(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-31
(45)【発行日】2023-11-09
(54)【発明の名称】経験品質(QoE)測定値の適応的収集のためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20231101BHJP
H04W 36/08 20090101ALI20231101BHJP
H04W 92/20 20090101ALI20231101BHJP
H04B 17/24 20150101ALI20231101BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W36/08
H04W92/20
H04B17/24
(21)【出願番号】P 2022539670
(86)(22)【出願日】2020-08-07
(86)【国際出願番号】 CN2020107945
(87)【国際公開番号】W WO2022027642
(87)【国際公開日】2022-02-10
【審査請求日】2022-06-28
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】リー, ダペン
(72)【発明者】
【氏名】ガオ, イン
(72)【発明者】
【氏名】リウ, ジュアン
【審査官】石田 信行
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0092579(US,A1)
【文献】特開2015-111917(JP,A)
【文献】特開2016-036174(JP,A)
【文献】CATT,Clarification of MDT Continuity [online],3GPP TSG RAN WG2 #106 R2-1905864,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_106/Docs/R2-1905864.zip>,2019年05月17日
【文献】ZTE,NR user consent and Multiple PLMN [online],3GPP TSG RAN WG3 #105bis R3-195743,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_105bis/Docs/R3-195743.zip>,2019年10月18日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/10 - 99/00
H04B 7/24 - 7/26
H04B 17/24
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための方法であって、
通信ネットワークを介して無線デバイスにサービス提供するネットワークノードにおいて、1つ
以上のデバイス構成パラメータおよび1つ
以上の基地局構成パラメータを受信すること
であって、前記1つ以上のデバイス構成パラメータは、第1のサンプリング周期に基づき、前記1つ以上の基地局構成パラメータは、第2のサンプリング周期に基づき、前記第1のサンプリング周期および前記第2のサンプリング周期は、乗算係数によって関連する、ことと、
前記ネットワークノード
が、前記1つ
以上の基地局構成パラメータに従って前記ネットワークノードを試験することに基づいて、ネットワーク側使用状況測定データを
生成することと、
前記無線デバイスから
、前記無線デバイスのデバイスパフォーマンスデータを受信すること
であって、前記無線デバイスの前記デバイスパフォーマンスデータは、前記1つ
以上のデバイス構成パラメータに従
う、ことと、
前記ネットワークノード
が、前記ネットワーク側使用状況測定データおよび
前記無線デバイスの前記デバイスパフォーマンスデータをコンピューティング
サーバに送信することと
を含む、方法。
【請求項2】
少なくとも1つのID構成パラメータ
が、前記1つ
以上のデバイス構成パラメータおよび
前記1つ
以上の基地局構成パラメータの両方に含まれ、前記少なくとも1つのID構成パラメータは、最小化ドライブ試験(MDT)トレースIDを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、前記1つ
以上のデバイス構成パラメータに従って、前記無線デバイスの
前記デバイスパフォーマンスデータ
を生成するために
、前記1つ
以上のデバイス構成パラメータを
前記無線デバイスに送信すること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
前記無線デバイスから、前記無線デバイスのパフォーマンスを表すデバイス測定データを受信することと、
前記1つ
以上のデバイス構成パラメータおよび前記1つ
以上の基地局構成パラメータの両方において規定されるIPアドレスに位置する前記コンピューティングサーバに、前記無線デバイスのパフォーマンスを表す前記デバイス測定データを送信することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記無線デバイスから、前記無線デバイスのパフォーマンスを表すデバイス測定データを受信することと、
少なくとも1つのID構成パラメータを使用し
て、前記デバイス測定データおよび
基地局測定データ
をマージすること
により、組み合わせられたデータにすることであって、前記少なくとも1つのID構成パラメータは、前記通信ネットワークを横断して一意である、ことと、
前記1つ
以上のデバイス構成パラメータおよび前記1つ
以上の基地局構成パラメータの両方において規定されるIPアドレスに位置する前記コンピューティングサーバに、前記組み合わせられたデータを送信することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ
以上のデバイス構成パラメータは、経験品質(QoE)構成パラメータを含み、前記1つ
以上の基地局構成パラメータは、MDT構成パラメータを含み、前記デバイス構成パラメータ
における前記QoE構成パラメータの少なくとも一部および前記基地局構成パラメータ
における前記MDT構成パラメータの少なくとも一部は、相互に関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記1つ
以上のデバイス構成パラメータおよび前記1つ
以上の基地局構成パラメータは、ネットワークマネージャ(NM)モジュールまたは運用保守(O&M)モジュールから受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記1つ
以上のデバイス構成パラメータおよび前記1つ
以上の基地局構成パラメータは、3GPP(登録商標) NGインターフェースを経由してコアネットワークを介して受信される、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記1つ
以上のデバイス構成パラメータおよび前記1つ
以上の基地局構成パラメータは、コアネットワークの関与を伴わずに前記NMから直接
的に受信される、請求項
7に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワークノードは、第1のネットワークノードであり、
前記方法は、前記無線デバイスが第2のネットワークノードに引き継がれるべきであることを決定することに応答して、前記1つ
以上のデバイス構成パラメータ
を前記無線デバイスへの伝送のため
に前記第2のネットワークノードに送信すること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記1つ
以上のデバイス構成パラメータは、基地局間インターフェースを介した前記第2のネットワークノードへのハンドオーバ要求メッセージの中に含まれ
ている、請求項
10に記載の方法。
【請求項12】
前記ネットワークノードは、gNB-DUノードと、gNB-CU-UPノードとを備える分割アーキテクチャをサポートし、前記デバイス構成パラメータおよび前記基地局構成パラメータは、F1APを介して前記gNB-DUノードにおいて、および
、E1APを介して前記gNB-CU-UPノードにおいて受信される、請求項
7に記載の方法。
【請求項13】
無線通信のための装置であって、前記装置は、プロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備え、
前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、請求項1
~12のいずれかに記載の方法を実装
することを前記装置に行わせる、装置。
【請求項14】
非一過性
のコンピュータ
読み取り可能な媒体であって、前記非一過性
のコンピュータ
読み取り可能な媒体
には、コード
が記憶されており、前記コードは、プロセッサによって実行されると
、請求項1
~12のいずれかに
記載の方法を実装
することを前記プロセッサに行わせる、非一過性
のコンピュータ
読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許文書は、概して、無線通信を対象とする。
【背景技術】
【0002】
