(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-02
(45)【発行日】2023-11-13
(54)【発明の名称】アプリケーション機能の実現方法、装置、機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/06 20120101AFI20231106BHJP
【FI】
G06Q20/06
(21)【出願番号】P 2020529588
(86)(22)【出願日】2019-01-18
(86)【国際出願番号】 CN2019072340
(87)【国際公開番号】W WO2019237740
(87)【国際公開日】2019-12-19
【審査請求日】2020-05-29
【審判番号】
【審判請求日】2022-06-29
(31)【優先権主張番号】201810610018.1
(32)【優先日】2018-06-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512015127
【氏名又は名称】バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【氏名又は名称】上田 邦生
(72)【発明者】
【氏名】チャイ, キャオジ
(72)【発明者】
【氏名】チャン, ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ヤンチャオ
(72)【発明者】
【氏名】ロン, リリー
【合議体】
【審判長】佐藤 智康
【審判官】中野 浩昌
【審判官】松尾 俊介
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-527927(JP,A)
【文献】特表2016-527615(JP,A)
【文献】木下 学,自分で作るブロックチェーン Webアプリケーション,日経ソフトウエア,日経BP社,2018年3月24日,第21巻第3号,36-46頁
【文献】野口悠紀雄,入門 ビットコインとブロックチェーン,株式会社PHP研究所,第1版第5刷,2018年3月7日,177-181頁
【文献】大塚雄介,いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン,株式会社ディスカバー・トゥエンティワン,第11刷,2018年1月20日,218-224頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービスプラットフォームに適用されるアプリケーション機能の実現方法であって、
前記アプリケーション機能が、試合クイズであり、
アクセスインターフェース提供モジュールが、
前記サービスプラットフォームにログインした登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを提供するステップ
であって、前記アクセスインターフェースは、少なくとも一つの試合イベントのクイズオプションを表示するものであるステップと、
取引要求取得モジュールが、
他の登録機関によるクイズオプションの入力に基づいて、クイズターゲット内容とクイズ支払い資産を取得するステップと、
前記取引要求取得モジュールが、前記クイズターゲット内容と前記クイズ支払い資産とに基づいて、資産移転取引要求を生成するステップと、
取引要求送信モジュールが、前記資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加するステップと
、を含むことを特徴とする、アプリケーション機能の実現方法。
【請求項2】
前記アプリケーション機能の実現方法は、
原資産取得モジュールが、ブロックチェーンネットワークによって生成された原資産を取得するステップと、
原資産割り当てモジュールが、前記原資産を設定規則に従って前記登録機関に割り当てるステップと、
取引要求送信モジュールが、前記登録機関の資産データを取引要求としてブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のアプリケーション機能の実現方法。
【請求項3】
前記原資産割り当てモジュールが、前記原資産を設定規則に従って前記登録機関に割り当てるステップは、
前記原資産割り当てモジュールが、前記原資産を、前記登録機関の重み値に基づいて各前記登録機関に割り当てるステップを含むことを特徴とする、請求項2に記載のアプリケーション機能の実現方法。
【請求項4】
前記アプリケーション機能の実現方法は、
前記サービスプラットフォームでの前記登録機関のログイン状態と、
アプリケーション機能に対する前記登録機関の発行状況と運用状況と、
前記登録機関が新規登録機関を招待した数のうちの少なくとも一つに基づいて、前記登録機関の重み値を調整するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載のアプリケーション機能の実現方法。
【請求項5】
前記アプリケーション機能の実現方法は、
権限レベル決定モジュールが、新規登録機関の登録要求を取得し、前記新規登録機関の情報に基づいて登録機関の権限レベルを決定するステップをさらに含み、前記権限レベルは、アプリケーション機能の発行権限に対応することを特徴とする、請求項1に記載のアプリケーション機能の実現方法。
【請求項6】
前記アプリケーション機能の実現方法は、
権限レベル調整モジュールが、登録機関の資産データに基づいて、前記登録機関の権限レベルを調整するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載のアプリケーション機能の実現方法。
【請求項7】
前記アプリケーション機能の実現方法は、
情報取得モジュールが、前記サービスプラットフォームで発行された各アプリケーション機能の情報を取得するステップと、
追加モジュールが、取得された前記サービスプラットフォームで発行された各アプリケーション機能の情報を、探索インターフェースに追加して、登録機関が各アプリケーション機能のアクセスインターフェースに照会してリンクするステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のアプリケーション機能の実現方法。
【請求項8】
サービスプラットフォームに構成されるアプリケーション機能の実現装置であって、
前記アプリケーション機能が、試合クイズであり、
前記サービスプラットフォームにログインした登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを提供するように構成されるアクセスインターフェース提供モジュール
