IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ クーパン コーポレイションの特許一覧

特許7378873配送員に情報を提供する電子装置およびその制御方法
<>
  • 特許-配送員に情報を提供する電子装置およびその制御方法 図1
  • 特許-配送員に情報を提供する電子装置およびその制御方法 図2
  • 特許-配送員に情報を提供する電子装置およびその制御方法 図3
  • 特許-配送員に情報を提供する電子装置およびその制御方法 図4
  • 特許-配送員に情報を提供する電子装置およびその制御方法 図5
  • 特許-配送員に情報を提供する電子装置およびその制御方法 図6
  • 特許-配送員に情報を提供する電子装置およびその制御方法 図7
  • 特許-配送員に情報を提供する電子装置およびその制御方法 図8
  • 特許-配送員に情報を提供する電子装置およびその制御方法 図9
  • 特許-配送員に情報を提供する電子装置およびその制御方法 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-06
(45)【発行日】2023-11-14
(54)【発明の名称】配送員に情報を提供する電子装置およびその制御方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/083 20230101AFI20231107BHJP
【FI】
G06Q10/083
【請求項の数】 12
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022000183
(22)【出願日】2022-01-04
(62)【分割の表示】P 2020135017の分割
【原出願日】2020-08-07
(65)【公開番号】P2022044626
(43)【公開日】2022-03-17
【審査請求日】2022-01-28
(31)【優先権主張番号】10-2020-0077214
(32)【優先日】2020-06-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ユル・ヘ・イ
(72)【発明者】
【氏名】ボ・ラ・ムン
(72)【発明者】
【氏名】ヨン・ジュン・ジョ
(72)【発明者】
【氏名】ヨン・ス・リム
(72)【発明者】
【氏名】サン・ソク・イ
(72)【発明者】
【氏名】テ・ニュン・キム
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・ホ・ピ
【審査官】加舎 理紅子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2014/174562(WO,A1)
【文献】特開2014-031277(JP,A)
【文献】特開2020-013286(JP,A)
【文献】特開2003-315059(JP,A)
【文献】特開2019-016157(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
配送員端末における情報提供方法において、
配送物品情報、前記物品に対応する住所情報、顧客が設定した前記物品に対する配送位置に関する情報を確認する段階と、
前記住所情報および前記配送位置に関する情報のうち少なくとも1つを基盤として確認された配送完了イメージセットの中から顧客のフィードバック情報を基盤として選択された参考イメージを確認する段階と、
第1領域に位置する前記配送物品情報と第2領域に位置する前記参考イメージとを含む第1ページを表示する段階と、を含む、情報提供方法。
【請求項2】
前記第1ページは、
第3領域に位置する配送完了類型を入力できるユーザインターフェースをさらに含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項3】
前記配送完了イメージセットは、
以前に遂行された配送のうち、前記住所情報および前記配送位置に対応する配送を遂行した配送員の端末を通じて獲得されたイメージを基盤として確認される、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項4】
前記第1ページは、
前記顧客のフィードバックが特定条件を満たす場合に提供される警告文言をさらに含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項5】
前記第1ページは、
前記第1領域に位置する前記住所情報および前記配送位置に関する情報をさらに含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項6】
ユーザーの第1入力を取得する段階と、
前記第1入力に対応して前記住所情報に関連した配送ヒストリー情報を含む第2ページを表示する段階と、をさらに含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項7】
前記参考イメージは、前記住所情報に対応する配送ヒストリーにおける顧客のフィードバック情報を基盤として決定された優先順位によって選択されたイメージを含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項8】
イメージを獲得してサーバーに伝送する段階をさらに含み、
前記サーバーに伝送されたイメージを基盤として前記配送完了イメージセットがアップデートされる、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項9】
前記第1ページは、
前記物品の配送状態入力のための配送状態に対応する複数個のアイコンをさらに含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項10】
情報を提供する配送員端末において、
情報を表示する表示部と、
配送物品情報、前記物品に対応する住所情報、顧客が設定した前記物品に対する配送位置に関する情報を確認し、前記住所情報および前記配送位置に関する情報のうち少なくとも1つを基盤として確認された配送完了イメージセットの中から顧客のフィードバック情報を基盤として選択された参考イメージを確認し、第1領域に位置する前記配送物品情報と第2領域に位置する前記参考イメージとを含む第1ページを前記表示部に表示する制御部と、を含む、配送元端末。
【請求項11】
サーバーおける情報提供方法において、
配送物品情報、前記物品に対応する住所情報、顧客が設定した前記物品に対する配送位置に関する情報を確認する段階と、
前記住所情報および前記配送位置に関する情報のうち少なくとも1つを基盤として確認された配送完了イメージセットの中から顧客のフィードバック情報を基盤として選択された参考イメージを確認する段階と、
第1領域に位置する前記配送物品情報と第2領域に位置する前記参考イメージとを含む第1ページを配送員端末に提供する段階と、を含む、情報提供方法。
【請求項12】
情報を提供するサーバーにおいて、
トランシーバーと、
前記トランシーバーを制御し、
送物品情、前記物品に対応する住所情報、顧客が設定した前記物品に対する配送位置に関する情報を確認し、
前記住所情報および前記配送位置に関する情報のうち少なくとも1つを基盤として確認された配送完了イメージセットの中から顧客のフィードバック情報を基盤として選択された参考イメージを確認し、
