(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-06
(45)【発行日】2023-11-14
(54)【発明の名称】バーナー集合体、ガスタービン燃焼器及びガスタービン
(51)【国際特許分類】
F23R 3/28 20060101AFI20231107BHJP
F23D 14/10 20060101ALI20231107BHJP
【FI】
F23R3/28 D
F23D14/10 C
(21)【出願番号】P 2020076142
(22)【出願日】2020-04-22
【審査請求日】2022-08-25
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和元(2019)年7月18日に、東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)で開催された、2019年度NEDO次世代電池・水素成果報告会において発表
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成28年度、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「水素利用等先導研究開発事業/大規模水素利用技術の研究開発/水素専焼対応型Dry Low NOx高温ガスタービンの研究開発」に係る委託研究、産業技術力強化法第17条の適用を受ける特許出願
(73)【特許権者】
【識別番号】000006208
【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000785
【氏名又は名称】SSIP弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】福場 信一
(72)【発明者】
【氏名】瀧口 智志
(72)【発明者】
【氏名】三浦 圭祐
(72)【発明者】
【氏名】浅井 智広
(72)【発明者】
【氏名】宮本 健司
(72)【発明者】
【氏名】川上 朋
(72)【発明者】
【氏名】谷口 健太
(72)【発明者】
【氏名】多田 勝義
【審査官】高吉 統久
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-091259(JP,A)
【文献】特開平05-196232(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0045450(US,A1)
【文献】特開2011-058792(JP,A)
【文献】特開2019-168198(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F23R 3/28
F23R 3/32
F23D 14/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料及び空気を混合するための複数のバーナーを備えるバーナー集合体であって、
前記
バーナー集合体は、
前記燃料を噴射するための
複数の燃料ノズルと、
前記
複数の燃料ノズルから噴射された燃料と、空気とが流入する
複数の混合流路と、
を含み、
前記
複数の燃料ノズルの各々は、前記混合流路
内を流れる前記空気の流れ方向において
前記混合流路の入口よりも上流側に突出する突出部を含み、
複数の前記突出部は、前記各突出部の周囲に配置された複数の前記混合流路のそれぞれに対して燃料を供給するために、周囲に配置された複数の前記混合流路のそれぞれに対応させて前記各突出部の側面に形成された複数の燃料噴射孔を含み、
前記突出部の頂面は、凸曲面を含む、バーナー集合体。
【請求項2】
燃料及び空気を混合するための複数のバーナーを備えるバーナー集合体であって、
前記複数のバーナーの各々は、
前記燃料を噴射するための少なくとも1つの燃料ノズルと、
前記少なくとも1つの燃料ノズルから噴射された燃料と、空気とが流入する混合流路と、
を含み、
前記少なくとも1つの燃料ノズルの各々は、前記混合流路の入口よりも前記空気の流れ方向において上流側に突出する突出部を含み、
前記少なくとも1つの燃料ノズルの各々は、前記突出部の側面に形成された少なくとも1つの燃料噴射孔を含み、
前記突出部の頂面は、凸曲面を含み、
前記複数のバーナーは、第1バーナーと、前記第1バーナーの前記混合流路に最も近接する前記混合流路を有する第2バーナーとを含み、
前記第1バーナーの前記混合流路を形成する流路壁と前記第2バーナーの前記混合流路を形成する流路壁とは、前記第1バーナーの前記混合流路と前記第2バーナーの前記混合流路とを仕切る隔壁部を共有しており、
前記隔壁部のうち前記空気の流れ方向における上流側の端部において、前記隔壁部の厚さは前記空気の流れ方向において上流側に向かうにつれて小さくなる
