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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-01
(45)【発行日】2023-11-10
(54)【発明の名称】電子部品用トレイ
(51)【国際特許分類】
   B65D 85/20 20060101AFI20231102BHJP
   B65D 1/24 20060101ALI20231102BHJP
   B65D 85/86 20060101ALI20231102BHJP
【FI】
B65D85/20 Z
B65D1/24
B65D85/86 100
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020014477
(22)【出願日】2020-01-31
(65)【公開番号】P2021120298
(43)【公開日】2021-08-19
【審査請求日】2022-11-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000237721
【氏名又は名称】FDK株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】飯田 裕也
【審査官】植前 津子
(56)【参考文献】
【文献】特開平06-312777(JP,A)
【文献】特開2002-037244(JP,A)
【文献】特開昭61-243653(JP,A)
【文献】実開昭56-135662(JP,U)
【文献】特開2008-258393(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 85/00-85/28
B65D 85/38
B65D 85/86-85/88
B65D 1/00- 1/48
H01M 50/20
H01M 50/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
柱体に形成された本体部分と、
前記柱体の側面に沿って配置されるピン
とを有する電子部品
を保持する電子部品用トレイであり、
第1載置部と、
第2載置部と、
前記第1載置部と前記第2載置部との間に配置されるピン格納部とを備え、
前記ピン格納部には、前記本体部分のうちの前記側面に対応する側面部が前記第1載置部と前記第2載置部とに接触するときに前記ピン格納部と前記本体部分とに囲まれるピン格納空間が形成されるように、窪みが形成され
前記ピン格納部のうちの前記ピン格納空間に対向する面の裏側には、前記側面に沿う曲面が形成され
電子部品用トレイ。
【請求項2】
前記ピン格納空間は、第1ピン格納空間と第2ピン格納空間とを含み、
前記ピン格納部は、前記第1ピン格納空間と前記第2ピン格納空間とを隔てる仕切部を有する
請求項1に記載の電子部品用トレイ。
【請求項3】
前記ピン格納部には、前記側面部が前記第1載置部と前記第2載置部とに接触するときに、前記本体部分のうちの前記柱体の一方の底面に対応する底面部が配置される外部空間と前記第1ピン格納空間とを繋げる逃がし空間がさらに形成される
請求項2に記載の電子部品用トレイ。
【請求項4】
前記側面部が前記第1載置部と前記第2載置部とに接触するときに、前記本体部分のうちの前記柱体の他方の底面に対応する他の底面部が配置される他の外部空間と前記第1ピン格納空間とを隔てる閉鎖部
をさらに備える請求項3に記載の電子部品用トレイ。
【請求項5】
前記側面部が前記第1載置部と前記第2載置部とに接触するときに前記柱体の一方の底面に対向する第1底面対向部と、
前記側面部が前記第1載置部と前記第2載置部とに接触するときに前記柱体の他方の底面に対向する第2底面対向部
とをさらに備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子部品用トレイ。
【請求項6】
前記本体部分と合同である他の本体部分を有する他の電子部品を保持する保持部と、
前記保持部を前記第1載置部と前記第2載置部と前記ピン格納部とに固定する連結部
とをさらに備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電子部品用トレイ。
【請求項7】
前記保持部は、前記他の電子部品が前記保持部に保持されるときの前記他の本体部分の軸方向は、前記電子部品が前記第1載置部と前記第2載置部とに載置されるときの前記本体部分の軸方向と異なるように、形成される
請求項に記載の電子部品用トレイ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、電子部品用トレイに関する。
【背景技術】
【0002】
複数の電池を搬送するときに利用される電池トレイが知られている(特許文献1)。この電池トレイは、複数の仕切部が所定方向に配列され、隣接する仕切部の間に電池が配置されることにより、複数の電池を適切に保持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-91714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような電池トレイは、ピンが設けられている電池を保持するときに、ピンがトレイ等に干渉し、ピンの屈曲を招くという問題がある。