であって、前記アクセスインターフェースは、少なくとも一つの試合イベントのクイズオプションを表示するものであるアクセスインターフェース提供モジュールと、
他の登録機関によるクイズオプションの入力に基づいて、クイズターゲット内容とクイズ支払い資産を取得し、前記クイズターゲット内容と前記クイズ支払い資産とに基づいて、資産移転取引要求を生成するように構成される取引要求取得モジュールと、
前記資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加するように構成される取引要求送信モジュールと、を含
むことを特徴とする、アプリケーション機能の実現装置。
【請求項9】
一つ又は複数のプロセッサと、
一つ又は複数のプログラムを記憶するように構成される記憶装置と、を含み、
前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサによって実行される場合、前記一つ又は複数のプロセッサが、請求項1~
7のいずれかに記載のアプリケーション機能の実現方法を実現することを特徴とする、機器。
【請求項10】
コンピュータプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
当該プログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1から
7のいずれかに記載のアプリケーション機能の実現方法を実現することを特徴とする、記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【優先権情報】
【0001】
本願は、2018年6月13日付に中国特許庁に提出した、中国特許出願番号が「201810610018.1」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、当該出願のすべての内容は、引用により本願に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本願の実施例は、ブロックチェーンデータ処理技術に関し、例えば、アプリケーション機能の実現方法、装置、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ブロックチェーンは、分散型データストレージ、ポイントツーポイント伝送、コンセンサスメカニズム、暗号化アルゴリズムなどのコンピュータ技術の新しいアプリケーションモデルである。ブロックチェーン技術の利点は、脱中心化を実現し、信頼可能なデータの記憶を実現し、改ざんされることを防止することによって、ブロックチェーンネットワークに基づいて実現されるアプリケーション機能に対する信頼性と透明度を向上させる。
【0004】
しかし、ブロックチェーンネットワークのプロモーションとアプリケーションにも、一定の技術的困難性が存在する。ブロックチェーンネットワークは、ノードのハードウェアの要求が高いため、ブロックチェーンネットワークの構築を実現することが容易ではない。ブロックチェーンネットワークが構築されていても、初期のチェーン形成プロセスも比較的に困難である。参加するユーザが多くないため、インタラクションの取引要求が限られるため、ブロックチェーンのデータ量が限られている。
【0005】
したがって、多くの中小機関と、第三者のアプリケーション開発者と、一般ユーザとにとっては、ブロックチェーンネットワークに基づいてアプリケーション機能を実現することはすべて困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以下は、本明細書で詳細に説明される主題の概要である。本概要は、請求項の保護範囲を制限するためのものではない。
【0007】
本願の実施例は、ブロックチェーンネットワーク技術を効果的に利用して様々なアプリケーション機能を実現するアプリケーション機能の実現方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願の実施例は、アプリケーション機能の実現を提供し、サービスプラットフォームに適用され、登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを提供するステップと、他の登録機関が前記アプリケーション機能のアクセスインターフェースで操作することによって生成された資産移転取引要求を取得するステップと、前記資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加するステップと、を含む。
【0009】
本願の別の実施例は、サービスプラットフォームに構成されるアプリケーション機能の実現装置を提供し、登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを提供するように構成されるアクセスインターフェース提供モジュールと、他の登録機関が前記アプリケーション機能のアクセスインターフェースで操作することによって生成された資産移転取引要求を取得するように構成される取引要求取得モジュールと、前記資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加するように構成される取引要求送信モジュールされると、を含む。
【0010】
本願の別の実施例は、機器をさらに提供し、当該機器は、一つ又は複数のプロセッサと、一つ又は複数のプログラムを記憶するように構成される記憶装置と、を含み、前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサによって実行される場合に、前記一つ又は複数のプロセッサは、第1の態様のいずれかに記載のアプリケーション機能の実現方法を実現する。
【0011】
本願の別の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されている記憶媒体をさらに提供し、当該プログラムがプロセッサによって実行される場合に、第1の態様のいずれかに記載のアプリケーション機能の実現方法を実現する。
【0012】
図面と詳細の説明を読んで理解した後、他の態様を理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本願の実施例1により提供されたアプリケーション機能の実現方法のフローチャートである。
【
図2】本願の実施例2により提供されたアプリケーション機能の実現方法のフローチャートである。
【
図3】本願の実施例3により提供されたアプリケーション機能の実現方法のフローチャートである。
【
図4A】本願の実施例4により提供されたアプリケーション機能の実現方法のフローチャートである。
【
