(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-30
(45)【発行日】2023-11-08
(54)【発明の名称】飲食品提供システム、飲食品提供方法、並びに、電子秤及びそれに用いられるコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G01G 23/42 20060101AFI20231031BHJP
G01G 19/414 20060101ALI20231031BHJP
【FI】
G01G23/42 B
G01G19/414 Z
(21)【出願番号】P 2022072926
(22)【出願日】2022-04-27
(62)【分割の表示】P 2020096646の分割
【原出願日】2020-06-03
【審査請求日】2022-04-27
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000104113
【氏名又は名称】カゴメ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】原田 まき子
(72)【発明者】
【氏名】金澤 佑亮
(72)【発明者】
【氏名】坂田 知佳
(72)【発明者】
【氏名】貝本 万理恵
(72)【発明者】
【氏名】井出 崇弘
(72)【発明者】
【氏名】前田 泰宏
(72)【発明者】
【氏名】宮下 洋明
【審査官】大森 努
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-71647(JP,A)
【文献】特開2015-143621(JP,A)
【文献】特開2016-062341(JP,A)
【文献】実開昭57-32823(JP,U)
【文献】特開2019-219322(JP,A)
【文献】特開平5-231915(JP,A)
【文献】米国特許第6978221(US,B1)
【文献】京・食ねっと コラム給食施設関連情報 Vol.8「そうだ,野菜とろう!キャンペーンの取組紹介-2」,日本,京都市,2019年07月01日,http://kyo-syoku.net/kyushoku/vol-8「そうだ,野菜とろう!キャンペーン」の/
【文献】福島大学生協における弁当容器回収についてのQ&Aのページ,日本,福島大学弁当容器回収プロジェクト,2016年04月01日,https://www.ad.ipc.fukushima-u.ac.jp/~e023/bento/bentoqa.html
【文献】奈良女子大学生協学生委員会WINDY,Twitter,日本,2018年04月16日,https://twitter.com/nwu_windy/status/985734317060997121
【文献】広島大学消費生活協同組合・食堂,3群点表示の読み方,日本,2010年02月01日,https://hucoop.jp/food/index.html
【文献】府庁生協くらしコープ,日本,京都府庁生活協同組合,2016年09月,https://fucho.u-coop.net/information/021241.php
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01G 19/40-19/42,23/42
G07G 1/00-5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
対面式飲食品提供システムであって、それを構成するのは、少なくとも、以下である:
応対棚:
その上面又は内側に配置されるのは、飲食品であり、かつ、
電子秤:
これが設けられるのは、当該上面であり、かつ、
これで出力されるのは、画像であり、その際に用いられるのは、当該飲食品の質量又は個数、かつ、当該飲食品の単位質量当たりの野菜含量又は単位個数当たりの野菜含量であり、かつ、
当該画像に含まれるのは、少なくとも、当該飲食品の野菜含量であり、かつ、
当該画像が出力される方向は、当該応対棚の正面側である。
【請求項2】
飲食品提供システムであって、それを構成するのは、少なくとも、以下である:
応対棚:
当該応対棚が有する構成は、少なくとも、上面、及び内部であり、
その上面又は内部に配置されるのは、飲食品であり、かつ、
電子秤:
これが設けられるのは、前記応対棚の上面であり、かつ、
これで出力されるのは、画像であり、その際に用いられるのは、当該飲食品の質量又は個数、かつ、当該飲食品の単位質量当たりの野菜含量又は単位個数当たりの野菜含量であり、かつ、
当該画像に含まれるのは、少なくとも、当該飲食品の野菜含量であり、かつ、
当該画像が出力される方向は、当該応対棚の正面側である。
【請求項3】
請求項1
又は2の飲食品提供システムであって、
当該出力部で出力されるのは、印刷ラベルであり、かつ、
当該印刷ラベルに印刷されるのは、少なくとも、当該野菜含量である。
【請求項4】
