IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 維沃移動通信有限公司の特許一覧

特許7381739物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置
<>
  • 特許-物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置 図1
  • 特許-物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置 図2
  • 特許-物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置 図3
  • 特許-物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置 図4
  • 特許-物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置 図5
  • 特許-物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置 図6
  • 特許-物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置 図7
  • 特許-物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-07
(45)【発行日】2023-11-15
(54)【発明の名称】物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/232 20230101AFI20231108BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20231108BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W72/0446
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022523717
(86)(22)【出願日】2020-11-03
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-22
(86)【国際出願番号】 CN2020126068
(87)【国際公開番号】W WO2021088783
(87)【国際公開日】2021-05-14
【審査請求日】2022-04-21
(31)【優先権主張番号】201911078521.8
(32)【優先日】2019-11-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(74)【代理人】
【識別番号】100196601
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 祐市
(72)【発明者】
【氏名】李 根
(72)【発明者】
【氏名】姜 大潔
【審査官】中元 淳二
(56)【参考文献】
【文献】Ericsson,DL signals and channels for NR-U[online],3GPP TSG RAN WG1 #98b R1-1910945,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_98b/Docs/R1-1910945.zip>,2019年10月28日
【文献】ETRI,DL signals and channels for NR-U[online],3GPP TSG RAN WG1 #98b R1-1910995,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_98b/Docs/R1-1910995.zip>,2019年10月28日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に用いられる物理下りリンク制御チャネルの検出方法であって、
第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含む少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を取得することと、
前記切り替え条件に従って、前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行うことと、
ネットワークに初期アクセスし且つ配置された探索空間グループを取得する条件を満たす場合、前記第一の探索空間グループでPDCCHの検出を行うことを含み、
前記切り替え条件は、前記第一の探索空間グループから前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第一の切り替え条件を含み、
前記第一の切り替え条件は、
予め設定された条件を満たすPDCCHを検出した時間から、予め設定されたデュレーションを経った後、前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことを含み、
前記予め設定された条件は、
前記PDCCHの内容は、探索空間グループの切り替えを行うことを明示的に指示することを含む、ことを特徴とする物理下りリンク制御チャネルの検出方法。
【請求項2】
前記予め設定されたデュレーションは、
予め定義された前記予め設定されたデュレーションを取得することと、
無線リソース制御RRCシグナリングにより配置された前記予め設定されたデュレーションを取得することと、
RRCシグナリングにより配置されたPDCCHのタイプと予め設定されたデュレーションとの間の対応関係を取得し、前記対応関係とPDCCHのタイプに基づいて前記予め設定されたデュレーションを決定することと、
予め定義されたPDCCHのタイプと予め設定されたデュレーションとの間の対応関係を取得し、前記対応関係とPDCCHのタイプに基づいて前記予め設定されたデュレーションを決定することと、
PDCCHにおける下りリンク制御情報DCIにより明示的に指示された前記予め設定されたデュレーションを取得することと、のうちのいずれか一つの方式を採用して取得される、請求項に記載の物理下りリンク制御チャネルの検出方法。
【請求項3】
前記予め設定されたデュレーションは、PDCCHの処理遅延以上である、請求項に記載の物理下りリンク制御チャネルの検出方法。
【請求項4】
前記切り替え条件は、前記第二の探索空間グループから前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第二の切り替え条件を含み、前記第二の切り替え条件は、
端末がチャネル占有時間COT情報を取得すれば、COT終了時間の後に前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
検出されたPDCCHのDCIにより指示された有効化デュレーションが終了した後、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
予め定義された第一のタイマーを取得し、前記第二の探索空間グループがPDCCHの検出を開始する時に、前記第一のタイマーを起動し、前記第一のタイマーがタイムアウトしてもPDCCHを検出していなければ、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
RRCシグナリングにより配置された第一のタイマーを取得し、前記第二の探索空間グループがPDCCHの検出を開始する時に、前記第一のタイマーを起動し、前記第一のタイマーがタイムアウトしてもPDCCHを検出していなければ、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、のうちのいずれか一つを含む、請求項に記載の物理下りリンク制御チャネルの検出方法。
【請求項5】
前記第一のタイマーは、チャネルアクセスタイプに基づいて決定されるものである、請求項に記載の物理下りリンク制御チャネルの検出方法。
【請求項6】
ネットワーク側機器に用いられる物理下りリンク制御チャネルの検出方法であって、
端末のために少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を配置することを含み、前記少なくとも二つの探索空間グループは、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含み、前記切り替え条件は、前記端末が前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、物理下りリンク制御チャネルの検出を行うために用いられ、
前記切り替え条件は、前記第一の探索空間グループから前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第一の切り替え条件を含み、前記第一の切り替え条件は、
予め設定された条件を満たすPDCCHを検出した時間から、予め設定されたデュレーションを経った後、前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことを含み、
前記予め設定された条件は、
前記PDCCHの内容は、探索空間グループの切り替えを行うことを明示的に指示することを含む、ことを特徴とする物理下りリンク制御チャネルの検出方法。
【請求項7】
前記端末のために前記予め設定されたデュレーションを配置することをさらに含み、前記端末のために前記予め設定されたデュレーションを配置することは、
無線リソース制御RRCシグナリングによって前記予め設定されたデュレーションを配置することと、
RRCシグナリングによってPDCCHのタイプと予め設定されたデュレーションとの間の対応関係を配置することと、
PDCCHにおけるDCIによって前記予め設定されたデュレーションを明示的に指示することと、のうちのいずれか一つを含む、請求項に記載の物理下りリンク制御チャネルの検出方法。
【請求項8】
前記切り替え条件は、前記第二の探索空間グループから前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第二の切り替え条件を含み、前記第二の切り替え条件は、
端末がチャネル占有時間COT情報を取得すれば、COT終了時間の後に前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
検出されたPDCCHのDCIにより指示された有効化デュレーションが終了した後、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
予め定義された第一のタイマーを取得し、前記第二の探索空間グループがPDCCHの検出を開始する時に、前記第一のタイマーを起動し、前記第一のタイマーがタイムアウトしてもPDCCHを検出していなければ、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
