(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-01
(45)【発行日】2023-11-10
(54)【発明の名称】冷蔵庫
(51)【国際特許分類】
F25D 23/10 20060101AFI20231102BHJP
F25D 23/06 20060101ALI20231102BHJP
F25D 29/00 20060101ALI20231102BHJP
【FI】
F25D23/10
F25D23/06 H
F25D29/00 Z
(21)【出願番号】P 2022526697
(86)(22)【出願日】2020-01-07
(86)【国際出願番号】 KR2020000294
(87)【国際公開番号】W WO2021141154
(87)【国際公開日】2021-07-15
【審査請求日】2022-05-10
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100174137
【氏名又は名称】酒谷 誠一
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】ユ,デヒョン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ゴンウ
【審査官】笹木 俊男
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2018-0106835(KR,A)
【文献】特開2017-133799(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2006-0109162(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25D 1/00 ~ 31/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
貯蔵室を備え、側面外観を形成する一対のサイドパネルを含むキャビネットと、
前記一対のサイドパネルの間に位置され、上面外観を形成するキャビネットカバーと、
前記キャビネットカバーの後側に位置され、ユーザの操作のために備えられるディスプレイユニットと、
前記キャビネットに固定され、前記一対のサイドパネルの間に位置され、前記ディスプレイユニットが分離可能に固定される固定ユニットと、
を含み、
前記固定ユニットは、前記サイドパネルと対向するように配置される第1ボディ部と、前記第1ボディ部から突出する固定突起を含み、
前記ディスプレイユニットには、前記固定突起が収容される突起収容部が形成され、
前記ディスプレイユニットは、前記固定ユニットから上方に分離されるように設置される、冷蔵庫。
【請求項2】
前記キャビネットカバーは、前記ディスプレイユニットから分離された状態で後方に脱着される、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記貯蔵室を形成するインナーケースと、
前記インナーケースの外側周りをカバーするミドルプレートをさらに含み、
前記固定ユニットは、前記ミドルプレートと対向するように前記第1ボディ部から折り曲げられる第2ボディ部をさらに含む、請求項
1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記第1ボディ部は、前記サイドパネルに結合され、
前記第2ボディ部は、前記ミドルプレートに結合される、請求項
3に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記第1ボディ部が前記サイドパネルに結合されるか、前記第2ボディ部が前記ミドルプレートに結合される、請求項
3に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記ミドルプレートは、前記インナーケースと前記冷蔵庫の後面外観を形成するリアパネルの間に位置されるリヤプレートを含み、
前記第2ボディ部は、前記リヤプレートに結合される、請求項
3に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記固定突起は、複数個備えられ、
前記複数個の固定突起は、前記第1ボディ部の上面および下面から突出する、請求項
1に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
貯蔵室を備え、側面外観を形成する一対のサイドパネルを含むキャビネットと、
前記一対のサイドパネルの間に位置され、上面外観を形成するキャビネットカバーと、
前記キャビネットカバーの後側に位置され、ユーザの操作のために備えられるディスプレイユニットと、
前記キャビネットに固定され、前記一対のサイドパネルの間に位置され、前記ディスプレイユニットが分離可能に固定される固定ユニットと、
を含み、
前記キャビネットは、前記貯蔵室を形成するインナーケースと、前記インナーケースの外側周りをカバーするミドルプレートをさらに含み、
前記固定ユニットは、前記サイドパネルと対向するように配置される第1ボディ部と、前記第1ボディ部から折り曲げられ、前記ミドルプレートと対向するように配置される第2ボディ部
と、
前記第2ボディ部から突出する固定突起と、を含み、
前記ディスプレイユニットには、前記固定突起が収容される突起収容部が形成され、
前記ディスプレイユニットは、前記固定ユニットから上方に分離されるように設置される、冷蔵庫。
【請求項9】
前記キャビネットを構成し、後面外観を形成するリアパネルをさらに含み、
前記ディスプレイユニットは、前記リアパネルが安着するパネル安着部をさらに含む、請求項
1に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
前記パネル安着部および前記リアパネルのそれぞれには、前記ディスプレイユニットの上方移動を制限するようにボルトが取付けられるためのボルト取付ホールが形成される、請求項
9に記載の冷蔵庫。
【請求項11】
前記ディスプレイユニットは、上側にディスプレイパネルが備えられるディスプレイケースと、前記ディスプレイパネルをカバーし、前記ディスプレイケースに回転可能に結合されるディスプレイカバーを含み、
前記突起収容部は、前記ディスプレイケースの側面部に形成される、請求項
1に記載の冷蔵庫。
【請求項12】
前記突起収容部は、前記側面部の下面から上方に陥没して形成される、請求項
11に記載の冷蔵庫。
【請求項13】
前記固定突起の厚さは、前記側面部の厚さより大きく形成される、請求項
11に記載の冷蔵庫。
【請求項14】
前記固定突起の突出高さは、前記側面部の下面が前記第1ボディ部の上面に安着するように、前記突起収容部の高さと同一である、請求項
11に記載の冷蔵庫。
【請求項15】
前記ディスプレイケースには、前記側面部の上端から下方に陥没する安着溝が形成され、
前記ディスプレイカバーは、前記ディスプレイパネルの上側をカバーするカバープレートと、前記カバープレートの両側端から下方に延長され、前記安着溝に回転可能に結合される一対の延長部を含み、
前記安着溝は、前記突起収容部の後方に位置される、請求項
11に記載の冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、冷蔵庫は、キャビネットに備えられた貯蔵室に食べ物のような対象物を低温で貯蔵できる家電機器である。前記貯蔵室は、断熱壁で取囲まれるので、前記貯蔵室の内部は外部温度より低い温度となるように維持される。
【0003】
前記貯蔵室の温度帯域によって、前記貯蔵室は、冷蔵室または冷凍室に区分することができる。食べ物の種類や状態によって食べ物を冷蔵室または冷凍室に保管することができる。
【0004】
前記冷蔵庫は、台所に他の家電機器と一緒にビルトインタイプで提供される。この場合、台所の家具と調和をなすように前記冷蔵庫の外観が設計されている。
【0005】
また、最近では、ユーザの多様な要求に応じて、冷蔵庫を台所ではなく居間や部屋に置いて使用する等冷蔵庫の設置位置が多様化している。
【0006】
前記冷蔵庫の設置位置が多様化することで、前記冷蔵庫の外観が前記冷蔵庫が設置されるための空間の家具と調和をなすように前記冷蔵庫の外観が設計されている。
【0007】
例えば、木材質の家具と調和をなすために、前記冷蔵庫の外観を木材質で設計することができる。
【0008】
先行文献である韓国公開特許公報第10‐2004‐0003319号には、木材質からなった家具のドアと冷蔵庫のドアが螺合された冷蔵庫が開示されている。
【0009】
ところで、前記木材質からなった外観は、長期間使用した時水分等によって損傷したり、ユーザによって損傷が発生して交替等のサービスが必要となることもある。
【0010】
ただし、先行文献の場合、損傷が発生した家具のドアを交替または修理等のサービスを行おうとする場合、結合されたねじを全て解除しなければならないので、サービスに要する時間が長いという問題点が発生する。
【0011】
また、内部部品のサービスが必要で、本体を分離しなければならない場合、螺合された本体の分解に長い時間がかかるので、前記内部部品に接近しにくいという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の課題は、ウッド材質のキャビネットカバーを容易に分解可能な冷蔵庫を提供することにある。
【0013】
また、本発明の課題は、後方に位置されるリアパネルをキャビネットから分解することなく、前記キャビネットカバーを容易に分解可能な冷蔵庫を提供することにある。
【0014】
また、本発明の課題は、前記キャビネットカバーの後側に位置されるディスプレイユニットを前記キャビネットから容易に分離できる冷蔵庫を提供することにある。
【0015】
また、本発明の課題は、前記キャビネットカバーの交替および再組立てに要する時間を節約できる冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記の課題を解決するための本発明の冷蔵庫は、貯蔵室を備え、側面外観を形成する一対のサイドパネルを含むキャビネットと、前記一対のサイドパネルの間に位置され、上面外観を形成するキャビネットカバーと、前記キャビネットカバーの後側に位置され、ユーザの操作のために備えられるディスプレイユニットと、前記キャビネットに固定され、前記一対のサイドパネルの間に位置され、前記ディスプレイユニットが分離可能に固定される固定ユニットとを含み、前記ディスプレイユニットは、前記固定ユニットから上方に分離されるように設置される。よって、前記ディスプレイユニットを前記キャビネットから分離しやすい長所がある。
【0017】
前記キャビネットカバーは、前記ディスプレイユニットから分離された状態で後方に脱着することができる。よって、前記ディスプレイユニットを容易に分離可能することで、前記キャビネットカバーを前記キャビネットから簡単かつ速かに分離することができる。
【0018】
前記固定ユニットは、固定突起を含み、前記ディスプレイユニットには、前記固定突起が収容される突起収容部が形成される。
【0019】
前記固定ユニットは、前記サイドパネルと対向するように配置される第1ボディ部をさらに含み、前記固定突起は、前記第1ボディ部から突出することができる。
【0020】