図4B】本願の実施例4により提供された試合クイズのアクセスインターフェースの概略図である。
【
図4C】本願の実施例4により提供された試合イベントの詳細インターフェースの概略図である。
【
図4D】本願の実施例4により提供された登録機関操作アクセスインターフェースの概略図である。
【
図4E】本願の実施例4により提供された惑星及びスターダイヤモンドインターフェースの概略図である。
【
図4F】本願の実施例4により提供されたスターダイヤモンドの詳細インターフェースの概略図である。
【
図4G】本願の実施例4により提供された購入記録の詳細インターフェースの概略図である。
【
図5】本願の実施例5により提供されたアプリケーション機能の実現装置の概略構成図である。
【
図6】本願の実施例6により提供された機器の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面と実施例とを組み合わせて、本発明についてさらに詳しく説明する。なお、ここで説明される具体な実施例は、単に本発明を解釈するためのものであり、本発明を限定するものではない。また、説明の便宜上、図面には、すべての構成ではなく、本発明に係る部分だけが示されている。
【0015】
実施例1
図1は、本願の実施例1により提供されたアプリケーション機能の実現方法のフローチャートである。本実施例は、ブロックチェーンネットワークに基づいて様々なアプリケーション機能を実現する場合に適用することができる。当該方法は、サービスプラットフォームに適用され、前記サービスプラットフォームは、様々なユーザと機関が登録機関としてログインすることができ、アプリケーション機能の構築とプロモーションを可能にするプラットフォームである。当該プラットフォームは、ブロックチェーンネットワーク内のノードであってもよく、ブロックチェーンシステムノードを搭載するコンピューティング機器に統合されることができ、ブロックチェーンネットワークから独立してもよいが、プラットフォーム上のデータをブロックチェーンネットワークにアップロードするなど、ブロックチェーンネットワーク内のノードとインタラクションするサーバープラットフォームであってもよい。当該サービスプラットフォームは、独立した物理デバイスであってもよく、分散機器クラスタと共同で構成されるサービスプラットフォームであってもよい。当該サービスプラットフォームは、多くの中小機関、第三者のアプリケーション開発者、及び一般ユーザによって発行されたアプリケーション機能を搭載してプロモーションすることができる。様々な登録機関がアプリケーション機能を使用できるようにするため、当該サービスプラットフォームの名称は宇宙であってもよい。
【0016】
当該方法は、本願の実施例により提供されたアプリケーション機能の実現装置によって実行することができ、当該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアの方式で実現され、サービスプラットフォームに構成されることができる。
図1を参照すると、当該方法は、具体的には、以下のようなステップを含む。
S110:登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを提供する。
【0017】
そのうち、登録機関は、一つの独立した個体であってもよく、一般ユーザであってもよく、あるアプリケーション機能を運用する機関であってもよく、第三者のアプリケーション開発者であってもよい。本実施例では、登録機関の名称は惑星であってもよく、各登録機関は、一つの惑星に対応し、各惑星は、アプリケーション機能を発行しなくてもよく、一つ又は複数のアプリケーション機能を発行してもよい。あるユーザ又は機関に対して、複数のアプリケーション機能を発行する必要がある場合、異なる複数の登録機関、すなわち複数の惑星を登録することができる。
【0018】
アプリケーション機能は、サービスプラットフォームを介して他の登録機関に内容又はサービスを提供するアプリケーションプログラムを指し、アクセスインターフェースは、アプリケーション機能のページ、すなわち他の登録機関に当該アプリケーション機能を提供するためのページを指す。
【0019】
具体的な操作は、サービスプラットフォームが、A登録機関がB登録機関によって発行されたアプリケーション機能をアクセスすることを検出した場合、A登録機関に当該アプリケーション機能のアクセスインターフェースを提供することができ、サービスプラットフォームがB登録機関によって発行されたアプリケーション機能を受信した場合、サービスプラットフォームがサポートする他の登録機関にB登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを表示する。
【0020】
S120:他の登録機関がアプリケーション機能のアクセスインターフェースで操作することによって生成された資産移転取引要求を取得する。
【0021】
その中、資産は、サービスプラットフォームで流通する要素であり、Token、トークン、又はスターダイヤモンドとも呼ばれ、ブロックチェーンネットワーク内で流通するために使用することができ、登録機関に奨励を授与したり、又は処罰したりする手段であってもよい。資産移転取引要求とは、サービスプラットフォームが登録機関間に資産移転が生成された状況に状況に基づいて生成された取引要求を指す。資産移転取引要求には、資産移転の数、及び資産移転の発生に対応する登録機関の識別子などが含まれる。そのうち、登録機関の識別子とは、登録機関を一意に識別するためのアイデンティティマークを指し、例えば、登録機関の名称又はIDなどであってもよい。
【0022】
例示的には、資産移転要求は、二つの登録機関間で、一つの登録機関が別の登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースで操作して生成されたものであってもよく、二つの登録機関が他の任意の登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを介して振込などの操作を実現することによって生成されたものであってもよい。
【0023】
具体的には、他の登録機関がサービスプラットフォームによって提供されたある登録機関によって発行されたアプリケーション機能を操作する場合、当該アプリケーション機能を発行する登録機関に一定の資産を支払う必要があり、サービスプラットフォームは、登録機関間の資産移転によって生成された資産移転取引要求をリアルタイムで取得することができる。
【0024】
なお、登録機関の名称が惑星である場合、それに対応して、資産の名称は要素であり、要素が継続的に集まって、アプリケーション機能を発行できる惑星になることができ、惑星のサイズは、登録機関が保有する要素の数と正の相関になる。
