(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-06
(45)【発行日】2023-11-14
(54)【発明の名称】インターワーキングネットワークにおいてPDUセッションプロシージャを促進するための方法およびノード
(51)【国際特許分類】
H04W 4/00 20180101AFI20231107BHJP
H04W 8/22 20090101ALI20231107BHJP
H04W 80/10 20090101ALI20231107BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20231107BHJP
H04W 36/14 20090101ALI20231107BHJP
【FI】
H04W4/00 110
H04W8/22
H04W80/10
H04W92/24
H04W36/14
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021160641
(22)【出願日】2021-09-30
(62)【分割の表示】P 2020514993の分割
【原出願日】2019-08-09
【審査請求日】2022-08-05
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2018/100010
(32)【優先日】2018-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100161470
【氏名又は名称】冨樫 義孝
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(74)【代理人】
【識別番号】100194320
【氏名又は名称】藤井 亮
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【氏名又は名称】小梶 晴美
(72)【発明者】
【氏名】カン, チュイイン
(72)【発明者】
【氏名】ル, ユンジエ
(72)【発明者】
【氏名】レン, ガン
(72)【発明者】
【氏名】ワン, ウー
【審査官】三枝 保裕
(56)【参考文献】
【文献】特許第6955089(JP,B2)
【文献】3GPP TS 23.501 V15.2.0 [online],2018年06月,pp.151-157
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のノード及び第2のノードを備えるシステムにおける方法であって、前記第1のノードが、第1の通信ネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのプロトコルデータユニット(PDU)セッションプロシージャを促進するための
ノードであり、前記第1の通信ネットワークが、第2の通信ネットワークとインターワーキングしており、
前記第2のノードが、前記インターワーキングをサポート
し、前記第2のノードが、PDUセッションを管理するために選択されており、前記方法が、
前記第1のノードが、前記PDUセッションが前記第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を決定することと、
前記第1のノードが、前記指示を前記第2のノードに送ることと、
前記第2のノードが、前記PDUセッションが前記第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を前記第1のノードから受信することと、
前記第2のノードが、前記指示に従って、前記PDUセッションが前記第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを決定することと、
を含み、
前記第1の通信ネットワークが第5世代システム(5GS)ネットワークであり、前記第2の通信ネットワークがエボルブドパケットシステム(EPS)ネットワークであり、前記第1のノードがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であり、前記第2のノードがパケットデータネットワークゲートウェイ制御プレーン機能+セッション管理機能(PGW-C+SMF)であり、
前記第1のノードにおいて前記決定することが、前記UEの能力もしくは前記UEのサブスクリプションデータに、または、前記UEの前記能力および前記UEのサブスクリプションデータの両方に基づいており、
前記UEの前記能力の値がS1モードサポートを含む、若しくは、前記UEの前記サブスクリプションデータの値が前記第2の通信ネットワークに対するコアネットワークタイプ制限を含む、または、その両方である、
方法。
【請求項2】
前記PDUセッションが前記第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかは、前記PDUセッションが前記第2の通信ネットワークに移動され得るかどうかを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のノードにおいて前記決定することが、ネットワーク設定に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記UEの前記能力が、前記UEのコアネットワーク能力情報を含み、前記UEの前記サブスクリプションデータが、前記第2の通信ネットワークに対するコアネットワークタイプ制限を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記UEの前記能力の値が、S1モードサポートまたはN1モードサポートをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記UEの前記サブスクリプションデータの値が、EPCもしくは5GCを含む、または前記値が存在しない、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記PDUセッションプロシージャが、PDUセッション確立である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のノードが、前記第2の通信ネットワーク中の前記PDUセッションのためのリソースを割り振るための要求を前記第2のノードから受信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記指示が、前記PDUセッションが前記第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートしないことを示すとき、
