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特許7381021デバイス制御ページ表示方法、関連装置、およびシステム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-07
(45)【発行日】2023-11-15
(54)【発明の名称】デバイス制御ページ表示方法、関連装置、およびシステム
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/72409 20210101AFI20231108BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20231108BHJP
   G06F 3/0488 20220101ALI20231108BHJP
【FI】
H04M1/72409
H04M1/00 U
G06F3/0488
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2021552159
(86)(22)【出願日】2020-03-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-12
(86)【国際出願番号】 CN2020081294
(87)【国際公開番号】W WO2020192714
(87)【国際公開日】2020-10-01
【審査請求日】2021-10-08
(31)【優先権主張番号】201910245789.X
(32)【優先日】2019-03-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、グオチ
(72)【発明者】
【氏名】ワン、ボ
(72)【発明者】
【氏名】ツァオ、シン
(72)【発明者】
【氏名】ダイ、シュアンチン
【審査官】石井 則之
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-183997(JP,A)
【文献】特表2016-540281(JP,A)
【文献】特開2014-139745(JP,A)
【文献】特開平07-319363(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0324410(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2017-0016726(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M1/00
1/24-1/82
99/00
G06F3/01
3/048-3/04895
H03J9/00-9/06
H04Q9/00-9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイス制御ページ表示方法であって、
電子デバイスの関連付けられたユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を確立する前に、前記電子デバイスによって第1ユーザインタフェースを表示する段階であって、前記第1ユーザインタフェースは、前記スマートホームデバイスを制御するための第1コントロール、および、前記スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む、段階と、
前記第1コントロールを選択する操作に応答して、前記スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を前記ステータス表示領域に表示する段階と、
前記電子デバイスによって、関連付け成功通知を受信する段階であって、前記関連付け成功通知は、前記電子デバイスの前記関連付けられたユーザと前記スマートホームデバイスとの間で前記従属関係が正常に確立されていることを示す、段階と、
前記電子デバイスによって、第2ユーザインタフェースを表示する段階であって、前記第2ユーザインタフェースは、前記スマートホームデバイスを制御するための第2コントロール、および、前記スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む、段階と、
前記第2コントロールを選択する操作に応答して、制御命令を前記スマートホームデバイスへ送信し、前記スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を前記第2ユーザインタフェースの前記ステータス表示領域に表示する段階であって、前記制御命令は、前記第2コントロールを選択する前記操作に従って、第1動作状態に入るように前記スマートホームデバイスに命令し、前記第2ユーザインタフェースの前記ステータス表示領域に表示される前記シミュレートされた動作状態は前記第1動作状態に対応する、段階と
を備える方法。
【請求項2】
前記電子デバイスによって第1ユーザインタフェースを表示する前記段階の前に、前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、前記スマートホームデバイスのインデックス番号を取得する段階であって、前記スマートホームデバイスの前記インデックス番号は、前記スマートホームデバイスのカテゴリ、製造業者、またはモデルのうち1つ、または任意の組み合わせを示すために使用され、前記第1ユーザインタフェースおよび前記第2ユーザインタフェースは前記スマートホームデバイスの前記インデックス番号に対応する、段階
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記電子デバイスによって、前記スマートホームデバイスのインデックス番号を取得する前記段階の後に、
前記電子デバイスによって、第1要求をクラウドサーバに送信する段階であって、前記第1要求は、前記スマートホームデバイスの前記インデックス番号を保有し、且つ前記クラウドサーバに対し前記インデックス番号に対応する前記第1ユーザインタフェースまたは前記第2ユーザインタフェースのリンクアドレスを前記電子デバイスに送信することを要求するために用いられる、段階、
前記電子デバイスによって、第2要求を前記クラウドサーバに送信する段階であって、前記第2要求は、前記スマートホームデバイスの前記インデックス番号を保有し、且つ前記クラウドサーバから前記インデックス番号に対応する前記第1ユーザインタフェースまたは前記第2ユーザインタフェースを取得することを要求するために用いられる、段階、
前記電子デバイスによって、ローカルに予め記憶された複数のユーザインタフェースから、前記インデックス番号に対応する前記第1ユーザインタフェースまたは前記第2ユーザインタフェースを見つける段階、または
前記電子デバイスによって、第3要求を前記クラウドサーバに送信する段階であって、前記第3要求は、前記スマートホームデバイスの前記インデックス番号を保有し、且つ前記クラウドサーバに対し構成ファイルを前記電子デバイスに送信することを要求するために用いられ、前記構成ファイルは、前記電子デバイスによって前記スマートホームデバイスの前記第1ユーザインタフェースまたは前記第2ユーザインタフェースを生成するために用いられる、段階、を備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1コントロールを選択する前記操作に応答して、前記電子デバイスは前記制御命令を前記スマートホームデバイスへ送信しない、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1コントロールおよび前記第2コントロールは、前記スマートホームデバイスの稼働状態および/または稼働パラメータを調節するために使用される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記ステータス表示領域は、前記電子デバイスのカメラによって撮像された前記スマートホームデバイスの実際の画像、または、前記スマートホームデバイスのデフォルト画像を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記ステータス表示領域は、前記電子デバイスのカメラによって撮像された前記スマートホームデバイスの実際の画像を含み、
前記スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を前記ステータス表示領域に表示する前記段階は、具体的には、前記スマートホームデバイスの前記実際の画像上にシミュレートされた効果を重畳して表示する段階であって、前記シミュレートされた効果は前記スマートホームデバイスの前記シミュレートされた動作状態を反映する、段階を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1ユーザインタフェースおよび前記第2ユーザインタフェースの背景色は異なる、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記電子デバイスによって、関連付け成功通知を受信する前記段階の後、かつ、第2ユーザインタフェースを表示する前記段階の前に、前記方法は更に、前記電子デバイスによって、第3ユーザインタフェースを表示する段階であって、前記第3ユーザインタフェースは第1適用シナリオオプションを含む、段階と、
検出された操作が前記第1適用シナリオオプションに対して実行されることに応答して、前記電子デバイスによって、前記スマートホームデバイスの適用シナリオを、前記第1適用シナリオオプションに対応する第1シナリオに設定する段階と
を備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記関連付け成功通知は具体的には、前記電子デバイスの関連付けられたユーザアカウントおよび前記スマートホームデバイスの第1識別子が正常に関連付けられて格納されていることを示すために使用される、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
電子デバイスであって、
前記電子デバイスは、1または複数のプロセッサ、メモリ、およびディスプレイを備え、前記メモリは前記1または複数のプロセッサに連結され、前記メモリはコンピュータプログラムコードを格納するよう構成され、前記コンピュータプログラムコードはコンピュータ命令を含み、前記1または複数のプロセッサは前記コンピュータ命令を呼び出し、その結果、前記電子デバイスは以下の操作、すなわち、
前記電子デバイスの関連付けられたユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を確立する前に、第1ユーザインタフェースを前記ディスプレイに表示する操作であって、前記第1ユーザインタフェースは、前記スマートホームデバイスを制御するための第1コントロール、および、前記スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む、操作と、
前記第1コントロールを選択する操作に応答して、前記スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を前記ステータス表示領域に表示する操作と、
関連付け成功通知を受信する操作であって、前記関連付け成功通知は、前記電子デバイスの前記関連付けられたユーザと前記スマートホームデバイスとの間で前記従属関係が正常に確立されたことを示す、操作と、
第2ユーザインタフェースを前記ディスプレイに表示する操作であって、前記第2ユーザインタフェースは、前記スマートホームデバイスを制御するための第2コントロール、および、前記スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む、操作と、
前記第2コントロールを選択する操作に応答して、制御命令を前記スマートホームデバイスへ送信し、前記スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を前記第2ユーザインタフェースの前記ステータス表示領域に表示する操作であって、前記制御命令は、前記第2コントロールを選択する操作に従って、第1動作状態に入るように前記スマートホームデバイスに命令し、前記第2ユーザインタフェースの前記ステータス表示領域に表示される前記シミュレートされた動作状態は、前記第1動作状態に対応する、操作と
を実行させる、電子デバイス。
【請求項12】
前記1または複数のプロセッサは更に、前記コンピュータ命令を呼び出すよう構成され、その結果、前記電子デバイスは以下の操作、すなわち、
前記第1ユーザインタフェースを前記ディスプレイに表示する前に、前記スマートホームデバイスのインデックス番号を取得する操作であって、前記スマートホームデバイスの前記インデックス番号は、前記スマートホームデバイスのカテゴリ、製造業者、またはモデルの1つ、または、任意の組み合わせを示すために使用され、前記第1ユーザインタフェースおよび前記第2ユーザインタフェースは前記スマートホームデバイスの前記インデックス番号に対応する、操作
を実行する、請求項11に記載の電子デバイス。
【請求項13】
前記1または複数のプロセッサは更に、前記コンピュータ命令を呼び出すよう構成され、その結果、前記電子デバイスは、以下の操作、すなわち、
前記第1コントロールを選択する前記操作に応答して、前記制御命令を前記スマートホームデバイスへ送信することをスキップする操作
を実行する、請求項11または12に記載の電子デバイス。
【請求項14】
前記第1コントロールおよび前記第2コントロールは、前記スマートホームデバイスの稼働状態および/または稼働パラメータを調節するために使用される、請求項11から13のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【請求項15】
前記ステータス表示領域は、前記電子デバイスのカメラによって撮像された前記スマートホームデバイスの実際の画像、または、前記スマートホームデバイスのデフォルト画像を含む、請求項11から14のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【請求項16】
前記ステータス表示領域は、前記電子デバイスのカメラによって撮像された前記スマートホームデバイスの実際の画像を含み、
前記スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を前記ステータス表示領域に表示する前記操作は、具体的には、前記スマートホームデバイスの前記実際の画像上にシミュレートされた効果を重畳して表示する操作であって、前記シミュレートされた効果は前記スマートホームデバイスの前記シミュレートされた動作状態を反映する、操作を含む、請求項11から15のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【請求項17】
前記第1ユーザインタフェースおよび前記第2ユーザインタフェースの背景色は異なる、請求項11から16のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【請求項18】
前記1または複数のプロセッサは更に、前記コンピュータ命令を呼び出すよう構成され、その結果、前記電子デバイスは、以下の操作、すなわち、
前記関連付け成功通知を受信した後、かつ、前記第2ユーザインタフェースを表示する前に、第3ユーザインタフェースを表示する操作であって、前記第3ユーザインタフェースは第1適用シナリオオプションを含む、操作と、
前記第1適用シナリオオプションに対して実行された検出された操作に応答して、前記スマートホームデバイスの適用シナリオを、前記第1適用シナリオオプションに対応する第1シナリオに設定する操作と
を実行する、請求項11から17のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【請求項19】
前記関連付け成功通知は具体的には、前記電子デバイスの関連付けられたユーザアカウント、および、前記スマートホームデバイスの第1識別子が正常に関連付けられて格納されていることを示すために使用される、請求項11から18のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【請求項20】
スマートホームデバイス管理システムであって、電子デバイスおよびスマートホームデバイスを備え、前記電子デバイスは、請求項11から19のいずれか一項に記載の電子デバイスであり、前記スマートホームデバイスは、前記電子デバイスによって送信された制御命令を受信し、前記制御命令に従って第1動作状態に入るよう構成される、スマートホームデバイス管理システム。
【請求項21】
プロセッサに、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、スマートホーム技術の分野に関連し、特に、デバイス制御ページ表示方法、関連装置、およびシステムに関連する。
【背景技術】
【0002】
端末技術の発展に伴い、スマートホームデバイスがユーザの生活に入る量が増加している。スマートホームデバイスは、無線通信技術を通じた情報交換、更には自己学習を実装でき、かつ、ユーザに便利で効果的なサービスを提供してユーザのワークロードを低減できるインテリジェントデバイスである。スマートホームデバイスは、スマートソケット、スマートロック、スマートランプ、スマートファン、スマート空調機、およびスマートカーテンなど含み得る。
【0003】
スマートホームデバイスを管理および操作するために、ユーザはまず、スマートホームデバイスとの従属関係を確立する必要がある。スマートホームデバイスとの従属関係を有するユーザのみが、スマートホームデバイスにアクセスして制御する権限を有する。一般に、携帯電話はまず、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイスへ送信する必要があり、スマートホームデバイスは、利用可能なネットワークについての情報を使用してネットワークにアクセスした後に初めてユーザとの従属関係を確立できる。スマートホームデバイスが利用可能なネットワークにアクセスする処理はネットワーク構成プロセスと称され得る。ネットワーク構成プロセス、および、ユーザとスマートホームデバイスとの間の従属関係を確立するプロセスは、ある程度時間がかかる。ネットワーク構成プロセス、および、ユーザとスマートホームデバイスとの間の従属関係を確立するプロセスにおいて、携帯電話は待機ピクチャをユーザに提示する。待機ピクチャは退屈かつ単純であり、ユーザは待機ピクチャを見ているときに苛立つ傾向がある。ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立した後に初めて、携帯電話はデバイス制御ページをユーザに提示し、ユーザはデバイス制御ページを使用することによってスマートホームデバイスの制御方法を知ることができる。この前に、ユーザは待機することだけしかできないので、ユーザエクスペリエンスが悪い。
【発明の概要】
【0004】
本願は、デバイス制御ページ表示方法、関連装置、およびシステムを提供する。ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を確立する前に、電子デバイスがスマートホームデバイスの制御ページを提供し、その結果、ユーザはスマートホームデバイスの制御方法に慣れ、制御ページを使用することによってスマートホームデバイスの様々な機能を事前に知ることができる。
【0005】
第1態様によれば、本願はデバイス制御ページ表示方法を提供する。方法は、電子デバイスが第1ユーザインタフェースを表示する段階を備え、第1ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスを制御するための第1コントロールおよびスマートホームデバイスのステータス表示領域を含み得る。第1コントロールを選択する操作に応答して、電子デバイスは、スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態をステータス表示領域に表示する。電子デバイスは、関連付け成功通知を受信し、関連付け成功通知は、電子デバイスの関連付けられたユーザとスマートホームデバイスとの間で結合関係が正常に確立されたことを示す。電子デバイスは第2ユーザインタフェースを表示し、第2ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスを制御するための第2コントロール、および、スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む。第2コントロールを選択する操作に応答して、電子デバイスは、制御命令をスマートホームデバイスへ送信し、制御命令は、第2コントロールを選択する操作に従って第1動作状態に入るようにスマートホームデバイスに命令する。電子デバイスは、第2ユーザインタフェースのステータス表示領域におけるスマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を表示し、第2ユーザインタフェースのステータス表示領域に表示されるシミュレートされた動作状態は第1動作状態に対応する。
【0006】
第1態様における方法によれば、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立する前に、電子デバイスは、スマートホームデバイスの制御ページ(すなわち、第1ユーザインタフェース)を提供し、その結果、ユーザは、制御ページを使用することによって、事前にスマートホームデバイスの制御方法に慣れ、スマートホームデバイスの様々な機能を知ることができる。このことは、ユーザの習慣により良く適合し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0007】
第1態様に提供される方法において、第1動作状態はスマートホームデバイスの実際の実行状態である。第1動作状態は、実際の適用シナリオにおけるスマートホームデバイスのオン/オフ状態、および、スマートホームデバイスが具体的な稼働パラメータに従って実行する状態などを含み得る。例えば、スマートホームデバイスはスマートランプである。第1動作状態は、実際の適用シナリオにおけるスマートランプのオン状態、オフ状態、特定の輝度の光が発せられるときの状態、および、特定の色相/色の光が発せられるときの状態などを含み得るが、これらに限定されることはない。
【0008】
第1態様において提供される方法において、シミュレートされた動作状態は、スマートホームデバイスの制御ページ上で電子デバイスによって表示させる仮想実行状態である。シミュレートされた動作状態は、スマートホームデバイスが実際に実行するときにスマートホームデバイスによって表示される状態をユーザが知ることを助け得る。
【0009】
第1態様における方法を参照すると、いくつかの実施形態において、ステータス表示領域は、電子デバイスのカメラによって撮像されるスマートホームデバイスの実際の画像、または、スマートホームデバイスのデフォルト画像を含む。
【0010】
ステータス表示領域が、電子デバイスのカメラによって撮像されたスマートホームデバイスの実際の画像を含むとき、電子デバイスは、スマートホームデバイスの実際の画像上にシミュレートされた効果を重畳して表示するという方式で、シミュレートされた動作状態をスマートホームデバイスの制御ページに表示し得る。ここで、シミュレートされた効果は、スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を反映する。
【0011】
シミュレートされた効果は、スマートホームデバイスがオン/オフになるときのシミュレートされた効果、および、スマートホームデバイスが特定の稼働パラメータに従って実行するときのシミュレートされた効果などを含み得る。例えば、スマートホームデバイスはスマートランプである。シミュレートされた効果は、スマートランプがオンになるときのシミュレートされた効果、スマートランプがオフになるときのシミュレートされた効果、特定の輝度の光が発せられたときのシミュレートされた効果、特定の色相/色の光が発せられたときのシミュレートされた効果などを含み得るが、これらに限定されることはない。ここで、実際の画像上にシミュレートされた効果を重畳する方式は、拡張現実(augmented reality, AR)に類似した効果を提示し得、これにより、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0012】
本願のこの実施形態において、スマートホームデバイスの制御ページは、スマートホームデバイスの稼働状態および稼働パラメータなどを設定するために使用され得る。スマートホームデバイスの稼働状態は、「オン」または「オフ」であり得る。異なるスマートホームデバイスは異なる稼働パラメータに対応する。例えば、スマートランプの稼働パラメータは、色および輝度を含み得、スマートスピーカの稼働パラメータは音量を含み得、空気清浄器の稼働パラメータは稼働モード(自動モードまたはスリープモードなど)および風速を含み得る。
【0013】
異なるカテゴリ、製造業者、またはモデルのスマートホームデバイスに対応する稼働パラメータは異なるので、異なるカテゴリ、製造業者、またはモデルのスマートホームデバイスに対応する制御ページも異なる。
【0014】
いくつかの実施形態において、電子デバイスは、インデックス番号を使用することによって、現在発見されたスマートホームデバイスに対応する制御ページを取得し得る。具体的には、電子デバイスが第1ユーザインタフェースを表示する前に、方法は更に、電子デバイスがスマートホームデバイスのインデックス番号を取得する段階であって、スマートホームデバイスのインデックス番号は、スマートホームデバイスのカテゴリ、製造業者、またはモデルの1つ、または任意の組み合わせを示すために使用され、第1ユーザインタフェースおよび第2ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスのインデックス番号に対応する、段階を備える。
【0015】
すなわち、上述の実施形態において、電子デバイスは、スマートホームデバイスのインデックス番号を使用することによって、スマートホームデバイスのデバイス制御ページ(第1ユーザインタフェースおよび第2ユーザインタフェースを含む)を取得し得る。
【0016】
ここで、電子デバイスがスマートホームデバイスのインデックス番号を取得する方式は以下を含み得る。
【0017】
1.電子デバイスは、近くのスマートホームデバイスによって送信されたメッセージを走査する。メッセージはスマートホームデバイスのインデックス番号を保有する。電子デバイスは、Bluetooth(登録商標)技術、Wi-Fi(登録商標)技術、NFC技術、または同様のものを使用することによって、メッセージを走査し得る。
【0018】
2.電子デバイスは、近くのスマートホームデバイスによって提供される二次元コードを走査する。二次元コードは、スマートホームデバイスのインデックス番号を示す。電子デバイスは、二次元コードを走査するためにカメラをオンし得る。
【0019】
3.電子デバイスは、ユーザによって入力されるスマートホームデバイスのインデックス番号を受信する。
【0020】
ここで、電子デバイスがスマートホームデバイスのインデックス番号を使用することによってスマートホームデバイスのデバイス制御ページを取得する方式は以下を含み得る。
【0021】
1.電子デバイスは、第1要求をクラウドサーバへ送信する。第1要求は、スマートホームデバイスのインデックス番号を保有する。クラウドサーバは、第1要求に応答して、リンクアドレスを電子デバイスへ送信する。それに対応して、電子デバイスは、クラウドサーバによって送信されたリンクアドレスから、インデックス番号に対応するデバイス制御ページを取得する。インデックス番号に対応するデバイス制御ページは、スマートホームデバイスの制御ページである。
【0022】
2.電子デバイスは、第2要求をクラウドサーバへ送信する。第2要求は、スマートホームデバイスのインデックス番号を保有する。第2要求に応答して、クラウドサーバは、インデックス番号に対応するデバイス制御ページを電子デバイスへ送信する。それに対応して、電子デバイスは、デバイス制御ページを受信する。デバイス制御ページは、スマートホームデバイスの制御ページである。
【0023】
3.電子デバイスは、スマートホームデバイスのインデックス番号に対応するデバイス制御ページを、複数の予め記憶されたデバイス制御ページから見つける。インデックス番号に対応するデバイス制御ページは、スマートホームデバイスの制御ページである。
