(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-08
(45)【発行日】2023-11-16
(54)【発明の名称】多段式磁化水生成装置
(51)【国際特許分類】
C02F 1/48 20230101AFI20231109BHJP
【FI】
C02F1/48 A
(21)【出願番号】P 2022532046
(86)(22)【出願日】2020-11-27
(86)【国際出願番号】 KR2020017138
(87)【国際公開番号】W WO2021112506
(87)【国際公開日】2021-06-10
【審査請求日】2022-05-27
(31)【優先権主張番号】10-2019-0158326
(32)【優先日】2019-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522211689
【氏名又は名称】イ,サン フン
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ,サン フン
【審査官】高橋 成典
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-1515330(KR,B1)
【文献】特開2007-021424(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-1953863(KR,B1)
【文献】特開2001-025771(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C02F 1/46 - 1/48
B01J 10/00 - 12/02
14/00 - 19/32
B05B 1/00 - 3/18
7/00 - 9/08
A47K 3/02 - 4/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(110)、
ハウジング(110)の上段に構成されてハウジング(110)の内部に水が流入するようにする流入ギャップ(120)、
ハウジング(110)の内部に構成されて流入ギャップ(120)を通じて流入する水により回転されながら水を回転させる回転体(130)、
回転体(130)に構成されて回転される水と接触されて水を磁化させる複数個の磁石(140)、及び
ハウジング(110)の下段に構成されて磁化された水が外部に排出されるようにする排出ギャップ(150)を含
み、
流入ギャップ(120)と排出ギャップ(150)との間に、
ハウジング(110)、回転体(130)及び磁石(140)が複数個積層されて、最も上段部に位置したハウジングを除いた残りのハウジングの上段に構成されて上層のハウジングから下層のハウジング内部に水が流入するようにする流入カバー体(160)を含むことを特徴とする多段式磁化水生成装置。
【請求項2】
複数個の回転体(130)は上層と下層が相互間逆回転されることを特徴とする
請求項1に記載の多段式磁化水生成装置。
【請求項3】
流入ギャップ(120)は、
ハウジング(110)の上段をカバーして所定の空間を提供する流入ギャップボディー(121)、
流入ギャップボディー(121)の上段に延長形成されて水が流入ギャップボディー(121)の内部に流入するようにする流入結合段(122)、
流入ギャップボディー(121)の下面を閉鎖する流入ギャップパネル(123)、
流入ギャップパネル(123)の下面中心部に形成されてハウジング(110)の内部に位置する回転体(130)の上部が回転可能に構成されるようにする回転結合具(124)、及び
流入ギャップパネル(123)の上面から下面に向かって貫通形成されて
流入ギャップパネル(123)の上面から下面を通じててハウジング(110)内部に水が斜めの角度で流入するようにして回転体(130)が回転されるようにする複数個の吐水孔(125)を含むことを特徴とする請求項1
に記載の多段式磁化水生成装置。
【請求項4】
回転体(130)は、
上下面が開口された筒体構造を有する回転体ボディ(131a)、
回転体ボディ(131a)の内周面に構成されて下面が開口された筒体構造を有して内部に磁石(140)が装着収容される複数個の磁石装着具(132a)、
磁石装着具(132a)の上面に突出形成されてハウジング(110)内部に流入する水の水圧により回転体ボディ(131a)が回転されるようにする複数個の回転翼(133a)、
回転体ボディ(131a)の外周面に一定間隔で凹凸形成される回転凹凸(134a)、
磁石装着具(132a)の上面中心部に突出形成されて回転体ボディ(131a)がハウジング(110)の内部空間に回転可能に据え置きされるようにする上部据え置き突起(135a)、
