IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三星ディスプレイ株式會社の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-02
(45)【発行日】2023-11-13
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20231106BHJP
   G02F 1/1333 20060101ALI20231106BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20231106BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
G02F1/1333
G09F9/00 312
G09F9/30 308Z
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2019127157
(22)【出願日】2019-07-08
(65)【公開番号】P2020030404
(43)【公開日】2020-02-27
【審査請求日】2022-06-24
(31)【優先権主張番号】10-2018-0096976
(32)【優先日】2018-08-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002619
【氏名又は名称】弁理士法人PORT
(72)【発明者】
【氏名】キム テウォン
(72)【発明者】
【氏名】コ ヒュンウ
(72)【発明者】
【氏名】キム ヒュンシク
(72)【発明者】
【氏名】キム ジョンホ
(72)【発明者】
【氏名】チェ ジンファン
【審査官】村上 遼太
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0100478(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0161983(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0038584(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0013726(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0110137(US,A1)
【文献】特開2004-279867(JP,A)
【文献】登録実用新案第3211128(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2016/0374228(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0358636(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0216737(US,A1)
【文献】特開2011-176513(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F 1/133-1/1334
1/1339-1/1341
1/1347
G09F 9/00-9/46
H04M 1/02-1/23
H05B33/00-33/28
44/00
45/60
H10K50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1方向に延長し、前記第1方向と交差する第2方向に互いに対向する第1ガイド部材及び第2ガイド部材と、
前記第1ガイド部材及び前記第2ガイド部材の間に配置された表示パネルと、
前記表示パネルの一部を支持する支持部材と、
前記支持部材を移動させる第1駆動ユニットと、
前記表示パネルの一端に連結されて前記表示パネルを巻き取り、又は巻き出す第2駆動ユニットと、を含み、
前記支持部材の両側は、互いに対向する前記第1ガイド部材の内側面及び前記第2ガイド部材の内側面に定義されたガイド溝に挿入され、
前記支持部材は、前記ガイド溝に沿って移動し、
前記表示パネルの他端、及び前記表示パネルの前記他端に重畳する前記支持部材の終端を相互固定し、前記第1ガイド部材及び前記第2ガイド部材に沿って移動する結合部をさらに含む、表示装置。
【請求項2】
前記第1駆動ユニット及び前記第2駆動ユニットは、前記第1方向に配列され、前記第2方向に延長して前記第1ガイド部材及び前記第2ガイド部材に連結される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第1駆動ユニット及び前記第2駆動ユニットは、前記第2方向に平行である回転軸を中心に同じ方向に回転する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第2方向に延長し、前記第1ガイド部材の一端及び前記第2ガイド部材の一端に連結された第3ガイド部材と、
前記第2方向に延長し、前記第1ガイド部材の他端及び前記第2ガイド部材の他端に連結された第4ガイド部材と、をさらに含み、
前記第2駆動ユニットは、前記第1駆動ユニットより前記第4ガイド部材にさらに隣接し、
前記第2駆動ユニットに連結された前記表示パネルは、前記第3ガイド部材に向かって配置され、
前記ガイド溝は、前記第1駆動ユニットに隣接する領域から前記第3ガイド部材に向かって延長する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示パネルは、
前記第1ガイド部材及び前記第2ガイド部材に沿って移動し、外部に露出された第1部分と、
前記第1部分から延長し、前記外部に露出されずに前記第2駆動ユニットに巻き取られた第2部分と、を含み、
前記支持部材は、前記第1部分の下部に配置されて前記第1部分を支持し、前記第2部分と分離される、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第1部分上に配置されて前記第1部分に接触し、前記第2部分と分離されたウインドウと、
前記第2部分と分離された前記ウインドウの一端に連結されて前記第2部分と分離された前記ウインドウの部分を巻き取る第3駆動ユニットをと、さらに含み、
前記第1駆動ユニット、前記第2駆動ユニット、及び前記第3駆動ユニットは、前記第1方向に配列され、前記第2方向に延長し、前記第2方向に平行である回転軸を中心に同じ方向に回転し、
前記第3駆動ユニットは、前記第2駆動ユニットより前記第4ガイド部材にさらに隣接する、請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記結合部は、前記表示パネルの他端、前記ウインドウの他端、及び前記表示パネルの前記他端に重畳する前記支持部材の終端を相互固定する、請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記表示パネルの上面及び前記表示パネルの上面と対向する前記ウインドウの下面に各々配置された機能性層をさらに含む、請求項6に記載の表示装置。
【請求項9】
前記機能性層は、弗素を含む、請求項8に記載の表示装置。
【請求項10】
前記ガイド溝は、
前記第1方向に延長する第1延長部と、
前記第1延長部の下部に配置され、前記第1方向に延長し、前記第1延長部より小さい長さを有する第2延長部と、
前記第1方向に延長し、前記第1延長部より小さい長さを有し、前記第1延長部と前記第2延長部との間に配置された第3延長部と、
前記第1延長部の一端から前記第2延長部の一端まで曲線形状を有して延長する第1曲線部と、
前記第2延長部の他端から前記第3延長部の一端の反対端である前記第3延長部の他端まで曲線形状を有して延長する第2曲線部と、を含み、
前記第1延長部、前記第2延長部、及び前記第3延長部の前記一端は、前記第1駆動ユニットに隣接し、
前記第1曲線部の屈曲の方向は、前記第2曲線部の屈曲の方向と反対であり、
前記第1駆動ユニットは、前記第1曲線部に隣接する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項11】
前記支持部材は、前記第2方向に延長し、前記第1方向に配列され、互いに回転されるように結合された複数のジョイントユニットを含む、請求項10に記載の表示装置。
【請求項12】
前記表示パネルの下面及び前記ジョイントユニットの表面に配置された磁性層をさらに含む、請求項11に記載の表示装置。
【請求項13】
前記磁性層は、フェライト又は希土類を含む、請求項12に記載の表示装置。
【請求項14】
前記第1駆動ユニットは、
前記第2方向に延長する回転軸ユニットと、
前記回転軸ユニットの所定部分の外周面上に配置されたギヤ部と、を含み、
前記複数のジョイントユニットの一部は、前記第1曲線部で前記ギヤ部の突起が挿入される開口部を含む、請求項11に記載の表示装置。
【請求項15】
前記第1方向を基準にして定義される前記ギヤ部の前記突起の幅は、前記第1方向を基準にして定義される前記開口部の幅より小さい、請求項14に記載の表示装置。
【請求項16】
前記ジョイントユニットは、
前記第2方向に延長する本体部と、
前記第1方向に前記本体部の一端から突出された第1突出部と、
前記第1方向に前記本体部の他端の上端及び下端から各々突出された第2突出部及び第3突出部と、
前記第2突出部及び前記第3突出部の間に定義された溝部と、を含み、
h番目のジョイントユニットの前記第1突出部は、h+1番目のジョイントユニットの前記溝部に挿入され、
前記開口部は、前記本体部の所定部分から前記第1方向に前記第1突出部の終端まで延長されて定義される、請求項14に記載の表示装置。
【請求項17】
前記第1方向を基準にして前記第2突出部の幅は、前記第3突出部の幅より大きい、請求項16に記載の表示装置。
【請求項18】
前記h+1番目のジョイントユニットの前記第3突出部の終端と前記h番目のジョイントユニットの前記本体部の下端との間の第1間隔は、前記h+1番目のジョイントユニットの前記第2突出部の終端と前記h番目のジョイントユニットの前記本体部の上端との間の第2間隔より大きい、請求項16に記載の表示装置。
【請求項19】
前記第1突出部は、
