特許7380219IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

耐チッピング性にすぐれた表面被覆TiN基サーメット製切削工具に関する。 本願は、2018年9月28日に、日本に出願された特願2018-185620号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

近年の切削装置の高性能化はめざましく、一方で切削加工に対する省力化および省エネ化、さらに低コスト化の要求は強い。これに伴い、切削加工は一段と高速化、高効率化の傾向にあり、被覆工具には、より一層、耐チッピング性、耐欠損性、耐剥離性等の耐異常損傷性が求められるとともに、長期の使用に亘ってのすぐれた耐摩耗性が求められている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

そこで、本発明者らは課題を解決すべく、合金鋼の湿式高速フライス切削加工等に供した場合であっても、すぐれた耐チッピング性を発揮するとともに、長期の使用に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具を提供すべく、鋭意研究を進めたところ、次のような知見を得た。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の表面被覆TiN基サーメット製切削工具は、基体をTiN基サーメットで構成し、かつ、該基体が9.0×10-6(/K)以上の線膨張係数と30(W/m・K)以上の熱伝導率を有し、さらに、基体表面に形成された硬質被覆層は、600~2000MPaの残留圧縮応力を有している。特に、硬質被覆層はas-deposited状態(硬質被覆層を被覆形成後にサンドブラスト、ショットピーニング等の特別の処理を行っていない状態)でも600~2000MPaの残留圧縮応力を有する。従って、合金鋼の湿式高速フライス切削加工等の刃先に断続的・衝撃的な機械的負荷が作用し、しかも、急熱急冷の熱サイクルによる熱負荷(熱衝撃)を受ける切削加工に供した場合でも、刃先にチッピング、欠損等の異常損傷を発生することもなく、長期の使用にわたってすぐれた耐摩耗性を発揮する。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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