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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-02
(45)【発行日】2023-11-13
(54)【発明の名称】画像処理方法および電子装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 23/68 20230101AFI20231106BHJP
   H04N 23/45 20230101ALI20231106BHJP
   G06T 7/70 20170101ALI20231106BHJP
   G03B 5/00 20210101ALI20231106BHJP
【FI】
H04N23/68
H04N23/45
G06T7/70 Z
G03B5/00 K
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022529370
(86)(22)【出願日】2020-12-28
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-24
(86)【国際出願番号】 CN2020140184
(87)【国際公開番号】W WO2021136181
(87)【国際公開日】2021-07-08
【審査請求日】2022-05-19
(31)【優先権主張番号】201911423482.0
(32)【優先日】2019-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】申 健成
【審査官】門田 宏
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/237981(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/222- 5/257
H04N 23/00
H04N 23/40 -23/76
H04N 23/90 -23/959
G03B 15/00 -15/035
G03B 15/06 -15/16
G03B 5/00 - 5/08
G06T 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置に適用される画像処理方法であって、前記電子装置は、本体、第1のカメラ、および第2のカメラを備え、前記方法は、
前記電子装置が第1の運動状態にある場合、前記本体に対して運動する前記第1のカメラによって第1の画像を収集することと、
撮影プレビューインターフェースに前記第1の画像を表示することと、
前記電子装置が前記第1の運動状態から静止状態に変化した場合、第2の画像に対して画像処理し、前記撮影プレビューインターフェースにおける前記第1の画像を画像処理後の前記第2の画像に更新し、前記第2の画像は前記電子装置が前記静止状態にあるとき、前記第2のカメラによって収集された画像であり、前記第2のカメラが前記本体に対して静止することとを含む、画像処理方法。
【請求項2】
第2の画像に対して画像処理する前、前記方法は、
前記第2のカメラの第1のカメラに対する姿勢関係を示す目標パラメータを取得することと、
前記第1の画像および前記第2の画像に従い、前記第2の画像の前記第1の画像に対するオフセット関係を示すための透視変換行列を確定することとをさらに含み、
第2の画像に対して画像処理することは、
前記目標パラメータおよび前記透視変換行列に従い、前記第2の画像に対して画像処理することを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
目標パラメータを取得することは、
前記第1のカメラの内部パラメータおよび外部パラメータである第1のパラメータと、前記第2のカメラの内部パラメータおよび外部パラメータである第2のパラメータとを取得することと、
前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータに従い、前記目標パラメータを確定することとを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のカメラによって第1の画像を収集する前、前記方法は、
前記電子装置の目標変位に従って、前記第1のカメラの目標オフセットを確定することと、
前記目標オフセットに従って前記第1のカメラを制御して移動させることとをさらに含み、
前記第1のカメラによって第1の画像を収集することは、
移動後の前記第1のカメラによって前記第1の画像を収集することを含む、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記撮影プレビューインターフェースにおける前記第1の画像を画像処理後の前記第2の画像に更新した後、前記方法は、
前記電子装置が前記静止状態から第2の運動状態に変化した場合、前記撮影プレビューインターフェースにおける前記第2の画像を第3の画像に更新することをさらに含み、前記第3の画像は、前記第2の運動状態で前記第1のカメラによって収集された画像である、とを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
電子装置であって、前記電子装置は、本体、第1のカメラ、および第2のカメラを備え、前記電子装置は、収集モジュール、表示モジュール、処理モジュール、および更新モジュールをさらに備え、
前記収集モジュールは、前記電子装置が第1の運動状態にある場合、前記本体に対して運動する前記第1のカメラによって第1の画像を収集するように構成され、
前記表示モジュールは、前記収集モジュールによって収集された前記第1の画像を撮影プレビューインターフェースに表示するように構成され、
前記処理モジュールは、前記電子装置が前記第1の運動状態から静止状態に変化した場合、第2の画像に対して画像処理するように構成され、
前記更新モジュールは、前記撮影プレビューインターフェースにおける、前記収集モジュールによって収集された前記第1の画像を、前記処理モジュールによって画像処理された前記第2の画像に更新するたように構成され、前記第2の画像は、前記電子装置が前記静止状態にあるとき、前記第2のカメラによって収集された画像であり、前記第2のカメラが前記本体に対して静止する、電子装置。
【請求項7】
前記電子装置は、取得モジュールおよび確定モジュールを備え、
前記取得モジュールは、前記処理モジュールが前記第2の画像に対して画像処理する前、前記第2のカメラの前記第1のカメラに対する姿勢関係を示すための目標パラメータを取得するように構成され、
前記確定モジュールは、前記第1の画像および前記第2の画像に従い、前記第2の画像の前記第1の画像に対するオフセット関係を示すための透視変換行列を確定するように構成され、
前記処理モジュールは、具体的に、前記目標パラメータおよび前記透視変換行列に従い、前記第2の画像に対して画像処理するように構成される、ことを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
【請求項8】
前記取得モジュールは、具体的に前記第1のカメラの内部パラメータおよび外部パラメータである第1のパラメータと前記第2のカメラの内部パラメータおよび外部パラメータである第2のパラメータとを取得し、前記第1のパラメータおよび第2のカメラに従い、前記目標パラメータを確定するように構成される、ことを特徴とする請求項7に記載の電子装置。
【請求項9】
前記電子装置は、確定モジュールおよび制御モジュールをさらに備え、
前記確定モジュールは、前記収集モジュールが前記第1のカメラによって前記第1の画像を収集する前、前記電子装置の目標変位に従って、前記第1のカメラの目標オフセットを確定するように構成され、
前記制御モジュールは、前記確定モジュールによって確定された前記目標オフセットに従って前記第1のカメラを制御して移動させるように構成され、
前記収集モジュールは、移動後の前記第1のカメラによって前記第1の画像を収集するように具体的に構成される、ことを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の電子装置。