、バーナー集合体。
【請求項3】
前記隔壁部の断面のうち、前記第1バーナーの前記混合流路の入口の中心と前記第2バーナーの前記混合流路の入口の中心とを通り、前記第1バーナーの前記混合流路の中心軸線に沿った断面を第1断面とすると、
前記隔壁部のうち空気の流れ方向における上流側の端面は、前記第1断面において凸曲線を含む、請求項2に記載のバーナー集合体。
【請求項4】
前記第1バーナーは、前記少なくとも1つの燃料ノズルとして、燃料を噴射するための第1燃料ノズル及び第2燃料ノズルを含み、
前記第1燃料ノズルの前記突出部は、前記隔壁部に隣接して設けられ、
前記第2燃料ノズルの前記突出部は、前記第1断面を含む平面を挟んで前記第1燃料ノズルの前記突出部と反対側において、前記隔壁部に隣接して設けられ、
前記隔壁部の高さは、前記第1断面から前記第1燃料ノズルの前記突出部に近づくにつれて大きくなる、請求項3に記載のバーナー集合体。
【請求項5】
前記隔壁部の前記端面は、前記第1バーナーの前記混合流路の入口の中心と前記第2バーナーの前記混合流路の入口の中心とを結ぶ直線に直交する断面において、前記第1燃料ノズルの前記突出部の前記側面と前記第2燃料ノズルの前記突出部の前記側面とを接続する凹曲線を含む、請求項4に記載のバーナー集合体。
【請求項6】
前記第1バーナーの前記燃料ノズルの前記突出部の側面には、前記第1バーナーの前記混合流路に前記燃料を供給する燃料噴射孔と、前記第2バーナーの前記混合流路に燃料を噴射する燃料噴射孔と、が形成された、請求項2乃至5の何れか1項に記載のバーナー集合体。
【請求項7】
請求項1乃至
6の何れか1項に記載のバーナー集合体と、
前記バーナー集合体の下流側に火炎が形成される空間を形成する燃焼筒と、
を備える、ガスタービン燃焼器。
【請求項8】
圧縮機と、
前記圧縮機によって圧縮した空気と燃料とが供給され、前記燃料を燃焼させて燃焼ガスを発生させるように構成されたガスタービン燃焼器と、
前記ガスタービン燃焼器で発生した前記燃焼ガスにより駆動するタービンと、
を備え、
前記ガスタービン燃焼器は、請求項
7に記載のガスタービン燃焼器である、ガスタービン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、バーナー集合体及びガスタービン燃焼器に関する。
【背景技術】
【0002】
フラッシュバックのリスクが高い燃料(例えば水素等)に対して、フラッシュバック耐性を有しつつ低NOx化を実現するための技術として、バーナー集合体(クラスタバーナ)により多数の独立した短小火炎を形成させる技術がある。
【0003】
この技術では、燃料と空気とを混合する混合流路を複数配置し、燃料混合のスケールを小さくすることで、燃料と空気の混合に旋回流を積極的に利用しなくても、高い混合性能を得ることができる。
【0004】
特許文献1には、低NOx化を図りつつフラッシュバックを抑制するためのバーナー集合体が開示されている。このバーナー集合体の各バーナーは、燃料ノズルと、燃料及び空気が流入する混合流路とを備えており、燃料ノズルは、混合流路の入口よりも空気の流れ方向において上流側に突出する突出部を含む。また、突出部の側面には燃料噴射孔が形成されており、燃料噴射孔から噴射された燃料が空気とともに混合流路の入口に流入して、燃料と空気とが混合される。
【0005】
特許文献1には、混合流路の入口よりも空気の流れ方向における上流側に突出した突出部から燃料を噴射することにより、燃料と空気とを効果的に混合して混合流路内での燃料濃度の偏りを抑制し、低NOx化を図ることができる旨が記載されている。また、混合流路の入口より上流且つ燃料噴射孔より下流の位置に空気が流入することで、燃料噴射孔の下流側の流路壁付近で燃料が高濃度化することが抑制されるため、フラッシュバック(逆火)を抑制することができる旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載のバーナー集合体では、フラッシュバックを抑制する観点において更なる改良の余地がある。
【0008】
上述の事情に鑑みて、本開示は、フラッシュバックを抑制可能なバーナー集合体及びガスタービン燃焼器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本開示に係るバーナー集合体は、
燃料及び空気を混合するための複数のバーナーを備えるバーナー集合体であって、
前記複数のバーナーの各々は、
前記燃料を噴射するための少なくとも1つの燃料ノズルと、
前記少なくとも1つの燃料ノズルから噴射された燃料と、空気とが流入する混合流路と、
を含み、
前記少なくとも1つの燃料ノズルの各々は、前記混合流路の入口よりも前記空気の流れ方向において上流側に突出する突出部を含み、