RRCシグナリングにより配置された第一のタイマーを取得し、前記第二の探索空間グループがPDCCHの検出を開始する時に、前記第一のタイマーを起動し、前記第一のタイマーがタイムアウトしてもPDCCHを検出していなければ、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、のうちのいずれか一つを含む、請求項に記載の物理下りリンク制御チャネルの検出方法。
【請求項9】
端末に用いられる物理下りリンク制御チャネルの検出装置であって、
第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含む少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を取得するための取得モジュールと、
前記切り替え条件に従って、前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行うための処理モジュールとを含み、
ネットワークに初期アクセスし且つ配置された探索空間グループを取得する条件を満たす場合、前記処理モジュールが、前記第一の探索空間グループでPDCCHの検出を行い、
前記切り替え条件は、前記第一の探索空間グループから前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第一の切り替え条件を含み、前記第一の切り替え条件は、
予め設定された条件を満たすPDCCHを検出した時間から、予め設定されたデュレーションを経った後、前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことを含み、
前記予め設定された条件は、
前記PDCCHの内容は、探索空間グループの切り替えを行うことを明示的に指示することを含む、ことを特徴とする物理下りリンク制御チャネルの検出装置。
【請求項10】
ネットワーク側機器に用いられる物理下りリンク制御チャネルの検出装置であって、
端末のために少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を配置するための配置モジュールを含み、前記少なくとも二つの探索空間グループは、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含み、前記切り替え条件は、前記端末が前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、物理下りリンク制御チャネルの検出を行うために用いられ、
前記切り替え条件は、前記第一の探索空間グループから前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第一の切り替え条件を含み、前記第一の切り替え条件は、
予め設定された条件を満たすPDCCHを検出した時間から、予め設定されたデュレーションを経った後、前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことを含み、
前記PDCCHの内容は、探索空間グループの切り替えを行うことを明示的に指示することを含む、ことを特徴とする物理下りリンク制御チャネルの検出装置。
【請求項11】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1~のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの検出方法のステップを実現させる、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術分野に関し、特に物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ニューラジオ(New Radio、NR)システムは、各物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)の探索空間のために、異なるPDCCHモニタリング周期(monitoring Slot Periodicity)、オフセット量(offset)及びモニタリングデュレーション(duration)などのパラメータを配置することをサポートする。
【0003】
関連技術では、端末のために二つの探索空間グループを配置しているが、端末がどのように二つの探索空間グループの間で切り替えるかは、規定されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は、端末による異なる探索空間グループの間での切り替えを実現させることができる物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置を提供した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の方面によれば、本発明の実施例は、端末に用いられる物理下りリンク制御チャネルの検出方法を提供した。この方法は、
第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含む少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を取得することと、
前記切り替え条件に従って、前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行うこととを含む。
【0006】
第二の方面によれば、本発明の実施例は、ネットワーク側機器に用いられる物理下りリンク制御チャネルの検出方法を提供した。この方法は、
端末のために少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を配置することを含み、前記少なくとも二つの探索空間グループは、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含み、前記切り替え条件は、前記端末が前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、物理下りリンク制御チャネルの検出を行うために用いられる。
【0007】
第三の方面によれば、本発明の実施例は、端末に用いられる物理下りリンク制御チャネルの検出装置をさらに提供した。この装置は、
第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含む少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を取得するための取得モジュールと、
前記切り替え条件に従って、前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行うための処理モジュールとを含む。
【0008】
第四の方面によれば、本発明の実施例は、ネットワーク側機器に用いられる物理下りリンク制御チャネルの検出装置を提供した。この装置は、
端末のために少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を配置するための配置モジュールを含み、前記少なくとも二つの探索空間グループは、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含み、前記切り替え条件は、前記端末が前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、物理下りリンク制御チャネルの検出を行うために用いられる。
【0009】
第五の方面によれば、本発明の実施例は、通信機器をさらに提供した。前記通信機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行する時、以上に記載の物理下りリンク制御チャネルの検出方法のステップを実現させる。
【0010】
第六の方面によれば、本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供した。前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、以上に記載の物理下りリンク制御チャネルの検出方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0011】
上記方案では、ネットワーク側機器は、端末のために少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を配置し、少なくとも二つの探索空間グループは、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含み、端末は、切り替え条件に従って、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行うことができる。
【0012】
本発明の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、本発明の実施例の記述において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下の記述における添付図面は、ただ本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、それらの添付図面に基づき、他の添付図面を取得することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施例の応用可能なモバイル通信システムのブロック図を表す。
図2】本発明の実施例の端末の物理下りリンク制御チャネルの検出方法のフローチャート概略図を表す。
図3】本発明の実施例のネットワーク側機器の物理下りリンク制御チャネルの検出方法のフローチャート概略図を表す。
図4】本発明の具体的な実施例による探索空間グループの切り替えの概略図を表す。
図5】本発明の実施例の端末のモジュール構造概略図を表す。
図6】本発明の実施例の端末のブロック図を表す。
図7】本発明の実施例のネットワーク側機器のモジュール構造概略図を表す。
図8】本発明の実施例のネットワーク側機器のブロック図を表す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下は、添付図面を参照して本発明の例示的な実施例をより詳しく記述する。添付図面には本発明の例示的な実施例が示されているが、様々な形式で本発明を実現させることができ、ここで説明される実施例に限定されるものではないことが理解されるべきである。逆に、これらの実施例は、本発明をより完全に理解することを可能にするとともに、本発明の範囲を当業者に完全に伝達することを可能にするために提供される。
【0015】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一の」、「第二の」などは、類似した対象を区別するためのものであり、必ずしも特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。なお、このように使用されるデータは、適宜交換可能であり、それによりここで記述される本出願の実施例は、ここで図示または記述されるもの以外の順序で実施されることができる。なお、「含む」と「有する」という用語及びびそれらの任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、必ずしも明瞭にリストアップされているそれらのステップ又はユニットに限らず、明瞭にリストアップされていない又はそれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」は接続された対象の少なくともそのうちの一つを表す。
