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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-07
(45)【発行日】2023-11-15
(54)【発明の名称】高度ゲーミング視覚化システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/245 20140101AFI20231108BHJP
   A63F 13/837 20140101ALI20231108BHJP
【FI】
A63F13/245
A63F13/837
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021518857
(86)(22)【出願日】2019-06-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-10-14
(86)【国際出願番号】 US2019036695
(87)【国際公開番号】W WO2019241336
(87)【国際公開日】2019-12-19
【審査請求日】2022-06-13
(31)【優先権主張番号】62/685,704
(32)【優先日】2018-06-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520495098
【氏名又は名称】アルブーゾフ,イワン
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アルブーゾフ,イワン
【審査官】池田 剛志
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2012/052731(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0225288(US,A1)
【文献】特開2010-178866(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0296836(US,A1)
【文献】特開2009-136398(JP,A)
【文献】特開2017-126302(JP,A)
【文献】iPhoneがスコープになるガンコントローラで撃ちまくれ!,ASCII.jp [online],2012年04月14日,<URL:https://ascii.jp/elem/000/000/686/686712/>,[2023年5月11日検索]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00-13/98
9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイルコンピューティングデバイスに関連付けられたイメージングデバイスから受信し、前記モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイに表示される画像データの視覚化を可能にするモノキュラーユニットと;
トリガーの作動を示すトリガーユニットであって、前記トリガーユニットは、トリガーとトリガーバーを含み、前記トリガーバーは、前記トリガーの作動によって動かされ、前記トリガーの作動は、前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ディスプレイとの前記トリガーバーの接触を通して、前記モバイルコンピューティングデバイスによって検出される、前記トリガーユニットと;
前記モノキュラーユニットと前記トリガーユニットとの関連で前記モバイルコンピューティングデバイスを取り付けるためのマウンティングブラケットと;
前記モノキュラーユニット、前記トリガーユニット、及び、前記マウンティングブラケットとの関連で前記モバイルコンピューティングデバイスの位置を調整する調整ホイールと;を備える、
高度ゲーミング視覚化システム(AGVS)装置。
【請求項2】
前記モノキュラーユニットは、アイピース、拡大レンズ、及びファインフォーカスアセンブリを備える、
請求項1に記載のAGVS装置。
【請求項3】
前記拡大レンズは、フィルタリングするように又は着色されるように構成される、
請求項2に記載のAGVS装置。
【請求項4】
前記受信した画像データは、前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ディスプレイに表示するためにフォーマットされる、
請求項1に記載のAGVS装置。
【請求項5】
前記モノキュラーユニット、前記トリガーユニット、前記マウンティングブラケット、及び、前記調整ホイールは、本体を使用して統合される、
請求項1に記載のAGVS装置。
【請求項6】
前記トリガーユニットは、グリップを備える、
請求項1に記載のAGVS装置。
【請求項7】
前記マウンティングブラケットは、前記モノキュラーユニット及び前記トリガーユニットによって前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ディスプレイへのアクセスを可能にするスロットを有するように構成される、
請求項1に記載のAGVS装置。
【請求項8】
前記調整ホイールは、前記モノキュラーユニット、前記トリガーユニット、及び前記マウンティングブラケットとの関連で、モバイルコンピューティングデバイスの位置の決定のために、前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ディスプレイと接触させる調整コンタクトホイールを操作する、
請求項1に記載のAGVS装置。
【請求項9】
前記調整コンタクトホイールは、縦方向、横方向、及び斜め方向の位置を決定する
請求項に記載のAGVS装置。
【請求項10】
前記マウンティングブラケットは、水平位置と垂直位置の間で構成される、
請求項1に記載のAGVS装置。
【請求項11】
コンピュータ、通信システム、又は電源を更に備える、
請求項1に記載のAGVS装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、高度ゲーミング視覚化システム(AGVS,Advanced Gaming Visualization System)を説明する。
【背景技術】
【0002】
バーチャルリアリティ(VR、仮想現実)又はオーグメンテッドリアリティ(AR、拡張現実)で使用されるヘッドマウント(頭部に装着する)双眼鏡システム、又はレプリカタイプの武器に取り付けられたマウント(取付具)などの、現在のゲーミングデバイスは、モバイルコンピューティングデバイス(スマートフォン又はタブレットなど)を配置するように構成され、ゲーミングエクスペリエンスを提供するオペレーティングソフトウェアアプリケーションのプラットフォームとして作動する。しかし、ゲーミングデバイスは、通常可能な機能(ディスプレイの視覚的要素の触覚制御、データ入力、又はモバイルコンピューティングデバイスのロック/ロック解除など)を実行するために、モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイに又は操作ボタン(ホームボタン又はスリープ/スリープ解除ボタンなど)に容易にアクセスできるようには構成されていない。現在のゲーミングデバイスにおいて、モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイ全体(又はその大部分)は、ユーザの直接の視界にあるように、及び、一般に視覚データの表示のみに使用されるように配置される。
【0003】
モバイルコンピューティングデバイスセンサデータ(モーション/オリエンテーション(方向)及び位置情報サービスなど)は、現在のゲーミングデバイスにおいて典型的には使用可能であるが、現在のゲーミングデバイスの構成は、他のセンサデータの効率的な活用ができない。例えば、現在のゲーミングデバイスでは、モバイルコンピューティングデバイスのカメラ入力、画像認識、及び位置データをゲーミングエクスペリエンス(ゲーム体験)において効率的に活用できないが、モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイ又は他の制御とのユーザインタラクションは可能である。
【発明の概要】
【0004】
実施では、モノキュラー(単眼)ユニットは、モバイルコンピューティングデバイスに関連付けられたイメージングデバイスから受信した画像データの視覚化を可能にする。画像データは、モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイに表示される。トリガーユニットはトリガーの作動を示し、トリガーユニットはトリガーとトリガーバーを含み、トリガーバーはトリガーの作動によって動かされる。マウンティングコンポーネント(取り付け構成要素)は、モノキュラーユニットとトリガーユニットとの関連でモバイルコンピューティングデバイスを取り付ける(マウントする)。調整ホイールは、モノキュラーユニット、トリガーユニット、及びマウンティングコンポーネントとの関連でモバイルコンピューティングデバイスの位置の調整を可能にする。
【0005】
記載された主題の実施は、前述の実施を含み、コンピュータ実装方法(コンピュータに実装される方法);コンピュータ実装方法を実行するための、コンピュータ読取可能命令を格納する非一時的コンピュータ可読媒体;及び、1つ又は複数のコンピュータに相互に稼働可能に接続された1つ又は複数のコンピュータメモリデバイスを備えるコンピュータ実装システム(コンピュータに実装されるシステム)であって、命令を格納する有形の非一時的なマシン可読媒体を有し、前記命令は1つ又は複数のコンピュータによって実行されると、非一時的コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータ実装方法/コンピュータ読取可能命令を実行する、前記コンピュータ実装システム;を使用して実施できる。
【0006】
本明細書に記載された主題は、1つ又は複数の以下の利点を実現するために実施できる。第1に、AGVSは、パフォーマンスのハンズオン(実際に操作できる)エミュレーションと、昼間視又は夜間視の武器用光学デバイス(例えば、ライフルスコープ)の調整とのための独自の性能、制御手段を学習し練習するための機能(風向や仰角の調整など)をプレイヤーに提供する。第2に、AGVSの構成は、モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイ上で手動のタッチタイプの制御手段を可能にし、ゲーム開発者が複数のゲーミングシナリオを開発することを可能にする。第3に、AGVSは、モバイルコンピューティングデバイスのイメージングデバイス(又は予備のイメージングデバイス)から受信した画像データを用いて、バーチャルリアリティ(例えば、シミュレーションされた)又はオーグメンテッドリアリティ(例えば、現実データと仮想データのオーバーレイ)のアプリケーションを提供するモバイルコンピューティングデバイス上のソフトウェアアプリケーションと共に使用できる。第4に、AGVSは、モノキュラーユニット(MU)と共に又は無しで使用できる。例えば、AGVSは、プレイヤーの位置、モバイルコンピューティングデバイスのイメージングデバイスの視野(FOV、field-of-view)のコンパス方向、及び画像認識アプリケーションをプログラムで組合せるように構成して、敵のプレイヤーをマークするために、レーザー、投影される光源、又は任意の他のアクティブなエネルギー放出デバイスを必要とすることなく、プレイヤーが仮想戦闘体験に没頭することを可能にすることによって、プレイヤーにとって競争力のあるゲーミングエクスペリエンスを強化できる。この例では、敵のプレイヤーは、プレイヤーのイメージングデバイスのFOV内に位置することができ、AGVSは、敵のプレイヤーを認識できる(例えば、画像認識ソフトウェアは、人の形、特定の表示されたロゴ、又は他の視覚的に認識可能なオブジェクトを識別できる)。この例では、プレイヤーの位置、動き、及び他のデータが特定され(例えば、GPSを使用して)、特定のプレイヤー間の距離を提供し、1つ又は複数の調整ホイール(AW)を使用することによって、レチクル(十字線など)が適切に調整されるかどうかを評価できる。第5に、サーバベースのソフトウェアアプリケーションをAGVSと組合せて使用して、スコアを維持し、確認された命中(ヒット)の画像及び任意の他の関連情報を格納できる。第6に、AGVSに関連付けられた1つ又は複数のソフトウェアアプリケーションは、プレイヤー間や他のパーティ(観客/トレーナーなど)間、又は両方の組合せの間の、双方向の又はハイブ(ミツバチの巣)型のオーディオ/ビジュアル通信を可能にできる。双方向のオーディオ/ビジュアル通信の使用は、最新の戦術タイプの環境をエミュレーションすることができる。実施によっては、プレイヤーのモバイルコンピューティングデバイスのイメージングデバイス/予備のイメージングデバイス(又は他のセンサデータ)のFOVからのライブ映像は、集められ、収集され、送信され、格納され、及び処理され、プレイヤーのアクション、戦術、戦略、パフォーマンス、メトリクス、又はスコアのリアルタイム分析を可能にする。
