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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-01
(45)【発行日】2023-11-10
(54)【発明の名称】チャネルアクセス指示方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/54 20230101AFI20231102BHJP
   H04W 74/08 20090101ALI20231102BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20231102BHJP
【FI】
H04W72/54 110
H04W74/08
H04W72/0453
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2021525817
(86)(22)【出願日】2019-10-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-26
(86)【国際出願番号】 CN2019111781
(87)【国際公開番号】W WO2021072723
(87)【国際公開日】2021-04-22
【審査請求日】2022-08-31
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100203105
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 能弘
(72)【発明者】
【氏名】ウー ズオミン
(72)【発明者】
【氏名】シー コン
【審査官】新井 寛
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/088422(WO,A1)
【文献】特表2019-525636(JP,A)
【文献】Ericsson,Channel access procedures,3GPP TSG RAN WG1 #98b R1-1910947,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_98b/Docs/R1-1910947.zip>,2019年10月08日
【文献】LG Electronics,Channel access procedure for NR-U,3GPP TSG RAN WG1 #98b R1-1910819,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_98b/Docs/R1-1910819.zip>,2019年10月08日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器に用いられるチャネルアクセス指示方法であって、
ネットワーク機器から送信された第1指示情報を受信するステップと、
前記第1指示情報に基づいて、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するためのチャネルアクセスパラメータを取得するステップと、を含み、
前記ターゲット上り伝送は、ランダムアクセス手順におけるメッセージ3を含み、
前記第1指示情報は、ランダムアクセスレスポンス(RAR)メッセージに付加され、
前記第1指示情報がRARメッセージに付加されることは、
前記第1指示情報が前記RARメッセージ中のRARグラントフィールド中の物理上り共用チャネル(PUSCH)周波数領域リソース割当フィールドにおける一部のビットを再利用することで取得されることを含むことを特徴とするチャネルアクセス指示方法。
【請求項2】
前記第1指示情報は、
チャネルアクセス方式を指示するための方式情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のチャネルアクセス指示方法。
【請求項3】
前記第1指示情報が前記RARメッセージ中のRARグラントフィールド中のPUSCH周波数領域リソース割当フィールドにおける一部のビットを再利用することで取得されることは、
前記第1指示情報が前記PUSCH周波数領域リソース割当フィールドにおけるNビットを占用し、前記PUSCH周波数領域リソース割当フィールドが前記RARグラントフィールドにおける14ビットを占用することを含むことを特徴とする請求項に記載のチャネルアクセス指示方法。
【請求項4】
前記第1指示情報は、2ビットを占用することを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載のチャネルアクセス指示方法。
【請求項5】
前記第1指示情報は、前記ターゲット上り伝送の開始位置を更に指示することを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載のチャネルアクセス指示方法。
【請求項6】
前記ターゲット上り伝送の開始位置は、
第1シンボルの開始エッジと、
第1シンボルの開始エッジよりも後であって第1シンボルの開始エッジからの間隔が16マイクロ秒及びタイミングアドバンスの長さである位置と、
第1シンボルの開始エッジよりも後であって第1シンボルの開始エッジからの間隔が25マイクロ秒である位置と、
第1シンボルの開始エッジよりも後であって第1シンボルの開始エッジからの間隔が25マイクロ秒及びタイミングアドバンスの長さである位置と、
第2シンボルの開始エッジと、のうちの何れか1つを含み、
前記第2シンボルは、前記第1シンボルよりも後のシンボルであり、且つ前記第1シンボルと前記第2シンボルとは、隣り合うことを特徴とする請求項に記載のチャネルアクセス指示方法。
【請求項7】
前記ターゲット上り伝送の開始位置が前記第1シンボルにあるときに、前記開始位置から前記第2シンボルの開始エッジまでの伝送は、前記第2シンボルの延長サイクリックプレフィックスであることを特徴とする請求項に記載のチャネルアクセス指示方法。
【請求項8】
ネットワーク機器に用いられるチャネルアクセス指示方法であって、
チャネルアクセスパラメータを取得するための第1指示情報を端末機器へ送信するステップを含み、
前記チャネルアクセスパラメータは、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するために用いられ
前記ターゲット上り伝送は、ランダムアクセス手順におけるメッセージ3を含み、
前記第1指示情報は、ランダムアクセスレスポンス(RAR)メッセージに付加され、
前記第1指示情報がRARメッセージに付加されることは、
前記第1指示情報が前記RARメッセージ中のRARグラントフィールド中の物理上り共用チャネル(PUSCH)周波数領域リソース割当フィールドにおける一部のビットを再利用することで取得されることを含むことを特徴とするチャネルアクセス指示方法。
【請求項9】
前記第1指示情報は、
チャネルアクセス方式を指示するための方式情報を含むことを特徴とする請求項に記載のチャネルアクセス指示方法。
【請求項10】
前記第1指示情報が前記RARメッセージ中のRARグラントフィールド中のPUSCH周波数領域リソース割当フィールドにおける一部のビットを再利用することで取得されることは、
前記第1指示情報が前記PUSCH周波数領域リソース割当フィールドにおけるNビットを占用し、前記PUSCH周波数領域リソース割当フィールドが前記RARグラントフィールドにおける14ビットを占用することを含むことを特徴とする請求項に記載のチャネルアクセス指示方法。
【請求項11】
前記第1指示情報は、2ビットを占用することを特徴とする請求項から10の何れか一項に記載のチャネルアクセス指示方法。
【請求項12】
前記第1指示情報は、前記ターゲット上り伝送の開始位置を更に指示することを特徴とする請求項から11の何れか一項に記載のチャネルアクセス指示方法。
【請求項13】
前記ターゲット上り伝送の開始位置は、
第1シンボルの開始エッジと、
第1シンボルの開始エッジよりも後であって第1シンボルの開始エッジからの間隔が16マイクロ秒及びタイミングアドバンスの長さである位置と、
第1シンボルの開始エッジよりも後であって第1シンボルの開始エッジからの間隔が25マイクロ秒である位置と、
第1シンボルの開始エッジよりも後であって第1シンボルの開始エッジからの間隔が25マイクロ秒及びタイミングアドバンスの長さである位置と、
第2シンボルの開始エッジとのうちの何れか1つを含み、
前記第2シンボルは、前記第1シンボルよりも後のシンボルであり、且つ前記第1シンボルと前記第2シンボルとは、隣り合うことを特徴とする請求項12に記載のチャネルアクセス指示方法。
