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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-08
(45)【発行日】2023-11-16
(54)【発明の名称】飲料マシンの適応サービスユニット
(51)【国際特許分類】
   A47J 31/44 20060101AFI20231109BHJP
【FI】
A47J31/44 130
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2021516495
(86)(22)【出願日】2019-09-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-06
(86)【国際出願番号】 EP2019076137
(87)【国際公開番号】W WO2020064982
(87)【国際公開日】2020-04-02
【審査請求日】2022-09-20
(31)【優先権主張番号】18197094.8
(32)【優先日】2018-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】590002013
【氏名又は名称】ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100140453
【弁理士】
【氏名又は名称】戸津 洋介
(72)【発明者】
【氏名】アブド, サメール
(72)【発明者】
【氏名】フルニエ, マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ギュイヨン, ベルトラン
(72)【発明者】
【氏名】マガッティ, マルコ
【審査官】土屋 正志
(56)【参考文献】
【文献】特表2013-517025(JP,A)
【文献】実公昭49-006239(JP,Y1)
【文献】特表2018-526085(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 31/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
料を調製するためのマシン(1)であって、
座部(4)、及び液体入口(1’’)から飲料ディスペンサ(1’’’)まで延びる飲料処理ライン(1’’、1’’’)を備える本体(1’)と
前記座部(4)内又は前記座部(4)上に取り外し可能に受け入れられるサービスユニット(10)であって、足部(11)、及び前記足部(11)によって支持されるように前記足部(11)内又は前記足部(11)上に取り外し可能に受け入れられる容器部(12)を、前記足部(11)は、前記サービスユニット(10)が前記座部(4)から取り外されたときに、外部水平支持面(100)上に置かれるように構成された底面(11’)を有する、サービスユニット(10)と、
を備えるマシン(1)において
前記容器部(12)が前記足部(11)内又は前記足部(11)上に受け入れられたときに、前記容器部(12)は、前記足部(11)に対して、前記サービスユニット(10)が前記外部水平支持面(100)上に置かれるときの第1の安定姿勢から、前記サービスユニット(10)が前記座部(4)内又は前記座部(4)上に受け入れられるときの第2の安定姿勢に移行可能であり、逆もまた同様であり、前記第1の安定姿勢と前記第2の安定姿勢は異なる、ことを特徴とするマシン(1)。
【請求項2】
前記容器部(12)は、
前記容器部(12)にかかる重力及び/若しくは付勢要素によって、前記容器部(12)の第1の安定姿勢に移行され、かつ/又は
前記サービスユニット(10)が前記座部(4)内若しくは前記座部(4)上に移動されている間に、前記座部(4)を画定する本体部(4’’)に前記容器部(12)が押し付けられたときに、前記座部(4)の機械抵抗によって、前記容器部(12)の第2の安定姿勢に移行される、請求項1に記載のマシン。
【請求項3】
前記サービスユニット(10)の前記足部(11)が前記外部水平支持面(100)上に置かれ、前記容器部(12)が前記足部(11)内又は前記足部(11)上に受け入れられたときに、前記底面(11’)の境界(11’’)を含む平面(P)上への前記サービスユニット(10)の重心(G)の第1の垂直投影(G1)が、前記境界(11’’)内に含まれる、請求項1又は2に記載のマシン。
【請求項4】
前記サービスユニット(10)が前記座部(4)内又は前記座部(4)上に受け入れられ、前記容器部(12)が前記足部(11)内又は前記足部(11)上に受け入れられ、前記本体(1’)が前記外部水平支持面(100)上に置かれたときに、前記平面(P)上への前記サービスユニット(10)の前記重心(G)の第2の垂直投影(G2)が、前記底面(11’)の前記境界(11’’)から外れて位置する、又は前記第1の垂直投影(G1)よりも前記境界(11’’)に近接して位置する、請求項3に記載のマシン。
【請求項5】
前記容器部(12)が前記足部(11)内又は前記足部(11)上に受け入れられたときに、前記容器部(12)と前記足部(11)は、連結される、かつ/又は並進的に接続される、請求項1~4のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項6】
前記容器部(12)が前記足部(11)内又は前記足部(11)上に受け入れられたときに、前記容器部(12)は、前記足部(11)に対して枢動可能である、請求項1~5のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項7】