前記第1のノードが、前記第2の通信ネットワーク中の前記PDUセッションのためのリソースを割り振るための前記要求を拒否するための応答を前記第2のノードに送ることをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記リソースが、EPSベアラ識別情報を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記PDUセッションが、前記第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするとき、前記指示は、前記5GSネットワークと前記EPSネットワークとの間のN26インターフェースが前記PDUセッションの前記インターワーキングのために使用されるべきであるかどうかをさらに示す、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記N26インターフェースが前記PDUセッションの前記インターワーキングのために使用されるべきでないとき、
前記第1のノードが、前記PGW-C+SMFから、前記PDUセッションのための前記EPSネットワーク中のベアラの識別情報を割り振るための要求を拒否するための応答を送ることをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2のノードが、前記第1のノードに、前記第2の通信ネットワーク中の前記PDUセッションのためのリソースを割り振るための要求を送ることをさらに含む、請求項1
から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記指示が、前記PDUセッションが前記第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートしないことを示すとき、
前記第2のノードが、前記第2の通信ネットワーク中の前記PDUセッションのためのリソースを割り振るための前記要求を拒否するための応答を前記第1のノードから受信することをさらに含む、請求項
13に記載の方法。
【請求項15】
前記第2のノードが、前記PDUセッションが前記第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートしないと決定したとき、
前記第2のノードが、前記第2の通信ネットワーク中の前記PDUセッションのためのリソースを割り振るための準備をスキップすることをさらに含む、請求項
13に記載の方法。
【請求項16】
前記指示が、前記5GSネットワークと前記EPSネットワークとの間のN26インターフェースが前記PDUセッションの前記インターワーキングのために使用されるべきであることを示すとき、
前記第2のノードが、前記PDUセッションのための前記EPSネットワーク中のベアラの識別情報を割り振るための要求を前記AMFに送ることをさらに含む、請求項
13に記載の方法。
【請求項17】
前記指示が、前記5GSネットワークと前記EPSネットワークとの間のN26インターフェースが前記PDUセッションの前記インターワーキングのために使用されるべきでないことを示すとき、
前記第2のノードが、第3のノード中の前記PDUセッションの情報を記憶することをさらに含む、請求項
13に記載の方法。
【請求項18】
第1のノード及び第2のノードを備えるシステムであって、
前記第1のノードは、第1の通信ネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのPDUセッションプロシージャを促進するための
ノードであり、前記第1の通信ネットワークが、第2の通信ネットワークとインターワーキングしており、
前記第2のノードが、前記インターワーキングをサポート
し、前記第2のノードが、PDUセッションを管理するために選択され
ており、
前記第1のノードは、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行されたとき、前記第1のノードに、
前記PDUセッションが前記第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を決定することと、
前記指示を前記第2のノードに送ることと
を行わせる命令を記憶した、メモリと
を備え、
前記第2のノードは、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行されたとき、前記第2のノードに、
前記PDUセッションが前記第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を前記第1のノードから受信することと、
前記指示に従って、前記PDUセッションが前記第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを決定することと
を行わせる命令を記憶した、メモリと、
を備え、
前記第1の通信ネットワークが第5世代システム(5GS)ネットワークであり、前記第2の通信ネットワークがエボルブドパケットシステム(EPS)ネットワークであり、前記第1のノードがアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であり、前記第2のノードがパケットデータネットワークゲートウェイ制御プレーン機能+セッション管理機能(PGW-C+SMF)であり、
前記第1のノードにおいて前記決定することが、前記UEの能力もしくは前記UEのサブスクリプションデータに、または、前記UEの前記能力および前記UEのサブスクリプションデータの両方に基づいており、
前記UEの前記能力の値がS1モードサポートを含む、若しくは、前記UEの前記サブスクリプションデータの値が前記第2の通信ネットワークに対するコアネットワークタイプ制限を含む、または、その両方である、
システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の非限定的で例示的な実施形態は、一般に、通信ネットワークの技術分野に関し、詳細には、第1の通信ネットワークが第2の通信ネットワークとインターワーキングしている、第1の通信ネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのプロトコルデータユニット(PDU)セッションプロシージャを促進するための方法およびノードに関する。
【背景技術】
【0002】
このセクションは、本開示のより良い理解を促進し得る態様を紹介する。したがって、このセクションの陳述は、この観点において読まれるべきであり、従来技術にあるもの、または従来技術にないものについての自認として理解されるべきでない。
【0003】
今日、人々および/またはデバイスの通信の需要を満たす多くの種類の通信ネットワークがある。場合によっては、2つまたはそれ以上の異なるネットワークが互いと共存し、インターワーキングし、通信のためにより大きいカバレッジを与えるために協働する。たとえば、通信システムの漸進的発展により、場合によっては、次世代通信ネットワーク、たとえば、第5世代システム(5GS)ネットワークが、現世代通信ネットワーク、たとえば、エボルブドパケットシステム(EPS)ネットワークと共存し、インターワーキングすることが想定され得る。
【0004】
図1は、5GSとEPC(エボルブドパケットコア、EPSネットワークのコアネットワーク)/E-UTRAN(エボルブドUMTS地上波無線アクセスネットワーク)との間のインターワーキングのための非ローミングアーキテクチャを示す。図において、ノードPCF+PCRF(ポリシー制御機能+ポリシーおよび課金ルール機能)、PGW-C+SMF(パケットデータネットワークゲートウェイ制御プレーン機能+セッション管理機能)およびUPF+PGW-U(ユーザプレーン機能+パケットデータネットワークゲートウェイユーザプレーン機能)は、随意である、5GSとEPCとの間のインターワーキングをサポートしている。5GSとEPCとのインターワーキングを受けないUEは、インターワーキングをサポートしないエンティティによって、すなわち、PGW/PCRFまたはSMF/UPF/PCFのいずれかによってサーブされ得る。また、5GSとEPC/E-UTRANとの間のインターワーキングのためのローミングアーキテクチャ(図示されていない)では、インターワーキングをサポートするノードPCF+PCRF、PGW-C+SMFおよびUPF+PGW-Uが存在し得る。
【0005】
異なるネットワーク間のインターワーキングは、あるネットワーク中のUEが別のネットワークに接続することができることを可能にする。しかしながら、ネットワーク能力および/またはUEのネットワーク制限、たとえば、関係するハードウェアおよび/またはソフトウェアサポートの欠如、関係するアカウントにおける資金の欠如など、いくつかの理由により、第1のネットワーク中のUEが、第1のネットワークがインターワーキングしている第2のネットワークに接続しないことがあることも想定され得る。
【0006】
たとえば、5GSネットワークでは、UEのコアネットワーク能力はMM(モビリティ管理)コアネットワーク能力情報要素(IE)中で示される。コアネットワーク能力情報要素(IE)は、たとえば2つの値を有し得、一方の値は、5GコアネットワークにアクセスするUEのモードがサポートされることを示す「N1モードサポート」であり得、他方の値は、EPCコアネットワークにアクセスするUEのモードがサポートされることを示す「S1モードサポート」であり得る。AMF(アクセスおよびモビリティ管理機能)中に記憶されたUE MMコアネットワーク能力情報が最新であることを保証するために(たとえば、USIM(ユニバーサル加入者識別情報モジュール)がカバレッジ外の間に異なるデバイス中に移動され、古いデバイスが分離メッセージを送らなかったときの状況、およびRAT間登録エリア更新のケースを処理するために)、UEはNAS(非アクセス層)メッセージ内の初期登録およびモビリティ登録更新プロシージャ中にUE MMコアネットワーク能力情報をAMFに送る。AMFは、常に、UEから受信した最新のUE MMコアネットワーク能力を記憶する。UEがUE MMコアネットワーク能力に登録シグナリングを与えるとき、AMFが古いAMF/MMEから受信したUE MMコアネットワーク能力は交換される。UEのMMコアネットワーク能力情報が(CM-CONNECTED状態またはCM-IDLE状態のいずれかにおいて)変化した場合、UEは、UEが次にNG-RAN(次世代無線アクセスネットワーク)カバレッジに戻るとき、登録更新(「周期」と異なる「タイプ」)を実行する。
【0007】
また、5GSネットワークにおけるUEはいくつかのモビリティ制限を受ける。モビリティ制限はUEのモビリティ処理またはサービスアクセスを制限する。モビリティ制限機能は、UE(UEに与えられるモビリティ制限カテゴリーのためにのみ)と、無線アクセスネットワークと、コアネットワークとによって与えられる。CM-CONNECTED状態では、コアネットワークがハンドオーバ制限リスト(HRL)内の無線アクセスネットワークにモビリティ制限を与える。モビリティ制限は、RAT制限と、禁止エリアと、サービスエリア制限と、コアネットワークタイプ制限とからなり、コアネットワークタイプ制限は、UEがコアネットワークに接続することが許可されないかどうかを定義する。たとえば、5GSネットワークにおけるコアネットワークタイプ制限パラメータは、たとえば2つの値を有し得、一方の値は、UEが5GSネットワークのコアネットワークに接続することが許可されないことを示す「5GC」であり得、他方の値は、UEがEPSネットワークのコアネットワークに接続することが許可されないことを示す「EPC」であり得る。UEのコアネットワークタイプ制限パラメータはUEのサブスクリプションデータ中で見出され得る。UEのサブスクリプションデータがコアネットワークタイプ制限パラメータを含まない場合、UEは、たとえば、5GSネットワークのコアネットワークとEPSネットワークのコアネットワークの両方に接続することが許可され得る。