モバイル通信の急速な展開は、人々の仕事、社会生活、および生活の全ての側面に浸透しており、人々の生活様式、仕事様式、社会政治、経済、および他の側面に莫大な影響をもたらしている。人間社会は、情報化時代に入っており、ビジネスアプリケーション要件は、全ての側面において、爆発的な成長を示している。将来において、モバイルネットワークは、人々の間の通信を提供するだけではなく、モノのインターネットのマスデバイスのためのサービスも提供するであろう。例えば、超高速サービスを要求する仮想現実、高解像度ビデオ、および他のサービスに関して、そのレートは、短待ち時間サービスを要求する車両のインターネットおよび他のサービス等、現在のレートの10~100倍に到達し得、エンドツーエンド遅延は、5分の1に低減され得、ネットワーク化は、現在のサービス数の、1,000倍のものにアクセスし得、バッテリ寿命もまた、現在の10倍延長され得る。
【0003】
QOE(ユーザ経験品質)測定値収集は、3GPP(登録商標)において定義される技術である。これは、ネットワークがUEからアプリケーション層測定値を収集することを可能にする。LTEネットワークに関して、サポートされるサービスタイプは、ストリーミングサービスに関するQoE測定値収集およびMTSIサービスに関するQoE測定値収集である。運用管理保守機能(OAM)またはコアネットワークから受信されたアプリケーション層測定値構成が、透明なコンテナの中にカプセル化され、これは、ダウンリンクメッセージ内でUEに自動転送される。UEの上位層から受信されたアプリケーション層測定値は、透明なコンテナの中にカプセル化され、アップリンクメッセージ内でネットワークに送信される。さらなる情報が、3GPP(登録商標)プロトコル仕様書のTS38.300の第23.16節に見出されることができる。しかしながら、UEのアプリケーション層は、QoE測定のみに限定され、ネットワーク側のサービスのパフォーマンスを測定することはできない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本書は、デジタル無線通信に関する方法、システム、およびデバイス、より具体的には、ネットワーク共有分割アーキテクチャ内でネットワークを再度選択することに関する技法を開示する。
【0005】
一例示的側面では、無線通信のための方法は、通信ネットワークを介して無線デバイスにサービス提供するネットワークノードにおいて、デバイス構成パラメータを含む第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む第2のリストを受信するステップであって、少なくとも1つのID構成パラメータが、第1のリストおよび第2のリストの両方の中に含まれる、ステップと、ネットワークノードによって、第2のリストに従ってネットワークノードを試験するステップに基づいて、ネットワーク側使用状況測定データを発生させるステップと、無線デバイスから、第1のリストに従った、無線デバイスにおけるローカル測定値に基づく、無線デバイスのデバイスパフォーマンスデータを受信するステップと、ネットワークノードにおいて、遠隔サーバから最適化された設定を受信するステップであって、最適化された設定は、ネットワークノードから収集される、ネットワーク側使用状況測定データ、および無線デバイスから収集される、デバイスパフォーマンスデータに基づく、ステップとを含む。
【0006】
別の例示的側面では、無線通信のための方法は、通信ネットワーク内の無線デバイスにサービス提供するネットワークノードにおいて、中央ノードから、無線デバイスと関連付けられるユーザ機密情報を要求するための同意を示す、認可情報を受信するステップと、無線デバイスにユーザ機密情報に関する要求を送信するステップと、無線デバイスから、ユーザ機密情報に関する要求に対する応答を受信するステップとを含む。
【0007】
別の例示的側面では、プロセッサを備える無線通信装置が、開示される。プロセッサは、本明細書に説明される方法を実装するように構成される。
【0008】
さらに別の例示的側面では、本明細書に説明される種々の技法が、コンピュータ可読プログラム媒体上に記憶されるプロセッサ実行可能コードとして具現化され得る。
【0009】
1つまたはそれを上回る実装の詳細が、付随の添付物、図面、および下記の説明に記載される。他の特徴も、説明および図面から、および請求項から明白となるであろう。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
無線通信のための方法であって、
通信ネットワークを介して無線デバイスにサービス提供するネットワークノードにおいて、デバイス構成パラメータを含む第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む第2のリストを受信することであって、少なくとも1つのID構成パラメータが、上記第1のリストおよび上記第2のリストの両方の中に含まれる、ことと、
上記ネットワークノードによって、上記第2のリストに従って上記ネットワークノードを試験することに基づいて、ネットワーク側使用状況測定データを発生させることと、
上記無線デバイスから、上記第1のリストに従った上記無線デバイスにおけるローカル測定値に基づく上記無線デバイスのデバイスパフォーマンスデータを受信することと、
上記ネットワークノードにおいて、遠隔サーバから最適化された設定を受信することであって、上記最適化された設定は、上記ネットワークノードによって収集される上記ネットワーク側使用状況測定データ、および上記無線デバイスによって収集される上記デバイスパフォーマンスデータに基づく、ことと
を含む、方法。
(項目2)
上記最適化された設定データの発生のために上記ネットワーク側使用状況測定データをコンピューティングサーバに送信することであって、上記コンピューティングサーバは、デバイス構成パラメータを含む上記第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む上記第2のリストの両方において規定されるIPアドレスに位置する、こと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記第1のリストに従って、上記無線デバイスのデバイスパフォーマンスデータの発生のために、上記無線デバイスに上記第1のリストを送信することと、
上記コンピューティングサーバに上記無線デバイスのデバイスパフォーマンスデータを送信することと
をさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
上記無線デバイスから、上記無線デバイスのパフォーマンスを表すデバイス測定データを受信することと、
デバイス構成パラメータを含む上記第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む上記第2のリストの両方において規定されるIPアドレスに位置する上記コンピューティングサーバに、上記無線デバイスのパフォーマンスを表す上記デバイス測定データを送信することと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
上記無線デバイスから、上記無線デバイスのパフォーマンスを表すデバイス測定データを受信することと、
上記無線デバイス測定データおよび上記基地局測定データの両方に共通な上記少なくとも1つのID構成パラメータを使用し、上記デバイス測定データおよび上記基地局測定データを組み合わせられたデータにマージすることであって、上記少なくとも1つのID構成パラメータは、上記通信ネットワークを横断して一意である、ことと、
デバイス構成パラメータを含む上記第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む上記第2のリストの両方において規定されるIPアドレスに位置する上記コンピューティングサーバに、上記組み合わせられたデータを送信することと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
上記第1のリストは、経験品質(QoE)構成パラメータを含み、上記第2のリストは、最小化ドライブ試験(MDT)構成パラメータを含み、上記第1のリスト内の上記QoE構成パラメータの少なくとも一部および上記第2のリスト内の上記MDT構成パラメータの少なくとも一部は、相互に関連する、項目1に記載の方法。
(項目7)
上記QoE構成パラメータは、QoEセッションID/QMC ID/トレースID、上記コンピューティングサーバのIPアドレス、QoE測定間隔、QoE測定周期、QoE測定に関するユーザ同意、およびQoE測定メトリックのうちの1つまたはそれを上回るものを含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
上記QoE測定メトリックは、上記無線デバイスと関連付けられるサービスのタイプと、パケット遅延と、パケット損失と、パケットドロップと、上記無線デバイスと関連付けられるスループットと、インターネットプロトコル(IP)待ち時間と、ネットワークスライス情報と、クロック同期性とを含む、項目7に記載の方法。
(項目9)