前記少なくとも1つの燃料ノズルの各々は、前記突出部の側面に形成された少なくとも1つの燃料噴射孔を含み、
前記突出部の頂面は、凸曲面を含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、フラッシュバックを抑制可能なバーナー集合体及びガスタービン燃焼器が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】一実施形態に係るガスタービン100を示す概略構成図である。
【
図3】一実施形態に係るバーナー集合体32(32A)の一部を示す部分概略斜視図である。
【
図4】バーナー集合体32(32A)の一部を中心軸線Lに沿って空気の流れ方向の上流側から視た概略図(
図2のA方向視図の一例)である。
【
図5】
図4におけるB-B断面の一部を示す概略図である。
【
図6】
図4におけるC-C断面の一部を示す概略図である。
【
図7】一比較形態に係るバーナー集合体032の一部を示す概略断面図である。
【
図8】
図7の領域S2における中心軸線Oに沿う方向の流速(軸流速)の分布を示す図である。
【
図9】
図5の領域S1における中心軸線Oに沿う方向の流速の分布を示す図である。
【
図10】他の実施形態に係るバーナー集合体32(32B)の一部を示す部分概略斜視図である。
【
図11】バーナー集合体32(32B)の一部を中心軸線Lに沿って空気の流れ方向の上流側から視た概略図(
図2のA方向視図の一例)である。
【
図12】
図11におけるC-C断面の一部を示す概略図である。
【
図13】
図11におけるF-F断面の一部を示す概略図である。
【
図14】上記バーナー集合体32(32A)について
図4のC-C断面における燃料と空気の流れを示す図である。
【
図15】上記バーナー集合体32(32A)について
図14の領域S4における中心軸線Oに沿う方向の流速の分布を示す図である。
【
図16】上記バーナー集合体32(32B)について
図12の領域S3における中心軸線Oに沿う方向の流速の分布を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
【0013】
図1は、本開示の一実施形態に係るガスタービン100を示す概略構成図である。
図1に示すように、一実施形態に係るガスタービン100は、燃焼器4に供給される酸化剤としての空気を圧縮(即ち圧縮空気を生成)するための圧縮機2と、圧縮空気及び燃料を用いて燃焼ガスを発生させるための燃焼器4(ガスタービン燃焼器)と、燃焼器4から排出された燃焼ガスにより駆動されるように構成されたタービン6と、を備える。発電用のガスタービン100の場合、不図示の発電機がタービン6に連結されており、タービン6の回転エネルギーによって発電が行われる。
【0014】
ガスタービン100が備える燃焼器4では、燃料との空気との混合気体を燃焼させることで、上記の燃焼ガスが発生する。燃焼器4で燃焼される燃焼される燃料としては、水素、メタン、軽油、重油、ジェット燃料、天然ガス、ガス化した石炭等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を任意に組み合わせて燃焼できる。
【0015】
圧縮機2は、圧縮機車室10と、圧縮機車室10の入口側に設けられ、空気を取り込むための空気取入口12と、圧縮機車室10及びタービン車室22を共に貫通するように設けられたロータ8と、圧縮機車室10内に配置された各種の翼と、を備える。各種の翼は、空気取入口12側に設けられた入口案内翼14と、圧縮機車室10側に固定された複数の静翼16と、静翼16に対して交互に配列されるようにロータ8に植設された複数の動翼18と、を含む。このような圧縮機2において、空気取入口12から取り込まれた空気は、複数の静翼16及び複数の動翼18を通過して圧縮されることで高温高圧の圧縮空気となる。そして、高温高圧の圧縮空気は圧縮機2から後段の燃焼器4に送られる。
【0016】
燃焼器4は、ロータ8を中心として周方向に間隔を空けて複数配置される。燃焼器4には燃料と圧縮機2で生成された圧縮空気とが供給され、燃料を燃焼させることによって、タービン6の作動流体である燃焼ガスが発生する。そして、燃焼ガスは燃焼器4から後段のタービン6に送られる。
【0017】
タービン6は、タービン車室22と、タービン車室22内に配置された各種の翼と、を備える。各種の翼は、タービン車室22側に固定された複数の静翼24と、静翼24に対して交互に配列されるようにロータ8に植設された複数の動翼26と、を含む。タービン6においては、燃焼ガスが複数の静翼24及ぶ複数の動翼26を通過することで、ロータ8が回転駆動する。これにより、ロータ8に連結された発電機(図示しない)が駆動される。