電子秤であって、
その用途は、対面式での計量であり、
前記電子秤を構成するのは、少なくとも、以下である:
処理部:
これで処理されるのは、飲食品の質量又は個数であり、その際に用いられるのは、当該飲食品の単位質量当たりの野菜含量又は単位個数当たりの野菜含量であり、それによって得られるのは、当該飲食品の野菜含量であり、かつ、
出力部:
これに接続されるのは、当該処理部であり、かつ、
これで出力されるのは、当該野菜含量である。
【請求項5】
請求項
4の電子秤であって、それを構成するのは、更に、以下である:
計量部:
これに接続されるのは、当該処理部であり、かつ、
これで得られるのは、当該質量である。
【請求項6】
請求項
4又は5の電子秤であって、それを構成するのは、更に、以下である:
入力部:
これに接続されるのは、当該処理部であり、かつ、
これで入力されるのは、当該個数である。
【請求項7】
請求項4
又は5の電子秤であって、
当該出力部で出力されるのは、印刷ラベルであり、かつ、
当該印刷ラベルに印刷されるのは、少なくとも、当該野菜含量である。
【請求項8】
請求項4
又は5の電子秤であって、
当該出力部で出力されるのは、画像であり、かつ、
当該画像に含まれるのは、少なくとも、当該野菜含量である。
【請求項9】
請求項4
又は5の電子秤であって、
当該野菜含量を出力するのは、その出力権限が認証された場合のみである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明に関係するのは、飲食品提供システム、飲食品提供方法、並びに、電子秤及びそ
れに用いられるコンピュータプログラムであり、具体的には、飲食品販売システム、飲食
品販売方法、並びに、電子秤及びそれに用いられるコンピュータプログラムである。
【背景技術】
【0002】
我が国において、健康増進法の下、人々に推奨されているのは、野菜の摂取である。な
ぜなら、野菜に含まれているのは、健康維持に必要な栄養素だからである。当該栄養素を
例示すると、ミネラルやビタミン等である。
【0003】
日本国民の平均的な野菜摂取量は、推奨量よりも少ない。推奨量は、1日当たり350
g以上である。他方、非特許文献1の開示によれば、日本国民の平均摂取量は、1日当た
り約276.5gにすぎない。つまり、日本国民に不足している野菜量は、1日当たり約
75gである。
【0004】
野菜摂取量が伸びない原因の一つは、飲食品の野菜含量が見えないことである。とりわ
け、野菜含量が見え難いのは、中食用飲食品である。ここで、中食とは、食事の様式であ
って、調理済み飲食品を購入し、かつ、その飲食環境が家庭内であることをいう。調理済
み飲食品を例示すると、総菜や弁当などである。調理済み飲食品を提供するのは、事業者
である。事業者を例示すると、小売店、弁当店、ジュースバーなどである。
【0005】
他方で、各社が取り組むのは、飲食品の熱量(カロリー)及び成分含量の可視化である
。例えば、特許文献1で開示されているのは、秤であり、これで可視化されるのは、計量
された食品の総熱量(カロリー)である。また、特許文献2で開示されているのは、計量
装置であり、これで可視化されるのは、計量された飲食物の熱量(カロリー)及び成分含
量である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2013‐140092号公報
【文献】特開2019‐219322号公報
【非特許文献】
【0007】
【文献】「平成28年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省、第22頁)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、野菜摂取量の向上である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
当該課題を解決するために、本願発明者が鋭意検討して見出したのは、飲食品の野菜含
量の可視化である。そのような観点から本発明を定義すると、次のとおりである。
【0010】
<飲食品提供システム及び方法1>
飲食品提供システムを構成するのは、少なくとも、電子秤及び陳列棚である。当該電子
秤で出力されるのは、印刷ラベルであり、その際に参照されるのは、飲食品の質量又は個
数である。当該印刷ラベルに印刷されるのは、少なくとも、当該飲食品の野菜含量である
。当該陳列棚に陳列されるのは、被包装飲食品である。当該被包装飲食品に付されている
のは、当該印刷ラベルである。
【0011】
飲食品提供方法を構成するのは、少なくとも、貼付、陳列、及び訴求である。人又は機
械で貼り付けられるのは、印刷ラベルであり、その貼付先は、被包装飲食品である。当該
印刷ラベルに印刷されるのは、少なくとも、当該被包装飲食品の野菜含量である。人又は
機械で陳列されるのは、当該被包装飲食品であり、その陳列場所は、所定領域である。人
