特許7378046IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

血液脳関門(Blood-Brain Barrier:BBB)透過性のペプチドに関する。本発明はまた、該ペプチドを含む脳内送達用キャリア分子または複合体に関し、さらには、該ペプチドを含む医薬組成物

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、血液脳関門(BBB)透過性の新規なペプチドを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定のアミノ酸配列を含む比較的短いペプチドがBBB透過性であることを見出し、本発明を完成した。 本発明は以下を含むものである。 [1]以下のアミノ酸配列: (i)SLSHSPQ(配列番号1)からなる配列、または (ii)配列番号1に記載のアミノ酸配列において、Pが、A,I,L,V,M,F,W,Y,S,T,N,Q,HおよびGか・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、血液脳関門 (BBB)を透過する新規なBBB透過性ペプチドが提供される。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 phageにディスプレイされる環状アミノ酸構造をphageとともに示した図である。
【図2】 phageにランダムにディスプレイされた環状アミノ酸を用いて、hCMEC/D3細胞を用いBBB透過性ペプチドをスクリーニングする工程の概要を示している。
【図3】 hCMEC/D3細胞透過実験によるphageライブラリーのスクリーニングにおいて、1回目、2回目、3回目におけるphageの透過量を測定した結果である。
【図4】 インビトロヒトBBBモデルを用いて、BBB透過性ペプチドを提示したphageの透過量を測定した結果である。データは、平均±SEM(n=3)を示す。*p<0.05,**p<0.01。
【図5】 インビトロのサルBBBモデルおよびラットBBBモデルを用いて、BBB透過性ペプチドを提示したphageの透過量を測定した結果である。データは、平均±SEM(n=3)を示す。*p<0.05,**p<0.01,***p<0.001。
【図6】 FAM標識した本発明のペプチドSLSHSPQのhCMEC/D3細胞への取りこみを確認した結果である。phageの存在がFAM標識(緑色)で、核の存在がDAPI(青色)で確認できる。それぞれのカラムは、別々の観察地点の結果を表しており、上段は重ね図、中段は青発色の図、下段は緑発色の図である。バーは、10μmである。
【図7】 本発明のペプチドSLSHSPQのhCMEC/D3細胞の密着結合への影響を確認した結果である。データは、平均±SEM(n=3)を示す。
【図8】 本発明のペプチドSLSHSPQの細胞毒性を確認した結果である。
【図9】 本発明のペプチドSLSHSPQのマウスでの脳内移行量を測定した結果である。データは、平均±SEM(n=5~6)を示す。**p<0.01。
【図10】 本発明のペプチドSLSHSPQを提示するphageのマウスでの脳内移行を免疫染色によって確認した結果である。phageの存在はFITC(緑色)により、血管の存在はレクチン(赤色)により、核の存在はDAPI(青色)により確認できる。上段左図は重ね図、上段右図は青発色の図、下段左図は赤発色の図、下段右図は緑発色の図である。バーは、10μmである。
【図11】 hCMEC/D3細胞を用いて、本発明のペプチドSLSHSPQを提示するphageのBBB透過性に対する各種リガンド(ビトロネクチン、フィブリノーゲン、RGDペプチド、トランスフェリン)の影響を確認した結果である。データは、平均±SEM(n=3)を示す。
【図12】 hCMEC/D3細胞を用いて、本発明のペプチドSLSHSPQを提示するphageのBBB透過性に対するモネンシンの影響を確認した結果である。データは、平均±SEM(n=3)を示す。*p<0.05,**p<0.01。
【図13】 本発明のSLS-phageのhCMEC/D3細胞への取りこみを確認した結果である。phageの存在が(赤色)で、核の存在がDAPI(青色)で確認できる。上段は重ね図、中段は青発色の図、下段は赤発色の図である。バーは、10μmである。
【図14】 SLS-phageの細胞内への取り込みに対する、温度(4℃)、SLSペプチド、ethyl-isopropyl amiloride (EIPA) の影響を確認した結果である。
【図15】 インビトロBBBモデルを用いて、本発明のSLS-リポソームのBBB透過性を測定した結果である。15Aはヒトモデル、15Bはサルモデル、15Cはラットモデルである。平均±SEMを示す。*p<0.05,**p<0.01、***p<0.001。
【図16】 本発明のSLS-リポソームのhCMEC/D3細胞への取りこみを確認した結果である。***p<0.001。
【図17】 本発明のSLS-リポソームのマウスでの脳内移行量を測定した結果である。それぞれについて2例の結果を示している。

代表図 図1本件の代表的な図

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