(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-06
(45)【発行日】2023-11-14
(54)【発明の名称】防災情報管理システム、防災情報管理システムの制御方法、及び防災情報管理システムの制御プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/26 20120101AFI20231107BHJP
【FI】
G06Q50/26
(21)【出願番号】P 2021154387
(22)【出願日】2021-09-22
【審査請求日】2022-03-11
(73)【特許権者】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002516
【氏名又は名称】弁理士法人白坂
(72)【発明者】
【氏名】高橋 和真
(72)【発明者】
【氏名】橋詰 友維
【審査官】石坂 博明
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-066274(JP,A)
【文献】国際公開第2017/141389(WO,A1)
【文献】特開2015-026225(JP,A)
【文献】特開2019-129522(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のエリアに関する情報を一元管理して前記所定のエリア内の環境を把握可能なスマートシティに
ついて、前記所定のエリアにおける
複数種類の防災情報を統括して管理する防災情報管理システムであって、
前記所定のエリアに設置された複数
種類の情報取得装置から各種情報を取得する取得部と、
前記各種情報に基づいて、
前記複数種類の情報取得装置ごとに、前記情報取得装置の設置個所に応じて設定された、前記設置個所の危険度を判定可能な所定の条件が成立したことに応じて、前記所定のエリア内の危険箇所に関する防災情報を生成する生成部と、
前記所定のエリアを統括して管理する管理者が使用する管理者端末、前記所定のエリアにおいて活動する活動者が使用する活動者端末、及び前記所定のエリアに位置する施設に配備された情報提供装置に対して、前記防災情報を出力する出力部と、を備える、防災情報管理システム。
【請求項2】
前記情報提供装置は、前記施設に複数配備され、
前記出力部は、複数の前記情報提供装置ごとに、当該情報提供装置の設置位置に応じて設定された前記防災情報を出力させる、
請求項1に記載の防災情報管理システム。
【請求項3】
前記取得部は、
所定の外部アプリケーションが提供する外部情報をさらに取得し、
前記生成部は、前記外部情報と前記各種情報とに基づく前記所定の条件が成立したことに応じて、成立した所定の条件に応じた前記防災情報を生成し、
前記出力部は、前記防災情報の生成に応じて当該防災情報を出力する、請求項1
または2に記載の防災情報管理システム。
【請求項4】
前記生成部は、前記管理者端末において前記各種情報を管理画面に表示させる管理画面表示情報を生成し、
前記出力部は、前記管理画面表示情報を前記管理者端末へ出力する、請求項
1~3のいずれか一項に記載の防災情報管理システム。
【請求項5】
前記生成部は、前記活動者端末が備える所定のメッセージングアプリケーションにおいて前記防災情報を表示させるアプリ表示情報を生成し、
前記出力部は、前記アプリ表示情報を前記活動者端末へ出力する、請求項
1~4のいずれか一項に記載の防災情報管理システム。
【請求項6】
前記管理者による前記所定の条件の設定を受け付ける設定部をさらに備える、請求項
1~5のいずれか一項に記載の防災情報管理システム。
【請求項7】
前記出力部は、前記所定の条件が成立したことに応じて、成立した所定の条件に応じた防災情報を前記情報提供装置へ出力し、
前記情報提供装置は、前記防災情報を出力させる際に、前記情報提供装置において予め設定されたスケジュールでコンテンツが配信されている場合、前記スケジュールに割り込んで前記防災情報を出力する、請求項
1~6のいずれか一項に記載の防災情報管理システム。
【請求項8】
所定のエリアに関する情報を一元管理して前記所定のエリア内の環境を把握可能なスマートシティに
ついて、前記所定のエリアにおける
複数種類の防災情報を統括して管理する防災情報管理システムの制御方法であって、
前記所定のエリアに設置された複数
種類の情報取得装置から各種情報を取得するステップと、
前記各種情報に基づいて、
前記複数種類の情報取得装置ごとに、前記情報取得装置の設置個所に応じて設定された、前記設置個所の危険度を判定可能な所定の条件が成立したことに応じて、前記所定のエリア内の危険箇所に関する防災情報を生成するステップと、
前記所定のエリアを統括して管理する管理者が使用する管理者端末、前記所定のエリアにおいて活動する活動者が使用する活動者端末、及び前記所定のエリアに位置する施設に配備された情報提供装置に対して、前記防災情報を出力するステップと、を含む、防災情報管理システムの制御方法。
【請求項9】
所定のエリアに関する情報を一元管理して前記所定のエリア内の環境を把握可能なスマートシティに