前記本体部の前記一端から前記第1方向に延長し、前記第2方向から見た場合に、上面及び下面が凹んだ形状を有する凹部と、
前記凹部から前記第1方向に延長し、前記第2方向から見た場合、楕円形状を有する凸部と、を含み、
前記溝部は、前記凹部及び前記凸部に対応する形状を有する、請求項16に記載の表示装置。
【請求項20】
前記第2突出部と前記第3突出部は、前記第1方向を基準にして同じ幅を有し、互いに対称な形状を有する、請求項16に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置に係る。
【背景技術】
【0002】
使用者に映像を提供するスマートフォン、デジタルカメラ、ノート型コンピューター、ナビゲーション、及びスマートテレビジョン等の電子機器は映像を表示するための表示装置を含む。表示装置は映像を生成して表示画面を通じて使用者に提供する。
【0003】
最近、表示装置の技術発達と共に多様な形態の表示装置が開発されている。例えば、フォールディングされるか、或いは巻き取れるフレキシブル表示装置等が開発されている。形状が多様に変更されることができるフレキシブル表示装置は携帯が容易であり、使用者の便宜性を向上させることができる。
【0004】
フレキシブル表示装置はフレキシブル表示パネルを含み、フレキシブル表示パネルは回転する駆動部によって巻き取れるか、又は巻き出されることができる。しかし、ローリングされたフレキシブル表示パネルを巻き出すとき、表示パネルが平らに維持されないことがある。したがって、巻き出された表示パネルの平坦度を改善するための技術が要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】米国特許第9,940,892号公報
【文献】米国特許公開第2016/0143162号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は表示パネルの平坦度を向上させることができる表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態に係る表示装置は第1方向に延長し、前記第1方向と交差する第2方向に互いに対向する第1ガイド部材及び第2ガイド部材と、前記第1ガイド部材及び前記第2ガイド部材の間に配置された表示パネルと、前記表示パネルの一部を支持する支持部材と、前記支持部材を移動させる第1駆動ユニットと、前記表示パネルの一端に連結されて前記表示パネルを巻き取り、又は巻き出す第2駆動ユニットと、を含み、前記支持部材の両側は互いに対向する前記第1ガイド部材の内側面及び前記第2ガイド部材の内側面に定義されたガイド溝に挿入され、前記支持部材は前記ガイド溝に沿って移動する。
【0008】
本発明の実施形態に係る表示装置は表示パネルと、前記表示パネルの下部に配置された支持部材と、前記支持部材の所定部分に結合されて前記支持部材を移動させる第1駆動ユニットと、前記表示パネルの一端に連結されて前記表示パネルを巻き取り、又は巻き出す第2駆動ユニットと、前記巻き出された表示パネル上に配置され、前記巻き取られた表示パネルと分離されたウインドウと、前記表示パネルと分離された前記ウインドウの一端に連結されて前記表示パネルと分離された前記ウインドウの部分を巻き取る第3駆動ユニットと、を含み、前記支持部材は前記巻き出された表示パネルを支持し、前記第2駆動ユニットは前記第1駆動ユニットと前記第3駆動ユニットとの間に配置され、前記第1、第2、及び第3駆動ユニットは同じ方向に回転する。
【0009】
本発明の実施形態に係る表示装置は互いに対向する第1ガイド部材及び第2ガイド部材と、前記第1ガイド部材及び前記第2ガイド部材の間に配置された表示パネルと、前記表示パネルの一部を支持し互いに回転するように結合された複数のジョイントユニットと、前記複数のジョイントユニットを移動させる第1駆動ユニットと、前記表示パネルの一端に連結されて前記表示パネルを巻き取り、又は巻き出す第2駆動ユニットを含み、前記複数のジョイントユニットの両側は互いに対向する前記第1ガイド部材の内側面及び前記第2ガイド部材の内側面に定義されたガイド溝に挿入され、前記複数のジョイントユニットは前記ガイド溝に沿って移動する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施形態に係る表示装置は第1ガイド部材及び第2ガイド部材の間に配置された表示パネルを支持する支持部材を含み、支持部材は第1及び第2ガイド部材に定義されたガイド溝に沿って移動する。ガイド溝によって支持された支持部材は露出領域を拡大するために巻き出された表示パネルをより平坦に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態による表示装置の斜視図である。
図2図1に図示された表示装置を正面から見た表示装置の正面図であって、図1に図示された表示モジュールの露出領域の可変状態を示す図面である。
図3図1に図示された表示装置を正面から見た表示装置の正面図であって、図1に図示された表示モジュールの露出領域の可変状態を示す図面である。
図4図1に図示された表示装置を正面から見た表示装置の正面図であって、図1に図示された表示モジュールの露出領域の可変状態を示す図面である。
図5図1に図示されたケース内に収容される表示モジュール及びガイド部材を示した図面である。
図6図5に図示された表示モジュールの断面を概略的に示す図面である。
図7図6に図示された画素層に配置される一画素の等価回路を例示的に示した図面である。
図8図7に図示された画素の断面を例示的に示した図面である。
図9図7に図示された画素の断面を例示的に示した図面である。
図10図5に図示されたガイド部材及びガイド部材に連結された駆動ユニットを示した図面である。
図11図10に図示された第1駆動ユニットを示した図面である。
図12図10に図示された第1ガイド部材の内側面を示した図面である。
図13図5に図示されたガイド部材に配置される支持部材の構成を示した図面である。
図14図13に図示されたI-I’線の断面図である。
図15図13に図示された支持部材が第1及び第2ガイド部材に配置された構成を示す図面である。
図16】ギヤ部の突起が開口部に挿入された構成を示すための断面図である。
図17図15に図示された第2及び第3駆動ユニットに連結された表示モジュールを示した図面である。
図18図15に図示された支持部材に表示モジュールが配置された状態を例示的に示す断面図である。
図19図18に図示された第1、第2、及び第3駆動ユニットの回転に応じて移動する支持部材及び表示モジュールを示した図面である。
図20図18に図示された表示パネルの上面及びウインドウの下面上に配置された機能性層を示す図面である。
図21図18に図示された表示パネルの下面とジョイントユニットの各々の表面上に配置された磁性層を示す図面である。
図22】本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝及びジョイントユニットの多様な実施形態及び第3駆動ユニットの多様な配置位置を示した図面である。
図23】本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝及びジョイントユニットの多様な実施形態及び第3駆動ユニットの多様な配置位置を示した図面である。
図24】本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝及びジョイントユニットの多様な実施形態及び第3駆動ユニットの多様な配置位置を示した図面である。
図25】本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝及びジョイントユニットの多様な実施形態及び第3駆動ユニットの多様な配置位置を示した図面である。
図26】本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝及びジョイントユニットの多様な実施形態及び第3駆動ユニットの多様な配置位置を示した図面である。
図27】本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝及びジョイントユニットの多様な実施形態及び第3駆動ユニットの多様な配置位置を示した図面である。
図28】本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝及びジョイントユニットの多様な実施形態及び第3駆動ユニットの多様な配置位置を示した図面である。
図29】本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝及びジョイントユニットの多様な実施形態及び第3駆動ユニットの多様な配置位置を示した図面である。
図30】本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝及びジョイントユニットの多様な実施形態及び第3駆動ユニットの多様な配置位置を示した図面である。
図31】本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝及びジョイントユニットの多様な実施形態及び第3駆動ユニットの多様な配置位置を示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書で、ある構成要素(又は領域、層、部分等)が他の構成要素“上にある”、“連結される”、又は“結合される”と言及される場合に、それは他の構成要素上に直接配置/連結/結合されることができ、或いはこれらの間に第3の構成要素が配置されることもできることを意味する。
【0013】
同一の図面符号は同一の構成要素を称する。また、図面において、構成要素の厚さ、比率、及び寸法は技術的内容の効果的な説明のために誇張されたものを含む。
【0014】
“及び/又は”は連関された構成が定義できる1つ以上の組み合わせを全て含む。
【0015】
第1、第2等の用語は多様な構成要素を説明するために使用されるが、この構成要素はこの用語によって限定されてはならない。この用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱しなく、第1構成要素は第2構成要素と称され、類似して第2構成要素も第1構成要素と称されることができる。単数の表現は文脈上で明確に異なって表現しない限り、複数の表現を含む。
