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特許7383150ターゲットデバイス、電子デバイス及び媒体のためのビュー調整方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-09
(45)【発行日】2023-11-17
(54)【発明の名称】ターゲットデバイス、電子デバイス及び媒体のためのビュー調整方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04845 20220101AFI20231110BHJP
【FI】
G06F3/04845
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022528039
(86)(22)【出願日】2020-11-06
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-27
(86)【国際出願番号】 CN2020127248
(87)【国際公開番号】W WO2021098537
(87)【国際公開日】2021-05-27
【審査請求日】2022-05-13
(31)【優先権主張番号】201911131816.7
(32)【優先日】2019-11-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】シャオ,ジュンポン
(72)【発明者】
【氏名】ユ,ホイジュン
【審査官】星野 裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-067274(JP,A)
【文献】特開2014-110562(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0152767(US,A1)
【文献】特開2015-115892(JP,A)
【文献】特開2004-240878(JP,A)
【文献】特開2017-117108(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0344253(US,A1)
【文献】特開2008-084300(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターゲットデバイスのビューを調整するための方法であって、前記ターゲットデバイスは、ビデオストリーム再生ページを表示し、前記ビデオストリーム再生ページは、ビデオストリーム再生ビューと、前記ビデオストリーム再生ビューの上に表示される少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールを含み、当該方法は、
前記ターゲットデバイスの姿勢の変化を検出したことに応答して、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであるかどうかを判断するステップと、
前記現在再生中のビデオが前記第1のタイプのビデオであると判断したこと応答して、前記ターゲットデバイスの前記姿勢に一致するように前記ビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、前記少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの透明度を調整するステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記ビデオストリーム再生ページは、前記現在再生中のビデオの関連情報を更に含み、
当該方法は、
前記関連情報を、調整される前記ビデオストリーム再生ビューの上に可動ウインドウの形式で表示するステップ、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記現在再生中のビデオの表示方向を調整するための第1のユーザ操作を検出したことに応答して、前記ターゲットデバイスの前記姿勢に一致するように前記ビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、前記少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は前記透明度を調整するステップ、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
システム通知メッセージを受け取ったことに応答して、前記通知メッセージのタイプに基づいて前記ビデオストリーム再生ページをズームアウトし、前記通知メッセージをブランク領域に表示するステップと、
前記通知メッセージに対するスライド操作を検出したことに応答して、前記通知メッセージの表示を停止し、前記ビデオストリーム再生ページを全画面表示できるようにするステップと、
を更に含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
ターゲットデバイスのビューを調整するための装置であって、前記ターゲットデバイスは、ビデオストリーム再生ページを表示し、前記ビデオストリーム再生ページは、ビデオストリーム再生ビューと、前記ビデオストリーム再生ビューの上に表示される少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールを含み、当該装置は、
前記ターゲットデバイスの姿勢の変化を検出したことに応答して、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであるかどうかを判断するよう構成される決定ユニットと、
前記現在再生中のビデオが前記第1のタイプのビデオであると判断したことに応答して、前記ターゲットデバイスの前記姿勢に一致するように前記ビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、前記少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの透明度を調整するよう構成される調整ユニットと、
を含む、装置。
【請求項6】
前記ビデオストリーム再生ページは、前記現在再生中のビデオの関連情報を更に含み、
当該装置は、
前記関連情報を、調整される前記ビデオストリーム再生ビューの上に可動ウインドウの形式で表示するよう構成される提示ユニット、
を更に含む、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記調整ユニットは、