ついて、前記所定のエリアにおける
複数種類の防災情報を統括して管理する防災情報管理システムの制御プログラムであって、
コンピュータに、
前記所定のエリアに設置された複数
種類の情報取得装置から各種情報を取得する機能と、
前記各種情報に基づいて、
前記複数種類の情報取得装置ごとに、前記情報取得装置の設置個所に応じて設定された、前記設置個所の危険度を判定可能な所定の条件が成立したことに応じて、前記所定のエリア内の危険箇所に関する防災情報を生成する機能と、
前記所定のエリアを統括して管理する管理者が使用する管理者端末、前記所定のエリアにおいて活動する活動者が使用する活動者端末、及び前記所定のエリアに位置する施設に配備された情報提供装置に対して、前記防災情報を出力する機能と、を実現させる、防災情報管理システムの制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、防災情報管理システム、防災情報管理システムの制御方法、及び防災情報管理システムの制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、災害情報の提供に関する技術が存在する。例えば、引用文献1には、各ユーザの実際の所在位置に応じて災害情報を通知することが可能な技術が開示されている。また、引用文献2には、表示を見た公衆に、よりきめ細かく具体的な注意を喚起することが可能な災害情報用電子看板を提供する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2013-235448号公報
【文献】特開2013-171480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらの情報は一元的に管理されておらず、それぞれの情報の管理者が異なり、防災情報のサイロ化が生じているため、防災情報の発信が遅れてしまう。すなわち、街全体の防災活動を考慮した防災情報を提供することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムは、所定のエリアに関する情報を一元管理して所定のエリア内の環境を把握可能なスマートシティにおいて、所定のエリアにおける防災情報を統括して管理する防災情報管理システムであって、所定のエリアに設置された複数の情報取得装置から各種情報を取得する取得部と、各種情報に基づいて、所定のエリア内の危険箇所に関する防災情報を生成する生成部と、所定のエリアを統括して管理する管理者が使用する管理者端末、所定のエリアにおいて活動する活動者が使用する活動者端末、及び所定のエリアに位置する施設に配備された情報提供装置に対して、防災情報を出力する出力部とを備える。
【0006】
本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムにおいて、取得部は、各種情報として、所定の外部アプリケーションが提供する外部情報をさらに取得し、生成部は、外部情報と各種情報とに基づく所定の条件が成立したことに応じて、成立した所定の条件に応じた防災情報を生成し、出力部は、防災情報の生成に応じて当該防災情報を出力してよい。
【0007】
本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムにおいて、生成部は、管理者端末において、可視化した各種情報を管理画面に表示させる管理画面表示情報を生成し、出力部は、管理画面表示情報を管理者端末へ出力してよい。
【0008】
本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムにおいて、生成部は、活動者端末が備える所定のメッセージングアプリケーションにおいて防災情報を表示させるアプリ表示情報を生成し、出力部は、アプリ表示情報を活動者端末へ出力してよい。
【0009】
本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムは、管理者による所定の条件の設定を受け付ける設定部をさらに備えてよい。
【0010】
本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムにおいて、情報提供装置は、施設に複数配備され、設定部は、情報提供装置ごとに、情報提供装置の設置位置に応じた所定の条件を設定可能であってよい。
【0011】
本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムにおいて、出力部は、所定の条件が成立したことに応じて、成立した所定の条件に応じた防災情報を情報提供装置へ出力し、情報提供装置は、防災情報を出力させる際に、情報提供装置において予め設定されたスケジュールでコンテンツが配信されている場合、スケジュールに割り込んで防災情報を出力してよい。
【0012】
