(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-09
(45)【発行日】2023-11-17
(54)【発明の名称】加熱保存容器
(51)【国際特許分類】
B65D 81/18 20060101AFI20231110BHJP
B65D 77/04 20060101ALI20231110BHJP
【FI】
B65D81/18 F
B65D77/04 A
(21)【出願番号】P 2023133849
(22)【出願日】2023-08-21
【審査請求日】2023-09-05
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516339667
【氏名又は名称】有限会社山本商事
(74)【代理人】
【識別番号】100182121
【氏名又は名称】三宅 紘子
(72)【発明者】
【氏名】山本 潤一
【審査官】宮崎 基樹
(56)【参考文献】
【文献】特表2008-505026(JP,A)
【文献】特開2021-053275(JP,A)
【文献】特開2017-140248(JP,A)
【文献】特開2015-051783(JP,A)
【文献】特開2017-178457(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 81/18
B65D 77/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
有底筒状をなし、内部に発熱剤を収容可能な第1収容空間が設けられるとともに、前記第1収容空間を形成する開口周縁に第1フリンジが設けられる外容器と、
前記第1収容空間に配置可能に設けられて、有底筒状をなし、内部に飲食品を収容可能な第2収容空間が設けられるとともに、前記第2収容空間を形成する開口周縁に第2フリンジが設けられる内容器と、
前記内容器に着脱可能に配置されて、前記第2収容空間を密封する蓋体と、
前記内容器を前記第1収容空間に配置した状態で、前記第1フリンジと前記第2フリンジとを密接して、前記第1収容空間を密封する密封部材と、を備え、
前記第1フリンジは、前記第1収容空間を形成する開口を挟んで対向する位置に、外方に延出する一対の第1取っ手部を備え、
前記第2フリンジは、前記第2収容空間を形成する開口を挟んで、前記第1取っ手部が配置する位置と同位置に、外方に延出する一対の第2取っ手部を備え、
前記第1取っ手部と前記第2取っ手部とは、少なくとも一部が重ならずに配置されている加熱保存容器。
【請求項2】
前記第1取っ手部は、前記第1収容空間を形成する開口周縁に沿って延伸する長手方向の一部に間隙が設けられて、
前記第2取っ手部は、前記間隙において、前記第1取っ手部と重ならずに配置することを特徴とする請求項1記載の加熱保存容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱保存容器に関する。
【背景技術】
【0002】
緊急災害時やアウトドアにおいて、少量の水を酸化カルシウムやアルミニウム粉末を主成分とする発熱剤に加えることで化学反応による発熱を行い、飲食品を温めたり、湯を沸かしたりすることが行われている。
【0003】
このような発熱剤により加熱を行う加熱パックとして、例えば特許文献1記載のものがある。特許文献1記載の加熱パックは、外装体と、外装体との間に密閉空間を形成するように外装体の内側に収容されて、内側に飲食品が収容される内装体とを有する。密閉空間内には、水と反応して発熱する発熱剤を収容する透水性の発熱剤収容体と、発熱剤と反応するための反応水を収容するとともに所定圧力の作用下で開封して外部に放出する反応水収容体とを備える。この構成により、内装体に飲食品をセットした状態で、例えば手で叩いて反応水収容体を開封すると、飲食品の加熱を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1記載の加熱パックはパウチ型であるためマチが少なく、缶詰やレトルトパック程度の大きさの飲食品を収容することはできるが、例えばお弁当等の飲食品を収容することはできない。また、缶詰やレトルトパック等の飲食品であっても、一度に複数を収容することは難しい。
【0006】
また、市販されている加熱パックは、飲食品を収容する収容口を開閉可能な線ファスナーを備える。加熱パックは複数回の加熱には耐えうるものであるが、数十回~数百回と加熱を繰り返すと、線ファスナーが劣化して収容口が閉塞せずに加熱効率が悪化したり、発熱剤と反応した反応水が漏れたりする。反応水は、酸化カルシウムやアルミニウム粉末が溶けたものであるためアルカリ性が強く、皮膚に触れると化学熱傷が生じる可能性もある。
【0007】