【0005】
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、電子部品に設けられるピンが変形することを防止する電子部品用トレイを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様による電子部品用トレイは、柱体に形成された本体部分と、前記柱体の側面に沿って配置されるピンとを有する電子部品を保持する。電子部品用トレイは、第1載置部と、第2載置部と、前記第1載置部と前記第2載置部との間に配置されるピン格納部とを備えている。前記ピン格納部には、前記本体部分のうちの前記側面に対応する側面部が前記第1載置部と前記第2載置部とに接触するときに前記ピン格納部と前記本体部分とに囲まれるピン格納空間が形成されるように、窪みが形成されている。前記ピン格納部のうちの前記ピン格納空間に対向する面の裏側には、前記側面に沿う曲面が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
開示の電子部品用トレイは、電子部品に設けられるピンが変形することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施例1の電子部品用トレイを示す斜視図である。
図2図2は、実施例1の電子部品用トレイを示す平面図である。
図3図3は、図2のE-E’-F-F’線断面を示し、実施例1の電子部品用トレイを示す断面図である。
図4図4は、保持部を示す平面図である。
図5図5は、図2のC-C’-D-D’線断面を示し、実施例1の電子部品用トレイを示す他の断面図である。
図6図6は、タブ付電池を示す斜視図である。
図7図7は、タブ付電池を示す側面図である。
図8図8は、タブ付電池を示す平面図である。
図9図9は、実施例1の電子部品用トレイがタブ付電池を保持している様子を示す断面図である。
図10図10は、実施例1の電子部品用トレイがタブ付電池を保持している様子を示す平面図である。
図11図11は、実施例1の電子部品用トレイが他の電子部品用トレイの上に積み上げられた様子を示す断面図である。
図12図12は、比較例の化粧箱を示す斜視図である。
図13図13は、実施例2の電子部品用トレイの保持部を示す断面図である。
図14図14は、実施例2の電子部品用トレイが他の電子部品用トレイの上に積み上げられた様子を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願が開示する実施形態にかかる電子部品用トレイについて、図面を参照して説明する。なお、以下の記載により本開示の技術が限定されるものではない。また、以下の記載においては、同一の構成要素に同一の符号を付与し、重複する説明を省略する。
【実施例1】
【0010】
実施例1の電子部品用トレイ1は、樹脂に例示される絶縁体から形成され、図1に示されているように、概ね四角柱状に形成されている。図1は、実施例1の電子部品用トレイ1を示す斜視図である。実施例1の電子部品用トレイ1は、複数の保持部2-1~2-20と連結部3と外枠部5とを備えている。図2は、実施例1の電子部品用トレイ1を示す平面図である。複数の保持部2-1~2-20は、四角柱の底面に沿うように、並べられている。連結部3は、複数の保持部2-1~2-20が互いに固定されるように、複数の保持部2-1~2-20に一体に接合されている。外枠部5は、複数の保持部2-1~2-20と連結部3とを囲み、電子部品用トレイ1の縁を形成している。外枠部5は、複数の保持部2-1~2-20と連結部3とが外枠部5に対して固定されるように、複数の保持部2-1~2-20と連結部3とに一体に接合されている。
【0011】
図3は、図2のE-E’-F-F’線断面を示し、実施例1の電子部品用トレイ1を示す断面図である。外枠部5は、屈曲している板から形成され、四角柱の4つの側面に概ね沿うように、配置されている。外枠部5は、さらに、下側に近付くにつれ電子部品用トレイ1の底面に平行である方向における差渡し幅が大きくなるように、四角柱の側面に対して傾斜している平面に沿い、下側に広がるように形成されている。
【0012】
複数の保持部2-1~2-20のうちの1つの保持部2-1は、屈曲している板から形成され、第1載置部6と第2載置部7とピン格納部8とを備えている。第1載置部6には、第1側面対向面11が形成されている。第2載置部7には、第2側面対向面12が形成されている。ピン格納部8は、第1載置部6と第2載置部7との間に配置されている。ピン格納部8には、窪み14が形成されている。ピン格納部8は、仕切部15を備えている。仕切部15は、窪み14の内部のピン格納空間が第1ピン格納空間16と第2ピン格納空間17とに隔てられるように、窪み14の内部に配置されている。仕切部15には、さらに、第3側面対向面18が形成されている。
【0013】