【請求項10】
前記更新モジュールは、前記撮影プレビューインターフェースにおける前記第1の画像を画像処理後の前記第2の画像に更新した後、前記電子装置が前記静止状態から第2の運動状態に変化した場合、前記撮影プレビューインターフェースにおける前記第2の画像を第3の画像に更新するようにさらに構成され、前記第3の画像は、前記第2の運動状態で前記第1のカメラによって収集された画像である、ことを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
【請求項11】
プロセッサ、メモリ、および前記メモリに格納され前記プロセッサで実行されるコンピュータプログラムを備える電子装置であって、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサによって実行されると、請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理方法のステップを実施する、電子装置。
【請求項12】
コンピュータプログラムが格納されるコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されると、請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理方法のステップを実施する、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年12月31日に中国国家知的財産権局に提出された特許出願第201911423482.0号で、発明の名称が「画像処理方法および電子装置」である中国特許出願の優先権を主張し、当該出願の全内容は参照により本出願に援用される。
【0002】
本開示の実施形態は、通信技術の分野に関し、特に画像処理方法および電子装置に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、撮影するとき、電子装置が動くとともに、電子装置のカメラも動くので、電子装置により撮影された画像がぼやけることがある。通常、電子装置は、最初に電子装置が動いた変位に応じてカメラのオフセットを確定し、次に、そのオフセットに応じてカメラを逆方向に移動させて、電子装置の動きによる撮影された画像のぼやけを回避することができる。
【0004】
ただし、上記の方法では、電子装置の移動が停止した後、電子装置がカメラを駆動してリセットさせる(つまり、カメラを駆動してカメラの初期位置に戻す)必要があるため、カメラによって撮影された画像にまたずれが発生するので、撮影された画像にモーションブラー現象が発生し、電子装置の撮影効果が劣化することに繋がる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施形態は、画像処理方法および電子装置を提供し、電子装置の不良な撮影効果を改善することができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の技術的問題を解決するために、本開示の実施形態は以下の技術案を採用する。
【0007】
本開示の実施形態の第1の態様では、電子装置に適用される画像処理方法が提供され、当該電子装置は、本体、第1のカメラ、および第2のカメラを備え、当該画像処理方法は、電子装置が第1の運動状態にある場合、本体に対して移動する第1のカメラによって第1の画像を収集することと、第1の画像を撮影プレビューインターフェイスに表示することと、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、第2の画像に対して画像処理し、撮影プレビューインターフェースにおける第1の画像を画像処理後の第2の画像に更新し、当該第2の画像は電子装置が静止状態で第2のカメラによって収集された画像であり、当該第2のカメラが本体に対して静止することとを含む。
【0008】
本開示の実施形態の第2の態様では、電子装置が提供され、当該電子装置は、本体、第1のカメラ、および第2のカメラを備え、当該電子装置は、収集モジュール、表示モジュール、処理モジュール、および更新モジュールをさらに備える。収集モジュールは、電子装置が第1の運動状態にある場合、本体に対して運動する第1のカメラによって第1の画像を収集するように構成される。表示モジュールは、収集モジュールによって収集された第1の画像を撮影プレビューインターフェースに表示するように構成される。処理モジュールは、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、収集モジュールによって収集された第2の画像に対して画像処理するように構成される。更新モジュールは、撮影プレビューインターフェースにおける、収集モジュールによって収集された第1の画像を、処理モジュールによって画像処理された第2の画像に更新するたように構成され、当該第2の画像は、電子装置が静止状態にあるとき、第2のカメラによって収集された画像であり、当該第2のカメラが本体に対して静止する。
【0009】
本開示の実施形態の第3の態様では、電子装置を提供され、当該電子装置は、プロセッサ、メモリ、およびメモリに格納され、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを備え、当該コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されると、第1の態様による画像処理方法のステップを実現する。
【0010】
本開示の実施形態の第4の態様では、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムが当該コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、当該コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されると、第1の態様による画像処理方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0011】
本開示の実施形態において、電子装置が第1の運動状態にある場合、電子装置は、本体に対して運動する第1のカメラによって第1の画像を収集することができ、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、電子装置は、第2の画像(すなわち、電子装置が静止状態にあるとき、本体に対して静止する第2のカメラによって収集された画像)に対して画像処理し、撮影プレビューインターフェースに画像処理後の第2の画像を表示することができる。電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、電子装置は、本体に対して移動する第1のカメラによって画像を収集することでなく、本体に対して静止する第2のカメラによって収集された第2の画像に対して画像処理し、画像処理後の第2の画像を撮影プレビューインターフェースに表示することができるので、撮影された画像にモーションブラー現象を発生することを回避でき、電子装置の撮影効果を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本開示の実施形態によって提供されるアンドロイド(登録商標)オペレーティングシステムのアーキテクチャの模式図である。
図2図2は、本開示の実施形態によって提供され画像処理方法の第1の模式図である。
図3図3は、本開示の実施形態によって提供される画像処理方法の第2の模式図である。
図4図4は、本開示の実施形態によって提供される画像処理方法の第3の模式図である。
図5図5は、本開示の実施形態によって提供される画像処理方法の第4の模式図である。
図6図6は、本開示の実施形態によって提供される電子装置の第1の模式図である。
図7図7は、本開示の実施形態によって提供される電子装置の第2の模式図である。
図8図8は、本開示の実施形態によって提供される電子装置の第3の模式図である。