【0025】
S130:資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加する。
【0026】
具体的には、サービスプラットフォームは、ブロックチェーンネットワークとインタラクションするインターフェースを介して資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに伝送して、ブロックチェーンネットワーク内のブロック生成ノードが当該資産移転取引要求をブロックチェーンに追加させる。
【0027】
後続のサービスプラットフォームが登録機関間の資産移転状況を迅速で容易に照会するために、例示的には、資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加するステップの後に、ブロックチェーンネットワーク内のブロック生成ノードによって送信された資産移転取引要求がブロックチェーンネットワークに記憶されているブロックアドレスを受信するステップをさらに含むことができる。
【0028】
本実施例により提供される技術案では、サービスプラットフォームは、様々なユーザと機関に強力なブロックチェーンネットワークのサポートを提供することができ、様々な機関が登録することを許可することができ、様々なアプリケーション機能を発行又は使用し、流通可能な資産を提供することができる。これにより、様々な登録機関がブロックチェーンネットワークを自体的に構築することなく、ブロックチェーン技術に基づいてアプリケーション機能を実施することができる。具体的なサービスプラットフォームは、登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを提供することによって、登録機関間の資産移転取引要求を迅速に取得し、ブロックチェーンネットワークに送信して記憶することができる。登録機関間の資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに記憶するため、ブロックチェーンネットワーク技術を効果的に利用して様々なアプリケーション機能を実現する。
【0029】
各登録機関が自分の所望するアプリケーション機能を迅速で容易に位置決めするため、例示的には、本実施例は、サービスプラットフォームで発行された各アプリケーション機能の情報を取得するステップと、探索インターフェースに情報を追加して、登録機関が各アプリケーション機能のアクセスインターフェースに照会してリンクするステップと、をさらに含むことができる。
【0030】
そのうち、アプリケーション機能の情報は、アプリケーション機能の名称、機能概要、登録機関、資産支払い状況などを含むことができる。探索インターフェースは、検索インターフェースとも呼ばれ、サービスプラットフォームによって提供される既存の登録機関により提供されたアプリケーション機能を検索して照会するために使用できるインターフェースであってもよい。例示的には、サービスプラットフォームは、アプリケーション機能の増加又は減少に基づいて探索インターフェースを動的に更新することができる。
【0031】
具体的には、サービスプラットフォームは、各登録機関が当該プラットフォームで発行した各アプリケーション機能の情報をリアルタイムで取得し、取得された各アプリケーション機能の情報を分析し、サービスプラットフォーム発行規則に適合しないアプリケーション機能を削除し、残りのアプリケーション機能を探索インターフェース内の既存のすべてのアプリケーション機能と比較して、一致しない場合、それを探索インターフェースに追加して、各登録機関が各アプリケーション機能のアクセスインターフェースを照会及びリンクするようにする。
【0032】
なお、当該ステップは、本実施例内のステップS110、S120、及びS130は前後で分けず、同時に実行することもできる。
【0033】
実施例2
図2は、本願の実施例2により提供されたアプリケーション機能の実現方法のフローチャートである。本実施例は、上記の実施例に基づいてさらに最適化する。
図2を参照すると、当該方法は、具体的には、以下のようなステップを含む。
S210:登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを提供する。
【0034】
S220:他の登録機関がアプリケーション機能のアクセスインターフェースで操作することによって生成された資産移転取引要求を取得する。
【0035】
S230:資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加する。
【0036】
S240:ブロックチェーンネットワークによって生成された原資産を取得する。
【0037】
そのうち、原資産とは、ブロックチェーンネットワークによって生成された、サービスプラットフォームで流通するための資産を指す。具体的には、サービスプラットフォームは、ブロックチェーンネットワークとインタラクションするインターフェースを介してブロックチェーンネットワークによって送信された原資産を受信する。例示的には、ブロックチェーンネットワークは、一定の周期に従ってサービスプラットフォームに原資産を提供することができ、例えば、一度にサービスプラットフォームに1年間の原資産を提供することができる。
【0038】
S250:原資産を設定規則に従って登録機関に割り当てる。
【0039】
そのうち、設定規則は、予め設定された割り当て規則であり、登録機関の権限/アイデンティティレベル、活性度、重み値、経済実力、及びハードウェア能力などのうちの任意の一つ又は複数の総合評価に基づいて資産割り当てを行うことができる。
【0040】
そのうち、権限/アイデンティティレベルは、登録機関がアプリケーション機能を発行する権限に対応しており、権限/アイデンティティレベルが高いほど、アプリケーション機能を発行する回数が多い。活性度は、登録機関の情報発行回数、ログイン頻度などであってもよく、経済実力は、登録機関の既存の資産総量であってもよい。重み値は、サービスプラットフォーム内の各登録機関の評価値であり、引力、計算力、又は原力とも呼ばれ、サービスプラットフォームが資産を割り当てる時の重要な根拠である。
【0041】
例示的には、原資産を設定規則に従って登録機関に割り当てるステップは、原資産を、登録機関の重み値に基づいて各登録機関に割り当てることができる。
【0042】
具体的には、重み値は、サービスプラットフォームによる登録機関の各項目の評価重み付けによって取得されることができ、任意の一つ評価が変化されている場合、重み値が変化される。例示的には、(1)サービスプラットフォームでの登録機関のログイン状態と、(2)アプリケーション機能に対する登録機関の発行状況と運用状況と、(3)登録機関が新規登録機関を招待した数などのうちの少なくとも一つに基づいて、登録機関の重み値を調整することができる。