第1領域に位置する前記配送物品情報と第2領域に位置する前記参考イメージとを含む第1ページを配送員端末に提供する制御部と、を含む、サーバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書の実施形態は、物品の配送を行う配送員に情報を提供するための電子装置およびその制御方法に関する。より具体的には、本明細書の実施形態は、配送情報に基づいて、配送員に正確な配送を行うことができるようにする情報を提供する方法および前記方法を利用する電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの使用が普遍化するに伴って、電子商取引の市場が拡大している。電子商取引市場は、取引がオンライン上で行われるため、取引が行われた商品の運送のための配送サービスを伴う。配送サービスは、配送員が顧客の要請商品を要請配送地に配送するサービスであり、配送員は、配送員端末を介して獲得した情報に基づいて、配送サービスを提供することができる。
【0003】
最近、このような配送サービスが大衆化するに伴って、顧客が指定した配送地の住所の特定場所に配送を要請する場合が多くなった。ただし、このように配送場所を要請する場合、顧客が要求する事項が正確に伝達されにくいため、配送員がこのような要求条件を満足しにくい場合が多かった。また、配送員が正確な住所を確認する場合にも、住所と配送地のマッチングが難しい場合、誤った配送場所に配送される場合も発生する。このように顧客の要求条件を満足できないか、誤った住所に配送される場合、顧客の満足度が落ちる問題点が発生し得、これに対する解決方案が要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書の実施形態は、上述した問題点を解決するために提案されたものであり、配送過程で配送員に配送情報を効果的に提供するための方法および装置を提供することを目的とする。また、本明細書の実施形態は、顧客が入力した情報以外にも既配送の履歴のうち正確な配送を行うための情報を効果的に伝達するための方法および装置を提供することを目的とする。また、本明細書の実施形態は、顧客に提供された情報に基づいて、配送を正確に行うための情報を獲得し、これを管理して、今後対応する配送が行われるとき、配送員に当該情報を効果的に伝達するための方法および装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を達成するために、本明細書の一実施形態に係る配送員端末における情報提供方法は、表示部の第1領域に表示される配送関連住所に関する第1情報を確認する段階と、前記表示部の第2領域に表示される配送関連顧客に関する第2情報を確認する段階と、前記表示部の第3領域に表示される配送に関連した少なくとも1つのイメージに関する第3情報を確認する段階と、前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域に確認された情報を表示する段階と、を含み、前記少なくとも1つのイメージ情報は、前記住所に対応する以前に行われた配送完了に関連したイメージ情報を含む。
【0006】
本明細書の他の実施形態に係る配送員端末は、通信を行うトランシーバーと、情報を表示する表示部と、前記表示部の第1領域に表示される配送関連住所に関する第1情報を確認し、前記表示部の第2領域に表示される配送関連顧客に関する第2情報を確認し、前記表示部の第3領域に表示される配送に関連した少なくとも1つのイメージに関する第3情報を確認し、前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域に確認された情報を表示する制御部と、を含み、前記少なくとも1つのイメージ情報は、前記住所に対応する以前に行われた配送完了に関連したイメージ情報を含む。
【発明の効果】
【0007】
本明細書の実施形態によれば、配送員が配送を行うとき、正確な配送のための追加的な情報を提供することによって、誤配送の可能性を減らすことができる。また、本明細書の実施形態によれば、顧客の追加的な情報を提供することなく、既配送のヒストリーのうち正確な配送を行うために必要な情報を管理し、これを適時に配送員に提供することによって、効果的な配送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本明細書の実施形態に係る配送システムを説明するための図である。
図2】本明細書の実施形態に係る配送員端末で配送関連情報を提供するための方法を説明するためのフローチャートである。
図3】本明細書の実施形態に係る配送過程の進行に対応する入力によって配送員端末で配送関連情報を提供するための方法を説明するためのフローチャートである。
図4】本明細書の実施形態に係る配送関連情報に提供されるイメージ情報を獲得し、これを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
図5】本明細書の実施形態に係る配送過程で各ノードが交換する情報とこれに対応する各ノードの動作を説明するための図である。
図6】本明細書の実施形態に係る配送員端末で提供される配送地図に関連したユーザインタフェース(user interface,UI)を説明するための図である。
図7】本明細書の実施形態に係る配送員端末で提供される配送リストに関連したUIを説明するための図である。
図8】本明細書の実施形態に係る配送員端末で提供される配送顧客に関連したUIを説明するための図である。
図9】本明細書の実施形態に係る配送員端末で提供される既存の配送関連イメージを提供し、現在の配送関連イメージを入力するためのUIを説明するための図である。
図10】本明細書の実施形態に係る配送員端末を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
実施形態を説明するに際して、本発明の属する技術分野によく知られており、本発明と直接的に関連のない技術内容に対しては、説明を省略する。これは、不要な説明を省略することによって、本発明の要旨を不明瞭にせず、一層明確に伝達するためである。
【0011】
同様の理由で添付の図面において一部の構成要素は誇張されたり省略されたり概略的に図示された。また、各構成要素のサイズは、実際のサイズを反映するものではない。各図面において、同一または対応の構成要素には、同じ参照番号を付ける。
【0012】
本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すると明確になる。しかしながら、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され得、ただ本実施形態は、本発明の開示が完全になるようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇により定義されるだけである。明細書全般において、同一の参照符号は、同一の構成要素を示す。
【0013】
