特許 7382403 ＱＣＬ参照信号の確定方法および装置

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2023-11-08

(45)【発行日】2023-11-16

(54)【発明の名称】ＱＣＬ参照信号の確定方法および装置

(51)【国際特許分類】

   H04W 72/20 20230101AFI20231109BHJP

   H04W 72/0453 20230101ALI20231109BHJP

   H04W 72/0446 20230101ALI20231109BHJP

   H04L 27/26 20060101ALI20231109BHJP

【ＦＩ】

H04W72/20

H04W72/0453

H04W72/0446

H04L27/26 113

【請求項の数】 13

(21)【出願番号】P 2021524995

(86)(22)【出願日】2019-11-12

(65)【公表番号】

(43)【公表日】2022-01-17

(86)【国際出願番号】 CN2019117599

(87)【国際公開番号】W WO2020098656

(87)【国際公開日】2020-05-22

【審査請求日】2021-07-07

(31)【優先権主張番号】201811341635.2

(32)【優先日】2018-11-12

(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN

(73)【特許権者】

【識別番号】511151662

【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＺＴＥ ＣＯＲＰＯＲＡＴＩＯＮ

【住所又は居所原語表記】ＺＴＥ Ｐｌａｚａ，Ｋｅｊｉ Ｒｏａｄ Ｓｏｕｔｈ，Ｈｉ－Ｔｅｃｈ Ｉｎｄｕｓｔｒｉａｌ Ｐａｒｋ，Ｎａｎｓｈａｎ Ｓｈｅｎｚｈｅｎ，Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ ５１８０５７ Ｃｈｉｎａ

(74)【代理人】

【識別番号】110002505

【氏名又は名称】弁理士法人航栄事務所

(72)【発明者】

【氏名】張淑娟

(72)【発明者】

【氏名】李儒岳

(72)【発明者】

【氏名】高波

(72)【発明者】

【氏名】魯照華

(72)【発明者】

【氏名】蒋創新

(72)【発明者】

【氏名】何震

【審査官】吉村 真治▲郎▼

(56)【参考文献】

【文献】ZTE, Sanechips，Details and evaluation results on beam indication[online]，3GPP TSG RAN WG1 #91 R1-1719538，2017年11月18日

【文献】CATT，Corrections to NR PDCCH[online]，3GPP TSG RAN WG1 #94 R1-1808378，2018年08月11日

【文献】ZTE，Enhancements on multi-TRP/Panel transmission[online]，3GPP TSG RAN WG1 #94b R1-1810220，2018年09月29日

【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell，Feature lead summary on QCL[online]，3GPP TSG RAN WG1 #92b R1-1805660，2018年04月19日

【文献】Ericsson，Feature lead summary for beam management - Thursday[online]，3GPP TSG RAN WG1 #94 R1-1809864，2018年08月23日

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｈ０４Ｂ ７／２４－ ７／２６

Ｈ０４Ｗ ４／００－９９／００

３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１－４

ＳＡ ＷＧ１－４

ＣＴ ＷＧ１、４

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

基地局または無線通信装置に適用されるＱＣＬ参照信号の確定方法であって、
第１制御チャネルエレメントに対応する第１伝送設定情報リストを確定することと、
伝送設定情報のインデックス情報が含まれたＭＡＣ－ＣＥ制御シグナリングである第２制御シグナリングに基づき、第１伝送設定情報リストにおいて前記第１制御チャネルエレメントのためにアクティブ化される前記伝送設定情報のインデックス情報を確定することと、
前記伝送設定情報の前記インデックス情報および前記第１伝送設定情報リストに基づいて前記第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号を確定することと、を含み、
前記第１伝送設定情報リストにおける１つの伝送設定情報は、少なくとも１つのＱＣＬ参照信号セットに対応し、
第１制御チャネルエレメントに対応する第１伝送設定情報リストを確定することは、
前記第１制御チャネルエレメントが所定の制御チャネルエレメントセットに属すか否かの判断結果に基づいて前記第１伝送設定情報リストを確定することと、
前記第１制御チャネルエレメントが前記所定の制御チャネルエレメントセットに属す場合、前記第１伝送設定情報リストは、第４制御シグナリングにおいて第３チャネルエレメントのために設定された伝送設定情報リストに属すことと、を含み、
前記所定の制御チャネルエレメントセットは、制御チャネルリソースセット０と、検索空間セット０との少なくとも１つを含み、
前記第３チャネルエレメントがデータチャネルエレメントを含む、
ＱＣＬ参照信号の確定方法。

【請求項2】

第１制御チャネルエレメントが所定の制御チャネルエレメントセットに属すか否かの判断結果に基づいて前記第１伝送設定情報リストを確定することは、
前記第１制御チャネルエレメントが前記所定の制御チャネルエレメントセットに属しない場合、前記第１伝送設定情報リストは、前記第１制御チャネルエレメントのインデックス情報が担持されている第３制御シグナリングにおいて前記第１制御チャネルエレメントのために設定された伝送設定情報リストであること、を更に含む、
請求項１に記載の方法。

【請求項3】

前記第３チャネルエレメントは、
前記第３チャネルエレメントの位置する帯域幅パートが所定のタイミングで第１プリセット特徴を満たすこと、を満たし、
前記第１プリセット特徴は、前記帯域幅パートがアクティブ状態にあることを含む、
請求項１に記載の方法。

【請求項4】

前記第１プリセット特徴は、前記帯域幅パートが前記第１制御チャネルエレメントの占有リソースを含むこと、を更に含む、
請求項３に記載の方法。

【請求項5】

前記所定のタイミングは、前記第１制御チャネルエレメントの検出タイミングまたは前記検出タイミングの位置する時間単位を含み、
前記第２制御シグナリングに担持された伝送設定情報は、前記第１制御チャネルエレメントを受信する開始タイミングまたは前記開始タイミングの位置する時間単位に使用可能であり、
前記所定のタイミングは前記第２制御シグナリングの情報に関連する、
請求項３に記載の方法。

【請求項6】

第１伝送設定情報リストが、前記第３チャネルエレメントのために設定された前記伝送設定情報リストに属すことは、
前記第１制御チャネルエレメントのために設定された前記伝送設定情報リストにおける前記第１伝送設定情報リストに属す伝送設定情報に対応するＱＣＬ参照信号と同期信号との間が１クラスのＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満し、
請求項２に記載の方法。

【請求項7】

前記第３チャネルエレメントのために設定された前記伝送設定情報リストが第３プリセット特徴を満たすこと、
前記第３プリセット特徴は、
前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれる第１クラスの伝送設定情報の個数が第４所定値よりも大きく、前記第１クラスの伝送設定情報に対応する各ＱＣＬ参照信号と同期信号との間がＱＣＬ関係を満たすことと、
前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれる第２クラスの伝送設定情報の個数が第５所定値よりも大きく、前記第２クラスの伝送設定情報に対応する関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号と同期信号との間がＱＣＬ関係を満たすことと、の少なくとも１つを含む、
請求項３に記載の方法。

【請求項8】

前記第１制御チャネルエレメントによりアクティブ化されるＱＣＬ参照信号は、少なくとも２つの同期信号ブロックに対応し、
前記第１制御チャネルエレメントによりアクティブ化されるＱＣＬ参照信号に対応する少なくとも２つの同期信号ブロックのそれぞれに基づいて前記第１制御チャネルエレメントの検出タイミングを確定することを更に含み、
前記第１制御チャネルエレメントは、制御チャネルリソースセット０、検索空間セット０の少なくとも１つを含む、
請求項１に記載の方法。

【請求項9】

基地局または無線通信装置に適用されるＱＣＬ参照信号の確定装置であって、
第１制御チャネルエレメントに対応する第１伝送設定情報リストを確定するように構成される伝送設定情報リスト確定モジュールと、
伝送設定情報のインデックス情報が含まれたＭＡＣ－ＣＥ制御シグナリングである第２制御シグナリングに基づき、第１伝送設定情報リストにおいて前記第１制御チャネルエレメントのためにアクティブ化される前記伝送設定情報のインデックス情報を確定するように構成される伝送設定情報インデックス情報確定モジュールと、
前記伝送設定情報の前記インデックス情報および前記第１伝送設定情報リストに基づいて前記第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号を確定するように構成される第１ＱＣＬ参照信号確定モジュールと、を備え、
前記第１伝送設定情報リストにおける１つの伝送設定情報は、少なくとも１つのＱＣＬ参照信号セットに対応し、
前記伝送設定情報リスト確定モジュールは、更に、前記第１制御チャネルエレメントが所定の制御チャネルエレメントセットに属すか否かの判断結果に基づいて前記第１伝送設定情報リストを確定し、前記第１制御チャネルエレメントが前記所定の制御チャネルエレメントセットに属す場合、前記第１伝送設定情報リストは、第４制御シグナリングにおいて第３チャネルエレメントのために設定された伝送設定情報リストに属すように構成され、
前記所定の制御チャネルエレメントセットは、制御チャネルリソースセット０と、検索空間セット０との少なくとも１つを含み、
前記第３チャネルエレメントがデータチャネルエレメントを含む、
ＱＣＬ参照信号の確定装置。

【請求項10】

プロセッサと、命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体とを備え、
前記命令が前記プロセッサにより実行されると、請求項１～８のいずれか１項に記載のＱＣＬ参照信号の確定方法が実現される、
ＱＣＬ参照信号を確定する基地局または無線通信装置。

【請求項11】

プロセッサにより実行されると、請求項１～８のいずれか１項に記載のＱＣＬ参照信号の確定方法のステップを実現するコンピュータプログラムが記憶されている、
コンピュータ可読記憶媒体。

【請求項12】

第３プリセット条件を満たす場合、第４プリセット特徴を満たす制御チャネルリソースセットＣＯＲＥＳＥＴを含む第１時間単位のセットのうち、参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに最も近い第２時間単位における第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントのＱＣＬ参照信号に基づき、前記参照信号のＱＣＬ参照信号を確定することを含み、
前記第２時間単位が第４プリセット特徴を満たすＣＯＲＥＳＥＴを含み、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルと前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つとの間の時間間隔が所定の閾値よりも小さく、
前記所定の閾値は、
通信ノードにより報告された、時間間隔の計算に用いられるブキャリア間隔に対応する能力情報と、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応するサブキャリア間隔と、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに対応するサブキャリア間隔と、
前記時間間隔の計算時に採用されるサブキャリア間隔と、の少なくとも１つの情報により取得される、
請求項１に記載の方法。

【請求項13】

前記時間間隔は、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに対応するサブキャリア間隔と、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応するサブキャリア間隔と、
制御チャネルの帯域幅パートのサブキャリア間隔と、チャネルまたは信号のうちの少なくとも１つの帯域幅パートのサブキャリア間隔との比と、の少なくとも１つの情報により取得される、
請求項１２に記載の方法。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、２０１８年１１月１２日に中国専利局に提出された出願番号が２０１８１１３４１６３５．２である中国特許出願に対して優先権を主張するものであり、上記出願の全ての内容を引用により本発明に援用する。

【0002】

本発明は通信分野に関し、例えば、ＱＣＬ（Ｑｕａｓｉ－Ｃｏ Ｌｏｃａｔｅｄ）参照信号の確定方法および装置に関する。

【背景技術】

【0003】

新無線・アクセス技術（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）に制御チャネルリソースセット（Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｓｅｔ、ＣＯＲＥＳＥＴ）の概念が導入され、ここで、１つのＣＯＲＥＳＥＴに制御チャネルの周波数領域リソース、ＱＣＬ参照信号情報、リソースマッピング方式等の情報が設定されている。端末が基地局に初期にアクセスする時、基地局は、システムメッセージにより端末のために１つのＣＯＲＥＳＥＴを設定し、ＣＯＲＥＳＥＴ０と呼び、端末は、このＣＯＲＥＳＥＴ０で、物理通信ランダムアクセスチャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＲＡＣＨ）応答情報の傍受および共通メッセージの傍受の少なくとも１つを実行する。

【0004】

ＣＯＲＥＳＥＴ０のＱＣＬ参照信号は、ＰＲＡＣＨに基づいて端末が選択した単側波帯（Ｓｉｎｇｌｅ Ｓｉｄｅ Ｂａｎｄ、ＳＳＢ）であってもよい。端末が選択したＳＳＢは、端末が無線リソース制御（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＲＲＣ）リンクに入った後に適切ではなくなり、且つ、関連するＮＲシグナリングアーキテクチャでＣＯＲＥＳＥＴ０のためにＱＣＬ参照信号を設定しないため、ＣＯＲＥＳＥＴ０の柔軟性を向上させ、更にＣＯＲＥＳＥＴ０のリソースで固有制御チャネルを送信できるようにするために、ＣＯＲＥＳＥＴ０のためにＱＣＬ参照信号を設定する必要がある。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0005】

本発明の実施例は、ＱＣＬ参照信号の確定方法および装置を提供し、制御チャネルエレメントのためにＱＣＬ参照信号を設定し、例えば、ＣＯＲＥＳＥＴ０のためにＱＣＬ参照信号を設定することができ、ＣＯＲＥＳＥＴ０の柔軟性を向上させ、更にＣＯＲＥＳＥＴ０のリソースで固有制御チャネルを送信することができる。

【課題を解決するための手段】

【0006】

本発明の実施例は、
第１制御チャネルエレメントに対応する第１伝送設定情報リストを確定することと、
前記第１制御チャネルエレメントのためにアクティブ化される伝送設定情報の前記第１伝送設定情報リストにおけるインデックス情報を確定することと、
前記インデックス情報および前記第１伝送設定情報リストに基づいて前記第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号を確定することと、を含む、
ＱＣＬ参照信号の確定方法を提供する。

【0007】

本発明の実施例は、
第１制御チャネルエレメントに対応する第１伝送設定情報リストを確定するように構成される伝送設定情報リスト確定モジュールと、
前記第１制御チャネルエレメントのためにアクティブ化される伝送設定情報の前記第１伝送設定情報リストにおけるインデックス情報を確定するように構成される伝送設定情報インデックス情報確定モジュールと、
前記インデックス情報および前記第１伝送設定情報リストに基づいて前記第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号を確定するように構成される第１ＱＣＬ参照信号確定モジュールと、を備える、
ＱＣＬ参照信号の確定装置を提供する。

【0008】

本発明の実施例は、
プロセッサと、命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体とを備え、
前記命令が前記プロセッサにより実行されると、上記いずれかのＱＣＬ参照信号の確定方法が実現される、
ＱＣＬ参照信号の確定装置を提供する。

【0009】

本発明の実施例は、プロセッサにより実行されると、上記いずれかのＱＣＬ参照信号の確定方法のステップを実現するコンピュータプログラムが記憶されている、
コンピュータ可読記憶媒体を提供する。

【0010】

本発明の実施例は、
第３プリセット条件を満たす場合、第４プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントを含む第１時間単位のセットのうち、参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに最も近い第２時間単位における第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントのＱＣＬ参照信号に基づき、前記参照信号のＱＣＬ参照信号を確定することを含む、
ＱＣＬ参照信号の確定方法を提供する。

【0011】

本発明の実施例は、
第４プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントを含む第１時間単位のセットのうち、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに最も近い第２時間単位における第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントのＱＣＬ参照信号に基づき、前記参照信号のＱＣＬ参照信号を確定するための第２ＱＣＬ参照信号確定モジュールを備える、
ＱＣＬ参照信号の確定装置を提供する。

【0012】

本発明の実施例は、プロセッサと、命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体とを備え、
前記命令が前記プロセッサにより実行されると、上記いずれかのＱＣＬ参照信号の確定方法が実現される、
ＱＣＬ参照信号の確定装置を提供する。

【0013】

本発明の実施例は、プロセッサにより実行されると、上記いずれかのＱＣＬ参照信号の確定方法のステップを実現するコンピュータプログラムが記憶されている、
コンピュータ可読記憶媒体を提供する。

【0014】

本発明の実施例は、
シグナリング情報および第１プリセットルールの少なくとも１つに基づいて参照信号情報を確定し、参照信号情報ポートが第２プリセットルールを満たす必要があることと、
前記参照信号情報に基づき、参照信号、前記参照信号に対応するチャネル、および前記参照信号に対応する信号の少なくとも１つを伝送することと、を含む、
参照信号の伝送方法を提供する。

【0015】

本発明の実施例は、
シグナリング情報および第１プリセットルールの少なくとも１つに基づいて参照信号情報を確定するように構成され、参照信号情報ポートが第２プリセットルールを満たす必要がある確定モジュールと、
前記参照信号情報に基づき、参照信号、前記参照信号に対応するチャネル、および前記参照信号に対応する信号の少なくとも１つを伝送するように構成される第２伝送モジュールと、を備える、
参照信号の伝送装置を提供する。

【0016】

本発明の実施例は、
プロセッサと、命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体とを備え、
前記命令が前記プロセッサにより実行されると、上記いずれかの参照信号の伝送方法が実現される、
参照信号の伝送装置を提供する。

【0017】

本発明の実施例は、
プロセッサにより実行されると、上記いずれかの参照信号の伝送方法のステップを実現するコンピュータプログラムが記憶されている、
コンピュータ可読記憶媒体を提供する。

【発明の効果】

【0018】

本発明の実施例は、第１制御チャネルエレメントに対応する第１伝送設定情報リストを確定することと、前記第１制御チャネルエレメントのためにアクティブ化される伝送設定情報の前記第１伝送設定情報リストにおけるインデックス情報を確定することと、前記インデックス情報および前記第１伝送設定情報リストに基づいて前記第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号を確定することとを含む。本発明の実施例は、第１伝送設定情報リストおよび第１伝送設定情報リストにおけるインデックス情報により、制御チャネルエレメントのためにＱＣＬ参照信号を設定し、例えば、ＣＯＲＥＳＥＴ０のためにＱＣＬ参照信号を設定することを実現し、ＣＯＲＥＳＥＴ０の柔軟性を向上させ、更にＣＯＲＥＳＥＴ０のリソースで固有制御チャネルを送信することができる。

【図面の簡単な説明】

【0019】

図面は、本発明の実施例の技術案に対する理解を提供するためのものであり、明細書の一部を構成し、本発明の実施例と共に本発明の実施例の技術案を解釈するために用いられる。

【0020】

【図1】本発明の実施例のチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する周波数領域リソースの模式図である。

【図2】本発明の１つの実施例に係るＱＣＬ参照信号の確定方法のフローチャートである。

【図3】本発明の別の実施例に係るＱＣＬ参照信号の確定装置の構造組成の模式図である。

【図4】本発明の別の実施例に係るＱＣＬ参照信号の確定方法のフローチャートである。

【図5】本発明の実施例の時間間隔を計算する模式図である。

【図6】本発明の別の実施例に係るＱＣＬ参照信号の確定装置の構造組成の模式図である。

【発明を実施するための形態】

【0021】

以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。なお、矛盾しない限り、本発明の実施例と実施例における特徴は、互いに任意に組み合わせることができる

【0022】

図面のフローチャートに示すステップは、１グループのコンピュータ実行可能命令のコンピュータシステムで実行できる。且つ、フローチャートで論理的な順序を示しているが、ある場合、ここでの順序と異なる順序で示されたまたは説明されたステップを実行してもよい。