【0016】
本明細書に記述される技術は、長期的進化型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限定されないとともに、様々な無線通信システム、例えばシンボル分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一搬送波周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムに用いられてもよい。「システム」と「ネットワーク」という用語は、常に交換可能に使用されている。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上ラジオアクセス(Universal Terrestrial Radio Access、UTRA)などのようなラジオ技術を実現させることができる。UTRAは、広帯域CDMA(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))と他のCDMAの変形を含む。TDMAシステムは、グローバルモバイル通信システム(Global System for Mobile Communication、GSM)のようなラジオ技術を実現させることができる。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UltraMobile Broadband、UMB)、進化型UTRA(Evolution-UTRA、E-UTRA)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMなどのラジオ技術を実現させることができる。UTRAとE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)の一部である。LTE及びより高いレベルのLTE(例えばLTE-A)は、E-UTRAの新UMTSバージョンを使用する。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A及びGSMは、「第3世代のパートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP(登録商標))」と呼ばれる組織からの文献に記述されている。CDMA2000とUMBは、「第3世代のパートナーシッププロジェクト2」(3GPP(登録商標)2)と呼ばれる組織からの文献に記述されている。本明細書に記述された技術は、以上に言及されたシステム及びラジオ技術に用いられてもよく、他のシステム及びラジオ技術に用いられてもよい。しかしながら、これらの技術は、NRシステム用途以外の用途にも用いることができるが、以下の記述は、例示的な目的でNRシステムを記述するとともに、以下の記述のほとんどでNR用語を使用する。
【0017】
以下の記述は、例を提供し、特許請求の範囲において説明された範囲、適用性又は配置を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、討論された要素の機能及び配置に変更を加えることができる。様々な例は、様々な規程又は/コンポーネントを適切に省略、代替、又は追加することができる。例えば、記述されたものと異なる順序で、記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略、又は組み合わせることができる。また、なんらかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせされてもよい。
【0018】
図1を参照すると、図1は、本発明の実施例の応用可能な無線通信システムのブロック図を示した。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12とを含む。そのうち、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)とも呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器などの端末側機器であってもよい。なお、本発明の実施例において、端末11の具体的なタイプを限定しない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、そのうち、上記基地局は、5G及び以降のバージョンの基地局(例えば、gNB、5G NR NBなど)、又は他の通信システムにおける基地局(例えば、eNB、WLANアクセスポイント、又は他のアクセスポイントなど)であってもよく、又はロケーションサーバ(例えば、E-SMLC又はLMF(Location Manager Function))であってもよく、そのうち、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベースサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、ホームBノード、ホーム進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的效果を達する限り、前記基地局は、特定の技術用語に限定されず、なお、本発明の実施例において、NRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定しない。
【0019】
基地局は、基地局コントローラの制御で、端末11と通信することができ、様々な例において、基地局コントローラは、コアネットワーク又はなんらかの基地局の一部であってもよい。いくつかの基地局は、バックホールを介してコアネットワークと制御情報又はユーザデータを通信することができる。いくつかの例では、これらの基地局のうちのいくつかは、バックホールリンクを介して互いに直接又は間接的に通信することができ、バックホールリンクは、有線又は無線通信リンクであってもよい。無線通信システムは、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)での操作をサポートすることができる。マルチキャリア発射機は、これらの複数のキャリアで変調された信号を伝送することができる。例えば、各通信リンクは、様々なラジオ技術に基づいて変調されたマルチキャリア信号であってもよい。各変調済み信号は、異なるキャリアで送信することができるとともに、制御情報(例えば、リファレンス信号、制御チャネルなど)、オーバヘッド情報、データなどを付帯することができる。
【0020】
基地局は、一つ又は複数のアクセスポイントアンテナを介して端末11と無線通信を行うことができる。各基地局は、それぞれの相応なカバレッジエリアに対して通信カバレッジを提供することができる。アクセスポイントのカバレッジエリアは、このカバレッジエリアの一部のみを構成するセクタエリアに区分されることができる。無線通信システムは、異なるタイプの基地局(例えばマクロ基地局、マイクロ基地局、又はフェムトセル基地局)を含んでもよい。基地局は、異なるラジオ技術、例えばセルラー又はWLANラジオアクセス技術を利用してもよい。基地局は、同じ又は異なるアクセスネットワーク又は事業者配備と関連してもよい。異なる基地局のカバレッジエリア(同じ又は異なるタイプの基地局を含むカバレッジエリア、同じ又は異なるラジオ技術を利用するカバレッジエリア、又は同じ又は異なるアクセスネットワークに属するカバレッジエリア)がオーバーラップしてもよい。
【0021】
無線通信システムにおける通信リンクは、上りリンク(Uplink、UL)伝送(例えば、端末11からネットワーク側機器12へ)を載せるための上りリンク、又は下りリンク(Downlink、DL)伝送(例えば、ネットワーク側機器12から端末11へ)を載せるための下りリンクを含んでもよい。UL伝送は、さらに逆方向リンク伝送と呼ばれてもよいが、DL伝送は、さらに順方向リンク伝送と呼ばれてもよい。下りリンク伝送は、許可周波数バンド、非許可周波数バンド又はこの両方を使用して行うことができる。同様に、上りリンク伝送は、許可周波数バンド、非許可周波数バンド又はこの両方を使用して行うことができる。
【0022】
ニューラジオ(New Radio、NR)システムは、各物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)の探索空間のために、異なるPDCCHモニタリング周期(monitoring Slot Periodicity)、オフセット量(offset)及びモニタリングデュレーション(duration)などのパラメータを配置することをサポートする。
【0023】
また、PDCCH探索空間は、共通探索空間と端末(User Equipment、UE)専用探索空間に分けられ、それぞれ異なる無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary Identity、RNTI)を使用してスクランブルすることができる。PDCCHで伝送された下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)は、以下の異なるフォーマット(format)を有する。
【0024】
DCI formats
【表1】
【0025】
ニューラジオの非許可周波数バンドでは、情報を送信する前に、端末又はネットワーク側機器は、クリアチャネルアセスメント(Clear Channel Assess、CCA)及び/又は拡張クリアチャネルアセスメント(extended Clear Channel Assess、eCCA)を行ってチャネルをリスニングし、即ちエネルギー検出(Energy Detection、ED)を行う必要があり、エネルギーが一定の閾値より低い場合、チャネルは空であると判断されれば、伝送を開始することができ、即ちLBT(listen before talk)である。非許可周波数バンドが複数の技術又は複数の伝送ノードにより共有されているため、競合に基づくこのようなアクセス方式は、チャネルの利用可能時間の不確定性を招き、チャネルが利用可能(available)である場合、ネットワーク側信号伝送の伝送可能位置を既に見逃して送信できない可能性があり、このように受信端がネットワーク側配置の信号受信、及び信号を受信した後ネットワーク側の配置に基づいて行われた端末挙動、例えばPDCCHモニタリング、無線環境に対する検出と測定などを正常に受信できないことを招く可能性がある。CCAの方式によってチャネルが空であるか否かを判断して伝送を行うプロセスは、チャネルアクセスプロセスと呼ばれてもよい。
【0026】
現在では、5G非許可通信システムに用いることができるチャネルアクセスプロセスの種類は、以下の三つある。
