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特許7378101新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-02
(45)【発行日】2023-11-13
(54)【発明の名称】新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー
(51)【国際特許分類】
   A61C 5/50 20170101AFI20231106BHJP
   A61C 5/40 20170101ALI20231106BHJP
【FI】
A61C5/50
A61C5/40
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021557452
(86)(22)【出願日】2020-04-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-26
(86)【国際出願番号】 CN2020084414
(87)【国際公開番号】W WO2021073059
(87)【国際公開日】2021-04-22
【審査請求日】2021-09-27
(31)【優先権主張番号】201910992680.2
(32)【優先日】2019-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519159499
【氏名又は名称】桂林市啄木鳥医療器械有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUILIN WOODPECKER MEDICAL INSTRUMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Information Industrial Park, Guilin National High-Tech Zone Guilin, Guangxi 541004, CN
(74)【代理人】
【識別番号】100146374
【弁理士】
【氏名又は名称】有馬 百子
(72)【発明者】
【氏名】呉 ▲シュン▼賢
(72)【発明者】
【氏名】瓦 利徳
(72)【発明者】
【氏名】韋 鋒文
(72)【発明者】
【氏名】徐 佳兵
(72)【発明者】
【氏名】呉 坤優
【審査官】井出 和水
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2012/044194(WO,A1)
【文献】中国実用新案第207721914(CN,U)
【文献】中国実用新案第206809348(CN,U)
【文献】韓国公開特許第10-2006-0004021(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61C 5/50
A61C 5/40
A61C 19/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
台座と、スライドブロック部品と、変位制限部品とを含み、
前記台座の上面には、少なくとも一つのガイドレールが搭載され、
前記ガイドレールの上面は、前記台座の上面よりも突出しており、
前記ガイドレールの上面には、前記ガイドレールと前記台座を貫通する異なる規格の位置決め穴が複数設置され、
前記スライドブロック部品が、スライドブロックと、少なくとも二つのカッターとを含み、
前記スライドブロックは、カウンターボアと、少なくとも一つのスライド溝と、前記カウンターボア内に配置された弾性部品および押え部品とを備え、
前記スライド溝は、前記台座の上面よりも突出している前記ガイドレールと対向し、
前記スライドブロックが、前記台座に隙間嵌めされていて、前記弾性部品が前記押え部品を前記台座の上面に押し付けた状態で、前記スライドブロックが、前記台座に沿って滑り、
前記カッターは、少なくとも二つであり、前記スライド溝の側面に設けられたX形で交差している斜溝に沿って固定されることにより、二つの前記カッターが、前記ガイドレールの長さの伸びる方向に沿って対称に設置され、
二つの前記カッターの切っ先が、前記スライドブロックの外部に露出しておらず、かつ、前記カッターの切っ先は、前記ガイドレールの上面に貼りつくように位置し、
前記変位制限部品が、前記台座に接続していて、
且つ、前記台座の長さの伸びる方向における両端に位置している
ことを特徴とするガッタパーチャポイント(GP)トリマー。
【請求項2】
各前記位置決め穴に案内チャンバーと測定チャンバーがあり、
前記案内チャンバーが円筒状キャビティであり、
前記測定チャンバーが、円錐状キャビティであることを特徴とする請求項1に記載のガッタパーチャポイント(GP)トリマー。
【請求項3】
各前記カッターが、ステンレススチール材料から製作されたものであり、
且つ、厚さが0.1mm~0.2mmである
ことを特徴とする請求項2に記載のガッタパーチャポイント(GP)トリマー。
【請求項4】
各前記カッターの刃側面が、前記ガイドレールの水平面と25°の夾角をなす
ことを特徴とする請求項3に記載のガッタパーチャポイント(GP)トリマー。
【請求項5】
前記スライドブロックにおける、前記ガイドレールから遠く離れる一端が凹凸円弧形構造として設置されている
ことを特徴とする請求項4に記載のガッタパーチャポイント(GP)トリマー。
【請求項6】
前記弾性部品の一端が前記スライドブロックに固定的に接続していて、前記弾性部品のその他の一端が前記押え部品に固定的に接続している
ことを特徴とする請求項5に記載のガッタパーチャポイント(GP)トリマー。
【請求項7】
前記台座の外表壁に径表記と目盛り付き溝が設置されていて、前記穴径表記が、前記位置決め穴側に位置していて、且つ、各前記位置決め穴が、一つの前記穴径表記に対応していて、前記目盛り付き溝が、それぞれ各前記ガイドレール側に位置している
ことを特徴とする請求項6に記載のガッタパーチャポイント(GP)トリマー。
【請求項8】
前記台座に、一つの前記ガイドレールが設置されていて、前記スライドブロックに、一つの前記スライド溝が設置されていて、前記スライド溝に、二つの前記カッターが斜めに設置されていて、
前記スライド溝が、前記ガイドレールに隙間嵌めされていて、異なる規格の前記位置決め穴が、前記台座の長さの伸びる方向を沿って、一字型直列で設置されている
ことを特徴とする請求項7に記載のガッタパーチャポイント(GP)トリマー。
【請求項9】
前記台座に、一つの前記ガイドレールが設置されていて、前記スライドブロックに、一つの前記スライド溝が設置されていて、前記スライド溝に、二つの前記カッターが斜めに設置されていて、
前記スライド溝が、前記ガイドレールに隙間嵌めされていて、異なる規格の前記位置決め穴が二グループに分けられていて、二グループの前記位置決め穴が、それぞれ前記台座の両端に設置されていて、
且つ、二グループの前記位置決め穴が、前記台座の長さの伸びる方向を沿って、一字型直列で設置されていて、二グループの前記位置決め穴の間に、隙間を空ける
ことを特徴とする請求項7に記載のガッタパーチャポイント(GP)トリマー。
【請求項10】
前記台座に、二つの前記ガイドレールが設置されていて、
前記スライドブロックに、二つの前記スライド溝が設置されていて、