回転体ボディ(131a)と磁石装着具(132a)の断面に対応された形状を有して、回転体ボディ(131a)と磁石装着具(132a)の下部に装着される仕上げケース(136a)、及び
仕上げケース(136a)の下面に突出形成されて回転体ボディ(131a)がハウジング(110)の内部空間に回転可能に据え置きされるようにする下部据え置き突起(137a)を含むことを特徴とする請求項1
に記載の多段式磁化水生成装置。
【請求項5】
回転体(130)は、
上下面が開口された筒体構造を有する回転体ボディ(131b)、
回転体ボディ(131b)の内周面に構成されるスポーク(132b)、
回転体ボディ(131b)の内周面に沿って下面が開口された筒体構造を有して形成されて内部に磁石(140)が装着収容される複数個の磁石装着具(133b)、
スポーク(132b)の上面に突出形成されてハウジング(110)内部に流入する水の水圧により回転体ボディ(131b)が回転されるようにする複数個の回転翼(134b)、
回転体ボディ(131b)の外周面に一定間隔で凹凸形成される回転凹凸(135b)、
スポーク(132b)の上面中心部に突出形成されて回転体ボディ(131b)がハウジング(110)の内部空間に回転可能に据え置きされるようにする上部据え置き突起(136b)、
回転体ボディ(131b)と磁石装着具(133b)の断面に対応された形状を有して回転体ボディ(131b)と磁石装着具(133b)の下部に装着される仕上げケース(137b)、及び
回転体ボディ(131b)の中心に該当するスポーク(132b)の下面中心部に突出形成されて回転体ボディ(131b)がハウジング(110)の内部空間に回転可能に据え置きされるようにする下部据え置き突起(138b)を含むことを特徴とする請求項1
に記載の多段式磁化水生成装置。
【請求項6】
回転体(130)は、
上面が閉鎖されて下面が開口された板体構造を有する回転体ボディ(131c)、
回転体ボディ(131c)の下面内部空間
に該当されて磁石(140)が装着収容される磁石装着具(132c)、
回転体ボディ(131c)の上面に突出形成されてハウジング(110)内部に流入する水の水圧により回転体ボディ(131c)が回転されるようにする複数個の回転翼(133c)、
回転体ボディ(131c)の外周面に一定間隔で凹凸形成される回転凹凸(134c)、
回転体ボディ(131c)の上面中心部に突出形成されて回転体ボディ(131c)がハウジング(110)の内部空間に回転可能に据え置きされるようにする上部据え置き突起(135c)、
回転体ボディ(131c)の下面に対応された形状を有して磁石装着具(132c)をカバーしながら回転体ボディ(131c)の下面に結合される仕上げケース(136c)、及び
仕上げケース(136c)の下面中心部に突出形成されて回転体ボディ(131c)がハウジング(110)の内部空間に回転可能に据え置きされるようにする下部据え置き突起(137c)を含むことを特徴とする請求項1
に記載の多段式磁化水生成装置。
【請求項7】
磁石(140)
は、
N極とS極が上下面に分割着磁された棒磁石またはブロック形状の磁石及びパネル形状の磁石のうち何れかの1つであることを特徴とする
請求項1又は2に記載の多段式磁化水生成装置。
【請求項8】
排出ギャップ(150)は、
ハウジング(110)の下段をカバーして所定の空間を提供する排出ギャップボディー(151)、
排出ギャップボディー(151)の下段に延長形成されて磁化された水が排出ギャップボディー(151)の外部に排出されるようにする排出結合段(152)、
排出ギャップボディー(151)の上面を閉鎖する排出ギャップパネル(153)、
排出ギャップパネル(153)の上面中心部に形成されてハウジング(110)の内部に位置する回転体(130)の下部が回転可能に構成されるようにする回転結合具(154)、及び
排出ギャップパネル(153)の上面から下面に向かって貫通形成されて
排出ギャップパネル(153)の上面から下面を通じてハウジング(110)外部に磁化された水が排出されるようにする複数個の排出孔(155)を含むことを特徴とする請求項1
に記載の多段式磁化水生成装置。
【請求項9】
流入カバー体(160)は、
ハウジング(110)の上段をカバーする流入パネル(161)、
流入パネル(161)の下面中心部に形成されてハウジング(110)の内部に位置する回転体(130)の上部が回転可能に構成されるようにする下部回転結合具(162)、
流入パネル(161)の上面から下面に向かって貫通形成されて、流入パネル(161)の上面から下面を通じてハウジング(110)内部に水が斜めの角度で流入するようにして回転体(130)が回転されるようにする複数個の吐水孔(163)、及び
流入パネル(161)の上面中心部に形成されて回転体(130)下部が回転可能に構成されるようにする上部回転結合具(164)を含むことを特徴とする
