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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-07
(45)【発行日】2023-11-15
(54)【発明の名称】端子台
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20231108BHJP
   H01R 9/18 20060101ALI20231108BHJP
   H01R 9/22 20060101ALI20231108BHJP
【FI】
H01R13/52 D
H01R9/18
H01R9/22
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020188953
(22)【出願日】2020-11-12
(65)【公開番号】P2022077891
(43)【公開日】2022-05-24
【審査請求日】2023-03-30
(73)【特許権者】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】岩倉 栄作
【審査官】井上 信
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-110732(JP,A)
【文献】特開2008-67575(JP,A)
【文献】国際公開第2015/045966(WO,A1)
【文献】特開2019-179617(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/52
H01R 9/22
H01R 9/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
台本体と、前記台本体に保持された端子と、を備え、
前記台本体は、ボルト締結用の貫通孔と、前記貫通孔の貫通方向に沿った第1方向に対して垂直な第2方向の一端部である第1端部と、前記第2方向において前記第1端部とは反対側の端部である第2端部と、を有し、
前記第1端部が前記第2端部よりも下側に位置するように前記台本体が傾いた姿勢で使用される端子台であって、
前記貫通孔は、前記第1端部に設けられ前記第1方向に沿って貫通する第1貫通孔と、前記第2端部に設けられ前記第1方向に沿って貫通する第2貫通孔と、を含み、
前記台本体は、前記第1方向に延び、前記第1方向視で前記第1貫通孔の前記第2端部側を覆う形状をなす第1リブと、前記第1方向に延び、前記第1方向視で前記第2貫通孔の前記第1端部側を覆う形状をなす第2リブと、を有し、
前記第2貫通孔の中心軸線に直交し、かつ、前記第2方向に沿う直線を基準線とし、
前記第2リブにおける前記第2貫通孔側の側面は、前記基準線から離れるほど前記第2貫通孔から離間する離間面を含む、端子台。
【請求項2】
前記第1リブにおける前記第1貫通孔側の側面全体が、前記第1貫通孔の中心軸線を中心とする円弧状をなしている、請求項1に記載の端子台。
【請求項3】
前記台本体において、前記第1貫通孔に対する前記第2方向の前記第1リブ側を内側とし、その反対側を前記第2方向における外側として、前記第1貫通孔の前記第2方向における外側には、前記第2方向において前記第1リブに対面するリブが設けられていない、請求項1又は請求項2に記載の端子台。
【請求項4】
前記端子は、前記第2方向に沿って並んで複数設けられている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の端子台。
【請求項5】
前記第1端部は、上面を有する底壁を有し、
前記底壁は、前記第2端部側から前記第1端部側に向かって前記上面が下面側に変位する形状をなす排水部を有している、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の端子台。
【請求項6】
前記排水部の上面は、前記第2端部側から前記第1端部側に向かって下面側に階段状に変位する形状をなしている、請求項5に記載の端子台。
【請求項7】
前記底壁の下面には、シール部材が取り付けられる凹部が設けられ、
前記凹部は、前記底壁の下面において、前記排水部の段を跨がらない位置に設けられている、請求項6に記載の端子台。
【請求項8】
前記第1貫通孔は、前記第1方向に対して垂直かつ前記第2方向に対して交差する方向に並んで2つ設けられ、
前記台本体は、前記2つの第1貫通孔の間に設けられ前記第1方向に延びる第3リブを有し、