【発明の概要】
【0008】
上述のネットワーク能力および/またはUEのネットワーク制限は、第1のネットワークと第2のネットワークとが互いとインターワーキングしていても、第1のネットワーク中のUEが第2のネットワークに接続しないことを引き起こし得る。このことは、UEのためのPDUセッションプロシージャについての問題を引き起こし得る。
【0009】
本開示の発明者らは、第2の通信ネットワークとインターワーキングする第1の通信ネットワーク中のUEのためのPDUセッションプロシージャのための現在の機構において、以下の問題が存在することを見出す。すなわち、インターワーキングをサポートするノードがPDUセッションを管理するために選択された場合、ノードは、PDUセッションが第2のネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかにかかわらず、PDUセッションのためのリソースをブラインドで割り振る。たとえば、インターワーキングをサポートし、PDUセッションを管理するために選択されたノードは、たとえば、第2の通信ネットワークに接続する能力の欠如により、および/または第2の通信ネットワークに接続することの制限により、PDUセッションが第2のネットワークとのインターワーキングをサポートしないにもかかわらず、第2の通信ネットワーク中のPDUセッションのためのリソースを割り振る。
【0010】
上記の問題は、インターワーキングをサポートするノードが、第2のネットワークとのインターワーキングをサポートしないPDUセッションを管理するために選択されたときに起こる。例として、5GSネットワークの場合、EPSとのインターワーキングはRel-15において指定され、SMFは最初からPGW-C能力を有するべきである。ネットワーク中で展開されたすべてのSMFはPGW-C能力を有する、すなわち、すべての展開されたSMFはPGW-C+SMFである可能性が極めて高い。この場合、スタンドアロンSMFはPDUセッションを管理するためには選択され得ない。展開においてスタンドアロンSMFと、組み合わせられたPGW-C+SMFの両方がある場合でも、PDUセッションを管理するためにAMFがSMFを選択するのを助け得るネットワークリポジトリ機能(NRF)は、何らかの理由により(たとえば、NRFの簡単な設定により)スタンドアロンSMFと組み合わせられたPGW-C+SMFとを区別しないので、NRFは、PDUセッションが第2のネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを考慮することなしに、選択を行い得る。この場合、PGW-C+SMFがPDUセッションを管理するために選択され得る。
【0011】
本開示の目的のうちの1つは、上記の問題を解決または緩和することである。
【0012】
本開示の第1の態様によれば、目的は、第1の通信ネットワーク中のUEのためのPDUセッションプロシージャを促進するための第1のノードにおける方法であって、第1の通信ネットワークが、第2の通信ネットワークとインターワーキングしており、インターワーキングをサポートする第2のノードが、PDUセッションを管理するために選択され、本方法は、PDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を決定することと、指示を第2のノードに送ることとを含む、方法によって達成される。
【0013】
本開示の第2の態様によれば、目的は、第1の通信ネットワーク中のUEのためのPDUセッションプロシージャを促進するための第1のノードであって、第1の通信ネットワークが、第2の通信ネットワークとインターワーキングしており、インターワーキングをサポートする第2のノードが、PDUセッションを管理するために選択され、第1のノードは、PDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を決定する決定ユニットと、指示を第2のノードに送る送信ユニットとを備える、第1のノードによって達成される。
【0014】
本開示の第3の態様によれば、目的は、第1の通信ネットワーク中のUEのためのPDUセッションプロシージャを促進するための第1のノードであって、第1の通信ネットワークが、第2の通信ネットワークとインターワーキングしており、インターワーキングをサポートする第2のノードが、PDUセッションを管理するために選択され、第1のノードは、プロセッサと、プロセッサによって実行されたとき、第1のノードにPDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を決定することと、指示を第2のノードに送ることとを行わせる命令を記憶したメモリとを備える、第1のノードによって達成される。
【0015】
本開示の第4の態様によれば、目的は、第1のノード上で実行されたとき、第1のノードに、第1の態様による方法を実行させる命令を記憶した機械可読媒体によって達成される。
【0016】
本開示の第5の態様によれば、目的は、第1の通信ネットワーク中のUEのためのPDUセッションプロシージャを促進するための第2のノードにおける方法であって、第1の通信ネットワークが、第2の通信ネットワークとインターワーキングしており、第2のノードが、インターワーキングをサポートしており、PDUセッションを管理するために選択され、本方法は、PDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を第1のノードから受信することと、指示に従って、PDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを決定することとを含む、方法によって達成される。
【0017】
本開示の第6の態様によれば、目的は、第1の通信ネットワーク中のUEのためのPDUセッションプロシージャを促進するための第2のノードであって、第1の通信ネットワークが、第2の通信ネットワークとインターワーキングしており、第2のノードが、インターワーキングをサポートしており、PDUセッションを管理するために選択され、第2のノードは、PDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を第1のノードから受信する受信ユニットと、指示に従って、PDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを決定する決定ユニットとを備える、第2のノードによって達成される。