【0023】

下記実施例において、２つの参照信号の間がＱＣＬ関係を満たすことは、２つの参照信号が少なくとも１つのＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすこと、即ち、一方の参照信号のＱＣＬパラメータが他方の参照信号のＱＣＬパラメータに基づいて取得され得ることを表す。ここで、ＱＣＬパラメータは、ドップラーシフト（Ｄｏｐｐｌｅｒ ｓｈｉｆｔ）、ドップラー拡散（Ｄｏｐｐｌｅｒ ｓｐｒｅａｄ）、平均遅延（ａｖｅｒａｇｅ ｄｅｌａｙ）、遅延拡散（ｄｅｌａｙ ｓｐｒｅａｄ）、空間受信パラメータ（Ｓｐａｔｉａｌ Ｒｘ ｐａｒａｍｅｔｅｒ）、平均利得（ａｖｅｒａｇｅ ｇａｉｎ）の少なくとも１つを含む。

【0024】

下記実施例において、
１つのＱＣＬパラメータが１つのＱＣＬ参照信号セットで１つの参照信号のみに関連することができることと、
異なるＱＣＬ参照信号セットに関連するＱＣＬパラメータセットの差セットが空であることと、
１つのＱＣＬ参照信号セットが、最大で２つの参照信号だけを含むことができることと、
の少なくとも１つを含む。

【0025】

下記実施例において、所定のＱＣＬパラメータセットは、１つのＱＣＬ参照信号セット内の各参照信号に関連するＱＣＬパラメータセットの和セットに属す。

【0026】

下記実施例において、１つのチャネルおよび１つの信号の少なくとも１つのＱＣＬ参照信号は、前記チャネルおよび信号の少なくとも１つと前記ＱＣＬ参照信号との間が、１クラスのＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことを表す。１つのチャネルエレメントのＱＣＬ参照信号は、前記チャネルエレメントと前記ＱＣＬ参照信号との間が、１クラスのＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことを表す。復調参照信号および信号のポートの少なくとも１つとＱＣＬ参照信号との間が、１クラスのＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たす。

【0027】

下記実施例において、１つの伝送設定情報は、１つのまたは複数のＱＣＬ参照信号セットに対応し、ここで、伝送設定情報はＱＣＬ参照信号指示情報または他の名称と呼ばれてもよい。

【0028】

下記実施例において、ＣＯＲＥＳＥＴ０は、システムメッセージに設定された共通制御チャネルリソースであり、システムメッセージにＣＯＲＥＳＥＴ０の一部の情報が設定され、もちろん、ＣＯＲＥＳＥＴ０のいくつかの情報もＵＥ固有（ＵＥ－Ｓｐｅｃｉｆｉｃ）シグナリングで通知されてもよい。第１ノード（例えば、端末）は、アイドル（Ｉｄｌｅ）状態またはＲＲＣリンクが確立される前に、いずれもＣＯＲＥＳＥＴ０で送信される共通制御チャネルを介して第２ノード（例えば、基地局）から送信される制御情報を取得することができ、もちろん、第１ノードおよび第２ノードは、ＲＲＣリンクを確立した後、ＣＯＥＲＳＥＴ０で固有制御チャネルを傍受してもよい。

【0029】

下記実施例において、前記制御チャネルエレメントは、制御チャネルリソースセット（ＣＯＲＥＳＥＴ）、検索空間セット、検索空間、候補制御チャネル、検索空間セットの時間領域（ｏｃｃａｓｉｏｎ）、検索空間の時間領域（ｏｃｃａｓｉｏｎ）の１つである。

【0030】

下記実施例において、１つの周波数領域の帯域幅は、
１つのコンポーネントキャリア（Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｃａｒｒｉｅｒ、ＣＣ）、１つのＢＷＰ（Ｂａｎｄｗｉｄｔｈ Ｐａｒｔ、周波数領域の帯域幅）、１つのＢＷＰにおける連続した１つの周波数領域の帯域幅の少なくとも１つに対応する。

【0031】

１つの周波数領域の帯域幅が別の周波数領域の帯域幅に属すことは、１つの周波数領域の帯域幅に含まれる周波数領域リソースが別の周波数領域の帯域幅に含まれる周波数領域リソースに属すことを含む。ここで、１つの周波数領域リソースは１つの物理リソースブロック（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｂｌｏｃｋ、ＰＲＢ）または絶対周波数領域リソースであり、絶対周波数領域リソースは、所定のサブキャリア間隔および所定のキャリア参照点で取得された一部の周波数領域リソースを含む。

【0032】

下記実施例において、２つの情報の間の関連は、
１つの情報の値が別の情報の値に基づいて取得されることと、
１つの情報の値の範囲が別の情報の値または値の範囲に基づいて取得されることと、
前記２つの情報のある値の組み合わせが同時に現れることができないことと、
１つの情報に対応するエレメントの伝送パラメータが別の情報に基づいて取得されることと、
のいずれかを含む。

【0033】

下記実施例において、前記１つのチャネルおよび１つの信号の少なくとも１つの位置する周波数領域リソースは、
図１に記載のＰＤＳＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ、物理下り共用チャネル）／ＣＯＲＥＳＥＴの位置するＣＣのような、前記チャネルおよび信号の少なくとも１つの位置するコンポーネントキャリアと、
図１に記載のＰＤＳＣＨ／ＣＯＲＥＳＥＴの位置するＢＷＰのような、前記チャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する帯域幅パートと、
図１示す斜線部分のような、前記チャネルおよび信号の少なくとも１つが占有した周波数領域リソースブロックセットと、
前記チャネルおよび信号の少なくとも１つが占有した周波数領域リソースブロックセットに対応する周波数領域のスパン、即ち、前記チャネルおよび信号の少なくとも１つが占有した周波数領域リソースブロックセット内の最も高いＰＲＢインデックスと最も低いＰＲＢインデックスとの間のＰＲＢで構成されたセット（図１に示すように、そのうちの１つの周波数領域リソースブロックが１つのＰＲＢである）と、
の少なくとも１つを含む。

【0034】

下記実施例において、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに伝送設定情報の指示情報が含まれていないことは、以下のような２種の場合を含む。

【0035】

一方の場合、制御チャネルの位置する制御リソースセットに設定された該制御リソースセットに含まれる制御チャネルには、ＴＣＩ（Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ、伝送設定指示）情報が含まれていない。

【0036】

他方の場合、制御チャネルに含まれる制御情報は所定の伝送設定情報に属す。

【0037】

例えば、ＰＤＣＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ、物理下り制御チャネル）にＴＣＩ情報が含まれていないことは、以下のような２種の場合を含む。

【0038】

一方の場合、ＤＣＩ（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、下り制御情報）ｆｏｒｍａｔ（伝送設定情報）１＿１の位置するＣＯＲＥＳＥＴにｔｃｉ－ＰｒｅｓｅｎｔＩｎＤＣＩというパラメータが設定されず、即ち、このＣＯＲＥＳＥＴのＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ１＿１にＴＣＩ情報が含まれていない。

【0039】

他方の場合、ＰＤＣＣＨにＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ１＿０が含まれ、ＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ１＿０には、いつでもＴＣＩ情報が含まれていない。

【0040】

ここで、ＰＤＣＣＨはＰＤＳＣＨ／ＰＤＣＣＨをスケジューリングするＰＤＣＣＨである。

【0041】

図２を参照し、本発明の１つの実施例は、ＱＣＬ参照信号の確定方法を提供し、以下のステップを含む。

【0042】

ステップ２００において、第１制御チャネルエレメントに対応する第１伝送設定情報リストを確定する。

【0043】

ステップ２０１において、前記第１制御チャネルエレメントのためにアクティブ化される伝送設定情報の前記第１伝送設定情報リストにおけるインデックス情報を確定する。

【0044】

ステップ２０２において、前記インデックス情報および前記第１伝送設定情報リストに基づいて前記第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号を確定する。

【0045】

本発明の実施例は、第１伝送設定情報リストおよび第１伝送設定情報リストにおけるインデックス情報により、制御チャネルエレメントのためにＱＣＬ参照信号を設定し、例えば、ＣＯＲＥＳＥＴ０のためにＱＣＬ参照信号を設定することを実現し、ＣＯＲＥＳＥＴ０の柔軟性を向上させ、更にＣＯＲＥＳＥＴ０のリソースで固有制御チャネルを送信することができる。

【0046】

本発明の別の実施例において、第１伝送設定情報リストにおける１つの伝送設定情報は、少なくとも１つのＱＣＬ参照信号セットに対応する。

【0047】

ここで、
１つのＱＣＬパラメータが１つのＱＣＬ参照信号セットで１つの参照信号のみに関連することができることと、
異なるＱＣＬ参照信号セットに関連するＱＣＬパラメータセットの差セットが空であることと、
１つのＱＣＬ参照信号セットが、最大で２つの参照信号だけを含むことができることと、
の少なくとも１つを含む。

【0048】

例えば、第１伝送設定情報リストは、伝送設定指示状態リスト（ＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔ）であってもよく、ＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔにおける１つのＴＣＩ状態（ＴＣＩ ｓｔａｔｅ）は１つの伝送設定情報であり、１つのＴＣＩ ｓｔａｔｅは、少なくとも１つのＱＣＬ参照信号セットに対応する。

【0049】

本発明の別の実施例において、第１制御チャネルエレメントに対応する第１伝送設定情報リストを確定することは、
第１制御シグナリングに基づいて前記第１伝送設定情報リストを確定することと、
前記第１制御チャネルエレメントが所定の制御チャネルエレメントセットに属すか否かの判断結果に基づいて前記第１伝送設定情報リストを確定することと、
初期帯域幅パート以外に設定された帯域幅パートの個数情報に基づいて前記第１伝送設定情報リストを確定し、例えば、初期帯域幅パート以外に設定された帯域幅パートの個数が所定の閾値よりも小さい場合、第１伝送設定情報リストは、初期帯域幅パートにおけるチャネルエレメントに対応する伝送設定情報リストに属し、初期帯域幅パート以外に設定された帯域幅パートの個数が所定の閾値以上である場合、第１伝送設定情報リストは、初期帯域幅パート以外の帯域幅パートセット内の最も低い帯域幅パートインデックスを有する帯域幅パートにおけるチャネルエレメントに対応する伝送設定情報リストに属すことと、
第１プリセット特徴を満たす帯域幅パートに対応するチャネルエレメントに伝送設定情報リストが設定されたか否かの判断結果に基づき、前記第１伝送設定情報リストを確定することと、
所定のチャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストが第３プリセット特徴を満たすか否かの判断結果に基づき、前記第１伝送設定情報リストを確定することと、
の少なくとも１つを含む。

【0050】

本発明の別の実施例において、前記第１制御シグナリングに第１伝送設定情報リスト情報が担持され、または、
前記第１制御シグナリングに帯域幅パートインデックス情報が担持され、前記第１伝送設定情報リストは、前記帯域幅パートインデックス情報に対応する帯域幅パートにおける第１チャネルエレメントの設定情報に設定された第２伝送設定情報リストに属し、または、
前記第１制御シグナリングには、帯域幅パートインデックス情報、チャネルエレメントのインデックス情報、前記第１制御チャネルエレメントのインデックス情報の少なくとも１つが担持され、ここで、前記第１伝送設定情報リストは、前記帯域幅パートインデックス情報および前記チャネルエレメントのインデックス情報に対応する第２チャネルエレメントの設定情報に設定された第３伝送設定情報リストに属す。ここで、第２チャネルエレメントは、帯域幅パートインデックス情報に対応する帯域幅パートにおけるチャネルエレメントのインデックス情報に対応するチャネルエレメントである。

【0051】

本発明の実施例において、第１伝送設定情報リストが前記第３伝送設定情報リストに属すことは、
前記第３伝送設定情報リストにおける前記第１伝送設定情報リストに属す伝送設定情報に対応するＱＣＬ参照信号と同期信号との間が、ＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことを含む。

【0052】

本発明の別の実施例において、第１制御チャネルエレメントまたは第１チャネルエレメントまたは第２チャネルエレメントは、
前記第１制御チャネルエレメントと、前記第１チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントとが２つの異なる制御チャネルエレメントであることと、
前記第１制御チャネルエレメントと、前記第２チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントとが２つの異なる制御チャネルエレメントであることと、
前記第１制御チャネルエレメントまたは前記第１チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントまたは前記第２チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントが、下り制御チャネルエレメントであることと、
前記第１制御チャネルエレメントまたは前記第１チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントまたは前記第２チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントが、制御チャネルリソースセット、検索空間セット、検索空間、候補制御チャネルの少なくとも１つを含むことと、
前記帯域幅パートインデックス情報に対応する周波数領域の帯域幅が、前記第１制御チャネルエレメントが占有したリソースを含むことと、
前記第１チャネルエレメントが、データチャネルエレメント、制御チャネルエレメントの少なくとも１つを含むことと、
前記第１チャネルエレメントと、前記第１制御チャネルエレメントの位置する周波数領域の帯域幅とが異なることと、
前記第２チャネルエレメントが、データチャネルエレメント、制御チャネルエレメントの少なくとも１つを含むことと、
前記第２チャネルエレメントと、前記第１制御チャネルエレメントの位置する周波数領域の帯域幅とが異なることと、
の少なくとも１つを満たす。

【0053】

本発明の別の実施例において、第１制御チャネルエレメントが所定の制御チャネルエレメントセットに属すか否かの判断結果に基づいて前記第１伝送設定指示情報リストを確定することは、
前記第１制御チャネルエレメントが前記所定の制御チャネルエレメントセットに属しない場合、前記第１伝送設定情報リストは、第１制御チャネルエレメントのインデックスが担持されている第３制御シグナリングにおいて前記第１制御チャネルエレメントのために設定された伝送設定情報リストであることと、
前記第１制御チャネルエレメントが前記所定の制御チャネルエレメントセットに属す場合、前記第１伝送設定情報リストは、前記第１制御チャネルのインデックスが担持されていない第４制御シグナリングにおいて第３チャネルエレメントのために設定された伝送設定情報リストに属すことと、の少なくとも１つを含み、
前記所定の制御チャネルエレメントセットは、
制御チャネルリソースセット０、検索空間セット０の少なくとも１つを含む。

【0054】

本発明の別の実施例において、第３チャネルエレメントは、
前記第３チャネルエレメントの位置する帯域幅パートが所定のタイミングで第１プリセット特徴を満たすことと、
前記第３チャネルエレメントが所定のタイミングで第２プリセット特徴を満たすことと、
前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストが第３プリセット特徴を満たすことと、
前記第３チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントセットと前記所定の制御チャネルエレメントセットとの共通部分が空であることと、
前記第３チャネルエレメントが、データチャネルエレメントと、制御チャネルエレメントとの少なくとも１つを含むことと、
の少なくとも１つを満たす。

【0055】

本発明の別の実施例において、第１プリセット特徴は、
前記帯域幅パートがアクティブ状態にあることと、
前記帯域幅パートが初期帯域幅パート（Ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ）であることと、
前記帯域幅パートがデフォルト帯域幅パート（ｄｅｆａｕｌｔ ＢＷＰ）であることと、
前記帯域幅パートと前記第１制御チャネルエレメントの位置する帯域幅パートとが１つのコンポーネントキャリアに属すことと、
前記帯域幅パートが前記第１制御チャネルエレメントの占有リソースを含むことと、
前記帯域幅パートが、帯域幅パートセット内の最も低い帯域幅パートインデックスを有する帯域幅パートであることと、
前記帯域幅パートに少なくとも１つの所定クラスのチャネルエレメントが含まれ、前記所定クラスのチャネルエレメントに前記第１制御チャネルエレメントが含まれていないことと、
の少なくとも１つを含む。

【0056】

本発明の別の実施例において、第２プリセット特徴は、
前記第３チャネルエレメントが、前記所定のタイミングに最も近い時間単位で伝送されるチャネルエレメントであることと、
前記第３チャネルエレメントが、前記所定のタイミングに最も近い時間単位における前記第１制御チャネルエレメント以外の制御チャネルエレメントセットのうち、所定の制御チャネルエレメントのインデックスを有する制御チャネルエレメントであることと、
前記第３チャネルエレメントが、前記所定のタイミングで前記第１プリセット特徴を満たす帯域幅パートにおける前記第１制御チャネルエレメント以外の制御チャネルエレメントセットのうち、所定の制御チャネルエレメントのインデックスを有する制御チャネルエレメントであることと、
前記第３チャネルエレメントが、前記所定のタイミングに最も近い時間単位における前記第１制御チャネルエレメント以外の制御チャネルエレメントセットのうち、所定の制御チャネルエレメントのインデックスを有する制御チャネルエレメントであることと、
前記第３チャネルエレメントが、所定のタイミングで前記第１プリセット特徴を満たす帯域幅パートにおける、所定の制御チャネルエレメントのインデックスを有する制御チャネルエレメントであることと、
の少なくとも１つを含み、
所定の制御チャネルエレメントのインデックスは、最も低い制御チャネルエレメントのインデックス、最も高い制御チャネルエレメントのインデックスのいずれかを含む。

【0057】

本発明の別の実施例において、所定のタイミングは、
第２制御シグナリングの伝送タイミングまたは前記伝送タイミングの位置する時間単位と、
前記第１制御チャネルエレメントの検出タイミングまたは前記検出タイミングの位置する時間単位と、
の１つを含み、
前記第２制御シグナリングに担持された伝送設定情報は、前記第１制御チャネルエレメントを受信する開始タイミングまたは前記開始タイミングの位置する時間単位に使用可能であり、
前記所定のタイミングは前記第２制御シグナリング情報に関連する。

【0058】

本発明の別の実施例において、第２制御シグナリングは、
第１プリセット条件を満たす場合、前記第２制御シグナリングにおけるサービングセルインデックス情報と前記第１伝送設定情報リスト情報との間がジョイント符号化されることと、
第１プリセット条件を満たす場合、前記第２制御シグナリングに第１伝送設定情報リスト情報が担持されていることと、
第１プリセット条件を満たす場合、前記第２制御シグナリングにおけるサービングセルインデックス情報が、前記第１伝送設定情報リストを指示するために用いられることと、の少なくとも１つを満たし、
前記第２制御シグナリングは、ＭＡＣ－ＣＥ（Ｍｅｄｉｕｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ－Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｅｌｅｍｅｎｔ、メディアアクセス制御－制御要素）の制御シグナリングであり、
第１プリセット条件は、前記第１制御チャネルエレメントが所定の制御チャネルエレメントセットに属すことと、サービングセルの個数が第１所定値よりも小さいことと、前記所定の制御チャネルエレメントセットの設定されたサービングセルの個数が第２所定値よりも小さいこととの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送設定情報リスト情報は、帯域幅パートインデックス情報、第１制御チャネルエレメントのインデックス情報、チャネルエレメントのインデックス情報、伝送設定情報リストのインデックス情報の少なくとも１つを含む。

【0059】

本発明の別の実施例において、第３プリセット特徴は、
前記所定のチャネルエレメントまたは第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれるエレメント個数が第３所定値よりも大きいことと、
前記所定のチャネルエレメントまたは前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれる第１クラスの伝送設定情報の個数が第４所定値よりも大きく、前記第１クラスの伝送設定情報に対応する各ＱＣＬ参照信号と同期信号との間がＱＣＬ関係を満たすことと、
前記所定のチャネルエレメントまたは前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれる第２クラスの伝送設定情報の個数が第５所定値よりも大きく、前記第２クラスの伝送設定情報に対応する関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号と同期信号との間がＱＣＬ関係を満たすことと、
の少なくとも１つを含む。

