(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-01
(45)【発行日】2023-11-10
(54)【発明の名称】アイウェア用可撓性ブリッジ組立品および可撓性アイウェアの組立方法
(51)【国際特許分類】
G02C 1/06 20060101AFI20231102BHJP
【FI】
G02C1/06
(21)【出願番号】P 2020541356
(86)(22)【出願日】2019-02-20
(86)【国際出願番号】 CA2019050200
(87)【国際公開番号】W WO2019161488
(87)【国際公開日】2019-08-29
【審査請求日】2022-01-28
(32)【優先日】2018-02-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517024515
【氏名又は名称】シェルドン ブレント
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【氏名又は名称】金子 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100170900
【氏名又は名称】大西 渉
(72)【発明者】
【氏名】シェルドン ブレント
(72)【発明者】
【氏名】ブロッソー ジュニア. ガイ
【審査官】横川 美穂
(56)【参考文献】
【文献】実開平05-035120(JP,U)
【文献】特表2017-522617(JP,A)
【文献】特開平06-190081(JP,A)
【文献】登録実用新案第3066888(JP,U)
【文献】米国特許第03395964(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0077356(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0170050(US,A1)
【文献】特表2001-506766(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02C 1/00-13/00
A63B 33/00
A61F 9/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アイウェアのための可撓性ブリッジ組立品であって、
一端に第1の凹部、および他端に第2の凹部を有する可撓性ブリッジ部と、
その第1の端部で前記第1の凹部に前記アイウェアの外表面に沿った方向に部分的に受け入れられて接続され、かつアイウェア用第1のレンズ保持部から分離されている第1の剛性取り付け部材と、
その第1の端部で前記第2の凹部に前記アイウェアの前記外表面に沿った前記方向に部分的に受け入れられて接続され、かつアイウェア用第2のレンズ保持部から分離されている第2の剛性取り付け部材と、
を含み、
前記可撓性ブリッジ部の各前記第1および第2の凹部は、前記第1および第2の剛性取り付け部材のそれぞれの前記第1の端部のサイズおよび外形を補完するサイズおよび外形とされ、かつその中に前記第1および第2の剛性取り付け部材のそれぞれの前記第1の端部を受け入れるように構成されており、
前記第1および第2の剛性取り付け部材の第2の端部は、前記アイウェアを組み立てる際に前記第1および第2のレンズ保持部に前記可撓性ブリッジ部を取り付けるため、前記第1および第2のレンズ保持部のそれぞれの対応する凹部に受け入れられている、アイウェアのための可撓性ブリッジ組立品。
【請求項2】
前記可撓性ブリッジ部ならびに第1および第2の剛性取り付け部材は、前記第1および第2の剛性取り付け部材が前記可撓性ブリッジ部の前記第1および第2の凹部に挿入されたときに整列するそれぞれの通路を介して互いに固定される、請求項1に記載のアイウェアのための可撓性ブリッジ組立品。
【請求項3】
締結具は、前記可撓性ブリッジ部を前記第1および第2の剛性取り付け部材に結合するように前記整列した通路を通して挿入されている、請求項2に記載のアイウェアのための可撓性ブリッジ組立品。
【請求項4】
前記締結具は、前記整列した通路に挿入され、その後硬化された樹脂を含む、請求項3に記載のアイウェアのための可撓性ブリッジ組立品。
【請求項5】
第1のレンズを保持するように適合された前記第1のレンズ保持部、および第2のレンズを保持するように適合された前記第2のレンズ保持部に結合した、請求項1に記載のアイウェアのための可撓性ブリッジ組立品を含む、アイウェア組立品。
【請求項6】
前記第1および第2の剛性取り付け部材の前記第2の端部を受けるように前記第1のレンズ保持部に第3の凹部を備え、かつ前記第2のレンズ保持部に第4の凹部を備える、請求項5に記載のアイウェア組立品。
【請求項7】
前記第1および第2の