【0018】
また、タービン車室22の下流側には、排気車室28を介して排気室30が連結される。タービン6を駆動した後の燃焼ガスは、排気車室28及び排気室30を介して外部へ排出される。
【0019】
図2は、燃焼器4の近傍を示す断面図である。燃焼器4は、バーナー集合体32と、バーナー集合体32を収容する有底の筒状のケーシング20と、バーナー集合体32の下流側に火炎が形成される空間を形成する燃焼筒25と、を含む。
図2において、一点鎖線は、ケーシング20、バーナー集合体32、及び燃焼筒25の各々に共通の中心軸線Lである。燃焼器4のケーシング20の内部にはバーナー集合体32が配置される。図示する例示的実施形態では、バーナー集合体32は、ケーシング20の内部に配置された筒状部材34の内側に保持されており、筒状部材34は、中心軸線Lの周りに間隔を空けて配置された複数の支持部35を介してケーシング20に支持される。ケーシング20と筒状部材34の外周面との間(ケーシング20とバーナー集合体32の外周面との間)には、車室40から流入した圧縮空気が流れる空気流路36が形成される。
【0020】
車室40から空気流路36に流入した圧縮空気は、バーナー集合体32とケーシング20の底面21との軸方向の隙間23を通って、バーナー集合体32が備える後述の複数の混合流路46に燃料とともに流入する。バーナー集合体32で混合された燃料と空気とは、不図示の着火装置により着火されて、燃焼筒25に火炎が形成されて燃焼ガスを生成する。
【0021】
図3は、一実施形態に係るバーナー集合体32(32A)の一部を示す部分概略斜視図である。
図4は、バーナー集合体32(32A)の一部を中心軸線Lに沿って空気の流れ方向の上流側から視た概略図(
図2のA方向視図の一例)である。
図5は、
図4におけるB-B断面の一部を示す概略図である。
図6は、
図4におけるC-C断面の一部を示す概略図である。
【0022】
例えば
図3又は
図4に示すように、バーナー集合体32は、燃料及び空気を混合するための複数のバーナー42を備える。
【0023】
例えば
図3~
図5の何れかに示すように、バーナー42の各々は、燃料を噴射するための複数の燃料ノズル43と、複数の燃料ノズル43から噴射された燃料と車室40(
図1及び
図2参照)から供給された圧縮空気とが流入する混合流路46と、を含む。図示する例示的形態では、バーナー42の各々は、1つの混合流路46と、1つの混合流路46の周囲に配置された4つの燃料ノズル43とを含み、1つの混合流路46には周囲の4つの燃料ノズルから燃料が噴射される。換言すれば、1つの燃料ノズル43の周囲には4つの混合流路46が配置されており、1つの燃料ノズル43が4つの混合流路46に燃料を噴射する。
【0024】
混合流路46の各々は、互いに平行に延在する貫通孔として構成されており、混合流路46の各々の中心軸線Oは、ケーシング20の中心軸線Lに沿う方向に延びている。図示する例示的形態では、混合流路46の各々の中心軸線Oとケーシング20の中心軸線Lとは平行である。
【0025】
例えば
図5に示すように、燃料ノズル43の各々は、混合流路46の入口48よりも空気の流れ方向において上流側に突出する突出部50を含む。また、燃料ノズル43の各々は、突出部50の側面44に形成された複数の燃料噴射孔53を含む。
図4に示す例示的形態では、突出部50の側面44には、当該突出部50の周囲の4つの混合流路46に対応する位置に4つの燃料噴射孔53が形成されている。燃料噴射孔53の各々は、混合流路46の中心軸線Oに向けて燃料を噴射するように中心軸線Oに直交する方向に延在していてもよいし、中心軸線Oに直交する方向に対して斜め方向に延在していてもよい。
【0026】
例えば
図5に示すように、突出部50の頂面54(軸線O方向における突出部50の端面、すなわち突出部50の先端)は、凸曲面56を含む。図示する例示的形態では、突出部50の頂面54の全体が滑らかに湾曲した凸曲面56によって構成されている。突出部50の頂面54は、例えば流線形に形成されていてもよい。
【0027】
例えば
図4及び
図6に示すように、混合流路46を形成する流路壁55は、断面が円形の混合流路46を内側に画定するように管状に構成されており、燃料と空気を混合するための混合管として機能する。以下では、例えば
図4に示すように、複数のバーナー42のうち混合流路46が互いに最も近接する任意の2つのバーナー42を便宜的に第1バーナー42(42a)及び第2バーナー42(42b)と称する。
図4及び
図6に示すように、第1バーナー42aの混合流路46(46a)を形成する流路壁55と、第2バーナー42bの混合流路46(46b)を形成する流路壁55とは、第1バーナー42aの混合流路46aと第2バーナー42bの混合流路46bとを仕切る隔壁部58(58ab)を共有している。