上記MDT構成パラメータは、MDTセッションID/MDTトレースID、遅延、パケット損失、スループット、ネットワーク信号受信強度、UE ID、UE選択基準、MDT測定間隔、MDT測定周期、MDT測定に関するユーザ同意、および上記コンピューティングサーバのIPアドレスのうちの1つまたはそれを上回るものを含む、項目6に記載の方法。
(項目10)
上記第1のリストおよび上記第2のリストの両方の中に含まれる上記少なくとも1つのID構成パラメータは、MDTセッションID、MDTトレースID、クワッド統合通信コントローラマルチチャネルコントローラ(QMC)ID、QoEセッションID、またはQoEトレースIDに対応する、項目1に記載の方法。
(項目11)
上記第1のリスト内の上記デバイス構成パラメータは、第1のサンプリング周期に基づき、上記第2のリスト内の上記基地局構成パラメータは、第2のサンプリング周期に基づく、項目1に記載の方法。
(項目12)
上記第1のサンプリング周期は、上記第2のサンプリング周期に関連する、項目11に記載の方法。
(項目13)
上記第1のサンプリング周期は、上記第2のサンプリング周期に等しい、項目11に記載の方法。
(項目14)
上記第1のサンプリング周期および上記第2のサンプリング周期は、乗算係数によって関連する、項目12に記載の方法。
(項目15)
上記第1のリスト内の上記デバイス構成パラメータは、第1の測定間隔と関連付けられ、上記第2のリスト内の上記基地局構成パラメータは、第2の測定間隔に基づく、項目1に記載の方法。
(項目16)
上記第1の測定間隔は、上記第2の測定間隔に関連する、項目15に記載の方法。
(項目17)
上記第1の測定間隔は、上記第2の測定間隔に等しい、項目16に記載の方法。
(項目18)
上記第1の測定間隔および上記第2の測定間隔は、乗算係数によって関連する、項目16に記載の方法。
(項目19)
デバイス構成パラメータを含む上記第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む上記第2のリストは、ネットワークマネージャ(NM)モジュールまたは運用保守(O&M)モジュールから受信される、項目1に記載の方法。
(項目20)
デバイス構成パラメータを含む上記第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む上記第2のリストは、3GPP(登録商標) NGインターフェースを経由してコアネットワークを介して受信される、項目19に記載の方法。
(項目21)
デバイス構成パラメータを含む上記第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む上記第2のリストは、コアネットワークの関与を伴わずに上記NMから直接受信される、項目19に記載の方法。
(項目22)
上記ネットワークノードは、第1のネットワークノードであり、
上記無線デバイスが第2のネットワークノードに引き継がれるべきであることを決定することに応答して、デバイス構成パラメータを含む上記第1のリストを、上記無線デバイスへの伝送のために、上記第2のネットワークノードに送信すること
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目23)
デバイス構成パラメータを含む上記第1のリストは、基地局間インターフェースを介した上記第2のネットワークノードへのハンドオーバ要求メッセージの中に含まれる、項目22に記載の方法。
(項目24)
上記ネットワークノードは、gNB-DUノードと、gNB-CU-UPノードとを備える分割アーキテクチャをサポートし、上記第1のリストおよび上記第2のリストは、F1APを介して上記gNB-DUノードにおいて、およびE1APを介して上記gNB-CU-UPノードにおいて受信される、項目19に記載の方法。
(項目25)
上記第1のリストは、加えて、上記基地局構成パラメータを含む、項目1-24のいずれか1つまたはそれを上回るものに記載の方法。
(項目26)
上記第2のリストは、加えて、上記デバイス構成パラメータを含む、項目1-25に記載の方法。
(項目27)
無線通信のための方法であって、
通信ネットワーク内の無線デバイスにサービス提供するネットワークノードにおいて、中央ノードから、上記無線デバイスと関連付けられるユーザ機密情報を要求するための同意を示す認可情報を受信することと、
上記無線デバイスに上記ユーザ機密情報に関する要求を送信することと、
上記無線デバイスから、上記ユーザ機密情報に関する上記要求に対する応答を受信することと
を含む、方法。
(項目28)
上記認可情報は、1つまたはそれを上回る公衆地上モバイルネットワーク(PLMN)に対応する、項目27に記載の方法。
(項目29)
中央ノードは、コアネットワーク要素である、項目27に記載の方法。
(項目30)
上記中央ノードからの上記認可情報は、初期コンテキストセットアップ要求メッセージの中に含まれる、項目27に記載の方法。
(項目31)
上記ネットワークノードによって、上記中央ノードからの上記認可情報に対する応答を上記中央ノードに送信すること
をさらに含む、項目27に記載の方法。
(項目32)
上記認可情報に対する上記応答は、初期コンテキストセットアップ応答メッセージの中に含まれる、項目31に記載の方法。
(項目33)
上記ユーザ機密情報に関する上記要求に対する上記応答は、上記無線デバイスと関連付けられる1つまたはそれを上回る報告を含む、項目27に記載の方法
(項目34)
上記無線デバイスと関連付けられる上記1つまたはそれを上回る報告は、上記無線デバイスの無線リンク障害(RLF)報告、ランダムアクセスチャネル(RACH)報告、クラウドエッジファブリック(CEF)報告、またはQOE報告のうちの少なくとも1つを含む、項目27に記載の方法。
(項目35)
上記ユーザ機密情報に関する上記要求は、上記無線デバイスへのRRC UEInformationRequestメッセージの中に含まれる、項目27に記載の方法。
(項目36)
上記無線デバイスからの上記ユーザ機密情報に関する上記要求に対する上記応答は、RRCのUEInformationResponseメッセージの中に含まれる、項目35に記載の方法。
(項目37)
ネットワークノードは、基地局である、項目1-36のいずれか1つまたはそれを上回るものに記載の方法。
(項目38)
無線通信のための装置であって、項目1-36のいずれかに記載の方法を行うように構成されるプロセッサを備える、装置。
(項目39)
非一過性コンピュータ可読媒体であって、上記非一過性コンピュータ可読媒体は、その上に記憶されるコードを有し、上記コードは、プロセッサによって実行されると、上記プロセッサに、項目1-36のいずれかに列挙される方法を実装させる、非一過性コンピュータ可読媒体。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、例示的実施形態による、最小化ドライブ試験(MDT)測定値および経験品質(QoE)測定値を収集することに基づいて最適化されたネットワーク設定を発生させるステップと関連付けられる、高レベルシグナリングプロセスである。
【0011】
【
図2】
図2は、例示的実施形態による、最小化ドライブ試験(MDT)測定値を収集するためのシグナリングプロセスである。
【0012】
【
図3】
図3は、例示的実施形態による、経験品質(QoE)測定値を収集するためのシグナリングプロセスである。
【0013】
【
図4】
図4は、例示的実施形態による、QoE測定値を取得するための認可と関連付けられる、シグナリングプロセスである。
【0014】
【
図5】
図5は、本技術の1つまたはそれを上回る実施形態による技法が適用され得る、無線通信システムのある実施例を示す。
【0015】
【
図6】
図6は、ハードウェアプラットフォームの一部のブロック図表現である。
【0016】
【
図7】
図7は、MDT測定値およびQoE測定値に基づく最適化された設定を受信するための、基地局と関連付けられる、例示的方法のフローチャートを図示する。
【0017】
【
図8】
図8は、ユーザ機密情報を取得するための認可を受信するための、基地局と関連付けられる、例示的方法のフローチャートを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0018】
詳細な説明
節の見出しは、本書では、理解を容易にするためにのみ使用され、実施形態の範囲をそれらが説明されている節に限定するものではない。さらに、実施形態は、5Gの実施例を参照して説明されているが、開示される技法は、5Gまたは3GPP(登録商標)プロトコル以外のプロトコルを使用する無線システムにも適用され得る。
【0019】
新世代の無線通信、すなわち、5G新規無線(NR)通信の展開は、増大するネットワーク需要の要件を充足するための、持続的モバイルブロードバンド進化プロセスの一部である。NRは、より高いスループットを提供し、より多くのユーザが同時に接続されることを可能にするであろう。エネルギー消費、デバイスコスト、スペクトル効率、および待ち時間等の他の側面もまた、種々の通信シナリオの必要性を充足するために重要である。
【0020】
概観
【0021】
