(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-09
(45)【発行日】2023-11-17
(54)【発明の名称】接続されたアップリンク-ダウンリンク・ストリーミングにおいて5Gアプリケーションサーバを構成するための方法、デバイス及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
H04W 4/06 20090101AFI20231110BHJP
H04W 76/10 20180101ALI20231110BHJP
H04N 21/437 20110101ALI20231110BHJP
H04N 21/6377 20110101ALI20231110BHJP
【FI】
H04W4/06 171
H04W76/10
H04N21/437
H04N21/6377
(21)【出願番号】P 2022564550
(86)(22)【出願日】2021-10-12
(86)【国際出願番号】 US2021054566
(87)【国際公開番号】W WO2022211849
(87)【国際公開日】2022-10-06
【審査請求日】2022-10-24
(32)【優先日】2021-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520353802
【氏名又は名称】テンセント・アメリカ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ソダガァ,イラジ
【審査官】新井 寛
(56)【参考文献】
【文献】Ericsson LM, Qualcomm Incorporated, Tencent, BBC,[FS_5GMS-EXT] Key Topic Uplink media streaming,3GPP TSG SA WG4 #112-e S4-210299,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG4_CODEC/TSGS4_112-e/Docs/S4-210299.zip>,2021年02月10日
【文献】3GPP TS 26.512 V16.1.0,3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; 5G Media Streaming (5GMS); Protocols (Release 16),2020年12月23日,pp.14-17
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
H04N 21/00 - 21/858
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサによって実行される方法であって、
第5世代メディアストリーミング(5GMS)アプリケーションプロバイダを用いて、
5GMSアップリンクアプリケーションサーバ(AS)と5GMSダウンリンクASとの間の直接接続のための構成をセットアップするために使用される第1コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する第1要求を5GMSダウンリンクアプリケーション機能(AF)へ送信するステップと、
前記5GMSアプリケーションプロバイダにおいて、前記5GMSダウンリンクAFから、前記第1コンテンツホスティング構成テンプレートを受け取るステップと、
前記5GMSアプリケーションプロバイダを用いて、
前記5GMSアップリンクASと前記5GMSダウンリンクASとの間の直接接続のための構成をセットアップするために使用される第2コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する第2要求を5GMSアップリンクAFへ送信するステップであって、前記第2要求はプロトコル情報を含む、ステップと、
前記5GMSアプリケーションプロバイダにおいて、前記5GMSアップリンクAFから、前記第2コンテンツホスティング構成テンプレートが作成されたことの確認応答を受け取るステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記5GMSダウンリンクAFを用いて、前記第1要求に基づいて、5GMSアプリケーションサーバから、前記第1コンテンツホスティング構成テンプレートを作成するためにリソースを要求するステップを更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記5GMSアップリンクAFを用いて、前記第2要求に基づいて、5GMSアップリンクアプリケーションサーバから、前記第2コンテンツホスティング構成テンプレート及び前記プロトコル情報を作成するためにリソースを要求するステップを更に含む、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記プロトコル情報はアドレス情報を含む、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記アドレス情報は、暗号化されたユニフォームリソースロケータ(URL)アドレスを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記プロトコル情報は、ダウンリンクのプロビジョニングセッションIDを含む、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記プロトコル情報は、ユニフォームリソース識別子(URI)文字列を含む、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