前記現在再生中のビデオの表示方向を調整するための第1のユーザ操作を検出したことに応答して、前記ターゲットデバイスの前記姿勢に一致するように前記ビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、前記少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は前記透明度を調整するよう更に構成される、
請求項5に記載の装置。
【請求項8】
システム通知メッセージを受け取ったことに応答して、前記通知メッセージのタイプに基づいて前記ビデオストリーム再生ページをズームアウトして、前記通知メッセージをブランク領域に表示するよう構成されるズームアウトユニットと、
前記通知メッセージに対するスライド操作を検出したことに応答して、前記通知メッセージの表示を停止し、前記ビデオストリーム再生ページを全画面表示できるようにするよう構成される表示ユニットと、
を更に含む、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上のプログラムが記憶されるメモリと、
を含む電子デバイスであって、
前記1つ以上のプログラムは、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法を実行させる、電子デバイス。
【請求項10】
コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ読取可能媒体であって、前記プログラムは、プロセッサによって実行されると、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法を実行する、コンピュータ読取可能媒体。
【請求項11】
命令を含むコンピュータプログラムであって、前記命令は、実行されると、コンピュータに、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年11月19日に中国国家知識産権局(CNIPA)に出願され、「METHOD AND APPARATUS FOR ADJUSTING VIEW FOR TARGET DEVICE,ELECTRONIC DEVICE AND MEDIUM」と題された中国特許出願第201911131816.7号の利益及び優先権を主張し、その全開示が、参照によって本出願の開示の一部として本明細書に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
本開示の実施形態は、コンピュータの技術分野に関し、特に、ターゲットデバイス、電子デバイス及びコンピュータ読取可能媒体のビューを調整するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
電子デバイス及び様々なアプリケーションを絶え間なく開発することは、人々の日常生活に大きな変化をもたらし、特に人々のレクリエーション生活を豊かにしてきた。人々は、電子デバイス及びその上にインストールされた様々なアプリケーションによって、ビデオを見たり、興味のある音楽を聴いたりすることのようなレジャー活動を楽しむことができる。ユーザが電子デバイス及びその上にインストールされたアプリケーションによってビデオストリームを見るシナリオでは、ビデオが水平方向に表示されるとき、いくつかの対話型コントロールのような他の要素が画面上にしばしば存在し得る。
【発明の概要】
【0004】
本開示の発明概念を、ここで簡単に紹介し、以下の詳細な説明において詳細に説明する。この発明の概要は、特許請求に係る技術的解決策の主要な特徴又は本質的な特徴を示すようには意図されておらず、特許請求に係る技術的解決策の範囲を限定するようにも意図されていない。
【0005】
本開示のいくつかの実施形態は、ターゲットデバイス、電子デバイス及びコンピュータ読取可能媒体のビューを調整するための方法及び装置を提供する。
【0006】
第1の態様では、本開示のいくつかの実施形態は、ターゲットデバイスのビューを調整するための方法を提供し、ターゲットデバイスは、ビデオストリーム再生ページを表示し、ビデオストリーム再生ページは、ビデオストリーム再生ビューと、ビデオストリーム再生ビューの上に表示される少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールを含み、方法は、ターゲットデバイスの姿勢の変化を検出したことに応答して、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであるかどうかを判断するステップと、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであると判断したことに応答して、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整するステップとを含む。
【0007】
第2の態様では、本開示のいくつかの実施形態は、ターゲットデバイスのビューを調整するための装置を提供し、ターゲットデバイスは、ビデオストリーム再生ページを表示し、ビデオストリーム再生ページは、ビデオストリーム再生ビューと、ビデオストリーム再生ビューの上に表示される少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールを含み、装置は、ターゲットデバイスの姿勢の変化を検出したことに応答して、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであるかどうかを判断するよう構成される決定ユニットと、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであると判断したことに応答して、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整するよう構成される調整ユニットとを含む。
【0008】
第3の態様では、本開示のいくつかの実施形態は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプログラムが記憶されるメモリとを備える電子デバイスを提供し、1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、第1の態様の任意の実装において説明される方法を実行させる。
【0009】
第4の態様において、本開示のいくつかの実施形態は、コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ読取可能媒体を提供し、プログラムは、プロセッサによって実行されると、第1の態様の任意の実装で説明される方法を実装する。
【0010】