【0043】
具体的な調整規則は、他の項目が同じである場合、ログイン頻度が高いほど、重み値が大きい。例えば、ログイン状態が毎日ログインする登録機関である場合、その重み値は、あまりログインしない登録機関より高く、他の項目が同じである場合、登録機関がアプリケーション機能を発行する回数及び他の登録機関が使用する頻度は、重み値と正比例する。発行されたアプリケーション機能情報が無用であるか、又はサービスプラットフォームの規定に適合しない場合、一定の規則に従って重み値を低減し、他の項目が同じである場合、登録機関が信登録機関を招待した数は、重み値と正比例する。
【0044】
具体的には、サービスプラットフォームは、各登録機関の重み値を取得し、各登録機関の重み値を降順に並べ、重み値の並べ順序に基づいて、大きさの順に各登録機関に原資産を割り当てる。
【0045】
なお、登録機関の名称が惑星である場合、資産の名称は要素であり、それに対応して、重み値の名称は引力であり、取得した要素が多いほど、質量が大きくなり、質量が大きいほど、引力が大きくなり、引力が多いほど、より多くの要素を取得することができる。このように、イメージされた情報によって、ユーザに惑星、引力、及び資産の関係を伝える。
【0046】
S260:登録機関の資産データを取引要求としてブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加する。
【0047】
そのうち、資産データは、登録機関が新しい資産を割り当てた後に変更された資産データを指す。
【0048】
具体的には、サービスプラットフォームは、ブロックチェーンネットワークとインタラクションするインターフェースを介して登録機関の資産データを取引要求としてブロックチェーンネットワークに伝送して、ブロックチェーンネットワーク内のブロック生成ノードが当該取引要求をブロックチェーンに追加する。登録機関の資産が変更された場合、すべてブロックチェーンに発行して記憶する必要があり、例えば、最初の登録時に起動資産を割り当てることができる。
【0049】
なお、本実施例では、登録機関間で生成されたリソース移転取引要求をブロックチェーンに記憶するステップS210、S220、及びS230と、各登録機関によって割り当てられた原資産データをブロックチェーンに記憶するステップS240、S250、及びS260は、前後で分けず、同時に実行することもできる。
【0050】
本願の実施例提供される技術案では、サービスプラットフォームは、登録機関間の資産移転取引要求及び各登録機関によって取得された原資産データを取引要求としてブロックチェーンネットワークに記憶することによって、ブロックチェーンネットワーク技術を効果的に利用して様々なアプリケーション機能を実現する。
【0051】
実施例3
図3は、本願の実施例3により提供されたアプリケーション機能の実現方法のフローチャートである。本実施例は、上記の実施例に基づいてさらに最適化する。
図3を参照すると、当該方法は、具体的には、以下のようなステップを含む。
S310:登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを提供する。
【0052】
S320:他の登録機関がアプリケーション機能のアクセスインターフェースで操作することによって生成された資産移転取引要求を取得する。
【0053】
S330:資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加する。
【0054】
S340:新規登録機関の登録要求を取得し、新規登録機関の情報に基づいて登録機関の権限レベルを決定し、権限レベルは、アプリケーション機能の発行権限に対応する。
【0055】
そのうち、登録要求は、登録機関がサービスプラットフォームに送信する当該プラットフォームへの参加要求であり、異なる登録機関は、異なるアプリケーション機能の発行権限を有し、発行権限は、アプリケーション機能の発行可否、及びアプリケーション機能を発行する数、又はアプリケーション機能を発行且つ更新する権限を含むことができる。登録機関が惑星である場合、異なる惑星は、異なる権限を持ち、例えば、運用能力がある惑星は、あるアプリケーション機能を選択的にサポートすることができ、一般ユーザは、他の惑星により提供されたアプリケーション機能に直接参加することしかできず、アプリケーション機能の発行を行うことができない。又はいくつかの惑星がサービスプラットフォームにより提供されたアプリケーション機能を実行することもできる。
【0056】
具体的には、サービスプラットフォームが新規登録機関の登録要求を取得した後、当該新規登録機関に登録ページを提供して、新規登録機関が、登録ページで指示に従って電話検証フローを行い、その後、アイデンティティ認証フローを行い、最後に、招待コード検証を行う登録順序で登録するようにする。新規登録機関が登録を完了するとともに、サービスプラットフォームは、新規登録機関が記入した情報に基づいて当該登録機関の権限レベルを決定して、当該登録機関が自身の権限レベルに応じて対応する操作を行うようにする。
【0057】
例示的には、サービスプラットフォームは、各新規登録機関に起動資産を割り当てて、登録機関が当該起動資産に基づいてプラットフォームに毎日ログインし、新規登録機関のユーザを招待してプラットフォームに参加させたり、又は営業機能がある情報などを発行させたりして自身の資産を徐々に蓄積することができ、後から容易に権限レベルを上げることができる。
【0058】
S350:登録機関の資産データに基づいて、登録機関の権限レベルを調整する。
【0059】
具体的には、サービスプラットフォームは、各登録機関の資産データをリアルタイムで取得し、当該資産データに基づいて登録機関の権限レベルを適応的に調整するすることができる。例示的には、資産データは権限レベルと正比例する。登録機関の資産データの増加/減少度合に基づいて、権限レベルを対応して増減する。
【0060】
なお、本実施例では、登録機関間で生成されたリソース移転取引要求をブロックチェーンに記憶するステップS310、S320、及びS330と、新規登録機関権限レベルの決定及び後続の権限レベルの調整を行うステップS340とS350は、前後で分けず、同時に実行することもできる。
【0061】
本願の実施例提供される技術案では、サービスプラットフォームは、新規登録機関の情報に基づいて登録機関の権限レベルを決定し、登録機関によって蓄積された資産データに基づいてその権限レベルを動的に調整することができる。新規登録機関権限レベルを決定することと、後続に権限レベルを調整する方法を提供する。