図9図9は、本開示の実施形態によって提供される電子装置のハードウェアの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本開示の実施形態における技術案は、本開示の実施形態における添付の図面を参照して明確かつ完全に説明される。明らかに、説明される実施形態は、本開示の実施形態の一部であり、すべての実施形態においてない。本開示の実施形態に基づいて、創造的な労働なしに当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本開示の保護範囲に含まれる。
【0014】
本開示の実施形態の明細書および請求の範囲における「第1」、「第2」などは、異なる対象を区別するために使用され、対象の特定の順序を説明するために使用されるわけではない。例えば、第1の画像および第2の画像などは、異なる対象を区別するために使用され、対象の特定の順序を説明するために使用されるわけではない。
【0015】
本開示の実施形態の説明において、他に特定されない限り、「複数」の意味は、2つ以上を指す。例えば、複数の素子は、2つ以上の素子を指す。
【0016】
本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられた対象同士の関連関係を説明するのみであり、3種類の関係が存在する可能性があると意味する。例えば、表示パネルおよび/またはバックライトは、表示パネルが単独で存在すること、表示パネルおよびバックライトが同時に存在すること、バックライトが単独で存在することの3つの状況を表す。本明細書における記号「/」は、関連付けられた対象が「OR」関係であることを示す。たとえば、入力/出力は入力または出力を示す。
【0017】
本開示の実施形態において、「例示的」または「例えば」などの単語は、例、例証、または例示として機能するために使用される。本開示の実施形態において「例示的」または「例えば」と記載された任意の実施形態または設計は、他の実施形態または設計よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。正確に、「例示的」または「例えば」などの単語の使用は、関連する概念を特定の方式で提示することを意図している。
【0018】
本開示の実施形態では、画像処理方法および電子装置が提供される。電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、電子装置は、本体に対して移動する第1のカメラによって画像を収集することでなく、本体に対して静止する第2のカメラによって収集された第2の画像に対して画像処理し、画像処理後の第2の画像を撮影プレビューインターフェースに表示することができるので、撮影された画像にモーションブラー現象を発生することを回避でき、電子装置の撮影効果を向上させる。
【0019】
本開示の実施形態によって提供される画像処理方法および電子装置は、電子装置が画像処理することに適用されてもよい。具体的には、電子装置が運動状態から静止状態に変化した場合、画像に対して画像処理することに適用されてもよい。
【0020】
本開示の実施形態における電子装置は、オペレーティングシステムを備えた電子装置であってもよい。当該オペレーティングシステムは、アンドロイド(Android(登録商標、下記同様))オペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、または他の可能なオペレーティングシステムであってもよいが、本開示の実施形態において特に限定されない。
【0021】
以下は、アンドロイドオペレーティングシステムを例として取り上げ、本開示の実施形態によって提供される画像処理方法が適用されるソフトウェア環境を紹介する。
【0022】
図1は、本開示の実施形態によって提供される可能なアンドロイドオペレーティングシステムのアーキテクチャの模式図である。図1では、アンドロイドオペレーティングシステムのアーキテクチャには、アプリケーションレベル、アプリケーションフレームワークレベル、システムランタイムライブラリレベル、カーネルレベル(具体的にはLinux(登録商標)カーネルレベルでよい)の4つのレベルが含まれている。
【0023】
アプリケーションレベルには、アンドロイドオペレーティングシステムのさまざまなアプリケーション(システムアプリケーションやサードパーティアプリケーションを含む)が含まれる。
【0024】
アプリケーションフレームワークレベルはアプリケーションのフレームワークであり、開発者はアプリケーションのフレームワークの開発原則に従うことを条件に、アプリケーションフレームワークレベルに基づいていくつかのアプリケーションを開発できる。
【0025】
システムランタイムライブラリレベルには、ライブラリ(システムライブラリとも呼ばれる)とアンドロイドオペレーティングシステムのランタイム環境が含まれる。ライブラリは主に、アンドロイドオペレーティングシステムに必要なさまざまなリソースを提供する。アンドロイドオペレーティングシステムのランタイム環境は、アンドロイドオペレーティングシステムのソフトウェア環境を提供するためである。
【0026】
カーネルレベルは、アンドロイドオペレーティングシステムのオペレーティングシステムレベルであり、アンドロイドオペレーティングシステムのソフトウェアレベルの最下層になる。カーネルレベルは、Linux(登録商標)カーネルに基づき、アンドロイドオペレーティングシステムにコアシステムサービスとハードウェア関連のドライバーを提供する。
【0027】
例としてアンドロイドオペレーティングシステムを取り上げると、本開示の実施形態において、開発者は、上記の図1に示されるアンドロイドオペレーティングシステムのシステムアーキテクチャに基づいて、本開示の実施形態によって提供される画像処理方法を実装するためのソフトウェアプログラムを開発することができるので、当該画像処理方法を図1に示されるアンドロイドオペレーティングシステムに基づいて実行することができる。すなわち、プロセッサまたは電子装置は、アンドロイドオペレーティングシステムで当該ソフトウェアプログラムを実行することによって、本開示の実施形態によって提供される画像処理方法を実装することができる。
【0028】
本開示の実施形態における電子装置は、モバイル電子装置であってもよく、非モバイル電子装置であってもよい。例示的に、モバイル電子装置は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、車載電子装置、ウェアラブルデバイス、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック、またはパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などであってもよく、非モバイル電子装置は、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、ATM、またはセルフサービスマシンなどでもよく、本開示の実施形態において特に限定されない。
【0029】
本開示の実施形態によって提供される画像処理方法および電子装置は、添付の図面を参照して、具体的な実施形態および適用シナリオを通じて以下に詳細に説明される。
【0030】
本開示の実施形態における電子装置は、少なくとも2つのカメラを備えてもよいことに留意されたい。以下の実施形態において、2つのカメラ(例えば、第1のカメラおよび第2のカメラ)を備える電子装置のみを例として挙げて、本開示の実施形態によって提供される画像処理方法を説明する。具体的な実施に対し、本開示の実施形態は、限定的ではなく例示にすぎない。本開示は、以下の特定の実施に限定されない。当技術分野における通常の業者は本開示のインスピレーションの下で、本開示の目的および特許請求の範囲から逸脱することなく、多くの形態を作製することができ、これらはすべて、本開示の保護の範囲内にある。
【0031】