図4に示す例示的形態では、混合流路46の流路壁55は、当該混合流路46の周囲の複数の混合流路46(図示する形態では4つの混合流路46)の流路壁55の各々との間で隔壁部58を共有する。
【0028】
また、
図6に示すように、バーナー集合体32AのC-C断面における隔壁部58abの厚さtは、第1バーナー42aの中心軸線Oに沿う方向に一定である。また、隔壁部58abにおける空気の流れ方向の上流側の端面59は、平面状に形成されている。また、隔壁部58abの厚さtは、
図4に示すように、C-C断面から離れるにつれて大きくなる。なお、
図4及び
図6に示すように、上記C-C断面は、第1バーナー42aの混合流路46aの入口48の中心C1と第2バーナー42bの混合流路46bの入口48の中心C2とを通り、第1バーナー42aの混合流路46の中心軸線Oに沿った断面(第1断面)である。
【0029】
ここで、上記バーナー集合体32Aが奏する作用効果について、
図7に示す比較形態と対比しながら説明する。
図7は、一比較形態に係るバーナー集合体032の一部を示す概略断面図である。
図8は、
図7の領域S2における中心軸線Oに沿う方向の流速(軸流速)の分布を示す図である。
図9は、
図5の領域S1における中心軸線Oに沿う方向の流速の分布を示す図である。
【0030】
図7に示す比較形態では、燃料ノズル043の突出部050の頂面054は平面であり、突出部050の頂面054と突出部050の側面044との接続位置にエッジ045が形成されている。このため、空気の流れがエッジ045で剥離してしまい、
図8に示すように、燃料噴射孔053の近傍に(燃料噴流の近傍)に流速が低く燃料濃度の高い領域が形成されやすくなる。その結果、混合流路046の出口からの逆火であるフラッシュバックのリスクが高くなりやすい。
【0031】
これに対し、上記実施形態に係るバーナー集合体32Aでは、燃料ノズル43の突出部50の頂面が凸曲面56を含むため、燃料ノズル43の頂面54から側面44に向かう流れの剥離を抑制することができる。したがって、
図9に示すように、燃料噴射孔53の近傍に流速が低く燃料濃度の高い領域が形成されにくくなる。その結果、上記フラッシュバックのリスク及び保炎のリスクを低減することができる。したがって、フラッシュバック及び保炎に起因するバーナー42の焼損を抑制することができる。
【0032】
次に、他の実施形態に係るバーナー集合体32(32B)について、
図10~
図13を用いて説明する。
図10は、他の実施形態に係るバーナー集合体32(32B)の一部を示す部分概略斜視図である。
図11は、バーナー集合体32(32B)の一部を中心軸線Lに沿って空気の流れ方向の上流側から視た概略図(
図2のA方向視図の一例)である。
図12は、
図11におけるC-C断面の一部を示す概略図である。
図13は、
図11におけるF-F断面の一部を示す概略図である。
【0033】
図10~
図13に示すバーナー集合体32Bは、上記隔壁部58の端面59の形状のみが上記バーナー集合体32Aと異なっており、他の各構成は、バーナー集合体32Aの各構成と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】
図10に示すように、バーナー集合体32Bでは、最も近接する2つの混合流路46を仕切る隔壁部58の端面59(空気の流れ方向における上流側の端面)は、鞍型形状を有している。以下では隔壁部58の端面59の形状の詳細について説明する。
【0035】
図11に示すように、バーナー集合体32Bにおいて、複数のバーナー42のうち互いに隣接する任意の2つのバーナー42を便宜的に第1バーナー42(42a)及び第2バーナー42(42b)と称すると、第1バーナー42aの混合流路46(46a)を形成する流路壁55と、第2バーナー42bの混合流路46(46b)を形成する流路壁55とは、第1バーナー42aの混合流路46aと第2バーナー42bの混合流路46bとを仕切る隔壁部58(58ab)を共有している。
【0036】
図12に示すように、バーナー集合体32BのC-C断面における隔壁部58abの厚さtは、隔壁部58abにおける空気の流れ方向の上流側の端部61において、空気の流れ方向の上流側に向かうにつれて小さくなる。また、上記C-C断面において、隔壁部58abのうち空気の流れ方向における上流側の端面59は、凸曲線60を含む。図示する例示的形態では、上記C-C断面において、隔壁部58abの端面59全体が滑らかに湾曲した凸曲線60によって構成されている。上記C-C断面において、隔壁部58abの端面59は、例えば流線形に形成されていてもよい。なお、
図11及び