【0007】
本明細書の主題の1つ又は複数の実施の詳細は、発明を実施するための形態、特許請求の範囲、及び添付の図面において説明される。主題の他の特徴、局面、及び利点は、当業者には、発明を実施するための形態、特許請求の範囲、及び添付の図面から明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本開示の実施による、高度ゲーミング視覚化システム(AGVS)の高レベル(概観的)斜視図である。
図2図2は、本開示の実施による、AGVSの内部構造の低レベル斜視図である。
図3A図3Aは、本開示の実施による、別のAGVS構成の斜視図である。
図3B図3Bは、本開示の実施による、図3Aの別のAGVS構成の側面図である。
図4図4は、本開示の実施による、デュアルディスプレイにゲームプレイを提供するための例示のシステムのコンポーネント(構成要素)を示すブロック図である。
図5図5は、本開示の実施による、記載されたアルゴリズム、方法、機能、プロセス、フロー、及び手順に関連付けられたコンピュータ機能を提供するために使用されるコンピュータ実装システムの例を示すブロック図である。
【0009】
様々な図面での同様の参照番号及び名称は、同様の要素を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の詳細な説明は、高度ゲーミング視覚化システム(AGVS)を記載し、1つ又は複数の特定の実施の状況(コンテキスト)において、当業者が開示された主題を作る及び使用することを可能にするように呈示される。開示された実施の様々な変更、修正、及び変形が行われることは可能であり、当業者には容易に明らかであろう、また、定義された一般的原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実施及びアプリケーションに適用できる。場合により、記載された主題の理解が不要であり、当業者の技能の範囲内である1つ又は複数の技術的詳細は、1つ又は複数の記載された実施を不明瞭にしないために割愛されることがある。本開示は、記載された又は図示された実施に限定されることを意図するものではなく、記載された原理及び特徴に一致する最も広い範囲が許容されることを意図するものである。
【0011】
バーチャルリアリティ(VR)又はオーグメンテッドリアリティ(AR)で使用されるヘッドマウント双眼鏡システム、又はレプリカタイプの武器に取り付けられたマウントなどの、現在のゲーミングデバイスは、モバイルコンピューティングデバイス(スマートフォン又はタブレットコンピュータなど)を配置するように構成され、ゲーミングエクスペリエンスを提供するオペレーティングソフトウェアアプリケーションのプラットフォームとして作動する。しかし、ゲーミングデバイスは、通常可能な機能(ディスプレイの視覚的要素の触覚制御、データ入力、又はモバイルコンピューティングデバイスのロック/ロック解除など)を実行するために、モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイに又は操作ボタン(ホームボタン又はスリープ/スリープ解除ボタンなど)に容易にアクセスできるようには構成されていない。現在のゲーミングデバイスにおいて、モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイ全体(又はその大部分)は、ユーザの直接の視界にあるように、及び、一般に視覚データの表示のみに使用されるように配置される。
【0012】
モバイルデバイスセンサデータ(モーション/オリエンテーション及び位置情報サービスなど)は、ゲーミングエクスペリエンスの一部として、現在のゲーミングデバイスで典型的には使用可能であるが、現在のゲーミングデバイスの構成は、いくつかの他のセンサデータの効率的な活用ができない。例えば、現在のゲーミングデバイスでは、モバイルコンピューティングデバイスのカメラ入力/予備のイメージングデバイス入力、画像認識、及び位置(例えば、グローバルポジショニングシステム(GPS))データをゲーミングエクスペリエンスにおいて効率的に活用できないが、モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイ又は他の制御手段とのユーザインタラクションは可能である。この欠陥の1つの結論は、モバイルコンピューティングデバイスを用いるゲーミングエクスペリエンスでの使用では、単一開口の光学式照準器(ライフルスコープ、ドットタイプサイト、又はハンドガンサイトなど)をエミュレーションすることが困難であるということである。
【0013】
本開示は、とりわけ、モノキュラーユニット(MU、monocular unit)の光学アイピース及び拡大レンズ、トリガーユニット(TU、trigger unit)、調整ホイール(AW、adjustment wheels)、及び、モバイルコンピューティングデバイスを固定するためのモバイルコンピューティングデバイスマウンティングコンポーネント(MC、mounting component)の組合せを記載する。実施によっては、MU、TU、及びAWのうちの1つ又は複数は、モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイとの関連で調整できる。ソフトウェアアプリケーションパラメータは、MUの視野に対応するように、及び、TUの一部としてトリガーする接触要素に応答ゾーンの位置を提供し、AWの操作(例えば、回転)に応答するように、確立できる。その上、実施によっては、とりわけ、リモート制御手段、装置、及び1つ又は複数のクライアントコンピューティングデバイス若しくはサーバコンピューティングデバイスに格納され若しくは実行される、コンピュータプログラム/データを含むことができ、それぞれは、記載されたAGVSに関連付けられた方法の1つ又は複数のアクションを実行するように構成される。
【0014】
図1は、本開示の実施による、AGVS100の高レベル(概観的)斜視図である。図示されているように、AGVS100は、高レベル(概観的)では、本体102、MU104、TU106、MC108、及びAW110a/110bを含む。AGVS100は、モバイルコンピューティングデバイス112を固定する。
【0015】
本体102は、MU104、TU106、及びMC108をサポートするフレーム(支持構造体)として構成される。例えば、フレームは、MU104、TU106、及びMC108の様々な構成を統合するために使用可能なモジュラーコンポーネントであり得る。実施によっては、フレーム102は、ユーザがMU104、TU106、及びMC108の1つ又は複数を変更して、様々なアプリケーション、シナリオ、又は使用に基づいてAGVS100を再構成するように構成できる。
【0016】
実施によっては、本体102は、電子機器(例えば、コンピュータ又は有線/無線の通信ステム)、電源(例えば、バッテリー)、又は本開示に一致する他のデバイスを含むように構成できる。AGVSの1つ又は複数のコンポーネントに含まれるコンピュータは、AGVS100の使用に関連付けられた様々な機能を提供するために使用され得る。例えば、実施によっては、フレーム102、MU104、TU106、又はMC108は、ユーザへの「命中(ヒット)」を示すために使用可能な振動の又は軽度の衝撃ユニットを含むように構成できる。実施によっては、フレーム102、MU104、TU106、又はMC108は、センサ(例えば、ジャイロスコープ、加速度計、姿勢、直線加速度、重力、及び磁力計)を含むように構成して、多軸方向の決定、移動、及び位置データを提供できる。例えば、AGVS100は、センサを活用して、X軸、Y軸、及びZ軸において、又はX軸、Y軸、及びZ軸の組合せにおいて、AGVS100の方向を決定できる。オリエンテーションデータは、モバイルコンピューティングデバイスに組み込まれたセンサからの利用可能なデータと組み合わせて、固定されたモバイルコンピューティングデバイス上で実行するソフトウェアアプリケーションによって使用できる。AGVS100のセンサデータは、(例えば、モバイルコンピューティングデバイス、他のモバイルコンピューティングデバイス、又はモバイルコンピューティングデバイスと通信しているサーバ上で実行する)1つ又は複数のアプリケーションによって使用して、モバイルコンピューティングデバイスからの利用可能な同様のデータ又は他のデータを強化/改良できる、又は本開示と一致する他の目的のために使用できる。
【0017】
言及されているように、フレーム102は、MC108への接続(不図示)をサポートする。接続は、MC108(及び拡張によって、モバイルコンピューティングデバイス112のディスプレイ113)に関して、フレーム102を調整することを可能にする。任意の接続の型(例えば、磁気的又は機械的)が、フレーム102とMC108を接続するために使用でき、本開示の範囲内であるとみなされる。
【0018】
MU104は、アイピース(接眼レンズ、接眼部)114、倍率レンズ116、及びファインフォーカス(高精度焦点)アセンブリ(部品)117を含む。アイピース114は、シールされたユニットとして、又は、倍率レンズ116、ファインフォーカスアセンブリ117の変更を可能にするように、構成できる(例えば、アイピースは、MU104からネジを外すように/MU104にネジで締めるように構成できる、又は、倍率レンズ116/ファインフォーカスアセンブリ117は、アイピース114において取り外す/交換することができる)。
【0019】
倍率レンズ116及びファインフォーカスアセンブリ117は、共に動作して、ディスプレイ113上にレンダリングされた画像の焦点合わせを可能にする。ディスプレイ113は、イメージングデバイス(例えば、モバイルコンピューティングデバイス112のカメラ、又は、モバイルコンピューティングデバイス112若しくはAGVS100の要素に取り付けられた予備のイメージングデバイス)から収集された画像を投影するために使用される。実施によっては、アフォーカル(無限焦点の)アダプタが、モバイルコンピューティングデバイス112と共に又はMU104によって使用され、視覚データを(例えば、より長距離の視覚イメージング又はより高い倍率を可能にするために)強化できる。
【0020】
モバイルコンピューティングデバイス112上で実行するソフトウェアアプリケーションは、ディスプレイ113に画像を表示できる。画像は、ユーザが見るためにアイピース114によって拡大される及び焦点を合わせるように、構成/フォーマット(例えば、特定のサイズ、鮮明さ、及び構成で)できる。
