(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-30
(45)【発行日】2023-11-08
(54)【発明の名称】保管装置
(51)【国際特許分類】
B65G 1/14 20060101AFI20231031BHJP
H01L 21/67 20060101ALI20231031BHJP
【FI】
B65G1/14 B
H01L21/68 Z
(21)【出願番号】P 2021555915
(86)(22)【出願日】2020-09-10
(86)【国際出願番号】 JP2020034269
(87)【国際公開番号】W WO2021095341
(87)【国際公開日】2021-05-20
【審査請求日】2022-03-23
(31)【優先権主張番号】P 2019204470
(32)【優先日】2019-11-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000006297
【氏名又は名称】村田機械株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100176245
【氏名又は名称】安田 亮輔
(74)【代理人】
【識別番号】100183081
【氏名又は名称】岡▲崎▼ 大志
(72)【発明者】
【氏名】徐 興会
(72)【発明者】
【氏名】大西 真司
(72)【発明者】
【氏名】稲田 研
【審査官】板澤 敏明
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-011179(JP,A)
【文献】特開2019-112160(JP,A)
【文献】特開2016-219537(JP,A)
【文献】米国特許第05592886(US,A)
【文献】特開2017-048017(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 1/14
H01L 21/67
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ上下方向に延在し、第1方向に離間して並ぶ1対の支持部と、
前記1対の支持部のそれぞれの前記第1方向を向く面である側面に、軸部を有する固定部材を介してそれぞれ取り付けられる1対の取付部と、
前記1対の取付部に支持され、物品が載置される載置部と、
を備え、
前記1対の取付部は、前記1対の支持部の前記第1方向及び前記上下方向に沿った面であって、前記支持部に対して前記載置部が位置する向きの面である前面に当接する当接部を有し、
前記1対の取付部のそれぞれは、前記軸部が挿通される穴部を有し、
前記穴部の面積は
、前記軸部の軸方向に直交する断面積よりも大きい、
保管装置。
【請求項2】
複数の前記穴部が、前記1対の取付部のそれぞれに設けられており、
前記複数の前記穴部のそれぞれの前記1対の取付部の回動方向に沿った幅は、前記当接部からの距離が遠いほど大きくなるように形成されている、請求項1に記載の保管装置。
【請求項3】
それぞれ上下方向に延在し、第1方向に並ぶ1対の支持部と、
前記1対の支持部のそれぞれに取り付けられる1対の取付部と、
前記1対の取付部に支持され、物品が載置される載置部と、
を備え、
前記1対の取付部のそれぞれは、
前記1対の支持部に取り付けられる支持取付面と、
前記支持取付面に接続され、前記1対の支持部に対して前記載置部が位置する向きに延在する延在面と、
前記延在面の上端部に接続され、前記載置部の底面を下から支持するように前記底面に沿って延在する載置取付面と、を有し、
前記延在面に対する前記載置取付面の角度を変化させるために必要な力は、前記載置部を変形させるために必要な力より小さい、
保管装置。
【請求項4】
前記載置取付面は、前記延在面の前記上端部全長の一部分から前記載置部の前記底面に沿って延在する、請求項3に記載の保管装置。
【請求項5】
前記1対の取付部のそれぞれは、前記載置部よりも薄い部材で構成される、請求項3又は4に記載の保管装置。
【請求項6】
前記物品は、底部に設けられた供給孔を介して内部にガスを供給可能な容器であり、
前記載置部は、前記供給孔を介して前記容器内に前記ガスを供給するガス供給部を有する、請求項1~5の何れか一項に記載の保管装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、保管装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、半導体基板を収容する容器を被保管物として保管する保管棚が知られている。例えば、特許文献1に記載の保管棚は、凹溝部が形成される1対の支柱と、支柱に固定され被保管物を載置する載置部を備える。載置部は、被保管物を支持する載置本体部と、支柱に固定される1対の取付板部と、を有する。1対の取付板部のそれぞれは、支柱の凹溝部に挿入されて固定されている。すなわち、特許文献1に記載の保管棚では、載置部は、凹溝部により、1対の支柱に対して位置決めされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の保管棚では、載置部が支柱に対してしっかりと位置決めされるため、載置部に物品(被保管物)が載置されることによる取付板部の変位、又は支柱の凹溝部及び載置部の加工精度によって、載置本体部の平面度(平面形体の幾何学的に正しい平面からの狂いの大きさ)が大きくなる可能性があり、物品を安定して載置することができないおそれがある。また、特許文献1に記載の保管棚を利用する場合には、支柱の凹溝部及び載置部を精度良く加工する必要があるため、製造時に高い技量が要求される。