、機械又は器具で訴求されるのは、野菜の摂取であり、その訴求場所は、当該所定領域の
近傍である。
【0012】
<飲食品提供システム及び方法2>
飲食品提供システムであって、それを構成するのは、少なくとも、応対棚及び電子秤で
ある。当該応対棚が有するのは、上面及び内側である。当該上面又は当該内側に配置され
るのは、飲食品である。当該電子秤が設けられるのは、当該上面である。当該電子秤で出
力されるのは、画像であり、その際に参照されるのは、当該飲食品の質量又は個数である
。当該画像に含まれるのは、少なくとも、当該野菜含量である。当該画像が出力される方
向は、当該応対棚の正面側である。
【0013】
飲食品提供方法を構成するのは、少なくとも、計量、提示、及び、貼付である。人又は
機械で計られるのは、指定された飲食品の野菜含量である。人又は機械で提示されるのは
、当該野菜含量である。人又は機械で貼り付けられるのは、印刷ラベルであり、その貼付
先は、当該飲食品の包装である。当該印刷ラベルに印刷されるのは、少なくとも、当該野
菜含量である。
【0014】
<電子秤及びそれに用いるコンピュータプログラム>
電子秤を構成するのは、少なくとも、処理部及び出力部である。当該処理部で処理され
るのは、飲食品の質量又は個数であり、それによって得られるのは、当該飲食品の野菜含
量である。当該出力部に接続されるのは、当該処理部である。当該出力部で出力されるの
は、当該野菜含量である。
【0015】
コンピュータプログラムによってコンピュータが実行する処理は、出力である。すなわ
ち、当該コンピュータが実行する処理で出力されるのは、飲食品の野菜含量であり、その
際に参照されるのは、当該飲食品の質量又は個数である。
【発明の効果】
【0016】
本発明が可能にするのは、野菜摂取量の向上である。野菜含量の可視化で高められるの
は、野菜摂取に対する生活者の意識である。当該意識が高まれば、野菜摂取量の不足が解
消する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】これで示すのは、陳列式飲食品提供システムの外観である。
【
図11】電子秤(対面式飲食品提供システム用)の外観である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
<概要>
本発明を実施するための形態(以下、「本実施の形態」という。)が実現するのは、飲
食品の野菜含量の可視化である。そのような可視化が求められるのは、大きく分けて、飲
食品の陳列提供、及び、飲食品の対面提供である。
【0019】
<飲食品の野菜含量>
飲食品の野菜含量とは、野菜の量であって、当該野菜を含んでいるのが飲食品であるも
のをいう。当該野菜含量の表し方は、不問であり、例えば、質量(グラム)、創作単位(
ベジグラム又はVege Gram)等である。
【0020】
当該野菜含量の求め方は、<式1>であり、具体的には、<式2>又は<式3>である
。ここで、「野菜含量」は、通常、推定値である。なぜなら、取り分けられた飲食品毎の
原料の割合は、必ずしも一致しないからである。それ故、「野菜含量」の表記に伴うのは
、概数である旨(例えば、「約」や「およそ」などの注記)である。
<式1> 飲食品の野菜含量=飲食品の量×飲食品の単位量当たりの野菜含量
<式2> 飲食品の野菜含量=飲食品の質量×飲食品の単位質量当たりの野菜含量
<式3> 飲食品の野菜含量=飲食品の個数×飲食品の単位個数当たりの野菜含量
【0021】
<飲食品>
飲食品とは、飲料又は食品をいう。また、飲食品が許容するのは、量り売りされること
である。飲料を例示すると、ジュースやアルコール等である。食品を例示すると、主食(
ご飯、麺等)、総菜、菓子などである。
【0022】
<提供>
「提供」に含まれるのは、有償譲渡、無償譲渡、及びそれらの申し出である。例えば、
本発明を実施するのが小売店であれば、「提供」の意味は、通常、有償譲渡及びその申し
出(これらを纏めて、「販売」ともいう。)である。本発明を実施するのが社員食堂であ
っても、「提供」の意味は、通常、有償譲渡及びその申し出(販売)である。もっとも、
社員食堂の運営が福利厚生の一環であれば、「提供」の意味は、無償譲渡及びその申し出
である。
【0023】
<陳列式飲食品提供システム>
図1で示すのは、陳列式飲食品提供システム1の外観である。陳列式飲食品提供システ
ム1を構成するのは、電子秤10、陳列棚20及び訴求具30である。これらの部材の詳
細は、後述する。
【0024】
図2で示すのは、陳列式飲食品提供システム1の側断面である。壁Wで隔てられるのは
、作業場(いわゆるバックヤード)及び売場である。作業場に設けられるのは、電子秤1
0である。他方、売場に設けられるのは、陳列棚20及び訴求具30である。
【0025】
<電子秤>
電子秤10で演算されるのは、飲食品の野菜含量であり、その際に参照されるのは、飲