前記第3リブは、前記第1方向視で前記第2方向に沿って延びる形状をなしている、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の端子台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、端子台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に、車両用の端子台が開示されている。この端子台は、台本体と、台本体に保持された端子とを備えている。台本体は、ボルト締結用の貫通孔を有している。台本体は、貫通孔の貫通方向に対して垂直な方向における台本体の一端部である第1端部と、第1端部の反対側の端部である第2端部とを有している。前記貫通孔は、第1端部に設けられた第1貫通孔と、第2端部に設けられた第2貫通孔とを含む。また、台本体は、第1貫通孔の周りに設けられた補強用の第1リブと、第2貫通孔の周りに設けられた補強用の第2リブとを有している。第1リブは、第1貫通孔の貫通方向に沿って延びている。また、第1リブは、第1貫通孔の貫通方向から見て、第1貫通孔の第2端部側を覆う形状をなしている。第2リブは、第2貫通孔の貫通方向に沿って延びている。また、第2リブは、第2貫通孔の貫通方向から見て、第2貫通孔の第1端部側を覆う形状をなしている。台本体は、第1貫通孔及び第2貫通孔に挿入したボルトによって、相手側の機器に固定される。第1貫通孔に挿通されたボルトのヘッドは、第1リブに対向する。また、第2貫通孔に挿通されたボルトのヘッドは、第2リブに対向する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-160619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような端子台では、第1端部が第2端部よりも下側に位置するように台本体が傾いた姿勢で使用される場合がある。その場合、第2貫通孔の周りに付着した水は、台本体の傾斜姿勢によって第1端部側に流れるが、第2貫通孔の第1端部側には第2リブがあるため、水が第2リブによって堰き止められるおそれがある。このため、第2貫通孔に装着されたボルトに対して腐食対策をなんら施していない場合には、当該ボルトの腐食が発生しうる。
【0005】
そこで、貫通孔に装着されるボルトの腐食を抑制可能とした端子台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の端子台は、台本体と、前記台本体に保持された端子と、を備え、前記台本体は、ボルト締結用の貫通孔と、前記貫通孔の貫通方向に沿った第1方向に対して垂直な第2方向の一端部である第1端部と、前記第2方向において前記第1端部とは反対側の端部である第2端部と、を有し、前記第1端部が前記第2端部よりも下側に位置するように前記台本体が傾いた姿勢で使用される端子台であって、前記貫通孔は、前記第1端部に設けられ前記第1方向に沿って貫通する第1貫通孔と、前記第2端部に設けられ前記第1方向に沿って貫通する第2貫通孔と、を含み、前記台本体は、前記第1方向に延び、前記第1方向視で前記第1貫通孔の前記第2端部側を覆う形状をなす第1リブと、前記第1方向に延び、前記第1方向視で前記第2貫通孔の前記第1端部側を覆う形状をなす第2リブと、を有し、前記第2貫通孔の中心軸線に直交し、かつ、前記第2方向に沿う直線を基準線とし、前記第2リブにおける前記第2貫通孔側の側面は、前記基準線から離れるほど前記第2貫通孔から離間する離間面を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、貫通孔に装着されるボルトの腐食を抑制可能とした端子台を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態における端子台の斜視図である。
図2図2は、同実施形態における端子台の車両搭載状態を示す側面図である。
図3図3は、同実施形態における端子台の平面図である。
図4図4は、同実施形態における端子台の第1端部を拡大して示す拡大平面図である。
図5図5は、同実施形態における端子台の第2端部を拡大して示す拡大平面図である。
図6図6は、図4における6-6線断面図である。
図7図7は、図4における7-7線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の端子台は、
[1]前記台本体に保持された端子と、を備え、前記台本体は、ボルト締結用の貫通孔と、前記貫通孔の貫通方向に沿った第1方向に対して垂直な第2方向の一端部である第1端部と、前記第2方向において前記第1端部とは反対側の端部である第2端部と、を有し、前記第1端部が前記第2端部よりも下側に位置するように前記台本体が傾いた姿勢で使用される端子台であって、前記貫通孔は、前記第1端部に設けられ前記第1方向に沿って貫通する第1貫通孔と、前記第2端部に設けられ前記第1方向に沿って貫通する第2貫通孔と、を含み、前記台本体は、前記第1方向に延び、前記第1方向視で前記第1貫通孔の前記第2端部側を覆う形状をなす第1リブと、前記第1方向に延び、前記第1方向視で前記第2貫通孔の前記第1端部側を覆う形状をなす第2リブと、を有し、前記第2貫通孔の中心軸線に直交し、かつ、前記第2方向に沿う直線を基準線とし、前記第2リブにおける前記第2貫通孔側の側面は、前記基準線から離れるほど前記第2貫通孔から離間する離間面を含む。
【0010】