また、加熱パックは上述したように複数回使用可能なものであるが、使い捨てと勘違いした利用者が、加熱のたびに新しい加熱パックを使用する場合がある。特に避難所等において多数の加熱パックが使い捨てられると、大量のプラスチックゴミが出てしまうという問題もある。
【0008】
本発明は、上述した問題を鑑みて成されたものであって、飲食品を保存することができるとともに、繰り返し飲食品を加熱可能な加熱保存容器を提供することをその主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の加熱保存容器は、有底筒状をなし、内部に発熱剤を収容可能な第1収容空間が設けられるとともに、前記第1収容空間を形成する開口周縁に第1フリンジが設けられる外容器と、前記第1収容空間に配置可能に設けられて、有底筒状をなし、内部に飲食品を収容可能な第2収容空間が設けられるとともに、前記第2収容空間を形成する開口周縁に第2フリンジが設けられる内容器と、前記内容器に着脱可能に配置されて、前記第2収容空間を密封する蓋体と、前記内容器を前記第1収容空間に配置した状態で、前記第1フリンジと前記第2フリンジとを密接して、前記第1収容空間を密封する密封部材と、を備え、前記第1フリンジは、前記第1収容空間を形成する開口を挟んで対向する位置に、外方に延出する一対の第1取っ手部を備え、前記第2フリンジは、前記第2収容空間を形成する開口を挟んで、前記第1取っ手部が配置する位置と同位置に、外方に延出する一対の第2取っ手部を備え、前記第1取っ手部と前記第2取っ手部とは、少なくとも一部が重ならずに配置されている。
【0010】
上述の構成により、本発明の加熱保存容器は、第1収容空間に発熱剤、第2収容空間に飲食品を収容した状態で保管ができるため、防災グッズとしても使用することができる。つまり、平常時は保存容器として使用することができ、有事の際は、簡便に飲食品の加熱を行う加熱容器として使用することができる。
【0011】
また、飲食品を収容する第2収容空間を有底筒状の内容器で構成するので、お弁当や複数の飲食品を収容することが可能となる。
【0012】
さらに、第1フリンジと第2フリンジとを密接して第1収容空間を密封する密封部材を備えるため、繰り返し加熱使用しても、加熱効率を保つことができる。また、食品を保存可能な本発明の加熱保存容器は、加熱用途以外にも使用できるため、誤って使い捨てられることはない。
【0013】
発熱剤に水を加えて発熱反応により飲食品の加熱を行うと、しばらくの間、高温の水蒸気が噴出し続けるとともに、水蒸気の噴出が終わった後も高温状態が維持される。そのため、加熱中あるいは加熱直後の飲食品を取り出そうとすると火傷する可能性がある。これにより、従来では発熱反応が終了してしばらく時間が経過してからでないと、飲食品を取り出すことが出来なかった。しかし、本発明の加熱保存容器は、内容器に第2取っ手部が設けられているので、内容器の第2取っ手部を持ち上げて外容器から取り外せば、内容器に収容された飲食物を外容器に収容された発熱剤から遠ざけた状態で、安全に取り出すことができる。併せて、外容器にも第1取っ手部が設けられているので、加熱中や加熱直後であっても、第1取っ手部及び第2取っ手部を把持すれば、本発明の加熱保存容器を移動させることもできる。
【0014】
また、第1取っ手部と第2取っ手部とは、少なくとも一部が重ならずに配置されているので、第2取っ手部のみを把持したい場合に、容易に第2取っ手部のみを把持することができる。
【0015】
本発明の加熱保存容器の具体的な一態様としては、前記第1取っ手部は、前記第1収容空間を形成する開口周縁に沿って延伸する長手方向の一部に間隙を備え、前記第2取っ手部は、前記間隙において、前記第1取っ手部と重ならずに配置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、発熱剤や飲食品を保存することができるとともに、使い捨てられることなく繰り返し使用され、加熱後も安全に飲食品を取り出すことができる加熱保存容器を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の加熱保存容器の一実施形態について、以下図面を用いながら詳細に説明する。なお、この説明に際し、全図にわたり、特に言及がない限り、共通する部分には共通する参照符号が付されている。また、図中、各実施形態の要素のそれぞれは、必ずしも互いの縮尺比を保って示されてはいない。また、各図面を見やすくするために、一部の符号が省略されうる。
【0019】
本実施形態の加熱保存容器1は、
図1~
図7に示すように、発熱剤を収容可能な外容器2と、外容器2の内部に配置されて飲食品を収容可能な内容器3と、内容器3に着脱可能に配置される蓋体4とを備える。
【0020】
外容器2は、
図2及び