【0060】

本発明の別の実施例において、前記初期帯域幅パート以外に設定された帯域幅パートの個数情報に基づいて前記第１伝送設定情報リストを確定することは、
前記初期帯域幅パート以外に設定された帯域幅パートの個数が第６所定値よりも小さい場合、前記第１伝送設定情報リストが前記初期帯域幅パートにおける第４チャネルエレメントの設定情報に設定された第４伝送設定情報リストに属すと確定することと、
前記初期帯域幅パート以外に設定された帯域幅パートの個数が第６所定値以上である場合、前記第１伝送設定情報リストが、前記初期帯域幅パート以外の帯域幅パートセット内の最も低い帯域幅パートインデックスを有する帯域幅パートにおける第５チャネルエレメントの設定情報に設定された第５伝送設定情報リストに属すと確定することと、
の少なくとも１つを含む。

【0061】

本発明の別の実施例において、前記第１プリセット特徴を満たす帯域幅パートに対応するチャネルエレメントに伝送設定情報リストが設定されたか否かの判断結果に基づき、前記第１伝送設定情報リストを確定することは、
前記第１プリセット特徴を満たす帯域幅パートに対応するチャネルエレメントに伝送設定情報リストが設定されていない場合、前記第１伝送設定情報リストが初期帯域幅パート以外の帯域幅パートにおける第６チャネルエレメントの設定情報に設定された第６伝送設定情報リストに属すと確定することと、
前記第１プリセット特徴を満たす帯域幅パートに対応するチャネルエレメントに伝送設定情報リストが設定されている場合、前記第１伝送設定情報リストが前記初期帯域幅パートにおける第７チャネルエレメントの設定情報に設定された第７伝送設定情報リストに属すと確定することと、
の少なくとも１つを含む。

【0062】

本発明の別の実施例において、前記第１伝送設定情報リストが前記第Ｘ（Ｘは２～７のうちの１つの値である）伝送設定情報リストに属すことは、
前記第Ｘ伝送設定情報リストにおける前記第１伝送設定情報リストに属す伝送設定情報に対応するＱＣＬ参照信号と同期信号との間が１クラスのＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことを含む。

【0063】

本発明の別の実施例において、前記１クラスのＱＣＬパラメータは、
前記１クラスのＱＣＬパラメータが、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、平均利得というパラメータの少なくとも１つを含むことと、
前記１クラスのＱＣＬパラメータに空間受信フィルタパラメータが含まれていないことと、
の少なくとも１つを満たす。

【0064】

本発明の別の実施例において、前記第１制御チャネルエレメントまたは第ｉ（ｉは１～７のうちの１つの値である）チャネルエレメントは、
前記第１制御チャネルエレメントおよび前記第ｉチャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントが、２つの異なる制御チャネルエレメントであることと、
前記第１制御チャネルエレメントおよび前記第ｉチャネルエレメントの少なくとも１つに含まれる制御チャネルエレメントが、制御チャネルリソースセット、検索空間セット、検索空間、候補制御チャネル、下り制御チャネルの少なくとも１つを含むことと、
前記第ｉチャネルエレメントが、データチャネルエレメント、制御チャネルエレメントの少なくとも１つを含むことと、
前記第ｉチャネルエレメントおよび前記第１制御チャネルエレメントの位置する周波数領域の帯域幅が異なることと、
前記第ｉチャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストが第３プリセット特徴を満たすことと、
の少なくとも１つを満たす。

【0065】

本発明の別の実施例において、前記第３プリセット特徴は、
所定のチャネルエレメントまたは第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれるエレメント個数が第３所定値よりも大きいことと、
前記所定のチャネルエレメントまたは前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれる第１クラスの伝送設定情報の個数が第４所定値よりも大きく、前記第１クラスの伝送設定情報に対応する各ＱＣＬ参照信号と同期信号との間がＱＣＬ関係を満たすことと、
前記所定のチャネルエレメントまたは前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれる第２クラスの伝送設定情報の個数が第５所定値よりも大きく、前記第２クラスの伝送設定情報に対応する関連の所定クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号と同期信号との間がＱＣＬ関係を満たすことと、
の少なくとも１つを含む。

【0066】

本発明の別の実施例において、前記第１制御チャネルエレメントのためにアクティブ化される伝送設定情報の前記第１伝送設定情報リストにおけるインデックス情報を確定することは、
前記インデックス情報が含まれた第２制御シグナリングに基づいて前記インデックス情報を確定することを含む。

【0067】

本発明の別の実施例において、前記第１制御チャネルエレメントのためにアクティブ化される伝送設定情報の前記第１伝送設定情報リストにおけるインデックス情報を確定することは、
第２プリセット条件を満たす場合、前記インデックス情報が含まれた第２制御シグナリングに基づいて前記インデックス情報を確定することと、
第２プリセット条件を満たさない場合、前記第１制御チャネルエレメントのＱＣＬ参照信号が前記第１伝送設定情報リストにおける所定の少なくとも１つの前記伝送設定情報インデックスに対応するＱＣＬ参照信号であることと、
の少なくとも１つを含み、
第２プリセット条件は、前記第１伝送設定情報リストに含まれる伝送設定情報の個数が第７所定値よりも大きいことを含む。

【0068】

本発明の別の実施例において、第１制御シグナリングまたは第２制御シグナリングは、
前記第１制御シグナリングと前記第１制御チャネルエレメントとの間に関連関係が存在することと、
前記第１制御シグナリングに前記第１制御チャネルエレメント情報が更に担持されていることと、
前記第２制御シグナリングがメディアアクセス制御（Ｍｅｄｉｕｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＭＡＣ）－制御要素（Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｅｌｅｍｅｎｔ、ＣＥ）制御シグナリングであることと、
前記第１制御シグナリングと前記第２制御シグナリングとが同じ制御シグナリングであることと、
前記第１制御シグナリングが無線リソース制御ＲＲＣシグナリングであることと、
の少なくとも１つを満たす。

【0069】

本発明の別の実施例において、前記インデックス情報および前記第１伝送設定情報リストに基づいて前記第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号を確定することは、
インデックス情報および前記第１伝送設定情報リストに基づいて第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化される伝送設定情報を確定し、第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化される伝送設定情報は、第１伝送設定情報リストにおけるインデックス情報に対応する伝送設定情報であることと、
第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化される伝送設定情報に基づいて第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号を確定し、第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号は、第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化される伝送設定情報に対応するＱＣＬ参照信号セット内のＱＣＬ参照信号であることと、を含む。

【0070】

本発明の別の実施例において、第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号は、少なくとも２つの同期信号ブロックに対応し、該方法は、
前記第１制御チャネルエレメントによりアクティブ化されるＱＣＬ参照信号に対応する少なくとも２つの同期信号ブロックに基づいて前記第１制御チャネルエレメントの検出タイミングを確定することを更に含み、
前記第１制御チャネルエレメントは、制御チャネルリソースセット０、検索空間セット０の少なくとも１つを含む。

【0071】

ここで、１つの同期信号ブロックは、１つの同期信号（Ｓｙｎｃｈｒｏｎｉｚａｔｉｏｎ Ｓｉｇｎａｌ、ＳＳ）報知チャネルブロック／物理報知チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｂｒｏａｄｃａｓｔ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＢＣＨ）ブロックに対応し、例えば、１つの５ミリ秒（ｍｓ）のハーフフレームには、最大で６４個のＳＳＢが含まれ、異なるＳＳＢにおけるチャネルおよび／または信号の間はＱＣＬ関係を満たさない。

【0072】

例えば、ＣＯＲＥＳＥＴがＣＯＲＥＳＥＴ０ではなく、例えば、ＣＯＲＥＳＥＴ１である場合、ＲＲＣシグナリングは、ＣＯＲＥＳＥＴ１の設定情報に１つのＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔ（即ち、前記第１伝送設定情報リストであり、そのうちの１つのＴＣＩ ｓｔａｔｅは１つの伝送設定情報であり、１つのＴＣＩ ｓｔａｔｅは少なくとも１つのＱＣＬ参照信号セットに対応する）を設定し、ＭＡＣ－ＣＥシグナリングは、このＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔでこのＣＯＲＥＳＥＴ１のために１つのＴＣＩ ｓｔａｔｅをアクティブ化し、前記ＴＣＩ ｓｔａｔｅにおける対応する参照信号は、ＣＯＲＥＳＥＴ１で伝送される物理下り制御チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＤＣＣＨ）の復調参照信号（Ｄｅｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ Ｓｉｇｎａｌ 、ＤＭＲＳ）のＱＣＬ参照信号である。

【0073】

表１に示すように、ＴＣＩ ｓｔａｔｅ１は、ＱＣＬ参照信号セット１（ＣＳＩ－ＲＳ（Ｃｈａｎｎｅｌ Ｓｔａｔｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ－Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ Ｓｉｇｎａｌ、チャネル状態情報参照信号）１、ＣＳＩ－ＲＳ２）、ＱＣＬ参照信号セット２（ＣＳＩ－ＲＳ３、ＣＳＩ－ＲＳ４）という２つのＱＣＬ参照信号セットに対応する。１つの物理下り共用チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＤＳＣＨ）／ＣＯＲＥＳＥＴの伝送設定情報のインデックス情報がＴＣＩ１に設定される場合、ＰＤＳＣＨ／ＣＯＲＥＳＥＴのＤＭＲＳポートグループ１のＱＣＬ参照信号は、ＣＳＩ－ＲＳ１およびＣＳＩ－ＲＳ２の少なくとも１つであり、ＰＤＳＣＨ／ＣＯＲＥＳＥＴのＤＭＲＳポートグループ１のＱＣＬパラメータＤｏｐｐｌｅｒ ｓｈｉｆｔ、 Ｄｏｐｐｌｅｒ ｓｐｒｅａｄ、ａｖｅｒａｇｅ ｄｅｌａｙおよびｄｅｌａｙ ｓｐｒｅａｄは、ＣＳＩ－ＲＳ１に基づいて取得され、ＱＣＬパラメータＳｐａｔｉａｌ Ｒｘ ｐａｒａｍｅｔｅｒはＣＳＩ－ＲＳ２に基づいて取得される。ＰＤＳＣＨ／ＣＯＲＥＳＥＴのＤＭＲＳポートグループ２のＱＣＬ参照信号はＣＳＩ－ＲＳ３およびＣＳＩ－ＲＳ４の少なくとも１つであり、ＰＤＳＣＨ／ＣＯＲＥＳＥＴのＤＭＲＳポートグループ２のＱＣＬパラメータＤｏｐｐｌｅｒ ｓｈｉｆｔ、Ｄｏｐｐｌｅｒ ｓｐｒｅａｄ、ａｖｅｒａｇｅ ｄｅｌａｙおよびｄｅｌａｙ ｓｐｒｅａｄはＣＳＩ－ＲＳ３に基づいて取得され、ＱＣＬパラメータＳｐａｔｉａｌ Ｒｘ ｐａｒａｍｅｔｅｒはＣＳＩ－ＲＳ４に基づいて取得される。ここで、１つのＱＣＬパラメータは、１つのＱＣＬ参照信号セットで１つのＱＣＬ参照信号のみに関連することができる。

【0074】

【表1】

【0075】

ＣＯＥＲＳＥＴがＣＯＲＥＳＥＴ０である場合、ＲＲＣシグナリングは、ＣＯＲＥＳＥＴ０の設定情報でＣＯＲＥＳＥＴ０のために１つのＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔを設定せず、ＣＯＲＥＳＥＴ０には対応するＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔがなく、この場合、ＭＡＣ－ＣＥ命令でＣＯＲＥＳＥＴ０のために１つのＴＣＩ ｓｔａｔｅをアクティブ化しようとすると、ＭＡＣ－ＣＥでアクティブ化されるＴＣＩ ｓｔａｔｅの位置するＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔを確定する必要があり、このように、第１ノードは、ＭＡＣ－ＣＥ命令によりアクティブ化されるＴＣＩ ｓｔａｔｅ ＩＤ（即ち、前記伝送設定情報のインデックス情報）に対応するＴＣＩ ｓｔａｔｅがどのＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔにおけるインデックスであるかを知ることができ、そのため、以下のような形態があってもよい。

【0076】

形態１、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、所定のタイミングでアクティブ状態にある帯域幅パート（Ｂａｎｄ Ｗｉｄｔｈ Ｐａｒｔ、ＢＷＰ）におけるＰＤＳＣＨのために設定されるＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔである。

【0077】

形態２、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、所定のタイミングでアクティブ状態にあるＢＷＰにおけるＣＯＲＥＳＥＴ０以外のＣＯＲＥＳＥセットのうち、最も低いＣＯＲＥＳＥＴＩＤを有するＣＯＲＥＳＥＴに対応するＣＯＲＥＳＥＴに設定されたＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0078】

形態３、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、所定のタイミングのｄｅｆａｕｌｔ ＢＷＰにおけるＰＤＳＣＨのために設定されたＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0079】

形態４、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、所定のタイミングのｄｅｆａｕｌｔ ＢＷＰにおけるＣＯＲＥＳＥＴ０以外のＣＯＲＥＳＥセットのうち、最も低いＣＯＲＥＳＥＴＩＤを有するＣＯＲＥＳＥＴに対応するＣＯＲＥＳＥＴに設定されたＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0080】

形態５、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、所定のタイミングのＩｎｉｔｉａｌ ＢＷＰにおけるＰＤＳＣＨのために設定されたＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0081】

形態６、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、所定のタイミングのＩｎｉｔｉａｌ ＢＷＰにおけるＣＯＲＥＳＥＴ０以外のＣＯＲＥＳＥセットのうち、最も低いＣＯＲＥＳＥＴＩＤを有するＣＯＲＥＳＥＴに対応するＣＯＲＥＳＥＴに設定されたＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0082】

形態７、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、所定のタイミングの所定のＢＷＰセットのうち、最も低いＢＷＰＩＤを有するＢＷＰにおけるＰＤＳＣＨのために設定されたＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0083】

形態８、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、所定のタイミングの所定のＢＷＰセットのうち、最も低いＢＷＰＩＤを有するＢＷＰにおけるＣＯＲＥＳＥＴ０以外のＣＯＲＥＳＥセットのうち、最も低いＣＯＲＥＳＥＴＩＤに対応するＣＯＲＥＳＥＴに設定されたＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0084】

形態７、８における所定のＢＷＰセット内のＢＷＰは、
前記ＢＷＰが前記ＣＯＲＥＳＥＴ０の占有したリソースを含み、例えば、ＢＷＰがＣＯＲＥＳＥＴ０の占有した周波数領域リソースを含むことと、
ＢＷＰがアクティブ状態にある時間リソースとＣＯＲＥＳＥＴ０に関連する検索空間に対応する検出時間リソースとの間の共通部分が空ではないことと、
の少なくとも１つを満たす。

【0085】

形態９、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、所定のタイミングに最も近い時間単位（例えば、ｓｌｏｔ（スロット）であり、もちろん、時間単位は他の時間単位であってもよい）における第１ノードが受信またはキャッシュする必要のあるＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0086】

形態１０、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、所定のタイミングに最も近い時間単位（例えば、ｓｌｏｔであり、もちろん、時間単位は他の時間単位であってもよい）における第１ノードが受信またはキャッシュまたは検出する必要のあるＣＯＲＥＳＥＴ０以外のＣＯＲＥＳＥＴセットのうち、最も低いＣＯＲＥＳＥＴＩＤを有するＣＯＲＥＳＥＴに対応するＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0087】

形態１１、Ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ以外の第１ノードのために設定されたＢＷＰの個数が４よりも小さい場合、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、Ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰにおけるＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属し、Ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ以外の第１ノードのために設定されたＢＷＰの個数が４以上である場合、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、Ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ以外のＢＷＰセット内の最も低いＢＷＰＩＤを有するＢＷＰにおけるＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0088】

形態１２、Ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰにおいてＰＤＳＣＨまたはＣＯＥＲＳＥＴ０以外のＣＯＲＥＳＥＴのためにＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔが設定されていない場合、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、Ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ以外のＢＷＰにおけるＰＤＳＣＨまたはＣＯＥＲＳＥＴ０以外のＣＯＲＥＳＥＴのために設定されたＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属し、Ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰにおいてＰＤＳＣＨまたはＣＯＥＲＳＥＴ０以外のＣＯＲＥＳＥＴのためにＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔが設定された場合、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、Ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰにおけるＰＤＳＣＨまたはＣＯＥＲＳＥＴ０以外のＣＯＲＥＳＥＴのために設定されたＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0089】

上記形態において、１つのＢＷＰが１つ以上のＰＤＳＣＨ－ｃｏｎｆｉｇ（設定）を含む場合、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔが、アクティブ状態にあるＢＷＰまたはＩｎｉｔｉａｌ ＢＷＰまたはｄｅｆａｕｌｔ ＢＷＰまたは最も低いＢＷＰＩＤを有するＢＷＰのうちのどのＰＤＳＣＨ－ｃｏｎｆｉｇに含まれるＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔであるかを確定する必要があり、例えば、最も低いＰＤＳＣＨ－ｃｏｎｆｉｇ－ＩＤに対応するＰＤＳＣＨ－ｃｏｎｆｉｇに含まれるＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔである。

【0090】

上記形態において、前記所定のタイミングは、
ＣＯＲＥＳＥＴ０のためにアクティブ化されるＴＣＩ ｓｔａｔｅを担持しているＭＡＣ－ＣＥ命令（即ち、前記第２制御シグナリング）のＰＤＳＣＨの位置する時間単位と、
ＣＯＲＥＳＥＴ０のためにアクティブ化されるＴＣＩ ｓｔａｔｅを担持しているＭＡＣ－ＣＥ命令が担持しているＴＣＩ ｓｔａｔｅ情報がＣＯＲＥＳＥＴ０に使用できる開始タイミング、例えば、前記ＭＡＣ－ＣＥの受信が成功した後の３ｍｓと、
の１つを含む。

【0091】

前記所定のタイミングは前記ＭＡＣ－ＣＥに関連する。

【0092】

前記ＣＯＲＥＳＥＴ０の検索空間の検出タイミングは、例えば、ＣＯＲＥＳＥＴ０検索空間１がタイミング１で検出する場合、前記所定のタイミングはタイミング１であり、例えば、ＣＯＲＥＳＥＴ０検索空間１がタイミング２で検出する場合、前記所定のタイミングはタイミング２である。

【0093】

上記形態において、ルールを約束することによりＣＯＲＥＳＥＴ０に対応するＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔを取得し、本実施例の別の形態において、エクスプリシットシグナリングによりＣＯＲＥＳＥＴ０に対応するＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔを通知してもよい。そのため、以下のような形態があってもよい。

【0094】

形態Ａ、ＲＲＣシグナリングは、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔを明示的に設定する。

【0095】

形態Ｂ、ＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥシグナリングは、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに対応するＢＷＰのインデックス情報を通知し、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、ＢＷＰのインデックス情報に対応するＢＷＰにおけるＰＤＳＣＨまたはＣＯＲＥＳＥＴ０以外のＣＯＲＥＳＥＴに設定されたＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0096】

形態Ｃ、ＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥシグナリングは、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに対応するＢＷＰのインデックス情報およびＣＯＲＥＳＥＴのインデックス情報を通知し、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、ＢＷＰのインデックス情報およびＣＯＲＥＳＥＴのインデックス情報に対応するＣＯＲＥＳＥＴに設定されたＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0097】

