(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-07
(45)【発行日】2023-11-15
(54)【発明の名称】容器
(51)【国際特許分類】
B65D 25/20 20060101AFI20231108BHJP
B65D 25/36 20060101ALI20231108BHJP
G09F 3/04 20060101ALI20231108BHJP
【FI】
B65D25/20 N
B65D25/36
B65D25/20 Q
G09F3/04 C
(21)【出願番号】P 2020549439
(86)(22)【出願日】2019-09-27
(86)【国際出願番号】 JP2019038182
(87)【国際公開番号】W WO2020067432
(87)【国際公開日】2020-04-02
【審査請求日】2021-02-26
(31)【優先権主張番号】P 2018182953
(32)【優先日】2018-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】313005282
【氏名又は名称】東洋製罐株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097205
【氏名又は名称】樋口 正樹
(72)【発明者】
【氏名】清水 勇作
(72)【発明者】
【氏名】山田 幸司
(72)【発明者】
【氏名】小南 敦嗣
(72)【発明者】
【氏名】荒木 宗司
【審査官】長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】特表2003-526577(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0036641(US,A1)
【文献】米国特許第06402872(US,B1)
【文献】米国特許第06649007(US,B1)
【文献】特開2014-222266(JP,A)
【文献】米国特許第05605230(US,A)
【文献】国際公開第2005/078686(WO,A1)
【文献】特開2017-056954(JP,A)
【文献】実開平04-078138(JP,U)
【文献】米国特許第02860431(US,A)
【文献】実開昭55-142434(JP,U)
【文献】実開昭64-011913(JP,U)
【文献】特開平06-019400(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 25/20
B65D 25/36
G09F 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外観図柄が変化可能な容器であって、
表面に第1の図柄が形成された容器本体と、
前記容器本体の外周を摺接回動可能となるように前記容器本体に装着され、透明部分を含む筒状のフィルムと、を有し、
前記フィルムに、前記透明部分を通して現れる前記第1の図柄とともに前記外観図柄を構成する第2の図柄が形成され、
前記フィルムは、不透明部分と、前記透明部分としての窓部と、を有し、
前記第1の図柄は、前記フィルムを前記容器本体の外周を摺接回動させたときの前記窓部の移動軌跡に対応する前記容器本体の領域に形成された一又は複数の図柄要素を含み、
前記不透明部分は、前記第2の図柄を含み、
前記容器本体には、更に、光学的読み取り可能なコードを表すコード図柄要素、当該容器に関する情報を表す第1情報図柄要素、当該容器に収容される内容物に関する情報を表す第2情報図柄要素、及び当該容器を使用した製品の製造者及び又は販売者に関する情報を表す第3情報図柄要素の少なくとも1つを含む第3の図柄が前記第1の図柄の前記一又は複数の図柄要素に重なることなく形成され、
前記フィルムを前記容器本体の外周を摺接回動させたときに、前記第2の図柄が常に第3の図柄と重ならないように、そのフィルムの前記容器本体の前記第3の図柄が対向し得る領域を含む前記フィルムの所定領域は、更に前記第2の図柄が形成されていない前記窓部以外の前記透明部分として含まれる、容器。
【請求項2】
前記フィルムには、前記容器本体の周方向に配列され、前記容器本体の表面を部分的に露出させる一又は複数の切欠き部が形成された、請求項
1に記載の容器。
【請求項3】
前記容器本体は、所定径の円筒胴部と、前記円筒胴部の上端縁から上方に徐々に縮径する上縮径部と、円筒胴部の下端縁から下方に徐々に縮径する下縮径部と、を有し、
前記容器本体の外周を摺接回動可能な前記フィルムは、当該容器本体の前記上縮径部及び前記下縮径部の双方に摺接するように前記容器本体に装着された、請求項
1に記載の容器。
【請求項4】
前記第3の図柄において、少なくとも前記コード図柄要素は、該コード図柄要素の色と異なる所定色の背景領域に形成された、請求項1乃至
3のいずれかに記載の容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外観図柄を変化させ得る容器に関する。
【背景技術】
【0002】
缶、瓶等の容器の表面に施す装飾や内容物表示については、ラベルの装着や貼付、印刷により行われている。上記ラベルは、装着方法によりシュリンクラベル、ストレッチラベル、ロールラベル等に分類される。上記ラベルのうち、シュリンクラベルは、加熱により収縮する熱収縮性フィルムを使用するものであり、複雑な形状の容器であっても熱収縮により適合させることが可能である。そして、このシュリンクラベルは、強度が高く美観の優れた容器の包装と装飾を提供することができる。
【0003】
熱収縮性フィルム(シュリンクラベル)を利用した容器として、特許文献1に記載のもが知られている。この容器は、所定の描画線により形成される複数の図柄が表面に所定間隔で表示される容器本体と、この容器本体に回動自在に装着され、スクリーン部が形成された熱収縮フィルムとによって構成される。前記スクリーン部は、所定の幅を有する線状の不透明部と所定の幅を有する線状の透明部とが交互にかつ平行に複数設けられた構成となっている。このような容器では、熱収縮フィルムを回動させることにより、スクリーン部の複数の透明部から見える描画線が変わり、その結果、前記スクリーン通して見える図柄(外観図柄)が変化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1に記載された容器では、容器本体表面の複数の図柄が熱収縮性フィルムのスクリーン部において交互に配列された線状の不透明部及び透明部を介して見るものである。そのため、そのスクリーン部を介して表現できる図柄が限定的になり、装飾性の点で自由度の低いものとなっている。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、装飾性及び趣味性を向上させ、かつ装飾性及び趣味性の自由度が高い、容器本体にフィルムが装着された構造の容器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る容器は、外観図柄が変化可能な容器であって、表面に第1の図柄が形成された容器本体と、前記容器本体の外周を摺接回動可能となるように前記容器本体に装着され、透明部分を含む筒状のフィルムと、を有し、前記フィルムに、前記透明部分を通して現れる前記第1の図柄とともに前記外観図柄を構成する第2の図柄が形成された、構成となる。
【0008】
このような構成によれば、筒状のフィルムを容器本体の外周を摺接回動させることで、フィルムの透明部分を通して現れる容器本体の表面に形成された第1の図柄と、フィルムに形成された第2の図柄との相対的な位置が変化する。その結果、フィルムの透明部分を通して現れる前記第1の図柄とフィルムに形成された第2の図柄との組み合わせにより形成される外観図柄が、そのフィルムの回動に従って変化するようになる。
【0009】
なお、ここで、図柄は、文字、記号、マーク、図形、図、絵、写真画等を要素(図柄要素)として含み得る。
【0010】
本発明に係る容器において、前記フィルムは、透明フィルムであって、前記第2の図柄以外の部分が前記透明部分として形成された、構成とすることができる。
【0011】
このような構成によれば、透明フィルムの第2の図柄以外の透明部分を通して、容器本体の表面に形成された第1の図柄が現れる。
【0012】
透明フィルムは、光を透過する性質があれば(不透明でなければ)よく、また、無色透明、有色透明のいずれのものでもよい。
【0013】
本発明に係る容器において、前記フィルムは、不透明部分と、前記透明部分としての窓部と、を有し、前記第1の図柄は、前記フィルムを前記容器本体の外周を摺接回動させたときの前記窓部の移動軌跡に対向する前記容器本体の領域に形成された一又は複数の図柄要素を含み、前記不透明部分は、前記第2の図柄を含む、構成とすることができる。
【0014】
このような構成によれば、筒状のフィルムを容器本体の外周を摺接回動させることにより、容器本体の第1の図柄に含まれる一又は複数の図柄要素が、フィルムの窓部(透明部分)から現れたり、フィルムの不透明部分に隠れたりする。その結果、フィルムの透明部分(窓部)を通して現れる第1の図柄とフィルムに形成された前記第2の図柄との組み合わせにより形成される外観図柄が、そのフィルムの回動に従って変化するようになる。
【0015】
本発明に係る容器において、前記第1の図柄に含まれる前記一又は複数の図柄要素は、光学的に読み取り可能なコードを表すコード図柄要素を含む、構成とすることができる。
【0016】
このような構成によれば、筒状のフィルムを容器本体の外周を摺接回動させることにより、容器本体の第1の図柄に含まれるコード図柄要素が、フィルムの窓部(透明部分)から現れたり、フィルムの不透明部分に隠れたりする。これにより、利用者は、フィルムの不透明部分に隠れているコード図柄要素を、フィルムを回動させることにより、利用できるように(光学的に読み取り可能に)することができる。
【0017】