剛性取り付け部材ならびに前記第1および第2のレンズ保持部は、前記第1および第2の
剛性取り付け部材を前記第3および第4の凹部に挿入すると整列する通路を有する、請求項6に記載のアイウェア組立品。
【請求項8】
締結具は、前記可撓性ブリッジ組立品を前記第1および第2のレンズ保持部に結合するように前記レンズ保持部を通る整列した通路を通して挿入されている、請求項7に記載のアイウェア組立品。
【請求項9】
前記締結具は、前記整列した通路に挿入され、その後硬化された樹脂を含む、請求項8に記載のアイウェア組立品。
【請求項10】
前記締結具は、前記レンズ保持部および前記可撓性ブリッジ部と面一に加工されている、請求項9に記載のアイウェア組立品。
【請求項11】
前記第1の
剛性取り付け部材は少なくとも一つの突起を含み、かつ前記第2の
剛性取り付け部材は少なくとも一つの突起を含み、前記第1の剛性取り付け部材の前記少なくとも一つの突起は前記第1のレンズ保持部の前記第3の凹部に対する取り付け部を提供し、かつ前記第2の剛性取り付け部材の前記少なくとも一つの突起は前記第2のレンズ保持部の前記第4の凹部に対する取り付け部を提供する、請求項
6に記載のアイウェア組立品。
【請求項12】
アイウェアのための可撓性ブリッジ組立品であって、
可撓性ブリッジ部と、
前記可撓性ブリッジ部の内に一端で前記アイウェアの外表面に沿った方向に埋め込まれた第1の側部を有し、かつアイウェア用第1のレンズ保持部から分離されている第1の剛性接続端部と、
前記可撓性ブリッジ部の内に他端で前記アイウェアの前記外表面に沿った前記方向に埋め込まれた第1の側部を有し、かつアイウェア用第2のレンズ保持部から分離されている第2の剛性接続端部と、
を含み、
前記第1および第2の剛性接続端部のそれぞれが、前記可撓性ブリッジ組立品を前記第1および第2のレンズ保持部に固定する一つまたは複数の取り付け通路を有する第2の側部を有し、前記一つまたは複数の取り付け通路のある前記それぞれの第2の側部は、前記第1および第2のレンズ保持部のそれぞれにもたれるように適合されている隆起部によって前記それぞれの第1の側部から分離されている、アイウェアのための可撓性ブリッジ組立品。
【請求項13】
前記可撓性ブリッジ部は、前記第1および第2の接続端部の上にオーバーモールドされている、請求項12に記載のアイウェアのための可撓性ブリッジ組立品。
【請求項14】
前記第1および第2の接続端部のそれぞれは、前記可撓性ブリッジ部をオーバーモールドする際に適用される物質を受けた通路を少なくとも一つ含む、請求項13に記載のアイウェアのための可撓性ブリッジ組立品。
【請求項15】
第1のレンズを保持するように適合された第1のレンズ保持部、および第2のレンズを保持するように適合された第2のレンズ保持部に結合した、請求項12に記載のアイウェアのための可撓性ブリッジ組立品を含む、アイウェア組立品。
【請求項16】
前記第1および第2の接続端部を受けるように前記第1のレンズ保持部に第1の凹部を備えかつ前記第2のレンズ保持部に第2の凹部を備える、請求項15に記載のアイウェア組立品。
【請求項17】
前記第1および第2の接続端部ならびに前記第1および第2のレンズ保持部は、前記第1および第2の接続端部を前記第1および第2の凹部に挿入すると整列する通路を有する、請求項16に記載のアイウェア組立品。
【請求項18】
締結具は、前記可撓性ブリッジ組立品を前記第1および第2のレンズ保持部に結合するように前記整列した通路を通して挿入されている、請求項17に記載のアイウェア組立品。
【請求項19】
前記締結具はネジである、請求項18に記載のアイウェア組立品。
【請求項20】
アイウェアのための可撓性ブリッジ組立品であって、
可撓性ブリッジ部と、
前記可撓性ブリッジ部の内部に一端で前記アイウェアの外表面に沿った方向に埋め込まれた第1の接続端部、および前記アイウェアの前記外表面に沿った前記方向に前記第1の接続端部から突出している少なくとも一つの第1の突起を含み、かつアイウェア用第1のレンズ保持部から分離されている第1の剛性取り付け部材と、
前記可撓性ブリッジ部の内部に他端で前記アイウェアの前記外表面に沿った前記方向に埋め込まれた第2の接続端部、および前記アイウェアの前記外表面に沿った前記方向に前記第2の接続端部から突出している少なくとも一つの第2の突起を含み、かつアイウェア用第2のレンズ保持部から分離されている第2の剛性取り付け部材と、を含み、
前記少なくとも一つの第1の突起は、前記少なくとも一つの第1の突起の形状と一致する形状を有する前記第1のレンズ保持部の少なくとも一つの凹部に受け入れられて前記可撓性ブリッジ部を前記第1のレンズ保持部に接続するように構成され、かつ前記少なくとも一つの第2の突起は、前記少なくとも一つの第2の突起の形状と一致する形状を有する前記第2のレンズ保持部の少なくとも一つの凹部に受け入れられて前記可撓性ブリッジ部を前記第2のレンズ保持部に接続するように構成されている、アイウェアのための可撓性ブリッジ組立品。