プログラムコードを記憶するよう構成される少なくとも1つのメモリと、
前記プログラムコードを読み出し、前記プログラムコードによって指示されるように動作するよう構成される少なくとも1つのプロセッサと、
を含み、前記プログラムコードは、
前記少なくとも1つのプロセッサに、第5世代メディアストリーミング(5GMS)アプリケーションプロバイダを用いて、
5GMSアップリンクアプリケーションサーバ(AS)と5GMSダウンリンクASとの間の直接接続のための構成をセットアップするために使用される第1コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する第1要求を5GMSダウンリンクアプリケーション機能(AF)へ送信させるよう構成される第1送信コードと、
前記少なくとも1つのプロセッサに、前記5GMSアプリケーションプロバイダにおいて前記5GMSダウンリンクAFから、前記第1コンテンツホスティング構成テンプレートを受け取らせるよう構成される第1受信コードと、
前記少なくとも1つのプロセッサに、前記5GMSアプリケーションプロバイダを用いて、
前記5GMSアップリンクASと前記5GMSダウンリンクASとの間の直接接続のための構成をセットアップするために使用される第2コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する第2要求を5GMSアップリンクAFへ送信させるよう構成される第2送信コードであって、前記第2要求はプロトコル情報を含む、第2送信コードと、
前記少なくとも1つのプロセッサに、前記5GMSアプリケーションプロバイダにおいて前記5GMSアップリンクAFから、前記第2コンテンツホスティング構成テンプレートが作成されたことの確認応答を受け取らせるよう構成される第2受信コードと、
を含む、デバイス。
【請求項9】
前記プログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサに、前記5GMSダウンリンクAFを用いて、前記第1要求に基づいて、5GMSアプリケーションサーバから、前記第1コンテンツホスティング構成テンプレートを作成するためにリソースを要求させるよう構成される第1要求コードを更に含む、
請求項8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記プログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサに、前記5GMSアップリンクAFを用いて、前記第2要求に基づいて、5GMSアップリンクアプリケーションサーバから、前記第2コンテンツホスティング構成テンプレート及び前記プロトコル情報を作成するためにリソースを要求させるよう構成される第2要求コードを更に含む、
請求項8又は9に記載のデバイス。
【請求項11】
前記プロトコル情報はアドレス情報を含む、
請求項8乃至10のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項12】
前記アドレス情報は、暗号化されたユニフォームリソースロケータ(URL)アドレスを含む、
請求項11に記載のデバイス。
【請求項13】
前記プロトコル情報は、ダウンリンクのプロビジョニングセッションIDを含む、
請求項8乃至10のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項14】
前記プロトコル情報は、ユニフォームリソース識別子(URI)文字列を含む、
請求項8乃至10のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項15】
1つ以上のプロセッサよって実行されると、該1つ以上のプロセッサに、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、米国特許商標庁に2021年3月31日に出願された米国仮出願第63/168,962号及び2021年10月8日に出願された米国仮出願第17/497,027号に基づく優先権を主張し、これらの開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
技術分野
本開示は、一般に、第5世代(5G)メディアストリーミング(5GMS)に関し、特に、アップリンク及びダウンリンク・ストリーミングのために5GMSアプリケーションサーバ間の接続をセットアップする方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)TS26.512は、コンテンツがデバイスから外部サービスプロバイダにストリーミングされるアップリンク・ストリーミングの概念を定義している。しかしながら、既存のストリーミング・アーキテクチャは、アップリンク及びダウンリンク・ストリーミングを接続することによって、あるユーザから他のユーザにコンテンツをストリーミングするセッションをセットアップする方法を提供しておらず、定義していない。
【発明の概要】
【0004】