本発明に係る容器において、前記容器本体には、更に、光学的に読み取り可能なコードを表すコード図柄要素、当該容器に関する情報を表す第1情報図柄要素、当該容器に収容される内容物に関する情報を表す第2情報図柄要素、及び当該容器を使用した製品の製造者及び又は販売者に関する情報を表す第3情報図柄要素の少なくとも1つを含む第3の図柄が形成され、前記フィルムを前記容器本体の外周を摺接回動させたときにそのフィルムの前記容器本体の前記第3の図柄が対向し得る領域を含む所定領域は、前記第2の図柄が形成されていない前記透明部分に含まれる、構成とすることができる。
【0018】
このような構成によれば、筒状のフィルムを容器本体の外周を摺接回動させた際に、フィルムに形成された第2の図柄は、常に、容器本体に形成された第3の図柄に重なることはない。そして、前記フィルムを容器本体の外周を摺接回動させることで、フィルムの透明部分を通して現れる容器本体の表面に形成された第1の図柄及び第3の図柄と、フィルムに形成された第2の図柄との相対的な位置が変化する。その結果、フィルムの透明部分を通して現れる前記第1の図柄及び第3の図柄とフィルムに形成された前記第2の図との組み合わせにより形成される外観図柄が、第2の図柄が第3の図柄に重なることなく、そのフィルムの回動に従って変化する。利用者は、フィルムと容器本体とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、容器本体に形成された第3の図柄を、フィルムの第2の図柄に邪魔されることなく、視認または利用することができる。
【0019】
本発明に係る容器において、前記フィルムには、更に、光学的読み取り可能なコードを表すコード図柄要素、当該容器に関する情報を表す第1情報図柄要素、当該容器に収容される内容物に関する情報を表す第2情報図柄要素、及び当該容器を使用した製品の製造者及び又は販売者に関する情報を表す第3情報図柄要素の少なくとも1つを含む第3の図柄が前記第2の図柄の図柄要素に重なることなく形成された、構成とすることができる。
【0020】
このような構成によれば、筒状のフィルムを容器本体の外周を摺接回動させることで、フィルムの透明部分を通して現れる容器本体の表面に形成された第1の図柄と、フィルムに形成された第2の図柄及びその第2の図柄の図柄要素に重なることなく形成された第3の図柄との相対的な位置が変化する。その結果、フィルムの透明部分を通して現れる前記第1の図柄とフィルムに形成された前記第2の図及びその図柄要素に重なることのない第3の図柄との組み合わせにより形成される外観図柄が、そのフィルムの回動に従って変化するようになる。利用者は、フィルムと容器本体とがどのような相対位置的な関係にあったとしても、フィルムに形成された第3の図柄を、容器本体の第1の図柄によって隠されることなく、かつ、フィルムの第2の図柄の図柄要素に邪魔されることなく、視認または利用することができる。
【0021】
本発明に係る容器は、前記第3の図柄において、少なくとも前記コード図柄要素は、該コード図柄要素の色と異なる所定色の背景領域に形成された構成とすることができる。
【0022】
このような構成によれば、フィルムに形成されたコード図柄要素を、背景領域の所定色を背景にして確実に光学的に読み取ることができる。
【0023】
本発明に係る容器において、前記容器本体には、更に、光学的読み取り可能なコードを表すコード図柄要素、当該容器に関する情報を表す第1情報図柄要素、当該容器に収容される内容物に関する情報を表す第2情報図柄要素、及び当該容器を使用した製品の製造者及び又は販売者に関する情報を表す第3情報図柄要素の少なくとも1つを含む第3の図柄が前記第1の図柄の前記一又は複数の図柄要素に重なることなく形成され、前記フィルムを前記容器本体の外周を摺接回動させたときにそのフィルムの前記容器本体の前記第3の図柄が対向し得る領域を含む所定領域は、前記第2の図柄が形成されていない前記窓部以外の前記透明部分に含まれる、構成とすることができる。
【0024】
このような構成によれば、筒状のフィルムを容器本体の外周を摺接回動させることにより、容器本体の第1の図柄に含まれる一又は複数の図柄要素が、フィルムの窓部(透明部分)から現れたり、フィルムの不透明部分に隠れたりする。その際、容器本体に形成された第3の図柄は、フィルムに形成された第2の図柄に邪魔されることなく、フィルムの前記窓部以外の透明部分を通して現れる状態が維持される。その状態において、フィルムの窓部を通して現れる容器本体に形成された第1の図柄及びフィルムの窓部以外の透明部分を通して現れる容器本体に形成された第3の図柄とフィルムに形成された前記第2の図柄との組み合わせにより形成される外観図柄が、そのフィルムの回動に従って変化するようになる。利用者は、フィルムと容器本体とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、容器本体に形成された第3の図柄を、フィルムの第2の図柄に邪魔されることなく、視認または利用することができる。
【0025】
本発明に係る容器において、前記フィルムの前記不透明部分には、更に、光学的読み取り可能なコードを表すコード図柄要素、当該容器に関する情報を表す第1図柄要素、及び当該容器に収容される内容物に関する情報を表す第2図柄要素、及び当該容器を使用した製品の製造者及び又は販売者に関する情報を表す第3情報図柄要素の少なくとも1つを含む第3の図柄が前記第2の図柄の図柄要素に重なることなく形成された、構成とすることができる。
【0026】
このような構成によれば、筒状のフィルムを容器本体の外周を摺接回動させることにより、容器本体の第1の図柄に含まれる一又は複数の図柄要素が、フィルムの窓部(透明部分)から現れたり、フィルムの不透明部分に隠れたりする。その際、フィルムの不透明部分に第2の図柄の図柄要素に重なることなく形成された第3の図柄が容器本体に形成された第1の図柄に重ならない状態が維持される。その状態において、フィルムの窓部を通して現れる第1の図柄と、フィルムの不透明部分に形成された第2の図柄及び第3の図柄との組み合わせにより形成される外観図柄が、そのフィルムの回動に従って変化するようになる。利用者は、フィルムと容器本体とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、フィルムの不透明部分に第2の図柄の図柄要素に重なることなく形成された第3の図柄を、容器本体の第1の図柄に邪魔されることなく、視認または利用することができる。
【0027】
本発明に係る容器において、前記フィルムには、前記容器本体の周方向に配列され、前記容器本体の表面を部分的に露出させる一又は複数の切欠き部が形成された、構成とすることができる。
【0028】
このような構成によれば、フィルムに形成された切欠き部に指の腹をあてて容器本体を握ることにより、フィルムの容器本体に対する摺接回動をし難くさせることができる。これにより、例えば、容器本体の口部に設けられたキャップを回す際、容器本体の上縁部分を拭き取る際等、フィルムとともに容器本体を持ってその容器本体に回動力を加える際に、筒状のフィルム内で容器本体が空回りすることを防止することができる。
【0029】
本発明に係る容器において、前記容器本体は、所定径の円筒胴部と、前記円筒胴部の上端縁から上方に徐々に縮径する上縮径部と、円筒胴部の下端縁から下方に徐々に縮径する下縮径部と、を有し、前記フィルムは、前記容器本体の前記上縮径部及び前記下縮径部の少なくとも一方に摺接するように前記容器本体に装着された、構成とすることができる。
【0030】
このような構成によれば、筒状のフィルムが、容器本体の形状に沿って、上端部分及び下端部分の少なくとも一方が縮径するようになるので、その筒状のフィルムを、容器本体の上方向及び下方向の少なくとも一方に抜け難くすることができる。
【発明の効果】
【0031】
本発明に係る容器によれば、容器本体に対してフィルムを回動させることで、容器本体に形成されて前記フィルムの透明部分を通して現れる第1の図柄とそのフィルムに形成された第2の図柄とにより構成される外観図柄が変化するので、装飾性及び趣味性を向上させることができ、かつ、前記外観図柄を構成する前記第1の図柄及び前記第2の図柄を自由に決めるできることから、その装飾性及び趣味性の自由度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る容器(缶容器)の容器本体を示す正面図である。
【
図2】
図2は、
図1に示す容器本体に装着される筒状のフィルムを示す切欠展開図である。
【
図3】
図3は、
図1に示す容器本体に
図2に示すフィルムが装着された構造の容器(缶容器)を示す正面図である(その1)。
【
図4】
図4は、
図1に示す容器本体に
図2に示すフィルムが装着された構造の容器(缶容器)を示す正面図である(その2)。
【
図5A】
図5Aは、本発明の第2の実施形態に係る容器(缶容器)の容器本体及び筒状のフィルムを示す正面図である。
【
図5B】
図5Bは、
図5Aに示す容器本体及びフィルムにより構成される容器(缶容器)を示す正面図である。
【
図6】
図6は、本発明の第3の実施形態に係る容器(缶容器)の容器本体を示す正面図である。
【
図7】
図7は、
図6に示す容器本体に装着される筒状のフィルムを示す切欠展開図である。
【
図8】
図8は、
図6に示す容器本体に
図7に示すフィルムが装着された構造の容器(缶容器)を示す正面図である(その1)。
【
図9】
図9は、
図6に示す容器本体に
図7に示すフィルムが装着された構造の容器(缶容器)を示す正面図である(その2)。
【
図10】
図10は、本発明の第4の実施形態に係る容器(缶容器)の容器本体を示す正面図である。
【
図11】
図11は、
図10に示す容器本体に装着される筒状のフィルムを示す切欠展開図である。
【
図12】
図12は、
図9に示す容器本体に
図11に示すフィルムを装着した構造の容器(缶容器)を示す正面図である(その1)。
【
図13】
図13は、
図9に示す容器本体に
図11に示すフィルムを装着した構造の容器(缶容器)を示す正面図である(その2)。
【
図14】
図14は、本発明の第5の実施形態に係る容器(缶容器)の容器本体を示す正面図である。
【
図16】
図16は、
図14に示す容器本体に
図15に示すフィルムを装着した構造の容器(缶容器)を示す斜視図である(その1)。
