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  • 特許-傘の注文処理法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-09
(45)【発行日】2023-11-17
(54)【発明の名称】傘の注文処理法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20231110BHJP
【FI】
G06Q30/0601 320
G06Q30/0601 340
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018210713
(22)【出願日】2018-11-08
(65)【公開番号】P2020077252
(43)【公開日】2020-05-21
【審査請求日】2021-05-14
【審判番号】
【審判請求日】2023-02-06
(73)【特許権者】
【識別番号】504002388
【氏名又は名称】株式会社 東京丸惣
(74)【代理人】
【識別番号】100080595
【弁理士】
【氏名又は名称】西垣 康雄
(72)【発明者】
【氏名】相馬 和之
【合議体】
【審判長】渡邊 聡
【審判官】鹿野 博嗣
【審判官】古川 哲也
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-187160(JP,A)
【文献】特開2000-020589(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
傘の注文処理に関する情報を備えるサーバにインターネットを介して接続
される一以上の顧客端末機において、前記サーバから前記顧客端末機に提供される傘の注文処理アプリケーションが前記顧客端末機に実行させる傘の注文方法であって、前記傘の注文方法は、顧客が選択した傘生地用デザイン画像を傘布形状にトリミング、トリミングされたトリミングデザインを傘布として傘画像に貼付したイメージ画像を生成し画面表示前記顧客端末機からオーダーしたデザイン情報を含む注文確定の情報前記サーバへ送信することを特徴とする傘の注文処理法。
【請求項2】
傘布形状が八角形である請求項1記載の傘の注文処理法。
【請求項3】
傘布形状が十六角形である請求項1記載の傘の注文処理法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に一枚張りのオリジナル傘をオンラインで注文できる一枚張りのオリジナル傘の注文処理法に関する。
【背景技術】
【0002】
近時、オンライン通信販売が気軽に利用され、種種雑多な商品がユーザーに提供されている。しかし、傘に関しては、例えば店舗側のホームページに表示された完成品の傘のどれかを選択して購入するといったオンライン販売方法は数多く見受けられるが、ユーザーが好みの傘生地用デザインを指定してオンラインで一枚張りのオリジナル傘を注文するといったオリジナル傘の注文処理法についてはまったく見られないというのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2003-114981号
【文献】特開2002-183524号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、顧客に対し完成品の傘から選択させるのではなく、顧客が好みの傘生地用デザインを指定してオンラインで一枚張りのオリジナル傘の注文ができる傘の注文処理法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る傘の注文処理法は、傘の注文処理に関する情報を備えるサーバと
このサーバにインターネットを介して接続される一以上の顧客端末機を備え、前記サーバから提供される傘の注文処理アプリケーションにおいて、顧客が選択した傘生地用デザイン画像を傘布形状にトリミングできる画像トリミング部と、トリミングされたトリミングデザインを傘布として傘画像に貼付したイメージ画像を生成し画面表示する画像生成部を含む画像処理プログラムと、顧客端末機から注文確定の情報が前記サーバへ送信される手順が含まれる。
また、本発明に係る傘の注文処理法は、傘の注文処理に関する情報を備えるサ