各前記スライド溝に、二つの前記カッターが斜めに設置されていて、各前記スライド溝が、相応する各前記ガイドレールに隙間嵌めされていて、
異なる規格の前記位置決め穴が二グループに分けられていて、
二グループの前記位置決め穴が、前記台座の幅の伸びる方向を沿って、並列で設置されている
ことを特徴とする請求項7に記載のガッタパーチャポイント(GP)トリマー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科医療機器分野に関わり、特に新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマーに関わる。
【背景技術】
【0002】
根管治療の時、清掃・事前成形された根管に対して緻密的な三次元充填を行うことによって、死腔を無くして、外部からの細菌と汚染物の染み込みを阻止し、これで、根管システムの再感染を防止しなければならない。現代根管充填技術において、ガッタパーチャポイント(GP)は、応用が最も広い主流の根管充填材である。充填の前に、患者の根管の作業長さ及び用意される根管の大きさによって、適切な寸法のガッタパーチャポイント(GP)を選んでから、トリムを行って、要らない部分を切断しなければならない。
【0003】
根管充填の時に、理想的な充填の死点は、用意される根管の死点に一致しなければならない。一般に生理性根尖孔又は根尖の一番狭いところに位置する。過充填又は充填不足が発生する場合、根管治療の効果に影響を与える。過充填の場合、細菌等の感染物を根尖孔に押し込こんで、根尖性歯周炎を引き起こす可能性がある。その上、根尖充填材料は、根尖歯周組織において異物反応を引き起こしたり、又は毒性刺激作用を生じたりすることもある。充填不足の場合、根尖歯周組織液と浸出液が未充填根管に戻りしみ、これで、滲出物の分解と繁殖により、再感染及び根管治療の失敗を致す。従って、根管充填の前に、ガッタパーチャポイント(GP) の長さと寸法を確定することは非常に重要である。
【0004】
現在、市販のガッタパーチャポイント(GP) のトリムツールは、種類がきわめて多く、押し込み式、押し式と回転式等の各種の構造形式を含むが、使用効果が人々の思うようにならないので、ユーザ体験が悪くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明的目的は、新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマーを提供することであり、既存の技術において、ガッタパーチャポイント(GP)トリマーの使用効果が人々の思うようにならず、ユーザ体験が悪いという技術問題を解決することを目指す。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的の実現の為に、本発明に採用されている新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマーが、台座 、スライドブロック部品と変位制限部品を含み、前記台座に、少なくとも一つのガイドレール及び各前記ガイドレールと前記台座を貫通する異なる規格の位置決め穴が設置されていて、前記スライドブロック部品が、スライドブロックとカッターを含み、前記スライドブロックが、前記台座に隙間嵌めされていて、前記スライドブロックが、前記台座を沿って滑り、前記スライドブロックに、カウンターボアと少なくとも一つのスライド溝が設置されていて、前記スライド溝が、前記ガイドレールに隙間嵌めされていて、前記カッターの数量が少なくとも二つあり、各前記カッターが前記スライドブロックに固定的に接続していて、且つ、各前記スライド溝の内部に位置していて、それに加えて、各前記スライド溝に皆二つの前記カッターが設置されていて、更に、二つの前記カッターが、前記ガイドレールの長さの伸びる方向を沿って対称に設置されていて、前記変位制限部品が、前記台座に接続していて、且つ、前記台座の長さの伸びる方向における両端に位置している。
【0007】
その中で、前記各位置決め穴に皆案内チャンバーと測定チャンバーがあり、前記案内チャンバーが円筒状キャビティであり、前記測定チャンバーが、円錐状キャビティである。
その中で、各前記カッターが、ステンレススチール材料から製作されたものであり、且つ、厚さが0.1mm~0.2mmである。
【0008】
その中で、前記スライドブロックに、X形で交差している斜溝が設置されていて、各前記カッターが前記斜溝に固定的に接続していて、各前記カッターの刃側面が前記ガイドレールの水平面にぴったりと貼りつき、且つ、前記ガイドレールの水平面と25°の夾角をなす。
その中で、前記スライドブロックにおける、前記ガイドレールから遠く離れる一端が凹凸円弧形構造として設置されている。
【0009】
その中で、前記スライドブロック部品が、弾性部品と押え部品も含み、前記弾性部品の一端が前記スライドブロックに固定的に接続していて、前記弾性部品のその他の一端が前記押え部品に固定的に接続していて、且つ、前記弾性部品と前記押え部品が皆前記カウンターボア内に位置している。
【0010】
その中で、前記台座の外表壁に径表記と目盛り付き溝が設置されていて、前記穴径表記が、前記位置決め穴側に位置していて、且つ、各前記位置決め穴が、一つの前記穴径表記に対応していて、前記目盛り付き溝が、それぞれ各前記ガイドレール側に位置している。
【0011】
その中で、前記台座に、一つの前記ガイドレールが設置されていて、前記スライドブロックに、一つの前記スライド溝が設置されていて、前記スライド溝に、二つの前記カッターが斜めに設置されていて、前記スライド溝が、前記ガイドレールに隙間嵌めされていて、異なる規格の前記位置決め穴が、前記台座の長さの伸びる方向を沿って、一字型直列で設置されている。
【0012】
その中で、前記台座に、一つの前記ガイドレールが設置されていて、前記スライドブロックに、一つの前記スライド溝が設置されていて、前記スライド溝に、二つの前記カッターが斜めに設置されていて、前記スライド溝が、前記ガイドレールに隙間嵌めされていて、異なる規格の前記位置決め穴が二グループに分けられていて、二グループの前記位置決め穴が、それぞれ前記台座の両端に設置されていて、且つ、二グループの前記位置決め穴が、前記台座の長さの伸びる方向を沿って、一字型直列で設置されていて、二グループの前記位置決め穴の間に、隙間を空ける。
【0013】
その中で、前記台座に、二つの前記ガイドレールが設置されていて、前記スライドブロックに、二つの前記スライド溝が設置されていて、各前記スライド溝に、二つの前記カッターが斜めに設置されていて、各前記スライド溝が、相応する各前記ガイドレールに隙間嵌めされていて、異なる規格の前記位置決め穴が二グループに分けられていて、二グループの前記位置決め穴が、前記台座の幅の伸びる方向を沿って、並列で設置されている。
【0014】