本発明の一実施形態に係る、所定のエリアに関する情報を一元管理して所定のエリア内の環境を把握可能なスマートシティにおいて、所定のエリアにおける防災情報を統括して管理する防災情報管理システムの制御方法は、所定のエリアに設置された複数の情報取得装置から各種情報を取得するステップと、各種情報に基づいて、所定のエリア内の危険箇所に関する防災情報を生成するステップと、所定のエリアを統括して管理する管理者が使用する管理者端末、所定のエリアにおいて活動する活動者が使用する活動者端末、及び所定のエリアに位置する施設に配備された情報提供装置に対して、防災情報を出力するステップとを含む。
【0013】
本発明の一実施形態に係る、所定のエリアに関する情報を一元管理して所定のエリア内の環境を把握可能なスマートシティにおいて、所定のエリアにおける防災情報を統括して管理する防災情報管理システムの制御プログラムは、コンピュータに、所定のエリアに設置された複数の情報取得装置から各種情報を取得する機能と、各種情報に基づいて、所定のエリア内の危険箇所に関する防災情報を生成する機能と、所定のエリアを統括して管理する管理者が使用する管理者端末、所定のエリアにおいて活動する活動者が使用する活動者端末、及び所定のエリアに位置する施設に配備された情報提供装置に対して、防災情報を出力する機能とを実現させる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の一実施形態に係る防災情報管理システム構成の概略図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係るサーバ、端末装置、外部アプリケーション、及びIoTデバイス(情報取得装置)間のシーケンス図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムにおける、防災情報の表示画面の一例である。
【
図4】本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムにおける、所定の条件の一例である。
【
図5】本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムにおける、管理者端末に表示される管理画面の一例を示す図である。
【
図6】(a)~(c)は、本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムにおける、活動者端末の表示画面の一例を示す図である。
【
図7】本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムにおける、所定の条件の設定画面の一例である。
【
図8】本発明の一実施形態に係るサーバ100を実現可能なコンピュータのハードウェア構成例である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以降、図を用いて、本開示に係る発明(本発明ともいう)の一実施形態を説明する。なお、図は一例であって、本発明は図に示すものに限定されない。例えば、図示したIoTデバイス(情報取得装置)、管理者端末、活動者端末等の端末装置、情報提供装置(サイネージ)、サーバ等の数、データセット(テーブル)、シーケンス図、表示画面は一例であって、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0016】
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る防災情報管理システムの構成例を示す図である。防災情報管理システム600は、所定のエリア200に設置された多数のIoTデバイス(情報取得装置)201~20Nと、サーバ100と、所定のエリアに位置する端末装置310~340とを含んでよい。端末装置310~340は、所定のエリア200を統括して管理する管理者が使用する管理者端末320,330、所定のエリアで活動する活動者の活動者端末310、所定のエリア200に位置する施設に配備された情報提供装置340であってよい。
【0017】
ここで、「所定のエリア」とは、管理者が管理対象とする特定のエリアを指してよい。例えば、所定のエリアは、いわゆる「エリアマネジメント」の対象となる特定のエリアを指してよい。エリアマネジメントとは、地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための、住民・事業主(ディベロッパー)・地権者等による主体的な取り組みと定義され、例えば、ディベロッパーを管理者とするスマートシティ全体を所定のエリアとしてもよい。なお、所定のエリアとしては上記に限定されず、自治体ごと、市町村といった区域ごとであってもよく、後述する実施形態を実現可能なエリアであれば、どのようなものであってもよい。また、「管理者」は、所定のエリアを統括して管理する、上述のディベロッパーや自治体のような主体であってよい。
【0018】
「所定のエリアで活動する活動者」とは、所定のエリアを利用するユーザであってよく、所定のエリアに入居する企業の勤務者、所定のエリアへの来訪者、所定のエリアに位置する施設(ビル、娯楽施設、病院、飲食店、服飾店等を含む)、施設の客を含んでよい。また、「活動者端末」とは、活動者が所有する通信端末であってよい。
【0019】