ーバとこのサーバにインターネットを介して接続される一以上の顧客端末機を備え、サーバには顧客が選択した傘生地用デザイン画像を顧客端末機の画面に表示させる画像表示部、画面に表示された傘生地デザイン画像を見やすいように拡大する画像拡大部、傘生地用デザイン画像を傘布形状にトリミングできる画像トリミング部、そして傘画像にトリミングされた画像が傘布として貼付されたイメージ画像を生成する画像生成部を含む画像処理プログラムを含み、顧客端末機から前記サーバのホームページにアクセスがあると、前記サーバから複数の傘生地用見本デザイン画像情報が前記顧客端末機へ送信され画像表示部により画面表示される手順と、顧客端末機から顧客がその中から選択したデザイン画像の情報が前記サーバへ送信される手順と、前記サーバから前記の選択されたデザイン画像を画像拡大部により拡大しその拡大デザイン画像の情報が前記顧客端末機へ送信され画面表示される手順と、前記拡大デザイン画像から画像トリミング部により傘布形状にトリミングされたトリミングデザイン画像の情報が顧客端末機から前記サーバへ送信される手順と、画像生成部によりトリミングデザイン画像を傘布として傘画像に張り付けたイメージ画像が前記サーバから前記顧客端末機へ送信され画面表示される手順と、顧客端末機から注文確定の情報が前記サーバへ送信される手順が含まれる。
また、本発明に係る傘の注文処理法は、傘の注文処理に関する情報を備えるサ
ーバとこのサーバにインターネットを介して接続される一以上の顧客端末機を備え、サーバには顧客が選択した傘生地用デザイン画像を顧客端末機の画面に表示させる画像表示部、画面に表示された傘生地デザイン画像を見やすいように拡大する画像拡大部、傘生地用デザイン画像を傘布形状にトリミングする画像トリミング部、そして傘画像にトリミングされた画像が傘布として貼付されたイメージ画像を生成する画像生成部を含む画像処理プログラムを含み、顧客が顧客端末機に保存した傘生地用のデザイン画像の情報が顧客端末機から前記サーバへ送信される手順と、前記サーバから前記のデザイン画像を画像拡大部により拡大しその拡大デザイン画像情報が前記顧客端末機へ送信され画像表示部により画面表示される手順と、画像トリミング部により拡大デザイン画像から傘布形状にトリミングされたトリミングデザイン画像の情報が顧客端末機から前記サーバへ送信される手順と、画像生成部によりトリミングデザイン画像が傘画像に傘布として張り付けられたイメージ画像が前記サーバから前記顧客端末機へ送信され画面表示される手順と、顧客端末機から注文確定の情報が前記サーバへ送信される手順が含まれる。
また、本発明に係る傘の注文処理法は、傘の注文処理に関する情報を備えるサ
ーバとこのサーバにインターネットを介して接続される一以上の顧客端末機を備える傘の注文処理法において、前記サーバから顧客端末機にダウンロードされる傘の注文処理アプリケーションに少なくとも顧客が選択した傘生地用デザイン画像を傘布形状にトリミングできる画像トリミング部と、トリミングされたトリミングデザインを傘布として傘画像に貼付したイメージ画像を生成し画面表示する画像生成部を含む画像処理プログラムと、顧客端末機から注文確定の情報が前記サーバへ送信される手順が含まれる。
また、本発明に係る傘の注文処理法は、傘の注文処理に関する情報を備えるサ
ーバとこのサーバにインターネットを介して接続される一以上の顧客端末機を備える傘の注文処理法において、前記サーバから顧客端末機にダウンロードされる傘の注文処理アプリケーションに少なくとも顧客が選択した傘生地用デザイン画像を傘布形状にトリミングできる画像トリミング部を含む画像処理プログラムが含まれる。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る傘の注文方法によれば、顧客は自分で決めた構図通りの一枚張りのオリジナル傘をオンラインで日本全国、そして世界のどこからも手軽にオーダーできる顕著な利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明に係る傘の注文方法の概略ブロック図である。
図2】実施例1についてのフローチャート図である。
図3】実施例2についてのフローチャート図である。
図4】実施例3についてのフローチャート図である。