本発明に記載されている新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマーの有益な効果は、下記の面に現れている。歯科医がトリムする必要のあるガッタパーチャポイント(GP)を選び、且つ、トリムする必要のある断面寸法を確定してから、回転を通じてガッタパーチャポイント(GP)を、相応な規格寸法の前記位置決め穴に挿入した後、手部で前記スライドブロックを押し進める;前記スライドブロックが前記台座の上で滑り、更に、前記カッターが、ガッタパーチャポイント(GP)の余計な部分を切断して、所要寸法のガッタパーチャポイントになるようにトリムする。前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマーは、操作が簡単且つ便利で、効率が高く、且つ、各種の異なる規格の前記位置決め穴を通じて、ガッタパーチャポイントの断面寸法の精度を保証でき、それに加えて、前記のカッターが、前記スライド溝対称に設置されていて、一方で、前記台座を沿って二方向の任意の切断を行うことができ、もう一方で、前記カッターの切っ先が外へ露出していないので、指が前記カッターに触れないようにし、これで一層安全性と信頼性を持っている;更に、前記ガイドレールの平面が、前記台座平面から突出するようにすることによって、単独的な突起を実現し、これで、ガッタパーチャポイント(GP)の切断が前記ガイドレール上で実施されていることにより、切断時における前記カッター上の余計な接触面積を減らすことができ、且つ、前記カッターが、前記ガイドレールに一層緊密に貼りつくようにすることができるので、前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマーの使用効果を上げて、ユーザー体験が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本発明の実施形態又は既存の技術における技術案を一層明らかに説明する為に、次に、実施形態又は既存の技術説明において使用する必要がある添付図を簡単に紹介する。一目でわかるように、次の説明の添付図は、本発明における幾つかの実施方式だけであり、本分野の普通の技術者について言えば、創造的な労働を行わない前提の下で、これらの添付図によって、更にその他の添付図を取得することができる。
図1】は、本発明における新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマーの実施形態一の構造模式図である。
図2】は、本発明における新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマーの実施形態一の底部構造模式図である。
図3】は、本発明における新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマーの実施形態二の構造模式図である。
図4】は、本発明における新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマーの実施形態二の底部構造模式図である。
図5】は、本発明における実施形態一と実施形態二のスライドブロック部品の全体構造模式図である。
図6】は、本発明における実施形態一と実施形態二のスライドブロック部品の内部構造模式図である。
図7】は、本発明における新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマーの実施形態三の構造模式図である。
図8】は、本発明における新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマーの実施形態三の底部構造模式図である。
図9】は、本発明における実施形態三のスライドブロック部品の全体構造模式図である。
図10】は、本発明における実施形態三のスライドブロック部品の内部構造模式図である。
図11】は、本発明における実施形態一、実施形態二と実施形態三の異なる規格の位置決め穴の内部構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明の実施形態を詳細に説明する。前記実施形態の例示は、添付図で示されている。始めから終わりまで同一又は類似の番号は、同一又は類似の部品或いは同一又は類似の機能を持つ部品を表す。次に参考添付図を通じて実施形態を説明することは、例示用であり、本発明の解釈を目指すが、本発明に対する制限と見なしてはいけない。
【0017】
本発明の説明において、理解すべきなこととしては、用語 「長さ」、「幅」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂部」、「底部」、「内」、「外」等の方位指示又は位置関係が、添付図で表示されている方位又は位置関係であり、本発明の説明及び説明の簡略化の為であり、記載されている装置又は部品が特定な方位を有するか、又は特定な方位で構造及び操作を行うことを表したり、又は暗示したりすることではないので、本発明に対する制限と見なしてはいけない。その上、本発明の説明において、別途明確に限定する場合を除いて、「複数」は、二つ又は二つ以上を指す。
実施形態1
【0018】
図1図2図5図6及び図11を参照してください。本発明は、新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100を提供し、台座10、スライドブロック部品20と変位制限部品30を含み、前記台座10に、少なくとも一つのガイドレール11及び各前記ガイドレール11と前記台座10を貫通する異なる規格の位置決め穴12が設置されていて、前記スライドブロック部品20が、スライドブロック21とカッター22を含み、前記スライドブロック21が、前記台座10に隙間嵌めされていて、前記スライドブロック21が、前記台座10を沿って滑り、前記スライドブロック21に、カウンターボア211と少なくとも一つのスライド溝212が設置されていて、前記スライド溝212が、前記ガイドレール11に隙間嵌めされていて、前記カッター22の数量が少なくとも二つあり、各前記カッター22が前記スライドブロック21に固定的に接続していて、且つ、各前記スライド溝212の内部に位置していて、それに加えて、各前記スライド溝212に皆二つの前記カッター22が設置されていて、更に、二つの前記カッター22が、前記ガイドレール11の長さの伸びる方向を沿って対称に設置されていて、前記変位制限部品30が、前記台座10に接続していて、且つ、前記台座10の長さの伸びる方向における両端に位置している。
【0019】
なおさら、各前記位置決め穴12に皆案内チャンバー121と測定チャンバー122があり、前記案内チャンバー121が円筒状キャビティであり、前記測定チャンバー122が、円錐状キャビティである。
なおさら、各前記カッター22が、ステンレススチール材料から製作されたものであり、且つ、厚さが0.1mm~0.2mmである。
【0020】
なおさら、前記スライドブロック21に、X形で交差している斜溝213が設置されていて、各前記カッター22が前記斜溝213に固定的に接続していて、各前記カッター22の刃側面が前記ガイドレール11の水平面にぴったりと貼りつき、且つ、前記ガイドレール11の水平面と25°の夾角をなす。
なおさら、前記スライドブロック21における、前記ガイドレール11から遠く離れる一端が凹凸円弧形構造として設置されている。
【0021】
なおさら、前記スライドブロック部品20が、弾性部品23と押え部品24も含み、前記弾性部品23の一端が前記スライドブロック21に固定的に接続していて、前記弾性部品23のその他の一端が前記押え部品24に固定的に接続していて、且つ、前記弾性部品23と前記押え部品24が皆前記カウンターボア211内に位置している。