前記貯蔵室を形成するインナーケースと、前記インナーケースの外側周りをカバーするミドルプレートをさらに含み、前記固定ユニットは、前記ミドルプレートと対向するように前記第1ボディ部から折り曲げられる第2ボディ部をさらに含むことができる。
【0021】
前記第1ボディ部は、前記サイドパネルに結合され、前記第2ボディ部は、前記ミドルプレートに結合される。よって、前記固定ユニットは、前記ディスプレイユニットの分離を容易にすると共に、前記サイドパネルおよびミドルプレートを堅固に結合させることができる。
【0022】
前記第1ボディ部が前記サイドパネルに結合されるか、前記第2ボディ部が前記ミドルプレートに結合される。
【0023】
前記ミドルプレートは、前記インナーケースと前記冷蔵庫の後面外観を形成するリアパネルの間に位置されるリヤプレートを含み、前記第2ボディ部は、前記リヤプレートに結合される。
【0024】
前記固定突起は、複数個備えられ、前記複数個の固定突起は、前記第1ボディ部の上面および下面から突出することができる。
【0025】
前記キャビネットは、前記貯蔵室を形成するインナーケースと、前記インナーケースの外側周りをカバーするミドルプレートをさらに含み、前記固定ユニットは、前記サイドパネルと対向するように配置される第1ボディ部と、前記第1ボディ部から折り曲げられ、前記ミドルプレートと対向するように配置される第2ボディ部を含み、前記固定突起は、前記第2ボディ部から突出することができる。
【0026】
前記キャビネットを構成し、後面外観を形成するリアパネルをさらに含み、前記ディスプレイユニットは、前記リアパネルが安着するパネル安着部をさらに含むことができる。
【0027】
前記パネル安着部および前記リアパネルのそれぞれには、前記ディスプレイユニットの上方移動を制限するようにボルトが取付けられるためのボルト取付ホールが形成される。
【0028】
前記ディスプレイユニットは、上側にディスプレイパネルが備えられるディスプレイケースと、前記ディスプレイパネルをカバーし、前記ディスプレイケースに回転可能に結合されるディスプレイカバーを含み、前記突起収容部は、前記ディスプレイケースの側面部に形成される。
【0029】
前記突起収容部は、前記側面部の下面から上方に陥没して形成される。
【0030】
前記固定突起の厚さは、前記側面部の厚さより大きく形成されてもよい。
【0031】
前記固定突起の突出高さは、前記側面部の下面が前記第1ボディ部の上面に安着するように、前記突起収容部の高さと同一であってもよい。
【0032】
前記ディスプレイケースには、前記側面部の上端から下方に陥没する安着溝が形成され、前記ディスプレイカバーは、前記ディスプレイパネルの上側をカバーするカバープレートと、前記カバープレートの両側端から下方に延長され、前記安着溝に回転可能に結合される一対の延長部を含み、前記安着溝は、前記突起収容部の後方に位置される。
【発明の効果】
【0033】
提案される発明によれば、ウッド材質のキャビネットカバーを容易に分離可能であるので、所要する時間が節約される効果がある。
【0034】
また、前記キャビネットカバーの分離に短い時間が必要とされるので、サービス効率が増大する効果がある。
【0035】
また、本発明によれば、前記リアパネルを本体(キャビネット)から分解する作業なしに前記キャビネットカバーおよびディスプレイユニットを分離できるので、サービスの後再組立てる過程が簡単となる効果がある。
【0036】
また、本発明によれば、前記固定ユニットによって前記ディスプレイユニットが前記キャビネットに装着されるので、生産過程で組立て工程が簡単となり、生産性が向上する効果がある。
【0037】
また、本発明によれば、前記ディスプレイユニットを固定するリアパネルのスクリューを解除すると、前記ディスプレイユニットを上方に持ち上げて分離し、前記キャビネットカバーを後方に容易に分離可能な効果がある。
【0038】
また、前記キャビネットカバーの交替が簡単かつ速かに行われるので、ユーザが感じるキャビネットカバーの交替に対する負担感を減少させ、前記ユーザのキャビネットカバーの交替欲求を容易に満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【
図1】
図1は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫の斜視図。
【
図4】
図4は、本発明の一実施例に係るキャビネットの分解斜視図。
【
図5】
図5は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫の後方斜視図。
【
図6】
図6は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫の一部構成を分解した後方斜視図。
【
図8】
図8は、本発明の一実施例に係るリアパネルが除去された状態でディスプレイユニットが固定ユニットに組立てられた様子を示す図面。
【
図10】
図10は、本発明の一実施例に係るキャビネットカバーに備えられるカバー固定部の断面図。
【
図11】
図11は、本発明の一実施例に係るミドルプレートの一部構成の拡大図。
【
図12】
図12は、本発明の一実施例に係るディスプレイユニットの斜視図。
【
図14】
図14は、本発明の一実施例に係るディスプレイケースの斜視図。
【
図15】
図15は、本発明の一実施例に係る固定ユニットの斜視図。
【
図17】
図17は、本発明の一実施例に係るディスプレイユニットと固定ユニットが分離される様子を示す図面。
【
図18】
図18は、本発明の一実施例に係るディスプレイユニットがキャビネットから分離される過程を示す図面。
【
図19】
図19は、前記ディスプレイユニットが分離される様子を側面から示す図面。
【
図20】
図20は、本発明の一実施例に係るキャビネットカバーが後方に分離される様子を示す図面。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下では、図面を参照して本発明の実施例に対して具体的に説明することにする。
【0041】
図1は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫の斜視図であり、
図2は、
図1でドアが開かれた状態を示す斜視図であり、
図3は、
図1の冷蔵庫の平面図である。
【0042】
図1~
図3を参照すると、本発明の一実施例に係る冷蔵庫1は、貯蔵室110を備えるキャビネット(cabinet)10と、前記キャビネット10に連結されて前記貯蔵室111を開閉するドア(door)20を含むことができる。
【0043】
前記キャビネット10は、前記貯蔵室111を形成するインナーケース(inner case)110と、前記インナーケース110を取り囲むアウターケース(outer case)100を含むことができる。
【0044】
前記アウターケース100は、金属材質からなることができる。例えば、前記アウターケース100は、アルミニウム(Al)材質を有することができる。前記アウターケース100は、少なくとも2回折り曲げまたはベンディング(bending)されて形成されてもよい。または、前記アウターケース100は、複数個の金属プレートが接合されて形成されてもよい。
【0045】
一例として、前記アウターケース100は、一対のサイドパネル(side panel)102、103を含むことができる。
【0046】
前記一対のサイドパネル102、103は、左右方向に配列される。詳しくは、前記サイドパネル102、103は、前記ドア20から前記貯蔵室111と対向する方向を基準として右側サイドパネル102および左側サイドパネル103を含むことができる。
【0047】
ここで、前記ドア20から前記貯蔵室111と対向する方向が「後方」、前記貯蔵室111から前記ドア20と対向する方向が「前方」と定義することができる。即ち、前記貯蔵室111は、前記ドア20の後方に位置される。
【0048】
前記インナーケース110は、前記一対のサイドパネル102、103の間に位置された状態で、前記アウターケース100に直接または間接的に固定される。
【0049】
前記一対のサイドパネル102、103の前端部102aは、前記インナーケース110の前面より前方に位置される。
【0050】
前記ドア20の左右幅は、前記一対のサイドパネル102、103の間の距離と同一または小さくてもよい。
【0051】
よって、前記一対のサイドパネル102、103の間には、前記ドア20が位置される空間が形成される。
【0052】
一例として、前記ドア20が前記貯蔵室111を閉じた状態で、前記ドア20は、前記一対のサイドパネル102、103の間に位置される。
【0053】
この時、前記ドア20が前記貯蔵室111を閉じた状態で、前記ドア20と前記キャビネット10の外観が一体感を有するように、前記ドア20の前面は、前記各サイドパネル102、103の前端部と同一平面上に位置される。
【0054】
即ち、前記ドア20の前面および前記各サイドパネル102、103の前端部102aが前記冷蔵庫1の前面外観を形成することができる。
【0055】
前記ドア20は、一例として前記キャビネット10にレールアセンブリ(rail assembly)90によって連結されてもよい。
【0056】
よって、前記ドア20は、前記キャビネット10に連結された状態で前後スライディング(sliding)方式で移動しながら前記貯蔵室111を開閉することができる。
【0057】
本発明によれば、前記冷蔵庫1を台所や居間、部屋等の狭い空間に配置しても、前記ドア20がスライディング方式で前記貯蔵室111を開閉するので、周辺構造物との干渉なしに前記ドア20の開放が可能な長所がある。
【0058】
前記レールアセンブリ90は、一側が前記ドア20に連結され、他側が前記インナーケース110に連結される。
【0059】
前記ドア20は、ウッド(wood)材質の前面パネル210と、前記前面パネル210の背面に結合されるドアライナー(door liner)230を含むことができる。
【0060】
前記前面パネル210と前記ドアライナー230は、一例としてスクリュー(screw)のような取付部材によって取付けられてもよい。前記前面パネル210と前記ドアライナー230は、発泡空間を形成し、前記発泡空間に発泡液が充填されることで、前記前面パネル210と前記ドアライナー230の間に断熱材が備えられてもよい。
【0061】
前記ドア20の開放のために、ユーザが前記ドア20を掴めるように前記ドア20は、ユーザの手が入れるハンドル用空間290を定義することができる。
【0062】
前記ハンドル用空間290は、一例として前記ドアライナー230の上側一部が下方に陥没することで形成されてもよい。
【0063】
前記ハンドル用空間290は、前記ドア20が前記貯蔵室111を閉じた状態で、前記前面パネル210と前記キャビネット10の間に位置される。よって、ユーザは、前記ドア20が前記貯蔵室111を閉じた状態で、前記ハンドル用空間290に手を入れて前記ドア20を引いて前記ドア20を開放させることができる。
【0064】
本発明によれば、前記ドア20が閉じられた状態で、ハンドルのような構造が外部に突出しないので、冷蔵庫1の美感が向上する長所がある。
【0065】
前記冷蔵庫1の高さは、制限されるものではないが、一般的な成人の身長より低くてもよい。前記冷蔵庫1の容量が低いほど前記冷蔵庫1の高さは低くなってもよい。
【0066】
本発明のように、前記ドア20の上側にハンドル用空間290が存在する場合、前記冷蔵庫1の高さが低くなっても、ユーザが立った状態または座った状態で、前記ドア20を容易に開放できる長所がある。