ピン格納部8には、曲面19がさらに形成されている。曲面19は、ピン格納部8のうちのピン格納空間に面する側の反対側に形成され、予め定められた円柱の側面に沿うように、形成されている。
【0014】
図4は、保持部2-1を示す平面図である。保持部2-1には、アキシャル方向20が設定されている。アキシャル方向20は、電子部品用トレイ1が形成される四角柱の底面に平行である。第1側面対向面11は、アキシャル方向20に平行である直線に沿うように形成されている。第2側面対向面12は、アキシャル方向20に平行である直線に沿うように形成されている。第3側面対向面18は、アキシャル方向20に平行である直線に沿うように形成されている。第1ピン格納空間16は、アキシャル方向20に平行である直線に沿う溝状に形成されている。第2ピン格納空間17は、アキシャル方向20に平行である直線に沿う溝状に形成されている。さらに、図示されていないが、ピン格納部8の曲面19は、軸方向がアキシャル方向20に平行である円柱の側面に沿うように、形成されている。
【0015】
ピン格納部8は、第1底面対向部21と第2底面対向部22と第1閉鎖部23と第2閉鎖部24とをさらに備えている。第1底面対向部21は、保持部2-1のうちのアキシャル方向20の正方向の端に形成されている。第1底面対向部21には、第1底面対向面25が形成されている。第1底面対向面25は、アキシャル方向20に垂直である平面に沿い、第2底面対向部22に向いている。第2底面対向部22は、保持部2-1のうちのアキシャル方向20の負方向の端に形成されている。第2底面対向部22には、第2底面対向面26が形成されている。第2底面対向面26は、アキシャル方向20に垂直である平面に沿い、第1底面対向部21に向いている。
【0016】
第1閉鎖部23は、第1ピン格納空間16のアキシャル方向20の正方向の側に配置されている。第2閉鎖部24は、第2ピン格納空間17のアキシャル方向20の負方向の側に配置されている。
【0017】
保持部2-1は、さらに、第1逃がし空間31と第2逃がし空間32とが形成されている。第1逃がし空間31は、第1ピン格納空間16のアキシャル方向20の負方向の側に形成されている。第1逃がし空間31は、さらに、幅方向29に第2閉鎖部24と重なるように、形成されている。幅方向29は、電子部品用トレイ1が形成する四角柱の底面に平行であり、かつ、アキシャル方向20に垂直である。第1逃がし空間31は、第1ピン格納空間16に繋がっている。第2逃がし空間32は、第2ピン格納空間17のアキシャル方向20の正方向の側に形成されている。第2逃がし空間32は、さらに、幅方向29に第1閉鎖部23と重なるように、形成されている。第2逃がし空間32は、第2ピン格納空間17に繋がっている。
【0018】
複数の保持部2-1~2-20のうちの保持部2-1と異なる他の保持部は、保持部2-1と同様に、形成されている。電子部品用トレイ1は、図2に示されているように、複数の保持部2-1~2-20のうちのいくつかの保持部2-1~2-5のアキシャル方向20が互いに平行であるように、形成されている。電子部品用トレイ1は、さらに、複数の保持部2-1~2-20のうちの残りの保持部2-6~2-20のアキシャル方向20が、互いに平行であり、かつ、いくつかの保持部2-1~2-5のアキシャル方向20に垂直であるように、形成されている。
【0019】
電子部品用トレイ1は、図4に示されているように、アキシャル方向20が互いに平行である2つの保持部が幅方向29に並んでいるときに、2つの保持部の間に保持部仕切部33を備えている。図5は、図2のC-C’-D-D’線断面を示し、実施例1の電子部品用トレイ1を示す他の断面図である。保持部仕切部33は、第3側面対向面18より上側に突出するように、また、図示されていないが、第1側面対向面11と第2側面対向面12とより上側に突出するように、形成されている。保持部仕切部33には、凹み34が形成されている。凹み34は、保持部仕切部33のうちのアキシャル方向20における中央の部分に形成されている。電子部品用トレイ1には、保持部仕切部33と同様に形成されている複数の仕切部を備えている。
【0020】
電子部品用トレイ1は、樹脂から形成されるシートを真空成形することにより、一体的に形成される。
【0021】
電子部品用トレイ1により保持されるタブ付電池41は、図6に示されているように、本体部分42と第1ピン43と第2ピン44とを備えている。図6は、タブ付電池41を示す斜視図である。タブ付電池41は、本体部分42と第1ピン43と第2ピン44とを備えている。本体部分42は、概ね円柱状に形成され、その円柱の高さが円柱の底面の円の直径より大きくなるように、細長く形成されている。第1ピン43は、金属に例示される導体から形成され、棒状に形成されている。第2ピン44は、金属に例示される導体から形成され、棒状に形成されている。
【0022】
図7は、タブ付電池41を示す側面図である。本体部分42は、第1底面部45と第2底面部46と側面部47とを備えている。第1底面部45は、本体部分42のうちの円柱の一方の底面に対応する部位に配置され、円柱の軸方向48に垂直である平面に沿うように形成されている。第2底面部46は、本体部分42のうちの円柱の他方の底面に対応する部位に配置され、軸方向48に垂直である平面に沿うように形成されている。側面部47は、本体部分42のうちの円柱の側面に対応する部位に配置されている。