【0005】
そこで、本開示は、物品を載置する載置部の平面度を容易に調整することができる保管装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る保管装置は、それぞれ上下方向に延在し、第1方向に離間して並ぶ1対の支持部と、1対の支持部のそれぞれの第1方向を向く面である側面に、軸部を有する固定部材を介してそれぞれ取り付けられる1対の取付部と、1対の取付部に支持され、物品が載置される載置部と、を備え、1対の取付部のそれぞれは、軸部が挿通される穴部を有し、穴部の面積は、1対の支持部の側面に沿って1対の取付部が回動可能な程度に、軸部の軸方向に直交する断面積よりも大きい。
【0007】
この保管装置では、載置部が1対の取付部により支持される。1対の取付部は、穴部に挿通される固定部材を介して、1対の支持部に取り付けられている。そして、穴部の面積は、軸部の軸方向に直交する断面積より大きいため、1対の取付部のそれぞれは、支持部の側面に沿って回動することができる。このような1対の取付部の回動により、1対の取付部に支持された載置部の平面度を修正することができる。よって、この保管装置によれば、物品を載置する載置部の平面度を容易に調整することができる。
【0008】
1対の取付部のそれぞれは、1対の支持部の第1方向及び上下方向に沿った面であって、支持部に対して載置部が位置する向きの面である前面に当接する当接部を有してもよい。これによれば、1対の取付部のそれぞれは、当接部を支点として安定して回動することができる。よって、この保管装置によれば、より安定した状態で載置部の平面度を容易に調整することができる。
【0009】
複数の穴部が、1対の取付部のそれぞれに設けられており、複数の穴部のそれぞれの1対の取付部の回動方向に沿った幅は、当接部からの距離が遠いほど大きくなるように形成されていてもよい。これによれば、穴部における1対の取付部の回動方向に沿った幅が当接部から遠いほど大きくなるため、複数の穴部が設けられた場合であっても、当接部を支点として1対の取付部のそれぞれを回動させることができる。また、穴部における1対の取付部の回動方向に沿った幅が当接部から近いほど小さくなるため、穴部内における固定部材の位置ずれが生じにくくなり、1対の取付部を適切な位置で安定して取り付けることができる。
【0010】
本開示の他の側面に係る保管装置は、それぞれ上下方向に延在し、第1方向に並ぶ1対の支持部と、1対の支持部のそれぞれに取り付けられる1対の取付部と、1対の取付部に支持され、物品が載置される載置部と、を備え、1対の取付部のそれぞれは、1対の支持部に取り付けられる支持取付面と、支持取付面に接続され、1対の支持部に対して載置部が位置する向きに延在する延在面と、延在面の上端部に接続され、載置部の底面を下から支持するように底面に沿って延在する載置取付面と、を有し、延在面に対する載置取付面の角度を変化させるために必要な力は、載置部を変形させるために必要な力より小さい。
【0011】
この保管装置では、載置部が1対の取付部により支持される。1対の取付部は、支持取付面を介して支持部に取り付けられている。また、載置取付面は、延在面の上端部から載置部の底面に沿って延在している。そして、延在面に対する載置取付面の角度を変化させるために必要な力は、載置部を変形させるために必要な力より小さい。このため、例えば一対の載置取付面同士が載置部の取付前において互いに平行となっていない場合(すなわち、一対の載置取付面の間にずれがある場合)等において、載置部が取り付けられることで当該ずれに起因して載置部が変形してしまう前に、一対の載置取付面が当該ずれを小さくする方向に角度を変化させることになる。これにより、載置部の平面度が小さく維持される。よって、この保管装置によれば、物品を載置する載置部の平面度を容易に調整することができる。
【0012】
載置取付面は、延在面の上端部全長の一部分から載置部の底面に沿って延在してもよい。これによれば、載置取付面を延在面の上端部の一部にのみ設けるといった簡易な構成により、延在面に対する載置取付面の角度を変化させるために必要な力を、載置部を変形させるために必要な力より小さくすることができる。
【0013】
1対の取付部のそれぞれは、載置部よりも薄い部材で構成されてもよい。これによれば、1対の取付部のそれぞれの厚みを載置部よりも薄くするといった簡易な構成により、延在面に対する載置取付面の角度を変化させるために必要な力を、載置部を変形させるために必要な力より小さくすることができる。