【0024】
4.電子デバイスは、第3要求をクラウドサーバへ送信し、第3要求は、スマートホームデバイスのインデックス番号を保有する。第3要求に応答して、クラウドサーバは、インデックス番号に対応する構成ファイルを電子デバイスへ送信する。それに対応して、電子デバイスは構成ファイルを受信し、構成ファイルに基づいてスマートホームデバイスのデバイス制御ページを生成する。
【0025】
第1態様における方法を参照すると、いくつかの実施形態において、電子デバイスが第1ユーザインタフェースを表示するとき、ユーザは、スマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立していない。したがって、第1コントロールを選択する操作に応答して、電子デバイスは、制御命令をスマートホームデバイスへ送信しない。すなわち、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立する前に、電子デバイスはスマートホームデバイスを制御できない。
【0026】
第1態様における方法を参照すると、いくつかの実施形態において、第1コントロールおよび第2コントロールは、スマートホームデバイスの稼働状態および/または稼働パラメータを調節するために使用される。具体的には、第1コントロールおよび第2コントロールは、スマートホームデバイスの稼働状態および/または稼働パラメータを調節する操作(例えばタッチ操作)を監視するために使用され得る。
【0027】
第1態様における方法を参照すると、いくつかの実施形態において、関連付け成功通知を受信した後に、電子デバイスは、従属関係が現在、スマートホームデバイスとの間で正常に確立されていることをユーザにプロンプトし得る。電子デバイスは、以下の複数の方法を使用することによってユーザにプロンプトし得る。1.電子デバイスは、第1ユーザインタフェースおよび第2ユーザインタフェースを異なる背景色で表示する。このように、ユーザは、第2ユーザインタフェースの背景色が変化することを見たとき、従属関係がスマートホームデバイスとの間に正常に確立されたことを知り得る。2.電子デバイスは更に、ステータスバーにプロンプト情報を表示することによってユーザにプロンプトし、プロンプト音を鳴らし、振動させ、または、インジケータを点滅させ得る。
【0028】
第1態様における方法を参照すると、いくつかの実施形態において、電子デバイスが関連付け成功通知を受信した後、かつ、電子デバイスが第2ユーザインタフェースを表示する前に、方法は更に、電子デバイスが第3ユーザインタフェースを表示する段階であって、第3ユーザインタフェースは第1適用シナリオオプションを含む、段階を備える。検出された操作が第1適用シナリオオプション上で実行されることに応答して、電子デバイスは、スマートホームデバイスの適用シナリオを、第1適用シナリオオプションに対応する第1シナリオに設定する。この実施形態において、ユーザは、第3ユーザインタフェースに対して、スマートホームデバイスの適用シナリオを設定し得る。スマートホームデバイスの適用シナリオは、スマートホームデバイスの配置場所、例えば、寝室、居間、またはキッチンを反映し得る。
【0029】
第1態様における方法を参照すると、いくつかの実施形態において、第2コントロールを選択する操作に応答して、電子デバイスが制御命令をスマートホームデバイスへ送信して、第2コントロールを選択する操作に従って第1動作状態に入るようにスマートホームデバイスを制御するとき、制御命令はクラウドサーバによって転送される。プロセスは具体的には、以下を含み得る。
【0030】
段階1:電子デバイスは、第2コントロールを選択する操作に応答して、制御命令をクラウドサーバへ送信する。制御命令は、スマートホームデバイスの第1識別子、ならびに、選択操作に対応する稼働状態および稼働パラメータを示すために使用される情報を保有する。第1識別子は、クラウドサーバによってスマートホームデバイスに割り当てられ得、スマートホームデバイスを示すために使用され得る。
【0031】
段階2:電子デバイスによって送信された制御命令を受信し、電子デバイスの関連付けられたユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を有すると決定した後に、クラウドサーバは、スマートホームデバイスの第1識別子に基づいて制御命令をスマートホームデバイスへ送信する。制御命令は、第2コントロールを選択する操作に対応する稼働状態および稼働パラメータを示すために使用される情報を保有する。
【0032】
段階3:スマートホームデバイスは、クラウドサーバによって送信された制御命令を受信し、制御命令に従って第1動作状態に入る。
【0033】
第1態様における方法を参照すると、いくつかの実施形態において、関連付け成功通知は具体的には、電子デバイスの関連付けられたユーザアカウントおよびスマートホームデバイスの第1識別子が正常に関連付けられて格納されたことを示すために使用される。可能な実装形態において、関連付け成功通知は、クラウドサーバによって電子デバイスへ送信され、クラウドサーバは、電子デバイスの関連付けられたユーザアカウントを、スマートホームデバイスの第1識別子に関連付けて正常に格納し得る。
【0034】
第1態様における方法を参照すると、電子デバイスの関連付けられたユーザとスマートホームデバイスとの間で従属関係を確立するプロセスは、電子デバイス、スマートホームデバイス、およびクラウドサーバの間のインタラクションのプロセスである。このプロセスは、ある程度時間がかかり、具体的には、以下の段階を含み得る。
【0035】
段階1:電子デバイスは、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイスへ送信する。利用可能なネットワークは、Wi-Fi(登録商標)ネットワークなどの無線ローカルエリアネットワークであり得る。利用可能なネットワークについての情報は、利用可能なネットワークの名称(例えば、Wi-Fi(登録商標)ネットワークのサービスセット識別子(service set identifier, SSID))および利用可能なネットワークのパスワードを含む。
【0036】
段階2:スマートホームデバイスはネットワークにアクセスする。
【0037】
段階1は任意の段階である。例えば、スマートホームデバイスは更に、二次元コードを走査することによってネットワークにアクセスし、利用可能なネットワークについての情報を取得する、ユーザによって入力される利用可能なネットワークについての情報を受信する、または同様のことを行い得る。いくつかの実施形態において、スマートホームデバイスは更に、構成されたモバイル通信モジュールを使用することによってネットワークにアクセスし得る。
【0038】
段階3:電子デバイスは、スマートホームデバイスへの登録を要求する。
【0039】
段階4:要求に応答して、クラウドサーバは、スマートホームデバイスの構成情報を電子デバイスに提供する。構成情報は、スマートホームデバイスの第1識別子を含み得る。
【0040】
段階5:電子デバイスは、構成情報(例えば、スマートホームデバイスの第1識別子および/または登録コード)をスマートホームデバイスへ送信する。
【0041】
段階6:スマートホームデバイスはクラウドサーバへの登録を開始する。
【0042】
段階7:電子デバイスは、第4要求をクラウドサーバへ送信する。第4要求は、スマートホームデバイスに結合することを要求するために使用される。第4要求は、スマートホームデバイスの第1識別子を保有し得る。
【0043】
段階8:第4要求に応答して、クラウドサーバは、スマートホームデバイスの第1識別子を関連付けて格納するか、または、電子デバイスの関連付けられたユーザアカウントに結合し、すなわち、電子デバイスの関連付けられたユーザとスマートホームデバイスとの間の従属関係を確立する。
【0044】
段階9:クラウドサーバは、関連付け成功通知を電子デバイスへ送信する。
【0045】
第2態様によれば、本願の実施形態は電子デバイスを提供する。電子デバイスは、1または複数のプロセッサ、メモリ、およびディスプレイを備える。メモリは1または複数のプロセッサに連結され、メモリはコンピュータプログラムコードを格納するよう構成され、コンピュータプログラムコードはコンピュータ命令を含み、1または複数のプロセッサはコンピュータ命令を呼び出し、その結果、電子デバイスは以下の操作、すなわち、第1ユーザインタフェースをディスプレイに表示する操作であって、第1ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスを制御するための第1コントロール、および、スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む、操作と、第1コントロールを選択する操作に応答して、スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態をステータス表示領域に表示する操作と、関連付け成功通知を受信する操作であって、関連付け成功通知は、電子デバイスの関連付けられたユーザとスマートホームデバイスとの間で結合関係が正常に確立されたことを示す、操作と、第2ユーザインタフェースをディスプレイに表示する操作であって、第2ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスを制御するための第2コントロール、および、スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む、操作と、第2コントロールを選択する操作に応答して、制御命令をスマートホームデバイスへ送信し、第2ユーザインタフェースのステータス表示領域にスマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を表示する操作であって、制御命令は、第2コントロールを選択する操作に従って、第1動作状態に入るようにスマートホームデバイスに命令し、第2ユーザインタフェースのステータス表示領域に表示されるシミュレートされた動作状態は、第1動作状態に対応する、操作とを実行する。
【0046】
第2態様における電子デバイスによれば、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立する前に、電子デバイスは、スマートホームデバイスの制御ページ(すなわち、第1ユーザインタフェース)を提供し、その結果、ユーザは、制御ページを使用することによって、事前にスマートホームデバイスの制御方法に慣れ、スマートホームデバイスの様々な機能を知ることができる。このことは、ユーザの習慣により良く適合し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0047】
第2態様における電子デバイスに関連して、第1動作状態については、第1態様における関連する説明を参照されたい。シミュレートされた動作状態については、第1態様における関連する説明を参照されたい。
【0048】
第2態様における電子デバイスを参照すると、いくつかの実施形態において、ステータス表示領域は、電子デバイスのカメラによって撮像されたスマートホームデバイスの実際の画像、または、スマートホームデバイスのデフォルト画像を含む。
【0049】
ステータス表示領域が、電子デバイスのカメラによって撮像されたスマートホームデバイスの実際の画像を含むとき、電子デバイスは、スマートホームデバイスの実際の画像上にシミュレートされた効果を重畳して表示するという方式で、シミュレートされた動作状態をスマートホームデバイスの制御ページに表示し得る。ここで、シミュレートされた効果は、スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を反映する。シミュレートされた効果については、第1態様における関連する説明を参照されたい。
【0050】
第2態様における電子デバイスを参照すると、第1ユーザインタフェースおよび第2ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスの制御ページであり、制御ページは、スマートホームデバイスの稼働状態、稼働パラメータなどを設定するために使用され得る。スマートホームデバイスの稼働状態および稼働パラメータについては、第1態様における関連する説明を参照されたい。
【0051】
第2態様における電子デバイスを参照すると、いくつかの実施形態において、電子デバイスは、インデックス番号を使用することによって、現在発見されたスマートホームデバイスに対応する制御ページを取得し得る。具体的には、1または複数のプロセッサは更に、コンピュータ命令を呼び出すよう構成され、その結果、電子デバイスは以下の操作、すなわち、第1ユーザインタフェースをディスプレイに表示する前に、スマートホームデバイスのインデックス番号を取得する操作であって、スマートホームデバイスのインデックス番号は、スマートホームデバイスのカテゴリ、製造業者、またはモデルの1つ、または、任意の組み合わせを示すために使用され、第1ユーザインタフェースおよび第2ユーザインタフェースはスマートホームデバイスのインデックス番号に対応する、操作を実行する。
【0052】
ここで、電子デバイスがスマートホームデバイスのインデックス番号を取得する方式については、第1態様における関連する説明を参照されたい。
【0053】
ここで、電子デバイスがスマートホームデバイスのインデックス番号を使用することによってスマートホームデバイスのデバイス制御ページを取得する方式については、第1態様における関連する説明を参照されたい。
【0054】
第2態様における電子デバイスに関連して、いくつかの実施形態において、電子デバイスが第1ユーザインタフェースを表示するとき、ユーザは、スマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立していない。したがって、1または複数のプロセッサは更に、コンピュータ命令を呼び出すよう構成され、その結果、電子デバイスは、以下の操作、すなわち、第1コントロールを選択する操作に応答して、制御命令をスマートホームデバイスへ送信することをスキップする、操作を実行する。
【0055】
第2態様における電子デバイスを参照すると、いくつかの実施形態において、第1コントロールおよび第2コントロールは、スマートホームデバイスの稼働状態および/または稼働パラメータを調節するために使用される。具体的には、第1コントロールおよび第2コントロールは、スマートホームデバイスの稼働状態および/または稼働パラメータを調節する操作(例えばタッチ操作)を監視するために使用され得る。
【0056】
第2態様における電子デバイスを参照すると、いくつかの実施形態において、関連付け成功通知を受信した後に、電子デバイスは、従属関係が現在、スマートホームデバイスとの間で正常に確立されていることをユーザにプロンプトし得る。具体的には、1または複数のプロセッサは更に、コンピュータ命令を呼び出すよう構成され、その結果、電子デバイスは、以下の操作、すなわち、スマートホームデバイスとの間に現在、従属関係が正常に確立されていることをユーザにプロンプトする操作を実行する。プロンプト方式については、第1態様における関連する説明を参照されたい。例えば、第1ユーザインタフェースおよび第2ユーザインタフェースは、異なる背景色で表示され得る。
【0057】
第2態様における電子デバイスを参照すると、いくつかの実施形態において、1または複数のプロセッサは更に、コンピュータ命令を呼び出すよう構成され、その結果、電子デバイスは、以下の操作、すなわち、関連付け成功通知を受信した後、かつ、第2ユーザインタフェースを表示する前に、第3ユーザインタフェースを表示する操作であって、第3ユーザインタフェースは第1適用シナリオオプションを含む、操作と、第1適用シナリオオプションに対して実行された検出された操作に応答して、スマートホームデバイスの適用シナリオを、第1適用シナリオオプションに対応する第1シナリオに設定する操作とを実行する。この実施形態において、ユーザは、第3ユーザインタフェースに対して、スマートホームデバイスの適用シナリオを設定し得る。スマートホームデバイスの適用シナリオは、スマートホームデバイスの配置場所、例えば、寝室、居間、またはキッチンを反映し得る。
【0058】
第2態様における電子デバイスを参照すると、いくつかの実施形態において、第2コントロールを選択する操作に応答して、電子デバイスが制御命令をスマートホームデバイスへ送信して、第2コントロールを選択する操作に従って第1動作状態に入るようにスマートホームデバイスを制御するとき、制御命令はクラウドサーバによって転送される。プロセスについては、第1態様における関連する説明を参照されたい。
【0059】
第2態様における電子デバイスを参照すると、いくつかの実施形態において、電子デバイスによって受信された関連付け成功通知は具体的には、電子デバイスの関連付けられたユーザアカウント、および、スマートホームデバイスの第1識別子が正常に関連付けられて格納されていることを示すために使用される。可能な実装形態において、関連付け成功通知は、クラウドサーバによって電子デバイスへ送信され、クラウドサーバは、電子デバイスの関連付けられたユーザアカウントを、スマートホームデバイスの第1識別子に関連付けて正常に格納し得る。
【0060】
第2態様における電子デバイスを参照すると、電子デバイスの関連付けられたユーザとスマートホームデバイスとの間で従属関係を確立するプロセスは、電子デバイス、スマートホームデバイス、およびクラウドサーバの間のインタラクションのプロセスである。プロセスはある程度時間がかかる。詳細については、第1態様における関連する説明を参照されたい。
【0061】
第3態様によれば、本願の実施形態はスマートホームデバイス管理システムを提供する。スマートホームデバイス管理システムは電子デバイスおよびスマートホームデバイスを備える。電子デバイスは、第2態様または第2態様の実装のいずれか1つの電子デバイスであり、スマートホームデバイスは、電子デバイスによって送信された制御命令を受信し、制御命令に従って第1動作状態に入るよう構成される。
【0062】
第4態様によれば、本願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品が電子デバイス上で実行されるとき、電子デバイスは、第1態様、または、第1態様の可能な実装形態のいずれか1つの方法を実行することが可能である。
【0063】
第5態様によれば、本願は、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。命令が電子デバイス上で実行されるとき、電子デバイスは、第1態様、または、第1態様の可能な実装形態のいずれか1つの方法を実行することが可能である。
【0064】
本願に提供される技術的解決手段によれば、従属関係がユーザとスマートホームデバイスとの間で正常に確立される前に、電子デバイスは、スマートホームデバイスの制御ページを提供し、その結果、ユーザは、制御ページを使用することによって、事前にスマートホームデバイスの制御方法に慣れ、スマートホームデバイスの様々な機能を知ることができる。このことは、ユーザの習慣により良く適合し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【図面の簡単な説明】
【0065】
本願の実施形態または背景における技術的解決手段をより明確に説明するべく、以下では、本願の実施形態または背景を説明するのに使用される添付の図面を説明する。
【0066】
図1】本願の実施形態によるスマートホームデバイス管理システムの概略構造図である。
【0067】
図2】本願の実施形態による電子デバイスの概略構造図である。
【0068】
図3】本願の実施形態による電子デバイスのソフトウェア構造のブロック図である。
【0069】
図4a】本願の実施形態による、スマートホームデバイスが追加されるときに発生するヒト-コンピュータ間相互作用の概略図である。
図4b】本願の実施形態による、スマートホームデバイスが追加されるときに発生するヒト-コンピュータ間相互作用の概略図である。
図4c】本願の実施形態による、スマートホームデバイスが追加されるときに発生するヒト-コンピュータ間相互作用の概略図である。
図4d】本願の実施形態による、スマートホームデバイスが追加されるときに発生するヒト-コンピュータ間相互作用の概略図である。
図4e】本願の実施形態による、スマートホームデバイスが追加されるときに発生するヒト-コンピュータ間相互作用の概略図である。
図5】本願の実施形態による、スマートホームデバイスが追加されるときに発生するヒト-コンピュータ間相互作用の概略図である。
【0070】
図6a】本願の実施形態による、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立する前に電子デバイスによって提供されるデバイス制御ページである。
図6b】本願の実施形態による、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立する前に電子デバイスによって提供されるデバイス制御ページである。
図6c】本願の実施形態による、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立する前に電子デバイスによって提供されるデバイス制御ページである。
図6d】本願の実施形態による、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立する前に電子デバイスによって提供されるデバイス制御ページである。
図6e】本願の実施形態による、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立する前に電子デバイスによって提供されるデバイス制御ページである。
図6f】本願の実施形態による、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立する前に電子デバイスによって提供されるデバイス制御ページである。
図6g】本願の実施形態による、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立する前に電子デバイスによって提供されるデバイス制御ページである。
【0071】
図7a】本願の実施形態による、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立した後に電子デバイスによって提供されるデバイス制御ページである。
図7b】本願の実施形態による、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立した後に電子デバイスによって提供されるデバイス制御ページである。
【0072】
図8】本願による、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立した後に、電子デバイスによってスマートホームデバイスを操作する概略フローチャートである。
【0073】
図9】本願による、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を正常に確立した後に、電子デバイスによってスマートホームデバイスの実際の稼働状態および/または実際の稼働パラメータを表示する概略フローチャートである。
【0074】
図10】本願の実施形態による、スマートホームデバイスの適用シナリオを設定するために使用されるヒト-コンピュータ間相互作用の概略図である。
【0075】
図11】本願の実施形態による、ユーザとスマートホームデバイスとの間の従属関係を確立する概略フローチャートである。
【0076】
図12】本願の実施形態による、デバイス制御ページ表示方法の概略フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0077】
以下では、本願の実施形態における添付の図面を参照して、本願の実施形態における技術的解決手段を説明する。
【0078】
本願の実施形態の説明において、別段の定めが無い限り、「/」は「または」を意味する。例えば、A/BはAまたはBを表し得る。本明細書において、「および/または」は、関連する対象を説明するための関連関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AおよびBの両方が存在する、および、Bのみが存在するという3つの場合を表し得る。加えて、本願の実施形態の説明では、「複数」とは2または2より多くを意味する。
【0079】
次の用語、「第1」および「第2」は、単に説明の目的を意図しているにすぎず、相対的な重要性の示唆もしくはその含み、または示された技術的特徴の数の暗黙的示唆であると理解されるべきではない。したがって、「第1」または「第2」によって限定される特徴は、1または複数の特徴を明示的または黙示的に含み得る。本願の実施形態の説明において、別段の定めが無い限り、「複数」は2または2より多くを意味する。
【0080】
本願の実施形態はデバイス制御ページ表示方法を提供する。電子デバイスは、近くのスマートホームデバイスを発見した後に、スマートホームデバイスの制御ページをユーザに提供し得る。言い換えれば、ユーザは、スマートホームデバイスとの間で従属関係が正常に確立されるまで待機することなく、電子デバイスによって提供されるスマートホームデバイスの制御ページを閲覧し得る。ユーザは、制御ページを使用することによって、事前にスマートホームデバイスの制御方法に慣れ、スマートホームデバイスの様々な機能を知ることができる。このことは、ユーザの習慣により良く適合し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0081】
本願の実施形態におけるスマートホームデバイス管理システムを最初に説明する。図1は、本願の実施形態によるスマートホームデバイス管理システムの概略構造図である。図1に示す通り、スマートホームデバイス管理システムは、電子デバイス100、1または複数、スマートホームデバイス200、およびクラウドサーバ300を備え得る。
【0082】
電子デバイス100は、ポータル電子デバイス、例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、またはウェアラブルデバイスであり得る。ポータル電子デバイスの例示的な実施形態は、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Microsoft(登録商標)、または別のオペレーティングシステムを使用するポータル電子デバイスを含むが、それに限定されることはない。ポータル電子デバイスは代替的に、別のポータル電子デバイス、例えば、タッチ感応面(例えばタッチパネル)を有するラップトップ(laptop)であり得る。本願のいくつかの他の実施形態において、電子デバイス100は代替的に、ポータル電子デバイスではなく、タッチ感応面(例えばタッチパネル)を有するデスクトップコンピュータであり得ることを更に理解されたい。
【0083】
スマートホームデバイスを管理するために使用されるアプリケーション(application, APP)が電子デバイス100にインストールされ得るか、または、電子デバイス100は、スマートホームデバイスを管理するために使用されるワールドワイドウェブ(world wide web, web)ページにアクセスし得る。スマートホームデバイスを管理するために使用されるアプリケーションまたはウェブページが、スマートホームデバイス(例えば、スマートルータの製造業者(例えば、Huawei))の製造業者によって開発および提供され得る。
【0084】
電子デバイス100は、スマートホームデバイスを管理するために使用されるアプリケーションまたはウェブページを使用することによって、電子デバイス100の関連付けられたユーザとの従属関係を有するスマートホームデバイスを制御し得る。電子デバイスの関連付けられたユーザは、電子デバイス100上でアプリケーションまたはウェブページにログインするためのユーザアカウントに対応するユーザである。例えば、ユーザ1は、ユーザ1のユーザアカウント(例えば、Huaweiアカウント)を使用して、スマートホームデバイスを管理するために使用されるアプリケーションまたはウェブページにログインする。この場合、ユーザ1は、電子デバイス100の関連付けられたユーザである。スマートホームデバイスを管理するために使用される、電子デバイス100上のアプリケーションまたはウェブページにログインするためのユーザアカウントは、電子デバイス100の関連付けられたユーザアカウントと称され得る。ユーザアカウントは通常、ユーザの電子メールアドレスまたは携帯電話番号によって一意に識別され、また、別のアカウント(例えば、ソーシャルネットワークサイトのアカウント)を使用することによって命名され得る。