図12に示すように、上記C-C断面は、第1バーナー42aの混合流路46aの入口48の中心C1と第2バーナー42bの混合流路46bの入口48の中心C2とを通り、第1バーナー42aの混合流路46aの中心軸線Oに沿った断面(第1断面)である。
【0037】
ここで、
図11及び
図13に示すように、第1バーナー42aが備える4つの燃料ノズル43のうち、上記隔壁部58abに隣接する突出部50を備える2つの燃料ノズル43を便宜的に第1燃料ノズル43(43a)及び第2燃料ノズル43(43b)と称する。すなわち、第2燃料ノズル43bの突出部50は、上記C-C断面を含む平面Vを挟んで第1燃料ノズル43aの突出部50と反対側に位置する。
【0038】
図13に示すように、隔壁部58abの高さHは、平面Vの位置(上記C-C断面の位置)から第1燃料ノズル43aの突出部50に近づくにつれて大きくなり、平面Vの位置から第2燃料ノズル43bの突出部50に近づくにつれて大きくなる。また、
図13に示すバーナー集合体32BのF-F断面において、隔壁部58abのうち空気の流れ方向における上流側の端面59は、第1燃料ノズル43aの突出部50の側面44と第2燃料ノズル43bの突出部50の側面44とを接続する凹曲線62を含む。なお、
図11に示すように、上記F-F断面は、第1バーナー42aの混合流路46aの入口48の中心C1と第2バーナー42bの混合流路46bの入口48の中心C2とを結ぶ直線Uに直交する断面である。
【0039】
ここで、上記バーナー集合体32Bが奏する作用効果について、上記バーナー集合体32Aと対比しながら説明する。
図14は、上記バーナー集合体32Aについて
図4のC-C断面における燃料と空気の流れを示す図である。
図15は、上記バーナー集合体32Aについて
図14の領域S4における中心軸線Oに沿う方向の流速の分布を示す図である。
図16は、上記バーナー集合体32Bについて
図12の領域S3における中心軸線Oに沿う方向の流速の分布を示す図である。
【0040】
上記バーナー集合体32Bにおいても、例えば
図12に示すように燃料ノズル43の突出部50の頂面54が凸曲面56を含むため、上記バーナー集合体32Aと同様に燃料ノズル43の頂面54から側面44に向かう流れの剥離を抑制することができる。したがって、燃料噴射孔53の近傍に流速が低く燃料濃度の高い領域が形成されにくくなる。その結果、上記フラッシュバックのリスク及び保炎のリスクを低減することができる。したがって、フラッシュバック及び保炎に起因するバーナー42の焼損を抑制することができる。
【0041】
また、
図14に示すように、上記バーナー集合体32Aでは、隔壁部58の端面59が平面状に形成されているため、隔壁部58の壁面63(混合流路46の流路壁55の壁面)と隔壁部58の端面59との接続位置にエッジ45が形成されており、空気の流れがエッジ45で剥離してしまう。このため、
図15に示すように、混合流路46の入口48の近傍の限定的な範囲に流速が低く燃料濃度の高い領域が形成される場合がある。その結果、混合流路46の出口からの逆火であるフラッシュバックのリスクが限定的ではあるが存在する。
【0042】
これに対し、上記バーナー集合体32Bでは、
図12等を用いて説明したように、隔壁部58の厚さtは、隔壁部58における空気の流れ方向の上流側の端部61において、空気の流れ方向の上流側に向かうにつれて小さくなっている。また、上記C-C断面において、隔壁部58のうち空気の流れ方向における上流側の端面59は、凸曲線60を含んでいる。これにより、混合流路46の入口48の近傍における流れの剥離を抑制することができる。したがって、
図16に示すように、混合流路46の入口48の近傍において、隔壁部58の壁面63の付近に流速が低く燃料濃度の高い領域が形成されにくくなる。その結果、上記フラッシュバックのリスク及び保炎のリスクを低減することができる。したがって、フラッシュバック及び保炎に起因するバーナー42の焼損を抑制することができる。
【0043】
また、上記バーナー集合体32Bでは、
図13等を用いて説明したように、隔壁部58の高さHは、平面Vの位置(上記C-C断面の位置)から第1燃料ノズル43aの突出部50に近づくにつれて大きくなり、平面Vの位置から第2燃料ノズル43bの突出部50に近づくにつれて大きくなる。また、
図13に示すF-F断面において、隔壁部58abのうち空気の流れ方向における上流側の端面59は、第1燃料ノズル43aの突出部50の側面44と第2燃料ノズル43bの突出部50の側面44とを接続する凹曲線62を含む。これにより、突出部50の側面44から隔壁部58の端面59へ流れる空気をスムーズに混合流路46の内部に導くことができ、混合流路46の入口48の近傍において、隔壁部58の壁面63の付近に流速が低く燃料濃度の高い領域が形成されにくくなる。したがって、フラッシュバック及び保炎に起因するバーナー42の焼損を抑制することができる。