【
図17】
図17は、
図14に示す容器本体に
図15に示すフィルムを装着した構造の容器(缶容器)を示す斜視図である(その2)。
【
図18A】
図18Aは、本発明の第6の実施形態に係る容器(缶容器)の容器本体及び筒状のフィルムを示す正面図である。
【
図19A】
図19Aは、本発明の第7の実施形態に係る容器(缶容器)の容器本体及び筒状のフィルムを示す正面図である。
【
図20A】
図20Aは、本発明の第7の実施形態の第1の変形例に係る容器(缶容器)の容器本体及び筒状のフィルムを示す正面図である。
【
図21A】
図21Aは、本発明の第7の実施形態の第2変形例に係る容器(缶容器)の容器本体及び筒状のフィルムを示す正面図である。
【
図22A】
図22Aは、本発明の第8の実施形態に係る容器(缶容器)の容器本体及び筒状のフィルムを示す正面図である。
【
図23A】
図23Aは、本発明の第8の実施形態の第1変形例に係る容器(缶容器)の容器本体及び筒状のフィルムを示す正面図である。
【
図24A】
図24Aは、本発明の第8の実施形態の第2変形例に係る容器(缶容器)の容器本体及び筒状体のフィルムを示す正面図である。
【
図25A】
図25Aは、本発明の第8の実施形態の第3変形例に係る容器(缶容器)の容器本体及び筒状のフィルムを示す正面図である。
【
図26A】
図26Aは、本発明の第9の実施形態に係る容器(ボトル缶容器)を示す正面図である。
【
図26B】
図26Bは、本発明の第9の実施形態の第1変形例に係る容器(エアゾール缶容器)を示す正面図である。
【
図26C】
図26Cは、本発明の第9の実施形態の第2変形例に係る容器(瓶容器)を示す正面図である。
【
図27A】
図27Aは、本発明の第10の実施形態に係る容器(ボトル缶容器)を示す正面図である。
【
図27B】
図27Bは、本発明の第10の実施形態の第1変形例に係る容器(ボトル缶容器)を示す正面図である。
【
図27C】
図27Cは、本発明の第10の実施形態の第2変形例に係る容器(ボトル缶容器)を示す正面図である。
【
図27D】
図27Dは、本発明の第10の実施形態の第3変形例に係る容器(ボトル缶容器)を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0034】
本発明の第1の実施の形態に係る容器である缶容器は、
図1~
図4に示される。なお、
図1は、容器本体を示す正面図であり、
図2は、容器本体に装着される筒状のフィルムを示す切欠展開図であり、
図3は、フィルムと容器本体とがある相対的な位置関係ある状態の缶容器を示す正面図であり、
図4は、フィルムと容器本体とが他の相対的な位置関係にある状態の缶容器を示す正面図である。
【0035】
図3において、缶容器11(例えば、飲料缶)は、缶容器本体12及び透明のフィルム20によって構成されている。缶容器本体12は、金属製(例えば、アルミ製)の丸型の缶体であって、
図1に示すように、所定径の円筒胴部13と、円筒胴部13の上端縁から上方に続いて徐々に縮径する肩部16(上縮径部)と、円筒胴部13の下端縁から下方に続いて徐々に縮径し、底面14と一体となる底部15(下縮径部)と、肩部16の上縁部に巻締により固定された缶蓋部17とを有する構造となっている。なお、
図1には示されていないが、缶蓋部17の上面には、飲み口としての開口を形成するためのタブが設けられている。
【0036】
缶容器本体12の円筒胴部13及び肩部16の表面には、図柄(第1の図柄という)D11が印刷(形成)されている。この第1の図柄D11は、所定色(例えば、青)の背景部分に描画された文字列(「南極」、「ラムネ」、「しゅわっとおいしい」、「炭酸飲料・無果汁」、「南極の氷でキンキンに冷やされた」)、絵(複数の氷山を表す絵、複数の瓶を表す絵)を図柄要素として含む。この第1の図柄D11は、南極の海に多くの氷山が浮いている景色をイメージさせる背景画に複数の文字列が配列された図柄となっている。
【0037】
フィルム20は、透明のフィルムであって、このフィルム20として、PS(ポリスチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PSとPETとの積層体からなる熱収縮性のフィルムが用いられる。フィルム20には、
図2の切欠展開図に示すように、図柄(第2の図柄という)D21が印刷(形成)されている。この第2の図柄D21は、種々の態様で描かれた多くのペンギン(親子のペンギン、縞柄の浮袋を持ったペンギン)を図柄要素として含む。フィルム20は、第2の図柄D21(種々の態様で描かれた多くのペンギンを図柄要素として含む)以外の部分が透明部分として形成されている。
【0038】
第2の図柄D21が形成された熱収縮性のフィルム20(
図2参照)は、筒状にして第1の図柄D11が形成された缶容器本体12の円筒胴部13及び肩部16を囲むようにセットされる。そして、熱風等により加熱収縮させることで、フィルム20が缶容器本体12(円筒胴部13及び肩部16)に装着される。加熱温度を調整する等して収縮するフィルム20の缶容器本体12への密着度合いを調整することにより、フィルム20を、所定値以上の回動力(トルク)で缶容器本体12の外周を摺接回動可能なように装着することができる。更に、缶容器本体12の印刷部分(第1の図柄D11に対応)にワックスを添加すること、熱収縮性のフィルム20に滑り性を向上させる滑剤(シリカ等)を添加することで、フィルム20が缶容器本体12の外周を摺接回動可能となる回動力(トルク)を調整することができる。
【0039】
缶容器本体12に熱収縮により密着した状態のフィルム20は、肩部16の形状に従って上方に向けて縮径されている。また、縮径により最小径となったフィルム20の上端縁は、缶蓋部17の周縁部分に突き当たっている。
【0040】
上述したようにフィルム20が缶容器本体12に装着された構造の缶容器11では、
図3に示すように、フィルム20の透明部分を通して缶容器本体12の表面に形成された第1の図柄D11(
図1参照)が現れ、その第1の図柄D11とフィルム20に形成された第2の図柄D21(
図2参照)との組み合わせにより外観図柄が形成される。そして、所定値以上の回動力(トルク)をもってフィルム20を缶容器本体12の外周を摺接回動させると、フィルム20の透明部分を通して現れる第1の図柄D11とフィルム20の第2の図柄D21との相対的な位置が変化する。その結果、第1の図柄D11と第2の図柄D21との組み合わせにより形成される外観図柄が、フィルム20の回動に従って変化する。具体的には、缶容器本体12とフィルム20との相対的な位置関係が、
図3に示すものから
図4に示すものに変化すると、外観図柄は、ペンギン(第2の図柄D21)が氷山の浮いている海上(第1の図柄)にいる図柄(
図3参照)から、ペンギン(第2の図柄D21)が海上に浮いている氷山(第1の図柄)に乗った図柄(
図4参照)に変化する。
【0041】
上述したような缶容器11によれば、缶容器本体12に対してフィルム20を回動させることで、缶容器本体12に形成されてフィルム20の透明部分を通して現れる第1の図柄D11とそのフィルム20に形成された第2の図柄D21とにより構成される外観図柄が変化するので、缶容器11の装飾性及び趣味性を向上させることができる。また、前記第1の図柄D11及び第2の図柄D21を自由に構成することができるので、それら第1の図柄D11及び第2の図柄D21の組み合わせにより構成される外観図柄を自由に表出させることができる。その結果、缶容器11の装飾性及び趣味性の自由度を向上させることができる。
【0042】
缶容器本体12に熱収縮によって装着されたフィルム20は、容器本体12の肩部16を覆う部分において、その肩部16の形状に応じて上方に向かって縮径しているので、缶容器本体12の下方に向けて抜け難い。また、この縮径により最小径となったフィルム20の上端縁は、缶蓋部17の周縁部分に突き当たっているので、フィルム20は、缶容器本体12の上方に向けても抜け難い。従って、缶容器本体12に熱収縮によって装着されたフィルム20を、缶容器本体12から抜けることなく、所定値以上の回動力(トルク)によって安定的に回動させることができる。
【0043】
なお、フィルム20は、下方に向けて縮径している底部15(下縮径部)を覆うように熱収縮させて、缶容器本体12に装着することができる。これにより、缶容器本体12に装着されたフィルム20を缶容器本体12の下方に向けて抜け難くすることができる。この場合、フィルム20の上端縁は、缶蓋部17の周縁部分に突き当たるものでなくてもよい。
【0044】
次に、
図5A及び
図5Bを参照して、本発明の第2の実施の形態に係る容器(缶容器)について説明する。この第2の実施の形態に係る容器(缶容器)は、缶容器本体12に形成される第1の図柄及びフィルム20に形成される第2の図柄以外については、前述した第1の実施の形態に係る容器(缶容器)と同じである。なお、
図5Aは、本発明の第2の実施形態に係る容器(缶容器)の容器本体及び筒状のフィルムを示す正面図であり、
図5Bは、
図5Aに示す容器本体及びフィルムにより構成される容器(缶容器)を示す正面図である。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成部分については、同一名称及び同一符号を使用する。
【0045】
図5Aにおいて、缶容器本体12の円筒胴部13の表面には、所定色の背景部分に描画された「BEER」の文字列を図柄要素として含む第1の図柄D12が印刷(形成)されている。また、熱収縮性の透明のフィルム20には、「★」、「〇」、「×」のマークを図柄要素として含む第2の図柄D22が印刷(形成)されている。フィルム20は、第1の実施の形態の場合と同様に、熱収縮によって缶容器本体12に装着される。そして、缶容器本体12に装着されたフィルム20は、所定値以上の回動力(トルク)によって缶容器本体12の外周を摺接回動することが可能となる。
【0046】
上述したような缶容器本体12とフィルム20とによって構成される缶容器11では、
図5Bに示すように、フィルム20の透明部分を通して缶容器本体12の表面に形成された第1の図柄D12(BEER:
図5A参照)が現れ、その第1の図柄D12とフィルム20に形成された第2の図柄D22(★、〇、×:
図5A参照)との組み合わせにより外観図柄が形成される。そして、所定値以上の回動力(トルク)をもってフィルム20を缶容器本体12の外周を摺接回動させると、フィルム20の透明部分を通して現れる第1の図柄D12(BEER)とフィルム20の第2の図柄D22(★、〇、×)との相対的な位置が変化する。その結果、第1の図柄D12(BEER)と第2の図柄D22(★、〇、×)との組み合わせにより構成される外観図柄が、フィルム20の回動に従って変化する。
【0047】
上述したような缶容器11によれば、第1の実施の形態に係る缶容器と同様に、缶容器本体12に対してフィルム20を回動させることで、缶容器本体12に形成されてフィルム20の透明部分を通して現れる第1の図柄D12(BEER)とそのフィルム20に形成された第2の図柄D22(★、〇、×)とにより形成される外観図柄が変化する。従って、缶容器11の装飾性及び趣味性を向上させることができ、その装飾性及び趣味性の自由度もまた向上させることができる。
【0048】
次に、
図6~
図9を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る容器(缶容器)について説明する。この第3の実施の形態に係る容器(缶容器)は、缶容器本体12に第1の図柄に加えて第3の図柄が形成される点で、前述した第1の実施の形態に係る容器(缶容器)と異なる。なお、
図6は、容器本体を示す正面図であり、
図7は、容器本体に装着される筒状のフィルムを示す切欠展開図であり、
図8は、フィルムと容器本体とがある相対的な位置関係にある状態の缶容器を示す正面図であり、
図9は、フィルムと缶容器本体とが他の相対的な位置関係にある状態の缶容器を示す正面図である。第3の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成部分については、同一名称及び同一符号を使用する。
【0049】
図6において、缶容器本体12の円筒胴部13及び肩部の表面には、第1の実施の形態の場合(
図1参照)と同様に、南極の海に多くの氷山が浮いている景色をイメージさせる背景画に複数の文字列(南極、ラムネ等)が配列された第1の図柄D13が印刷(形成)されている。また、缶容器本体12における円筒胴部13の比較的下方の所定部位には、第3の図柄D31が形成されている。第3の図柄D31は、矩形状となる白色の背景領域75に形成された光学的に読み取り可能なバーコード(1次元コード)を表す黒色のコード図柄要素71aと、缶容器本体12がリサイクル可能なアルミ製缶であることを表す材質表記図柄要素71b(容器に関する情報を表す第1情報図柄要素)とを図柄要素として含む。
【0050】
熱収縮性のフィルム20には、
図7の切欠展開図に示すように、第1の実施の形態の場合(
図2参照)と同様、種々の態様で描かれた多くのペンギンを図柄要素として含む第2の図柄D23が印刷(形成)されている。フィルム20は、缶容器本体12の外周を摺接回動可能なように、熱収縮によりその缶容器本体12に装着されるものであるが、フィルム20を回動させたときにそのフィルム20の缶容器本体12に形成された第3の図柄D31が対向し得る領域を含む所定領域、例えば、
図7に示す下端縁から高さHLまでの帯状領域73には、第2の図柄D23(ペンギン等の図柄要素)が形成されていない(透明部分)。
【0051】
上述したフィルム20が熱収縮により缶容器本体12に摺接回動可能に装着された構造となる缶容器11では、フィルム20を缶容器本体12の外周を摺接回動させた際に、フィルム20に形成された第2の図柄D23は、常に、缶容器本体12に形成された第3の図柄D31に重なることはない。そして、
図8及び
図9に示すように、フィルム20を缶容器本体12の外周を摺接回動させることで、フィルム20の透明部分(
図7に示す高さHLの帯状領域73を含む)を通して現れる缶容器本体12の表面に形成された第1の図柄D13(氷山等の絵及び文字を含む)及び第3の図柄D31(コード図柄要素71a及び材質表記図柄要素71bを含む)と、フィルム20に形成された第2の図柄D23(ペンギン等の図柄要素を含む)との相対的な位置が変化する。その結果、フィルム20の透明部分を通して現れる前記第1の図柄D13及び第3の図柄D31とフィルム20に形成された第2の図柄D23との組み合わせにより形成される外観図柄が、第2の図柄D23が第3の図柄D31に重なることなく、そのフィルム20の回動に従って変化する。具体的には、缶容器本体12とフィルム20との相対的な位置関係が、
図8に示すものから
図9に示すものに変化すると、外観図柄は、ペンギン(第2の図柄D23)が氷山の浮いている海上(第1の図柄13)にいる図柄(
図8参照)から、ペンギン(第2の図柄D23)が海上に浮いている氷山(第1の図柄13)に乗った図柄(
図9参照)に変化する。そして、缶容器本体12とフィルム20との相対的な位置関係が
図8に示すものであるときに、ある方向から見えている第3の図柄D31(コード図柄要素71a及び材質表記図柄要素71bを含む)が、その相対的な位置関係が
図9に示すものとなっても、その方向から見える。
【0052】
上述したような缶容器11によれば、缶容器本体12に対してフィルム20を回動させることで、缶容器本体12に形成されてフィルム20の透明部分を通して現れる第1の図柄D13(氷山、文字等を含む)及び第3の図柄D31(コード図柄要素71a及び材質表示図柄要素71bを含む)とそのフィルム20に形成された第2の図柄D23(ペンギンを含む)とにより構成される外観図柄が変化するので、缶容器11の装飾性及び趣味性を向上させることができる。また、前記第1の図柄D13及び第2の図柄D23を自由に構成することができるので、それら第1の図柄D13及び第3の図柄D31と第2の図柄D23との組み合わせにより構成される外観図柄を自由に表出させることができる。その結果、缶容器11の装飾性及び趣味性の自由度を向上させることができる。
【0053】
また、上述した構造の缶容器11の利用者は、フィルム20と缶容器本体12とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、缶容器本体12に形成された第3の図柄D31を、フィルム20の第2の図柄D23に邪魔されることなく、視認または利用することができる。具体的には、フィルム20と缶容器本体12とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、第3の図柄D31に含まれるコード図柄要素71aで表されるバーコード(1次元コード)を誤りなく光学的に読み取ることができ、第3の図柄D31に含まれる材質表記図柄要素71bから缶容器本体12がリサイクル可能なアルミ製缶であることを間違うことなく知ることができる。
【0054】
次に、
図10~
図13を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る容器(缶容器)について説明する。この第4の実施の形態に係る容器(缶容器)は、フィルム20に第2の図柄に加えて第3の図柄が形成される点で、前述した第1の実施の形態に係る容器(缶容器)と異なる。なお、
図10は、容器本体を示す正面図であり、
図11は、容器本体に装着される筒状のフィルムを示す切欠展開図であり、
図12は、フィルムと容器本体とがある相対的な位置関係にある状態の缶容器を示す正面図であり、
図13は、フィルムと缶容器本体とが他の相対的な位置換気にある状態の缶容器を示す正面図である。第4の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成部分については、同一名称及び同一符号を使用する。
【0055】
図10において、缶容器本体12の円筒胴部13及び肩部16の表面には、第1の実施の形態の場合(
図1参照)と同様に、南極の海に多くの氷山が浮いている景色をイメージさせる背景画に複数の文字列(南極、ラムネ等)が配列された第1の図柄D14が印刷(形成)されている。
【0056】
熱収縮性のフィルム20には、
図11の切欠展開図に示すように、第1の実施の形態の場合(
図2参照)と同様、種々の態様で描かれた多くのペンギンを図柄要素として含む第2の図柄D24が印刷(形成)されている。また、フィルム20には、第3の図柄D32が第2の図柄D24の図柄要素(ペンギン等)に重なることなく形成されている。第3の図柄D32は、前述した第3の実施の形態の場合と同様に、矩形状となる白色の背景領域75に形成された光学的に読み取り可能なバーコード(1次元コード)を表すコード図柄要素71aと、缶容器本体12がリサイクル可能なアルミ製缶であることを表す材質表記図柄要素71b(容器に関する情報を表す第1情報図柄要素)とを図柄要素として含む。
【0057】
上述したフィルム20が熱収縮により缶容器本体12に摺接回動可能に装着された構造となる缶容器11では、
図12及び
図13に示すように、フィルム20を缶容器本体12の外周を摺接回動させることで、フィルム20の透明部分を通して現れる第1の図柄D14(氷山等の絵及び文字を含む)と、フィルム20に形成された第2の図柄D24(ペンギン等を含む)及びその第2の図柄D24の図形要素(ペンギン等)に重なることなく形成された第3の図柄D32(コード図柄要素71a及び材質表記図柄要素71bを含む)との相対的な位置が変化する。その結果、フィルム20の透明部分を通して現れる第1の図柄D14とフィルム20に形成された第2の図柄D24及びその第2の図柄D24に重なることなく形成された第3の図柄D32との組み合わせにより構成される外観図柄が、そのフィルム20の回動に従って変化する。
【0058】
具体的には、缶容器本体12とフィルム20との相対的な位置関係が、
図12に示すものから
図13に示すものに変化すると、外観図柄は、ペンギン(第2の図柄D24)が氷山の浮いている海上(第1の図柄D14)にいる図柄(
図12参照)から、ペンギン(第2の図柄D24)が海上に浮いている氷山(第1の図柄14)に乗っている図柄(