【0085】
ユーザがスマートホームデバイスと従属関係を有するとは、スマートホームデバイスのデバイス識別子がユーザのユーザアカウントに結合される、または関連付けられることを意味する。スマートホームデバイスのデバイス識別子は、スマートホームデバイスを一意に示し得、例えば、メディアアクセス制御(MAC)アドレスまたは別の一意識別子であり得る。ユーザとスマートホームデバイスとの間の従属関係を確立する主な目的は、ユーザがスマートホームデバイスを保持していることを確認することであり、スマートホームデバイスとの従属関係を有するユーザのみが、スマートホームデバイスにアクセスして制御する権限を有する。ユーザとスマートホームとの間の従属関係はまた、関連関係、結合関係、または別の名称として称され得ることが理解され得る。これは、本願の本実施形態において限定されるものではない。
【0086】
電子デバイス100は、無線ネットワークを介してクラウドサーバ300に接続され、クラウドサーバ300を通じてスマートホームデバイス200を管理し得る。無線ネットワークは、セルラーデータネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks, WLAN)(例えば、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity, Wi-Fi(登録商標))ネットワーク)、または同様のものであり得る。本明細書において、セルラーデータネットワークは、以下を含み得るが、これらに限定されることはない。1:以下の無線通信技術、すなわち、第2世代モバイル通信技術(2G)(例えば、汎用パケット無線サービス(general packet radio service, GPRS))、第3世代モバイル通信技術(3G)(例えば、符号分割多元接続(code division multiple access, CDMA)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access, WCDMA(登録商標))、または時分割符号分割多元接続(time-division code division multiple access, TD-SCDMA))、第4世代モバイル通信技術(4G)(例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE))、今後の開発プロセスにおいて提案される通信技術である第5世代モバイル通信技術(5G)などのいずれか1つに基づいて構築されるセルラネットワーク。2.ナローバンドインターネットオブシングス(narrow band internet of things, NB-IoT)。NB-IoTは、セルラネットワークに基づいて構築され、低電力消費および低コストについてのインターネットオブシングス端末デバイスの要件を満たし得る。
【0087】
スマートホームデバイスは、無線通信技術を通じた情報交換、更には自己学習を実装でき、かつ、ユーザに便利で効果的なサービスを提供してユーザのワークロードを低減できるインテリジェントデバイスである。スマートホームデバイス200は、スマートソケット、スマートロック、スマートランプ、スマートファン、スマート空調機、スマートカーテン、スマートテレビ、スマート炊飯器、スマートルータなどを含み得る。例えば、図1に示されるように、スマートホームデバイス200は、スマートランプ201、スマートテレビ202、およびスマートスピーカ203を含み得る。スマートランプ201は、光の変化、例えば、光の色および輝度の変化を制御し得る。スマートテレビ202は、ユーザとの音声インタラクションを実行し得、例えば、ユーザから音声制御命令を受信してユーザが好きなテレビ番組を再生し得る。スマートスピーカ203は、ユーザとの音声インタラクションを実行し得、例えば、ユーザから音声制御命令を受信してユーザが好きな曲を再生し得る。いくつかの実装において、スマートスピーカ203は、統合音声アシスタントモジュールを有し得、「起動ワード」(例えば、「Hello,Xiaoyi」)を使用することによって、インタラクティブな音声会話またはクエリ機能を提供し得る。
【0088】
スマートホームデバイス200には無線通信モジュールが提供される。無線通信モジュールは、スマートホームデバイス200に適用され、かつ、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks, WLAN)(例えば、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity, Wi-Fi(登録商標))ネットワーク)、ブルートゥース(登録商標)(bluetooth, BT)、近距離無線通信(near field communication, NFC)、赤外線(infrared, IR)などのうち1または複数を含む無線通信解決手段を提供し得る。いくつかの実施形態において、スマートホームデバイス200には代替的に、モバイル通信モジュールが提供され得る。モバイル通信モジュールは、電子デバイス100に適用され、かつ、2G/3G/4G/5Gなどの無線通信技術を含む解決手段を提供し得る。
【0089】
スマートホームデバイス200は、無線通信技術を使用することによって電子デバイス100と通信し得る。具体的には、スマートホームデバイス200は、無線通信モジュールを通じて無線信号を送信し得、その結果、電子デバイス100はスマートホームデバイス200を発見する。スマートホームデバイス200は更に、無線通信モジュールまたはモバイル通信モジュールを通じてネットワークにアクセスし、更に、クラウドサーバ300と通信してクラウドサーバ300からの命令を受信し、命令に従って様々な機能を有効化/無効化し、または、スマートホームデバイス200の稼働状態および稼働パラメータをクラウドサーバ300に報告し得る。
【0090】
クラウドサーバ300は、セキュアで信頼できる柔軟なコンピューティングサービスを提供するデバイスであり、ホーム内部制御デバイスと外部制御デバイスとの間の通信を実装するためのメディアプラットフォームとして使用でき、それにより、リモート制御、検出、および情報交換の要件を満たす。クラウドサーバ300は1または複数のサーバを含み得ることが理解され得る。例えば、クラウドサーバ300は、サーバクラスタであり得る、異なるサーバが異なるサービスを提供するよう構成され得る。クラウドサーバ300は、スマートホームデバイス200の製造業者またはサービスプロバイダに関連付けられる。例えば、クラウドサーバ300は自動的に、ソフトウェア更新をスマートホームデバイス200へ送信し、またはクラウドサービスをスマートホームデバイス200に提供し得る。本願の本実施形態において、クラウドサーバ300は、スマートホームデバイスを管理するために使用されるアプリケーションまたはウェブページのインタフェースを提供する。クラウドサーバ300は、電子デバイス100によって送信される、スマートホームデバイスを管理するために使用される命令をインタフェースを通じて受信し、スマートホームデバイスを管理するために、命令に基づいて、命令を対応するスマートホームデバイスへ送信し得る。例えば、クラウドサーバ300は、電子デバイス100によって送信された命令に従って、スマートランプ201のオン/オフを切り替え、輝度または色温度を調節するように命令し得る。
【0091】
以下では、本願の実施形態における電子デバイス100の構造を説明する。図2は、電子デバイス100の概略構造図である。
【0092】
電子デバイス100は、プロセッサ110、外部メモリインタフェース120、内部メモリ121、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート130、充電管理モジュール140、電源管理モジュール141、バッテリ142、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、スピーカ170A、受話器170B、マイク170C、ヘッドセットジャック170D、センサモジュール180、キー190、モータ191、インジケータ192、カメラ193、ディスプレイ194、および加入者識別モジュール(subscriber identification module、SIM)カードインタフェース195などを含んでよい。センサモジュール180は、圧力センサ180A、ジャイロスコープセンサ180B、気圧センサ180C、磁気センサ180D、加速度センサ180E、距離センサ180F、光学近接センサ180G、指紋センサ180H、温度センサ180J、タッチセンサ180K、周辺光センサ180L、および骨伝導センサ180Mなどを含んでよい。
【0093】
本願の本実施形態に示された構造が、電子デバイス100に対する何らかの特定の限定とはならないことが理解され得る。本願の他の実施形態において、電子デバイス100は、図に示されるものより多くの、または少ないコンポーネントを含み、いくつかのコンポーネントを組み合わせ、いくつかのコンポーネントを分割し、または、異なるコンポーネント配置を有し得る。図に示されるコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、または、ソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせを使用することによって実装され得る。
【0094】
プロセッサ110は1または複数の処理ユニットを含み得る。例えば、プロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ(application processor、AP)、モデムプロセッサ、グラフィックス処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor、ISP)、コントローラ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、ベースバンドプロセッサ、および/またはニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit、NPU)を含んでよい。異なる処理ユニットは、独立のデバイスであり得、または、1または複数のプロセッサに統合され得る。
【0095】
コントローラは、命令オペレーションコードおよびタイムシーケンス信号に基づいて、オペレーション制御信号を生成し、命令取り出しおよび命令実行を制御してよい。
【0096】
メモリは更にプロセッサ110内に配置されてよく、命令およびデータを格納するように構成される。いくつかの実施形態において、プロセッサ110におけるメモリはキャッシュである。このメモリは、プロセッサ110が使用した、または繰り返し使用する命令またはデータを格納してよい。プロセッサ110が命令またはデータを再度使用する必要がある場合、命令またはデータは、メモリから直接的に呼び出され得る。これにより、繰り返しのアクセスを回避し、プロセッサ110の待機時間を低減する。したがって、システム効率が改善される。
【0097】
いくつかの実施形態において、プロセッサ110は1または複数のインタフェースを含み得る。インタフェースは、集積回路間(inter-integrated circuit,I2C)インタフェース、集積回路間サウンド(inter-integrated circuit sound,I2S)インタフェース、パルス符号変調(pulse code modulation,PCM)インタフェース、汎用非同期送受信器(universal asynchronous receiver/transmitter,UART)インタフェース、モバイルインダストリプロセッサインタフェース(mobile industry processor interface,MIPI)、汎用入力/出力(general-purpose input/output,GPIO)インタフェース、加入者識別モジュール(subscriber identity module,SIM)インタフェース、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus,USB)ポートなどを含み得る。
【0098】
I2Cインタフェースは、双方向の同期式シリアルバスであり、1本のシリアルデータライン(serial data line、SDA)と1本のシリアルクロックライン(serial clock line、SCL)とを含む。いくつかの実施形態において、プロセッサ110は、複数のグループのI2Cバスを含み得る。プロセッサ110は、異なるI2Cバスインタフェースを介して、タッチセンサ180K、充電器、フラッシュライト、カメラ193などに個別に連結され得る。例えば、プロセッサ110は、I2Cインタフェースを使用することによりタッチセンサ180Kに連結されてよく、その結果、プロセッサ110は、I2Cバスインタフェースを使用することによりタッチセンサ180Kと通信して、電子デバイス100のタッチ機能を実装する。
【0099】
I2Sインタフェースはオーディオ通信を実行するよう構成され得る。いくつかの実施形態において、プロセッサ110は複数のグループのI2Sバスを含み得る。プロセッサ110は、I2Sバスを介してオーディオモジュール170に連結され、プロセッサ110とオーディオモジュール170との間の通信を実装し得る。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170は、I2Sインタフェースを通じてオーディオ信号を無線通信モジュール160へ送信し、ブルートゥース(登録商標)ヘッドセットを使用することによって通話に応答する機能を実装し得る。
【0100】
PCMインタフェースはまた、オーディオ通信を実行し、アナログ信号をサンプリング、量子化、および符号化するよう構成され得る。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170は、PCMバスインタフェースを通じて無線通信モジュール160に連結され得る。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170はまた、ブルートゥース(登録商標)ヘッドセットを用いて電話に出る機能を実装するために、PCMインタフェースを介してオーディオ信号を無線通信モジュール160に送信し得る。I2SインタフェースおよびPCMインタフェースの両方は、オーディオ通信を実行するよう構成され得る。
【0101】
UARTインタフェースは、ユニバーサルシリアルデータバスであり、非同期通信を実行するように構成される。バスは、双方向通信バスであり得、伝送予定のデータをシリアル通信とパラレル通信との間で変換する。いくつかの実施形態において、UARTインタフェースは通常、プロセッサ110を無線通信モジュール160に接続するよう構成される。例えば、プロセッサ110は、UARTインタフェースを通じて無線通信モジュール160におけるBluetooth(登録商標)モジュールと通信し、Bluetooth(登録商標)機能を実装する。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170は、ブルートゥース(登録商標)ヘッドセットを用いた音楽再生機能を実装するために、UARTインタフェースを介して無線通信モジュール160にオーディオ信号を送信し得る。
【0102】
MIPIインタフェースは、プロセッサ110をディスプレイ194またはカメラ193などのペリフェラルコンポーネントに接続するよう構成され得る。MIPIインタフェースは、カメラシリアルインタフェース(camera serial interface,CSI)、およびディスプレイシリアルインタフェース(display serial interface,DSI)などを含む。いくつかの実施形態において、プロセッサ110は、電子デバイス100の撮影機能を実装するために、CSIインタフェースを介してカメラ193と通信する。プロセッサ110は、DSIインタフェースを通じてディスプレイ194と通信し、電子デバイス100の表示機能を実装する。
【0103】
GPIOインタフェースは、ソフトウェアを使用することによって構成され得る。GPIOインタフェースは、制御信号またはデータ信号として構成され得る。いくつかの実施形態において、GPIOインタフェースは、カメラ193、ディスプレイ194、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、センサモジュール180、および同様のものにプロセッサ110を接続するよう構成され得る。GPIOインタフェースは、I2Cインタフェース、I2Sインタフェース、UARTインタフェース、MIPIインタフェース、または同様のものとして代替的に構成され得る。
【0104】
USBポート130は、USB標準規格に準拠したポートであり、具体的には、mini USBポート、micro USBポート、USB Type Cポート、または同様のものであり得る。USBポート130は、電子デバイス100を充電するために充電器に接続するよう構成され得、電子デバイス100とペリフェラルデバイスとの間でデータを伝送するよう構成され得、または、ヘッドセットに接続して、ヘッドセットを使用することによってオーディオを再生するよう構成され得る。代替的に、ポートは、別の電子デバイス、例えばARデバイスに接続するよう構成され得る。
【0105】
本願のこの実施形態に示すモジュール間のインタフェース接続関係は単に説明のための例であり、電子デバイス100の構造に対する制限にはならないことが理解され得る。本願の他の実施形態において、電子デバイス100は代替的に、上述の実施形態とは異なるインタフェース接続モードを使用し得、または、複数のインタフェース接続モードの組み合わせを使用し得る。
【0106】
充電管理モジュール140は、充電器から充電入力を受信するよう構成される。充電器は、無線充電器または有線充電器であり得る。有線充電のいくつかの実施形態において、充電管理モジュール140はUSBポート130を通じて有線充電器から充電入力を受信し得る。無線充電のいくつかの実施形態において、充電管理モジュール140は、電子デバイス100の無線充電コイルを通じて無線充電入力を受信し得る。充電管理モジュール140は更に、バッテリ142を充電しながら、電源管理モジュール141を通じて電力を電子デバイスに供給し得る。
【0107】
電源管理モジュール141は、バッテリ142および充電管理モジュール140をプロセッサ110に接続するよう構成される。電源管理モジュール141は、バッテリ142の入力および/または充電管理モジュール140の入力を受信し、電力をプロセッサ110、内部メモリ121、ディスプレイ194、カメラ193、無線通信モジュール160などに供給する。電源管理モジュール141は更に、バッテリ容量、バッテリサイクル数、および、バッテリ健康状態(電気漏洩またはインピーダンス)などのパラメータをモニタリングするよう構成され得る。いくつかの他の実施形態において、電源管理モジュール141は代替的に、プロセッサ110に配置され得る。いくつかの他の実施形態において、電源管理モジュール141および充電管理モジュール140は代替的に、同一デバイスに配置され得る。
【0108】
電子デバイス100の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、モデムプロセッサ、およびベースバンドプロセッサなどを介して実装され得る。
【0109】
アンテナ1およびアンテナ2は、電磁波信号を送信および受信するように構成される。電子デバイス100における各アンテナは、1または複数の通信バンドをカバーするよう構成され得る。アンテナ利用率を改善するために異なるアンテナが更に多重化され得る。例えば、アンテナ1は、無線ローカルエリアネットワーク内のダイバーシティアンテナとして多重化され得る。他の実施形態では、アンテナが同調スイッチと組み合わせて用いられてよい。
【0110】
モバイル通信モジュール150は、電子デバイス100に適用される解決手段を2G/3G/4G/5Gなどを含む無線通信技術に提供し得る。モバイル通信モジュール150は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、および、低雑音増幅器(low noise amplifier、LNA)などを含み得る。モバイル通信モジュール150は、アンテナ1を使用することによって電磁波を受信し、フィルタリングおよび増幅などの処理を受信した電磁波に対して実行し、受信された電磁波を復調のためにモデムプロセッサへ送信し得る。モバイル通信モジュール150は更に、モデムプロセッサによって変調された信号を増幅し、アンテナ1を使用することによって信号を電磁波に変換して放射し得る。いくつかの実施形態において、モバイル通信モジュール150の少なくともいくつかの機能モジュールは、プロセッサ110に配置され得る。いくつかの実施形態において、モバイル通信モジュール150の少なくともいくつかの機能モジュール、および、プロセッサ110の少なくともいくつかのモジュールは、同一デバイスに配置され得る。本願のこの実施形態において、電子デバイス100は、モバイル通信モジュール150を通じてクラウドサーバ300と通信し、クラウドサーバ300を通じてスマートホームデバイス200を制御し得る。例えば、電子デバイス100は、命令をクラウドサーバ300へ送信し得、クラウドサーバ300は命令に従って、稼働状態および稼働パラメータを変更するようスマートホームデバイス200に命令する。
【0111】
モデムプロセッサは、変調器および復調器を含み得る。変調器は、送信する低周波数ベースバンド信号を中/高周波数信号に変調するよう構成される。復調器は、受信された電磁波信号を低周波数ベースバンド信号に復調するよう構成される。次に、復調器は、復調を通じて取得された低周波数ベースバンド信号を処理のためにベースバンドプロセッサへ送信する。ベースバンドプロセッサによって処理された後、低周波数ベースバンド信号はアプリケーションプロセッサへ送信される。アプリケーションプロセッサは、オーディオデバイス(スピーカ170A、レシーバ170B、または同様のものに限定されることはない)を使用することによって音信号を出力する、または、ディスプレイ194を通じて画像または映像を表示し得る。いくつかの実施形態において、モデムプロセッサは独立のデバイスであり得る。いくつかの他の実施形態において、モデムプロセッサは、プロセッサ110から独立し得、モバイル通信モジュール150または別の機能モジュールと共に同一デバイスに配置され得る。
【0112】
無線通信モジュール160は、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks, WLAN)(例えば、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity, Wi-Fi(登録商標))ネットワーク)、ブルートゥース(bluetooth, BT)、全球測位衛星システム(global navigation satellite system, GNSS)、周波数変調(frequency modulation, FM)、近距離無線通信(near field communication, NFC)技術、赤外線(infrared, IR)技術または同様のものを含む、電子デバイス100に適用される無線通信解決手段を提供し得る。無線通信モジュール160は、少なくとも1つの通信処理モジュールを統合する1または複数のコンポーネントであり得る。無線通信モジュール160は、アンテナ2を介して電磁波を受信し、電磁波信号に対して周波数変調およびフィルタリング処理を実行し、処理された信号をプロセッサ110に送信する。無線通信モジュール160は更に、送信する信号をプロセッサ110から受信し、信号に対して周波数変調および増幅を実行し、アンテナ2を使用することによって信号を電磁波に変換して放射し得る。本願のこの実施形態において、電子デバイス100は、無線通信モジュール160を通じて近くのスマートホームデバイス200を発見し得る。いくつかの実施形態において、電子デバイス100は更に、クラウドサーバ300によってスマートホームデバイス200に割り当てられたデバイス識別子を、無線通信モジュール160を通じてスマートホームデバイス200へ送信し、または、スマートホームデバイス200によって送信された、クラウドサーバ300によってスマートホームデバイス200に割り当てられたデバイス識別子を、無線通信モジュール160を通じて受信し得る。
【0113】
いくつかの実施形態において、電子デバイス100におけるアンテナ1およびモバイル通信モジュール150は連結され、電子デバイス100におけるアンテナ2および無線通信モジュール160は連結され、その結果、電子デバイス100は、無線通信技術を使用することによって、ネットワークおよび別のデバイスと通信し得る。無線通信技術は、移動体通信のためのグローバルシステム(global system for mobile communications, GSM(登録商標))、汎用パケット無線サービス(general packet radio service, GPRS)、符号分割多元接続(code division multiple access, CDMA)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access, WCDMA(登録商標))、時分割符号分割多元接続(time-division code division multiple access, TD-SCDMA)、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM、IR技術および/または同様のものを含み得る。GNSSは、グローバルポジショニングシステム(global positioning system、GPS)、全球測位衛星システム(global navigation satellite system、GLONASS)、北斗衛星導航系統(BeiDou navigation satellite system、BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system、QZSS)、および/または静止衛星型衛星航法補強システム(satellite based augmentation system、SBAS)を含み得る。
【0114】
電子デバイス100は、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサなどを通じて表示機能を実装する。GPUは、画像処理のためのマイクロプロセッサであり、ディスプレイ194およびアプリケーションプロセッサに接続される。GPUは、数学的および幾何学的計算を実行し、画像をレンダリングするよう構成される。プロセッサ110は、プログラム命令を実行して表示情報を生成または変更する1または複数のGPUを含み得る。
【0115】
ディスプレイ194は、画像、映像など表示するよう構成される。ディスプレイ194は表示パネルを含む。表示パネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display, LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode, OLED)、アクティブマトリクス有機発光ダイオードまたはアクティブマトリクス有機発光ダイオード(active-matrix organic light emitting diode, AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flex light-emitting diode, FLED)、Miniled、MicroLed、Micro-oLed、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diodes, QLED)または同様のものであり得る。いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、1またはN個のディスプレイ194を含み得、Nは1より大きい正の整数である。本願のこの実施形態において、ディスプレイ194は、スマートホームデバイス200の制御ページを表示するよう構成される。電子デバイス100の関連付けられたユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を確立する前に、ユーザは、制御ページを使用することによってスマートホームデバイス200を制御できない。電子デバイス100の関連付けられたユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を確立した後に、ユーザは、制御ページを使用することによってスマートホームデバイス200を制御し得る。