形態Ｄ、ＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥシグナリングは、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに対応するＢＷＰのインデックス情報およびデータチャネル（ＰＤＳＣＨ－ｃｏｎｆｉｇとも見なされ）のインデックス情報を通知し、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、ＢＷＰのインデックス情報およびデータチャネル（ＰＤＳＣＨ－ｃｏｎｆｉｇとも見なされ）のインデックス情報に対応するＣＯＲＥＳＥＴに設定されたＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。

【0098】

一実施形態において、上記ＭＡＣ－ＣＥ命令は、ＣＯＲＥＳＥＴのＴＣＩ ｓｔａｔｅをアクティブ化するＭＡＣ－ＣＥ命令であってもよい。

【0099】

形態Ｅ、ＣＯＲＥＳＥＴ０のためにアクティブ化されるＴＣＩ ｓｔａｔｅを担持しているＭＡＣ－ＣＥシグナリングにおいて、ＣＯＲＥＳＥＴＩＤ指示ドメインがＣＯＲＥＳＥＴ０であると指示する場合、ｓｅｒｖｉｎｇ ｃｅｌｌ（サービングセル）ＩＤと第１情報とがジョイント符号化されるか、または、ｓｅｒｖｉｎｇ ｃｅｌｌ ＩＤの特定の少なくとも１つの指示ドメインが第１情報に指示するために用いられ、ここで、第１情報は、ＢＷＰのインデックス、ＣＯＲＥＳＥＴのインデックス、ＰＤＳＣＨ－ｃｏｎｆｉｇのインデックス、ＴＣＩ－ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔのインデックスという情報の少なくとも１つを含み、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは第１情報に対応するＴＣＩ－ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属す。例えば、ＣＯＲＥＳＥＴＩＤ指示ドメインがＣＯＲＥＳＥＴ０と指示していない場合、ＣＯＲＥＳＥＴのためにＴＣＩ ｓｔａｔｅをアクティブ化するＭＡＣ－ＣＥ命令には第１情報が担持されず、ＣＯＲＥＳＥＴＩＤ指示ドメインがＣＯＲＥＳＥＴ０であると指示する場合、ＣＯＲＥＳＥＴのためにＴＣＩ ｓｔａｔｅをアクティブ化するＭＡＣ－ＣＥ命令には第１情報が担持されている。

【0100】

上記実施例において、１つのＱＣＬ参照信号の設定指示情報のインデックスは１つのＴＣＩ ｓｔａｔｅ ＩＤである。

【0101】

上記形態におけるＰＤＳＣＨまたは最も低いＣＯＲＥＳＥＴＩＤを有するＣＯＲＥＳＥＴに対応するＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、
前記ＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔにおける第１クラスのＴＣＩ ｓｔａｔｅの個数が第４所定値よりも大きく、前記第１クラスのＴＣＩ ｓｔａｔｅに対応するＱＣＬ参照信号と同期信号との間がＱＣＬ関係を満たすことと、
前記ＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに含まれるＴＣＩ ｓｔａｔｅの個数が第３所定値よりも大きいことと、
前記ＰＤＳＣＨまたはＣＯＲＥＳＥＴの位置するＢＷＰおよびＣＯＲＥＳＥＴ０が、同じコンポーネントキャリア（Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｃａｒｒｉｅｒ、ＣＣ）、即ち、１つのサービングセル（ｓｅｒｖｉｎｇ ｃｅｌｌ）に位置することと、
の少なくとも１つを満たす。

【0102】

上記形態において、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、上記ＰＤＳＣＨまたは最も低いＣＯＲＥＳＥＴＩＤを有するＣＯＲＥＳＥＴに対応するＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔに属し、一実施形態として、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、上記ＰＤＳＣＨまたは最も低いＣＯＲＥＳＥＴＩＤを有するＣＯＲＥＳＥＴに対応するＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔであり、別の実施形態として、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔは、上記ＰＤＳＣＨまたは最も低いＣＯＲＥＳＥＴＩＤを有するＣＯＲＥＳＥＴに対応するＴＣＩ ｓｔａｔｅ ｌｉｓｔにおける前記第１種のＴＣＩ ｓｔａｔｅからなる。

【0103】

図３を参照し、本発明の別の実施例は、
第１制御チャネルエレメントに対応する第１伝送設定情報リストを確定するように構成される伝送設定情報リスト確定モジュール３０１と、
前記第１制御チャネルエレメントのためにアクティブ化される伝送設定情報の前記第１伝送設定情報リストにおけるインデックス情報を確定するように構成される伝送設定情報インデックス情報確定モジュール３０２と、
前記インデックス情報および前記第１伝送設定情報リストに基づいて前記第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号を確定するように構成される第１ＱＣＬ参照信号確定モジュール３０３と、
を備えるＱＣＬ参照信号の確定装置を提出する。

【0104】

本発明の別の実施例において、前記第１伝送設定情報リストにおける１つの伝送設定情報は、少なくとも１つのＱＣＬ参照信号セットに対応する。

【0105】

本発明の別の実施例において、
１つのＱＣＬパラメータが１つのＱＣＬ参照信号セットで１つの参照信号のみに関連することができることと、
異なるＱＣＬ参照信号セットに関連するＱＣＬパラメータセットの差セットが空であることと、
１つのＱＣＬ参照信号セットが、最大で２つの参照信号だけを含むことができることと、
の少なくとも１つを含む。

【0106】

本発明の別の実施例において、伝送設定情報リスト確定モジュール３０１は、
第１制御シグナリングに基づいて前記第１伝送設定情報リストを確定するという方式と、
前記第１制御チャネルエレメントが所定の制御チャネルエレメントセットに属すか否かの判断結果に基づいて前記第１伝送設定情報リストを確定するという方式と、
初期帯域幅パート以外に設定された帯域幅パートの個数情報に基づいて前記第１伝送設定情報リストを確定するという方式と、
第１プリセット特徴を満たす帯域幅パートに対応するチャネルエレメントに伝送設定情報リストが設定されたか否かの判断結果に基づき、前記第１伝送設定情報リストを確定するという方式と、
所定のチャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストが第３プリセット特徴を満たすか否かの判断結果に基づき、前記第１伝送設定情報リストを確定するという方式と、
第１プリセット条件を満たす場合、第２制御シグナリングにおけるサービングセルインデックス情報と前記第１伝送設定情報リスト指示情報との間をジョイント符号化するという方式と
第１プリセット条件を満たす場合、前記第２制御シグナリングに前記第１伝送設定情報リスト情報が担持されているという方式と、
第１プリセット条件を満たす場合、前記第２制御シグナリングにおけるサービングセルインデックス情報が、前記第１伝送設定情報リストを指示するために用いられるという方式と、
の少なくとも１つを採用して第１制御チャネルエレメントに対応する第１伝送設定情報リストする確定することを実現するように構成され、
第１プリセット条件は、前記第１制御チャネルエレメントが所定の制御チャネルエレメントセットに属すことと、サービングセルの個数が第１所定値よりも小さいことと、前記所定の制御チャネルエレメントセットが設定されたサービングセルの個数が第２所定値よりも小さいこととの少なくとも１つを含む。

【0107】

本発明の別の実施例において、前記第１制御シグナリングに第１伝送設定情報リスト情報が担持され、
または、
前記第１制御シグナリングに帯域幅パートインデックス情報が担持され、前記第１伝送設定情報リストは、前記帯域幅パートインデックス情報に対応する帯域幅パートにおける第１チャネルエレメントの設定情報に設定された第２伝送設定情報リストに属し、または、
前記第１制御シグナリングには、帯域幅パートインデックス情報、チャネルエレメントのインデックス情報、前記第１制御チャネルエレメントのインデックス情報の少なくとも１つが担持され、ここで、前記第１伝送設定情報リストは、前記帯域幅パートインデックス情報および前記チャネルエレメントのインデックス情報に対応する第２チャネルエレメントの設定情報に設定された第３伝送設定情報リストに属す。ここで、第２チャネルエレメントは、帯域幅パートインデックス情報に対応する帯域幅パートにおけるチャネルエレメントのインデックス情報に対応するチャネルエレメントである。

【0108】

本発明の別の実施例において、前記第１伝送設定情報リストが前記第３伝送設定情報リストに属すことは、
前記第３伝送設定情報リストにおける前記第１伝送設定情報リストに属す伝送設定情報に対応するＱＣＬ参照信号と同期信号との間が、ＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことを含む。

【0109】

本発明の別の実施例において、前記第１制御チャネルエレメントまたは前記第１チャネルエレメントまたは前記第２チャネルエレメントは、
前記第１制御チャネルエレメントと、前記第１チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントとが２つの異なる制御チャネルエレメントであることと、
前記第１制御チャネルエレメントと、前記第２チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントとが２つの異なる制御チャネルエレメントであることと、
前記第１制御チャネルエレメントまたは前記第１チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントまたは前記第２チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントが、下り制御チャネルエレメントであることと、
前記第１制御チャネルエレメントまたは前記第１チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントまたは前記第２チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントが、制御チャネルリソースセット、検索空間セット、検索空間、候補制御チャネルの少なくとも１つを含むことと、
前記帯域幅パートインデックス情報に対応する周波数領域の帯域幅が、前記第１制御チャネルエレメントが占有したリソースを含むことと、
前記第１チャネルエレメントが、データチャネルエレメント、制御チャネルエレメントの少なくとも１つを含むことと、
前記第１チャネルエレメントと、前記第１制御チャネルエレメントの位置する周波数領域の帯域幅とが異なることと、
前記第２チャネルエレメントが、データチャネルエレメント、制御チャネルエレメントの少なくとも１つを含むことと、
前記第２チャネルエレメントと、前記第１制御チャネルエレメントの位置する周波数領域の帯域幅とが異なることと、
の少なくとも１つを満たす。

【0110】

本発明の別の実施例において、伝送設定情報リスト確定モジュール３０１は、
前記第１制御チャネルエレメントが前記所定の制御チャネルエレメントセットに属しない場合、前記第１伝送設定情報リストは、第１制御チャネルエレメントのインデックスが担持されている前記第３制御シグナリングで前記第１制御チャネルエレメントのために設定された伝送設定情報リストであるという方式と、
前記第１制御チャネルエレメントが前記所定の制御チャネルエレメントセットに属す場合、前記第１伝送設定情報リストは、前記第１制御チャネルのインデックスが担持されていない第４制御シグナリングで第３チャネルエレメントのために設定された伝送設定情報リストに属すという方式と、
の少なくとも１つを採用して前記第１制御チャネルエレメントが所定の制御チャネルエレメントセットに属すか否かの判断結果に基づいて前記第１伝送設定指示情報リストを確定することを実現するように構成され、
前記所定の制御チャネルエレメントセットは、
制御チャネルリソースセット０、検索空間セット０の少なくとも１つを含む。

【0111】

本発明の別の実施例において、前記第３チャネルエレメントは、
前記第３チャネルエレメントの位置する帯域幅パートが所定のタイミングで第１プリセット特徴を満たすことと、
前記第３チャネルエレメントが所定のタイミングで第２プリセット特徴を満たすことと、
前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストが第３プリセット特徴を満たすことと、
前記第３チャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントセットと前記所定の制御チャネルエレメントセットとの共通部分が空であることと、
前記第３チャネルエレメントが、データチャネルエレメントと、制御チャネルエレメントとの少なくとも１つを含むことと、
の少なくとも１つを満たす。

【0112】

本発明の別の実施例において、前記第１プリセット特徴は、
前記帯域幅パートがアクティブ状態にあることと、
前記帯域幅パートが初期帯域幅パートであることと、
前記帯域幅パートがデフォルト帯域幅パートであることと、
前記帯域幅パートと前記第１制御チャネルエレメントの位置する帯域幅パートとが１つのコンポーネントキャリアに属すことと、
前記帯域幅パートが前記第１制御チャネルエレメントの占有リソースを含むことと、
前記帯域幅パートが、帯域幅パートセット内の最も低い帯域幅パートインデックスを有する帯域幅パートであることと、
前記帯域幅パートに少なくとも１つの所定クラスのチャネルエレメントが含まれ、前記所定クラスのチャネルエレメントに前記第１制御チャネルエレメントが含まれていないことと、
の少なくとも１つを含む。

【0113】

本発明の別の実施例において、前記第２プリセット特徴は、
前記第３チャネルエレメントが、前記所定のタイミングに最も近い時間単位で伝送されるチャネルエレメントであることと、
前記第３チャネルエレメントが、前記所定のタイミングに最も近い時間単位における前記第１制御チャネルエレメント以外の制御チャネルエレメントセットのうち、所定の制御チャネルエレメントのインデックスを有する制御チャネルエレメントであることと、
前記第３チャネルエレメントが、前記所定のタイミングで前記第１プリセット特徴を満たす帯域幅パートにおける前記第１制御チャネルエレメント以外の制御チャネルエレメントセットのうち、所定の制御チャネルエレメントのインデックスを有する制御チャネルエレメントであることと、
前記第３チャネルエレメントが、前記所定のタイミングに最も近い時間単位における前記第１制御チャネルエレメント以外の制御チャネルエレメントセットのうち、所定の制御チャネルエレメントのインデックスを有する制御チャネルエレメントであることと、
前記第３チャネルエレメントが、所定のタイミングで前記第１プリセット特徴を満たす帯域幅パートにおける、所定の制御チャネルエレメントのインデックスを有する制御チャネルエレメントであることと、
の少なくとも１つを含み、
所定の制御チャネルエレメントのインデックスは、最も低い制御チャネルエレメントのインデックス、最も高い制御チャネルエレメントのインデックスのいずれかを含む。

【0114】

本発明の別の実施例において、伝送設定情報インデックス情報確定モジュール３０２は、
前記インデックス情報が含まれた第２制御シグナリングに基づいて前記インデックス情報を確定するように構成される。

【0115】

前記所定のタイミングは、
前記第２制御シグナリングの伝送タイミングまたは前記伝送タイミングの位置する時間単位と、
前記第１制御チャネルエレメントの検出タイミングまたは前記検出タイミングの位置する時間単位と、
の１つを含み、
前記第２制御シグナリングに担持された伝送設定情報は、前記第１制御チャネルエレメントを受信する開始タイミングまたは前記開始タイミングの位置する時間単位に使用可能であり、
前記所定のタイミングは前記第２制御シグナリング情報に関連する。

【0116】

本発明の別の実施例において、第２制御シグナリングは、
第１プリセット条件を満たす場合、前記第２制御シグナリングにおけるサービングセルインデックス情報と前記第１伝送設定情報リスト情報との間がジョイント符号化されることと、
第１プリセット条件を満たす場合、前記第２制御シグナリングに第１伝送設定情報リスト情報が担持されていることと、
第１プリセット条件を満たす場合、前記第２制御シグナリングにおけるサービングセルインデックス情報が、前記第１伝送設定情報リストを指示するために用いられることと、の少なくとも１つを満たし、
前記第２制御シグナリングは、ＭＡＣ－ＣＥ制御シグナリングであり、
第１プリセット条件は、前記第１制御チャネルエレメントが所定の制御チャネルエレメントセットに属すことと、サービングセルの個数が第１所定値よりも小さいことと、前記所定の制御チャネルエレメントセットの設定されたサービングセルの個数が第２所定値よりも小さいこととの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送設定情報リスト情報は、帯域幅パートインデックス情報、第１制御チャネルエレメントのインデックス情報、チャネルエレメントのインデックス情報、伝送設定情報リストのインデックス情報の少なくとも１つを含む。

【0117】

本発明の別の実施例において、前記第３プリセット特徴は、
前記所定のチャネルエレメントまたは前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれるエレメント個数が第３所定値よりも大きいことと、
前記所定のチャネルエレメントまたは前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれる第１クラスの伝送設定情報の個数が第４所定値よりも大きく、前記第１クラスの伝送設定情報に対応する各ＱＣＬ参照信号と同期信号との間がＱＣＬ関係を満たすことと、
前記所定のチャネルエレメントまたは前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれる第２クラスの伝送設定情報の個数が第５所定値よりも大きく、前記第２クラスの伝送設定情報に対応する関連の所定クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号と同期信号との間がＱＣＬ関係を満たすことと、
の少なくとも１つを含む。

【0118】

本発明の別の実施例において、伝送設定情報リスト確定モジュール３０１は、
前記初期帯域幅パート以外に設定された帯域幅パートの個数が第６所定値よりも小さい場合、前記第１伝送設定情報リストが前記初期帯域幅パートにおける第４チャネルエレメントの設定情報に設定された第４伝送設定情報リストに属すと確定するという方式と、
前記初期帯域幅パート以外に設定された帯域幅パートの個数が第６所定値以上である場合、前記第１伝送設定情報リストが、前記初期帯域幅パート以外の帯域幅パートセット内の最も低い帯域幅パートインデックスを有する帯域幅パートにおける第５チャネルエレメントの設定情報に設定された第５伝送設定情報リストに属すと確定するという方式と、
の少なくとも１つを採用して前記初期帯域幅パート以外に設定された帯域幅パートの個数情報に基づいて前記第１伝送設定情報リストを確定することを実現するように構成される。

【0119】

本発明の別の実施例において、伝送設定情報リスト確定モジュール３０１は、
前記第１プリセット特徴を満たす帯域幅パートに対応するチャネルエレメントに伝送設定情報リストが設定されていない場合、前記第１伝送設定情報リストが初期帯域幅パート以外の帯域幅パートにおける第６チャネルエレメントの設定情報に設定された第６伝送設定情報リストに属すと確定するという方式と、
前記第１プリセット特徴を満たす帯域幅パートに対応するチャネルエレメントに伝送設定情報リストが設定されている場合、前記第１伝送設定情報リストが前記初期帯域幅パートにおける第７チャネルエレメントの設定情報に設定された第７伝送設定情報リストに属すと確定するという方式と、
の少なくとも１つを採用して前記第１プリセット特徴を満たす帯域幅パートに対応するチャネルエレメントに伝送設定情報リストが設定されたか否かの判断結果に基づいて前記第１伝送設定情報リストを確定することを実現するように構成される。

【0120】

本発明の別の実施例において、前記第１伝送設定情報リストが前記第Ｘ（Ｘは２～７のうちの１つの値である）伝送設定情報リストに属すことは、
前記第Ｘ伝送設定情報リストにおける前記第１伝送設定情報リストに属す伝送設定情報に対応するＱＣＬ参照信号と同期信号との間が１クラスのＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことを含む。

【0121】

本発明の別の実施例において、前記１クラスのＱＣＬパラメータは、
前記１クラスのＱＣＬパラメータが、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、平均利得というパラメータの少なくとも１つを含むことと、
前記１クラスのＱＣＬパラメータに空間受信フィルタパラメータが含まれていないことと、
の少なくとも１つを満たす。

【0122】

本発明の別の実施例において、前記第１制御チャネルエレメントまたは第ｉ（ｉは１～７のうちの１つの値である）チャネルエレメントは、
前記第１制御チャネルエレメントおよび前記第ｉチャネルエレメントに含まれる制御チャネルエレメントが、２つの異なる制御チャネルエレメントであることと、
前記第１制御チャネルエレメントおよび前記第ｉチャネルエレメントの少なくとも１つに含まれる制御チャネルエレメントが、制御チャネルリソースセット、検索空間セット、検索空間、候補制御チャネル、下り制御チャネルの少なくとも１つを含むことと、
前記第ｉチャネルエレメントが、データチャネルエレメント、制御チャネルエレメントの少なくとも１つを含むことと、
前記第ｉチャネルエレメントおよび前記第１制御チャネルエレメントの位置する周波数領域の帯域幅が異なることと、
前記第ｉチャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストが第３プリセット特徴を満たすことと、
の少なくとも１つを満たす。