前記容器部(12)が前記足部(11)内又は前記足部(11)上に受け入れられたときに、前記容器部(12)は、前記足部(11)に固定され、請求項1~6のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項8】
前記容器部(12)は、前記容器部(12)と前記足部(11)の相対移動のために前記容器部(12)及び前記足部(11)を案内する分離可能な支持機構によって、前記足部(11)に固定される、請求項7に記載のマシン。
【請求項9】
前記足部(11)は、前記容器部(12)の対応する凹部(12a)に押し込まれる1つ以上の突出部(11a)を備え、かつ/又は前記容器部は、前記足部の対応する凹部に押し込まれる1つ以上の突出部を備え、前記突出部と前記対応する凹部は、前記足部(11)と前記容器部(12)を相対的に移動させるように並進及び/又は枢動によって相対的に移動可能であ、請求項7又は8に記載のマシン。
【請求項10】
前記容器部(12)は、前記第1の安定姿勢で前記足部(11)上に置かれ、かつ前記第2の安定姿勢で前記足部(11)から離れて少なくとも部分的に持ち上げられる、容器底部(12b)を有する、請求項1~9のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項11】
前記容器部(12)は、取り外し可能な補助容器(12c)を収容する、請求項1~10のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項12】
前記サービスユニット(10)は、前記座部(4)内に解放可能に固定され、請求項1~11のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項13】
前記足部(11)は、前記サービスユニット(10)が前記座部(4)内又は前記座部(4)上に受け入れられたときに、外側マシンハウジング(1a’)の一部を形成する直立壁部分(11b)を備え、請求項1~12のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項14】
シンタンク(2)を備え、前記マシンタンク(2)は、
前記液体入口(1’’)に接続されたときに、前記座部(4)内又は前記座部(4)上に取り外し可能に受け入れられ、かつ/又は
前記マシンタンク(2)に液体を充填するために移動可能又は取り外し可能な蓋(2’)を装備している、かつ/又は
前記液体入口(1’’)に接続可能な出口コネクタを備え、請求項1~13のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項15】
前記飲料ディスペンサ(1’’’)は、
料出口(1iv)、
納のために前記本体(1’)内に内向きに移動することができ、かつ注出のために前記本体(1’)から外向きに移動することができる、注出ヘッド、
前記飲料処理ライン(1’’、1’’’)を制御するための制御ユニット(5)、及び
前記飲料処理ライン(1’’、1’’’)を制御するための制御ユニット(5)に接続されたユーザインターフェース(50)、
のうちの少なくとも1つを備え、
かつ/又は
前記飲料処理ライン(1’’、1’’’)は、前記液体入口(1’’)及び前記飲料ディスペンサ(1’’’)と流体連通している飲料混合ユニット(6)を備え、請求項1~14のいずれか一項に記載のマシン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の分野は、飲料調製マシン、例えば、調製される飲料の原材料のカプセルを使用するマシンに関し、マシンは、適応構成を有する、例えば原材料供給ユニット又は収集ユニットなどの取り外し可能なユニットを有する。
【0002】
本明細書の目的に関して、「飲料」は、茶、コーヒー、ホット又はコールドチョコレート、ミルク、スープ、ベビーフードなどの、人が消費できる任意の液体物質を含むことを意味している。「カプセル」は、任意の予めポーション化された香味原材料などの飲料原材料を、任意の材料からなる密閉包装内に含むものを意味する。この密閉包装は、特に気密包装、例えばプラスチック包装、アルミニウム包装、再生利用可能包装及び/又は生分解性包装であり、及び原材料を収容する軟質ポッド又は剛性カートリッジを含む任意の形状及び構造を有する。カプセルは、1人分の飲料又は複数人分の飲料を調製するための量の原材料を収容することができる。
【背景技術】
【0003】
ある種の飲料調製マシンはカプセルを使用しており、カプセルは、抽出若しくは溶解される原材料、及び/又はマシン内にて保管され自動的に投入されるか、若しくは飲み物の調製時に添加される原材料を収容している。いくつかの飲料マシンは充填手段を有し、充填手段は、通常は水である液体用のポンプを含み、ポンプは水の供給源から、冷水、又は例えばサーモブロック等の加熱手段により実際には加熱された液体を圧送する。
【0004】
特に、コーヒー調製の分野では、飲料原材料を収容したカプセルが淹出装置に挿入されるマシンが広く開発されてきた。淹出装置はカプセルの周囲で密閉されており、カプセルの第1の面に水を注入し、カプセルの密閉された内容積部で飲料を生成し、淹出された飲料をカプセルの第2の面から排出し、カップ又はグラスなどの容器内に収集することができる。
【0005】