【0018】
本開示の第7の態様によれば、目的は、第1の通信ネットワーク中のUEのためのPDUセッションプロシージャを促進するための第2のノードであって、第1の通信ネットワークが、第2の通信ネットワークとインターワーキングしており、第2のノードが、インターワーキングをサポートしており、PDUセッションを管理するために選択され、第2のノードは、プロセッサと、プロセッサによって実行されたとき、第2のノードに、PDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を第1のノードから受信することと、指示に従って、PDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを決定することとを行わせる命令を記憶したメモリとを備える、第2のノードによって達成される。
【0019】
本開示の第8の態様によれば、目的は、第2のノード上で実行されたとき、第2のノードに、第5の態様による方法を実行させる命令を記憶した機械可読媒体によって達成される。
【0020】
本開示のソリューションは以下の利点のうちの少なくとも1つを有する。
PDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを考慮することによって、別の通信ネットワークとインターワーキングする通信ネットワーク中のUEのためのPDUセッションプロシージャのためのリソースの割振りを改善する。
指示に従ってPDUセッションのために不要であるリソースの割振りを回避し、NASを介してそれらのリソースを送ることを回避することによって、リソース利用効率を高める。
NRF中の設定を簡単に保つとともに、展開を簡略化する。
【0021】
本開示の上記および他の態様、特徴および利益は、同様の参照番号または文字が同様のまたは等価な要素を指定するために使用される、添付の図面を参照しながら行う以下の詳細な説明からより完全に明らかになろう。図面は、本開示の実施形態のより良い理解を促進するために示されており、必ずしも一定の縮尺で描かれているとは限らない。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】5GSとEPC/E-UTRANとの間のインターワーキングのための非ローミングアーキテクチャを示す図である。
【
図2】本開示による、第1のノードにおける方法のフローチャートを示す図である。
【
図3】本開示による、第2のノードにおける方法のフローチャートを示す図である。
【
図4】ローカルブレークアウトケースをもつ非ローミングおよびローミングのためのUE要求PDUセッション確立を示す図である。
【
図5】本開示による第1のノードの概略ブロック図である。
【
図6】本開示による第2のノードの概略ブロック図である。
【
図7】本開示による第1のノードの別の概略ブロック図である。
【
図8】本開示による第2のノードの別の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下で、本明細書の実施形態について、添付の図面を参照しながら、より十分に説明する。しかしながら、本明細書の実施形態は、多くの異なる形式で実施され得、添付の特許請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきでない。
【0024】
本明細書で使用する用語は、特定の実施形態について説明することのみを目的とし、限定的なものではない。本明細書で使用する際、単数形「a」、「an」および「the」は、コンテキストが別段に明示しない限り、複数形をも含むものとする。さらに、本明細書で使用するとき、「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはこれらのグループの存在または追加を排除しないことが理解されよう。
【0025】
また、本明細書で要素を修飾するための「第1の」、「第2の」、「第3の」などの序数用語の使用は、それ自体では1つの要素の別の要素に対する優先、先行、または順序、または方法の行為が実行される時間的順序を暗示せず、要素を区別するために、単にある名称を有する1つの要素を、(序数用語の使用がなければ)同じ名称を有する別の要素と区別するためのラベルとして使用される。
【0026】
別段に定義されていない限り、本明細書で使用する(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、一般的に理解されるものと同じ意味を有する。さらに、本明細書で使用する用語は、本明細書および関連技術のコンテキストにおいてそれらの意味と一致する意味を有するとして解釈されるべきであり、本明細書で明確にそのように定義されていない限り、理想化されたまたは過度に形式的な意味において解釈されないことが理解されよう。
【0027】
第1の通信ネットワーク中のUEのためのPDUセッションプロシージャを促進するための第1のノードにおける方法200のフローチャートが
図2に示されており、第1の通信ネットワークが第2の通信ネットワークとインターワーキングしており、インターワーキングをサポートする第2のノードが、PDUセッションを管理するために選択され、本方法は以下のステップ、すなわち、PDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を決定するステップ201と、指示を第2のノードに送るステップ202とを含む。
【0028】
第1の通信ネットワーク中のUEのためのPDUセッションプロシージャを促進するための第2のノードにおける方法300のフローチャートが