【請求項14】
前記ターゲット上り伝送の開始位置が前記第1シンボルにあるときに、前記開始位置から前記第2シンボルの開始エッジまでの伝送は、前記第2シンボルの延長サイクリックプレフィックスであることを特徴とする請求項13に記載のチャネルアクセス指示方法。
【請求項15】
ネットワーク機器から送信された第1指示情報を受信するための受信モジュールと、
前記第1指示情報に基づいて、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するためのチャネルアクセスパラメータを取得するための取得モジュールと、を備え
前記ターゲット上り伝送は、ランダムアクセス手順におけるメッセージ3を含み、
前記第1指示情報は、ランダムアクセスレスポンス(RAR)メッセージに付加され、
前記第1指示情報がRARメッセージに付加されることは、
前記第1指示情報が前記RARメッセージ中のRARグラントフィールド中の物理上り共用チャネル(PUSCH)周波数領域リソース割当フィールドにおける一部のビットを再利用することで取得されることを含むことを特徴とするチャネルアクセス指示装置。
【請求項16】
チャネルアクセス指示装置であって、
チャネルアクセスパラメータを取得するための第1指示情報を端末機器へ送信するための送信モジュールを備え、
前記チャネルアクセスパラメータは、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するために用いられ
前記ターゲット上り伝送は、ランダムアクセス手順におけるメッセージ3を含み、
前記第1指示情報は、ランダムアクセスレスポンス(RAR)メッセージに付加され、
前記第1指示情報がRARメッセージに付加されることは、
前記第1指示情報が前記RARメッセージ中のRARグラントフィールド中の物理上り共用チャネル(PUSCH)周波数領域リソース割当フィールドにおける一部のビットを再利用することで取得されることを含むことを特徴とするチャネルアクセス指示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術分野に関し、特にチャネルアクセス指示方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
アンライセンスバンドは、国や地方によって策定された、無線機器の通信に利用可能な周波数帯である。当該周波数帯は、通常、共用帯域として考えられる。即ち、異なる通信システムにおける通信機器は、国や地方によって当該周波数帯上で定められた法令要求を満足する以上、専有の周波数帯の免許を政府へ申請することを必要とせずに、当該周波数帯を利用することができる。
【0003】
アンライセンスバンドを利用して無線通信を行う各通信システムが当該周波数帯で友好的に共存できるように、幾つかの国家や地方は、アンライセンスバンドを利用するために満たさなければならない法令要求を定めている。例えば、通信機器は、「リッスンビフォアトーク(Listen Before Talk、LBT)」原則に従うべきである。即ち、通信機器は、アンライセンスバンドのチャネル上で信号を送信する前に、まずチャネルリスニングを行う必要がある。チャネルリスニングの結果としてチャネルがアイドルである場合のみ、当該通信機器は、信号の送信を実行可能である。その一方、通信機器によるアンライセンスバンドのチャネル上のチャネルリスニング結果としてチャネルがビジーである場合に、当該通信機器は、信号の送信を実行不可能である。
【0004】
したがって、アンライセンスバンド上で、ランダムアクセス手順においてLBTのタイプを指示する必要がある。しかし、そうすると、ビットオーバーヘッドが増加するとともに、アンライセンスバンドにおける情報のサイズとライセンスバンドにおける情報のサイズとが不一致であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ビットオーバーヘッドが増加するとともにアンライセンスバンドにおける情報のサイズとライセンスバンドにおける情報のサイズとが不一致であるという技術問題を解決するために、チャネルアクセス指示方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様において、本発明の具体的実施形態は、チャネルアクセス指示方法を提供する。当該チャネルアクセス指示方法は、端末機器に用いられ、
ネットワーク機器から送信された第1指示情報を受信するステップと、
第1指示情報に基づいて、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するためのチャネルアクセスパラメータを取得するステップと、を含む。
【0007】
第2態様において、本発明の具体的実施形態は、チャネルアクセス指示方法を提供する。当該チャネルアクセス指示方法は、ネットワーク機器に用いられ、
チャネルアクセスパラメータを取得するための第1指示情報を端末機器へ送信するステップを含み、
チャネルアクセスパラメータは、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するために用いられる。
【0008】
第3態様において、本発明の具体的実施形態は、チャネルアクセス指示装置を提供する。当該チャネルアクセス指示装置は、
ネットワーク機器から送信された第1指示情報を受信するための受信モジュールと、
第1指示情報に基づいて、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するためのチャネルアクセスパラメータを取得するための取得モジュールと、を備える。
【0009】
第4態様において、本発明の具体的実施形態は、チャネルアクセス指示装置を提供する。当該チャネルアクセス指示装置は、
チャネルアクセスパラメータを取得するための第1指示情報を端末機器へ送信するための送信モジュールを備え、
前記チャネルアクセスパラメータは、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するために用いられる。
【0010】
第5態様において、本発明の具体的実施形態は、端末機器を提供する。当該端末機器は、プロセッサと、メモリとを備え、メモリには、プロセッサで運転され得るプログラムが記憶され、プロセッサは、プログラムを実行したときに、上記何れか一項に記載のチャネルアクセス指示方法を実施する。
【0011】
第6態様において、本発明の具体的実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。当該コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムが実行されたときに、上記何れか一項に記載のチャネルアクセス指示方法は、実施される。
【0012】
第7態様において、本発明の具体的実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。当該コンピュータプログラム製品は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、コンピュータプログラムが実行されたときに、上記何れか一項に記載のチャネルアクセス指示方法は、実施される。
【0013】
第8態様において、本発明の具体的実施形態は、チップを提供する。当該チップは、プロセッサを備え、当該プロセッサは、コンピュータプログラムをメモリから呼び出して運転し、上記何れか一項に記載のチャネルアクセス指示方法を、チップが実装された機器に実行させる。
【0014】
第9態様において、本発明の具体的実施形態は、コンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムが実行されたときに、上記何れか一項に記載のチャネルアクセス指示方法は、実施される。
【発明の効果】
【0015】
本発明の具体的実施形態に係る解決手段は、以下の有利な作用効果を有する。
【0016】
ネットワーク機器から送信された第1指示情報を受信し、第1指示情報に基づいて、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するためのチャネルアクセスパラメータを取得する。ネットワーク機器から送信された第1指示情報を受信する。ただし、第1指示情報が既存情報の命令フィールドに基づいて指示され得るため、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを指示する命令フィールドを新たに追加する必要はなくなり、更に情報のビットオーバーヘッドが減少されるとともに設計実施複雑度も低減され、アンライセンスバンドにおける情報のサイズとライセンスバンドにおける情報のサイズとが不一致であって且つアンライセンスバンドにおける情報のオーバーヘッドが大きいという技術問題は、解決される。