本開示の態様によると、方法は、第5世代メディアストリーミング(5GMS)アプリケーションプロバイダを用いて、第1コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する第1要求を5GMSダウンリンクアプリケーション機能(AF)へ送信するステップと、5GMSアプリケーションプロバイダにおいて5GMSダウンリンクAFから、第1コンテンツホスティング構成テンプレートを受け取るステップと、5GMSアプリケーションプロバイダを用いて、第2コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する第2要求を5GMSアップリンクAFへ送信するステップであって、第2要求はプロトコル情報を含む、ステップと、5GMSアプリケーションプロバイダにおいて、5GMSアップリンクAFから、第2コンテンツホスティング構成テンプレートが作成されたことの確認応答を受け取るステップと、を含み得る。
【0005】
本開示の態様によると、デバイスは、プログラムコードを記憶するよう構成される少なくとも1つのメモリと、プログラムコードを読み出し、プログラムコードによって指示されるように動作するよう構成される少なくとも1つのプロセッサと、を含んでよく、プログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサに、第5世代メディアストリーミング(5GMS)アプリケーションプロバイダを用いて、第1コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する第1要求を5GMSダウンリンクアプリケーション機能(AF)へ送信させるよう構成される第1送信コードと、少なくとも1つのプロセッサに、5GMSアプリケーションプロバイダにおいて5GMSダウンリンクAFから、第1コンテンツホスティング構成テンプレートを受け取らせるよう構成される第1受信コードと、少なくとも1つのプロセッサに、5GMSアプリケーションプロバイダを用いて、第2コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する第2要求を5GMSアップリンクAFへ送信させるよう構成される第2送信コードであって、第2要求はプロトコル情報を含む、第2送信コードと、少なくとも1つのプロセッサに、5GMSアプリケーションプロバイダにおいて5GMSアップリンクAFから、第2コンテンツホスティング構成テンプレートが作成されたことの確認応答を受け取らせるよう構成される第2受信コードと、を含む。
【0006】
本開示の態様によると、非一時的なコンピュータ読取可能媒体は、デバイスの1つ以上のプロセッサよって実行されると、該1つ以上のプロセッサに、第5世代メディアストリーミング(5GMS)アプリケーションプロバイダを用いて、第1コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する第1要求を5GMSダウンリンクアプリケーション機能(AF)へ送信させ、5GMSアプリケーションプロバイダにおいて5GMSダウンリンクAFから、第1コンテンツホスティング構成テンプレートを受け取らせ、5GMSアプリケーションプロバイダを用いて、第2コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する第2要求を5GMSアップリンクAFへ送信させ、第2要求はプロトコル情報を含み、5GMSアプリケーションプロバイダにおいて、5GMSアップリンクAFから、第2コンテンツホスティング構成テンプレートが作成されたことの確認応答を受け取らせる、1つ以上の命令を含む命令を記憶し得る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
開示される主題の更なる特徴、性質及び様々な利点は、以下の詳細な説明及び添付の図面からより明らかになるであろう。
【0008】
【
図1】実施形態に従って、本明細書において説明される方法、装置及びシステムが実装され得る環境の図である。
【0009】
【
図2】
図1の1つ以上のデバイスの例示的な構成要素のブロック図である。
【0010】
【
図3】実施形態による、メディア・アップリンク・ストリーミングのためのメディア・アーキテクチャの図である。
【0011】
【
図4】実施形態による、メディア・ダウンリンク・ストリーミングのためのメディア・アーキテクチャの図である。
【0012】
【
図5】実施形態による、アップリンク-ダウンリンク・ストリーミングのためのメディアシステムの図である。
【0013】
【
図6】実施形態による、5Gネットワークにおけるアップリンク及びダウンリンク・ストリーミングのための動作フローの図である。
【0014】
【
図7】実施形態による、5Gネットワークにおけるアップリンク及びダウンリンク・ストリーミングのための動作フローの図である。
【0015】
【
図8】実施形態による、アップリンク及びダウンリンク・ストリーミングのためのプロセスの図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は、実施形態に従って、本明細書において説明される方法、装置及びシステムが実装され得る環境100の図である。
図1に示されるように、環境100は、ユーザデバイス110、プラットフォーム120及びネットワーク130を含み得る。環境100のデバイスは、有線接続、無線接続又は有線と無線接続の組合せを介して相互接続し得る。
【0017】
ユーザデバイス110は、プラットフォーム120に関連付けられる情報を受信、生成、記憶、処理及び/又は提供することが可能な1つ以上のデバイスを含む。例えばユーザデバイス110は、コンピューティングデバイス(例えばデスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、スマートスピーカ、サーバ等)、携帯電話(例えばスマートフォン、無線電話等)、ウェアラブルデバイス(例えば一対のスマートグラス又はスマートウォッチ)又は類似のデバイスを含み得る。いくつかの実装では、ユーザデバイス110は、プラットフォーム120から情報を受信及び/又はプラットフォーム120へ情報を送信し得る。