【0022】
なおさら、前記台座10の外表壁に径表記13と目盛り付き溝14が設置されていて、前記穴径表記13が、前記位置決め穴12側に位置していて、且つ、各前記位置決め穴12が、一つの前記穴径表記13に対応していて、前記目盛り付き溝14が、それぞれ各前記ガイドレール11側に位置している。
【0023】
なおさら、前記台座10に、一つの前記ガイドレール11が設置されていて、前記スライドブロック21に、一つの前記スライド溝212が設置されていて、前記スライド溝212に、二つの前記カッター22が斜めに設置されていて、前記スライド溝212が、前記ガイドレール11に隙間嵌めされていて、異なる規格の前記位置決め穴12が、前記台座10の長さの伸びる方向を沿って、一字型直列で設置されている。
【0024】
当該実施形態において、前記台座10に、一つの前記ガイドレール11が設置されていて、前記スライドブロック21に、一つの前記スライド溝212が設置されていて、前記スライド溝212に、二つの前記カッター22が斜めに設置されていて、前記スライド溝212が、前記ガイドレール11に隙間嵌めされていて、異なる規格の前記位置決め穴12が、前記台座10の長さの伸びる方向を沿って、一字型直列で設置されている。歯科医がトリムする必要のあるガッタパーチャポイント(GP)を選び、且つ、トリムする必要のある断面寸法を確定してから、回転を通じてガッタパーチャポイント(GP)を、相応な規格寸法の前記位置決め穴12に挿入した後、その中で、前記位置決め穴12の規格が18種に分けられていて、サイズがそれぞれ「20」、「25」、「30」、「35」、「40」、「45」、「50」、「55」、「60」、「65」、「70」、「80」、「90」、「100」、「110」、「120」、「130」、「140」であり、基本的に全規格の市販されているガッタパーチャポイント(GP)のトリムを満足できる。医療スタッフは、前記位置決め穴12側に位置している前記穴径表記13を観察することによって、当該箇所の前記位置決め穴12の規格を直観的に判断でき、更にガッタパーチャポイント(GP)を、当該規格の前記位置決め穴12に挿入するかどうか判断できる;各前記位置決め穴12に皆前記案内チャンバー121と前記測定チャンバー122があり、前記案内チャンバー121が円筒状キャビティであり、前記測定チャンバー122が、円錐状キャビティである。例えば、前記穴径表記13が、「20」と「25」であり、底面上の前記測定チャンバー122の直径dのサイズを表す; 数量について、前記穴径表記13=100×直径dとなり、即ち、「20」が、d=0.2mmを表し、「25」が、d=0.25mmを表す。市販されている多くのガッタパーチャポイント(GP)において、加工の難しさにより、前記測定チャンバー122が円錐状キャビティの代わりに、極めて薄い円筒状キャビティを採用する;但し、ガッタパーチャポイント(GP)が皆テーパーを有するので、前記測定チャンバー122が円筒状キャビティである場合、前記測定チャンバー122内に挿入してトリムを行う時に、実際切断面の直径が、理論的なトリム断面直径より小さく、避けられない誤差が存在している;但し、本発明に記載されている測定チャンバー122が、カスタマイズされたコピーカッターで加工されたので、寸法が正確で、精度が高く、切断面寸法の精度を保証できる。
【0025】
ガッタパーチャポイント(GP)を、相応な規格の前記位置決め穴12に挿入した後、手部で前記スライドブロック21を押し進めることによって、前記スライドブロック21が前記台座10の上で滑り、更に、前記スライド溝212に対称に設置されている二つの前記カッター22が、ガッタパーチャポイント(GP)の余計な部分を切断して、所要寸法のガッタパーチャポイントになるようにトリムする。その中で、前記カッター22がステンレススチール製カッターであり、厚さが0.1mm~0.2mmであり、好ましくは、前記カッター22の厚さが0.1mmであることであり、前記カッター22が極めて鋭く、且つ、硬さが高く、磨耗に耐える。その上、前記スライドブロック21に、X形で交差している斜溝213が設置されていて、各前記カッター22が、それぞれ嫌気性接着剤を通じて、前記斜溝213に固定的に接続していて、嫌気性接着剤が200度余りの高温に耐えるので、当該ガッタパーチャポイント(GP)トリマーは、高温消毒滅菌処理に耐えることができる。各前記カッター22の刃側面が前記ガイドレール11の水平面にぴったりと貼りつき、且つ、前記ガイドレール11の水平面と25°の夾角をなす;更に、前記ガイドレール11の平面が、前記台座10平面から突出するようにすることによって、単独的な突起を実現し、これで、ガッタパーチャポイント(GP)の切断が前記ガイドレール11上で実施されていることにより、切断時における前記カッター22上の余計な接触面積を減らすことができ、且つ、前記カッター22が、前記ガイドレール11に一層緊密に貼りつくようにすることができるので、作業時に、前記カッター22が、前記位置決め穴12底面を沿って、露出するガッタパーチャポイント(GP)を切断することができ(シャベルで切断することに相当する)、且つ、切断面が十分平滑である。その上、前記カッター22が極めて薄くて鋭いので、切断する時に、ガッタパーチャポイント(GP)を平らにすることがなく、切断面が相変わらず円形である。二つの前記カッター22を対称に設置することによって、前記スライドブロック21がどの方向へ移動するにも関わらず、皆切断を実現カットできるようにする;もう一方で、前記カッター22の切っ先が外へ露出していないので、指が前記カッター22に触れないようにし、これで一層安全性と信頼性を持っている;前記変位制限部品30が変位制限ねじであり、前記スライドブロック21の変位を制限できるので、前記スライドブロック21が、前記台座10を沿って滑ってこれを離れることを防止できる。
【0026】
前記スライドブロック21における、前記ガイドレール11から遠く離れる一端が凹凸円弧形構造として設置されていることにより、歯科医が、前記スライドブロック21を押して動かす時に一層快適且つ信頼的になるようにする;前記弾性部品23が圧縮スプリングであり、前記押さえ部品24が鋼球であり、前記スライドブロック21が、前記台座10に隙間嵌めされている;設計時に、極めて小さい圧縮スプリングと鋼球を採用して、締付を実現する;圧縮スプリングを前記スライドブロック21上の前記カウンターボア211に置き、且つ、鋼球を圧縮スプリングの上に置く。前記カウンターボア211の深さを通じて、スプリングの圧縮量、即ち、締付力を確定する。前記スライドブロック21が前記台座10の上に取り付けられた後、スプリングと鋼球が、前記スライドブロック21の前記カウンターボア211の中に制限され、且つ、鋼球が、スプリングの作用の下で、前記台座10の平面上に圧着する。勿論、スプリングの圧縮量が極めて小さいので、締付力が極めて小さく、スライドブロック21が台座 10の上で自由に滑ることができないことを保証するしかなく、作業時における移動の順調性に影響しない。ガッタパーチャポイント(GP)の長さを測定しようとする場合、ガッタパーチャポイント(GP)を前記目盛り付き溝14内に置いてから、前記台座10上の前記目盛り付き溝14を通じて、ガッタパーチャポイント(GP)の長さ寸法を気軽に測定することができる。