【0116】
電子デバイス100は、ISP、カメラ193、ビデオコーデック、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサなどを通じて撮影機能を実装し得る。
【0117】
ISPは、カメラ193によってフィードバックされたデータを処理するよう構成される。例えば、撮影中、シャッタが押され、光がレンズを通じてカメラの感光素子へ送信され、光信号が電気信号に変換され、カメラの感光素子は処理のために電気信号をISPへ送信し、電気信号を可視画像に変換する。ISPは更に、画像のノイズ、輝度、および、色に対してアルゴリズム最適化を実行し得る。ISPは更に、撮影シナリオの露出および色温度などのパラメータを最適化し得る。いくつかの実施形態において、ISPはカメラ193に配置され得る。
【0118】
カメラ193は、静止画像または映像を撮像するよう構成される。オブジェクトの光学画像は、レンズを介して生成され、感光素子に投影される。感光素子は、電荷結合素子(charge coupled device, CCD)または相補型金属酸化物半導体(complementary metal-oxide-semiconductor, CMOS)フォトトランジスタであり得る。感光素子は光信号を電気信号に変換し、その後、電気信号をデジタル画像信号に変換するために、電気信号をISPへ送信する。ISPは、処理のためにデジタル画像信号をDSPへ出力する。DSPは、デジタル画像信号をRGB形式またはYUV形式などの標準形式の画像信号に変換する。いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、1つまたはN個のカメラ193を含んでよく、Nは、1より大きい正の整数である。本願のいくつかの実施形態において、カメラ193は、スマートホームデバイス200の画像を収集するよう構成され得る。本願のいくつかの他の実施形態において、カメラは、スマートホームデバイス200によって提供された二次元コードを走査するよう構成され得る。二次元コードは、スマートホームデバイス200の識別子およびインデックス番号を示すために使用される。詳細については、以下の実施形態を参照されたい。
【0119】
デジタル信号プロセッサは、デジタル信号を処理するように構成され、上記デジタル画像信号に加えて別のデジタル信号を処理してよい。例えば、電子デバイス100が周波数を選択すると、デジタル信号プロセッサは周波数エネルギーに対してフーリエ変換などを行うように構成されている。
【0120】
ビデオコーデックは、デジタル映像を圧縮または展開するよう構成される。電子デバイス100は1または複数のビデオコーデックをサポートし得る。このように、電子デバイス100は、複数の符号化形式、例えば、ムービングピクチャエキスパーツグループ(moving picture experts group、MPEG)-1、MPEG-2、MPEG-3、およびMPEG-4で映像を再生または録画してよい。
【0121】
NPUは、ニューラルネットワーク(neural-network, NN)コンピューティングプロセッサであり、生体神経ネットワークの構造を参照することにより、例えば、人間の脳神経細胞間の転送モードを参照することにより、入力された情報を迅速に処理し、更に、自己学習を継続的に実行し得る。NPUは、電子デバイス100のインテリジェント認識、例えば、画像認識、顔認識、発話認識、およびテキスト理解などのアプリケーションを実装することができる。
【0122】
外部メモリインタフェース120は、電子デバイス100の記憶容量を拡張するために、外部メモリカード(例えば、micro SDカード)に接続するように構成されてよい。外部メモリカードは、外部メモリインタフェース120を通じてプロセッサ110と通信し、データストレージ機能を実装する。例えば、音楽および映像などのファイルが外部メモリカードに格納される。
【0123】
内部メモリ121は、コンピュータ実行可能プログラムコードを格納するよう構成され得る。実行可能プログラムコードは命令を含む。内部メモリ121は、プログラム記憶領域およびデータ記憶領域を含み得る。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、および、少なくとも1つの機能(例えば、サウンド再生機能、または、画像再生機能)に必要なアプリケーションなどを格納し得る。データ記憶領域は、電子デバイス100を使用するプロセスにおいて生成されたデータ(例えば、オーディオデータ、および、電話帳)などを格納し得る。加えて、内部メモリ121は、高速ランダムアクセスメモリを含み得、更に、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクストレージデバイス、フラッシュメモリ、または汎用フラッシュストレージ(universal flash(登録商標) storage, UFS)を含み得る。プロセッサ110は、内部メモリ121に格納された命令、および/または、プロセッサに配置されたメモリに格納された命令を実行し、電子デバイス100の様々な機能アプリケーションおよびデータ処理を実行する。
【0124】
電子デバイス100は、オーディオモジュール170、スピーカ170A、レシーバ170B、マイク170C、ヘッドセットジャック170D、アプリケーションプロセッサなどを通じて音楽再生および録音などのオーディオ機能を実装し得る。
【0125】
オーディオモジュール170は、デジタルオーディオ情報をアナログオーディオ信号出力に変換するように構成されており、アナログオーディオ入力をデジタルオーディオ信号に変換するようにも構成されている。オーディオモジュール170は更に、オーディオ信号を符号化および復号するよう構成され得る。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170は、プロセッサ110に配置され得る、または、オーディオモジュール170のいくつかの機能モジュールはプロセッサ110に配置される。
【0126】
「ホーン」とも称されるスピーカ170Aは、電気音声信号を音信号に変換するよう構成される。電子デバイス100は、スピーカ170Aを使用することにより、音楽を聴くかまたはハンズフリー通話に応答するよう構成され得る。
【0127】
「イヤーピース」とも称されるレシーバ170Bは、電気音声信号を音信号に変換するよう構成される。電子デバイス100を使用することによって通話が応答される、または、発話情報が受信されるとき、レシーバ170Bは、発話を受信するために、人間の耳の近くに配置され得る。
【0128】
「マイク」または「マイクロフォン」とも称されるマイクロフォン170Cは、音信号を電気信号に変換するよう構成される。通話を行うとき、または、発話情報を送信するとき、ユーザは、音信号をマイク170Cに入力するために、マイク170Cの近くに人間の口を移動さえることによって音声を発生させ得る。少なくとも1つのマイク170Cが電子デバイス100に配置され得る。いくつかの他の実施形態において、音信号を収集することに加えて、ノイズ低減機能を実装するために、2つのマイク170Cが電子デバイス100に配置され得る。いくつかの他の実施形態では、代替的に3つ、4つ、またはそれより多くのマイク170Cを電子デバイス100内に配置して、音信号の収集、ノイズの低減、音源の識別、および指向性記録機能の実装などを行うことができる。
【0129】
ヘッドセットジャック170Dは、有線ヘッドセットに接続されるよう構成される。ヘッドセットジャック170Dは、USBポート130であってもよく、または、3.5mmのオープンモバイル電子デバイスプラットフォーム(open mobile terminal platform,OMTP)標準インタフェースまたは米国セルラー通信工業会(cellular telecommunications industry association of the USA,CTIA)標準インタフェースであってもよい。
【0130】
圧力センサ180Aは圧力信号を検知するよう構成され、圧力信号を電気信号に変換し得る。いくつかの実施形態において、圧力センサ180Aは、ディスプレイ194上に配置され得る。抵抗圧力センサ、誘導圧力センサ、および静電容量型圧力センサ等、多くのタイプの圧力センサ180Aが存在する。静電容量型圧力センサは、伝導性材料で作られた少なくとも2つの平行なプレートを含み得る。圧力センサ180Aに力が加えられるとき、電極間の静電容量が変化する。電子デバイス100は、静電容量の変化に基づいて圧力強度を決定する。タッチ操作がディスプレイ194上で実行されるとき、電子デバイス100は、圧力センサ180Aを通じてタッチ操作の強度を検出する。電子デバイス100は、圧力センサ180Aの検出信号に基づいてタッチ位置を計算し得る。いくつかの実施形態において、同一のタッチ位置で実行されるが、異なるタッチ操作強度を有するタッチ操作は、異なる操作命令に対応し得る。例えば、タッチ操作強度が第1圧力閾値より小さいタッチ操作がSMSメッセージアプリケーションアイコンに対して実行されると、SMSメッセージを表示するための命令が実行される。タッチ操作強度が第1圧力閾値以上であるタッチ操作がアプリケーションアイコン「SMSメッセージ」に対して実行されるとき、SMSメッセージを作成するための命令が実行される。
【0131】
ジャイロスコープセンサ180Bは、電子デバイス100の動作姿勢を決定するように構成され得る。いくつかの実施形態において、3軸(すなわち、軸x、y、z)の周囲の電子デバイス100の角速度が、ジャイロスコープセンサ180Bを使用することによって決定され得る。ジャイロスコープセンサ180Bは、撮影時の手ぶれ補正を実装するように構成され得る。例えば、シャッタが押されるとき、ジャイロスコープセンサ180Bは電子デバイス100がぶれる角度を検出し、角度に基づく計算を通じて、レンズモジュールが補償する必要がある距離を取得し、逆の府語句を通じて電子デバイス100のぶれをレンズが相殺することを可能にし、手ぶれ補正を実装する。ジャイロスコープセンサ180Bは更に、ナビゲーションシナリオおよび動き検知ゲームシナリオにおいて使用され得る。
【0132】
気圧センサ180Cは気圧を測定するよう構成される。いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、測位およびナビゲーションを支援するために、気圧センサ180Cが測定した大気圧の値に基づいて標高を計算する。
【0133】
磁気センサ180Dはホールセンサを含む。電子デバイス100は、磁気センサ180Dを使用することによって、フリップカバーの開閉を検出し得る。いくつかの実施形態において、電子デバイス100が折り畳み式電話であるとき、電子デバイス100は、磁気センサ180Dを使用することによって、折り畳みの開閉を検出し得る。更に、フリップカバーを開くときの自動ロック解除などの特徴が、レザーケースの検出された開閉状態、または、フリップカバーの検出された開閉状態に基づいて設定される。
【0134】
加速度センサ180Eは、電子デバイス100の様々な方向(通常は3軸)の加速度を検出し得、電子デバイス100が静止しているときの重力の大きさおよび方向を検出し得る。加速度センサ180Eは更に、電子デバイスの姿勢を識別するよう構成され得、横長モードと縦長モードとの間の切り替え、または、歩数計などの用途に使用される。
【0135】
距離センサ180Fは、距離を測定するよう構成される。電子デバイス100は、赤外線方式またはレーザ方式で距離を測定し得る。いくつかの実施形態では、撮影シナリオにおいて、電子デバイス100は、高速ピント合わせを実装するために、距離センサ180Fを用いて距離を測定してよい。
【0136】
光学近接センサ180Gは、例えば、発光ダイオード(LED)および光検出器、例えばフォトダイオードを含み得る。発光ダイオードは赤外線発光ダイオードであり得る。電子デバイス100は、発光ダイオードを使用することによって赤外線光を発し得る。電子デバイス100は、フォトダイオードを使用することによって近くの物体から反射された赤外線光を検出する。電子デバイス100は、十分な反射光を検出すると、電子デバイス100の近くに物体があると判断することができる。電子デバイス100は、不十分な反射光を検出すると、電子デバイス100の近くに物体がないと判断し得る。電子デバイス100は、光学近接センサ180Gを使用することによって、ユーザが通話のために電子デバイス100を耳の近くに保持することを検出し得、その結果、電子デバイス100は、電力を節約するために画面を自動的にオフにする。光学近接センサ180Gは、スマートカバーモードまたはポケットモードにも使用され、画面のロック解除またはロックを自動的に実行し得る。
【0137】
周辺光センサ180Lは、周辺光輝度を検知するよう構成される。電子デバイス100は、検知された周辺光輝度に基づいて、ディスプレイ194の輝度を適合的に調節し得る。周辺光センサ180Lは、撮影中にホワイトバランスを自動的に調整するようにも構成され得る。周辺光センサ180Lはまた、光学近接センサ180Gと連携して、電子デバイス100がポケットに入っているかどうかを検出し、偶発的なタッチを回避し得る。
【0138】
指紋センサ180Hは指紋を収集するよう構成される。電子デバイス100は、収集された指紋についての特徴を使用して、指紋ベースのロック解除、アプリケーションロックアクセス、指紋ベース撮影、指紋ベース通話応答などを実装し得る。
【0139】
温度センサ180Jは、温度を検出するよう構成される。いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、温度センサ180Jにより検出される温度を使用することにより温度処理ポリシを実行する。例えば、温度センサ180Jにより報告される温度が閾値を超えている場合は、電子デバイス100は、温度センサ180Jの近くに位置するプロセッサの性能を低下させることで、消費電力を削減して熱保護を実装する。いくつかの他の実施形態において、温度が別の閾値より下であるとき、電子デバイス100は、電子デバイス100が低温に起因して異常にシャットダウンすることを防止するためにバッテリ142を加熱する。いくつかの他の実施形態では、温度がさらに別の閾値より低い場合、電子デバイス100はバッテリ142の出力電圧を増やして、低温による異常なシャットダウンを回避する。
【0140】
タッチセンサ180Kはまた、「タッチパネル」と称される。タッチセンサ180Kはディスプレイ194に配置され得、タッチセンサ180Kおよびディスプレイ194は、「タッチ画面」とも称されるタッチ画面を形成する。タッチセンサ180Kは、タッチセンサ180K上またはその近くで実行されるタッチ操作を検出するよう構成される。タッチセンサは、検出されたタッチ操作をアプリケーションプロセッサに転送し、タッチイベントのタイプを決定し得る。タッチ操作に関連する視覚的出力がディスプレイ194によって提供され得る。いくつかの他の実施形態において、タッチセンサ180Kは代替的に、ディスプレイ194の位置とは異なる位置における電子デバイス100の表面に配置され得る。
【0141】
骨伝導センサ180Mは振動信号を取得し得る。いくつかの実施形態において、骨伝導センサ180Mは、人の声帯部分の振動骨の振動信号を取得し得る。骨伝導センサ180Mはまた、人間の脈に接触し、血圧鼓動信号を受信し得る。いくつかの実施形態において、骨伝導センサ180Mは代替的に、ヘッドセットに配置されて骨伝導ヘッドセットを形成し得る。オーディオモジュール170は、声帯部分の振動骨の振動信号であって、骨伝導センサ180Mにより取得される振動信号に基づく解析を介して音声信号を取得し、音声機能を実装し得る。アプリケーションプロセッサは、骨伝導センサ180Mにより取得される血圧鼓動信号に基づいて心拍数情報を解析し、心拍数検出機能を実装し得る。
【0142】
キー190は、電源キー、音量キーなどを含む。キー190は、機械型キーであり得る、または、タッチキーであり得る。電子デバイス100はキー入力を受信し、電子デバイス100のユーザ設定および機能制御に関連したキー信号入力を生成してよい。
【0143】
モータ191は振動プロンプトを生成し得る。モータ191は、着信振動プロンプトおよびタッチ振動フィードバックを提供するように構成されてよい。例えば、異なるアプリケーション(例えば、写真撮影およびオーディオ再生)で実行されるタッチ操作は、異なる振動フィードバック効果に対応してよい。モータ191はまた、ディスプレイ194の異なる領域上で実行されるタッチ操作に対して、異なる振動フィードバック効果に対応し得る。異なる適用シナリオ(例えば、時間リマインド、情報受信、アラームクロック、ゲーム)も、異なる振動フィードバック効果に対応し得る。タッチ振動フィードバック効果が更にカスタマイズされ得る。
【0144】
インジケータ192はインジケータライトであり得、充電ステータスおよび電力変化を示すよう構成され得る、または、メッセージ、不在着信、通知などを示すよう構成され得る。
【0145】
SIMカードインタフェース195は、SIMカードに接続されるように構成される。SIMカードは、電子デバイス100との接触または電子デバイス100からの分離を実装すべく、SIMカードインタフェース195に挿入されてもよく、または、SIMカードインタフェース195から除去されてもよい。電子デバイス100は、1つまたはN個のSIMカードインタフェースをサポートでき、Nは1より大きい正の整数である。SIMカードインタフェース195は、ナノSIMカード、マイクロSIMカード、SIMカードなどをサポートし得る。複数のカードが同一のSIMカードインタフェース195に同時に挿入され得る。複数のカードは同じ種類、または異なる種類であり得る。SIMカードインタフェース195は、異なる種類のSIMカードと互換性があり得る。SIMカードインタフェース195はまた、外部メモリカードと互換性があり得る。電子デバイス100は、SIMカードを通じてネットワークとインタラクトして、通話およびデータ通信などの機能を実装する。いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、eSIM、すなわち、組み込みSIMカードを使用する。eSIMカードは、電子デバイス100に組み込まれ得、電子デバイス100から分離されることはできない。
【0146】
電子デバイス100のソフトウェアシステムは、階層型アーキテクチャ、イベント駆動型アーキテクチャ、マイクロカーネルアーキテクチャ、マイクロサービスアーキテクチャ、またはクラウドアーキテクチャを使用し得る。本願の実施形態では、階層型アーキテクチャを有するAndroid(登録商標)システムが、電子デバイス100のソフトウェア構造を説明するための例として使用される。
【0147】
図3は、本願のこの実施形態における電子デバイス100のソフトウェア構造のブロック図である。
【0148】
階層型アーキテクチャにおいて、ソフトウェアは複数の層に分割され、各層は明確な役割およびタスクを有する。層はソフトウェアインタフェースを通じて互いに通信する。いくつかの実施形態において、Android(登録商標)システムは、4つの層、すなわち、上から下に、アプリケーション層、アプリケーションフレームワーク層、Androidランタイム(Android runtime)およびシステムライブラリ、ならびに、カーネル層に分割される。
【0149】
アプリケーション層は一連のアプリケーションパッケージを含み得る。
【0150】
図3に示されるように、アプリケーションパッケージは、カメラ、ギャラリー、カレンダー、電話、地図、ナビゲーション、WLAN、ブルートゥース、音楽、映像、メッセージなどのアプリケーションを含み得る。本願のこの実施形態において、アプリケーションパッケージは、スマートホームデバイスを管理するために使用されるアプリケーションを含む。スマートホームデバイスを管理するために使用されるアプリケーションが、スマートホームデバイス(例えば、スマートルータの製造業者(例えば、Huawei))の製造業者によって開発および提供され得る。
【0151】
アプリケーションフレームワーク層は、アプリケーション層におけるアプリケーションのためのアプリケーションプログラミングインタフェース(application programming interface、API)およびプログラミングフレームワークを提供する。アプリケーションフレームワーク層は、いくつかの事前定義された機能を含む。
【0152】
図3に示すように、アプリケーションフレームワーク層は、ウィンドウマネージャ、コンテンツプロバイダ、ビューシステム、電話マネージャ、リソースマネージャ、および通知マネージャなどを含み得る。
【0153】
ウィンドウマネージャはウィンドウプログラムを管理するよう構成される。ウィンドウマネージャは、ディスプレイのサイズの取得、ステータスバーがあるかどうかの判定、画面ロックの実行、およびスクリーンショットの撮影などを行い得る。
【0154】
コンテンツプロバイダは、データを格納および取得し、データがアプリケーションによってアクセスされることを可能にするよう構成される。データは、映像、画像、音声、発信通話および着信通話、閲覧履歴およびブックマーク、並びに電話帳などを含んでよい。
【0155】
ビューシステムは、テキストを表示するためのコントロール、および、画像を表示するためのコントロールなどの視覚的コントロールを含む。ビューシステムはアプリケーションを構築するよう構成され得る。表示インタフェースは1または複数のビューを含み得る。例えば、メッセージの通知アイコンを含む表示インタフェースは、テキスト表示ビューおよびピクチャ表示ビューを含み得る。
【0156】
電話マネージャは、電子デバイス100の通信機能、例えば、通話状況(応答または拒否を含む)の管理を提供するように構成される。
【0157】
リソースマネージャは、ローカライズされた文字列、アイコン、ピクチャ、レイアウトファイル、および映像ファイルなど、アプリケーションのための様々なリソースを提供する。
【0158】
通知マネージャは、アプリケーションが通知情報をステータスバーに表示するのを可能にし、通知型メッセージを伝えるように構成されてよい。通知マネージャは、短い間を置いた後に、ユーザとのインタラクション無しで自動的に消えてよい。例えば、通知マネージャは、ダウンロードの完了およびメッセージプロンプトなどの通知を提供するように構成される。代替的に、通知マネージャは、グラフまたはスクロールバーテキストの形式でシステムの上部ステータスバー上に表示される通知、例えば、背景で実行されているアプリケーションの通知であってもよいし、ダイアログウィンドウの形態で画面上に表示される通知であってもよい。例えば、テキスト情報がステータスバーにおいてプロンプトされ、告知が行われ、電子デバイスが振動し、または、インジケータライトが点滅する。
【0159】
Androidランタイムは、カーネルライブラリおよび仮想マシンを含む。Androidランタイムは、Android(登録商標)システムのスケジューリングおよび管理を担う。
【0160】
カーネルライブラリは、2つの部分、すなわち、Java(登録商標)言語において呼び出される必要がある機能、および、Androidのカーネルライブラリを含む。
【0161】
アプリケーション層およびアプリケーションフレームワーク層は仮想マシン上で実行する。仮想マシンは、アプリケーション層およびアプリケーションフレームワーク層において二値ファイルとしてJava(登録商標)ファイルを実行する。仮想マシンは、オブジェクトのライフサイクル管理、スタック管理、スレッド管理、セキュリティおよび例外の管理、およびガベージコレクションなどの機能を実装するように構成されている。
【0162】
システムライブラリは、複数の機能モジュール、例えば、サーフェスマネージャ(surface manager)、メディアライブラリ(media library)、3次元グラフィックス処理ライブラリ(例えば、OpenGL ES)、および2Dグラフィックスエンジン(例えば、SGL)を含み得る。
【0163】
サーフェスマネージャは、ディスプレイサブシステムを管理し、複数のアプリケーションについて、2D層および3D層の融合を提供するよう構成される。
【0164】
メディアライブラリは、一般的に使用されている複数のオーディオ形式および映像形式、並びに静止画像ファイルなどでの再生および記録をサポートする。メディアライブラリは、複数のオーディオ符号化形式および映像符号化形式、例えば、MPEG-4、H.264、MP3、AAC、AMR、JPG、およびPNGなどをサポートし得る。
【0165】
3次元グラフィックス処理ライブラリは、3次元グラフィックス描画、画像レンダリング、合成、および層処理などを実装するように構成される。
【0166】
2Dグラフィックスエンジンは、2D描画のための描画エンジンである。
【0167】
カーネル層はハードウェアとソフトウェアとの間の層である。カーネル層は、少なくともディスプレイドライバ、カメラドライバ、オーディオドライバ、およびセンサドライバを含む。
【0168】
以下では、撮影シナリオを参照して、電子デバイス100のソフトウェアおよびハードウェアの稼働手順の例を説明する。
【0169】
タッチセンサ180Kがタッチ操作を受信するとき、対応するハードウェア割り込みがカーネル層へ送信される。カーネル層は、タッチ操作を処理して元の入力イベント(タッチ操作のタッチ座標およびタイムスタンプ等の情報を含む)にする。元の入力イベントはカーネル層に格納される。アプリケーションフレームワーク層は元の入力イベントをカーネル層から取得し、入力イベントに対応する制御を識別する。例えば、タッチ操作は、シングルタップタッチ操作であり、シングルタップ操作に対応する制御は、カメラアプリケーションアイコンの制御である。カメラアプリケーションは、アプリケーションフレームワーク層でインタフェースを呼び出してカメラアプリケーションを有効化し、次に、カーネル層を呼び出すことによってカメラドライバを有効化し、カメラ193を通じて静止画像または映像を撮像する。
【0170】
以下では、本願の実施形態において提供されるいくつかのヒト-コンピュータ間相互作用の実施形態を説明する。
【0171】
本願のこの実施形態において、ユーザは、ユーザのユーザアカウントおよびパスワードを使用して、電子デバイス100にインストールされた、スマートホームデバイスを管理するために使用されるアプリケーションまたはウェブページにログインし得る。例えば、図4aは、ユーザがユーザアカウントおよびパスワードを使用して、スマートホームデバイスを管理するために使用されるアプリケーションにログインした後の、電子デバイス100によって提供されるユーザインタフェース10を示す。
【0172】
図4aに示されるように、ユーザインタフェース10は、メニュー101およびコンテンツ表示領域102を含み得る。いくつかの実施形態において、ユーザインタフェース10は更に、ステータスバー103を含み得、ステータスバー103は、オペレータの名称(例えば、China Mobile)、Wi-Fi(登録商標)アイコン、信号強度、時間、バッテリアイコン、アラームクロックアイコン(図示せず)、ブルートゥースアイコン(図示せず)などのうち1または複数を含み得る。いくつかの実施形態において、ユーザインタフェース10は更に、折り畳み式ナビゲーションバー104を含み得、ナビゲーションバー104は戻りボタン、ホーム画面ボタンおよびマルチタスクボタンを含み得る。ユーザインタフェース10において、メニュー101は、複数のコントロール、例えば、図4aに示される「スマートホーム」101A、「モール」101B、「Coolplay」101C、「マイスペース」101Dを含み得る。