【0021】
実施によっては、AGVS100によって固定されたモバイルコンピューティングデバイスのディスプレイ113の部分は、ユーザによって(例えば、MC108によって遮られていないディスプレイ113の側の視覚的グラフィカルユーザインタフェース(GUI)要素を使用して)アクセスでき、ディスプレイ113上の画像のサイズ、明瞭さ、及び構成を変更することを可能にし、アイピース114を通して見える画像の初期/デフォルト又は通常の焦点(ルーティンフォーカス)を支援して、特定のモバイルコンピューティングデバイスのディスプレイ仕様(例えば、解像度、明るさ、ピクセル密度、コントラスト、明るさ)を補填できる。ソフトウェアアプリケーションを使用した調整の後に、アイピース114は、微調整を実行できる(例えば、ライフルスコープ、テレスコープ、又はスポッティングスコープなどの従来の光学デバイスのための集束デバイスと同様の回転方式でファインフォーカスアセンブリ117を使用して)。
【0022】
実施によっては、レンズ116は、複数の使用を可能にするように構成できる。例えば、拡大に加えて、レンズ116は、フィルタリングするように(可視光、赤外線、又は紫外線用などに)又は色付けするように(暗視、赤視、又はモノクロをシミュレーションするためなどに)構成できる。実施によっては、レンズ116は、アセンブリに設置された2つ以上のレンズを含むことができる。実施によっては、レンズ116(又は、レンズ116として作動するアセンブリの1つ又は複数のレンズ)は、様々なアプリケーション、シナリオ、又は使用に基づいてユーザが交換可能に構成できる。
【0023】
実施によっては、MU104はまた、追加のオプティクス、メカニズム、又はエレクトロニクスも含むことができる。例えば、MU104は、MC108/ディスプレイ113の近位により近いレンズ、及び、アイピース114内のレンズ(例えば、レンズ116)を含むことができる。この例では、MU104の追加のメカニズムは、複数のレンズを操作するために使用され、より細かい/強化された焦点(フォーカス)機能を提供できる。またこの例では、ファインフォーカスアセンブリ117は、追加のメカニズムに統合することもでき、又は、追加のメカニズム(不図示)を提供して、MU104との機能的な相互作用を可能にすることができる。
【0024】
TU106はトリガー118を含み、トリガー118は(例えば、機械的又は電子的に)トリガーバー/相互に作用する要素(「トリガーバー」)(不図示、追加の詳細については図2を参照)と共に動作して、スロットの領域内(すなわち、トリガーバーが物理的にディスプレイ113にタッチする)でモバイルコンピューティングデバイス112のディスプレイ113と相互に作用する。例えば、トリガー118は、機械的/電気的にトリガーバーと結合して、ユーザの指からディスプレイ113へ伝導性(コンダクティブ)のタッチを伝送する。実施によっては、トリガーバーは、ディスプレイ113と接触させる接触要素(例えば、スタイラスチップ(針先))と結合できる。トリガー118の作動は、ディスプレイ113上のユーザ(プレイヤー)の指のタッチとして検出できる。モバイルコンピューティングデバイス112上で実行するソフトウェアアプリケーションは、敵プレイヤーにシミュレーションされた武器を発射することをシミュレーションするアクションとして、トリガーの作動を検出するように構成できる。トリガー118の作動の検出は、シミュレーションされた武器が発射された(例えば、アイピース114を通して見ることが可能なディスプレイ113上で見ることができるスクリーンフラッシュ又はデータ)ということの、ソフトウェアアプリケーションにおける表示を生成できる。
【0025】
TU106は、ユーザが握るためのグリップ120を含む。グリップ120は、シミュレーションされた武器(例えば、ライフル又はハンドガン)としてのAGVS100の使用を可能にする。実施によっては、グリップ120は、ユーザが望むサイズ、材料、又は他の特性に合わせて構成できる。また、前述したように、グリップ120は、電子機器(例えば、コンピュータ又は有線/無線通信システム)、電源(例えば、バッテリー)、ユーザへの「命中(ヒット)」を示すために使用可能な振動の又は軽度の衝撃ユニット、充電接点(内蔵の充電式バッテリーで使用する)、又はこの開示と一致する他のデバイスを含むように構成できる。
【0026】
MC108は、ディスプレイ113が後ろ向きに(すなわち、AGVS100を握る/使用するユーザに向けて)、モバイルコンピューティングデバイス112をAGVS100(図示のように、スマートフォン)に固定するように構成される。MC108は、モバイルコンピューティングデバイス112の向かい合った縁(複数)の周りを湾曲し、縦向き、横向き、又はその間のどこかの向きに構成できる。実施によっては、MC108は、ゴム、プラスチック、ラインの金属(アルミニウムなど)から構成できる。材料は、モバイルコンピューティングデバイスのケーシング(枠)又はディスプレイ113を傷つけない/損傷しないように選択できる。実施によっては、MC108は、1つ又は複数の向きでモバイルコンピューティングデバイス112の周囲を全体的に包むように構成できる。MC108の構成(例えば、向き、重さ、強度)は、MC108の使用目的に基づくことができる。
【0027】
実施によっては、MC108は、ばね作用、スライド/ロック、ラチェット、摩擦、機械的ロック、又は他のメカニズムを使用して、様々なモバイルコンピューティングデバイス100を固定するように構成できる(不図示)。MC108の構成は、特定のモバイルコンピューティングデバイス112の構成(例えば、サイズ、厚さ、又は重量)に基づいて選択/稼働され得る。実施によっては、MC108は、「ホーム」ボタン、充電/データポート、又はモバイルコンピューティングデバイスに関連付けられた他の制御手段へのアクセスを可能にする穴/切り欠き(不図示)で構成できる。
【0028】
実施によっては、AGVS100(例えば、本体102)は、MC108を回転させて、モバイルコンピューティングデバイスを別の方向(例えば、縦方向、横方向、又はその間の方向)に固定するように構成できる(不図示)。実施によっては、様々なアプリケーション、シナリオ又は使用に基づいて、MC108を回転させる、ロックする、調整することを可能にすることができる。
【0029】
前述したように、MC108はスロット122を含む。スロット122は、トリガーバーが物理的にディスプレイ113にタッチ可能に構成される。スロット122は、特定のモバイルコンピューティングデバイス、実行するアプリケーション、シナリオ、又は使用、の構成によるサイズ、形、又は方向で構成できる。図示の例では、スロット122は、本体102、MU104、及びTU106との関連で、モバイルコンピューティングデバイス112の縦の調整を可能にする。
【0030】
AW110a/110bは、ユーザ操作可能制御手段(例えば、ノブ、ダイヤル、ホイール、又は円盤(ディスク))を提供し、本体102、MU104、及びTU106との関連でモバイルコンピューティングデバイス112の調整を可能にする。図1に示すAGVS100は、縦に調整するように構成されているが、他の実施においては、AGVS100は、縦方向、横方向、又は斜め方向の調整を可能にするように構成できる。調整の構成はまた、モバイルコンピューティングデバイス112のディスプレイ113への、AGVS100の1つ又は複数の要素の近接(すなわち、より近くへ又はより遠くへ)に対する調整を含むことができる。例えば、ディスプレイ113へのMU104の近接は、1つ又は複数のAW110a/110bを使用して調整できる。
【0031】
ディスプレイ113上での、増加する/減少する圧力又は接触の量(例えば、調整コンタクトホイール又は他の構造を使用する、追加の詳細については図2を参照)の検出は、アイピース114を通して見える視覚映像の焦点を合わせるアクションをシミュレーションするために、又は、シミュレーションされたトリガーを「整調(tune)」して、発射を高速化したり、感度を高めるたりするために使用できる。調整は、ライフルスコープ又は他の光学デバイス又はシミュレーションされた武器システムの他の要素(例えばトリガー)の調整をエミュレーションするために使用できる。
【0032】
特定の実施によっては、1つの図示されたダイヤル(符号110aで示されている)は、縦の調整をするために使用でき、一方で、他の図示されたダイヤル(110b)は、モバイルコンピューティングデバイス112へのAGVS100の近接に対する内向き/外向きの調整をするために使用できる。記載された、ノブ、ダイヤル、ホイール、又は円盤は、(例えば、隆起した又は質感をつけた(textured)のエッジを有し)ユーザの指で容易に使用できるように構成できる。
【0033】
実施によっては、モバイルコンピューティングデバイス112上で実行するソフトウェアアプリケーションは、AGVS100/モバイルコンピューティングデバイス112の関係に対する調整を検出でき、及び、AGVS100の要素(例えば、トリガーバー又は調整コンタクトホイール/他の構造)との接触/相互作用に敏感なディスプレイ113の領域を調整できる。
【0034】
記載されたAGVS100の使用例として、(2人又は3人以上のユーザ/プレイヤーのグループの)ユーザ/プレイヤーは、特定のアプリケーション、シナリオ、又は使用(戦闘型ターゲティング(標的設定)ゲームなど)のために、モバイルコンピューティングデバイス112上でソフトウェアアプリケーションを実行する。モバイルコンピューティングデバイス112は、固定され、AGVS100内に適切に配置される。
【0035】
プレイヤーは、鮮明さのためにアイピース114を通してモバイルコンピューティングデバイス112のイメージングデバイス(又は、モバイルコンピューティングデバイス112に取り付けられた予備のイメージングデバイス)から受信した画像データに焦点を合わせる。AGVS100は、受信した画像データを使用して、バーチャルリアリティ(例えば、シミュレーションされた)又はオーグメンテッドリアリティ(例えば、現実データと仮想データのオーバーレイ)のアプリケーションを提供するソフトウェアアプリケーションと共に使用できる。
【0036】
戦闘型ターゲティングゲームが開始される。このゲームは、パフォーマンスのハンズオン(実際に操作できる)エミュレーションと、昼間視又は夜間視の武器用光学デバイス(例えば、ライフルスコープ)の調整とのための独自の性能、制御手段を学習し練習するための機能(風向や仰角の調整など)、及び、敵のプレイヤーを「ターゲット(標的)」にするための機能をプレイヤーに提供する。AGVS100の構成は、コンピューティングデバイスのディスプレイ113上で手動のタッチタイプの制御手段を可能にし、ゲーム開発者が複数のゲーミングシナリオを開発することを可能にする。
【0037】
各プレイヤーは、取り付けられたモバイルコンピューティングデバイス112と共にAGVS100を使用し、受信した視覚データを使用して、敵のプレイヤーを視覚的に「ターゲット」にする。このようにして、敵のプレイヤーをマークするために、レーザー、投影される光源、又は任意の他のアクティブなエネルギー放出デバイスの使用を必要とすることなく、プレイヤーは仮想戦闘体験に没頭し、競争力のあるゲーミングエクスペリエンスは強化され得る。
【0038】
実施によっては、AGVSは、MU104と共に又はMU104無しで使用できる。例えば、AGVS100は、ゲームの一部として、プレイヤーの位置、モバイルコンピューティングデバイスのイメージングデバイスの視野(FOV、field-of-view)のコンパス方向、及び画像認識アプリケーションをプログラムで組合せるように構成できる。この例では、敵のプレイヤーは、プレイヤーのイメージングデバイス/予備のイメージングデバイスのFOV内に位置することができ、AGVS100は、敵のプレイヤーを認識できる(例えば、画像認識ソフトウェアは、人間の形、特定の表示されたロゴ、又は他の視覚的に認識可能なオブジェクトを識別できる)。この例では、プレイヤーの位置、動き、及び他のデータが特定され(例えば、GPSを使用して)、特定のプレイヤー間の距離を提供し、1つ又は複数のAW110a/110bを使用して、レチクル(十字線など)が適切に調整されるかどうかを評価できる。