マシンは、混合ユニット内で液体、例えば水と混合されて飲料を形成する、原材料含有カプセルを用いて動作するユニットなどの混合ユニットを含んでもよい。例えば、使用時の「新鮮な」カプセルの挿入及びカプセルの除去を容易にするために、混合ユニットが開発されてきた。典型的には、混合ユニットは、カプセルを挿入/除去するための構成からカプセル内の原材料を淹出するための構成に相対的に移動可能な2つの部分を備える。混合ユニットの可動部分の作動は、国際公開第2009/043630号、同第01/15581号、同第02/43541号、同第2010/015427号、同第2010/128109号、同第2011/144719号、及び同第2012/032019号に開示されているように手動であってもよい。様々なハンドル構造が、欧州特許第1867260号、国際公開第2005/004683号、同第2007/135136号、同第2008/138710号、同第2009/074550号、同第2009/074553号、同第2009/074555号、同第2009/074557号、同第2009/074559号、同第2010/037806号、同第2011/042400号、同第2011/042401号、及び同第2011/144720号に開示されている。このような装置の飲料マシンへの組み込みが、国際公開第2009/074550号、同第2011/144719号、欧州特許出願公開第2014195046号、同第2014195048号、及び同第2014195067号に開示されている。混合ユニットの可動部分の作動は、例えば、欧州特許第1767129号、国際公開第2012/025258号、同第2012/025259号、及び同第2013/127476号に開示されているように、電動化されてもよい。
【0006】
飲料マシンは、典型的には、飲料処理モジュールを収容するハウジング、及びこの飲料処理モジュールと流体連通する水タンクを含む。この種の飲料マシンの例は、欧州特許第1208782号、同第1267687号、同第1686879号、同第1731065号、同第1829469号、同第1864598号、同第1865815号、同第1867260号、同第1878368号、同第2222210号、同第2222211号、同第2222212号、同第2227121号、同第2227122号、米国特許出願公開第2008/0006159号、米国特許第7,165,488号、国際公開第2007/111884号、同第2009/074553号、同第2010/015427号、同第2011/089210号、及び同第2012/055767号に開示されている。通常、水タンクは、空になったときに使用者が補充するために、取り外し可能である。いくつかのシステムは、飲料マシンを都市水分配ネットワークに接続することによって、連続的な給水を含む。
【発明の概要】
【0007】
本発明は飲料を調製するマシンに関する。飲料調製マシンは、家庭内又は家庭外のマシンとすることができる。マシンは、コーヒー、茶、チョコレート、カカオ、ミルク、スープ、ベビーフードなどの調製用とすることができる。
【0008】
飲料の調製は、典型的には、複数の飲料原材料の混合、例えば水と乳粉末の混合、及び/又は、飲料原材料の浸出、例えば挽いたコーヒー若しくは茶の水による浸出など、を含む。そのような原材料の1つ以上は、固まっていない粉末形態及び/若しくは凝集粉末形態、並びに/又は液体形態、特に濃縮した形態で供給することができる。水などのキャリア又は希釈液を、そのような原材料と混合して飲料を形成することができる。典型的には、ユーザ要求に応じて1人分(例えば、1杯分)に相当する所定量の飲料が形成及び注出される。そのような1人分の量は、飲料の種類に応じて、25~200mLの範囲内、及び、例えば、カップを満たすための量である最大300又は400mLとすることができる。形成されて注出される飲料は、リステロット、エスプレッソ、ルンゴ、カプチーノ、ラテマキアート、カフェラテ、アメリカーノコーヒー、茶などから選択してもよい。特に、コーヒーマシンは、エスプレッソ、例えば、1人分当たり20~60mLの調節可能な量を注出するために、及び/又はルンゴ、例えば、1人分当たり70~150mLの範囲内の量を注出するために構成することができる。
【0009】
本発明のマシンは、座部と、液体入口から飲料ディスペンサまで延びる飲料処理ラインとを備える本体を有する。
【0010】
液体入口は、マシンタンク及び/又は外部液体供給ライン、例えば、家庭用水供給ラインなどの、液体、例えば、水の供給源に接続されてもよい。
【0011】
飲料出口は典型的には、飲料容器(例えばカップ又はマグ)のための配置位置の上方に位置している。
【0012】
処理ライン、マシンタンク、外部液体供給ライン、出口、及びそれらの接続部の例は、国際公開第2009/130099号、同第2010/006953号、同第2010/046442号、同第2010/128109号、同第2011/083103号、同第2011/089210号、同第2011/095502号、同第2011/144723号、同第2012/055765号、同第2012/055767号、同第2012/072758号、同第2013/127907号、同第2016/005348号、同第2016/005349号、同第2016/005350号、同第2016/005351号、同第2017/081055号、同第2017/118713号、同第2018/069266号、同第2018/069268号、及び欧州特許第2228633号に見出すことができる。
【0013】