【0014】
物品は、底部に設けられた供給孔を介して内部にガスを供給可能な容器であり、載置部は、供給孔を介して容器内にガスを供給するガス供給部を有してもよい。これによれば、載置部の平面度が調整されることにより、容器の供給孔とガス供給部との密着性が保たれるため、容器内に適切にガスを供給させることができる。
【発明の効果】
【0015】
本開示によれば、物品を載置する載置部の平面度を容易に調整することができる保管装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は、一実施形態の保管装置の斜視図である。
【
図2】
図2は、一実施形態の保管装置の側面図である。
【
図3】
図3は、
図1に示される保管装置の取付部の斜視図である。
【
図4】
図4は、
図2に示される保管装置の一部を拡大した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。以下の説明では、説明の便宜上、3次元空間の直交座標系における各軸方向をX方向、Y方向及びZ方向という。X方向及びY方向(第1方向の一例)は水平面に沿った方向であり、Z方向は上下方向(鉛直方向)である。
【0018】
図1及び
図2に示されるように、一実施形態の保管装置1は、物品の一例である容器5を保管する。容器5は、例えば、1又は複数の半導体ウェハ等が収容される箱状の筐体(例えば、FOUP(Front Opening Unified Pod))である。容器5は、半導体ウェハを内部に保持し、半導体ウェハを保護する。容器5の底部5aには、容器5の内部と容器5の外部とを連通する供給孔5bが設けられている。容器5の内部には、底部5aに形成された供給孔5bを通じてパージガス(例えば、窒素ガス)が供給される。
【0019】
保管装置1は、それぞれZ方向に延在する1対の支柱10(支持部の一例)と、1対の支柱10に取り付けられる1対のブラケット30(取付部の一例)と、1対のブラケット30に支持され、容器5が載置される棚板20(載置部の一例)と、各ブラケット30を各支柱10に固定する複数のボルト40(固定部材の一例)とを備えている。棚板20は、1対の支柱10に対してX方向の一方側に位置している。以下、X方向の一方側(すなわち、1対の支柱10に対して棚板20が配置される側)を前方と定義し、X方向の他方側を後方と定義する。また、以下、Y方向において、1対の支柱10の内側を単に内側といい、1対の支柱10の外側を単に外側と定義する。
【0020】
1対の支柱10は、例えば、Y方向に沿って所定間隔だけ離間して並ぶように設けられる。各支柱10は、上面視においてL字状の部材である。具体的には、各支柱10は、前方側を向いた面(Y方向及びZ方向に沿った面)である前面10a、及び前面10aに交差する面(外側を向く面)である側面10bを有する。前面10aは、支柱10に対して後述の棚板20が位置する方向の面である。
図1に示されるように、本実施形態では、各支柱10の側面10bは、前面10aのY方向における外側の端部から後方へと延在している。各支柱10の側面10bには、ボルト40が挿通される挿通穴12が設けられる。挿通穴12は、Y方向において貫通している。挿通穴12は、後述の穴部34の個数及び位置に応じて設けられる。挿通穴12には、穴部34に挿通されたボルト40が挿通されてナット(図示省略)により固定される。
【0021】
棚板20は、容器5を支持する部材である。すなわち、棚板20には、容器5が載置される。棚板20は、1対のブラケット30を介して1対の支柱10に取り付けられる。棚板20は、例えば板状を呈する。棚板20の上面20aによって、容器5の底部5aが支持される。棚板20の底面20bには、1対のブラケット30が取り付けられる。
【0022】
本実施形態では一例として、棚板20は、Y方向の中央部において前方側の端部から後方側に窪んだ凹部20cを有しており、上面視において略U字状に形成されている。凹部20cによって、Z方向に貫通すると共に前方側に開口する開口領域Sが形成されている。棚板20は、1対の支柱10に対して複数設けられてもよい。例えば、1対の支柱10の間には、Z方向に複数段の棚板20が設けられてもよい。この場合、Z方向に隣り合う棚板20の設置間隔は、容器5の高さ(Z方向の長さ)よりも大きく設定される。
【0023】
なお、開口領域Sの奥行(X方向における長さ)及び幅(Y方向における長さ)は、容器5の構造、容器5を取り出す装置の構造等に合わせて適宜設定される。また、開口領域S(すなわち、凹部20c)は、必ずしも設けられなくてもよい。
【0024】
棚板20は、ガス供給部21をさらに有する。ガス供給部21は、ガス管(図示省略)及びガスボンベ(図示省略)に連通し、パージガスを通気する。ガス供給部21は、例えば、棚板20の上面20aから突出した円柱状を呈するノズルである。ガス管は、ガス供給部21とガスボンベとを連通する管路である。棚板20の上面20a上に容器5が載置されるとき、容器5は、底部5aに設けられた供給孔5bとガス供給部21とが係合可能なように位置決めされる。パージガスが、容器5の供給孔5b、ガス供給部21及びガス管を介して容器5の内部に供給されることにより、容器5は、パージ処理される。ガス供給部21は、容器5の供給孔5bの数、大きさ及び形状に合わせて適宜設けられる。