【0067】
一方、前記一対のサイドパネル102、103のそれぞれの上端部102bは、前記インナーケース110の上端部より高く位置されてもよい。
【0068】
よって、前記インナーケース110の上側には空間が形成され、前記空間にはキャビネットカバー(cabinet cover)190が位置することができる。前記キャビネットカバー190は、前記キャビネット10の上面外観を形成することができる。即ち、前記キャビネットカバー190は、冷蔵庫1の上面外観を形成する。
【0069】
前記キャビネットカバー190は、前記インナーケース110を取り囲むミドルプレート150に固定される。
【0070】
前記キャビネットカバー190が前記インナーケース110をカバーした状態で、前記キャビネットカバー190は、前記一対のサイドパネル102、103の間に位置される。
【0071】
前記キャビネットカバー190と前記キャビネット10の外観が一体感を有するように、前記キャビネットカバー190の上面は、前記各サイドパネル102、103の上端部102bと同一平面上または同一高さ上に位置される。
【0072】
前記キャビネットカバー190は、一例としてウッド(wood)材質からなることができる。
【0073】
本発明によれば、前記ドア20の前面パネル210および前記キャビネットカバー190がそれぞれウッド材質で形成されるので、前記ドア20が閉じられた状態で、前記ドア20と前記キャビネットカバー190の間に材質の統一性があり、美感が向上する長所がある。
【0074】
さらに、前記冷蔵庫1の高さが低い場合には、ユーザが前記キャビネットカバー190を肉眼で確認できるが、前記キャビネットカバー190がウッド材質で形成されることで、基本的な美感が形成されるだけではなく、前記冷蔵庫1が位置される周辺の家具と一体感を形成する長所がある。
【0075】
本発明の冷蔵庫1は、一例としてスモールサイドテーブル冷蔵庫として使用することができる。
【0076】
スモールサイドテーブル冷蔵庫は、食べ物の貯蔵機能以外にも、スモールサイドテーブルの機能を兼ねることができる。一般的に台所に置かれる一般冷蔵庫とは違い、スモールサイドテーブル冷蔵庫は、寝室のベッドの隣に置いて使用することができる。本発明によれば、前記キャビネットカバー190および前記前面パネル210がウッド材質で形成されるので、冷蔵庫1を寝室に置いても周辺の家具と調和をなすことができる。
【0077】
ユーザの便宜のために、スモールサイドテーブル冷蔵庫の高さは、一例としてベッドの高さに近いことが好ましく、一般冷蔵庫より高さが低くコンパクトに形成される。
【0078】
また、前記冷蔵庫1をスモールサイドテーブル冷蔵庫として使用することで、ユーザが色々な物を前記キャビネットカバー190に置くことがあり、そのような状況で前記キャビネットカバー190の損傷が発生する可能性がある。
【0079】
一例として、前記キャビネットカバー190に液体類等をこぼしたり、鋭い面を有する物が前記キャビネットカバー190に衝突する場合が発生し得る。
【0080】
前記キャビネットカバー190が損傷する場合、前記冷蔵庫1で前記キャビネットカバー190を交替する必要性が生じるる。後述される本発明の固定構造によれば、前記キャビネットカバー190を容易に交替するようにサービスできるので、ユーザの使用満足度およびサービス満足度が増大する。
【0081】
前記キャビネットカバー190の前面190aは、前記インナーケース110の前面より前方に位置される。よって、前記ドア20が前記貯蔵室111を閉じた状態で、前記キャビネットカバー190が前記ドアライナー230の一部を上側でカバーすることができる。
【0082】
前記冷蔵庫1は、前記貯蔵室111に収容される1つ以上の引出アセンブリ(drawer assembly)30、40をさらに含むことができる。収納空間の効率性を高めるために、前記貯蔵室111に複数の引出アセンブリ30、40が備えられてもよい。
【0083】
複数の引出アセンブリ30、40の一部30は、前記貯蔵室111内に位置が固定された状態で存在してもよく、レール(rail)に連結されて前記レールによってスライディング可能に配置されてもよい。
【0084】
または、複数の引出アセンブリ30、40の一部40は、前記ドア20に連結されて前記ドア20と共にスライディング引入及び引出されてもよい。
【0085】
または、複数の引出アセンブリ30、40の一部は、前記ドア20の開放過程で、開放初期に前記ドア20と一緒にスライディング引出され、所定距離引き出された位置で停止するように構成されてもよい。
【0086】
以下では、前記キャビネット10の構造に対して詳しく説明することにする。
【0087】
この時、前記キャビネット10の組立て過程に基づいて、前記キャビネット10を構成する部品に対して詳しく説明することにする。
【0088】
図4は、本発明の一実施例に係るキャビネットの分解斜視図であり、
図5は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫の後方斜視図であり、
図6は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫の一部構成を分解した後方斜視図である。
【0089】
図1~
図6を参照すると、本発明の一実施例に係るキャビネット10は、アウターケース100と、インナーケース110、およびキャビネットカバー190を含むことができる。
【0090】
前記アウターケース100は、一対のサイドパネル102、103を含むことができる。前記一対のサイドパネル102、103は、前記冷蔵庫1の側面外観を形成することができる。
【0091】
前記アウターケース100は、前記冷蔵庫1の背面外観を形成するリアパネル(rear panel)160をさらに含むことができる。
【0092】
よって、前記ドア20を除いた冷蔵庫1の外観は、前記一対のサイドパネル102、103、キャビネットカバー190および前記リアパネル160によって形成される。
【0093】
前記キャビネット10は、前記インナーケース110を支持するケースサポーター(case supporter)130と、前記ケースサポーター130の下側に結合されるベース(base)120をさらに含むことができる。
【0094】
前記キャビネット10は、前記インナーケース110と共に発泡空間159を形成するミドルプレート(middle plate)150をさらに含むことができる。前記ミドルプレート150は、前記インナーケース110と離隔した位置で前記インナーケース110の上側および後側をカバーすることができる。
【0095】
前記キャビネット10は、前記貯蔵室111を冷却するための冷却装置50をさらに含むことができる。
【0096】
前記ケースサポーター130は、前記一対のサイドパネル102、103が左右に配置された状態で、前記一対のサイドパネル102、103の間に位置される。一例として、前記ケースサポーター130は、前記一対のサイドパネル102、103に螺合されて固定されてもよい。
【0097】
また、前記ベース120は、前記ケースサポーター130の下側に位置される。前記ベース120は、前記一対のサイドパネル102、103の間に位置されて前記ケースサポーター130の下側に結合されてもよい。
【0098】
前記ベース120は、ボトムプレート(bottom plate)122を含むことができる。制限されるものではないが、前記ボトムプレート122の前後の長さは、前記各サイドパネル102、103の前後の長さと同一であるか類似してもよい。よって、前記ボトムプレート122は、前記冷蔵庫1の下面外観を形成することができる。
【0099】
前記ベース120は、前記リアパネル160を支持する支持リブ127をさらに含むことができる。前記支持リブ127は、前記ボトムプレート122の後端部から上方に延長される。前記支持リブ127の背面にはユーザが掴むためのハンドル126が備えられてもよい。
【0100】
前記ハンドル126は、ユーザが前記冷蔵庫1を運ぼうとする際に把持することができる。前記ハンドル126が前記支持リブ127に備えられることで、前記冷蔵庫1が設置された状態で、前記ハンドル126は外部から見えない。
【0101】
前記支持リブ127の背面は、前記一対のサイドパネル102、103の後端と同一平面上に位置される。
【0102】
前記ハンドル126は、前記支持リブ127の背面から後方に一定距離突出することができる。
【0103】
前記ハンドル126は、前記支持リブ127の一地点から水平方向に延長される上側延長部126bと、前記上側延長部126bの前端から下方に延長される前面延長部126dと、前記上側延長部126bの両端から下方に延長される一対の側面延長部126cを含むことができる。
【0104】
前記各延長部126b、126c、126dによってユーザの手が位置するための空間126aが形成される。
【0105】
前記前面延長部126dは、前記支持リブ127の背面から一定距離離隔して位置することができる。即ち、前記冷蔵庫1が設置空間の一壁に隣接して配置されても、前記前面延長部126dによって前記リアパネル160、支持リブ127および後述されるディスプレイユニット60は、前記一壁と離隔することができる。
【0106】
よって、前記前面延長部126dによって前記冷蔵庫1に吸入される空気の流動、後述されるディスプレイユニット60のディスプレイカバー650の開閉等が前記設置空間の一壁に干渉されることなく円滑に行われる。
【0107】
前記ドア20の上下の長さは、前記各サイドパネル102、103の上下の長さより短く形成される。
【0108】
前記ドア20の上面は、前記各サイドパネル102、103の上端部102bと同じ高さに位置される。
【0109】
よって、前記ドア20が前記貯蔵室111を閉じた状態で、前記ドア20は、前記ベース120より高く位置されて前記ベース120の一部が外部に露出することができる。
【0110】
前記インナーケース110は、前記貯蔵室111を形成するメインフレーム113と、前記メインフレーム113の前端の枠で垂直方向に延長される前面フレーム112を含むことができる。
【0111】
前記メインフレーム113は、前面が開口される直六面体の形状に形成されてもよい。
【0112】
前記メインフレーム113の前後の長さは、前記各サイドパネル102、103の前後の長さより短く形成されてもよい。また、前記メインフレーム113の左右幅は、前記各サイドパネル102、103の間の間隔より小さく形成されてもよい。反面、前記前面フレーム112の左右幅は、前記各サイドパネル102、103の間の間隔と同一に形成されてもよい。
【0113】
前記インナーケース110が設置位置に設置されると、前記メインフレーム113の両側面は、前記各サイドパネル102、103と離隔する。よって、前記メインフレーム113の両側面と前記各サイドパネル102、103の間には、発泡液が充填される発泡空間159が形成される。
【0114】
前記インナーケース110が前記設置位置に設置された状態で、前記前面フレーム112の上端は、前記各サイドパネル102、103の上端部102bより低く位置される。よって、前記前面フレーム112の上側に前記キャビネットカバー190が位置できる空間が形成される。
【0115】