【0017】
上述した一般的な記述と後述の詳細な記述が単に例示であり、本発明を制限するためのものではないことは、理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
ここでの図面は、明細書に組み込まれて明細書の一部を構成し、本発明に合致する具体的実施形態を示しつつ、明細書の記載とともに本発明の原理を解釈するために用いられる。
図1】本発明の具体的実施形態で利用可能な通信システムのネットワークアーキテクチャ図である。
図2】本発明の具体的実施形態の1種のチャネルアクセス指示方法のフローチャートである。
図3】本発明の実施形態の1種のチャネルアクセス指示方法のフローチャートである。
図4】本発明の各実施形態のチャネルアクセス指示方法を実施するための装置ブロック図である。
図5】本発明の各実施形態のチャネルアクセス指示方法を実施するための装置ブロック図である。
図6】本発明の第5の実施形態に係るチャネルアクセス指示装置のためのハードウェア構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
ここで、例示的な具体的実施形態を詳細に説明する。その例示は、図面に示される。以下の記述は、図面に係る際、別途示さない限り、異なる図面における同じ符号が同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な具体的実施形態に記述される実施形態が本発明の具体的実施形態と一致する全ての実施形態を代表するわけではない。逆に、それらは、単に添付する特許請求の範囲に詳細に記述されるような、本発明の幾つかの態様に一致する方法及び装置の例である。本発明における具体的実施形態を基に当業者が進歩性に値する労働を掛けずになした全ての他の具体的実施形態は、何れも本発明の保護範囲に含まれる。
【0020】
図1は、本発明の以下の具体的実施形態で利用可能な通信システムのシステムアーキテクチャである。当該システムアーキテクチャは、基地局A及びユーザ端末Bを含む。
【0021】
ユーザ端末Bと基地局Aとのランダムアクセス手順に、4ステップの手順が採用される。
【0022】
第1ステップでは、ユーザ端末Bは、ランダムアクセスプリアンブルシーケンス(message 1、Msg1)を基地局Aへ送信する。
【0023】
第2ステップでは、基地局Aは、アクセスプリアンブルシーケンスを送信したユーザ端末Bを検出した後でユーザ端末Bへランダムアクセスレスポンス(Random Access Response 、RAR)を送信し、RARそのものは、message 2(Msg2)であり、ユーザ端末BがMsg3(message 3、Msg3)を送信したときに利用できる上りリソース情報を通知し、一時的RNTI(Radio Network Temporary Identifier、無線ネットワーク一時識別子)をユーザ端末Bへ割り当て、ユーザ端末Bへタイミングアドバンスコマンド等を供給する。ユーザ端末BがRARウィンドウ内でRARを検出しなかった場合に、ユーザ端末Bは、PRACH(Physical Random Access Channel、物理ランダムアクセス)シーケンスの再送を行い、ユーザ端末BがRARウィンドウ内でRARを検出した場合に、ユーザ端末Bは、RARで指示された上りグラント情報に基づいてMsg3の伝送を行う。
【0024】
第3ステップでは、ユーザ端末Bは、RARを受信した後、RARメッセージで指定された上りリソースにおいてMsg3メッセージを送信する。当該ステップは、HARQ(Hybrid Automatic Repeat-reQuest、ハイブリッド自動再送要求)を許容する。
【0025】
第4ステップでは、基地局Aは、ユーザ端末BへMsg4メッセージを送信する。Msg4メッセージは、競合解決メッセージを含むとともに、ユーザ端末Bへ上り伝送リソースを割り当て、当該ステップにおいてHARQ再送を許可する。ユーザ端末Bは、基地局Aから送信されたMsg4を受信したときに、Msg4がユーザ端末Bから送信されたMsg3メッセージにおける一部のコンテンツを含むか否かを検出する。含む場合に、ユーザ端末Bがランダムアクセス手順に成功したことを意味し、そうでなければ、ランダムアクセス手順に失敗したことを意味し、ユーザ端末Bは、再度第1ステップからランダムアクセス手順を開始する必要がある。
【0026】
4ステップのランダムアクセス手順において、基地局Aからユーザ端末Bへ送信されたRARは、Msg1に対する応答であり、基地局AがRARを送信したときに使用するRA-RNTI(ランダムアクセスRNTI、Random Access RNTI)は、PRACHの時間周波数リソースの位置に基づいて算出され、1つのRA-RNTIスクランブル符号のPDCCH(物理下り制御チャネル、Physical Downlink Control Channel)に対応するPDSCH(Physical Downlink Shared Channel、物理下り共用チャネル)は、1つ又は複数のプリアンブルシーケンスに対する応答(又は、当該PDSCHは、1つ又は複数のRARメッセージを含んでもよい。その中の1つのRARメッセージは、1つのプリアンブルシーケンスに対する応答である)。具体的に、各RARメッセージは、プリアンブルシーケンスID(Identity Document、身分識別番号)、TA(Time Advance、タイミングアドバンス)命令、上りグラント情報(UL grant)、TC-RNTI(一時セルRNTI、Temporary Cell-RNTI)等の情報を含む。ただし、UL grantは、以下のスケジューリング情報、即ち、周波数領域ホッピング指示(Frequency hopping flag)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel、物理上り共用チャネル)周波数領域リソース割当(frequency resource allocation)、PUSCH時間領域リソース割当(time resource allocation)、MCS(Modulation and Coding Scheme、変調符号化方式)、PUSCHのTPC(Transmit Power Control、伝送電力制御)命令(TPC command for PUSCH)、CSI(Channel state information、チャネル状態情報)要求(CSI request)等の情報を含む。
【0027】
各RARサイズは、56ビットに固定され、以下のビットを含む。
【0028】
R:予約ビット、「0」に設定される。
【0029】
TA命令:12ビット。
【0030】
UL Grant:27ビット。
【0031】
TC-RNTI:16ビット。
【0032】
表1は、各RARにおける27ビットのUL grantの具体的な情報である。
【0033】
【表1】
【0034】
表1に示すように、RARにおけるUL grantは、以下のビットを含む。
【0035】
周波数領域ホッピング指示:1ビット。
【0036】
PUSCH周波数領域リソース割当:14ビット。
【0037】
PUSCH時間領域リソース割当:4ビット。
【0038】
MCS:4ビット。
【0039】
TPC command for PUSCH:3ビット。
【0040】
CSI request:1ビット。
【0041】
アンライセンスバンドにおいて、下り伝送チャンスとは、基地局Aで行われる1グループの下り伝送(即ち、1つ又は複数の下り伝送を含む)を指し、当該グループの下り伝送は、連続伝送(即ち、複数の下り伝送の間に隙間がない)であり、又は、当該グループの下り伝送に隙間があるが、隙間が16μs(マイクロ秒)以下である。基地局で行われた2つの下り伝送の間の隙間が16μsより大きい場合に、当該2つの下り伝送が2回の下り伝送チャンスに属すると思われる。
【0042】
アンライセンスバンド上の4ステップのランダムアクセス手順において、各ステップの伝送前に、LBTを行わないと、送信できない。ユーザ端末Bは、基地局AへPRACHシーケンス(Msg1)を送信した後、基地局AのRAR情報(Msg2)を受信し、RAR情報に基づいてMsg3の伝送を行う必要がある。ただし、ユーザ端末Bは、Msg3の伝送を行う前に、RAR情報で指示されたLBT方式に基づいてLBTを行う必要がある。
【0043】
アンライセンスバンド上のLBT方式は、Cat-1(カテゴリ-1、category 1) LBT、Cat-2(カテゴリ-2、category 2) LBT、Cat-3 (カテゴリ-3、category 3)LBT及びCat-4(カテゴリ-4、category 4) LBTを含む。ただし、