本開示のいくつかの実施形態によって提供されるターゲットデバイス、電子デバイス及びコンピュータ読取可能媒体のビューを調整するための方法及び装置は、ターゲットデバイスの姿勢変化を検出し、現在再生中のビデオのタイプを決定することによって、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整することができ、また、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度も調整することができる。したがって、ビューとターゲットデバイスの姿勢との一致を達成することができる。加えて、表示位置及び/又は透明度を調整することによって、調整されたビデオストリーム再生ビューに対する少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの適応性を改善することができる。実際には、異なるディスプレイスタイルに従って異なるエフェクトを達成することができる。例えばビデオストリーム再生対話型コントロールは、ビデオストリーム再生対話型コントロールの透明度を調整することによって不可視にされてよく、それによりビデオストリーム再生ページのクリーンな表示を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示の様々な実施形態の上記及び他の特徴、利点及び態様は、添付の図面と併せて、以下の詳細な説明を参照すると、より明らかになるであろう。図面を通して、同一又は類似の参照番号は、同一又は類似の要素を指す。図面は概略的であり、構成要素及び要素は必ずしも縮尺通りに描かれていないことを理解されたい。
【0012】
図1】本開示のいくつかの実施形態による、ターゲットデバイスのビューを調整するための方法の適用シナリオの概略図である。
図2】本開示のいくつかの実施形態による、ターゲットデバイスのビューを調整するための方法の適用シナリオの概略図である。
【0013】
図3】本開示のいくつかの実施形態による、ターゲットデバイスのビューを調整する方法のフローチャートである。
【0014】
図4】本開示の別の実施形態による、ターゲットデバイスのビューを調整するための方法のフローチャートである。
【0015】
図5】本開示のいくつかの実施形態による、ターゲットデバイスのビューを調整するための装置の概略構造図である。
【0016】
図6】本開示のいくつかの実施形態による、電子デバイスの実装の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本開示の実施形態は、添付の図面を参照して、以下により詳細に説明される。本開示の特定の実施形態が図面に示されているが、本開示は、様々な形式で具現化されてよく、本明細書で説明される実施形態に限定されるものと解釈されるべきではないことを理解されたい。むしろ、これらの実施形態は、本開示の全体的かつ完全な理解のために提供される。本開示の図面及び実施形態は、例示的な目的のためのものに過ぎず、本開示の保護範囲を限定するようには意図されていないことを理解されたい。
【0018】
加えて、説明の便宜上、図面には、関連する発明に関連する部分のみが示されていることに留意されたい。矛盾のない状態では、本開示の実施形態及び実施形態の特徴は、互いに組み合わされてよい。
【0019】
本開示において言及される「第1」、「第2」等のような概念は、異なるデバイス、モジュール又はユニットを区別するためにのみ使用されており、相互依存関係又はこれらのデバイス、モジュール又はユニットによって実行される又は機能の順序を限定するようには使用されていないことに留意されたい。
【0020】
本開示において言及される「ある(a、an)」、「複数の(a plurality of)」等の修飾は、限定的ではなく例示的なものであり、文脈がそうではないことを明確に示していない限り、これらの修飾は「1つ以上」として理解されるべきであることを当業者は理解すべきであることに留意されたい。
【0021】
本開示の実施形態において、複数のデバイス間で交換されるメッセージ又は情報の名前は、例示的な目的のためのものに過ぎず、これらのメッセージ又は情報の範囲を限定するようには意図されていない。
【0022】
本開示は、添付の図面を参照し、実施形態と併せて、以下に詳細に説明される。
【0023】
図1は、本開示のいくつかの実施形態によるターゲットデバイスのビューを調整するための方法を適用することができる適用シナリオの概略図を示す。
【0024】
本開示のいくつかの実施形態によって提供されるターゲットデバイスのビューを調整するための方法は、一般に、端末装置(terminal device)によって実行される。
【0025】
端末装置は、ハードウェア又はソフトウェアのいずれかであり得ることに留意されたい。ハードウェアとして実装されるとき、端末装置は、ディスプレイ画面を有し、かつタッチ操作をサポートする、任意の電子デバイスであってよく、これらに限定されないが、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ等を含む。ソフトウェアとして実装されるとき、端末装置は、上記に列挙された電子デバイス内にインストールされてよい。さらに、端末装置は、例えば分散サービスを提供するよう構成されるソフトウェアの複数のピース又は複数のソフトウェアモジュールとして実装されるか、あるいはソフトウェアの単一のピース又はソフトウェアモジュールとして実装されてよいが、本明細書では特に限定されない。
【0026】
ユーザは、端末装置を使用して、ネットワークを介してサーバと対話し、メッセージを送受信すること等ができる。
【0027】
サーバは、様々なサービスを提供するものであってよく、例えば端末装置にインストールされたアプリケーションに対するサポートを提供するバックグラウンド・アプリケーションサーバであってよい。
【0028】
サーバは、ハードウェア又はソフトウェアのいずれかであり得ることに留意されたい。サーバがハードウェアであるとき、サーバは、複数のサーバを含む分散サーバクラスタとして実装されてよく、あるいは単一のサーバとして実装されてもよい。ソフトウェアであるとき、サーバは、例えば分散サービスを提供するよう構成されるソフトウェアの複数のピース又は複数のソフトウェアモジュールとして実装されてよく、あるいは単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実装されてよいが、本明細書では特に限定されない。
【0029】