図3に示されており、第1の通信ネットワークが第2の通信ネットワークとインターワーキングしており、第2のノードが、インターワーキングをサポートしており、PDUセッションを管理するために選択され、本方法は、PDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を第1のノードから受信するステップ301と、指示に従って、PDUセッションが第2の通信ネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを決定するステップ302とを含む。
【0029】
第1のノードおよび第2のノードの両方は、専用のハードウェア上のネットワーク要素として、ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスまたはファームウェアとして、適切なプラットフォーム上で(たとえば、クラウドインフラストラクチャ上で)インスタンス化された仮想化された機能として、またはそれらの任意の組合せとして、実装され得る。
【0030】
次に、さらなる実施形態について、EPSネットワークとインターワーキングしている5GSネットワークにおける例示的なUE要求PDUセッション確立とともに説明する。本明細書のさらなる実施形態は5GSおよびEPSネットワークのコンテキストにおいて説明されるが、実施形態は、PDUセッションプロシージャのためのそれらの機構において同じ問題が存在する場合、互いとインターワーキングする他の異なる電気通信ネットワークにおいて他のPDUセッションプロシージャにも適用され得ることが理解され得る。また、実施形態では固有の用語が使用されるが、実施形態はそれらの固有の用語に限定されず、すべての同様のエンティティに適用され得ることが理解される。たとえば、本明細書の「ユーザ機器」/「UE」は、たとえば、ユーザ端末、局、端末、端末ノードなどを指し得る。
【0031】
UE要求PDUセッション確立はUEのための共通のPDUセッションプロシージャである。プロシージャは、新しいPDUセッションを確立するか、N26インターフェースなしにEPSにおけるPDN接続を5GSにおけるPDUセッションにハンドオーバするか、非3GPPアクセスと3GPPアクセスとの間で既存のPDUセッションを切り替えるか、または緊急サービスのためのPDUセッションを要求するために使用される。
【0032】
図4は、ローカルブレークアウトケースをもつ非ローミングおよびローミングのためのUE要求PDUセッション確立を示す。
図4中のステップ1において、UEが、PDUセッション確立要求を含んでいるNASメッセージの送信によってUE要求PDUセッション確立プロシージャを開始する。PDUセッション確立要求は、PDUセッションID、要求タイプ、要求SSCモードなど、必要な情報を含む。
図4中のステップ2において、たとえばAMF上でローカルに設定された他の手段によってSMF情報が利用可能でない限り、AMFは、SMFインスタンスを発見するためにNRFを利用し得る。NRFは、SMFインスタンスのIPアドレスまたはFQDN(完全修飾ドメインネーム)あるいはSMFサービスインスタンスのエンドポイントアドレスをAMFに与える。AMF中のSMF選択機能は、NRFからまたはAMF中の設定されたSMF情報上で取得された利用可能なSMFインスタンスに基づいてSMFインスタンスを選択する。
図4中のステップ3において、AMFは、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext要求またはNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求のいずれかをSMFに送る。AMFが、UEによって与えられたPDUセッションIDのためのSMFとの関連付けを有しない場合(たとえば、要求タイプが「初期要求」を示すとき)、AMFはNsmf_PDUSession_CreateSMContext要求を呼び出すが、AMFが、すでにUEによって与えられたPDUセッションIDのためのSMFとの関連付けを有する場合(たとえば、要求タイプが「既存のPDUセッション」を示すとき)、AMFはNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求を呼び出す。
図4中のステップ9の後およびステップ12の前に、選択されたSMFがPGW-C+SMFであり、PGW-C+SMFが、EPSベアラIDがPDUセッション中のQoSフローに割り当てられる必要があることを決した場合、PGW-C+SMFは、PDUセッションIDとARPリストとを含むNamf_Communication_EBIAssignment要求をAMF(
図4に示されていない)に呼び出す。ARPリストは、要求されたEBIの数、および対応するARPを示す。AMFは、EBI要求に優先度を付けるために(ARP優先度レベル、プリエンプション能力およびプリエンプション脆弱性を含む)ARPリストおよび単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を使用し、AMFは、EBIの最大数に達し、より高い優先度をもつセッションがEBIを要求する場合、進行中の低優先度PDUセッションからEBIをリボークすることができる。AMFは、Namf_Communication_EBIAssignment応答において割当てが成功したか否かを示す根拠でPGW-C+SMFに応答する。割当てが成功した場合、AMFは<ARP、EBI>ペアのリストをコンシューマNFに与える。上述のステップと同様のステップはホームルーティングローミングシナリオ(図示されていない)のためのUE要求PDUセッション確立においても行われる。
【0033】
上記のプロシージャ中のAMFおよび選択されたPGW-C+SMFは、それぞれ本開示の第1のノードおよび第2のノードとして働くことができる。AMFは、PDUセッションのためのリソースの割振りが必要とされるかどうかを意味し得る、PDUセッションがEPSネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す、たとえば、PDUセッションがEPSネットワークに移動され得るかどうかを示す指示を決定し、リソースを割り振らせるかまたは割り振らせないために指示をPGW-C+SMFに送ることができる。特に、PDUセッションがEPCネットワークとのインターワーキングをサポートしないと決定した場合、AMFは、PDUセッションのためのEPSネットワークのリソース(たとえば、リソースは一実施形態ではEPCネットワーク中のベアラのためのリソースである)が割り振られるべきでないことを決定する。他の場合、AMFは、PDUセッションのためのEPSネットワークのリソースが割り振られ得ることを決定する。次いで、AMFは指示をPGW-C+SMFに送り得る。PGW-C+SMFは、PDUセッションが、たとえば、相応してPDUセッションのためのリソースを割り振るために、指示に従って、EPSネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを決定し得る。