【0027】
前記台座 10と前記スライドブロック21が皆アルミニウム合金材質製であり、且つ、酸化処理を経たので、前記新型ガッタパーチャポイント(GP)100が堅牢で耐久性があり、高温消毒滅菌処理に耐えることができ、且つ、質量が軽く、顔色に複数のオプションがあり、外観が美観で、それに加えて、全体的なガッタパーチャポイント(GP)トリマーは、外形寸法が小さくて軽いので、片手で操作でき、簡単かつ便利に使用することができ、一人でガッタパーチャポイント(GP)のトリムを完成でき、作業効率が高い。
以上述べたところを総合すれば、これで、前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100の使用効果を上げて、ユーザー体験が良くなる。
実施形態2
【0028】
図3図4図5図6及び図11を参照してください。本発明は、新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100を提供し、台座10、スライドブロック部品20と変位制限部品30を含み、前記台座10に、少なくとも一つのガイドレール11及び各前記ガイドレール11と前記台座10を貫通する異なる規格の位置決め穴12が設置されていて、前記スライドブロック部品20が、スライドブロック21とカッター22を含み、前記スライドブロック21が、前記台座10に隙間嵌めされていて、前記スライドブロック21が、前記台座10を沿って滑り、前記スライドブロック21に、カウンターボア211と少なくとも一つのスライド溝212が設置されていて、前記スライド溝212が、前記ガイドレール11に隙間嵌めされていて、前記カッター22の数量が少なくとも二つあり、各前記カッター22が前記スライドブロック21に固定的に接続していて、且つ、各前記スライド溝212の内部に位置していて、それに加えて、各前記スライド溝212に皆二つの前記カッター22が設置されていて、更に、二つの前記カッター22が、前記ガイドレール11の長さの伸びる方向を沿って対称に設置されていて、前記変位制限部品30が、前記台座10に接続していて、且つ、前記台座10の長さの伸びる方向における両端に位置している。
【0029】
なおさら、各前記位置決め穴12に皆案内チャンバー121と測定チャンバー122があり、前記案内チャンバー121が円筒状キャビティであり、前記測定チャンバー122が、円錐状キャビティである。
なおさら、各前記カッター22が、ステンレススチール材料から製作されたものであり、且つ、厚さが0.1mm~0.2mmである。
【0030】
なおさら、前記スライドブロック21に、X形で交差している斜溝213が設置されていて、各前記カッター22が前記斜溝213に固定的に接続していて、各前記カッター22の刃側面が前記ガイドレール11の水平面にぴったりと貼りつき、且つ、前記ガイドレール11の水平面と25°の夾角をなす。
なおさら、前記スライドブロック21における、前記ガイドレール11から遠く離れる一端が凹凸円弧形構造として設置されている。
【0031】
なおさら、前記スライドブロック部品20が、弾性部品23と押え部品24も含み、前記弾性部品23の一端が前記スライドブロック21に固定的に接続していて、前記弾性部品23のその他の一端が前記押え部品24に固定的に接続していて、且つ、前記弾性部品23と前記押え部品24が皆前記カウンターボア211内に位置している。
【0032】
なおさら、前記台座10の外表壁に径表記13と目盛り付き溝14が設置されていて、前記穴径表記13が、前記位置決め穴12側に位置していて、且つ、各前記位置決め穴12が、一つの前記穴径表記13に対応していて、前記目盛り付き溝14が、それぞれ各前記ガイドレール11側に位置している。
【0033】
なおさら、前記台座10に、一つの前記ガイドレール11が設置されていて、前記スライドブロック21に、一つの前記スライド溝212が設置されていて、前記スライド溝212に、二つの前記カッター22が斜めに設置されていて、前記スライド溝212が、前記ガイドレール11に隙間嵌めされていて、異なる規格の前記位置決め穴12が二グループに分けられていて、二グループの前記位置決め穴12が、それぞれ前記台座10の両端に設置されていて、且つ、二グループの前記位置決め穴12が、前記台座10の長さの伸びる方向を沿って、一字型直列で設置されていて、二グループの前記位置決め穴12の間に、隙間を空ける。
【0034】
当該実施形態において、歯科医がトリムする必要のあるガッタパーチャポイント(GP)を選び、且つ、トリムする必要のある断面寸法を確定してから、回転を通じてガッタパーチャポイント(GP)を、相応な規格寸法の前記位置決め穴12に挿入した後、その中で、前記位置決め穴12の規格が18種に分けられていて、サイズがそれぞれ「20」、「25」、「30」、「35」、「40」、「45」、「50」、「55」、「60」、「65」、「70」、「80」、「90」、「100」、「110」、「120」、「130」、「140」であり、基本的に全規格の市販ガッタパーチャポイント(GP)のトリムを満足できる。医療スタッフは、前記位置決め穴12側に位置している前記穴径表記13を観察することによって、当該箇所の前記位置決め穴12の規格を直観的に判断でき、更にガッタパーチャポイント(GP)を、当該規格の前記位置決め穴12に挿入するかどうか判断できる;各前記位置決め穴12に皆前記案内チャンバー121と前記測定チャンバー122があり、前記案内チャンバー121が円筒状キャビティであり、前記測定チャンバー122が、円錐状キャビティである。例えば、前記穴径表記13が、「20」と「25」であり、底面上の前記測定チャンバー122の直径dのサイズを表す; 数量について、前記穴径表記13=100×直径dとなり、即ち、「20」が、d=0.2mmを表し、「25」が、d=0.25mmを表す。市販されている多くのガッタパーチャポイント(GP)において、加工の難しさにより、前記測定チャンバー122が円錐状キャビティの代わりに、極めて薄い円筒状キャビティを採用する;但し、ガッタパーチャポイント(GP)が皆テーパーを有するので、前記測定チャンバー122が円筒状キャビティである場合、前記測定チャンバー122内に挿入してトリムを行う時に、実際切断面の直径が、理論的なトリム断面直径より小さく、避けられない誤差が存在している;但し、本発明に記載されている測定チャンバー122が、カスタマイズされたコピーカッターで加工されたので、寸法が正確で、精度が高く、切断面寸法の精度を保証できる。
【0035】