この際、処理フローチャート図面の各ブロックとフローチャート図面の組合せは、コンピュータプログラムインストラクションにより行われ得ることを理解することができる。これらのコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセシング装備のプロセッサーに搭載され得るので、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセシング装備のプロセッサーを介して行われるそのインストラクションがフローチャートのブロックで説明された機能を行う手段を生成することになる。これらのコンピュータプログラムインストラクションは、特定の方式で機能を具現するために、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセシング装備を指向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されることも可能なので、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されたインストラクションは、フローチャートのブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションは、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能なので、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセシング装備上で一連の動作段階が行われて、コンピュータで実行されるプロセスを生成してコンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセシング装備を行うインストラクションは、フローチャートのブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
【0014】
また、各ブロックは、特定の論理的機能を実行するための1つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、いくつかの代替実行例においては、ブロックで言及された機能が順序を外れて発生することも可能であることに注目しなければならない。例えば、相次いで図示されている二つのブロックは、事実上、実質的に同時に行われることも可能であり、または、そのブロックが時々該当する機能によって逆順に行われることも可能である。
【0015】
この際、本実施形態において使用される「~部」という用語は、ソフトウェアまたはFPGAまたはASICのようなハードウェア構成要素を意味し、「~部」は、ある役割を行う。しかしながら、「~部」は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「~部」は、アドレッシングできる保存媒体にあるように構成されることも可能であり、1つまたはそれ以上のプロセッサーを再生させるように構成されることも可能である。したがって、一例として、「~部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素、およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシーザー、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、および変数を含む。構成要素と「~部」内で提供される機能は、さらに小さい数の構成要素および「~部」に結合されるか、追加的な構成要素と「~部」にさらに分離され得る。それだけでなく、構成要素および「~部」は、デバイスまたはセキュアマルチメディアカード内の1つまたはそれ以上のCPUを再生させるように具現されることも可能である。
【0016】
図1は、本明細書の実施形態に係る配送システムを説明するための図である。
【0017】
図1を参照すると、明細書の実施形態によって顧客101、102、103、サーバー111、および配送員121、122、123を含む配送システムが図示される。実施形態において顧客101、102、103は、顧客端末を介して、配送員121、122、123は、配送員端末を介してサーバー111と通信を行うことができ、提供された情報を確認することができる。
【0018】
顧客101、102、103は、サーバー111を介して配送要請を行い、配送に関連した情報を受信することができる。サーバー111は、配送に関連した情報を管理することができ、顧客が配送要請する物品に関する情報も管理することができる。より具体的には、顧客101、102、103は、サーバー111を介して所望の物品を購入し、配送要請も、サーバー111との情報交換を通じて行うことができる。実施形態においてサーバー111は、通信可能な複数のサーバー全体を含むか、そのうちの少なくとも一部を含むことができる。
【0019】
サーバー111は、顧客の物品配送に関連した情報を配送員121、122、123に伝送することができる。実施形態においてサーバー111は、配送員121、122、123に配送に関連した物品情報および配送を行うための配送関連情報を提供することができる。実施形態において配送関連情報は、物品を配送する住所情報、顧客が設定した物品を置く位置情報、その他に顧客が要請した配送関連設定情報、および配送のために追加的に入力しなければならない少なくとも1つの入力情報を含むことができる。
【0020】
配送員121、122、123は、このような情報に基づいて、配送を行うことができ、配送の進行に関連した情報をサーバー111に提供することができる。より具体的には、サーバー111は、配送員121、122、123が行う配送に関連した情報を提供することができ、配送員121、122、123は、配送を行う建物に該当する顧客の情報、住所情報、および具体的な配送関連設定情報を提供され得る。配送員121、122、123は、受信した情報に基づいて配送を行い、配送進行状況に関連した情報をサーバー111に提供することができる。より具体的には、配送を完了した場合、配送完了に関連したイメージ情報および配送が完了したことを示す情報をサーバー111に伝送することができ、サーバー111は、このような情報を受信すると、当該物品に対応する顧客に配送完了に関連したイメージ情報を提供することができる。このような情報提供を通じて、顧客は、当該物品が正確に配送されたかを確認することができ、これに対するフィードバックをサーバー111に提供することができる。実施形態においてフィードバックは、配送住所が正しいかに関する情報、設定した配送オプションに対応するように配送されたかに関する情報、および配送された物品の状態に関連した情報のうちの少なくとも1つを含むことができる。また、顧客は、配送に関連したフィードバックをサーバー111の要請を通じて、または顧客のトリガリングを通じて提供することができ、サーバー111は、当該フィードバックを記録し、これに基づいて今後配送を行うとき、配送員121、122、123に顧客のフィードバックが含まれた情報を提供することによって、配送の満足度を向上させることができる。
【0021】
図2は、本明細書の実施形態に係る配送員端末で配送関連情報提供のための方法を説明するためのフローチャートである。
【0022】
図2を参照すると、配送員端末における配送関連情報提供のための方法が示される。
【0023】
段階205において、配送員端末に顧客に関する配送情報を表示することができる。配送情報は、配送対象物品情報、配送住所情報、および顧客が設定した配送オプション情報を含むことができる。また、実施形態において配送情報は、配送時の注意事項情報を含むことができる。より具体的には、既存の顧客のフィードバックによって生成された情報が配送員に提供され得る。一例として、誤配送に関連したフィードバックが頻繁に受け付けられた顧客に対しては、配送時に誤配送の注意を指示する情報を一緒に提供することができる。また、顧客が配送位置を直接指定したが、以前の配送でこれに対する否定的なフィードバックが多く受け付けられた場合、当該配送位置を確認できる注意文言が提供されることも可能である。