【0062】
実施例4
図4Aは、本願の実施例4により提供されたアプリケーション機能の実現方法のフローチャートである。本実施例は、アプリケーション機能が試合クイズである場合、他の登録機関がアプリケーション機能のアクセスインターフェースで操作することによって生成された資産移転取引要求を取得する方法を提供する。
図4Aを参照すると、当該方法は、具体的には、以下のようなステップを含む。
S410:登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを提供する。
【0063】
S420:アクセスインターフェースに少なくとも一つの試合イベントのクイズオプションを表示する。
【0064】
そのうち、クイズオプションとは、登録機関によって提供される試合イベントの出現可能ないくつかの結果を指し、他の登録機関が選択することができる。
【0065】
具体的には、サービスプラットフォームがサポートする任意の登録機関は、探索インターフェースで試合クイズを照会することができ、
図4Bに示すワールドカップ試合クイズのアクセスインターフェースを参照すると、当該インターフェースには、二つのタブがある。そのうち、最新のタブの下には、開始していないイベントが表示され、これらのイベントは時間順に並べ、時間的に一番近いものは上にあり、私自身のタブの下には、クイズした試合が表示され、これも時間順に並べられ、時間的に一番近いのが上にある。任意の登録機関が興味のあるイベントを確認する場合には、リンクをクリックして具体的な詳細ページに入ることができる。
図4Cを参照すると、当該インターフェースには、ブラジルとフランスとの試合、試合日期、及びクイズの締め切り時間が表示されており、ブラジル勝利、引き分け、及びフランス勝利の三つのクイズオプションを提供する。
【0066】
また、各クイズオプションの下に、現在のクイズの人数及び勝利収益を提供して、各登録機関が参照して選択する。
【0067】
S430:他の登録機関によるクイズオプションの入力に基づいて、クイズターゲット内容とクイズ支払い資産を取得する。
【0068】
そのうち、クイズターゲット内容とは、サービスプラットフォームによって取得された登録機関によって選択されたクイズオプションに対応する内容を指す。
図4Dを参照すると、一つの登録機関がクイズオプションでブラジル勝利を選択した場合、それに対応して、サービスプラットフォームによって取得されたクイズターゲット内容は、ブラジル勝利である。
【0069】
クイズ支払い資産とは、登録機関がある試合イベント結果をクイズするために投入された資産を指す。
図4Eに示すように、選択可能には、試合クイズのアプリケーション機能に対して、資産は、スターダイヤモンドで表示することができる。登録機関が
図4E上のスターダイヤモンドの表示をクリックした場合、
図4Fに入ってスターダイヤモンドの概要、現在保有するスターダイヤモンド数、及びスターダイヤモンドの収支状況を表示することができる。登録機関は、現在保有するスターダイヤモンドの数に基づいて投入しようとするクイズ支払い資産を决定することができる。
図4Dを参照すると、5つの選択可能なクイズ支払い資産のオプション1スターダイヤモンド、2スターダイヤモンド、5スターダイヤモンド、10スターダイヤモンド、及びカスタムなどを提供する。登録機関の現在保有するスターダイヤモンド数が2以上である場合、デフォルトのオプションは、2スターダイヤモンドである。例示的には、登録機関は、異なるクイズ支払い資産を投入することに対応する予想収益の比率に応じて選択することができる。
【0070】
登録機関が購入に成功したことを確認した後、
図4Bに示す私自身のタブの下で購入記録を確認することができる。
図4Gに示すように。同一の試合を異なる時間に購入することができ、購入オプションが同じであっても別々に記録して、登録機関が容易に確認することができる。また、すでに購入したクイズの結果が出ると、私自身のタブから赤い点が浮かぶため、これで登録機関が確認するように促し、確認すると赤い点が消える。
【0071】
S440:クイズターゲット内容とクイズ支払い資産とに基づいて、資産移転取引要求を生成する。
【0072】
具体的には、サービスプラットフォームが他の任意の登録機関があるクイズオプションを選択し、また当該試合クイズアプリケーション機能を提供する登録機関に一定のクイズ支払い資産を支払ったことがモニタリングされた場合、サービスプラットフォームは、クイズターゲット内容とクイズ支払い資産とに基づいて、この二つの登録機関間の資産移転取引要求を生成する。選択可能には、当該資産移転取引要求には、競技ターゲット内容、クイズ支払い資産、クイズに参加する登録機関の識別子、及び試合競技アプリケーション機能を提供する登録機関の識別子などが含まれる。
【0073】
S450:資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加する。
【0074】
本願の実施例提供される技術案では、アプリケーション機能が試合クイズである場合を例として、試合クイズ中に資産移転取引要求が生成される方式を提供する。登録機関間の資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに記憶するため、ブロックチェーンネットワーク技術を効果的に利用して様々なアプリケーション機能を実現する。
【0075】
実施例5
図5は、本願の実施例5により提供されたアプリケーション機能の実現装置の概略構成図である。当該装置は、サービスプラットフォームに構成され、本願の任意の実施例により提供されたアプリケーション機能の実現方法を実行することができ、方法を実行するのに対応する機能モジュール及び有益な効果を備える。
図5に示すように、当該装置は、アクセスインターフェース提供モジュール510と、取引要求取得モジュール520と、取引要求送信モジュール530と、を含む。
アクセスインターフェース提供モジュール510は、登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを提供するように構成される。
取引要求取得モジュール520は、他の登録機関がアプリケーション機能のアクセスインターフェースで操作することによって生成された資産移転取引要求を取得するように構成される。
取引要求送信モジュール530は、資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加するように構成される。
【0076】