【0034】
一実施形態では、PDUセッションが第2のネットワークとのインターワーキングをサポートしないと決定したとき、AMFは、PDUセッションがEPSネットワークとのインターワーキングをサポートしないことを示す指示を、たとえば、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext要求においてPGW-C+SMFに送り得る。PGW-C+SMFがそのような指示を受信したとき、PGW-C+SMFは、リソースの浪費を回避し、割振りの効率を改善するために、EPCネットワーク中のPDUセッションのためのリソースを割り振るための準備をスキップするべきである。しかしながら、PGW-C+SMFが、指示を実現するためにアップグレードされていない場合、指示を受信したPGW-C+SMFは、依然として、リソースを割り振ることに関する要求、たとえば、EPSネットワーク中のベアラのIDを割り振るようにAMFに要求するためのNamf_Communication_EBIAssignment要求をAMFに送り得る。この場合、AMFは、応答において、たとえば、Namf_Communication_EBIAssignment要求において、たとえば新しい失敗の原因(「EPSインターワーキング非サポート」または同様の何か)を戻すことによって、PGW-C+SMFからの要求を拒否することができる。次いで、PGW-C+SMFはリソースの割振りのための準備作業をスキップする、たとえばEPSベアラへのマッピングは実行されない。別の実施形態では、AMFは、UEはEPCネットワークに接続しないという指示をPGW-C+SMFにあらかじめ送ることなしに、ただPGW-C+SMFからの要求を拒否し得る。
【0035】
一実施形態では、PDUセッションが第2のネットワークとのインターワーキングをサポートすることを決定したとき、AMFは、PDUセッションがEPSネットワークとのインターワーキングをサポートすることを示す指示を、たとえば、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext要求において、PGW-C+SMFに送り得る。一実施形態では、PDUセッションがEPSネットワークとのインターワーキングをサポートするとき、AMFからの指示はさらに、5GSネットワークとEPSネットワークとの間のN26インターフェースがPDUセッションのインターワーキングのために使用されるべきであるかどうかを示す。PGW-C+SMFがそのような指示を受信したとき、PGW-C+SMFはEPCネットワーク中のPDUセッションのためのリソースを割り振り得る。たとえば、PGW-C+SMFは、EPSネットワーク中のPDUセッションのためのリソースを割り振るための要求をAMFに送り得る。一実施形態では、PGW-C+SMFは、指示が、N26インターフェースがPDUセッションのインターワーキングのために使用されるべきであることを示すとき、PDUセッションのためのEPSネットワーク中のベアラの識別情報を割り振るための要求をAMFに送り得る。別の実施形態では、指示が、N26インターフェースがPDUセッションのインターワーキングのために使用されるべきでないことを示すとき、PDUセッションのためのEPSネットワーク中のベアラの識別情報を割り振るための要求をAMFに送ることなしに、PGW-C+SMFは第3のノード中の(たとえば、統一データ管理(UDM)中の)PDUセッションの情報を記憶し得る。一実施形態では、N26インターフェースがPDUセッションのインターワーキングのために使用されるべきでないとき、AMFが、PDUセッションのためのEPSネットワーク中のベアラの識別情報を割り振るための要求をPGW-C+SMFから受信した場合、AMFは、要求を拒否するための応答をPGW-C+SMFに送るべきである。
【0036】
指示はAMFによって様々な方法で決定され得、たとえば、AMFは、それ自体で、または別のノードから情報を取得することによって指示を決定する。一実施形態では、PDUセッションがEPSネットワークとのインターワーキングをサポートするか否かは、EPSネットワークに接続するための制限を示し得る、UEの能力および/またはUEのサブスクリプションデータに基づいて決定される。一実施形態では、PDUセッションがEPSネットワークとのインターワーキングをサポートするか否かは、さらに、ネットワーク設定に基づいて決定され得る。一実施形態では、UEの能力は、UEのネットワーク能力情報、たとえば、UEのMMコアネットワーク能力情報を含み得る。一実施形態では、UEのサブスクリプションデータは、たとえば、UEのコアネットワークタイプ制限パラメータを含み得る。たとえば、UEのMMコアネットワーク能力IEが「S1モードサポート」を示し、UEのコアネットワークタイプ制限パラメータの値が「EPC」でない(またはコアネットワークタイプ制限パラメータがまったく存在しない)場合、PDUセッションがEPSネットワークとのインターワーキングをサポートすることが決定され得、他の場合、PDUセッションはEPSネットワークとのインターワーキングをサポートしない。
【0037】
図5は、本開示による第1のノード500の概略ブロック図を示す。第1のノード500(たとえば、AMF)は、第1の通信ネットワーク(たとえば、5GSネットワーク)中のUEのためのPDUセッションプロシージャを促進し得、第1の通信ネットワークが第2の通信ネットワーク(たとえば、EPSネットワーク)とインターワーキングしており、インターワーキングをサポートする第2のノード(たとえば、PGW-C+SMF)が、PDUセッションを管理するために選択される。第1のノード500は、PDUセッションが第2のネットワークとのインターワーキングをサポートすることを決定するための決定ユニット501と、指示を第2のノードに送るための送信ユニット502とを含み得る。