ガッタパーチャポイント(GP)を、相応な規格の前記位置決め穴12に挿入した後、手部で前記スライドブロック21を押し進めることによって、前記スライドブロック21が前記台座10の上で滑り、更に、前記スライド溝212に対称に設置されている二つの前記カッター22が、ガッタパーチャポイント(GP)の余計な部分を切断して、所要寸法のガッタパーチャポイントになるようにトリムする。その中で、前記カッター22がステンレススチール製カッターであり、厚さが0.1mm~0.2mmであり、好ましくは、前記カッター22の厚さが0.1mmであることであり、前記カッター22が極めて鋭く、且つ、硬さが高く、磨耗に耐える。その上、前記スライドブロック21に、X形で交差している斜溝213が設置されていて、各前記カッター22が、それぞれ嫌気性接着剤を通じて、前記斜溝213に固定的に接続していて、嫌気性接着剤が200度余りの高温に耐えるので、当該ガッタパーチャポイント(GP)トリマーは、高温消毒滅菌処理に耐えることができる。各前記カッター22の刃側面が前記ガイドレール11の水平面にぴったりと貼りつき、且つ、前記ガイドレール11の水平面と25°の夾角をなす;更に、前記ガイドレール11の平面が、前記台座10平面から突出するようにすることによって、単独的な突起を実現し、これで、ガッタパーチャポイント(GP)の切断が前記ガイドレール11上で実施されていることにより、切断時における前記カッター22上の余計な接触面積を減らすことができ、且つ、前記カッター22が、前記ガイドレール11に一層緊密に貼りつくようにすることができるので、作業時に、前記カッター22が、前記位置決め穴12底面を沿って、露出するガッタパーチャポイント(GP)を切断することができ(シャベルで切断することに相当する)、且つ、切断面が十分平滑である。その上、前記カッター22が極めて薄くて鋭いので、切断する時に、ガッタパーチャポイント(GP)を平らにすることがなく、切断面が相変わらず円形である。二つの前記カッター22を対称に設置することによって、前記スライドブロック21がどの方向へ移動するにも関わらず、皆切断を実現カットできるようにする;もう一方で、前記カッター22の切っ先が外へ露出していないので、指が前記カッター22に触れないようにし、これで一層安全性と信頼性を持っている;前記変位制限部品30が変位制限ねじであり、前記スライドブロック21の変位を制限できるので、前記スライドブロック21が、前記台座10を沿って滑ってこれを離れることを防止できる。
【0036】
前記スライドブロック21における、前記ガイドレール11から遠く離れる一端が凹凸円弧形構造として設置されていることにより、歯科医が、前記スライドブロック21を押して動かす時に一層快適且つ信頼的になるようにする;前記弾性部品23が圧縮スプリングであり、前記押さえ部品24が鋼球であり、前記スライドブロック21が、前記台座10に隙間嵌めされている;設計時に、極めて小さい圧縮スプリングと鋼球を採用して、締付を実現する;圧縮スプリングを前記スライドブロック21上の前記カウンターボア211に置き、且つ、鋼球を圧縮スプリングの上に置く。前記カウンターボア211の深さを通じて、スプリングの圧縮量、即ち、締付力を確定する。前記スライドブロック21が前記台座10の上に取り付けられた後、スプリングと鋼球が、前記スライドブロック21の前記カウンターボア211の中に制限され、且つ、鋼球が、スプリングの作用の下で、前記台座10の平面上に圧着する。勿論、スプリングの圧縮量が極めて小さいので、締付力が極めて小さく、スライドブロック21が台座 10の上で自由に滑ることができないことを保証するしかなく、作業時における移動の順調性に影響しない。ガッタパーチャポイント(GP)の長さを測定しようとする場合、ガッタパーチャポイント(GP)を前記目盛り付き溝14内に置いてから、前記台座10上の前記目盛り付き溝14を通じて、ガッタパーチャポイント(GP)の長さ寸法を気軽に測定することができる。
【0037】
前記台座 10と前記スライドブロック21が皆アルミニウム合金材質製であり、且つ、酸化処理を経たので、前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100が堅牢で耐久性があり、高温消毒滅菌処理に耐えることができ、且つ、質量が軽く、顔色に複数のオプションがあり、外観が美観で、それに加えて、全体的なガッタパーチャポイント(GP)トリマーは、外形寸法が小さくて軽いので、片手で操作でき、簡単かつ便利に使用することができ、一人でガッタパーチャポイント(GP)のトリムを完成でき、作業効率が高い。
【0038】
その上、前記台座10に、一つの前記ガイドレール11が設置されていて、前記スライドブロック21に、一つの前記スライド溝212が設置されていて、前記スライド溝212に、二つの前記カッター22が斜めに設置されていて、前記スライド溝212が、前記ガイドレール11に隙間嵌めされていて、異なる規格の前記位置決め穴12が二グループに分けられていて、二グループの前記位置決め穴12が、それぞれ前記台座10の両端に設置されていて、且つ、二グループの前記位置決め穴12が、前記台座10の長さの伸びる方向を沿って、一字型直列で設置されていて、二グループの前記位置決め穴12の間に、隙間を空ける。これから見ると、実施形態2における前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100の構造は、実施形態1における前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100の構造と比べて、相違点が前記台座 10が異なることであり、その他の構造が皆同じであり、且つ、実施形態2における前記台座 10の長さが、実施形態1における前記台座 10の長さより長く、それに加えて、18種の異なる規格の前記位置決め穴12が二グループに分けられることにより、二グループの前記位置決め穴12が、それぞれ前記台座10の両端に設置されて、中間部が空けられるようになる。このような設計の利点としては、片手で当該ガッタパーチャポイント(GP)トリマーを操作する時に、十分な部分を手で握り、一層固く握ることができ、且つ、方向を変更することができ、何れかの位置決め穴12を選んで作業できるようになる。その上、二グループの前記位置決め穴12の穴径表記13が、対称に設置されているので、方向を変更しても、作業するグループの位置決め穴12の穴径表記13が相変わらず正常に表示されて、ひっくり返しがなく、このような操作が一層直観的である。
以上述べたところを総合すれば、これで、前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100の使用効果を上げて、ユーザー体験が良くなる。
実施形態3
【0039】
図7図8図9図10及び図11を参照してください。本発明は、新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100を提供し、台座10、スライドブロック部品20と変位制限部品30を含み、前記台座10に、少なくとも一つのガイドレール11及び各前記ガイドレール11と前記台座10を貫通する異なる規格の位置決め穴12が設置されていて、前記スライドブロック部品20が、スライドブロック21とカッター22を含み、前記スライドブロック21が、前記台座10に隙間嵌めされていて、前記スライドブロック21が、前記台座10を沿って滑り、前記スライドブロック21に、カウンターボア211と少なくとも一つのスライド溝212が設置されていて、前記スライド溝212が、前記ガイドレール11に隙間嵌めされていて、前記カッター22の数量が少なくとも二つあり、各前記カッター22が前記スライドブロック21に固定的に接続していて、且つ、各前記スライド溝212の内部に位置していて、それに加えて、各前記スライド溝212に皆二つの前記カッター22が設置されていて、更に、二つの前記カッター22が、前記ガイドレール11の長さの伸びる方向を沿って対称に設置されていて、前記変位制限部品30が、前記台座10に接続していて、且つ、前記台座10の長さの伸びる方向における両端に位置している。