請求項1に記載の多段式磁化水生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は多段式磁化水生成装置に関し、より詳細には、浄水器やシャワーなどの水道栓や消火栓などに連結されて水を回転させながら磁化が実施されるようにして、磁化水を生成できる磁化水生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、磁化とは物体が磁性を有する現象を意味するが、磁化水は水自体が磁性を有するようになることを意味しない。即ち、磁場によって水の分子の配列が変わり、通常の水と異なる分子構造を有することを意味し、磁場によってその分子構造が特異な構造に変形され水を指す。但し、このような特性は持続的に維持されず、一定期間維持されて、元の状態に還元される。
【0003】
磁場の磁気力線はN極からS極につながり、このような磁場を水が直角方向に通過する場合、磁気力線の方向により直角に起電力が生じて微細電流が流れるようになる。この時、水の分子は普通互いにくっついてクラスター(cluster)を形成している。
【0004】
この状態で、強力な磁場が形成されれば、水の分子はプラス(+)極性を有する水素イオンとマイナス極性を有する水酸化イオンが互いにくっついて回転及び振動などの運動を起こし、微粒子化及び活性化される。
【0005】
磁化水生成装置は、水が磁場を通過する時に水素イオンと水酸化イオンの結合が分離と再結合の過程を経て水の分子が小さくなる原理を用いて磁化されるようにするもので、水の分子を細密化して殺菌効果を発生させて、水道管などのスケールまたはサビなどを除去するか、油気を除去する効果を提供する。
【0006】
従って、水を磁石の磁場中に通過させれば水の分子構造がイオン活性化されて六角構造を有する磁化水に変わるようになり、このような磁石を用いる磁化水生成装置は生活用水、スマート農業及び消防分野などで広く活用される。
【0007】
しかしながら、従来の磁化水生成装置は、単純にハウジングの内部に磁石を備えて水が瞬間的にハウジングを通過しながら磁石により磁化される方式を有するため、磁石と接触及び露出する水の量が少なく結局磁化効率が大きく低下するという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、浄水器やシャワー、水道栓、消火栓などに連結使用でき、農業用及びスマートファーム用システム、産業用などその他多様に連結されて水を正回転させてまた逆回転させながら磁化が実施されるようにして磁化水を生成できる多段式磁化水生成装置を提供することである。
【0009】
また、本発明の目的は、水を回転させて磁石が装着された回転体が多段に積層されて、相互間逆回転されて相互間対面される磁石が斥力及び引力を有しながら複雑な磁気力線を生成して磁化効率が向上するようにできる多段式磁化水生成装置を提供することである。
【0010】
一方、本発明の目的は、前述した目的に制限されず、述べてない他の目的は下記の記載から当業者に明確に分かるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明による多段式磁化水生成装置は、ハウジング、ハウジングの上段に構成されてハウジングの内部に水が流入するようにする流入ギャップ、ハウジングの内部に構成されて流入ギャップを通じて流入する水によって回転されながら水を回転させる回転体、回転体に構成されて回転される水と接触されて水を磁化させる複数個の磁石、及びハウジングの下段に構成されて磁化された水が外部に排出されるようにする排出ギャップを含むことを特徴とする。
【0012】
多段式磁化水生成装置は、流入ギャップと排出ギャップとの間に、ハウジング、回転体及び磁石が複数個積層されて、最も上段部に位置するハウジングを除いた残りのハウジングの上段に構成されて上層のハウジングから下層のハウジング内部に水が流入するようにする流入カバー体を含むことを特徴とする。
【0013】
複数個の回転体は、上層と下層が相互間逆回転されることを特徴とする。
【0014】
回転体は、上下面が開口された筒体構造を有する回転体ボディ、回転体ボディの内周面に構成されて下面が開口された筒体構造を有し、内部に磁石が装着収容される複数個の磁石装着具、磁石装着具の上面に突出形成されてハウジング内部に流入する水の水圧により回転体ボディが回転されるようにする複数個の回転翼、回転体ボディの外周面に一定間隔で凹凸形成される回転凹凸、磁石装着具の上面中心部に突出形成されて回転体ボディがハウジングの内部空間に回転可能に据え置きされるようにする上部据え置き突起、回転体ボディと磁石装着具の断面に対応された形状を有し、回転体ボディと磁石装着具の下部に装着される仕上げケース、及び仕上げケースの下面に突出形成されて回転体ボディがハウジングの内部空間に回転可能に据え置きされるようにする下部据え置き突起を含むことを特徴とする。