【0027】
Cat 1、いかなるCCAも行わず直接送信し、すでにチャネルを取得し、伝送変換の間隔が16usより小さい場合のみに使用できる。
【0028】
Cat 2(Type II)、16us又は25usのチャネルリスニングを行い、特定の信号取得チャネルに対して使用でき、最大の連続的伝送長さは、一定の数値、例えば1msより小さくすべきである。
【0029】
Cat 3(Type III)、ランダムフォールバックのチャネルリスニングを行い、異なる優先度パラメータに対する設定は異なり、最後にチャネルを取得した後の伝送可能な最大の長さも異なる。
【0030】
関連技術では、端末のために二つの探索空間グループが配置されているが、端末がどのように二つの探索空間グループの間で切り替えるかは、明確的に規定されていないとともに、端末が探索空間グループの間で切り替える時にPDCCHの検出遅延、及び異なる場合に異なる探索空間グループを使用することなどを考慮していない。
【0031】
本発明の実施例は、端末による異なる探索空間グループの間での切り替えを実現させることができる物理下りリンク制御チャネルの検出方法及び装置を提供した。
【0032】
本発明の実施例は、端末に用いられる物理下りリンク制御チャネルの検出方法を提供する。この方法は、
ステップ101、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含む少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を取得することと、
ステップ102、前記切り替え条件に従って、前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行うこととを含む。
【0033】
本実施例では、ネットワーク側機器は、端末のために少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を配置し、少なくとも二つの探索空間グループは、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含み、端末は、切り替え条件に従って、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行うことができる。本実施例の技術案は、端末による第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとの間での切り替えの根拠を明確にした。
【0034】
そのうち、前記少なくとも二つの探索空間グループは、ネットワーク側機器により配置されるもの又はプロトコルにより約定されるものであってもよく、前記切り替え条件は、ネットワーク側機器により配置されるもの又はプロトコルにより約定されるものであってもよい。
【0035】
第一の探索空間グループは、デフォルト探索空間グループ(default search space group)としてもよく、
ネットワークに初期アクセスし且つ配置された探索空間グループを取得したことと、
非連続的受信(DRX)オフ状態からDRXオン状態に変換したことと、
新たな帯域幅部分BWPに切り替えたことと、
新たなセルに切り替えたことと、のうちのいずれか一つの条件を満たす場合、端末は前記第一の探索空間グループでPDCCHの検出を行う。
【0036】
本実施例の技術案は、上記場合に、前記第一の探索空間グループでPDCCHの検出を行うことを明確にした。
【0037】
端末初期状態で、第一の探索空間グループでPDCCHの検出を行い、切り替え条件を満たす場合、さらに切り替え条件に従って、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行う。
【0038】
一具体的な例では、前記切り替え条件は、前記第一の探索空間グループから前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第一の切り替え条件を含み、前記第一の切り替え条件は、
予め設定された条件を満たすPDCCHを検出した時間から、予め設定されたデュレーションを経った後、前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことを含む。
【0039】
選択的に、前記予め設定された条件は、
前記PDCCHは、第一の探索空間グループにより検出されたPDCCHであることと、
前記PDCCHは、特定の無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary Identifier、RNTI)によりスクランブルされたPDCCHであり、そのうち、特定のRNTIは、スロットフォーマットにより指示される無線ネットワーク一時識別子(Slot Format Indicator-RNTI、SFI-RNTI)又はセル無線ネットワーク一時識別子(Cell- RNTI、C-RNTI)であってもよいことと、
前記PDCCHの内容は、探索空間グループの切り替えを行うことを明示的に指示することと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0040】
選択的に、前記予め設定されたデュレーションは、
予め定義された前記予め設定されたデュレーションを取得することと、
無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングにより配置された前記予め設定されたデュレーションを取得することと、
RRCシグナリングにより配置されたPDCCHのタイプと予め設定されたデュレーションとの間の対応関係を取得し、前記対応関係とPDCCHのタイプに基づいて前記予め設定されたデュレーションを決定することと、
予め定義されたPDCCHのタイプと予め設定されたデュレーションとの間の対応関係を取得し、前記対応関係とPDCCHのタイプに基づいて前記予め設定されたデュレーションを決定することと、
PDCCHにおける下りリンク制御信息DCIにより明示的に指示された前記予め設定されたデュレーションを取得することと、のうちのいずれか一つの方式を採用して取得される。
【0041】
前記予め設定されたデュレーションは、PDCCHの処理遅延以上である必要がある。このように、本実施例の切り替え方案は、PDCCHの処理遅延を考慮しており、伝送が正常に行われるよう確保することができる。
【0042】
別の具体的な例では、前記切り替え条件は、前記第二の探索空間グループから前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第二の切り替え条件を含み、前記第二の切り替え条件は、
端末がチャネル占有時間(Channel Occupat1n Time、COT)情報を取得すれば、COT終了時間の後に前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
検出されたPDCCHのDCIにより指示された有効化デュレーションが終了した後、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
予め定義された第一のタイマーを取得し、前記第二の探索空間グループがPDCCHの検出を開始する時に、前記第一のタイマーを起動し、前記第一のタイマーがタイムアウトしてもPDCCHを検出していなければ、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
RRCシグナリングにより配置された第一のタイマーを取得し、前記第二の探索空間グループがPDCCHの検出を開始する時に、前記第一のタイマーを起動し、前記第一のタイマーがタイムアウトしてもPDCCHを検出していなければ、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、のうちのいずれか一つを含む。
【0043】
そのうち、前記第一のタイマーは、チャネルアクセス(channel access)タイプに基づいて決定されてもよく、チャネルアクセスタイプは、固定フレーム構造に基づくチャネルアクセスを含み、固定フレーム構造に基づく機器(Frame Based Equipment、FBE)に適用することができ、チャネルアクセスタイプは、トラフィック負荷に基づくチャネルアクセスをさらに含み、トラフィック負荷に基づく機器(Load Based Equipment、LBE)に適用することができる。
【0044】
そのうち、上記PDCCHは、グループ共通(Group Common、GC)-PDCCHを含む。
【0045】
本発明の実施例は、ネットワーク側機器に用いられる物理下りリンク制御チャネルの検出方法をさらに提供した。図3に示されるように、この方法は、以下のステップを含む。
【0046】
ステップ201、端末のために少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を配置し、前記少なくとも二つの探索空間グループは、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含み、前記切り替え条件は、前記端末が前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、物理下りリンク制御チャネルの検出を行うために用いられる。
【0047】
本実施例では、ネットワーク側機器は、端末のために少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を配置し、少なくとも二つの探索空間グループは、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含み、端末は、切り替え条件に従って、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行うことができる。
【0048】
一具体的な例では、前記切り替え条件は、前記第一の探索空間グループから前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第一の切り替え条件を含み、前記第一の切り替え条件は、
予め設定された条件を満たすPDCCHを検出した時間から、予め設定されたデュレーションを経った後、前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことを含む。
【0049】
選択的に、前記予め設定された条件は、
前記PDCCHは、第一の探索空間グループにより検出されたPDCCHであることと、
前記PDCCHは、特定の無線ネットワーク一時識別子RNTIによりスクランブルされたPDCCHであり、そのうち、特定のRNTIは、スロットフォーマットにより指示される無線ネットワーク一時識別子(Slot Format Indicator-RNTI、SFI-RNTI)又はセル無線ネットワーク一時識別子(Cell- RNTI、C-RNTI)であってもよいことと、
前記PDCCHの内容は、探索空間グループの切り替えを行うことを明示的に指示することと、のうちの少なくとも一つを採用する。
【0050】