【0038】
図6は、本開示による第2のノード600の概略ブロック図を示す。第2のノード600(たとえば、PGW-C+SMF)は、第1の通信ネットワーク(たとえば、5GSネットワーク)中のUEのためのPDUセッションプロシージャを促進し得、第1の通信ネットワークが第2の通信ネットワーク(たとえば、EPSネットワーク)とインターワーキングしており、第2のノードが、インターワーキングをサポートしており、PDUセッションを管理するために選択されている。第2のノード600は、PDUセッションが第2のネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを示す指示を第1のノードから受信するための受信ユニット601と、指示に従って、PDUセッションが第2のネットワークとのインターワーキングをサポートするかどうかを決定するための決定ユニット602とを含み得る。
【0039】
本明細書で説明する第1のノード500および第2のノード600は、実施形態とともに説明される1つまたは複数の機能を実装する第1のノード500および第2のノード600の各々が、対応する図に示されたユニットだけでなく、それの1つまたは複数の機能を実装するための他のユニットをも備え得るように、様々なユニットによって実装され得ることが諒解され得る。さらに、第1のノード500および第2のノード600の各々は、2つまたはそれ以上の機能を実行するように設定された単一のユニット、または各別個の機能のための別個のユニットを備え得る。その上、ユニットはハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。
【0040】
ブロック図のブロックおよび/またはフローチャート図、およびブロック図および/またはフローチャート図中のブロックの組合せは、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータおよび/または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行する命令が、ブロック図および/またはフローチャートのブロックまたは複数のブロック中で指定された機能/行為を実装するための手段を作成するように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、および/または機械を製造するための他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに与えられ得る。
【0041】
さらに、本開示のソリューションは、命令実行システムによって使用するための、または命令実行システムとともに使用するために媒体中で実施されたコンピュータ使用可能またはコンピュータ可読プログラムコードを有するメモリ上のコンピュータプログラムの形態をとり得る。この文書のコンテキストでは、メモリは、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用するために、あるいは命令実行システム、装置、またはデバイスとともに使用するためにプログラムを含み得るか、記憶し得るか、または通信するように適応された、任意の媒体であり得る。
【0042】
したがって、本開示はまた、
図7に示されているように、プロセッサ701とメモリ702とを含む第1のノード700を提供する。第1のノード700において、メモリ702は、プロセッサ701によって実行されたとき、実施形態とともに上記で説明した第1のノードにおける方法を第1のノード700に実行させる命令を記憶する。本開示はまた、
図8に示されているように、プロセッサ801とメモリ802とを含む第2のノード800を提供する。第2のノード800において、メモリ802は、プロセッサ801によって実行されたとき、実施形態とともに上記で説明した第2のノードにおける方法を第2のノード800に実行させる命令を記憶する。
【0043】
本開示はまた、第1のノード上で実行されたとき、上記実施形態とともに説明した第1のノードにおける方法を第1のノードに実行させる命令を記憶した機械可読媒体(図示されていない)を提供する。本開示はまた、第2のノード上で実行されたとき、上記実施形態とともに説明した第2のノードにおける方法を第2のノードに実行させる命令を記憶した機械可読媒体(図示されていない)を提供する。
【0044】
本明細書は多くの固有の実装詳細を含んでいるが、これらは、実装の範囲またはクレームされ得ることに関する限定としてではなく、特定の実装の特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態のコンテキストにおいて本明細書で説明されるいくつかの特徴はまた、単一の実施形態において組み合わせて実装され得る。反対に、単一の実施形態のコンテキストにおいて説明される様々な特徴はまた、複数の実施形態において別個に、または任意の好適なサブコンビネーションにおいて実装され得る。その上、特徴は、いくつかの組合せにおいて作用するものとして、さらには最初にそのようにクレームされているものとして上記で説明され得るが、クレームされた組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によっては組合せから削除され得、クレームされた組合せはサブコンビネーションまたはサブコンビネーションの変形に向けられ得る。
【0045】
技術が進歩するにつれて、発明的概念が様々な方法で実装され得ることは、当業者にとって明らかであろう。上記で説明した実施形態は、本開示を限定するのではなく説明するために与えられ、当業者が容易に理解するように、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく変更および変形が行われ得ることを理解されたい。そのような変更および変形は本開示の範囲および添付の特許請求の範囲の範囲内に入ると考えられる。本開示の保護範囲は添付の特許請求の範囲によって定義される。