【0039】
サーバベースのソフトウェアアプリケーションをAGVS100と組合せて使用して、スコアを維持し、確認された命中(ヒット)の画像及び任意の他の関連情報を格納できる。AGVS100に関連付けられた1つ又は複数のソフトウェアアプリケーションは、プレイヤー間や他のパーティ(観客/トレーナーなど)間、又は両方の組合せの間の、双方向の又はハイブ(ミツバチの巣)型のオーディオ/ビジュアル通信を可能にできる。双方向のオーディオ/ビジュアル通信の使用は、最新の戦術タイプの環境をエミュレーションすることができる。実施によっては、プレイヤーのモバイルコンピューティングデバイスのイメージングデバイス/予備のイメージングデバイス(又は他のセンサデータ)のFOVからのライブ映像は、集められ、収集され、送信され、格納され、及び処理され、プレイヤーのアクション、戦術、戦略、パフォーマンス、メトリクス、又はスコアのリアルタイム分析を可能にする。
【0040】
プレイヤーがトリガー118を作動させると、ソフトウェアアプリケーションはディスプレイ113へのタッチを検出し、とりわけ、アイピース114のシミュレーションされたレチクルとの関連で敵のプレイヤーの位置、トリガーのタイミング、プレイヤーの動き、発射体の型/特性、及びプレイヤー間の距離を特定して、敵のプレイヤーに「命中(ヒット)」したかどうかを特定できる。ソフトウェアアプリケーションは、レーザー、弾丸、ゴムバンド、発射物の速度、重力又は他の要因による発射物の落下、大気条件、及び他の関連データをシミュレーションできる。実施によっては、各モバイルコンピューティングデバイスは、相互に又は中央のサーバタイプのコンピュータへ、位置及び他のデータを(例えば、セルラー、Bluetooth、WIFI、又は他のデータネットワークを使用して)伝送し、共有することができ、プレイヤーの位置、命中(ヒット)が生じたとき、又は他のステータス情報を特定する際の精度を高めることができる。
【0041】
図2は、本開示の実施による、AGVSの内部構造の低レベル斜視図である。図2は、(図1に記載されているように)モバイルコンピューティングデバイス112、ディスプレイ113、レンズ116、及び、ファインフォーカスアセンブリ117を図示する。
【0042】
また、3つの調整コンタクトホイール202a/202b/202c(図1のAW110a/110bに対応する調整コンタクトホイールの完全な見本ではない)が図示されている。調整コンタクトホイール202a/202b/202cは、ソフトウェアアプリケーションがAGVS100とディスプレイ113との接触を検出できるように、及び、AGVS100に関するモバイルデバイス112の関係性を調整できるように構成される。例えば、実施において、調整コンタクトホイール202a/202b/202cは、傷のない伝導性(コンダクティブ)材料から構成でき、ディスプレイ113への静電容量式タッチ又は接触/圧力の量をシミュレーションすること、及び、AGVS100に関し、縦方向、横方向、又は斜め方向において、モバイルデバイス112を調整することを可能にする。この例では、図1のAW110、グリップ120、又はトリガー118は、ユーザの手から電気/静電容量式インパルスを1つ又は複数の調整コンタクトホイール202a/202b/202cへ伝送するように構成でき、モバイルコンピューティングデバイス112による検出を可能にする。実施によっては、タッチデータはディスプレイ113によって集められ、確立されたパラメータにしたがいソフトウェアプログラムによって1つ又は複数の応答をアクティブにする。ディスプレイ113上で示された圧力/接触量は、シミュレーションされた焦点の調整、及び、シミュレーションされた光学デバイスの局面(例えば、風向又は仰角)の調整に使用できる。
【0043】
図2はまた、図1に記載されているように、トリガーバー204を図示する。実施によっては、トリガーバー204は、図1のトリガー118によって作動させる。トリガーバー204に結合したスタイラスチップは、ディスプレイ113と接触できる。トリガーバー204は、ユーザの指からディスプレイ113へ電気的/静電容量式インパルスを伝送するように構成され、モバイルコンピューティングデバイス112による検出を可能にする。実施によっては、タッチデータは、ディスプレイ113によって集められ、確立されたパラメータにしたがいソフトウェアプログラムによって1つ又は複数の応答をアクティブにする。例えば、ディスプレイ113上に示された圧力/接触量は、シミュレーションされた武器の発射をトリガーするために又はシミュレーションされた武器の発射に必要なトリガー圧力をトリガーするために使用できる。
【0044】
図3Aは、本開示の実施による、別のAGVS構成の斜視図300aである。図3Aに示されているように、別のAGVS構成は、モバイルコンピューティングデバイス112を横方向でMC108に固定する。モバイルコンピューティングデバイスが縦向きの場合、ディスプレイ113の一部は、MU104の上部の上方に見える(302)。別のAGVS構成は、ソフトウェアアプリケーションが、ユーザによって使用するためのデータ(例えば、位置、スコア、地図、警告色、矢印、テキストデータ、又は本開示と一致する他の関連データ)を表示することを可能にし、照準を合わせる必要があるときに、ユーザがアイピース114を通して見えるようにする。図2のトリガーバー204も図示されている。
【0045】
実施によっては、ソフトウェアアプリケーションは、データ表示に使用されるディスプレイ113の量を自動調整できる。ソフトウェアアプリケーションは、調整コンタクトホイール(例えば、図2の202a/202b/202c)、トリガーバー204、又は図2の調整コンタクトホイールとトリガーバー204の両方から受信したデータに基づいて調整を行うことができる。
【0046】
図3Aの別の実施において(不図示)、モバイルコンピューティングデバイス112は、モバイルコンピューティングデバイス112を縦に固定するMC108を用いて、横向きの位置に向けることができる。この実施では、モバイルコンピューティングデバイスの1つ又は複数の「横側」は、前述のデータを表示するために使用できる。
【0047】
図3Bは、本開示の実施による、図3Aの別のAGVS構成の側面図300bである。図3Bは、ディスプレイ113がどのくらいユーザに見えるか及びデータ表示に利用可能であるか、の斜視図を提供する。
【0048】
図4は、例示のデュアルディスプレイシステム400のコンポーネントを示すブロック図である。デュアルディスプレイシステム400は、スマートフォンの形態であってもよい、モバイル通信ハンドセット(携帯電話機)などのモバイルコンピューティングデバイス402を含む。モバイルコンピューティングデバイス402がAGVSのマウンティングコンポーネントに固定可能であるように、モバイルコンピューティングデバイス402は、上記のモバイルコンピューティングデバイス112と同様であってもよく、マウンティングコンポーネントは、上記のAGVS100のMC108と同様であってもよい。デュアルディスプレイシステム400はまた、第2のディスプレイコンポーネント404を含む。第2のディスプレイコンポーネント404は、例えば、ビデオ画像、テキスト、グラフィック、及び他の視覚情報を表示するためのディスプレイを含む電子コンポーネントの形態であってもよい。例えば、実施によっては、第2のディスプレイコンポーネントは、高解像度テレビジョンディスプレイ、コンピュータディスプレイを含むコンピュータ、タブレット、他のスマートフォン、プロジェクタ、又は画像情報を受信し関連する画像をディスプレイに表示するように稼働可能な他のディスプレイデバイスであってもよい。モバイルコンピューティングデバイス402及び第2のディスプレイコンポーネント404は、データ接続406を介して通信する。例示のシステム400は、単一の第2のディスプレイコンポーネント404を図示しているが、例示のシステム400は、複数の第2のディスプレイコンポーネント404を有してもよい。
【0049】
実施によっては、モバイルコンピューティングデバイス402は、システム400に関連付けられたデータ及び情報を受信、伝送、処理、格納、扱う、及び/又は表示するように稼働可能な電子コンピュータである。より具体的には、モバイルコンピューティングデバイス402は、モバイルコンピューティングデバイス402上に位置するアプリケーション408を起動するように稼働可能である。実施によっては、アプリケーション408は、メモリ410に格納されてもよい。図4では単一メモリ410として図示されているが、2つ又は3つ以上のメモリがシステム400の特定のニーズ、要望、又は特定の実施に従って使用されてもよい。メモリ410は、モバイルコンピューティングデバイス402の一体型コンポーネントとして図示されているが、別の実施では、メモリ410は、より一般的にはモバイルコンピューティングデバイス402又はシステム400の外付けであり得る。同様に、アプリケーション408は、より一般的にはモバイルコンピューティングデバイス又はシステム400の外部に位置されてもよい。
【0050】
モバイルコンピューティングデバイスはまた、1つ又は複数のインスツルメント(機器、手段)415を含んでもよい。インスツルメント415は、様々なハードウェア又はソフトウェア又はハードウェア及びソフトウェアインスツルメントの両方を含んでもよく、アプリケーション408で利用可能にするためのデータを収集する。例えば、インスツルメント415は、1つ又は複数の以下のインスツルメントを含んでもよい:全地球測位システム(GPS)受信機、GPS送信機、加速度計、ジャイロスコープセンサ、コンパス、ワイヤレスラジオ、温度センサ、圧力センサ、高度計、又は他のインスツルメント。
【0051】
モバイルコンピューティングデバイス402はまた、アプリケーション408を起動する又は実行するために稼働可能なプロセッサ412を含む。プロセッサ412は、単一のプロセッサであってもよく、複数のプロセッサであってもよい。実施によっては、アプリケーション408は、戦闘型ターゲティングゲームであってもよく、モバイルコンピューティングデバイス402は、モバイルコンピューティングデバイス402のディスプレイ413上に戦闘型ターゲティングゲームに関連付けられたゲームプレイ画像を表示するように稼働可能であってもよい。モバイルコンピューティングデバイス402はまた、デジタルカメラなどのカメラ414を含む。モバイルコンピューティングデバイス402は、カメラ414を使用して静止画像又はビデオ画像をキャプチャするように稼働可能である。場合によっては、アプリケーション408は、静止画像又はビデオ画像をキャプチャするために、アプリケーション408の一部としてカメラ404を利用してもよい。例えば、アプリケーション408が戦闘型ターゲティングゲームの場合、戦闘型ターゲティングゲームは、連続的又は断続的なリアルタイムビデオ画像を取得して、ディスプレイ413上にそれらのリアルタイムビデオ画像を表示するために、カメラを使用してもよい。
【0052】
上述したように、モバイルコンピューティングデバイス402は、スマートフォンなどのモバイルテレコミュニケーションハンドセットであってもよい。より一般的には、モバイルコンピューティングデバイス402は、本明細書に記載するように、高度ゲーミング視覚化システムのマウンティングコンポーネントに取り付け可能な、任意の他のポータブルコンピュータであってもよい。当業者には明らかであるように、モバイルコンピューティングデバイス402は、上記の機能を可能にするために、他のコンポーネントの有無に関わらず、図示されていない制御及び処理回路を含む。