【0024】
段階210において、配送員端末に配送関連詳細情報を表示することができる。実施形態において配送関連詳細情報は、顧客情報、顧客住所情報、配送ヒント情報、顧客要請情報、および顧客要請事項のうちの少なくとも1つを含むことができる。顧客住所情報は、第1フォーマットの住所および第2フォーマットの住所を含むことができる。各フォーマットの住所は、顧客の入力または顧客の入力による住所データベースの検索によって入力され得、このように異なるフォーマットの住所を提供することによって、配送員は、配送をより容易に行うことができる。実施形態において第1フォーマットの住所は、顧客の入力を通じて提供される住所情報であってもよく、第2フォーマットの住所は、配送員の便宜のために提供され得る住所であってもよいが、これに制限されない。実施形態において顧客要請情報は、配送時に顧客が要請した情報であり得、このような顧客要請情報は、既設定のチェックボックスを選択して受信された入力、および顧客が直接テキストまたはイメージを通じて入力した情報を含むことができる。このような顧客要請情報に基づいて、配送員は、配送サービスをより顧客適合性を有するように提供することができる。
【0025】
段階220において、配送員端末に配送情報入力のためのUIが提供され得る。実施形態において配送員は、現在行われる配送関連情報を端末に入力することができ、これに対するUIが端末に提供され得る。実施形態において当該UIには、顧客が作成した配送関連要請情報、配送地に出入りするための情報のうちの少なくとも1つが表示され得、顧客が具体的に指示した配送関連位置情報が提供され得る。また、一実施形態において情報入力のためのUIにおいても既存の顧客のフィードバックによって生成された情報が配送員に提供され得る。
【0026】
段階225において、配送員端末は、現在配送完了に関連したイメージを添付できるUIを提供することができる。これと共に、以前の段階で表示された情報のうちの少なくとも1つが表示され得、配送員が実際配送を行った位置を入力するUIとともに現在配送完了情報を表示できるイメージを添付できるUIを提供することができる。また、配送員端末は、以前の段階で問題なく配送されたイメージ情報を一緒に表示することができる。一例によれば、サーバーおよび配送員端末のうちの少なくとも1つは、以前の段階で現在の配送と対応する配送位置に対する写真を保存していてもよく、このうち否定的なフィードバックが受け付けられていないか、顧客が肯定的なフィードバックを受け付けたイメージを選択して、これを一緒に表示することができる。このように当該配送位置に対する既存の配送イメージを提供することによって、顧客が要請する事項と対応する方式で配送を行うことができる。より具体的には、配送員は、受取拒否、未配送および配送完了のうちの少なくとも1つを含む配送状態情報を入力することができる。受取拒否は、顧客が当該物品の受取を拒否したものであり、当該物品に対する配送手続が終了し、払い戻し手続が行われ得る。未配送の場合、配送を完了できないものであり、配送を行うことが不可能であるか、今後配送を行うように処理をするものであり、このような場合、状況によって払い戻しプロセスが始まったり、再配送を行うように、当該物品に関する情報がサーバーで変更され得る。配送完了に関する情報を入力する場合、当該物品の配送が完了し、これに関する情報が顧客に提供され得る。実施形態において配送員が配送完了処理をするために現在の配送に関連したイメージ情報を入力することができる。一例として、顧客の要請事項に符合する位置に物品を位置し、これに関するイメージ情報を獲得して、これを配送員端末を介してサーバーに伝送することができる。このように配送処理をすることで、状況に応じた物品の配送状態を調節でき、配送完了した場合、これに関する情報を効果的に提供することができる。
【0027】
段階230で、配送員が配送完了関連情報を確認することで、配送完了に関する情報がサーバーに伝送され得る。これと共に、以前の段階で獲得した現在の配送完了に関連したイメージも、サーバーに一緒に伝送され得る。このように配送完了を示す情報とともに、現在配送完了に対するイメージをサーバーが獲得することによって、顧客に情報を伝達するとき、これに関連した情報を一緒に伝送することができる。一方、実施形態において配送員端末がイメージ情報を常用通信網を介して直接顧客端末に伝送することもできる。
【0028】
図3は、本明細書の実施形態に係る配送過程の進行に対応する入力によって配送員端末で配送関連情報を提供するための方法を説明するためのフローチャートである。
【0029】
図3を参照すると、配送員端末で配送過程進行によって受信された入力に応じて配送関連情報を提供する方法が図示される。
【0030】
段階305において、配送員端末は、配送に関連した地図情報を表示することができる。実施形態において地図情報は、配送員の現在位置に基づいて、周辺の地図が表示され得、地図上に、配送する物品がある建物に対応するアイコンが表示され得る。このようなアイコンには、当該建物に対応する配送品の数字または顧客の数字のうちの少なくとも1つが表示され得、このような情報を通じて、配送員は、配送スケージュルを容易に確認することができ、当該アイコンを介して当該建物に対応する顧客あるいは配送を行う物品に関連した配送情報を確認することができる。当該配送情報には、追加的に顧客のフィードバックによって注意が必要な場合、これに対応する情報が表示され得る。より具体的には、誤配送注意を指示する文言または顧客が指示した配送位置を確認できる文言が表示され得る。これと共に、追加的に顧客が指示した配送関連の具体的なオプション情報も、一緒に表示され得る。
【0031】
段階310において、配送員端末は、建物選択の入力を受信することができる。実施形態において建物選択の入力は、建物に対応する位置で受信されるタッチ入力を含むことができ、地図上に表示されたアイコンに対応する位置で受信されるタッチ入力を含むことができる。
【0032】
段階315において、前記建物選択の入力によって当該建物に配送が必要な顧客または物品の具体的な情報が表示され得る。前記具体的な情報は、顧客を識別するための情報を含むことができ、このような情報に基づいて、配送員は、物品上の送り状と比較して複数の配送物品のうち当該顧客に伝送されるべき物品を識別することができる。また、前記具体的な情報は、顧客のフィードバックによって注意が必要な場合に表示される情報を含むことができ、少なくとも1つのフォーマットで表示される配送住所情報、および配送関連の具体的なオプション情報のうちの少なくとも1つが含まれ得る。このような具体的な情報は、少なくとも1つの顧客または物品に対するリスト形態で表示され得、このようなリストには、当該建物で配送を行う顧客または物品の少なくとも一部が表示され得る。
【0033】
段階320において、配送員端末は、顧客または住所を選択する入力を受信することができる。より具体的には、顧客または物品の情報が表示されるリストで当該顧客または物品を選択する入力を受信することができ、これに伴い、当該顧客または物品に関する具体的な情報が表示され得る。