配置位置は、そのような使用者容器を出口の下で支持するためのマシン容器支持体に関連付けることができる。支持体は、ドリップトレイ、例えば支持体を支持するドリップトレイと関連付けることができ、かつ/又は出口の下でハウジングに対して垂直方向に移動可能であってもよく、かつ/又は出口の下から離れるようにハウジングに対して移動可能であってもよく、様々な高さでユーザ受容器を出口の下に配置することを可能にする。好適な容器支持体の例は、欧州特許第0549887号、同第1440639号、同第1731065号、同第1867260号、米国特許第5161455号、同第5353692号、国際公開第2009/074557号、同第2009/074559号、同第2009/135869号、同第2011/154492号、同第2012/007313号、同第2013/186339号、欧州特許出願公開第2014198712号、同第2014198710号、及び同第2014198715号に開示されている。
【0014】
液体ラインは、液体を圧送するためのポンプ、並びに/又は液体を熱的に調整するための加熱器及び/若しくは冷却器などの熱コンディショナを経て延びることができる。
【0015】
ポンプ、例えば、ソレノイドポンプ(往復ピストンポンプ)又は蠕動ポンプ又はダイヤフラムポンプを、液体入口からディスペンサに液体を駆動するために配置することができる。ポンプ及び飲料マシンへのそれらの組み込みの例は、国際公開第2009/150030号、同第2010/108700号、同第2011/107574号、同第2013/098173号、及び同第2018/001750号に開示されている。
【0016】
熱コンディショナは、ボイラ又はサーモブロック又はオンデマンドヒータ(on demand heater、ODH)、例えば、欧州特許第1253844号、同第1380243号、同第1809151号、国際公開第2009/043851号、同第2009/043865号、及び同第2011/157675号に開示されているODHタイプであってもよい。冷却器は、ペルチエ装置を備えてもよく、又はヒートポンプを使用することによって提供されてもよい。
【0017】
液体ラインは、液体センサ、例えば流量計及び/若しくは圧力センサ及び/若しくは温度センサ、又はマシンの動作状態のセンサのうちの少なくとも1つを含んでもよい。例示的なセンサ及びそれらの組み込みは、国際公開第2010/046442号、同第2010/149600号、同第2010/149601号、同第2010/149602号、同第2011/067171号、同第2011/067181号、同第2018/046400号、及び欧州特許第2228633号に開示されている。
【0018】
マシンは、座部内に又は座部上に取り外し可能に受け入れられ、かつ、足部と、足部によって支持されるように足部内又は足部上に取り外し可能に受け入れられる容器部とを備える、サービスユニットを有する。足部は、サービスユニットが座部から取り外されたときに、外部水平支持面上に置かれるように構成された底面を有する。
【0019】
サービスユニットの例は、国際公開第2006/050881号、同第2009/074559号、同第2009/135869号、同第2011/086087号、同第2011/086088号、同第2016/096705号、同第2016/096706号、同第2016/096707号、同第2017/118713号、及び欧州特許第1867260号に開示されている。
【0020】
座部は、座部内若しくは座部上にサービスユニットを支持するため、及び/又は座部内若しくは座部上にサービスユニットを案内するためのプラットフォームによって画定されてもよい。
【0021】
容器部は、飲料処理ラインに供給される未使用の飲料原材料及び/若しくは飲料液体、並びに/若しくは洗浄液、並びに/又は飲料処理ラインから収集された、使用済み飲料原材料(例えば、使用済みカプセル内に収容された)及び/若しくは廃棄飲料液体、並びに/若しくは使用済み洗浄液を貯留するように構成されてもよい。
【0022】
容器部が足部内又は足部上に受け入れられたとき、容器部は、足部に対して、(サービスユニットが外部水平支持面上に置かれているときの)第1の安定姿勢から、(サービスユニットが座部内又は座部上に受け入れられたときの)第2の安定姿勢に移行可能であり、逆もまた同様である。第1及び第2の安定姿勢は異なることが理解される。
【0023】
したがって、サービスユニットの構成は、マシンの本体内又は本体上に設置されたときに所望の幾何学的形状/形状及び/又はバランスを満たし、外部水平支持面上に配置されるために異なる幾何学的形状/形状及び/又はバランス(例えば、より安定した)をとるように適合されてもよい。
【0024】
容器部は、容器部にかかる重力及び/若しくは付勢要素によって、その容器部のその第1の安定姿勢に移行され、かつ/又はサービスユニットが座部内若しくは座部上に移動されている間に、座部を画定する本体部に対して容器部が押圧されたときに、座部の機械抵抗によって、その第2の安定姿勢に移行されてもよい。
【0025】
サービスユニットの足部が外部水平支持面上に置かれ、容器部が足部内又は足部上に受け入れられるときに、底面の境界を含む平面上へのサービスユニットの重心の第1の垂直投影は、境界内に含まれてもよい。
【0026】
そのような構成では、サービスユニットは、外部支持面上でそれ自体によりバランスが取れ、安定していてもよい。
【0027】
サービスユニットが座部内又は座部上に受け入れられ、容器部が足部内又は足部上に受け入れられ、本体が外部水平支持面上に置かれたときに、平面上のサービスユニットの重心の第2の垂直投影は、底面の境界から外れており、又は第1の垂直投影よりも境界に近接して位置する。
【0028】
そのような構成では、サービスユニットは、座部内又は座部上にあるときに、より低い固有の安定性を有してもよい。この場合、本体を使用して、(本質的に不安定又は本質的により安定でない)サービスユニットを安定化又は更に安定化することができる。