Cat-1 LBTは、通信機器が隙間の終了後でチャネル検出を行わずに伝送を行うことを指してもよい。
【0044】
Cat-2 LBTは、通信機器がシングルスロットのチャネル検出を行うことを指してもよい。具体的に、Cat-2 LBTは、25マイクロ秒のシングルスロットチャネル検出と、16マイクロ秒のシングルスロットチャネル検出とを含んでもよい。
【0045】
Cat-3 LBTは、通信機器のチャネル検出方式が固定の衝突窓サイズに基づくランダムロールバックのマルチスロットチャネル検出であることを指してもよい。
【0046】
Cat-4 LBTは、通信機器のチャネル検出方式が衝突窓サイズに応じて調整されるランダムロールバックのマルチスロットチャネル検出であることを指してもよい。具体的に、Cat-4 LBTは、伝送サービスの優先度に応じて、異なるチャネルアクセス優先度(Channel Access Priority Classes、CAPC)を含んでもよい。表2は、Cat-4 LBTの下での異なるチャネルアクセス優先度に対応するチャネルアクセスパラメータであり、pの値が小さいほど、チャネルアクセスの優先度は、高くなる。
【0047】
【表2】
【0048】
説明すべきことは、上記表2において、mとは、チャネルアクセス優先度pに対応するロールバックのスロット数を指し、CWとは、チャネルアクセス優先度pに対応する衝突窓サイズを指し、CWmin,pとは、チャネルアクセス優先度pに対応するCWの値の最小値を指し、CWmax,pとは、チャネルアクセス優先度pに対応するCWの値の最大値を指し、Tmcot,pとは、チャネルアクセス優先度pに対応するチャネル最大占用時間長を指す。
【0049】
チャネルアクセス優先度pは、サービスのQoS(Quality of Service、サービス品質)クラス指示(QoS Class Identifier、QCI)に基づいて特定され、具体的なマッピング関係は、下の表3に示される。
【0050】
【表3】
【0051】
更に説明すべきことは、ユーザ端末BがPUSCHを伝送するようにスケジューリングされたときに、ユーザ端末Bで使用すべきLBT方式がどのようなものであっても、ユーザ端末Bは、基地局Aが、PUSCH伝送のためのLBT方式及びチャネルアクセス優先度pを指示してくれることを望む。ただし、基地局Aで指示されたLBT方式がCat-4であるときに、チャネルアクセス優先度pは、基地局Aからユーザ端末Bへ指示された、チャネルアクセスのための優先度であり、基地局Aで指示されたLBT方式がCat-2であるときに、チャネルアクセス優先度pは、基地局Aが当該チャネルの占用を取得したときに使用するチャネルアクセス優先度である。
【0052】
ランダムアクセス手順において、ランダムアクセスレスポンス情報は、UE(User Equipment、ユーザ機器)がMsg3伝送を行うときにおけるアンライセンスバンド上のリッスンビフォアトークというタイプの指示情報を含む必要がある。現在、各RARのサイズが固定であり、RARに指示情報を直接追加すると、RARのサイズは、大きくなる。このような場合に、アンライセンスバンドにおけるRARのサイズがライセンスバンドにおけるRARのサイズよりも大きいことが現れるため、アンライセンスバンドにおけるRAR及びライセンスバンドにおけるRARが同一の物理下り共用チャネルPDSCHで伝送され得なくなり、且つアンライセンスバンドにおけるRARのオーバーヘッドは、大きくなる。本発明では、以下の具体的実施形態に、如何にして、基地局AがライセンスバンドにおけるRARのサイズを変更しない場合に、ユーザ端末Bのランダムアクセス手順におけるメッセージ3のチャネルアクセスを特定するかを詳細に記述する。
【0053】
本システムアーキテクチャでは、当該例示的な通信システムは、グローバル移動通信(Global System of Mobile communication、GSM(登録商標))システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、長期的な進化(Long Term Evolution、LTE(登録商標))システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時間分割複信(Time Division Duplex、TDD)システム、LTEアドバンスト(Advanced long term evolution、LTE-A)システム、新無線(New Radio、NR)システム、NRシステムの進化システム、アンライセンスバンド上のLTE(LTE-based access to unlicensed spectrum、LTE-U)システム、アンライセンスバンド上のNRシステム(New Radio based access to unlicensed spectrum、NR-U)、汎用移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、世界規模相互運用マイクロ波アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)通信システム、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi(登録商標))、次世代通信システム又は他の通信システム等であってもよい。
【0054】
通常、伝統的な通信システムでサポートされる接続数が限られ、実現も容易である。しかし、通信技術の発展につれ、移動通信システムは、伝統的な通信だけでなく、例えば、デバイスツーデバイス(Device to Device、D2D)通信、マシンツーマシン(Machine to Machine、M2M)通信、機器タイプ通信(Machine Type Communication、MTC)、及び車両間(Vehicle to Vehicle、V2V)通信等もサポートする。本発明の実施例は、これらの通信システムにも適用されてもよい。
【0055】
当該例示的な通信システムは、具体的にネットワーク機器及び端末を含み、端末がネットワーク機器から供給された移動通信ネットワークへアクセスしたときに、端末とネットワーク機器の間は、無線リンク通信を介して接続され得る。当該通信接続方式がシングル接続方式、ダブル接続方式又はマルチ接続方式であってもよいが、通信接続方式がシングル接続方式であるときに、ネットワーク機器は、LTE基地局又はNR基地局(gNB基地局とも呼称)であってもよく、通信方式がダブル接続方式であり(具体的に、キャリアアグリゲーションCA技術又は複数のネットワーク機器によって実施され得る)、且つ端末が複数のネットワーク機器に接続されたときに、当該複数のネットワーク機器は、プライマリー基地局MCG及びセカンダリー基地局SCGであってもよく、基地局の間でバックホールbackhaulを介してデータ返送が行われ、プライマリー基地局がLTE基地局であってもよく、セカンダリー基地局がLTE基地局であってもよく、又は、プライマリー基地局がNR基地局であってもよく、セカンダリー基地局がLTE基地局であってもよく、又は、プライマリー基地局がNR基地局であってもよく、セカンダリー基地局がNR基地局であってもよい。本発明の具体的実施形態に記述された受信側RLCエンティティは、端末又は端末におけるソフトウェア(例えば、プロトコルスタック)及び/又はハードウェア(例えば、モデム)であってもよく、同様に、送信側RLCエンティティは、ネットワーク機器又はネットワーク機器におけるソフトウェア(例えば、プロトコルスタック)及び/又はハードウェア(例えば、モデム)であってもよい。
【0056】
本発明の具体的実施形態において、名詞「ネットワーク」及び「システム」は、よく交互に使われ、当業者は、その意味を理解できる。
【0057】
本発明の具体的実施形態に係るユーザ端末は、無線通信機能を有する各種のハンドヘルド機器、車載機器、ウェアラブル機器、計算機器又は無線モデムに接続された他の処理機器、及び各種の形態のユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、端末機器(terminal device)等であってもよい。記述の便宜上、上述した機器は、端末と総称される。
【0058】
本文における用語「システム」及び「ネットワーク」は、本文においてよく交換して使用される。本文における用語「及び/又は」は、単に関連対象の関連関係を記述するものであり、3種の関係が存在可能であることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独に存在することと、A及びBが同時に存在することと、Bが単独に存在することという3種の場合を表せる。また、本文における記号「/」は、一般的に前後の関連対象が「又は」の関係を有することを表す。