【0016】
また、“下に”、“下側に”、“上に”、“上側に”等の用語は図面に図示された構成の連関関係を説明するために使用される。この用語は相対的な概念として図面に表示された方向を基準にして説明される。
【0017】
異なって定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術的及び科学的用語を含む)は本発明が属する技術分野で当業者によって一般的に理解される同一の意味を有する。また、一般的に使用される辞典で定義された用語と同一の用語は関連技術の脈絡で意味と一致する意味を有することと解釈しなければならなく、理想的な意味又はあまりにも形式的な意味に解釈されない限り、明示的にここで定義される。
【0018】
“含む”等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合せたことが存在することを表現しようするものであり、1つ又はその以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品、又はこれらを組合したものの存在又は付加可能性を予め排除しないものとして理解されるべきである。
【0019】
以下、図面を参照して本発明の実施形態が詳細に説明される。
【0020】
図1は本発明の実施形態による表示装置の斜視図である。
【0021】
図1を参照すれば、表示装置DDは表示モジュールDM及び表示モジュールDMを収容するケースCSを含む。表示モジュールDMはケースCSに定義された映像開口部IOPを通じて外部に露出される。
【0022】
表示モジュールDMはフレキシブル表示モジュールである。表示モジュールDMの露出領域は多様に調節されることができる。このような構成は以下の図2乃至図4を参照して詳細に説明される。表示モジュールDMは映像開口部IOPを通じて使用者に所定の映像を提供する。
【0023】
ケースCSは第1ケースCS1、第2ケースCS2、及び第3ケースCS3を含む。表示モジュールDMは第1ケースCS1に収容され、第1ケースCS1に定義された映像開口部IOPを通じて外部に露出される。
【0024】
第1ケースCS1は第1方向DR1に長辺を有し、第1方向DR1と交差する第2方向DR2に短辺を有する長方形状を有する。第1ケースCS1は第1及び第2方向DR1、DR2によって定義される平面を有する。第2ケースCS2は第1ケースCS1に対向するように配置される。第3ケースCS3は第1ケースCS1の上端から第2ケースCS2の上端に延長する。
【0025】
表示装置DDは多様な映像表示機器に使用されることができる。例えば、表示装置DDは自動車、航空機、又は船舶のナビゲーションとして使用されることができる。表示装置DDが自動車、航空機、又は船舶のナビゲーションに使用される場合、第2及び第3ケースCS2、CS3は自動車、航空機、又は船舶の内部に埋め込まれることができる。
【0026】
以下、第1及び第2方向DR1、DR2によって定義される平面と実質的に垂直に交差する方向は第3方向DR3として定義される。
【0027】
図2図3、及び図4図1に図示された表示装置を正面から見た表示装置の正面図であって、図1に図示された表示モジュールの露出領域の可変状態を示す図面である。
【0028】
図2図3、及び図4を参照すれば、映像開口部IOPによって露出される表示モジュールDMの領域は変更されることができる。例えば、表示モジュールDMは図2に図示されたように映像開口部IOPの1/3に該当する部分に配置されることができる。また、表示モジュールDMは図3に図示されたように映像開口部IOPの2/3に該当する部分に配置されることもでき、或いは図4に図示されたように映像開口部IOPの全体に配置されることもできる。
【0029】
表示モジュールDMの露出領域は第1ケースCS1の下部に配置されたアップボタンUB及びダウンボタンDBによって変更することができる。例えば、使用者がアップボタンUBを操作すると、表示モジュールDMの露出領域は図4に図示された状態から図3に図示された状態に移動して縮小され、又は図3に図示された状態から図2に図示された状態に移動して縮小されることができる。使用者がダウンボタンDBを操作すると、表示モジュールDMの露出領域は図2に図示された状態から図3に図示された状態に移動して拡大され、又は図3に図示された状態から図4に図示された状態に移動して拡大されることができる。
【0030】
表示モジュールDMは基本的なノーマルモードとして、図2に図示されたように映像開口部IOPの1/3に該当する部分に配置され、アップボタンUB及びダウンボタンDBによって表示モジュールDMの露出領域を変更することができる。即ち、表示モジュールの所定部分が映像開口部IOPの1/3に該当する部分を通じて常に露出されることができる。しかし、これに限定されなく、表示モジュールDMが基本的に映像開口部IOPに露出されない状態で、ダウンボタンDBによって表示モジュールDMが外部に露出されるようにしてもよい。
【0031】
第1ケースCS1の映像開口部IOPには複数の機能ボタンBT及び携帯電話の載置台CCが配置されることができる。例えば、表示装置DDが自動車に使用される場合、機能ボタンBTは車輌の内部温度、エアコン、及び音響機器等を操作するための機能ボタンである。携帯電話の載置台CCは携帯電話を載置するために陥没された溝で形成されることができる。
【0032】
複数の機能ボタンBT及び携帯電話の載置台CCは表示モジュールDMの露出領域にしたがって外部に露出され、或いは表示モジュールDMによって隠されることができる。例えば、図2に図示されたように表示モジュールDMが露出される場合、機能ボタンBT及び携帯電話の載置台CCが外部に露出される。
【0033】
図3に図示されたように表示モジュールDMが露出される場合、機能ボタンBTは表示モジュールDMに隠れ、携帯電話の載置台CCが外部に露出される。図4に図示されたように表示モジュールDMが露出される場合、機能ボタンBT及び携帯電話の載置台CCは表示モジュールDMに隠れ、外部に露出されない。
【0034】
図5図1に図示されたケース内に収容される表示モジュール及びガイド部材を示した図面である。
【0035】
図5を参照すれば、ガイド部材GMは長方形のフレーム形状を有する。表示装置DDは表示モジュールDMの下部に配置されて表示モジュールDMの一部を支持するための支持部材(以下、図13及び図14に図示される)を含む。実質的にガイド部材GMは表示モジュールDMと支持部材を収容するための収容部材である。
【0036】
ガイド部材GMは第1方向DR1に延長する第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2と第2方向DR2に延長する第3ガイド部材GM3及び第4ガイド部材GM4を含む。説明を簡易にするために、図5で、図2及び図3に図示された機能ボタンBT及び携帯電話の載置台CCは省略された。
【0037】
第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2は第2方向DR2に互いに対向する。表示モジュールDMは第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2の間に配置される。
【0038】
第3ガイド部材GM3及び第4ガイド部材GM4は第1方向DR1に互いに対向する。第3ガイド部材GM3は第1ガイド部材GM1の一端と第2ガイド部材GM2の一端との間に配置されて第1ガイド部材GM1の一端と第2ガイド部材GM2の一端に連結される。
【0039】
第4ガイド部材GM4は第1ガイド部材GM1の一端の反対端である第1ガイド部材GM1の他端と第2ガイド部材GM2の一端の反対端である第2ガイド部材GM2の他端との間に配置される。第4ガイド部材GM4は第1ガイド部材GM1の他端と第2ガイド部材GM2の他端に連結される。
【0040】
表示装置DDは複数の駆動ユニットDU1、DU2、DU3及び結合部CPを含む。複数の駆動ユニットDU1、DU2、DU3がガイド部材GMに配置され、表示モジュールDMの一端は駆動ユニットDU1、DU2、DU3のうち一部の駆動ユニットに連結される。駆動ユニットDU1、DU2、DU3の具体的な構成は以下で詳細に説明される。
【0041】
駆動ユニットDU1、DU2、DU3の回転に応じて表示モジュールDMは第1及び第2ガイド部材GM1、GM2に沿って第1方向DR1に往復移動することができる。したがって、図2乃至図4に図示されたように表示モジュールDMの露出領域が縮小及び拡大されることができる。
【0042】
表示モジュールDMの一端の反対端である表示モジュールDMの他端は結合部CPに連結される。結合部CPは第2方向DR2に延長して第1ガイド部材GM1と第2ガイド部材GM2との間に配置される。また、結合部CPは表示モジュールDMの他端に隣接する第1ガイド部材GM1の上及び第2ガイド部材GM2の上に配置される。表示モジュールDMの移動に応じて結合部CPは第1及び第2ガイド部材GM1、GM2に沿って第1方向DR1に往復移動することができる。
【0043】
図6図5に図示された表示モジュールの断面を概略的に示す図面である。
【0044】
図6を参照すれば、表示モジュールDMは表示パネルDP、表示パネルDPの上に配置されたウインドウWIN、及び表示パネルDPとウインドウWINとの間に配置された接着剤OCAを含む。ウインドウWINは表示パネルDPの一部分と接触し、他の部分と分離される。このような構成は以下で詳細に説明される。図6には互いに接触されたウインドウWINと表示パネルDPを含む表示モジュールDMの断面が図示された。
【0045】
表示パネルDPは有機発光表示パネルである。しかし、これに限定されなく、液晶表示パネル、エレクトロ・ウェッティング表示パネル、及び電気泳動表示パネル等、映像を表示することができる多様な表示パネルが表示パネルDPとして使用されることができる。
【0046】