図5】傘地用デザイン画像が表示された顧客端末機画面の概略図である。
図6】傘の静止画3方向(上、横、斜め)のイメージ画像が表示された顧客端末機画面の概略図である。
図7】顧客端末機画面に表示される各種のボタンの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明に係る傘の注文方法は、傘の注文処理に関する情報を備えるサーバと
このサーバにインターネットを介して接続される一以上の顧客端末機を備え、前記サーバから提供される傘の注文処理アプリケーションにおいて、顧客が選択した傘生地用デザイン画像を傘布形状にトリミングできる画像トリミング部と、トリミングされたトリミングデザインを傘布として傘画像に貼付したイメージ画像を生成し画面表示する画像生成部を含む画像処理プログラムと、顧客端末機から注文確定の情報が前記サーバへ送信される手順が含まれる。
【実施例1】
【0009】
以下、本発明の傘の注文方法について、実施例に基づき説明する。この実施例では図1に示すように、スマートホン、タブレット、パソコン等のインターネット接続可能な顧客端末機1と、顧客端末機1からのアクセスによりインターネット2を介して接続されるサーバ3、このサーバ3とインターネット2を介して接続される決済サーバ4と工場サーバ5が含まれている。この工場サーバ5は国内・国外いずれに置いてもよい。前記サーバ3は、ホームページをネット上に公開するWWWサーバ6、画像処理用サーバ7、データベースサーバ8、電子メールの送受信の機能を備えるメールサーバ9、そしてサーバ3全体を制御する制御部10を含んでいる。前記画像処理用サーバ7には、顧客が選択した傘生地用デザイン画像を顧客端末機1の画面に表示させる画像表示部11、画面に表示された傘生地デザイン画像を見やすいように拡大する画像拡大部12、傘生地用デザイン画像を傘布形状(傘に貼付する傘布の形状)にトリミングする画像トリミング部13そして傘画像にトリミングされた画像が傘布として貼付されたイメージ画像を生成する画像生成部14が画像処理プログラムとして顧客端末機1にダウンロードも可能に格納されている。また、前記データベースサーバ8には傘生地用見本デザイン画像データ15、オーダー用メールフォームデータ16、受発注フォームデータ17、定型メールデータ18などのデータが顧客端末機1にダウンロードも可能に格納されている。さらに前記画像処理プログラム、そして前記データベースサーバ8に格納された傘生地用見本デザイン画像、オーダー用メールフォーム、定型メールフォームのテンプレートなどが傘の注文アプリケーション(以下、注文アプリと呼ぶ。)として顧客端末機1端末機にダウンロードさせるアプリケーションダウンロード実行部19が備えられている。
【0010】
図2において、顧客からのアクセス(S101:Sはステップの略、手順の意味として以下使用する)に対して図5(1)に示されるように、サーバ3はデータベース8の傘生地用見本デザイン画像データ15から抽出した傘生地用見本デザイン画像20を送信し顧客の端末機1の画面に画像表示部11により表示させる(S102)。顧客は端末機1に表示された複数の傘生地用デザイン20から「ファイルを選択」ボタン21をクリックし、好みのデザインを選び、この例では6番のデザイン画面をクリックすると顧客端末機1から選択した6番のデザイン画像の情報が前記サーバ3へ送信される(S103)。図5(2)に示されるように前記サーバ3は選択された6番のデザインを受信すると画像拡大部12によりそのデザインは見やすく拡大され前記顧客端末機1へ送信される(S104)。ついで画像トリミング部13により顧客が画面に表示された拡大されたデザインの画像からマウスを用いて気に入った部分を傘布形状にトリミングする。この実施例では八角形にトリミングされた領域(以下、トリミングデザイン22と呼ぶ。)はトリミングデザイン情報として前記サーバ3へ送信される(S105)。そして、図6に示されるように、前記サーバ3に送信されたトリミングデザインは画像生成部14により傘布として傘画像に貼り付けられ、傘の静止画3方向(上、横、斜め)のイメージ画像23,24,25が前記顧客端末機1へ送信される(S106)。顧客は画面に表示された傘の静止画3方向(上、横、斜め)のイメージ画像を確認し修正する場合は修正ボタン(図示しない)をクリックすると前記ステップ103に戻る。注文する場合は画面に表示される「デザインを確定/オーダー」ボタン(図示しない)をクリックすれば(S108)前記サーバ3へその情報が送信され、前記サーバ3からオーダー用メールフォームや定型メールフォームが送信され画面に表示され(S109)、名前・メールアドレス・住所・電話番号・傘の種類選択・決済方法などを記入、オーダーしたデザイン情報とともに端末機1からオーダー用メールフォームが注文確定の情報として前記サーバ3へ送信されることとなる(S110)。