この構成によれば、第2貫通孔に装着されるボルトと第2リブの離間面との間の隙間が、基準線から遠ざかるにつれて広がるように構成することが可能となる。これにより、当該ボルトと第2リブとの間の隙間に浸入した水の排水を、離間面によって促すことが可能となる。従って、台本体の傾斜の上流側に位置する第2貫通孔に装着されるボルトの腐食を抑制可能となる。
【0011】
[2]前記第1リブにおける前記第1貫通孔側の側面全体が、前記第1貫通孔の中心軸線を中心とする円弧状をなしている。
この構成によれば、台本体の傾斜の下流側に位置する第1端部においては、第1リブに水が溜まりにくい。このため、第1リブにおいては、第2リブのような離間面を設けずに、第1リブの側面全体を第1貫通孔の中心軸線を中心とする円弧状とすることで、第1貫通孔の周りの強度を好適に向上させることができる。
【0012】
[3]前記台本体において、前記第1貫通孔に対する前記第2方向の前記第1リブ側を内側とし、その反対側を前記第2方向における外側として、前記第1貫通孔の前記第2方向における外側には、前記第2方向において前記第1リブに対面するリブが設けられていない。
【0013】
この構成によれば、第2方向における第1貫通孔の外側には、第2方向において第1リブに対面するリブが設けられていない。これにより、第1端部において、第1貫通孔の周りに付着した水を第2方向の外側に排水しやすくなっている。このため、第1貫通孔に装着されるボルトの腐食を抑制可能となる。
【0014】
[4]前記端子は、前記第2方向に沿って並んで複数設けられている。
この構成によれば、複数の端子を有する端子台において、第1方向と第2方向の双方に直交する方向における短尺化を図ることが可能となる。
【0015】
[5]前記第1端部は、上面を有する底壁を有し、前記底壁は、前記第2端部側から前記第1端部側に向かって前記上面が下面側に変位する形状をなす排水部を有している。
この構成によれば、排水部によって、第1端部の上面に付着した水を第2方向における第1端部の外縁に向かって好適に排水させることが可能となる。
【0016】
[6]前記排水部の上面は、前記第2端部側から前記第1端部側に向かって下面側に階段状に変位する形状をなしている。
この構成によれば、台本体を成形する際の成形型の抜けやすさを向上させることが可能となる。その結果、台本体の成形性の向上に寄与できる。
【0017】
[7]前記底壁の下面には、シール部材が取り付けられる凹部が設けられ、前記凹部は、前記底壁の下面において、前記排水部の段を跨がらない位置に設けられている。
この構成によれば、凹部を有する底壁の下面を、排水部の上面の階段形状に沿わせた形状とすることが可能となる。このため、底壁の板厚をできるだけ一様な厚さとすることが可能となる。その結果、底壁において、板厚のばらつきによって生じうるひけなどの変形を抑制可能となる。
【0018】
[8]前記第1貫通孔は、前記第1方向に対して垂直かつ前記第2方向に対して交差する方向に並んで2つ設けられ、前記台本体は、前記2つの第1貫通孔の間に設けられ前記第1方向に延びる第3リブを有し、前記第3リブは、前記第1方向視で前記第2方向に沿って延びる形状をなしている。
【0019】
この構成によれば、第1端部の強度をより好適に向上させることが可能となる。さらに、第3リブを、第1端部の上面に付着した水を第2方向における第1端部の外縁に向かって排水する際のガイドとして機能させることが可能となる。
【0020】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の端子台の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。また、本明細書における「垂直」や「直交」は、厳密に垂直や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用ならびに効果を奏する範囲内で概ね垂直や直交の場合も含まれる。
【0021】
各図面では、互いに垂直な3方向を示し、当該3方向をそれぞれ第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3として示している。すなわち、第1方向D1と第2方向D2とは互いに垂直であり、第1方向D1と第3方向D3とは互いに垂直であり、第2方向D2と第3方向D3とは互いに垂直である。
【0022】
また、本明細書における「平板状」には、角部や稜線部が面取りされた形状、角部や稜線部が丸められた形状、形状を構成する面の一部又は全部に凹凸などが形成されている形状も含まれる。また、本明細書の説明で使用される「筒状」は、周方向全周にわたって連続して周壁が形成されたものだけではなく、複数の部品を組み合わせて筒状をなすものや、C字状のように周方向の一部に切り欠きなどを有するものも含む。また、「筒状」の形状には、円形、楕円形、及び、尖ったまたは丸い角を有する多角形が含まれる。
【0023】