【0044】
本開示は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、上述した実施形態では、複数の燃料ノズル43と複数の混合流路46を形成する流路壁55とが全体で一部品として分離不能に一体的に構成されたバーナー集合体32A,32Bを例示したが、燃料ノズルの各々及び混合流路の各々が一部品として構成されていてもよいし、複数の燃料ノズルと複数の混合流路とが任意の数の部品で構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、バーナー46の各々が複数の燃料ノズル43を含む構成を例示したが、バーナー46の各々は、1つの燃料ノズル43のみを有していてもよく、少なくとも1つの燃料ノズル43を有していればよい。
【0045】
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
【0046】
(1)本開示に係るバーナー集合体は、
燃料及び空気を混合するための複数のバーナー(例えば上述のバーナー42)を備えるバーナー集合体(例えば上述のバーナー集合体32(32A,32B))であって、
前記複数のバーナーの各々は、
前記燃料を噴射するための少なくとも1つの燃料ノズル(例えば上述の燃料ノズル43)と、
前記少なくとも1つの燃料ノズルから噴射された燃料と、空気とが流入する混合流路(例えば上述の混合流路46)と、
を含み、
前記少なくとも1つの燃料ノズルの各々は、前記混合流路の入口(例えば上述の入口48)よりも前記空気の流れ方向において上流側に突出する突出部(例えば上述の突出部50)を含み、
前記少なくとも1つの燃料ノズルの各々は、前記突出部の側面(例えば上述の側面44)に形成された少なくとも1つの燃料噴射孔(例えば上述の燃料噴射孔53)を含み、
前記突出部の頂面(例えば上述の頂面54)は、凸曲面(例えば上述の凸曲面56)を含む。
【0047】
上記(1)に記載のバーナー集合体によれば、燃料ノズルの突出部の頂面が凸曲面を含むため、燃料ノズルの頂面から側面に向かう流れの剥離を抑制することができる。したがって、燃料噴射孔の近傍(燃料噴流の近傍)に流速が低く燃料濃度の高い領域が形成されにくくなる。その結果、混合流路の出口からの逆火であるフラッシュバックのリスクを低減することができる。
【0048】
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載のバーナー集合体において、
前記複数のバーナーは、第1バーナー(例えば上述の第1バーナー42(42a))と、前記第1バーナーの前記混合流路に最も近接する前記混合流路を有する第2バーナー(例えば上述の第2バーナー42(42b))とを含み、
前記第1バーナーの前記混合流路を形成する流路壁(例えば上述の流路壁55)と前記第2バーナーの前記混合流路を形成する流路壁(例えば上述の流路壁55)とは、前記第1バーナーの前記混合流路と前記第2バーナーの前記混合流路とを仕切る隔壁部(例えば上述の隔壁部58(58ab))を共有しており、
前記隔壁部のうち前記空気の流れ方向における上流側の端部(例えば上述の端部61)において、前記隔壁部の厚さ(例えば上述の厚さt)は前記空気の流れ方向において上流側に向かうにつれて小さくなる。
【0049】
上記(2)に記載のバーナー集合体によれば、隔壁部のうち空気の流れ方向における上流側の端部において、隔壁部の厚さが空気の流れ方向において上流側に向かうにつれて小さくなるため、混合流路の入口の近傍において隔壁部の表面上における流れの剥離を抑制することができる。したがって、混合流路の入口の近傍において、隔壁部の壁面の付近に流速が低く燃料濃度の高い領域が形成されにくくなり、上記フラッシュバックのリスク及び保炎のリスクを低減することができる。
【0050】
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)に記載のバーナー集合体において、
前記隔壁部の断面のうち、前記第1バーナーの前記混合流路の入口の中心と前記第2バーナーの前記混合流路の入口の中心とを通り、前記第1バーナーの前記混合流路の中心軸線に沿った断面を第1断面(例えば上述のC-C断面)とすると、
前記隔壁部のうち空気の流れ方向における上流側の端面(例えば上述の端面59)は、前記第1断面において凸曲線(例えば上述の凸曲線60)を含む。
【0051】