【請求項21】
前記可撓性ブリッジ部ならびに第1および第2の剛性取り付け部材は、前記第1および第2の剛性取り付け部材の通路が前記可撓性ブリッジ部を形成するオーバーモールド工程中に材料を受けた前記オーバーモールド工程を介して互いに固定されている、請求項20に記載のアイウェアのための可撓性ブリッジ組立品。
【請求項22】
前記少なくとも一つの第1の突起および前記少なくとも一つの第2の突起は、前記第1および第2のレンズ保持部の前記凹部にスナップ嵌めされる大きさである、請求項20に記載のアイウェアのための可撓性ブリッジ組立品。
【請求項23】
前記第1の剛性取り付け部材は、一対の第1の突起を備え、かつ前記第2の剛性取り付け部材は、一対の第2の突起を備えている、請求項20に記載のアイウェアのための可撓性ブリッジ組立品。
【請求項24】
第1のレンズを保持するように適合された前記第1のレンズ保持部、および第2のレンズを保持するように適合された前記第2のレンズ保持部に結合した、請求項20に記載のアイウェアのための可撓性ブリッジ組立品を含む、アイウェア組立品。
【請求項25】
前記少なくとも一つの第1および少なくとも一つの第2の突起を受けるように前記第1のレンズ保持部に少なくとも一つの第1の凹部を備えかつ前記第2のレンズ保持部に少なくとも一つの第2の凹部を備えている、請求項24に記載のアイウェア組立品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2018年2月20日に出願された米国仮特許出願第62/632,921号の優先権の利益を主張し、その内容を参照により本明細書に援用する。
【背景技術】
【0002】
以下は、アイウェア用可撓性ブリッジ、およびそのような可撓性ブリッジを組み込むアイウェアの組立方法に関する。
【0003】
メガネ等のアイウェアは、一般に、一つ以上のレンズを支持するフレームを含む。当該フレームは、通常、ユーザの鼻に係合してユーザの頭部にアイウェアを支持するノーズブリッジまたはノーズピースを含む。メガネは、また、当該フレームに取り付けられた(または一体化された)一対のアームを含み、例えば、当該アームをユーザの耳に置くか、またはこめかみ領域の頭部に係合させることによってさらにメガネを支持する。他のアイウェアは、(例えば、スポーツゴーグルにおいて)ストラップまたはバンドなどの他の支持要素を含み得る。
【0004】
メガネは、伝統的に、プラスチック、金属、または複合材料などの実質的に剛性を有する材料から作製されたフレームまたはフレーム部品を利用する。これらの材料の剛性により、フレーム内にレンズを支持し、ユーザの頭部にいつも変わらず意図したとおりにフィットするようなメガネの形状を実質的に維持する。この剛性の欠点は、フレームが通常はある程度の撓みにしか耐えることができず、破損または変形しやすい点である。
【0005】
可撓性部品はアイウェアにおいて、例えば、可撓性アームやアイウェアフレームの可撓性部分に使用されてきた。可撓性部品を組み込む場合、作製、組み立て、使用においてさまざまな課題が発生し得る。たとえば、可撓性により、フレームが変形し、時間の経過とともに形状が失われる原因となってはいけない。その他の課題には、複数の異なる材料の使用に関連して、組み立ての複雑さおよびコストが含まれる。剛性材料で作られた部品と可撓性材料で作られた部品は、一般に、互いに接着することが困難である可能性があるので、組み立てが簡単で、しかも耐久性を有し、強い結合を提供する結合メカニズムが必要になる可能性がある。
【0006】
以下の目的は、上述の欠点の少なくとも一つに対処することである。
【発明の概要】
【0007】
一つの態様では、アイウェア用可撓性ブリッジ組立品であって、一端に第1の凹部、および他端に第2の凹部を有する可撓性ブリッジ部と、その第1の端部で前述の第1の凹部に接続された第1の剛性取り付け部材と、その第1の端部で前述の第2の凹部に接続された第2の剛性取り付け部材と、を含み、前述の第1および第2の剛性取り付け部材の第2の端部は、アイウェアの第1および第2のレンズ保持部に対する取り付け部分を提供する、アイウェア用可撓性ブリッジ組立品が提供される。
【0008】
別の態様では、アイウェア用可撓性ブリッジ組立品であって、可撓性ブリッジと、前述の可撓性ブリッジの一端に埋め込まれた第1の剛性接続端部と、前述の可撓性ブリッジの他端に埋め込まれた第2の剛性接続端部と、を含み、前述の第1および第2の接続端部が、前述の可撓性ブリッジ組立品をアイウェアの第1および第2のレンズ保持部に結合するための取り付け部を提供する、アイウェア用可撓性ブリッジ組立品が提供される。
【0009】