【0173】
複数のコントロールが、テキスト(例えば、ユーザインタフェース10における「スマートホーム」、「モール」、「Coolplay」、および「マイスペース」)の形式で、および/または、アイコン(例えば、ユーザインタフェース10のメニュー101におけるアイコン)の形式で表され得る。
【0174】
コンテンツ表示領域102に表示されるコンテンツは、メニュー101における現在選択中のコントロールに関連する。すなわち、メニュー101における異なるコントロールが、コンテンツ表示領域102に表示される異なるコンテンツに対応する。現在選択中のコントロールが「モール」101Bである場合、コンテンツ表示領域102は、スマートホームデバイスを購入するために使用されるコンテンツを表示する。現在選択中のコントロールが「Coolplay」101Cである場合、コンテンツ表示領域102は、別のユーザによって共有される、スマートホームデバイスについての関連情報を表示する。現在選択中のコントロールが「マイスペース」101Dである場合、コンテンツ表示領域102は、ユーザアカウントなどの情報を設定するために使用されるコンテンツを表示する。
【0175】
図4aに示されるように、現在のメニュー101における「スマートホーム」101Aが選択され、コンテンツ表示領域102は、ユーザとの従属関係を有するスマートホームデバイスを管理するために使用されるコンテンツを表示する。コンテンツ表示領域102は、ユーザ名インジケータ1021、シナリオリスト1022、スマートホームデバイスカテゴリリスト1023、スマートホームデバイスリスト1024、およびコントロール1025を含み得る。
【0176】
ユーザ名インジケータ1021は、電子デバイス100に現在ログインしている、スマートホームデバイスを管理するのに使用されるアプリケーションのユーザアカウントに対応するユーザ(すなわち、電子デバイス100の関連付けられたユーザ)を示すために使用される。例えば、図4aに示されるユーザ名インジケータ「Juneのホーム」ユーザの名称が「June」であることを示す。
【0177】
シナリオリスト1022は、1または複数のシナリオアイコンおよび名称を含む。例えば、4つのシナリオ、すなわち、「帰宅」、「外出」、「睡眠」、および「読書」が図4aに示される。ユーザは、各シナリオにおいてオンになるスマートホームデバイス、および、スマートホームデバイスの稼働パラメータを事前設定し得る。例えば、ユーザは、「外出」シナリオにおいてスマートスピーカの稼働状態を「オフ」に設定し、「帰宅」シナリオにおいてスマートスピーカの稼働状態を「オン」に設定し、スマートスピーカの音量を20に設定し得る。設定が完了した後に、ユーザはシナリオリスト1022におけるシナリオアイコンをタップして、シナリオアイコンに対応するシナリオにおける1または複数のスマートホームデバイスをオンにして、事前設定稼働パラメータに従って実行するようにスマートホームデバイスに指示し得る。異なるスマートホームデバイスは異なる稼働パラメータに対応する。例えば、スマートランプの稼働パラメータは、色および輝度を含み得、スマートスピーカの稼働パラメータは、音量を含み得、空気清浄器の稼働パラメータは、稼働モードおよび風速を含み得る。シナリオリスト1022は更にアイコン「その他」を含み得る。ユーザは、アイコン「その他」をタップし得る。電子デバイス100はタップ操作に応答して、シナリオを追加するために使用されるインタフェースを表示し、追加されたシナリオにおけるスマートホームデバイスを設定し、スマートホームデバイスの稼働パラメータを設定し得る。ユーザがインタフェースを使用することによって新しいシナリオを追加した後に、新しいシナリオのアイコンおよび名称がシナリオリスト1022に追加され得る。
【0178】
スマートホームデバイスカテゴリリスト1023は、1または複数のカテゴリオプションを含み得、カテゴリオプションは、ユーザとの従属関係を有するスマートホームデバイスカテゴリがスマートホームデバイスリスト1024に表示されることを可能にし得る。4aに示されるように、カテゴリリスト1023は、3つのカテゴリオプション、すなわち、「すべて」、「居間」、および、「主寝室」を含み得る。カテゴリリスト1023におけるカテゴリオプションはユーザによって設定され得る。カテゴリリスト1023に含まれる「すべて」、「居間」および「主寝室」は、限定を構成しない。第1ユーザは更に、別のカテゴリオプションを設定し得る。本願のこの実施形態は単に、説明のための例であり、限定を構成しない。
【0179】
スマートホームデバイスリスト1024に表示されるコンテンツは、カテゴリリスト1023において現在選択されているオプションに関連する。すなわち、カテゴリリスト1023における異なるオプションは、スマートホームデバイスリスト1024に表示される異なるコンテンツに対応する。オプション「すべて」が選択されているとき、スマートホームデバイスリスト5054は、ユーザとの従属関係を有するすべてのスマートホームデバイスの表示情報を表示する。オプション「居間」が選択されているとき、スマートホームデバイスリスト5054は、ユーザとの従属関係を有するすべてのスマートホームデバイスのうち、居間に位置するスマートホームデバイスの表示情報を表示する。オプション「主寝室」が選択されているとき、スマートホームデバイスリスト5054は、ユーザとの従属関係を有するすべてのスマートホームデバイスのうち、主寝室に位置するスマートホームデバイスの表示情報を表示する。
【0180】
図4aに示されるように、カテゴリリスト1023におけるオプション「すべて」が現在選択されちるとき、スマートホームデバイスリスト1024は、ユーザとの従属関係を有するすべてのスマートホームデバイスの表示情報を表示する。スマートホームデバイスの表示情報は、スマートホームデバイスのピクチャ、名称、および、稼働状態を含み得る。スマートホームデバイスの名称は、ユーザによって設定され得るか、または、スマートホームデバイスのデフォルト名であり得る。スマートホームデバイスの稼働状態は、「オン」または「オフ」になり得る。図4aに示されるように、スマートホームデバイスリスト1024は、スピーカの表示情報1024A、テレビの表示情報1024B、空気清浄器の表示情報1024C、体脂肪計の表示情報1024D、テーブルランプの表示情報1024Eなどを含み得る。
【0181】
スマートホームデバイスリスト1024における表示情報は、スマートホームデバイスの制御ページを表示するために使用され得る。制御ページは、スマートホームデバイスの稼働状態および稼働パラメータを設定するために使用され得るか、または、スマートホームデバイスの稼働状態および稼働パラメータをチェックするためなどに使用され得る。例えば、ユーザは、表示情報1024Aにおけるスピーカのピクチャをタップし得、タップ操作に応答して、電子デバイス100は、スピーカをオン/オフにするため、および、スピーカの稼働パラメータを設定するために使用できるユーザインタフェースを表示する。
【0182】
制御1025は、デバイスまたはシナリオを追加するために使用され得る。制御1025は、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得、電子デバイス100は、ユーザ操作に応答して、デバイスを追加するための小ウィンドウをユーザインタフェース10に表示し得る。デバイスを追加するための小ウィンドウについては、図4bにおける実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0183】
図4aに限定されることなく、ユーザがユーザアカウントおよびパスワードを使用して、スマートホームデバイスを管理するために使用されるアプリケーションにログインした後に、電子デバイス100によって提供されるユーザインタフェースのページレイアウトは代替的に別の形式で提示され得ることが理解され得る。これは本実施形態において限定されない。
【0184】
図4bは、デバイスを追加するための可能な小ウィンドウ1026を示す。
【0185】
図4bに示されるように、小ウィンドウ1026は、デバイスを追加するためのコントロール1026Aを含み得る。制御1026Aは、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を検出するために使用され得、電子デバイス100はユーザ操作に応答して、近くのスマートホームデバイスの関連情報を取得し得る。本願のこの実施形態において、スマートホームデバイスの関連情報は、スマートホームデバイスの識別子およびインデックス番号を含み得る。
【0186】
スマートホームデバイス200の識別子は、スマートホームデバイス200を示すために使用され、スマートホームデバイス200によって構築されるサービスセット識別子(service set identifier, SSID)、メディアアクセス制御(MAC)アドレス、または、スマートホームデバイス200を一意に示すことができる別の識別子であり得る。電子デバイス100がスマートホームデバイス200の識別子を取得するとき、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200が近くに存在することを発見したとみなされ得る。
【0187】
スマートホームデバイス200のインデックス番号はまた、製品識別子(product identifier, prodID)、シリアル番号、または別の名称として称され得、スマートホームデバイス200のカテゴリ、製造業者、または、更にはモデルを示すために使用され得る。スマートホームデバイス200のインデックス番号は、納品前にスマートホームデバイス200に予め記憶され得る。スマートホームデバイスのカテゴリは、スマートソケット、スマートロック、スマートランプ、スマートファン、スマート空調機、スマートカーテン、スマートウォータディスペンサ、スマート体脂肪計、スマート炊飯器などを含み得るが、これらに限定されることはない。スマートホームデバイスのモデルは、カテゴリにおける具体的なハードウェアパラメータのスマートホームデバイスを示すために使用され得る。例えば、スマートソケットは、3穴ソケットまたは2穴ソケットなどのモデルに分類され得、スマート炊飯器は、容量に従って1.5L,2L、および3Lなどのモデルに分類され得る。表1は、複数の可能なスマートホームデバイスのモデルおよび対応するインデックス番号の例を提供する。
表1
【表1】
【0188】
スマートホームデバイス200の識別子およびインデックス番号は限定を構成しない。いくつかの他の実施形態において、スマートホームデバイスの関連情報は更に、スマートホームデバイスのピクチャおよびデフォルト名などの情報を含み得る。これは本願において限定されるものではない。
【0189】
以下では、電子デバイス100が近くのスマートホームデバイス200の関連情報を取得する複数の方法を説明する。
【0190】
1.ユーザ操作がコントロール1026A上で受信されたことに応答して、電子デバイス100は、近くのスマートホームデバイス200によって送信されたメッセージを走査する。メッセージは、スマートホームデバイス200の関連情報を保有する。
【0191】
スマートホームデバイス200は、電源に接続された後、または、ユーザ操作(例えば、スマートスピーカの電源ボタンに対して実行されるユーザのタッチアンドホールド操作)を受信した後に、メッセージを送信し得る。スマートホームデバイス200は、メッセージを継続的に送信し得る。
【0192】
本願のこの実施形態において、スマートホームデバイス200によって送信されたメッセージは、スマートホームデバイス200の識別子およびインデックス番号を保有する。いくつかの実施形態において、スマートホームデバイス200は、事前設定された規則に従って、識別子およびインデックス番号を送信メッセージに追加し得る。例えば、スマートホームデバイス200のインデックス番号は識別子に配置され得る。具体的には、例えば、スマートホームデバイス200のSSIDはHi-OPPLE-Readlinglam-cNであり、スマートホームデバイス200のインデックス番号は0101であり得る。この場合、スマートホームデバイス200は、SSIDの中央にインデックス番号を挿入し得る(Hi-OPPLE-Readlinglam-0101cN)。それに対応して、スマートホームデバイス200によって送信されたメッセージを受信した後に、電子デバイス100は、同一の事前設定された規則に従ってメッセージを解析して、スマートホームデバイス200の識別子およびインデックス番号を取得し得る。
【0193】
いくつかの実施形態において、メッセージは、Wi-Fi(登録商標)技術を使用することによってスマートホームデバイス200によって送信されたビーコンフレーム(beacon frame)またはプローブ要求フレーム(probe requestとも称される)であり得る。例えば、スマートホームデバイス200は、一時的なWi-Fi(登録商標)ネットワークを確立し得る。すなわち、スマートホームデバイス200は、アクセスポイント(AP)モードであり、電子デバイス100は、ワークステーション(station, STA)モードであり、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の一時的なWi-Fi(登録商標)ネットワークにアクセスした後にローカルエリアネットワークを形成する。別の例として、電子デバイス100は、一時的なWi-Fi(登録商標)ネットワークを確立し得る。すなわち、電子デバイス100はアクセスポイント(AP)モードである。スマートホームデバイス200は、ワークステーション(STA)モードであり、スマートホームデバイス200は、電子デバイス100の一時的なWi-Fi(登録商標)ネットワークにアクセスした後にローカルエリアネットワークを形成する。スマートホームデバイス200は、一時的なWi-Fi(登録商標)ネットワークを通じてビーコンフレームまたはプローブ要求を送信し得る。ユーザインタフェース10におけるコントロール1026Aに対して実行されたユーザ操作を受信した後に、電子デバイス100は、ユーザ操作に応答して、Wi-Fi(登録商標)チャネルに対する走査操作を実行し得る。電子デバイス100が走査操作を実行する時間長は事前設定時間長であり得る、電子デバイス100は事前設定時間長後に走査を中止し得る。電子デバイス100とスマートホームデバイス200との間の距離がWi-Fi(登録商標)信号の有効距離内に含まれるとき、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200によって送信されたビーコンフレームまたはプローブ要求を、走査を通じて取得し得る。
【0194】
いくつかの他の実施形態において、メッセージは、Bluetooth(登録商標)技術を使用することによってスマートホームデバイス200によって送信されたブロードキャストパケットであり得る。ユーザインタフェース10におけるコントロール1026Aに対して実行されたユーザ操作を受信した後に、電子デバイス100は、ユーザ操作に応答して、ブルートゥースチャネルに対する走査操作を実行し得る。電子デバイス100が走査操作を実行する時間長は事前設定時間長であり得る、電子デバイス100は事前設定時間長後に走査を中止し得る。電子デバイス100とスマートホームデバイス200との間の距離がブルートゥース信号の有効距離内に含まれるとき、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200によって送信されたブロードキャストパケットを、走査を通じて取得し得る。
【0195】
Wi-Fi(登録商標)技術およびBluetooth(登録商標)技術に加えて、いくつかの他の実施形態において、メッセージは代替的に、別の近距離無線通信技術(例えばNFC)を使用することによってスマートホームデバイス200によって送信され得る。
【0196】
例えば、図4cを参照すると、上述の第1方法を使用することによって近くのスマートホームデバイス200の関連情報を取得するとき、電子デバイスはユーザインタフェース20を表示し得る。すなわち、制御1026A上で受信されたユーザ操作に応答して、電子デバイス100は、図4cに示されるユーザインタフェース20を表示し得る。ユーザインタフェース20は、上位メニューおよびプロンプト情報202に戻るためのコントロール201を含み得る。
【0197】
上位メニューに戻るためのコントロール201は、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得、電子デバイス100は、ユーザ操作に応答して、4aに示されるユーザインタフェース10を再び表示し得る。
【0198】
プロンプト情報202は、近くのスマートホームデバイスによって送信されたメッセージを電子デバイス100が現在走査していることをユーザにプロンプトするために使用される。例えば、プロンプト情報202は、テキスト情報「走査中...スマートホームデバイスが電源に接続され、近くにあることを確認してください」であり得る。テキスト情報に加えて、プロンプト情報202は更に、ピクチャなど別の形式であり得る。これは本願において限定されるものではない。いくつかの実施形態において、ユーザインタフェース20は、ステータスバーおよび/または折り畳み式ナビゲーションバーを更に含み得る。ここで、ステータスバーについては、図4aにおけるステータスバー103を参照されたい。ナビゲーションバーについては、図4aにおけるナビゲーションバー104を参照されたい。ここでは詳細について改めて説明しない。
【0199】
図4cに示されるインタラクション要素(プロンプト情報202)に加えて、例として、電子デバイス100は、近くのスマートホームデバイスによって送信されたメッセージを電子デバイスが現在走査していることをユーザに別の方式で更にプロンプトし得ることが理解され得る。例えば、電子デバイス100は更に音声を再生し得る。
【0200】
2.コントロール1026A上で受信されたユーザ操作に応答して、電子デバイス100は、近くのスマートホームデバイス200によって提供された二次元コードを走査する。二次元コードは、スマートホームデバイス200の識別子およびインデックス番号を示すために使用される。
【0201】
いくつかの実施形態において、スマートホームデバイス200にディスプレイが提供される場合、スマートホームデバイス200は、納品前に二次元コードを予め記憶し得、起動後にディスプレイ上に二次元コードを表示し得る。いくつかの他の実施形態において、スマートホームデバイス200が工場から納品されたとき、二次元コードは、スマートホームデバイス200の表面上に貼り付けられていることがあり得る。
【0202】
具体的な実装において、ユーザインタフェース10においてデバイスを追加するためのコントロール1026A上で実行されたユーザ操作を受信するとき、電子デバイス100はユーザ操作に応答してカメラをオンにし得る。電子デバイス100は、スマートホームデバイス200によって提供された二次元コードを、カメラを通じて走査し、二次元コードに基づいてスマートホームデバイス200の識別子およびインデックス番号を取得し得る。
【0203】
スマートホームデバイス200の識別子およびインデックス番号を取得する上述の2つの方式に加えて、本願のこの実施形態において、スマートホームデバイス200の識別子およびインデックス番号は更に別の方式で取得され得る。例えば、電子デバイス100は更に、ユーザによって入力されたスマートホームデバイス200の識別子およびインデックス番号を受信し得る。
【0204】
いくつかの実施形態において、図4bに示される小ウィンドウ1026はコントロール1026Bを更に含み得る。コントロール1026Bは、シーンを追加するためにユーザによって使用され得る。コントロール1026Bは、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得る。ユーザ操作に応答して、電子デバイス100は、シナリオを追加する、シナリオにおけるスマートホームデバイスを設定する、スマートホームデバイスの稼働状態/稼働パラメータを設定するために使用されるインタフェースを表示し得る。ユーザがインタフェースを使用することによって新しいシナリオを追加した後に、新しいシナリオのアイコンおよび名称はシナリオリスト1022に追加され得ると理解され得る。
【0205】
図4aおよび図4dは、電子デバイス100が近くのスマートホームデバイス200を発見するシナリオの例を示す。このように、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の識別子およびインデックス番号を含む、近くのスマートホームデバイス200の関連情報を取得し得る。
【0206】
本願のこの実施形態において、スマートホームデバイス200のインデックス番号を取得した後に、電子デバイス100は、インデックス番号に基づいてスマートホームデバイス200の制御ページを取得し得る。以下では、スマートホームデバイスの制御ページの機能および取得方式を詳細に説明する。
【0207】
スマートホームデバイス200の制御ページは、スマートホームデバイス200の稼働状態および稼働パラメータなどを設定するために使用され得る。スマートホームデバイスの稼働状態は、「オン」または「オフ」であり得る。異なるスマートホームデバイスは異なる稼働パラメータに対応する。例えば、スマートランプの稼働パラメータは、色および輝度を含み得、スマートスピーカの稼働パラメータは音量を含み得、空気清浄器の稼働パラメータは稼働モード(自動モードまたはスリープモードなど)および風速を含み得る。
【0208】
異なるカテゴリ、製造業者、またはモデルのスマートホームデバイスに対応する稼働パラメータは異なるので、異なるカテゴリ、製造業者、またはモデルのスマートホームデバイスに対応する制御ページも異なる。すなわち、スマートホームデバイス200の制御ページは、スマートホームデバイス200のカテゴリ、製造業者、または、更にはモデルに関連する。本願のこの実施形態において、インデックス番号は、スマートホームデバイス200のカテゴリ、製造業者、または、更にはモデルを示すために使用され得る。したがって、電子デバイス100は、インデックス番号を使用することによってスマートホームデバイス200の制御ページを取得し得る。
【0209】
本願のこの実施形態において、電子デバイス100は、以下の複数の方式でスマートホームデバイス200のインデックス番号に基づいてスマートホームデバイス200の制御ページを取得し得る。
【0210】
1.方式1:電子デバイス100は、第1要求をクラウドサーバ300へ送信する。第1要求はスマートホームデバイス200のインデックス番号を保有し、インデックス番号に対応するデバイス制御ページのリンクアドレスを電子デバイス100へ送信するようにクラウドサーバ300に要求するために使用される。クラウドサーバ300は、第1要求に応答して、リンクアドレスを電子デバイス100へ送信する。それに対応して、電子デバイス100は、インデックス番号に対応するデバイス制御ページを、クラウドサーバ300によって送信されたリンクアドレスから取得する。インデックス番号に対応するデバイス制御ページはスマートホームデバイス200の制御ページである。リンクアドレスは、別のサーバまたはデバイスを指し得る。すなわち、電子デバイス100は、別のサーバまたはデバイスからスマートホームデバイス200の制御ページを取得し得る。いくつかの実施形態において、情報セキュリティを保証するために、クラウドサーバ300は、リンクアドレスの有効期間を設定し得、電子デバイスは、有効期間内のリンクアドレスからデバイス制御ページを取得し得る。
【0211】
2.方式2:電子デバイス100は、第2要求をクラウドサーバ300へ送信する。第2要求は、スマートホームデバイス200のインデックス番号を保有し、インデックス番号に対応するデバイス制御ページをクラウドサーバ300から取得するように要求するために使用される。第2要求に応答して、クラウドサーバ300は、インデックス番号に対応するデバイス制御ページを電子デバイス100へ送信する。それに対応して、電子デバイス100はデバイス制御ページを受信する。デバイス制御ページはスマートホームデバイス200の制御ページである。方式2において、クラウドサーバ300は、スマートホームデバイスの複数の制御ページを格納し得ることが理解され得る。
【0212】
3.方式3:電子デバイス100は、スマートホームデバイス200のインデックス番号に対応するデバイス制御ページを、複数の予め記憶されたデバイス制御ページから見つける。インデックス番号に対応するデバイス制御ページは、スマートホームデバイス200の制御ページである。
【0213】
具体的には、走査を通じてスマートホームデバイス200を取得する前に、電子デバイス100は、複数のインデックス番号およびインデックス番号に対応するデバイス制御ページを予め記憶し得る。すなわち、電子デバイス100は、異なるカテゴリ、異なる製造業者、または異なるモデルのスマートホームデバイスの複数の制御ページを予め記憶する。いくつかの実施形態において、スマートホームデバイスを管理するために使用されるアプリケーションが電子デバイス100にインストールされるとき、電子デバイス100は、複数のデバイス制御ページをクラウドサーバ300から取得し、複数のデバイス制御ページをローカルに格納し得る。
【0214】
4.方式4:電子デバイス100は、第3要求をクラウドサーバ300へ送信する。第3要求は、スマートホームデバイス200のインデックス番号を保有し、構成ファイルを送信するようクラウドサーバ300に要求するために使用される。構成ファイルは、スマートホームデバイス200のデバイス制御ページを生成するために電子デバイス100によって使用される。第3要求に応答して、クラウドサーバ300は、インデックス番号に対応する構成ファイルを電子デバイス100へ送信する。それに対応して、電子デバイス100は、構成ファイルを受信し、構成ファイルに基づいてスマートホームデバイス200のデバイス制御ページを生成する。
【0215】
具体的には、構成ファイルは、例えばデバイス制御ページに含まれるコントロール(例えば、照明の輝度を調節するためのコントロール、光の色相を調節するためのコントロールを含む)を説明するために使用される、デバイス制御ページの生成ロジックまたは生成ルールを説明するために使用されるデータ、ならびに、レイアウトルールのデータを含む。電子デバイス100は、構成ファイルに基づいて対応するデバイス制御ページを生成し得る。
【0216】
方式1、方式2、または方式4を参照すると、電子デバイス100がクラウドサーバ300とインタラクトするプロセスにおいて、情報セキュリティを保証するために、電子デバイス100は更に、キーを使用することによって、第1要求、第2要求、または第3要求を暗号化し得る。それに対応して、第1要求、第2要求、または第3要求を受信した後に、クラウドサーバ300は、合意された暗号化ルールに従って、第1要求、第2要求、または第3要求を解読し得る。ここで、ユーザがユーザアカウントを使用して、スマートホームデバイスを管理するために使用される、電子デバイス100上にインストールされたアプリケーションにログインした後に、キーはクラウドサーバ300から電子デバイス100へ送達され得る。いくつかの実施形態において、クラウドサーバ300は、キーを定期的に更新し、更新されたキーを電子デバイス100へ送信し得る。
【0217】
本願のこの実施形態において、電子デバイス100がスマートホームデバイス200の識別子を取得するとき、電子デバイス100はスマートホームデバイスを発見したとみなされ得る。スマートホームデバイス200の識別子を取得した後に、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200が近くに存在することをユーザにプロンプトし得る。
【0218】
例えば、図4dを参照すると、電子デバイスは、スマートホームデバイス200の識別子を取得した後に、表示されたユーザインタフェース20を更新し得る。更新されたユーザインタフェース20は、スマートホームデバイスが近くに存在することをユーザにプロンプトするために使用され得る。図4dに示されるように、更新されたユーザインタフェース20は、プロンプト情報203、コントロール204、およびコントロール205を含み得る。
【0219】