表示パネルDPはベース基板SUB、ベース基板SUB上に配置された画素層PXL、画素層PXLを覆うようにベース基板SUB上に配置された薄膜封止層TFEを含む。ベース基板SUBは少なくとも1つのプラスチックフィルムを含む。ベース基板SUBはフレキシブル基板としてプラスチック基板、ガラス基板、メタル基板、又は有/無機複合材料基板等を含む。
【0047】
ベース基板SUBは表示領域DA及び表示領域DAの周辺の非表示領域NDAを含む。画素層PXLは表示領域DA上に配置される。画素層PXLは複数の画素を含み、画素の各々は有機発光ダイオードを含む。
【0048】
薄膜封止層TFEは無機層と有機層を含む。薄膜封止層TFEは少なくとも2つの無機層とその間に配置された有機層を含む。無機層は無機物質を含み、水分/酸素から画素層PXLを保護することができる。有機層は有機物質を含み、ほこり粒子のような異物質から画素層PXLを保護することができる。
【0049】
例示的に画素層PXLを保護するための薄膜封止層TFEが図示されたが、これに限定されず、画素層PXLを保護するために封止基板(例えば、Encap Glass)が使用されてもよい。封止基板は基板SUB上に配置され、画素層PXLは封止基板と基板SUBとの間に配置される。封止基板は基板SUBの非表示領域NDA上に配置されるシーリング部材を通じて基板SUBに合着されることができる。
【0050】
封止基板は合成樹脂基板又はガラス基板を含むことができる。シーリング部材はフリットのような無機物接着部材を含むことができる。しかし、これに限定されず、シーリング部材は有機物接着部材を含むことができる。画素層PXLは封止基板及びシーリング部材によって外部から密封されるため、水分による発光素子の不良を防止することができる。
【0051】
ウインドウWINは外部のスクラッチ及び衝撃から表示パネルDPを保護することができる。ウインドウWINは接着剤OCAによって表示パネルDPに付着されることができる。接着剤OCAは光学透明接着剤(Optical Clear Adhesive)を含むことができる。
【0052】
表示パネルDPで生成された映像はウインドウWINを透過して使用者に提供される。図示していないが、ウインドウWIN及び表示パネルDPの間にタッチ感知ユニットが配置されることができる。タッチ感知ユニットは外部のタッチ(例えば、使用者の手やタッチペン等による接触)を感知することができる。
【0053】
図7図6に図示された画素層に配置される一画素の等価回路を例示的に示した図面である。図8及び図9図7に図示された画素の断面を例示的に示した図面である。
【0054】
図7はk番目のデータラインDLkに接続されたi番目の画素PXiが例示的に図示された。図8図7に図示された等価回路の第1トランジスタT1に対応する部分の断面を図示した。図9図7に図示された等価回路の第2トランジスタT2、第6トランジスタT6、及び有機発光ダイオードOLEDに対応する部分の断面を図示した。
【0055】
図7を参照すれば、i番目の画素PXiは有機発光ダイオードOLED及び有機発光ダイオードOLEDを制御する駆動回路を含む。駆動回路は7個の薄膜トランジスタT1~T7及び1つのキャパシターCstを含む。以下、7個のトランジスタT1~T7はNタイプの薄膜トランジスタであることを例示的に説明する。しかし、これに限定されず、7個のトランジスタT1~T7はPタイプの薄膜トランジスタであってもよい。
【0056】
駆動トランジスタは有機発光ダイオードOLEDに供給される駆動電流を制御する。本発明の実施形態で駆動トランジスタは第2トランジスタT2である。第2トランジスタT2の出力電極は有機発光ダイオードOLEDと電気的に接続される。第2トランジスタT2の出力電極は有機発光ダイオードOLEDのアノードと直接接触するか、或いは他のトランジスタT6を経由して接続される。
【0057】
制御トランジスタの制御電極は制御信号を受信する。i番目の画素PXiに印加される制御信号はi-1番目の走査信号Si-1、i番目の走査信号Si、i+1番目の走査信号Si+1、データ信号Dk、及びi番目の発光制御信号Eiを含む。本発明の実施形態で制御トランジスタは第1トランジスタT1及び第3乃至第7トランジスタT3~T7を含む。
【0058】
第4トランジスタT4の出力電極と第2トランジスタT2の制御電極との間のノードは第1ノードN1として定義され、第7トランジスタT7とキャパシターCstとの間のノードは第2ノードN2として定義される。電源ラインPLは第1電圧ELVDDを受信して画素PXに提供する。
【0059】
第2トランジスタT2は第5トランジスタT5を経由して第1電圧ELVDDを受信する入力電極、第1ノードN1に接続された制御電極、及び出力電極を含む。第2トランジスタT2の出力電極は第6トランジスタT6を経由して有機発光ダイオードOLEDに第1電圧ELVDDを提供する。第2トランジスタT2の入力電極は第3トランジスタT3を経由して第1ノードN1に接続される。第2トランジスタT2は第1ノードN1の電位に対応して有機発光ダイオードOLEDに供給される駆動電流を制御する。
【0060】
第1トランジスタT1はk番目のデータラインDLkに接続された入力電極、i番目の走査ラインSLiに接続された制御電極、及び第2トランジスタT2の出力電極に接続された出力電極を含む。第1トランジスタT1はi番目の走査ラインSLiに印加された走査信号Si(以下、i番目の走査信号)によってターンオンされる。第1トランジスタT1はスイッチングトランジスタと称される。
【0061】
第3トランジスタT3は第2トランジスタT2の入力電極に接続された入力電極、i番目の走査ラインSLiに接続された制御電極、及び第1ノードN1に接続された出力電極を含む。第3トランジスタT3はi番目の走査信号Siに応答してターンオンされる。
【0062】
第1トランジスタT1及び第3トランジスタT3がターンオンされると、第2トランジスタT2は第1トランジスタT1と第3トランジスタT3との間にダイオードを形成するように接続される。第1トランジスタT1は第2トランジスタT2及び第3トランジスタT3を経由して第1ノードN1に接続される。したがって、k番目のデータラインDLkに印加されたデータ信号DkがキャパシターCstに提供される。
【0063】
キャパシターCstは第1ノードN1と有機発光ダイオードOLEDのアノードとの間に接続される。キャパシターCstは第1ノードN1に印加された電圧に対応する電圧を充電する。
【0064】
第4トランジスタT4は電源ラインPLに接続された入力電極、i-1番目の走査信号Si-1を受信する制御電極、及び第1ノードN1に接続された出力電極を含む。第4トランジスタT4はi-1番目の走査信号Si-1に応答してスイッチングされる。第4トランジスタT4の制御電極はi-1番目の走査ラインSLi-1に接続される。i-1番目の走査信号Si-1が印加される信号ラインはダミー信号ライン等に変更されてもよい。
【0065】
第5トランジスタT5は電源ラインPLに接続された入力電極、i番目の発光ラインELiに接続された制御電極、及び第2トランジスタT2の入力電極に接続された出力電極を含む。第5トランジスタT5はi番目の発光制御信号Eiに応答してスイッチングされる。
【0066】
第6トランジスタT6は第2トランジスタT2の出力電極に接続された入力電極、i番目の発光ラインELiに接続された制御電極、及び有機発光ダイオードOLEDのアノードに接続された出力電極を含む。第6トランジスタT6はi番目の発光ラインELiから供給されるi番目の発光制御信号Eiに応答してスイッチングされる。
【0067】
第5トランジスタT5及び第6トランジスタT6の動作に応じて電源ラインPLと有機発光ダイオードOLEDとの間に電流パスが形成又は遮断されることができる。本発明の一実施形態で第5トランジスタT5及び第6トランジスタT6のいずれか1つは省略されてもよい。
【0068】
第7トランジスタT7は初期化ラインRLに接続された入力電極、i+1番目の走査信号Si+1を受信する制御電極、及び有機発光ダイオードOLEDのアノードに接続された出力電極を含む。第7トランジスタT7の制御電極はi+1番目の走査ラインSLi+1に接続される。i+1番目の走査信号Si+1が印加される信号ラインはダミー信号ライン等に変更されてもよい。
【0069】
第4トランジスタT4がターンオンされると、第1ノードN1は第1電圧ELVDDによってリセットされる。第7トランジスタT7がターンオンされると、第2ノードN2は初期化電圧Vintによって初期化される。有機発光ダイオードOLEDのアノードは第7トランジスタT7がターンオンされると、初期化電圧Vintによって初期化される。初期化電圧Vintと有機発光ダイオードOLEDのカソードに印加された第2電圧ELVSSのとの間の電位差は有機発光ダイオードOLEDの発光閾値電圧より小さい。
【0070】
図8及び図9を参照すれば、ベース基板SUB上に第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、及び第6トランジスタT6が配置される。トランジスタの構造は実質的に同一であるので、以下第1トランジスタT1の構成が説明され、第2及び第6トランジスタT2、T6の構成に対する説明は省略される。
【0071】
ベース基板SUBの上面は第1方向DR1及び第2方向DR2によって定義された平面である。第1トランジスタT1は第1入力電極DE1、第1出力電極SE1、第1制御電極GE1、及び第1酸化物半導体パターンOSP1を含む。
【0072】
ベース基板SUBの上面にバッファ層BFLが配置される。バッファ層BFLは無機物質を含む。バッファ層BFL上に第1酸化物半導体パターンOSP1が配置される。第1酸化物半導体パターンOSP1はインジウム-錫酸化物(ITO)、インジウム-ガリウム-亜鉛酸化物(IGZO)、亜鉛酸化物(ZnO)、インジウム-亜鉛酸化物(IZnO)等を含む。
【0073】
図示していないが、半導体パターンOSP1は第1領域(又は入力領域)、第2領域(又は出力領域)、及び第1領域と第2領域との間のチャンネル領域を含む。第1領域は第2領域より左側に配置される。
【0074】
第1酸化物半導体パターンOSP1上に第1絶縁層10が配置される。第1絶縁層10上に第1制御電極GE1が配置され、第1絶縁層10上に第1制御電極GE1をカバーする第2絶縁層20が配置される。第2絶縁層20は平坦な上面を提供する。第1絶縁層10は無機物質を含む。第2絶縁層20は有機物質及び/又は無機物質を含む。