【0029】
容器部と足部は、容器部が足部内又は足部上に受け入れられたときに、容器部と足部は、連結される、かつ/又は並進的に接続されてもよい。
【0030】
容器部は、容器部が足部内又は足部上に受け入れられたときに、容器部は、足部に対して枢動可能であってもよい。
【0031】
容器部は、容器部が足部内又は足部上に受け入れられたときに、容器部は、足部に固定されてもよい。例えば、容器部は、付勢機構、ばね機構、フック機構、ロック機構、及び摩擦機構のうちの少なくとも1つによって足部に固定される。
【0032】
容器部は、容器部と足部の相対移動のために容器部と足部を案内する分離可能な支持機構によって、足部に固定されてもよい。
【0033】
足部は、容器部の対応する凹部に押圧される、及び/又はその逆に押圧される1つ以上の突出部を有してもよい。足部にある又は容器部にあるかにかかわらず、そのような突出部と対応する凹部は、足部と容器部を相対的に移動させるように並進及び/又は枢動によって、相対的に移動可能であるように配置されてもよい。そのような突出部は、ピンとして形成することができ、対応する凹部は、穴、例えば、止まり穴、又はチャネル若しくは溝として形成することができる。
【0034】
容器部は、第1の安定姿勢で足部上に置かれ、かつ第2の安定姿勢で足部から離れて少なくとも部分的に持ち上げられる、容器底部を有してもよい。例えば、容器底部は、第2の安定姿勢で上向きに傾斜及び/又は並進される。
【0035】
容器部は、取り外し可能な補助容器を収容してもよい。
【0036】
そのような補助容器は、固体物質を収集するように構成されてもよく、かつ補助容器から補助容器の下方に液体物質を通過させて容器部の容器底部上に収集されるようにするための1つ以上の貫通開口部を有する底部を有してもよい。
【0037】
そのような補助容器は、補助容器を掴んで補助容器を容器部から取り外すためのハンドルを装備することができる。
【0038】
サービスユニットは、付勢機構、ばね機構、フック機構、ロック機構、及び摩擦機構のうちの少なくとも1つによって、例えば、弾性的かつ/又は磁気的に構成された接続機構によって固定されるなど、座部内に解放可能に固定されてもよい。例えば、サービスユニットは、そのような接続機構のサービスユニットコネクタを形成するハンドルを含む。
【0039】
足部は、サービスユニットが座部内又は座部上に受け入れられたときに、座部を覆う直立壁部分などの、外側マシンハウジングの一部を形成する直立壁部分を含んでもよい。直立壁部分は、内側直立壁部分と外側直立壁部分との間の空洞などの空洞を画定してもよい。例えば、空洞は、電気デバイス、例えば、信号若しくは光エミッタ及び/又は信号若しくは光センサを収容し、この電気デバイスは、本体の制御ユニットへの有線又は無線接続部を有する。
【0040】
例えば、マシン(特に足部)は、国際公開第2018/046400号に教示されている方法で組み込まれた検出機構を組み込む。
【0041】
マシンに上述のマシンタンクが設けられている場合、そのようなタンクは、
液体入口に接続されたときに、座部内又は座部上に取り外し可能に受け入れられ、任意選択的に、マシンタンクが、座部内又は座部上に挿入可能であり、かつサービスユニットが座部から取り外されている場合に座部から取り外し可能である、かつ/又は
マシンタンクに液体を充填するために移動可能又は取り外し可能な蓋を装備している、かつ/又は
液体入口に接続可能な出口コネクタを備え、出口コネクタ及び液体入口が、例えば、概ね水平な接続及び接続解除方向を有する、
のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0042】
マシンタンクの例は、上述の文献に記載されている。
【0043】
液体ディスペンサは、注出ヘッドに固定された飲料出口などの飲料出口を有することができる。
【0044】
液体ディスペンサは、飲料出口を支える注出ヘッドなど、格納のために本体内に内向きに移動し、かつ注出のために本体から外向きに移動することができる、注出ヘッドを有してもよい。
【0045】
注出ヘッドの例は、国際公開第2009/043630号、同第2017/037212号、同第2017/037215号、PCT/EP18/064138号、及びPCT/EP18/064141号に開示されている。
【0046】
液体ディスペンサは、飲料処理ラインを制御するための制御ユニットを含むことができる。
【0047】
制御ユニット及びそれらの組み込みの例は、国際公開第2009/043865号及び同第2009/130099号に開示されている。
【0048】
液体ディスペンサは、飲料処理ラインを制御するための制御ユニットに接続されたユーザインターフェースを組み込んでもよい。
【0049】
そのようなユーザインターフェースの組み込みの例は、国際公開第2017/037215号、同第2018/046400号、PCT/EP18/064138号、PCT/EP18/064141号、及びPCT/EP18/064145号に開示されている。
【0050】
飲料処理ラインは、液体入口及び飲料ディスペンサと流体連通している飲料混合ユニットを組み込むことができる。例えば、飲料混合ユニットは、液体と混合される原材料を取り扱うための混合キャビティ及び原材料入口チャネルを有する。混合ユニットは、それ自体が既知であり、上述したタイプのものであってもよい。
【0051】
原材料入口チャネルは、原材料が混合キャビティに移動することを可能にする構成と、原材料が混合キャビティに移動することを防止する構成とを有する原材料ゲートを有することができる。