【0015】
回転体は、上下面が開口された筒体構造を有する回転体ボディ、回転体ボディの内周面に構成されるスポーク、回転体ボディの内周面に沿って下面が開口された筒体構造を有して形成されて内部に磁石が装着収容される複数個の磁石装着具、スポークの上面に突出形成されてハウジング内部に流入する水の水圧によって回転体ボディが回転されるようにする複数個の回転翼、回転体ボディの外周面に一定間隔で凹凸形成される回転凹凸、スポークの上面中心部に突出形成されて回転体ボディがハウジングの内部空間に回転可能に据え置きされるようにする上部据え置き突起、回転体ボディと磁石装着具の断面に対応された形状を有して回転体ボディと磁石装着具の下部に装着される仕上げケース、及び回転体ボディの中心に該当するスポークの下面中心部に突出形成されて回転体ボディのがハウジングの内部空間に回転可能に据え置きされるようにする下部据え置き突起を含むことを特徴とする。
【0016】
回転体は、上面が閉鎖されて下面が開口された板体構造を有する回転体ボディ、回転体ボディの下面内部空間該当されて磁石が装着収容される磁石装着具、回転体ボディの上面に突出形成されてハウジング内部に流入する水の水圧により回転体ボディが回転されるようにする複数個の回転翼、回転体ボディの外周面に一定間隔で凹凸形成される回転凹凸、回転体ボディの上面中心部に突出形成されて回転体ボディがハウジングの内部空間に回転可能に据え置きされるようにする上部据え置き突起、回転体ボディの下面に対応された形状を有して磁石装着具をカバーしながら回転体ボディの下面に結合される仕上げケース、及び仕上げケースの下面中心部に突出形成されて回転体ボディがハウジングの内部空間に回転可能に据え置きされるようにする下部据え置き突起を含むことを特徴とする。
【0017】
磁石は、N極やS極のうちいずれかの1つの極性を有するか、N極とS極が上下面に分割着磁された棒磁石またはブロック形状の磁石及びパネル形状の磁石のうちいずれかの1つであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、浄水器やシャワー、水道栓、消火栓などに連結使用でき、農業用及びスマートファーム用システム、産業用などその他多様に連結されて水を正回転させてまた逆回転させながら磁化が実施されて、磁化水を生成することができる。
【0019】
また、水を回転させて磁石を有する磁化水生成手段が多段に積層されて相互間逆回転されて相互間対面される磁石が斥力及び引力を有しながら複雑な磁気力線を生成して磁化効率が向上するようにできる。
【0020】
一方、本発明の効果は前述の効果に制限されず、他の効果は請求範囲の記載から当業者に明確に分かるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の多段式磁化水生成装置を上方から見た斜視図である。
【
図2】本発明の多段式磁化水生成装置を下方から見た斜視図である。
【
図5】本発明の磁化水生成装置の回転体の第1実施例の図面である。
【
図6】本発明の磁化水生成装置の回転体の第1実施例の図面である。
【
図7】本発明の磁化水生成装置の回転体の第2実施例の図面である。
【
図8】本発明の磁化水生成装置の回転体の第2実施例の図面である。
【
図9】本発明の磁化水生成装置の回転体の第3実施例の図面である。
【
図10】本発明の磁化水生成装置の回転体の第3実施例の図面である。
【
図11】
図5の磁化水生成装置を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施例について詳細に説明する。
【0023】
図1乃至
図11に示すように、本発明の好ましい実施例による多段式磁化水生成装置は、筒体構造を有するハウジング(110)、ハウジング(110)の上段に結合構成されてハウジング(110)の内部に水が流入する流入ギャップ(120)、ハウジング(110)の内部に構成されて流入ギャップ(120)を通じて流入する水により回転されながら水を回転させる回転体(130)、回転体(130)に装着可能に構成されて回転される水と接触されて水を磁化させる複数個の磁石(140)及びハウジング(110)の下段に結合構成されて磁化された水が外部に排出される排出ギャップ(150)などを含む。
【0024】
ここで、本発明の磁化水生成装置は、流入ギャップ(120)と排出ギャップ(150)との間に、前述のような構成を有するハウジング(110)、回転体(130)及び磁石(140)が連続的に積層される構成を有することができ、この時、最も上段部に位置するハウジングを除いた残りのハウジングの上段には上層のハウジングから下層のハウジング内部に水が流入する流入カバー体(160)がさらに構成される。