【0023】
第1ピン43は、接合部分51と側面側部分52と底面側部分53とを備えている。接合部分51には、第1ピン43の一端が形成されている。底面側部分53には、第1ピン43の他端が形成されている。底面側部分53は、接合部分51と側面側部分52との間に形成されている。接合部分51は、本体部分42のうちの第1底面部45に接合されている。側面側部分52は、概ね直線状に形成され、軸方向48に平行である直線に沿うように、かつ、側面側部分52が側面部47に接触しないように、側面部47の近傍に配置されている。底面側部分53は、概ね直線状に形成され、第1底面部45に沿うように配置されている。すなわち、第1ピン43は、側面側部分52が側面部47に沿うように、かつ、底面側部分53が第1底面部45に沿うように、側面側部分52と底面側部分53との間の部分が屈曲している。
【0024】
第2ピン44は、接合部分55と側面側部分56と底面側部分57とを備えている。接合部分55には、第2ピン44の一端が形成されている。底面側部分57には、第2ピン44の他端が形成されている。底面側部分57は、接合部分55と側面側部分56との間に形成されている。接合部分55は、本体部分42のうちの第2底面部46に接合されている。側面側部分56は、概ね直線状に形成され、軸方向48に平行である直線に沿うように、かつ、側面側部分56が側面部47に接触しないように、側面部47の近傍に配置されている。底面側部分57は、概ね直線状に形成され、第2底面部46に沿うように配置されている。すなわち、第2ピン44は、側面側部分56が側面部47に沿うように、かつ、底面側部分57が第2底面部46に沿うように、側面側部分56と底面側部分57との間の部分が屈曲している。
【0025】
図8は、タブ付電池41を示す平面図である。第1ピン43と第2ピン44とは、さらに、第1ピン43の側面側部分52と第2ピン44の側面側部分56とが接触しないように、側面側部分52と側面側部分56とが予め定められた距離だけ離れるように、配置されている。第1ピン43と第2ピン44とは、タブ付電池41が利用される前に、適宜変形され、電気回路に電気的に接続される。タブ付電池41は、第1ピン43と第2ピン44とを介して電気回路に予め定められた電圧を印加し、第1ピン43と第2ピン44とを介して電気回路に直流電力を供給する。
【0026】
電子部品用トレイ1は、タブ付電池41を搬送するときに利用される。タブ付電池41は、タブ付電池41が搬送されるときに、電子部品用トレイ1に保持される。図9は、実施例1の電子部品用トレイ1がタブ付電池41を保持している様子を示す断面図である。タブ付電池41は、タブ付電池41が保持部2-1に対して適切な位置に配置されることにより、保持部2-1に適切に保持される。第1ピン43の側面側部分52は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されることにより、第1ピン格納空間16に配置される。第2ピン44の側面側部分56は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されることにより、第2ピン格納空間17に配置される。このため、電子部品用トレイ1は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されたときに、側面側部分52と側面側部分56とが電子部品用トレイ1に接触することを防止することができる。
【0027】
本体部分42は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されることにより、側面部47が第1側面対向面11と第2側面対向面12とに対向するように、第1載置部6と第2載置部7とに載置される。側面部47は、さらに、本体部分42が第1載置部6と第2載置部7とに適切に載置されることにより、仕切部15の第3側面対向面18に接触する。すなわち、仕切部15は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されときに、側面部47が第3側面対向面18に接触するように、形成されている。このため、電子部品用トレイ1は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されたときに、本体部分42が転がらないように、タブ付電池41を適切に保持することができる。
【0028】
さらに、第1ピン格納空間16と第2ピン格納空間17とは、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されることにより、仕切部15を介して隔てられる。このため、電子部品用トレイ1は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されたときに、第1ピン43の側面側部分52と第2ピン44の側面側部分56とが接触することを防止することができる。電子部品用トレイ1は、側面側部分52と側面側部分56とが接触することが防止されることにより、第1ピン43と第2ピン44とが短絡することを防止することができる。