【0040】
なおさら、各前記位置決め穴12に皆案内チャンバー121と測定チャンバー122があり、前記案内チャンバー121が円筒状キャビティであり、前記測定チャンバー122が、円錐状キャビティである。
なおさら、各前記カッター22が、ステンレススチール材料から製作されたものであり、且つ、厚さが0.1mm~0.2mmである。
【0041】
なおさら、前記スライドブロック21に、X形で交差している斜溝213が設置されていて、各前記カッター22が前記斜溝213に固定的に接続していて、各前記カッター22の刃側面が前記ガイドレール11の水平面にぴったりと貼りつき、且つ、前記ガイドレール11の水平面と25°の夾角をなす。
なおさら、前記スライドブロック21における、前記ガイドレール11から遠く離れる一端が凹凸円弧形構造として設置されている。
【0042】
なおさら、前記スライドブロック部品20が、弾性部品23と押え部品24も含み、前記弾性部品23の一端が前記スライドブロック21に固定的に接続していて、前記弾性部品23のその他の一端が前記押え部品24に固定的に接続していて、且つ、前記弾性部品23と前記押え部品24が皆前記カウンターボア211内に位置している。
【0043】
なおさら、前記台座10の外表壁に径表記13と目盛り付き溝14が設置されていて、前記穴径表記13が、前記位置決め穴12側に位置していて、且つ、各前記位置決め穴12が、一つの前記穴径表記13に対応していて、前記目盛り付き溝14が、それぞれ各前記ガイドレール11側に位置している。前記台座10に、二つの前記ガイドレール11が設置されていて、前記スライドブロック21に、二つの前記スライド溝212が設置されていて、各前記スライド溝212に、二つの前記カッター22が斜めに設置されていて、各前記スライド212溝が、相応する各前記ガイドレール11に隙間嵌めされていて、異なる規格の前記位置決め穴12が二グループに分けられていて、二グループの前記位置決め穴12が、前記台座10の幅の伸びる方向を沿って、並列で設置されている。

[0010]、[0022]、[0032]及び[0043]
【0044】
当該実施形態において、歯科医がトリムする必要のあるガッタパーチャポイント(GP)を選び、且つ、トリムする必要のある断面寸法を確定してから、回転を通じてガッタパーチャポイント(GP)を、相応な規格寸法の前記位置決め穴12に挿入した後、その中で、前記位置決め穴12の規格が18種に分けられていて、サイズがそれぞれ「20」、「25」、「30」、「35」、「40」、「45」、「50」、「55」、「60」、「65」、「70」、「80」、「90」、「100」、「110」、「120」、「130」、「140」であり、基本的に全規格の市販ガッタパーチャポイント(GP)のトリムを満足できる。医療スタッフは、前記位置決め穴12側に位置している前記穴径表記13を観察することによって、当該箇所の前記位置決め穴12の規格を直観的に判断でき、更にガッタパーチャポイント(GP)を、当該規格の前記位置決め穴12に挿入するかどうか判断できる;各前記位置決め穴12に皆前記案内チャンバー121と前記測定チャンバー122があり、前記案内チャンバー121が円筒状キャビティであり、前記測定チャンバー122が、円錐状キャビティである。例えば、前記穴径表記13が、「20」と「25」であり、底面上の前記測定チャンバー122の直径dのサイズを表す; 数量について、前記穴径表記13=100×直径dとなり、即ち、「20」が、d=0.2mmを表し、「25」が、d=0.25mmを表す。市販されている多くのガッタパーチャポイント(GP)において、加工の難しさにより、前記測定チャンバー122が円錐状キャビティの代わりに、極めて薄い円筒状キャビティを採用する;但し、ガッタパーチャポイント(GP)が皆テーパーを有するので、前記測定チャンバー122が円筒状キャビティである場合、前記測定チャンバー122内に挿入してトリムを行う時に、実際切断面の直径が、理論的なトリム断面直径より小さく、避けられない誤差が存在している;但し、本発明に記載されている測定チャンバー122が、カスタマイズされたコピーカッターで加工されたので、寸法が正確で、精度が高く、切断面寸法の精度を保証できる。
【0045】
ガッタパーチャポイント(GP)を、相応な規格の前記位置決め穴12に挿入した後、手部で前記スライドブロック21を押し進めることによって、前記スライドブロック21が前記台座10の上で滑り、更に、前記スライド溝212に対称に設置されている二つの前記カッター22が、ガッタパーチャポイント(GP)の余計な部分を切断して、所要寸法のガッタパーチャポイントになるようにトリムする。その中で、前記カッター22がステンレススチール製カッターであり、厚さが0.1mm~0.2mmであり、好ましくは、前記カッター22の厚さが0.1mmであることであり、前記カッター22が極めて鋭く、且つ、硬さが高く、磨耗に耐える。その上、前記スライドブロック21に、X形で交差している斜溝213が設置されていて、各前記カッター22が、それぞれ嫌気性接着剤を通じて、前記斜溝213に固定的に接続していて、嫌気性接着剤が200度余りの高温に耐えるので、当該ガッタパーチャポイント(GP)GPトリマーは、高温消毒滅菌処理に耐えることができる。各前記カッター22の刃側面が前記ガイドレール11の水平面にぴったりと貼りつき、且つ、前記ガイドレール11の水平面と25°の夾角をなす;更に、前記ガイドレール11の平面が、前記台座10平面から突出するようにすることによって、単独的な突起を実現し、これで、ガッタパーチャポイント(GP)の切断が前記ガイドレール11上で実施されていることにより、切断時における前記カッター22上の余計な接触面積を減らすことができ、且つ、前記カッター22が、前記ガイドレール11に一層緊密に貼りつくようにすることができるので、作業時に、前記カッター22が、前記位置決め穴12底面を沿って、露出するガッタパーチャポイント(GP)を切断することができ(シャベルで切断することに相当する)、且つ、切断面が十分平滑である。その上、前記カッター22が極めて薄くて鋭いので、切断する時に、ガッタパーチャポイント(GP)を平らにすることがなく、切断面が相変わらず円形である。二つの前記カッター22を対称に設置することによって、前記スライドブロック21がどの方向へ移動するにも関わらず、皆切断を実現カットできるようにする;もう一方で、前記カッター22の切っ先が外へ露出していないので、指が前記カッター22に触れないようにし、これで一層安全性と信頼性を持っている;前記変位制限部品30が変位制限ねじであり、前記スライドブロック21の変位を制限できるので、前記スライドブロック21が、前記台座10を沿って滑ってこれを離れることを防止できる。
【0046】