【0025】
また、前述のように、回転体(130)が連続的に積層される場合、流入カバー体(160)によりハウジング(110)に流入する水の流入方向が上層に対して逆方向に回転されることを通じて、磁化効率が極大化できる。
【0026】
ハウジング(110)は、筒体構造を有して上段に流入カバー体(160)または流入ギャップ(120)が結合されて内部に回転体(130)と磁石(140)が位置するハウジング部材として、上段と下段が開放された筒体構造を有するハウジング本体を含む。
【0027】
流入ギャップ(120)は、ハウジング(110)の上段に結合構成されてハウジング(110)の内部に水が流入する部材として、ハウジング(110)の上段をカバーして所定の空間を提供するキャップ形状の流入ギャップボディー(121)、流入ギャップボディー(121)の上段に延長形成されて水流入管に脱着可能に結合されて水が流入ギャップボディー(121)の内部に流入する流入結合段(122)、流入ギャップボディー(121)の下面を閉鎖する流入ギャップパネル(123)、流入ギャップパネル(123)の下面中心部に形成されてハウジング(110)の内部に位置する回転体(130)の上部が回転可能に構成される回転結合具(124)及び流入ギャップパネル(123)の上面から下面に向かって貫通形成されて流入ギャップパネル(123)の上面から下面を通じてハウジング(110)内部に水が斜めの角度、さらに好ましくは、45度角度で流入するようにして回転体(130)が水の圧力により回転される複数個の吐水孔(125)などを含む。
【0028】
回転体(130)は、ハウジング(110)の内部に構成されてハウジング(110)内部に流入する水により回転されながら水を回転させる回転部材として、
図5と
図6に示すように、ハウジング(110)の内部に位置して上下面が開口された筒体構造を有する回転体ボディ(131a)、回転体ボディ(131a)の内周面にスポーク形状に構成されて下面が開口された筒体構造を有して内部に磁石(140)が装着収容される空間を提供する複数個の磁石装着具(132a)、磁石装着具(132a)の上面に突出形成されて吐水孔(125)または後述する吐水孔(163)を通じてハウジング(110)内部に流入する水の水圧により回転体ボディ(131a)が回転される複数個の回転翼(133a)、回転体ボディ(131a)の外周面に一定間隔で凹凸形成されて回転体ボディ(131a)の回転時回転体ボディ(131a)とハウジング(110)の内周面との間の空間に流入及び移動する水が回転される回転凹凸(134a)、回転体ボディ(131a)の中心に該当する磁石装着具(132a)の上面中心部に突出形成されて流入ギャップ(120)の回転結合具(124)または後述する流入カバー体(160)の下部回転結合具(162)に係止挿入されて回転体ボディ(131a)がハウジング(110)の内部空間に回転可能に据え置きされる上部据え置き突起(135a)、回転体ボディ(131a)と磁石装着具(132a)の断面に対応された形状を有して回転体ボディ(131a)と磁石装着具(132a)の下部に装着されて磁石(140)が磁石装着具(132a)の内部に収容されるようにして水が排水される仕上げケース(136a)及び仕上げケース(136a)の下面に突出形成されて排出ギャップ(150)の回転結合具(154)または後述する流入カバー体(160)の上部回転結合具(164)に係止挿入されて回転体ボディ(131a)がハウジング(110)の内部空間に回転可能に据え置きされる下部据え置き突起(137a)などを含む。
【0029】
ここで、回転翼(133a)は、吐水孔(125)または後述する吐水孔(163)から噴射される水が直接接触される部分に水の水圧がより強く伝えられるように端の部位がカーブ構造を有することが良く、これを通じて、端の部位に水接触時に水が回転翼(133a)の一面に沿ってそのまま滑りながら流れず、カーブ構造により水の流れに干渉が発生して、結局水の水圧が回転翼(133a)に損失なく伝えられる。
【0030】
一方、回転体(130)は、ハウジング(110)の内部に構成されてハウジング(110)内部に流入する水により回転されながら水を回転させる回転部材として、
図7と