プロンプト情報203は、スマートホームデバイス200が近くに存在することをユーザにプロンプトするために使用される。例えば、プロンプト情報203は、テキスト情報「構成されていないスマートランプが見つかりました。今から構成しますか?」であり得る。テキスト情報に加えて、プロンプト情報203は更に、ピクチャなど別の形式であり得る。これは本願において限定されるものではない。「構成されていない」とは、スマートホームデバイス200が任意のユーザとの従属関係を確立していないことを意味し得る。いくつかの実施形態において、電子デバイス100はまた、別のユーザとの従属関係を確立したスマートホームデバイスを発見し得る。すなわち、同一のスマートホームデバイスが複数のユーザとの従属関係を確立し得る。
【0220】
コントロール204は、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得、電子デバイス100は、ユーザ操作に応答して、図4aに示されるユーザインタフェース10を表示し得る。
【0221】
制御205は、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得、電子デバイス100は、ユーザ操作に応答して、ユーザと発見されたスマートホームデバイス200との間の従属関係を確立する手順を実行し得る。本願のこの実施形態において、電子デバイス100は、コントロール205上のユーザ操作を受信した後に、スマートホームデバイス200の制御ページをディスプレイ上に更に表示し得る。ユーザとスマートホームデバイス200との間の従属関係を確立する手順は、電子デバイス100、スマートホームデバイス200、およびクラウドサーバ300の間の情報交換の手順であることが理解され得る。すなわち、本願のこの実施形態において、スマートホームデバイス200との従属関係をユーザが正常に確立する前に、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の制御ページを表示し得る。スマートホームデバイスの制御ページは、スマートホームデバイス200のインデックス番号に基づいて電子デバイス100によって取得される。取得方式については、前述の関連する説明を参照されたい。
【0222】
制御205上でユーザ操作を受信した後に、電子デバイス100は、以下の複数の方式でスマートホームデバイス200の制御ページをディスプレイ上で表示し得る。
【0223】
1.ユーザ操作がコントロール205上で受信されたことに応答して、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の制御ページをディスプレイ上に直接表示する。
【0224】
2.ユーザ操作がコントロール205上で受信されたことに応答して、電子デバイス100はまず、スマートホームデバイス200の適用シナリオを設定するために使用されるインタフェースを表示する。ユーザがインタフェースを使用することによってスマートホームデバイス200の適用シナリオを設定した後に、スマートホームデバイス200の制御ページはディスプレイ上に表示される。スマートホームデバイス200の適用シナリオは、スマートホームデバイス200の配置場所を反映し得、例えば、居間、主寝室、副寝室、キッチン、書斎、仕事部屋を含み得る。
【0225】
3.ユーザ操作がコントロール205上で受信されたことに応答して、電子デバイス100はまず、更新されたユーザインタフェース10を表示する。例えば、図5は、更新されたユーザインタフェース10を示す。図4aに示されるユーザインタフェース10と対照的に、図5に示されるユーザインタフェース10では、電子デバイス100によって発見されたスマートホームデバイス200(例えばスマートランプ)の表示情報1024Fがスマートホームデバイスリスト1024に追加される。スマートホームデバイス200の表示情報1024Fは、入力されたユーザ操作、例えばタップ操作を受信するために使用され得る。ユーザ操作に応答して、電子デバイス100はスマートホームデバイス200の制御ページを表示する。
【0226】
いくつかの実施形態において、図5に示されるスマートホームデバイス200の表示情報1024Fは代替的に、特殊形式で表示され、表示情報1024Fに対応するスマートホームデバイス200が現在はユーザとの間に従属関係を確立していないことをユーザにプロンプトし得る。ユーザは、制御ページ40を使用することによってスマートホームデバイス200を実際に制御できない。特殊形式は、以下を含み得るが、これらに限定されることはない。1.表示情報1024Fの透明性に対してマスク処理が実行される。すなわち、ユーザに見られる表示情報1024Fがぼかされる。2.表示情報1024Fの背景色が特定の色、例えば黒または赤である。例えば、図5に示されるように、表示情報1024Fの背景色は、ライトブラックであり得る。
【0227】
4.ユーザ操作がコントロール205上で受信されたことに応答して、電子デバイス100はまず、スマートホームデバイス200の適用シナリオを設定するために使用されるインタフェースを表示する。ユーザがインタフェースを使用することによってスマートホームデバイス200の適用シナリオを設定した後に、図5に示されるユーザインタフェース10がディスプレイ上に表示される。図5に示されるユーザインタフェース10上の表示情報1024Fは、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得る。ユーザ操作に応答して、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の制御ページを表示する。
【0228】
ユーザが発見されたスマートホームデバイス200との間の従属関係を確立するとき、スマートホームデバイス200がネットワークを構成する必要がある、すなわち、電子デバイス100が利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信する必要がある場合、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の制御ページを表示する前に、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信するために使用されるインタフェースを更に表示し得ることが理解され得る。例として図4eに示されるユーザインタフェース30は、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信するために使用されるインタフェースの実装である。ユーザインタフェース30は、後続の実施形態において詳細に説明され、詳細は本明細書において説明されない。すなわち、電子デバイス100は、コントロール205上でユーザ操作を受信した後に、以下の複数の方式で、スマートホームデバイス200の制御ページをディスプレイ上に更に表示し得る。
【0229】
5.ユーザ操作がコントロール205上で受信されたことに応答して、電子デバイス100はまず、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信するために使用されるインタフェースを表示する。電子デバイス100は、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信するために使用されるユーザ操作を受信した後に、スマートホームデバイス200の制御ページをディスプレイに表示する。
【0230】
6.ユーザ操作がコントロール205上で受信されたことに応答して、電子デバイス100はまず、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信するために使用されるインタフェースを表示する。電子デバイス100は、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信するために使用されるユーザ操作を受信した後に、スマートホームデバイス200の適用シナリオを設定するために使用されるインタフェースをディスプレイに表示する。ユーザがインタフェースを使用することによってスマートホームデバイス200の適用シナリオを設定した後に、スマートホームデバイス200の制御ページはディスプレイ上に表示される。
【0231】
7.ユーザ操作がコントロール205上で受信されたことに応答して、電子デバイス100はまず、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信するために使用されるインタフェースを表示する。電子デバイス100は、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信するために使用されるユーザ操作を受信した後に、図5に示されるユーザインタフェース10をディスプレイに表示する。スマートホームデバイス200の表示情報1024Fは、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得る。ユーザ操作に応答して、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の制御ページを表示する。
【0232】
8.ユーザ操作がコントロール205上で受信されたことに応答して、電子デバイス100はまず、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信するために使用されるインタフェースを表示する。電子デバイス100は、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信するために使用されるユーザ操作を受信した後に、スマートホームデバイス200の適用シナリオを設定するために使用されるインタフェースをディスプレイに表示する。ユーザがインタフェースを使用することによってスマートホームデバイス200の適用シナリオを設定した後に、図5に示されるユーザインタフェース10がディスプレイ上に表示される。図5に示されるユーザインタフェース10上の表示情報1024Fは、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得る。ユーザ操作に応答して、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の制御ページを表示する。
【0233】
本明細書において、上述の複数の方式において言及されたスマートホームデバイス200の適用シナリオを設定するために使用されるインタフェースについては、図10における以下の実施形態に示されるユーザインタフェース50を参照されたい。ユーザインタフェース50は、後続の実施形態において詳細に説明され、詳細はここでは説明しない。
【0234】
以下では、電子デバイス100によって表示されるスマートホームデバイス200の制御ページを詳細に説明する。
【0235】
例えば、図6aから図6gは、ユーザがスマートホームデバイス200(例えば、図1に示されるスマートホームデバイス管理システムにおけるスマートランプ201)との従属関係を正常に確立する前に電子デバイス100によって表示されるスマートホームデバイス200の制御ページの実装を示す。
【0236】
電子デバイス100が図6aから図6gに示される制御ページ40を表示するとき、ユーザは、スマートホームデバイスとの従属関係を確立していない。したがって、制御ページ40は、スマートホームデバイスの実際の稼働状態および実際の稼働パラメータを表示するために使用できず、ユーザは、制御ページ40を使用することによってスマートホームデバイスの稼働状態および稼働パラメータをリアルタイムに設定できない。ここで、リアルタイム設定とは、ユーザがユーザ操作を制御ページ40に入力した後に、スマートホームデバイスが、ユーザ操作に応答して、稼働状態および/または稼働パラメータを短時間で変更し得ることを意味する。
【0237】
いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、制御ページ40を特殊形式で表示して、スマートホームデバイスが現在、ユーザとの従属関係を確立していないことをユーザにプロンプトし得る。特殊形式は、以下を含み得るが、これらに限定されることはない。1.マスク処理が制御ページ40の透明性に対して実行され、すなわち、ユーザに見られる制御ページ40がぼかされる。2.制御ページ40の背景色は、特定の色、例えば黒または赤である。例えば、図6aから図6gに示されるように、制御ページ40の背景色はライトブラックであり得る。
【0238】
図6aから図6gに示されるように、スマートランプの制御ページ40は、上位メニューに戻るためのコントロール401、デバイス情報表示領域402、稼働状態表示および設定領域403、ならびに稼働パラメータ表示および設定領域404を含み得る。いくつかの実施形態において、スマートランプの制御ページ40は更に、ステータスバーおよび折り畳み式ナビゲーションバーを含み得る。ステータスバーについては、図4aにおけるナビゲーションバー103を参照されたい。ナビゲーションバーについては、図4aにおけるナビゲーションバー104を参照されたい。
【0239】
上位メニューに戻るためのコントロール401は、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得、電子デバイス100は、ユーザ操作に応答して、図5に示されるユーザインタフェース10を再び表示し得る。図5に示されるユーザインタフェース10については、前述の関連する説明を参照されたい。
【0240】
デバイス情報表示領域402は、スマートランプの画像および名称を表示するために使用される。
【0241】
いくつかの実施形態において、デバイス情報表示領域402におけるスマートランプの画像は、スマートランプのピクチャであり、デバイス情報表示領域402におけるスマートランプの名称は、スマートランプのデフォルト名である。例えば、図6aに示されるデバイス情報表示領域402は、スマートランプのピクチャ、および、スマートランプのデフォルト名「スマートランプ」を含む。任意の実装において、スマートランプのピクチャおよびデフォルト名は、電子デバイス100がスマートランプを発見するときに取得されるスマートランプの関連情報において保有され得る。電子デバイス100がスマートランプの関連情報を取得する方式については、前述の関連する説明を参照されたい。別の任意の実装において、スマートランプのピクチャおよびデフォルト名は代替的または直接的に、電子デバイス100によって取得される制御ページにおいて保有され得る。
【0242】
いくつかの実施形態において、デバイス情報表示領域402におけるスマートランプの画像は、カメラを通じて電子デバイス100によって取得され得る。具体的には、電子デバイス100は、カメラを起動し、カメラによって取得されるスマートランプの実際の画像をデバイス情報表示領域402にリアルタイムで表示し得る。例えば、図6bに示されるデバイス情報表示領域402におけるスマートランプの画像は、電子デバイス100のカメラによってリアルタイムで取得されるスマートランプの実際の画像である。
【0243】
いくつかの実施形態において、ユーザがスマートランプの適用シナリオを設定する場合、表示領域402におけるスマートランプの名称は、スマートランプの適用シナリオについてユーザにプロンプトするために使用され得る。例えば、図6bに示されるデバイス情報表示領域402におけるスマートランプの名称は、「ダイニングルームのランプ」であり得る。
【0244】
稼働状態表示および設定領域403は、デフォルトの稼働状態を表示するために使用され得る。デフォルトの稼働状態は、スマートホームデバイス200の実際の稼働状態ではなく、「オフ」などの事前設定された仮想稼働状態であることに留意されたい。
【0245】
稼働パラメータ表示および設定領域404は、デフォルトの稼働パラメータを表示するために使用され得る。デフォルトの稼働パラメータは、スマートホームデバイス200の実際の稼働パラメータではなく、事前設定された仮想稼働パラメータであることに留意されたい。例えば、スマートランプの光は黄色であり、スマートランプの色温度はコールドホワイトであり、スマートランプの輝度は55%である。
【0246】
本願のこの実施形態において、ユーザがスマートホームデバイス200(例えば、図1に示されるスマートホームデバイス管理システムにおけるスマートランプ201)との従属関係を正常に確立する前に、電子デバイス100によって表示されるスマートホームデバイス200の制御ページ40は、スマートホームデバイス200の稼働状態および/または稼働パラメータを設定し、ユーザによって設定された稼働状態および/または稼働パラメータに基づいて制御ページ40上で対応するフィードバックを提供するためにユーザによって使用され得、その結果、ユーザは、制御ページ40を使用することによって事前にスマートホームデバイス200の制御方法に慣れ、スマートホームデバイス200の様々な機能を知ることができる。以下では、例を使用することによって、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立する前の、ユーザと制御ページ40との間のインタラクションのプロセスを説明する。
【0247】
スマートホームデバイス200の制御ページ40は、スマートホームデバイス200の稼働状態を設定するためにユーザによって使用され得る。具体的には、稼働状態表示および設定領域403は更に、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得る。ユーザ操作に応答して、電子デバイス100は、スマートランプの稼働状態を示すために使用される情報を領域403において表示することを切り替え得る。例えば、図6cおよび図6dを参照すると、ユーザ操作が領域403において受信されたことに応答して、電子デバイス100は、領域403において稼働状態を示すために使用されるテキストを「オフ」から「オン」に切り替え得る。
【0248】
スマートホームデバイス200の制御ページ40は、スマートホームデバイス200の稼働パラメータを設定するためにユーザによって使用され得る。具体的には、稼働パラメータ表示および設定領域404は更に、入力されたユーザ操作(例えば、タップ操作またはスライド操作)を受信するために使用され得る。ユーザ操作に応答して、電子デバイス100は、スマートランプの稼働パラメータを示すために使用される情報を領域404に表示することを切り替え得る。スマートランプの稼働パラメータは、制御ページ40上に示される光の色、光の色温度、光の輝度、タイミングスイッチの時間、カウントダウンスイッチの時間などを例として含み得る。例えば、図6dおよび図6eを参照すると、ユーザは、望ましい輝度を選択するために、スライド操作を領域404における照明の輝度のインジケータバーに入力し得る。ユーザ操作が領域404において受信されたことに応答して、電子デバイス100は、領域404におけるスライド操作の後に、照明の輝度のインジケーションバーを表示し得、また、照明の輝度を示すためのテキストを変更(例えば、テキスト「輝度:55%」を「輝度:83%」に変更)し得る。例えば、図6eおよび図6fを参照すると、ユーザは、領域404における明るい色を示すコントロールにユーザ操作(例えばタップ操作)を入力し得る。ユーザ操作に応答して、電子デバイスは色調節ウィンドウを表示し得る。ユーザが色調節ウィンドウにおける望ましい色を選択した後に、電子デバイス100は、領域404における明るい色を示すために使用されるテキストを変更し得、例えばテキスト「色:黄」から「色:青」に変更し得る。
【0249】
いくつかの実施形態において、デバイス情報表示領域402は更に、領域403によって示される稼働状態、および、領域404によって示される稼働パラメータに従ってスマートホームデバイスが実行するとき、スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を表示するために使用され得る。シミュレートされた動作状態は、領域403によって示される稼働状態、および、領域404によって示される稼働パラメータに対応し、すなわち、領域403および領域404における選択操作に対応する。
【0250】
具体的には、いくつかの実施形態において、デバイス情報表示領域402は、スマートホームデバイスの画像上にシミュレートされた効果を重畳するために使用され得、シミュレートされた効果は、スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を反映し得る。シミュレートされた効果は、スマートランプの画像上の明るい効果を除去/強化することなどを含み得るが、これらに限定されることはない。例えば、図6cを参照すると、電子デバイスは、スマートランプの稼働状態が「オフ」のときのシミュレートされた効果をデバイス情報表示領域402に提示し得る。スマートランプの稼働状態が「オフ」のときの効果は、スマートランプの画像上の明るい効果を除去するなどのシミュレートされた効果を含み得る。例えば、図6dを参照すると、電子デバイスは、スマートランプの稼働状態が「オン」のときのシミュレートされた効果をデバイス情報表示領域402に提示し得る。スマートランプの稼働状態が「オン」のときの効果は、スマートランプの画像上の明るい効果を重畳するなどのシミュレートされた効果を含み得る。例えば、図6eを参照すると、電子デバイスは、スマートランプの輝度が増加した後に取得されたシミュレートされた効果をデバイス情報表示領域402に提示し得る。例えば、図6gを参照すると、デバイス情報表示領域402におけるスマートランプの画像が、電子デバイスのカメラによって実際に取得されるスマートランプの実際の画像であるとき、電子デバイスは、領域403によって示される稼働状態および領域404によって示される稼働パラメータに従ってスマートランプが実行するときのシミュレートされた効果を実際の画像上に重畳し得る。例えば、図6gにおいて、青色光のシミュレートされた効果、コールドホワイト光のシミュレートされた効果、および、83%の輝度のシミュレートされた効果が実際の画像上に重畳される。シミュレートされた効果を図6gに示される実際の画像上に重畳する方式は、拡張現実(augmented reality, AR)と類似の効果を提示し得ることが理解され得る。
【0251】
電子デバイス100が図6aから図6gに示される制御ページ40を表示するとき、ユーザは、スマートランプとの従属関係を確立していないことが理解され得る。スマートホームデバイスが領域403によって示される稼働状態および領域404によって示される稼働パラメータに従って実行するときの、デバイス情報表示領域402に表示されるスマートホームデバイスの効果は、シミュレートされた効果であり、実際のスマートランプは、シミュレートされた効果と同一の効果を提示しない。すなわち、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を確立していない場合において、入力されたユーザ操作を稼働状態表示および領域403または稼働パラメータ表示および領域404において検出するとき、電子デバイスは、稼働状態または稼働パラメータを設定するために使用される制御命令をスマートホームデバイス200へ送信しない。すなわち、電子デバイス100はスマートホームデバイスを制御できない。
【0252】
図6aから図6gに示されるスマートランプの制御ページ上の領域の配置は単に例であることが理解され得る。具体的な実装において、制御ページ上の領域の配置は異なり得る。例えば、デバイス情報表示領域402は、より大きい表示領域を占め得、領域403および領域404は、デバイス情報表示領域402より上の浮いたボックスに表示され得る。
【0253】
図6aから図6gは、スマートランプの制御ページを示し、別の種類、製造業者、またはモデルのスマートホームデバイスの制御ページに含まれる要素は、図6aから図6gとは異なり得る。例えば、空気清浄器の制御ページは、デバイス情報表示領域、スイッチコントロール、および、稼働パラメータ設定領域を含み得る。空気清浄器の稼働パラメータは、フィルタ要素の残量(例えば91%)、浄化空気の量(例えば1345m)、フィルタリングされた粒子物質の量(例えば89mg)、稼働モード(例えば、自動モードまたはスリープモード)、風速、タイミングスイッチの時間などを含み得る。
【0254】
図6aから図6gに示される制御ページ40の上述の説明から、本願のこの実施形態において、電子デバイス100が近くのスマートホームデバイス200を発見した後、かつ、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を確立する前に、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の制御ページを表示し得ることが分かり得る。ユーザは、制御ページを使用することによって、スマートホームデバイス200の機能および制御方法を事前に慣れ得、ユーザによって設定された稼働状態および/または稼働パラメータに従ってスマートホームデバイス200が実行するときに提示されるシミュレートされた効果を直観的に検知し得る。
【0255】
本願のこの実施形態において、図6aから図6gに示される制御ページ40を表示するとき、電子デバイス100は、ユーザとスマートホームデバイス200との間の従属関係を確立する手順を実行し得る。このプロセスはある程度時間がかかる(例えば10秒より多く)。手順については、後続の実施形態における関連する説明を参照されたい。詳細はここでは説明されない。
【0256】
本願のいくつかの実施形態において、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した後に、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200との従属関係が現在確立されていることをユーザにプロンプトし得る。電子デバイス100は、以下の複数の方法を使用することによってユーザにプロンプトし得る。1.ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を確立していない場合、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の制御ページを特殊形式で表示して、スマートランプがユーザとの従属関係が確立していないことをユーザにプロンプトする。この場合、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した後に、電子デバイス100は、特殊形式におけるスマートホームデバイス200の制御ページを表示することを中止し得る。例えば、図7aおよび図7bを参照すると、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した後に、電子デバイス100によって表示されるスマートランプの制御ページ40の背景色がライトブラックから白に変更される。2.電子デバイス100は更に、ステータスバー上にプロンプト情報を表示し、プロンプト音を出し、振動させ、またはインジケータを点滅させることによってユーザをプロンプトし得る。
【0257】
例えば、図7aおよび図7bは、ユーザがスマートホームデバイス200(例えば、図1に示されるスマートホームデバイス管理システムにおけるスマートランプ201)との従属関係を正常に確立した後に電子デバイス100によって表示されるスマートホームデバイス200の制御ページの実装を示す。
【0258】
図7aおよび図7bに示されるように、制御ページ40は、上位メニューに戻るためのコントロール401、デバイス情報表示領域402、稼働状態表示および設定領域403、ならびに、稼働パラメータ表示および設定領域404を含み得る。いくつかの実施形態において、スマートランプの制御ページ40は更に、ステータスバーおよび折り畳み式ナビゲーションバーを含み得る。ステータスバーについては、図4aにおけるナビゲーションバー103を参照されたい。ナビゲーションバーについては、図4aにおけるナビゲーションバー104を参照されたい。
【0259】
図7aおよび図7bに示される制御ページ40と、図6aおよび図6bに示される制御ページ40との間の差として、稼働状態表示および設定領域403は、スマートホームデバイス200の実際の稼働状態を表示するために使用され、稼働パラメータ表示および設定領域404は、スマートホームデバイス200の実際の稼働パラメータを表示するために使用されることである。図7aおよび図7bに示される制御ページ40上の別のコントロールまたは別の領域の具体的な実装または機能については、図6aおよび図6bにおける関連する説明を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0260】
