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  • 特許-スチーム式シワ伸ばし装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-02
(45)【発行日】2023-11-13
(54)【発明の名称】スチーム式シワ伸ばし装置
(51)【国際特許分類】
   D06F 75/12 20060101AFI20231106BHJP
   D06F 75/20 20060101ALI20231106BHJP
【FI】
D06F75/12
D06F75/20
【請求項の数】 9
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019190533
(22)【出願日】2019-10-17
(65)【公開番号】P2020062411
(43)【公開日】2020-04-23
【審査請求日】2022-10-04
(31)【優先権主張番号】1871215
(32)【優先日】2018-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】594034072
【氏名又は名称】セブ ソシエテ アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ドミニク ジェリュス
(72)【発明者】
【氏名】ダヴィッド カストベール
【審査官】大内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】仏国特許出願公開第03060027(FR,A1)
【文献】特開平08-131696(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 75/10~75/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スチームアイロンおよび/またはスチーム式シワ伸ばし装置であって、シワ伸ばしを行う衣類に対して垂直方向に対面するようにした処理面(30A)を有し、かつ少なくとも1つのスチーム出口ポート(31)を備えるスチーム噴出ヘッド(3)に連結されたハンドル(2)と、瞬間蒸発室、及び、前記蒸発室(60)の温度を指令温度の近傍に維持するようにサーモスタットによって調節される電気抵抗(62)を有する加熱部(6)を備える前記スチーム噴出ヘッド(3)と、前記蒸発室(60)内に液体を注入するための電動ポンプ(5)と、を備え、前記ポンプ(5)は、前記サーモスタットによる前記電気抵抗(62)の給電状態に関する情報を受信する制御回路によって駆動され、前記制御回路は、前記電気抵抗(62)の給電状態に応じて前記ポンプ(5)の動作条件を変更し、前記電気抵抗(62)への給電があるときは、前記ポンプ(5)を第1の流量で動作し、前記電気抵抗(62)への給電がないときは、前記ポンプ(5)を第2の流量で動作し、前記第2の流量は前記第1の流量よりも低いことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記ポンプの前記制御回路に接続され、前記ポンプを起動および/または停止することを可能とするボタンを備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ボタンは、作動されると前記ポンプの動作を制御するトリガーであり、前記トリガーを解放すると前記ポンプが停止することを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記ポンプの前記第2の流量は、前記ポンプへの供給電流をチョッパ制御することによって得られることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記ポンプの前記第2の流量は、前記ポンプの前記第1の流量の75%未満あることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記ポンプの前記第2の流量は、前記ポンプの前記第1の流量の50%未満であることを特徴とする請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記第1の流量は、20~50g/分であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記処理面(30A)は、前記ヘッド(3)の長手方向端部に配置されたエンドプレート(30)によって担持され、前記ハンドル(2)は、前記ヘッド(3)に対して横断方向に延びることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記ヘッド(3)と、前記ハンドル(2)と、前記加熱部(6)と、前記ポンプ(5)と、前記制御回路と、液体タンク(10)とを含む手持ち式のハウジングを備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シワ伸ばしを行う衣類に対して垂直方向に対面するようにした処理面を有し、かつ少なくとも1つのスチーム出口ポートを備えるスチーム噴出ヘッドに連結されたハンドルを備えるスチームアイロン/およびまたはスチーム式シワ伸ばし装置の分野に関する。