【0123】

本発明の別の実施例において、前記第３プリセット特徴は、
前記所定のチャネルエレメントまたは前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれるエレメント個数が第３所定値よりも大きいことと、
前記所定のチャネルエレメントまたは前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれる第１クラスの伝送設定情報の個数が第４所定値よりも大きく、前記第１クラスの伝送設定情報に対応する各ＱＣＬ参照信号と同期信号との間がＱＣＬ関係を満たすことと、
前記所定のチャネルエレメントまたは前記第３チャネルエレメントに設定された伝送設定情報リストに含まれる第２クラスの伝送設定情報の個数が第５所定値よりも大きく、前記第２クラスの伝送設定情報に対応する関連の所定クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号と同期信号との間がＱＣＬ関係を満たすことと、
の少なくとも１つを含む。

【0124】

本発明の別の実施例において、伝送設定情報インデックス情報確定モジュール３０２は、
第２プリセット条件を満たす場合、前記インデックス情報が含まれた第２制御シグナリングに基づいて前記インデックス情報を確定するという方式と、
前記第２プリセット条件を満たさない場合、前記第１制御チャネルエレメントのＱＣＬ参照信号が前記第１伝送設定情報リストにおける所定の少なくとも１つの前記伝送設定情報インデックスに対応するＱＣＬ参照信号であるという方式と、
の少なくとも１つを採用して前記第１制御チャネルエレメントのためにアクティブ化される伝送設定情報の前記第１伝送設定情報リストにおけるインデックス情報を確定することを実現するように構成され、
前記第２プリセット条件は、
前記第１伝送設定情報リストに含まれる伝送設定情報の個数が第７所定値よりも大きいことを含む。

【0125】

本発明の別の実施例において、前記第１制御シグナリングまたは前記第２制御シグナリングは、
前記第１制御シグナリングと前記第１制御チャネルエレメントとの間に関連関係が存在することと、
前記第１制御シグナリングに前記第１制御チャネルエレメント情報が更に担持されていることと、
前記第２制御シグナリングがＭＡＣ－ＣＥ制御シグナリングであることと、
前記第１制御シグナリングと前記第２制御シグナリングとが同じ制御シグナリングであることと、
前記第１制御シグナリングが無線リソース制御ＲＲＣシグナリングであることと、
の少なくとも１つを満たす。

【0126】

本発明の別の実施例において、第１ＱＣＬ参照信号確定モジュール３０３は、
前記インデックス情報および前記第１伝送設定情報リストに基づいて前記第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化される伝送設定情報を確定し、
前記第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化される伝送設定情報に基づいて前記第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号を確定する
ように構成される。

【0127】

本発明の別の実施例において、第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号は少なくとも２つの同期信号ブロックに対応し、該装置は、
前記第１制御チャネルエレメントによってアクティブ化されるＱＣＬ参照信号に対応する少なくとも２つの同期信号ブロックに基づいて前記第１制御チャネルエレメントの検出タイミングを確定するように構成される検出タイミング確定モジュール３０４を更に備える。

【0128】

ここで、前記第１制御チャネルエレメントは、
制御チャネルリソースセット０、検索空間セット０の少なくとも１つを含む。

【0129】

上記ＱＣＬ参照信号の確定装置の実現過程は、前述した実施例のＱＣＬ参照信号の確定方法の実現過程と同じであり、ここでは説明を省略する。

【0130】

本発明の別の実施例は、プロセッサと、命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体とを備えるＱＣＬ参照信号の確定装置であって、前記命令が前記プロセッサにより実行されると、上記いずれかのＱＣＬ参照信号の確定方法を実現するＱＣＬ参照信号の確定装置を提出する。

【0131】

本発明の別の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、上記いずれかのＱＣＬ参照信号の確定方法のステップを実現するコンピュータ可読記憶媒体を提出する。

【0132】

現在、標準では、ターゲット参照信号の位置する周波数領域リソースおよびターゲットのＱＣＬ参照信号の位置する周波数領域リソースについて限定しないため、ターゲット参照信号の１クラスのＱＣＬパラメータの取得が不正確になり、ターゲット参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの受信が不正確になり、スペクトル効率を低減する。本発明では、上記問題に対して上記解決策を提出し、ターゲット参照信号の１クラスのＱＣＬパラメータの取得の正確度を効果的に向上させ、スペクトル効率を向上させることができる。標準では、参照信号情報に対してある設定が現れる可能性があり、これらの設定により、システムが正常に動作できなくなり、そのため、本発明は、システムが正常に動作できるようにするいくつかの解決策を提供する。

【0133】

図４を参照し、本発明の別の実施例は、ＱＣＬ参照信号の確定方法を提出し、以下のステップを含む。

【0134】

ステップ４００において、第３プリセット条件を満たす場合、第４プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントを含む第１時間単位のセットのうち、参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに最も近い第２時間単位における第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントのＱＣＬ参照信号に基づき、前記参照信号のＱＣＬ参照信号を確定する。

【0135】

本発明の別の実施例において、該方法は、以下のステップを更に含む。

【0136】

ステップ４０１において、参照信号のＱＣＬ参照信号に基づいて参照信号を伝送する。

【0137】

本発明の別の実施例において、前記第４プリセット特徴は、
前記制御チャネルエレメントとインデックスが０の制御チャネルエレメントとの共通部分が空であり、即ち、制御チャネルエレメントがＣＯＲＥＳＥＴ０ではないことと、
前記第１時間単位が第４プリセット条件を満たす場合、前記制御チャネルエレメントはインデックスが０の制御チャネルエレメントを含むことと、
前記制御チャネルエレメントと前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つとが同じ周波数領域の帯域幅にあることと、
前記制御チャネルエレメントと前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートとの間が第６プリセット特徴を満たすことと、
前記制御チャネルエレメントの位置する第１周波数領域リソースと前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートに対応する第２周波数領域リソースとの間が第５プリセット特徴を満たすことと、
前記制御チャネルエレメントに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第３周波数領域リソースと前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートに対応する第２周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満たし、帯域幅パートに対応する第２周波数領域リソースは、帯域幅パートに含まれるＰＲＢセットであることと、
の少なくとも１つを含む。

【0138】

本発明の別の実施例において、前記第１時間単位が第４プリセット条件を満たすことは、
前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートが所定の帯域幅パートであり、前記所定の帯域幅パートは、インデックスが０の帯域幅パート、インデックスが１の帯域幅パートの１つを含み、インデックスが０の制御チャネルエレメントに対応する伝送設定情報リストは、前記所定の帯域幅パートに含まれるチャネルエレメントに対応する伝送設定情報リストに属すことと、
前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートが初期帯域幅パートに対応する周波数領域リソースを含むことと、
前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートとインデックスが０の制御チャネルエレメントとの間が第６プリセット特徴を満たすことと、
の少なくとも１つを含む。

【0139】

本発明の別の実施例において、前記制御チャネルエレメントと前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートとの間が第６プリセット特徴を満たすことは、
前記帯域幅パートの設定情報に前記制御チャネルエレメントの設定情報が含まれていることと、
前記帯域幅パートの設定情報に少なくとも１つの検索空間セットの設定情報が含まれ、前記検索空間セットは前記制御チャネルエレメントに関連し、即ち、前記検索空間の周波数領域リソースは前記制御チャネルエレメントが占有した周波数領域リソースであり、前記検索空間セット内の候補制御チャネルは前記制御チャネルエレメントにより確定された周波数領域リソースで分布されていることと、
前記帯域幅パートが、前記制御チャネルエレメントの位置する周波数領域リソースを含むことと、
前記帯域幅パートが第１帯域幅パートに対応する周波数領域リソースを含み、前記第１帯域幅パートの設定情報に前記制御チャネルエレメントの設定情報が含まれていることと、
前記帯域幅パートがアクティブ状態にある時間リソースと前記制御チャネルエレメントの検出時間リソースとの間の共通部分が空ではなく、前記制御チャネルエレメントの検出時間は、前記制御チャネルエレメントに関連する少なくとも１つの検索空間セットの検出時間の和セットであることと、
の少なくとも１つを含む。

【0140】

本発明の別の実施例において、前記第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントは、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに最も近い第２時間単位における前記第４プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントで構成されたセットのうち、最も低い制御チャネルエレメントのインデックスを有する制御チャネルエレメントを含む。

【0141】

本発明の別の実施例において、参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つが第３プリセット条件を満たすことは、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルと前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つとの間の時間間隔が所定の閾値よりも小さいことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第４周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たさず、且つ前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに伝送設定情報の指示情報が含まれていないことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルの位置する第６周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たさず、且つ前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに伝送設定情報の指示情報が含まれず、且つ前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに伝送設定情報の指示情報が含まれていないことと、
前記第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第１２周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たすことと、
第２信号の位置する第１３周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たし、前記第２信号および前記第５プリセット特徴を満たす制御チャネルのＱＣＬ参照信号または前記参照信号をスケジューリングする制御チャネルのＱＣＬ参照信号は、１クラスのＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことと、
前記第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントの位置する第１３周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たすことと、
前記参照信号をスケジューリングする制御チャネルにおける、前記参照信号の伝送設定情報に関連する１クラスのＱＣＬパラメータを指示するＱＣＬ参照信号の位置する第７周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たさないことと、
通信ノードが少なくとも１つの伝送設定指示情報に関連の空間受信フィルタパラメータのＱＣＬ参照信号が含まれていることを受信することと、
の少なくとも１つを含む。

【0142】

本発明の別の実施例において、前記所定の閾値は、
報告された能力情報と、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応するサブキャリア間隔と、
報告された能力情報に対応するサブキャリア間隔と、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに対応するサブキャリア間隔と、
前記第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントに対応するサブキャリア間隔と、
前記時間間隔の計算時に採用されるサブキャリア間隔と、
の少なくとも１つの情報により取得される。

【0143】

本発明の別の実施例において、前記時間間隔は、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに対応するサブキャリア間隔と、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応するサブキャリア間隔と、
前記所定の閾値の計算時に採用されるサブキャリア間隔と、
の少なくとも１つの情報により取得される。

【0144】

本発明の別の実施例において、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つは、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第８周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと第２信号の位置する第９周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満し、前記第２信号と前記参照信号との間は、ＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つと参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する周波数領域の帯域幅とが異なる場合、参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第８周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つと前記第２信号の位置する周波数領域の帯域幅とが異なる場合、参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記第２信号の位置する第１０周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満し、前記第２信号および参照信号のＱＣＬ参照信号は、ＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する周波数領域の帯域幅とが異なり、且つ前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第８周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たさない場合、前記第３プリセット条件を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つと前記第２信号の位置する周波数領域の帯域幅とが異なり、且つ前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記第２信号の位置する第９周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たす場合、前記第３プリセット条件を満し、前記第２信号と前記参照信号のＱＣＬ参照信号とは、ＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことと、
の１つを満たす。

【0145】

本発明の別の実施例において、前記参照信号のＱＣＬ参照信号および前記第２信号の少なくとも１つがトラッキング参照信号である場合、前記トラッキング参照信号の周波数領域のスパンは周波数領域のスパンＹ以上であり、ここで、前記周波数領域のスパンＹは、
前記トラッキング参照信号の周期が第１周期セットに属す場合、前記Ｙはｍｉｎ（５２ＰＲＢ、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応する周波数領域のスパン）であり、ｍｉｎは最小値を求めることを表すという方式と、
前記トラッキング参照信号の周期が第１周期セットに属しない場合、前記Ｙは前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応する周波数領域のスパンであるという方式と、
の１つにより取得され、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応する周波数領域のスパンは、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する帯域幅パートに含まれる周波数領域リソースブロックセットと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つが占有した周波数領域リソースブロックセット内の最も高いインデックス周波数領域リソースブロックと最も高いインデックスリソースブロックとの間の周波数領域リソースブロックセットと、
の少なくとも１つを含む。

【0146】

本発明の別の実施例において、前記第１周期セットは、１０ミリ秒のような周期を含む。

【0147】

本発明の別の実施例において、２つの周波数領域リソースが第５プリセット条件を満たすことは、
２つの周波数領域リソースの差セットが空であり、即ち、２つの周波数領域リソースが同じ周波数領域リソースであり、例えば、周波数領域リソースがＣＣ／ＢＷＰである場合、１つの周波数領域リソースに対応するＣＣ１／ＢＷＰ１は別の周波数領域リソースに対応するＣＣ２／ＢＷＰ２と同じＢＷＰであり、また、例えば、周波数領域リソースが周波数領域リソースブロックセットである場合、１つの周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットは別の周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットと同じであり、また、例えば、周波数領域リソースが周波数領域リソースブロックセットに対応するスパンである場合、１つの周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットに対応するスパンは別の周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットに対応するスパンと同じであることと、
２つの周波数領域リソースに含まれる周波数領域のスパンの差分値が所定値よりも小さいことと、
そのうちの一方の周波数領域リソースが他方の周波数領域リソースに属することと、
２つの周波数領域リソースの共通部分が空ではないことと、
２つの周波数領域リソースのサブキャリア間隔が同じであることと、
の少なくとも１つを含む。

【0148】

本発明の別の実施例において、１クラスのＱＣＬパラメータは、
１クラスのＱＣＬパラメータが、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、平均利得というパラメータの少なくとも１つを含むことと、
前記１クラスのＱＣＬパラメータに空間受信フィルタパラメータが含まれていないことと、
の少なくとも１つを満たす。

【0149】

本発明の別の実施例において、前記チャネル、信号および制御チャネルエレメントの少なくとも１つの位置する周波数領域リソースは、
前記チャネル、信号および制御チャネルエレメントの少なくとも１つの位置するコンポーネントキャリアと、
前記チャネル、信号および制御チャネルエレメントの少なくとも１つの位置するコンポーネントキャリアの帯域幅パートと、
前記チャネル、信号および制御チャネルエレメントの少なくとも１つが占有した周波数領域リソースブロックセットと、
前記チャネル、信号および制御チャネルエレメントの少なくとも１つが占有した周波数領域リソースブロックセットに対応する周波数領域のスパンと、
の少なくとも１つを含む。

【0150】

本発明の別の実施例において、該方法は、
第４プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントを含む第１時間単位が存在しない場合、前記第３プリセット条件を満たすスケジューリング情報を受信することを望まないことを更に含む。

【0151】

（実施例１）
本実施例において、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳ（Ａｐｅｒｉｏｄｉｃ －Ｃｈａｎｎｅｌ Ｓｔａｔｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ－Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ Ｓｉｇｎａｌ、非周期チャネル状態情報参照信号）が第３プリセット条件を満たす場合、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＱＣＬ参照信号は、第４プリセット特徴を満たすＣＯＲＥＳＥＴを含む第１時間単位のセットのうち、前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳに最も近い第２時間単位における第５プリセット特徴を満たすＣＯＲＥＳＥＴのＱＣＬ参照信号セットに基づいて取得され、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＱＣＬ参照信号に基づいてＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳを伝送する。

【0152】

ここで、第４プリセット特徴は、以下の少なくとも１つを含む。

【0153】

特徴１：前記ＣＯＲＥＳＥＴとインデックスが０のＣＯＲＥＳＥＴとの共通部分は空であり、即ち、前記ＣＯＲＥＳＥＴはＣＯＲＥＳＥＴ０ではない。

【0154】

特徴２：前記ＣＯＲＥＳＥＴと参照信号に対応するチャネルおよび／または信号とは同じ周波数領域の帯域幅にあり、例えば、ＣＯＲＥＳＥＴと、チャネルおよび信号の少なくとも１つの位置するＣＣおよびＢＷＰの少なくとも１つとは同じである。

【0155】

特徴３：ＣＯＲＥＳＥＴと第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートとの間は第６プリセット特徴を満たす。

【0156】

特徴４：前記制御チャネルエレメントに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第３周波数領域リソースと前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートに対応する第２周波数領域リソースとの間は前記第５プリセット条件を満たす。

【0157】

特徴５：前記制御チャネルエレメントに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第３周波数領域リソースと前記時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートに対応する第２周波数領域リソースとの間は第５プリセット条件を満たし、ここで、帯域幅パートに対応する第２周波数領域リソースは、帯域幅パートに含まれるＰＲＢセットである。

【0158】

前記制御チャネルエレメントのＱＣＬ参照信号は、前記制御チャネルエレメントに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号である。

【0159】

ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳが第３プリセット条件を満たすことは、以下の少なくとも１つを含む。

【0160】

条件１：前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳをスケジューリングするＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳとの間の時間間隔は、所定の閾値よりも小さい。

【0161】

条件２：前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳをスケジューリングするＰＤＣＣＨに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第４周波数領域リソースと、前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置する第５周波数領域リソースとは第５プリセット条件を満たさず、ＰＤＣＣＨは、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＱＣＬ参照信号の指示情報、例えば、ＴＣＩ情報を含まない。

【0162】

条件３：前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳをスケジューリングするＰＤＣＣＨの位置するＣＯＲＥＳＥＴの位置する第６周波数領域リソースと、前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置する第５周波数領域リソースとは第５プリセット条件を満たさず、ＰＤＣＣＨは、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＱＣＬ参照信号の指示情報、例えば、ＴＣＩ情報を含まない。

【0163】

条件４：前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳをスケジューリングするＰＤＣＣＨのＴＣＩで指示されたＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第７周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとは、第５プリセット条件を満たさない。

【0164】

上記１クラスのＱＣＬパラメータは、
Ｄｏｐｐｌｅｒ ｓｈｉｆｔ、Ｄｏｐｐｌｅｒ ｓｐｒｅａｄ、ａｖｅｒａｇｅ ｄｅｌａｙ、ｄｅｌａｙ ｓｐｒｅａｄ、ａｖｅｒａｇｅ ｇａｉｎの少なくとも１つを含む。

【0165】

または、１クラスのＱＣＬパラメータに空間受信パラメータが含まれていない。

【0166】

ＣＯＲＥＳＥＴと第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートとの間が第６プリセット特徴を満たすことは、
前記帯域幅パートの設定情報が前記ＣＯＲＥＳＥＴの設定情報を含むことと、
前記帯域幅パートの設定情報が１つの検索空間セットの設定情報を少なくとも含み、前記検索空間セットは前記ＣＯＲＥＳＥＴに関連し、即ち、前記検索空間の周波数領域リソースは前記ＣＯＲＥＳＥＴが占有した周波数領域リソースであり、前記検索空間セット内の候補制御チャネルは前記ＣＯＲＥＳＥＴにより確定された周波数領域リソースで分布されていることと、
前記帯域幅パートが前記ＣＯＲＥＳＥＴの位置する周波数領域リソースを含むことと、
前記帯域幅パートが第１帯域幅パートに対応する周波数領域リソースを含み、前記第１帯域幅パートの設定情報は前記ＣＯＲＥＳＥＴの設定情報を含むことと、
前記帯域幅パートがアクティブ状態にある時間リソースと前記ＣＯＲＥＳＥＴの検出時間リソースとの間の共通部分が空ではなく、ＣＯＲＥＳＥＴの検出時間は前記ＣＯＲＥＳＥＴに関連する少なくとも１つの検索空間セットの検出時間の和セットであることと、
の少なくとも１つを含む。