本願の実施例提供される技術案では、サービスプラットフォームで様々なユーザと機関に強力なブロックチェーンネットワークのサポートを提供することができ、様々な機関が登録することを許可にすることができ、様々なアプリケーション機能を発行又は使用し、流通可能な資産を提供することができる。これにより、様々な登録機関が自身でブロックチェーンネットワークを構築せずに、ブロックチェーン技術に基づいてアプリケーション機能を実施することができる。具体的なサービスプラットフォームは、登録機関によって発行されたアプリケーション機能のアクセスインターフェースを提供することで、登録機関の間での資産移転取引要求を迅速に取得し、ブロックチェーンネットワークに送信して記憶することができる。登録機関の間での資産移転取引要求をブロックチェーンネットワークに記憶するため、ブロックチェーンネットワーク技術を効果的に利用して様々なアプリケーション機能を実現することができる。
【0077】
例示的には、上記の装置は、ブロックチェーンネットワークによって生成された原資産を取得するように構成される原資産取得モジュールと、原資産を設定規則に従って登録機関に割り当てるように構成される原資産割り当てるモジュールと、をさらに含むことができる。
取引要求送信モジュール530は、さらに、登録機関の資産データを取引要求としてブロックチェーンネットワークに送信して、ブロックチェーンに追加するように構成される。
【0078】
選択可能には、原資産割り当てるモジュールは、さらに、原資産を、登録機関の重み値に基づいて各登録機関に割り当てるように構成される。
【0079】
選択可能には、本実施例では、サービスプラットフォームでの登録機関のログイン状態と、アプリケーション機能に対する登録機関の発行状況と運用状況と、登録機関が新規登録機関を招待した数のうちの少なくとも一つに基づいて、登録機関の重み値を調整することができる。
【0080】
例示的には、上記の装置は、新規登録機関の登録要求を取得し、新規登録機関の情報に基づいて登録機関の権限レベルを決定するように構成される権限レベル決定モジュールをさらに含むことができ、権限レベルは、アプリケーション機能の発行権限に対応する。
【0081】
例示的には、上記の装置は、登録機関の資産データに基づいて、登録機関の権限レベルを調整するように構成される権限レベル調整モジュールをさらに含むことができる。
【0082】
例示的には、上記の装置は、サービスプラットフォームで発行された各アプリケーション機能の情報を取得するように構成される情報取得モジュールと、取得されたサービスプラットフォームで発行された各アプリケーション機能の情報を探索インターフェースに追加して、登録機関が各アプリケーション機能のアクセスインターフェースに照会してリンクするように構成される追加モジュールと、をさらに含むことができる。
【0083】
選択可能には、本実施例では、サービスプラットフォームの名称は宇宙であり、登録機関の名称は惑星であり、重み値の名称は引力であり、資産の名称は要素である。
【0084】
選択可能には、アプリケーション機能が試合クイズであり、取引要求取得モジュール520は、さらに、アクセスインターフェースに少なくとも一つの試合イベントのクイズオプションを表示し、他の登録機関によるクイズオプションの入力に基づいて、クイズターゲット内容とクイズ支払い資産を取得し、クイズターゲット内容とクイズ支払い資産とに基づいて、資産移転取引要求を生成するように構成される。
【0085】
実施例6
図6は、本願の実施例6により提供される機器の概略構成図である。
図6は、本願の実施形態を実現するのに適する例示的な機器のブロック図を示す。
図6に示される機器12は、単なる一つの例であり、本願の実施例の機能及び使用範囲を一切制限するものではない。本実施例では、機器12は、典型的には、ブロックチェーンネットワークノード機能を担うコンピューティング機器であってもよく、アプリケーションサービスを構築及びプロモーションを独立に担うコンピュータ機器であってもよい。
【0086】
図6に示すように、機器12は、汎用コンピューティング機器の形態で示される。機器12のコンポーネントは、一つ又は複数のプロセッサ又はプロセッサユニット16と、システムメモリ28と、異なるシステムコンポーネント(システムメモリ28とプロセッサユニット16とを含む)を接続するバス18と、を含むことができるが、これらに限定されない。
【0087】
バス18は、メモリバス又はメモリコントローラ、周辺バス、アクセラレーテッドグラフィックスポート、プロセッサ又は多様なバス構造のうち任意のバス構造を使用するローカルバスを含む、複数種のバス構造のうち一つ又は複数のものを表す。例をあげると、これらのアーキテクチャは、インダストリスタンダードアーキテクチャ(ISA)バス、マイクロチャネルアーキテクチャ(MAC)バス、拡張ISAバス、ビデオエレクトロニクススタンダーズアソシエーション(VESA)ローカルバス、及びペリフェラルコンポーネントインターコネクト(PCI)バスを含むが、これらに限定されない。
【0088】
機器12は、典型的には、多種類のコンピュータシステム読み取り可能な媒体を含む。これらの媒体は、機器12がアクセスすることができる任意の使用可能な媒体であってもよく、揮発性媒体及び不揮発性媒体、リムーバブル媒体及びノンリムーバブル媒体を含む。
【0089】
システムメモリ28は、ランダムアクセスメモリ(RAM)30及び/又はキャッシュメモリ32などの揮発性メモリの形態のコンピュータシステム読み取り可能な媒体を含んでもよい。機器12は、他のリムーバブル/ノンリムーバブル、揮発性/不揮発性コンピュータシステム記憶媒体をさらに含んでもよい。単なる一例として、ストレージシステム34は、ノンリムーバブル、不揮発性磁気媒体(
図6に示されていないが、通常「ハードドライブ」と呼ぶ)に対して読み出し及び書き込みをするために用いることができる。
図6に示されていないが、リムーバブル、不揮発性磁気ディスク(例えば、「フロッピーディスク」)に対して読み出し及び書き込みをするための磁気ディスクドライブ、及びリムーバブル、不揮発性光学ディスク(例えば、CD-ROM、DVD-ROM又は他の光学媒体)に対して読み出し及び書き込みをするための光学ディスクドライブを提供することができる。この場合、各ドライブは、一つ又は複数のデータメディアインターフェースを介してバス18に接続することがきる。システムメモリ28は、本願の各実施例に記載の機能を実行するように構成されるワンセットのプログラムモジュール(例えば、少なくとも一つ)を有する少なくとも一つのプログラム製品を含んでもよい。
【0090】