本開示の実施形態において、ユーザが電子装置を使用して撮影する場合、電子装置は、電子装置の運動カメラによって画像を収集することができる。電子装置が運動状態にある場合(例えば、ユーザが電子装置を握って運動する場合)、電子装置は、収集された画像に対して画像補償処理を実行することができる。すなわち、電子装置は、電子装置が動いた変位に応じて運動カメラのオフセットを確定し、当該運動カメラを駆動して当該オフセットに応じて逆方向に移動させ、運動カメラのオフセットを補正することで、収集した画像に対して画像補正処理を行い、画像補正処理後の画像のぼやけを軽減する。電子装置が運動状態から静止状態に変化した場合(例えば、ユーザが電子装置を握って移動を停止した場合)、電子装置が固定カメラによって画像を収集することができ(当該固定カメラで収集した画像の画素と運動カメラで収集した画像との間にオフセットがある)、当該固定カメラで収集した画像に対して画像処理し、画像処理後に当該固定カメラで収集された画像の内容を、運動カメラで収集された画像の内容と同じにする(つまり、画像処理後の当該固定カメラで収集された画像の画素と、運動カメラで収集された画像の画素との間にはオフセットがない)。
【0032】
本開示の実施形態において画像処理方法が提供される。図2は、本開示の実施形態によって提供される画像処理方法のフローチャートを示す。この方法は、図1に示されるようなアンドロイドオペレーティングシステムを有する電子装置に適用することができる。図2に示すように、本開示の実施形態によって提供される処理方法は、以下のステップ201からステップ203を含む。
【0033】
ステップ201で、電子装置が第1の運動状態にある場合、電子装置が第1のカメラによって第1の画像を収集する。
【0034】
本開示の実施形態において、電子装置は、本体、第1のカメラ、および第2のカメラを備え、上記の第1のカメラは、本体に対して移動する。
【0035】
本開示の実施形態において、電子装置が撮影プレビューインターフェース(例えば、撮影機能を備えたアプリケーション(カメラアプリケーションなど)のインターフェース)を表示するとき、電子装置は、第1のカメラを起動することができ、電子装置が第1の運動状態にある場合(例えば、ユーザが電子装置を握って移動する場合)、第1のカメラによって第1の画像を収集する。
【0036】
任意選択で、本開示の実施形態において、上記の第1の運動状態は、電子装置が第1の方向に従って第1の速度で運動する状態であってもよい。
【0037】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置は、電子装置の運動センサによって、電子装置が第1の運動状態にあるかどうかを検出することができる。
【0038】
任意選択で、本開示の実施形態において、上記の運動センサは、具体的にジャイロスコープであってもよく、上記の第1のカメラは、具体的に運動カメラであってもよい。
【0039】
なお、上記の「運動カメラ」は、光学式手ぶれ補正機能を備えたカメラとして理解してもよい。電子装置は動いた場合、電子装置が動いた変位に応じてカメラのオフセットを確定できるので、電子装置は電子装置の運動方向の逆方向で当該カメラを駆動し当該オフセットだけ移動させて、カメラのオフセットによる撮影された画像のぼやけを回避できることが理解られる。
【0040】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置が第1の運動状態にある場合、第1のカメラは電子装置の運動方向の逆方向で運動し、即ち当該第1のカメラが本体に対して運動する。
【0041】
任意選択で、本開示の実施形態において、図2を参照して、図3に示されるように、上記のステップ201の前、本開示の実施形態によって提供される画像処理方法は、以下のステップ301およびステップ302をさらに含んでもよく、上記のステップ201は、以下のステップ201aによって具体的に実施されてよい。
【0042】
ステップ301で、電子装置は、電子装置の目標変位に従って、第1のカメラの目標オフセットを確定する。
【0043】
任意選択で、本開示のこの実施形態において、電子装置は、運動センサによって電子装置の目標変位を取得し、当該目標変位に従って第1のカメラの目標オフセットを確定することができる。
【0044】
任意選択で、本開示のこの実施形態において、電子装置は、電子装置の目標変位を第1のカメラの目標オフセットとして確定することができる。
【0045】
ステップ302で、電子装置は、目標オフセットに従って、第1のカメラを制御して移動させる。
【0046】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置は、電子装置の運動方向の逆方向に沿って、第1のカメラを制御して目標オフセットだけ移動させる。
【0047】
電子装置は、電子装置の動きによる第1のカメラの目標オフセットを補償するように、目標オフセットに従って第1のカメラを制御して移動させるので、撮影された画像がぼやけた現象を回避することができることが理解られる。
【0048】
ステップ201aで、電子装置が第1の運動状態にある場合、電子装置が移動後の第1のカメラによって第1の画像を収集する。
【0049】
本開示の実施形態において、電子装置は、移動後の第1のカメラによって第1の画像を収集することができる。すなわち、当該第1の画像は、画像補償処理後の画像である。
【0050】
本開示の実施形態において、電子装置は、電子装置の移動による第1のカメラの目標オフセットを補償するように、電子装置の目標変位に従って第1のカメラを制御して目標オフセットに従って移動させるので、撮影された画像がぼやけた現象を回避でき、電子装置の撮影効果を向上させる。
【0051】
ステップ202で、電子装置は、撮影プレビューインターフェースに第1の画像を表示する。
【0052】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置が第1の運動状態にある場合、電子装置は、第1のカメラによって第1の画像を収集することができるので、電子装置は撮影プレビューインターフェースに画像補償処理後の第1の画像を表示することができる。
【0053】
電子装置が第1の運動状態にある場合、電子装置は、撮影プレビューインターフェースに画像補正処理後の第1の画像を表示することができるので、ユーザは、当該撮影プレビューインターフェースで撮影入力を実行することができ、ぼやけた現象のより少ない撮影画像が得られる。
【0054】
ステップ203で、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、電子装置は第2の画像に対して画像処理し、撮影プレビューインターフェースにおける第1の画像を画像処理後の第2の画像に更新する。
【0055】
本開示の実施形態において、上記の第2の画像は、電子装置が静止状態にあるとき、第2のカメラによって収集された画像であり、当該第2のカメラが本体に対して静止する。
【0056】
なお、上記の「静止状態」とは、電子装置の移動速度があらかじめ設定された閾値以下の状態と理解してもよい。
【0057】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置は、運動センサによって、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化したかどうかを検出することができる。
【0058】
任意選択で、本開示の実施形態において、上記の第2のカメラは、具体的に固定カメラであってもよい。
【0059】
なお、上記の「固定カメラ」は、本体に固定的に接続されたカメラとして理解してもよい。
【0060】
任意選択で、収集モジュールは、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、第2のカメラは電子装置と共に第1の運動状態から静止状態に変化でき、即ち、第2のカメラが本体に対して静止する。
【0061】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置が第1の運動状態にある場合、電子装置は、第1のカメラによって第1の画像を収集する同時に、電子装置は、第2のカメラを起動し、当該第2のカメラによってリアルタイムに画像を収集することができるので、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化したとき(即ち、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した時刻)、第2のカメラによって第2の画像を収集する。