【0018】
プラットフォーム120は、本明細書の他の箇所で説明されるように、1つ以上のデバイスを含む。いくつかの実装では、プラットフォーム120は、クラウドサーバ又はクラウドサーバのグループを含み得る。いくつかの実装形態では、プラットフォーム120は、特定のニーズに応じてソフトウェア構成要素がスワップイン又はアウトされ得るようにモジュール化されるよう設計され得る。したがって、プラットフォーム120は、異なる使用のために容易に及び/又は迅速に再構成され得る。
【0019】
いくつかの実装では、図示されるように、プラットフォーム120は、クラウドコンピューティング環境122でホストされ得る。特に、本明細書に記載される実装は、プラットフォーム120がクラウドコンピューティング環境122でホストされるものとして説明するが、いくつかの実装では、プラットフォーム120は、クラウドベースではなくてもよく(すなわち、クラウドコンピューティング環境の外部で実装されてもよく)又は部分的にクラウドベースであってもよい。
【0020】
クラウドコンピューティング環境122は、プラットフォーム120をホストする環境を含む。クラウドコンピューティング環境122は、プラットフォーム120をホストするシステム及び/又はデバイスの物理的な位置及び構成に関するエンドユーザ(例えばユーザデバイス110)の知識を必要としない、計算、ソフトウェア、データアクセス、ストレージ等のサービスを提供し得る。図示されるように、クラウドコンピューティング環境122は、コンピューティングリソース124のグループ(「(複数の)コンピューティングリソース124」と総称され、個々に「コンピューティングリソース124」と称される)を含み得る。
【0021】
コンピューティングリソース124は、1つ以上のパーソナルコンピュータ、ワークステーションコンピュータ、サーバデバイス又は他のタイプの計算及び/又は通信デバイスを含む。いくつかの実装では、コンピューティングリソース124はプラットフォーム120をホストし得る。クラウドリソースは、コンピューティングリソース124において実行される計算インスタンス、コンピューティングリソース124において提供されるストレージデバイス、コンピューティングリソース124によって提供されるデータ転送デバイス等を含み得る。いくつかの実装では、コンピューティングリソース124は、有線接続、無線接続又は有線と無線接続の組合せを介して、他のコンピューティングリソース124と通信し得る。
【0022】
図1に更に示されるように、コンピューティングリソース124は、1つ以上のアプリケーション(APP)124-1、1つ以上の仮想マシン(VM)124-2、仮想化ストレージ(VS)124-3、1つ以上のハイパーバイザ(HYP)124-4等のようなクラウドリソースのグループを含む。
【0023】
アプリケーション124-1は、ユーザデバイス110及び/又はプラットフォーム120に提供され得るか又はこれらによってアクセスされ得る、1つ以上のソフトウェアアプリケーションを含む。アプリケーション124-1は、ユーザデバイス110上にソフトウェアアプリケーションをインストールして実行する必要をなくすことができる。例えばアプリケーション124-1は、プラットフォーム120に関連付けられるソフトウェア及び/又はクラウドコンピューティング環境122を介して提供可能な任意の他のソフトウェアを含み得る。いくつかの実装では、1つのアプリケーション124-1が、仮想マシン124-2を介して、1つ以上の他のアプリケーション124-1へ/から情報を送信/受信し得る。
【0024】
仮想マシン124-2は、物理マシンのような、プログラムを実行するマシン(例えばコンピュータ)のソフトウェア実装を含む。仮想マシン124-2は、仮想マシン124-2による任意の実マシンへの使用及び対応の程度に応じて、システム仮想マシン又はプロセス仮想マシンのいずれかであり得る。システム仮想マシンは、完全なオペレーティングシステム(OS)の実行をサポートする完全なシステムプラットフォームを提供し得る。プロセス仮想マシンは、単一のプログラムを実行し、単一のプロセスをサポートし得る。いくつかの実装では、仮想マシン124-2は、ユーザ(例えばユーザデバイス110)に代わって実行してよく、データ管理、同期化又は長時間データ転送のようなクラウドコンピューティング環境122のインフラストラクチャを管理し得る。
【0025】
仮想化ストレージ124-3は、コンピューティングリソース124のストレージシステム又はデバイス内で仮想化技術を使用する、1つ以上のストレージシステム及び/又は1つ以上のデバイスを含む。いくつかの実装では、ストレージシステムのコンテキスト内では、仮想化のタイプは、ブロック仮想化及びファイル仮想化を含み得る。ブロック仮想化は、物理ストレージからの論理ストレージの抽象化(又は分離)を指してよく、それにより、ストレージシステムは、物理ストレージ又は異種構造に関係なく、アクセスされ得る。この分離は、管理者がエンドユーザのストレージを管理する方法におけるストレージシステムの管理者の柔軟性を許容し得る。ファイル仮想化は、ファイルレベルでアクセスされるデータと、ファイルが物理的に記憶される場所との間の依存関係を排除し得る。これは、ストレージの使用、サーバ統合及び/又は非破壊的なファイルマイグレーション(non-disruptive file migrations)の性能の最適化を可能にし得る。