【0075】
第1酸化物半導体パターンOSP1の第1領域と第2領域を露出させる第1コンタクトホールCH1及び第2コンタクトホールCH2が第1及び第2絶縁層10、20に定義される。第1コンタクトホールCH1及び第2コンタクトホールCH2の各々は第1絶縁層10と第2絶縁層20を貫通する。
【0076】
第1入力電極DE1と第1出力電極SE1は第2絶縁層20上に配置される。第1入力電極DE1と第1出力電極SE1は第1コンタクトホールCH1及び第2コンタクトホールCH2を通じて第1酸化物半導体パターンOSP1の第1領域と第2領域に各々接続される。
【0077】
第2絶縁層20上に第1入力電極DE1と第1出力電極SE1をカバーする第3絶縁層30が配置される。第3絶縁層30は平坦な上面を提供する。第3絶縁層30は有機物質及び/又は無機物質を含む。
【0078】
図9は第2トランジスタT2と実質的に同一な構造の第6トランジスタT6を例示的に図示した。第6トランジスタT6の入力電極DE6は第2絶縁層20上で第2トランジスタT2の出力電極SE2に接続される。
【0079】
第3絶縁層30上に画素定義膜PDL及び有機発光ダイオードOLEDが配置される。第3絶縁層30上にアノードAEが配置される。アノードAEは第3絶縁層30を貫通する第7コンタクトホールCH7を通じて第6トランジスタT6の第6出力電極SE6に接続される。画素定義膜PDLには画素開口部PX_OPが定義される。画素定義膜PDLの画素開口部PX_OPはアノードAEの少なくとも一部分を露出させる。
【0080】
画素PXは有機発光表示パネルDPの平面上で画素領域に配置される。画素領域は発光領域PXAと発光領域PXAに隣接する非発光領域NPXAとを含む。非発光領域NPXAは発光領域PXAを囲むように配置される。発光領域PXAは開口部OPによって露出されたアノードAEの領域に対応するように定義される。
【0081】
画素開口部PX_OPでアノードAE上に有機発光層EMLが配置される。有機発光層EMLは赤色、緑色、及び青色のいずれか1つの光を生成する。しかし、これに限定されず、有機発光層OELは赤色、緑色、及び青色を生成する有機物質の組み合わせによって白色光を生成することもできる。
【0082】
有機発光層EML上にカソードCEが配置される。カソードCEは複数の画素PXに共通的に配置される。カソードCE上に薄膜封止層TFEが配置される。図示しなかったが、カソードCEをカバーするキャッピング層がさらに配置されてもよい。このような場合、薄膜封止層TFEはキャッピング層をカバーする。
【0083】
図10図5に図示されたガイド部材及びガイド部材に連結された駆動ユニットを示した図面である。図11図10に図示された第1駆動ユニットを示した図面である。
【0084】
図10及び図11を参照すれば、第1、第2、及び第3駆動ユニットDU1、DU2、DU3は第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2の間に配置され、第2方向DR2に延長して第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2に連結される。第1、第2、及び第3駆動ユニットDU1、DU2、DU3は第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2を貫通して外部に突出される。
【0085】
第1、第2、及び第3駆動ユニットDU1、DU2、DU3は第1方向DR1に配列され、第3ガイド部材GM3より第4ガイド部材GM4にさらに隣接するように配置される。第3駆動ユニットDU3は第1及び第2駆動ユニットDU1、DU2より第4ガイド部材GM4にさらに隣接する。第2駆動ユニットDU2は第1駆動ユニットDU1より第4ガイド部材GM4にさらに隣接する。第2駆動ユニットDU2は第1駆動ユニットDU1及び第3駆動ユニットDU3の間に配置される。
【0086】
第1、第2、及び第3駆動ユニットDU1、DU2、DU3は第2方向DR2に平行である回転軸RX1、RX2、RX3を中心に回転することができる。例えば、第1駆動ユニットDU1は第2方向DR2に平行である第1回転軸RX1を中心に回転することができる。第2駆動ユニットDU2は第2方向DR2に平行である第2回転軸RX2を中心に回転することができる。第3駆動ユニットDU3は第2方向DR2に平行である第3回転軸RX3を中心に回転することができる。
【0087】
第1、第2、及び第3駆動ユニットDU1、DU2、DU3は互いに同じ方向に回転することができる。例えば、第1、第2、及び第3駆動ユニットDU1、DU2、DU3は共に時計回りに回転することができる。また、第1、第2、及び第3駆動ユニットDU1、DU2、DU3は共に反時計回りに回転することができる。
【0088】
互いに対向する第1ガイド部材GM1の内側面IS1及び第2ガイド部材GM2内側面IS2の各々にガイド溝GGが定義される。斜視図に図示したように、図10には第1ガイド部材GM1の内側面IS1に定義されたガイド溝GGが定義されたが、第2ガイド部材GM2の内側面IS2にもガイド溝GGが定義されることができる。
【0089】
ガイド溝GGは、第1ガイド部材GM1の内側面IS1及び第2ガイド部材GM2内側面IS2の各々において、第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2の各々の内部に陥没されて定義される。
【0090】
ガイド溝GGは第1駆動ユニットDU1に隣接する領域から第3ガイド部材GM3に向かって延長する。具体的に、ガイド溝GGは第1駆動ユニットDU1に隣接する第1ガイド部材GM1の部分から第3ガイド部材GM3に隣接する第1ガイド部材GM1の部分まで定義される。ガイド溝GGの具体的な形状は以下の図12を参照して詳細に説明される。
【0091】
第2駆動ユニットDU2及び第3駆動ユニットDU3はガイド溝GGと第4ガイド部材GM4との間に配置される。第1駆動ユニットDU1は第2方向DR2に延長する回転軸ユニットRU及び回転軸ユニットRUの所定部分に配置されたギヤ部GARを含む。回転軸ユニットRUは第1回転軸RX1を提供する。回転軸ユニットRUは円筒形状を有し、第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2の間に配置されて第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2に連結される。
【0092】
ギヤ部GARは図11に図示されたように、第1及び第2ガイド部材GM1、GM2の各々に隣接する回転軸ユニットRUの所定部分の外周面(outer circumferential surface)上に配置される。
【0093】
第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2の間に配置された第2及び第3駆動ユニットDU2、DU3は円筒形状を有する。回転軸ユニットRUの直径は第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2の間に配置された第2及び第3駆動ユニットDU2、DU3の各々の直径より大きい。第2方向DR2に第1ガイド部材GM1と第2ガイド部材GM2との間の距離は第1距離DT1として定義される。
【0094】
以下、詳細に説明されるが、表示モジュールDMは第2及び第3駆動ユニットDU2、DU3に連結される。また、表示モジュールDMの下部に配置された支持部材は第1駆動ユニットDU1に結合される。
【0095】
図12図10に図示された第1ガイド部材の内側面を示した図面である。
【0096】
図示しなかったが、第2ガイド部材GM2の内側面IS2も第1ガイド部材GM1の内側面IS1と同一な構成を有することができる。
【0097】
図12を参照すれば、ガイド溝GGは第1延長部EX1、第2延長部EX2、第3延長部EX3、第1曲線部CVP1、及び第2曲線部CVP2を含む。第1延長部EX1、第2延長部EX2、第3延長部EX3は第1方向DR1に延長し、第1曲線部CVP1、及び第2曲線部CVP2は曲面形状を有する。
【0098】
第1延長部EX1の一端、第2延長部EX2の一端、及び第3延長部EX3の一端は第1駆動ユニットDU1に隣接する部分として定義される。第1延長部EX1の他端は第1延長部EX1の一端の反対端であり、第2延長部EX2の他端は第2延長部EX2の一端の反対端であり、第3延長部EX3の他端は第3延長部EX3の一端の反対端として定義される。
【0099】
第1方向DR1に第2延長部EX2及び第3延長部EX3の各々の長さは第1延長部EX1より小さい。第1方向DR1に第3延長部EX3の長さは第2延長部EX2より小さい。第2延長部EX2は第1延長部EX1の下部に配置される。第3延長部EX3は第1延長部EX1と第2延長部EX2との間に配置される。
【0100】
第1曲線部CVP1は第1延長部EX1の一端から第1延長部EX1の一端に隣接する第2延長部EX2の一端まで曲線(curve)形状を有し、延長する。第1曲線部CVP1の曲線形状は第2駆動ユニットDU2に向かって膨らんでいるように曲がった形状を有する。第1駆動ユニットDU1は第1曲線部CVP1に隣接するように配置される。
【0101】
第2曲線部CVP2は第2延長部EX2の他端から第2延長部EX2の他端に隣接する第3延長部EX3の他端まで曲線形状を有し、延長する。例示的に第1及び第2曲線部CVP1、CVP2の各々は半円形状に図示したが、曲線形状を有すれば、半円形状に限定されなくともよい。第1曲線部CVP1の屈曲の方向は第2曲線部CVP2の屈曲の方向と反対である。
【0102】
図13図5に図示されたガイド部材に配置される支持部材の構成を示した図面である。図14図13に図示されたI-I’線の断面図である。
【0103】
説明を簡易にするために、図14には1つのジョイントユニットJUの断面が図示された。
【0104】