選択的に、前記方法は、前記端末のために前記予め設定されたデュレーションを配置することをさらに含み、前記端末のために前記予め設定されたデュレーションを配置することは、
無線リソース制御RRCシグナリングによって前記予め設定されたデュレーションを配置することと、
RRCシグナリングによってPDCCHのタイプと予め設定されたデュレーションとの間の対応関係を配置することと、
PDCCHにおけるDCIによって前記予め設定されたデュレーションを明示的に指示することと、のうちのいずれか一つを含む。
【0051】
伝送が正常に行われるよう確保するために、前記予め設定されたデュレーションは、PDCCHの処理遅延以上である必要がある。
【0052】
別の具体的な例では、前記切り替え条件は、前記第二の探索空間グループから前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第二の切り替え条件を含み、前記第二の切り替え条件は、
端末がチャネル占有時間COT情報を取得すれば、COT終了時間の後に前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
検出されたPDCCHのDCIにより指示された有効化デュレーションが終了した後、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
予め定義された第一のタイマーを取得し、前記第二の探索空間グループがPDCCHの検出を開始する時に、前記第一のタイマーを起動し、前記第一のタイマーがタイムアウトしてもPDCCHを検出していなければ、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
RRCシグナリングにより配置された第一のタイマーを取得し、前記第二の探索空間グループがPDCCHの検出を開始する時に、前記第一のタイマーを起動し、前記第一のタイマーがタイムアウトしてもPDCCHを検出していなければ、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、のうちのいずれか一つを含む。
【0053】
そのうち、前記第一のタイマーは、チャネルアクセス(channel access)タイプに基づいて決定されてもよく、チャネルアクセスタイプは、固定フレーム構造に基づくチャネルアクセスを含み、固定フレーム構造に基づく機器(Frame Based Equipment、FBE)に適用することができ、チャネルアクセスタイプは、トラフィック負荷に基づくチャネルアクセスをさらに含み、トラフィック負荷に基づく機器(Load Based Equipment、LBE)に適用することができる。
【0054】
そのうち、上記PDCCHは、グループ共通(GroupCommon、GC)-PDCCHを含む。
【0055】
一具体的な実施例では、図4に示されるように、端末のためにSS1とSS2という二つのUE専用探索空間(SS、search space)が配置されており、SS1により配置されたPDCCH監視周期は2つのシンボル(symbol)であり、SS2により配置されたPDCCH監視周期は1つのスロット(slot)である。図4に示されるように、RRC又はDCIにより指示された予め設定されたデュレーションは16個のシンボルであり、端末は、PDCCHの16個のシンボルを受信した後、SS2でPDCCHの検出を行うことに変換し、且つ指示されたCOTが終了した後に、SS1でPDCCHの検出を行うことに変換する。
【0056】
図5に示されるように、本発明の実施例の端末300は、物理下りリンク制御チャネルの検出装置を含み、上記実施例における物理下りリンク制御チャネルの検出方法を実現させ、且つ同じ効果を達することができ、この端末300は、具体的には、
第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含む少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を取得するための取得モジュール310と、
前記切り替え条件に従って、前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行うための処理モジュール320との機能モジュールを含む。
【0057】
本実施例では、ネットワーク側機器は、端末のために少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を配置し、少なくとも二つの探索空間グループは、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含み、端末は、切り替え条件に従って、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行うことができる。
【0058】
そのうち、第一の探索空間グループは、デフォルト探索空間グループ(default search space group)としてもよく、
ネットワークに初期アクセスし且つ配置された探索空間グループを取得したことと、
非連続的受信(DRX)オフ状態からDRXオン状態に変換したことと、
新たな帯域幅部分BWPに切り替えたことと、
新たなセルに切り替えたことと、のうちのいずれか一つの条件を満たす場合、処理モジュール320は、前記第一の探索空間グループでPDCCHの検出を行う。
【0059】
端末初期状態で、第一の探索空間グループでPDCCHの検出を行い、切り替え条件を満たす場合、さらに切り替え条件に従って、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行う。
【0060】
一具体的な例では、前記切り替え条件は、前記第一の探索空間グループから前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第一の切り替え条件を含み、前記第一の切り替え条件は、
予め設定された条件を満たすPDCCHを検出した時間から、予め設定されたデュレーションを経った後、前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことを含む。
【0061】
選択的に、前記予め設定された条件は、
前記PDCCHは、第一の探索空間グループにより検出されたPDCCHであることと、
前記PDCCHは、特定のRNTIによりスクランブルされたPDCCHであり、そのうち、特定のRNTIは、SFI-RNTI又はC-RNTIであってもよいことと、
前記PDCCHの内容は、探索空間グループの切り替えを行うことを明示的に指示することと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0062】
選択的に、前記予め設定されたデュレーションは、
予め定義された前記予め設定されたデュレーションを取得することと、
RRCシグナリングにより配置された前記予め設定されたデュレーションを取得することと、
RRCシグナリングにより配置されたPDCCHのタイプと予め設定されたデュレーションとの間の対応関係を取得し、前記対応関係とPDCCHのタイプに基づいて前記予め設定されたデュレーションを決定することと、
予め定義されたPDCCHのタイプと予め設定されたデュレーションとの間の対応関係を取得し、前記対応関係とPDCCHのタイプに基づいて前記予め設定されたデュレーションを決定することと、
PDCCHにおける下りリンク制御信息DCIにより明示的に指示された前記予め設定されたデュレーションを取得することと、のうちのいずれか一つの方式を採用して取得される。
【0063】
伝送が正常に行われるよう確保するために、前記予め設定されたデュレーションは、PDCCHの処理遅延以上である必要がある。
【0064】
別の具体的な例では、前記切り替え条件は、前記第二の探索空間グループから前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第二の切り替え条件を含み、前記第二の切り替え条件は、
端末がCOT情報を取得すれば、COT終了時間の後に前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
検出されたPDCCHのDCIにより指示された有効化デュレーションが終了した後、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
予め定義された第一のタイマーを取得し、前記第二の探索空間グループがPDCCHの検出を開始する時に、前記第一のタイマーを起動し、前記第一のタイマーがタイムアウトしてもPDCCHを検出していなければ、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
RRCシグナリングにより配置された第一のタイマーを取得し、前記第二の探索空間グループがPDCCHの検出を開始する時に、前記第一のタイマーを起動し、前記第一のタイマーがタイムアウトしてもPDCCHを検出していなければ、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、のうちのいずれか一つを含む。
【0065】
そのうち、前記第一のタイマーは、チャネルアクセス(channel access)タイプに基づいて決定されてもよく、チャネルアクセスタイプは、固定フレーム構造に基づくチャネルアクセスを含み、固定フレーム構造に基づく機器(Frame Based Equipment、FBE)に適用することができ、チャネルアクセスタイプは、トラフィック負荷に基づくチャネルアクセスをさらに含み、トラフィック負荷に基づく機器(Load Based Equipment、LBE)に適用することができる。
【0066】
そのうち、上記PDCCHは、グループ共通(GroupCommon、GC)-PDCCHを含む。
【0067】
上記目的をよりよく実現させるために、さらに、図6は、本発明の各実施例を実現させる端末のハードウェア構造概略図である。この端末40は、無線周波数ユニット41、ネットワークモジュール42、オーディオ出力ユニット43、入力ユニット44、センサ45、表示ユニット46、ユーザ入力ユニット47、インターフェースユニット48、メモリ49、プロセッサ410、及び電源411などの部品を含むが、それらに限られない。当業者であれば理解できるように、図6に示す端末の構造は、端末に対する限定を構成しなく、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部品、又はなんらかの部品の組み合わせ、又は異なる部品の配置を含んでもよい。本発明の実施例では、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限られない。
【0068】
そのうち、プロセッサ410は、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含む少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を取得し、前記切り替え条件に従って、前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行うために用いられる。