【0034】
段階325において、選択された顧客または物品に対応する配送情報が表示され得る。実施形態において配送員は、表示された配送情報に基づいて、配送を行う顧客または物品情報を確認することができる。前記配送情報は、顧客が要請した情報、当該配送地に出入りするための情報を含むことができ、顧客のフィードバックによって注意が必要な場合に表示される情報を含むことができる。これと共に、配送に関する情報を入力するための少なくとも1つのアイコンが表示され得る。より具体的には、受取拒否、未配送、および配送完了のうちの少なくとも1つを入力するためのアイコンが表示され得る。このようなアイコンによってそれに対応するUIが提供され得る。本明細書の実施形態においては、配送完了を行った場合に対する過程を説明する。
【0035】
段階330において、配送完了の入力によって、配送員端末は、現在配送に関連した配送情報を入力できるUIを提供することができる。より具体的には、配送員は、前記UIを介して現在配送が完了したことを指示する情報を入力することができる。また、配送員は、現在配送に関連したイメージ情報を前記情報とともに入力することができる。
【0036】
段階335において、配送員端末は、配送ヒストリー関連情報を提供することができる。実施形態において配送ヒストリー関連情報は、前記配送情報入力関連UI上に提示されるか、別途の画面で提供され得る。前記配送ヒストリー関連イメージは、以前に当該配送地および配送オプションに対応して獲得されたイメージのうち顧客の否定的なフィードバックがないイメージを含むことができる。より具体的には、現在配送住所、顧客および配送オプションに対応する以前の配送完了イメージのうち顧客の否定的なフィードバックがないイメージを配送員端末に提供することができる。また、実施形態において前記イメージは、少なくとも1つのイメージを含むことができ、顧客の肯定的なフィードバックがあるイメージがあれば、これを優先して表示することができる。このような顧客の否定的なフィードバックがないイメージを配送情報入力に関連したUIで提供することによって、配送員は、当該配送が正確に受信されたかを、提供されるイメージ情報と比較して確認することができ、これにより、顧客のニーズを満たす配送実行が可能になり得る。
【0037】
図4は、本明細書の実施形態に係る配送関連情報に提供されるイメージ情報を獲得し、これを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
【0038】
図4を参照すると、配送関連情報と関連して配送員端末に提供されるイメージ情報を獲得し、これを提供する方法が図示される。実施形態において前記イメージ情報は、サーバーに獲得されているイメージであってもよく、これは、以前に当該配送員端末または他の配送員端末により報告されたイメージ情報であってもよい。このようなイメージ情報は、サーバーで確認され、確認されたイメージが配送員端末に提供されるものとして実施形態を説明するが、これに制限されず、配送員端末が配送員端末に保存されたイメージのうちの関連したイメージを選択して示す方式でも行われ得る。
【0039】
段階405において、サーバーは、配送員が現在行う配送による住所および配送オプションを確認し、確認された情報に対応する配送完了イメージセットを確認することができる。より具体的には、既配送のヒストリー情報に基づいて、配送住所および配送オプションが対応され、顧客に提供された配送完了関連イメージのうち否定的なフィードバックがなかった配送完了関連イメージを検索して、イメージセットを確認することができる。このようなイメージセットは、同じ住所および同じ配送オプションに対して顧客に伝送された後、顧客が否定的なフィードバックをしないイメージであり、このようなイメージを参考にして配送員が配送を行う場合、以前のように否定的なフィードバックを受ける可能性を低減することができる。
【0040】
段階410において、サーバーは、以前の段階で獲得したイメージセットで現在配送物品の注文者に関連した第1イメージサブセットを確認することができる。イメージセットの場合、住所と配送オプションに基づいてイメージを選択し、これに追加的に当該住所に同じ注文者の注文で注文完了と関連して収集されたイメージを第1イメージサブセットで確認することができる。より具体的には、現在配送物品の配送住所、顧客、および配送オプションが同じ配送完了関連イメージを確認することができる。
【0041】
段階415において、第1イメージサブセットの中の当該配送完了関連イメージに対応する顧客評価に基づいて、第2イメージサブセットを確認することができる。実施形態において顧客評価は、当該配送に関する顧客のフィードバック情報を含むことができ、否定的なフィードバックを受けていないイメージを選択することのように、受動的な確認が可能になり得、また、顧客に肯定的なフィードバックを受けたイメージを選択することのような能動的な確認が可能になり得る。このように、サーバーは、当該ユーザのイメージのうち否定的なフィードバックを受けていないイメージ、および肯定的なフィードバックを受けたイメージを選択することができる。また、否定的なフィードバックを受けたイメージを選択して誤った配送の例示を配送員に通知することができ、この場合、否定的なフィードバックを受けていないイメージと対比して、否定的なフィードバックを受けたイメージを表示して、配送員が両イメージを一緒に参照して配送を行うことができる。
【0042】
段階420において、サーバーは、第2イメージサブセットでイメージの優先順位を確認することができる。第2イメージサブセットのイメージの数字が十分でない場合、第1イメージサブセットで優先順位を確認することができ、第1イメージサブセットのイメージが十分でない場合、イメージセットで優先順位を確認することができる。より具体的には、イメージの優先順位は、肯定的なフィードバックを受けたイメージが否定的なフィードバックを受けていないイメージに比べて高い優先順位を有し得る。また、最近獲得されたイメージが、かなり前に獲得されたイメージに比べて高い優先順位を有し得る。このように当該イメージに優先順位を割り当てることができる。
【0043】
段階425において、サーバーは、優先順位が割り当てられたイメージ情報のうちの少なくとも一部を配送員端末に伝送して、配送員端末で当該イメージが表示されるようにすることができる。配送員端末で前記イメージは、優先順位に基づいて表示され、優先順位が高いイメージが先に表示され得る。一例として、優先順位が最も高い2個のイメージが配送員端末に表示され、それ以下の優先順位を有するイメージは、スクロールや別途のUIを介して確認することができる。
【0044】
一方、実施形態において説明の便宜のために各イメージセットとサブセットを順次に検索するものと説明したが、このような動作は、一回の検索により行われ得、一部の動作が省略されたり他の個別動作と併合されて行われ得ることは自明である。また、下位段階で獲得されたイメージの数字が十分でない場合、以前の段階まで獲得されたイメージを選択して配送員端末に提供することができる。この場合、イメージの優先順位を決定する段階は、第2イメージサブセットでなく、その段階で獲得したイメージサブセットに基づいて行われ得る。
【0045】