図13参照)に変化する。そして、缶容器本体12とフィルム20との相対的な位置関係が
図12に示すものであるときに、ある方向から見えていた第3の図柄D32(コード図柄要素71a及び材質表記図柄要素71bを含む)が、その相対的な位置関係が
図13に示すものになると、その方向からではなく、他の方向から見える。
【0059】
上述したような缶容器11によれば、缶容器本体12に対してフィルム20を回動させることで、缶容器本体12に形成されてフィルム20の透明部分を通して現れる第1の図柄D14(氷山、文字等を含む)とフィルム20に形成された第2の図柄D24(ペンギンを含む)及び第3の図柄D32(コード図柄要素71a及び材質表示図柄要素71bを含む)とにより構成される外観図柄が変化するので、缶容器11の装飾性及び趣味性を向上させることができる。また、前記第1の図柄D14及び第2の図柄D24を自由に構成することができるので、それら第1の図柄D14と第2の図柄D23及び第3の図柄D32との組み合わせにより構成される外観図柄を自由に表出させることができる。その結果、缶容器11の装飾性及び趣味性の自由度を向上させることができる。
【0060】
上述した構造の缶容器11の利用者は、フィルム20と缶容器本体12とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、フィルム20に形成された第3の図柄D32を、缶容器本体12の第1の図柄D14によって隠されることなく、かつ、フィルム20の第2の図柄D24の図柄要素(ペンギン等)に邪魔されることなく、視認または利用することができる。具体的には、フィルム20と缶容器本体12とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、第3の図柄D32に含まれるコード図柄要素71aで表されるバーコード(1次元コード)を誤りなく光学的に読み取ることができ、第3の図柄D32に含まれる材質表記図柄要素71bから缶容器本体12がリサイクル可能なアルミ製缶であることを間違うことなく知ることができる。特に、第3の図柄D32に含まれるコード図柄要素71aが白色の背景領域75に形成されているので、フィルム20の透明部分を通して現れる缶容器本体12に形成された第1の図柄D14(線図等)を誤って光学的に読み取ることなく、より確実に、コード図柄要素71aで表されるバーコードを光学的に読み取ることができる。
【0061】
次に、
図14~
図17を参照して、本発明の第5の実施の形態に係る容器(缶容器)について説明する。この第5の実施の形態に係る容器(缶容器)は、第2の図柄が形成されるフィルム20に透明部分となる窓部が形成され、缶容器本体12の表面に形成される第1の図柄にフィルム20の前記窓部を通して現れ得る一又は複数の図柄要素を含むことを特徴としている。なお、
図14は、容器本体を示す正面図であり、
図15は、容器本体に装着される筒状のフィルムを示す展開図であり、
図16は、フィルムと容器本体とがある相対的な位置関係にある状態の缶容器を示す正面図であり、
図17は、フィルムと容器本体とが他の相対的な位置関係にある状態の缶容器を示す正面図である。
【0062】
図16において、缶容器51(例えば、飲料缶)は、缶容器本体12及びフィルム30によって構成されている。缶容器本体12は、第1の実施の形態の場合(
図1参照)と同様に、金属製(例えば、アルミ製)の丸型の缶体であって、
図14に示すように、円筒胴部13と、円筒胴部13の上縁端から上方に続いて徐々に縮径する肩部16(上縮径部)と、円筒胴部13の下端縁から下方に続いて徐々に縮径し、底面14と一体となる底部15(下縮径部)と、肩部16の上縁部に巻締により固定された缶蓋部17とを有する構造となっている。また、
図16に示すように、缶蓋部17の上面(蓋面)19には、飲み口としての開口を形成するためのタブ18が設けられている。
【0063】
缶容器本体12における円筒胴部13の表面には、第1の図柄D15が印刷(形成)されている。この第1の図柄D15は、複数の駅名を表す文字列(「横浜/YOKOHAMA」、「名古屋/NAGOYA」、「東京/TOUKYOU」(
図16参照))、及び背景部分に描画された複数の駅名のそれぞれで表される地域をイメージできる建造物(「観覧車」、「城」、「タワー」(16参照)))の絵を図柄要素として含む。複数の駅名を表す文字列は、円筒胴部13の比較的上方部分にその周方向に所定の間隔をもって配列されている。また、円筒胴部13の各駅名の文字列の下方に当該駅名で表される地域をイメージできる建造物の絵が配置されている。例えば、文字列「横浜/YOKOHAMA」の下方に横浜をイメージできる「観覧車」の絵が、文字列「名古屋/NAGOYA」の下方に名古屋をイメージできる「城」の絵が、文字列「東京/TOUKYOU」の下方に東京をイメージできる「タワー」の絵が、それぞれ配置されている。
【0064】
フィルム30は、第1の実施の形態の場合と同様に、熱収縮性を有するフィルムである。
図15に示すように、フィルム30の全体が所定色(例えば、白系の色)で着色されており、その所定色の不透明部分に透明部分としての2つの上窓部33a、33bと、2つの下窓部35a、35bとが形成されている。2つの上窓部33a、33bのそれぞれは、矩形状であって、前述したように缶容器本体12に形成された第1の図柄D15の図柄要素としての各駅名を表す文字列が収まるサイズを有し、2つの下窓部35a、35bのそれぞれは、矩形状であって、その第1の図柄D15の図柄要素としての各建造物の絵が収まるサイズを有している。上窓部33aと下窓部35aとは、また、上窓部33bと下窓部35bとは、それぞれ上下に配置されている。上下に配置される上窓部33aと下窓部35bとの組と、上下に配置される上窓部33bと下窓部35bとの組との横方向の間隔は、缶容器本体12に形成された2つの駅名の文字列の間隔(2つの建造物の絵の間隔)に対応する。
【0065】
後述するようにフィルム30が缶容器本体12に摺接回動可能なように装着されるが、フィルム30の回動に伴って移動する各上窓部33a、35aの移動軌跡に対向した缶容器本体12の領域に前述した複数の駅名の文字列(「横浜/YOKOHAMA」、「名古屋/NAGOYA」、「東京/TOUKYOU」(
図16参照))が形成されている。また、フィルム30の回動に伴って移動する各下窓部33b、35bの移動軌跡に対向した缶容器本体12の領域に前述した複数の建造物(「観覧車」、「城」、「タワー」(16参照)))の絵が形成されている。
【0066】
フィルム30の所定色で着色された前記不透明部分には、第2の図柄D25が含まれる。第2の図柄D25は、複数の文字列(「トッキューサイダー」)と、複数の絵とを図柄要素として含む。また、第2の図柄D25は、上記文字列及び絵の他、2つの上窓部33a、33bのそれぞれを鉄道の駅に見立てるように、各上窓部33a、33bに接続して横方向に延びる白黒の鉄道記号を図柄要素として含む。
【0067】
フィルム30の不透明部分には、更に、第3の図柄D33が第2の図柄D25の図柄要素(各文字列「トッキューサイダー」及び各絵)に重なることなく印刷(形成)されている。第3の図柄D33は、光学的に読み取り可能なバーコード(1次元コード)を表すコード図柄要素71aと、缶容器本体12がリサイクル可能なアルミ製缶であることを表す材質表記図柄要素71b(缶容器51に関する情報を表す第1情報図柄要素)と、商品取り扱いの注意事項を表す注意事項図柄要素71c(第1情報図柄要素、缶容器51に収容される内容物に関する情報を表す第2情報図柄要素)と、内容物の成分を表す成分情報図柄要素71d(第2情報図柄要素)と、商品標語を表す標語情報図柄要素71e(第2情報図柄要素)と、を図柄要素として含む。
【0068】
第2の図柄D25及び第3の図柄D33が形成された熱収縮性のフィルム30(
図15参照)は、第1の実施の形態の場合と同様に、熱収縮により、第1の図柄D15が形成された缶容器本体12(
図14参照)に装着される。熱収縮によるフィルム30の缶容器本体12への密着度合いは、所定値以上の回動力(トルク)でフィルム30が缶容器本体12の外周を摺接回動可能なように調整される。フィルム30の上縁部分が缶容器本体12の上方に向けて縮径する肩部16に掛かるように、かつ、フィルム30の下縁部分が缶容器本体12の下方に向けて縮径する底部15に掛かるように、当該フィルム30が容器本体12に装着される。これにより、フィルム30は缶容器本体12の上下の両方向に抜け難くなり、缶容器本体12に熱収縮によって装着されたフィルム30を所定値以上の回動力(トルク)によって安定的に回動させることができるようになる。
【0069】
上述したようにフィルム30が缶容器本体12に装着された構造の缶容器51では、フィルム30を缶容器本体12の外周を摺接回動させることで、缶容器本体12の第1の図柄D15に含まれる複数の駅名の文字列のそれぞれが、フィルム30の上窓部33a、33bから現れたり、フィルム30の不透明部分に隠れたりする。また、同時に、第1の図柄D15に複数の駅名の文字列に対応して含まれる複数の建造物の絵のそれぞれが、フィルム30の下窓部35a、35bから現れたり、フィルム30の不透明部分に隠れたりする。そして、フィルム30のその回動により、フィルム30の上窓部33a、33bから現れる駅名の文字列と、フィルム30の下窓部35a、35bから現れる建造物の絵が変化する。その結果、フィルム30の上窓部33a、33bから現れる駅名の文字列(第1の図柄D15の図柄要素)、フィルム30の下窓部35a、35bから現れる建造物の絵(第1の図柄D15の図柄要素)及び第3の図柄D33(コード図柄要素71a、材質表記図柄要素71b、注意事項図柄要素71c、成分情報図柄要素71d、標語情報図柄要素71e)と、フィルム30に形成された第2の図柄D25との組み合わせにより構成される外観図柄が、そのフィルム30の回動に従って変化する。
【0070】
具体的には、缶容器本体12とフィルム30との相対的な位置関係が、
図16に示すものから