図13及び図14を参照すれば、支持部材SMは第2方向DR2に延長し、第1方向DR1に配列され、互いに回転するように結合された複数のジョイントユニットJUを含む。例示的に6個のジョイントユニットJUが図示されたが、実質的に支持部材SMはそれより多いジョイントユニットJUを含むことができる。ジョイントユニットJUは金属物質を含むことができる。ジョイントユニットJUの構成は互いに同一であるので、以下1つのジョイントユニットJUの構成が説明される。
【0105】
第2方向DR2にジョイントユニットJUは第1長さL1を有する。第1長さL1は第1距離DT1より長い。ジョイントユニットJUの両側の各々に隣接するジョイントユニットJUの所定部分は挿入部INPとして定義される。第2方向DR2に挿入部INPの各々は第2長さL2を有する。第1長さL1は第1距離DT1及び2つの第2長さL2の合計と同一である。
【0106】
支持部材SMの両側を定義するジョイントユニットJUの各々の両側はガイド溝GGに各々挿入されて配置される。具体的には、ジョイントユニットJUの挿入部INPがガイド溝GGに各々挿入される。
【0107】
ジョイントユニットJUは本体部BDP、第1突出部PRT1、第2突出部PRT2、及び第3突出部PRT3を含む。本体部BDPは第2方向DR2に延長する。第1突出部PRT1は第1方向DR1に本体部BDPの一端から突出される。第2突出部PRT2は第1方向DR1に本体部BDPの一端の反対端である本体部BDPの他端の上端から突出される。第3突出部PRT3は第1方向DR1に本体部BDPの他端の下端から突出される。
【0108】
h番目のジョイントユニットJUの第1突出部PRT1はh+1番目のジョイントユニットJUの第2突出部PRT2及び第3突出部PRT3の間に定義された溝部CGに挿入される。したがって、h番目のジョイントユニットJU及びh+1番目のジョイントユニットJUが互いに結合されることができる。hは自然数である。溝部CGの入口は溝部CGの内部より小さい。
【0109】
例示的に第3方向DR3を基準にして本体部BDPの上面及び下面の間の距離として定義される本体部BDPの厚さTHは1.4乃至1.6mmである。第1方向DR1を基準にして本体部BDPの一端から第2突出部PRT2の終端までの距離DTは1.8乃至2.0mmである。
【0110】
第1方向DR1を基準にして第2突出部PRT2の第1幅W1は第3突出部PRT3の第2幅W2より大きい。したがって、h+1番目のジョイントユニットJUの第3突出部PRT3の終端とh番目のジョイントユニットJUの本体部の下端との間の第1間隔GP1はh+1番目のジョイントユニットJUの第2突出部PRT2の終端とh番目のジョイントユニットJUの本体部BDPの上端との間の第2間隔GP2より大きい。
【0111】
第1間隔GP1は互いに隣接するジョイントユニットJUの下端の間の間隔として定義される。第2間隔GP2は互いに隣接するジョイントユニットJUの上端の間の間隔として定義される。例示的に、第1間隔GP1は0.3乃至0.8mmである。第2間隔GP2は0mmより大きく、0.1mmより小さいか、或いは同一である。
【0112】
第1突出部PRT1は本体部BDPの一端から第1方向DR1に延長する凹部CNC及び凹部CNCから第1方向DR1に延長する凸部CNVを含む。第2方向DR2から見た時、凹部CNCの上面及び下面は凹んだ形状を有する。第2方向DR2から見た時、凸部CNVは楕円形状を有する。
【0113】
したがって、本体部BDPの一端から遠くなるほど、第1突出部PRT1の厚さは漸次的に小さくなった後、再び増加し、第1突出部PRT1の終端は膨らんでいる曲面形状を有する。溝部CGは凹部CNC及び凸部CNVに対応する形状を有する。
【0114】
ジョイントユニットJUの両側に隣接するジョイントユニットJUの所定部分に開口部OPが定義される。開口部OPはジョイントユニットJUの所定部分を第3方向DR3に貫通して定義される。本発明の実施形態で、開口部OPはすべてのジョイントユニットJUに定義されるが、これに限定されず、開口部OPは一部のジョイントユニットJUにだけ定義されてもよい。
【0115】
開口部OPは本体部BDPの所定部分から第1方向DR1に第1突出部PRT1の終端まで延長されて定義される。即ち、開口部OPは第1方向DR1に第1突出部PRT1の所定部分から本体部BDPの所定部分まで陥没されて定義される。
【0116】
開口部OPの幅OWは第1方向DR1に、開口部OPが定義された本体部BDPの内側面から第1突出部PRT1の終端までの距離として定義される。開口部OPは、実質的にギヤ部GARの突起に対応するように配置され、このような構成は以下の図15及び図16を参照して詳細に説明される。
【0117】
図15図13に図示された支持部材が第1及び第2ガイド部材に配置された構成を示す図面である。図16はギヤ部の突起が開口部に挿入された構成を示すための断面図である。
【0118】
図15及び図16を参照すれば、支持部材SMの両側は第1及び第2ガイド部材GM1、GM2のガイド溝GGに各々挿入される。例えば、図14に図示されたジョイントユニットJUの各々の挿入部INPがガイド溝GGに各々挿入される。ジョイントユニットJUの両側がガイド溝GGに挿入されるので、ジョイントユニットJUが第1及び第2ガイド部材GM1、GM2によって支持される。開口部OPは第1及び第2ガイド部材GM1、GM2に隣接するジョイントユニットJUの各々の所定部分に定義される。
【0119】
ジョイントユニットJUの両側は第1駆動ユニットDU1に隣接する第1延長部EX1の所定部分、第2延長部EX2、第3延長部EX3、及び第1及び第2曲線部CVP1、CVP2に配置される。ジョイントユニットJUの配置及び移動状態は以下の図18及び図19を参照して具体的に説明される。
【0120】
図16に図示されたように、第1駆動ユニットDU1のギヤ部GARの突起はジョイントユニットJUのうち第1曲線部CVP1に配置されたジョイントユニットJUの開口部OPに挿入される。ギヤ部GARの突起の各々の両側の間の距離として定義される突起の各々の幅SWは開口部OPの各々の幅OWより小さい。突起と開口部OPの幅SW、OWは第1方向DR1を基準にして定義される。
【0121】
図13で説明されたように、ジョイントユニットJUが平らに配置された状態で、互いに隣接するジョイントユニットJUの下端の間は第1間隔GP1の程度で離隔され、互いに隣接するジョイントユニットJUの上端の間は第1間隔GP1より小さい第2間隔GP2の程度で離隔される。
【0122】
ジョイントユニットJUの両側が第1曲線部CVP1に配置される時、互いに隣接するジョイントユニットJUの下端の間が第1間隔GP1より狭くなり、互いに隣接するジョイントユニットJUの上端の間が第2間隔GP2より広くなり、かつジョイントユニットJUが第1曲線部CVP1に容易に配置されることができる。即ち、ジョイントユニットJUの両側が第1曲線部CVP1に配置される場合、ジョイントユニットJUは第1曲線部CVP1に沿って曲線軌跡を有するように配列されることができる。
【0123】
図示していないが、ジョイントユニットJUの両側が第2曲線部CVP2に配置される場合にも互いに隣接するジョイントユニットJUの下端の間が第1間隔GP1より狭くなり、互いに隣接するジョイントユニットJUの上端の間が第2間隔GP2より広くなり、かつ、ジョイントユニットJUが第2曲線部CVP2に沿って曲線軌跡を有するように配列されることができる。
【0124】
第1駆動ユニットDU1が回転し、ギヤ部GARの突起が第1曲線部CVP1に配置されたジョイントユニットJUの開口部OPに配置しながら、回転してジョイントユニットJUを移動させることができる。即ち、第1駆動ユニットDU1は支持部材SMに結合されて支持部材SMを第1及び第2ガイド部材GM1、GM2のガイド溝GGに沿って移動させる。
【0125】
図17図15に図示された第2及び第3駆動ユニットに連結された表示モジュールを示した図面である。
【0126】
図17を参照すれば、表示モジュールDMの表示パネルDPの一端は第2駆動ユニットDU2に連結される。第2駆動ユニットDU2は表示パネルDPを巻き取り(rolling)、又は巻き出す(unrolling)。表示パネルDPは巻き出されて平らな状態に拡げられた第1部分PT1及び第1部分PT1から第1方向DR1に延長して第2駆動ユニットDU2に巻き取られた第2部分PT2を含む。表示パネルDPの一端は第2部分PT2の終端に定義される。
【0127】
第1部分PT1は第2駆動ユニットDU2に巻き出されない部分として第2駆動ユニットDU2の回転に応じて変更されることができる。第2部分PT2もやはり第2駆動ユニットDU2の回転に応じて変更されることができる。例えば、第2駆動ユニットDU2が時計回りに回転すると、第1部分PT1は減少し、第2部分PT2は増加する。第2駆動ユニットDU2が反時計回りに回転すると、第1部分PT1は増加し、第2部分PT2は減少する。
【0128】
表示モジュールDMのウインドウWINの一端は第3駆動ユニットDU3に連結される。ウインドウWINは第1部分PT1と接触し、第2部分PT2と分離される。ウインドウWINは第1部分PT1上に配置されて第1部分PT1に接触された第1ウインドウWIN1及び第2部分PT2と分離されて第3駆動ユニットDU3に連結された第2ウインドウWIN2を含む。第1ウインドウWIN1は巻き出されたウインドウWINの部分として定義され、第2ウインドウWIN2は第3駆動ユニットDU3に巻き取られたウインドウWINの部分として定義される。第2ウインドウWIN2は第1ウインドウWIN1から第1方向DR1に延長して第3駆動ユニットDU3に巻き取られる。ウインドウWINの一端は第2ウインドウWIN2の終端として定義される。
【0129】
第1部分PT1は透明なウインドウWINを通じて外部に露出される。第2部分PT2は実質的にケースCS内に収容されて外部に露出されない。第1ウインドウWIN1は外部に露出され、第2ウインドウWIN2は実質的にケースCS内に収容されて外部に露出されない。
【0130】
第1ウインドウWIN1及び第2ウインドウWIN2は第3駆動ユニットDU3の回転に応じて変更されることができる。例えば、第3駆動ユニットDU3が時計回りに回転すると、第1ウインドウWIN1は減少し、第2ウインドウWIN2は増加する。第3駆動ユニットDU3が反時計回りに回転すると、第1ウインドウWIN1は増加し、第2ウインドウWIN2は減少する。