【0062】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、電子装置は、第2のカメラを起動し、当該第2のカメラによって第2の画像を収集することができる。
【0063】
本開示の実施形態において、上記の第2の画像の画素と第1の画像の画素との間にオフセットがあり、電子装置が第1の運動状態にある場合、電子装置は収集された第1の画像をに対して第1のカメラにより画像補正処理すし、画像補正処理後の第1の画像のぼけを軽減することができる。電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、第2のカメラも第1の運動状態から静止状態に変化したので、つまり、第2の画像に画像のぼやけがないため、電子装置は当該第2の画像に対して画像処理し、当該第2の画像の画素と第1の画像の画素との間にオフセットがないようにすることができる。つまり、当該第2の画像の撮影角度は第1の画像の撮影角度と同じである。
【0064】
任意選択で、本開示の実施形態において、上記の第2のカメラの視野値は第1のカメラの視野値より大きい。
【0065】
本開示の実施形態において、上記の第2のカメラおよび第1のカメラは、本体の異なる位置に配置されるので、当該第2のカメラによって収集される第2の画像と当該第1のカメラによって収集される第1の画像との撮影角度が異なる。電子装置は、第2の画像に対して画像処理(疑似画像処理)することで、画像処理後の第2の画像の撮影角度を第1の画像の撮影角度と同じにすること(つまり、画像処理後の第2の画像の内容を第1の画像の内容と同じにすること)ができる。
【0066】
なお、上記の「疑似画像処理」とは、第2の画像に対して画像処理し、画像処理後の第2の画像と第1の画像とは同じ撮影角度を有するようにし、すなわち、画像処理後の第2の画像が第1の画像を「演じる」ことができる。
【0067】
電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、第2のカメラも静止状態にあることで、電子装置が第2のカメラによって収集した第2の画像にモーションブラー現象がないため、撮影された画像にモーションブラー現象が発生することが回避できることが理解られる。
【0068】
なお、電子装置が第2の画像に対して画像処理する説明は、以下の実施形態で具体的に説明され、ここでは繰り返されない。
【0069】
本開示の実施形態によって提供される画像処理方法では、電子装置は、本体に対して運動する第1のカメラによって第1の画像を収集することができ、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、電子装置は、第2の画像(すなわち、電子装置が静止状態にあるとき、本体に対して静止する第2のカメラによって収集された画像)に対して画像処理し、撮影プレビューインターフェースに画像処理後の第2の画像を表示することができる。電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、電子装置は、本体に対して移動する第1のカメラによって画像を収集することでなく、本体に対して静止する第2のカメラによって収集された第2の画像に対して画像処理し、画像処理後の第2の画像を撮影プレビューインターフェースに表示することができるので、撮影された画像にスミア現象を発生することを回避でき、電子装置の撮影効果を向上させる。
【0070】
電子装置が第2の画像に対して画像処理した後、画像処理後の第2の画像は、第1の画像と同じ撮影角度(画面角度)を有するので、ユーザが観測した撮影角度に影響を与えなく、電子装置の撮影効果を向上する。
【0071】
任意選択で、本開示の実施形態において、図2を参照して、図4に示されるように、上記のステップ203の「電子装置が第2の画像に対して画像処理する」前、本開示の実施形態によって提供される画像処理方法は、以下のステップ401およびステップ402をさらに含んでもよく、上記のステップ203は、以下のステップ203aによって具体的に実施されてよい。
【0072】
ステップ401で、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、目標パラメータを取得する。
【0073】
本開示の実施形態において、上記の目標パラメータは、第2のカメラの第1のカメラに対する姿勢関係を示す。
【0074】
なお、上記の「姿勢関係」は、距離関係や角度関係などの位置関係として理解してもよい。
【0075】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、電子装置は、第1のカメラおよび第2のカメラをそれぞれ検出し、第1のカメラのパラメータおよび第2のカメラのパラメータを取得することで、電子装置は、第1のカメラのパラメータおよび第2のカメラのパラメータに従い、目標パラメータを取得する。
【0076】
任意選択で、本開示の実施形態において、上記のステップ401は、以下のステップ401aおよび401bによって具体的に実施することができる。
【0077】
ステップ401aにおいて、電子装置は、第1のパラメータおよび第2のパラメータを取得する。
【0078】
本開示の実施形態において、上記の第1のパラメータは、第1のカメラの内部パラメータおよび外部パラメータであり、上記の第2のパラメータは、第2のカメラの内部パラメータおよび外部パラメータである。
【0079】
なお、上記の「カメラの内部パラメータ」は、カメラの焦点距離パラメータ、カメラの画素パラメータなどの、カメラ自体の特性に関連するパラメータとして理解してもよい。上記の「カメラの外部パラメータ」は、カメラの地理座標系における位置パラメータ(例えば、座標情報)、カメラの地理座標系における角度パラメータなどの、カメラの地理座標系におけるパラメータとして理解してもよい。
【0080】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置は、カメラ校正アルゴリズムにより、第1のカメラおよび第2のカメラをそれぞれ検出して、第1のパラメータおよび第2のパラメータを取得することができる。
【0081】
なお、カメラ校正アルゴリズムの具体的な説明については、関連技術の説明を参照してもよく、本開示の実施形態において繰り返されない。
【0082】
ステップ401bで、電子装置は、第1のパラメータおよび第2のパラメータに従い、目標パラメータを確定する。
【0083】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置は、第1のカメラの内部パラメータと第2のカメラの内部パラメータとの差(以下、第1の差と呼ぶ)、および第1のカメラの外部パラメータと第2のカメラの外部パラメータとの差(以下、第2の差と呼ぶ)を計算し、当該第1の差と第2の差に従い、目標パラメータ(即ち、相対姿勢情報)を確定することができる。
【0084】
なお、上記の「相対姿勢情報」は、第2カメラの第1カメラに対する位置情報(例えば、第2カメラの第1カメラに対する距離情報、第2のカメラの第1のカメラに対する角度情報)と理解してもよい。
【0085】
ステップ402で、電子装置は、第1の画像および第2の画像に従い、透視変換行列を確定する。
【0086】
本開示の実施形態において、上記の透視変換行列は、第2の画像の第1の画像に対するオフセット関係を示すためである。
【0087】
なお、上記の「オフセット関係」は、第2の画像の画素が第1の画像の画素に対する位置オフセットとして理解してもよい。
【0088】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置は、最初に第1の画像に対して画像検出し、第1の画像における複数の第1の特徴点の位置情報を取得し、第2の画像に対して検出し、複数の第2の特徴点の位置情報を取得することで、電子装置は当該複数の第1の特徴点の位置情報および当該複数の第2の特徴点の位置情報に従い、透視変換行列(第1の画像と第2の画像とのオフセット関係(画像関係))を確定する。1つの第1の特徴点は1つの第2の特徴点に対応する(すなわち、第1の画像におけるi番目の画素は第2の画像におけるi番目の画素に対応し、ここ、iは正の整数である)。