【0167】

２つの周波数領域リソースが第５プリセット条件を満たすことは、
２つの周波数領域リソースの差セットが空であることと、
２つの周波数領域リソースに含まれる周波数領域のスパンの差分値が所定値よりも小さいことと、
そのうちの一方の周波数領域リソースが他方の周波数領域リソースに属することと、
２つの周波数領域リソースの共通部分が空ではないことと、
２つの周波数領域リソースのサブキャリア間隔が同じであることと、
の少なくとも１つを含む。

【0168】

第４プリセット特徴を満たすＣＯＲＥＳＥＴが存在しない場合、通信ノードは、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳをスケジューリングするためのＰＤＳＣＨの受信を望まない。ここで、ＰＤＳＣＨとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの間の時間間隔が所定の閾値よりも小さい。例えば、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置するＣＣ／ＢＷＰにＣＯＲＥＳＥＴが設定されておらず、または第４プリセット特徴を満たすＣＯＲＥＳＥＴが設定されていない場合、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨとの間の時間間隔が所定の閾値よりも小さくなってはならない。

【0169】

前記所定の閾値は、
通信ノードにより報告された能力情報と、
参照信号に対応するチャネルの少なくとも１つに対応するサブキャリア間隔と、
通信ノードにより報告された能力情報に対応するサブキャリア間隔と、前記チャネルおよび信号の少なくとも１つに対応するサブキャリア間隔との間の比例関係であって、例えば、端末は、ＰＤＣＣＨにより指示されたＴＣＩ情報をＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの受信に使用するために必要な最小時間が、サブキャリア間隔が６０ｋＨｚである場合に７個の時間領域シンボルで、サブキャリア間隔が１２０ｋＨｚである場合に２８個の時間領域シンボルであると報告すれば、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置するＢＷＰのサブキャリア間隔が６０ＫＨｚである場合、前記所定の閾値は７個の時間領域シンボルで、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置するＢＷＰのサブキャリア間隔が１２０ＫＨｚである場合、前記所定の閾値は２８個の時間領域シンボルであり、即ち、通信ノードの能力報告において、異なるサブキャリア間隔に対応する時間領域シンボル数に対応する絶対時間長は異なり、これにより、ＰＤＣＣＨの位置するＢＷＰのサブキャリア間隔が６０ＫＨｚである場合、前記所定の閾値は７個の時間領域シンボルで、ＰＤＣＣＨの位置するＢＷＰのサブキャリア間隔が１２０ＫＨｚである場合、前記所定の閾値は２８個の時間領域シンボルであり、ここで、ＰＤＣＣＨはＰＤＳＣＨをスケジューリングするＰＤＣＣＨであり、または、前記第５プリセット特徴を満たすＣＯＲＥＳＥＴの位置するＢＷＰのサブキャリア間隔が６０ＫＨｚである場合、前記所定の閾値は７個の時間領域シンボルであり、前記第５プリセット特徴を満たすＣＯＲＥＳＥＴの位置するＢＷＰのサブキャリア間隔が１２０ＫＨｚである場合、前記所定の閾値は２８個の時間領域シンボルである比例関係と、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに対応するサブキャリア間隔と、
前記第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントに対応するサブキャリア間隔と、
前記時間間隔の計算時に採用されるサブキャリア間隔と、
の少なくとも１つの情報により取得される。

【0170】

図３に示すように、ＰＤＣＣＨおよびＰＤＳＣＨの位置するＢＷＰのサブキャリア間隔が異なり、例えば、ＰＤＣＣＨの位置するＢＷＰ１のサブキャリア間隔が６０ｋＨｚで、ＰＤＳＣＨの位置するＢＷＰ２のサブキャリア間隔が１２０ＫＨｚであり、ＢＷＰ２における２つのｓｌｏｔはＢＷＰ１における１つのｓｌｏｔに対応し、前記ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨとの間の時間間隔は、以下の少なくとも１つの方式により取得される。

【0171】

方式１：時間間隔に対応する時間領域シンボル数は、ＰＤＣＣＨの位置するＢＷＰのサブキャリア間隔を参照として取得され、図５に示すように、この場合、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨとの間の時間間隔は以下のとおりである。

【0172】

【数1】

【0173】

方式２：時間間隔に対応する時間領域シンボル数取得パラメータは、ＰＤＣＣＨの位置するＢＷＰに対応するサブキャリア間隔とＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置するＢＷＰに対応するサブキャリア間隔との比例情報を含み、図５に示すように、以下のとおりである。

【0174】

【数2】

【0175】

方式３：前記時間間隔が採用するサブキャリア間隔は、前記ＰＤＣＣＨの位置するＢＷＰ１のサブキャリア間隔とＰＤＳＣＨの位置するＢＷＰ２のサブキャリア間隔との最小／最大のものである。

【0176】

方式４：時間間隔は、ＰＤＣＣＨの位置する（ｓｌｏｔ、ＢＷＰのサブキャリア間隔ＢＷＰ１）により取得された第１時間領域シンボル個数とＰＤＳＣＨの位置する（ｓｌｏｔ、ＢＷＰのサブキャリア間隔ＢＷＰ２）により取得された第２時間領域シンボル個数との和であり、図５に示すように、この場合、時間間隔は以下のとおりである。

【0177】

【数3】

【0178】

上記方式において、Ｎ_{ＰＤＣＣＨ，ＢＷＰ１}は、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳとの間でＰＤＣＣＨの位置するＢＷＰ１に含まれるＢＷＰ１のサブキャリア間隔を参照とするシンボル数を表し、Ｎ_{ＰＤＣＣＨ，ＢＷＰ２}は、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳとの間でＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置するＢＷＰ２に含まれるＢＷＰ２のサブキャリア間隔を参照とするシンボル数を表す。

【0179】

上記時間間隔の取得方式１～３において、前記所定の閾値は、前記時間間隔が採用したサブキャリア間隔に基づいて該サブキャリア間隔に対応する通信ノードにより報告された能力情報を取得し、例えば、前記時間間隔が時間領域シンボル数を計算する時に採用するサブキャリア間隔が６０ＫＨｚである場合、前記所定の閾値は７個の時間領域シンボルであり、前記時間間隔が時間領域シンボル数を計算する時に採用するサブキャリア間隔が１２０ＫＨｚである場合、前記所定の閾値は２８個の時間領域シンボルである。

【0180】

上記ＰＤＣＣＨおよびＰＤＳＣＨの位置するＢＷＰのサブキャリア間隔が｛６０ｋＨｚ，１２０ｋＨｚ｝に属しない場合、前記所定の閾値は｛６０ｋＨｚ，１２０ｋＨｚ｝のうちの１つを採用して計算し、前記時間間隔は、前記所定の閾値が採用したサブキャリア間隔で取得される。例えば、ＰＤＣＣＨおよびＰＤＳＣＨの位置するＢＷＰのサブキャリア間隔が１５ｋＨｚであり、前記所定の閾値は、通信ノードによる能力報告における６０ＫＨｚに対応する所定の閾値、即ち、７個の時間領域シンボルを採用し、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨとの間が、サブキャリア間隔が１５ＫＨｚの１０時間領域シンボルを間隔すれば、サブキャリア間隔が６０ＫＨｚの時間領域シンボル数に換算すると、以下のとおりである。

【0181】

【数4】

【0182】

（実施例２）
本実施例において、ＰＤＣＣＨが第６プリセット条件を満たす場合、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳとの間の時間間隔は所定の閾値以上になってはならず、即ち、この場合、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳとの間の時間間隔は所定の閾値よりも小さいしかできず、または、ＰＤＣＣＨが第４プリセット条件を満たす場合、通信ノードは、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳとの間の時間間隔が所定の閾値以上であるというスケジューリングを受信することを望まなく、または、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳとの間の時間間隔が所定の閾値よりも大きい場合、ＰＤＣＣＨは第６プリセット条件を満たすことができず、前記ＰＤＣＣＨは、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳをスケジューリングするＰＤＳＣＨである。

【0183】

ここで、第６プリセット条件は、
ＰＤＣＣＨにＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＱＣＬ参照信号指示情報（例えば、ＴＣＩ情報）が含まれていないことと、
ＰＤＣＣＨに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第４周波数領域リソースと、前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たさないという条件と、
ＰＤＣＣＨの位置するＣＯＲＥＳＥＴの位置する第６周波数領域リソースと、前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たさないという条件と、
関連の空間受信フィルタパラメータのＱＣＬ参照信号を含む伝送設定指示情報が１つもないという条件と、
１つの周波数領域の帯域幅または１つの周波数領域の帯域幅グループにおける伝送設定指示情報のうち、関連の空間受信フィルタパラメータのＱＣＬ参照信号を含むものが１つもないという条件と、
の少なくとも１つとを含む。

【0184】

前記１クラスのＱＣＬパラメータは、
Ｄｏｐｐｌｅｒ ｓｈｉｆｔ、Ｄｏｐｐｌｅｒ ｓｐｒｅａｄ、ａｖｅｒａｇｅ ｄｅｌａｙ、ｄｅｌａｙ ｓｐｒｅａｄ、ａｖｅｒａｇｅ ｇａｉｎというパラメータの少なくとも１つを含み、
または、
前記１クラスのＱＣＬパラメータに空間受信パラメータが含まれていない。

【0185】

前記ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳとの間の時間間隔が所定の閾値よりも大きく、且つＰＤＣＣＨにＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＱＣＬ参照信号指示情報（例えば、ＴＣＩ情報）が含まれていない場合、
ＰＤＣＣＨに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第１周波数領域リソースと、前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置する第２周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たすという条件と、
ＰＤＣＣＨの位置するＣＯＲＥＳＥＴの位置する第１周波数領域リソースと、前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置する第２周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たすという条件と、
関連の空間受信フィルタパラメータのＱＣＬ参照信号を含む伝送設定指示情報が１つもないという条件と、
１つの周波数領域の帯域幅または１つの周波数領域の帯域幅グループにおける伝送設定指示情報のうち、関連の空間受信フィルタパラメータのＱＣＬ参照信号を含むものが１つもないという条件と、
の少なくとも１つを満たす必要がある。

【0186】

２つの周波数領域リソースが第５プリセット条件を満たすことは、
２つの周波数領域リソースの差セットが空であり、即ち、２つの周波数領域リソースが同じ周波数領域リソースであり、例えば、周波数領域リソースがＣＣ／ＢＷＰである場合、１つの周波数領域リソースに対応するＣＣ１／ＢＷＰ１は別の周波数領域リソースに対応するＣＣ２／ＢＷＰ２と同じＢＷＰであり、また、例えば、周波数領域リソースが周波数領域リソースブロックセットである場合、１つの周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットは別の周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットと同じであり、また、例えば、周波数領域リソースが周波数領域リソースブロックセットに対応するスパンである場合、１つの周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットに対応するスパンは別の周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットに対応するスパンと同じであることと、
２つの周波数領域リソースに含まれる周波数領域のスパンの差分値が所定値よりも小さいことと、
そのうちの一方の周波数領域リソースが他方の周波数領域リソースに属することと、
２つの周波数領域リソースの共通部分が空ではないことと、
２つの周波数領域リソースのサブキャリア間隔が同じであることと、
の少なくとも１つを含む。

【0187】

（実施例３）
本実施例において、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第８周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと第２信号の位置する第９周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満し、前記第２信号と前記参照信号との間は、ＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する周波数領域の帯域幅とが異なる場合、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第８周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満し、前記周波数領域の帯域幅はＣＣおよびＢＷＰの少なくとも１つを含むことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つと前記第２信号の位置する周波数領域の帯域幅とが異なる場合、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記第２信号の位置する第９周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満し、前記第２信号および前記参照信号のＱＣＬ参照信号は、ＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことと、
の少なくとも１つを含む。

【0188】

参照信号と参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号とは、所定のクラスのＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たす。

【0189】

前記第２信号と参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号とは、所定のクラスのＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たす。

【0190】

前記所定のクラスのＱＣＬパラメータは、
前記所定のクラスのＱＣＬパラメータに、Ｄｏｐｐｌｅｒ ｓｈｉｆｔ（ドップラーシフト）、Ｄｏｐｐｌｅｒ ｓｐｒｅａｄ（ドップラー拡散）、ａｖｅｒａｇｅ ｄｅｌａｙ（平均遅延）、ｄｅｌａｙ ｓｐｒｅａｄ（遅延拡散）のパラメータの少なくとも１つが含まれていることと、
前記所定のクラスのＱＣＬパラメータに空間受信パラメータが含まれていないことと、
の少なくとも１つを満たす。

【0191】

参照信号のＱＣＬ参照信号は、復調参照信号、測定参照信号、位相トラッキング参照信号（Ｐｈａｓｅ Ｔｒａｃｋｉｎｇ Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ Ｓｉｇｎａｌ、ＰＴＲＳ、トラッキング用の測定参照信号（ＣＳＩ－ＲＳ ｆｏｒ Ｔｒａｃｋｉｎｇ、ＴＲＳ、）、復調参照信号に対応するチャネルの少なくとも１つを含む。

【0192】

ＱＣＬ参照信号および前記第２信号の少なくとも１つは、測定参照信号、トラッキング用の測定参照信号（ＣＳＩ－ＲＳ ｆｏｒ Ｔｒａｃｋｉｎｇ、ＴＲＳ）、同期信号の少なくとも１つを含む。

【0193】

２つの周波数領域リソースが第５プリセット条件を満たすことは、
２つの周波数領域リソースの差セットが空であり、即ち、２つの周波数領域リソースが同じ周波数領域リソースであり、例えば、周波数領域リソースがＣＣ／ＢＷＰである場合、１つの周波数領域リソースに対応するＣＣ１／ＢＷＰ１は別の周波数領域リソースに対応するＣＣ２／ＢＷＰ２と同じＢＷＰであり、また、例えば、周波数領域リソースが周波数領域リソースブロックセットである場合、１つの周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットは別の周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットと同じであり、また、例えば、周波数領域リソースが周波数領域リソースブロックセットに対応するスパンである場合、１つの周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットに対応するスパンは別の周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットに対応するスパンと同じであることと、
２つの周波数領域リソースに含まれる周波数領域のスパンの差分値が所定値よりも小さいことと、
そのうちの一方の周波数領域リソースが他方の周波数領域リソースに属することと、
２つの周波数領域リソースの共通部分が空ではないことと、
２つの周波数領域リソースのサブキャリア間隔が同じであることと、
の少なくとも１つを含む。

【0194】

特に、例えば、参照信号のＱＣＬ参照信号がＴＲＳである場合または第２信号がＴＲＳである場合、ＴＲＳが占有した物理リソースブロック（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｂｌｏｃｋ、ＰＲＢ）の個数は、
ＴＲＳの周期が２^ｕ×１０個のスロット（ｓｌｏｔ）である場合、ＴＲＳが占有したＰＲＢ個数は、ｍｉｎ（５２，Ｎ）を満たす必要があるという方式と、
ＴＲＳの周期が２^ｕ×１０個のｓｌｏｔでない場合、ＴＲＳが占有したＰＲＢ個数はＮであるという方式と、
の少なくとも１つにより取得される。

【0195】

ここで、Ｎは参照信号の位置するＢＷＰに含まれるＰＲＢの個数、または、ＢＷＰ１に含まれるＰＲＢの個数Ｎ^ＢＷＰ１ _ＲＢであり、ＢＷＰ１は参照信号の位置する周波数領域リソースを含み、上記パラメータｕはＣＳＩ－ＲＳのサブキャリア間隔パラメータであり、即ち、ＣＳＩ－ＲＳのサブキャリア間隔は２^ｕ×１５キロヘルツ（ｋＨｚ）である。

【0196】

参照信号のＱＣＬ参照信号がＴＲＳである場合または前記第２信号がＴＲＳである場合、ＴＲＳが占有したＰＲＢの個数は、
ＴＲＳの周期が２^ｕ×１０個のｓｌｏｔである場合、ＴＲＳが占有したＰＲＢ個数はｍｉｎ（５２，Ｎ）以下であるという特徴と、
ＴＲＳの周期が２^ｕ×１０個のｓｌｏｔでない場合、ＴＲＳが占有したＰＲＢ個数はＮ以下であるという特徴と、
を満たす必要がある。

【0197】

ここで、Ｎはターゲット信号の位置するＢＷＰに含まれるＰＲＢの個数、または、ＢＷＰ１に含まれるＰＲＢの個数Ｎ^ＢＷＰ１ _ＲＢであり、ＢＷＰ１はターゲット信号の位置する周波数領域リソースを含み、上記パラメータｕはＣＳＩ－ＲＳのサブキャリア間隔パラメータであり、即ち、ＣＳＩ－ＲＳのサブキャリア間隔は２^ｕ×１５キロヘルツ（ｋＨｚ）である。

【0198】

（実施例４）
本実施例において、端末は、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳとの間の時間間隔が所定の閾値よりも小さく、ＰＤＣＣＨの位置する周波数領域の帯域幅インデックスとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置する周波数領域の帯域幅インデックスとが異なるという設定情報を受信することを望まない。ここで、前記周波数領域の帯域幅はＣＣおよびＢＷＰの少なくとも１つであり、ＰＤＣＣＨは、前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳをスケジューリングするＰＤＣＣＨである。

【0199】

即ち、ＰＤＣＣＨの位置する周波数領域の帯域幅インデックスとＰＤＳＣＨの位置する周波数領域の帯域幅インデックスとが異なる場合、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳとの間の時間間隔は所定の閾値以上であり、即ち、ＢＷＰ／ＣＣ切替時に、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳとの間の時間間隔は所定の閾値よりも小さくなってはならない。

【0200】

（実施例５）
本実施例において、端末が受信したＴＣＩ設定情報に、ｔｙｐｅ（タイプ）－ＤＱＣＬパラメータに関連するＱＣＬ参照信号が含まれておらず、且つＰＤＣＣＨの指示にＴＣＩ指示情報が含まれている場合、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＴＣＩ情報はＤＣＩにより指示された情報に基づいて取得され、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨとの間の時間間隔と所定の閾値との間の関係、例えば、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨとの間の時間間隔が前記所定の閾値よりも小さいか、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨとの間の時間間隔が前記所定の閾値以上であるかに関わらず、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＴＣＩ情報はいずれもＤＣＩにより指示された情報に基づいて取得される。

【0201】

端末が受信したＴＣＩ設定情報に、ｔｙｐｅ－ＤＱＣＬパラメータに関連するＱＣＬ参照信号が含まれておらず、且つＰＤＣＣＨの指示にＴＣＩ指示情報が含まれていない場合、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨとの間の時間間隔と所定の閾値の間との関係にかかわらず、以下のような方式の１つに基づいてＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＴＣＩ情報を取得することができる。

【0202】

方式１：ＰＤＣＣＨのＱＣＬ参照信号に基づいて取得される。

【0203】

方式２：端末が初期にアクセスした時に選択したＳＳＢに基づいて取得される。

【0204】

方式１を用いるか方式２を用いるかは、基地局が明示的に指示することができる。

【0205】

または、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの位置する周波数領域リソースの周波数領域のスパン情報に基づいて確定され、例えば、周波数領域のスパンが小さい場合、方式２を用い、周波数領域のスパンが大きい場合、方式１を用いる。

【0206】

または、１つの方式を使用すると約束する。

【0207】

または、ＳＳＢの周期に基づき、ＳＳＢの周期が所定値よりも小さい場合、方式２により取得され、逆に、方式１により取得される。

【0208】

または、ＲＲＣがＰＤＣＣＨ／ＰＤＳＣＨのためにＴＣＩ情報を設定するか否かに基づく。

【0209】

ここで、ｔｙｐｅ－ＤＱＣＬパラメータは空間受信パラメータであり、ＰＤＣＣＨはＰＤＣＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳをスケジューリングするＱＣＬ参照信号であり、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＴＣＩ情報は、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＱＣＬ参照信号情報である。