【0053】
第2のディスプレイコンポーネント404は、モバイルコンピューティングデバイス402からのデータを送信する又は受信するように稼働可能である。例えば、実施によっては、第2のディスプレイコンポーネント404は、データ接続406を介して、ビデオ、オーディオ、センサデータ(本明細書に記載する1つ又は複数のセンサデータタイプなど)などのデータを受信するように稼働可能である。例えば、画像認識及びGPS位置情報はまた、第2のディスプレイコンポーネント404によって使用するために、データ接続406を介して、第2のディスプレイコンポーネント404に伝送されてもよい。実施によっては、第2のディスプレイコンポーネント404は、受信データを表示する、受信データを処理する、又はその両方を行うように稼働可能である。特に、第2のディスプレイコンポーネント404のディスプレイ426は、モバイルコンピューティングデバイス402のディスプレイ413に表示される修正された又は修正されていない画像を表示するように稼働可能である。実施によっては、第2のディスプレイコンポーネント404は、モバイルコンピューティングデバイス402によってディスプレイ413上に表示される修正された又は修正されていない画像を表示するように同時に稼働可能である。実施によっては、第2のディスプレイコンポーネント404は、アプリケーション428及びプロセッサ424を使用して、モバイルコンピューティングデバイス402から受信したデータを処理する。
【0054】
データ接続406は、有線接続又は無線接続であってもよい。例示の有線接続は、直接接続であれ間接接続であれ、ユニバーサルシリアルバス(USB)接続、FireWire接続、又はモバイルコンピューティングデバイス402から第2のディスプレイコンポーネント404へ情報を伝送するように稼働可能な任意の他の有線接続を含んでもよい。無線接続の型は、セルラー、Bluetooth(登録商標)、WIFI、又はモバイルコンピューティングデバイス402から第2のディスプレイコンポーネント404へ情報を伝送するように稼働可能な任意の他の無線通信の型を含む。
【0055】
モバイルコンピューティングデバイス402の各コンポーネントは、システムバス418を使用して通信する。実施によっては、モバイルコンピューティングデバイス402の任意の又は全てのコンポーネント(ハードウェア、ソフトウェア、又はその両方)は、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)、サービスレイヤなどを使用して、システムバス403を介して、相互に、インタフェース420と、又は、その両方とインタフェース接続してもよい。APIは、ルーチン、データ構造、及びオブジェクトクラスの仕様を含んでもよい。APIは、コンピュータ言語に依存しない又は依存する、のどちらであってもよく、完全なインタフェース、単一機能、又はAPIのセットを参照してもよい。サービスレイヤは、システム400にソフトウェアサービスを提供する。モバイルコンピューティングデバイス402の機能は、このサービスレイヤを使用する全てのサービス消費者に利用可能であってもよい。サービスレイヤによって提供されるソフトウェアサービスなどのソフトウェアサービスは、定義されたインタフェースを介して、再利用可能で定義されたビジネス機能を提供する。例えば、インタフェースは、JAVA(登録商標)、C++、又は拡張マークアップ言語(XML)フォーマット又は他の適切なフォーマットでデータを提供する他の言語で記述されたソフトウェアであってもよい。APIの任意の又は全てのパーツ及び/又はサービスレイヤは、本開示の範囲から逸脱することなく、ソフトウェアの他のピースの子又はサブコンポーネントとして実施されてもよい。例えば、API112は、アプリケーション408に統合できる。
【0056】
モバイルコンピューティングデバイス402のインタフェース420は、データ接続406に接続された第2のディスプレイコンポーネント404との通信に使用される。一般に、インタフェース420は、データ接続406と通信するように稼働可能な組み合わせで、ソフトウェア又はハードウェア又はソフトウェアとハードウェアの両方にエンコード(符号化)されたロジックを含む。実施によっては、データ接続406又はデータ接続406に関連付けられたハードウェアが、図示のシステム400の内外で物理信号を通信するために稼働可能であるように、インタフェース420は、通信に関連付けられた1つ又は複数の通信プロトコルをサポートするソフトウェアを含んでもよい。
【0057】
第2のディスプレイコンポーネント404は、インタフェース422を含む。図4には単一のインタフェース422として図示されているが、2つ又は3つ以上のインタフェース422がシステム400の特定のニーズ、要望、又は特定の実施に従って使用されてもよい。インタフェース420と同様に、インタフェース422は、データ接続406に接続されたモバイルコンピューティングデバイス402と通信するために、第2のディスプレイコンポーネント404によって使用される。一般に、インタフェース422は、データ接続406と通信するように稼働可能な組合せで、ソフトウェア又はハードウェア又はソフトウェア及びハードウェアの両方にエンコードされたロジックを含む。より具体的には、データ接続406又はデータ接続406に関連付けられたハードウェアが図示のシステム400の内外で物理信号を通信するために稼働可能であるように、インタフェース422は、通信と関連付けられた1つ又は複数の通信プロトコルをサポートするソフトウェアを含んでもよい。
【0058】
第2のディスプレイコンポーネント404は、プロセッサ424を含む。プロセッサ424は、単一のプロセッサであっても複数のプロセッサであってもよい。プロセッサ424は、命令を実行し、データを操作して、第2のディスプレイコンポーネント404の稼働を実行する。例えば、プロセッサ424は、ビデオ画像又は他の望ましい情報などの情報をディスプレイ426上に表示する機能を実行してもよい。上記で説明したように、モバイルコンピューティングデバイス402は、データ接続406を介して第2のディスプレイコンポーネント404にデータを提供してもよい。場合によっては、データは、ビデオ画像データを含んでもよい。実施によっては、プロセッサ424は、アプリケーション428を使用して、受信データを処理し、ディスプレイ426上に処理されたデータを表示してもよい。
【0059】
第2のディスプレイコンポーネント404はまた、第2のディスプレイコンポーネント404又はモバイルコンピューティングデバイス402又はその両方のためにデータを保持するメモリ430を含む。図4では単一メモリ430として図示されているが、2つ又は3つ以上のメモリがシステム400の特定のニーズ、要望、又は特定の実施に従って使用されてもよい。メモリ430は、第2のディスプレイコンポーネント404の一体型コンポーネントとして図示されているが、別の実施では、メモリ430は、より一般的には第2のディスプレイコンポーネント404又はシステム400の外付けとすることができる。実施によっては、第2のディスプレイコンポーネント404はまた、インスツルメント432を含んでもよく、上記のインスツルメント415と同様に1つ又は複数のインスツルメントを含んでもよい。
【0060】
実施によっては、アプリケーション428は、モバイルコンピューティングデバイス402から送信された、とりわけ、ビデオ画像及び他の情報を表示することに関連した機能を提供するソフトウェアである。例えば、アプリケーション428は、第2のディスプレイコンポーネント404にインストールされるダウンロード可能なアプリケーションであってもよい。アプリケーション428はまた、第2のディスプレイコンポーネント404の構成において、関連するディスプレイ426上でのGUIレイアウトの表示を生成する及び開始する、データを受信する(例えば、モバイルコンピューティングデバイス402から)及び処理する、複雑な計算を実行する、などを可能にする。
【0061】
単一のアプリケーション428として図示されているが、アプリケーション408と同様に、アプリケーション428は、複数のアプリケーション428として実施されてもよい。加えて、第2のディスプレイコンポーネント404への統合として図示されているが、別の実施では、アプリケーション428は、第2のディスプレイコンポーネント404又はシステム400の外付けとすることができる。
【0062】
実施によっては、第2のディスプレイコンポーネント404のインタフェース422、インスツルメント415、プロセッサ424、メモリ430、及びアプリケーション428は、モバイルコンピューティングデバイス402に関する上述のそれらと同様であってもよく、異なってもよいが、特には第2のディスプレイコンポーネント404の目的に適した、タスクを実行し、データを格納するなどを行う。
【0063】
すでに説明したように、第2のディスプレイコンポーネント404は、データ接続406を介してモバイルコンピューティングデバイス402と通信し、データを送信する、データを受信する、又はその両方を行う。実施によっては、第2のディスプレイコンポーネント404の各コンポーネントは、システムバス434を使用して通信する。場合により、システムバス434によって提供される機能は、上記のシステムバス418と同様である。実施によっては、システムバス434は、モバイルコンピューティングデバイス402のコンポーネントに関するシステムバス418と同様に稼働してもよく、モバイルコンピューティングデバイス402のコンポーネントは、第2のディスプレイコンポーネント404のコンポーネントと同様である、又は、同一の稼働を実行できる、及びまた、当業者によって理解されるように、本開示と一致するシステム400の全体的な必要性に依存する。
【0064】
実施によっては、リアルタイム画像データが、モバイルコンピューティングデバイス402のディスプレイ413及び第2のディスプレイコンポーネント404のディスプレイ426の両方に同時に表示されるように、モバイルコンピューティングデバイス402は、リアルタイム画像データなどの画像データを第2のディスプレイコンポーネント404へ伝送するように稼働可能である。このように、第2のディスプレイコンポーネント404のディスプレイ426がディスプレイ413より大きい場合、例えば、高解像度テレビジョン又はプロジェクションスクリーンの場合、ディスプレイ426に提供され表示されるリアルタイム画像は、モバイルコンピューティングデバイス402のディスプレイ413に表示されるリアルタイム画像に比べ拡大される。結果として、第2のディスプレイコンポーネント404のより大きいディスプレイ426に表示される拡大されたリアルタイム画像は、モバイルコンピューティングデバイス402に結合したAGVSのモノキュラーユニットを通して提供される、より限定された表示と比べると、より広い表示を提供してもよい。更に、実施によっては、リアルタイム画像は、シンボルなどのアラインメント(位置合わせ)機能を含んでもよい。実施によっては、アラインメント機能はドットであってもよく、ドットは、モバイルコンピューティングデバイス402のディスプレイ413に表示されるリアルタイム画像の一部として、AGVSのモノキュラーユニットを通して、拡大されたオブジェクトに位置合わせされ、拡大されたオブジェクトとして見えるだろう。
【0065】
図5は、本開示の実施による、記載されたアルゴリズム、方法、機能、プロセス、フロー、及び手順に関連付けられたコンピュータ機能を提供するために使用されるコンピュータ実装システム500の例を示すブロック図である。図示された実施において、システム500はコンピュータ502とネットワーク530を含む。
【0066】