【0029】
図10は、実施例1の電子部品用トレイ1がタブ付電池41を保持している様子を示す平面図である。第1ピン43の底面側部分53は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されることにより、第1逃がし空間31に配置される。第2ピン44の底面側部分57は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に保持されることにより、第2逃がし空間32に配置される。このため、電子部品用トレイ1は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されたときに、第1ピン43と第2ピン44とが電子部品用トレイ1の部分に接触しないように、タブ付電池41を適切に保持することができる。
【0030】
第1閉鎖部23は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されることにより、本体部分42の第1底面部45が配置される外部空間と第1ピン格納空間16とを隔てている。第2閉鎖部24は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されることにより、本体部分42の第2底面部46が配置される外部空間と第2ピン格納空間17とを隔てている。すなわち、第1ピン格納空間16と第2ピン格納空間17とは、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されることにより、ピン格納部8と本体部分42とにより囲まれる。このため、電子部品用トレイ1は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されたときに、電子部品用トレイ1と異なる異物が側面側部分52と側面側部分56とに接触することを防止することができる。
【0031】
本体部分42の第1底面部45は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されることにより、第1底面対向部21の第1底面対向面25に対向する。本体部分42の第2底面部46は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されることにより、第2底面対向部22の第2底面対向面26に対向する。このため、電子部品用トレイ1は、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されるときに、予め定められた距離より大きくタブ付電池41がアキシャル方向20に平行に移動しないように、タブ付電池41を適切に保持することができる。
【0032】
タブ付電池41は、第2ピン44の側面側部分56が第1ピン格納空間16に挿入されたときに、たとえば、第2ピン44の底面側部分57が第1閉鎖部23に干渉し、保持部2-1に適切に配置されないで、傾いた状態で保持部2-1に載置される。タブ付電池41は、第1ピン43の側面側部分52が第2ピン格納空間17に挿入されたときに、たとえば、第1ピン43の底面側部分53が第2閉鎖部24に干渉し、保持部2-1に適切に配置されないで、傾いた状態で保持部2-1に載置される。このため、ユーザは、保持部2-1に載置されるタブ付電池41が傾いているか否かを確認することにより、タブ付電池41が保持部2-1に適切に載置されているか否かを容易に確認することができる。すなわち、電子部品用トレイ1は、第1閉鎖部23と第2閉鎖部24とが設けられていることにより、タブ付電池41が保持部2-1に対して適切に配置されているか否かを確認する作業を容易化することができる。
【0033】
ユーザは、タブ付電池41が保持部2-1に適切に配置されるときに、凹み34の内側に指を差し入れて本体部分42を摘み、タブ付電池41を容易に取り上げることができる。すなわち、電子部品用トレイ1は、凹み34が形成されていることにより、ユーザが容易にタブ付電池41を取り扱うことができるように、タブ付電池41を適切に保持することができる。
【0034】
電子部品用トレイ1は、複数の保持部2-1~2-20に複数のタブ付電池をそれぞれ保持することができる。ユーザは、複数のタブ付電池が複数の保持部2-1~2-20にそれぞれ保持されたときに、電子部品用トレイ1を搬送することにより、複数のタブ付電池を容易に搬送することができる。すなわち、電子部品用トレイ1は、複数のタブ付電池を取り扱う作業を容易化することができる。
【0035】