さらに別の態様では、アイウェア用可撓性ブリッジ組立品であって、少なくとも一つの突起および少なくとも一つの穴を有する第1の剛性取り付け部材と、少なくとも一つの突起および少なくとも一つの穴を有する第2の剛性取り付け部材と、可撓性ブリッジ部と、少なくとも一つの凹部を有する第1のレンズ保持部と、少なくとも一つの凹部を有する第2のレンズ保持部と、を含み、前述の第1の剛性取り付け部材の前述の突起は、前述の第1のレンズ保持部の前述の凹部に対する取り付け部を提供し、かつ前述の第2の剛性取り付け部材の前述の突起は、前述の第2のレンズ保持部の前述の凹部に対する取り付け部を提供する、アイウェア用可撓性ブリッジ組立品が提供される。
【0010】
他の態様では、上記可撓性ブリッジ組立品のうちの一つを含むアイウェア組立品が提供される。
【0011】
一つの実施形態では、剛性取り付け部材は、硬化性樹脂のような締結具を挿入することによって、可撓性ブリッジに固定される。別の実施形態では、可撓性ブリッジは、剛性取り付け部材の上にオーバーモールドされる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
実施形態について、以下、添付図面を参照しながら説明する。
【
図1】
図1は、可撓性ブリッジ組立品を有するアイウェアの斜視図である。
【
図3B】
図3Bは、
図1に示す可撓性ブリッジ組立品の内部部品を示すために透視図を利用した部分拡大分解斜視図である。
【
図4A】
図4Aは、
図1に示す可撓性ブリッジ組立品の内部部品を示すために透視図を利用した部分拡大斜視図である。
【
図5】
図5は、
図4Bに示す可撓性ブリッジ組立品の線V-V線に沿う断面図である。
【
図6】
図6は、別の締結機構を利用する可撓性ブリッジ組立品の部分拡大斜視図である。
【
図7】
図7は、
図6の可撓性ブリッジ組立品で使用される取り付け部材を単独で示す拡大斜視図である。
【
図8】
図8は、
図6の可撓性ブリッジ組立品を単独で示す斜視図である。
【
図9】
図9は、
図6に示す可撓性ブリッジ組立品の線IX-IXに沿う断面図である。
【
図10】
図10は、別の接続機構を利用する可撓性ブリッジ組立品の部分拡大斜視図である。
【
図11】
図11は、
図10の可撓性ブリッジ組立品で使用される取り付け部材を単独で示す斜視図である。
【
図16】
図16は、
図10に示される可撓性ブリッジ組立品の内部部品を示すために透明図を利用した部分拡大正面図である。
【
図17a】
図17aは、別の突起設計を利用する可撓性ブリッジ組立品部分分解正面図である。
【
図17b】
図17bは、別の凹部設計を利用するレンズ保持部の部分分解斜視図である。
【
図18】
図18は、別の突起設計を利用する可撓性ブリッジ組立品の部分分解正面図である。
【
図19】
図19は、さらに別の突起設計を利用する可撓性ブリッジ組立品の部分分解正面図である。
【
図20】
図20は、さらに別の突起設計を利用する可撓性ブリッジ組立品の部分分解正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
メガネ、サングラス、安全メガネなどのアイウェアに可撓性を提供するために、可撓性ブリッジ組立品を利用できる。この場合、剛体の取り付け部材が可撓性を有する本体に少なくとも部分的に含まれるか、または埋め込まれて、アイウェアのレンズ保持部に取り付け点を提供し、その間の可撓性を有する本体により、ブリッジ領域またはその付近でアイウェアに可撓性を与える。
【0014】
図面を参照すると、
図1は、組み立てられたアイウェア10の斜視図を提供し、これを本明細書では簡潔のため、互換的に、アイウェア組立品10またはアイウェア10とも呼ぶ。アイウェア10は、一対のレンズ保持部12、この例では、第1のレンズ保持部12aおよび第2のレンズ保持部12bを含む。レンズ保持部12a、12bを、レンズ、具体的にこの例では、第1のレンズ保持12aに保持される第1のレンズ22aおよび第2のレンズ保持部12bに保持される第2のレンズ22bを保持するよう適合させる可能性がある。第1のアーム18aは、第1のレンズ保持部12aに接続し、第2のアーム18bは、第2のレンズ保持部12bに接続する。第1のレンズ保持部12aは、第1のノーズピース20aを含むか、またはそうでなければ支持し、第2のレンズ保持部12bは、第2のノーズピースを含むか、またはそうでなければ支持する。ノーズピース20はまた、ノーズ係合部分もしくはノーズパッドと呼び、またはそのようにみなしてもよい。また、
図1に示すノーズピース20は、単なる説明目的のものである。
【0015】