【0131】
第2方向DR2に表示パネルDP及びウインドウWINの各々の長さは第1ガイド部材GM1と第2ガイド部材GM2との間の第1距離DT1と同一である。
【0132】
図18図15に図示された支持部材に表示モジュールが配置された状態を例示的に示す断面図である。図19図18に図示された第1、第2、及び第3駆動ユニットの回転に応じて移動する支持部材及び表示モジュールを示した図面である。
【0133】
説明を簡易にするために第1ガイド部材GM1の内側面IS1の断面図が図示されたが、第2ガイド部材GM2の内側面IS2の断面図も第1ガイド部材GM1の内側面IS1の断面図と同一である。
【0134】
図18を参照すれば、ジョイントユニットJUの両側は第1駆動ユニットDU1に隣接する第1延長部EX1の所定部分、第2延長部EX2、第3延長部EX3、及び第1及び第2曲線部CVP1、CVP2に配置される。例示的には、第1延長部EX1の所定部分は第2延長部EX2に重畳する部分である。結合部CPは表示パネルDPの一端の反対端である表示パネルDPの他端、ウインドウWINの一端の反対端であるウインドウWINの他端、及び表示パネルDPの他端に重畳する支持部材SMの終端を連結する。したがって、結合部CPは表示パネルDPの他端、ウインドウWINの他端、及び表示パネルDPの他端に重畳する支持部材SMの終端を相互固定する。支持部材SMは表示パネルDPの下部に配置される。
【0135】
第2及び第3駆動ユニットDU2、DU3に連結された表示パネルDP及びウインドウWINは第3ガイド部材GM3に向かって配置される。表示パネルDPの第1部分PT1及びウインドウWINの第1ウインドウWIN1が第3ガイド部材GM3に向かって配置される。
【0136】
支持部材SMは巻き出された表示パネルDPの第1部分PT1の下部に配置されて、第1部分PT1の下部に接触し、第1部分PT1を支持する。支持部材SMは第2部分PT2と分離される。支持部材SMは表示パネルDPの一部である第1部分PT1を支持する。
【0137】
図15で説明されたように、ジョイントユニットJUの挿入部INPがガイド溝GGに挿入される。図16で説明されたように、第1駆動ユニットDU1のギヤ部GARの突起は第1曲線部CVP1に配置されたジョイントユニットJUの開口部OPに挿入される。
【0138】
図19を参照すれば、第1、第2、及び第3駆動ユニットDU1、DU2、DU3は反時計回りに回転する。このような場合、図16で説明されたように、ギヤ部GARの突起が第1曲線部CVP1に配置されたジョイントユニットJUの開口部OPに挿入されながら、回転してジョイントユニットJUを移動させる。
【0139】
結合部CPに支持部材SM、表示パネルDP、及びウインドウWINが連結されており、ジョイントユニットJUが第1駆動ユニットDU1の回転に応じて第1延長部EX1に沿って第3ガイド部材GM3に向かって移動する。したがって、表示パネルDP及びウインドウWINの露出領域が拡大されるように表示パネルDP及びウインドウWINが巻き出されて移動することができる。表示パネルDP及びウインドウWINは第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2に沿って移動し、第3ガイド部材GM3に向かって移動する。
【0140】
第1、第2、及び第3駆動ユニットDU1、DU2、DU3が時計回りに回転する場合、ジョイントユニットJUが移動して、図18に図示されたように、ジョイントユニットJUがガイド溝GGに配置される。したがって、表示パネルDP及びウインドウWINが第2及び第3駆動ユニットDU2、DU3に巻き取られて表示パネルDP及びウインドウWINの露出領域が縮小されることができる。表示パネルDP及びウインドウWINは第1ガイド部材GM1及び第2ガイド部材GM2に沿って移動し、第3ガイド部材GM3から遠くなるように移動する。
【0141】
ジョイントユニットJUの両側がガイド溝GGに挿入されて第1及び第2ガイド部材GM1、GM2によって支持されるので、ジョイントユニットJUは露出領域を拡大するために巻き出された表示パネルDPをより平坦に支持することができる。
【0142】
第1、第2、及び第3駆動ユニットDU1、DU2、DU3の少なくとも2つが第3方向DR3に配列される場合、駆動ユニットを配置するためにガイド部材GMの厚さが厚くなる。しかし、本発明の実施形態で、第1、第2、及び第3駆動ユニットDU1、DU2、DU3は第1方向DR1に配列されるので、ガイド部材GMの厚さが薄くなる。
【0143】
先に説明したように、開口部OPがジョイントユニットJUの一部のジョイントユニットJUに定義されてもよい。例えば、図2で説明されたように、ノーマルモードで表示モジュールDMの一部が映像開口部IOPの1/3に該当する部分を通じて外部に露出される。このような場合、映像開口部IOPの1/3に該当する部分に配置されたジョイントユニットJUは開口部OPを含まず、残りのジョイントユニットJUは開口部OPを含むようにすればよい。
【0144】
例えば、ノーマルモードで第1部分PT1は表示パネルDPの1/3に該当する部分であり、常に基本的に外部に露出される部分である。したがって、第1部分PT1は表示パネルDPの1/3に該当する部分でそれ以上減少されないため、図3及び図4に図示されたように拡張されることができる。このような場合、ノーマルモードで映像開口部IOPの1/3に該当する部分に配置されたジョイントユニットJUはギヤ部GARに移動する必要がないので、開口部OPを含まなくともよい。
【0145】
図20図18に図示された表示パネルの上面及びウインドウの下面上に配置された機能性層を示す図面である。図21図18に図示された表示パネルの下面とジョイントユニット各々の表面上に配置された磁性層を示す図面である。
【0146】
図20には巻き出された表示パネルDPの所定部分及び巻き出されたウインドウWINの所定部分が図示された。説明を簡易にするために、ウインドウWINは表示パネルと離隔されて図示されたが、実質的に、巻き出されたウインドウWIN及び巻き出された表示パネルDPは図18に図示されたように互いに接触することができる。
【0147】
図21には巻き出された表示パネルDPの所定部分及びジョイントユニットJUのうち所定の数が図示された。説明を簡易にするために、ジョイントユニットJUは表示パネルDPと離隔されて図示されたが、実質的に図18に図示されたように、ジョイントユニットJUは巻き出された表示パネルDPの下部に接触して表示パネルDPを支持する。
【0148】
図20を参照すれば、表示パネルDPの上面及び表示パネルDPの上面と対向するウインドウWINの下面上に機能性層AFが配置される。機能性層AFはアンチフィンガープリント(anti-fingerprint)機能性層として定義される。
【0149】
機能性層AFは弗素を含む。機能性層AFは表示パネルDPの上面及びウインドウWINの下面に滑らかな表面を提供する。第3方向DR3を基準にして機能性層AFは数十Åの厚さを有する。
【0150】
表示パネルDPの上面とウインドウWINの下面に機能性層AFが提供されない場合、表示パネルDPの上面又はウインドウWINの下面に粒子が吸着されることがある。表示パネルDPの上面又はウインドウWINの下面に吸着された粒子によって表示パネルDPの上面及びウインドウWINの下面が損傷されることがある。
【0151】
しかし、本発明の実施形態で、表示パネルDPの上面とウインドウWINの下面に配置された機能性層AFによって、粒子が表示パネルDPの上面又はウインドウWINの下面に吸着されない。したがって、粒子による表示パネルDPの上面及びウインドウWINの下面の損傷を防止することもできる。
【0152】
図21を参照すれば、表示パネルDPの下面上に磁性物質MCがコーティングされる。また、ジョイントユニットJUの各々の表面上に磁性物質MCがコーティングされることができる。磁性物質MCがコーティングされた層は磁性層MCとして定義される。磁性層MCはフェライト(ferrite)又はネオジム(neodymium)のような希土類を含むことができる。
【0153】
表示パネルDPの下面とジョイントユニットJUの表面に配置された磁性層MCによって発生された引力によって、表示パネルDPがジョイントユニットJUに接触することができる。したがって、表示パネルDPがジョイントユニットJUによって容易に支持されることができる。
【0154】
前述したように、ジョイントユニットJUは金属物質を含む。したがって、ジョイントユニットJUに提供された磁性層MCは省略されてもよい。ジョイントユニットJUに提供された磁性層MCが省略されても、金属物質を含むジョイントユニットJUは表示パネルDPの下面上に配置された磁性層MCによって表示パネルDPに接触されることができる。
【0155】
図22乃至図31は本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝及びジョイントユニットの多様な実施形態及び第3駆動ユニットの多様な配置位置を示した図面である。
【0156】
説明を簡易にするために、図22図23図27図28、及び図29図12に対応する内側面図が図示されている。ガイド溝GG_1、GG_2の構成、ジョイントユニットJU_1、JU_2の構成、及び第3駆動ユニットDU3の配置位置を除外すれば、本発明の他の実施形態に係る表示装置の構成は図1乃至図20を参照して説明された表示装置DDの構成と同一である。
【0157】
したがって、以下、図22乃至図31を参照して、ガイド溝GG_1、GG_2の構成、ジョイントユニットJU_1、JU_2の構成、及び第3駆動ユニットDU3の配置位置が主に説明され、表示装置DDの構成と同一な構成は同一な符号を使用して図示した。
【0158】
図22は本発明の他の実施形態に係る表示装置の第3駆動ユニットの配置を示す図面である。
【0159】
図22を参照すれば、第3駆動ユニットDU3は第2曲線部CVP2に隣接するように配置される。図12で第2駆動ユニットDU2に隣接するように配置された第3駆動ユニットDU3が図22で第2曲線部CVP2に隣接する位置に移動する。したがって、第1及び第2曲線部CVP1、CVP2及び第1駆動ユニットDU1は第2駆動ユニットDU2と第3駆動ユニットDU3との間に配置される。