防災情報管理システム600は、所定のエリア200に設置された複数のIoTデバイスから各種情報を収集し、各種情報に基づいて、端末装置310~340に所定のエリア200内の危険個所に関する防災情報を提供するシステムであってよい。例えば、防災情報管理システム600は、スマートシティにおける防災情報提供システムを実現可能なシステムであってよい。ここで、スマートシティとは、センサ、カメラ、計測機器といった様々なIoTデバイスをエリア内に設置し、収集したエリア内のあらゆる情報を一元管理してエリア内の環境を把握可能であるとともに、エリア内の活動者にリアルタイムで各種情報を提供可能なシステムが構築されたエリアを指してよい。
【0020】
IoTデバイスとは、固有のIPアドレスを持ちインターネットに接続が可能な機器およびセンサネットワークの末端として使われる端末等を指してよい。なお、防災情報管理システムを実現するために、IoTデバイスは、エリアの災害・危険度に関する情報を取得可能なデバイスであってよく、例えば、以下に限定されるものではないが、水位/潮位センサ、冠水センサ、赤外線カメラ、3D画像カメラ、イメージセンサ、人感センサ、画像センサ、超音波センサ等であってよい。本発明の一実施形態において、IoTデバイスは、エリア200の河川、道路、避難施設、駅・バス停等の交通機関、駐車場(地下・地上含む)、橋桁など様々な場所に設置され、エリア内の情報を取得してよい。従って、「所定のエリア内の危険個所」とは、所定のエリア内に設置されたIoTデバイスのうち、予め設定された危険度の判定条件を満たすIoTデバイスが設置された箇所を指してよい。なお、危険度の判定条件は、所定のエリアにおける危険度が高まったことを判定可能な条件であってよく、IoTデバイスごとに設定されてよい。詳細は後述するが、危険度の判定条件としては、IoTデバイスが水位/潮位センサであった場合、「河川水位が平均水位を10cm超過したこと」であってよい。また、IoTデバイスが冠水センサであった場合、危険度の判定条件は、「冠水の検知」であってよい。なお、危険度の判定条件は上述に限定されず、また、複数設定されてもよい。すなわち、本発明の一実施形態において、「危険個所」とは、市町村ごと、地区ごとといった広域ではなく、IoTデバイスの設置個所というピンポイントに近い範囲を指してよい。
【0021】
また、本発明の一実施形態において、「防災情報」とは、災害を未然に防ぐため、また災害の拡大を未然に防ぐためにユーザに提供される、エリアにおいて発生した事象に関する情報を指してよい。発生した事象とは、地震、暴風、河川の氾濫といった災害に関する情報を含んでよい。従って、本発明の一実施形態によれば、所定のエリア内の危険個所における防災情報を提供することができることから、市町村ごと、地区ごとといった広域に限らず、IoTデバイスの設置個所というピンポイントでの防災情報をもユーザに提供することができる。なお、防災情報は、発生した事象に伴って生じた、ユーザの活動に影響を及ぼし得る事象に関する情報を含んでよい。ユーザの活動に影響を及ぼし得る事象に関する情報とは、電車、飛行機、バス等の運休・遅延、道路の渋滞・通行止めといった交通インフラに関する情報や、避難所の開設・混雑に関する情報等を含んでよい。
【0022】
サーバ100は、複数のIoTデバイスから収集した複数の情報をリアルタイムで処理し、所定のサービスに対して各種情報を提供するIoT-PF(プラットフォーム)の機能を有してよい。具体的には、サーバ100は、大量のIoTデバイスから収集したいわゆるビッグデータのような大量の情報をリアルタイムで処理し、所定のサービスの提供に資する内容に適宜加工した情報を提供するIoT-PFの機能を有してよい。なお、図では、サーバ100をクラウドサーバとして示してあるが、サーバ100は、例えば、ネットワークを介して通信を行うことで協調動作する分散型サーバシステムでもよく、エッジサーバを含んでもよい。すなわち、サーバ100は、物理的なサーバに限らず、ソフトウェアによる仮想的なサーバも含まれてよい。
【0023】
情報提供装置340は、防災情報を含む各種情報をユーザに提供する装置であって、例えばサイネージ装置であってよい。情報提供装置340は、所定のエリア内の任意の場所に配備可能であってよい。例えば、情報提供装置340は、駅、バス停、電車、バス等の車両、ビル、施設内外、街路灯、道路標識等に設置されてよい。なお、情報提供装置340は、所定のエリアの内の環境を把握するための情報を取得可能な場所に配備されればよく、配備される場所はこれらの例に特に限定されない。また、
図1の例では、活動者端末、管理者端末及び情報提供装置として、スマートフォン、ノートパソコン、タブレット端末、サイネージ装置を示してあるが、端末装置としては、これ以降に説明する各実施形態において記載する機能を実現できる端末であればどのような端末であってもよい。例えば、端末装置は、携帯電話(フィーチャーフォン)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(personal digital assistant)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)であってよい。