レンズ保持部12aおよび12bは、可撓性ブリッジ組立品15を介して相互に接続され、以下でより詳細に示すように、可撓性ブリッジ組立品15は、可撓性ブリッジ部14を含み、これを本明細書では、互換的に、ブリッジ部14と呼ぶ。レンズ保持部12aおよび12bは、それらがユーザの頭部の両側に配置されユーザの目と整列するように、ブリッジ組立品15に接続される。可撓性ブリッジ組立品15によりアイウェアが曲がり、レンズ保持部12a、12bおよびそれに取り付けられたアーム18a、18bは互いに折れ曲がり、そうでなければ分離しもしくは捩じられることができる。これにより、例えば、ユーザは頭部にアイウェアを置くときアーム18a、18bを互いに離れるようにわずかに屈曲させ、可撓性ブリッジ部14の弾性によりアーム18a、18bを互いに向き合うように戻らせて、ユーザの頭部に対して耳の上に着座させることができる。この可撓性により、また、例えば、アイウェア10が落下したり、ユーザがその上に座ったり、財布やバッグに詰め込まれたり、などした場合でも、レンズ保持部12a、12bは曲がり、ねじられ、ある程度は、折り重なることができるので、破損耐性が向上する。
【0016】
可撓性ブリッジ組立品15の部品および当該組立品15をレンズ保持部12a、12bに接続する方法を
図2に示す。可撓性ブリッジ部14は、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ゴムまたは熱可塑性ゴム(TRP)、軟質プラスチックなどの弾性体または任意の他の適切な材料から作製され得る。レンズ保持部12a、12bは、プラスチック、木材、アセテート、また他の適切な剛性材料から作製され得る。可撓性ブリッジ組立品15およびレンズ保持部12a、12bは、剛性の取り付け部材16を使用して互いに結合される。取り付け部材16は、本明細書において互換的に、固定部材16とも呼ぶ。固定部材16は、この例では、可撓性ブリッジ部14およびレンズ保持部材12に比べて相対的に薄く、このことにより、それらの中に少なくとも部分的に埋め込まれるか、または含まれることができる。この例では、第1のレンズ保持部12aは、第1の取り付け部材16aによって可撓性ブリッジ組立品15に取り付けられ、第2のレンズ保持部12bは、第2の取り付け部材16bによって可撓性ブリッジ組立品15の反対側に取り付けられる。これにより、第1のレンズ保持部12aを第2のレンズ保持部12bに、可撓性ブリッジ部14を介して効果的に結合して、前述の可撓性および弾性を提供する。固定部材16は、金属、炭素繊維、プラスチック、または他の任意の適切な剛性材料としてよい。
【0017】
可撓性ブリッジ組立品15をレンズ保持部12a、12bと組み立てるための部品および方法についてのその他詳細は、
図3Aおよび3Bに示す部分拡大分解斜視図から明らかである。レンズ保持部12a、12bは、穴、窪みまたは凹部26を備えて作製されることが観察され得る。凹部26は、対応する取り付け部材16の外側に延在する端部と補完的な形状および外形とされ、凹部26はそれに取り付けるための固定部材16a、16bの一部を受け入れることができる。この例では、第1のレンズ保持部12aは第1のレンズ保持部凹部26aを有し、第2のレンズ保持部12bは第2のレンズ保持部凹部26bを有する。可撓性ブリッジ部14は、各端にブリッジ凹部24を含むように作製され、その結果、一つのブリッジ凹部24が、取り付け部材16の他端を受け入れるように各レンズ保持部12a、12bに面する。すなわち、ブリッジ凹部24は、取り付け部材16a、16bの他端を補完し受け入れるサイズおよび外形とされる。第1の取り付け部材16aの一端を、第1のブリッジ凹部24aに挿入し、かつ第2の取り付け部材16bの一端を、第2のブリッジ凹部24bに挿入することができる。
【0018】
この例では、レンズ保持部12は、それぞれ、一つ以上のレンズ保持部通路32を備え、それらはレンズ保持部12a、12bの後面から、レンズ保持部凹部26を通ってレンズ保持部12の前面を部分的に通る(すなわち、前面の皿穴に埋められる)。具体的には、この例では、第1のレンズ保持部12aは、一対の第1のレンズ保持部通路32aを有し、第2のレンズ保持部12bは、一対の第1のレンズ保持部通路32bを有する。通路32は、任意の適切な数だけ提供し得ることが理解されよう。レンズ保持部通路32a、32bは、レンズ保持部凹部26a、26bの両側に延在し、後述するように、取り付け部材16内の通路と整列する。同様に、可撓性ブリッジ部14は、その両側に一組の一つ以上のブリッジ通路34を備え、それらは、それぞれのブリッジ凹部24を同様に通過し、以下に説明するように、取り付け部材16のさらなる通路と整列する。
【0019】
取り付け部材16a、16bは、それぞれが、レンズ保持部側の一つ以上の通路28の第1の組、および可撓性ブリッジ部側の一つ以上の通路30の第2の組を備える。第1の組の通路28と同数のレンズ保持部通路32があり、同様に第2の組の通路30と同数のブリッジ通路34があることが好ましい。この例では、第1の取り付け部材16aは、一対の第1の通路28aおよび一対の第2の通路30aを有する。同様に、第2の取り付け部材16bは、一対のそれ自体の第1の通路28bおよび一対のそれ自体の第2の通路30bを有する。