図8に示すように、ハウジング(110)の内部に位置して上下面が開口された筒体構造を有する回転体ボディ(131b)、回転体ボディ(131b)の内周面にスポーク形状に構成されるスポーク(132b)、回転体ボディ(131b)の内周面に沿って下面が開口された筒体構造を有して形成されて内部に磁石(140)が装着収容される空間を提供する複数個の磁石装着具(133b)、スポーク(132b)の上面に突出形成されて吐水孔(125)または後述する吐水孔(163)を通じてハウジング(110)内部に流入する水の水圧により回転体ボディ(131b)が回転される複数個の回転翼(134b)、回転体ボディ(131b)の外周面に一定間隔で凹凸形成されて回転体ボディ(131b)の回転時回転体ボディ(131b)とハウジング(110)の内周面との間の空間に流入及び移動する水が回転される回転凹凸(135b)、回転体ボディ(131b)の中心に該当するスポーク(132b)の上面心部に突出形成されて流入ギャップ(120)の回転結合具(124)または後述する流入カバー体(160)の下部回転結合具(162)に係止挿入されて回転体ボディ(131b)がハウジング(110)の内部空間に回転可能に据え置きされる上部据え置き突起(136b)、回転体ボディ(131b)と磁石装着具(133b)の断面に対応された形状を有して回転体ボディ(131b)と磁石装着具(133b)の下部に装着されて磁石(140)が磁石装着具(133b)の内部に収容されるようにして水が排水される仕上げケース(137b)及び回転体ボディ(131b)の中心に該当するスポーク(132b)の下面中心部に突出形成されて排出ギャップ(150)の回転結合具(154)または後述する流入カバー体(160)の上部回転結合具(164)に係止挿入されて回転体ボディ(131b)がハウジング(110)の内部空間に回転可能に据え置きされる下部据え置き突起(138b)などを含む。
【0031】
ここで、回転翼(134b)は、吐水孔(125)または後述する吐水孔(163)から噴射される水が直接接触される部分に水の水圧がより強く伝えられるように端の部位がカーブ構造を有することが良く、これを通じて、端の部位に水接触時に水が回転翼(134b)の一面に沿ってそのまま滑りながら流れず、カーブ構造により水の流れに干渉が発生して、結局水の水圧が回転翼(134b)に損失なく伝えられる。
【0032】
一方、回転体(130)は、ハウジング(110)の内部に構成されてハウジング(110)内部に流入する水により回転されながら水を回転させる回転部材として、
図9と
図10に示すように、ハウジング(110)の内部に位置して上面が閉鎖されて下面が開口された板体構造を有する回転体ボディ(131c)、回転体ボディ(131c)の下面内部空間該当されて磁石(140)が装着収容される磁石装着具(132c)、回転体ボディ(131c)の上面にスポーク形状に突出形成されて吐水孔(125)または後述する吐水孔(163)を通じてハウジング(110)内部に流入する水の水圧により回転体ボディ(131c)が回転される複数個の回転翼(133c)、回転体ボディ(131c)の外周面に一定間隔で凹凸形成されて回転体ボディ(131c)の回転時回転体ボディ(131c)とハウジング(110)の内周面との間の空間に流入及び移動する水が回転される回転凹凸(134c)、回転体ボディ(131c)の上面中心部に突出形成されて流入ギャップ(120)の回転結合具(124)または後述する流入カバー体(160)の下部回転結合具(162)に係止挿入されて回転体ボディ(131c)がハウジング(110)の内部空間に回転可能に据え置きされる上部据え置き突起(135c)、回転体ボディ(131c)の下面に対応された形状を有し磁石装着具(132c)をカバーしながら回転体ボディ(131c)の下面に結合されて磁石(140)が磁石装着具(132c)の内部に収容される仕上げケース(136c)及び仕上げケース(136c)の下面中心部に突出形成されて排出ギャップ(150)の回転結合具(154)または後述する流入カバー体(160)の上部回転結合具(164)に係止挿入されて回転体ボディ(131c)がハウジング(110)の内部空間に回転可能に据え置きされる下部据え置き突起(137c)などを含む。
【0033】
ここで、回転翼(133c)は、吐水孔(125)または後述する吐水孔(163)から噴射される水が直接接触される部分に水の水圧がより強く伝えられるように端の部位がカーブ構造を有することが良く、これを通じて、端の部位に水接触時に水が回転翼(133c)の一面に沿ってそのまま滑りながら流れず、カーブ構造により水の流れに干渉が発生して、結局水の水圧が回転翼(133c)に損失なく伝えられる。
【0034】
一方、本発明において、回転体(130)は、複数個が多段に連続積層される場合、流入カバー体(160)によりハウジング(110)に流入する水の流入方向が上層に対して逆方向に回転できるように、回転翼のカーブ構造が上層と下層とが対向される構造を有することが良い。
【0035】
磁石(140)は、回転体(130)の磁石装着具に装着可能に構成されて回転される水と接触されて水を磁化させる磁力部材として、回転体ボディの内部、即ち、磁石装着具に容易に収容できるように棒またはブロック形状及び扇形または円板パネル形状のうち何れかの1つを有する磁石で構成されて、一例として、N極やs極のうち何れかの1つの極性を有するかN極とS極が上下面に分割着磁できる。