また、実施形態において基本的に配送住所が一致する場合、同じ配送地であると判断し、当該配送住所に基づいて現在配送と対応する配送オプションに該当するイメージを顧客に提供することができる。ただし、顧客によって同じ配送オプションを選択する場合にも、異なる配送場所を要求する場合があり得るところ、同一住所で異なる顧客が商品を注文する場合もカバーすることができる。また、実施形態において一部のサブセットを選択する段階が省略されることも可能である。
【0046】
図5は、本明細書の実施形態に係る配送過程で各ノードが交換する情報とこれに対応する各ノードの動作を説明するための図である。
【0047】
図5を参照すると、本明細書の実施形態によって顧客、サーバーおよび配送員が情報を交換する方法が図示される。
【0048】
段階505において、サーバーは、配送員に配送関連情報を伝送することができる。配送関連情報は、サーバーのトリガリングおよび配送員のトリガリングのうちの少なくとも1つに基づいて伝送され得る。配送関連情報は、配送される物品の送り状情報、配送住所情報および配送オプション情報のうちの少なくとも1つを含むことができ、本明細書で説明する配送関連情報のうちの少なくとも1つを追加的に伝送することができる。配送員は、受信した配送関連情報に基づいて配送を行うことができる。
【0049】
段階510において、配送員は、配送を行い、配送完了関連入力のためのUI要請をすることができる。実施形態において配送員が配送完了の入力を行う前に、現在配送に関連したイメージ情報を獲得し、これをサーバーに伝送することができるが、この際、既存の配送ヒストリーに基づいて、対応するイメージをディスプレイすることができる。このようなUI要請を通じて最終配送完了情報を入力することができ、関連したイメージ情報をサーバーから獲得することができる。
【0050】
段階515において、サーバーは、受信した情報に基づいて、配送ヒストリーで現在配送に関連した既存の配送完了関連イメージを獲得して、これを配送員に伝送することができる。実施形態において配送完了関連イメージは、現在配送を行う住所、配送オプション、顧客情報、および顧客のフィードバック情報のうちの少なくとも1つに基づいて選定され得、イメージ情報を伝送しつつ、当該イメージの優先順位情報を伝送することができる。優先順位情報は、当該配送完了関連イメージに対応する顧客のフィードバックに基づいて決定され得、当該イメージが撮影された日付および当該イメージに関連した顧客情報も追加的に決定され得る。また、肯定的なフィードバックを受けたイメージの優先順位を高めることができ、否定的な評価を受けていないイメージに関する優先順位は、肯定的なフィードバックを受けたイメージの優先順位より低く設定することができる。
【0051】
段階520において、配送員は、受信した情報に基づいて、配送完了の有無を確認することができる。より具体的には、配送員は、サーバーから提供された既存に獲得されていた配送完了関連イメージに基づいて、配送が正確に行われたかを確認することができる。また、配送員は、現在配送完了に関連したイメージをサーバーに伝送することができる。一例として、現在配送オプションが玄関ドア前の配送である場合、配送員は、玄関ドア前に物品を置いて写真を撮った後、当該写真をサーバーに伝送することができる。
【0052】
段階525において、サーバーは、受信した情報に基づいて、当該物品に対する配送完了の有無を確認し、これに関する情報を顧客に提供することができる。実施形態において顧客に伝送される情報は、段階520において受信した情報のうちの少なくとも一部を含むことができる。このように配送完了イメージを顧客に伝送することによって、顧客が配送住所にいない場合にも、顧客端末を介して完了した配送イメージを確認することができ、これに基づいて、フィードバックをすぐに提供することができる。
【0053】
段階530において、顧客は、受信した情報に基づいて、現在配送イメージに関するフィードバック情報を伝送することができる。一例として、イメージに基づいて、確認された配送住所が、自分が指定した住所でない場合、誤配送に関連したフィードバックをサーバーに伝送することができる。また、配送が、自分が指定した住所およびオプションに対応する場合、肯定的なフィードバックを伝送することができる。また、配送イメージで獲得した情報が、自分が指定した住所は正しいが、配送オプションに対応しない場合、配送オプションに関連したフィードバックをサーバーに伝送することができる。
【0054】
段階535において、サーバーは、受信した情報に基づいて、配送ヒストリーをアップデートし、獲得されたイメージおよびフィードバック情報に基づいて、今後同一住所に配送が行われる場合、これに基づいて、配送完了関連イメージを配送員端末に提供することができる。
【0055】
このように、顧客、サーバーおよび配送員間の情報交換を通じて正確な配送のための補助情報が提供可能であり、配送員が配送を行った後、配送完了関連情報を顧客に提供して、顧客から誤配送の有無および配送オプションに関連したフィードバック情報を獲得することができる。実施形態において当該配送に対するフィードバックが否定的な場合、これに関する情報を取り集めて、今後同一住所または顧客に配送時に否定的なフィードバックに基づいて、配送員端末に以前のフィードバックに基づいて、生成された警告情報を提供することによって、配送員がこれに基づいて、配送を行うことができて、顧客満足度が高くなり得る。
【0056】
一方、実施形態において既存の配送完了関連イメージが配送完了関連イメージを入力する前に提供されることも可能である。このような場合、配送関連詳細情報を配送員に提供するとき、当該イメージを配送員端末に共に表示することができ、このような場合、配送員は、配送された物品を位置させる前に、対応するイメージ情報を確認し、確認結果に対応するように配送を行うことができる。一方、この場合、提供される配送完了関連イメージは、配送関連警告文言とともに表示され得る。
【0057】
図6は、本明細書の実施形態に係る配送員端末で提供される配送地図に関連したUIを説明するための図である。
【0058】
図6を参照すると、配送員端末に表示される配送地図に関連したUIが図示される。実施形態においては配送員端末の表示部に基づいて、説明し、当該表示部は、タッチスクリーンであり、情報表示および入力が当該タッチスクリーンを介して行われ得る。
【0059】
第1領域610には、地図イメージが表示され得る。また、第1領域610のうちの少なくとも一部には、配送関連日程情報612が表示され得る。当該配送関連日程は、時間情報に基づいて、配送を行うことができるように、建物位置によって特定の時区間に配送できるように参考的な情報を提供する。また、地図上に情報アイコン615が図示され得る。情報アイコン615は、建物に対応するように表示され得、アイコン615の内部に当該建物に行う配送件数を表示することができる。
【0060】
実施形態においてアイコン615に対する選択入力によってアイコン615に対応する配送情報が第1領域610の下に表示され得る。実施形態において配送情報は、当該アイコン615に対応する建物で行う配送リストに関する情報を含み、実施形態において、まず1つの配送に関する情報を表示することができる。
【0061】
配送情報は、建物名620を含むことができる。また、配送オプション関連情報625を表示することができる。配送オプション関連情報625は、配送ヒントがあるか否か、出入りのための追加的な情報が必要であるか否か、ベルを押してもかまわないか否か、ノックをしてもかまわないか否か、および配送の具体的な位置を指定する情報を含む。実施形態において配送の具体的な位置を指定する情報は、配送される物品を玄関ドア前に位置するように指定している。