図17に示すものに変化すると、外観図柄は、文字列(トッキューサイダー)及び種々の絵(第2の図柄D25)を背景に、駅に見立てた上窓部33aから「東京」の文字列(第1の図柄D15)が現れるとともに下窓部35aから東京をイメージできる「タワー」の絵(第1の図柄D15)が現れている図柄から、それを背景に上窓部33aから「名古屋」の文字列が現れるとともに下窓部35aから名古屋をイメージできる「城」の絵が現れている図柄に変化する。そして、上記外観図柄に含まれる第3の図柄D33(コード図柄要素71a、材質表記図柄要素71b、注意事項図柄要素71c、成分情報図柄要素71d、標語情報図柄要素71e)は、缶容器51のいずれの方向からも、第1の図柄D15および第2の図柄D25のいずれにも妨げられることなく、視認することができる。
【0071】
上述したような缶容器51によれば、缶容器本体12に対してフィルム30を回動させることで、缶容器本体12に形成されてフィルム30の上窓部33a、33及び下窓部35a、35bを通して現れる第1の図柄D15(駅名の文字列、建造物の絵)とフィルム30に形成された第2の図柄D25(文字列、各種絵)及び第3の図柄D33(コード図柄要素71a等)とにより構成される外観図柄が変化するので、缶容器51の装飾性及び趣味性を向上させることができる。また、フィルム30の各窓部33a、33b、35a、35bを通して現れる図柄要素を含む第1の図柄D15及び第2の図柄D25を自由に構成することができるので、それら第1の図柄D15と第2の図柄D25及び第3の図柄D33との組み合わせにより構成される外観図柄を自由に表出させることができる。その結果、缶容器51の装飾性及び趣味性の自由度を向上させることができる。
【0072】
また、上述した構造の缶容器51の利用者は、フィルム30と缶容器本体12とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、フィルム30に形成された第3の図柄D33を、缶本体容器12の第1の図柄D15によって隠されることなく、かつ、フィルム20の第2の図柄D25の図柄要素に邪魔されることなく、視認または利用することができる。具体的には、フィルム20と缶容器本体12とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、第3の図柄D33に含まれるコード図柄要素71aで表されるバーコード(1次元コード)を誤りなく光学的に読み取ることができ、第3の図柄D33に含まれる材質表記図柄要素71bから缶容器本体12がリサイクル可能なアルミ製缶であることを間違うことなく知ること等、ができる。
【0073】
次に、
図18A及び
図18Bを参照して、本発明の第6の実施の形態に係る容器(缶容器)について説明する。なお、
図18Aは、容器本体及び筒状のフィルムを示す正面図であり、
図18Bは、
図18Aに示す容器本体及びフィルムにて構成される缶容器を示す正面図である。なお、第6の実施の形態において、第5の実施の形態と同一の構成部分については、同一名称及び同一符号を使用する。
【0074】
図18Aにおいて、缶容器本体12の円筒胴部13の表面には、所定色の背景部分に描かれた「★」、「〇」、「×」のマークを図柄要素として含む第1の図柄D16が印刷(形成)されている。また、熱収縮性のフィルム30には、所定色の不透明部分に矩形状の窓部36が形成されるとともに、その不透明部分を背景に描画された「BEER」の文字列を図柄要素として含む第2の図柄D26が印刷(形成)されている。フィルム30が熱収縮によって缶容器本体12に装着されて、
図18Bに示すように、缶容器52が構成される。缶容器本体12に装着されたフィルム30は、所定値以上の回動力(トルク)によって缶容器本体12の外周を摺接回動することが可能となる。缶容器本体12の第1の図柄D16の3つのマーク「★」、「〇」、「×」と、フィルム30の窓部36との相対的な位置関係は、フィルム30の回動に伴って移動する窓部36の移動軌跡に対向した缶容器本体12の領域に前記3つのマークが形成されている、という関係である。
【0075】
上述したような缶容器52では、フィルム30を缶容器本体12の外周を摺接回動させることにより、缶容器本体12の第1の図柄D16に含まれる3つのマーク「★」、「〇」、「×」のそれぞれが、フィルム30の窓部36から現れたり、フィルム30の不透明部分に隠れたりする。そして、フィルム30のその回動により、フィルム30の窓部36から現れるマーク(★、〇、×)が変化する。その結果、フィルム30の窓部36を通して現れる第1の図柄D16(マーク「★」、「〇」、「×」;
図18B参照)とフィルム30に形成された前記第2の図柄D26(「BEER」の文字列)との組み合わせにより構成される外観図柄(
図18B参照)が、そのフィルム30の回動に従って変化する。
【0076】
上述したような缶容器52によれば、缶容器本体12に対してフィルム30を回動させることで、缶容器本体12に形成されてフィルム30の窓部36を通して現れる第1の図柄D16(マーク「★」、「〇」、「×」)とフィルム30に形成された第2の図柄D26(「BEER」の文字列)とにより構成される外観図柄が変化するので、缶容器52の装飾性及び趣味性を向上させることができ、また、缶容器52の装飾性及び趣味性の自由度を向上させることができる。
【0077】
次に、
図19A及び
図19Bを参照して、本発明の第7の実施の形態に係る容器(缶容器)について説明する。なお、
図19Aは、容器本体及び筒状のフィルムを示す正面図であり、
図19Bは、
図19Aに示す容器本体及びフィルムにて構成される缶容器を示す正面図である。なお、第7の実施の形態において、第5の実施の形態と同一の構成部分については、同一名称及び同一符号を使用する。
【0078】
図19Aにおいて、缶容器本体12の円筒胴部13の表面には、第6の実施の形態の場合(
図18A参照)と同様に、所定色の背景部分に描かれた「★」、「〇」、「×」のマークを図柄要素として含む第1の図柄D17が印刷(形成)されている。また、円筒胴部13の表面の前記マークの下方部分に、第3の図柄D34が印刷(形成)されている。第3の図柄D34は、光学的に読み取り可能なバーコード(1次元コード)を表すコード図柄要素71aと、缶容器本体12がリサイクル可能なアルミ製缶であることを表す材質表記図柄要素71b(第1情報図柄要素)と、内容物の種類(お酒)を表す内容物情報図柄要素72(第2情報図柄要素)と、を図柄要素として含む。
【0079】
熱収縮性のフィルム30は、上下に2つの領域に分割されている。上側領域は所定色の不透明部分であって、下側領域は透明部分77である。その不透明部分には、前述した第6の実施の形態の場合(
図18A参照)と同様に、「BEER」の文字列を図柄要素として含む第2の図柄D27が印刷(形成)されるとともに、透明の窓部36が形成されている。フィルム30が熱収縮によって缶容器本体12に装着されて、
図19Bに示すように、缶容器52が構成される。缶容器本体12に装着されたフィルム30は、所定値以上の回動力(トルク)によって缶容器本体12の外周を摺接回動することが可能となる。缶容器本体12の第1の図柄D17の3つのマーク「★」、「〇」、「×」と、フィルム30の窓部36との相対的な位置関係は、フィルム30の回動に伴って移動する窓部36の移動軌跡に対向した缶容器本体12の領域に前記3つのマークが形成されている、という関係である。また、缶容器本体12の第3の図柄要素D34(コード図柄要素71a、材質表記図柄要素71b、内容物情報図柄要素72)と、フィルム30の透明部分77との相対的な位置関係は、フィルム30が回動する際に常に第3の図柄D34が透明部分77から現れている、関係である。
【0080】
上述したような缶容器52では、フィルム30を缶容器本体12の外周を摺接回動させることにより、缶容器本体12の第1の図柄D17に含まれる3つのマーク「★」、「〇」、「×」のそれぞれが、フィルム30の窓部36から現れたり、フィルム30の不透明部分に隠れたりする。そして、フィルム30のその回動により、フィルム30の窓部36から現れるマーク(★、〇、×:
図19B参照)が変化する。その結果、フィルム30の窓部36を通して現れる第1の図柄D17(マーク「★」、「〇」、「×」)及びフィルム30の透明部分77を通して現れる第3の図柄D34(コード図柄要素71a、材質表記図柄要素71b、内容物情報図柄要素72)と、フィルム30に形成された前記第2の図柄D26(「BEER」の文字列)との組み合わせにより構成される外観図柄が、そのフィルム30の回動に従って変化する。
【0081】
上述したような缶容器52によれば、缶容器本体12に対してフィルム30を回動させることで、缶容器本体12に形成されてフィルム30の窓部36を通して現れる第1の図柄D17(マーク「★」、「〇」、「×」)とフィルム30に形成された第2の図柄D27(「BEER」の文字列)とにより構成される外観図柄が変化するので、缶容器52の装飾性及び趣味性を向上させることができ、また、缶容器52の装飾性及び趣味性の自由度を向上させることができる。また、フィルム30と缶容器本体12とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、缶容器本体12に形成された第3の図柄D34がフィルム30の透明部分77を通して現れる。従って、この缶容器52の利用者は、フィルム30の第2の図柄D27に邪魔されることなく、視認または利用することができる。具体的には、フィルム30と缶容器本体12とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、第3の図柄D34に含まれるコード図柄要素71aで表されるバーコード(1次元コード)を誤りなく光学的に読み取ることができ、第3の図柄D34に含まれる材質表記図柄要素71bから缶容器本体12がリサイクル可能なアルミ製缶であることを間違うことなく知ること等、ができる。
【0082】
缶容器本体12に形成される第3の図柄D34を構成する複数の図柄要素(コード図柄要素71a、材質表記図柄要素71b、内容物情報図柄要素72)の配列の態様は、前述したもの(
図19A、