【0026】
ハイパーバイザ124-4は、複数のオペレーティングシステム(例えば「ゲストオペレーティングシステム」)が、コンピューティングリソース124のようなホストコンピュータ上で同時に実行することを可能にするハードウェア仮想化技術を提供し得る。ハイパーバイザ124-4は、ゲストオペレーティングシステムに対して仮想オペレーティングプラットフォームを提示し得、ゲストオペレーティングシステムの実行を管理し得る。様々なオペレーティングシステムの複数のインスタンスは、仮想化ハードウェアリソースを共有し得る。
【0027】
ネットワーク130は、1つ以上の有線及び/又は無線ネットワークを含む。例えばネットワーク130は、セルラーネットワーク(例えば第5世代(5G)ネットワーク、長期進化(LTE)ネットワーク、第3世代(3G)ネットワーク、コード分割多元接続(CDMA)ネットワーク等)、公衆陸上移動網(PLMN:public land mobile network)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、電話網(例えば公衆交換電話網(PSTN))、プライベートネットワーク、アドホックネットワーク、イントラネット、インターネット、光ファイバベースのネットワーク等及び/又はこれら若しくは他のタイプのネットワークの組合せを含んでもよい。
【0028】
図1に示されるデバイス及びネットワークの数及び配置は、一例として提供される。実際には、
図1に示されるものよりも、追加のデバイス及び/又はネットワーク、より少ないデバイス及び/又はネットワーク、異なるデバイス及び/又はネットワーク又は異なるように配置されるデバイス及び/又はネットワークが存在し得る。さらに、
図1に示される2つ以上のデバイスが、単一のデバイス内に実装されてもよく、あるいは
図1に示される単一のデバイスが、複数の分散デバイスとして実装され得る。加えて又は代替的に、環境100のデバイスのセット(例えば1つ以上のデバイス)は、環境100のデバイスの別のセットによって実行されるものとして説明される1つ以上の機能を実行し得る。
【0029】
図2は、
図1の1つ以上のデバイスの例示的な構成要素のブロック図である。デバイス200は、ユーザデバイス110及び/又はプラットフォーム120に対応し得る。
図2に示されるように、デバイス200は、バス210、プロセッサ220、メモリ230、記憶構成要素240、入力構成要素250、出力構成要素260及び通信インタフェース270を含み得る。
【0030】
バス210は、デバイス200の構成要素間の通信を可能にする構成要素を含む。プロセッサ220は、ハードウェア、ファームウェア又はハードウェアとソフトウェアの組合せで実装される。プロセッサ220は、中央処理ユニット(CPU)、グラフィクス処理ユニット(GPU)、加速処理ユニット(APU)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)又は別のタイプの処理構成要素である。いくつかの実装では、プロセッサ220は、機能を実行するようにプログラムされることが可能な1つ以上のプロセッサを含む。メモリ230は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)及び/又はプロセッサ220による使用のための情報及び/又は命令を記憶する別のタイプの動的又は静的ストレージデバイス(例えばフラッシュメモリ、磁気メモリ及び/又は光メモリ)を含む。
【0031】
記憶構成要素240は、デバイス200の操作及び使用に関連する情報及び/又はソフトウェアを記憶する。例えば記憶構成要素240は、ハードディスク(例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク及び/又はソリッドステートディスク)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、カートリッジ、磁気テープ及び/又は別のタイプの非一時的なコンピュータ読取可能媒体を、対応するドライブとともに含み得る。
【0032】
入力構成要素250は、デバイス200が、ユーザ入力(例えばタッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、スイッチ及び/又はマイクロホン)を介するなどして情報を受け取ることを可能にする構成要素を含む。加えて又は代替的に、入力構成要素250は、情報を感知するためのセンサ(例えば全地球測位システム(GPS)構成要素、加速度計、ジャイロスコープ及び/又はアクチュエータ)を含んでもよい。出力構成要素260は、デバイス200からの出力情報を提供する構成要素(例えばディスプレイ、スピーカ及び/又は1つ以上の発光ダイオード(LED))を含む。
【0033】
通信インタフェース270は、デバイス200が有線接続、無線接続又は有線と無線接続の組合せを介するなどして他のデバイスと通信することを可能にする、トランシーバ状の構成要素(例えばトランシーバ及び/又は別個の受信機と送信機)を含む。通信インタフェース270は、デバイス200が別のデバイスから情報を受け取り、かつ/又は別のデバイスに情報を提供することを可能にし得る。例えば通信インタフェース270は、イーサネット(登録商標)インタフェース、光インタフェース、同軸インタフェース、赤外線インタフェース、無線周波数(RF)インタフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)インタフェース、Wi-Fiインタフェース、セルラーネットワークインタフェース等を含み得る。