【0024】
なお、防災情報管理システム600は、サイネージ装置340から出力されるコンテンツを管理する、図示しないコンテンツ管理サーバ(コンテンツ管理装置)をさらに含んでもよい。
【0025】
サーバ100の通信部110は、IoTデバイスとの間の情報の送受信を実行してよい。すなわち、通信部110は、IoTデバイスから各種情報を取得する取得部として機能してよい。なお、IoTデバイスとサーバ100との間には、図示しないセンサネットワーク、IoTゲートウェイ、広域ネットワーク等、IoTデバイスとサーバ100との間の通信経路を確立するための装置等が含まれてよい。例えば、センサネットワークとして、Wi-Fi、BLE(Bluetooth Low Energy)(登録商標)、MQTT(Message Queue Telemetry Transport)、LoRaWAN(登録商標)、SigFox(登録商標)等の通信方式が用いられてよい。また、広域ネットワークとして、例えば、LTE、LTE-Advanced、第4世代通信(4G)、第5世代通信(5G)、第6世代通信(6G)以降の通信方式、CDMA等であってよい。また、その他、例えば、Category M, Category M1、NB-IoT(Narrow Band IoT)等のIoT向けの無線通信方式であり、LTEを拡張した通信方式であってよい。なお、通信方式は、これらの例に限られるものではない。
【0026】
また、通信部110は、所定の外部アプリケーション500が提供する外部情報を取得してよい。外部アプリケーション500とは、例えば、天候情報、災害情報、運行情報、SNS(Social networking service:ソーシャル・ネットワーキング・サービス)等のサービスを提供する事業者のアプリケーション(アプリケーションサーバ)であってよい。なお、外部アプリケーション500はこれらに限定されない。
【0027】
サーバ100は、さらに、判定部120、生成部130、及び設定部140を備え、収集した複数の各種情報を非同期で処理し、各種情報について所定の条件が成立したことに応じて、成立した所定の条件に応じた防災情報を、端末装置310~340にリアルタイムで出力させる機能を有してよい。なお、所定の条件については後述する。なお、サーバ100は、サーバ100が収集した各種情報を、端末装置310~340が備えるアプリケーションに提供するAPI(Application Program Interface:アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を備えてよい。
【0028】
サーバ100は、記憶装置170を含んでよい。記憶装置170は、防災情報管理システム600で利用する情報(データ)やプログラム等を記憶(格納)してよい。なお、
図1において、記憶装置170はサーバ100に一体化して示してあるが、サーバ100とは別であってよい。また、記憶装置170は、複数の記憶装置から構成されていてもよい。なお、記憶装置170は、ネットワークを介してサーバ100と接続されてよい。
【0029】
<シーケンス>
図2に、本発明の一実施形態に係るサーバ100、端末装置310~340、及びIoTデバイス間のシーケンスの一例を示す。なお、端末装置310~340は、上述した活動者端末、管理者端末及びサイネージ装置を含んでよい。また、IoTデバイスは、これ以上存在してよい。
【0030】
まず、サーバ100の通信部110は、複数のIoTデバイスから送信される各種情報を取得してよい(ステップP10)。なお、サーバ100の生成部130は、可視化した各種情報を、管理者端末320の管理画面に表示させる管理画面表示情報を生成してよい。
図3に、管理者端末320の管理画面の一例を示す。管理画面10は、例えば、エリア200内の各種情報を可視化したダッシュボード形式で実現されてよい。管理画面10は、エリア200を示すマップ上に、水位・潮位、道路の冠水、道路の混雑、施設(避難施設)の混雑に関する情報が可視化されてよい。
図3の例では、水位・潮位に関する情報(水位・潮位情報)、道路の冠水に関する情報(道路冠水情報)を、各センサの現在の測定値で示してある。また、道路の混雑に関する情報(道路混雑情報)をヒートマップで示し、図の例では、混雑するほど色が濃く表示されている。また、施設の混雑に関する情報(施設混雑情報)を、人のアイコンの色で示し、図の例では、人が多いほど色が濃く表示されている。なお、管理画面に表示させる情報は管理者によって選択可能であってよく、水位・潮位情報のみ、または道路冠水情報のみといった単体での表示が可能であってよい。また、例えば水位・潮位情報に関し、水位・潮位センサで測定した水位の時間推移が、折れ線グラフや棒グラフで表示可能であってよい。また、道路冠水情報に関し、現在の冠水の深さがどの程度であるかを表現するのに、例えば、「歩行が困難となる深さ」、「歩行が不可能な深さ」等、体感した場合の歩きにくさを伝える情報が提示されてよい。さらに、施設の混雑に関する情報(施設混雑情報)には、ある施設の混雑度と、施設内のユーザの属性(性別、年齢等)に関する情報が、例えば円グラフ等で表示可能であってよい。なお、