食品の質量又は個数である。その結果、電子秤10で出力されるのは、印刷ラベル40で
ある。印刷ラベル40に印刷されるのは、飲食品の野菜含量である。電子秤10で通常計
量されるのは、1品目の飲食品である。電子秤10及び印刷ラベル40の詳細は、後述す
る。
【0026】
<陳列棚>
図3で示すのは、陳列棚20の上面である。陳列棚20に陳列されるのは、被包装飲食
品Pである。被包装飲食品Pを陳列する方向は、手前Aから奥B、若しくは、奥Bから手
前A、又は、左Cから右D、若しくは、右Dから左Cである。被包装飲食品Pの陳列数は
、1又は複数である。奥被包装飲食品Pに付されているのは、印刷ラベル40である。被
包装飲食品Pの詳細は、後述する。
【0027】
<訴求具>
訴求具30で訴求されるのは、野菜の摂取である。野菜の摂取を表現する態様は、不問
であるが、例示すると、文言や図柄などである。当該文言を例示すると、「野菜たっぷり
」、「野菜を摂ろう」、「野菜不足を解消しよう」、「健康的な食生活を」などである。
【0028】
訴求具30を具現化する部材は、不問であり、例示すると、パネル、値札、旗などであ
る。本実施の形態で採用するのは、パネル30a及び値札30bである。
【0029】
訴求具30が設けられるのは、陳列棚20の所定領域である。本実施の形態において、
パネル30aが設けられるのは、陳列棚20の奥側である。値札30bが設けられるのは
、陳列棚20の正面である。
【0030】
図4で示すのは、パネル30aの具体例である。パネル30aに記載されるのは、訴求
文言31、32、訴求図柄33(円内に「VG」。「VG」は、Vege Gramの略
語である。以下、同じ。)である。
【0031】
図5で示すのは、値札30bの具体例である。値札30bに記載されるのは、商品名3
4、単価35、及び、訴求図柄36である。
【0032】
<印刷ラベル>
図6で示すのは、印刷ラベル40の具体例である。印刷ラベル40に印刷されるのは、
少なくとも、飲食品の野菜含量である。本実施の形態において、印刷ラベル40に記載さ
れているのは、野菜含量41、及び、訴求図柄42である。本実施の形態で、野菜含量4
1で用いられる表現は、「約」(又は「およそ」)である。なぜなら、野菜含量は、演算
(推定)値だからである。これらに加えて、印刷ラベル40に記載されているのは、読取
コード43、飲食品名44、単価(100g当たりの価格)45、内容量(質量)46、
消費期限47、売価48、店名49である。本実施の形態では、これらの記載事項のうち
可変のもの(例えば、数字、読取コードなど)は、都度印刷される。他方、不変な事項(
例えば、項目名など)は、予め印刷されている。もちろん、本実施の形態で許容されるの
は、当該記載事項を、それが可変か否かを問わず、都度印刷することである。
【0033】
<被包装飲食品>
被包装飲食品とは、飲食品であって、包装されたものをいう。飲食品を包装する手段は
、不問であるが、例示すると、容器、包み紙、袋などである。
【0034】
図7で示すのは、被包装飲食品Pの上面である。本実施の形態において、被包装飲食品
Pは、被包装飲食品であって、計量されたものである。飲食品Fを包むのは、容器PKで
ある。容器PKに付されているのは、印刷ラベル40である。つまり、被包装飲食品Pに
付されるのは、印刷ラベル40である。
【0035】
<陳列式飲食品提供方法>
陳列式飲食品提供方法は、陳列式飲食品提供システムの使い方の一つである。陳列式飲
食品提供方法を構成するのは、訴求、計量、貼付、及び、陳列である。各工程の詳細は、
次のとおりである。
【0036】
<訴求>
野菜の摂取を訴求する。そのために、店員が使用するのは、訴求具30であり、具体的
には、パネル30a及び値札30bである。パネル30a及び値札30bを設置する場所
は、被包装飲食品Pの陳列場所の近傍である。
【0037】
<計量及び計数>
飲食品Fを計量及び計数する。計量とは、質量を計ることをいう。計数とは、個数を調
べることをいう。そのために、店員が使用するのは、電子秤10である。計量又は計数が
完了すると、電子秤10で出力されるのは、印刷ラベル40である。印刷ラベル40に印
刷されるのは、飲食品Fの野菜含量である。野菜含量は、包装の前後にかかわらず、同じ
値である。
【0038】
<貼付>
印刷ラベル40を貼り付ける先は、容器PKである。容器PKに詰められるのは、計量
又は計数された飲食品Fである。その結果、店員によって完成されるのは、被包装飲食品
Pである。印刷ラベル40が貼り付けられているのは、被包装飲食品Pの上面又は正面で
ある。
【0039】
<陳列>
被包装飲食品Pを陳列する。そのために、店員が使用するのは、陳列棚20である。被
包装飲食品Pを陳列する場所は、訴求具30の近傍であり、具体的には、パネル30aの
近傍又は値札30bの近傍である。
【0040】
好ましくは、被包装飲食品Pを陳列するのは、野菜含量の順である。具体的には、被包