【0089】
なお、上記の複数の第1の特徴点は、第1の画像におけるいくつかの画素として理解してもよく、これらの画素は、第1の画像における画像内容の輪郭特徴を反映できる。上記の複数の第2の特徴点は、第2の画像におけるいくつかの画素として理解してもよく、これらの画素は、第1の画像における画像内容の輪郭特徴を反映できる。
【0090】
任意選択で、本開示の実施形態において、複数の第1の特徴点における各第1の特徴点について、電子装置は、1つの第1の特徴点の位置情報および1つの第2の特徴点の位置情報に従い、第3の差を確定することで、複数の第3の差を確定する。電子装置は、当該複数の第3の差により、透視変換行列を確定することができる。
【0091】
なお、上記の透視変換行列は、第2の画像における複数の第2の特徴点が第1の画像における複数の第1の特徴点に対する位置オフセットを示すためである。
【0092】
ステップ203aで、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、電子装置は、目標パラメータおよび透視変換行列に従い、第2の画像に対して画像処理し、撮影プレビューインターフェースにおける第1の画像を画像処理後の第2の画像に更新する。
【0093】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置は、透視変換アルゴリズムにより、目標パラメータおよび透視変換行列に従って、第2の画像におけるすべての画素に対して並進移動処理することができる。
【0094】
なお、視変換アルゴリズムの具体的な説明については、関連技術の説明を参照してもよく、本開示の実施形態において繰り返されない。
【0095】
画像処理後の第2の画像は、第1の画像の画像内容(例えば、撮影角度)と同じである(例えば、完全に一致する)ことが理解できる。
【0096】
本開示の実施形態において、電子装置は、目標パラメータに従って第2のカメラの位置と第1のカメラの位置との間の位置オフセットを確定することができ、電子装置は、透視変換行列に従って第2のカメラによって収集された第2の画像の画素と第1のカメラによって収集された第1の画像の画素との間の画素オフセットを確定できることで、電子装置は、当該位置オフセットおよび当該画素オフセットに従い、第2の画像における画素に対して並進移動処理し、第1の画像と同じ撮影角度の画像(つまり、画像の画素と第1の画像の画素との間にオフセットがない画像)を取得する。
【0097】
本開示の実施形態において、電子装置は、第1の画像と同じ撮影角度である第2の画像を取得するために、目標パラメータ、第1の画像および第2の画像に従って、第2の画像のすべての画素に対して迅速に並進移動処理することができる。
【0098】
任意選択で、本開示の実施形態において、図2を参照して、図5に示されるように、上記のステップ203の後、本開示の実施形態によって提供される画像処理方法は、以下のステップ501をさらに含んでもよい。
【0099】
ステップ501で、電子装置が静止状態からに第2の運動状態変化した場合、電子装置は撮影プレビューインターフェースにおける第2の画像を第3の画像に更新する。
【0100】
本開示の実施形態において、上記の第3の画像は、第2の運動状態で、第1のカメラによって収集された画像である。
【0101】
任意選択で、本開示の実施形態において、上記の第2の運動状態は、電子装置が第2の方向に従って第2の速度で運動する状態であってもよい。
【0102】
任意選択で、本開示の実施形態において、上記の第2の方向は第1の方向と同じでもよく異なってもよいが、上記の第2の速度は第1の速度と同じでもよく異なってもよい。
【0103】
任意選択で、本開示の実施形態において、電子装置は、運動センサによって、電子装置が静止状態から第2の運動状態に変化したかどうかを検出することができる。
【0104】
電子装置は、静止状態から第2の運動状態に変化した場合、電子装置が動いた変位に応じて第1のカメラのオフセットを確定できるので、電子装置は当該第1のカメラを駆動し電子装置の運動方向の逆方向で当該オフセットだけ移動させて、第3の画像にぼやけが発生することを回避し、電子装置の撮影効果を向上することが理解られる。
【0105】
本開示の実施形態において、電子装置が静止状態から第2の運動状態に変化した場合、電子装置は、撮影プレビューインターフェースにおける第2の画像を第3の画像(つまり、第1のカメラによって収集された画像)に更新し、電子装置の撮影効果を向上することができる。
【0106】
図6は、本開示の実施形態による電子装置の1つの可能な構造の模式図を示す。当該電子装置は、本体、第1のカメラ、および第2のカメラを備える。図6に示されるように、電子装置90は、収集モジュール91、表示モジュール92、処理モジュール93、および更新モジュール94を備えてもよい。
【0107】
収集モジュール91は、電子装置が第1の運動状態にある場合、本体に対して運動する第1のカメラによって第1の画像を収集するように構成される。表示モジュール92は、収集モジュール91によって収集された第1の画像を撮影プレビューインターフェースに表示するように構成される。処理モジュール93は、電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、収集モジュール91によって収集された第2の画像に対して画像処理するように構成される。当該第2の画像は、電子装置が静止状態にあるとき、第2のカメラによって収集された画像であり、当該第2のカメラが本体に対して静止する。更新モジュール94は、撮影プレビューインターフェースにおける、収集モジュール91によって収集された第1の画像を、処理モジュール93によって画像処理された第2の画像に更新するたように構成される。
【0108】
1つの可能な実施方法では、図6を参照して、図7に示されるように、本開示の実施形態によって提供される電子装置90は、取得モジュール95および確定モジュール96をさらに含んでもよい。取得モジュール95は、処理モジュール93が第2の画像に対して画像処理する前、目標パラメータを取得するように構成される。当該目標パラメータは、第2のカメラの第1のカメラに対する姿勢関係を示すためである。確定モジュール96は、第1の画像および第2の画像に従い、第2の画像の第1の画像に対するオフセット関係を示すための透視変換行列を確定するように構成される。処理モジュール93は、具体的に、目標パラメータおよび透視変換行列に従い、第2の画像に対して画像処理するように構成される。
【0109】
1つの可能な実施形態において、上記の取得モジュール95は、具体的に第1のカメラの内部パラメータおよび外部パラメータである第1のパラメータと第2のカメラの内部パラメータおよび外部パラメータである第2のパラメータとを取得し、第1のパラメータおよび第2のカメラに従い、目標パラメータを確定するように構成される。
【0110】
1つの可能な実施方法では、図6を参照して、図8に示されるように、本開示の実施形態によって提供される電子装置90は、確定モジュール96および制御モジュール97をさらに含んでもよい。確定モジュール96は、収集モジュール91が第1のカメラによって第1の画像を収集する前、電子装置の目標変位に従って、第1のカメラの目標オフセットを確定するように構成される。制御モジュール97は、確定モジュール96によって確定された目標オフセットに従って第1のカメラを制御して移動させるように構成される。上記の収集モジュール91は、移動後の第1のカメラによって第1の画像を収集するように具体的に構成される。
【0111】
1つの可能な実施方法において、上記の更新モジュール94は、撮影プレビューインターフェースにおける第1の画像を画像処理後の第2の画像に更新した後、電子装置が静止状態から第2の運動状態に変化した場合、撮影プレビューインターフェースにおける第2の画像を第3の画像に更新するようにさらに構成され、当該第3の画像は、第2の運動状態で第1のカメラによって収集された画像である。