【0034】
デバイス200は、本明細書で説明される1つ以上のプロセスを実行し得る。デバイス200は、プロセッサ220が、メモリ230及び/又は記憶構成要素240のような、非一時的なコンピュータ読取可能媒体によって記憶されるソフトウェア命令を実行することに応答して、これらのプロセスを実行し得る。コンピュータ読取可能媒体は、本明細書では、非一時的なメモリデバイスとして定義される。メモリデバイスは、単一の物理ストレージデバイス内のメモリ空間又は複数の物理ストレージデバイスにわたって広がるメモリ空間を含む。
【0035】
ソフトウェア命令は、別のコンピュータ読取可能媒体から又は通信インタフェース270を介して別のデバイスから、メモリ230及び/又は記憶構成要素240に読み込まれてよい。実行されると、メモリ230及び/又は記憶構成要素240に記憶されたソフトウェア命令は、プロセッサ220に、本明細書で説明される1つ以上のプロセスを実行させることができる。加えて又は代替的に、ハードワイヤード回路が、本明細書で説明される1つ以上のプロセスを実行するために、ソフトウェア命令の代わりに又はそれと組み合わせて使用されてよい。したがって、本明細書で説明される実施形態は、ハードウェア回路とソフトウェアの特定の組合せに限定されない。
【0036】
図2に示される構成要素の数及び配置は、一例として提供される。実際には、デバイス200は、
図2に示されるものよりも、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素又は異なる配置の構成要素を含んでもよい。加えて又は代替的に、デバイス200の構成要素(例えば1つ以上の構成要素)のセットは、デバイス200の構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明される1つ以上の機能を実行してもよい。
【0037】
5Gメディアストリーミング(5GMS)システムは、ダウンリンク・メディアストリーミングサービス又はアップリンク・メディアストリーミングサービスのいずれか又はその両方をサポートする、5Gメディアストリーミング・アーキテクチャからのアプリケーション機能、アプリケーションサーバ及びインタフェースのアセンブリであり得る。5GMSアプリケーションプロバイダは、5GMSシステムの機能と対話する当事者(party)を含んでよく、5GMSシステムの機能と対話する5GMSアウェア・アプリケーションを提供する。5GMSアウェア・アプリケーションは、5GMSアプリケーションサービスのサービスロジックを含み、5GMSアーキテクチャで定義されたインタフェース及びアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を介して他の5GMSクライアント及びネットワーク機能と対話する、5GMSアプリケーションプロバイダによって提供されるユーザ機器(UE)内のアプリケーションを指してよい。5GMSクライアントは、5GMSダウンリンク(5GMSd)クライアント又は5GMSアップリンク(5GMSu)クライアントのいずれか又はその両方であるUE機能を指してよい。
【0038】
5GMSdクライアントは、ダウンリンク・ストリーミングのための5Gメディアストリーミングプレーヤとメディアセッションハンドラを少なくとも含み、かつ明確に定義されたインタフェース/APIを通してアクセスされ得る、UE機能を指してよい。5GMSuクライアントは、明確に定義されたインタフェース/APIを通してアクセスされ得る5GMSuサービスの発信元(originator)を指してよい。5GMSuメディアストリーマは、5GMSアプリケーションプロバイダのアプリケーションサーバ(AS:Application Server)機能に対するストリーミングメディアコンテンツのアップリンク配信を可能にし、かつメディアキャプチャとその後のストリーミングのための5GMSuアウェア・アプリケーションとメディアセッション制御のためのメディアセッションハンドラの両方と対話する、UE機能を指してよい。
【0039】
動的ポリシーは、メディアセッション中のアップリンク又はダウンリンク・アプリケーションフローのための動的ポリシー及びチャージ制御(PCC:policy and charging control)ルールを指してよい。エジェストセッション(egest session)は、5GMS ASから5GMSuアプリケーションプロバイダに向かうアップリンク・メディアストリーミング・セッションを指してよい。インジェストセッション(ingest session)は、メディアコンテンツを5GMSd ASにアップロードするセッションを指してよい。ポリシーテンプレートは、5GMSアプリケーションプロバイダ及びその結果としてのPCCルールにも特有の、(半静的)ポリシー又は制御機能(PCF:Policy or Control Function)/ネットワーク公開機能(NEF:Network Exposure Function)APIパラメータの集合を指してよい。ポリシーテンプレートIDは、所望のポリシーテンプレートを識別してよく、該所望のポリシーテンプレートは、PCFが所望のPCCルールをコンパイルすることができるように、5Gシステムに向けて適切なPCF/NEF APIを選択するために、5GMSdアプリケーション機能(AF:Application Function)によって使用される。メディアプレーヤエントリは、メディアプレゼンテーションを定義するドキュメント又はドキュメントへのポインタ(例えばDASHのためのメディアプレゼンテーション記述(MPD)又はビデオクリップファイルへのユニフォームリソースロケータ(URL))を指してよい。メディアストリーマエントリは、アップリンク・メディアストリーミングセッションのエントリポイントを定義するポインタ(例えばURLの形式の)を指してよい。プレゼンテーションエントリは、HTML5ドキュメントのような、アプリケーションプレゼンテーションを定義するドキュメント又はドキュメントへのポインタを指してよい。