【0069】
なお、本発明の実施例では、無線周波数ユニット41は、情報の送受信または通話中の信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ410に処理させてもよい。また、上りリンクのデータを基地局に送信してもよい。一般的には、無線周波数ユニット41は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限られない。なお、無線周波数ユニット41は、さらに無線通信システムやネットワークを介して他の機器通信することができる。
【0070】
端末は、ネットワークモジュール42によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへ電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0071】
オーディオ出力ユニット43は、無線周波数ユニット41又はネットワークモジュール42により受信された又はメモリ49に記憶されているオーディオデータをオーディオ信号に変換するとともに、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット43はさらに、端末40によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット43は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0072】
入力ユニット44は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット44は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)441とマイクロホン442とを含んでもよく、グラフィックスプロセッサ441は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)により得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット46に表示することができる。グラフィックスプロセッサ441によって処理された画像フレームは、メモリ49(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット41又はネットワークモジュール42を介して送信されてもよい。マイクロホン442は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話通話モードの場合に、無線周波数ユニット41を介してモバイル通信基地局に送信できるフォーマットに変換して出力することができる。
【0073】
端末40は、少なくとも一つのセンサ45、例えば、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル461の輝度を調整することができ、接近センサは、端末40が耳元に移動した時、表示パネル461及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)でのクアクセラレーションの大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及びび方向を検出することができ、端末姿勢(例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正)の識別、振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに用いられてもよい。センサ45は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。ここではこれ以上説明しない。
【0074】
表示ユニット46は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット46は、表示パネル461を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル461を配置してもよい。
【0075】
ユーザ入力ユニット47は、入力された数字又はキャラクタ情報の受信、及び端末のユーザによる設定及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット47は、タッチパネル471及び他の入力機器472を含む。タッチパネル471は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル471上又はタッチパネル471付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル471は、タッチ検出装置とタッチコントローラの二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、且つタッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、且つそれをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ410に送信し、プロセッサ410によって送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを採用してタッチパネル471を実現させてもよい。タッチパネル471以外、ユーザ入力ユニット47は、他の入力機器472をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器472は、物理的なキーボードと、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)と、トラックボールと、マウスと、操作レバーとを含んでもよいが、それらに限定されない。ここではこれ以上説明しない。
【0076】
さらに、タッチパネル471は、表示パネル461上に覆われてもよい。タッチパネル471は、その上又は付近でのタッチ操作を検出すると、プロセッサ410に伝送して、タッチイベントのタイプを決定し、その後、プロセッサ410は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル461で相応な視覚出力を提供する。図6では、タッチパネル471と表示パネル461は、二つの独立した部品として端末の入力及び出力機能を実現させるものであるが、なんらかの実施例では、タッチパネル471と表示パネル461を集積して端末の入力及び出力機能を実現させてもよい。具体的には、ここでは限定しない。
【0077】
インターフェースユニット48は、外部装置と端末40との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置と接続するためのポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット48は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を端末40における一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は端末40と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0078】
メモリ49は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ49は、主に記憶プログラム領域と記憶データ領域とを含んでもよい。そのうち、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、記憶データ領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ49は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0079】
プロセッサ410は、端末の制御センターであり、様々なインターフェースと線路を介して端末全体の各部分に接続され、メモリ49に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ49に記憶されているデータを呼び出し、端末の様々な機能を実行し、データを処理することにより、端末に対して全体的モニタリングを行う。プロセッサ410は、一つまたは複数の処理ユニットを含んでもよい。好ましくは、プロセッサ410は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ410に集積されなくてもよい。
【0080】
端末40は、各部品に電力を供給する電源411(例えば、電池)をさらに含んでもよい。好ましくは、電源411は、電源管理システムを介してプロセッサ410にロジック的に接続されることにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0081】
また、端末40は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここではこれ以上説明しない。
【0082】
好ましくは、本発明の実施例は、端末をさらに提供し、プロセッサ410と、メモリ49と、メモリ49に記憶され、且つ前記プロセッサ410上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ410によって実行される時、上記物理下りリンク制御チャネルの検出方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。そのうち、端末は、無線端末であってもよく、有線端末であってもよく、無線端末とは、ボイス及び/又は他のトラフィックデータ接続性をユーザに提供する機器、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、又は無線モデムに接続される他の処理機器であってもよい。無線端末は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して一つ又は複数のコアネットワークと通信することができ、無線端末は、移動端末、例えば、移動電話(又は「セルラー」電話と称される)と移動端末を有するコンピュータであってもよく、例えば、携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型又は車載型移動装置であってもよく、それらは、無線アクセスネットワークとボイス及び/又はデータを交換する。例えば、パーソナル通信サービス(Personal Communication Service、PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)などの機器である。無線端末は、システム、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者ステーション(Subscriber Station)、モバイルステーション(Mobile Station)、モバイル(Mobile)、リモートステーション(Remote Station)、リモート端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザ機器(User Device or User Equipment)と呼ばれてもよく、ここでは限定しない。