図1に図示される適用シナリオでは、ターゲットデバイスのビューを調整するための方法の実行エンティティは、スマートフォン101にインストールされたビデオストリーム再生アプリケーションであってよい。ユーザがビデオストリーム再生アプリケーションを使用してビデオを見るとき、スマートフォン101はビデオストリーム再生ページ102を表示する。ビデオストリーム再生ページ102は、ビデオストリーム再生ビュー103と、ビデオストリーム再生ビュー103の上に表示される3つのビデオストリーム再生対話型コントロールを含む。図に示されているように、3つのビデオストリーム再生対話型コントロールは、それぞれ、プログレスバー104、コメント領域105及びサムアップアイコン106である。これに基づいて、例えばユーザがスマートフォン101を水平方向に左向きに置くとき、スマートフォン101の検出された姿勢変化に応答して、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであるかどうかを判断してよい。例として、現在再生中のビデオが水平バージョンのビデオであるかどうかを判断してよい。具体的には、例として、現在再生中のビデオの長さと幅の比が、予め設定された条件を満たすかどうかを判断してよい。ビデオストリーム再生アプリケーションは、ターゲットデバイスの左向きの水平方向の姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビュー103の表示方向を調整してよく、図2に図示されるように、上述の3つのビデオストリーム再生対話型コントロールを隠してもよい。
【0030】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、ターゲットデバイスのビューを調整するための方法のフローチャート300を更に示す。ターゲットデバイスのビューを調整するための方法は、以下のステップを含む:
【0031】
ステップ301:ターゲットデバイスの姿勢の変化を検出したことに応答して、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであるかどうかを判断する。
【0032】
いくつかの実施形態では、ターゲットデバイスは、ビデオストリーム再生ページを表示してよい。ビデオストリーム再生ページは、ビデオストリーム再生ビューと、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールを含む。ビデオストリーム再生ビューを使用してビデオストリームを再生してよい。ビデオストリーム再生対話型コントロールは、ビデオストリーム再生ページにおいてユーザとの対話をサポートする任意のコントロールを表すよう構成されてよく、これらに限定されないが、プログレスバー、サイドバー、ナビゲーションバー、コメント領域等を含んでよい。一般に、ビデオストリーム再生対話型コントロールは、ビデオストリーム再生ビューに表示される。実際には、ビデオストリーム再生ビュー及びビデオストリーム再生対話型コントロールは、ユーザインタフェース(UI)開発コンポーネントによって実装されてよい。例えばビデオストリーム再生ビュー又はビデオストリーム再生対話型コントロールは、ビュークラス(View class)によって実装されてよい。
【0033】
いくつかの実施形態において、ターゲットデバイスは、複数の電子デバイスのうちのいずれか(例えばスマートフォン)であってよい。ターゲットデバイスは、指定されてもよく、あるいは特定の条件で選択されてもよい。ターゲットデバイスの姿勢は、三次元空間におけるターゲットデバイスの向き(orientation)を表すために使用されてよい。例として、ターゲットデバイスの姿勢は、ピッチ、ヨー及びロールによって表されてよい。一般に、重力センサ、加速度センサ、温度センサ及び方向センサ(orientation sensor)(O-センサ)のような様々なセンサが、スマートフォンによって表される電子デバイス内に提供されてよい。実際には、ターゲットデバイスのビューを調整するための方法の実行エンティティは、様々なセンサによって姿勢検出を実現してよい。具体的には、様々なセンサのパラメータが、オペレーティングシステム又は開発ソフトウェアに提供されたインタフェースを介して取得されてよく、その結果、様々なセンサによって姿勢検出を実現することができる。
【0034】
いくつかの実施形態において、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであるかどうかは、ターゲットデバイスの検出された姿勢変化に応答して決定される。実際上の必要に応じて、ビデオは、異なる寸法(different dimensions)から分類されてよい。例えばビデオは、ビデオの長さと幅の比によって、垂直バージョンのビデオと水平バージョンのビデオに分類されてよい。別の例として、ビデオは、ビデオの異なるコンテンツに従ってビデオの複数のタイプに分類されるなどしてもよい。第1のタイプは、実際上の必要に応じて予め指定されてよく、あるいは特定の条件に従って決定されてもよい。ビデオが第1のタイプのものであるかどうかを判断するための具体的な方法は、異なるビデオ分類方法によって異なってよい。例として、現在再生中のビデオが水平バージョンのビデオであるかどうかは、ビデオの長さと幅の比が予め設定された条件を満たすかどうかを判断することによって判断されてよい。
【0035】
ステップ302:現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであると判断したことに応答して、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整する。
【0036】
いくつかの実施形態では、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであると判断したことに応答して、上述の実行エンティティは、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、そして少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整してよい。例えば垂直画面から水平画面へのターゲットデバイスの検出された姿勢変化に応答して、ビデオストリーム再生ビューの表示方向も水平表示に調節されてよく、それにより、ユーザによる視聴を容易にし、デバイスの操作性又はアプリケーションの対話性を高めることができる。別の例では、左向きの水平画面から右向きの水平画面へのターゲットデバイスの検出された姿勢変化に応答して、ビデオストリーム再生ビューの表示方向を180度回転させてよい。これに基づいて、上述の実行エンティティはまた、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度も調整してよい。実際上の必要に応じて、対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整して、異なる機能を達成し得る。例として、ビデオストリーム再生対話型コントロールは、ビデオストリーム再生対話型コントロールの透明度を調整することによって不可視にされてよく、それによりビデオストリーム再生ページのクリーンな表示を達成することができる。少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置は、ユーザによる操作を容易にするように調整されてよい。