図示されたコンピュータ502は、サーバ、デスクトップコンピュータ、ラップトップ/ノートブックコンピュータ、ワイヤレスデータポート、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、これらのデバイス内の1つ又は複数のプロセッサ、又は、コンピューティングデバイスの物理インスタンス又は仮想インスタンスを含むコンピューティングデバイスの組合せ、又は、コンピューティングデバイスの物理インスタンス又は仮想インスタンスの組合せなどの任意のコンピューティングデバイスを包含することを意図している。加えて、コンピュータ502は、キーパッド、キーボード、又はタッチスクリーン、又はユーザ情報を受け入れることができる入力デバイスの組合せなどの入力デバイス、及び、グラフィカルタイプのユーザインタフェース(UI)(又はGUI)又は他のUIで、デジタルデータ、視覚、音声、情報の他のタイプ、又は情報のタイプの組合せを含む、コンピュータ502の稼働に関連付けられた情報を伝達する出力デバイスを含むことができる。
【0067】
コンピュータ502は、例えば、クライアント、ネットワークコンポーネント、サーバ、又はデータベース、又は他のパーシステンシー、又は本開示に記載された主題を実行するための役割の組合せとして、分散コンピューティングシステムにおいて役割を果たすことができる。図示のコンピュータ502は、ネットワーク530に通信可能に結合される。実施によっては、コンピュータ502の1つ又は複数のコンポーネントは、クラウドコンピューティング、ローカル、又はグローバルを含む1つの環境、又は環境の組合せ内で稼働するように構成できる。
【0068】
高レベル(概観的)では、コンピュータ502は、記載された主題に関連付けられたデータ及び情報を受信する、伝送する、処理する、格納する、又は操作するように稼働可能な電子コンピューティングデバイスである。実施によって、コンピュータ502はまた、アプリケーションサーバ、eメールサーバ、ウェブサーバ、キャッシュサーバ、又はストリーミングデータサーバ、又はサーバの組合せなどの、サーバを含む又はサーバに通信可能に結合できる。
【0069】
コンピュータ502は、ネットワーク530を介して(例えば、他のコンピュータ502上で実行するクライアントソフトウェアアプリケーションから)リクエストを受信し、ソフトウェアアプリケーション又はソフトウェアアプリケーションの組合せを使用して受信したリクエストを処理することによって、受信したリクエストに応答できる。加えて、リクエストはまた、内部ユーザから(例えば、コマンドコンソールから、又は他の内部アクセス方法によって)、外部から、又はサードパーティーから、又は、他のエンティティ、構成物、システム、又はコンピュータから、コンピュータ502へ送信できる。
【0070】
コンピュータ502の各コンポーネントは、システムバス503を使用して通信できる。実施によっては、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組合せを含む、コンピュータ502の任意の又は全てのコンポーネントは、システムバス503を介して、アプリケーションプログラミングインタフェース(API512)、サービスレイヤ513、又はAPI512とサービスレイヤ513の組合せを使用してインタフェース接続できる。API512は、ルーチン、データ構造、及びオブジェクトクラスの仕様を含むことができる。API512は、コンピュータ言語に依存しない又は依存する、のどちらであることもでき、完全なインタフェース、単一機能、又はAPIのセットを参照することもできる。サービスレイヤ513は、ソフトウェアサービスを、コンピュータ502又はコンピュータ502に通信可能に結合した他のコンポーネント(図示又は不図示に関わらず)に提供する。コンピュータ502の機能は、サービスレイヤ513を使用してすべてのサービス消費者にアクセス可能にすることができる。サービスレイヤ513によって提供されるソフトウェアサービスなどのソフトウェアサービスは、定義されたインタフェースを介して、再利用可能な定義された機能を提供する。例えば、インタフェースは、コンピューティング言語(例えばJAVA(登録商標)又はC++)又はコンピューティング言語の組合せで記述されるソフトウェアであり、特定のフォーマット(例えば、拡張可能マークアップ言語(XML))又はフォーマットの組合せでデータを提供できる。コンピュータ502の統合されたコンポーネントとして図示されているが、別の実施は、コンピュータ502の他のコンポーネント、又はコンピュータ502に通信可能に結合する他のコンポーネント(図示又は不図示に関わらず)に関連するスタンドアローンのコンポーネントとして、API512又はサービスレイヤ513を図示できる。更に、API512又はサービスレイヤ513の任意の又は全てのパーツは、本開示の範囲から逸脱することなく、他のソフトウェアモジュール、エンタープライズアプリケーション、又はハードウェアモジュールの、子又はサブモジュールとして実施できる。
【0071】
コンピュータ502は、インタフェース504を含む。単一のインタフェース504として図示されているが、2つ又は3つ以上のインタフェース504がコンピュータ502の特定のニーズ、要望、又は特定の実施に従って使用できる。インタフェース504は、分散環境でネットワーク530に通信可能にリンクされた他のコンピューティングシステム(図示又は不図示に関わらず)と通信するためにコンピュータ502によって使用される。一般に、インタフェース504は、ネットワーク530と通信するように稼働可能であり、ソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組合せにおいてエンコードされたロジックを含む。より具体的には、ネットワーク530又はインタフェース504のハードウェアが、図示のコンピュータ502の内部で及び外部で物理信号を通信するように稼働可能であるように、インタフェース504は、通信に関連付けられた1つ又は複数の通信プロトコルをサポートするソフトウェアを含むことができる。
【0072】
コンピュータ502はプロセッサ505を含む。単一のプロセッサ505として図示されているが、2つ又は3つ以上のプロセッサ505がコンピュータ502の特定にニーズ、要望、又は特定の実施に従って使用できる。一般に、プロセッサ505は、命令を実行し、データを操作して、コンピュータ502の稼働、及び本開示に記載されているような任意のアルゴリズム、方法、機能、プロセス、フロー、及び手順を実行する。
【0073】
コンピュータ502はまた、コンピュータ502、ネットワーク530に通信可能にリンクされた他のコンポーネント(図示又は不図示に関わらず)、又はコンピュータ502と他のコンポーネントの組合せのために、データを保持できるデータベース506を含む。例えば、データベース506は、インメモリ、又は本開示に一致するデータを格納する従来のデータベースであり得る。実施によっては、データベース506は、コンピュータ502の特定のニーズ、要望、又は特定の実施、及び、記載された機能に従う、2つ又は3つ以上の異なるデータベースタイプの組合せ(例えば、ハイブリッドのインメモリ及び従来のデータベース)であり得る。単一のデータベース506として図示されているが、同様の又は異なるタイプの2つ又は3つ以上データベースが、コンピュータ502の特定のニーズ、要望、又は特定の実施、及び、記載された機能に従って使用できる。データベース506は、コンピュータ502の一体型コンポーネントとして図示されているが、別の実施では、データベース506は、コンピュータ502の外付けであり得る。
【0074】
コンピュータ502はまた、コンピュータ502、ネットワーク530に通信可能にリンクされた他のコンポーネント(単数)又はコンポーネント(複数)(図示又は不図示に関わらず)、又はコンピュータ502と他のコンポーネントの組合せのために、データを保持できるメモリ507を含む。メモリ507は、本開示と一致する任意のデータを格納できる。実施によっては、メモリ507は、コンピュータ502の特定にニーズ、要望、又は特定の実施、及び記載された機能に従って、2つ又は3つ以上の異なるタイプのメモリの組合せ(例えば、半導体と磁気ストレージの組合せ)であり得る。単一のメモリ507として図示されているが、2つ又は3つ以上のメモリ507、又は、同様又は異なるタイプは、コンピュータ502の特定のニーズ、要望、又は特定の実施、及び記載された機能に従って使用できる。メモリ507は、コンピュータ502の一体型コンポーネントとして図示されているが、別の実施では、メモリ507はコンピュータ502の外付けとすることができる。
【0075】
アプリケーション508は、コンピュータ502の特定にニーズ、要望、特定の実施に従って機能を、特に本開示に記載された機能に関連する機能を提供するアルゴリズムのソフトウェアエンジンである。例えば、アプリケーション508は、1つ又は複数のコンポーネント、モジュール、又はアプリケーションとして役立つことができる。更に、単一のアプリケーション508として図示されているが、アプリケーション508はコンピュータ502上で複数のアプリケーション508として実施され得る。加えて、コンピュータ502への一体型として図示されているが、別の実施では、アプリケーション508はコンピュータ502の外付であり得る。
【0076】
コンピュータ502はまた、電源514を含むことができる。電源514は、ユーザが交換できる又はユーザが交換できないように構成できる、充電式又は非充電式バッテリーを含むことができる。実施によっては、電源514は、電力変換又は管理回路(再充電、スタンバイ、又は他の電力管理機能を含む)を含むことができる。実施によっては、電源514は、例えば、コンピュータ502に電力を供給する、又は充電式バッテリーを再充電するために、コンピュータ502が壁のソケット又は他の電源に接続可能な電源プラグを含むことができる。
【0077】
コンピュータ502を含むコンピュータシステムに関連付けられたコンピュータ502、又はコンピュータ502を含むコンピュータシステムに外付けのコンピュータ502はいくつあってもよく、各コンピュータ502はネットワーク530を介して通信する。更に、用語「クライアント」「ユーザ」又は他の適切な専門用語は、本開示の範囲から逸脱することなく、必要に応じて交換可能に使用できる。更に、本開示は、多く(複数)のユーザが1つのコンピュータ502を使用できること、又は1人のユーザが複数のコンピュータ502を使用できることを予期している。
【0078】
主題の記載された実施は、1つ又は複数の特徴を単独で又は組合せで含むことができる。
【0079】
例えば、第1の実施では、高度ゲーミング可視化システム(AGVS)装置は、モバイルコンピューティングデバイスに関連付けられたイメージングデバイスから受信し、前記モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイに表示される、画像データの視覚化を可能にするモノキュラーユニットと;トリガーの作動を示すトリガーユニットであって、前記トリガーユニットは、トリガーとトリガーバーを含み、前記トリガーバーは、前記トリガーの作動によって動かされる、前記トリガーユニットと;前記モノキュラーユニットと前記トリガーユニットとの関連で前記モバイルコンピューティングデバイスを取り付けるためのマウンティングコンポーネントと;前記モノキュラーユニット、前記トリガーユニット、及び、前記マウンティングコンポーネントとの関連で前記モバイルコンピューティングデバイスの位置を調整する調整ホイールと;を備える。
【0080】
前述及び他の説明された実施は、それぞれ、任意選択で、以下の機能のうちの1つ又は複数を含むことができる。
【0081】
後述の特徴のいずれかと組合せ可能な第1の特徴であって、アイピース、拡大レンズ、及びファインフォーカスアセンブリを備える、第1の特徴。
【0082】