【0083】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記端末側の物理下りリンク制御チャネルの検出方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0084】
図7に示されるように、本発明の実施例のネットワーク側機器600は、物理下りリンク制御チャネルの検出装置を含み、上記実施例における物理下りリンク制御チャネルの検出方法を実現させ、且つ同じ効果を達することができ、このネットワーク側機器600は、具体的には、
端末のために少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を配置するための配置モジュールという機能モジュールを含み、前記少なくとも二つの探索空間グループは、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含み、前記切り替え条件は、前記端末が前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、物理下りリンク制御チャネルの検出を行うために用いられる。
【0085】
本実施例では、ネットワーク側機器は、端末のために少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を配置し、少なくとも二つの探索空間グループは、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含み、端末は、切り替え条件に従って、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとの間で切り替え、PDCCHの検出を行うことができる。
【0086】
一具体的な例では、前記切り替え条件は、前記第一の探索空間グループから前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第一の切り替え条件を含み、前記第一の切り替え条件は、
予め設定された条件を満たすPDCCHを検出した時間から、予め設定されたデュレーションを経った後、前記第二の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことを含む。
【0087】
選択的に、前記予め設定された条件は、
前記PDCCHは、第一の探索空間グループにより検出されたPDCCHであることと、
前記PDCCHは、特定の無線ネットワーク一時識別子RNTIによりスクランブルされたPDCCHであり、そのうち、特定のRNTIは、スロットフォーマットにより指示される無線ネットワーク一時識別子(Slot Format Indicator-RNTI、SFI-RNTI)又はセル無線ネットワーク一時識別子(Cell- RNTI、C-RNTI)であってもよいことと、
前記PDCCHの内容は、探索空間グループの切り替えを行うことを明示的に指示することと、のうちの少なくとも一つを採用する。
【0088】
選択的に、前記配置モジュール610はさらに、前記端末のために前記予め設定されたデュレーションを配置するために用いられ、前記端末のために前記予め設定されたデュレーションを配置することは、
無線リソース制御RRCシグナリングによって前記予め設定されたデュレーションを配置することと、
RRCシグナリングによってPDCCHのタイプと予め設定されたデュレーションとの間の対応関係を配置することと、
PDCCHにおけるDCIによって前記予め設定されたデュレーションを明示的に指示することと、のうちのいずれか一つを含む。
【0089】
伝送が正常に行われるよう確保するために、前記予め設定されたデュレーションは、PDCCHの処理遅延以上である必要がある。
【0090】
別の具体的な例では、前記切り替え条件は、前記第二の探索空間グループから前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行う第二の切り替え条件を含み、前記第二の切り替え条件は、
端末がチャネル占有時間COT情報を取得すれば、COT終了時間の後に前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
検出されたPDCCHのDCIにより指示された有効化デュレーションが終了した後、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
予め定義された第一のタイマーを取得し、前記第二の探索空間グループがPDCCHの検出を開始する時に、前記第一のタイマーを起動し、前記第一のタイマーがタイムアウトしてもPDCCHを検出していなければ、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、
RRCシグナリングにより配置された第一のタイマーを取得し、前記第二の探索空間グループがPDCCHの検出を開始する時に、前記第一のタイマーを起動し、前記第一のタイマーがタイムアウトしてもPDCCHを検出していなければ、前記第一の探索空間グループに切り替えてPDCCHの検出を行うことと、のうちのいずれか一つを含む。
【0091】
そのうち、前記第一のタイマーは、チャネルアクセス(channel access)タイプに基づいて決定されてもよく、チャネルアクセスタイプは、固定フレーム構造に基づくチャネルアクセスを含み、固定フレーム構造に基づく機器(Frame Based Equipment、FBE)に適用することができ、チャネルアクセスタイプは、トラフィック負荷に基づくチャネルアクセスをさらに含み、トラフィック負荷に基づく機器(Load Based Equipment、LBE)に適用することができる。
【0092】
そのうち、上記PDCCHはGC-PDCCHを含む。
【0093】
なお、理解すべきことは、以上のネットワーク側機器と端末の各モジュールの区分は、単なる論理的機能区分であり、実際に実現する時、全て又は一部が一つの物理的実体に集積されてもよく、物理的に分離されてもよい。そして、これらのモジュールは、全てがソフトウェアを処理素子によって呼び出すという形式で実現されてもよく、全てがハードウェアの形式で実現してもよく、さらに一部のモジュールが処理素子によってソフトウェアを呼び出すという形式で実現されるが、一部のモジュールがハードウェアの形式で実現されてもよい。例えば、前述したforegoingモジュールは、単独に設置された処理素子であってもよく、上記装置のあるチップに集積されて実現されてもよく、なお、プログラムコードの形式で上記装置のメモリに記憶され、上記装置のある処理素子によって呼び出され且つ以上のモジュールの機能を実行してもよい。他のモジュールの実現は、それに類似している。なお、これらのモジュールの全て又は一部は、一緒に統合されてもよく、独立して実現されてもよい。ここに記載の処理素子は、信号処理能力を有する集積回路であってもよい。実現プロセスにおいて、上記方法の各ステップ又は以上の各モジュールは、プロセッサ素子におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の指令によって完了されてもよい。
【0094】
例えば、以上のこれらのモジュールは、以上の方法を実施するように配置される一つ又は複数の集積回路であってもよく、例えば、一つ又は複数の特定集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、又は、一つ又は複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、又は、一つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)などである。さらに例えば、以上のあるモジュールが処理素子によってプログラムコードを呼び出すという形式で実現される場合、この処理素子は、汎用プロセッサ、例えば中央プロセッサ(Central Processing Unit、CPU)又はプログラムコードを呼び出すことができる他のプロセッサであってもよい。さらに例えば、これらのモジュールは、一緒に統合され、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形式で実現されてもよい。
【0095】
上記目的をよりよく実現させるために、本発明の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供した。このネットワーク側機器は、プロセッサ、メモリ及びメモリに記憶され、且つプロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含み、プロセッサがコンピュータプログラムを実行する時、以上に記載の物理下りリンク制御チャネルの検出方法におけるステップを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0096】
具体的には、本発明の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供した。図8に示されるように、このネットワーク側機器700は、アンテナ71と、無線周波数装置72と、ベースバンド装置73とを含む。アンテナ71は、無線周波数装置72に接続される。上りリンク方向においては、無線周波数装置72は、アンテナ71を介して情報を受信し、受信された情報をベースバンド装置73に送信して処理する。下りリンク方向においては、ベースバンド装置73は、送信対象情報を処理し、且つ無線周波数装置72に送信し、無線周波数装置72は、受信された情報を処理してからアンテナ71を介して送信する。
【0097】
上の実施例でネットワーク側機器によって実行された方法は、ベースバンド装置73で実現させることができ、このベースバンド装置73は、プロセッサ74とメモリ75とを含む。
【0098】
ベースバンド装置73は、例えば、少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボードに複数のチップが設置されており、図8に示されるように、そのうちの一つのチップは、例えば、プロセッサ74であり、メモリ75に接続されることにより、メモリ75におけるプログラムを呼び出して、以上の方法実施例に示されるネットワーク側機器操作を実行する。
【0099】
このベースバンド装置73は、ネットワークインターフェース76をさらに含んでもよく、無線周波数装置72と情報をインタラクションするために用いられ、このインターフェースは、例えば、汎用共通無線インターフェース(common public radio interface、CPRI)である。
【0100】