電子部品用トレイ1は、図11に示されているように、電子部品用トレイ1と同様に形成された他の電子部品用トレイ61の上に積み上げられることができる。図11は、実施例1の電子部品用トレイ1が他の電子部品用トレイ61の上に積み上げられた様子を示す断面図である。電子部品用トレイ1の外枠部5の内側の面は、電子部品用トレイ1が電子部品用トレイ61の上に適切に積み上げられたときに、下側に広がるように形成されていることにより、電子部品用トレイ61に設けられた外枠部5の外側の面に接する。電子部品用トレイ1は、電子部品用トレイ1の外枠部5の内側の面が電子部品用トレイ61の外枠部5の外側の面に接することにより、電子部品用トレイ1が水平方向に移動しないように、電子部品用トレイ61に適切に保持される。
【0036】
電子部品用トレイ1の複数の保持部2-1~2-20は、電子部品用トレイ1が電子部品用トレイ61の上に適切に積み上げられたときに、電子部品用トレイ61に設けられた複数の保持部2-1~2-20の上にそれぞれ配置される。電子部品用トレイ1の保持部2-i(i=1,2,3,…,20)の曲面19は、電子部品用トレイ1が電子部品用トレイ61の上に適切に積み上げられたときに、電子部品用トレイ61に設けられた保持部2-iに保持されたタブ付電池62の側面部47に接触し、側面部47に噛み合う。電子部品用トレイ1の保持部2-iは、曲面19がタブ付電池62の側面部47に噛み合うことにより、沈み込まないように、または、保持部2-iの幅方向29に移動しないように、電子部品用トレイ61の保持部2-iに対して適切に保持されることができる。さらに、電子部品用トレイ1は、電子部品用トレイ61の上に適切に積み上げられたときに、複数の保持部2-1~2-20にアキシャル方向20が異なる保持部が含まれていることにより、電子部品用トレイ61に安定して保持されることができる。
【0037】
[比較例の化粧箱100]
比較例の化粧箱100は、図12に示されているように、内部に複数の仕切102が設けられている。図12は、比較例の化粧箱100を示す斜視図である。化粧箱100は、複数の仕切102が設けられることにより、内部を複数の格納空間に分離している。化粧箱100は、複数の格納空間に複数のタブ付電池がそれぞれ挿入されることにより、複数のタブ付電池が互いに干渉しないように、複数のタブ付電池を保持することができる。
【0038】
[振動試験]
実施例1の電子部品用トレイ1と比較例の化粧箱100とは、振動試験が実行されている。振動試験は、振動工程と検査工程とを備えている。振動工程は、振動装置を用いて実行される。振動装置は、載置台と、載置台を上下に振動させる振動機構とを備えている。振動試験は、X方向振動試験とY方向振動試験とZ方向振動試験とを備え、X方向振動試験とY方向振動試験とZ方向振動試験との各々で予め定められた振動が載置台に与えられる。その振動は、振幅が2mmであり、振動数が37.3Hzであり、継続時間が30分である。
【0039】
X方向振動試験では、直方体状の試験対象の第1面が載置台に対向するように、試験対象が載置台に載置され、試験対象が載置台に載置された状態で、載置台に振動が与えられる。Y方向振動試験は、試験対象の第1面に隣接する第2面が載置台に対向するように、試験対象が載置台に載置され、試験対象が載置台に載置された状態で、載置台に振動が与えられる。Z方向振動試験は、試験対象の第1面と第2面とに隣接する第3面が載置台に対向するように、試験対象が載置台に載置され、試験対象が載置台に載置された状態で、載置台に振動が与えられる。
【0040】
検査工程では、振動工程が実行された試験対象に保持される複数のタブ付電池の第1ピン43と第2ピン44とが予め定められた規格を満足しているか否かが確認され、NG率が算出される。NG率は、試験対象に保持される複数のタブ付電池のうちの規格を満足していないタブ付電池の個数を、複数のタブ付電池の個数で除算した値を示している。
【0041】
実施例1の電子部品用トレイ1に対応する試験対象は、複数の電子部品用トレイ1が準備され、複数の電子部品用トレイ1が適切に積み上げられ、積み上げられた状態の複数の電子部品用トレイが梱包箱に梱包されることにより作製されている。電子部品用トレイ1の複数の保持部2-1~2-20には、複数のタブ付電池がそれぞれ適切に保持されている。比較例の化粧箱100に対応する試験対象は、複数の格納空間に複数のタブ付電池がそれぞれ挿入されることにより作製されている。
【0042】
実施例1の電子部品用トレイ1に対する振動試験の結果は、電子部品用トレイ1に保持された20個のタブ付電池の全部が規格を満足していることを示し、NG率が0%であることを示している。比較例の化粧箱100に対する振動試験の結果は、化粧箱100に保持された20個のタブ付電池の全部が規格を満足していないことを示し、NG率が100%であることを示している。振動試験の結果は、比較例の化粧箱100に比較して、実施例1の電子部品用トレイ1が第1ピン43と第2ピン44との変形をより防止することができることを示している。
【0043】
[実施例1の電子部品用トレイ1の効果]
実施例1の電子部品用トレイ1は、タブ付電池41を保持することに利用される。タブ付電池41は、柱体に形成された本体部分42と、柱体の側面に沿って配置される第1ピン43とを備えている。電子部品用トレイ1は、第1側面対向面11が形成される第1載置部6と、第2側面対向面12が形成される第2載置部7と、第1載置部6と第2載置部7との間に配置されるピン格納部8とを備えている。ピン格納部8には、本体部分42のうちの側面に対応する側面部47が第1側面対向面11と第2側面対向面12とに接触するときにピン格納部8と本体部分42とに囲まれるピン格納空間が形成されるように、窪み14が形成されている。