5G無線ネットワークの構造は、5Gコアネットワーク(5GCまたは5Gコア)と、5Gアクセスネットワークとを含むことができる。5Gコアネットワークは、アクセスおよびモビリティ管理ユニット(AMF)、ユーザプレーン機能(UPF)、およびネットワーク要素5G拡張eNB基地局(ng-eNB)または5G基地局(gNB)を含み得る、5Gアクセスネットワークに関連するネットワーク要素を含んでもよい。コアネットワークのネットワーク要素とアクセスネットワークのネットワーク要素との間のインターフェースは、NGインターフェースを含んでもよく、アクセスネットワークのネットワーク要素間のインターフェースは、Xnインターフェースを含んでもよい。RANノードが、新規無線(NR)ユーザプレーンおよび制御プレーンサービスを提供する、gNB(5G基地局)であることができる。別の実施例として、RANノードは、NGインターフェースを介して5Gコアネットワークに接続するが、依然として、5G UE/無線デバイスと通信するために4G LTEエアインターフェースを使用する、拡張4G eNodeBであることができる。
【0022】
5Gネットワークでは、多くのタイプのサービスが、ユーザ経験の向上のために導入されている。超高信頼性低遅延通信(URLLC)等のサービスが、豊富なサービス経験を提供しているが、それらはまた、無線モバイルネットワークに高い要件を加えている。しかしながら、UE測定値のみに基づいてユーザ経験(QOE)の包括的な査定を行うことは、困難である。例えば、サービス使用の間、UEが接続される基地局が、分割アーキテクチャ(例えば、gNB-CU-CP、gNB-DU、gNB-CU-UP)である場合、サービス伝送遅延が、gNB-DUとgNB-CU-UPとの間のデータ伝送のため、増大し得る。別の実施例として、サービス使用の間に、UEが接続されるエアインターフェースが、干渉されている場合、UEのサービスのサービスのパケット損失が、増大し得る。したがって、ユーザ機器(UE)の視点からの経験品質(QoE)測定値は、ネットワーク側パラメータと関係がある。しかしながら、現在の技術によると、UEのQoE測定値は、アプリケーション層ソフトウェアによってUE上に提供される機能であり、これらの機能は、ネットワーク側サービスの使用状況を測定することはできない。例えば、UEは、パケット損失、遅延、または他のネットワーク側パラメータを認識しない場合がある。ネットワーク側使用状況に関する測定値の欠如のため、UEのQoEは、ネットワーク構成を最適化することによってさらに改良されることはできない。
【0023】
加えて、UEのQoE測定トリガおよび測定値の入手は、関連付けられるセキュリティリスクを有する。従来の設計では、基地局は、UEの認可なくUEのQoE測定値を取得し、これは、セキュリティリスクをもたらす。したがって、前述の問題に対処する必要性が、存在する。
【0024】
例示的実施形態
【0025】
QOE(ユーザ経験品質)測定値収集は、3GPP(登録商標)において定義される技術である。これは、ネットワークがUEからアプリケーション層測定値を収集することを可能にする。LTEネットワークに関して、サポートされるサービスタイプは、ストリーミングサービスに関するQoE測定値収集およびMTSIサービスに関するQoE測定値収集である。運用管理保守機能(OAM)またはコアネットワークから受信されたアプリケーション層測定値構成が、透明なコンテナの中にカプセル化され、これは、ダウンリンクメッセージ内でUEに自動転送される。UEの上位層から受信されたアプリケーション層測定値は、透明なコンテナの中にカプセル化され、アップリンクメッセージ内でネットワークに送信される。さらなる情報が、3GPP(登録商標)プロトコル仕様書のTS38.300の第23.16節に見出されることができる。しかしながら、UEのアプリケーション層は、QoE測定のみに限定され、ネットワーク側のサービスのパフォーマンスを測定することはできない。
【0026】
ネットワーク側のパフォーマンス(ネットワーク側におけるデータパケットの時間遅延およびデータパケットのスループットレート等)を測定するために、いくつかの実施形態では、最小化ドライブ試験(MDT)技術が、使用されることができる。さらなる情報が、3GPP(登録商標)プロトコル仕様書のTS 37.320において取得されることができる。
【0027】
例示的実施形態1
【0028】
本明細書に開示される実施形態は、最適化されたネットワーク構成を発生させるために、UE側アプリケーション層のQoE測定値およびRANノードにおけるMDT測定値を関連付けるステップを対象とする。UEからのQoE測定値およびRANノードからのMDT測定値を収集することによって、徹底的な分析が、実施されることができる。分析は、ネットワーク全体の全体的なパフォーマンスを改良し得る、最適化された設定を発生させるために使用されることができる。いくつかの実施形態では、分析サーバが、QoE測定値およびMDT測定値を受信し、潜在的問題を識別することができる。サーバは、個々のUEのサービス品質をさらに改良する方法を分析することができる。例えば、サーバは、UEのサービス品質がネットワークリソース/ネットワークパラメータを調節する、またはUE側において構成されるパラメータを調節することによって改良され得るかどうかを分析する。
【0029】
図1は、最小化ドライブ試験(MDT)測定値および経験品質(QoE)測定値を収集するステップに基づいて最適化されたネットワーク設定を発生させるステップと関連付けられる、高レベルシグナリングプロセスである。MDT測定は、RANノード(代替として、基地局)によって行われ、QoE測定は、UE(代替として、無線デバイス)によって行われる。QoE測定およびMDT測定は、それぞれ、UEおよびRANノードに送信される、デバイス構成パラメータおよび基地局構成パラメータに基づいてトリガされる。基地局構成パラメータを受信するステップに応じて、RANノードが、MDT測定を実施する。基地局構成パラメータの実施例は、トレースID、MDT測定間隔、およびMDTサンプリング周期を含む。デバイス構成パラメータを受信するステップに応じて、UE(典型的には、アプリケーション層)が、QoE測定を実施する。デバイス構成パラメータの実施例は、トレースID、QoE測定間隔、測定値に対応するサービスタイプ、パケット損失、およびパケット遅延を含む。
【0030】
ステップ1:ネットワークマネージャ(NM)が、デバイス構成パラメータおよび基地局構成パラメータを相関させる。デバイス構成パラメータおよび基地局構成パラメータを相関させるステップは、MDT測定およびQOE測定が一貫している、または相互に関連していることを決定するステップを含むことができる。例えば、UEが、ユーザメッセージ遅延を測定するとき、基地局もまた、メッセージ遅延を測定するべきである。別の実施例として、あるサービスのQoE測定値が、クロック同期性等の通信構成要素のパフォーマンスにほぼ関連し得る。故に、NMは、クロック同期性がMDT内で測定されるべき構成パラメータとして追加されることを確実にすることができる。いくつかの実施形態では、MDT測定値およびQoE測定値の測定間隔が、関連する。例えば、MDT測定値およびQoE測定値の測定間隔は、同一であることができる、またはそれらは、乗算係数によって関連することができる。いくつかの実施形態では、MDT測定値およびQoE測定値のサンプリング周期は、関連する。例えば、MDT測定値およびQoE測定値のサンプリング周期は、同一であることができる、またはそれらは、乗算係数によって関連することができる。例えば、NMは、QoE測定値のサンプリング周期が100ミリ秒であること、およびMDT測定値のサンプリング周期が50ミリ秒であることを確実にすることができる。故に、2つのMDT測定値および1つのQOE測定値が、分析のために考慮されることができる。
【0031】
いくつかの実施形態では、NMは、第1のリスト内の複数のデバイス構成パラメータと、第2のリスト内の複数の基地局構成パラメータとを含むことができる。いくつかの実施形態では、第1のリストおよび第2のリストは両方とも、トランザクション識別子を構成パラメータとして含むことができる。識別子は、通信ネットワーク(例えば、公衆地上モバイルネットワーク、すなわち、PLMN)全体を横断して一意であることができる。一意の識別子の実施例は、MDTセッションID、MDTトレースID、クワッド統合通信コントローラマルチチャネルコントローラ(QMC)ID、QoEセッションID、またはQoEトレースIDを含むことができる。両方のリストの中に一意の識別子を含むことによって、UEからのQoE測定値およびRANからのMDT測定値は、分析の目的のために相互に相互参照されることができる。
【0032】
ステップ2:ネットワークマネージャが、基地局構成パラメータおよびデバイス構成パラメータを基地局に送信する。
【0033】
ステップ3:基地局が、デバイス構成パラメータをUEに送信する。基地局は、基地局構成パラメータに従って、MDT測定を実施する。いくつかの実施形態では、基地局は、デバイス構成パラメータをUEに送信する前に、一意の識別子をデバイス構成パラメータに追加する。
【0034】