前記ミドルプレート150は、前記インナーケース110の後方で前記インナーケース110をカバーすることができる。
【0116】
前記ミドルプレート150は、前記インナーケース110の背面をカバーするリヤプレート(rear plate)152と、前記インナーケース110の上面をカバーするアッパープレート(upper plate)154を含むことができる。
【0117】
前記アッパープレート154は、前記リヤプレート152の上端で水平に延長される。よって、前記ミドルプレート150は、「┐」状を有することができる。
【0118】
前記アッパープレート154は、前記前面フレーム112の上端に安着することができる。一例として、前記アッパープレート154は、前記前面フレーム112の上面部に接着手段によって付着することができる。
【0119】
前記アッパープレート154が前記前面フレーム112に安着した状態で、前記アッパープレート154は、前記メインフレーム113の上面と離隔する。よって、前記アッパープレート154と前記メインフレーム113の上面の間に発泡空間159が形成される。
【0120】
前記リヤプレート152は、前記ベース120および前記一対のサイドパネル102、103に設置される。
【0121】
前記ベース120には、前記リヤプレート152を設置するために上方に延長される取付リブ(図示されない)が形成される。前記取付リブは、前記メインフレーム113の背面より後方に位置される。
【0122】
前記リヤプレート152および取付リブには、ボルトを取り付けるための取付ホール(図示されない)が形成される。
【0123】
前記リヤプレート152は、前記取付リブの背面に接触した状態でボルトによって前記取付リブと取付けられることで、前記ベース120に固定される。
【0124】
前記リヤプレート152は、前記メインフレーム113の背面と離隔することができる。よって、前記リヤプレート152と前記メインフレーム113の背面の間に発泡空間159が形成される。
【0125】
また、前記リヤプレート152は、後述される固定ユニット(fixing unit、
図6参照)70によって前記一対のサイドパネル102、103に設置される。
【0126】
前記リヤプレート152の後側で前記固定ユニット70が結合され、前記固定ユニット70は、各サイドパネル102、103に結合される。よって、前記固定ユニット70によって前記リヤプレート152が前記サイドパネル102、103に固定されるだけではなく、発泡液の充填過程で前記リヤプレート152の変形が防止される。
【0127】
前記リヤプレート152には、発泡液を注入するための注入口(図示されない)が形成され、前記注入口は、パッキング(図示されない)によって塞ぐことができる。
【0128】
前記リヤプレート152には、前記冷却装置50が通過するための通過ホール152aがさらに形成される。
【0129】
前記ミドルプレート150の設置が完了した状態で、前記アッパープレート152の上面は、前記各サイドパネル102、103の上端部102bより低く位置されてもよい。よって、前記アッパープレート152の上側に前記キャビネットカバー190が位置することができる空間が存在することになる。
【0130】
また、前記ミドルプレート150の設置が完了した状態で、前記リヤプレート152の背面は、前記各サイドパネル102、103の後端部102cから内側に離隔して配置される。よって、前記リヤプレート152の後方に前記冷却装置50の放熱のための空気が流動できる空間(リア放熱流路)が存在することになる。
【0131】
前記リアパネル160は、前記リヤプレート152の後側で前記リヤプレート152をカバーすることができる。
【0132】
前記リアパネル160は、前記リヤプレート152の後面をカバーするパネル本体(panel body)161と、前記一対のサイドパネル102、103との接触面積を増やすための側面延長部161aを含むことができる。
【0133】
前記リアパネル160は、前記リヤプレート152の後側で前記リヤプレート152と離隔した状態で、前記ケースサポーター130に結合される。詳しくは、前記パネル本体161は、前記ケースサポーター130に結合される。
【0134】
前記パネル本体161は、前記支持リブ127の上側に位置され、スクリュー等の取付部材によって前記ケースサポーター130と結合される。
【0135】
前記パネル本体161の下部には、前記ケースサポーター130との結合のための取付ホール(図示されない)等が形成される。
【0136】
前記パネル本体161が前記ケースサポーター130に結合された状態で、前記パネル本体161は、前記リヤプレート152の後側をカバーしながら前記一対のサイドパネル102、103の間に位置される。
【0137】
前記パネル本体161の上下の長さは、前記一対のサイドパネル102、103の上下の長さより短く形成されてもよい。前記パネル本体161が前記ケースサポーター130に結合された状態で、前記パネル本体161の上端は、前記各サイドパネル102、103の上端部102bより低く位置される。
【0138】
よって、前記パネル本体161の上側には、前記ディスプレイユニット60が位置できる空間が形成される。
【0139】
前記パネル本体161の左右幅は、前記各サイドパネル102、103の間の間隔と同一に形成されてもよい。
【0140】
また、前記パネル本体161が前記ケースサポーター130に結合された状態で、前記キャビネット10の外観が一体感を有するように前記パネル本体161の背面は、前記ディスプレイユニット60の背面および前記一対のサイドパネル102、103の後端部102cと同一平面上に位置される。
【0141】
また、前記パネル本体161が前記ケースサポーター130に結合された状態で、前記パネル本体161は、前記支持リブ127の背面と同一平面上に位置される。
【0142】
よって、前記パネル本体161は、前記ディスプレイユニット60および前記支持リブ127と共に前記冷蔵庫1の後面外観を形成することができる。
【0143】
前記側面延長部161aは、前記パネル本体161の両側端から前記パネル本体161に垂直に延長される。前記側面延長部161aは、前記パネル本体161の両側端のうち少なくとも一部に形成される。
【0144】
前記リアパネル160が前記ケースサポーター130に結合された状態で、前記側面延長部161aは、前記一対のサイドパネル102、103の間に配置される。
【0145】
前記側面延長部161aが前記一対のサイドパネル102、103の間に配置された状態で、前記側面延長部161aは、前記サイドパネル102、103に接触することができる。即ち、前記側面延長部161aは、前記リアパネル160が組立てられる時、前記一対のサイドパネル102、103に接触する面であると理解することができる。
【0146】
前記側面延長部161aによって、前記リアパネル160は、前記一対のサイドパネル102、103に支持されて安定的に組立てられる。
【0147】
前記キャビネットカバー190は、前記ミドルプレート150に脱着できるように結合される。詳しくは、前記キャビネットカバー190の下面には、前記キャビネットカバー190を前記ミドルプレート150に固定させるためのカバー固定部(
図10参照)196が備えられてもよい。
【0148】
前記ミドルプレート150には、前記カバー固定部196が固定されるためのカバー固定ホール156が備えられてもよい。前記カバー固定ホール156は、一例としてアッパープレート154に備えられてもよい。
【0149】
前記リアパネル160には、外気が流入する外気ホール(図示されない)が形成され、前記外気ホールは、グリルケース510によってカバーされる。前記グリルケース510は、前記リアパネル160の後側で前記リアパネル160に結合される。
【0150】
また、前記グリルケース510は、前記ハンドル126の上面に安着して支持される。
【0151】
前記グリルケース510は、プレートが折り曲げられて多角形態を有することができる。
【0152】
一例として、前記グリルケース510は、前記リアパネル160と離隔し、前記リアパネル160に平行する第1面、前記第1面の上端部から前記リアパネル160に向けて延長される第2面および前記第1面の側端部から前記リアパネル160に向けて延長される一対の第3面を含むことができる。
【0153】
前記第3面は、前記第1面の側端部から前記リアパネル160にいくほど外側に向けて傾斜するように延長される。即ち、前記一対の第3面は、前記リアパネル160に近づくほど相互遠くなる。
【0154】
前記グリルケース510には、第1外気吸入ホール512および第2外気吸入ホール514が形成される。
【0155】
前記第1外気吸入ホール512は、前記第1面に形成されるグリルによって形成されてもよい。前記第2外気吸入ホール514は、前記第3面に形成されるグリルによって形成されてもよい。
【0156】
従って、外気は、前記第1外気吸入ホール512および第2外気吸入ホール514を通じて前記冷蔵庫1の内部に流入することができる。
【0157】
また、前記第2外気吸入ホール514の位置によって、前記第1外気吸入ホール512がカーテン、壁等によって遮蔽されても、前記第2外気吸入ホール514を通じて外気が円滑に吸入される。
【0158】
前記キャビネット10の上端後側にディスプレイユニット(display unit)60が設置される。前記ディスプレイユニット60は、前記キャビネットカバー190の後側に位置される。
【0159】
前記ディスプレイユニット60の一部は、ディスプレイカバー(display cover)650によってカバーされる。前記ディスプレイカバー650は、前記ディスプレイユニット60のディスプレイパネル(display panel)605をカバーすることができる。
【0160】
前記ディスプレイカバー650が前記ディスプレイパネル605をカバーした状態では、前記ディスプレイユニット60の他の構成が外部に露出することを防止することができる。一例として、前記ディスプレイカバー650によって前記ディスプレイパネル605の外部露出が防止される。
【0161】
前記ディスプレイカバー650は、前記キャビネットカバー190と共に前記冷蔵庫1の上面外観を形成する。即ち、前記ディスプレイカバー650が前記ディスプレイパネル605をカバーした状態で、前記ディスプレイカバー650の上面は、前記キャビネットカバー190の上面と同じ高さに位置される。
【0162】
よって、前記ディスプレイカバー650と前記キャビネットカバー190の上面が連続的な面を形成することができる。本発明によれば、前記ディスプレイユニット60の構成の外部露出が防止されるので、前記冷蔵庫1の外観がきれいになる効果が奏される。
【0163】
前記ディスプレイユニット60が前記キャビネット10の上側に位置されるので、前記冷蔵庫1の高さが低くても、前記ディスプレイカバー650を回転させた状態では、ユーザが前記ディスプレイパネル605を容易に見ることができる長所がある。
【0164】
また、前記ディスプレイカバー650が前記ディスプレイパネル605をカバーするので、前記冷蔵庫1の上面に水や液体が落下しても、水や液体が前記ディスプレイユニット60の内部に流動することが防止される。
【0165】
図7は、
図5のAの拡大図であり、
図8は、本発明の一実施例に係るリアパネルが除去された状態でディスプレイユニットが固定ユニットに組立てられた様子を示す図面であり、
図9は、