【0062】
また、実施形態において配送情報は、当該配送に関連した警告文言を含むことができる。実施形態において警告文言は、「誤配送注意」で表示され得、当該文言は、既存の配送に対する顧客のフィードバックに基づいて、生成されて表示され得る。その他にも、配送オプションに関連した注意文言も表示され得る。一例として、「玄関ドア前配送留意」、「管理室配送留意」のように顧客の設定による配送位置をよく守ることを要求する文言を選択的に出力することができる。
【0063】
配送情報は、当該建物の住所情報635を含むことができ、これは、顧客が入力した情報に基づいて、生成される。
【0064】
配送情報は、運送状情報640およびこれによる追加業務情報を含むことができる。追加業務情報は、配送を行わなければならない物品の数、返品を受け取らなければならない物品の数、および配送完了した物品の数を含むことができる。これに基づいて、配送員は、配送スケジュールを調節することができる。
【0065】
実施形態において表示されるリストで1つの住所を選択する場合、これに対するUIが追加的に配送員端末に提供され、これは、以下で説明することとする。
【0066】
図7は、本明細書の実施形態に係る配送員端末で提供される配送リストに関連したUIを説明するための図である。
【0067】
図7を参照すると、配送員端末に表示される配送リストに関連したUIが図示される。実施形態において配送員端末の表示部に基づいて説明し、当該表示部は、タッチスクリーンであり、情報表示および入力が当該タッチスクリーンを介して行われ得る。
【0068】
端末の表示部に配送リスト関連情報が表示され得る。実施形態において表示部に現在進行中の全体配送関連情報710が表示され得る。現在進行中の全体配送関連情報710は、配送を行うべき物品の個数および配送が完了された物品の個数に関する情報が表示され得る。
【0069】
識別番号715に現在配送を受信する顧客名と当該顧客に関する配送物品の個数情報が表示され得る。実施形態において顧客に対応する配送物品の個数は、別途の物品の送り状情報に基づいて統合して管理され得る。
【0070】
識別番号720に現在配送に関連した警告文言が表示され得る。実施形態において警告文言は、「誤配送注意」で表示され得、当該文言は、既存の配送に対する顧客のフィードバックに基づいて生成されて表示され得る。その他にも、配送オプションに関連した注意文言も表示され得る。一例として、「玄関ドア前配送留意」、「管理室配送留意」のように、顧客の設定による配送位置をよく守ることを要求する文言を選択的に出力することができる。
【0071】
識別番号725および730には、当該顧客に対応する配送住所が表示され得る。実施形態において配送住所は、少なくとも1つのフォーマットで表示され得、識別番号725には、第1フォーマットの住所、識別番号730には、第2フォーマットの住所が表示され得る。実施形態において配送地を示す住所形式は、多様に設定され得、配送員の便宜のために複数のフォーマットの住所が表示され得る。一例として、住所フォーマットは、ユーザの入力によって決定された住所、行政機関が設定した住所および当該配送地に対する以前に称された住所のうちの少なくとも1つが住所フォーマットに決定され得、このようなフォーマットの住所が識別番号725および730に表示され得る。
【0072】
識別番号735には、配送に関連した具体的な情報が表示され得る。一例として、配送位置に進入するためのパスワード情報、配送ヒント情報アイコン、ベル禁止の有無およびノック禁止の有無のうちの少なくとも1つを含む情報が表示され得、配送員は、このような情報に基づいて、配送位置に効果的に到達することができる。
【0073】
識別番号740には、顧客が入力した追加要請事項が表示され、顧客は、物品の購入または配送要請時に当該情報を記入することができ、これを通じて、配送員は、顧客の要請を効果的に行うことができる。
【0074】
識別番号745には、顧客が指定した配送位置情報が提供され得る。実施形態において顧客が指定した配送位置に図示される情報は、顧客が入力ボックスで選択して決定した情報を含むことができ、実施形態において顧客住所の玄関ドア前に配送することを要請したことが図示される。
【0075】
このように提供される配送リスト情報に基づいて、配送員は、効果的に配送を行うことができ、本UIの少なくとも一部に対応する入力を通じて配送顧客に関連したUIが表示され得る。
【0076】
図8は、本明細書の実施形態に係る配送員端末で提供される配送顧客に関連したUIを説明するための図である。
【0077】
図8を参照すると、配送員端末に表示される配送顧客に関連したUIが図示される。実施形態において配送員端末の表示部に基づいて説明し、当該表示部は、タッチスクリーンであり、情報表示および入力が当該タッチスクリーンを介して行われ得る。
【0078】
識別番号810で、現在配送に関連した警告文言が表示され得る。実施形態において警告文言は、「誤配送注意」で表示され得、当該文言は、既存の配送に対する顧客のフィードバックに基づいて生成されて表示され得る。その他にも、配送オプションに関連した注意文言も表示され得る。一例として、「玄関ドア前配送留意」、「管理室配送留意」のように、顧客の設定による配送位置をよく守ることを要求する文言を選択的に出力することができる。
【0079】
識別番号815に配送地出入りのための情報を表示したり、これを登録できるUIが図示される。このような配送地出入りのための情報は、既存の顧客または配送員により登録され得、出入りのための暗号情報を含むことができる。
【0080】
識別番号820に顧客が入力した顧客要請事項が表示され得る。実施形態において具体的な情報は表示されていないが、配送のためのより具体的な位置を指定したり、配送後に電話を要請するなどの情報が顧客により作成され、サーバーを介して配送員端末に伝送され得る。
【0081】
識別番号825および830には、出入りのための情報が表示され得る。実施形態において第1タイプの出入り情報が識別番号825に表示され、第2タイプの出入り情報が識別番号830に表示され得る。第1タイプの出入り情報は、当該建物を出入りするための共有暗号情報を含むことができ、第2タイプの出入り情報は、当該配送地に出入りするための暗号情報を含むことができる。
【0082】
識別番号835には、顧客が指定した配送位置情報が提供され得る。実施形態において顧客が指定した配送位置に図示される情報は、顧客が入力ボックスで選択して決定した情報を含むことができ、実施形態において顧客住所の玄関ドア前に配送することを要請したことが図示される。
【0083】
実施形態において配送員が配送実行に関連した情報を入力するためのUIが図示される。より具体的には、受取拒否アイコン840、未配送アイコン845、および配送完了アイコン850が図示される。受取拒否は、顧客が当該物品の受取を拒否したものであり、当該物品に対する配送手続が終了し、払い戻し手続が行われ得る。未配送の場合、配送を完了しないものであり、配送を行うことが不可能であるか、今後配送を行うように処理をするものであり、このような場合、状況によって払い戻しプロセスが始まるか、再配送を行うように、当該物品に関する情報がサーバーで変更され得る。配送完了に関する情報を入力する場合、当該物品の配送が完了し、これに関する情報が顧客に提供され得る。実施形態において配送員が配送完了処理をするために、現在配送に関連したイメージ情報を入力することができ、これは、現在画面または別途の写真入力UIを介してイメージが獲得され得る。実施形態において配送完了を基準とした後、UIを説明することとする。