【0112】
本開示の実施形態によって提供される電子装置は、上記の方法実施形態における電子装置によって実施される各プロセスを実施することができる。繰り返しを回避するために、ここで詳しく説明しない。
【0113】
本開示の実施形態では、電子装置が提供される。電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、電子装置は、本体に対して移動する第1のカメラによって画像を収集することでなく、本体に対して静止する第2のカメラによって収集された第2の画像に対して画像処理し、画像処理後の第2の画像を撮影プレビューインターフェースに表示することができるので、撮影された画像にモーションブラー現象を発生することを回避き、電子装置の
撮影効果を向上させる。
【0114】
図9は、本開示のそれぞれの実施形態実施する電子装置のハードウエアの模式図である。図9に示すように、電子装置100は、無線周波数ユニット101、ネットワークモジュール102、オーディオ出力ユニット103、入力ユニット104、センサ105、表示ユニット106、ユーザ入力ユニット107、インターフェースユニット108、メモリ109、プロセッサ110、および電源111などのコンポネントを備えるが、これらに限定されない。
【0115】
なお、当業者は、図9に示される電子装置の構造が電子装置に対する制限を構成せず、電子装置が図に示されるものよりも多いまたは少ないコンポネント、または特定のコンポネントの組み合わせ、または異なるコンポネントの配置を備えてもよいことを理解することができる。本開示の実施形態において、電子装置には、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、および歩数計が含まれるが、これらに限定されない。
【0116】
プロセッサ110は、電子装置が第1の運動状態にある場合、本体に対して移動する第1のカメラによって第1の画像を収集し、表示ユニット106を制御して第1の画像を撮影プレビューインターフェイスに表示し、そして電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、第2の画像に対して画像処理し、撮影プレビューインターフェースにおける第1の画像を画像処理後の第2の画像に更新し、当該第2の画像は電子装置が静止状態にあるとき、第2のカメラによって収集された画像であり、当該第2のカメラが本体に対して静止する。
【0117】
本開示の実施形態では、電子装置が提供される。電子装置が第1の運動状態から静止状態に変化した場合、電子装置は、本体に対して移動する第1のカメラによって画像を収集することでなく、本体に対して静止する第2のカメラによって収集された第2の画像に対して画像処理し、画像処理後の第2の画像を撮影プレビューインターフェースに表示することができるので、撮影された画像にモーションブラー現象を発生することを回避でき、電子装置の
撮影効果を向上させる。
【0118】
なお、本開示の実施例では、高周波ユニット101は、情報の送受信または通話過程での信号の送受信をするために使用され得ることを理解されたい。具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ110によって処理され、また、アップリンクデータを基地局に送信する。通常、無線周波数ユニット101は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。また、無線周波数ユニット101は、無線通信システムを介してネットワークおよびその他の装置と通信することができる。
【0119】
電子装置は、ユーザが電子メールを送受信したり、ウェブページを閲覧したり、ストリーミングメディアにアクセスしたりするのを支援するなど、ネットワークモジュール102を介してワイヤレスのブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0120】
音声出力ユニット103は、無線周波数ユニット101またはネットワークモジュール102から受信した音声データまたは、メモリ109に保存されている音声データを音声信号に変換して音声に出力することができる。さらに、オーディオ出力ユニット103はまた、電子装置100によって実行される特定の機能(例えば、呼信号の受信音、メッセージ受信音など)に関連するオーディオ出力を提供することができる。オーディオ出力ユニット103は、スピーカ、ブザー、レシーバーなどを備える。
【0121】
入力ユニット104は、オーディオまたはビデオ信号を受信するように構成される。入力ユニット104は、グラフィックプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)1041およびマイク1042を備えてもよい。グラフィックプロセッサ1041は、ビデオキャプチャモードまたは画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(カメラなど)によって取得される静止画像またはビデオの画像データを処理する。処理後の画像フレームは、表示ユニット106に表示されすることができる。グラフィックプロセッサ1041によって処理された画像フレームは、メモリ109(または他の記憶媒体)に格納されてもよいか、または無線周波数ユニット101或いはネットワークモジュール102を介して送信されてもよい。マイク1042は音声を受信でき、そのような音声をオーディオデータに処理できる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードで、無線周波数ユニット101を介して移動通信基地局に送信できるフォーマットに変換して出力することができる。
【0122】
電子装置100は、光センサ、運動センサ、および他のセンサなどの少なくとも1つのセンサ105をさらに備える。具体的には、光センサは、周囲光センサと近接センサとを含み、ここで、周囲光センサは、周囲光の輝度に応じて表示パネル1061の輝度を調整することができ、近接センサは、電子装置100が耳の近傍に移動されると、表示パネル1061および/またはバックライト表示パネル1061をオフすることができる。加速度センサは、運動センサの一種として、さまざまな方向(通常は3軸)の加速度の大きさを検出し、静止時の重力の大きさと方向を検出することができるので、電子装置の姿勢(水平および垂直の画面切り替え、関連ゲーム、磁気計姿勢校正など)の識別、振動識別関連機能(歩数計、タップなど)などに使用されてもよい。センサ105には、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどを含んでもよいが、ここでは繰り返さない。
【0123】
表示ユニット106は、ユーザによって入力される情報またはユーザに提供される情報を表示するように構成される。表示ユニット106は、表示パネル1061を備えてもよい。表示パネル1061は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LDC)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形態で構成されてもよい。
【0124】