図6に示すように、有底筒状をなし、内部に発熱剤を収容可能な第1収容空間5が設けられるものである。本実施形態では四角筒形状をなすとともに、底面に向かって開口幅が狭まるように構成されている。外容器2は例えば、ポリプロピレン等の樹脂材料を用いて構成することができる。
【0021】
外容器2の第1収容空間5を形成する開口周縁には、第1フリンジ6が設けられている。第1フリンジ6は、第1収容空間5を形成する開口を挟んで対向する位置に、外方に延出する一対の第1取っ手部8を備えている。また、第1フリンジ6には周方向にわたって溝が形成されており、この溝には、第1フリンジ6と後述する第2フリンジ12とを密接して第1収容空間5を密封する密封部材7が配置されている。本実施形態ではOリング等のシール材が用いられる。
【0022】
第1取っ手部8は、所定の厚みを有し、第1収容空間5を形成する開口周縁に沿って延伸する方向を長手方向とする矩形体で構成されて、第1フリンジ6とは一体となるように構成されている。また第1取っ手部8の長手方向の略中央部分に間隙9が形成されている。
【0023】
内容器3は、
図3及び
図7に示すように、有底筒状をなし、内部に食品を収容可能な第2収容空間10が設けられるものであって、本実施形態では四角筒形状をなすとともに、底面に向かって開口幅が狭まるように構成されている。なお、内容器3の開口端から底面までの高さは、外容器2の開口端から底面までの高さに比べて小さくなるように構成されている。そのため、
図5に示すように、外容器2の内部に内容器3を入れた状態で、内容器3の底面と外容器2の底面との間には、第1収容空間5が設けられることとなる。内容器3は、例えばポリプロピレン等の樹脂材料を用いて構成することができる。
【0024】
内容器3の底面には、
図7に示すように、複数の孔部11が形成されており、本実施形態では、円形状の孔部11が格子状に配置されている。各孔部11の大きさは3mm~5mm程度であることが好ましい。なお、各孔部11の大きさは同一であってもよいし、異なる大きさであってもよい。
【0025】
内容器3の第2収容空間10を形成する開口周縁には、第2フリンジ12が設けられている。第2フリンジ12は、第2収容空間10を形成する開口を挟んで、第1取っ手部8が配置する位置と同位置に設けられ、外方に延出する一対の第2取っ手部13を備える。また、第2フリンジ12は、後述する蓋体4と密接するための周方向にわたって形成される凸部14を備える。
【0026】
第2取っ手部13は、所定の厚みを有し、第2収容空間10を形成する開口周縁に沿って延伸する方向を長手方向とする矩形体で構成されて、第2フリンジ12とは一体となるように構成されている。第1取っ手部8と第2取っ手部13とは、長手方向及び短手方向において同等の長さを有するため、第1取っ手部8と第2取っ手部13とは、第1取っ手部8に設けられた間隙9を除いて重なって配置される。
【0027】
蓋体4は、内容器3に着脱可能に配置されて、第2収容空間10を密封するものである。
図4に示すように、蓋体4裏面の周縁部には第2フリンジ12の凸部14に嵌合する凹部が設けられており、これが蓋体4の表面に凸部21として現れている。蓋体4の略中央には略矩形状の隆起部22があり、この隆起部22に複数の蒸気孔23が設けられている。蓋体4は、
図5に示すように、内容器3の凸部14と凸部21とが嵌合することにより、第2収容空間10を密封する。蓋体4は、ポリプロピレン等の樹脂材料を用いて構成することができる。
【0028】
上述のように構成された本実施形態の加熱保存容器1の使用態様について以下説明する。
【0029】
本実施形態の加熱保存容器1は、第1収容空間5に発熱剤、第2収容空間10に飲食品を収容することができるため、平常時はこれらが保存された保存容器として使用される。
【0030】
一方、緊急災害時やアウトドア等のガスが使用できない、あるいは火を起こすことが容易でない環境において、本実施形態の加熱保存容器1は加熱容器として使用することができる。この加熱容器としての使用態様を以下に説明する。
【0031】
まず、外容器2から内容器3を取り外し、外容器2の第1収容空間5に収容された酸化カルシウムやアルミニウム粉末を主成分とする発熱剤に少量の水を加えると、化学反応により、第1収容空間5において発熱が開始される。
【0032】
この状態で、第2収容空間10に飲食品が収容され、蓋体4が取り付けられた内容器3を外容器2の内部に取り付ける。このとき、
図5に示すように、内容器3の開口端から底面までの高さは、外容器2の開口端から底面までの高さに比べて小さくなるように構成されているので、第1収容空間5において発熱剤及び発熱剤と反応した反応水が収容される第1収容空間5を保持したまま、外容器2に内容器3を取り付けることができる。
【0033】