ステップ4:基地局が、MDT測定値を分析サーバに送信する。UEは、例えば、基地局を介して、QoE測定値(代替として、UEによって収集されたデバイス測定データ)を分析サーバに送信する。一意のトランザクション識別子が、一般的には、相互参照の目的のために、QoE測定値として、およびMDT測定値として含まれる。いくつかの実装では、基地局は、(例えば、一般的には、2つのデータセットの中に含まれる、インデックスとして)一意のトランザクション識別子を使用し、デバイス測定データおよび基地局測定データを組み合わせられたデータセットにマージすることができ、これは、次いで、さらなる算出のために分析サーバに送信される。
【0035】
ステップ5:分析サーバが、QoE測定値およびMDT測定値に基づいて、最適化された構成設定を発生させる。
【0036】
本明細書における実施例は、デバイス構成パラメータの第1のリストおよび基地局パラメータの第2のリストを例証しているが、代替実装では、第1のリストおよび第2のリストは、複数のアイテムを共同で有することができる。すなわち、NMは、第1のリスト内の1つまたはそれを上回る基地局構成パラメータおよび/または第2のリスト内のデバイス構成パラメータを送信することができる。
【0037】
いくつかの実装では、基地局は、一意のトランザクション識別子を使用し、(UEから収集された)デバイス測定データおよび基地局測定データを組み合わせられたデータセットにマージすることができ、これは、次いで、さらなる算出のために分析サーバに送信される。
【0038】
例示的実施形態2
【0039】
図2は、最小化ドライブ試験(MDT)情報を収集するためのシグナリングプロセスである。
【0040】
ステップ1:ネットワークマネージャ(NM)が、基地局構成パラメータを調製する。例えば、これは、実施形態1において議論されるステップ1に類似する。いくつかの実施形態では、基地局構成パラメータ(代替として、MDT構成パラメータ)は、MDTセッションID、MDTトレースID、遅延、パケット損失、スループット、ネットワーク信号受信強度、UE ID、UE選択基準、MDT測定間隔、MDT測定周期、MDT測定に関するユーザ同意、およびコンピューティングサーバのIPアドレスのうちの1つまたはそれを上回るものを含むことができる。
【0041】
ステップ2:NMが、基地局構成パラメータをRANノードに送信する。いくつかの実装では、NMは、コアネットワークを通して基地局構成パラメータをRANノードに送信することができる。本方法は、シグナリングベースのMDTと呼ばれる。いくつかの実装では、NMは、基地局構成パラメータを直接RANノードに送信することができる。本方法は、管理ベースのMDTと呼ばれる。
【0042】
ステップ3:RANノードが、MDT測定を実施する。RANノードは、ネットワーク遅延、ネットワークパケット損失率、ネットワークスループットレート、およびネットワーク信号受信強度等の構成内のパラメータに従って、ネットワーク側のパフォーマンスを測定する。いくつかの実装では、これらの測定値は、MDT報告に組み合わせられることができる。
【0043】
ステップ4:RANノードが、MDT測定値を分析サーバに送信する。分析サーバのIPアドレスが、ステップ2においてRANノードに送信される、基地局構成パラメータの中に含まれることができる。ある実装では、RANノードは、MDT報告内に分析サーバのIPアドレスを含む。これはまた、サーバによる、MDT報告の群化を促進する。例えば、MDT報告Aがサーバアドレス1を含み、MDT報告Bがサーバアドレス2を含み、MDT報告Cがサーバアドレス3を含む場合、MDT報告AおよびMDT報告Cが、分析のためにサーバ1に送信され、MDT報告Bが、分析のためにサーバ2に送信される。
【0044】
ステップ5:分析サーバが、MDT測定値を分析する。
【0045】
ステップ6:分析サーバは、ネットワークパラメータを調節するために、(RANノードによるMDT測定値および/またはUEによるQoE測定値に従って)最適化されたネットワーク設定を発生させることができる。最適化されたネットワーク設定の実施例は、バッファサイズ、ベアラ優先度レベル、および5Gサービス品質情報を含むことができる。分析サーバは、データスループット、パケットジッタ、および他の測定値と事前決定された閾値を比較するステップに基づいて、モバイルデバイスにサービス提供するRANノードによる、UEへのサービスの正常/不良/良好なパフォーマンスを決定することができる。さらに、分析サーバは、UEの基準信号受信電力(RSRP)測定データおよび基地局の事前に構成されたネットワーク展開マップを使用し、無線ネットワーク内のカバレッジホールおよび/またはサービスホットスポットを識別することができる。
【0046】
本明細書における実施例は、NMが基地局構成パラメータをRANノードに送信することを例証しているが、代替実施形態では、NMまた、加えて、デバイス構成パラメータをRANノードに送信することもできる。
【0047】
例示的実施形態3
【0048】
図3は、UEから経験品質(QoE)情報/測定値を収集するためのシグナリングプロセスである。
【0049】
ステップ1:ネットワークマネージャ(NM)が、デバイス構成パラメータを調製する。例えば、これは、実施形態1において議論されるステップ1に類似する。いくつかの実施形態では、デバイス構成パラメータ(代替として、QoE構成パラメータ)は、QoEセッションID/QMC ID/トレースID、コンピューティングサーバのIPアドレス、QoE測定間隔、QoE測定周期、QoE測定に関するユーザ同意、およびQoE測定メトリックのうちの1つまたはそれを上回るものを含むことができる。QoE測定メトリックの実施例は、無線デバイスと関連付けられるサービスのタイプ、パケット遅延、パケット損失、パケットドロップ、無線デバイスと関連付けられるスループット、インターネットプロトコル(IP)待ち時間、ネットワークスライス情報、およびクロック同期性を含む。サービスタイプの実施例は、ストリーミングサービス、IMS経由マルチメディアテレフォニーサービス(MTSI)、オーバーザトップ(OTT)音声サービス、AR/VRビデオサービス、およびリアルタイムゲーミングサービスを含む。さらなる情報が、3GPP(登録商標)仕様書TS 28.552から取得されることができる。
【0050】
ステップ2:NMが、デバイス構成パラメータをRANノードに送信する。いくつかの実装では、NMは、コアネットワークを通して基地局構成パラメータをRANノードに送信することができる。本方法は、シグナリングベースのMDTと呼ばれる。いくつかの実装では、NMは、基地局構成パラメータをRANノードに直接送信することができる。本方法は、管理ベースのMDTと呼ばれる。
【0051】
ステップ3:RANノードが、デバイス構成パラメータをUEに送信する。
【0052】
ステップ4:UEが、QoE測定値を実施する。例えば、UEは、デバイス構成パラメータ、ストリーミングサービスが持続的であるかどうか、およびジッタ条件に従って、(UE側から)パフォーマンスを測定する。いくつかの実装では、これらの測定値は、QOE報告に組み合わせられることができる。
【0053】
ステップ5a:UEが、QoE測定値をRANノードに送信する。いくつかの実装では、モビリティのため、UEは、新しい基地局に移動し、QoE測定値を報告することができる。したがって、UEからQoE測定値を受信するRANノードは、ステップ3においてデバイス構成パラメータをUEに送信したRANノードと異なってもよい。
【0054】
ステップ5b:RANノードが、QoE測定値を分析サーバに送信する。分析サーバのIPアドレスが、ステップ3においてUEに送信されたデバイス構成パラメータの中に含まれることができる。ある実装では、UEは、QOE報告内に分析サーバのIPアドレスを含む。
【0055】
ステップ6:分析サーバが、基地局および/またはUEに適用可能な最適化されたネットワーク設定を発生させるために報告を分析する。いくつかの実装では、分析サーバは、物理サーバであることができる。いくつかの実装では、分析サーバは、クラウドサーバであることができる。分析サーバは、人工知能(AI)の機能性と、機械学習(ML)の機能性とを含むことができる。
【0056】
例示的実施形態4
【0057】
図4は、例示的実施形態による、QoE測定値を取得するための認可と関連付けられるシグナリングプロセスである。いくつかの実施形態では、QoE測定は、ユーザ機密であり得る。そのようなユーザ機密的なQoE測定は、ユーザの許可なく可能にされ得ない。したがって、基地局は、コアネットワーク(中央ノード)からユーザ機密的なQoE測定に関する同意を受信することができる。
【0058】
ステップ1a:コアネットワークが、UEのユーザ同意情報を基地局に送信する。ユーザ同意は、例えば、PLMNのリスト内で1つまたはそれを上回るPLMNとして表現されることができる。コアネットワークからのリスト内に含まれるPLMNに関して、基地局は、QoE測定値を受信する、または別様にUEからユーザ機密情報を伴う測定値の報告を受信することを可能にされる。ユーザ同意は、PLMNリストであることができる。リスト内のPLMNの場合には、基地局が、UEのRLF報告、RACH報告、CEF報告、およびQOE報告を取得し得ることを示す。
図4に示されるように、コアネットワークは、初期コンテキストセットアップ要求メッセージを使用し、ユーザ同意を基地局に送信することができる。
【0059】
ステップ1b:基地局は、初期コンテキストセットアップ応答メッセージを用いてコアネットワークに応答することができる。