【0059】
理解できるように、本発明の具体的実施形態において、「Aに対応するB」は、BとAとが互いに関連することを表し、Aに基づいてBを特定可能である。しかし、更に理解できるように、Aに基づいてBを特定することは、Aのみに基づいてBを特定することを意味するのではなく、A及び/又は他の情報に基づいて特定Bを特定してもよい。
【0060】
図2は、本発明の具体的実施形態の1種のチャネルアクセス指示方法のフローチャートである。図2に示すように、当該チャネルアクセス指示方法は、端末機器に用いられ、以下のステップを含んでもよい。
【0061】
ステップ130では、ネットワーク機器から送信された第1指示情報を受信する。
【0062】
ただし、端末機器UEは、ネットワーク機器から送信された第1指示情報を受信する。第1指示情報は、チャネルアクセスパラメータを指示するために用いられる。チャネルアクセスパラメータは、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するために用いられる。チャネルアクセスパラメータは、チャネルアクセス方式及びチャネルアクセス優先度を含む。ステップ150では、第1指示情報に基づいてチャネルアクセスパラメータを取得する。
【0063】
ただし、チャネルアクセスパラメータは、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するために用いられ、チャネルアクセスパラメータにおけるチャネルアクセス方式及びチャネルアクセス優先度により、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定する。
【0064】
この実施形態では、ネットワーク機器から送信された第1指示情報を受信することにより、第1指示情報に基づいてチャネルアクセスパラメータを取得する。
【0065】
図3は、本発明の実施形態の1種のチャネルアクセス指示方法のフローチャートである。図3に示すように、当該方法は、ステップ110を含む。
【0066】
ステップ110では、第1指示情報を送信する。
【0067】
ただし、第1指示メッセージがチャネルアクセス方式を指示するための方式情報及び/又はチャネルアクセス優先度を指示するための優先度情報を含むことにより、第1指示メッセージにおける方式情報及び優先度情報に基づいて、第1指示メッセージで指示されたチャネルアクセス方式及びチャネルアクセス優先度を特定することができる。チャネルアクセス方式及びチャネルアクセス優先度に基づいてチャネルアクセスパラメータを特定し、更にターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定する。
【0068】
ターゲット上り伝送は、ランダムアクセス手順におけるメッセージ3(Msg3)であってもよく、第1指示情報は、ランダムアクセスレスポンス(RAR)メッセージのみに付加されてもよく、下り制御情報DCI(Downlink control information)のみに付加されてもよく、RARメッセージとDCIとの両方に付加されてもよい。DCIは、RARメッセージをスケジューリングするために用いられる。
【0069】
好ましくは、第1指示情報がRARメッセージをスケジューリングするDCIに付加されたときに、当該RARメッセージに含まれる少なくとも1つのRARでスケジューリングされたMsg3が、当該DCI中第1指示情報によって指示されたチャネルアクセスパラメータを用いてLBTを行う。1つの例示的な具体的実施形態において、当該RARメッセージに含まれるRARスケジューリングのMsg3は、何れも当該DCIにおける第1指示情報によって指示されたチャネルアクセスパラメータを用いてLBTを行う。
【0070】
好ましくは、第1指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおける一部のビット又は全部のビットを再利用することで取得されてもよい。
【0071】
好ましくは、第1指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域ホッピング指示命令フィールドにおけるビットを再利用することで取得されてもよい。
【0072】
好ましくは、周波数領域ホッピング指示命令フィールドが周波数領域ホッピングを行うか否かを指示するために用いられないときに、第1指示メッセージは、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域ホッピング指示命令フィールドにおけるビットを再利用することにより、及び/又は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおける一部のビット又は全部のビットを再利用することにより、取得されてもよい。
【0073】
好ましくは、周波数領域ホッピング指示命令フィールドが周波数領域ホッピングを行うか否かを指示するために用いられるときに、第1指示メッセージは、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおける一部のビット又は全部のビットを再利用することで取得されてもよい。
【0074】
好ましくは、第1指示情報がRARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおける一部のビットを再利用したときに、当該一部のビットは、周波数領域リソース割当領域における前半部分のビットであってもよく、周波数領域リソース割当領域における後半部分のビットであってもよい。
【0075】
好ましくは、第1指示情報は、更に、RARメッセージ中の上りグラント中の他の冗長命令フィールドにおける一部のビット又は全部のビットを再利用することで取得されてもよく、例示として、当該他の冗長命令フィールドは、電力制御命令フィールド(TPC command for PUSCH)及び/又はCSI要求(CSI request)を含む。
【0076】
好ましくは、第1指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の追加情報ドメインであってもよい。
好ましくは、第1指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の時間領域リソース割当命令フィールドによって取得され、当該時間領域リソース割当命令フィールドで指示された時間領域リソース割当とチャネルアクセスパラメータとは、マッピング関係を有する。
【0077】
好ましくは、RARメッセージ中の上りグラント中の時間領域リソース割当命令フィールドは、合計で4ビットあり、RARメッセージ中の上りグラント中の時間領域リソース割当命令フィールドで指示された時間領域リソースを配置することによって、チャネルアクセスパラメータとのマッピング関係を割り当て可能であるため、RARメッセージが受信されたときに、RARメッセージ中の上りグラント中の時間領域リソース割当命令フィールドで指示された時間領域リソース割当とチャネルアクセスパラメータとが有するマッピング関係に基づいて、チャネルアクセスパラメータを取得してもよい。
【0078】
1つの具体的実施形態において、RAR上りグラントは、1つの4ビットのPUSCH time resource allocation情報を指示し、ネットワークは、当該PUSCH time resource allocationと例示におけるチャネルアクセスパラメータとの対応関係を配置してもよい。UEは、当該RAR上りグラント中のPUSCH time resource allocationを受信すると、対応するチャネルアクセスパラメータを特定可能である。
【0079】
好ましくは、第1指示情報は、ターゲット上り伝送の開始位置を更に指示するために用いられてもよい。
【0080】
好ましくは、前記ターゲット上り伝送の開始位置は、第1シンボルの開始エッジと、第1シンボルの開始エッジよりも後であって第1シンボルの開始エッジからの間隔が16マイクロ秒である位置と、第1シンボルの開始エッジよりも後であって第1シンボルの開始エッジからの間隔が16マイクロ秒及びタイミングアドバンスの長さである位置と、第1シンボルの開始エッジよりも後であって第1シンボルの開始エッジからの間隔が25マイクロ秒である位置と、第1シンボルの開始エッジよりも後であって第1シンボルの開始エッジからの間隔が25マイクロ秒及びタイミングアドバンスの長さである位置と、第2シンボルの開始エッジとのうちの少なくとも1種を含む。ただし、第2シンボルは、第1シンボルよりも後のシンボルであり、且つ第1シンボルと第2シンボルとは、隣り合う。
