサイズに応じて、測定領域の位置を変える制御が不要となる。よって、より簡便にユニフォミティ補正を行うことができる。
【0073】
実施の形態3.
実施の形態3にかかる画像表示装置とその制御について、図7を用いて説明する。本実施の形態では、光センサ30を移動させるシーケンスが実施の形態1,2と異なっている。図7は、ディスプレイ11上において、光センサ30が移動する軌跡33を示す図である。つまり、軌跡33に沿って光センサ30が連続的に移動するように、アーム制御部105がアーム40を制御している。
【0074】
補正制御部101は、ディスプレイサイズ毎に、回転角度及び伸縮量のシーケンスパターンが予め設定されている。これにより、光センサ30が軌跡33に沿って移動する。このようにすることで、光センサ30の移動時間を短縮することができるため、測定時間を短縮することができる。
【0075】
軌跡33に沿って移動している間、光センサ30が表示光を検出する。補間などの演算処理により、表示画面の任意の位置における輝度を求めることができる。輝度測定部103が輝度分布を測定することができる。そして、輝度分布に応じて、特性補正部106がユニフォミティ補正を行う。
【0076】
もちろん、移動シーケンスは、図7に示す軌跡33に限られるものではない。ディスプレイ11のサイズ、アーム40の取付位置、形状などに応じて、適宜、任意のシーケンスパターンを軌跡33として用いることができる。
【0077】
画像表示装置100は、患者の診断画像を表示する医用モニタに好適である。適切な表示画質で診断画像を安定して表示することができるため、診断精度の向上に寄与することができる。診断画像としては、内視鏡画像、MRI(Magnetic Resonance Imaging)画像、CT(Computed Tomography)画像、X線画像等が挙げられる。上記の表示制御方法を行うことで、医療規格で定められたユニフォミティの許容範囲を容易に満たすことができる。もちろん、画像表示装置100は、医用モニタに限られるものではない。例えば、画像表示装置100は、DTP用モニタや他の用途のモニタにも適用可能である。
【0078】
上記の実施の形態は、適宜組み合わせることが可能である。上記処理のうちの一部又は全部は、コンピュータプログラムによって実行されてもよい。上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0079】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。上記の実施の形態の2つ以上を適宜組み合わせることも可能である。
【符号の説明】
【0080】
100 画像表示装置
10 タブレット端末
11 ディスプレイ
20 クレイドル
21 保持部
30 光センサ
40 アーム
101 補正制御部
102 測定パターン生成部
103 輝度測定部
106 特性補正部
105 アーム制御部
106 特性補正部
108 サイズ特定部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7