【0052】
原材料ゲートを装備した入口チャネルの例は、国際公開第2012/126971号、同第2014/056641号、同第2014/056642号、同第2014/056730号、及び同第2015/086371号に開示されている。
【0053】
原材料入口チャネル及び混合キャビティは、原材料カプセル内に供給された予めポーション化された原材料を取り扱うように構成されてもよい。
【0054】
原材料カプセルは、それ自体が既知であり、上述したタイプのものであってもよい。
【0055】
例えば、ゲートは、閉鎖構成で原材料入口チャネルを横切って配備され、かつ開放構成で原材料入口チャネルを横切ってそれから少なくとも部分的に後退される、1つ以上の摺動及び/又はスイングドアなどの障害物を含む。
【0056】
ゲートは、原材料入口チャネルに沿った原材料の通過を防止するために原材料入口チャネルを閉塞する位置と、原材料入口チャネルに沿った原材料の通過を可能にするために原材料入口チャネルをクリアする位置との間で、枢動可能及び/又は並進可能など、移動可能であってもよい。
【0057】
例えば、障害物は、液体ラインへの移送前に原材料を保持するための原材料ホルダ、例えば原材料カプセルホルダを形成する。
【0058】
カプセルホルダは、原材料カプセルを液体ラインから離して保持するためのカプセル保持構成と、原材料入口チャネルに又は原材料入口チャネル内に液体ラインに向かってカプセルを放出するためのカプセル放出構成と、を有してもよい。
【0059】
カプセルを混合キャビティに放出した直後に、ホルダは、カプセルを放出するために必要とされるときにのみ原材料入口チャネルが開放されるように、放出構成から保持構成に通過させることができる。
【0060】
ホルダはカプセルの形状と相補的な形状を有することができる。
【0061】
ホルダは、保持構成から放出構成に通過するための、逆もまた同様のアクチュエータ、例えば、1つの又は上記の制御ユニットによって制御されるアクチュエータを有してもよい。
【0062】
好適なカプセルホルダの詳細は、国際公開第2012/126971号、同第2014/056641号、同第2014/056642号、及び同第2015/086371号に開示されている。
【0063】
ホルダは、カプセルホルダ上でのカプセルの存在を感知するための、及び任意選択的に、カプセルの種類を感知するための、カプセルセンサを有してもよい。カプセルホルダは、制御ユニットによって制御されて、感知されたカプセルを混合キャビティに自動的に放出することができる。特定タイプのカプセルが識別された場合、制御ユニットは識別されたタイプに応じて調製ユニットの飲料の制御を適合させてもよい。
【0064】
適切なカプセル感知の詳細は、国際公開第2012/123440号、同第2014/147128号、国際出願PCT/EP第15/060555号、同第15/060561号、同第15/060567号、同第15/065415号、及び同第15/065535号に開示されている。
【0065】
好適な混合キャビティは、例えば、欧州特許第1767129号、国際公開第2009/043630号、同第2012/025258号、同第2012/025259号、同第2013/127476号、及び同第2014/056641号、並びに上記の参考文献に開示されているように、手動で又はモータによって相対的に移動される第1及び第2の部分によって形成されてもよい。
【0066】
そのような原材料カプセルは、タイトル「技術分野」に上述したタイプのものであってもよく、及び/又はカプセルは、同じタイトルに記載される原材料を含んでもよい。
【0067】
カプセルは、カプセル本体、例えば概ね直線状又はテーパ状の本体を備えることができる。カプセルは、カプセル本体の周縁部、例えば縁又は面から延びる、円形周縁環状フランジ、例えば可撓性又は剛性のフランジを有し得る。カプセルは、茶、コーヒー、ホットチョコレート、コールドチョコレート、ミルク、スープ又はベビーフードを調製するための風味原材料を収容することができる。
【0068】
自己開口カプセルは、例えば、スイス特許第605293号及び国際公開第03/059778号に開示されている。
【0069】
マシンのプレート穿孔要素によるカプセルの開口は、例えば欧州特許第512470号及び同第2068684号に開示されている。
【0070】
好適な混合キャビティの例は、国際公開第2008/037642号及び同第2013/026843号に開示されている。
【0071】
風味付けされた飲料は、水などのキャリア液体をカプセル内に流通させて(例えばポンプによって)、例えば、混合キャビティの例示的な実施形態を画定する第1及び第2の部分の相対移動の方向に概ね平行であり得る抽出方向に沿って、カプセル内に保持された風味原材料に曝露することによって、液体を風味付けすることによって、調製されてもよい。
【0072】
密閉カプセルを使用する場合、第1及び第2の部分は、ブレード及び/又は引裂具などのカプセル開口器、例えば引裂形状を有するプレートを含むことができ、例えばNespresso(商標)マシンから知られているような、又は欧州特許第0512470号、同第2068684号、及び国際公開第2014/076041号、並びにこれらに引用されている参考文献に開示されているようなものである。
【0073】
ここで、本発明を概略図を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0074】