また、本明細書における「環」は、全体がつながって切れ目がなく輪になっている構造、つまり始点と終点とが一致する無端状の構造を意味する。また、本明細書における「環」は、外縁形状が円形の円環、外縁形状が楕円形や長円形の環、外縁形状が多角形の多角形環、外縁形状が角丸多角形の環を含み、外縁形状が直線又は曲線で結ばれる任意の閉じた形状からなるものを言う。「環」は、外縁形状と内縁形状とが同じ形状であるものや、外縁形状と内縁形状とが異なる形状であるものを含む。「環」は、中心軸方向に沿って延びる所定の長さを有するものを含み、その長さの大小は問わない。また、本明細書における「環状」は、全体として環と見做せればよく、C字状のように一部に切り欠きやスリット等を有するものを含む。
【0024】
(端子台10の構成)
図1及び図2に示す本実施形態の端子台10は、車両に搭載される機器の組付面Aに組み付けられる。図2に示すように、組付面Aは、重力方向Gに対して傾斜している。すなわち、端子台10は、組付面Aに組み付けられた状態において、重力方向Gに対して傾斜している。組付状態において、端子台10は、例えばおよそ20度傾斜している。なお、前記機器は、例えば、電気自動車やハイブリッド車などにおける走行駆動用モータである。
【0025】
図1に示すように、端子台10は、台本体11と、台本体11に保持された端子12とを備えている。台本体11は、主として例えば合成樹脂にて構成されている。また、台本体11は、例えば射出成形にて形成される。
【0026】
図3は、第1方向D1視における端子台10を示している。図3に示すように、第1方向D1視における台本体11の外形は、第3方向D3よりも第2方向D2に長い形状をなしている。台本体11は、第1方向D1視において、例えば略長方形をなしている。
【0027】
端子台10は、端子12を例えば複数有している。複数の端子12は、例えば第2方向D2に沿って並んでいる。端子12の第1方向D1の一端部12aは、図示しない相手側コネクタの端子に接続される。なお、当該相手側コネクタの端子は、端子12に対して第1方向D1に沿った方向から接続される。また、端子12の第1方向D1の他端部は、前記機器が備える端子に接続される。
【0028】
端子12の第1方向D1の一端部12aは、台本体11に設けられた周壁部13に囲まれている。周壁部13は、第1方向D1に沿って延びている。また、周壁部13は、第1方向D1視で環状をなしている。複数の端子12は、環状の周壁部13の内側に配置されている。周壁部13には、前記相手側コネクタにおける端子を保持する保持部が嵌合される。
【0029】
(台本体11の構成)
図1及び図3に示すように、台本体11は、第2方向D2の一端部である第1端部14と、第2方向D2において第1端部14とは反対側の端部である第2端部15とを有している。周壁部13は、第1端部14と第2端部15との間に設けられている。図2に示すように、台本体11は、第1端部14が第2端部15よりも下側に位置するように傾いた姿勢で組付面Aに組み付けられる。
【0030】
図2及び図3に示すように、台本体11は、組付面Aに対して固定される第1固定部16を有している。また、台本体11は、組付面Aに対して固定される第2固定部17を有している。第1固定部16は、例えば、第1端部14の第3方向D3における各端部に設けられている。第2固定部17は、例えば、第2端部15の第3方向D3における各端部に設けられている。すなわち、本実施形態の台本体11では、2つの第1固定部16と2つの第2固定部17の4つの固定部が、台本体11の第1方向D1視における四隅にそれぞれ設けられている。各第1固定部16及び各第2固定部17は、例えば、ボルト締結などによって組付面Aに固定される。なお、第1固定部16及び第2固定部17は、例えば、台本体11の主部位18よりも第1方向D1における厚さが薄く形成されている。台本体11の主部位18は、台本体11における第1端部14と第2端部15との間の部位である。周壁部13は、主部位18に設けられている。
【0031】
台本体11は、ボルト締結用の第1貫通孔21及び第2貫通孔22を有している。台本体11は、例えば2つの第1貫通孔21を有している。第1貫通孔21は、2つの第1固定部16のそれぞれに1つずつ設けられている。また、台本体11は、例えば2つの第2貫通孔22を有している。第2貫通孔22は、2つの第2固定部17のそれぞれに1つずつ設けられている。各第1貫通孔21及び各第2貫通孔22には、図示しない固定用のボルトが挿通される。
【0032】
図4に示すように、第1貫通孔21は、第1固定部16を第1方向D1に沿って貫通している。各第1貫通孔21は、第1方向D1視で例えば円形をなしている。一方の第1貫通孔21は、第1端部14の第3方向D3における一端部に設けられている。他方の第1貫通孔21は、第1端部14の第3方向D3における他端部に設けられている。換言すると、一方の第1貫通孔21は、第3方向D3における台本体11の中心線L1に対する一方側に設けられ、他方の第1貫通孔21は、中心線L1に対する他方側に設けられている。
【0033】
なお、以下の説明では、第3方向D3において、第1貫通孔21に対する中心線L1側を「第3方向D3における第1貫通孔21の内側」と言い、その反対側を「第3方向D3における第1貫通孔21の外側」と言う場合がある。また、以下の説明では、第2方向D2において、第1貫通孔21に対する第2端部15側を「第2方向D2における第1貫通孔21の内側」と言い、その反対側を「第2方向D2における第1貫通孔21の外側」と言う場合がある。