【0040】
プロビジョニングセッションは、5GMSdアウェア・アプリケーション(Aware Application)のセットに関連する5GMSd特徴を構成する5GMSdアプリケーションプロバイダによってインタフェース(M1d)で供給されるデータ構造を指してよい。5GMSdメディアプレーヤは、メディプレイエントリに基づいてメディアプレゼンテーションの再生及びレンダリングを可能にし、再生、一時停止、シーク、停止のような、いくつかの基本的なコントロールを5GMSdアウェア・アプリケーションに公開するUE機能を指してよい。サーバアクセス情報は、ストリーミングセッションの受信をアクティブにするために必要とされるパラメータとアドレスのセット(5GMSd AF及び5GMSd ASアドレスを含む)を指してよい。サービス及びコンテンツディスカバリは、エンドユーザが、利用可能なストリーミングサービス及びコンテンツの提供(offerings)を発見し、かつアクセスのために特有のサービス又はコンテンツアイテムを選択することを可能にする、5GMSdアプリケーションプロバイダによって5GMSアウェア・アプリケーションに提供される機能及び手順を指してよい。サービス告知(Service Announcement)は、5GMSアウェア・アプリケーションが5GMSサービスアクセス情報を直接又はその情報への参照の形式で取得することができるように、5GMSアウェア・アプリケーションと5GMSアプリケーションプロバイダの間で実施される手続きを指してよい。
【0041】
第三者プレーヤは、APIを使用して、選択された5GMSd機能を動かしてメディアコンテンツを再生する、アプリケーションの部分を指してよい。第三者アップリンク・ストリーマは、APIを使用して、選択された5GMSu機能を動かしてメディアコンテンツをキャプチャ及びストリーミングするアプリケーションの部分を指してよい。
【0042】
図3は、実施形態による、メディア・アップリンク・ストリーミングのためのメディア・アーキテクチャ300の図である。5GMSuアプリケーションプロバイダ301は、アップリンク・ストリーミングサービスのために5GMSuを使用し得る。5GMSuアプリケーションプロバイダ301は、5GMSuクライアント304と、5GMSuで定義されるインタフェース及びAPIを使用するネットワーク機能とを使用するために、UE303上に5GMSuアウェア・アプリケーション302を提供し得る。5GMSu ASは、5Gメディア・アップリンク・ストリーミング専用のASであってよい。5GMSuクライアント304は、5Gメディア・アップリンク・ストリーミング専用のUE303の内部機能であってよい。
【0043】
5GMSu AF306及び5GMSu AS305は、データネットワーク(DN)307機能であり得る。信頼できるDN(trusted DN)の機能は、オペレータのネットワークによって信頼され得る。したがって、信頼できるDN内のAFは、すべての5Gコア機能と直接通信し得る。外部DN内の機能は、リンク320を使用して、NEF308を介してのみ、5Gコア機能と通信し得る。
【0044】
メディア・アーキテクチャ300は、UE303の内部機能と、5Gメディア・アップリンク・ストリーミングのための関連ネットワーク機能を接続させ得る。したがって、メディア・アーキテクチャ300は、複数の機能を含み得る。例えばUE303上の5GMSuクライアント304は、インタフェース/APIを通してアクセスされ得る5GMSuサービスの発信者であり得る。5GMSuクライアント304は、メディアセッションハンドラ309とメディアストリーマ310という2つのサブ機能を含み得る。メディアセッションハンドラ309は、メディアセッションの配信を確立し、制御し、サポートするために、5GMSu AF306と通信し得る。メディアセッションハンドラ309は、5GMSuアウェア・アプリケーション302が使用することができるAPIを公開し得る。メディアストリーマ310は、メディアコンテンツをストリーミングし、かつメディアキャプチャ及びストリーミングのための5GMSuアウェア・アプリケーション302と、メディアセッション制御のためのメディアセッションハンドラ309とにサービスを提供するために、5GMSu AS305と通信し得る。5GMSuアウェア・アプリケーション302は、外部アプリケーション又はコンテンツサービスプロバイダ特有のロジックを実装し、メディアセッションの確立を可能にすることによって、5GMSuクライアント304を制御し得る。5GMSu AS305は、5Gメディア機能をホストすることができ、例えばコンテンツ配信ネットワーク(CDN)として実装され得る。5GMSuアプリケーションプロバイダ301は、例えば5GMSuアウェア・アプリケーション302からメディアをストリーミングするために5GMSuを使用する、メディアストレージ、消費、トランスコーディング及び再分布のような、外部アプリケーション又はコンテンツ特有のメディア機能性であり得る。5GMSu AF306は、UE303上のメディアセッションハンドラ309及び/又は5GMSuアプリケーションプロバイダ301に様々な制御機能を提供し得る。5GMSu AF306は、異なるPCF311の取り扱いについて要求を中継又は開始するか、あるいは他のネットワーク機能と対話し得る。