【0081】
好ましくは、第2シンボルは、ターゲット上り伝送における第1個の有効上りシンボルである。
【0082】
好ましくは、ターゲット上り伝送の開始位置が第1シンボルにあるときに、前記開始位置から前記第2シンボルの開始エッジまでの伝送は、第2シンボルの延長サイクリックプレフィックスである。
【0083】
ステップ130では、ネットワーク機器から送信された第1指示情報を受信する。
【0084】
ステップ150では、第1指示情報に基づいてチャネルアクセスパラメータを取得する。
【0085】
本発明の実施例では、第1指示情報は、チャネルアクセスパラメータを指示するために用いられ、第1指示情報によって特定されたチャネルパラメータは、以下の状況の1種を含む。
【0086】
1、Cat-1 LBT、検出間隔が16マイクロ秒であるCat-2 LBT、検出間隔が25マイクロ秒であるCat-2 LBT、Cat-4 LBTにおける第1優先度。
【0087】
2、Cat-1 LBT、検出間隔が16マイクロ秒であるCat-2 LBT、検出間隔が25マイクロ秒であるCat-2 LBT、Cat-4 LBT優先度1、Cat-4 LBT優先度2、Cat-4 LBT優先度3、Cat-4 LBT優先度4。
【0088】
3、チャネルアクセス方式及びチャネルアクセス優先度。ただし、チャネルアクセス方式は、Cat-1 LBT、検出間隔が16マイクロ秒であるCat-2 LBT、検出間隔が25マイクロ秒であるCat-2 LBT、Cat-4 LBTを含み、チャネルアクセス優先度は、Cat-4 LBT優先度1、Cat-4 LBT優先度2、Cat-4 LBT優先度3及びCat-4 LBT優先度4を含む。
【0089】
4、チャネルアクセス優先度。ただし、チャネルアクセス優先度は、Cat-4 LBT優先度1、Cat-4 LBT優先度2、Cat-4 LBT優先度3及びCat-4 LBT優先度4を含む。
【0090】
以下では、上記状況について詳細に説明する。
【0091】
1、Cat-1 LBT、検出間隔が16マイクロ秒であるCat-2 LBT、検出間隔が25マイクロ秒であるCat-2 LBT、Cat-4 LBTにおける第1優先度。
【0092】
ただし、Cat-4 LBTにおける第1優先度は、予め設定され、又はネットワーク機器によって配置される。好ましくは、第1優先度の値は、表2における1、2、3、4のうちの一種を含む。
【0093】
例示として、Cat-4 LBTにおける第1優先度は、Cat-4 LBT優先度1と予め設定され、即ち、最高優先度であり、又は、Cat-4 LBTにおける第1優先度は、ターゲット上り伝送において最も優先度が低い伝送すべきサービスに基づいて特定される。
【0094】
ターゲット上り伝送は、ランダムアクセス手順におけるMsg3であってもよく、Msg3は、Cat-4 LBTにおけるチャネルアクセス優先度に対応する。初期アクセス過程に、基地局は、UEから送信されたPRACHシーケンスを受信した後、当該PRACHシーケンスを送信したUEが伝送すべきMsg3のコンテンツを特定不可能であるため、Msg3のQCIを特定することができない。よって、Msg3に対応するチャネルアクセス優先度を特定することができない。したがって、好ましくは、Msg3伝送に対応するLBTへ1種の優先度を固定してもよい。例えば、Msg3伝送の優先度は、Cat-4 LBT優先度2である。
【0095】
好ましくは、Msg3がUEの上りデータを含むときに対応する優先度は、Msg3がUEの上りデータを含まないときに対応する優先度よりも低い。理解できるように、優先度の値が小さいほど、優先度は、高くなる。例えば、Msg3がUEの上りデータを含むときに、対応する優先度は、Cat-4 LBT優先度p1となり、Msg3がUEの上りデータを含まないときに、対応する優先度は、Cat-4 LBT優先度p2となり、p1がp2よりも大きい。
【0096】
この例示的な具体的実施形態において、第1指示情報が2ビットであり、第1指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおける一部のビット又は全部のビットを再利用することで取得され、及び/又はRARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域ホッピング指示命令フィールドにおけるビットを再利用することで取得される。
【0097】
2、Cat-1 LBT、検出間隔が16マイクロ秒であるCat-2 LBT、検出間隔が25マイクロ秒であるCat-2 LBT、Cat-4 LBT優先度1、Cat-4 LBT優先度2、Cat-4 LBT優先度3、Cat-4 LBT優先度4。
【0098】
ただし、ターゲット上り伝送は、ランダムアクセス手順におけるMsg3であってもよい。理解できるように、指示されたLBT方式がCat-4ではないときに、チャネルアクセス優先度も指示する。当該チャネルアクセス優先度は、主に上り時間領域において複数のPUSCHを連続的に伝送する場面に用いられる。こうして、複数のPUSCHの伝送が中断されてから再回復されたときに、指示されたチャネルアクセス優先度に応じてLBTを行ってもよい。Msg3が上り時間領域において1つのPUSCHのみを伝送する場合に、指示されたLBT方式がCat-4ではないとき、チャネルアクセス優先度指示情報の必要がなくなる。したがって、第1指示情報で指示されたLBT方式がCat-4ではないときに、チャネルアクセス優先度を指示する必要がない。
【0099】
この例示的な具体的実施形態において、第1指示情報は、3ビットである。第1指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおける一部のビット又は全部のビットを再利用することで取得され、及び/又はRARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域ホッピング指示命令フィールドにおけるビットを再利用することで取得される。
【0100】
3、チャネルアクセス方式及びチャネルアクセス優先度。
【0101】
ただし、チャネルアクセス方式は、Cat-1 LBT、検出間隔が16マイクロ秒であるCat-2 LBT、検出間隔が25マイクロ秒であるCat-2 LBT、及びCat-4 LBTを含み、チャネルアクセス優先度は、Cat-4 LBT優先度1、Cat-4 LBT優先度2、Cat-4 LBT優先度3及びCat-4 LBT優先度4を含む。
【0102】
ただし、ターゲット上り伝送は、ランダムアクセス手順におけるMsg3であってもよい。
【0103】
好ましくは、第1指示情報で指示されたLBT方式がCat-4であるときに、第1指示情報で指示されたチャネルアクセス優先度は、基地局からUEへ指示された、チャネルアクセスのための優先度である。
【0104】
好ましくは、第1指示情報で指示されたLBT方式がCat-4ではないときに、第1指示情報で指示されたチャネルアクセス優先度は、基地局が当該チャネル占用を取得したときに使用したチャネルアクセス優先度である。
【0105】
1つの例示的な具体的実施形態において、第1指示情報がRARメッセージ及びDCIに付加されたときに、第1指示情報のうちチャネルアクセス方式を指示する方式情報は、DCIに付加され、第1指示情報のうちチャネルアクセス優先度を指示する優先度情報は、RARメッセージに付加されている。
【0106】
1つの例示的な具体的実施形態において、第1指示情報がRARメッセージ及びDCIに付加されたときに、第1指示情報のうちチャネルアクセス方式を指示する方式情報は、RARメッセージに付加され、第1指示情報のうちチャネルアクセス優先度を指示する優先度情報は、DCIに付加されている。
【0107】
例示として、チャネルアクセスパラメータがチャネルアクセス方式及びチャネルアクセス優先度であるときに、第1指示情報は、4ビットとなる。ただし、2ビットは、チャネルアクセス方式を指示する方式情報であり、2ビットは、チャネルアクセス優先度を指示する優先度情報である。ただし、2ビットは、RARメッセージに付加され、2ビットは、DCIに付加されている。
【0108】
1つの例示的な具体的実施形態において、第1指示情報は、4ビットを含む。ただし、2ビットは、チャネルアクセス方式、即ちLBTタイプを指示するために用いられ、2ビットは、チャネルアクセス優先度、即ちLBT優先度を指示するために用いられ、LBT優先度は、Cat-4 LBT優先度1、Cat-4 LBT優先度2、Cat-4 LBT優先度3及びCat-4 LBT優先度4を含む。表4は、第1指示情報の1つの例示的な具体的実施形態における例示である。