【0037】
いくつかの代替的な実施形態では、現在再生中のビデオの表示方向を調整するための検出された第1のユーザ操作に応答して、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向が調整され、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度が調整される。そのような実施形態において、ユーザが、ビデオの表示方向を調整するために仮想ボタンをタップすることのような操作によって表示方向を調整するシナリオでは、異なるシナリオ要件を満たすように、ビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整してよい。
【0038】
いくつかの代替的な実施形態では、ビデオストリーム再生ページは、現在再生中のビデオの関連情報(associated information)を更に含み、上述の方法は、関連情報を、調整されるビデオストリーム再生ビューの上に可動ウインドウの形式で表示することを更に含む。そのような実施形態では、関連情報がビデオストリーム再生ビューの上に表示されるので、ビデオコンテンツの一部が隠されることがある。関連情報は可動ウインドウの形式で提供されるので、関連情報を表示するウインドウは、必要に応じて移動されてよく、それによりビデオコンテンツ全体を見ることができる。
【0039】
そのような実施形態では、ターゲットデバイスの姿勢変化を検出し、現在再生中のビデオのタイプを決定することによって、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向が調整され、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度が調整される。したがって、ビューとターゲットデバイスの姿勢との一致を達成することができる。加えて、表示位置及び/又は透明度を調整することによって、調整されたビデオストリーム再生ビューに対する少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの適応性を高めることができる。実際には、異なる表示スタイルに従って異なるエフェクトを達成することができる。例えばビデオストリーム再生対話型コントロールは、ビデオストリーム再生対話型コントロールの透明度を調整することによって不可視にされてよく、それにより、ビデオストリーム再生ページのクリーンな表示を達成することができる。
【0040】
図4を更に参照すると、図4は、本開示の別の実施形態によるターゲットデバイスのビューを調整するための方法のフローチャート400である。ターゲットデバイスのビューを調整するための方法は、以下のステップを含む:
【0041】
ステップ401:ターゲットデバイスの姿勢の変化を検出したことに応答して、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであるかどうかを判断する。
【0042】
ステップ402:現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであると判断されたことに応答して、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整する。
【0043】
いくつかの実施態様において、ステップ401及びステップ402の具体的な実装、並びに結果として得られる技術的効果は、図3に対応する実施態様を参照して明らかとなり得、これについては、本明細書において冗長的に説明しない。
【0044】
ステップ403:システム通知メッセージを受け取ったことに応答して、通知メッセージのタイプに基づいてビデオストリーム再生ページをズームアウトして、通知メッセージをブランク領域に表示する。
【0045】
いくつかの実施形態において、ユーザは、ビデオを見ている間にシステム通知メッセージを受け取ることがある。例として、システム通知メッセージは、これらに限定されないが、ショートメッセージ、他のアプリケーションによってプッシュされたメッセージ、システムプロンプトメッセージ等を含む。異なるタイプの通知メッセージを表示するために異なるサイズの領域が必要とされるので、通知メッセージをその中に表示し、かつ通知メッセージのタイプに一致したサイズを有する、ブランク領域を提供するために、ビデオストリーム再生ページは、通知メッセージのタイプに従ってズームアウトされる。実際には、ビデオストリーム再生ページは、異なる種類の通知メッセージに従って異なる方法でズームアウトされてよい。例えば通知メッセージがショートメッセージである場合、ビデオストリーム再生ページは下方にズームアウトされてよく、その結果、ショートメッセージは画面の上部に表示される。通知メッセージが、他のアプリケーションによってプッシュされたメッセージ(例えばインスタントメッセージングアプリケーションの友達から送信されたメッセージ)である場合、ビデオストリーム再生ページは上方に画面の1/3までズームアウトされ、それにより、他のアプリケーションによってプッシュされたメッセージを表示するために画面の2/3を占める領域を提供することができ、また、プッシュされたメッセージにタイムリーに応答すること等の操作を容易にすることもできる(ターゲットデバイスのビューを調整するための方法)。
【0046】
ステップ404:通知メッセージに対するスライド操作を検出したことに応答して、通知メッセージの表示を停止し、ビデオストリーム再生ページを全画面表示できるようにする。
【0047】
いくつかの実施形態において、上述の実行エンティティは、通知メッセージに向けられた様々な操作を検出してよく、スライド操作が検出された場合、通知メッセージの表示を停止し、ビデオストリーム再生ページの全画面表示を可能にしてよい。したがって、ユーザが通知メッセージを処理しないことを選択したとき、あるいは通知メッセージの処理を終了したとき、スライド操作によって全画面モードに切り替えてよい。
【0048】
本開示のいくつかの実施形態によって提供される方法によれば、ビデオストリーム再生ページは、システム通知メッセージの受信に応答してズームアウトされ、それにより、ユーザが、ビデオストリーム再生ページを終了することなく、他のメッセージを処理することを可能にする。加えて、他のメッセージの処理が終了した後、ユーザは、通知メッセージの表示を停止し、スライド等の操作によってビデオストリーム再生ページの全画面表示を可能にし得る。
【0049】