図8のBの拡大図であり、
図10は、本発明の一実施例に係るキャビネットカバーに備えられるカバー固定部の断面図であり、
図11は、本発明の一実施例に係るミドルプレートの一部構成の拡大図である。
【0166】
以下では、本発明の一実施例に係るキャビネットの固定構造に対して説明することにする。
【0167】
図7~
図11を参照すると、前記リアパネル160は、前記ディスプレイユニット60に結合される。
【0168】
前記ディスプレイユニット60には、前記リアパネル160が安着するためのパネル安着部628が備えられる。詳しくは、前記パネル安着部628は、後述されるディスプレイケース610の背面に形成される。
【0169】
前記リアパネル160は、前記ディスプレイユニット60との結合のために延長されるパネル延長部163をさらに含むことができる。
【0170】
前記パネル延長部163は、前記リアパネル160の上端から上方に延長される。詳しくは、前記パネル延長部163は、前記リアパネル160の上端部(
図7参照)162の少なくとも一部から上方に延長されて形成されてもよい。
【0171】
前記パネル延長部163の上下の延長長さは、前記パネル安着部628の上下の長さに対応するように形成される。前記パネル延長部163が前記パネル安着部628に安着した状態で、前記パネル延長部163の上端は、後述されるディスプレイユニット60の背面部(
図13参照)623の下端より低く位置される。
【0172】
よって、前記パネル延長部163が前記パネル安着部628に安着した状態で、後述されるパネル安着突起629が前記パネル延長部163の上端に安着することができる。
【0173】
前記パネル延長部163の両端は、前記パネル安着部628の形状に対応するように形成される。一例として、前記パネル延長部163の両端は、前記パネル安着部628の形状に対応するようにラウンド状に形成されてもよい。
【0174】
前記パネル延長部163の両端は、前記パネル本体161の上端部162から上方にラウンド状に形成される。
【0175】
前記リアパネル160は、前記ディスプレイユニット60と結合される。前記リアパネル160は、一例として第3ボルトS3によって前記ディスプレイユニット60に結合されてもよい。前記パネル延長部163の両端には、前記第3ボルトS3が取付けられるための第1ボルト取付ホール164が形成される。
【0176】
前記リアパネル160が前記パネル安着部628に安着した状態で、前記第1ボルト取付ホール164は、後述されるディスプレイケース610に形成される第2ボルト取付ホール(
図13参照)628aと前後方向に整列される。
【0177】
図6および
図7を参照すると、前記リアパネル160は、前記パネル延長部163から延長される支持部163aをさらに含むことができる。前記支持部163aは、前記パネル延長部163から延長されて後述されるディスプレイケース610の支持リブ625に支持される。
【0178】
前記支持部163aは、前記パネル延長部163の上端から折り曲げられて前記支持リブ625に接触することができる。前記支持部163aによって、前記リアパネル160および前記ディスプレイユニット60の結合が安定的に行われる。
【0179】
一例として、前記支持部163aは、前記パネル延長部163の上端から水平に延長される。この場合、前記支持部163aは、前記ディスプレイケース610の支持リブ626に線接触することができる。
【0180】
または、前記支持部163aは、前記パネル延長部163の上端から「┐」字状に折り曲げられて延長される。この場合、前記支持部163aは、前記ディスプレイケース610の支持リブ626に面接触することができる。
【0181】
図8~
図9を参照すると、前記冷蔵庫1は、固定ユニット70をさらに含むことができる。前記固定ユニット70によって前記ミドルプレート150と前記サイドパネル102、103が連結される。
【0182】
詳しくは、前記固定ユニット70は、折り曲げられて略「L」字状に形成される。よって、第1ボルトS1が前記固定ユニット70の一部を貫通して前記サイドパネル102、103に取付けられ、第2ボルトS2が前記固定ユニット70の他の一部を貫通して前記ミドルプレート150に取付けられる。
【0183】
前記固定ユニット70は、前記リヤプレート152の後側で前記リヤプレート152および前記各サイドパネル102、103に結合される。よって、前記固定ユニット70によって前記リヤプレート152が前記サイドパネル102、103に固定されるだけではなく、発泡液の充填過程で前記リヤプレート152の変形が防止される。
【0184】
また、前記固定ユニット70によって前記ディスプレイユニット60が前記冷蔵庫1に装着される。詳しくは、前記固定ユニット70には固定突起730が備えられて、前記固定突起730が前記ディスプレイユニット60の突起収容部615に挿入される。
【0185】
前記ディスプレイユニット60の突起収容部615に前記固定突起730が挿入されるように前記ディスプレイユニット60が前記固定突起730に組立てられると、前記ディスプレイユニット60は、前記固定ユニット70の上側に位置される。
【0186】
前記ディスプレイユニット60が前記固定ユニット70の固定突起730によって組立てられた後、前記リアパネル160が前記ディスプレイケース610に結合されると、前記ディスプレイユニット60の位置は固定される。
【0187】
逆に、前記リアパネル160と前記ディスプレイケース70の結合を解除すると、前記ディスプレイユニット60を前記固定ユニット70の固定突起730から分離することで、前記ディスプレイユニット60の位置固定を容易に解除することができる。前記ディスプレイユニット60および固定突起730の組立/解除に対する詳しい説明は、後述することにする。
【0188】
一方、本実施例の冷蔵庫は、モバイル機器のバッテリーを無線充電できる無線充電モジュールを装着するためのモジュール装着ケース810および前記モジュール装着ケース810を装着するための切開部151をさらに含むことができる。
【0189】
前記モジュール装着ケース810は、一例として前記ミドルプレート150にスクリューによって取付けられてもよい。
【0190】
前記切開部151は、前記ミドルプレート150の上側コーナー部に位置することができる。前記切開部151の位置によって、前記モジュール装着ケース810は、前記冷蔵庫1の後面上側部に位置することができる。
【0191】
前記無線充電モジュールが前記モジュール装着ケース810に装着された状態で、前記無線充電モジュールは、前記キャビネットカバー190によってカバーされる。
【0192】
前記モジュール装着ケース810は、後方が開口されるように形成される。前記後方開口を通じて前記無線充電モジュールを装着または分離することができる。
【0193】
前記モジュール装着ケース810は、前記切開部151によって前記ミドルプレート150に装着され、前記ミドルプレート150の内側面に接着されてもよい。
【0194】
また、前記モジュール装着ケース810は、前記ミドルプレート150に安着した状態で、前記ミドルプレート150とスクリュー結合される。
【0195】
前記キャビネットカバー190は、前記ミドルプレート150に脱着できるように結合される。詳しくは、前記キャビネットカバー190に備えられるカバー固定部196が前記ミドルプレート150に形成されるカバー固定ホール156に挿入されることで、前記キャビネットカバー190が前記ミドルプレート150に脱着される。
【0196】
前記カバー固定部196は、前記キャビネットカバー190の下面に備えられてもよい。一例として、前記カバー固定部196は、前記キャビネットカバー190の下面に接着手段によって付着することができる。前記接着手段は、接着剤や両面テープ等を含むことができ、本発明で接着手段の種類には制限はない。
【0197】
別の例として、前記カバー固定部196は、前記キャビネットカバー190の下面190bにスクリューによって固定されてもよい。
【0198】
前記キャビネットカバー190を前記ミドルプレート150に堅固固定するために、前記カバー固定部196は複数個備えられてもよい。
【0199】
前記複数のカバー固定部196は、前記キャビネットカバー190の左右方向に離隔して配列されるだけではなく、前後方向に離隔して配列されてもよい。
【0200】
図10を参照すると、前記各カバー固定部196は、第1部分196aと、前記第1部分196aより直径または大きさが大きく形成される第2部分196bを含むことができる。
【0201】
前記キャビネットカバー190と前記第2部分196bの間に前記第1部分196aが位置され、前記第1部分196aは、前記キャビネットカバー190の下面に接触する。
【0202】
前記カバー固定ホール156は、前記アッパープレート154に形成される。前記カバー固定ホール156および前記キャビネットカバー190のカバー固定部196によって前記キャビネットカバー190が前記アッパープレート154に結合される。
【0203】
即ち、前記キャビネットカバー190は、前記アッパープレート154に装着されて位置固定されると共に、前記アッパープレート154の上側をカバーすることができる。
【0204】
前記カバー固定ホール156は、多数個形成されてもよい。前記多数個のカバー固定ホール156の一部は、前記切開部151に隣接して形成されてもよい。
【0205】
また、前記複数個のカバー固定ホール156の一部は、前記切開部151に隣接して配置されてもよい。即ち、前記複数個のカバー固定ホール156の一部は、前記モジュール装着ケース810と隣接するように位置することができる。
【0206】
前記カバー固定ホール156は、前記カバー固定部196の第2部分196bの大きさと同一またはより大きい第1ホール156aと、前記第1ホール156aから延長され、前記第1ホール156aより小さく形成される第2ホール156bを含むことができる。
【0207】
前記第2ホール156bは、前記カバー固定部196の第2部分196bより小さく形成されてもよい。前記第2ホール156bは、前記カバー固定部196の第1部分196aの大きさと同一またはより大きくてもよい。
【0208】
前記カバー固定部196を前記ミドルプレート150に固定させるために、前記カバー固定部196の第2部分196bと前記カバー固定ホール156の第1ホール156aを整列させる。
【0209】
次に、前記カバー固定部196の第2部分196bが前記カバー固定ホール156の第1ホール156aを貫通するようにする。
【0210】
前記カバー固定部196の第2部分196bが前記カバー固定ホール156の第1ホール156aを貫通した状態で、前記カバー固定部196の第1部分196aは、前記第1ホール156a内に位置され、前記キャビネットカバー190は、前記アッパープレート154に安着する。
【0211】
この状態で、前記カバー固定部196の第1部分196aは、前記カバー固定ホール156の第2ホール156bに位置されるように前記キャビネットカバー190を水平方向に移動させる。一例として、前記キャビネットカバー190を後方に移動させることができる。
【0212】
前記カバー固定部196の第1部分196aが前記カバー固定ホール156の第2ホール156bに位置されると、前記カバー固定部196の第2部分196bは、前記アッパープレート154の下面に接触することになる。
【0213】