【0025】
図1及び
図2に示されるように、1対のブラケット30は、棚板20を支持する部材である。各ブラケット30は、各支柱10の側面10bに取り付けられる。
図1、
図2及び
図3に示されるように、各ブラケット30は、各支柱10の側面10bに対向する支持取付部31と、支持取付部31に接続されている延在部32と、延在部32に接続されている当接部33と、延在部32の上端部32bに接続されている載置取付部35とを有する。支持取付部31、延在部32、当接部33及び載置取付部35は、例えば、それぞれ板状を呈する。
【0026】
支持取付部31は、各支柱10の側面10bに、ボルト40を介して取り付けられる。支持取付部31は、X方向及びZ方向に延在している。支持取付部31のX方向及びZ方向の長さ及び形状は、各支柱10の側面10bの大きさに合わせて適宜設定される。本実施形態では一例として、支持取付部31は、各支柱10の外側の側面10b(すなわち、Y方向において互いに反対側を向く面)に設けられる。
【0027】
支持取付部31は、外側の面である支持取付面31aを有する。支持取付面31aは、各支柱10の側面10bに取り付けられ、側面10bに沿っている面である。支持取付部31には、穴部34が設けられている。穴部34の詳細は後述する。
【0028】
延在部32は、支持取付部31の前方側の端部に接続され、各支柱10に対して棚板20が位置する向き(前方側)に、各支柱10の側面10bに沿って延在する。延在部32は、下方に収納される容器5の大きさ及び形状に合わせて適宜設定される。本実施形態では一例として、延在部32は、支柱10の前面10aから、棚板20の前方側の端部よりも後方の位置まで延在している。すなわち、Y方向から見て、棚板20の前端は、延在部32の前端よりも前方に突出している。例えば、延在部32は、X方向において最も前方側に設けられたガス供給部21の位置まで延在する。延在部32は、外側の面である延在面32aを有する。延在面32aは、各支柱10の側面10bに沿って延在している面であり、支持取付面31aに接続されている。本実施形態では、支持取付面31aと延在面32aとは、連続しており、同一平面を形成している。延在部32(延在面32a)は、X方向に沿った上端部32bを有する。また、延在部32は、前方側に向かうにつれて上方へと移動する下端部32cを有する。これにより、延在部32は、前方側に向かうにつれてZ方向の長さ(すなわち、上端部32bと下端部32cとの距離)が小さくなる形状を有している。
【0029】
当接部33は、例えば鉤状を呈する。当接部33は、例えば、下端部32cの後方側の部分(各支柱10の近傍部分)に接続されている。当接部33は、下端部32cから下方に延在する部分である第1延在部33aと、第1延在部33aの下端部から棚板20の底面20bに沿うように内側に向かって延在する第2延在部33bとを有する。第1延在部33a及び第2延在部33bは、X方向から見て略L字状に形成されている。第2延在部33bの少なくとも一部は、後方側に、すなわち各支柱10の前面10aに向かって突出する。
図2に示されるように、第2延在部33bにおける各支柱10の前面10a側の先端部33cは、各ブラケット30が各支柱10に取り付けられた状態において、各支柱10の前面10aに当接するように形成されている。なお、第1延在部33aは、省略されてもよい。すなわち、第2延在部33bは、延在部32の下端部32cに直接接続されてもよい。
【0030】
穴部34は、Y方向において支持取付部31を貫通している。支持取付部31は、穴部34に挿通されたボルト40を介して各支柱10の側面10bに取り付けられる。まず、ボルト40の詳細を説明する。穴部34に挿通されたボルト40は、各支柱10の側面10bに設けられた挿通穴12に挿通する。挿通穴12に挿通されたボルト40は、内側においてナット(図示省略)により各支柱10に固定される。ボルト40は、軸状を呈する。ボルト40は、穴部34の個数及び位置に応じて設けられる。ボルト40は、支持取付部31の支持取付面31aに近接又は接触する頭部40a、及び、穴部34及び挿通穴12に挿通される軸部40bを有する。頭部40a及び軸部40bは、例えば円柱状を呈する。
【0031】
頭部40aは、軸部40bの軸方向(Y方向)に直交する断面積、及び穴部34の面積よりも大きい断面積を有する。穴部34の面積とは、Y方向から見た穴部34の面積を指す。ボルト40が1対のブラケット30を各支柱10の側面10bに取り付けた状態において、頭部40aにおける内側の面と支持取付部31の支持取付面31aとが当接することにより、支持取付部31の外側への移動が規制される。軸部40bは、支持取付部31の厚み(Y方向における長さ)より長く、Y方向に延在する。