前述又は後述の機能のいずれかと組合せ可能な第2の機能であって、前記拡大レンズは、フィルタリングするように又は着色されるように構成される、第2の機能。
【0083】
前述又は後述の機能のいずれかと組合せ可能な第3の機能であって、前記受信した画像データは、前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ディスプレイに表示するためにフォーマットされる、第3の機能。
【0084】
前述又は後述の機能のいずれかと組合せ可能な第4の機能であって、前記トリガーの作動は、前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ディスプレイとのトリガーバーの接触を通して、前記モバイルコンピューティングデバイスによって検出される、第4の機能。
【0085】
前述又は後述の機能のいずれかと組合せ可能な第5の機能であって、前記モノキュラーユニット、トリガーユニット、マウンティングコンポーネント、及び、調整ホイールは、本体を使用して統合される、第5の機能。
【0086】
前述又は後述の機能のいずれかと組合せ可能な第6の機能であって、前記トリガーユニットは、グリップを備える、第6の機能。
【0087】
前述又は後述の機能のいずれかと組合せ可能な第7の機能であって、前記モバイルコンピューティングデバイスは、前記受信した画像データを処理するためのソフトウェアアプリケーションを含む、第7の機能。
【0088】
前述又は後述の機能のいずれかと組合せ可能な第8の機能であって、前記マウンティングコンポーネントは、モノキュラーユニット及び前記トリガーユニットによって前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ディスプレイへのアクセスを可能にするスロットを有するように構成される、第8の機能。
【0089】
前述又は後述の機能のいずれかと組合せ可能な第9の機能であって、前記調整ホイールは、前記モノキュラーユニット、前記トリガーユニット、及び前記マウンティングコンポーネントとの関連で、モバイルコンピューティングデバイスの位置の決定のために、前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ディスプレイと接触させる調整コンタクトホイールを操作する、第9の機能。
【0090】
前述又は後述の機能のいずれかと組合せ可能な第10の機能であって、前記位置は、縦方向、横方向、及び斜め方向と、近接値とを含む、第10の機能。
【0091】
前述又は後述の機能のいずれかと組合せ可能な第11の機能であって、前記マウンティングコンポーネントは、水平位置と垂直位置の間で構成される、第11の機能。
【0092】
前述又は後述の機能のいずれかと組合せ可能な第12の機能であって、コンピュータ、通信システム、又は電源を更に備える、第12の機能。
【0093】
本明細書に記載された主題及び機能の稼働の実施は、本明細書に開示する構造及びその構造的均等物を含む、デジタル電子回路、明白に具体化されたコンピュータソフトウェア又はファームウェア、コンピュータハードウェアに、又はそれらの1つ又は複数の組合せに実装可能である。記載された主題のソフトウェアの実施は、1つ又は複数のコンピュータプログラムとして、即ち、コンピュータ又はコンピュータ実装システムによる実行のために、又はコンピュータ又はコンピュータ実装システムの稼働を制御するために、有形の非一時的コンピュータ可読媒体上でコード化されたコンピュータプログラム命令の1つ又は複数のモジュールとして実装可能である。これに代えて、又はこれに加えて、人工的に発生させた伝播信号に、例えば、受信装置に送信しコンピュータ又はコンピュータ実装システムによって実行できるよう、情報をコード化するために生成された、機械生成による電気的、光学的又は電磁的信号に、プログラム命令をコード化することができる。コンピュータ記憶媒体は、機械で読取可能な記憶デバイス、機械で読取可能な記憶基板、ランダムアクセスメモリデバイス若しくはシリアルアクセスメモリデバイス、又はコンピュータ記憶媒体の組合せとすることができる。1つ又は複数のコンピュータを構成するということは、1つ又は複数のコンピュータがハードウェア、ファームウェア、又はソフトウェア(又はハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアの組合せ)をインストールしたため、ソフトウェアが1つ又は複数のコンピュータによって実行されると、特定のコンピューティングの稼働が実行されることを意味する。
【0094】
用語「リアル-タイム」「リアル タイム」「リアルタイム」「リアル(ファスト)タイム(RFT、real fast time)」「ほぼリアル-タイム(NRT、nearly real time)」「疑似的リアル-タイム」、又は同様の用語(当業者によって理解されるような)は、個人がアクションと応答が実質的に同時に発生していると認識するように、アクションと応答が時間的に近接していることを意味する。例えば、データにアクセスする個人のアクションに続く、データ表示応答のための(又は、表示の開始のための)時間差は、1ミリ秒(ms)未満、1秒未満、又は5秒未満とすることができる。リクエストされたデータは、瞬時に表示される(又は表示が開始される)必要はない一方で、記載されたコンピューティングシステムの処理制限、及び、例えばデータの収集、正確な測定、分析、処理、格納、又は送信などに必要な時間を考慮して、意図的な遅延なしに表示される(又は表示のために開始される)。
【0095】
用語「データ処理装置」「コンピュータ」又は「電子コンピュータデバイス」(又は当業者によって理解されるような均等用語)は、データ処理ハードウェアを意味し、データを処理する全ての種類の装置、デバイス、及び機械を包含し、例としては、プログラム可能なプロセッサ、コンピュータ、又は複数のプロセッサ又はコンピュータを含む。コンピュータはまた、特殊目的の論理回路、例えば、中央処理装置(CPU)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は特定用途向け集積回路(ASIC)とすることができる、又はそれを更に含むことができる。実施によっては、コンピュータ、又はコンピュータ実装システム、又は特殊目的の論理回路(又はコンピュータ若しくはコンピュータ実装システムと特殊目的の論理回路との組合せ)は、ハードウェアベースのもの及び/又はソフトウェアベースのもの(又は、ハードウェアベースとソフトウェアベースの組合せ)とすることができる。コンピュータは、場合によりコンピュータプログラム用の実行環境を創出するコード、例えば、プロセッサのファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、又は実行環境の組合せを構成するコードを含むことができる。本開示は、オペレーティングシステム、例えば、LINUX、UNIX(登録商標)、WINDOWS(登録商標)、MAC OS、ANDROID(登録商標)、又はIOS、又はオペレーティングシステムの組合せを伴うコンピュータ又はコンピュータ実装システムの使用を意図している。
【0096】
プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、ユニット、モジュール、ソフトウェアモジュール、スクリプト、コード、又は他のコンポーネントとも呼ばれたり記載されたりすることがあるコンピュータプログラムは、コンパイラ型言語若しくはインタプリタ型言語、又は宣言型言語若しくは手続型言語を含む任意の形態のプログラミング言語で書くことができ、コンピューティング環境での使用のために、例えばスタンドアロンプログラム、モジュール、コンポーネント、又はサブルーチンなどを含む任意の形態で展開できる。コンピュータプログラムは、ファイルシステム内のファイルに対応することもできるが、必ずしもその必要はない。プログラムは、他のプログラム又はデータを保持するファイルの一部に格納されることができ、例えばマークアップ言語文書に、対象のプログラム専用の単一ファイルに、又は複数の連携ファイル、例えば1つ又は複数のモジュール、サブプログラム、又はコードの一部を格納するファイルに格納される1つ又は複数のスクリプトである。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で、又は1カ所に位置する、若しくは複数の場所に分散され通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開できる。
【0097】
様々な図に示されたプログラムの一部は、様々なオブジェクト、方法、又はその他のプロセスを使用して記載された特徴及び機能を実施する、ユニット又はモジュールなどの個々のコンポーネントとして図示できる一方で、プログラムは、これに代えて、サブユニット、サブモジュール、サードパーティーのサービス、コンポーネント、ライブラリ、及び他のコンポーネントを必要に応じて複数含むことができる。反対に、様々なコンポーネントの特徴及び機能は、適宜に単一のコンポーネントにまとめることができる。コンピュータによる特定を行うために使用されるしきい値は、静的、動的、又は静的と動的の両方で特定できる。
【0098】
記載された方法、プロセス、又は論理フローは、本開示と一致する機能の1つ又は複数の例を表すものであり、説明された又は図示された実施に開示を限定する意図はなく、説明された原理及び特徴と一致する最も広い範囲が許容されることを意図するものである。記載された方法、プロセス、又は論理フローは、1つ又は複数のコンピュータプログラムを実行する1つ又は複数のプログラム可能なコンピュータによって遂行でき、入力データで作動し出力データを生成することによって機能を遂行する。方法、プロセス、又は論理フローはまた、例えばCPU、FPGA、又はASICなどの特殊目的の論理回路によって遂行することもでき、コンピュータはまた、これらとして実装することもできる。
【0099】
コンピュータプログラムの実行のためのコンピュータは、汎用又は特殊目的マイクロプロセッサ、その両方、又は他のタイプのCPUに基づくものとすることができる。一般に、CPUは、命令とデータをメモリから受信する及びメモリに書き込む。コンピュータの必須要素は、命令を遂行又は実行するためのCPUと、命令とデータを格納するための1つ又は複数のメモリデバイスである。一般に、コンピュータはまた、例えば磁気ディスク、光磁気ディスク、又は光ディスクなどの、データを格納するための1つ又は複数の大容量記憶デバイスを含むか、これらからデータを受信する若しくはこれらにデータを送信するようにこれらに作動可能に連結されているか、その両方である。ただし、コンピュータは、こうしたデバイスを有していなくてもよい。更に、コンピュータは、他のデバイスに、例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、モバイルオーディオ若しくはビデオプレーヤー、ゲーム機、全地球測位システム(GPS)受信機、又はポータブルメモリ記憶デバイスに組込むことができる。
【0100】