よって、前記キャビネットカバー190を後方に押さない限り、前記キャビネットカバー190が前記ミドルプレート150から分離されることが防止される。
【0214】
また、前記カバー固定部196が前記第2ホール156bに位置された状態で、前記キャビネットカバー190の後面190bは、後述されるディスプレイユニット60のディスプレイケース610の前面部(
図12参照)611に接触することができる。
【0215】
即ち、前記キャビネットカバー190が前記ミドルプレート150に固定された状態で、前記キャビネットカバー190の上面と前記ディスプレイユニット60は、一体感があるように配置される。
【0216】
本発明で、前記キャビネットカバー190がスライディング方式で前記ミドルプレート150に結合されるので、前記キャビネットカバー190を前記ミドルプレート150に容易に結合させることができ、容易に前記ミドルプレート150から分離することができる。
【0217】
本発明によれば、前記キャビネットカバー190の交替が可能であるという長所がある。即ち、ユーザの所望デザインや色のキャビネットカバー190を前記ミドルプレート150に結合させることができるので、前記冷蔵庫1の外観デザインを多様化できる長所がある。
【0218】
また、本発明によれば、前記キャビネットカバー190が損傷した場合、交替することができる長所がある。ユーザが前記冷蔵庫1をスモールサイドテーブル冷蔵庫として使用する場合、ユーザが前記キャビネットカバー190を容易に接近でき、スモールサイドテーブルの用途で利用することになり損傷等が発生する危険が大きい。
【0219】
即ち、ユーザの使用過程で前記キャビネットカバー190が損傷しても、損傷したキャビネットカバー190を分離して新しいキャビネットカバー190で交替できるので、サービスが向上する長所がある。
【0220】
前記キャビネットカバー190の組立てが完了した状態で、前記キャビネットカバー190の後面190bは、前記各サイドパネル102、103の後端部102cより内側に位置される。
【0221】
よって、前記キャビネットカバー190の後方には、後述されるディスプレイユニット60が位置するための空間が存在する。
【0222】
前記固定ユニット70は、前記リヤプレート152の後側に結合された状態で、前記モジュール装着ケース810および切開部151より低く位置されてもよい。よって、前記モジュール装着ケース810を装着または分離する時、前記固定ユニット70によって干渉されることを防止することができる。
【0223】
図12は、本発明の一実施例に係るディスプレイユニットの斜視図であり、
図13は、
図12のディスプレイカバーが回転した状態を示す図面であり、
図14は、本発明の一実施例に係るディスプレイケースの斜視図であり、
図15は、本発明の一実施例に係る固定ユニットの斜視図である。
【0224】
図12~
図15を参照すると、前記冷蔵庫1は、前記ディスプレイユニット60および前記ディスプレイユニット60が組立てられるための固定ユニット70をさらに含むことができる。
【0225】
前記ディスプレイユニット60は、ディスプレイケース(display case)610と、前記ディスプレイケース610内に収容されるディスプレイPCB(display PCB、図示されない)と、前記ディスプレイPCBの上側をカバーするディスプレイパネル(display panel)605と、前記ディスプレイパネル605の上側をカバーするディスプレイカバー650を含むことができる。
【0226】
前記ディスプレイパネル605は、前記ディスプレイケース610の上側に結合される。前記ディスプレイPCBに設置された1つ以上の発光部から照射された光は、前記ディスプレイパネル605を透過することができる。
【0227】
前記ディスプレイケース610は、一例として前記サイドパネル102、103の間に安着することができる。前記ディスプレイケース610と前記固定ユニット70が組立てられることで、前記ディスプレイケース610は、前記サイドパネル102、103の間に設置される。
【0228】
一例として、前記ディスプレイケース610に後述される突起収容部615が形成され、前記固定ユニット70の固定突起730が前記突起収容部615に挿入されて前記ディスプレイケース610および固定ユニット70が組立てられる。
【0229】
また、前記ディスプレイケース610の突起収容部615に前記固定突起730が挿入された状態で、前記ディスプレイユニット60は、前記キャビネットカバー190の後側に位置される。
【0230】
前記ディスプレイカバー650は、前記ディスプレイケース610に回転可能に結合される。別の例として、前記ディスプレイカバー650は、前記キャビネット10の一構成要素に回転可能に結合されてもよい。
【0231】
一例として、前記ディスプレイカバー650は、前記各サイドパネル102、103に結合された状態で、前記ディスプレイパネル605をカバーすることもできる。
【0232】
前記ディスプレイカバー650は、前記ディスプレイパネル605の上面をカバーするためのカバープレート660と、前記カバープレート660の両端から延長される一対の延長部670を含むことができる。
【0233】
前記一対の延長部670は、前記ディスプレイケース610の両側面に結合される。前記ディスプレイケース610に前記一対の延長部670が結合された状態で、前記一対の延長部670が外側に突出しないように前記ディスプレイケース610の両側には、前記各延長部670の安着のための安着溝619が形成される。
【0234】
前記ディスプレイユニット60が前記固定ユニット70に組立てられた状態で、前記各延長部670は、前記ディスプレイケース610の一部と前記各サイドパネル102、103の間に位置される。
【0235】
前記安着溝619は、前記突起収容部615の後方に位置される。即ち、前記安着溝619に安着した各延長部670は、回転時に前記突起収容部615および前記突起収容部615に収容される固定突起730に干渉されることが防止される。
【0236】
前記ディスプレイケース610の両側面には、前記ディスプレイカバー650の回転中心を提供するためのヒンジシャフト(hinge shaft)619a が備えられてもよい。
【0237】
前記ヒンジシャフト619aは、前記ディスプレイケース610から両側方に突出することができる。前記ヒンジシャフト619aは、前記安着溝619に形成される。
【0238】
詳しくは、前記ヒンジシャフト619aは、前記安着溝619の外面から突出して形成される。
【0239】
前記各延長部670には、前記ヒンジシャフト619aが通過するためのシャフトホール(shaft hole)673が形成される。
【0240】
前記ヒンジシャフト619aが前記シャフトホール673を通過した状態で、前記ディスプレイカバー650は、前記ヒンジシャフト619aを回転中心に回転することができる。
【0241】
前記ディスプレイカバー650は、前記ディスプレイパネル605をカバーする第1位置と、前記ディスプレイパネル605を外部に露出させるための第2位置の間の範囲内で回転運動することができる。
【0242】
前記ディスプレイカバー650が前記第1位置に回転した状態で、前記ディスプレイカバー650の位置が固定されるように、前記ディスプレイケース610と前記ディスプレイカバー650のいずれか1つには回転防止用突起614が形成され、他の1つには、前記回転防止用突起614が収容される突起溝676が形成される。
【0243】
一例として、
図12には、前記ディスプレイケース610に回転防止用突起614が形成され、前記ディスプレイカバー650の延長部670に前記突起溝676が形成されることが図示される。
【0244】
前記回転防止用突起614は、ネック部614aと、前記ネック部614aの幅より大きい幅を有する挿入部614bを含むことができる。
【0245】
前記挿入部614bは、前記ディスプレイカバー650の回転過程で前記突起溝676に収容されるようにラウンド状を有することができる。前記挿入部614bは、略円形形態で形成されてもよい。
【0246】
前記挿入部614bの半径は、前記ネック部614aの幅と同一またはより大きくてもよい。
【0247】
前記突起溝676には、前記挿入部614bが挿入された状態で、前記挿入部614bに係止されるための係止突起677が形成される。よって、前記挿入部614bが前記突起溝676に挿入されて前記係止突起677に係止された状態では、前記ディスプレイカバー650の所定の大きさ以上の回転力が加えられない限り、前記ディスプレイカバー650が回転しなくなる。即ち、意図せず前記ディスプレイカバー650が前記第1位置から第2位置に回転することが防止される。
【0248】
前記第2位置で前記カバープレート660は、前記ディスプレイケース610の背面と一定距離離隔することができる。詳しくは、前記第2位置で前記カバープレート660は、後述されるパネル安着突起(
図14参照)629と一定距離離隔することができる。
【0249】
よって、前記ディスプレイカバー650の回転時に前記カバープレート660が前記パネル安着突起629に干渉されることが防止される。
【0250】
前記カバープレート660は、前記ディスプレイパネル605の上面と一定距離離隔することができる。
【0251】
前記延長部670の延長長さd1は、前記ディスプレイケース610の上下の長さより短く形成されてもよい。前記延長部670の延長長さd1は、前記安着溝619の上下の長さより短く形成されてもよい。
【0252】
即ち、前記延長部670の下端は、前記安着溝619の下端より高く位置される。
【0253】
また、前記延長部670の前後幅d3は、前記安着溝619が形成される地点から前記ディスプレイケース610の背面(後述される背面部623)までの距離より短く形成されてもよい。
【0254】
即ち、前記第1位置で前記延長部670の後端は、前記ディスプレイケース610の背面(後述される背面部623)より前方に位置される。
【0255】
前記ディスプレイケース610は、前方に位置される前面部611と、左右側に形成される一対の側面部613と、前記側面部613から後方に延長される支持部617と、前記ディスプレイパネル605の後端部から下方に延長される背面部623を含むことができる。
【0256】
前記前面部611は、前記ディスプレイユニット60が前記固定ユニット70に組立てられた状態で、前記キャビネットカバー190の後側に位置される。前記前面部611の少なくとも一部は、前記キャビネットカバー190の後面190bと接触することができる。
【0257】
また、前記前面部611は、前記カバープレート660の前面と同一平面上に位置される。
【0258】
前記一対の側面部613は、それぞれ前記各サイドパネル102、103と対向するように位置される。前記各側面部613の外面は、前記安着溝619の外面および前記延長部670の外面よりも前記各サイドパネル102、103に近く位置される。
【0259】
一例として、前記各側面部613は、前記各サイドパネル102、103と接触することができる。
【0260】
前記ディスプレイカバー650が前記ディスプレイケース610に装着された状態で、前記延長部670の外面は、前記側面部613の外面よりも内側に位置される。即ち、前記延長部670の外面は、前記側面部613の外面よりも前記各サイドパネル102、103から遠く位置される。
【0261】