本願のこの実施形態において、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した後に、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の制御ページ40上でユーザによって設定された稼働状態および稼働パラメータに基づいてスマートホームデバイス200を制御し得る。
【0261】
いくつかの実施形態において、スマートホームデバイス200との従属関係を確立する前に、ユーザは、スマートホームデバイス200の制御ページ40上で稼働状態および稼働パラメータを設定し得、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を確立した後に、電子デバイス100は、設定された稼働状態および稼働パラメータに基づいてスマートホームデバイス200を制御し得る。例えば、図6fを参照すると、スマートランプとの従属関係を確立する前に、ユーザは制御ページ40上でスマートランプの稼働状態(例えば状態が「オン」)および稼働パラメータ(例えば明るい色が青、色温度がコールドホワイト、輝度が83%)を設定する。図7aを参照すると、ユーザがスマートランプとの従属関係を確立した後に、電子デバイス100は、設定された稼働状態および稼働パラメータに従って実行することをスマートランプに示す、すなわち、スマートランプは青色光を発し、色温度はコールドホワイトであり、輝度は83%である。
【0262】
いくつかの他の実施形態において、ユーザは代替的に、スマートホームデバイス200との従属関係を確立した後に、スマートホームデバイス200の制御ページ40上で稼働状態および稼働パラメータを設定し得、電子デバイス100は、設定された稼働状態および稼働パラメータに基づいてスマートホームデバイス200を制御する。例えば、図7aおよび図7bを参照すると、スマートランプとの従属関係を確立した後に、ユーザは、スマートランプの稼働状態を「オフ」に変更するために、領域403にユーザ操作(例えば、タップ操作)を入力し得る。電子デバイス100は、ユーザによって設定された稼働状態に基づいて、オフにするスマートランプを示す。
【0263】
具体的には、図8は、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した後に、スマートホームデバイス200の制御ページ40上でユーザによって設定された稼働状態および稼働パラメータに基づいて電子デバイス100がスマートホームデバイス200を制御する方法のフローチャートの例を示す。方法は以下の段階を備え得る。
【0264】
段階1:電子デバイス100は、制御命令をクラウドサーバへ送信する。制御命令は、スマートホームデバイス200の第1識別子、ならびに、スマートホームデバイス200の制御ページ上でユーザによって設定された稼働状態および稼働パラメータを示すために使用される情報を保有する。
【0265】
ここで、スマートホームデバイス200の第1識別子は、スマートホームデバイス200の関連情報によって保有される識別子とは異なる。スマートホームデバイス200の第1識別子は、クラウドサーバ300によってスマートホームデバイス200に割り当てされ得る。詳細については、本願のこの実施形態における、電子デバイス100の関連付けられたユーザと発見されたスマートホームデバイス200との間で従属関係を確立するための後の手順における関連する説明を参照されたい。ここでは詳細を説明しない。
【0266】
段階2:電子デバイス100によって送信された制御命令を受信し、電子デバイス100の関連付けられたユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を有すると決定した後に、クラウドサーバ300は、スマートホームデバイス200の第1識別子に基づいて制御命令をスマートホームデバイスへ送信する。制御命令は、スマートホームデバイス200の制御ページ上でユーザによって設定された稼働状態および稼働パラメータを示すために使用される情報を保有し、制御命令は、スマートホームデバイス200の制御ページ上でユーザによって設定された稼働状態および稼働パラメータに従って実行するようにスマートホームデバイス200に命令するために使用される。
【0267】
具体的には、クラウドサーバ300は、1または複数のユーザのユーザアカウントを管理し、各ユーザアカウントとスマートホームデバイスの第1識別子との間の結合関係を格納する。クラウドサーバ300は、電子デバイス100によって送信された制御命令を受信した後に、電子デバイス100に関連付けられたユーザアカウントを検索し、電子デバイス100に関連付けられたユーザアカウントとスマートホームデバイス200の第1識別子との間に結合関係があるかどうかを決定し得る。ある場合、電子デバイス100の関連付けられたユーザはスマートホームデバイス200との従属関係を有すると決定され得る。
【0268】
段階3:スマートホームデバイス200は、クラウドサーバ300によって送信された制御命令を受信し、制御ページ上でユーザによって設定された、制御命令および稼働状態、ならびに稼働パラメータに従って実行する。
【0269】
例えば、図7aを参照すると、スマートランプの制御ページ40上で、ユーザはスマートランプの稼働状態をオンに設定し、稼働パラメータにおいて、色を黄に、色温度をコールドホワイトに、輝度を83%に設定する。電子デバイス100は、クラウドサーバ300を通じてスマートホームデバイス200へ制御命令を送信し得、スマートランプをオンにして、稼働中に黄色の光、コールドホワイトの色温度、および、83%の輝度を提示するように命令し得る。
【0270】
例えば、図7bを参照すると、ユーザは、スマートランプの制御ページ40上でスマートランプの稼働状態をオフに設定し、電子デバイス100は、クラウドサーバ300を通じてスマートホームデバイス200へ制御命令を送信し得、オフになるようにスマートランプに命令する。
【0271】
本願のこの実施形態において、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した後に、電子デバイス100によって表示されるスマートホームデバイス200の制御ページは、スマートホームデバイスの実際の稼働状態および実際の稼働パラメータを表示するために使用され得る。
【0272】
具体的には、ユーザは、スマートホームデバイス200に直接接触して、スマートホームデバイス200の稼働状態および稼働パラメータを変更し得る。例えば、ユーザは、スマートランプの物理的電源キーをタッチしてスマートランプをオフにするか、または、スマートランプの物理的キーをタッチして、スマートランプによって発せられる光の色を変更し得る。スマートホームデバイス200の稼働状態および/または稼働パラメータが変化するとき、スマートホームデバイス200は、変更された稼働状態および/または稼働パラメータのインジケーション情報を電子デバイス100へ送信し得、その結果、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の実際の稼働状態および実際の稼働パラメータをスマートホームデバイス200の制御ページ上に表示できる。
【0273】
具体的には、図9は、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した後に、電子デバイス100がスマートホームデバイス200の実際の稼働状態および実際の稼働パラメータを表示する方法のフローチャートの例を示す。方法は以下の段階を備え得る。
【0274】
段階1:スマートホームデバイス200はメッセージをクラウドサーバ300へ送信する。メッセージは、スマートホームデバイス200の第1識別子、ならびに、スマートホームデバイス200の稼働状態および稼働パラメータを示すために使用される情報を含む。
【0275】
段階2:クラウドサーバ300は、スマートホームデバイス200によって送信されたメッセージを受信し、メッセージにおいてスマートホームデバイス200の第1識別子に結合されたユーザアカウントを決定し、スマートホームデバイス200の稼働状態および稼働パラメータを示すために使用される情報を、ユーザアカウントを使用してログインされる電子デバイス100へ送信する。
【0276】
段階3:電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の稼働状態および稼働パラメータを示すために使用される情報を受信し、情報に基づいて、スマートホームデバイス200の制御ページ上にスマートホームデバイス200の稼働状態および稼働パラメータを表示する。
【0277】
いくつかの実施形態において、ユーザがスマートホームデバイス200(例えば、図1に示されるスマートホームデバイス管理システムにおけるスマートランプ201)との従属関係を正常に確立する前、かつ、スマートホームデバイス200の制御ページを表示した後に、電子デバイスはまず、スマートホームデバイス200の適用シナリオを設定するために使用されるインタフェースを表示し得る。
【0278】
図10に示されるユーザインタフェース50は、スマートホームデバイス200の適用シナリオを設定するために使用されるインタフェースの実装である。図10に示されるように、ユーザインタフェース50は、上位メニューに戻るためのコントロール501、プロンプト情報502、および、1または複数の適用シナリオオプション603A~603Dを含む。いくつかの実施形態において、ユーザインタフェース50は更に、ステータスバーおよび折り畳み式ナビゲーションバーを含み得る。ステータスバーについては、図4aにおけるナビゲーションバー103を参照されたい。ナビゲーションバーについては、図4aにおけるナビゲーションバー104を参照されたい。
【0279】
上位メニューに戻るためのコントロール501は、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得る。ユーザ操作に応答して、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立しなかった場合、電子デバイスは、図5に示されるユーザインタフェース10を表示し得る。
【0280】
プロンプト情報502は、スマートホームデバイスの適用シナリオを設定するようにユーザにプロンプトするために使用される。プロンプト情報502は、テキストおよび/またはアイコンの形式で表され得る。
【0281】
1または複数の適用シナリオオプション603A~603Dは、ユーザによるスマートホームデバイスの適用シナリオを設定する操作(例えばタッチ操作)を監視するために使用され得る。操作に応答して、電子デバイスは、操作が実行される適用シナリオオプションに対応する適用シナリオをスマートホームデバイスの適用シナリオとして設定し得る。適用シナリオオプションは、テキストおよび/またはアイコンの形式で表され得る。図10に示される「寝室」、「居間」、「ダイニングルーム」および「キッチン」に加えて、具体的な実装において、より多くの、または少ない適用シナリオオプションが更に含まれ得る。これは、本願の本実施形態において限定されるものではない。
【0282】
スマートホームデバイスの適用シナリオをユーザが設定した後に、すなわち、適用シナリオオプションに対して実行された操作に応答して、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した場合、電子デバイスは、図7aまたは図7bに示される制御ページ40を表示し得るか、または、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立しなかった場合、電子デバイスは、図6aから図6gに示される制御ページ40を表示し、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した後に図7aまたは図7bに示される制御ページ40を表示し得る。
【0283】
本願のこの実施形態において、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立する前に電子デバイスによって表示されるスマートホームデバイス200の制御ページは、第1ユーザインタフェースと称され得る。第1ユーザインタフェースにおいてスマートホームデバイスの稼働状態および/または稼働パラメータを調節するために使用されるコントロールは第1コントロールと称され、第1ユーザインタフェースにおいてスマートホームデバイスのシミュレートされた操作効果を表示するために使用される領域は、ステータス表示領域と称される。第1ユーザインタフェースの例示的な実装は、図6aから図6gに示される制御ページ40を含み得、第1コントロールの例示的な実装は、図6a~図6gに示される制御ページ40上の稼働状態表示および設定領域403および稼働パラメータ表示および設定領域404を含み、ステータス表示領域の例示的な実装は、図6a~図6gに示される制御ページ40上のデバイス情報表示領域402を含み得る。
【0284】
本願のこの実施形態において、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した後に電子デバイスによって表示されるスマートホームデバイス200の制御ページは、第2ユーザインタフェースと称され得る。第2ユーザインタフェースにおいてスマートホームデバイスの稼働状態および/または稼働パラメータを調節するために使用されるコントロールは第2コントロールと称され、第2ユーザインタフェースにおいてスマートホームデバイスのシミュレートされた操作効果を表示するために使用される領域は、ステータス表示領域と称される。第2ユーザインタフェースの例示的な実装は、図7aおよび図7bに示される制御ページ40を含み得、第2コントロールの例示的な実装は、図7aおよび図7bに示される制御ページ40上の稼働状態表示および設定領域403、および、稼働パラメータ表示および設定領域404を含み、ステータス表示領域の例示的な実装は、図7aおよび図7bに示される制御ページ40上のデバイス情報表示領域402を含み得る。
【0285】
本願のこの実施形態において、ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した後に、電子デバイス100によって送信された制御命令に従ってスマートホームデバイス200が実行するときのスマートホームデバイス200の稼働状態、および、制御ページ上のユーザによって設定される稼働状態および稼働パラメータは第1動作状態と称され得る。第1動作状態は、スマートホームデバイス200の実際の実行状態である。ユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した後に、第2ユーザインタフェースにおけるステータス表示領域は、スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を表示するために使用され得、シミュレートされた操作効果は第1動作状態に対応し得る。
【0286】
本願のこの実施形態において、スマートホームデバイス200の適用シナリオを設定するために使用されるインタフェースは、第3ユーザインタフェースと称され得、第3ユーザインタフェースにおいてユーザ操作を受信する適用シナリオオプションは、第1適用シナリオオプションと称される。第3ユーザインタフェースの例示的な実装は、図10に示されるユーザインタフェース50を含み得る。
【0287】
以下では、本願のこの実施形態における、ユーザとスマートホームデバイス200との間の従属関係を確立する手順を詳細に説明する。図11を参照すると、ユーザとスマートホームデバイス200との間の従属関係を確立する手順は、以下の段階を含み得る。
【0288】
段階1:電子デバイス100は、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信する。
【0289】
利用可能なネットワークは、Wi-Fi(登録商標)ネットワークなどの無線ローカルエリアネットワークであり得る。本明細書において、「利用可能」とは、スマートホームデバイス200がネットワークの信号カバレッジ内にあることを意味する。利用可能なネットワークについての情報は、利用可能なネットワークの名称(例えば、Wi-Fi(登録商標)ネットワークのサービスセット識別子(service set identifier, SSID))および利用可能なネットワークのパスワードを含む。
【0290】
ユーザは、電子デバイス100によって提供される、図4dに示されるユーザインタフェース20におけるコントロール205にユーザ操作(例えばタップ操作)を入力し得る。ユーザ操作に応答して、電子デバイス100は、ユーザによって入力される利用可能なネットワークについての情報を受信するために使用されるユーザインタフェースを提供し得る。
【0291】
図4eに例として示されるユーザインタフェース30は、ユーザによって入力される利用可能なネットワークについての情報を受信するために使用されるユーザインタフェースの実装である。図4eに示されるように、ユーザインタフェース30は、上位メニューに戻るためのコントロール301、利用可能ネットワーク名称入力欄302、利用可能なネットワークパスワードの入力欄303、およびコントロール304を含み得る。いくつかの実施形態において、ユーザインタフェース30は更に、ステータスバーおよび折り畳み式ナビゲーションバーを含み得る。ステータスバーについては、図4aにおけるナビゲーションバー103を参照されたい。ナビゲーションバーについては、図4aにおけるナビゲーションバー104を参照されたい。
【0292】
上位メニューに戻るためのコントロール301は、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得、電子デバイス100は、ユーザ操作に応答して、4dに示されるユーザインタフェース20を表示し得る。
【0293】
利用可能ネットワーク名称入力欄302は、ユーザによって入力された利用可能なネットワークの名称、例えば、図4eに示される「AAA」を受信するために使用され得る。いくつかの実施形態において、電子デバイス100が無線ローカルエリアネットワークに現在アクセスしている場合、利用可能ネットワーク名称入力欄302には更に、電子デバイス100によってアクセスされる無線ローカルエリアネットワークの名称が自動的に充填され得る。
【0294】
利用可能なネットワークパスワードの入力欄303は、ユーザによって入力された利用可能なネットワークのパスワード、例えば、図4eに示される「123456」を受信するために使用され得る。
【0295】
コントロール304は、入力されたユーザ操作(例えばタップ操作)を受信するために使用され得、ユーザ操作に応答して、電子デバイス100は、利用可能なネットワークについての情報を、発見されたスマートホームデバイス200へ送信し得る。以下では、電子デバイス100が利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信する複数の方式を説明する。
【0296】
いくつかの実施形態において、電源がオンになった後に、スマートホームデバイス200は、一時的なWi-Fi(登録商標)ネットワークを確立し得る。すなわち、スマートホームデバイス200はアクセスポイント(AP)モードである。電子デバイス100はワークステーション(STA, station)モードであり、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の一時的なWi-Fi(登録商標)ネットワークにアクセスした後にローカルエリアネットワークを形成する。電子デバイス100は、利用可能なネットワークについての情報を、一時的なWi-Fi(登録商標)ネットワークを通じてスマートホームデバイス200へ送信する。
【0297】
いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、一時的なWi-Fi(登録商標)ネットワークを確立し得る。すなわち、電子デバイス100はアクセスポイント(AP)モードである。スマートホームデバイス200は、ワークステーション(STA,station)モードであり、スマートホームデバイス200は、電子デバイス100の一時的なWi-Fi(登録商標)ネットワークにアクセスした後にローカルエリアネットワークを形成する。電子デバイス100は、利用可能なネットワークについての情報を、一時的なWi-Fi(登録商標)ネットワークを通じてスマートホームデバイス200へ送信する。
【0298】
いくつかの他の実施形態において、スマートホームデバイス200は、電源がオンになった後、ネットワークにおけるすべてのパケットをリッスンする。電子デバイス100は、利用可能なネットワークについての情報をUDPパケットにエンコードし、ブロードキャストパケットまたはマルチキャストパケットを使用することによって情報を送信する。スマートホームデバイス200は、UDPパケットを受信した後に、利用可能なネットワークについての正確な情報を復号を通じて取得する。当然、電子デバイス100は代替的に、別の通信プロトコル(例えば、NFCまたはブルートゥースなどの近距離通信プロトコル)を使用することによって、利用可能なネットワークについての情報をスマートホームデバイス200へ送信し得る。
【0299】
いくつかの実施形態において、段階1では、電子デバイス100は、利用可能なネットワークについての暗号化情報をスマートホームデバイス200へ送信して、データ伝送セキュリティを改善し得る。利用可能なネットワークについての暗号化情報を受信した後に、スマートホームデバイス200は、対応するキーを使用することによって情報を解読することによって利用可能なネットワークについての情報を取得できる。
【0300】
段階2:スマートホームデバイス200はネットワークにアクセスする。
【0301】
具体的には、スマートホームデバイス200は、利用可能なネットワークについての情報(例えば、Wi-Fi(登録商標)ネットワークのネットワークSSIDおよびパスワード)を取得した後に、ネットワークに自動的にアクセスする。
【0302】
いくつかの実施形態において、スマートホームデバイス200は代替的に、別の方式でネットワークにアクセスし得ることが理解され得る。すなわち、段階1は任意の段階である。例えば、スマートホームデバイス200は更に以下の方式でネットワークにアクセスし得る。
【0303】
(1)いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、利用可能なネットワークについての情報を保有する二次元コードを提供し得る。スマートホームデバイス200にはカメラが設けられ、カメラを通じて二次元コードを走査して、利用可能なネットワークについての情報を取得し、利用可能なネットワークについての情報を使用することによってネットワークにアクセスし得る。
【0304】
(2)スマートホームデバイス200にはディスプレイが設けられる。ユーザは、利用可能なネットワークについての情報をディスプレイに入力し得る。スマートホームデバイス200は、利用可能なネットワークについての情報を使用することによってネットワークにアクセスする。
【0305】
(3)スマートホームデバイス200にはモバイル通信モジュールが設けられる。モバイル通信モジュールは、スマートホームデバイス200に適用される、2G/3G/4G/5Gなどの無線通信技術を含む解決手段を提供する。すなわち、スマートホームデバイス200は、2G/3G/4G/5Gなどの無線ネットワークに直接アクセスし得る。
【0306】
段階3:電子デバイス100は、スマートホームデバイス200への登録を要求する。段階3において、電子デバイス100は、スマートホームデバイス200の第1情報をクラウドサーバ300に提供し得る。第1情報は、スマートホームデバイス200のシリアル番号またはメディアアクセス制御(MAC)アドレス(例えば、802.11MACアドレス)などの情報であり得る。いくつかの実施形態において、スマートホームデバイス200は、スマートホームデバイス200によって確立された一時的なWi-Fi(登録商標)ネットワークを使用することによって、第1情報を電子デバイス100へ送信し得る。いくつかの実施形態において、スマートホームデバイス200は代替的に、別の通信プロトコル(例えば、NFCまたはブルートゥースなどの近距離通信プロトコル)を使用することによって、第1情報を電子デバイス100へ送信し得る。例えば、第1情報は、電子デバイス100がスマートホームデバイス200を発見するときに取得されるスマートホームデバイス200の関連情報において保有され得る。
【0307】
段階4:要求に応答して、クラウドサーバ300は、スマートホームデバイス200についての構成情報を電子デバイス100に提供する。
【0308】
いくつかの実施形態において、構成情報は、スマートホームデバイス200についての第1識別子を含み得る。第1識別子は、スマートホームデバイス200をクラウドサーバ300のユーザ管理アカウントとペアリングするために使用され得る。いくつかの実装において、第1識別子は、第1情報に基づいてクラウドサーバ300によって生成され、スマートホームデバイス200を一意に識別できるシーケンス番号または名称であり得る。いくつかの他の実装において、第1識別子は、データベースにクエリすることによってクラウドサーバ300によって取得され、データベースは、第1情報とスマートデバイスの構成情報との間の対応関係を格納する。
【0309】
いくつかの実施形態において、構成情報は更に、登録コードを含み得、登録コードは、スマートホームデバイス200のアイデンティティを後に検証するためにクラウドサーバ300によって使用される。電源オン登録を初めて完了したスマートホームデバイス200は、ネットワークにアクセスした後に毎回、登録コードを使用することによってクラウドサーバ300にログインすることを要求する必要がある。クラウドサーバ300によって送信された構成情報(例えば、スマートデバイスの第1識別子)は動的に割り当てられるので、構成情報は、スマートホームデバイス200のシリアル番号またはMACアドレスと比べて、よりセキュアであり、漏洩または偽造の可能性が低い。
【0310】
段階5:電子デバイス100は、構成情報(例えば、スマートホームデバイス200の第1識別子および/または登録コード)をスマートホームデバイス200へ送信する。電子デバイス100は、暗号化を通じて構成情報をスマートホームデバイス200へ送信し得る。
【0311】
段階6:スマートホームデバイス200は、クラウドサーバ300への登録を開始する。スマートホームデバイス200がクラウドサーバ300との通信接続を確立できた後に、スマートホームデバイス200は、構成情報(例えば、スマートホームデバイス200の第1識別子および/または登録コード)をクラウドサーバ300へ送信し、通信キーについてクラウドサーバ300とネゴシエートし、スマートホームデバイス200とクラウドサーバ300との間の今後の通信を暗号化する。
【0312】
このように、スマートホームデバイス200は、Wi-Fi(登録商標)ネットワークにアクセスする段階を完了し、Wi-Fi(登録商標)ネットワークを介したサーバへの通信接続を確立する。これは、サーバからの操作命令を後に受信するための基礎となる。
【0313】
段階7:電子デバイス100は第4要求をクラウドサーバ300へ送信する。第4要求は、スマートホームデバイス200に結合することを要求するために使用される。第4要求は、スマートホームデバイス200の第1識別子を保有し得る。第1識別子は、クラウドサーバ300によって動的に生成され得、したがって、漏洩または偽造される可能性が低い。
【0314】
段階8:第4要求に応答して、クラウドサーバ300は、スマートホームデバイス200の第1識別子を関連付けて格納するか、または、電子デバイス100の関連付けられたユーザアカウントに結合し、すなわち、電子デバイス100の関連付けられたユーザとスマートホームデバイス200との間の従属関係を確立する。
【0315】
段階9:クラウドサーバ300は関連付け成功通知を電子デバイス100へ送信する。
【0316】