【0210】

（実施例６）
本実施例において、端末が受信した１つの周波数領域の帯域幅／周波数領域の帯域幅グループに対するＴＣＩ設定情報に、ｔｙｐｅ－ＤＱＣＬパラメータに関連するＱＣＬ参照信号が含まれておらず、且つＰＤＣＣＨの指示にＴＣＩ指示情報が含まれている場合、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＴＣＩ情報は、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨとの間の時間間隔と所定の閾値との間の関係にかかわらず、ＤＣＩにより指示された情報に基づいて取得される。

【0211】

端末が受信した１つの周波数領域の帯域幅／周波数領域の帯域幅グループに対するＴＣＩ設定情報に、ｔｙｐｅ－ＤＱＣＬパラメータに関連するＱＣＬ参照信号が含まれておらず、且つＰＤＣＣＨの指示にＴＣＩ指示情報が含まれていない場合、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＴＣＩ情報は、ＰＤＣＣＨとＰＤＳＣＨとの間の時間間隔と所定の閾値との間の関係にかかわらず、ＰＤＣＣＨのＱＣＬ参照信号に基づいて取得される。

【0212】

ここで、１つの周波数領域の帯域幅は、１つのＣＣおよび１つのＢＷＰの少なくとも１つを含む。

【0213】

一実施形態において、１つの周波数領域の帯域幅グループは１つのＩｎｔｒａ－Ｂａｎｄに属す。

【0214】

（実施例７）
本実施例において、端末が報告した能力情報１に対応する時間間隔の長さは、能力情報２に対応する時間間隔の長さよりも大きい。ここで、能力情報１は、ＢＷＰ切替時のＰＤＣＣＨからＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳまでの間の最小時間間隔を表し、能力情報２は、端末がＰＤＣＣＨで指示されたＴＣＩ情報をＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの受信に使用するために必要な最小時間間隔を表す。

【0215】

能力情報に対応する時間間隔は、時間領域シンボル個数を単位として計算されるのではなく、秒を単位として計算される。

【0216】

（実施例８）
本実施例において、第６プリセット条件を満たす場合、ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＱＣＬ参照信号はＰＤＣＣＨのＱＣＬ参照信号に基づいて取得され、ここで、ＰＤＣＣＨは、前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳをスケジューリングするＱＣＬ参照信号である。

【0217】

前記第６プリセット条件は、
前記ＰＤＣＣＨにＱＣＬ参照信号指示情報が含まれていないことと、
前記ＰＤＣＣＨと前記ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳとの間の時間間隔が所定の閾値以上であることと、
端末が受信したＴＣＩ設定情報に、ｔｙｐｅ－ＤＱＣＬパラメータに関連するＱＣＬ参照信号が含まれていないことと、
１つの周波数領域の帯域幅／周波数領域の帯域幅グループに対するＴＣＩ設定情報に、ｔｙｐｅ－ＤＱＣＬパラメータに関連するＱＣＬ参照信号が含まれていないことと、
の少なくとも１つを含む。

【0218】

（実施例９）
本実施例において、１つのＣＣにおける１つのＣＳＩ－ＲＳ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ＩＤ（リソース識別子）は、１つ以上のｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇに設定され、各ｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇに１つのＢＷＰ－ＩＤが設定されてもよく、１つのＣＳＩ－ＲＳ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ＩＤの位置する複数のｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇにおけるＢＷＰ－ＩＤに対応するＢＷＰがプリセット条件に満たし、例えば、１つのＣＳＩ－ＲＳ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ＩＤの位置する複数のｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇにおけるＢＷＰ－ＩＤが同じであることをプリセットする必要がある。そのうちの１つのｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇは、少なくとも１つのｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔ（リソースセット）を含み、各ｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔは少なくとも１つのｒｅｓｏｕｒｃｅを含む。

【0219】

上記プリセットは、ＣＳＩ－ＲＳ ｆｏｒ Ｔｒａｃｋｉｎｇ、即ち、ＴＲＳ参照信号のみに適する。

【0220】

（実施例１０）
本実施例において、１つのＣＣにおける１つのＣＳＩ－ＲＳ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ＩＤは、１つ以上のｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇに設定され、各ｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇに１つのＢＷＰ－ＩＤが設定されてもよい。

【0221】

ＴＣＩの設定情報において、ＱＣＬ参照信号（ＣＳＩ－ＲＳ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ＩＤ、ＣＣインデックス情報、ＢＷＰのインデックス情報）を設定し、ＴＣＩに設定されたＣＳＩ－ＲＳ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ＩＤに対応するＢＷＰのインデックス情報（即ち、ＢＷＰ－ＩＤ情報）と該ＣＳＩ－ＲＳ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ＩＤの位置する少なくとも１つのｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇのうちの１つのｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇに設定されたＢＷＰ－ＩＤとが同じであると約束する。

【0222】

上記プリセットは、ＣＳＩ－ＲＳ ｆｏｒ Ｔｒａｃｋｉｎｇ、即ち、ＴＲＳ参照信号のみに適する。

【0223】

（実施例１１）
本実施例において、ＣＯＲＥＳＥＴ０／検索空間０のためにＱＣＬ参照信号セットを設定するＲＲＣ制御シグナリングにおいて、またはＣＯＲＥＳＥＴ０のためにＱＣＬ参照信号セットをアクティブ化するＭＡＣ－ＣＥ制御シグナリングにおいて、ＣＯＲＥＳＥＴ０／検索空間のために１つ以上のＳＳＢインデックス情報を設定し、１つのＳＳＢインデックス情報はＣＯＲＥＳＥＴ０／検索空間０の１つの周期検出タイミングに対応し、端末は、前記１つ以上のＳＳＢインデックス情報に基づいてＣＯＲＥＳＥＴ０／検索空間の１つ以上の周期検出タイミングを取得する。

【0224】

端末は、１つ以上の周期検出タイミングでＣＯＲＥＳＥＴ０／検索空間０を検出する。

【0225】

ＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳのＱＣＬ参照信号がＣＯＲＥＳＥＴ０／検索空間０のＱＣＬ参照信号に基づいて取得される場合、基地局は、ＣＯＲＥＳＥＴ０／検索空間０に対応する１つ以上のＳＳＢ ｉｎｄｅｘ（インデックス）内のどれまたはどれらが取得するかを通知するまたは端末と約束する必要がある。

【0226】

そのうちの１つのＳＳＢ ｉｎｄｅｘは、１つのＳＳ／ＰＢＣＨＢ（Ｓｙｎｃｈｒｏｎｉｚａｔｉｏｎ Ｓｉｇｎａｌ／Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｂｒｏａｄｃａｓｔ Ｃｈａｎｎｅｌ Ｂｌｏｃｋ、同期信号／物理報知チャネルブロック）に対応する。

【0227】

（実施例１２）
ＮＲにおいて、端末は、端末が１つのＣＣの１つのＢＷＰで制御およびデータのためにアクティブ化したＴＣＩの最大個数を指示するためのｍａｘＮｕｍｂｅｒＡｃｔｉｖｅＴＣＩ－ＰｅｒＢＷＰを報告する必要があることが規定され、ここで、ｍａｘＮｕｍｂｅｒＡｃｔｉｖｅＴＣＩ－ＰｅｒＢＷＰは｛１，２，４，８｝に属し、端末が、ｍａｘＮｕｍｂｅｒＡｃｔｉｖｅＴＣＩ－ＰｅｒＢＷＰが１であると報告した場合、１つのＣＣの１つのＢＷＰで制御およびデータためにアクティブ化したＴＣＩの最大個数は１である。基地局が端末のために１つのＣＣの１つのＢＷＰでその制御およびデータのためにアクティブ化したＴＣＩ個数は、端末が報告した能力を超えることができない。ここで、基地局が端末のために１つのＣＣの１つのＢＷＰでその制御およびデータのためにアクティブ化したＴＣＩ個数は、以下の少なくとも１つのＴＣＩを含まず、または端末が報告したｍａｘＮｕｍｂｅｒＡｃｔｉｖｅＴＣＩ－ＰｅｒＢＷＰが１である場合、基地局が端末のために１つのＣＣの１つのＢＷＰでその制御およびデータのためにアクティブ化したＴＣＩ個数は、以下のＴＣＩの少なくとも１つを含まない。

【0228】

ＴＣＩ１：ＣＯＥＲＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅであり、例えば、基地局がシグナリング情報によりＣＯＲＥＳＥＴ０のために１つのＴＣＩ ｓｔａｔｅを設定する。

【0229】

ＴＣＩ２：ＣＯＥＲＳＥＴ０のＱＣＬ参照信号であり、例えば、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＱＣＬ参照信号が、端末に基づいてランダムアクセスで選択されたＳＳＢである場合、または基地局がシグナリングによりＣＯＲＥＳＥＴ０のために１つのＳＳＢインデックスを設定し、ＴＣＩ ｓｔａｔｅのインデックスではなく、基地局がシグナリングによりＣＯＲＥＳＥＴ０のために１つのＴＣＩ ｓｔａｔｅを設定することでもない場合、ＣＯＲＥＳＥＴ０のＱＣＬ参照信号は、アクティブ化ＴＣＩの個数内に計算されない。

【0230】

ＴＣＩ３：ＣＯＲＥＳＥＴ－ＢＦＲ（Ｂｅａｍ Ｆａｉｌｕｒｅ ａｎｄ Ｒｅｃｏｖｅｒｙ、ビーム失敗および回復）のＱＣＬ参照信号であり、ＣＯＲＥＳＥＴ－ＢＦＲのＱＣＬ参照信号は、端末がビーム失敗要求で報告する参照信号であり、このＱＣＬ参照信号は、アクティブ化ＴＣＩの個数内に計算されない。

【0231】

端末が報告したｍａｘＮｕｍｂｅｒＡｃｔｉｖｅＴＣＩ－ＰｅｒＢＷＰが１である場合、ＢＦＲがランダムに発生するため、このような方式は、ＣＯＲＥＳＥＴ－ＢＦＲ以外にアクティブ化ＴＣＩを持つことができなくなり、または以下の形態の少なくとも１つを採用してもよい。

【0232】

形態１：ビーム失敗を検出してから基地局のＰＤＣＣＨに対する再設定を受信する前に、アクティブ化ＴＣＩの個数は２つであり、他の時間帯でアクティブ化ＴＣＩの個数は１つである。

【0233】

形態２：アクティブ化ＴＣＩの個数は、ｍａｘ（ｍａｘＮｕｍｂｅｒＡｃｔｉｖｅＴＣＩ－ＰｅｒＢＷＰ、ｓｉｚｅ（ｑ０）＋１）に基づいて確定され、ただし、ｓｉｚｅ（ｑ０）はビーム失敗検出参照信号セットｑ０に含まれる参照信号個数であり、ｍａｘは最大値を求めることを表す。

【0234】

形態３：端末のためにＢＦＲパラメータを設定した後、または端末が報告した能力情報がＢＦＲ機能をサポートする場合、端末が報告したｍａｘＮｕｍｂｅｒＡｃｔｉｖｅＴＣＩ－ＰｅｒＢＷＰ情報は１であり得ない。

【0235】

形態４：ビーム失敗を検出した後の所定のタイミングから基地局のＰＤＣＣＨに対する再設定を受信する前に、全てのＣＯＲＥＳＥＴ／全ての固有ＣＯＲＥＳＥＴのＱＣＬ参照信号を、端末が報告した新たな参照信号に更新する。

【0236】

図６を参照し、本発明の別の実施例は、
参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つが第３プリセット条件を満たす場合、第４プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントを含む第１時間単位のセットのうち、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに最も近い第２時間単位における第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントのＱＣＬ参照信号に基づき、前記参照信号のＱＣＬ参照信号を確定するように構成される第２ＱＣＬ参照信号確定モジュール６０１を備えるＱＣＬ参照信号の確定装置を提出する。

【0237】

本発明の別の実施例において、
前記参照信号のＱＣＬ参照信号に基づいて前記参照信号を伝送するように構成される伝送モジュール６０２を更に備える。

【0238】

本発明の別の実施例において、前記第４プリセット特徴は、
前記制御チャネルエレメントとインデックスが０の制御チャネルエレメントとの共通部分が空であり、即ち、制御チャネルエレメントがＣＯＲＥＳＥＴ０ではないことと、
前記第１時間単位が第４プリセット条件を満たす場合、前記制御チャネルエレメントはインデックスが０の制御チャネルエレメントを含むことと、
前記制御チャネルエレメントと前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つとが同じ周波数領域の帯域幅にあることと、
前記制御チャネルエレメントと前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートとの間が第６プリセット特徴を満たすことと、
前記制御チャネルエレメントの位置する第１周波数領域リソースと前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートに対応する第２周波数領域リソースとの間が第５プリセット特徴を満たすことと、
前記制御チャネルエレメントに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第３周波数領域リソースと前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートに対応する第２周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満たすことと、
の少なくとも１つを含む。

【0239】

本発明の別の実施例において、前記第１時間単位が第４プリセット条件を満たすことは、
前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートが所定の帯域幅パートであり、前記所定の帯域幅パートは、インデックスが０の帯域幅パート、インデックスが１の帯域幅パートの１つを含み、インデックスが０の制御チャネルエレメントに対応する伝送設定情報リストは、前記所定の帯域幅パートに含まれるチャネルエレメントに対応する伝送設定情報リストに属すことと、
前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートが初期帯域幅パートに対応する周波数領域リソースを含むことと、
前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートとインデックスが０の制御チャネルエレメントとの間が第６プリセット特徴を満たすことと、
の少なくとも１つを含む。

【0240】

本発明の別の実施例において、制御チャネルエレメントと前記第１時間単位におけるアクティブ状態にある帯域幅パートとの間が第６プリセット特徴を満たすことは、
前記帯域幅パートの設定情報に前記制御チャネルエレメントの設定情報が含まれていることと、
前記帯域幅パートの設定情報に少なくとも１つの検索空間セットの設定情報が含まれ、前記検索空間セットは前記制御チャネルエレメントに関連し、即ち、前記検索空間の周波数領域リソースは前記制御チャネルエレメントが占有した周波数領域リソースであり、前記検索空間セット内の候補制御チャネルは前記制御チャネルエレメントにより確定された周波数領域リソースで分布されていることと、
前記帯域幅パートが、前記制御チャネルエレメントの位置する周波数領域リソースを含むことと、
前記帯域幅パートが第１帯域幅パートに対応する周波数領域リソースを含み、前記第１帯域幅パートの設定情報に前記制御チャネルエレメントの設定情報が含まれていることと、
前記帯域幅パートがアクティブ状態にある時間リソースと前記制御チャネルエレメントの検出時間リソースとの間の共通部分が空ではなく、前記制御チャネルエレメントの検出時間は、前記制御チャネルエレメントに関連する少なくとも１つの検索空間セットの検出時間の和セットであることと、の少なくとも１つを含む。

【0241】

本発明の別の実施例において、前記第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントは、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに最も近い第２時間単位における前記第４プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントで構成されたセットのうち、最も低い制御チャネルエレメントのインデックスを有する制御チャネルエレメントを含む。

【0242】

本発明の別の実施例において、参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つが第３プリセット条件を満たすことは、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルと前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つとの間の時間間隔が所定の閾値よりも小さいことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第４周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たさず、且つ前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに伝送設定情報の指示情報が含まれていないことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルの位置する第６周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たさず、且つ前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに伝送設定情報の指示情報が含まれず、且つ前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに伝送設定情報の指示情報が含まれていないことと、
前記第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第１２周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たすことと、
第２信号の位置する第１３周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満し、前記第２信号および前記第５プリセット特徴を満たす制御チャネルのＱＣＬ参照信号または前記参照信号をスケジューリングする制御チャネルのＱＣＬ参照信号は、１クラスのＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことと、
前記第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントの位置する第１３周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たすことと、
前記参照信号をスケジューリングする制御チャネルにおける、前記参照信号の伝送設定情報に関連する１クラスのＱＣＬパラメータを指示するＱＣＬ参照信号の位置する第７周波数領域リソースと、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たさないことと、
通信ノードが少なくとも１つの伝送設定指示情報に関連の空間受信フィルタパラメータのＱＣＬ参照信号が含まれていることを受信することと、
の少なくとも１つを含む。

【0243】

本発明の別の実施例において、前記所定の閾値は、
報告された能力情報と、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応するサブキャリア間隔と、
報告された能力情報に対応するサブキャリア間隔と、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに対応するサブキャリア間隔と、
前記第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントに対応するサブキャリア間隔と、
前記時間間隔の計算時に採用されるサブキャリア間隔と、
の少なくとも１つの情報により取得される。

【0244】

本発明の別の実施例において、前記時間間隔は、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つをスケジューリングする制御チャネルに対応するサブキャリア間隔と、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応するサブキャリア間隔と、
前記所定の閾値に対応するサブキャリア間隔と、
前記所定の閾値の計算時に採用されるサブキャリア間隔と、
の少なくとも１つの情報により取得される。

【0245】

本発明の別の実施例において、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つは、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第８周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと第２信号の位置する第９周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満し、前記第２信号と前記参照信号との間は、ＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する周波数領域の帯域幅とが異なる場合、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第８周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つと前記第２信号の位置する周波数領域の帯域幅とが異なる場合、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記第２信号の位置する第９周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満し、前記第２信号および前記参照信号のＱＣＬ参照信号は、ＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する周波数領域の帯域幅とが異なり、且つ前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第８周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たさない場合、前記第３プリセット条件を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つと前記第２信号の位置する周波数領域の帯域幅とが異なり、且つ前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記第２信号の位置する第９周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たす場合、前記第３プリセット条件を満し、前記第２信号と前記参照信号のＱＣＬ参照信号とは、ＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことと、
の１つを満たす。

【0246】

本発明の別の実施例において、前記参照信号のＱＣＬ参照信号および前記第２信号の少なくとも１つがトラッキング参照信号である場合、前記トラッキング参照信号の周波数領域のスパンは所定の周波数領域のスパンＹ以上であり、ここで、前記所定の周波数領域のスパンＹは、
前記トラッキング参照信号の周期が第１周期セットに属す場合、前記Ｙはｍｉｎ（５２ＰＲＢ、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応する周波数領域のスパン）であるという方式と、
前記トラッキング参照信号の周期が第１周期セットに属しない場合、前記Ｙは前記参照信号に対応するチャネルおよび／または信号に対応する周波数領域のスパンであるという方式と、
の少なくとも１つにより取得され、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応する周波数領域のスパンは、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する帯域幅パートに含まれる周波数領域リソースブロックセットと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つが占有した周波数領域リソースブロックセット内の最も高いインデックス周波数領域リソースブロックと最も高いインデックスリソースブロックとの間の周波数領域リソースブロックセットと、
の少なくとも１つを含む。