前記スライドブロック21における、前記ガイドレール11から遠く離れる一端が凹凸円弧形構造として設置されていることにより、歯科医が、前記スライドブロック21を押して動かす時に一層快適且つ信頼的になるようにする;前記弾性部品23が圧縮スプリングであり、前記押さえ部品24が鋼球であり、前記スライドブロック21が、前記台座10に隙間嵌めされている;設計時に、極めて小さい圧縮スプリングと鋼球を採用して、締付を実現する;圧縮スプリングを前記スライドブロック21上の前記カウンターボア211に置き、且つ、鋼球を圧縮スプリングの上に置く。前記カウンターボア211の深さを通じて、スプリングの圧縮量、即ち、締付力を確定する。前記スライドブロック21が前記台座10の上に取り付けられた後、スプリングと鋼球が、前記スライドブロック21の前記カウンターボア211の中に制限され、且つ、鋼球が、スプリングの作用の下で、前記台座10の平面上に圧着する。勿論、スプリングの圧縮量が極めて小さいので、締付力が極めて小さく、スライドブロック21が台座 10の上で自由に滑ることができないことを保証するしかなく、作業時における移動の順調性に影響しない。ガッタパーチャポイント(GP)の長さを測定しようとする場合、ガッタパーチャポイント(GP)を前記目盛り付き溝14内に置いてから、前記台座10上の前記目盛り付き溝14を通じて、ガッタパーチャポイント(GP)の長さ寸法を気軽に測定することができる。
【0047】
前記台座 10と前記スライドブロック21が皆アルミニウム合金材質製であり、且つ、酸化処理を経たので、前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100が堅牢で耐久性があり、高温消毒滅菌処理に耐えることができ、且つ、質量が軽く、顔色に複数のオプションがあり、外観が美観で、それに加えて、全体的なガッタパーチャポイント(GP)トリマーは、外形寸法が小さくて軽いので、片手で操作でき、簡単かつ便利に使用することができ、一人でガッタパーチャポイント(GP)のトリムを完成でき、作業効率が高い。
【0048】
その上、前記台座10に、二つの前記ガイドレール11が設置されていて、前記スライドブロック21に、二つの前記スライド溝212が設置されていて、各前記スライド溝212に、二つの前記カッター22が斜めに設置されていて、各前記スライド212溝が、相応する各前記ガイドレール11に隙間嵌めされていて、異なる規格の前記位置決め穴12が二グループに分けられていて、二グループの前記位置決め穴12が、前記台座10の幅の伸びる方向を沿って、並列で設置されている。これから見ると、実施形態3における前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100の構造は、実施形態1における前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100の構造と比べて、相違点が下記の通りである。18種の異なる規格の前記位置決め穴12が二グループに分けられ、グループ毎に9種があり、両列で並列するように、前記台座10の上に設置されているので、実施形態3における前記台座10が、長さ方向上で最も短く、幅方向上で最も広い。それに加えて、当該実施形態において、幅方向上で十分なスペースがあり、二つの前記目盛り付き溝14が設計されていて、対称に配置されているので、歯科医が操作時に、何れかの手がGPトリマーを取るか、何れかの手がガッタパーチャポイントを取るかにも関わらず、適切な前記目盛り付き溝14を選んで直観的な測定を実施できるようになる。当該実施形態において、二つの前記ガイドレール11があり、即ち、二つの前記スライド溝212があり、各前記スライド溝212に、二つの前記カッター22が対称に設置されていて、合計四つの前記カッター22があり、前記弾性部品23と前記押え部品24が二つの前記スライド溝212の間に取り付けられ、即ち、二つの前記ガイドレール11の間に位置しているので、締付作用が一層平衡になる。二つの前記ガイドレール11の長さ方向の両端に、前記変位制限部品30が設置されている。
以上述べたところを総合すれば、これで、前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100の使用効果を上げて、ユーザー体験が良くなる。
実施形態1、実施形態2及び実施形態3から見ると、前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100の革新点は、下記に表されることが分かる。
1、測定と切断機能を一体に集めるので、操作が簡単で、効率が高く、且つ、コンパクトで軽いこと;
【0049】
2、ステンレススチール製カッターを採用して、厚さが僅か0.1mmであり、極めて鋭く、且つ、前記カッター22が斜めに取り付けられ、前記台座10の表面に緊密に貼りつくので、切断する時に、ガッタパーチャポイント(GP)を平らにすることがなく、切断面の平坦性と円形を保証すること;
【0050】
3、前記カッター22が前記スライドブロック21内部に斜めに取り付けられ、且つ、対称に配置されているので、前記台座10を沿って二方向の任意の切断を行うことができること;
【0051】
4、前記カッター22が前記スライドブロック21内部に取り付けられていて、指等で触れることができないので、使用の時に、安全性と信頼性が十分あること;
【0052】
5、前記スライドブロック21が、前記台座10に隙間嵌めされていて、且つ、圧縮スプリングと鋼球を採用して、マイクロ締付を実現することによって、前記スライドブロック21が自由状態の下で滑ることができないが、作業時に気軽に移動することができるようにすること;
【0053】
6、前記位置決め穴12が、前記案内チャンバー121と前記測定チャンバー122から構成され、且つ、前記測定チャンバー122が、専門的なコピーカッターで加工されたので、寸法が正確であること;
【0054】
7、従って、前記新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー100は、高精度設計・生産を通じて、ガッタパーチャポイント(GP)のトリム精度を有効に保証し、これで、根管充填を一層易くて厳密にすることができる。ガッタパーチャポイント(GP)のトリムを行うことによって、資源の無駄を減少することができること;8、ガッタパーチャポイント(GP)トリマーで切断した後、ガッタパーチャポイント(GP)の先端円形の形態を保持でき、且つ、充填を一層厳密にすることができること;9、高温消毒を行うことができ、且つ、繰り返し使用することができること;10、寸法が正確で、複数の規格があること;11、軽く押すだけで切断することができ、簡単で使用し易いこと;金属材質製であり、耐久性があり、摩耗し難く、更に使用効果を上げて、ユーザー体験が良くなること。
【0055】
前記開示したものは、本発明の比較に良い実施方式だけであり、勿論これで本発明の請求範囲を限定できない。本分野の一般的な技術者は、前記実施形態の全部又は一部分の手順を理解でき、且つ、本発明の請求項によって実施される同等な変化は、相変わらず発明がカバーする範囲に属する。
【符号の説明】
【0056】
100-新型ガッタパーチャポイント(GP)トリマー 、10-台座、11-ガイドレール、12-位置決め穴、121-案内チャンバー、122-測定チャンバー、13-穴径表記、14-目盛り付き溝、20-スライドブロック部品、21-スライドブロック、211-カウンターボア、212-スライド溝、213-斜溝、22-カッター、23-弾性部品、24-押さえ部品、30-変位制限部品


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