特許7376107IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

フィチン酸エステル誘導体およびその利用

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、細胞内への取り込みがよく、生体内でIP6と同様の機能を奏するIP6誘導体を提供することを目的とする。本発明はさらに、当該IP6誘導体を含む医薬組成物および化粧用組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは問題解決のため鋭意研究に務めた結果、フィチン酸エステル誘導体を合成し、本発明を想到した。限定されるわけではないが、本発明は以下の態様を含む。 [態様1] 以下の式Iの化合物。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

フィチン酸エステル誘導体(Pro-IP6)は、IP6よりも細胞内に取り込まれやすい。細胞内に取り込まれたPro-IP6は、腫瘍細胞等の悪性細胞等に対し、殺細胞効果、抗腫瘍活性等、IP6と同様の効果を奏する。Pro-IP6は、正常細胞に対して毒性を示さない。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、細胞内のIP6メチルエステルをLC/MSにより測定した結果である。縦軸は相対強度、横軸は時間(分)、を示す。
【図2】 図2は、MT-2細胞(HTLV形質転換ヒトT細胞白血病細胞)を用いたMTTアッセイの結果を示す。縦軸は、IP6、Pro-IP6を添加しない場合の細胞生存率を1とした場合の相対細胞細胞生存率を示す。横軸は、IP6またはPro-IP6の添加濃度を示す。
【図3】 図3は、M8166細胞(ヒトT-リンパ芽球様細胞)を用いたMTTアッセイの結果を示す。縦軸は、IP6、Pro-IP6を添加しない場合の細胞生存率を1とした場合の相対細胞細胞生存率を示す。横軸は、IP6またはPro-IP6の添加濃度を示す。
【図4】 図4は、ジャーカット細胞(ヒトT-リンパ球細胞株)を用いたMTTアッセイの結果を示す。縦軸は、IP6、Pro-IP6を添加しない場合の細胞生存率を1とした場合の相対細胞細胞生存率を示す。横軸は、IP6またはPro-IP6の添加濃度を示す。
【図5】 図5は、K562細胞(慢性骨髄性白血病細胞)を用いたMTTアッセイの結果を示す。縦軸は、IP6、Pro-IP6を添加しない場合の細胞生存率を1とした場合の相対細胞細胞生存率を示す。横軸は、IP6またはPro-IP6の添加濃度を示す。
【図6】 図6は、健常者由来のPBMC(末梢血単核球細胞)を用いたMTTアッセイの結果を示す。縦軸は、Pro-IP6を添加しない場合の細胞生存率を1とした場合の相対細胞細胞生存率を示す。横軸は、Pro-IP6の添加濃度を示す。
【図7】 図7は、Jurkat細胞をPro-IP6またはIP6で8時間または24時間処理後、anti-phospho-Akt(Thr308)抗体、anti-PARP-1抗体、Caspase-3抗体、および、anti-β-アクチン抗体の各種抗体を用いてウェスタンブロッティングを行った結果を示す。
【図8】 図8は、HTLV-1感染細胞移植マウスにPro-IP6またはIP6を投与後、移植後1日目-28日目までの腫瘍体積の変化を示す図である。IP投与群の26日目および27目の腫瘍体積が極端に増殖しているが、これは、いくつかの腫瘍をまとめて計測したかもしれない等、何らかのミスの可能性がある。28日目の値は、腫瘍を全摘出して測定したものであり、正確である。
【図9】 図9は、HTLV-1感染細胞移植マウスにPro-IP6またはIP6を投与後、移植後28日目の腫瘍体積を示す図である。
【図10】 図10は、ヒトT細胞由来白血病細胞であるJurkat細胞を用い、細胞死判別試験(フローサイトメトリー)を行った結果である。
【図11】 図11は、図7は、Jurkat細胞をPro-IP6またはIP6で8時間または24時間処理後、抗TRAF6抗体(CST)、抗pAMPK抗体(CST)、および、抗β-アクチン抗体(シグマアルドリッチ)の各種抗体を用いてウェスタンブロッティングを行った結果を示す。
【図12】 図12は、Pro-IP6を投与した場合と投与しない場合のHela細胞蛍光顕微鏡で3D撮影した写真図であり、Pro-IP6のウイルスタンパク質GagまたはそのMA領域の凝集に対する関与を示す。

代表図 図1本件の代表的な図

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