【0032】
図4に示されるように、穴部34は、支持取付部31に複数設けられる。各穴部34の形状は、例えば、Y方向から見て円形である。穴部34の面積は、各支柱10の側面10bに沿って1対のブラケット30が回動可能な程度に、ボルト40の軸部40bのY方向に直交する断面積よりも大きい。すなわち、穴部34の径は、軸部40bの径よりも大きい。このため、支持取付部31が各支柱10の側面10bにボルト40により取り付けられ、且つ、各支柱10の側面10bにおいてボルト40及びナットによる支持取付部31の固定が解除されている(或いは緩められている)場合、各ブラケット30は当接部33の先端部33cを中心に回動方向Rに沿って回動することができる。各支柱10の側面10bに対する支持取付部31の固定度合いは、ナットの締め付け度合いを調整することによって調整することができる。なお、回動方向Rとは、各支柱10の側面10bに沿った平面において、当接部33の先端部33cを中心とする円の円周方向である。すなわち、Y方向から見て当接部33の先端部33cと各支柱10の前面10aとの接触位置は、各ブラケット30の回動中心位置Pを構成する。したがって、第1延在部33aのZ方向の長さを適切に設計し、当該接触位置を設定することで、各ブラケット30の回動中心位置P及び回動方向Rを調整することができる。
【0033】
各穴部34において、回動方向Rに沿った幅wは、当接部33の先端部33cからの距離が遠いほど大きくなるように形成されている。本実施形態では一例として、穴部34を円形に形成し、穴部34の径を適切に設計することにより、上記構成が実現されている。すなわち、各穴部34の径は、回動中心位置Pから当該穴部34までの距離dが遠いほど大きくなるように設計されている。
【0034】
載置取付部35は、例えば、延在部32の上端部32bから上方に延在する部分である第3延在部35aと、第3延在部35aから棚板20の底面20bに沿うように内側に向かって延在する第4延在部35bとを有する。第4延在部35bは、棚板20の底面20bの少なくとも一部を下から支持するように接合する。棚板20及び載置取付部35は、例えばピン及びナットにより接合されている。なお、第3延在部35aは、省略されてもよい。すなわち、第4延在部35bは、延在部32の上端部32bに直接接続されてもよい。
【0035】
載置取付部35は、延在部32の上端部32b全長の一部分に設けられている。また、載置取付部35は、延在部32の上端部32bの複数(本実施形態では2つ)の互いに分離された部分に設けられている。以下、本実施形態において、載置取付部35の一例として、X方向の前方側に位置する載置取付部35を第1載置取付部35Aとし、X方向の後方側に位置する載置取付部35を第2載置取付部35Bとする。第1載置取付部35Aは、第2載置取付部35Bより、当接部33の先端部33cからのX方向の距離が大きいため、当接部33の先端部33cを中心としたモーメントが大きい。このため、本実施形態では、第1載置取付部35AのX方向の長さを第2載置取付部35BのX方向の長さよりも長くすることにより、延在部32におけるモーメントの偏りが抑制されている。
【0036】
載置取付部35(第1載置取付部35A及び第2載置取付部35B)は、延在部32の上端部32bに接続され、棚板20の底面20bを下から支持するように底面20bに沿って延在する載置取付面35cを有する。載置取付面35cは、例えば第4延在部35bの上面である。載置取付面35cは、例えば、当接部33の第2延在部33bに略平行である。載置取付面35cの少なくとも一部は、棚板20の底面20bと接合する。載置取付部35(載置取付面35c)は、例えば、X方向において棚板20に設けられたガス供給部21に近接した位置に設けられる。ガス供給部21には、棚板20に載置される容器5の荷重又は容器5の載置時における衝撃が加わり、棚板20が変形するおそれがある。載置取付部35がガス供給部21に近接した位置に設けられることで、載置取付部35は、棚板20に加わる力を受け持つことができる。容器5の載置に伴い棚板20に加わる力は、載置取付部35を介して延在部32、支持取付部31及び各支柱10に分散できる。これにより、X方向において載置取付部35が取り付けられていない棚板20の部位にかかる力を抑えられ、棚板20が変形する量を小さくすることができる。
【0037】
延在面32aに対する載置取付面35cの角度を変化させるために必要な力は、棚板20を変形させるために必要な力より小さい。すなわち、棚板20及び1対のブラケット30の強度は、上記関係が成立するように調整されている。つまり、1対のブラケット30上に載置された棚板20が撓んだり折れ曲がったりする前に、1対のブラケット30の少なくとも一方が先に変形するようになっている。例えば、棚板20の一部を下方に湾曲させて平面度を大きくするために必要な力より、載置取付部35の第4延在部35bが第3延在部35aに対して下方に折れ曲がるために必要な力の方が小さい。ここで、延在面32aに対する載置取付面35cの角度を変化させることは、第3延在部35aに対する第4延在部35bの角度を変化させることを含む。例えば、第3延在部35aと第4延在部35bとの境界において、第4延在部35b全体が第3延在部35aに対して折れ曲がる、又は第4延在部35bの一部分が第3延在部35aに対して折れ曲がることで、第3延在部35aに対する第4延在部35bの角度が変化する。このとき、第3延在部35aがZ方向に対して屈曲してもよい。