図1】本発明による、本体と、本体の対応する座部内に取り外し可能に受け入れられたサービスユニットとを有するマシンの側面からの斜視図である。
図2】サービスユニットが本体の座部から取り外された、図1のマシンの内側の斜視図を示す。
図3図1に示す状態のマシンの一部を断面図で示す。
図4図2に示す状態のマシンの一部を断面図で示す。
図5図1に示す構成の足部及び容器部を有するサービスユニットを断面図で示す。
図6図2に示す構成の足部及び容器部を有するサービスユニットを断面図で示す。
図7図1図6のサービスユニットの足部の後側からの容器部の除去を示す。
図8図1図6のサービスユニットの足部の後側からの容器部の除去を示す。
図9図1図6のサービスユニットの足部への容器部の上部からの挿入を示す。
図10図1図6のサービスユニットの足部への容器部の上部からの挿入を示す。
図11】足部に固定されたときの容器部の上方からの断面図である。
図12図11に示すような足部に対する固定部又は容器部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0075】
図1図12は、本発明に係る飲料マシン1及びそのようなマシン1の一部の例示的な実施形態を示す。
【0076】
マシン1は、コーヒー、茶、チョコレート、ココア、ミルク、スープ、及びベビーフードのうちの少なくとも1つから選択される原材料から調製される飲料などの飲料を調製するように構成されている。
【0077】
マシン1は、座部4と、液体入口1’’から飲料ディスペンサ1’’’まで延びる飲料処理ライン1’’、1’’’とを備える本体1’を有する。図1図3を参照されたい。
【0078】
液体入口1’’は、マシンタンク2及び/又は外部液体供給ラインなどの、液体、例えば、水の供給源に接続されてもよい。図3及び図4を参照されたい。
【0079】
液体ライン1’’、1’’’は、ポンプ3、並びに/又は加熱器及び/若しくは冷却器などの熱コンディショナ3’を経て延びてもよい。図2及び図3を参照されたい。
【0080】
マシン1は、座部4内又は座部4上に取り外し可能に受け入れられるサービスユニット10を有する。ユニット10は、足部11と、足部11によって支持されるように足部11内又は足部11上に取り外し可能に受け入れられる容器部12とを備える。足部11は、サービスユニット10が座部4から取り外されたときに、外部水平支持面100上に置かれるように構成された底面11’を有する。図1図4を参照されたい。
【0081】
座部4は、座部4内若しくは座部4上にサービスユニット10を支持するため、及び/又は座部4内若しくは座部4上にサービスユニット10を案内するためのプラットフォーム4aによって画定されてもよい。図2及び図4を参照されたい。
【0082】
容器部は、飲料処理ラインに供給される未使用の飲料原材料及び/若しくは飲料液体、並びに/又は洗浄液を貯留するように構成されてもよい。
【0083】
容器部12は、飲料処理ライン1’’、1’’’から収集された使用済み飲料原材料及び/若しくは廃棄飲料液体、並びに/又は使用済み洗浄液を貯留するように構成されてもよい。図3を参照されたい。
【0084】
容器部12が足部11内又は足部11上に受け入れられたとき、容器部12は、足部11に対して、サービスユニット10が外部水平支持面100上に置かれているときの第1の安定姿勢から、サービスユニット10が座部4内又は座部4上に受け入れられたときの第2の安定姿勢に移行可能であり、逆もまた同様である。第1及び第2の安定姿勢は異なることが理解される。図1図4を参照されたい。
【0085】
容器部12は、容器部12にかかる重力及び/又は付勢要素によって、その第1の安定姿勢に移行させることができる。図5及び図6を参照されたい。
【0086】
容器部12は、サービスユニット10が座部4内又は座部4上に移動されている間に、容器部12が座部4を画定する本体部4’’に対して押圧されたときに、座部4の機械抵抗によって、その第2の安定姿勢に移行されてもよい。図3及び図4を参照されたい。
【0087】
サービスユニット10の足部11が外部水平支持面100上に置かれ、容器部12が足部11内又は足部11上に受け入れられると、底面11’の境界11’’を含む平面P上のサービスユニット10の重心Gの第1の垂直投影G1は、境界11’’内に含まれることができる。図6を参照されたい。
【0088】
サービスユニット10が座部4内又は座部4上に受け入れられ、容器部12が足部11内又は足部11上に受け入れられ、本体1’が外部水平支持面100上に置かれると、平面P上のサービスユニット10の重心Gの第2の垂直投影G2は、底面11’の境界11’’から外れて、又は第1の垂直投影G1よりも境界11’’に近接して位置することができる。図5を参照されたい。
【0089】
容器部12及び足部11は、容器部12が足部11内又は足部11上に受け入れられたときに、連結される、かつ/又は並進的に接続されてもよい。図3図6を参照されたい。
【0090】
容器部12は、容器部12が足部11内又は足部11上に受け入れられたときに、足部11に対して枢動可能であってもよい。
【0091】
容器部12は、容器部12が足部11内又は足部11上に受け入れられたときに、足部11に固定されてもよい。例えば、容器部12は、付勢機構、ばね機構、フック機構、ロック機構、及び摩擦機構のうちの少なくとも1つによって足部11に固定される。図5図12を参照されたい。
【0092】
容器部12は、容器部12及び足部11をそれらの相対移動のために案内する分離可能な支持機構によって、足部11に固定することができる。図5図8並びに図11及び図12を参照されたい。
【0093】