装飲食品Pのうち野菜含量の最も多いものを置くのは、陳列棚20の手前Aであり、他方
、最も少ないものを置くのは、陳列棚20の奥Bである。もちろん、その逆でもよい。
【0041】
<対面式飲食品提供システム>
図8で示すのは、対面式飲食品提供システム2の外観である。対面式飲食品提供システ
ム2を構成するのは、応対棚50、及び、電子秤60である。これらの部材の詳細は、後
述する。対面式飲食品提供システム2を主に採用するのは、総菜販売店、弁当販売店、食
堂、ジューススタンドである。
【0042】
<応対棚>
応対棚50に配置されるのは、量り売りされる飲食品である。具体的には、当該飲食品
が配置されるのは、応対棚50の上面51又は内部52である。例えば、量り売りされる
飲料(例えば、フレッシュジュースなど)を保管する場所は、ブレンダ(ミキサー)であ
る。このブレンダが通常配置されるのは、上面51である。他方、量り売りされる食品(
例えば、総菜など)を保管する場所は、トレイである。このトレイが通常配置されるのは
、内部52である。勿論、当該飲食品が配置されるのは、応対棚50に限らず、他の場所
でもよい。
【0043】
応対棚50で仕切られるのは、客及び店員である。応対棚30の正面側では、客が注文
する。他方、応対棚30の背面側では、店員が受注する。応対棚50を具現化するのは、
天板(カウンタートップ、カウンターテーブル)、陳列箱(ショウケース)などである。
【0044】
<電子秤>
電子秤60が設けられるのは、応対棚50の上面51である。電子秤60の表示部が設
けられるのは、客側である。他方、電子秤60の操作部が設けられるのは、店員側である
。
【0045】
電子秤60で演算されるのは、飲食品の野菜含量であり、その際に参照されるのは、飲
食品の質量又は個数である。その結果、電子秤60で出力されるのは、画像70である。
画像70が出力される方向は、応対棚50の正面側である。画像70の詳細は、後述する
。電子秤60で更に出力されるのは、印刷ラベル40である。印刷ラベル40の詳細は、
前述のとおりである。
【0046】
<画像>
図9で示すのは、画像70の具体例である。画像70に含まれているのは、少なくとも
、野菜含量71である。本実施の形態で、野菜含量71で用いられる表現は、「約」(又
は「およそ」)である。なぜなら、野菜含量に含まれるのは、多少の誤差だからである。
これらに加えて、画像70に更に含まれているのは、飲食品名72、単価(100g当た
りの価格)73、計量値(質量)74、売価75である。
【0047】
<飲食品の提供方法>
対面式飲食品提供方法は、対面式飲食品提供システムの使い方の一つである。対面式飲
食品提供方法を構成するのは、計量、提示、及び、貼付である。各工程の詳細は、次のと
おりである。
【0048】
<計量及び計数>
指定された(受注した)飲食品を計量及び計数する。計量とは、質量を計ることをいう
。計数とは、個数(本数や枚数などを妨げない。以下、同じ。)を調べることをいう。そ
のために、店員が使用するのは、電子秤60である。計量又は計数が完了すると、電子秤
60で出力されるのは、印刷ラベル40である。印刷ラベル40に印刷されるのは、飲食
品の野菜含量である。野菜含量は、包装の前後にかかわらず、同じ値である。
【0049】
<提示>
野菜含量を提示する先は、客である。そのために、店員が使用するのは、電子秤60で
ある。電子秤60で出力されるのは、画像70である。画像70に含まれているのは、少
なくとも、野菜含量71である。これらに加えて、画像70に更に含まれているのは、飲
食品名72、単価(100g当たりの価格)73、質量74、及び、売価75である。
【0050】
<貼付>
印刷ラベル40を貼り付ける先は、包装である。容器に詰められるのは、計量又は計数
された飲食品である。印刷ラベル40に印刷されるのは、飲食品の野菜含量である。印刷
される野菜含量と同一なのは、表示される野菜含量71である。
【0051】
<電子秤の詳細>
対面式飲食品提供システム1及び対面式飲食品提供システム2をそれぞれ特徴付けるの
は、電子秤10及び電子秤60である。電子秤10及び電子秤60を詳説すると、以下の
とおりである。
【0052】
電子秤の公知技術を参照するため、本願明細書に適宜取り込まれるのは、特許第579
9593号公報、特許第5811656号公報、及び、特許6264835号公報の内容
である。
【0053】
<電子秤の構成>
図10で示すのは、電子秤10の外観である。電子秤10の主な用途は、非対面式(例
えば、陳列販売)での計量である。電子秤10を構成するのは、筐体11、秤台12、及
び、操作表示装置13である。
【0054】
図11で示すのは、電子秤60の外観である。電子秤60の主な用途は、対面式(例え
ば、対面販売)での計量である。電子秤60を構成するのは、電子秤10の各部品11、
12、13に加えて、表示装置61である。以下の説明では、共通部分への付番は、同じ