【0038】
延在面32aに対する載置取付面35cの角度を棚板20に比べて変形させ易くするため、載置取付部35は、例えば、棚板20に比べて強度が弱くなるように形成されている。例えば、各ブラケット30は、棚板20よりも薄い部材で構成されていてもよい。なお、各ブラケット30の全体の強度が一様に弱くされる必要はなく、少なくとも載置取付部35が棚板20よりも強度の弱い部材で構成されていてもよい。
【0039】
ここで、仮に、1対のブラケット30の各々の載置取付面35cが互いに平行になっておらず、且つ、載置取付部35の強度が棚板20の強度よりも大きい場合には、棚板20が載置取付部35によってバランス良く支持されず、棚板20の一部に荷重(載置取付部35又は容器5から受ける力)が集中して棚板20が変形してしまうおそれがある。一方、本実施形態では、載置取付部35は、延在部32の上端部32bの一部分から延在し、棚板20よりも強度が弱くなるように形成されている。これにより、上述したように1対のブラケット30の各々の載置取付面35cが互いに平行になっていない場合であっても、載置取付部35が棚板20より先に変形することにより、棚板20の平面度を小さく抑えることができる。例えば、載置取付部35又は各ブラケット30全体に加工誤差が生じていた場合であっても、棚板20が当該加工誤差により変形する前に、載置取付部35が加工誤差を収束させるように先に変形する。したがって、棚板20の平面度に対する載置取付部35又はブラケット30の加工誤差による影響が小さくなる。以上のように、載置取付部35が棚板20より先に変形することにより、載置取付部35又は容器5から棚板20に作用する力によって棚板20が変形することが抑えられ、平面度が小さくなる。
【0040】
次に、1対の支柱10に棚板20及び1対のブラケット30を取り付ける方法を説明する。まず、1対のブラケット30は、1対の支柱10の側面10bにボルト40を介して接続される。ボルト40は、各ブラケット30における支持取付部31に設けられた各穴部34に挿通されると共に各支柱10の各挿通穴12に挿通され、図示しないナットが締められることによって固定される。支持取付部31は、ボルト40の頭部40aと各支柱10の側面10bとの間に挟まれるようにして固定される。このとき、各ブラケット30の各支柱10に対する回動角度θを調整する。回動角度θは、回動方向Rにおける各支柱10の前面10aに対する載置取付面35c(第2延在部33b)の角度である。回動角度θは、例えば、載置取付面35cが1対の支柱10の接地面(図示省略)に水平になるように(平行度が小さくなるように)調整される。
【0041】
続いて、棚板20を載置取付面35c上に設置する。棚板20が図示しないピンとナットにより載置取付部35と接合することによって、1対のブラケット30からの水平方向への位置ずれが抑制される。棚板20と1対のブラケット30とが取り付けられることにより、上述した構成及び機能が得られる。
【0042】
次に、保管装置1に対して前方側から容器5を移載する場合において、保管装置1の各部位の作用を説明する。容器5は、後方(棚板20から各支柱10の前面10aへの方向)に向けて棚板20の上面20a上に載置される。このとき、容器5の供給孔5bとガス供給部21とが係合する。X方向において、載置取付部35はガス供給部21に近接した位置に設けられるため、容器5による荷重を棚板20を介して載置取付部35の載置取付面35cが受ける。これにより、容器5の荷重を載置取付部35を介して延在部32、支持取付部31及び各支柱10にかけることができるため、X方向において載置取付部35が取り付けられていない棚板20の部位にかかる力を抑えられ、棚板20が変形する量を小さくすることができる。
【0043】
また、容器5を棚板20の上面20a上に載置する場合、棚板20及び1対のブラケット30に対して衝撃が加わる可能性がある。例えば、容器5がガス供給部21と係合するときに容器5がガス供給部21に衝突した場合、又は、勢いよく容器5が上面20a上に載置された場合などに、棚板20及び1対のブラケット30に対して衝撃が加わる可能性がある。また、容器5を棚板20の上面20a上に載置する場合、棚板20及び1対のブラケット30に対して荷重がかかる。
【0044】
棚板20及び1対のブラケット30に対して、上記のような容器5の載置時の衝撃、又は容器5の荷重が加わった場合、棚板20の平面度が大きくなる可能性がある。例えば、棚板20の平面度が大きくなった場合、1対のブラケット30において、回動角度θがそれぞれ異なる可能性がある。このとき、各ブラケット30における支持取付部31を、当接部33の先端部33c(回動中心位置P)を支点として回動させることで、棚板20の平面度を調整することができる。以下、詳細に説明する。