図5を更に参照して、図面を参照して上述した方法を実装するために、本開示は、ターゲットデバイスのビューを調整するための装置のいくつかの実施形態を提供する。装置の実施形態は、図3に示される方法の実施形態に対応する。装置は、特に、様々な電子デバイスに適用されてよい。
【0050】
図5に図示されるように、いくつかの実施形態では、ターゲットデバイスのビューを調整するための装置500が提供される。ターゲットデバイスは、ビデオストリーム再生ページを表示し、ビデオストリーム再生ページは、ビデオストリーム再生ビューと、ビデオストリーム再生ビューの上に表示される少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールを含み、装置500は、決定ユニット501と調整ユニット502を含む。決定ユニット501は、ターゲットデバイスの姿勢の変化を検出したことに応答して、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであるかどうかを判断するよう構成される。調整ユニット502は、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであると判断したことに応答して、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整するよう構成される。
【0051】
いくつかの代替的な実施形態では、ビデオストリーム再生ページは、現在再生中のビデオの関連情報を更に含む。装置500は、提示ユニット(showing unit)(図示せず)を更に含んでもよい。提示ユニットは、関連情報を、調整されるビデオストリーム再生ビューの上に可動ウインドウの形式で表示するよう構成されてよい。
【0052】
いくつかの代替的な実施形態では、調整ユニット502は、現在再生中のビデオの表示方向を調整するための第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整するよう更に構成される。
【0053】
いくつかの代替的な実施形態では、装置500は、ズームアウトユニット(図示せず)及び表示ユニット(displaying unit)(図示せず)を更に含む。ズームアウトユニットは、システム通知メッセージを受け取ったことに応答して、通知メッセージのタイプに基づいてビデオストリーム再生ページをズームアウトし、通知メッセージをブランク領域に表示するよう構成される。表示ユニットは、通知メッセージに対するスライド操作を検出したことに応答して、通知メッセージの表示を停止し、ビデオストリーム再生ページを全画面表示にするよう構成される。
【0054】
いくつかの実施形態では、ターゲットデバイスの姿勢変化を検出し、現在再生中のビデオのタイプを決定することによって、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向が調整され、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度が調整される。したがって、ビューとターゲットデバイスの姿勢との一致を達成することができる。加えて、表示位置及び/又は透明度を調整することによって、調整されたビデオストリーム再生ビューに対する少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの適応性を高めることができる。実際には、異なる表示スタイルに従って異なるエフェクトを達成することができる。例えばビデオストリーム再生対話型コントロールは、ビデオストリーム再生対話型コントロールの透明度を調整することによって不可視にされてよく、それにより、ビデオストリーム再生ページのクリーンな表示を達成することができる。
【0055】
図6を参照すると、図6は、本開示のいくつかの実施形態を実装するのに適した電子デバイス(例えば図1のサーバ又は端末装置)600の概略構造図を示している。端末装置は、本開示のいくつかの実施形態において、携帯電話、ノートブックコンピュータ、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルAndroid(登録商標)デバイス(PAD)、ポータブルメディアプレイヤ(PMP)、車載端末(例えば車載ナビゲーション端末)等のような移動端末、並びにデジタルTV、デスクトップコンピュータ等のような固定端末を含んでよいが、これらに限定されない。図6に示される端末装置は、単に例示に過ぎず、本開示の実施形態の機能及び使用の範囲に対していかなる限定も課すべきではない。
【0056】
図6に図示されるように、電子デバイス600は、処理装置(例えば中央処理ユニット、グラフィクス処理ユニット等)601を含んでよく、処理装置601は、読み取り専用メモリ(ROM)602に記憶されたプログラム又は記憶装置608からランダムアクセスメモリ(RAM)603にロードされたプログラムに従って、様々な適切なアクション及び処理を実行することができる。RAM603は、電子デバイス600の動作に必要な様々なプログラム及びデータを更に記憶する。処理装置601、ROM602及びRAM603は、バス604によって相互接続される。入力/出力(I/O)インタフェース605もバス604に接続される。
【0057】
通常、以下の装置:例えばタッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロスコープ等を含む入力装置606;例えば液晶ディスプレイ(LCD)、ラウドスピーカ、バイブレータ等を含む出力装置607;例えばストレージカードを含む記憶装置608;及び通信装置609;がI/Oインタフェース605に接続され得る。通信装置609は、電子デバイス600が他のデバイスと無線又は有線で通信してデータを交換することを可能に得る。図6は、様々な装置を有する電子デバイス600を図示しているが、図示された装置のすべてが必ずしも実装されるか又は含まれるわけではないことを理解されたい。代替的に、より多くの又はより少ない装置が実装されるか又は含まれてもよい。図6に示される各ブロックは、1つの装置を表してよく、あるいは必要に応じて複数の装置を表してもよい。
【0058】
特に、本開示のいくつかの実施形態によると、フローチャートを参照して上述したプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実装されてよい。例えば本開示のいくつかの実施形態は、コンピュータ読取可能媒体によって担持されるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含む。コンピュータプログラムは、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。そのような実施形態では、コンピュータプログラムは、通信装置609を介してオンラインでダウンロードされてインストールされてよく、あるいは記憶装置608からインストールされてよく、あるいはROM602からインストールされてもよい。コンピュータプログラムが処理装置601によって実行されると、本開示のいくつかの実施形態の方法で定義される機能が実行される。