【0034】
2つの第1貫通孔21は、第3方向D3に並んで設けられている。すなわち、2つの第1貫通孔21は、第1方向D1に対して垂直かつ第2方向D2に対して交差する方向に並んで設けられている。
【0035】
図5に示すように、第2貫通孔22は、第2固定部17を第1方向D1に沿って貫通している。各第2貫通孔22は、第1方向D1視で例えば円形をなしている。一方の第2貫通孔22は、第2端部15の第3方向D3における一端部に設けられている。他方の第2貫通孔22は、第2端部15の第3方向D3における他端部に設けられている。換言すると、一方の第2貫通孔22は、第3方向D3における台本体11の中心線L1に対する一方側に設けられ、他方の第2貫通孔22は、中心線L1に対する他方側に設けられている。
【0036】
なお、以下の説明では、第3方向D3において、第2貫通孔22に対する中心線L1側を「第3方向D3における第2貫通孔22の内側」と言い、その反対側を「第3方向D3における第2貫通孔22の外側」と言う場合がある。また、以下の説明では、第2方向D2において、第2貫通孔22に対する第1端部14側を「第2方向D2における第2貫通孔22の内側」と言い、その反対側を「第2方向D2における第2貫通孔22の外側」と言う場合がある。
【0037】
2つの第2貫通孔22は、第3方向D3に並んで設けられている。すなわち、2つの第2貫通孔22は、第1方向D1に対して垂直かつ第2方向D2に対して交差する方向に並んで設けられている。
【0038】
なお、各第1貫通孔21及び各第2貫通孔22は、例えば、筒状のカラー23にて構成されている。すなわち、各第1貫通孔21及び各第2貫通孔22は、筒状のカラー23の中空部である。カラー23は、台本体11の主部分を構成する合成樹脂よりも剛性の高い例えば金属などの材料にて形成されている。なお、カラー23は、例えば、各第1固定部16の樹脂部分及び各第2固定部17の樹脂部分に一部が埋設される態様で設けられている。
【0039】
(第1リブ群31の構成)
図4に示すように、台本体11における第1端部14には、第1方向D1に沿って延びる第1リブ群31が設けられている。第1リブ群31は、リブ32とリブ33とを含んでいる。
【0040】
リブ32は、第1端部14の底壁14aの上面から第1方向D1に沿って延びている。底壁14aは、第1端部14において、2つの第1固定部16同士を繋ぐ部位である。なお、底壁14aに対し、リブ32が設けられた側を上側とし、その反対側を下側とする。
【0041】
リブ32は、第1方向D1視で第2方向D2に沿って延びる形状をなしている。リブ32は、例えば、第3方向D3に対して垂直をなす平板状をなしている。リブ32は、例えば2つ設けられている。2つのリブ32は、第3方向D3に並んで設けられている。リブ32は、第3方向D3において、2つの第1貫通孔21の間に設けられている。2つのリブ32のうちの1つは、例えば、第3方向D3における周壁部13の中心位置に合わせて設けられるとともに、当該リブ32の第2方向D2の一端部は周壁部13の外周面に繋がっている。
【0042】
リブ33は、第1端部14において例えば2つ設けられている。リブ33は、各第1貫通孔21の周りに設けられている。
図2及び図6に示すように、第1固定部16の樹脂部分は、上面16a及び下面16bを有している。上面16aは、例えば、第1方向D1に対して垂直な平面状をなしている。なお、カラー23の軸方向の一端部である上端部は、上面16aから第1方向D1に沿って突出している。第1固定部16の下面16bは、組付面Aに面している。第1固定部16には、上面16a側から図示しないボルトが固定される。リブ33は、第1固定部16の上面16aから第1方向D1に沿って延びている。
【0043】
図4に示すように、リブ33は、第1方向D1視で第1貫通孔21の周方向の一部を覆う形状をなしている。また、リブ33は、第1方向D1視で第1貫通孔21の周縁に沿った形状をなしている。詳しくは、リブ33は、第1貫通孔21側の側面33aを有している。周方向に沿った方向における側面33aの全体は、第1貫通孔21の中心軸線C1を中心とする円弧状をなしている。
【0044】
各リブ33は、第1部位34と第2部位35とを有している。第1部位34は、第3方向D3における第1貫通孔21の内側に位置している。すなわち、第1部位34は、2つの第1貫通孔21の間に位置している。なお、各リブ32は、第3方向D3において、各リブ33の第1部位34の間に位置している。
【0045】
第2部位35は、第2方向D2における第1貫通孔21の内側に位置している。第2部位35は、第1方向D1視で、第2方向D2における第1貫通孔21の内側を覆う形状をなしている。第1部位34及び第2部位35のそれぞれにおいて、リブ33の側面33aは、中心軸線C1を中心とする円弧状をなしている。
【0046】