図3aおよび3bに示す図から理解できるように、上述の通路の組を整列して提供することにより、以下でさらに詳細に説明するように、取り付け部材16を可撓性ブリッジ部14およびレンズ保持部12の両方に固定できる。
【0020】
図4Aおよび4Bを参照すると、固定部材16a、16bを一端でレンズ保持部凹部26a、26b、他端でブリッジ凹部24a、24bに両方とも挿入することによりアイウェア10を組み立て得ることが観察できる。この例では、固定部材16a、16bのサイズ、外形は、それらをレンズ保持部凹部26a、26bおよびブリッジ凹部24a、24bに挿入するとき、ブリッジ部14の周囲面はレンズ保持部12a、12bに対して重みがかかり、可撓性ブリッジ部14およびレンズ保持部12a、12bが隣接嵌合を形成するように決められる。しかしながら、固定部材16a、16bは、また、ブリッジ14の周囲面がレンズ保持部12a、12bに直接接触しないように幅が広くてもよく、したがって、隣接嵌合は必ずしも必要ではないことが理解されよう。
【0021】
また、
図5から、固定部材16aを、上述の通り、第1のレンズ保持部12aに挿入し、かつ可撓性ブリッジ部14に挿入すると、第1のレンズ保持部通路32aが第1の組の通路28aと整列し、第1のブリッジ部用通路34aが第2の組の通路30aと整列することが観察できる。同様に、固定部材16bを、上述の通り、第2のレンズ保持部12bに挿入し、かつ可撓性ブリッジ部14に挿入すると、第2のレンズ保持部通路32bが第2の固定部材16bの第1の組の通路28bと整列し、第2のブリッジ部用通路34bが第2の固定部材16bの第2の組の通路30bと整列する。これらの配置により、部品を相互に取り付けることができる。
【0022】
締結材、より一般的に、締結具36が、可撓性ブリッジ部14をレンズ保持部12a、12bに固定部材16a、16bを介して結合するために、整列した通路28aおよび32a、28bおよび32b、30aおよび34a、30bおよび34bを通るように挿入され得る。一つの実施例では、締結具36は、樹脂などの締結材を注入することによって提供でき、ブリッジ14、レンズ保持部12a、12b、および固定部材16a、16bを組み立て後、整列した通路28aおよび32a、28bおよび32b、30aおよび34a、30bおよび34bに締結材を注入するか、さもなければ導入し、次に硬化または固定する。次に、締結具36を、審美的目的のために、ブリッジ部14およびレンズ保持部12の表面と面一になるように、バフ仕上げまたは研磨してもよい。別の実施形態では、締結具36は、ねじ(例えば、
図6に見られるように)、ダボ、接着剤、リベット、または任意の適切な締結具であり得る。
【0023】
図6~9は、番号48で示す可撓性ブリッジ組立品の別の実施形態を示す。この実施形態では、可撓性ブリッジ部50は、以下でより詳細に説明するように、接続端部に可撓性材料をオーバーモールドすることによって作製される。これにより、
図6に示すねじなどの締結具40によってレンズ保持部12a、12bに取り付けることができるブリッジ組立品48を形成する。
【0024】
オーバーモールド可撓性ブリッジ部50をレンズ保持部12a、12bに結合するために使用する接続端部38を、
図7に示す。この例では、第1の接続端部38aは、第1のレンズ保持部12aをオーバーモールドブリッジ部50に結合し、第2の接続端部38bは、第2のレンズ保持部12bをオーバーモールドブリッジ部50に結合する。接続端部38a、38bは、オーバーモールドブリッジ48をレンズ保持部12a、12bに取り付けたときの安定性と支持をアイウェア10に提供するために、剛性材料から作られる。接続端部38a、38bを、機械加工または型押し加工による金属、またはポリカーボネートのようなポリマーから作ることができる。当技術分野で一般に使用される方法を使用し、他の任意の剛性材料を使用しても、接続端部38a、38bを形成できることは明らかであろう。
【0025】
接続端部38の一方の側は、以下に詳細に説明するように、オーバーモールド工程で材料を受けるための一つまたは複数の穴44(または他の通路)を備える。この例では、第1の接続端子38aは、細長い穴44aを備え、かつ第2の接続端部38bは、細長い穴44bを備える。接続端部38はまた、ねじを受けるためのねじ切りがされ得る取り付け通路42を備え得る。この例では、第1の接続端部38aは二つの第1の取り付け通路42aを備え、第2の接続端部38bは二つの第2の取り付け通路42bを備える。穴44a、44bおよび取り付け通路42a、42bを隆起部46によって分離してもよい。この例では、第1の接続端部38aは、一方の面に第1の隆起部46aを備え、第2の接続端部38bは、一方の面に第2の隆起部46bを備える。隆起部46a、46bを、