【0060】
ステップ2a:基地局は、UEにユーザ機密情報に関する要求を要求することができる。要求は、RLF、RACH、CEF、および/またはQoE測定値の要求を含むことができる。
【0061】
ステップ2b:UEが、ユーザ機密情報に関する要求に対する応答を送信する。例えば、UEは、基地局によって、RRCのUEInformationResponseメッセージを通して要求された報告を送信することができる。例えば、報告は、UEの無線リンク障害(RLF)報告、ランダムアクセスチャネル(RACH)報告、クラウドエッジファブリック(CEF)報告、またはQOE報告のうちの1つまたはそれを上回るものを含むことができる。例えば、基地局からUEへのRRC UEInformationRequestメッセージは、RLF、RACH、CEF、および/またはQOE報告の要求を含むために使用されることができる。
【0062】
例示的実施形態5
【0063】
いくつかの実施形態では、端末の移動に起因して、UEが、1つの基地局から別の基地局に切り替わる。結果として、基地局構成パラメータおよび/またはデバイス構成パラメータが、NMによって、基地局間インターフェースを通して他の基地局に送信されることができる。例えば、XNインターフェースの場合には、ハンドオーバ要求メッセージが、使用され、構成パラメータを転送することができる。
【0064】
例示的実施形態6
【0065】
いくつかの実施形態では、基地局は、例えば、gNB-DUノードと、gNB-CU-UPノードとを備える、分割アーキテクチャをサポートすることができる。それらの実施形態では、デバイス構成パラメータおよび基地局構成パラメータが、F1APを介してgNB-DUノードにおいて、およびE1APを介してgNB-CU-UPノードにおいて受信される。F1APおよびE1APプロセスの付加的な詳細が、それぞれ、3GPP(登録商標)プロトコルのTS38.473およびTS 38.463から取得されることができる。
【0066】
例示的システム実装
【0067】
図5は、本技術の1つまたはそれを上回る実施形態による技法が適用され得る、無線通信システムのある実施例を示す。無線通信システム500は、1つまたはそれを上回る基地局(BS)505a、505bと、1つまたはそれを上回る無線デバイス510a、510b、510c、510dと、コアネットワーク525とを含むことができる。基地局505a、505bは、1つまたはそれを上回る無線セクタ内の無線デバイス510a、510b、510c、および510dに無線サービスを提供することができる。いくつかの実装では、基地局505a、505bは、異なるセクタ内に無線カバレッジを提供するための2つまたはそれを上回る指向性ビームを生産するための、指向性アンテナを含む。
【0068】
コアネットワーク525は、1つまたはそれを上回る基地局505a、505bと通信することができる。コアネットワーク525は、他の無線通信システムおよび有線通信システムとのコネクティビティを提供する。コアネットワークは、サブスクライブされる無線デバイス510a、510b、510c、および510dに関連する情報を記憶するための、1つまたはそれを上回るサービスサブスクリプションデータベースを含んでもよい。第1の基地局505aは、第1の無線アクセス技術に基づいて無線サービスを提供することができる一方、第2の基地局505bは、第2の無線アクセス技術に基づいて無線サービスを提供することができる。基地局505aおよび505bは、展開シナリオに従って、同じ場所に位置してもよいか、または別個に現場に配設されてもよい。無線デバイス510a、510b、510c、および510dは、複数の異なる無線アクセス技術をサポートすることができる。いくつかの実施形態では、基地局505a、505bは、本書に説明されるいくつかの技法を実装するように構成されてもよい。無線デバイス510a-510dは、本書に説明されるいくつかの技法を実装するように構成されてもよい。
【0069】
いくつかの実装では、無線通信システムは、異なる無線技術を使用する、複数のネットワークを含むことができる。二重モードまたはマルチモード無線デバイスは、異なる無線ネットワークを接続するために使用され得る、2つまたはそれを上回る無線技術を含む。
【0070】
図6は、ハードウェアプラットフォームの一部のブロック図表現である。ネットワークノードまたは基地局または無線デバイス(またはUE)等のハードウェアプラットフォーム605は、本書に提示される技法のうちの1つまたはそれを上回るものを実装する、マイクロプロセッサ等のプロセッサ電子機器610を含むことができる。ハードウェアプラットフォーム605は、アンテナ620または有線インターフェース等の1つまたはそれを上回る通信インターフェースを経由して有線または無線信号を送信および/または受信するための送受信機電子機器615を含むことができる。ハードウェアプラットフォーム605は、データを伝送および受信するための、定義されたプロトコルを伴う他の通信インターフェースを含むこともできる。ハードウェアプラットフォーム605は、データおよび/または命令等の情報を記憶するように構成される、1つまたはそれを上回るメモリ(明示的に示されず)を含むことができる。いくつかの実装では、プロセッサ電子機器610は、送受信機電子機器615の少なくとも一部を含むことができる。いくつかの実施形態では、開示される技法、モジュールまたは機能、中央ノード、分散型ノード、端末またはネットワークノードのうちの少なくともいくつかが、ハードウェアプラットフォーム605を使用して実装される。
【0071】
前述から、本開示される技術の具体的な実施形態が、例証の目的のために本明細書に説明されているが、種々の修正が、本発明の範囲から逸脱することなく成され得ることを理解されたい。故に、本開示される技術は、添付の請求項によるものを除いては、限定されない。
【0072】
図7は、MDT測定値およびQoE測定値に基づいて最適化された設定を受信するための、基地局と関連付けられる、ある実施例のフローチャートを図示する。本フローチャートのステップは、実施形態1-3において議論される基地局の視点からのものである。ステップ702において、本プロセスは、通信ネットワークを介して無線デバイスにサービス提供するネットワークノードにおいて、デバイス構成パラメータを含む第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む第2のリストを受信し、少なくとも1つのID構成パラメータが、第1のリストおよび第2のリストの両方の中に含まれる。ステップ704において、本プロセスは、ネットワークノードによって、第2のリストに従ってネットワークノードを試験するステップに基づいて、ネットワーク側使用状況測定データを発生させる。ステップ706において、本プロセスは、無線デバイスから、第1のリストに従った、無線デバイスにおけるローカル測定値に基づく、無線デバイスのデバイスパフォーマンスデータを受信する。ステップ708において、本プロセスは、ネットワークノードにおいて、遠隔サーバから最適化された設定を受信し、最適化された設定は、ネットワークノードから収集される、ネットワーク側使用状況測定データ、および無線デバイスから収集される、デバイスパフォーマンスデータに基づく。
【0073】
図8は、ユーザ機密情報を取得するための認可を受信するための、基地局と関連付けられる、例示的方法のフローチャートを図示する。本フローチャートのステップは、実施形態4において議論される基地局の視点からのものである。ステップ802において、本プロセスは、通信ネットワーク内の無線デバイスにサービス提供するネットワークノードにおいて、中央ノードから、無線デバイスと関連付けられるユーザ機密情報を要求するための同意を示す、認可情報を受信する。ステップ804において、本プロセスは、無線デバイスにユーザ機密情報に関する要求を送信する。ステップ806において、本プロセスは、無線デバイスから、ユーザ機密情報に関する要求に対する応答を受信する。
【0074】
開示される技術のいくつかの実施形態が、付記形式において提示される。 1.無線通信のための方法(例えば、
図7に説明される方法)であって、通信ネットワークを介して無線デバイスにサービス提供するネットワークノードにおいて、デバイス構成パラメータを含む第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む第2のリストを受信するステップであって、少なくとも1つのID構成パラメータが、第1のリストおよび第2のリストの両方の中に含まれる、ステップと、
【0075】
ネットワークノードによって、第2のリストに従ってネットワークノードを試験するステップに基づいて、ネットワーク側使用状況測定データを発生させるステップと、
【0076】
無線デバイスから、第1のリストに従った、無線デバイスにおけるローカル測定値に基づく、無線デバイスのデバイスパフォーマンスデータを受信するステップと、
【0077】
ネットワークノードにおいて、遠隔サーバから最適化された設定を受信するステップであって、最適化された設定は、ネットワークノードから収集される、ネットワーク側使用状況測定データ、および無線デバイスから収集される、デバイスパフォーマンスデータに基づく、ステップと、