図4及び図7に示すように、第1固定部16の上面16a側において、第2方向D2における第1貫通孔21の外側は開放されている。すなわち、第2方向D2における第1貫通孔21の外側には、第2方向D2においてリブ33の第2部位35に対面するリブが設けられていない。
【0047】
上記のように、第1リブ群31は、2つの第1貫通孔21の間に設けられている。本実施形態において、第1端部14に設けられた第1リブ群31のリブの数は、2つのリブ32と2つのリブ33の合計4つである。
【0048】
図4及び図7に示すように、台本体11の第1端部14において、底壁14aは排水部36を有している。排水部36は、例えば、2つのリブ32の間に設けられている。また、例えば、排水部36は、リブ32とリブ33の第1部位34との間に設けられている。第2方向D2に沿った方向において、第2端部15側から第1端部14側に向かって底壁14aの上面が下面側に変位することで、排水部36が構成されている。なお、以下では、排水部36における底壁14aの上面を、排水部36の上面と言う。
【0049】
図7に示すように、排水部36の上面は、例えば、第2端部15側から第1端部14側に向かって下面側に階段状に変位する形状をなしている。ここで、第1方向D1に対して垂直をなし、かつ、第1貫通孔21の下端部を通る平面を基準面Sとする。第1方向D1に沿った排水部36の上面と基準面Sとの距離は、第2端部15側から第1端部14側に向かって排水部36の段を下る毎に減少する。
【0050】
底壁14aの下面には、シール部材37が取り付けられる凹部38が設けられている。なお、台本体11の下面には、第1方向D1視で環状をなす図示しない環状凹部が設けられており、凹部38は当該環状凹部の周方向の一部である。当該環状凹部には、図3に示す環状のシール部材37が取り付けられる。端子台10が組付面Aに組み付けられた状態において、シール部材37は、台本体11の下面と組付面Aとの間に圧縮状態で配置される。これにより、シール部材37は、端子台10と組付面Aとの間をシールする。
【0051】
図7に示すように、底壁14aの下面において、凹部38は、第3方向D3に沿って延びる溝状をなしている。また、凹部38は、階段状をなす排水部36のうちの1つの段に対応する位置に設けられている。すなわち、凹部38は、底壁14aの下面において、排水部36の段を跨がらない位置に設けられている。なお、本実施形態では、排水部36は上段、中段、下段の3段で構成され、凹部38は排水部36の中段に対応して設けられている。また、第1方向D1において、第2方向D2における凹部38の外縁38aと、排水部36の段の境界部分36aとがほぼ重なっている。
【0052】
(第2リブ群41の構成)
図5に示すように、台本体11における第2端部15には、第1方向D1に延びる第2リブ群41が設けられている。第2リブ群41は、リブ42とリブ43とを含んでいる。
【0053】
リブ42は、第2端部15の底壁15aから第1方向D1に沿って延びている。底壁15aは、第2端部15において、2つの第2固定部17同士を繋ぐ部位である。なお、底壁15aに対し、リブ42が設けられた側を上側とし、その反対側を下側とする。
【0054】
リブ42は、第1方向D1視で第2方向D2に沿って延びる形状をなしている。リブ42は、例えば、第3方向D3に対して垂直をなす平板状をなしている。リブ42は、例えば1つ設けられている。リブ42は、第3方向D3において、2つの第2貫通孔22の間に設けられている。リブ42は、例えば、第3方向D3における周壁部13の中心位置に合わせて設けられている。また、リブ42の第2方向D2の一端部は、周壁部13の外周面に繋がっている。
【0055】
リブ43は、第2端部15において例えば2つ設けられている。リブ43は、各第2貫通孔22の周りに設けられている。
図2に示すように、第2固定部17の樹脂部分は、上面17a及び下面17bを有している。上面17aは、例えば、第1方向D1に対して垂直な平面状をなしている。なお、カラー23の軸方向の一端部である上端部は、上面17aから第1方向D1に沿って突出している。第2固定部17の下面17bは、組付面Aに面している。第2固定部17には、上面17a側から図示しないボルトが固定される。リブ43は、第2固定部17の上面17aから第1方向D1に沿って延びている。
【0056】
図5に示すように、リブ43は、第1方向D1視で第2貫通孔22の周方向の一部を覆う形状をなしている。また、リブ43は、第1方向D1視で第2貫通孔22の周縁に沿った形状をなしている。詳しくは、リブ43は、第2貫通孔22側の側面43aを有している。周方向に沿った方向における側面43aの全体は、第2貫通孔22の中心軸線C2を中心とする円弧状をなしている。
【0057】
各リブ43は、第1部位44と第2部位45とを有している。第1部位44は、第3方向D3における第2貫通孔22の内側に位置している。すなわち、第1部位44は、2つの第2貫通孔22の間に位置している。第1部位44において、リブ43の側面43aは、中心軸線C2を中心とする円弧状をなしている。なお、リブ42は、第3方向D3において、各リブ43の第1部位44の間に位置している。
【0058】