図19B参照)に限定されない。前記第3の図柄D34を構成するコード図柄要素71a、材質表記図柄要素71b及び内容物情報図柄要素72の配列の態様は、例えば、
図20A及び
図20Bに示すようにすることができる(第7の実施の形態の第1変形例)。この例では、材質表記図柄要素71bと内容物情報図柄要素72とが上下に配置されるとともに、コード図柄要素71aで表されるバーコードが横方向に延びるようにそのコード図柄要素71aが配置される。
【0083】
缶容器本体12に形成される第1の図柄D17を構成する図柄要素は、例えば、
図21A及び
図21Bに示すように、マトリクス型2次元コード(以下、単に2次元コードという)を表すコード図柄要素78を含むことができる(第7の実施の形態の第2変形例)。この2次元コードには、ポイント情報、お買い得情報、あたり/はずれ情報、イベント情報等のサービス情報を含めることができる。この場合、缶容器52の製品の購入者は、その製品の購入後、フィルム30を回動させて、
図21Bに示すように、フィルム30の窓部36からコード図柄要素78(2次元コード)が現れる状態にし、その状態で、例えば、スマートフォンによって2次元コードを読み取ることにより、前記サービス情報を取得することができる。
【0084】
このような缶容器52によれば、缶容器52の装飾性及び趣味性を向上させることができるともに、その缶製品(例えば、飲料品)のお得感を増すことができる。
【0085】
次に、
図22A及び
図22Bを参照して、本発明の第8の実施の形態に係る容器(缶容器)について説明する。この第8の実施の形態に係る容器(缶容器)は、フィルム30に第2の図柄に加えて第3の図柄が形成される点で、前述した第7の実施の形態に係る容器(缶容器)と異なる。なお、
図22Aは、容器本体及び筒状のフィルムを示す正面図であり、
図22Bは、
図22Aに示す容器本体及びフィルムにて構成される缶容器を示す正面図である。なお、第8の実施の形態において、第7の実施の形態と同一の構成部分については、同一名称及び同一符号を使用する。
【0086】
図22Aにおいて、缶容器本体12の円筒胴部13の表面には、所定色の背景部分に描かれた「★」、「〇」、「×」のマークを図柄要素として含む第1の図柄D18が印刷(形成)されている。また、熱収縮性のフィルム30には、所定色の不透明部分に矩形状の窓部36が形成されるとともに、その不透明部分を背景に描画された「BEER」の文字列を図柄要素として含む第2の図柄D28が印刷(形成)されている。
【0087】
フィルム30の前記不透明部分には、更に、第3の図柄D35が、第2の図柄D28(文字列「BEER」)に重なることなく、形成されている。この第3の図柄D35は、矩形状となる白色の背景領域75に形成された光学的に読み取り可能なバーコード(1次元コード)を表すコード図柄要素71aと、缶容器本体12がリサイクル可能なアルミ製缶であることを表す材質表記図柄要素71b(第1情報図柄要素)と、商品取り扱いの注意事項を表す注意事項図柄要素71c(第1情報図柄要素、第2情報図柄要素)と、内容物の成分を表す成分情報図柄要素71d(第2情報図柄要素)と、内容物の種類(お酒)を表す内容物情報図柄要素72(第2情報図柄要素)と、を図柄要素として含む。このようなフィルム30が熱収縮によって缶容器本体12に装着されて、
図22Bに示すように、缶容器52が構成される。缶容器本体12に装着されたフィルム30は、所定値以上の回動力(トルク)によって缶容器本体12の外周を摺接回動することが可能となる。缶容器本体12の第1の図柄D18の3つのマーク「★」、「〇」、「×」と、フィルム30の窓部36との相対的な位置関係は、フィルム30の回動に伴って移動する窓部36の移動軌跡に対向した缶容器本体12の領域に前記3つのマークが形成されている、という関係である。
【0088】
上述したような缶容器52では、フィルム30を缶容器本体12の外周を摺接回動させることにより、缶容器本体12の第1の図柄D18に含まれる3つのマーク「★」、「〇」、「×」のそれぞれが、フィルム30の窓部36から現れたり、フィルム30の不透明部分に隠れたりする。そして、フィルム30のその回動により、フィルム30の窓部36から現れるマーク(★、〇、×)が変化する。その結果、フィルム30の窓部36を通して現れる第1の図柄D18(マーク「★」、「〇」、「×」;
図22B参照)とフィルム30に形成された前記第2の図柄D28(「BEER」の文字列)及び第3の図柄D35(コード図柄要素71a、材質表記図柄要素71b、注意事項図柄要素71c、成分情報図柄要素71d、内容物情報図柄要素72)との組み合わせにより構成される外観図柄が、そのフィルム30の回動に従って変化する。
【0089】
上述したような缶容器52によれば、缶容器本体12に対してフィルム30を回動させることで、缶容器本体12に形成されてフィルム30の窓部36を通して現れる第1の図柄D18(マーク「★」、「〇」、「×」)とフィルム30に形成された第2の図柄D26(「BEER」の文字列)及び第3の図柄D35(コード図柄要素71a等)とにより構成される外観図柄が変化するので、缶容器52の装飾性及び趣味性を向上させることができ、また、缶容器52の装飾性及び趣味性の自由度を向上させることができる。
【0090】
また、上述構造の缶容器52の利用者は、フィルム30と缶容器本体12とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、フィルム30に形成された第3の図柄D35を、缶容器本体12の第1の図柄D18によって隠されることなく、かつ、フィルム30の第2の図柄D28の図柄要素に邪魔されることなく、視認または利用することができる。具体的には、フィルム30と缶容器本体12とがどのような相対的な位置関係にあったとしても、第3の図柄D35に含まれるコード図柄要素71aで表されるバーコード(1次元コード)を誤りなく光学的に読み取ることができ、第3の図柄D35に含まれる材質表記図柄要素71bから缶容器本体12がリサイクル可能なアルミ製缶であることを間違うことなく知ること等、ができる。
【0091】
缶容器本体12に形成される第1の図柄D18を構成する図柄要素は、例えば、
図23A及び
図23Bに示すように、2次元コードを表すコード図柄要素78を含むことができる(第8の実施の形態の第1変形例)。この場合、前述したの(
図21A及び
図21B参照)と同様に、フィルム30の窓部36から現れるコード図柄要素78が表す2次元コードを、例えば、スマートフォンによって読み取ることにより、サービス情報を取得することができる。従って、缶容器52の装飾性及び趣味性を向上させることができるともに、その缶製品(例えば、飲料品)のお得感を増すことができる。
【0092】
また、缶容器本体12に形成される第1の図柄要素D18を構成する図柄要素は、例えば、
図24A及び
図24Bに示すように、懸賞イベントに係る「応募番号888888」の文字列(応募番号図柄要素という)81を含めることができる(第8の実施の形態の第2変形例)。この場合、フィルム30を回動させて、
図24Bに示すように、フィルム30の窓部36から缶容器本体12の応募番号図柄要素81が現れるようにすれば、その缶製品を購入した購入者は、その応募番号図柄81によって表される「応募番号88888」を用いて懸賞イベントに応募することができる。従って、この場合も、缶容器52の装飾性及び趣味性を向上させることができるともに、その缶製品(例えば、飲料品)のお得感を増すことができる。
【0093】
更に、缶容器本体12に形成される第1の図柄要素D18を構成する図柄要素は、例えば、
図25A及び
図25Bに示すように、2次元コードを表すコード図柄要素78、懸賞イベントに係る「応募番号88888」の文字列からなる応募番号図柄要素81、及びクイズ問題を表す情報図柄要素82を含めることができる(第8の実施の形態の第3変形例)。この場合、フィルム30を回動させて、
図24Bに示すように、コード図柄要素78、応募番号図柄要素78、及び情報図柄要素82のそれぞれをフィルム30の窓部36を通して出現させることができる。従って、缶容器52の装飾性及び趣味性を向上させることができるともに、その缶製品(例えば、飲料品)のお得感を更に増すことができる。
【0094】
前述した各実施の形態及びその変形では、第3の図柄(D31~D35)は、コード図柄要素71a、材質表示図柄要素71b(第1情報図柄要素)、注意事項図柄要素71c(第1情報図柄要素、第2情報図柄要素)、成分情報図柄要素71d(第2情報図柄要素)、標語情報図要素71e(第2情報図柄要素)、及び内容物情報図柄要素72(第2情報図柄要素)のうちのいくつかを含むものであったが、これに限定されない。前記第3の図柄は、光学的に読み取り可能なコードを表すコード図柄要素、容器に関する情報を表す第1情報図柄要素、容器に収容される内容物に関する情報を表す第2情報図柄要素、及び容器を使用した製品の製造者及び又は販売者に関する情報を表す第3情報図柄要素の少なくとも1つを含むものであればよい。
【0095】
次に、第9の実施形態及びその第1及び変形例について、
図26A~
図26Cを参照して説明する。
図26Aは本発明の第9の実施形態に係るボトル缶容器の正面図、
図26Bは本発明の第9の実施形態の第1変形例に係るエアゾール缶容器の正面図、
図26Cは本発明の第9の実施形態の第2変形例に係る瓶容器の正面図である。なお、本実施形態と第1及び第2変形例において共通する構成部分については、同一名称及び同一符号を使用する。
【0096】
図26Aに示すように、本実施形態に係るボトル缶容器53は、容器本体12Aがアルミ又はスチール製の円筒状容器であり、円筒形状の円筒胴部13と、底面14付きで円筒胴部13の下端から徐々に縮径する筒形状の底部15と、円筒胴部13の上端から徐々に縮径する筒形状の肩部16と、肩部16の上部に位置する円筒形状の口部22と、を有する。口部22の外周面には容器本体12Aの内部を封止するためのキャップ(不図示)を螺着するためのネジ部が形成されている。容器本体12Aに熱収縮により摺接しながら回動可能に装着された筒状体のフィルム30は、透明な熱収縮性フィルム31に商品名と装飾等が印刷されて不透明部となり、その一部には印刷がされていない透明な窓部36Aが設けられている。筒状体のフィルム30を回動させると、容器本体12Aに印刷表示された符号「〇」の図柄が窓部36Aを通して表示され、窓部36Aの上方で筒状体のフィルム30に印刷表示された商品名「COFFEE」と上下一体に表示される。