図3は一例であって、防災情報管理システム600によって提供される管理画面はこれに限定されず、表示される情報はこれ以上でもこれ以下であってもよい。また、管理画面は、管理者が一瞥してエリアの情報を把握可能であれば、どのような態様で実現されてもよい。
【0031】
このように、本発明の一実施形態によれば、エリア200内に設置された情報取得装置から取得した各種情報が、管理者の管理画面に可視化されて表示される。これにより、管理者は、管理すべきエリアで生じている事象を即座に把握することが可能となる。
【0032】
図2に戻り、外部アプリケーション500は、サーバ100に対してトリガー(外部情報)を送出してよい(ステップP11)。外部アプリケーション500から送出されるトリガーとは、例えば自治体から発令される警報等の、地震や気象に関する緊急性の高い情報を指してよい。例えば、トリガーとしては、警報・特別警報の発令、避難指示、注意報、緊急安全確保等であってよい。判定部120は、各種情報と、外部アプリケーション500から取得した外部情報とに基づいて、所定の条件が成立したか否かを判定してよい(ステップP12)。
【0033】
ここで、所定の条件について説明する。所定の条件は、例えば、エリア200の危険度が高まったとして、防災情報を配信する条件として予め設定された条件であってよい。
図4に、所定の条件の一例を示す。なお、詳細は後述するが、所定の条件は管理者が設定可能であってよく、
図4の例では、管理画面20に所定の条件の一覧が表示された態様を示してある。しかしながら、所定の条件は、サーバ100が参照するテーブルとして記憶装置170に格納されてよい。
【0034】
所定の条件は、例えば、防災情報の配信先ごとに設定可能であってよい。
図4の例は、配信先がサイネージ装置の場合であってよい。所定の条件は、所定の条件を一意に識別する識別子(IDentifier)に、配信先の端末装置の設置場所、外部情報に関する条件(トリガー1)、各種情報に関する条件(トリガー2)とが関連付けられて記憶されてよい。例えば、ID80で識別される条件は、あるビルの1階ロビーに設置されたサイネージ装置に、「レベル2の警報発令」が外部アプリケーション500から送出され、かつ、「河川水位が平均水位より10cm超える」場合に、サーバ100から防災情報を送信するものであってよい。また、ID81で識別される条件は、あるビルの1階ロビーに設置されたサイネージ装置に、「レベル4の避難指示」が外部アプリケーション500から送出され、かつ、「動的なSNS情報を入手」した場合に、サーバ100から防災情報が送信されてよい。なお、動的なSNS情報の入手については後述する。
【0035】
このように、エリア200に配備されたサイネージ装置それぞれに対して、防災情報を配信する条件が設定されてよい。これにより、例えば、河川に近い場所に配置されたサイネージ装置に対しては河川に関する情報を優先的に配信したり、ビルの高層階に配置されたサイネージ装置に対しては、地震に関する情報を優先的に配信したりすることができる。すなわち、配置場所の環境に適した防災情報を配信することが可能となる。
【0036】
所定の条件が成立したと判定した場合(ステップP12でYES)、生成部130は、成立した条件に応じた防災情報を生成してよい。そして、生成された防災情報は、所定の条件が成立した配信対象(端末装置)に対して出力されてよい(ステップP13)。端末装置は、送信された防災情報を出力してよい(ステップP14)。なお、所定の条件が成立しない場合(ステップP12でNO)、サーバ100は、各種情報の取得を継続してよい。
【0037】
図5は、サイネージ装置340に表示された防災情報の一例を示す。
図5の例では、ある危険個所について、道路の冠水があったことに応じて生成された防災情報を示している。防災情報30は、発令されている警報、危険個所を示すマップ、危険個所で体感される事象、ユーザに求められる行動、交通情報、危険個所に関してSNSに投稿された情報(SNS投稿情報)等を含んでよい。なお、サイネージ装置340に表示されることでユーザに提供される防災情報は、
図5の例に限定されない。防災情報30に表示される情報は、所定の間隔(例えば、1分、3分、5分ごと)で更新されてもよい。また、防災情報30は、警報が解除されるまで表示されてもよいし、表示する間隔を設定可能であってもよい。
【0038】
防災情報管理システム600は、SNS投稿情報を動的に取得してもよい。防災情報管理システム600は、例えば、SNSに投稿された情報のうち、危険個所であるエリア200内に関する情報をSNS投稿情報として取得してよい(動的なSNS情報の入手)。防災情報管理システム600は、例えば、投稿に関連付けられたタグ情報、投稿された場所の位置情報、画像解析等の任意の解析手法を用いて、SNSに投稿された情報のうちSNS投稿情報に該当する情報を取得してよい。あるいは、防災情報管理システム600は、SNS情報を解析する外部アプリケーション500からSNS投稿情報を取得してもよい。防災情報管理システム600は、他の防災情報30を更新するタイミングで、サイネージ装置340に表示するSNS投稿情報を更新してもよく、SNS上でSNS投稿情報が投稿された都度更新してもよい。