【0036】
排出ギャップ(150)は、ハウジング(110)の下段に結合構成されてハウジング(110)の内部から磁化された水が排出される部材として、ハウジング(110)の下段をカバーして所定の空間を提供するキャップ形状の排出ギャップボディー(151)、排出ギャップボディー(151)の下段に延長形成されて水排出管に脱着可能に結合されて磁化された水が排出ギャップボディー(151)の外部に排出される排出結合段(152)、排出ギャップボディー(151)の上面を閉鎖する排出ギャップパネル(153)、排出ギャップパネル(153)の上面中心部に形成されてハウジング(110)の内部に位置する回転体(130)の下部が回転可能に構成される回転結合具(154)及び排出ギャップパネル(153)の上面から下面に向かって貫通形成されて排出ギャップパネル(153)の上面から下面を通じてハウジング(110)外部に磁化された水が排出される複数個の排出孔(155)などを含む。
【0037】
一方、流入カバー体(160)は、前記のような構成を有するハウジング(110)、回転体(130)及び磁石(140)が流入ギャップ(120)と排出ギャップ(150)との間に連続的に積層される構成を有する場合、最も上段部に位置するハウジングを除いた残りのハウジングの上段に構成されて流入ギャップ(120)の機能を提供する手段として、ハウジング(110)の上段をカバーする流入パネル(161)、流入パネル(161)の下面中心部に形成されてハウジング(110)の内部に位置する回転体(130)の上部が回転可能に構成される下部回転結合具(162)、流入パネル(161)の上面から下面に向かって貫通形成されて流入パネル(161)の上面から下面を通じてハウジング(110)内部に水が斜めの角度、より好ましくは、45度角度で流入するようにして回転体(130)が水の圧力により回転される複数個の吐水孔(163)及び流入パネル(161)の上面中心部に形成されて上層部に位置したハウジング(110)の回転体(130)下部が回転可能に構成される上部回転結合具(164)などを含む。
【0038】
ここで、流入カバー体(160)は、前述のように、回転体(130)が連続的に積層される場合、上層と下層の回転体(130)が相互間逆回転される構造を有することができるように、吐水孔(163)の噴射角度が上層と下層とが対向される構造を有することが良い。
【0039】
従って、磁化水生成装置によれば、ハウジング(110)の内部に回転体(130)と磁石(140)が回転可能に位置した状態で流入ギャップ(120)や流入カバー体(160)から流入する水の水圧が回転体(130)の回転翼に伝えられて回転体(130)が高速で回転するようになり、回転体(130)の内部に構成された磁石(140)によりハウジング(110)に流入する水が磁化される。
【0040】
ここで、磁化水生成装置は、磁石(140)が棒またはブロック及び円板のうち何れかの1つの形状を有するにことにより、一般的な磁石の使用を可能にして簡単に磁化のための構造を有することができ、磁石(140)が直接回転するによってハウジング(110)空間に磁気力線が非常に複雑に発生する。
【0041】
即ち、本発明によれば、流入ギャップ(120)と排出ギャップ(150)との間に2つ以上のハウジング(110)、回転体(130)及び磁石(140)が流入カバー体(160)を有して連続積層される場合、磁石(140)が相互間対面される極性が斥力を有するように、一例として、
図11に示すように、何れかの1つの磁石がN極-S極を有する棒磁石である場合、それと隣接した上層または下層の磁石はそれぞれS-Nを有する棒磁石に配置されて、ハウジング(110)間の空間には斥力による磁気力線と前記斥力による磁気力線を包みながら引力による磁気力線が形成されて、複雑な磁気力線により該空間に位置した水の分子が前記磁気力線により回転、並進及び振動運動するようになり磁化効率と水のイオン化が最大化できる。
【0042】
また、前述のように、回転体(130)が連続積層されて流入カバー体(160)によりハウジング(110)に流入する水の流入方向が逆方向に交差される構造を有することにより、上層の回転体は正回転されて下層の回転体は逆回転されて磁気力線がより複雑に形成されて、それによる磁化効率が最大化できる。
【0043】
以下、本発明の好ましい実施例による多段式磁化水生成装置の作用について説明する。
【0044】
先ず、流入ギャップ(120)と排出ギャップ(150)がそれぞれ水噴射器の水流入管と水排出管との間に連結される。
【0045】
この状態で、水噴射器の水流入管を通じて流入ギャップ(120)に水が流入すれば、流入ギャップ(120)に結合された一番目のハウジング(110)内部にベルヌーイ原理により強い水圧で水が流入する。