くする。
【0055】
<筐体>
筐体11に格納されるのは、処理装置80、計量装置81、印刷装置82及び通信装置
83、並びに、印刷ラベルロールである。筐体11の形状は、平面視略矩形である。筐体
11の材質は、不問であるが、例示すると、合成樹脂材や金属材などである。
【0056】
筐体11に形成されているのは、排出口11aである。排出口11aから排出されるの
は、印刷ラベル40である。
【0057】
<秤台>
秤台12に載せられるのは、飲食品である。秤台12が設けられるのは、筐体11の上
部である。秤台12の材質は、不問であるが、例示すると、合成樹脂材や金属材などであ
る。
【0058】
<操作表示装置>
操作表示装置13で入力されるのは、各種操作である。操作表示装置13が設けられる
のは、筐体11の前面である。操作表示装置13を構成するのは、タッチディスプレイ1
3a及びハードウェアキー13bである。
【0059】
<表示装置>
表示装置61で表示されるのは、画像70である。画像70を表示する先は、客である
。表示装置61が設けられるのは、筐体11の背面である。
【0060】
<特許請求の範囲との対応>
本実施の形態において、「電子秤」(特許請求の範囲)を具現化するのは、電子秤10
、及び電子秤60である。「処理部」(特許請求の範囲)を具現化するのは、処理装置8
0である。「出力部」(特許請求項の範囲)を具現化するのは、表示装置61及び印刷装
置82である。「計量部」(特許請求の範囲)を具現化するのは、秤台12及び計量装置
81である。「入力部」(特許請求の範囲)を具現化するのは、操作表示装置13である
。勿論、これらの説明によって、特許請求の範囲の記載は、限定的に解釈されない。
【0061】
<処理装置>
図12で示すのは、処理装置80の構成である。処理装置80を構成するのは、コンピ
ュータの基本要素であり、具体的には、制御演算部80a、常時記憶部80b、一時記憶
部80c、及び、入出力部80dである。これらの要素を接続するのは、バスであり、具
体的には、データバス、アドレスバス、及び、コンロトールバスである。
【0062】
<制御演算部>
制御演算部80aで実行されるのは、制御処理及び演算処理である。ここで、「演算」
とは、入力値に対する操作をいい、例示すると、論理演算、四則演算、比較演算等をいう
。当該用語で不問なのは、アルゴリズム演算であるか、テーブル演算であるかである(以
下、同じ。)。制御演算部80aを具現化するのは、中央処理装置(CPU)である。
【0063】
<常時記憶部>
常時記憶部80bに常時記憶されるのは、各種プログラム及び各種データである。常時
記憶部80bを具現化するのは、不揮発性メモリであり、好ましくは、書き換え可能な不
揮発性メモリ(EPROM、EEPROM、SSD、HDDなど)である。
【0064】
<一時記憶部>
一時記憶部80cに一時的に記憶されるのは、各種プログラム及び各種データである。
すなわち、一時記憶部80cが有するのは、作業領域及び記憶領域である。常時記憶部8
0bを具現化するのは、揮発性メモリ(RAMなど)である。
【0065】
<入出力部>
入出力部80dで授受されるのは、各種データである。各種データで示されるのは、様
々な値であるが、例示すると、入出力値、命令値、応答値などである。入出力部80dに
接続されるのは、操作表示装置13、表示装置61、計量装置81、印刷装置82、及び
、通信装置83である。
【0066】
<計量装置>
計量装置81で得られるのは、飲食品の質量であり、その際に参照されるのは、秤台1
2からの値(電気量)である。計測原理を例示すると、電気抵抗線式(ロードセル)、電磁
力平衡式等である。
【0067】
<印刷装置>
印刷装置82で出力されるのは、印刷ラベル40であり、その際に参照されるのは、入
出力部81dからの値である。印刷ラベル40は、印刷ラベルロールの一部であって、印
字されたものである。印刷ラベル40の詳細は、前述のとおりである。
【0068】
<通信装置>
通信装置83で授受されるのは、様々であるが、好ましくは、更新用プログラム及び更
新用データである。通信方式は、不問であり、具体的には、有線又は無線である。
【0069】
<商品データベース>
商品データベース90を記憶するのは、常時記憶部80bである。電源が入ると、商品
データベース90が読み出される先は、一時記憶部80cである。商品データベース90
を更新する手段は、通信装置83である。
【0070】
図13で示すのは、商品データベース90の構成である。商品データベース90を構成
するのは、1以上のレコード91である。レコード91を構成するのは、2以上のフィー
ルド92である。各フィールド92に定義されるのは、属性値であり、具体的には、文字
(列)若しくは数字(列)又はこれらの組合せである。各フィールドの属性を列挙すると
、商品ID92a、品名92b、販売区分92c、単価92d、及び、単位野菜含量92