【0002】
本発明はより詳細には、瞬間蒸発室、及び、蒸発室の温度を指令温度の近傍に維持するようにサーモスタットによって調節される電気抵抗を有する加熱部を備えるスチーム噴出ヘッドと、蒸発室内に液体を注入するための電動ポンプと、を備える装置に関係する。
【背景技術】
【0003】
このような装置は、例えば、特許文献1によって知られている。
【0004】
電動ポンプによって水が注入される瞬間蒸発室が装備されたこうした装置は、高い蒸気流量が得られるという利点を有する。しかし、特定の条件下では、特に、ヘッドを側方に傾けた状態で使用した後では、蒸発していない水の排出が認められる。実際、これらの条件では、加熱要素の一部が水と接触していないため、サーモスタットによって加熱が頻繁に切られ、加熱要素の給電が切れている間に蒸発室内に水が急速にたまる。その後、サーモスタットが閉じると、加熱要素によって与えられる大きな出力は蒸発室の中に蓄積された水の一部が蒸発することによる強いスチーム流を急速に発生させ、それが蒸発室内に蓄積された水に由来する水滴を同伴することで、その水滴がスチーム出口穴から吐き出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】仏国特許第3060027号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以下に説明する発明は、特に、大流量のスチームを発生させ、かつあらゆる姿勢で使用することのできるシワ伸ばし装置でありながら、スチーム出口ポートから水滴が噴き出すリスクを減らした装置を提案することによって、そうした不都合に対処することを目指すものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的は、スチームアイロンおよび/またはスチーム式シワ伸ばし装置であって、シワ伸ばしを行う衣類に対して垂直方向に対面するようにした処理面を有し、かつ少なくとも1つのスチーム出口ポートを備えるスチーム噴出ヘッドに連結されたハンドルと、瞬間蒸発室、及び、蒸発室の温度を指令温度の近傍に維持するようにサーモスタットによって調節される電気抵抗を有する加熱部を備えるスチーム噴出ヘッドと、蒸発室内に液体を注入するための電動ポンプと、を備え、ポンプは、サーモスタットによる電気抵抗の給電状態に関する情報を受信する制御回路によって駆動され、制御回路は、電気抵抗の給電状態に応じてポンプの動作条件を変更し、電気抵抗への給電があるときは、ポンプを第1の流量で動作し、電気抵抗への給電がないときは、ポンプを第2の流量で動作し、第2の流量は第1の流量よりも低いことを特徴とする装置によって達成される。
【0008】
このような特徴により、電気抵抗への給電がないときには、蒸発室内に注入される水の流量を制限することができる。それにより、電気抵抗が水を蒸発させるためのエネルギーを供給しないときには蒸発室に送られる水の量を減らし、スチーム流と一緒に水滴が押し出されるリスクを減らすことができる。反対に、電気抵抗への給電があるときは、ポンプの流量を増やして、瞬間蒸発室内に水がたまるリスクをおかすことなく大量のスチームを発生させるためにその利用可能な出力を生かすことができる。
【0009】
サーモスタットとは、機械的、電気的または電子的のいずれであるかにかかわらず、所定の値の近傍に温度を維持できるあらゆる調節デバイスをいう。
【0010】
ポンプの流量とは、一定時間におけるポンプの平均流量をいう。この流量は、ポンプの連続動作によるものであっても、所与の期間にわたって給電のチョッパ制御を行うことなどで得られるポンプの断続的動作によるものであってもよい。
【0011】
本発明の有利な特徴によれば、装置は、ポンプの制御回路に接続され、ポンプを起動および/または停止することを可能とするボタンを備える。
【0012】
このボタンはユーザーが装置によるスチームの噴出をコントロールできるようにするものであり、ユーザーはそれにより、必要のないときはスチームの噴出を容易に停止することができる。
【0013】
本発明の別の有利な特徴によれば、ボタンは、作動されるとポンプの動作を制御するトリガーであり、トリガーを解放するとポンプが停止する。
【0014】
このような特徴は、装置使用時の非常に優れた人間工学を提供することができる。
【0015】
本発明の別の特徴によれば、ポンプの第2の流量は、ポンプへの供給電流をチョッパ制御することによって得られる。
【0016】
このような特徴はシンプルかつ経済的にポンプの流量の低減を得ることを可能にする。
【0017】
本発明の別の有利な特徴によれば、ポンプの第2の流量は、ポンプの前記第1の流量の75%未満、好ましくは50%未満である。