【0160】
図示していないが、第3駆動ユニットDU3に連結されて巻き取られたウインドウWINはガイド溝GGの第2延長部EX2の下部を通過し、第2駆動ユニットDU2の右側を通過し、表示パネルDPの上に配置されることができる。
【0161】
図23は本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝の構成を示す図面である。図24乃至図26図23に図示されたガイド溝に配置されるジョイントユニットを示す図面である。
【0162】
説明を簡易にするために、図24乃至図26にはジョイントユニットJU_1の側面が図示し、開口部OPは図示しなかった。
【0163】
図23を参照すれば、ガイド溝GG_1は第1延長部EX1、第2延長部EX2、第3延長部EX3’、第4延長部EX4、第1曲線部CVP1、第2曲線部CVP2’、及び第3曲線部CVP3を含む。第1延長部EX1、第2延長部EX2、及び第1曲線部CVP1は図12に図示された第1延長部EX1、第2延長部EX2、及び第1曲線部CVP1と同一である。
【0164】
第3延長部EX3’は第1方向DR1に延長し、第1延長部EX1より小さい長さを有し、第2延長部EX2の下部に配置される。第2曲線部CVP2’は第2延長部EX2の一端の反対端である第2延長部EX2の他端から第3延長部EX3’の一端の反対端である第3延長部EX3’の他端まで曲線形状を有し、延長する。
【0165】
第2曲線部CVP2’の屈曲の方向は第1屈曲部CVP1の屈曲の方向と反対である。第3延長部EX3’の他端は第2延長部EX2の他端に隣接する。第3延長部EX3の一端は第3延長部EX3の他端より第1駆動ユニットDU1に隣接する。
【0166】
第4延長部EX4は第1方向DR1に延長し、第1延長部EX1より小さい長さを有し、第3延長部EX3’の下部に配置される。第3曲線部CVP3は第3延長部EX3’の一端から第3延長部EX3’の一端に隣接する第4延長部EX4の一端まで曲線形状を有し、延長する。
【0167】
第3曲線部CVP3の屈曲の方向は第1屈曲部CVP1の屈曲の方向と同一である。第4延長部EX4の一端は第4延長部EX4の一端の反対端である第4延長部EX4の他端より第1駆動ユニットDU1に隣接する。
【0168】
図24を参照すれば、ジョイントユニットJU_1の各々は第1、第2、及び第3突出部PRT1、PRT2’、PRT3及び本体部BDPを含む。第1及び第3突出部PRT1、PRT3及び本体部BDPはジョイントユニットJUの第1及び第3突出部PRT1、PRT3及び本体部BDPと同一である。
【0169】
第2突出部PRT2’は第3突出部PRT3と対称な形状を有する。したがって、h+1番目のジョイントユニットJUの第2突出部PRT2’の終端とh番目のジョイントユニットJUの本体部BDPの上端との間の間隔は第1間隔GP1を有する。また、第1方向DR1に対して、第2突出部PRT2’は第3突出部PRT3と同一な第1幅W1を有する。
【0170】
図25を参照すれば、ジョイントユニットJU_1の両側が第1曲線部CVP1及び第3曲線部CVP3に配置される時、互いに隣接するジョイントユニットJU_1の下端の間が第1間隔GP1より狭くなり、互いに隣接するジョイントユニットJU_1の上端の間が第1間隔GP1より広くなる。したがって、ジョイントユニットJU_1が第1曲線部CVP1及び第3曲線部CVP3の各々に沿って曲線軌跡を有するように配列される。
【0171】
図26を参照すれば、ジョイントユニットJU_1の両側が第2曲線部CVP2’に配置される時、互いに隣接するジョイントユニットJU_1の上端の間が第1間隔GP1より狭くなり、互いに隣接するジョイントユニットJU_1の下端の間が第1間隔GP1より広くなる。したがって、ジョイントユニットJU_1が第2曲線部CVP2’に沿って曲線軌跡を有するように配列される。
【0172】
ジョイントユニットJU_1がガイド溝GG_1に配置された構成が説明されたが、これに限定されず、ジョイントユニットJU_1は図12に図示されたガイド溝GGに配置されてもよい。
【0173】
図27は本発明の他の実施形態に係る表示装置の第3駆動ユニットの配置を示す図面である。
【0174】
図27を参照すれば、ガイド溝GG_1は、実質的に図23に図示されたガイド溝GG_1と同一である。また、第3駆動ユニットDU3の配置位置は実質的に図22に図示された第3駆動ユニットDU3の配置位置と同一である。
【0175】
第3駆動ユニットDU3は第2曲線部CVP2’に隣接するように配置される。第1、第2、及び第3曲線部CVP1、CVP2’、CVP3及び第1駆動ユニットDU1は第2駆動ユニットDU2と第3駆動ユニットDU3との間に配置される。
【0176】
図28は本発明の他の実施形態に係る表示装置のガイド溝の構成を示す図面である。
【0177】
図28を参照すれば、ガイド溝GG_2は第1延長部EX1、第2延長部EX2’、第3延長部EX3”、第1曲線部CVP1、及び第2曲線部CVP2”を含む。第1延長部EX1及び第1曲線部CVP1は図12に図示された第1延長部EX1及び第1曲線部CVP1と同一である。
【0178】
第2延長部EX2’は第1延長部EX1より小さい長さを有し、第1方向DR1に対して90°より小さい角度を成し、延長する。第3延長部EX3”は第1方向DR1に延長し、第1延長部EX1より小さい長さを有し、第2延長部EX2’の下部に配置される。
【0179】
第2曲線部CVP2”は第2延長部EX2の一端の反対端である第2延長部EX2の他端から第3延長部EX3”の一端の反対端である第3延長部EX3”の他端まで曲線形状を有し、延長する。第2曲線部CVP2”の屈曲の方向は第1曲線部CVP1の屈曲の方向と反対である。
【0180】
図示しなかったが、第1曲線部CVP1及び第2曲線部CVP2”に配置されるジョイントユニットは図24に図示されたジョイントユニットJU_1である。第1曲線部CVP1に配置されるジョイントユニットJU_1は図25に図示されたジョイントユニットJU_1のように配列される。第2曲線部CVP2”に配置されるジョイントユニットJU_1は図26に図示されたジョイントユニットJU_1のように配列される。
【0181】
図29は本発明の他の実施形態に係る表示装置の第3駆動ユニットの配置を示す図面である。
【0182】
図29を参照すれば、ガイド溝GG_2は実質的に、図28に図示されたガイド溝GG_2と同一である。また、第3駆動ユニットDU3の配置位置は実質的に図22に図示された第3駆動ユニットDU3の配置位置と同一である。
第3駆動ユニットDU3は第2曲線部CVP2”に隣接するように配置される。第1及び第2曲線部CVP1、CVP2”及び第1駆動ユニットDU1は第2駆動ユニットDU2と第3駆動ユニットDU3との間に配置される。
【0183】
図30及び図31は本発明の他の実施形態に係る表示装置のジョイントユニットを示した図面である。
【0184】
図30及び図31を参照すれば、ジョイントユニットJU_2は第2方向DR2に延長し、第1方向DR1に配列される。ジョイントユニットJUのようにジョイントユニットJU_2にも開口部OPが定義される。
【0185】
第2方向DR2を基準にして互いに対向するジョイントユニットJU_2の両側面上に複数の連結部CNPが配置される。連結部CNPによってジョイントユニットJU_2は互いに回転するように連結される。具体的には、連結部CNPは複数の連結ユニットCU及び複数のピンユニットPINを含む。連結ユニットCUの各々には第1方向DR1に離隔された複数の第1ホールH1が定義される。
【0186】
ジョイントユニットJU_2の各々は第2方向DR2にジョイントユニットJU_2の各々の両側面の各々で突出された突出部PRTを含む。突出部PRTはジョイントユニットJU_2の各々の両側面の各々の中心部に配置される。突出部PRTは省略されることができる。
【0187】
例示的には、図30及び図31にはジョイントユニットJU_2の各々の一側面のみが図示されたが、ジョイントユニットJU_2の各々の一側面の反対面であるジョイントユニットJU_2の各々の他側面もジョイントユニットJU_2の各々の一側面と同一な構造を有する。
【0188】
ジョイントユニットJU_2の各々の両側面の各々には複数の第2ホールH2が定義される。第2ホールH2は第1方向DR1に互いに離隔され、第2方向DR2に延長する。第2ホールH2は突出部PRTを介しての各々1つずつ配置される。
【0189】
第1ホールH1が第2ホールH2に重畳するように連結ユニットCUがジョイントユニットJU_2の両側面上に配置される。互いに隣接する2つのジョイントユニットJU_2の側面上に1つの連結ユニットCUが配置される。ピンユニットPINが第1及び第2ホールH1、H2に挿入されて、ジョイントユニットJU_2が互いに回転するように連結される。
【0190】
以上、実施形態を参照して説明したが、該当技術分野の熟練された当業者は下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解するべきである。また、本発明に開示された実施形態は本発明の技術思想を限定するためのことではなく、下記の特許請求の範囲及びそれと同等な範囲内にあるすべての技術思想は本発明の権利範囲に含まれることと解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0191】
DD:表示装置
DM:表示モジュール
DP:表示パネル
WIN: ウインドウ
CS:ケース
GM:ガイド部材
GM1、GM2、GM3、GM4:第1、第2、第3、及び第4ガイド部材
DU1、DU2、DU3:第1、第2、及び第3駆動ユニット
GG:ガイド溝
EX1、EX2、EX3:第1、第2、第3延長部
CVP1、CVP2:第1及び第2曲面部
RU:回転軸ユニット
GAR:ギヤ
JU:ジョイントユニット
PRT1:第1突出部
PRT2:第2突出部
PRT3:第3突出部
BDP:本体部
OP:オープン部
CG:ガイド溝
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31