リブ43の第2部位45は、第2方向D2における第2貫通孔22の内側に位置している。第2部位45は、第1方向D1視で、第2方向D2における第2貫通孔22の内側を覆う形状をなしている。
【0059】
第2部位45における第2貫通孔22側の側面は、離間面46として構成されている。離間面46は、例えば、第2方向D2に対して垂直な平面状をなしている。すなわち、離間面46は、第1方向D1視において、第3方向D3に沿って延びる面である。第2部位45及びその離間面46は、例えば、第3方向D3における第2固定部17の外縁まで延びている。ここで、第2貫通孔22の中心軸線C2に直交し、かつ、第2方向D2に沿う直線を基準線L2とする。第3方向D3における第2貫通孔22の外側において、離間面46は、基準線L2から第3方向D3に沿って離れるほど第2貫通孔22から離間している。すなわち、第2貫通孔22と第2部位45との間の間隔は、第3方向D3における第2貫通孔22の外側に向かうにつれて広がっている。
【0060】
第2固定部17の上面17a側において、第2方向D2における第2貫通孔22の外側は開放されている。すなわち、第2方向D2における第2貫通孔22の外側には、第2方向D2においてリブ43の第2部位45に対面するリブが設けられていない。
【0061】
上記のように、第2リブ群41は、2つの第2貫通孔22の間に設けられている。本実施形態において、第2端部15に設けられた第2リブ群41のリブの数は、1つのリブ42と2つのリブ43の合計3つである。すなわち、台本体11は、第1リブ群31のリブの数が第2リブ群41のリブの数よりも多く構成されている。
【0062】
本実施形態の効果について説明する。
(1)リブ43は、第1方向D1に延び、第1方向D1視で第2貫通孔22の第1端部14側を覆う形状をなす。そして、第2貫通孔22の中心軸線C2に直交し、かつ、第2方向D2に沿う直線を基準線L2とし、リブ43における第2貫通孔22側の側面43aは、基準線L2から離れるほど第2貫通孔22から離間する離間面46を含む。
【0063】
この構成によれば、第2貫通孔22に装着されるボルトとリブ43の離間面46との間の隙間が、基準線L2から遠ざかるにつれて広がるように構成することが可能となる。これにより、当該ボルトとリブ43との間の隙間に浸入した水の排水を、離間面46によって促すことが可能となる。従って、台本体11の傾斜の上流側に位置する第2貫通孔22に装着されるボルトの腐食を抑制可能となる。
【0064】
(2)リブ33における第1貫通孔21側の側面33aの全体が、第1貫通孔21の中心軸線C1を中心とする円弧状をなしている。この構成によれば、台本体11の傾斜の下流側に位置する第1端部14においては、第1貫通孔21に装着されるボルトとリブ33との間に水が溜まりにくい。このため、リブ33においては、リブ43のような離間面46を設けずに、リブ33の側面33aの全体を第1貫通孔21の中心軸線C1を中心とする円弧状とすることで、第1貫通孔21の周りの強度を好適に向上させることができる。
【0065】
(3)台本体11において、第1貫通孔21に対する第2方向D2の第2部位35側を内側とし、その反対側を第2方向D2における外側として、第1貫通孔21の第2方向D2における外側には、第2方向D2において第2部位35に対面するリブが設けられていない。この構成によれば、第2方向D2における第1貫通孔21の外側には、第2方向D2において第2部位35に対面するリブが設けられていない。これにより、第1端部14において、第1貫通孔21の周りに付着した水を第2方向D2の外側に排水しやすくなっている。このため、第1貫通孔21に装着されるボルトの腐食を抑制可能となる。
【0066】
(4)端子12は、第2方向D2に沿って並んで複数設けられている。この構成によれば、複数の端子12を有する端子台10において、第3方向D3における短尺化を図ることが可能となる。
【0067】
(5)第1端部14は、上面を有する底壁14aを有している。そして、底壁14aは、第2端部15側から第1端部14側に向かって上面が下面側に変位する形状をなす排水部36を有している。この構成によれば、排水部36によって、第1端部14の上面に付着した水を第2方向D2における第1端部14の外縁に向かって好適に排水させることが可能となる。
【0068】
(6)排水部36の上面は、第2端部15側から第1端部14側に向かって下面側に階段状に変位する形状をなしている。この構成によれば、台本体11を成形する際の成形型の抜けやすさを向上させることが可能となる。その結果、台本体11の成形性の向上に寄与できる。
【0069】
(7)底壁14aの下面には、シール部材37が取り付けられる凹部38が設けられている。凹部38は、底壁14aの下面において、排水部36の段を跨がらない位置に設けられている。この構成によれば、凹部38を有する底壁14aの下面を、排水部36の上面の階段形状に沿わせた形状とすることが可能となる。このため、底壁14aの板厚をできるだけ一様な厚さとすることが可能となる。その結果、底壁14aにおいて、板厚のばらつきによって生じうるひけなどの変形を抑制可能となる。