を含む、方法。
【0078】
2.さらに、
【0079】
最適化された設定データの発生のためにネットワーク側使用状況測定データをコンピューティングサーバに送信するステップであって、コンピューティングサーバは、デバイス構成パラメータを含む第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む第2のリストの両方において規定されるIPアドレスに位置する、ステップを含む、付記1に記載の方法。
【0080】
3.さらに、
【0081】
第1のリストに従って、無線デバイスのデバイスパフォーマンスデータの発生のために、無線デバイスに第1のリストを送信するステップと、
【0082】
コンピューティングサーバに無線デバイスのデバイスパフォーマンスデータを送信するステップと、
を含む、
付記2に記載の方法。
【0083】
4.さらに、
【0084】
無線デバイスから、無線デバイスのパフォーマンスを表すデバイス測定データを受信するステップと、
【0085】
デバイス構成パラメータを含む第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む第2のリストの両方において規定されるIPアドレスに位置する、コンピューティングサーバに、無線デバイスのパフォーマンスを表すデバイス測定データを送信するステップと、
を含む、付記1に記載の方法。
【0086】
5.さらに、
【0087】
無線デバイスから、無線デバイスのパフォーマンスを表すデバイス測定データを受信するステップと、
【0088】
無線デバイス測定データおよび基地局測定データの両方に共通な少なくとも1つのID構成パラメータを使用し、デバイス測定データおよび基地局測定データを組み合わせられたデータにマージするステップであって、少なくとも1つのID構成パラメータは、通信ネットワークを横断して一意である、ステップと、
【0089】
デバイス構成パラメータを含む第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む第2のリストの両方において規定されるIPアドレスに位置する、コンピューティングサーバに、組み合わせられたデータを送信するステップと、
を含む、付記1に記載の方法。
【0090】
6.第1のリストは、経験品質(QoE)構成パラメータを含み、第2のリストは、最小化ドライブ試験(MDT)構成パラメータを含み、第1のリスト内のQoE構成パラメータの少なくとも一部および第2のリスト内のMDT構成パラメータの少なくとも一部は、相互に関連する、付記1に記載の方法。
【0091】
7.QoE構成パラメータは、QoEセッションID/QMC ID/トレースID、コンピューティングサーバのIPアドレス、QoE測定間隔、QoE測定周期、QoE測定に関するユーザ同意、およびQoE測定メトリックのうちの1つまたはそれを上回るものを含む、付記6に記載の方法。
【0092】
8.QoE測定メトリックは、無線デバイスと関連付けられるサービスのタイプと、パケット遅延と、パケット損失と、パケットドロップと、無線デバイスと関連付けられるスループットと、インターネットプロトコル(IP)待ち時間と、ネットワークスライス情報と、クロック同期性とを含む、付記7に記載の方法。
【0093】
9.MDT構成パラメータは、MDTセッションID/MDTトレースID、遅延、パケット損失、スループット、ネットワーク信号受信強度、UE ID、UE選択基準、MDT測定間隔、MDT測定周期、MDT測定に関するユーザ同意、およびコンピューティングサーバのIPアドレスのうちの1つまたはそれを上回るものを含む、付記6に記載の方法。
【0094】
10.第1のリストおよび第2のリストの両方の中に含まれる、少なくとも1つのID構成パラメータは、MDTセッションID、MDTトレースID、クワッド統合通信コントローラマルチチャネルコントローラ(QMC)ID、QoEセッションID、またはQoEトレースIDに対応する、付記1に記載の方法。
【0095】
11.第1のリスト内のデバイス構成パラメータは、第1のサンプリング周期に基づき、第2のリスト内の基地局構成パラメータは、第2のサンプリング周期に基づく、付記1に記載の方法。
【0096】
12.第1のサンプリング周期は、第2のサンプリング周期に関連する、付記11に記載の方法。
【0097】
13.第1のサンプリング周期は、第2のサンプリング周期に等しい、付記11に記載の方法。
【0098】
14.第1のサンプリング周期および第2のサンプリング周期は、乗算係数によって関連する、付記12に記載の方法。
【0099】
15.第1のリスト内のデバイス構成パラメータは、第1の測定間隔と関連付けられ、第2のリスト内の基地局構成パラメータは、第2の測定間隔に基づく、付記1に記載の方法。
【0100】
16.第1の測定間隔は、第2の測定間隔に関連する、付記15に記載の方法。
【0101】
17.第1の測定間隔は、第2の測定間隔に等しい、付記16に記載の方法。
【0102】
18.第1の測定間隔および第2の測定間隔は、乗算係数によって関連する、付記16に記載の方法。
【0103】
19.デバイス構成パラメータを含む第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む第2のリストは、ネットワークマネージャ(NM)モジュールまたは運用保守(O&M)モジュールから受信される、付記1に記載の方法。
【0104】
20.デバイス構成パラメータを含む第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む第2のリストは、3GPP(登録商標) NGインターフェースを経由してコアネットワークを介して受信される、付記19に記載の方法。
【0105】
21.デバイス構成パラメータを含む第1のリスト、および基地局構成パラメータを含む第2のリストは、コアネットワークの関与を伴わずにNMから直接受信される、付記19に記載の方法。
【0106】
22.ネットワークノードは、第1のネットワークノードであり、
【0107】
無線デバイスが第2のネットワークノードに引き継がれるべきであることを決定するステップに応答して、デバイス構成パラメータを含む第1のリストを、無線デバイスへの伝送のために、第2のネットワークノードに送信するステップをさらに含む、付記1に記載の方法。
【0108】
23.デバイス構成パラメータを含む第1のリストは、基地局間インターフェースを介した、第2のネットワークノードへのハンドオーバ要求メッセージの中に含まれる、付記22に記載の方法。
【0109】
24.ネットワークノードは、gNB-DUノードと、gNB-CU-UPノードとを備える、分割アーキテクチャをサポートし、第1のリストおよび第2のリストは、F1APを介してgNB-DUノードにおいて、およびE1APを介してgNB-CU-UPノードにおいて受信される、付記19に記載の方法。
【0110】
25.第1のリストは、加えて、基地局構成パラメータを含む、付記1-24のいずれか1つまたはそれを上回るものに記載の方法。
【0111】
26.第2のリストは、加えて、デバイス構成パラメータを含む、付記1-25に記載の方法。
【0112】
B1.無線通信のための方法(例えば、
図8に説明される方法)であって、通信ネットワーク内の無線デバイスにサービス提供するネットワークノードにおいて、中央ノードから、無線デバイスと関連付けられるユーザ機密情報を要求するための同意を示す、認可情報を受信するステップと、
【0113】
無線デバイスにユーザ機密情報に関する要求を送信するステップと、
【0114】
無線デバイスから、ユーザ機密情報に関する要求に対する応答を受信するステップと、
を含む、方法。
【0115】
B2.認可情報は、1つまたはそれを上回る公衆地上モバイルネットワーク(PLMN)に対応する、付記B1に記載の方法。
【0116】
B3.中央ノードは、コアネットワーク要素である、付記B1に記載の方法。
【0117】
B4.中央ノードからの認可情報は、初期コンテキストセットアップ要求メッセージの中に含まれる、付記B1に記載の方法。
【0118】
B5.さらに、
【0119】
ネットワークノードによって、中央ノードからの認可情報に対する応答を中央ノードに送信するステップを含む、付記B1に記載の方法。
【0120】
B6.認可情報に対する応答は、初期コンテキストセットアップ応答メッセージの中に含まれる、付記B5に記載の方法。
【0121】
B7.ユーザ機密情報に関する要求に対する応答は、無線デバイスと関連付けられる、1つまたはそれを上回る報告を含む、付記B1に記載の方法。
【0122】
B8.無線デバイスと関連付けられる1つまたはそれを上回る報告は、無線デバイスの無線リンク障害(RLF)報告、ランダムアクセスチャネル(RACH)報告、クラウドエッジファブリック(CEF)報告、またはQOE報告のうちの少なくとも1つを含む、付記B1に記載の方法。
【0123】
B9.ユーザ機密情報に関する要求は、無線デバイスへのRRC UEInformationRequestメッセージの中に含まれる、付記B1に記載の方法。
【0124】
B10.無線デバイスからの、ユーザ機密情報に関する要求に対する応答は、RRCのUEInformationResponseメッセージの中に含まれる、付記B9に記載の方法。