【0018】
このような流量の制限は蒸発室内に水がたまるリスクを大幅に抑え込むことができる。
【0019】
本発明のさらに別の有利な特徴によれば、第1の流量は、20~50g/分である。
【0020】
このような特徴は、スチーム流による非常に優れたアイロン掛け/シワ伸ばし性能を得ることを可能にする。
【0021】
本発明のさらに別の有利な特徴によれば、蒸発室は加熱部のエンクロージャの中央で突き出し、エンクロージャは蒸発室の周囲に分配回路を画定する。
【0022】
本発明のさらに別の有利な特徴によれば、処理面は、ヘッドの長手方向端部に配置されたエンドプレートによって担持され、ハンドルは、ヘッドに対して横断方向に延びる。
【0023】
本発明のさらに別の有利な特徴によれば、加熱部はエンドプレートと接する前面を有しており、その前面は処理面のスチーム出口穴を加熱部のエンクロージャと連通させるスリットを備える。
【0024】
このような特徴は、処理面を加熱部と熱的に結合して処理面の温度を100℃超に維持することで、スチームがそこで凝縮するのを防ぐ。
【0025】
本発明のさらに別の特徴によれば、装置は、ヘッドと、ハンドルと、加熱部と、ポンプと、制御回路と、液体タンクとを含む手持ち式のハウジングを備える。
【0026】
このような構造は、非常に優れた蒸発性能を持つコンパクトな装置の実現を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0027】
本発明の目的、態様および利点については、非限定的な例として添付の図面を参照しながら以下に行う本発明の具体的な実施形態に関する説明によってよりよく理解される。
図1】本発明の具体的な実施形態によるアイロン装置の斜視図である。
図2】装置のヘッドを覆うハウジングの一部を取り外した図1の装置の別の斜視図である。
図3図1の装置に装備された加熱部の分解斜視図である。
図4】カバーを取り外した加熱部の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図示したのは本発明の理解に必要な要素だけである。図面を読み取りやすくするため、同じ要素には図面をまたいで同じ符号が与えられている。
【0029】
この明細書でシワ伸ばし装置の説明に用いる「水平」、「垂直」、「下部」、「上部」、「前部」、「後部」、「底部」、「最上部」などの用語は装置をその脚の上に平らに置いたときのものであることに留意する必要がある。
【0030】
図1は、ハンドル2およびスチーム噴出ヘッド3とが載置された台座1を有するプラスチック製の手持ち式のハウジングを備えるアイロン装置を示しており、台座1は、装置をほぼ垂直な姿勢に安定して下から支えることができる脚をその平坦な下面に備える。
【0031】
装置の台座1は屋内配線に接続することができる電源コード11を備え、スチーム噴出ヘッド3は、装置の通電を可能にするボタン4(図2で見えるもの)を具備する後面を有する。
【0032】
台座1の中には図1に点線で示された電動ポンプ5が収められており、その動作はトリガー52と電子駆動ボード9とを備える制御回路によって制御される。トリガー52は有利にはハンドル2の頂部に配置され、駆動ボード9に接続されたスイッチを既知の方法で作動させ、トリガーが作動された時にポンプ5を動作させ、トリガー52が解放された時にポンプ5の停止を制御する。ポンプ5には、一部は台座1内に、またハンドル2の下部内に設けられたタンク10から液体が供給されるが、そのタンク10は有利には充填を容易にするために装置から取り外すことができる。
【0033】
スチーム噴出ヘッド3は、ハンドル2の長手方向に対して横断方向に延びる細長い形状を有し、シワ伸ばしを行う衣類に対して垂直方向に対面するようにした処理面30Aを有する平坦なエンドプレート30を具備する長手方向端部を備え、そのエンドプレート30はスチーム流を噴出するスロット31を備える。
【0034】
図2に示すように、スチーム噴出ヘッド3は、Y字形のシリコーン管51によってポンプ5と連結された2つのノズル50を受け入れるカバー7によって上端を閉ざされた加熱部6を内蔵しており、加熱部6はエンドプレート30と熱的に接触状態となる前面を持つ略直方体形状を有する。
【0035】
図4および5に示すように、加熱部6は、中央に蒸発室60が配置されたエンクロージャを画定し、蒸発室60は、半円形の前端及び直線形状の後端を有する外周壁61によって側方が画定される。蒸発室60は、外周壁61の頂部に密閉して覆うようになっているカバー7により、その上端が閉じられる。
【0036】
加熱部6のエンクロージャは、外周壁61の外側に、蒸発室60の両側に分配回路8を画定する容積を含み、蒸発室60によって発生するスチームはその容積内を加熱部6の前面に設けられたスリット80(図3に図示)に向かって流れることができ、そのスリット80は、ヘッド3の処理面30Aのスチーム噴出スロット31の形状に対応する形状を有する。