【0039】
なお、
図5の防災情報30は一例であって、本発明はこれに限定されない。すなわち、表示される防災情報30は、これ以上であっても、これ以下であってもよい。また、
図5の例では、危険個所が道路の冠水である場合を示したが、危険個所が水位・潮位の上昇である場合、表示される防災情報は異なってよい。また、サイネージ装置340の形状に応じて、防災情報30のレイアウトは異なってよい。
【0040】
従来、気象情報や自治体から提供される警報では、対象とするエリアが広範囲であって、ユーザは、自分の現在地の危険度がどの程度かを把握することが困難であった。しかしながら、本発明の一実施形態によれば、警報に加え、エリアに設置された各情報取得装置から取得される各種情報によって判定される所定の条件に応じて、防災情報が配信される。従って、ユーザの現在地に関する情報を提供でき、ユーザは、より身近な情報に基づいて、危険に関してより適切な行動をとることができる。
【0041】
なお、防災情報は、エリア内で活動するユーザ(活動者)の活動者端末に配信されてもよい。
図6(a)~(c)は、活動者端末に配信された防災情報の一例である。なお、配信は、防災情報管理システム600が提供するアプリケーションを活動者端末が備え、当該アプリケーションを介して行われてもよい。あるいは、サーバ100の生成部130は、活動者端末が備える所定のメッセージングアプリケーションにおいて、防災情報を表示させるアプリ表示情報を生成してもよい。なお、メッセージングアプリケーションとしては、電話アプリケーション、電子メールアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、カレンダーアプリケーション、ゲームアプリケーション、ソーシャルネットワーキングアプリケーション、音楽アプリケーション、ビジネスアプリケーション等、ユーザが日常で使用しているアプリケーションであればその種類は問わない。
【0042】
このように、本発明の一実施形態によれば、ユーザが日常用いるメッセージングアプリケーションを介して防災情報が配信されてよい。これにより、ユーザが防災情報に気が付かない可能性を減らし、ユーザにより安全な行動をとらせることが可能となる。
【0043】
なお、上述した所定の条件は、管理者によって設定可能であってよい。すなわち、サーバ100の設定部140は、管理者による所定の条件の設定を受け付けてよい。
図7に、管理者端末320における設定画面の一例を示す。本発明の一実施形態において、所定の条件は、端末装置ごと(
図7の例では、サイネージ装置ごと)に、サイネージ装置への防災情報の表示条件と、表示させるコンテンツを設定可能であってよい。なお、図ではサイネージ装置の例を示してあるが、活動者端末に対する所定の条件も同様に設定可能であってよい。
【0044】
このように、本発明の一実施形態によれば、防災情報の配信先ごとの配信条件を、管理者が設定可能であってよい。従って、エリア200の、管理者によるより細かい管理が可能となる。
【0045】
なお、平時のサイネージ装置340においては、予め設定されたスケジュールでコンテンツが再生されている。本発明の一実施形態において、所定の条件が成立した場合に配信されるコンテンツは、設定されたスケジュールに割り込んで配信されてよい。これにより、緊急性の高い情報を、即座に通知させることができる。
【0046】
<ハードウェア構成>
サーバ100のハードウェア構成について説明する。
図8は、本実施形態におけるサーバ100を実現可能なコンピュータのハードウェア構成例である。サーバ100は、プロセッサ101と、ストレージ102と、メモリ103と、入出力インタフェース(入出力I/F)104と、通信インタフェース(通信I/F)105とを含む。各構成要素は、バスBを介して相互に接続される。サーバ100は、これら各構成要素の協働により、本実施形態に記載される機能や方法を実現する。例えば、サーバ100の各機能部をソフトウェアにより実現する場合、ストレージ102からメモリ103に読み込まれたプログラムに含まれる命令をプロセッサ101が実行することによって実現される。すなわち、本実施形態に係るサーバ100は、プロセッサ101がメモリ103上に読み込まれたプログラムを実行することにより、通信部110、判定部120、生成部130、及び設定部140として機能する。
【0047】
プロセッサ101は、例えば、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって実現されてよい。なお、プロセッサ101は、上述の複数の情報を処理可能な演算能力の高いプロセッサであれば特に限定されない。具体的には、例えば、プロセッサ101は、ビッグデータを処理可能な演算能力を有するものであればよい。
【0048】