【0059】
本開示のいくつかの実施形態で説明されるコンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ読取可能信号媒体又はコンピュータ読取可能記憶媒体又はそれらの任意の組合せであってよいことに留意されたい。例えばコンピュータ読取可能記憶媒体は、これらに限定されないが、電気、磁気、光学、電磁気、赤外線又は半導体システム、装置又はデバイス、あるいはそれらの任意の組合せであってよい。コンピュータ読取可能記憶媒体のより具体的な例は、これらに限定されないが、1つ以上のワイヤとの電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスク読取専用メモリ(CD-ROM)、光ストレージデバイス、磁気ストレージデバイス又はこれらの任意の適切な組合せを含んでよい。本開示のいくつかの実施形態において、コンピュータ読取可能記憶媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスによって又はそれらと組み合わせて使用され得るプログラムを含むか又は記憶する任意の有形媒体であってよい。本開示のいくつかの実施形態において、コンピュータ読取可能信号媒体は、ベースバンド内又は搬送波の一部として伝搬し、コンピュータ読取可能プログラムコードを担持する、データ信号を含んでよい。このような方法で伝搬するデータ信号は、これらに限定されないが、電磁信号、光信号又はそれらの任意の適切な組合せを含む複数の形式をとってよい。コンピュータ読取可能信号媒体はまた、コンピュータ読取可能記憶媒体以外の任意の他のコンピュータ読取可能媒体であってもよい。コンピュータ読取可能信号媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスによって又はそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝搬又は伝送してよい。コンピュータ読取可能媒体に含まれるプログラムコードは、これらに限定されないが、電線、光ファイバケーブル、無線周波数(RF)等又はこれらの任意の適切な組合せを含む、任意の適切な媒体を使用することにより伝送されてよい。
【0060】
いくつかの実装モードでは、クライアントとサーバは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)のような、現在知られているか又は将来研究開発される任意のネットワークプロトコルで通信してよく、任意の形式又は媒体でデジタルデータと(通信ネットワークを介して)通信して相互接続してよい。通信ネットワークの例には、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット及びエンドツーエンドネットワーク(例えばアドホックエンドツーエンドネットワーク)、並びに現在知られているか又は将来研究開発される任意のネットワークが含まれる。
【0061】
上述のコンピュータ読取可能媒体は、上述の電子デバイスに含まれてよく、あるいは電子デバイスに組み込まれることなく単独で存在してもよい。上述のコンピュータ読取可能媒体は、1つ以上のプログラムを担持し、1つ以上のプログラムが電子デバイスによって実行されると、電子デバイスに:ターゲットデバイスの姿勢の変化を検出したことに応答して、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであるかどうかを判断させ;現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであると判断したことに応答して、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整させ、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整させる。
【0062】
本開示のいくつかの実施形態による動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語又はそれらの組合せで書かれてよく;上述のプログラミング言語は、Java(登録商標)、Smalltalk(登録商標)、C++のようなオブジェクト指向プログラミング言語を含み、また、「C」言語又は類似のプログラミング言語のような従来の手続き型プログラミング言語も含む。プログラムコードは、全体的にユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンドアロン・ソフトウェアパッケージとして、一部はユーザのコンピュータ上で一部はリモートコンピュータ上で、あるいは全体的にリモートコンピュータ又はサーバ上で実行されてよい。リモートコンピュータに関連するシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザのコンピュータに接続されてよく、あるいは(例えばインターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを介して)外部コンピュータとの接続が形成されてもよい。
【0063】
添付の図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施形態による、システム、方法及びコンピュータプログラム製品の可能な実装のアーキテクチャ、機能性及び動作を図示している。これに関して、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、特定の論理機能を実装するための1つ以上の実行可能命令を含むモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部を表してよい。また、いくつかの代替的な実装においては、ブロック内に示される機能は、添付の図面に示される順序から外れて生じてもよいことにも留意されたい。例えば連続して示される2つのブロックを、実際には、実質的に同時に実行することができ、あるいはそれらのブロックは、時には、関係する機能性に応じて逆の順序で実行されてもよい。また、ブロック図及び/又はフローチャートの各ブロック、並びにブロック図及び/又はフローチャート内のブロックの組合せは、特定の機能又は動作を実行する特殊目的のハードウェアベースのシステムによって実装されてよく、あるいは特殊目的のハードウェアとコンピュータ命令の組合せによって実装されてもよいことに留意されたい。
【0064】