関連付け成功通知を受信した後に、電子デバイス100は、電子デバイス100の関連付けられたユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立したことを決定し得る。次に電子デバイスは、スマートホームデバイスを制御し得、例えば、スマートホームデバイスをオンまたはオフを制御して、スマートホームデバイスの照明の輝度を調節する。
【0317】
いくつかの実施形態において、段階1の後、かつ、段階9の前、すなわち、電子デバイス100の関連付けられたユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立する前に、手順は更に、以下の段階を含み得る。段階1-1:電子デバイス100はスマートホームデバイスの制御ページを表示する。ここで、ユーザは、スマートホームデバイスの制御ページを使用することによって、事前にスマートホームデバイス200の制御方法に慣れ、スマートホームデバイス200の様々な機能を知ることができる。制御ページについては、図6aおよび図6bに示される制御ページ40を参照されたい。
【0318】
いくつかの実施形態において、段階9の後、すなわち、電子デバイス100の関連付けられたユーザがスマートホームデバイス200との従属関係を正常に確立した後に、手順は更に、以下の段階を含み得る。段階9-1:電子デバイス100はスマートホームデバイスの制御ページを表示する。ここで、ユーザは、スマートホームデバイスの制御ページを使用することによってスマートホームデバイスを実際に制御できる。制御ページについては、図7aに示される制御ページ40を参照されたい。
【0319】
図2に示される電子デバイス100、および、図4aから図4e、図5図6aから図6g、図7aおよび図7b、ならびに図10に示されるヒト-コンピュータ間相互作用の実施形態に基づき、以下では、本願の実施形態によるデバイス制御ページ表示方法を説明する。
【0320】
図12は、本願の実施形態によるデバイス制御ページ表示方法の概略フローチャートである。図12に示されるように、方法は以下の段階を備える。
【0321】
段階S101:電子デバイスが第1ユーザインタフェースを表示し、第1ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスを制御するための第1コントロール、および、スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む。
【0322】
第1ユーザインタフェースの例示的な実装は、図6aから図6gに示されるユーザインタフェース40を含み得、スマートホームデバイスを制御するための第1コントロールの例示的な実装は、図6a~図6gに示されるユーザインタフェース40上の稼働状態表示および設定領域403ならびに稼働パラメータ表示および設定領域404を含み、スマートホームデバイスのステータス表示領域の例示的な実装は、図6a~図6gに示されるユーザインタフェース40上のデバイス情報表示領域402を含み得る。詳細については、上述の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0323】
段階S102:第1コントロールを選択する操作に応答して、スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態をステータス表示領域に表示する。
【0324】
第1コントロールを選択する操作の例示的な実装は、図6a~図6gに示されるユーザインタフェース40上の稼働状態表示および設定領域403ならびに稼働パラメータ表示および設定領域404上で実行される操作を含み得る。詳細については、上述の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0325】
スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態は、スマートホームデバイスが、図6a~図6gに示されるユーザインタフェース40上の領域403によって示される稼働状態、および、領域404によって示される稼働パラメータに従って実行されるときの、スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態であり得る。例えば、スマートホームデバイスはスマートランプである。シミュレートされた動作状態は、図6a~図6gに示されるユーザインタフェース40上の領域402に表示されるシミュレートされた動作状態、例えば、スマートランプがオフにされたときのシミュレートされた動作状態、スマートランプがオンにされたときのシミュレートされた動作状態、スマートランプが特定の色の光を発するときのシミュレートされた動作状態、または、スマートランプが特定の色相の光を発するときのシミュレートされた動作状態を含み得るが、これらに限定されることはない。
【0326】
電子デバイスが第1ユーザインタフェースを表示するとき、結合関係は電子デバイスの関連付けられたユーザとスマートホームデバイスとの間で正常に確立されていないので、電子デバイスはスマートホームデバイスを操作できない。したがって、第1コントロールを選択する操作に応答して、電子デバイスは、制御命令をスマートホームデバイスへ送信しない。
【0327】
段階S103:電子デバイスは、関連付け成功通知を受信し、関連付け成功通知は、電子デバイスの関連付けられたユーザとスマートホームデバイスとの間で結合関係が正常に確立されたことを示す。
【0328】
関連付け成功通知については、図11に示される、ユーザとスマートホームデバイス200との間の従属関係を確立する手順における段階9において言及された関連付け成功通知を参照されたい。詳細については、関連する説明を参照されたい。
【0329】
いくつかの実施形態において、関連付け成功通知は具体的には、電子デバイスの関連付けられたユーザアカウントおよびスマートホームデバイスの第1識別子が正常に関連付けられて格納されたことを示すために使用される。第1識別子については、図11における関連する説明を参照されたい。
【0330】
いくつかの実施形態において、段階S103と段階S104との間で、電子デバイスは更に、スマートホームデバイスの適用シナリオを設定するために使用されるユーザインタフェースを表示し得る。ユーザインタフェースは第3ユーザインタフェースと称され得る。第3ユーザインタフェースの例示的な実装は、図10に示されるユーザインタフェース50を含み得る。詳細については上述の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0331】
段階S104:電子デバイスは第2ユーザインタフェースを表示し、第2ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスを制御するための第2コントロール、および、スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む。
【0332】
第2ユーザインタフェースの例示的な実装は、図7aおよび図7bに示されるユーザインタフェース40を含み得、スマートホームデバイスを制御するための第2コントロールの例示的な実装は、図7aおよび図7bに示されるユーザインタフェース40上に稼働状態表示および設定領域403ならびに稼働パラメータ表示および設定領域404を含み、スマートホームデバイスのステータス表示領域の例示的な実装は、図7aおよび図7bに示されるユーザインタフェース40上にデバイス情報表示領域402を含み得る。詳細については、上述の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0333】
いくつかの実施形態において、第1ユーザインタフェースおよび第2ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスのインデックス番号に対応する。すなわち、電子デバイスは、スマートホームデバイスのインデックス番号に基づいて、第1ユーザインタフェースおよび第2ユーザインタフェースを取得し得る。インデックス番号は、スマートホームデバイスのカテゴリ、製造業者、またはモデルのうちの1つ、またはそれらの任意の組み合わせを示すために使用される。電子デバイスがインデックス番号を取得する方式については、上述の実施形態における関連する説明を参照されたい。電子デバイスがインデックス番号に基づいて第1ユーザインタフェースおよび第2ユーザインタフェースを取得する方式については、上述の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0334】
段階S105:第2コントロールを選択する操作に応答して、制御命令をスマートホームデバイスへ送信し(制御命令は、第2コントロールを選択する操作に従って第1動作状態に入るようにスマートホームデバイスに命令する)、第2ユーザインタフェースのステータス表示領域にスマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を表示する(シミュレートされた動作状態は第1動作状態に対応する)。
【0335】
第2コントロールを選択する操作の例示的な実装は、図7aおよび図7bに示されるユーザインタフェース40上の稼働状態表示および設定領域403ならびに稼働パラメータ表示および設定領域404上で実行される操作、例えば、図7aに示される領域403上で実行される操作を含み得る。詳細については、上述の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0336】
制御命令については、図8の実施形態において言及された制御命令を参照されたい。
【0337】
第1動作状態の例示的な実装については、現実のシナリオにおける図7bに示されるスマートランプのオフ状態を参照されたい。
【0338】
シミュレートされた動作状態の例示的な実装は、図7bに示されるユーザインタフェース40上の領域402においてスマートランプがオフにされたときの、シミュレートされた動作状態を含み得る。
【0339】
いくつかの実施形態において、電子デバイスは、電子デバイスの関連付けられたユーザとスマートホームデバイスとの間で結合関係が正常に確立されたことをユーザにプロンプトし得る。プロンプト方式については、上述の実施形態における関連する説明を参照されたい。例えば、電子デバイスは、異なる背景色で第1ユーザインタフェースおよび第2ユーザインタフェースを表示し得る。
【0340】
図12に示されるデバイス制御ページ表示方法によれば、本願の実施形態は更に電子デバイスを提供する。電子デバイスは、1または複数のプロセッサ、メモリ、およびディスプレイを含み得る。メモリは1または複数のプロセッサに連結され、メモリはコンピュータプログラムコードを格納するよう構成され、コンピュータプログラムコードはコンピュータ命令を含み、1または複数のプロセッサはコンピュータ命令を呼び出し、その結果、電子デバイスは以下の操作、すなわち、第1ユーザインタフェースをディスプレイに表示する操作であって、第1ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスを制御するための第1コントロール、および、スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む、操作と、第1コントロールを選択する操作に応答して、スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態をステータス表示領域に表示する操作と、関連付け成功通知を受信する操作であって、関連付け成功通知は、電子デバイスの関連付けられたユーザとスマートホームデバイスとの間で結合関係が正常に確立されたことを示す、操作と、第2ユーザインタフェースをディスプレイに表示する操作であって、第2ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスを制御するための第2コントロール、および、スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む、操作と、第2コントロールを選択する操作に応答して、制御命令をスマートホームデバイスへ送信し、第2ユーザインタフェースのステータス表示領域にスマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を表示する操作であって、制御命令は、第2コントロールを選択する操作に従って、第1動作状態に入るようにスマートホームデバイスに命令し、第2ユーザインタフェースのステータス表示領域に表示されるシミュレートされた動作状態は、第1動作状態に対応する、操作とを実行させる。
【0341】
ここで、1または複数のプロセッサがコンピュータ命令を呼び出して電子デバイスに実行させることを可能にする操作については、図12に示される方法における段階S101~段階S105を参照されたい。詳細については、図12の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0342】
ここで、電子デバイスは、図2に示される電子デバイス100であり得、プロセッサは、図2に示される電子デバイス100におけるプロセッサ100であり得、メモリは、図2に示される電子デバイス100における内部メモリ121であり得、ディスプレイは、図2に示される電子デバイス100におけるディスプレイ194であり得る。
【0343】
本願のこの実施形態において提供される方法によれば、電子デバイスが近くのスマートホームデバイスを発見した後、かつ、ユーザがスマートホームデバイスとの従属関係を確立する前に、電子デバイスは、スマートホームデバイスの制御ページを提供し得る。言い換えれば、ユーザは、スマートホームデバイスとの間で従属関係が正常に確立されるまで待機することなく、電子デバイスによって提供されるスマートホームデバイスの制御ページを閲覧し得る。ユーザは、制御ページを使用することによって、事前にスマートホームデバイスの制御方法に慣れ、スマートホームデバイスの様々な機能を知ることができる。このことは、ユーザの習慣により良く適合し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0344】
本願の実装は、異なる技術的効果を達成するためにランダムに組み合わされ得る。
【0345】
上述の実施形態の全部または一部が、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用して実装されてよい。実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェアを使用して実装されるとき、コンピュータプログラム製品の形式で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1または複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされて実行されるとき、本願による手順または機能はすべて、または部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブル装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよく、あるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタへ有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線)または無線(例えば、赤外線、電波、またはマイクロ波)方式で伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ、または、1もしくは複数の使用可能な媒体を統合するサーバもしくはデータセンタ等のデータ記憶デバイスによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、または半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブSolid State Disk)などであり得る。
【0346】
簡潔に説明すると、説明は、本発明の技術的解決手段の実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図しない。本発明の開示に従って行われる任意の修正、同等な置き換え、または改善は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
[他の考え得る項目]
(項目1)
デバイス制御ページ表示方法であって、
電子デバイスによって第1ユーザインタフェースを表示する段階であって、上記第1ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスを制御するための第1コントロール、および、上記スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む、段階と、
上記第1コントロールを選択する操作に応答して、上記スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を上記ステータス表示領域に表示する段階と、
上記電子デバイスによって、関連付け成功通知を受信する段階であって、上記関連付け成功通知は、上記電子デバイスの関連付けられたユーザと上記スマートホームデバイスとの間で結合関係が正常に確立されていることを示す、段階と、
上記電子デバイスによって、第2ユーザインタフェースを表示する段階であって、上記第2ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスを制御するための第2コントロール、および、上記スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む、段階と、
上記第2コントロールを選択する操作に応答して、制御命令を上記スマートホームデバイスへ送信し、上記第2ユーザインタフェースの上記ステータス表示領域において上記スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を表示する段階であって、上記制御命令は、上記第2コントロールを選択する上記操作に従って、第1動作状態に入るように上記スマートホームデバイスに命令し、上記第2ユーザインタフェースの上記ステータス表示領域に表示される上記シミュレートされた動作状態は上記第1動作状態に対応する、段階と
を備える方法。
(項目2)
電子デバイスによって第1ユーザインタフェースを表示する上記段階の前に、上記方法は更に、
上記電子デバイスによって、上記スマートホームデバイスのインデックス番号を取得する段階であって、上記スマートホームデバイスの上記インデックス番号は、上記スマートホームデバイスのカテゴリ、製造業者、またはモデルのうち1つ、または任意の組み合わせを示すために使用され、上記第1ユーザインタフェースおよび上記第2ユーザインタフェースは上記スマートホームデバイスの上記インデックス番号に対応する、段階
を備える、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記第1コントロールを選択する上記操作に応答して、上記電子デバイスは制御命令を上記スマートホームデバイスへ送信しなくなる、項目1または2に記載の方法。
(項目4)
上記第1コントロールおよび上記第2コントロールは、上記スマートホームデバイスの稼働状態および/または稼働パラメータを調節するために使用される、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
上記ステータス表示領域は、上記電子デバイスのカメラによって撮像された上記スマートホームデバイスの実際の画像、または、上記スマートホームデバイスのデフォルト画像を含む、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
上記ステータス表示領域は、上記電子デバイスのカメラによって撮像される上記スマートホームデバイスの実際の画像を含み、
上記ステータス表示領域に上記スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を表示する上記段階は、具体的には、上記スマートホームデバイスの上記実際の画像上にシミュレートされた効果を重畳して表示する段階であって、上記シミュレートされた効果は上記スマートホームデバイスの上記シミュレートされた動作状態を反映する、段階を含む、項目5に記載の方法。
(項目7)
上記第1ユーザインタフェースおよび上記第2ユーザインタフェースの背景色は異なる、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
上記電子デバイスによって、関連付け成功通知を受信する上記段階の後、かつ、第2ユーザインタフェースを表示する上記段階の前に、上記方法は更に、上記電子デバイスによって、第3ユーザインタフェースを表示する段階であって、上記第3ユーザインタフェースは第1適用シナリオオプションを含む、段階と、
検出された操作が上記第1適用シナリオオプションに対して実行されることに応答して、上記電子デバイスによって、上記スマートホームデバイスの適用シナリオを、上記第1適用シナリオオプションに対応する第1シナリオに設定する段階と
を備える、項目1から7のいずれか一項に記載の方法。
(項目9)
上記関連付け成功通知は具体的には、上記電子デバイスの関連付けられたユーザアカウントおよび上記スマートホームデバイスの第1識別子が正常に関連付けられて格納されていることを示すために使用される、項目1から8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
電子デバイスであって、
上記電子デバイスは、1または複数のプロセッサ、メモリ、およびディスプレイを備え、上記メモリは上記1または複数のプロセッサに連結され、上記メモリは上記コンピュータプログラムコードを格納するよう構成され、上記コンピュータプログラムコードはコンピュータ命令を含み、上記1または複数のプロセッサは上記コンピュータ命令を呼び出し、その結果、上記電子デバイスは以下の操作、すなわち、
第1ユーザインタフェースを上記ディスプレイに表示する操作であって、上記第1ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスを制御するための第1コントロール、および、上記スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む、操作と、
上記第1コントロールを選択する操作に応答して、上記スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を上記ステータス表示領域に表示する操作と、
関連付け成功通知を受信する操作であって、上記関連付け成功通知は、上記電子デバイスの関連付けられたユーザと上記スマートホームデバイスとの間で結合関係が正常に確立されたことを示す、操作と、
第2ユーザインタフェースを上記ディスプレイに表示する操作であって、上記第2ユーザインタフェースは、スマートホームデバイスを制御するための第2コントロール、および、上記スマートホームデバイスのステータス表示領域を含む、操作と、
上記第2コントロールを選択する操作に応答して、制御命令を上記スマートホームデバイスへ送信し、上記第2ユーザインタフェースの上記ステータス表示領域に上記スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を表示する操作であって、上記制御命令は、上記第2コントロールを選択する操作に従って、第1動作状態に入るように上記スマートホームデバイスに命令し、上記第2ユーザインタフェースの上記ステータス表示領域に表示される上記シミュレートされた動作状態は、上記第1動作状態に対応する、操作と
を実行させる、電子デバイス。
(項目11)
上記1または複数のプロセッサは更に、上記コンピュータ命令を呼び出すよう構成され、その結果、上記電子デバイスは以下の操作、すなわち、
上記第1ユーザインタフェースを上記ディスプレイに表示する前に、上記スマートホームデバイスのインデックス番号を取得する操作であって、上記スマートホームデバイスの上記インデックス番号は、上記スマートホームデバイスのカテゴリ、製造業者、またはモデルの1つ、または、任意の組み合わせを示すために使用され、上記第1ユーザインタフェースおよび上記第2ユーザインタフェースは上記スマートホームデバイスの上記インデックス番号に対応する、操作
を実行するよう構成される、項目10に記載の電子デバイス。
(項目12)
上記1または複数のプロセッサは更に、上記コンピュータ命令を呼び出すよう構成され、その結果、上記電子デバイスは、以下の操作、すなわち、
上記第1コントロールを選択する上記操作に応答して、制御命令を上記スマートホームデバイスへ送信することをスキップする操作
を実行する、項目10または11に記載の電子デバイス。
(項目13)
上記第1コントロールおよび上記第2コントロールは、上記スマートホームデバイスの稼働状態および/または稼働パラメータを調節するために使用される、項目10から12のいずれか一項に記載の電子デバイス。
(項目14)
上記ステータス表示領域は、上記電子デバイスのカメラによって撮像された上記スマートホームデバイスの実際の画像、または、上記スマートホームデバイスのデフォルト画像を含む、項目10から13のいずれか一項に記載の電子デバイス。
(項目15)
上記ステータス表示領域は、上記電子デバイスのカメラによって撮像される上記スマートホームデバイスの実際の画像を含み、
上記ステータス表示領域に上記スマートホームデバイスのシミュレートされた動作状態を表示する上記操作は、具体的には、上記スマートホームデバイスの上記実際の画像上にシミュレートされた効果を重畳して表示する操作であって、上記シミュレートされた効果は上記スマートホームデバイスの上記シミュレートされた動作状態を反映する、操作を含む、項目10から14のいずれか一項に記載の電子デバイス。
(項目16)
上記第1ユーザインタフェースおよび上記第2ユーザインタフェースの背景色は異なる、項目10から15のいずれか一項に記載の電子デバイス。
(項目17)
上記1または複数のプロセッサは更に、上記コンピュータ命令を呼び出すよう構成され、その結果、上記電子デバイスは、以下の操作、すなわち、
上記関連付け成功通知を受信した後、かつ、上記第2ユーザインタフェースを表示する前に、第3ユーザインタフェースを表示する操作であって、上記第3ユーザインタフェースは第1適用シナリオオプションを含む、操作と、
上記第1適用シナリオオプションに対して実行された検出された操作に応答して、上記スマートホームデバイスの適用シナリオを、上記第1適用シナリオオプションに対応する第1シナリオに設定する操作と
を実行する、項目10から16のいずれか一項に記載の電子デバイス。
(項目18)
上記関連付け成功通知は具体的には、上記電子デバイスの関連付けられたユーザアカウント、および、上記スマートホームデバイスの第1識別子が正常に関連付けられて格納されていることを示すために使用される、項目10から17のいずれか一項に記載の電子デバイス。
(項目19)
スマートホームデバイス管理システムであって、電子デバイスおよびスマートホームデバイスを備え、上記電子デバイスは、項目10から18のいずれか一項に記載の電子デバイスであり、上記スマートホームデバイスは、上記電子デバイスによって送信された制御命令を受信し、上記制御命令に従って第1動作状態に入るよう構成される、スマートホームデバイス管理システム。
(項目20)
命令を含むコンピュータプログラム製品であって、上記コンピュータプログラム製品は電子デバイス上で実行されるとき、上記電子デバイスは、項目1から9のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能である、コンピュータプログラム製品。
(項目21)
命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、上記命令が電子デバイス上で実行されるとき、上記電子デバイスは、項目1から9のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能である、コンピュータ可読記憶媒体。
図1
図2
図3
図4a
図4b
図4c
図4d
図4e
図5
図6a
図6b
図6c
図6d
図6e
図6f
図6g
図7a
図7b
図8
図9
図10
図11
図12