ユーザ入力ユニット107は、入力される数値または文字情報を受信したり、電子装置のユーザ設定および機能制御に関連するキー信号入力を生成したりするように構成される。具体的には、ユーザ入力ユニット107は、タッチパネル1071および他の入力装置1072を含む。タッチパネル1071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、タッチパネル1071またはその近くでのユーザのタッチ操作(たとえば、ユーザは指やスタイラスペンなどの適切なオブジェクトやアクセサリを使用してタッチパネル1071またはタッチパネル1071の近くでの操作)を収集できる。タッチパネル1071は、タッチ検出装置およびタッチコントローラの2つの部分を含んでもよい。ここ、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方向および位置を検出し、タッチ操作によってもたらされる信号を検出し、その信号をタッチコントローラに送信する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイントの座標に変換してプロセッサ110に送信し、プロセッサ110によって送信される命令を受信して実行する。さらに、タッチパネル1071は、抵抗式、電気容量式、赤外線、および表面音波などの様々なタイプで実現することができる。タッチパネル1071に加えて、ユーザ入力ユニット107はまた、他の入力装置1072を含み得る。具体的に、他の入力装置1072には、物理的なキーボード、機能キー(音量調節ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、およびジョイスティックが含まれてもよいが、これらに限定されない。ここでは繰り返されない。
【0125】
さらに、タッチパネル1071は、指示パネル1061の上に覆うことが可能で、タッチパネル1071はその表面またはその近くで行うタッチ操作を検出すると、タッチイベントのタイプを確認するためにプロセッサ110に送信する。その後、プロセッサ110はタッチイベントによって、指示パネル1061上に対応する視覚的な出力を提供する。図9では、タッチパネル1071および表示パネル1061は、2つの独立したコンポネントとして電子装置の入力および出力機能を実装するが、いくつかの実施形態では、タッチパネル1071および表示パネル1061を集積して電子装置の入力および出力機能を実装してもよく、ここでは特に限定されない。
【0126】
インターフェースユニット108は、外部装置が電子装置100と接続するためのインターフェースである。たとえば、外部装置には、有線または無線のヘッドセットポート、外部電源(またはバッテリー充電器)ポート、有線または無線のデータポート、メモリカードポート、識別モジュールを備える装置に接続するためのポート、オーディオ入力/出力(I/O)ビデオI/Oポート、イヤフォンポートなど含んでもよい。インターフェースユニット108は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信し、受信した入力を電子装置100の1つまたは複数の部品に伝送する、または電子装置100および外部装置の間でデータを伝送するように構成される。
【0127】
メモリ109は、ソフトウェアプログラムおよび様々なデータを格納するように構成されてもよい。メモリ109は、主に、プログラム記憶領域およびデータ記憶領域を含んでもよい。ここ、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(音声再生機能、画像再生機能など)のためのアプリケーションプログラムなどを格納してもよいが、データ記憶領域は、携帯電話の使用により作成されるデータ(オーディオデータ、電話帳など)などを格納してもよい。さらに、メモリ109は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、また、少なくとも1つの磁気ディスクストレージデバイス、フラッシュメモリデバイスなどの非揮発性メモリ、または他の揮発性固体ストレージデバイスを含んでもよい。
【0128】
プロセッサ110は、電子装置の制御センターであり、様々なインターフェースおよび回線を使用し電子装置全体の様々な部分を接続し、メモリ109に格納されたソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールをランニングまたは実行し、並びにメモリ109に格納されたデータを呼び出すことで、電子装置全体を監視するために、電子装置のさまざまな機能を実行し、データを処理する。プロセッサ110は、1つ以上の処理ユニットを含み得、オプションで、プロセッサ110はアプリケーションプロセッサおよびモデムプロセッサを集成することができ、アプリケーションプロセッサは主に操作システム、ユーザインターフェース、およびアプリケーションプログラムなどを処理し、モデムプロセッサは主に無線通信を処理する。上記のモデムプロセッサは、プロセッサ110に集積されない場合もあることが理解されたい。
【0129】
電子装置100はまた、様々なコンポネントに電力を供給するための電源111(バッテリーなど)を備えてもよい。オプションで、電源111は、電源管理システムを介してプロセッサ110に論理的に接続されてよいので、電源管理システムを介して充電、放電、および電力消費管理などの機能を実現する。
【0130】
さらに、ここでは繰り返されないが、電子装置100は、示されていないいくつかの機能モジュールを備える。
【0131】
任意選択で、本開示の実施形態で、電子装置をさらに提供され、当該電子装置は図9に示されるプロセッサ110、メモリ109、メモリ109に格納され、且つプロセッサ110で実行可能なコンピュータプログラムを備える。当該ンピュータプログラムがプロセッサ110によって実行されると、上記の方法の実施形態の各プロセスが実施され、同じ技術的効果を達成することができる。繰り返しを回避するために、ここでは詳細を繰り返さない。
【0132】
本開示の実施形態はではまた、コンピュータプログラムが格納されるコンピュータ可読記憶媒体を提供される。当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、上記の方法の実施形態の各プロセスが実現され、同じ技術的効果を達成することができる。繰り返しを避けるために、ここでは詳しく説明しない。ここ、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどである。
【0133】
本明細書では、「含む」、「備える」、またはそれらの他の変形という用語は、非排他的な包含をカバーすることを意図しているため、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、または装置は、それらの要素を含むだけではなく、また、明示的にリストされていない他の要素、またはプロセス、方法、物品、または装置に固有の要素も含まれることに留意されたい。これ以上の制限ない場合、「1つの...を含む」という文で限定される要素は、その要素を含むプロセス、方法、物品、または装置内の他の同一の要素の存在を除外しない。
【0134】
上記の実施形態の説明を通じて、当業者は、上記の実施形態の方法が、ソフトウェアに必要な汎用的なハードウェアプラットフォームを加えることによって実施できることを明確に理解することができる。もちろん、ハードウェアによっても実施できるが、多くの場合、前者の方が優れている実施形態である。このような理解に基づいて、本開示の技術案は、本質的に、または従来の技術に寄与する部分をソフトウェア製品の形で具体化することができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスクなど)に格納され、電子装置(携帯電話、コンピュータ、サーバー、エアコン、またはネットワーク装置などであってもよい)に、本開示の各実施形態に記載される方法を実行させるためのいくつかの命令を含む。
【0135】
本開示の実施形態は、添付の図面を参照して以上に記載されているが、本開示は、上記の特定の実施形態に限定されない。上記の特定の実施形態は、例示にすぎず、限定的ではない。当業者は、本開示の示唆の下で、本開示の旨および特許請求の範囲から逸脱することなく、多くの形態を作成することができ、これらはすべて本開示の請求の範囲内にある。
【符号の説明】
【0136】
100 電子装置
101 無線周波数ユニット
102 ネットワークモジュール
103 オーディオ出力ユニット
104 入力ユニット
105 センサ
106 表示ユニット
107 ユーザ入力ユニット
108 インターフェースユニット
109 メモリ
110 プロセッサ
111 電源
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9