【0045】
各ボルト40において図示しない各ナットを緩めることで、各支柱10に対する各ブラケット30の固定が解除される(或いは緩められる)。穴部34の面積は、各ブラケット30が回動可能な程度に、ボルト40の軸部40bのY方向に直交する断面積より大きいため、支持取付部31は、複数の穴部34の形状に合わせて移動することができる。例えば、載置取付面35cが調整前の状態より下方に位置するように調整したい場合、当接部33の先端部33cを中心として、Y方向から見た各穴部34の位置(Y方向から見た中心位置)を回動方向Rにおける前方にずらすように回動させればよい。逆に、載置取付面35cが調整前の状態より上方に位置するように調整したい場合、当接部33の先端部33cを中心として、Y方向から見た各穴部34の位置を回動方向Rにおける後方にずらすように回動させればよい。
【0046】
上記のように、1対のブラケット30の少なくとも一方において載置取付面35cの位置、すなわち、回動角度θを調整することで、棚板20の平面度が小さくなるように調整することができる。また、1対のブラケット30の少なくとも一方において載置取付面35cの位置、すなわち、回動角度を調整することで、保管装置1の接地面に対して棚板20が平行となるように(平行度が小さくなるように)調整することができる。
【0047】
以上のように、保管装置1では、棚板20が1対のブラケット30により支持される。1対のブラケット30は、穴部34に挿通されるボルト40を介して、1対の支柱10に取り付けられている。そして、穴部34の面積は、ボルト40(軸部40b)の軸方向(Y方向)に直交する断面積より大きいため、各ブラケット30は、各支柱10の側面10bに沿って回動することができる。つまり、穴部34の径は、軸部40bの径と対応する大きさ(すなわち、軸部40bの径と略一致する大きさ)よりも大きく形成されている。これにより、軸部40bが穴部34に挿通された状態において、穴部34の位置をXZ平面に沿って移動させることができ、穴部34の移動に伴って各ブラケット30を回動させることができる。このような1対のブラケット30の回動により、1対のブラケット30に支持された棚板20の平面度を修正することができる。よって、保管装置1によれば、容器5(物品)を載置する棚板20の平面度を容易に調整することができる。
【0048】
また、各ブラケット30は、各支柱10の前面10aに当接する当接部33を有しているため、各ブラケット30は、当接部33を支点として安定して回動することができる。これにより、より安定した状態で棚板20の平面度を容易に調整することができる。また、当接部33を設けることによって、各ブラケット30の回動中心位置Pを柔軟且つ容易に調整することができる。
【0049】
また、穴部34における回動方向Rに沿った幅wが当接部33からの距離dが遠いほど大きくなるため、複数の穴部34が設けられた場合であっても、当接部33の先端部33cを支点として各ブラケット30を回動させ、回動角度θを調整することができる。また、穴部34における回動方向Rに沿った幅wが当接部33から近いほど小さくなるため、穴部34内におけるボルト40の位置ずれが生じにくくなるため、1対のブラケット30を適切な位置で安定して取り付けることができる。
【0050】
また、延在面32aに対する載置取付面35cの角度を変化させるために必要な力は、棚板20を変形させるために必要な力より小さい。このため、例えば一対の載置取付面35c同士が棚板20の取付前において互いに平行となっていない場合(すなわち、一対の載置取付面35cの間にずれがある場合)等において、棚板20が取り付けられることで当該ずれに起因して棚板20が変形してしまう前に、一対の載置取付面35cが当該ずれを小さくする方向に角度を変化させることになる。これにより、棚板20の平面度が小さく維持される。
【0051】
また、載置取付面35cは、延在部32の上端部32b全長の一部分(本実施形態では、2つの分離された領域)から棚板20の底面20bに沿って延在している。載置取付面35cを上端部32bの一部にのみ設けるといった簡易な構成により、延在面32aに対する載置取付面35cの角度を変化させるために必要な力(つまり、曲げ変形に対する各ブラケット30の強度)を、棚板20を変形させるために必要な力より小さくすることができる。
【0052】
また、各ブラケット30は、棚板20よりも薄い部材で構成されている。各ブラケット30の厚みを棚板20よりも薄くするといった簡易な構成により、延在面32aに対する載置取付面35cの角度を変化させるために必要な力を、棚板20を変形させるために必要な力より適切に小さくすることができる。
【0053】