よって、前記ディスプレイカバー650が回転する時、前記延長部670は、前記一対のサイドパネル102、103との摩擦が発生することが防止され、円滑に回転が可能である。
【0262】
前記支持部617は、前記安着溝619の下側に位置される。前記支持部617は、前記側面部613から前記ディスプレイケース610の背面に向けて延長される。
【0263】
即ち、前記安着溝619は、前記ディスプレイケース610の上端から下方に向けて前記支持部617まで陥没し、前記側面部613の後端から前記ディスプレイケース610の背面まで延長されると理解することができる。
【0264】
前記第1位置で前記延長部670の下端は、前記支持部617と離隔することができる。また、前記第2位置で前記延長部670の後端は、前記支持部617によって支持されるだけではなく、過度な回転が防止される。
【0265】
前記支持部617は、前記側面部613と同一平面上に位置される。よって、前記ディスプレイケース610が前記固定ユニット70に装着されると、前記支持部617は、前記側面部613と共に前記一対のサイドパネル102、103に支持されることで、前記ディスプレイユニット60の安定的な装着が可能である。
【0266】
また、前記支持部617が前記安着溝619および延長部670の下側で前記サイドパネル102、103に支持されるので、前記ディスプレイカバー650の回転が歪みなく安定的に行われる。
【0267】
前記支持部617の前後長さd2は、前記延長部670の延長長さd1より短く、前記延長部670の前後幅d3より長く形成されてもよい。
【0268】
よって、前記ディスプレイカバー650の回転時に前記カバープレート660が前記支持部617に干渉されることなく前記第2位置でカバープレート660および延長部670が安定的に支持される。
【0269】
前記ディスプレイケース610は、前記固定ユニット70の固定突起730が挿入される突起収容部615をさらに含むことができる。前記突起収容部615は、前記側面部613に形成される。
【0270】
詳しくは、前記突起収容部615は、前記側面部613の下端から上方に延長されて形成されてもよい。前記突起収容部615は、前記側面部613の下端から上方に向けて陥没する溝形状を有すると理解することができる。
【0271】
前記突起収容部615の上端は、前記ヒンジシャフト619aおよびシャフトホール673の高さより低く形成されてもよい。
【0272】
また、前記突起収容部615は、前記固定突起730の形状に対応するように形成される。前記突起収容部615および固定突起730は、一例として多角形形状に形成されてもよい。図面には、例示的に前記突起収容部615および固定突起730が四角形形状に形成されることが図示される。
【0273】
前記ディスプレイケース610は、前記ディスプレイパネル605の後端部から後方に水平に延長される水平部621をさらに含むことができる。前記水平部621の上面は、前記ディスプレイパネル605の上面より低く位置されてもよい。
【0274】
即ち、前記カバープレート660の後方部が前記水平部621と離隔して、前記ディスプレイカバー650の回転時に前記水平部621によって干渉されることが防止される。
【0275】
前記背面部623は、前記水平部621の後端部から下方に延長される。前記背面部623の延長長さは、前記前面部611および側面部613の上下の長さより短く形成されてもよい。
【0276】
前記背面部623の下端は、前記前面部611および側面部613の下端より高く位置される。また、前記背面部623の下端は、前記支持部617の上面より高く形成されてもよい。
【0277】
よって、前記背面部623の下側に前記リアパネル160のパネル延長部163が位置できる空間が形成される。
【0278】
前記水平部621と前記背面部623の連結部分は、ラウンド状に形成されてもよい。前記ラウンド状の形状によって前記カバープレート660の回転がガイドされる。
【0279】
前記背面部623の後面は、前記ディスプレイユニット60およびディスプレイケース610の後面(背面)と定義することができる。
【0280】
前記支持部617の背面(後面)は、前記背面部623の後面と同一平面上に位置される。よって、前記パネル安着部628に前記リアパネル160が安着すると、前記支持部617の背面、前記背面部623および前記リアパネル160は一体感を形成する。
【0281】
また、前記安着溝619の外面は、前記背面部623の側面と同一平面上に位置される。よって、前記ディスプレイカバー650が前記第1位置から第2位置に回転時に前記延長部670は、前記背面部623の側面に干渉されることなく円滑に回転することができる。
【0282】
前記ディスプレイユニット60の背面には、前記リアパネル160が安着するためのパネル安着部628が形成される。前記パネル安着部628は、前記ディスプレイユニット60の背面から前方に向けて陥没して形成される。
【0283】
前記パネル安着部628は、背面部623の下方に位置される。詳しくは、前記パネル安着部628は、前記背面部623の両端部の下側に位置される。
【0284】
前記ディスプレイケース610は、前記背面部623の両端から下方に延長される一対の突出部627をさらに含むことができる。前記一対の突出部627は、前記支持部617および安着溝619から内側から延長される。
【0285】
前記突出部627の厚さは、前記側面部613の厚さより大きく形成されてもよい。即ち、前記突出部627の内面は、前記側面部613の内面613bより内側に位置され、前記各サイドパネル102、103からより遠く位置される。
【0286】
前記突出部627の厚さによって前記リアパネル160のパネル延長部163が安着する面積が増大して、前記リアパネル160の安定した安着が可能である。
【0287】
前記突出部627の背面は、前記背面部623の背面(後面)および前記支持部617の後面と同一平面上に位置される。
【0288】
前記パネル安着部628は、前記突出部627の背面から前方に向けて陥没するように形成される。ここで、前記「前方」は、前記前面部611を向ける方向または前記貯蔵室111およびドア20を向ける方向であると理解することができる。
【0289】
前記パネル安着部628の陥没深さは、前記リアパネル160のパネル本体161の厚さと同一に形成されてもよい。即ち、前記リアパネル160が前記パネル安着部628に安着すると、前記リアパネル160、突出部627の背面および背面部623の後面は一体感を形成することができる。
【0290】
前記パネル安着部628の形状は、前記パネル延長部163の両側端の形状と対応するように形成される。一例として、前記パネル安着部628の一部は、一定曲率でラウンド状に形成されてもよい。
【0291】
前記パネル延長部163の両側端の曲率は、前記パネル安着部628の一部の曲率と同一であってもよい。
【0292】
前記ディスプレイケース610は、前記リアパネル160との装着のためのパネル安着突起629をさらに含むことができる。前記パネル安着突起629は、前記背面部623の下側に位置される。
【0293】
前記パネル安着突起629は、前記パネル安着部628の上側に位置される。前記リアパネル160のパネル延長部163が前記パネル安着部628に安着した状態で、前記パネル安着突起629は、前記パネル延長部163の上端に安着することができる。
【0294】
よって、前記リアパネル160が前記パネル安着部628に安着し、前記ディスプレイケース610のパネル安着突起629が前記リアパネル160に安着することで、前記ディスプレイユニット60および前記リアパネル160が堅固に結合される。
【0295】
前記ディスプレイケース610には、前記リアパネル160との結合のために第3ボルトS3が取付けられるための第2ボルト取付ホール628aが形成される。前記第2ボルト取付ホール628aは、前記パネル安着部628に形成される。
【0296】
前記第2ボルト取付ホール628aは、前記パネル安着部628に前記リアパネル160が安着した状態で、前記パネル延長部163の第1ボルト取付ホール164が整列される。よって、前記第3ボルトS3は、前記第1ボルト取付ホール164および第2ボルト取付ホール628aを順に通過して取付けられる。
【0297】
前記ディスプレイケース610は、前記リアパネル160が支持されるための支持リブ625をさらに含むことができる。前記支持リブ625は、前記背面部623の下端から下方に延長される。
【0298】
ここで、前記支持リブ625は、「パネル支持リブ」と定義することができる。
【0299】
前記支持リブ625の左右の長さは、前記背面部623の左右の長さより短く形成されてもよい。前記支持リブ625は、前記一対の突出部627の間に位置される。
【0300】
また、前記支持リブ625の厚さは、前記背面部623の厚さより薄く形成されてもよい。
【0301】
一例として、前記支持リブ625の背面は、前記パネル安着部628と同一平面上に位置される。前記リアパネル160のパネル延長部163の一部が前記パネル安着部628に安着すると、前記パネル延長部163の他の一部は、前記支持リブ625に安着することができる。
【0302】
別の一例として、前記支持リブ625の背面は、前記パネル安着部628より前方に位置される。前記リアパネル160のパネル延長部163の一部が前記パネル安着部628に安着すると、前記リアパネル160の支持部163aは、前記支持リブ625に安着することができる。
【0303】
よって、前記支持リブ625によって前記リアパネル160が安着する面積が増大するので、前記リアパネル160が安定的に安着することができる。
【0304】
前記固定ユニット70は、前記ディスプレイケース610との固定のための固定突起730を含むことができる。前記固定突起730が前記ディスプレイケース610の突起収容部615に収容されると、前記ディスプレイユニット60は、前記固定ユニット70に分離可能に固定される。
【0305】
前記固定ユニット70は、前記サイドパネル102、103と対向するように配置される第1ボディ部710を含むことができる。
【0306】
また、前記固定ユニット70は、前記ミドルプレート150と対向するように配置される第2ボディ部720を含むことができる。前記第2ボディ部720は、前記第1ボディ部710から折り曲げられる。
【0307】
即ち、前記固定ユニット70は、略「L」字状に形成される。
【0308】
前記第1ボディ部710および第2ボディ部720は、相互交差するように連結される。前記第1ボディ部710および第2ボディ部720は、一体形成されてもよいことは勿論である。
【0309】
一例として、前記第1ボディ部710および第2ボディ部720は、相互垂直に配置される。
【0310】
前記第1ボディ部710および第2ボディ部720のいずれか1つは、前記ミドルプレート150に結合され、他の1つは、前記サイドパネル102、103に結合される。
【0311】
図11を参照すると、前記第1ボディ部710は、前記サイドパネル102、103に結合され、前記第2ボディ部720は、前記ミドルプレート150のリヤプレート152に結合される。
【0312】
別の例として、前記第1ボディ部710が前記サイドパネル102、103に結合されてもよい。前記第1ボディ部710によって前記固定ユニット70が前記キャビネット10に固定されてもよい。
【0313】