ワンセットのプログラムモジュール42(少なくとも一つ)を有するプログラム/ユーティリティ40は、例えば、メモリ28に記憶されてもよく、このようなプログラムモジュール42は、オペレーティングシステム、一つ又は複数のアプリケーションプログラム、他のプログラムモジュール、及びプログラムデータを含むことができるがこれらに限定されない。これらの例のそれぞれ又は何らかの組み合わせには、ネットワーク環境の実装が含まれる可能性がある。プログラムモジュール42は、通常、本願に記載された実施例における機能及び/又は方法を実行する。
【0091】
機器12は、一つ又は複数の外部機器14(例えば、キーボード、ポインティング機器、ディスプレイ24など)と通信することができ、ユーザが機器12とインタラクションすることを可能にする一つ又は複数の機器と通信することもでき、及び/又は機器12が一つ又は複数の他のコンピューティングデバイスと通信することを可能にする任意の機器(例えば、ネットワークカード、モデムなど)と通信することができる。そのような通信は、入力/出力(I/O)インターフェース22を介して行うことができる。また、機器12は、ネットワークアダプタ20を介して、一つ又は複数のネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、及び/又はパブリックネットワーク、例えば、インターネット)と通信することができる。
図4に示すように、ネットワークアダプタ20は、バス18を介して、機器12の他のモジュールと通信する。なお、図示されていないが、マイクロコードやデバイスドライバ、冗長処理ユニット、外部ディスクドライブアレイ、RAIDシステム、テープドライバ、及びデータバックアップトレージシステムなどを含むがこれらに限定されない他のハードウェア及び/又はソフトウェアモジュールを、機器12と組み合わせて使用することができる。
【0092】
プロセッサユニット16は、システムメモリ28に記憶されるプログラムを実行することにより、多様な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、例えば、本願の実施例により提供されたアプリケーション機能の実現方法を実現する。
【0093】
実施例7
本願の実施例7は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、当該プログラムがプロセッサによって実行される場合に、本願の実施例により提供されたアプリケーション機能の実現方法を実現することができる。
【0094】
本願の実施例のコンピュータ記憶媒体は、一つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な媒体の任意の組み合わせを採用することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体、或いはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であってもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、例えば、電子、磁気、光、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、或いは上記の任意の組み合わせであってもよいがこれらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)は、一つ又は複数の配線を備える電気接続部、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又は上記の任意の適切な組み合わせを含む。この文書において、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスにより使用され、或いはそれらと組み合わせて使用されることが可能であるプログラムを含む又は記憶する任意の有形の媒体であってもよい。
【0095】
コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドにおける、又は搬送波の一部として伝播するデータ信号を含むことができ、その中にはコンピュータ読み取り可能なプログラムコードが搭載される。この伝播するデータ信号は様々な形式を採用することができ、電磁信号、光信号又は上記の任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよく、当該コンピュータ読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスにより使用され、或いはそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。
【0096】
コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、無線、有線、光ケーブル、RFなど、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されなく、任意の適切な媒体によって伝送することができる。
【0097】
一つ又は複数のプログラミング言語又はそれらの組み合わせで本願の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成することができ、前記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++などのプロジェクト指向のプログラミング言語を含み、さらに、「C」言語又は同様のプログラミング言語といった従来の手続き型プログラミング言語をも含む。プログラムコードは、完全にユーザーコンピュータで実行されてもよく、部分的にユーザーコンピュータに実行されてもよく、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行されてもよく、部分的にユーザーコンピュータで、部分的にリモートコンピュータで実行されてもよい、又は完全にリモートコンピュータ又はサーバーで実行してもよい。リモートコンピュータに係る場合、リモートコンピュータは、ローカルネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意種類のインターネットを介して、ユーザーコンピュータに接続することができ、或いは、外部コンピュータ(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続する)に接続することもできる。
【0098】
上記実施例により本願について比較的詳細に説明したが、本願は、上記実施例のみに限定されず、本願の構想を逸脱しない場合、より多くの他の効果同等な実施例をさらに含むことができ、本願の範囲は、特許請求の範囲によって决定される。