【0046】
ここで、ハウジング(110)内部に流入する水は斜めの角度で流入することにより、ハウジング(110)内部に位置した回転体(130)は水の水圧により回転し、それで、回転体(130)に装着された磁石(140)によりハウジング(110)内部に流入した水が回転しながら磁化される。
【0047】
以後、ハウジング(110)内部で磁化された水が排出ギャップ(150)を通じて水噴射器の水排出管に排出される。
【0048】
一方、流入ギャップ(120)と排出ギャップ(150)との間に2つ以上のハウジング(110)、回転体(130)及び磁石(140)が流入カバー体(160)を有して連続積層された状態で、流入ギャップ(120)と排出ギャップ(150)が、それぞれ水噴射器の水流入管と水排出管との間に連結される。
【0049】
ここで、流入ギャップ(120)と排出ギャップ(150)との間には、
図5乃至
図10に示すように構成を有する3タイプの回転体(130)のうち何れかの1つが連続的に積層されるかまたは各タイプの回転体(130)が規則的であるか非規則的に積層されることができる。
【0050】
この状態で、水噴射器の水流入管を通じて流入ギャップ(120)に水が流入すれば、流入ギャップ(120)に結合された一番目のハウジング(110)内部にベルヌーイ原理により強い水圧で水が流入する。
【0051】
ここで、ハウジング(110)内部に流入する水は斜めの角度で流入することにより、ハウジング(110)内部に位置した回転体(130)は水の水圧により回転し、回転体(130)に装着された磁石(140)によりハウジング(110)内部に流入した水が回転しながら磁化される。
【0052】
以後、一番目のハウジング(110)内部で磁化された水が次の段のハウジング(110)に結合された流入カバー体(160)を通じて次の段のハウジング(110)内部にベルヌーイ原理により強い水圧で水が流入する。
【0053】
ここで、ハウジング(110)内部に流入する水は斜めの角度で流入することにより、ハウジング(110)内部に位置した回転体(130)は水の水圧により回転し、それで、回転体(130)に装着された磁石(140)によりハウジング(110)内部に流入した水が回転しながら磁化される。
【0054】
この時、流入ギャップ(120)と排出ギャップ(150)との間に連続積層される磁石(140)が相互間対面される極性が斥力を有するように、一例として、
図11に示すように、何れかの1つの磁石がN極-S極を有する棒磁石である場合、それと隣接した上層または下層の磁石はそれぞれS-Nを有する棒磁石に配置される場合、該ハウジング(110)間には斥力による磁気力線と前記斥力による磁気力線を包みながら引力による磁気力線が形成されて、それで、複雑な磁気力線により該空間に位置した水の分子が前記磁気力線により回転、並進及び振動運動されて磁化効率が向上し水のイオン化が最大化される。
【0055】
以後、前述のような過程が最後のハウジング(110)まで繰り返された後、最後のハウジング(110)内部で磁化された水が排出ギャップ(150)を通じて水噴射器の水排出管に排出される。
【0056】
従って、本発明によれば、浄水器やシャワーなどの水道栓や消火栓などに連結されて水を回転させながら磁化が実施されるようにして磁化水を生成できる。
【0057】
また、水を回転させて磁石を有する磁化水生成手段が多段に積層されて相互間逆回転されて相互間対面される磁石が斥力及び引力を有して複雑な磁気力線を生成して磁化効率が向上できる。
【0058】
本発明では具体的な実施例で説明したが、多様な変形が可能である。従って、発明の範囲は実施例から定められるのではなく、請求範囲により定められる。
【符号の説明】
【0059】
110 ハウジング
120 流入ギャップ
121 流入ギャップボディー
122 流入結合段
123 流入ギャップパネル
124 回転結合具
125 吐水孔
130 回転体
131a 回転ボディ
131b 回転ボディ
131c 回転体ボディ
132a 磁石装着具
132b スポーク
132c 磁石装着具
133a 回転翼
133b 磁石装着具
133c 回転翼
134a 回転凹凸
134b 回転翼
134c 回転凹凸
135a 上部据え置き突起
135b 回転凹凸
135c 上部据え置き突起
136a ケース
136b 上部据え置き突起
136c ケース
137a 下部据え置き突起
137b 仕上げケース
137c 下部据え置き突起
138b 下部据え置き突起
140 磁石
150 排出ギャップ
151 排出ギャップボディー
152 排出結合段
153 排出ギャップパネル
154 回転結合具
155 排出孔
160 流入カバー体
161 流入パネル
162 下部回転結合具
163 吐水孔