図9に示されるように、レンズ保持部12a、12bに対して組み立てたときの安定性のために提供し得る。
【0026】
図8に示すように、オーバーモールドブリッジ部50を形成する材料を、接続端部38a、38bにオーバーモールドして可撓性ブリッジ組立品48を形成し、その後それをアイウェア10の作製においてレンズ保持部12a、12bに結合することができる。可撓性ブリッジ組立品48の作製は、任意の好適なオーバーモールド工程を使用して行うことができる。オーバーモールド工程は、2回射出成形とも呼ばれ、二つ以上の異なる材料を組み合わせて単一の部品を作成する工程である。通常、第1の材料(または基板)は、製造工程の間オーバーモールドされる材料によって部分的または完全に覆われる。この場合、接続端部38a、38bの一部が基板として機能し、オーバーモールドブリッジ部50を作成するために使用される材料でオーバーモールドされる。
【0027】
オーバーモールドされる材料は、一般に、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ゴムもしくは熱可塑性ゴム(TRP)、軟質プラスチックなどの弾性体、または任意の他の適切な材料である。当該材料をモールドし、オーバーモールドブリッジ50の周辺面が持ち上がった隆起部46a、46bに対して少なくとも部分的に重みがかかるようにし得る。可撓性材料は、通常、ブリッジ組立品48をレンズ保持部12a、12bに取り付ける前に、接続端部38a、38bにオーバーモールドされることが理解されよう。すなわち、ブリッジ組立品48を、好ましくは、組立工程に組み込まれる別個の部品として作製する。
【0028】
図7から、接続端部38a、38bは、オーバーモールド工程のための一つまたは複数の穴44a、44bを備え得ることが観察できる。オーバーモールドブリッジ50の材料は、オーバーモールド工程の間、穴44a、44bを通って流れて充填し、接続端部38a、38bにさらなる把持および封止を提供し、オーバーモールドブリッジ部50および接続端部38a、38b間により強い保持を形成する。
図7に示す細長い穴44a、44bは、単なる例示目的であり、任意の形状の任意の一つまたは複数の穴を使用することができる。
【0029】
図6および9は、アイウェア10は、上述の第1の実施例と同様に、ブリッジ組立品48の接続端部38a、38bをレンズ保持部12a、12bのレンズ保持部凹部26a、26bに挿入し、レンズ保持部通路32a、32bを、取り付け通路42a、42bに整列することによって組み立てられ得ることを示す。締結具40をレンズ保持部通路32a、32bを通して取り付け通路42a、42bに挿入することによって、接続端部38a、38bの場所を固定し、それにより、オーバーモールド可撓性ブリッジ部50をレンズ保持部12a、12bに結合し得る。この例では、締結具40はねじであり、取り付け通路42には締結具40を保持するためのねじ切りがされている。しかしながら、他の締結具ならびに締結技術および機構を利用できることが理解されよう。
【0030】
図10~16は、数字52示す可撓性ブリッジ組立品の別の実施例を示す。この実施形態では、可撓性ブリッジ部58は、以下でより詳細に記載するように、接続端部54の上に可撓性材料をオーバーモールドすることによって作成される。これにより、レンズ保持部12a、12bに取り付け得るブリッジ組立品52形成する。
【0031】
オーバーモールド可撓性ブリッジ部58をレンズ保持部12a、12bに結合するために接続端部54を使用することができる。この例では、少なくとも一つの突起56aが第1の接続端部54aから突出し、第1のレンズ保持部12aをオーバーモールドブリッジ部58に結合し、少なくとも一つの突起56bが第2の接続端部54bから突出し、第2のレンズ保持部12bをオーバーモールドブリッジ部58に結合する。接続端部54a、54bは、オーバーモールドブリッジ58をレンズ保持部12a、12bに取り付けたときの安定性と支持をアイウェア10に提供するために、剛性材料から作られる。接続端部54a、54bは、機械加工または型押し加工による金属、またはポリカーボネートのようなポリマーから作ることができる。当技術分野で一般に使用される方法を使用し、他の任意の剛性材料を使用しても、接続端部54a、54bを形成できることは明らかであろう。
【0032】
接続端部54の一方の側には、以下に詳細に説明するように、オーバーモールド工程で材料を受けるための一つまたは複数の通路62を備えることができる。
【0033】