【実施例2】
【0011】
さらに別の実施例2を図3に示す。
実施例1においては、顧客はサーバ3から送信された傘生地用見本デザインから好みのデザインを選択したが、この実施例2においては、顧客の端末機1の画面に表示された「保存画像ファイルを選択」ボタン26をクリックすることにより顧客の端末機に保存されている画像を傘生地用のデザインとして選択できる。
図3において、顧客からのアクセス(S201)に対して図5(1)に示されるように、サーバ3は傘生地用見本デザイン画像を送信し顧客の端末機1の画面に画像表示部11により表示させる(S202)。顧客が「保存したファイルを選択」ボタン24をクリックし端末機1に保存されたデザイン画像を選ぶと顧客端末機1から選択したデザイン画像の情報が前記サーバ3へ送信される(S203)。前記サーバ3は選択されたデザイン画像を受信すると画像拡大部によりそのデザイン画像は拡大され前記顧客端末機1へ送信される(S204)。顧客は画面に表示された拡大されたデザインの画像からマウスを用いて気に入った部分を傘布形状にトリミングする。この実施例では八角形にトリミングすると画像トリミング部13の働きにより八角形にトリミングされた領域はトリミングデザイン情報として前記サーバ3へ送信される(S205)。そして前記サーバ3へ送信されたトリミングデザインは画像生成部14により傘画像の傘布として貼り付けられ、傘の静止画3方向(上、横、斜め)のイメージ画像を生成し前記顧客端末機1へ送信される(S206)。顧客は画面に表示された傘の静止画3方向(上、横、斜め)のイメージ画像を確認し修正する場合は修正ボタン(図示しない)をクリックすると前記ステップ203に戻る(S207)。注文する場合は画面に表示される「デザインを確定/オーダー」ボタン(図示しない)をクリックすれば(S208)、前記サーバ3へその情報が送信され、前記サーバ3からオーダー用メールフォームや定型メールフォームが送信され画面に表示され(S209)、名前・メールアドレス・住所・電話番号・傘の種類選択・決済方法などを記入、オーダーしたデザイン情報とともに端末機1からオーダー用メールフォームが注文確定の情報として前記サーバ3へ送信されることとなる(S210)。
【実施例3】
【0012】
図4はその他の実施例3を示している。実施例1と実施例2では、顧客端末機1とサーバ3をインターネットで接続した状態で双方向通信により注文作業を実行したが、実施例3は、注文アプリを顧客端末機1にダウンロードさせ、いったん接続を切り、顧客端末機1側で作業を実行した後、サーバ3に接続し作業結果を送信できるものである。
顧客がサーバHPに表示された「注文アプリをダウンロード」ボタン(図示しない)をクリックするとサーバ3はアプリケーションダウンロード実行部19によりオリジナル傘の注文アプリを顧客端末機に送信する(S301)(S302)。
顧客は注文アプリにある複数の傘生地用見本デザイン画像から、あるいは顧客端末機に保存されたデザイン画像から傘生地用デザイン画像を選択すると(S303)、選択されたデザイン画像は画像処理プログラムの画像表示部11により拡大画像が画面に表示される(S304)。この拡大画像から画像処理プログラムの画像トリミング部13により顧客が傘布形状にトリミングすると(S305)、画像生成部14によりトリミングデザインは傘画像の傘布として貼り付けられ、傘の静止画3方向(上、横、斜め)のイメージ画像が生成され画面に表示される(S306)。そして、イメージ画像を確認し修正する場合は修正ボタン(図示しない)をクリックすると前記ステップ303に戻る(S307)。注文する注文する場合は画面に表示される「デザインを確定/オーダー」ボタン(図示しない)をクリックすれば(S307)オーダー用メールフォームが画面に表示され、名前・メールアドレス・住所・電話番号・傘の種類選択・決済方法などが記入されると、オーダーしたデザイン情報とともに端末機からオーダー用メールフォームが注文確定の情報として前記サーバ3へ送信されることとなる(S309)。