【0044】
電子部品用トレイ1は、第1ピン43がピン格納空間に配置されるようにタブ付電池41の本体部分42が第1載置部6と第2載置部7とに載置されたときに、第1ピン43をタブ付電池41の本体部分42とピン格納部8とで囲むことができる。このとき、電子部品用トレイ1は、第1ピン43が本体部分42とピン格納部8とで囲まれることにより、第1ピン43が異物と干渉することが防止され、第1ピン43が変形することを防止することができる。
【0045】
また、実施例1の電子部品用トレイ1のピン格納空間は、第1ピン格納空間16と第2ピン格納空間17とを含んでいる。ピン格納部8は、第1ピン格納空間16と第2ピン格納空間17とを隔てる仕切部15を備えている。電子部品用トレイ1は、第1ピン43と第2ピン44とを第1ピン格納空間16と第2ピン格納空間17とにそれぞれ配置させることができ、第1ピン43と第2ピン44とが接触することを防止することができる。電子部品用トレイ1は、第1ピン43と第2ピン44とが接触することが防止されることにより、第1ピン43と第2ピン44とが電気的に短絡することを防止することができる。
【0046】
また、実施例1の電子部品用トレイ1のピン格納部8には、第1逃がし空間31がさらに形成されている。第1逃がし空間31は、本体部分42の側面部47が第1側面対向面11と第2側面対向面12とに接触するときに、本体部分42の第1底面部45が配置される外部空間と第1ピン格納空間16とを繋げる。電子部品用トレイ1は、第1ピン43が第1底面部45に接合されている場合でも、第1ピン43が電子部品用トレイ1の一部と干渉することが防止され、第1ピン43が変形することを防止することができる。
【0047】
また、実施例1の電子部品用トレイ1は、第1閉鎖部23をさらに備えている。第1閉鎖部23は、側面部47が第1側面対向面11と第2側面対向面12とに接触するときに、本体部分42のうちの柱体の他方の底面に対応する第2底面部46が配置される他の外部空間と第1ピン格納空間16とを隔てている。タブ付電池41は、第2ピン44が第1ピン格納空間16に配置されたときに、第2ピン44の底面側部分57が第1閉鎖部23に干渉することにより、本体部分42が傾いた状態で保持部2-1に配置される。ユーザは、本体部分42が傾いているか否かに基づいて、タブ付電池41が保持部2-1に対して適切に配置されているか否かを容易に確認することができる。すなわち、電子部品用トレイ1は、タブ付電池41が保持部2-1に対して適切に配置されているか否かを確認する作業を容易化することができる。
【0048】
また、実施例1の電子部品用トレイ1は、第1底面対向部21と第2底面対向部22とをさらに備えている。第1底面対向部21は、側面部47が第1側面対向面11と第2側面対向面12とに接触するときに柱体の一方の底面に対向している。第2底面対向部22は、側面部47が第1側面対向面11と第2側面対向面12とに接触するときに柱体の他方の底面に対向している。電子部品用トレイ1は、アキシャル方向20にタブ付電池41が移動しないように、タブ付電池41を適切に保持することができる。
【0049】
また、実施例1の電子部品用トレイ1のピン格納部8のうちのピン格納空間に対向する面の裏側には、側面部47に沿う曲面19が形成されている。電子部品用トレイ1は、電子部品用トレイ1と同様に形成された電子部品用トレイ61の上に積み上げられたときに、電子部品用トレイ61に保持されたタブ付電池62の側面部47に曲面19を噛み合わせることができる。電子部品用トレイ1は、曲面19がタブ付電池62の側面部47に噛み合わされることにより、保持部2-1が電子部品用トレイ61に対して幅方向29に平行に移動しないように、電子部品用トレイ61の上に安定して保持されることができる。
【0050】
また、実施例1の電子部品用トレイ1は、複数の保持部2-1~2-20を互いにに固定する連結部3をさらに備えている。ユーザは、複数のタブ付電池が複数の保持部2-1~2-20にそれぞれ保持されるときに、複数のタブ付電池を電子部品用トレイ1とともに一気に搬送することができる。すなわち、電子部品用トレイ1は、複数のタブ付電池が複数の保持部2-1~2-20にそれぞれ保持されるときに、複数のタブ付電池を取り扱う作業を容易化することができる。
【0051】
また、実施例1の電子部品用トレイ1の複数の保持部2-1~2-20は、アキシャル方向20が異なる保持部を含んでいる。電子部品用トレイ1は、複数の保持部2-1~2-20にアキシャル方向20が異なる保持部が含まれていることにより、電子部品用トレイ61に対して移動しないように、電子部品用トレイ61に安定して保持されることができる。
【0052】