さらに別の例として、前記第2ボディ部720が前記ミドルプレート150に結合されてもよい。前記第2ボディ部720によって前記固定ユニット70が前記キャビネット10に固定されてもよい。
【0314】
前記固定突起730は、前記第1ボディ部710に備えられてもよい。前記固定突起730は、前記第1ボディ部710の上端または下端から上方または下方に向けて延長されてもよい。
【0315】
一例として、前記固定突起730は、前記第1ボディ部710の上端および下端のいずれか1つに備えられてもよい。
【0316】
図15を参照すると、前記固定突起730は、前記第1ボディ部710の上端および下端の両方ともに備えられてもよい。前記第1ボディ部710の上端および下端に備えられる固定突起730は同一に形成されてもよい。
【0317】
即ち、複数個備えられる前記固定突起730によって、前記固定ユニット60が前記一対のサイドパネル102、103のいずれかに結合されても、前記ディスプレイケース610の突起収容部615に固定突起730が挿入される。
【0318】
よって、前記固定ユニット60が前記複数個備えられる固定突起730を提供することで、前記固定ユニット60は、前記冷蔵庫1の左側および右側のいずれにおいても同じ役割をすることができるので、前記固定ユニット60の共用化が可能である。
【0319】
即ち、前記冷蔵庫1の左側または右側に備えられる固定ユニット60を別個製作する必要がないので、生産性が増大し、生産費用が節減される。
【0320】
前記第1ボディ部710の面積は、前記第2ボディ部720の面積より大きく形成されてもよい。前記第1ボディ部710の相対的に大きい面積によって、前記ディスプレイケース610が前記固定ユニット60に安着する面積が増大するので、安定的な結合が可能である。
【0321】
前記固定突起730は、前記第1ボディ部710の上端のうち前記ディスプレイケース610の突起収容部615に挿入可能な位置に形成される。
【0322】
詳しくは、前記側面部613の前端から前記突起収容部615までの距離は、前記第2ボディ部720から前記固定突起730までの距離と同一に形成されてもよい。
【0323】
よって、前記突起収容部615に前記固定突起730が挿入されると、前記ディスプレイケース610の側面部613の下端は、前記第1ボディ部710の上端に安着して、前記固定ユニット60によって支持される。
【0324】
別の例として、前記固定突起730が前記第2ボディ部720に備えられてもよい。この場合には、前記ディスプレイケース610で前記突起収容部615の位置が前記第2ボディ部720の固定突起730が挿入され得る位置に変更される。
【0325】
また、前記第1ボディ部710および固定突起730の厚さは、前記側面部613の厚さより厚く形成されてもよい。即ち、前記厚さの差によって、前記ディスプレイケース610が前記固定ユニット60に安定的に安着して支持される。
【0326】
また、前記固定突起730の突出高さは、前記突起収容部615の高さと同一に形成されてもよい。よって、前記側面部613の下面が前記固定突起730が形成される第1ボディ部710の上面に安着することができる。
【0327】
前記第1ボディ部710および第2ボディ部720には、第1ボルトS1および第2ボルトS2の取付けのためのボルト取付ホール717、727が形成される。
【0328】
前記第1ボルトS1は、前記第1ボディ部710のボルト取付ホール717を通過して前記サイドパネル102、103に取付けられる。前記第1ボディ部710のボルト取付ホール717は、前記固定突起730の間に位置される。
【0329】
前記第1ボディ部710のボルト取付ホール717の位置によって、前記第1ボルトS1の取付力によって前記ディスプレイケース610がさらに安定的に安着することができる。
【0330】
前記第2ボルトS2は、前記第2ボディ部720のボルト取付ホール727を通過して前記ミドルプレート150に取付けられる。前記第2ボディ部720のボルト取付ホール727は、前記第1ボディ部710に隣接して形成されてもよい。
【0331】
一例として、前記第2ボディ部720のボルト取付ホール727は、前記第1ボディ部710と前記第2ボディ部720が接する地点に形成される。
【0332】
図16は、
図14のBの拡大図であり、
図17は、本発明の一実施例に係るディスプレイユニットと固定ユニットが分離される様子を示す図面である。
【0333】
この時、
図16には、前記支持リブ625で前記側面部613の内面613aと対向する方向における
図14のBが図示されている。
【0334】
図16および
図17を参照すると、前記突起収容部615は、上下方向に延長される。詳しくは、前記突起収容部615は垂直に形成される。
【0335】
より詳しくは、前記突起収容部615は、前記ディスプレイパネル605またはキャビネットカバー190に垂直に形成される。
【0336】
また、前記固定突起730は、前記突起収容部615に対応して垂直に形成される。前記固定突起730は、前記第1ボディ部710が前記第2ボディ部720から延長される方向に垂直に形成される。
【0337】
よって、前記ディスプレイケース610は、前記固定ユニット70に垂直した方向に組立てられ、前記固定ユニット70から垂直した方向に分離される。
【0338】
以下、本発明の実施例に係る冷蔵庫1から前記キャビネットカバー190を分離する過程を説明する。
【0339】
図18は、本発明の一実施例に係るディスプレイユニットがキャビネットから分離される過程を示す図面であり、
図19は、前記ディスプレイユニットが分離される様子を側面から示す図面であり、
図20は、本発明の一実施例に係るキャビネットカバーが後方に分離される様子を示す図面である。
【0340】
図18~
図20を参照すると、前記リアパネル160および前記ディスプレイケース610を結合させる第3ボルトS3を分離することができる。
【0341】
前記第3ボルトS3は、前記第1ボルト取付ホール164および第2ボルト取付ホール628aを通過して取付けられるので、前記第3ボルトS3を分離すると、前記ディスプレイケース610と前記リアパネル160の間の固定が解除される。
【0342】
前記第3ボルトS3が分離されても、前記リアパネル160は、前記ケースサポーター130とのスクリュー結合等によって前記一対のサイドパネル102、103の間に位置が維持される。
【0343】
前記第3ボルトS3の分離後、前記ディスプレイユニット60を上方に持ち上げると、前記ディスプレイユニット60が前記固定ユニット70から分離される。
【0344】
図19を参照すると、前記ディスプレイユニット60は、前記突起収容部615に前記固定突起730が挿入されて装着位置が維持される。即ち、前記第3ボルトS3以外には、前記ディスプレイユニット60の上側移動が制限されない。
【0345】
前記第3ボルトS3の分離が完了すると、前記ディスプレイユニット60を上側に移動させて、前記突起収容部615から前記固定突起730の挿入を解除することで、前記ディスプレイユニット60の装着を解除することができる。
【0346】
前記ディスプレイユニット60と前記一対のサイドパネル102、103の間または前記ディスプレイユニット60と前記固定ユニット70の間にスクリュー等の取付構造がないので、前記ディスプレイユニット60は、上方に持ち上げる動作だけで前記冷蔵庫1から分離が可能である。
【0347】
よって、前記第3ボルトS3の分離後、前記ディスプレイユニット60を前記冷蔵庫1から分離するためのボルト解除等の段階が不必要であるので、前記ディスプレイユニット60を簡単かつ速かに分離することができる。
【0348】
前記ディスプレイユニット60を前記冷蔵庫1から分離すると、前記キャビネットカバー190の後側空間は空くことになり、前記キャビネットカバー190の後方移動が可能である。
【0349】
図20に図示されたように、前記キャビネットカバー190を前記ミドルプレート150から脱着することができる。
【0350】
一例として、前記キャビネットカバー190を後方に移動して、前記キャビネットカバー190を前記ミドルプレート150から脱着することができる。
【0351】
別の一例として、前記キャビネットカバー190を前記ミドルプレート150との結合を解除するように移動させて、前記キャビネットカバー190を分離することができる。
【0352】
詳しくは、前記キャビネットカバー190を後方に移動(f1)させると、前記キャビネットカバー190のカバー固定部196を前記ミドルプレート150のカバー固定ホール156から離脱させることができる。
【0353】
前記キャビネットカバー190のカバー固定部196が前記カバー固定ホール156から離脱すると、前記キャビネットカバー190を上側に移動(f2)させることで、前記キャビネットカバー190を前記冷蔵庫1から分離することができる。
【0354】
本発明の実施例に係る冷蔵庫1によれば、サービス提供者は、前記第3ボルトS3の取付を解除することで、前記ディスプレイユニット60の上側移動と、前記キャビネットカバー190の後方および上方移動を順次行うことで、前記キャビネットカバー190を短時間に前記冷蔵庫1から分離することができる。
【0355】
また、前記ボルトS3の取付解除、ディスプレイユニット60の上側移動およびキャビネットカバー190の移動により前記キャビネットカバー190を分解できるので、前記キャビネットカバー190を分解する過程を最小化することができる。
【0356】
従って、ユーザによって前記キャビネットカバー190が損傷しても、前記損傷したキャビネットカバー190を分離する過程が非常に簡単かつ速かに行うことができ、効率的なサービスが可能である。
【0357】
また、前記キャビネットカバー190の交替過程が簡単かつ容易であるので、キャビネットカバー190の交替に対するユーザの不便および負担感等が減少する。
【0358】
よって、前記キャビネットカバー190が損傷していなくても、ユーザのキャビネットカバー190の交替欲求を増大させることができるだけではなく、ユーザが新しいデザインのキャビネットカバー190を交替しようとする欲求を容易に満たすことができる。
【0359】
また、本発明の実施例に係る冷蔵庫1によれば、前記ディスプレイユニット60を前記冷蔵庫1に容易に組立てることができる。
【0360】
詳しくは、前記ディスプレイユニット60を前記固定ユニット70の上側に組立て、前記第3ボルトS3を取り付けることで前記ディスプレイユニット60の装着が完了するので、組立て過程が簡単である長所がある。
【0361】
同様に、前記ディスプレイユニット60の簡単な組立て過程によって、前記キャビネットカバー190の交替後前記ディスプレイユニット60を短時間に再び組立てることができる長所がある。
【0362】
即ち、前記ディスプレイユニット60の分離および再組立、キャビネットカバー190の交替からなるサービス過程が速かに行われ、効率的なサービス実行だけではなく、ユーザのサービス満足度を増大させることができる。
【0363】
また、前記ディスプレイユニット60が前後方または上方の動きなしに前記冷蔵庫1に安定的に装着される。
【0364】
詳しくは、前記突起収容部615に前記固定突起730が挿入されるように装着して前記ディスプレイユニット60の前後方の動きを防止し、前記第3ボルトS3を取り付けることで、前記ディスプレイユニット60の上方の動きを防止することができる。