【0097】
筒状体のフィルム30をさらに回動させると、窓部36Aからは容器本体12Aに印刷された符号「〇」以外の図柄を表示させることができ、装飾性、趣味性に富んだ装飾を可能とする。なお、この例ではフィルム30は主に容器本体12Aの円筒胴部13に装着されているが、フィルム30の上端は縮径する肩部16の一部に、フィルム30の下端は縮径する底部15の一部にも装着されているので、第1の実施形態と同様に、容器本体12Aからの脱落し難いものとなっている。なお、上記した筒状体のフィルム30については、円筒胴部13の他に少なくとも肩部16の一部に装着され、更に底部15の少なくとも一部に装着されることで容器本体12Aから脱落し難いものとなる。
【0098】
図26Bに示すように、本実施形態の第1変形例に係るエアゾール缶容器54は、容器本体12Bがアルミ又はスチール製の円筒状容器であり、円筒形状の円筒胴部13と、底面14付きで円筒胴部13の下端から縮径する筒形状の底部15と、円筒胴部13の上端から徐々に縮径する筒形状の肩部16と、肩部16の上部に巻締めにより取り付けられた缶蓋部17と、を有する。缶蓋部17の上面19には内容物の噴射口(不図示)が設けられる。容器本体12Bに熱収縮により摺接しながら回動可能に装着された筒状のフィルム30は、透明な熱収縮性フィルム31により形成されており、商品名と装飾等が印刷されて不透明部となり、その一部には印刷されていない透明な窓部36Bが設けられている。フィルム30を回動させると、容器本体12Bに印刷表示された符号「〇」の図柄が窓部36Bを通して表示され、窓部36Bの上方で筒状体のフィルム30に印刷表示された商品名「SPRAY」と上下一体に表示される。
【0099】
筒状体のフィルム30をさらに回動させると、窓部36Bからは容器本体12Bに印刷された符号「〇」以外の図柄を表示させることができ、装飾性、趣味性に富んだ装飾を可能とする。本変形例では筒状体のフィルム30は主に容器本体12Bの円筒胴部13に装着されているが、筒状体のフィルム30の上端は縮径する肩部16の一部に、筒状体のフィルム30の下端は縮径する底部15の一部にも装着されているので、第1の実施形態と同様に、容器本体12Bからの脱落し難いものとなっている。なお、上記した筒状体のフィルム30については、円筒胴部13の他に少なくとも肩部16の一部に装着され、更に底部15の少なくとも一部に装着されることで容器本体12Aから脱落し難いものとなる。
【0100】
図26Cに示すように、本実施形態の第2変形例に係る瓶容器55は、容器本体12Cがガラス製の円筒状容器であり、円筒形状の円筒胴部13と、底面14付きで円筒胴部13の下端の縮径する筒形状の底部15と、円筒胴部13の上端から徐々に縮径する筒形状の肩部16と、肩部16の上部に位置する円筒形状の口部22と、を有する。口部22の外周面には容器本体12Cの内部を封止するためのキャップ(不図示)を螺着するためのネジ部が形成されている。容器本体12Cに熱収縮により摺接しながら回動可能に装着された筒状体のフィルム30は、透明な熱収縮性フィルム31により形成されており、商品名と装飾等が印刷されて不透明部となり、その一部には印刷されていない透明な窓部36Cが設けられている。筒状体のフィルム30を回動させると、ガラス瓶である容器本体12Cに印刷表示された〇の図柄が窓部36Cを通して表示され、窓部36Cの上方で筒状のフィルム30に印刷表示された商品名「SAKE」と上下一体に表示される。
【0101】
筒状体のフィルム30をさらに回動させると、窓部36Cからは容器本体12Cに印刷された符号「〇」以外の図柄を表示させることができ、装飾性、趣味性に富んだ装飾を可能とする。なお、本変形例では筒状体のフィルム30は主に容器本体12Cの円筒胴部13に装着されているが、筒状体のフィルム30の上端は縮径する肩部16の一部に、筒状体のフィルム30の下端は縮径する底部15の一部にも装着されているので、第1の実施形態と同様に、容器本体12Cからの脱落し難いものとなっている。なお、上記した筒状体のフィルム30については、円筒胴部13の他に少なくとも肩部16の一部に装着され、更に底部15の少なくとも一部に装着されることで容器本体12Aから脱落し難いものとなる。また、ガラス瓶の容器本体12Cに直接符号「〇」の図柄を印刷表示しているが、符号「〇」の図柄を印刷したシール等を容器本体12Cに貼着してもよい。
【0102】
次に、本発明の第10の実施形態に係る容器(缶容器)について、
図27Aを参照して説明する。
図27Aは本発明の第10の実施形態に係るボトル缶容器の正面図である。本実施形態の特徴は、筒状体のフィルム30に開孔部(切欠き部)を周方向に所定間隔を設けて複数個形成したことである。第1の図柄が印刷表示された容器本体に、第2の図柄が印刷表示された熱収縮性フィルムを熱収縮させて回動可能に筒状体として装着させることは、第1の実施形態~第9の実施形態と同様である。
【0103】
図27Aに示すように、本実施形態に係るボトル缶の容器本体12Aは、第9の実施形態(
図26A参照)と同様の形状であり、筒状体のフィルム30Aが摺接して回動可能に装着されている。フィルム30Aは、透明な熱収縮性フィルム31により形成されており、商品名と装飾等が印刷されて不透明部となり、その一部には印刷されていない透明な窓部36Dが設けられている。フィルム30Aを回動させることで、容器本体12Aに印刷表示された符号「〇」の図柄が窓部36Dを通して表示され、窓部36Dの上方で筒状体のフィルム30Aに印刷表示された商品名「COFFEE」と上下一体に表示される点は同様である。本実施形態の特徴である、筒状体のフィルム30にその表面を部分的に露出させる開孔部61A(切欠き部)が周方向に所定間隔を設けて複数個形成されている(
図27Aでは、4個の開孔部61Aが現れている)。開孔部61Aは、ボトル缶容器53Aを指で把持したときに、指が開孔部61Aから容器本体12Aの表面に当接することが可能となる程度の大きさで、スリット形状で縦長の長方形で例えば縦20mm、横5mmのサイズである。なお、予め熱収縮性フィルム31に切れ目を入れておき、容器本体12Aに熱収縮させて筒状体のフィルム30Aに開孔部61Aを形成させるが、容器本体12Aに熱収縮性フィルム31を熱収縮させて筒状体のフィルム30Aを形成した後、筒状体のフィルム30Aを切り欠いて開孔部61Aを設けてもよく、熱収縮性フィルム31に予め開孔部61Aを形成してから容器本体12Aに熱収縮させても良い。
【0104】
このような複数の開孔部61Aを筒状体のフィルム30Aの周方向に複数個設けているので、複数の開孔部61Aの少なくとも1つを介して指が容器本体12Aに当接するため、筒状体のフィルム30Aの回動を抑制して口部22に設けたキャップ(不図示)を回して開閉することが容易となる。
【0105】
本実施形態の第1~第3変形例について図面27B~27Dを参照して説明する。
図27Bは本発明の第10の実施形態の第1変形例に係るボトル缶容器の正面図、
図27Cは本発明の第10の実施形態の第2変形例に係るボトル缶容器の正面図、
図27Dは本発明の第10の実施形態の第3変形例に係るボトル缶容器の正面図である。
図27B~
図27Dに示すように、第1変形例のボトル缶容器53Bの筒状体のフィルム30Bに設けた開孔部61Bは、筒状のフィルム30Bの周方向に複数個設けた縦長の楕円形状で、第2変形例のボトル缶容器53Cの筒状体のフィルム30Cに設けた開孔部61Cは、筒状のフィルム30Cの周方向に複数個設けた円形状で、第3変形例のボトル缶容器53Dの筒状のフィルム30Dに設けた開孔部61Dは、筒状体のフィルム30Dの周方向に複数個設けた横長の楕円形状である。いずれのボトル缶容器53B~53Dにおいても、開孔部61B~61D(切欠き部)を指で複数個所押圧することで、容器本体12Aを把持することができるので、筒状体のフィルム30B~30Dが回動可能に装着されていても、キャップ(不図示)を回動させて容易に開閉させることができる。
【0106】
上記したように第10の実施形態では、筒状体のフィルム30A~30Dに容器本体12Aを直接把持できる開孔部61A~61Dを形成したので、回動可能な筒状体のフィルム30A~30Dを手で把持していても、容器本体12Aの回動を抑え、キャップを開閉することができる。なお、本実施形態ではネジ式のキャップ付きのボトル缶容器で説明したが、ネジ式のキャップ付きの容器であれば、瓶容器であってもよい。また、ネジ式のキャップ付き容器でなく、ヒンジ蓋、SOT蓋、EOE蓋の容器であってもよい。フィルム30に設けた開孔部を介して容器本体を直接指で把持することができるので、開閉を容易に行うことができる。なお、開孔部61A乃至61Dから容器本体12Aに印刷表示された第1の図柄を表示させることができる。
【0107】
以上、本発明のいくつかの実施形態及び実施例を説明したが、この実施形態や実施例は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
【産業上の利用可能性】
【0108】
以上、説明したように、本発明に係る容器は、容器本体に対してフィルムを回動させることで容器本体の第1の図柄と筒状体の第2の図柄とにより構成される外観図柄が変化するので、装飾性及び趣味性を向上させ、かつ装飾性及び趣味性の自由度が高いという効果を有し、外観図柄を変化させ得る容器として有用である。
【符号の説明】
【0109】
11、51、52 缶容器
12 缶容器本体
13 円筒胴部
15 底部
16 肩部
17 缶蓋部
18 タブ
20、30、30A~30D フィルム
33a~33b 上窓部
35a~35b 下窓部
36、36A~36D 窓部
53、53A~53D ボトル缶容器
54 エアゾール缶容器
55 瓶容器
61A~61D 開孔部(切欠き部)
D11~D18 第1の図柄
D21~D28 第2の図柄
D31~D35 第3の図柄