【0109】
【表4】
【0110】
4、チャネルアクセス優先度。ただし、チャネルアクセス優先度は、Cat-4 LBT優先度1、Cat-4 LBT優先度2、Cat-4 LBT優先度3及びCat-4 LBT優先度4を含む。
【0111】
ただし、第1指示情報によって指示されるチャネルアクセスパラメータがチャネルアクセス優先度であるときに、その際、第1指示情報によって指示されるチャネルアクセスパラメータにおけるチャネルアクセス方式は、デフォルトとしてCat-4 LBTとなり、第1指示情報で指示されたチャネルアクセス優先度は、Cat-4 LBT優先度1、Cat-4 LBT優先度2、Cat-4 LBT優先度3及びCat-4 LBT優先度4を含む。
【0112】
この実施例の具体的実施形態において、第1指示情報は、2ビットあり、第1指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおける一部のビット又は全部のビットを再利用することで取得され、及び/又は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域ホッピング指示命令フィールドにおけるビットを再利用することで取得される。
【0113】
1つの例示的な具体的実施形態において、第1指示情報は、Nビットあり、第1指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおけるNビットを再利用することで取得され、当該Nビットは、周波数領域リソース割当領域における前のNビットであってもよく、周波数領域リソース割当領域における後のNビットであってもよく、その際、RARメッセージにおける上りグラントは、下の表5に示される。
【0114】
【表5】
【0115】
ただし、上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおけるNビットは、第1指示情報とする。
【0116】
第1指示情報に基づいてチャネルアクセスパラメータを取得した後、チャネルアクセスパラメータに基づいてターゲット上り伝送を行う。
【0117】
この実施形態では、命令フィールドを新たに追加しなくてもMsg3のLBTチャネルアクセスを指示可能であり、更にRARのオーバーヘッドを減少させて設計実現複雑度を低減し、アンライセンスバンドにおけるRARのサイズとライセンスバンドにおけるRARのサイズとが不一致であり且つアンライセンスバンドにおけるRARオーバーヘッドが大きいという技術問題を解決する。
【0118】
1つの例示的な具体的実施形態において、当該チャネルアクセス指示方法は、端末機器に用いられ、以下のステップを含んでもよい。
【0119】
ネットワーク機器から送信された第2指示情報を受信する。
【0120】
ただし、第2指示情報は、メッセージ3(Msg3)の周波数領域リソースの割当方式を特定するために用いられる。
【0121】
好ましくは、第2指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおける一部又は全部のビットを再利用することで取得され、及び/又は、第2指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域ホッピング指示命令フィールドにおけるビットを再利用することで取得される。
【0122】
好ましくは、周波数領域リソースの割当方式は、連続的なリソース割当又は櫛歯状のリソース割当を含む。
【0123】
好ましくは、第2指示情報は、RARメッセージに付加される。
【0124】
好ましくは、Msg3を伝送した周波数領域リソースが櫛歯状のリソース割当であるときに、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域ホッピング指示命令フィールドは、周波数領域ホッピングを行うか否かを指示するために用いられない。Msg3を伝送した周波数領域リソースが連続的なリソース割当であるときに、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域ホッピング指示命令フィールドは、周波数領域ホッピングを行うか否かを指示するために用いられないように構成されてもよい。
【0125】
好ましくは、周波数領域ホッピング指示命令フィールドが周波数領域ホッピングを行うか否かを指示するために用いられないときに、第2指示メッセージは、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域ホッピング指示命令フィールドにおけるビットを再利用することにより、及び/又は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおける一部のビット又は全部のビットを再利用することにより、取得されてもよい。周波数領域ホッピング指示命令フィールドが周波数領域ホッピングを行うか否かを指示するために用いられるときに、第2指示メッセージは、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおける一部のビット又は全部のビットを再利用することで取得されてもよい。ただし、一部のビットは、周波数領域リソース割当領域における前半部分のビットであってもよく、周波数領域リソース割当領域における後半部分のビットであってもよい。
【0126】
好ましくは、第2指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の他の冗長命令フィールドにおける一部のビット又は全部のビットを再利用することで取得されてもよく、例示として、当該他の冗長命令フィールドは、電力制御命令フィールド(TPC command for PUSCH)及び/又はCSI要求(CSI request)を含む。
【0127】
好ましくは、第2指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の追加情報ドメインであってもよい。
【0128】
1つの例示的な具体的実施形態において、第1指示情報は、Nビットあり、第2指示情報は、Mビットあり、第1指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおけるNビットを再利用することで取得され、当該Nビットは、周波数領域リソース割当領域における前のNビットであってもよく、周波数領域リソース割当領域における後のNビットであってもよい。
【0129】
第2指示情報は、RARメッセージ中の上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおける一部又は全部のビットを再利用することで取得され、当該Mビットは、周波数領域リソース割当領域における前のMビットであってもよく、周波数領域リソース割当領域における後のMビットであってもよい。そのときのRARメッセージにおける上りグラントは、下の表6に示される。
【0130】
【表6】
【0131】
ただし、上りグラント中の周波数領域リソース割当命令フィールドにおけるNビットは、第1指示情報とし、Mビットは、第2指示情報とする。
【0132】
好ましくは、Mの値は、1である。
【0133】
この実施形態では、第2指示情報によってMsg3の周波数領域リソースの割当方式を特定することを実現する。
【0134】
1つの例示的な実施形態において、当該チャネルアクセス指示方法は、ネットワーク機器に用いられ、以下のステップを含んでもよい。
【0135】
第2指示情報を端末機器へ送信する。
【0136】
ただし、第2指示情報は、メッセージ3の周波数領域リソースの割当方式を特定するために用いられる。
【0137】
図4は、本発明の各実施形態の1種のチャネルアクセス指示方法を実施するための装置ブロック図である。当該装置は、端末機器であってもよい。図4に示すように、当該装置は、受信モジュール230及び取得モジュール250を備えるが、それらに限定されない。
【0138】
受信モジュール230は、ネットワーク機器から送信された第1指示情報を受信する。
【0139】
取得モジュール250は、第1指示情報に基づいてチャネルアクセスパラメータを取得する。チャネルアクセスパラメータは、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するために用いられる。
【0140】
1つの例示的な具体的実施形態において、当該受信モジュール230は、更に、
ネットワーク機器から送信された第2指示情報を受信する。第2指示情報は、メッセージ3の周波数領域リソースの割当方式を特定するために用いられる。