【0247】

本発明の別の実施例において、前記第１周期セットは、１０ミリ秒のような周期を含む。

【0248】

本発明の別の実施例において、２つの周波数領域リソースが第５プリセット条件を満たすことは、
２つの周波数領域リソースの差セットが空であり、即ち、２つの周波数領域リソースが同じ周波数領域リソースであり、例えば、周波数領域リソースがＣＣ／ＢＷＰである場合、１つの周波数領域リソースに対応するＣＣ１／ＢＷＰ１は別の周波数領域リソースに対応するＣＣ２／ＢＷＰ２と同じＢＷＰであり、また、例えば、周波数領域リソースが周波数領域リソースブロックセットである場合、１つの周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットは別の周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットと同じであり、また、例えば、周波数領域リソースが周波数領域リソースブロックセットに対応するスパンである場合、１つの周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットに対応するスパンは別の周波数領域リソースに対応する周波数領域リソースブロックセットに対応するスパンと同じであることと、
２つの周波数領域リソースに含まれる周波数領域のスパンの差分値が所定値よりも小さいことと、
そのうちの一方の周波数領域リソースが他方の周波数領域リソースに属することと、
２つの周波数領域リソースの共通部分が空ではないことと、
２つの周波数領域リソースのサブキャリア間隔が同じであることと、
の少なくとも１つを含む。

【0249】

本発明の別の実施例において、前記１クラスのＱＣＬパラメータは、
前記１クラスのＱＣＬパラメータに、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、平均利得というパラメータの少なくとも１つが含まれていることと、
前記１クラスのＱＣＬパラメータに空間受信フィルタパラメータが含まれていないことと、
の少なくとも１つを満たす。

【0250】

本発明の別の実施例において、前記チャネル、信号および制御チャネルエレメントの少なくとも１つの位置する周波数領域リソースは、
前記チャネル、信号および制御チャネルエレメントの少なくとも１つの位置するコンポーネントキャリアと、
前記チャネル、信号および制御チャネルエレメントの少なくとも１つの位置するコンポーネントキャリアの帯域幅パートと、
前記チャネル、信号および制御チャネルエレメントの少なくとも１つが占有した周波数領域リソースブロックセットと、
前記チャネル、信号および制御チャネルエレメントの少なくとも１つが占有した周波数領域リソースブロックセットに対応する周波数領域のスパンと、
の少なくとも１つを含む。

【0251】

本発明の別の実施例において、該方法は、
第４プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントを含む第１時間単位が存在しない場合、前記第３プリセット条件を満たすスケジューリング情報を受信することを望まないことを更に含む。

【0252】

本発明の実施例のＱＣＬ参照信号の確定装置の実現過程は、前述した実施例のＱＣＬ参照信号の確定方法の実現過程と同じであり、ここでは説明を省略する。

【0253】

本発明の別の実施例は、プロセッサと、命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体とを備えるＱＣＬ参照信号の確定装置であって、前記命令が前記プロセッサにより実行されると、上記いずれかのＱＣＬ参照信号の確定方法を実現するＱＣＬ参照信号の確定装置を提出する。

【0254】

本発明の別の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、上記いずれかのＱＣＬ参照信号の確定方法のステップを実現するコンピュータ可読記憶媒体を提出する。

【0255】

本発明の別の実施例は、
シグナリング情報および第１プリセットルールの少なくとも１つに基づいて参照信号情報を確定し、参照信号情報ポートが第２プリセットルールを満たす必要があることと、
前記参照信号情報に基づき、参照信号、前記参照信号に対応するチャネル、および前記参照信号に対応する信号の少なくとも１つを伝送することと、
を含む参照信号の伝送方法を提出する。

【0256】

本発明の別の実施例において、前記第２プリセットルールは、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第８周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと第２信号の位置する第９周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満し、前記第２信号と前記参照信号との間は、ＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する周波数領域の帯域幅とが異なる場合、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記参照信号に関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第８周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満たすことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つと前記第２信号の位置する周波数領域の帯域幅とが異なる場合、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記第２信号の位置する第９周波数領域リソースとが第５プリセット条件を満し、前記第２信号および前記参照信号のＱＣＬ参照信号は、ＱＣＬパラメータに関してＱＣＬ関係を満たすことと、
の少なくとも１つを含む。

【0257】

本発明の別の実施例において、前記参照信号は、復調参照信号、測定参照信号、位相トラッキング参照信号（Ｐｈａｓｅ Ｔｒａｃｋｉｎｇ Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ Ｓｉｇｎａｌ、ＰＴＲＳ）、トラッキング用の測定参照信号（ＣＳＩ－ＲＳ ｆｏｒ Ｔｒａｃｋｉｎｇ、ＴＲＳ）、復調参照信号に対応するチャネルの少なくとも１つを含む。

【0258】

前記ＱＣＬ参照信号および前記第２信号の少なくとも１つは、測定参照信号、トラッキング用の測定参照信号、同期信号の少なくとも１つを含む。

【0259】

本発明の別の実施例において、前記参照信号のＱＣＬ参照信号および前記第２信号の少なくとも１つがトラッキング参照信号である場合、前記トラッキング参照信号の周波数領域のスパンは周波数領域のスパンＹ以上であり、ここで、前記周波数領域のスパンＹは、
前記トラッキング参照信号の周期が第１周期セットに属す場合、前記Ｙはｍｉｎ（５２ＰＲＢ、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応する周波数領域のスパン）であるという方式と、
前記トラッキング参照信号の周期が第１周期セットに属しない場合、前記Ｙは前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応する周波数領域のスパンであるという方式と、
の少なくとも１つにより取得される。

【0260】

ここで、前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応する周波数領域のスパンは、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する帯域幅パートに含まれる周波数領域リソースブロックセットと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つが占有した周波数領域リソースブロックセット内の最も高いインデックス周波数領域リソースブロックと最も高いインデックスリソースブロックとの間の周波数領域リソースブロックセットと、
の１つを含む。

【0261】

本発明の別の実施例において、前記第１周期セットは、１０ミリ秒のような周期を含む。

【0262】

本発明の別の実施例において、前記第２プリセットルールは、
関連の空間受信フィルタパラメータのＱＣＬ参照信号を含む伝送設定指示情報が１つもなく、且つ制御シグナリングに前記参照信号のＱＣＬ参照信号情報が担持されている場合、前記参照信号のＱＣＬ参照信号は、前記参照信号を担持しているＱＣＬ参照信号情報に基づいて取得されることと、
関連の空間受信フィルタパラメータのＱＣＬ参照信号を含む伝送設定指示情報が１つもなく、且つ制御シグナリングに前記参照信号のＱＣＬ参照信号情報が担持されていない場合、前記参照信号のＱＣＬ参照信号は、前記参照信号をスケジューリングする制御チャネルのＱＣＬ参照信号に基づいて取得されることと、
関連の空間受信フィルタパラメータのＱＣＬ参照信号を含む伝送設定指示情報が１つもなく、且つ制御シグナリングに前記参照信号のＱＣＬ参照信号情報が担持されていない場合、前記参照信号のＱＣＬ参照信号は、通信ノードがランダムアクセスで選択した参照信号に基づいて取得されることと、
所定の周波数領域の帯域幅グループに、関連の空間受信フィルタパラメータのＱＣＬ参照信号を含む伝送設定指示情報が１つもなく、且つ制御シグナリングに前記参照信号のＱＣＬ参照信号情報が担持されている場合、前記参照信号のＱＣＬ参照信号は、前記参照信号を担持しているＱＣＬ参照信号情報に基づいて取得されることと、
所定の周波数領域の帯域幅グループに、関連の空間受信フィルタパラメータのＱＣＬ参照信号を含む伝送設定指示情報が１つもなく、且つ制御シグナリングに前記参照信号のＱＣＬ参照信号情報が担持されていない場合、前記参照信号のＱＣＬ参照信号は、前記参照信号をスケジューリングする制御チャネルのＱＣＬ参照信号に基づいて取得されることと、
所定の周波数領域の帯域幅グループに、関連の空間受信フィルタパラメータのＱＣＬ参照信号を含む伝送設定指示情報が１つもなく、且つ制御シグナリングに前記参照信号のＱＣＬ参照信号情報が担持されていない場合、前記参照信号のＱＣＬ参照信号は、通信ノードがランダムアクセスで選択した参照信号に基づいて取得されることと、
の少なくとも１つを含み、
前記制御シグナリングは物理層制御チャネルに含まれている。

【0263】

本発明の別の実施例において、前記シグナリング情報および第１プリセットルールの少なくとも１つに基づいて参照信号情報を確定し、参照信号情報ポートが第２プリセットルールを満たす必要があることは、
制御シグナリングにＱＣＬ参照信号指示情報が含まれていない場合、前記第１プリセットルールが、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと制御チャネルに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第９周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満たす場合、前記参照信号のＱＣＬ参照信号は、制御チャネルＱＣＬ参照信号に基づいて取得されることと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと制御チャネルの位置する第１１周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満たす場合、前記参照信号のＱＣＬ参照信号は、制御チャネルのＱＣＬ参照信号に基づいて取得されることと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと前記制御チャネルに関連する１クラスのＱＣＬパラメータのＱＣＬ参照信号の位置する第９周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満たさない場合、制御チャネルと前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つとの間の時間間隔は、所定の閾値よりも小さいことと、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つの位置する第５周波数領域リソースと制御チャネルの位置する第１１周波数領域リソースとの間が第５プリセット条件を満たさない場合、制御チャネルと前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つとの間の時間間隔は、所定の閾値よりも小さいことと、
の少なくとも１つを含むことを含み、
前記制御チャネルは、前記参照信号をスケジューリングする制御チャネルであり、前記制御シグナリングの少なくとも１つは、前記制御チャネルで伝送される。

【0264】

本発明の別の実施例において、２つの周波数領域リソースが第５プリセット条件を満たすことは、
２つの周波数領域リソースの差セットが空であることと、
２つの周波数領域リソースに含まれる周波数領域のスパンの差分値が所定値よりも小さいことと、
そのうちの一方の周波数領域リソースが他方の周波数領域リソースに属することと、
２つの周波数領域リソースの共通部分が空ではないことと、
２つの周波数領域リソースのサブキャリア間隔が同じであることと、
の少なくとも１つを含む。

【0265】

本発明の別の実施例において、前記１クラスのＱＣＬパラメータは、
前記１クラスのＱＣＬパラメータに、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、平均利得というパラメータの少なくとも１つが含まれていることと、
前記１クラスのＱＣＬパラメータに空間受信フィルタパラメータが含まれていないことと、
の少なくとも１つを満たす。

【0266】

本発明の別の実施例において、前記チャネル、信号および制御チャネルエレメントの少なくとも１つの位置する周波数領域リソースは、
前記チャネルおよび信号の少なくとも１つの位置するコンポーネントキャリアと、
前記チャネルおよび信号の少なくとも１つの位置するコンポーネントキャリアの帯域幅パートと、
前記チャネルおよび信号の少なくとも１つが占有した周波数領域リソースブロックセットと、
前記チャネルおよび信号の少なくとも１つが占有した周波数領域リソースブロックセットに対応する周波数領域のスパンと、
の少なくとも１つを含む。

【0267】

本発明の別の実施例において、前記参照信号情報ポートが第２プリセットルールを満たす必要があることは、
前記制御シグナリングには、参照信号インデックスおよび帯域幅パートインデックス情報を含む伝送設定指示情報が含まれ、前記帯域幅パートインデックス情報は、前記参照信号インデックスの位置する１つのｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇに設定された帯域幅パートインデックスに属すことを含む。

【0268】

本発明の別の実施例において、前記参照信号情報ポートが第２プリセットルールを満たす必要があることは、
前記制御シグナリングに１つ以上のｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇ設定情報が含まれ、前記１つ以上のｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇに同じＣＳＩ－ＲＳ ＩＤが含まれている場合、前記１つ以上のｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｉｎｇに設定された帯域幅パートインデックスは同じであり、前記１つ以上のｒｅｓｏｕｒｃｅ ｓｅｔｔｉｎｇは１つのＣＣに属すことと、
基地局が１つの端末のために１つのＣＣの１つのＢＷＰでデータチャネルおよび制御チャネルの少なくとも１つのためにアクティブ化した設定指示情報の最大個数は、端末が報告した１つのＣＣの１つのＢＷＰでサポートされるデータチャネルおよび制御チャネルの少なくとも１つによってアクティブ化される設定指示情報の最大個数を超えないことと、
基地局が１つの端末のために１つのＣＣの１つのＢＷＰでデータチャネルおよび制御チャネルの少なくとも１つのためにアクティブ化した設定指示情報の最大個数は、ｍａｘ（ｍａｘＮｕｍｂｅｒＡｃｔｉｖｅＴＣＩ－ＰｅｒＢＷＰ，ｓｉｚｅ（ｑ０）＋１）に基づいて確定され、ｓｉｚｅ（ｑ０）はビーム失敗検出参照信号セットｑ０に含まれる参照信号個数であり、ｍａｘＮｕｍｂｅｒＡｃｔｉｖｅＴＣＩ－ＰｅｒＢＷＰは、端末が報告した１つのＣＣの１つのＢＷＰでサポートされるデータチャネルおよび制御チャネルの少なくとも１つによってアクティブ化される設定指示情報の最大個数であることと、
の少なくとも１つを含む。

【0269】

本発明の別の実施例において、前記基地局が１つの端末のために１つのＣＣの１つのＢＷＰでデータチャネルおよび制御チャネルの少なくとも１つのためにアクティブ化した設定指示情報の個数を計算する場合、
ＣＯＥＲＳＥＴ０のＴＣＩ ｓｔａｔｅと、
ＣＯＥＲＳＥＴ０のＱＣＬ参照信号と、
ＣＯＲＥＳＥＴ－ＢＦＲのＱＣＬ参照信号と、
の少なくとも１つを含まない。

【0270】

本発明の別の実施例において、端末が報告した１つのＣＣの１つのＢＷＰでサポートされるデータチャネルおよび制御チャネルの少なくとも１つによってアクティブ化される設定指示情報の最大個数が１である場合、以下の形態の少なくとも１つを採用する。

【0271】

形態１：ビーム失敗を検出してから基地局のＰＤＣＣＨに対する再設定を受信する前に、アクティブ化される設定指示情報の最大個数は２つであり、他の時間帯でアクティブ化される設定指示情報の最大個数は１つである。

【0272】

形態２：アクティブ化される設定指示情報の最大個数が、ｍａｘ（ｍａｘＮｕｍｂｅｒＡｃｔｉｖｅＴＣＩ－ＰｅｒＢＷＰ、ｓｉｚｅ（ｑ０）＋１）に基づいて確定され、ただし、ｓｉｚｅ（ｑ０）はビーム失敗検出参照信号セットｑ０に含まれる参照信号個数である。

【0273】

形態３：端末にＢＦＲパラメータを設定した後、または端末が報告した能力情報がＢＦＲ機能をサポートする場合、端末が報告したｍａｘＮｕｍｂｅｒＡｃｔｉｖｅＴＣＩ－ＰｅｒＢＷＰ情報は１であり得ない。

【0274】

形態４：ビーム失敗を検出した後の所定のタイミングから基地局のＰＤＣＣＨに対する再設定を受信する前に、全てのＣＯＲＥＳＥＴ／全ての固有ＣＯＲＥＳＥＴのＱＣＬ参照信号を、端末が報告した新たな参照信号に更新する。

【0275】

本発明の別の実施例において、前記シグナリング情報および第１プリセットルールの少なくとも１つに基づいて参照信号情報を確定し、参照信号情報ポートが第２プリセットルールを満たす必要があり、前記第１ルールは、
前記参照信号をスケジューリングする制御チャネルと前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つとが異なる周波数領域の帯域幅にある場合、前記参照信号をスケジューリングする制御チャネルと前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つとの間の時間間隔は、所定の閾値以上でることと、
端末が報告した能力情報１に対応する時間間隔の長さが能力情報２に対応する時間間隔の長さよりも大きく、能力情報１は、ＢＷＰ切替時のＰＤＣＣＨからＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳまでの間の最小時間間隔を表し、能力情報２は、端末がＰＤＣＣＨで指示されたＴＣＩ情報をＰＤＳＣＨ／ＡＰ－ＣＳＩ－ＲＳの受信に使用するために必要な最小時間間隔を表すことと、
の少なくとも１つを含む。

【0276】

本発明の別の実施例において、前記所定の閾値は、
報告された能力情報と、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応するサブキャリア間隔と、
報告された能力情報に対応するサブキャリア間隔と、
前記参照信号をスケジューリングする制御チャネルに対応するサブキャリア間隔と、
前記第５プリセット特徴を満たす制御チャネルエレメントに対応するサブキャリア間隔と、
時間間隔の計算時に採用されるサブキャリア間隔と、
の少なくとも１つの情報により取得される。

【0277】

本発明の別の実施例において、前記時間間隔は、
前記参照信号をスケジューリングする制御チャネルに対応するサブキャリア間隔と、
前記参照信号に対応するチャネルおよび信号の少なくとも１つに対応するサブキャリア間隔と、
所定の閾値の計算時に採用されるサブキャリア間隔と、
の少なくとも１つの情報により取得される。

【0278】

本発明の別の実施例は、
シグナリング情報および第１プリセットルールの少なくとも１つに基づいて参照信号情報を確定するように構成され、参照信号情報ポートが第２プリセットルールを満たす必要がある確定モジュールと、
前記参照信号情報に基づき、参照信号、前記参照信号に対応するチャネル、および前記参照信号に対応する信号の少なくとも１つを伝送するように構成される第２伝送モジュールと、
を備える参照信号の伝送装置を提出する。

【0279】

上記参照信号の伝送装置は、前述した実施例の参照信号の伝送方法の実現過程と同じであり、ここでは説明を省略する。

【0280】

本発明の別の実施例は、プロセッサと、命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体とを備えるＱＣＬ参照信号の確定装置であって、前記命令が前記プロセッサにより実行されると、上記いずれかの参照信号の伝送方法を実現する参照信号の伝送装置を提出する。

【0281】

本発明の別の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、上記いずれかの参照信号の伝送方法のステップを実現するコンピュータ可読記憶媒体を提出する。

【0282】

当業者であれば、上記開示された方法における全てまたは一部のステップ、システム、装置における機能モジュール／ユニットは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアおよびその適当な組み合わせとして実施できることが理解され得る。ハードウェアの実施形態において、上記説明に言及された機能モジュール／ユニットの間での区分は、必ずしも物理コンポーネントの区分に対応するとは限らない。例えば、１つの物理コンポーネントは複数の機能を有してもよいし、または１つの機能もしくはステップは、複数の物理コンポーネントにより協働して実行されてもよい。いくつかのコンポーネントまたは全てのコンポーネントは、デジタル信号プロセッサまたはマイクロプロセッサのようなプロセッサにより実行されるソフトウェアとして実施されてもよいし、ハードウェアとして実施されてもよいし、特定用途向け集積回路のような集積回路として実施されてもよい。このようなソフトウェアはコンピュータ可読媒体に分布されてもよく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体（または非一時的媒体）および通信媒体（または一時的媒体）を含んでもよい。当業者に周知のように、コンピュータ記憶媒体という用語は、情報（例えば、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータ）を記憶するための任意の方法または技術で実施される揮発性および不揮発性、取り外し可能および取り外し不可な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、ＣＤ－ＲＯＭ、デジタル多機能ディスク（ＤＶＤ）または他の光ディスクメモリ、磁気カートリッジ、磁気テープ、磁気ディスクメモリまたは他の磁気記憶装置、あるいは、所望の情報を記憶するために用いられてコンピュータによりアクセス可能な任意の他の媒体を含んでもよいが、これらに限定されない。また、当業者に周知のように、通信媒体は、通常、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはキャリアもしくは他の伝送メカニズムのような変調データ信号内の他データを含み、且つ、任意の情報伝達媒体を含んでもよい。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】