【0084】
図9は、本明細書の実施形態に係る配送員端末で提供される既存の配送関連イメージを提供し、現在の配送関連イメージを入力するためのUIを説明するための図である。
【0085】
図9を参照すると、配送員端末に表示される配送顧客に関連したUIが図示される。実施形態において配送員端末の表示部に基づいて説明し、当該表示部は、タッチスクリーンであり、情報表示および入力が当該タッチスクリーンを介して行われ得る。また、実施形態のUIは、配送完了を選択した後、最終配送関連情報を入力するために表示され得、配送員が配送方法と現在の配送関連イメージをアップロードするためのUIを含むことができる。
【0086】
識別番号910および915に配送ヒストリーに基づいて、配送に参照できるイメージ情報が図示される。以前の実施形態において説明したように、既存の配送ヒストリーで現在の配送情報に対応され、顧客の否定的なフィードバックがないか、肯定的なフィードバックがある写真を選定して表示することができる。また、当該領域に表示されるイメージは、スクロール等を介して追加的に確認することができ、先に表示されるイメージの場合、優先順位が高いイメージでありうる。
【0087】
識別番号920において、現在配送に関連した警告文言が表示され得る。実施形態において警告文言は、「誤配送注意」で表示され得、当該文言は、既存の配送に対する顧客のフィードバックに基づいて生成されて表示され得る。その他にも、配送オプションに関連した注意文言も表示され得る。一例として、「玄関ドア前配送留意」、「管理室配送留意」のように、顧客の設定による配送位置をよく守ることを要求する文言を選択的に出力することができる。
【0088】
識別番号925に配送員の確認のために配送住所を表示することができる。このように配送住所を表示することによって、当該配送住所が正しいかを最終的に確認することができる。
【0089】
識別番号930に当該配送に関連した顧客情報を表示することができる。また、顧客情報の近隣に現在警告文言に関連した情報が表示され得、当該領域に対応する入力が受信されると、既存の誤配送に関連した情報が提供され得る。このような情報は、サーバーで既存の誤配送に関連したフィードバックが受信されたイメージを選定して、配送員端末に提供することができる。
【0090】
識別番号935に顧客が指定した具体的な配送場所情報が表示され、配送員は、これを確認して、識別番号940の配送を行った場所を入力するUIを介して情報を提供することができる。実施形態において顧客が玄関ドア前の配送を要請し、配送員は、当該領域に対応する入力を通じて玄関ドア前への伝達を行ったことを入力することができる。前記入力によって玄関ドア前への伝達の前のアイコンが選択されたものとして表示され得る。一方、識別番号940に表示される情報は、配送完了に関する類型を示す情報を含むことができる。
【0091】
識別番号945に現在配送に関連したイメージを添付するためのUIが提供される。配送員は、配送を行い、当該配送に関連したイメージを撮影して、本UIを介してアップロードを行うことができる。実施形態においてアップロードされたイメージは、識別番号910および915に表示されたイメージとともに同じ画面に表示され得る。
【0092】
識別番号950に配送完了に関連したアイコンが表示され、当該アイコンに対する入力が受信されると、最終的に配送完了に関連した情報がサーバーに伝送され得る。実施形態においてユーザの入力によってリアルタイムで情報がサーバーに伝送され、当該アイコンに対する入力で最終入力されたことを確認する方式でUIが具現されることも可能である。
【0093】
このように配送完了に関連した情報を入力するとき、現在配送情報と対応され、顧客の否定的なフィードバックが獲得されていない配送イメージを一緒に表示することによって、配送員は、顧客の要請をより明確に確認し、これに伴い、より正確な配送を効果的に行うことができる。
【0094】
上記の実施形態において図6図9のUIは、順次に提供され得る。より具体的には、図6のUIに対応する入力によって図7のUIが表示され、以後、対応する入力によってそれぞれ図8および図9が順次に表示され得る。また、実施形態の全般においてUIを表示することを各領域の情報を表示する段階に分けて記述することができる。
【0095】
図10は、本明細書の実施形態に係る配送員端末を説明するための図である。
【0096】
図10を参照すると、実施形態に係る配送員端末を説明するための機能ブロックが図示され、配送員端末は、トランシーバー1010、メモリ1020、ディスプレイ1030、入力部1040およびプロセッサー1050のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0097】
トランシーバー1010は、他のノードと通信を行うことができる。トランシーバー1010は、有線および無線通信を行うことができ、無線通信の場合、常用の多様な無線通信プラットフォームを使用することができる。
【0098】
メモリ1020は、配送員端末の動作に関連した情報を保存することができ、トランシーバー1010を介して送受信される情報のうちの少なくとも一部を保存することができる。
【0099】
ディスプレイ1030は、配送員端末の動作に関連した情報を表示することができる。
【0100】
入力部1040は、配送員端末に関連した入力を受信することができる。一例として、ディスプレイ1030および入力部1040は、タッチスクリーンを介して具現され得る。
【0101】
プロセッサー1050は、配送員端末の動作に関連した全般的な制御を行うことができる。プロセッサー1050は、少なくとも1つのサブプロセッサーを含むことができる。
【0102】
また、実施形態において顧客端末も、配送員端末に対応する構成を含むことができ、サーバーも、他のノードと通信を行うトランシーバー、サーバーの動作に関連してサーバー全般を制御し、実施形態においてサーバーの動作に関連した制御を行うプロセッサーを含むことができる。また、実施形態においてプロセッサーの動作は、制御部の動作として言及され得る。
【0103】
なお、本明細書と図面には、本発明の好ましい実施形態について開示し、たとえ特定用語が使用されても、これは、ただ本発明の技術内容を容易に説明し、発明の理解を助けるための一般的な意味で使用されたものであって、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態の他にも、本発明の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であることは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に自明である。
【符号の説明】
【0104】
101、102、103 顧客
111 サーバー
121、122、123 配送員
1010 トランシーバー
1020 メモリ
1030 ディスプレイ
1040 入力部
1050 プロセッサー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10