eである。本実施の形態で排除されないのは、他の属性である。
【0071】
販売区分92cで示されるのは、個数売りか量り売りかである。本実施の形態では、販
売区分「0」の意味は、個数売りである。また、販売区分「1」の意味は、量り売りであ
る。
【0072】
単価92dで示されるのは、単位当たりの価格である。本実施の形態では、販売区分が
「0」(個数売り)であれば、単価92dで示されるのは、商品1個当たりの価格(円/
個)である。また、販売区分が「1」(量り売り)であれば、単価92dで示されるのは
、所定質量(例えば、100g)当たりの価格(円/100g)である。
【0073】
単位野菜含量92eで示されるのは、飲食品の単位量当たりの野菜含量である。本実施
の形態では、販売区分が「0」(個数売り)であれば、単位野菜含量92eで示されるの
は、商品1個当たりの野菜含量(g/個)である。また、販売区分が「1」(量り売り)
であれば、単位野菜含量92eで示されるのは、商品の所定質量(例えば、100g)当
たりの野菜含量(g/100g)である。
【0074】
<出力処理プログラム>
図14で示すのは、出力処理の流れである。当該処理を記述するのは、出力処理プログ
ラムである。当該出力処理プログラムを実行するのは、制御演算部80aである。当該処
理の詳細は、次のとおりである。
【0075】
<商品特定(S1)>
商品を特定する。すなわち、店員が入力するのは、商品ID、又は品名である。このス
テップが実行される時期は、通常、電源の投入後又は店員IDの入力後である。
【0076】
図15で示すのは、商品特定画面100の具体例である。商品特定画面100を表示す
るのは、タッチディスプレイ13aである。商品特定画面100を構成するのは、商品I
Dボックス101、品名ボックス102、パスコードボックス103、文字用ソフトウェ
アキー104、数字用ソフトウェアキー105、検索ボタン106、確定ボタン107で
ある。
【0077】
商品IDボックス101が受け付けるのは、商品IDの入力である。商品IDを入力す
る手段は、数字用ソフトウェアキー105である。
【0078】
品名ボックス102が受け付けるのは、品名の入力である。品名を入力する手段は、文
字用ソフトウェアキー104又は数字用ソフトウェアキー105である。検索ボタン10
6の操作で検索されるのは、品名である。検索結果が一致するのは、入力された品名の全
部又は一部である。検索結果の1つが選択されると、品名が入力される。
【0079】
確定ボタン107の操作で特定されるのは、商品データベース90の一つのレコード9
1である。そのように特定されたレコードに含まれるのは、入力された商品ID又は品名
である。この特定されたレコードを一時記憶するのは、一時記憶部80cである。
【0080】
パスコードボックス103が受け付けるのは、パスコードの入力である。パスコードで
付与されるのは、野菜含量の出力権限である。すなわち、野菜含量を出力する条件は、パ
スコードの付与である。パスコードを入力する手段は、文字用ソフトウェアキー104又
は数字用ソフトウェアキー105である。入力されたパスコードを記憶するのは、一時記
憶部80cである。つまり、野菜含量を出力するのは、その出力権限が認証された場合の
みである。本実施の形態で排除されないのは、他の認証方法(例えば、IDカード、IC
チップ等)である。
【0081】
<販売区分判定(S2)>
特定された商品の販売区分を判定するのは、制御演算部80aである。当該販売区分が
含まれているのは、当該特定されたレコードである。販売区分が「1」であれば、制御演
算部80aで出力されるのは、計量命令であり、その出力先は、計量装置81である。他
方、販売区分が「0」であれば、制御演算部80aで出力されるのは、計数命令であり、
その出力先は、操作表示装置13である。
【0082】
<計量(S3)>
商品(飲食品)の質量を計るのは、計量装置81である。商品が載せられるのは、秤台
12である。そのように載せられた商品の質量を一時記憶するのは、一時記憶部80cで
ある。
【0083】
<計数(S4)>
商品(飲食品)の個数を計るのは、操作表示装置13である。すなわち、商品の個数を
入力するため、店員が操作するのは、操作表示装置13である。そのように入力された個
数を一時記憶するのは、一時記憶部80cである。
【0084】
<価格演算(S5)>
商品の価格を演算するのは、制御演算部80aである。すなわち、当該商品の質量又は
個数に乗ぜられるのは、単価である。当該単価が含まれているのは、当該特定されたレコ
ードである。そのように演算された価格を一時記憶するのは、一時記憶部80cである。
【0085】
<権限有無判定(S6)>
権限有無を判定するのは、制御演算部80aである。すなわち、制御演算部80aで判
定されるのは、当該入力されたパスコード及び権限パスコードが一致するか否か、である