ところで、既述の実施例1の電子部品用トレイ1は、アキシャル方向20が異なる保持部が含まれているが、複数の保持部2-1~2-20のアキシャル方向20が互いに等しくてもよい。電子部品用トレイ1は、複数の保持部2-1~2-20のアキシャル方向20が互いに等しい場合でも、第1ピン43が変形することを防止することができる。
【実施例2】
【0053】
実施例2の電子部品用トレイは、既述の実施例1の電子部品用トレイ1の複数の保持部2-1~2-20が他の複数の保持部に置換されたものであり、他の部分は、既述の実施例1の電子部品用トレイ1と同じである。その置換された複数の保持部のうちの1つの保持部71は、図13に示されているように、既述の保持部2-1のピン格納部8が他のピン格納部72に置換されたものであり、他の部分は、既述の保持部2-1と同じである。図13は、実施例2の電子部品用トレイの保持部を示す断面図である。
【0054】
ピン格納部72は、既述の保持部2-1と同様に、窪み14が形成され、仕切部15を備えている。仕切部15は、窪み14の内部のピン格納空間が第1ピン格納空間16と第2ピン格納空間17とに隔てられるように、窪み14の内部に配置されている。ピン格納部72には、平坦面73がさらに形成されている。平坦面73は、ピン格納部72のうちのピン格納空間に面する側の反対側に形成され、平面に沿うように形成されている。実施例2の電子部品用トレイに設けられる複数の保持部のうちの保持部71と異なる他の保持部も、保持部71と同様に形成されている。保持部71は、既述の保持部2-1と同様に、タブ付電池41を保持することができる。このため、実施例2の電子部品用トレイは、既述の実施例1の電子部品用トレイ1と同様に、タブ付電池41を保持するときに、第1ピン43と第2ピン44との変形を防止することができる。
【0055】
実施例2の電子部品用トレイ70は、図14に示されているように、既述の実施例1の電子部品用トレイ1と同様に、積み上げられた電子部品用トレイ70と同様に形成された他の電子部品用トレイ75の上に積み上げられることができる。図14は、実施例2の電子部品用トレイ70が他の電子部品用トレイ75の上に積み上げられた様子を示す断面図である。電子部品用トレイ70の保持部71の平坦面73は、電子部品用トレイ70が電子部品用トレイ75の上に適切に積み上げられたときに、電子部品用トレイ75に設けられた保持部71に保持されたタブ付電池62の側面部47に接触し、側面部47に載置される。電子部品用トレイ70の保持部71は、平坦面73がタブ付電池62の側面部47に載置されることにより、沈み込まないように、電子部品用トレイ75の保持部71に対して適切に保持されることができる。
【0056】
電子部品用トレイ70の保持部71は、平坦面73が平坦であることにより、電子部品用トレイ75の保持部71に保持されたタブ付電池76の側面部47に対してアキシャル方向20または幅方向29に平行に移動することがある。このため、既述の実施例1の電子部品用トレイ1は、実施例2の電子部品用トレイ70に比較して、積み上げられたときに、水平方向に移動しないように、適切に保持されることができる。
【0057】
ところで、既述の実施例の電子部品用トレイは、第1閉鎖部23と第2閉鎖部24とが設けられているが、第1閉鎖部23と第2閉鎖部24とが省略されてもよい。また、既述の実施例の電子部品用トレイは、第1ピン格納空間16と第2ピン格納空間17とを隔てる仕切部15が設けられているが、仕切部15が省略されてもよい。電子部品用トレイは、このような省略がある場合でも、既述の実施例の電子部品用トレイと同様に、第1ピン43と第2ピン44との変形を防止することができる。
【0058】
ところで、既述の実施例の電子部品用トレイは、タブ付電池41を保持することに利用されるが、タブ付電池と異なる電子部品の保持に利用されることもできる。その電子部品としては、コンデンサが例示される。実施例の電子部品用トレイは、タブ付電池と異なる電子部品を保持することに利用された場合でも、電子部品に設けられるピンの変形を防止することができる。
【0059】
以上、実施例を説明したが、前述した内容により実施例が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、実施例の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。
【符号の説明】
【0060】
1 :電子部品用トレイ
2-1~2-20:複数の保持部
6 :第1載置部
7 :第2載置部
8 :ピン格納部
11:第1側面対向面
12:第2側面対向面
14:窪み
15:仕切部
16:第1ピン格納空間
17:第2ピン格納空間
19:曲面
21:第1底面対向部
22:第2底面対向部
23:第1閉鎖部
24:第2閉鎖部
25:第1底面対向面
26:第2底面対向面
31:第1逃がし空間
32:第2逃がし空間
41:タブ付電池
42:本体部分
43:第1ピン
44:第2ピン
45:第1底面部
46:第2底面部
47:側面部
70:電子部品用トレイ
71:保持部
72:ピン格納部
73:平坦面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14