ここでのプロセッサは、一つのプロセッサであってもよく、複数の処理素子の総称であってもよく、例えば、このプロセッサは、CPUであってもよく、ASICであってもよく、又は以上のネットワーク側機器により実行される方法を実施するように配置される一つ又は複数の集積回路、例えば、一つ又は複数のマイクロプロセッサDSP、又は、一つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイFPGAなどであってもよい。記憶素子は、一つのメモリであってもよく、複数の記憶素子の総称であってもよい。
【0101】
メモリ75は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよい。そのうち、不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-OnlyMemory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(ProgrammableROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(ErasablePROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(ElectricallyEPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RandomAccessMemory、RAM)であってもよい。例示的であるが制限性ではない説明により、多くの形式のRAMは利用可能であり、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(StaticRAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DynamicRAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SynchronousDRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DoubleDataRateSDRAM、DDRSDRAM)、拡張型ダイナミックランダムアクセスメモリ(EnhancedSDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SynchlinkDRAM、SLDRAM)と、ダイレクトランバスランダムアクセスメモリ(DirectRambusRAM、DRRAM)である。本出願に記述されるメモリ75は、これらと任意のその他の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限定されないことを意図する。
【0102】
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ75に記憶され且つプロセッサ74上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、プロセッサ74は、メモリ75におけるコンピュータプログラムを呼び出して、図7に示される、各モジュールにより実行される方法を実行する。
【0103】
具体的には、コンピュータプログラムは、プロセッサ74により呼び出される時、端末のために少なくとも二つの探索空間グループと切り替え条件を配置するために用いられてもよく、前記少なくとも二つの探索空間グループは、第一の探索空間グループと第二の探索空間グループとを含み、前記切り替え条件は、前記端末が前記第一の探索空間グループと前記第二の探索空間グループとの間で切り替え、物理下りリンク制御チャネルの検出を行うために用いられる。
【0104】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。このコンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、以上に記載のネットワーク側機器に用いられる物理下りリンク制御チャネルの検出方法のステップを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0105】
当業者であれば意識できるように、本明細書に開示された実施例を結び付けて記述された様々な例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせで実現されることが可能である。これらの機能が、ハードウェア方式で実行されるか、ソフトウェア方式で実行されるかは、技術案の特定の応用及び設計拘束条件によるものである。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して、記述された機能を実現することができるが、このような実現は、本発明の範囲を超えていると考えるべきではない。
【0106】
当業者が明確に理解できるように、記述の利便性及び簡潔性のために、以上に記述されたシステム、装置及びユニットの具体的な作動プロセスは、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。
【0107】
本出願によって提供される実施例では、理解すべきことは、掲示された装置及び方法は、他の方式によって実現されてもよい。例えば、以上に記述された装置の実施例は、単なる例示的なものであり、例えば、前記ユニットの区分は、単なる論理的機能区分であり、実際に実現する時、他の区分方式があってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合されてもよく、又は集積されてもよく、又はいくつかの特徴が無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、表示又は討論された同士間の結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形式であってもよい。
【0108】
前記分離された部品として説明されるユニットは、物理的に分離されてもよく、又は物理的に分離されなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、物理的なユニットであってもよく、又は、物理的なユニットでなくてもよい。すなわち、一つの場所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際の必要に応じて、そのうちの一部又は全てのユニットを選択して、本実施例の方案の目的を実現することができる。
【0109】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが物理的に単独に存在してもよく、二つ以上のユニットが一つのユニットに集積されてもよい。
【0110】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、且つ独立した製品として販売又は使用される場合、一つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解を踏まえて、本発明の技術案は、実質には、又は従来技術に寄与した部分又はこの技術案に関する部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体に記憶され、一台のコンピュータ機器(パソコン、サーバ、又はネットワーク側機器などであってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法の全て又は一部のステップを実行させるための若干の指令を含む。前記記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0111】
なお、指摘すべきことは、本発明の装置と方法では、明らかに、各部品又は各ステップは、分解及び/又は再結合されるものであってもよい。これらの分解及び/又は再結合は、本発明の同等の方案とみなされるべきである。そして、上記一連の処理を実行するステップは、説明された順序に従って、時間順序に従って自然に実行されてもよいが、必ずしも時間順序に従って実行される必要がなく、なんらかのステップは並列に実行されてもよく、又は互いに独立して実行されてもよい。当業者にとっては、理解できるように、本発明の方法と装置の全て又は任意のステップ又は部品は、任意のコンピューティング装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)又はコンピューティング装置のネットワークにおいて、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせで実現されてもよく、これは、当業者が本発明の説明を読んで基本的なプログラミングスキルを利用して実現できるものである。
【0112】
理解できるように、本開示のいくつかの実施例に記述されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ハードウェアの実現に対して、モジュール、ユニット、サブモジュール、サブユニットなどは、一つ又は複数の専用集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSP Device、DSPD)、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本出願に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組み合わせに実現されてもよい。
【0113】
そのため、本発明の目的は、さらに、任意のコンピューティング装置上で一つのプログラム又は一組のプログラムを運行することによって実現されてもよい。前記コンピューティング装置は、公知の汎用装置であってもよい。そのため、本発明の目的は、前記方法又は装置を実現するプログラムコードを含むプログラム製品を提供するだけで実現されてもよい。つまり、このようなプログラム製品も本発明を構成するとともに、このようなプログラム製品が記憶されている記憶媒体も本発明を構成する。明らかに、前記記憶媒体は、任意の公知の記憶媒体、又は将来開発される任意の記憶媒体であってもよい。なお、指摘すべきことは、本発明の装置と方法では、明らかに、各部品又は各ステップは、分解及び/又は再結合されるものであってもよい。これらの分解及び/又は再結合は、本発明の同等の方案とみなされるべきである。そして、上記一連の処理を実行するステップは、説明された順序に従って、時間順序に従って自然に実行されてもよいが、必ずしも時間順序に従って実行される必要がない。なんらかのステップは、並列に実行されてもよく、又は互いに独立して実行されてもよい。
【0114】
以上に記載のものは本発明の好ましい実施形態であり、指摘すべきことは、当業者にとっては、本発明に記載の原理から逸脱しない前提で、さらに若干の改善と修正を行うことができ、これらの改善と修正も本発明の特許請求の範囲内にある。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8