【0141】
本実施形態における各モジュールの機能及び作用の実現過程並びにその他の詳細に記述や定義されていない部分は、上記実施形態における記述を詳細に参照すればよく、ここで繰り返し説明しない。
【0142】
図5は、本発明の各実施形態のチャネルアクセス指示方法を実施するための装置ブロック図である。当該装置は、ネットワーク機器であってもよく、図5に示すように、当該装置は、送信モジュール310を備えるが、それに限定されない。
【0143】
送信モジュール310は、チャネルアクセスパラメータを取得するための第1指示情報を端末機器へ送信する。
【0144】
チャネルアクセスパラメータは、ターゲット上り伝送のチャネルアクセスを特定するために用いられる。
【0145】
1つの例示的な具体的実施形態において、当該送信モジュール310は、更に、
第2指示情報を端末機器へ送信する。第2指示情報は、メッセージ3の周波数領域リソースの割当方式を特定するために用いられる。
【0146】
好適な当該ネットワーク機器は、チャネルアクセスパラメータに基づいて行われたターゲット上り伝送を受信するための受信モジュール330を更に備える。
【0147】
本実施形態における各モジュールの機能及び作用の実現過程並びにその他の詳細に記述や定義されていない部分は、上記実施形態における記述を詳細に参照すればよく、ここで繰り返し説明しない。
【0148】
図6は、本発明の第5の実施形態に係る1種のチャネルアクセス指示装置のためのハードウェア構造模式図である。図6に示すように、端末機器は、プロセッサ410及びメモリ420を備え、端末機器の上記各ユニットは、バスシステムを介して互いの通信接続を実施する。
【0149】
当該プロセッサ410は、1つの独立する部品であってもよく、複数の処理素子の総称であってもよい。例えば、当該プロセッサ410は、CPUであってもよく、ASIC、又は上記方法を実施するように構成される1つ又は複数の集積回路、例えば、少なくとも1つのマイクロプロセッサDSP、若しくは少なくとも1つのプログラマブルゲートアレイFPGA等であってもよい。
【0150】
メモリ420には、プロセッサ410で運転され得るプログラムが記憶されてもよい。プロセッサ410は、プログラムを実行したときに、上記具体的方法実施形態におけるチャネルアクセス指示方法の一部又は全部のステップを実施する。
【0151】
本発明の具体的実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。ただし、前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されている。ただし、前記コンピュータプログラムが実行されたときに、上記方法の具体的実施形態におけるチャネルアクセス指示方法の一部又は全部のステップは、実施される。
【0152】
本発明の具体的実施形態は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。ただし、前記コンピュータプログラム製品は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、前記コンピュータプログラムが実行されたときに、上記方法の具体的実施形態におけるチャネルアクセス指示方法の一部又は全部のステップは、実施される。当該コンピュータプログラム製品は、1つのソフトウェアインストールパッケージであってもよい。
【0153】
本発明の具体的実施形態は、チップを更に提供する。当該チップは、プロセッサを備え、当該プロセッサは、コンピュータプログラムをメモリから呼び出して運転し、前記チップが実装された機器は、上記方法の具体的実施形態におけるチャネルアクセス指示方法の一部又は全部のステップを実行する。
【0154】
本発明の具体的実施形態は、コンピュータプログラムを更に提供する。前記コンピュータプログラムが実行されたときに、上記方法の具体的実施形態におけるチャネルアクセス指示方法の一部又は全部のステップは、実施される。
【0155】
本発明の具体的実施形態で記述された方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェアの方式で実施されてもよく、プロセッサがソフトウェア指令を実行する方式で実施されてもよい。ソフトウェア指令は、対応するソフトウェアモジュールによって構成されてもよく、ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable Programmable ROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用光ディスク(CD-ROM)又は本分野でよく知られる如何なる形態の記憶媒体に格納されてもよい。1種の例示的な記憶媒体がプロセッサに結合されることにより、プロセッサは、当該記憶媒体から情報を読み取り、且つ当該記憶媒体へ情報を書き込むことができる。無論、記憶媒体は、プロセッサの構成部分であってもよい。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに存在してもよい。また、当該ASICは、アクセスネットワーク機器、ターゲットネットワーク機器又はコアネットワーク機器に存在してもよい。無論、プロセッサ及び記憶媒体は、ディスクリートユニットとしてアクセスネットワーク機器、ターゲットネットワーク機器又はコアネットワーク機器に存在してもよい。
【0156】
当業者であれば意識できるように、上記1つ又は複数の例示において、本発明の具体的実施形態で記述された機能は、全部又は部分的にソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせで実施されてもよい。ソフトウェアで実施されるときに、全部又は部分的にコンピュータプログラム製品の形式で実施されてもよい。前記コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ指令を含む。コンピュータに前記コンピュータプログラム指令をロードして実行するときに、全部又は部分的に本発明の具体的実施形態に記載のフロー又は機能を生成する。前記コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブル装置であってもよい。前記コンピュータ指令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、又は、1つのコンピュータ可読記憶媒体からもう1つのコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてもよい。前記コンピュータ指令は、1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバー、デジタル加入者線(Digital Subscriber Line、DSL))又は無線(例えば、赤外、無線、マイクロ波等)方式によって別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターへ伝送されてもよい。前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセスできる如何なる利用可能媒体、又は、1つ又は複数の利用可能媒体を含んで統合されたサーバ、データセンター等のデータ記憶機器であってもよい。前記利用可能媒体は、磁気媒体、(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光媒体(例えば、デジタルバーサタイルディスク(Digital Video Disc、DVD))、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(solid state disk、SSD))等であってもよい。
【0157】
上述した具体的実施形態は、本発明の具体的実施形態の目的、解決手段及び有利な作用効果について更に詳細に説明した。理解できるように、上述したのは、本発明の具体的実施形態に過ぎず、本発明の具体的実施形態の保護範囲を制限するためのものではない。本発明の具体的実施形態の技術案を基になされた如何なる変更、均等物による置換、改良等も、本発明の具体的実施形態の保護範囲内に含まれる。
【0158】
理解できるように、本発明は、上述され且つ図面に示された精確な構造に限定されず、その範囲を逸脱しない限り、各種の変更や改良を行うことが可能である。本発明の範囲は、添付する請求項のみで限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6