【0070】
(8)第1貫通孔21は、第1方向D1に対して垂直かつ第2方向D2に対して交差する方向に並んで2つ設けられている。台本体11は、2つの第1貫通孔21の間に設けられ第1方向D1に延びるリブ32を有している。そして、リブ32は、第1方向D1視で第2方向D2に沿って延びる形状をなしている。この構成によれば、第1端部14の強度をより好適に向上させることが可能となる。さらに、リブ32を、第1端部14の上面に付着した水を第2方向D2における第1端部14の外縁に向かって排水する際のガイドとして機能させることが可能となる。
【0071】
(9)台本体11において、傾斜の下側となる第1端部14に設けられた第1リブ群31のリブの数は、傾斜の上側となる第2端部15に設けられた第2リブ群41のリブの数よりも多い。この構成によれば、台本体11の傾斜姿勢によって特に荷重がかかる第1端部14の強度を、リブの数の多い第1リブ群31によって効果的に向上させることが可能となる。その結果、第1端部14の変形を効果的に抑制可能となる。
【0072】
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・底壁14aの下面において、凹部38を、排水部36の段を跨がる位置に設けてもよい。また、凹部38を底壁14aの下面に設けない構成としてもよい。この場合、排水部36の下面全体を、第1方向D1に対して垂直な平面状としてもよい。
【0073】
・排水部36の上面は、第2端部15側から第1端部14側に向かって下面側に変位する形状であればよい。つまり、上記実施形態では、排水部36の上面を、第2端部15側から第1端部14側に向かって下面側に階段状に変位する形状とした。しかしながら、階段状に限らず、排水部36の上面を、第2端部15側から第1端部14側に向かって下面側に傾斜するテーパ面としてもよい。
【0074】
・底壁14aから排水部36を省略し、底壁14aの上面を一様に、第1方向D1に対して垂直な平面状としてもよい。
・複数の端子12の配置は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、端子12を第3方向D3に沿って並設してもよい。
【0075】
・第1端部14に設けられる第1リブ群31のリブの数、及び、第2端部15に設けられる第2リブ群41のリブの数は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、第1リブ群31のリブの数が第2リブ群41のリブの数よりも多いが、これに限らず、第2リブ群41のリブの数が第1リブ群31のリブの数よりも多い構成としてもよい。
【0076】
・第1端部14に設けられる第1貫通孔21の数、及び、第2端部15に設けられる第2貫通孔22の数は、上記実施形態に限定されるものではなく、台本体11の構成などに応じて適宜変更可能である。例えば、第1端部14に設けられる第1貫通孔21の数を1つ、または3つ以上としてもよい。なお、複数の第1貫通孔21は、第3方向D3に沿って並設されていなくてもよい。また、複数の第2貫通孔22は、第3方向D3に沿って並設されていなくてもよい。
【0077】
・上記実施形態の台本体11では、第1端部14及び第2端部15を規定する第2方向D2と、台本体11の長手方向とが一致している。しかしながら、これに限らず、例えば、第1端部14及び第2端部15を規定する第2方向D2と、台本体11の短手方向が一致していてもよい。
【0078】
・上記実施形態では、第1方向D1視における台本体11の外形は、第3方向D3よりも第2方向D2に長い形状をなす。しかしながら、これに限らず、例えば、第2方向D2よりも第3方向D3に長い形状や、第2方向D2の寸法と第3方向D3の寸法が略等しい形状としてもよい。
【0079】
・組付面Aに固定された状態での台本体11の傾斜角度は、上記実施形態に限定されるものではなく、相手機器側の構成などに応じて適宜変更可能である。
・今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0080】
10 端子台
11 台本体
12 端子
12a 一端部
13 周壁部
14 第1端部
14a 底壁
15 第2端部
15a 底壁
16 第1固定部
16a 上面
16b 下面
17 第2固定部
17a 上面
17b 下面
18 主部位
21 第1貫通孔
22 第2貫通孔
23 カラー
31 第1リブ群
32 リブ(第3リブ)
33 リブ(第1リブ)
33a 側面
34 第1部位
35 第2部位
36 排水部
36a 境界部分
37 シール部材
38 凹部
38a 外縁
41 第2リブ群
42 リブ
43 リブ(第2リブ)
43a 側面
44 第1部位
45 第2部位
46 離間面
A 組付面
C1 中心軸線
C2 中心軸線
D1 第1方向
D2 第2方向
D3 第3方向
G 重力方向
L1 中心線
L2 基準線
S 基準面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7