足部11は、容器部12の対応する凹部12aに押圧される、及び/又はその逆に押圧される1つ以上の突出部11aを含んでもよい。図11及び図12を参照されたい。
【0094】
足部11にある又は容器部12にあるかにかかわらず、そのような突出部11a及び対応する凹部12aは、足部11及び容器部12を相対的に移動させるように並進及び/又は枢動することによって、相対的に移動可能であるように配置されてもよい。図5図8並びに図11及び図12を参照されたい。
【0095】
そのような突出部11aは、ピンとして形成することができ、対応する凹部は、穴12a、例えば、止まり穴、又はチャネル若しくは溝として形成することができる。図11及び図12を参照されたい。
【0096】
容器部12は、第1の安定姿勢で足部11上に置かれ、かつ第2の安定姿勢で足部11から離れて少なくとも部分的に持ち上げられる、容器底部12bを有してもよい。容器底部12bは、第2の安定姿勢で上向きに傾斜及び/又は並進されてもよい。図3図6を参照されたい。
【0097】
容器部12は、取り外し可能な補助容器12cを収容してもよい。図2図10を参照されたい。
【0098】
補助容器12cは、固体物質を収集するように構成されてもよく、補助容器12cから補助容器12cの下に液体物質を通過させて容器部12の容器底部12b上に収集されるようにするための1つ以上の貫通開口部を有する底部12c’を有してもよい。図3を参照されたい。
【0099】
補助容器12cは、補助容器12cを掴んで補助容器12cを容器部12から取り外すためのハンドル12c’’を装備することができる。図5図10を参照されたい。
【0100】
サービスユニット10は、付勢機構、ばね機構、フック機構、ロック機構、及び摩擦機構のうちの少なくとも1つによって、例えば、弾性的かつ/又は磁気的に構成された接続機構4’12c’’によって固定されるなど、座部4内に解放可能に固定されてもよい。サービスユニット10は、接続機構4’、12c’’のサービスユニットコネクタ12c’’を形成するハンドル12c’’を含んでもよい。図3及び図4を参照されたい。
【0101】
足部11は、サービスユニット10が座部4内又は座部4上に受け入れられたときに、座部4を覆う直立壁部分11bなどの、外側マシンハウジング1a’の一部を形成する直立壁部分11bを有してもよい。直立壁部分11bは、内側直立壁部分11b’’と外側直立壁部分11b’’’との間の空洞などの空洞11b’を画定してもよい。空洞11b’は、電気デバイス11bIV、例えば、信号若しくは光エミッタ及び/又は信号若しくは光センサを収容することができ、この電気デバイス11bIVは、本体1’の制御ユニット5への有線又は無線接続部11bを有する。図2図12を参照されたい。
【0102】
マシン1は、マシンタンク2を含んでもよい。図2図4を参照されたい。
【0103】
マシンタンク2は、液体入口1’’に接続されたときに、座部4内又は座部4上に取り外し可能に受け入れられてもよい。例えば、タンク2は、座部4内に又は座部4上に挿入可能であり、かつ、サービスユニット10が座部4から取り外されている場合に座部4から取り外し可能である。図2図4を参照されたい。
【0104】
マシンタンク2は、マシンタンク2に液体を充填するために移動可能又は取り外し可能な蓋2’を装備することができる。図3を参照されたい。
【0105】
マシンタンク2は、液体入口1’’に接続可能な出口コネクタを備えてもよい。例えば、出口コネクタ及び液体入口1’’は、概ね水平な接続及び接続解除方向を有する。図3を参照されたい。
【0106】
液体ディスペンサ1’’’は、飲料出口1ivを含んでもよい。飲料出口1ivは、注出ヘッドに固定することができる。
【0107】
液体ディスペンサ1’’’は、格納のために本体1’内に内向きに移動し、かつ注出のために本体1’から外向きに移動することができる、注出ヘッドを有することができる。注出ヘッドは、飲料出口1ivを支えてもよい。
【0108】
液体ディスペンサ1’’’は、飲料処理ライン1’’、1’’’を制御するための制御ユニット5を備えることができる。
【0109】
液体ディスペンサ1’’’は、飲料処理ライン1’’、1’’’を制御するための制御ユニット5に接続されたユーザインターフェース50を含むことができる。図2及び図3を参照されたい。
【0110】
飲料処理ライン1’’、1’’’は、液体入口1’’及び飲料ディスペンサ1’’’と流体連通する飲料混合ユニット6を備えることができる。例えば、飲料混合ユニット6は、液体と混合される原材料を取り扱うための混合キャビティ及び原材料入口チャネル6’を有する。図1及び図2を参照されたい。
【0111】
原材料入口チャネル6’は、原材料が混合キャビティに移動することを可能にする構成と、原材料が混合キャビティに移動することを防止する構成とを有する原材料ゲート6’’を有することができる。図2を参照されたい。
【0112】
原材料入口チャネル6’及び混合キャビティは、原材料カプセル内に供給された予めポーション化された原材料を取り扱うように構成されてもよい。
図1
図2
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図4
図5
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図7
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図10
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