【0037】
加熱部6は1200W~2000Wの間、好ましくは1800W前後の出力のU字形シールド抵抗のタイプの電気抵抗62が埋め込まれたアルミニウム鋳造物によって構成されることが有利である。電気抵抗62への給電は、サーモスタット(図示せず)によって蒸発室60の中心において測定された指令温度Tc近傍に調節される。好ましくは、指令温度Tcの値は、ユーザーによって調節され得ないものであり、110°C~180°Cの間である。
【0038】
サーモスタットは、蒸発室60の底部の壁に付加されたバイメタル型の機械的サーモスタットからなるものであることも、または機械的サーモスタットに代えて配置され、電気抵抗62の電子制御ボードと連係させたCTN型の温度センサからなるものであることもできる。
【0039】
サーモスタットは、例えば、有線接続によってポンプ5の駆動ボード9と連絡し、ボードに対して電気抵抗62の給電状態に関する情報を伝える。
【0040】
加熱部6は、サーモスタットが故障したときに、電気抵抗62への給電を遮断する可融性のカットオフヒューズも備えることができ、そのようなカットオフは、例えば、加熱部6の温度が250℃を超えたときに作用させることができる。
【0041】
ポンプ5の駆動ボード9は、以下に説明する動作プロセスを実行するマイクロプロセッサを備える。
【0042】
ボタン4が押されて装置が起動すると、装置は、蒸発室60の温度が指令温度Tcに達するまで蒸発室60の電気抵抗62に給電する予熱ステップを実行し、その際、電気抵抗62への給電はサーモスタットによってその指令温度Tcの近傍に調節される。
【0043】
好ましくは、この予熱ステップでは、蒸発室60の温度が指令温度Tcに達しないうちは、トリガー52の作動がポンプ5の動作を引き起こさない。
【0044】
予熱ステップの終了後は、蒸発室60の温度はサーモスタットによって指令温度Tcの近傍に維持される。すなわち、測定温度が指令温度Tcを超えるとサーモスタットが電気抵抗62への給電を遮断し、反対に、測定温度が指令温度Tcを下回ると電気抵抗62への給電を行う。
【0045】
予熱ステップ終了後に、ユーザーがトリガー52を作動させると、駆動ボード9が電気抵抗62の給電状態に応じた流量でポンプ5の動作を制御する。
【0046】
トリガー52が作動し、サーモスタットが電気抵抗62に給電しているという情報が駆動ボード9へと送られると、駆動ボード9は、第1の流量、すなわち、最大流量で、有利には、40g/分前後の流量となるようにポンプ5の動作を制御する。
【0047】
トリガー52が作動し、サーモスタットが電気抵抗62に給電していないという情報が駆動ボード9へと送られると、駆動ボード9は、第2の流量、すなわち、低流量で、有利には、15g/分前後の流量となるようにポンプ5の動作を制御する。このポンプ5の低流量は、例えば、ポンプ5への供給電流をチョッパ制御することによって得ることができる。
【0048】
ユーザーによって、トリガー52の作動状態が維持されている間に、電気抵抗62の給電状態が変化すると、駆動ボード9は、上記で定義された動作規則に従ってポンプ5の流量を適宜適合させる。
【0049】
これにより、スチームポートから水が流れ出るリスクを抑えつつ、低い熱容量を有する蒸発室で高流量のスチームを発生させることのできる装置を提供する。
【0050】
実際、電気抵抗60への給電がないときには、加熱部6の質量に蓄えられた熱エネルギーのみが、蒸発室60内に注入された水の蒸発を行うことができる。加熱部6の質量には限度があり、装置は限られた重量を維持し、使用時の優れた人間工学性能を有するため、電気抵抗62への給電がないときは、蒸発室60の蒸発能力はより弱いものとなる。
【0051】
そこで、電気抵抗62への給電がないときには、ポンプ5の注入流量を減らすことで、蒸発室60内に注入された水の一部が蒸発しないリスクは小さくなる。
【0052】
このようにして製造された装置は、重量を減らし、蒸発室内に注入される水の不完全な蒸発による水の流出リスクを抑えつつ、より高いスチーム流量による性能の向上を得るという利点を有する。
【0053】
本発明は、あくまでも例として説明し、図解した実施形態にいささかも限定されるものでないことは言うまでもない。各種要素の構造の観点から、または技術的等価物による代替などで、本発明の保護分野から外れることなく変更を加えることはなおも可能である。
【0054】
そのため、変形実施形態では、ポンプの最大流量は、この目的のために設けられたボタンによって調節可能であってもよい。
【0055】
そこで、図示しない変形実施形態では、タンクおよび場合によってポンプは別の基台に移すこともできる。その場合、基台はタンクから蒸発室に向かう水の循環を可能にする配管によってスチーム噴出ヘッドに連結される。
【0056】
そこで、図示しない変形実施形態では、アイロン装置は、加熱部に熱的に接する金属製の底を備えるアイロンであることができる。
図1
図2
図3
図4