また、容器5に供給孔5bが設けられ、棚板20がガス供給部21を有する場合、棚板20の平面度が調整されることにより、容器5の供給孔5bとガス供給部21との密着性が保たれるため、容器5内に適切にガスを供給させることができる。また、特に、載置取付面35cがX方向においてガス供給部21に近接した位置に設けられることで、載置取付部35は、棚板20(ガス供給部21)に加わる力を受け持つことができる。容器5の載置に伴い棚板20に加わる力は、載置取付部35を介して延在部32、支持取付部31及び各支柱10に分散する。これにより、X方向において載置取付部35が取り付けられていない棚板20の部位にかかる力を抑え、棚板20が変形する量を小さくすることができる。
【0054】
本開示は、上述した本実施形態に限定されない。例えば、各構成の材料及び形状には、上述した材料及び形状に限らず、様々な材料及び形状を採用することができる。例えば、1対のブラケット30は、1対の支柱10の代わりに、Y方向において対向する2つの側面10bを有する1つの支持部材に取り付けられてもよい。
【0055】
支持取付面は、支持取付部31の内側の面であってもよい。この場合、各支柱は、例えば、各支柱の側面が各支柱の前面のY方向における内側の端部から後方へと延在する構成を備えていればよい。すなわち、各支柱の側面は、内側を向き、互いに対向するように構成されればよい。このとき、支持取付部31の外側の面が各支柱の側面に当接している。なお、このとき、延在面(すなわち、支持取付面と連続する面)は、延在部32の内側の面となる。
【0056】
延在部32は、棚板20の前方側の端部まで延在していてもよい。また、延在面32aは、X方向及びZ方向に延在する面でなくてもよい。この場合、延在部32は、例えば、少なくともX方向に延在する部位であり、このときの延在部32の一面が延在面32aであってもよい。延在面32aは、第3延在部35aの外側の面を含んでいてもよい。
【0057】
各ブラケット30は、当接部33を有さなくてもよい。この場合、1対のブラケット30を当接部33の先端部33cを中心に回動方向Rに回動させることはできないが、ボルト40の軸部40bに対して穴部34を相対的に移動させることで、1対のブラケット30の回動角度を調整することができる。
【0058】
各ブラケット30において、穴部34は1つだけ設けられてもよい。また、複数の穴部34のうちの1つの穴部34に挿通される1つのボルト40は、各ブラケット30の回動の中心軸として機能してもよい。この場合、当該1つの穴部34は、ボルト40の軸部40bが挿通可能な程度の大きさ、すなわち軸部40bと略同径である。
【0059】
各穴部34の形状は円形に限定されない。例えば、各穴部34は、回動方向Rに沿って幅広に延在するアーチ状に形成されていてもよい。また、複数の穴部34の形状は、すべて同一あってもよく、穴部34毎に異なっていてもよい。また、複数の穴部34は、必ずしも、回動方向Rに沿った幅wが当接部33から遠いほど大きくなるように形成されていなくてもよい。
【0060】
上記実施形態では、載置取付部35は、延在部32の上端部32bの一部に設けられたが、載置取付部35は、延在部32の上端部32bの全域に亘って設けられてもよい。また、ブラケット30の強度は、棚板20の強度と同等又は棚板20の強度よりも高くてもよい。載置取付部35(載置取付面35c)は、延在部32(延在面32a)の上端部32bの全部に(すなわち、上端部32bの全域に亘って)設けられてもよい。また、保管装置1は、穴部34の面積がボルト40のY方向に直交する断面積より大きい構成(すなわち、各ブラケット30を回動方向Rに沿って回動可能にする構成)、及び、延在面32aに対する載置取付面35cの角度を変化させるのに必要な力が棚板20を変形させるのに必要な力より小さい構成の少なくともいずれか一方を有していればよい。また、各ブラケット30を回動方向Rに沿って回動させる構成を採用しない場合には、各ブラケットは、必ずしも各支柱10の側面に取り付けられなくてもよい。例えば、各ブラケットに各支柱10の前面10aに対向する面部を設け、当該面部と前面10aとを接合することにより、各ブラケットを各支柱10に取り付けてもよい。
【0061】
挿通穴12は、ボルト40の軸部40bと螺合する溝部が形成されていてもよい。この場合、ナットは省略され得る。なお、この場合、ボルト40は、軸部40bにおける各支柱10の側面10bから外側に突出した部分の長さを調整することにより、各支柱10に対する支持取付部31の固定を解除する(緩める)ことができる。
【符号の説明】
【0062】
1…保管装置、5…容器(物品)、5a…底部、5b…供給孔、10…支柱(支持部)、10a…前面、10b…側面、12…挿通穴、20…棚板(載置部)、20a…上面、20b…底面、20c…凹部、21…ガス供給部、30…ブラケット(取付部)、31…支持取付部、31a…支持取付面、32…延在部、32a…延在面、32b…上端部、32c…下端部、33…当接部、33a…第1延在部、33b…第2延在部、33c…先端部、34…穴部、35…載置取付部、35a…第3延在部、35b…第4延在部、35c…載置取付面、40…ボルト(固定部材)、40a…頭部、40b…軸部。