コンピュータプログラム命令及びデータを格納するための非一時的コンピュータ可読媒体は、あらゆる形態の永久的/非永久的又は揮発性/不揮発性メモリ、媒体、及びメモリデバイスを含むことができ、例として、半導体メモリデバイス、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、消去可能なプログラム可能リードオンリーメモリ(EPROM)、電気的に消去可能なプログラム可能リードオンリーメモリ(EEPROM)、及びフラッシュメモリデバイス;磁気デバイス、例えばテープ、カートリッジ、カセット、内部/リムーバブルディスク;光磁気ディスク;及び光メモリデバイス、例えばデジタル多用途/ビデオディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)-ROM、DVD+/-R、DVD-RAM、DVD-ROM、高解像度/密度(HD)-DVD、及びBLU-RAY/BLU-RAY DISC(登録商標、BD)、及び他の光メモリを含む。メモリは、キャッシュ、クラス、フレームワーク、アプリケーション、モジュール、バックアップデータ、ジョブ、ウェブページ、ウェブページテンプレート、データ構造、データベーステーブル、動的な情報を格納するリポジトリ、又は他の任意の情報を含む、様々なオブジェクト又はデータを格納してもよく、他の任意の情報には、任意のパラメータ、変数、アルゴリズム、命令、規則、制約又は参照が含まれる。加えて、メモリは、ログ、ポリシ、セキュリティデータ若しくはアクセスデータ、又はレポーティングファイルなどの他の任意のデータを含むことができる。プロセッサ及びメモリは、特殊目的の論理回路によって補完されることもでき、これに組み込ませることもできる。
【0101】
ユーザとの相互作用(対話)を提供するため、本明細書に記載する主題の実施は、情報をユーザに表示するためのディスプレイデバイス、例えば、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)、又はプラズマモニタと、ユーザがコンピュータに入力できる、キーボードと、ポインティングデバイス、例えば、マウス、トラックボール、又はトラックパッドとを有するコンピュータに実装できる。入力は、圧力感度のあるタブレットコンピュータの表面や静電容量式又は電気式センシングを使用するマルチタッチスクリーンなどのタッチスクリーンを使用してコンピュータに提供することもできる。他のタイプのデバイスは、ユーザとの相互作用(対話)に使用できる。例えば、ユーザへ提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック(視覚フィードバック、聴覚フィードバック、触覚フィードバック、又はフィードバックのタイプの組合せなど)とすることがでる。ユーザからの入力は、音響入力、音声入力、又は触覚入力を含む、任意の形態で受信できる。加えて、コンピュータは、ユーザが使用するクライアントコンピューティングデバイスにドキュメントを送信する、及び、それからドキュメントを受信することによって、ユーザと相互作用(対話)することができる(例えば、ウェブブラウザから受信したリクエストに応答して、ユーザのモバイルコンピューティングデバイス上のウェブブラウザにウェブページを送信することによって)。
【0102】
用語「グラフィカルユーザインタフェース」又は「GUI」は、1つ又は複数のグラフィカルユーザインタフェース及び特定のグラフィカルユーザインタフェースのそれぞれの表示を記載するのに、単数形又は複数形で使用できる。したがって、GUIは、情報を処理し効率的に情報結果をユーザに提示する、ウェブブラウザ、タッチスクリーン、又はコマンドラインインタフェース(CLI)を含むがそれに限らない、任意のグラフィカルユーザインタフェースを表すことができる。一般に、GUIは、インタラクティブフィールド、プルダウンリスト、及びボタンなどの、その一部又は全部がウェブブラウザと関連している、複数のユーザインタフェース(UI)要素を含むことができる。これらのUI要素及び他のUI要素は、ウェブブラウザの機能と関連することもでき、ウェブブラウザの機能を表すこともできる。
【0103】
本明細書に記載された主題の実施は、例えばデータサーバのようなバックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム、又は、ミドルウェアコンポーネント、例えば、アプリケーションサーバを含むコンピューティングシステム、又は、フロントエンドコンポーネント、例えば、ユーザが本明細書に記載された主題の実施と情報交換(対話)可能なウェブブラウザ若しくはグラフィカルユーザインタフェースを有するクライアントコンピュータを含むコンピューティングシステム、又はこうしたバックエンド、ミドルウェア、又はフロントエンドコンポーネントの1つ又は複数の任意の組合せに実装することができる。システムのコンポーネントは、有線又は無線デジタルデータ通信(又はデータ通信の組合せ)の任意の形態又は媒体、例えば、通信ネットワークによって相互接続できる。通信ネットワークの例には、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線アクセスネットワーク(RAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、広域ネットワーク(WAN)、マイクロ波アクセスのための世界的な相互運用サービス(WIMAX)、例えば802.11a/b/g/n又は802.20(又は802.11xと802.20若しくは本開示に一致する他のプロトコルとの組合せ)を使用する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、インターネットの一部又は全部、他の通信ネットワーク、又は通信ネットワークの組合せを含む。通信ネットワークは、例えば、インターネットプロトコル(IP)パケット、フレームリレーフレーム、非同期転送モード(ATM)セル、音声、動画、データ、又は他の情報で、ネットワークノード間を通信できる。
【0104】
コンピューティングシステムは、クライアント及びサーバを含むことができる。クライアント及びサーバは一般に互いに離れており、典型的には通信ネットワークを介して情報交換する。クライアントとサーバの関係は、それぞれのコンピュータ上で起動し、互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって生じる。
【0105】
本明細書は多くの特定の実施の詳細を含むが、これらは任意の発明概念の範囲又は請求され得るものの範囲に対する制限とみなすべきではなく、特定の発明概念の特定の実施に固有であり得る特徴の記載とみなすべきである。個別の実施の文脈において本明細書に記載されるある種の特徴はまた、単一の実施において組み合わせて実施され得る。反対に、単一の実施の文脈において記載される様々な特徴はまた、複数の実施において別々に又は任意のサブコンビネーションで実施され得る。更に、前述の特徴はある種の組合せで作動するものとして記載でき、そのようなものとして最初に請求され得るが、請求される組合せからの1つ又は複数の特徴は、場合によっては組合せから除外することもでき、請求される組合せは、サブコンビネーション又はサブコンビネーションの変形を対象とすることができる。
【0106】
主題の特定の実施を記載した。記載された実施の他の実施、変更、及び変形は、当業者には明らかなように、以下の特許請求の範囲の範囲内にある。稼働は、図面又は特許請求の範囲において特定の順序で描かれるが、これは、所望の結果を得るために、このような稼働が、示された特定の順序又は連続的順序で遂行されること、又は図示される全ての稼働が遂行される(一部の稼働はオプションと見なすことができる)ことを要求するものとして理解するべきではない。ある種の状況では、マルチタスキング又は並行処理(又はマルチタスキングと並行処理の組合せ)が有用であり得、適切と思われるように遂行できる。
【0107】
更に、前述の実施における様々なシステムモジュール及びコンポーネントの分離又は統合は、全ての実施においてこのような分離又は統合が要求されるものとして理解するべきではなく、記載されたプログラムコンポーネント及びシステムは一般に、単一のソフトウェア製品にまとめるか、複数のソフトウェア製品にパッケージ化することができることを理解すべきである。
【0108】
したがって、前述の例示の実施は、本開示を定義又は制約するものではない。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく他の変更、置換及び改変も可能である。
【0109】
その上、任意の請求される実施は、少なくともコンピュータ実装方法;コンピュータ実装方法を実行するためのコンピュータ可読命令を格納する非一時的コンピュータ可読媒体;コンピュータ実装方法又は非一時的コンピュータ可読媒体に格納された命令を実行するように構成されたハードウェアプロセッサと相互運用可能に結合されたコンピュータメモリを備えるコンピュータシステムで適用可能であると見なされる。
[第1の局面]
モバイルコンピューティングデバイスに関連付けられたイメージングデバイスから受信し、前記モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイに表示される、画像データの視覚化を可能にするモノキュラーユニットと;
トリガーの作動を示すトリガーユニットであって、前記トリガーユニットは、トリガーとトリガーバーを含み、前記トリガーバーは、前記トリガーの作動によって動かされる、前記トリガーユニットと;
前記モノキュラーユニットと前記トリガーユニットとの関連で前記モバイルコンピューティングデバイスを取り付けるためのマウンティングコンポーネントと;
前記モノキュラーユニット、前記トリガーユニット、及び、前記マウンティングコンポーネントとの関連で前記モバイルコンピューティングデバイスの位置を調整する調整ホイールと;を備える、
高度ゲーミング視覚化システム(AGVS)装置。
[第2の局面]
アイピース、拡大レンズ、及びファインフォーカスアセンブリを備える、
第1の局面に記載のAGVS装置。
[第3の局面]
前記拡大レンズは、フィルタリングするように又は着色されるように構成される、
第2の局面に記載のAGVS装置。
[第4の局面]
前記受信した画像データは、前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ディスプレイに表示するためにフォーマットされる、
第1の局面に記載のAGVS装置。
[第5の局面]
前記トリガーの作動は、前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ディスプレイとのトリガーバーの接触を通して、前記モバイルコンピューティングデバイスによって検出される、
第1の局面に記載のAGVS装置。
[第6の局面]
前記モノキュラーユニット、トリガーユニット、マウンティングコンポーネント、及び、調整ホイールは、本体を使用して統合される、
第1の局面に記載のAGVS装置。
[第7の局面]
前記トリガーユニットは、グリップを備える、
第1の局面に記載のAGVS装置。
[第8の局面]
前記モバイルコンピューティングデバイスは、前記受信した画像データを処理するためのソフトウェアアプリケーションを備える、
第1の局面に記載のAGVS装置。
[第9の局面]
前記マウンティングコンポーネントは、モノキュラーユニット及び前記トリガーユニットによって前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ディスプレイへのアクセスを可能にするスロットを有するように構成される、
第1の局面に記載のAGVS装置。
[第10の局面]
前記調整ホイールは、前記モノキュラーユニット、前記トリガーユニット、及び前記マウンティングコンポーネントとの関連で、モバイルコンピューティングデバイスの位置の決定のために、前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ディスプレイと接触させる調整コンタクトホイールを操作する、
第1の局面に記載のAGVS装置。
[第11の局面]
前記位置は、縦方向、横方向、及び斜め方向と、近接値とを含む、
第10の局面に記載のAGVS装置。
[第12の局面]
前記マウンティングコンポーネントは、水平位置と垂直位置の間で構成される、
第1の局面に記載のAGVS装置。
[第13の局面]
コンピュータ、通信システム、又は電源を更に備える、
第1の局面に記載のAGVS装置。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5