上記(3)に記載のバーナー集合体によれば、隔壁部のうち空気の流れ方向における上流側の端面が第1断面において凸曲線を含むため、混合流路の入口の近傍において隔壁部の表面上における流れの剥離を抑制することができる。したがって、混合流路の入口の近傍において、隔壁部の壁面の付近に流速が低く燃料濃度の高い領域が形成されにくくなり、上記フラッシュバックのリスク及び保炎のリスクを低減することができる。
【0052】
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)に記載のバーナー集合体において、
前記第1バーナーは、前記少なくとも1つの燃料ノズルとして、燃料を噴射するための第1燃料ノズル(例えば上述の第1燃料ノズル43(43a))及び第2燃料ノズル(例えば上述の第2燃料ノズル43(43b))を含み、
前記第1燃料ノズルの前記突出部は、前記隔壁部に隣接して設けられ、
前記第2燃料ノズルの前記突出部は、前記第1断面を含む平面(例えば上述の平面V)を挟んで前記第1燃料ノズルの前記突出部と反対側において、前記隔壁部に隣接して設けられ、
前記隔壁部の高さ(例えば上述の高さH)は、前記第1断面から前記第1燃料ノズルの前記突出部に近づくにつれて大きくなる。
【0053】
上記(4)に記載のバーナー集合体によれば、隔壁部の高さが第1断面から第1燃料ノズルの突出部に近づくにつれて大きくなるため、第1燃料ノズルの突出部の側面から隔壁部の端面へ流れる空気をスムーズに混合流路の内部に導くことができ、混合流路の入口の近傍において、隔壁部の壁面の付近に流速が低く燃料濃度の高い領域が形成されにくくなる。したがって、フラッシュバック及び保炎に起因するバーナーの焼損を抑制することができる。
【0054】
(5)幾つかの実施形態では、上記(4)に記載のバーナー集合体において、
前記隔壁部の前記端面は、前記第1バーナーの前記混合流路の入口の中心と前記第2バーナーの前記混合流路の入口の中心とを結ぶ直線(例えば上述の直線U)に直交する断面(例えば上述のF-F断面)において、前記第1燃料ノズルの前記突出部の前記側面と前記第2燃料ノズルの前記突出部の前記側面とを接続する凹曲線(例えば上述の凹曲線62)を含む。
【0055】
上記(5)に記載のバーナー集合体によれば、上記直線に直交する断面において第1燃料ノズルの突出部の側面と第2燃料ノズルの突出部の側面とを接続する凹曲線を含むため、第1燃料ノズルの突出部の側面及び第2燃料ノズルの突出部の側面の各々から隔壁部の端面へ流れる空気をスムーズに混合流路の内部に導くことができ、混合流路の入口の近傍において、隔壁部の壁面の付近に流速が低く燃料濃度の高い領域が形成されにくくなる。したがって、フラッシュバック及び保炎に起因するバーナーの焼損を抑制することができる。
【0056】
(6)本開示のガスタービン燃焼器(例えば上述の燃焼器4)は、
上記(1)乃至(5)の何れかに記載のバーナー集合体と、
前記バーナー集合体の下流側に火炎が形成される空間を形成する燃焼筒(例えば上述の燃焼筒25)と、
を備える。
【0057】
上記(6)に記載のガスタービン燃焼器によれば、上記(1)乃至(5)の何れかに記載のバーナー集合体を備えるため、フラッシュバックのリスク及び保炎のリスクを低減することができる。したがって、燃焼器を安定的に使用することができる。
【0058】
(7)本開示のガスタービン(例えば上述のガスタービン100)は、
圧縮機(例えば上述の圧縮機2)と、
前記圧縮機によって圧縮した空気と燃料とが供給され、前記燃料を燃焼させて燃焼ガスを発生させるように構成されたガスタービン燃焼器(例えば上述の燃焼器4)と、
前記ガスタービン燃焼器で発生した前記燃焼ガスにより駆動するタービン(例えば上述のタービン6)と、
を備え、
前記ガスタービン燃焼器は、上記(6)に記載のガスタービン燃焼器である。
【0059】
上記(7)に記載のガスタービンによれば、上記(6)に記載のガスタービン燃焼器を備えるため、フラッシュバックのリスク及び保炎のリスクを低減してバーナーの焼損を抑制し、ガスタービンを安定的に運転することができる。
【符号の説明】
【0060】
2 圧縮機
4 燃焼器
6 タービン
8 ロータ
10 圧縮機車室
12,48 入口
14 入口案内翼
16,24 静翼
18,26 動翼
20 ケーシング
22 タービン車室
25 燃焼筒
28 排気車室
30 排気室
32(32A,32B) バーナー集合体
34 筒状部材
35 支持部
36 空気流路
40 車室
42 バーナー
42a 第1バーナー
42b 第2バーナー
43 燃料ノズル
43a 第1燃料ノズル
43b 第2燃料ノズル
44 側面
45 エッジ
46,46a,46b 混合流路
50 突出部
53 燃料噴射孔
54 頂面
55 流路壁
56 凸曲面
58,58ab 隔壁部
59 端面
60 凸曲線
61 端部
62 凹曲線
63 壁面
100 ガスタービン