図12および13に示すように、オーバーモールドブリッジ部58形成する材料を、接続端部54a、54bにオーバーモールドして可撓性ブリッジ組立品48を形成し、その後それをアイウェア10の作製においてレンズ保持部12a、12bに結合することができる。可撓性ブリッジ組立品52の作製は、任意の好適なオーバーモールド工程を使用して行うことができる。この場合、接続端部54a、54bの一部が基板として機能し、オーバーモールドブリッジ部58を作成するために使用される材料でオーバーモールドされる。また、突起56をオーバーモールドされる基板として機能させてもよい。
【0034】
オーバーモールドされる材料は、一般に、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ゴムもしくは熱可塑性ゴム(TRP)、軟質プラスチックなどの弾性体、または任意の他の適切な材料である。可撓性材料は、通常、ブリッジ組立品52をレンズ保持部12a、12bに取り付ける前に、接続端部54a、54bにオーバーモールドされることが理解されよう。すなわち、ブリッジ組立品52を、好ましくは、組立工程に組み込まれる別個の部品として作製する。
【0035】
図11および12から、接続端部54a、54bは、オーバーモールド工程のための一つまたは複数の通路62を備え得ることが観察できる。オーバーモールドブリッジ部58の材料は、オーバーモールド工程の間、通路62を通って流れて充填し、接続端部54a、54bにさらなる把持および封止を提供し、オーバーモールドブリッジ部58よび接続端部54a、54b間により強い保持を形成する。
図11に示す細長い通路62は、単なる例示目的であり、任意の形状の任意の一つまたは複数の穴を使用することができる。
図12は、接続端部54a、54bの実施形態を示し、オーバーモールドされ、オーバーモールドブリッジ58を形成する。
【0036】
突起56は、可撓性ブリッジ部50をレンズ保持部12に固定するための窪み64を含んでよい。
図13に示すように、レンズ保持部12aの一方の側に突起56aを受けるための穴60aを備え、かつレンズ保持部12bの一方の側に突起56bを受けるための穴60bを備えてよい。
【0037】
ネジ等の締結具を、可撓性ブリッジ組立品50レンズ保持部12に結合するために使用してもよい。可撓性ブリッジ組立品50よびレンズ保持部12は、整列する通路を含んでよく、そのような整列する通路に締結具を挿入して、可撓性ブリッジ組立品50を第1および第2のレンズ保持部12a、12bと結合させるためである。
【0038】
図14、15、および16は、ブリッジ組立品48の突起56a、56bをレンズ保持部12a、12bのレンズ保持部凹部60に挿入するか、またはスナップ嵌めすることによって組み立て得ることを示す。レンズ保持部凹部60に突起56をスナップ嵌めすると、突起が僅かに変形し、レンズ保持部凹部内に着座する。オーバーモールドブリッジ58を、突起56およびレンズ保持部凹部60の形状に応じて、レンズ保持部凹部60に永久的にまたは取り外し可能にスナップ嵌めすることができる。
【0039】
図17、18、19および20は、使用可能な別の突起設計例を示し、球状突起66、円錐状突起68、「D」状突起70、および鋸歯状突起72が含まれる。レンズ保持部凹部61、60を、突起70の形状と一致するように成形することができる。
図17aにおいて、突起66は球形であり、したがって、レンズ保持部12bの部分斜視図(
図17b)において、レンズ保持部凹部61は円形に形作られ、突起66がレンズ保持部凹部61にスナップ嵌めされ得るのが分かる。レンズ保持部凹部60の形状は、挿入する突起66、68、70または72の形状により決定される。球状突起66などの突起形状は、必要に応じて分離できるように、レンズ保持凹部61に取り外し可能にスナップ嵌めされる。鋸歯状突起72などの他の突起形状は、オーバーモールドブリッジ58をレンズ保持部12に永久的に取り付けることができる。
【0040】
適切と考えられる例示について、簡単かつ明確化のため、参照番号を、図面間の対応するまたは類似する要素を示すために繰り返している可能性がある。さらに、本明細書に記載された実施例について完全な理解を提供するために、特定の詳細を多数述べた。しかしながら、本明細書に記載した実施例は、これらの特定の詳細が無く実施され得ることが当業者によって理解されるであろう。他の例では、本明細書で記載した実施例を不明瞭にしないように、周知の方法、手順、および部品について詳細に記載しなかった。また、その記載は、本明細書に記載した実施例の範囲を限定するものと見なすべきでない。
【0041】
本明細書に使用した実施例および対応の図は、単なる例示目的であることが理解されよう。本明細書に表した原理から逸脱することなく、異なる構成および用語を使用することができる。たとえば、部品やモジュールについて、これらの原則から逸脱することなく、異なる接続で追加、削除、または、配置ができる。
【0042】
上記の原理は、ある特定の実施例を参照して説明してきたが、添付の特許請求の範囲に概説するような種々の変更が、当業者には明らかであろう。