本開示のいくつかの実施形態で説明されるユニットは、ソフトウェアによって実装されてよく、あるいはハードウェアによって実装されてもよい。説明されるユニットはまた、例えば調整ユニットを含む、プロセッサとして説明され得るプロセッサ内に提供されてもよい。これらのユニットの名称は、場合によっては、ユニットそれ自体に対する限定を構成するものではなく、例えば調整ユニットは、「ビデオストリーム再生ビュー及びビデオストリーム再生対話型コントロールを調整するためのユニット」と記載されてもよい。
【0065】
本明細書で説明される機能は、少なくとも部分的に、1つ以上のハードウェア論理コンポーネントによって実行されてもよい。例えば限定ではないが、ハードウェア論理コンポーネントの利用可能な例示的タイプは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、複雑なプログラマブル論理デバイス(CPLD)等を含む。
【0066】
本開示の1つ以上の実施形態によると、ターゲットデバイスのビューを調整するための方法が提供され、ターゲットデバイスはビデオストリーム再生ページを表示し、ビデオストリーム再生ページは、ビデオストリーム再生ビューと、ビデオストリーム再生ビューの上に表示される少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールとを含み、方法は:ターゲットデバイスの姿勢の変化を検出したことに応答して、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであるかどうかを判断するステップと;現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであると判断したことに応答して、ターゲットデバイスの姿勢に一致するように、ビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整するステップとを含む。
【0067】
本開示の1つ以上の実施形態によると、ビデオストリーム再生ページは、現在再生中のビデオの関連情報を更に含み、方法は、関連情報を、調整されるビデオストリーム再生ビューの上に可動ウインドウの形式で表示するステップを更に含む。
【0068】
本開示の1つ以上の実施形態によると、方法は、現在再生中のビデオの表示方向を調節するための第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向を調節し、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調節するステップを更に含む。
【0069】
本開示の1つ以上の実施形態によると、方法は、システム通知メッセージを受け取ったこと応答して、通知メッセージのタイプに基づいてビデオストリーム再生ページをズームアウトして、通知メッセージをブランク領域に表示するステップと、通知メッセージに対するスライド操作を検出したことに応答して、通知メッセージの表示を停止し、ビデオストリーム再生ページを全画面表示できるようにするステップを更に含む。
【0070】
本開示の1つ以上の実施形態によると、ターゲットデバイスのビューを調整するための装置が提供され、ターゲットデバイスは、ビデオストリーム再生ページを表示し、ビデオストリーム再生ページは、ビデオストリーム再生ビューと、ビデオストリーム再生ビューの上に表示される少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールを含み、装置は、ターゲットデバイスの姿勢の変化を検出したことに応答して、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであるかどうかを判断するよう構成される決定ユニットと、現在再生中のビデオが第1のタイプのビデオであると判断したことに応答して、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整するよう構成される調整ユニットを含む。
【0071】
本開示の1つ以上の実施形態によると、ビデオストリーム再生ページは、現在再生中のビデオの関連情報を更に含み、装置は、関連情報を、調整されるビデオストリーム再生ビューの上に可動ウインドウの形式で表示するよう構成される提示ユニットを更に含む。
【0072】
本開示の1つ以上の実施形態によると、調整ユニットは、現在再生中のビデオの表示方向を調整するための第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ターゲットデバイスの姿勢に一致するようにビデオストリーム再生ビューの表示方向を調整し、少なくとも1つのビデオストリーム再生対話型コントロールの表示位置及び/又は透明度を調整するよう更に構成される。
【0073】
本開示の1つ以上の実施形態によると、装置は、システム通知メッセージを受け取ったことに応答して、通知メッセージのタイプに基づいて、ビデオストリーム再生ページをズームアウトして、通知メッセージをブランク領域に表示するよう構成されるズームアウトユニットと、通知メッセージに対するスライド操作を検出したことに応答して、通知メッセージの表示を停止し、ビデオストリーム再生ページを全画面表示できるにするよう構成される表示ユニットを更に備える。
【0074】
本開示の1つ以上の実施形態によると、電子デバイスが提供され、電子デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプログラムが記憶されるメモリを含み、1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに上述の方法のいずれかを実行させる。
【0075】
本開示の1つ以上の実施形態によると、コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ読取可能媒体が提供され、プログラムは、プロセッサによって実行されると、上述の方法のいずれかを実行する。
【0076】
上記の説明は、本開示のいくつかの好ましい実施形態及び適用される技術的原理の例示にすぎない。本開示の実施形態に含まれる本発明の範囲は、上述の技術的特徴の特定の組合せによって形成される技術的解決策に限定されるものではなく、また、上述の発明的概念から逸脱することなく、上述の技術的特徴又はそれらの同等の特徴の任意の組合せによって形成される他の技術的解決策、例えば技術的特徴を有する上述の特徴を、本開示の実施形態に開示される同様の機能と置き換えることによって形成される技術的解決策(これに限定されない)もカバーすべきであることを当業者は理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6