。当該権限パスコードを常時記憶しているのは、常時記憶部80bである。当該判定時に
おいて、当該権限パスコードを展開する先は、一時記憶部80cである。
【0086】
<野菜含量演算(S7)>
商品(飲食品)の野菜含量を演算するのは、制御演算部80aであり、その条件は、両
パスコードが一致すること(S6の「y」)である。当該商品の質量又は個数に乗ぜられ
るのは、単位野菜含量である。当該単位野菜含量が含まれているのは、当該特定されたレ
コードである。そのように演算された野菜含量を一時記憶するのは、一時記憶部80cで
ある。
【0087】
<演算結果表示(S8)>
演算結果を表示するのは、野菜含量演算(S7)の後である。すなわち、演算制御部8
1で出力されるのは、表示命令であり、その出力先は、操作表示装置13及び表示装置6
1(電子秤60のみ)である。当該表示命令を受けて、操作表示装置13で表示されるの
は、商品名、計量値(又は計数値)、商品の価格及び商品の野菜含量である。当該表示命
令を受けて、表示装置61で表示されるのは、商品名、計量値(又は計数値)、商品の価
格及び商品の野菜含量である(
図9を参照。)。
【0088】
両パスコードが不一致である場合(S6の「n」)、商品の野菜含量は、表示されない
。すなわち、当該表示命令を受けて、操作表示装置13で表示されるのは、商品名、計量
値(又は計数値)、及び、商品の価格である。当該表示命令を受けて、表示装置61で表
示されるのは、商品名、計量値(又は計数値)、及び、商品の価格である。
【0089】
<印刷(S9)>
印刷ラベルを出力するのは、演算結果表示(S8)の後である。制御演算部80aで出
力されるのは、印刷命令であり、その出力先は、印刷装置82である。当該印刷命令を受
けて、印刷装置82で印刷(出力)されるのは、印刷ラベル40である。印刷ラベル40
に含まれるのは、商品名、計量値(又は計数値)、商品の価格及び商品の野菜含量である
(
図6を参照)。
【0090】
<本実施の形態が奏する効果>
本実施の形態で向上できるのは、生活者の野菜摂取量である。なぜなら、飲食品の野菜
含量が可視化されるからである。具体的には、購買時に生活者が見るのは、印字ラベル4
0及び画像70である。また、印字ラベル40及び画像70がそれぞれ含んでいるのは、
飲食品(商品)の野菜含量41、71である。つまり、購買される飲食品の野菜含量41
、71は、可視化されている。
【0091】
本実施の形態で回避できるのは、誤購入である。なぜなら、被包装飲食品P及び他の飲
食品OPが区別される(混同防止される)からである。具体的には、購買時に生活者が見
るのは、訴求具30及び印字ラベル40である。訴求具30の近傍に陳列されるのは、被
包装飲食品Pである。被包装飲食品Pに付されているのは、印刷ラベル40である。訴求
具30及び印刷ラベル40にそれぞれ含まれているのは、共通の或いは関連のあるキーワ
ード(例えば、訴求文言31、32と野菜含量41との関係)又は訴求図柄33、36、
42である。つまり、客が認識するのは、被包装飲食品P及び他の飲食品OPの違いであ
る。
【0092】
本実施の形態で回避できるのは、誤陳列である。なぜなら、被包装飲食品P及び他の飲
食品OPが区別される(混同防止される)からである。具体的には、陳列時に店員が見る
のは、訴求具30及び印字ラベル40である。訴求具30の近傍に陳列されるのは、被包
装飲食品Pである。被包装飲食品Pに付されているのは、印刷ラベル40である。訴求具
30及び印刷ラベル40にそれぞれ含まれているのは、共通の或いは関連のあるキーワー
ド(例えば、訴求文言31、32と野菜含量41との関係)又は訴求図柄33、36、4
2である。つまり、店員が認識するのは、被包装飲食品P及び他の飲食品OPの違いであ
る。
【0093】
本実施の形態で収益化できるのは、野菜含量の提供価値である。なぜなら、野菜含量出
力機能の利用は、管理されるからである。具体的には、野菜含量を出力するのは、その出
力権限が認証された場合のみである。この権限を付与する条件の一つは、利用料の支払い
(いわゆるロイヤルティ)である。つまり、野菜含量出力機能を利用できるのは、利用料
を支払った事業者のみである。
【産業上の利用可能性】
【0094】
本発明が有用な分野は、飲食品販売事業であり、とりわけ、小売店(スーパーマーケッ
ト、百貨店やドラッグストアなど)での総菜販売事業、及び食堂運営事業(学生食堂や社
員食堂など)である。
【符号の説明】
【0095】
1 陳列式飲食品提供システム(飲食品提供システム)
2 対面式飲食品提供システム(飲食品提供システム)
10、60 電子秤
12 秤台(計量部)
13 操作表示装置(入力部)
20 陳列棚
30 訴求具
40 印刷ラベル
41、71 野菜含量
50 応対棚
61 表示装置(出力部)
70 画像
80 処理装置(処理部)
82 印刷装置(出力部)
81 計量装置(計量部)
P 被包装飲食品