ここで、外容器2に内容器3を取り付ける際には、外容器2の第1フリンジ6と内容器3の第2フリンジ12とが当接するが、外容器2の第1フリンジ6には密封部材7が配置されている。そのため、内容器3の第2フリンジ12は、第2収容空間10に収容された飲食物及び内容器3の自重によって、密封部材7を潰した状態で、第1フリンジ6と当接するので、第1フリンジ6と第2フリンジ12とが密接して、第1収容空間5を密封することができる。
【0034】
第1収容空間5が密封されるので、発熱反応によって生じた高温の蒸気は、内容器3の底面に形成された複数の孔部11から、第2収容空間10に移動する。これにより、第2収容空間10に収容された飲食物が高温の蒸気により加熱される。また、内容器3を密封する蓋体4には蒸気孔23が設けられている。そのため第2収容空間10に移動した高温の蒸気は蒸気孔23から外部へと流出する。
【0035】
上述のように構成された本実施形態の加熱保存容器1は、平常時は第1収容空間5に発熱剤、第2収容空間10に飲食品を収容した状態で保存容器として使用できる。そのため、防災グッズとしても使用することができ、有事の際には、本実施形態の加熱保存容器1と少量の水があれば、簡便に飲食品の加熱を行うことができる。また、上述したように保存容器としても使用可能であるため、誤って使い捨てられることがなく、環境に配慮した製品を実現することができる。
【0036】
また、内容器3は有底筒状に構成されているので、お弁当等の飲食品を傾けずに第2収容空間10に収容することができ、複数の缶詰やレトルトパックも収容することもできる。
【0037】
さらに、第1フリンジ6と第2フリンジ12とが密封部材7によって密封される。密封部材7は、直接高温の蒸気に晒されない第1フリンジ6に配置されるため、繰り返し加熱使用しても劣化を防ぐことができ、加熱効率を保つことができる。
【0038】
また、発熱剤が加熱を行っている状態であっても、第1取っ手部8及び第2取っ手部13を掴んで、本実施形態の加熱保存容器1を移動させることができる。また、加熱後は、第2取っ手部13を掴んで内容器3を外容器2から取り外して、内容器3に収容された飲食物を安全に取り出すことができる。
【0039】
加えて、本実施形態では第1取っ手部8と第2取っ手部13とが、第1取っ手部8に設けられた間隙9を除いて重なって配置されるため、本実施形態の加熱保存容器1を移動させたい場合、使用者は直感的に第1取っ手部8及び第2取っ手部13を掴むことができる。
【0040】
また、第1取っ手部8と第2取っ手部13とが重ならない間隙9が設けられているので、使用者は、第1取っ手部8と第2取っ手部13とが重ならない間隙9において、第2取っ手部13を容易に掴んで、外容器2から内容器3を取り外すことができる。そのため、発熱反応による水蒸気の噴出が終わった直後であっても、内容器3を外容器2から取り外すことができ、内容器3に収容された飲食品を外容器2に収容された発熱剤から離間させることで、飲食品を取り出すことができる。
【0041】
本発明は上述の実施形態に限られたものではない。
【0042】
例えば、第1取っ手部及び第2取っ手部が全く重ならないように構成してもよい。このように構成すれば、使用者は容易に、第2取っ手部を選択して把持することができる。
【0043】
本発明は、その趣旨に反しない範囲で様々な変形が可能である。
【符号の説明】
【0044】
1・・・加熱保存容器
2・・・外容器
3・・・内容器
4・・・蓋体
5・・・第1収容空間
6・・・第1フリンジ
7・・・密封部材
8・・・第1取っ手部
9・・・間隙
10・・・第2収容空間
12・・・第2フリンジ
13・・・第2取っ手部
【要約】
発熱剤や飲食品を保存することができるとともに、使い捨てられることなく繰り返し使用され、加熱後も安全に飲食品を取り出すことができる加熱保存容器を提供する。
【課題】有底筒状をなし、内部に発熱剤を収容可能な第1収容空間5が設けられるとともに、第1収容空間5を形成する開口周縁に第1フリンジ6が設けられる外容器2と、第1収容空間5に配置可能に設けられて、有底筒状をなし、内部に飲食品を収容可能な第2収容空間10が設けられるとともに、第2収容空間10を形成する開口周縁に第2フリンジ12が設けられる内容器3と、内容器3に着脱可能に配置されて、第2収容空間10を密封する蓋体4と、内容器3を第1収容空間5に配置した状態で、第1フリンジ6と第2フリンジ12とを密接して、第1収容空間5を密封する密封部材7と、を備え、第1フリンジ6は、第1収容空間5を形成する開口を挟んで対向する位置に、外方に延出する一対の第1取っ手部8を備え、第2フリンジ12は、第2収容空間10を形成する開口を挟んで、第1取っ手部8が配置する位置と同位置に、外方に延出する一対の第2取っ手部13を備え、第1取っ手部8と第2取っ手部13とは、少なくとも一部が重ならずに配置されている加熱保存容器1。
【解決手段】
【選択図】
図1