【0013】
オーダー用メールフォームが注文確定の情報として前記サーバ3へ送信される以降においての処理手順は、実施例1~実施例3は同じである。顧客へ受信コピーを受信承り連絡メールに添付して送信する(S111)とともに、決済情報がサーバから決済サーバ4へ送られ(S112)、かつ選択され保存した画像・オーダー用メールフォームは工場サーバ5へ送信される(S113)。工場側において製造についての可否が検討され製造の可否が工場サーバ5からサーバ3へ送信される(S114)。問題がない場合はサーバ3から工場サーバ5へ出荷依頼送信がなされ(S115)、工場で製造後、顧客に完成品のオリジナル傘が届けられることとなる。上記実施例では傘布形状である八角形にトリミングされてオーダーされるから、工場で八角形に傘生地を一括裁断して傘に貼り付けすればオーダーデザインそのままの一枚張りの傘が製造でき、また顧客へ提供することができる。尚、製造に問題がある場合は顧客に連絡メールが送信される。
【0014】
図7は上記実施例に使用されるボタンである。「ファイルを選択」21、「保存したファイルを選択」26、「修正する」、「デザインを確定/オーダー」、「送信する」、「注文アプリをダウンロード」、「お問い合わせ」などが端末機1の画面に適宜に表示される。
【0015】
尚、上記実施例1では6種類の傘生地用見本デザイン画像を表示したが、提供するデザインの数には限定されない、表示方法も実施例に限定されることなく任意な表示方法が適用可能である。また、上記実施例では、前記画像トリミング部13により傘布形状に、実施例では八角形にトリミングされるよう設定されているが、十六角形その他傘に応じて任意に傘布形状にトリミングされるよう前記画像トリミング部13を設定してもよい。さらにトリミングサイズの拡大・縮小、トリミング位置の可動についても任意にプログラミングし設定すればよい。さらにまた、上記実施例では、画像生成部14により傘の静止画3方向(上、横、斜め)のイメージ画像を表示させたが、これについても実施例に限定されることなく画像の可動・拡大・縮小・動きのある3Dなど、任意な生成方法により様々なイメージ画像を表示するよう画像生成部14をプログラムしてもよい。また、傘のサイズなどを選択できるようにしてもよいことは勿論である。またさらに、傘の種類についても折り畳んで収納できる折り畳み傘、折り畳めない傘、雨傘、日傘など本発明が適用可能な限り限定されない。
【0016】
本発明に係る傘の注文方法によれば、顧客に対し完成品の傘から選択させるのではなく、顧客に提供される傘生地用見本デザイン画像から、あるいは顧客の所有するデザイン画像から好みのデザイン画像を選択し顧客みずからが構図を決めて傘布形状にトリミングしオンラインでの注文を可能としたことにより、スマホ、タブレット、パソコン等のネット接続可能な端末機があれば近所にオリジナル傘を制作する店舗がない地域でも、日本全国そして世界のどこからでも気軽に自分の構図通りの一枚張りオリジナル傘を購入することができ、個人はもちろん、学校や企業などの団体、祭り、フェスティバル、コンサートなどで一枚張りオリジナル傘を使用したいときにも非常に便利である。
【符号の説明】
【0017】
1 顧客端末機
2 インターネット
3 サーバ
4 決済サーバ
5 工場サーバ
6 WWWサーバ
7 画像処理用サーバ
8 データベースサーバ
9 メールサーバ
10 制御部
11 画像表示部
12 画像拡大部
13 画像トリミング部
14 画像生成部
15 傘生地用見本デザイン画像データ
16 オーダー用メールフォームデータ
17 受発注フォームデータ
18 定型メールフォームデータ
19 アプリケーションダウンロード実行部
20 傘生地用見本デザイン画像
21「ファイル選択」ボタン
22 トリミングデザイン
23 イメージ画像(上)
24 イメージ画像(横)
25 イメージ画像(斜め)
26 「保存画像ファイルを選択」ボタン
27 サーバパソコン


図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7