通信I/F105は、ネットワークアダプタ等のハードウェアや通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装され、外部装置と各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。
【0049】
入出力I/F104は、サーバ100に対する各種操作を入力する入力装置、及び、サーバ100で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入力装置は、例えば、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。出力装置は、プロセッサ101で処理された処理結果を出力する。出力装置は、例えば、タッチパネル、スピーカ等を含む。
【0050】
本発明の一実施形態によれば、多様なIoTデバイスによるセンシングが行われるエリア(スマートシティ)において、様々な情報を一元的に収集して解析することで、エリアにおいて発生した事象がリアルタイムで管理者に提供される。その際に、各種情報は可視化され、管理者が、エリア内の事象を即座に判断できる状態で提供される。従って、管理者による効率的な管理が可能となり、さらに、エリアで活動する活動者にとって快適な環境を整備することができる。また、イベントドリブン型APaaS(Application Platform as a Service)が、エリアで起こる様々なリアルタイムのイベントをインタラクティブに処理し、人々の的確な判断やアクションを支援する環境を提供することができる。
【0051】
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上記実施の形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。例えば、サーバ100が備えるとして説明した各構成部は、複数のサーバによって分散されて実現されてもよい。
【0052】
また、各機能部の機能又は処理は、実現可能な範囲において、機械学習又はAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
【0053】
上述では、防災情報管理システム600によって、警報等の発令時において、活動者に対し、取るべき行動の判断指針が示される態様を説明した。しかしながら、活動者に対して、避難経路など、より具体的な行動指針が提供されてもよい。例えば、サーバ100は、IoTデバイスから取得した各種情報の推移を入力、その後に生じた事象(警報の発令、水位の上昇、駅の混雑等)とを出力とした学習モデルによって、各種情報から予測される事象の予測モデルを構築し、起こり得る事象を予測してもよい。そして、予測される事象に基づいて、エリア内の活動者の避難経路、避難場所等が示されてよい。
【0054】
なお、本発明の一実施形態に係る防災情報管理システム600によれば、端末装置の現在位置に応じて、防災情報が配信されてもよい。例えば、所定の条件が成立して防災情報が配信されるサイネージ装置近傍に位置する活動者端末に対して、当該サイネージ装置と同一の防災情報が配信されてもよい。これは、活動者端末の位置情報を取得することによって実現できてよい。
【0055】
本開示の各実施形態のプログラムは、情報処理装置に読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、例えば、ソフトウェアプログラムや制御プログラムを含む。サーバ100の各機能部をソフトウェアにより実現する場合、サーバ100は、プロセッサがメモリ上にロードされたプログラムを実行することにより、通信部110、判定部120、生成部130、及び設定部140として機能する。
【0056】
記憶媒体は適切な場合、1つ又は複数の半導体ベースの、又は他の集積回路(IC)(例えば、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)等)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、又はこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、又は揮発性と不揮発性の組合せでよい。
【0057】
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ100に提供されてもよい。
【0058】
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。なお、本開示のプログラムは、例えば、JavaScript(登録商標)、Python等のスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift,Koltin、Java(登録商標)等を用いて実装されてよい。
【符号の説明】
【0059】
100 サーバ(情報処理装置)
110 通信部
120 判定部
130 生成部
140 設定部
170 記憶装置
200 エリア
201~20N IoTデバイス(情報取得装置)
310~340 端末装置
500 外部アプリケーション
600 防災情報管理システム