【0125】
B11.無線通信のための方法であって、
【0126】
通信ネットワーク内の無線デバイスにサービス提供するネットワークノードに結合されるサーバにおいて、デバイス構成パラメータのセットに従った、無線デバイスにおけるローカル測定値に基づく、無線デバイスのデバイスパフォーマンスデータを受信するステップと、
【0127】
基地局構成パラメータのセットに従った、ネットワークノードにおけるローカル測定値に基づく、ネットワーク側使用状況測定データを受信するステップと、
【0128】
サーバにおいて、ネットワーク側使用状況測定データおよびデバイスパフォーマンスデータに基づいて最適化された設定を発生させるステップであって、一般的には、ネットワーク側使用状況測定データおよびデバイスパフォーマンスデータ内に含まれる、少なくとも1つのID構成パラメータは、最適化された設定を発生させるステップにおいて使用される、ステップと、
を含む、方法
【0129】
B12.無線通信のための方法であって、
【0130】
無線デバイスにおいて、通信ネットワーク内の無線デバイスにサービス提供するネットワークノードからデバイス構成パラメータを受信するステップと、
【0131】
無線デバイスにおいて、デバイス構成パラメータに従って、デバイスパフォーマンス試験を行うステップと、
【0132】
無線デバイスによって、ネットワークノードにおけるローカル測定値に基づくネットワーク側使用状況測定データと併せた分析のために、デバイスパフォーマンス試験の結果をネットワークノードに送信するステップであって、分析は、一般的には、ネットワーク側使用状況測定データおよびデバイスパフォーマンス試験の結果の中に含まれる、識別子をインデックスとして使用する、ステップと、
を含む、方法。
【0133】
XX.ネットワークノードは、基地局である、付記1-B12のいずれか1つまたはそれを上回るものに記載の方法。
【0134】
YY.無線通信のための装置であって、付記1-XXのいずれかに記載の方法を行うように構成される、プロセッサを備える、装置。
【0135】
YZ.非一過性コンピュータ可読媒体であって、その上に記憶されるコードを有し、コードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、付記1-XXのいずれかに列挙される方法を実装させる、非一過性コンピュータ可読媒体。
【0136】
本書において説明される、開示される他の実施形態、モジュール、および機能動作は、本書において開示される構造、およびそれらの構造的均等物を含む、デジタル電子回路網内、またはコンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはハードウェア内、またはそれらのうちの1つまたはそれを上回るものの組み合わせにおいて実装されることができる。開示される他の実施形態は、1つまたはそれを上回るコンピュータプログラム製品、すなわち、データ処理装置による実行のために、またはその動作を制御するために、コンピュータ可読媒体上にエンコードされるコンピュータプログラム命令の1つまたはそれを上回るモジュールとして、実装されることができる。コンピュータ可読媒体は、機械可読記憶デバイス、機械可読記憶基板、メモリデバイス、機械可読伝搬信号を生じさせる組成物、または1つまたはそれを上回るそれらの組み合わせであり得る。用語「データ処理装置」は、実施例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサまたはコンピュータを含む、データを処理するための全ての装置、デバイス、および機械を包含する。本装置は、ハードウェアに加えて、当該コンピュータプログラムのための実行環境を生成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはそれらのうちの1つまたはそれを上回るものの組み合わせを成すコードを含むことができる。伝搬信号は、人工的に発生される信号、例えば、好適な受信機装置への伝送のための情報をエンコードするように発生される、機械発生型電気、光学、または電磁信号である。
【0137】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても公知である)は、コンパイラ型またはインタープリタ型言語を含む、プログラミング言語の任意の形態で書かれることができ、これは、独立型プログラムとして、またはコンピュータ環境内での使用のために好適なモジュール、コンポーネント、サブルーチン、または他のユニットとしてのものを含む、任意の形態で展開されることができる。コンピュータプログラムは、必ずしもファイルシステム内のファイルに対応するわけではない。プログラムが、他のプログラムまたはデータ(例えば、マークアップ言語文書内に記憶された1つまたはそれを上回るスクリプト)を保持するファイルの一部内に、当該プログラム専用の単一のファイル内に、または複数の協調的ファイル(例えば、1つまたはそれを上回るモジュール、サブプログラム、またはコードの一部を記憶するファイル)内に記憶されることができる。コンピュータプログラムが、1つのコンピュータ上で、または1つのサイトに位置する、または複数のサイトを横断して分散され、通信ネットワークによって相互接続される複数のコンピュータ上で実行されるように展開されることができる。
【0138】
本書に説明されるプロセスおよび論理フローは、入力データに作用し、出力を発生させることによって機能を実施するように、1つまたはそれを上回るコンピュータプログラムを実行する、1つまたはそれを上回るプログラマブルプロセッサによって実施されることができる。プロセスおよび論理フローはまた、特殊目的論理回路網、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)によって実施されることもでき、装置もまた、それらとして実装されることもできる。
【0139】
コンピュータプログラムの実行のために好適なプロセッサは、実施例として、汎用目的マイクロプロセッサおよび特殊目的マイクロプロセッサの両方と、任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたはそれを上回るプロセッサとを含む。概して、プロセッサは、読取専用メモリまたはランダムアクセスメモリ、または両方から、命令およびデータを受信するであろう。コンピュータの不可欠な要素は、命令を実施するためのプロセッサ、および命令およびデータを記憶するための1つまたはそれを上回るメモリデバイスである。概して、コンピュータはまた、データを記憶するための1つまたはそれを上回る大容量記憶デバイス、例えば、磁気、磁気光学ディスク、または光ディスクを含む、またはそこからデータを受信する、またはそこにデータを転送する、または両方を行うように、動作可能に結合されるであろう。しかしながら、コンピュータは、そのようなデバイスを有する必要はない。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するために好適なコンピュータ可読媒体は、一例として、半導体メモリデバイス、例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内部ハードディスクまたはリムーバブルディスク、磁気光学ディスク、およびCD-ROMおよびDVD-ROMディスクを含む、あらゆる形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、特殊目的論理回路網によって補完される、またはその中に組み込まれることができる。
【0140】
本特許文書は、多くの詳細を含有するが、これらは、任意の発明または請求され得るものの範囲への限定としてではなく、むしろ、特定の発明の特定の実施形態に特有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈において本特許文書に説明されるある特徴はまた、単一の実施形態において組み合わせて実装されることもできる。逆に、単一の実施形態の文脈において説明される種々の特徴はまた、複数の実施形態では、別個に、または任意の好適な副次的組み合わせにおいて実装されることもできる。また、特徴が、ある組み合わせにおいて作用するものとして上記に説明され、さらに、そのようなものとして最初に請求され得るが、請求される組み合わせからの1つまたはそれを上回る特徴が、ある場合には、組み合わせから削除されることができ、請求される組み合わせは、副次的組み合わせまたは副次的組み合わせの変形例を対象とし得る。
【0141】
同様に、動作が、特定の順序で図面に描写されるが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示される特定の順序で、または順次順序で実施されること、または全ての図示される動作が実施されることを要求するものとして理解されるべきではない。また、本特許文書に説明される実施形態における種々のシステムコンポーネントの分離は、全ての実施形態においてそのような分離を要求するものとして理解されるべきではない。
【0142】
いくつかのみの実装および実施例が、説明され、他の実装、強化、および変形例も、本特許文書に説明および例証される内容に基づいて行われることができる。