【0045】
メディア・アーキテクチャ300は、複数の異なるインタフェースを含み得る。例えばリンク321は、M1uに関連してよく、これは、メディア・アーキテクチャ300の使用をプロビジョニングし、かつフィードバックを取得するために、5GMSu AF306によって公開される、5GMSuプロビジョニングAPIであり得る。リンク322は、M2uに関連してよく、これは、5GMSu AS305によって公開され、DN307のような信頼できるDN内の5GMSu AS305が、ストリーミングサービスのためのコンテンツを受信するために選択されたときに使用される、5GMSuパブリッシュAPI(Publish API)であり得る。リンク323は、M3uに関連してよく、これは、DN307のような信頼できるDN内で5GMSu AS305上のコンテンツホスティングのための情報を交換するために使用される内部APIであり得る。リンク324は、M4uに関連してよく、これは、メディアコンテンツをストリーミングするために、5GMSu AS 323によってメディアストリーマ310に公開されるメディア・アップリンク・ストリーミングAPIであり得る。リンク325は、M5uに関連してよく、これは、メディアセッション処理、制御及び支援のために、5GMSu AF305によってメディアセッションハンドラに公開される、メディアセッション処理(Media Session Handling)APIであってよく、例えば承認及び認証のような適切なセキュリティメカニズムも含む。リンク326は、M6uに関連してよく、これは、5GMSu機能を使用するためにメディアセッションハンドラ309によって5GMSuアウェア・アプリケーション302に公開される、UE 303のメディアセッション処理APIであり得る。リンク327は、M7uに関連してよく、これは、メディアストリーマ310を使用するために、メディアストリーマ310によって5GMSuアウェア・アプリケーション302及びメディアセッションハンドラ309に公開される、UEメディアストリーマAPIであり得る。リンク328は、M8uに関連してよく、これは、例えばサービスアクセス情報を5GMSuアウェア・アプリケーション302に提供するために、5GMSuアウェア・アプリケーション302と5GMSuアプリケーションプロバイダ301との間の情報交換に使用される、アプリケーションAPIであり得る。また、UE303は、インタフェースM6u326及びM7u327が公開されないように、自己充足的な方法で実装されることもある。
【0046】
図4は、実施形態による、メディア・ダウンリンク・ストリーミングのためのメディア・アーキテクチャ400の図である。5GMSdアプリケーションプロバイダ401は、ダウンリンク・ストリーミング・サービスのために5GMSdを使用し得る。5GMSdアプリケーションプロバイダ401は、5GMSdクライアント404と、5GMSdで定義されるインタフェース及びAPIを使用するネットワーク機能とを使用するために、UE403上に5GMSdアウェア・アプリケーション402を提供し得る。5GMSd ASは、5Gメディア・ダウンリンク・ストリーミング専用のASであってよい。5GMSdクライアント404は、5Gメディア・ダウンリンク・ストリーミング専用のUE403の内部機能であってよい。
【0047】
5GMSd AF406及び5GMSd AS405は、DN407の機能であり得る。信頼できるDNの機能は、オペレータのネットワークによって信頼され得る。したがって、信頼できるDN内のAFは、すべての5Gコア機能と直接通信し得る。外部DN内の機能は、リンク420を使用して、NEF408を介してのみ、5Gコア機能と通信し得る。
【0048】
メディア・アーキテクチャ400は、UE403の内部機能と、5Gメディア・ダウンリンク・ストリーミングのための関連ネットワーク機能を接続させ得る。したがって、メディア・アーキテクチャ400は、複数の機能を含み得る。例えばUE403上の5GMSdクライアント404は、インタフェース/APIを通してアクセスされ得る5GMSdサービスの受信者であり得る。5GMSdクライアント404は、メディアセッションハンドラ409とメディアプレーヤ410という2つのサブ機能を含み得る。メディアセッションハンドラ409は、メディアセッションの配信を確立し、制御し、サポートするために、5GMSd AF406と通信し得る。メディアセッションハンドラ409は、5GMSdアウェア・アプリケーション402が使用することができるAPIを公開し得る。メディアプレーヤ410は、メディアコンテンツをストリーミングし、かつメディア再生のための5GMSdアウェア・アプリケーション402と、メディアセッション制御のためのメディアセッションハンドラ409とにサービスを提供するために、5GMSd AS405と通信し得る。5GMSdアウェア・アプリケーション402は、外部アプリケーション又はコンテンツサービスプロバイダ特有のロジックを実装し、メディアセッションの確立を可能にすることによって、5GMSdクライアント404を制御し得る。5GMSd AS405は、5Gメディア機能をホストし得る。5GMSdアプリケーションプロバイダ401は、外部アプリケーション又はコンテンツ特有のメディア機能性、例えば5GMSdを使用してメディアを5GMSdアウェア・アプリケーション402にストリーミングするメディア作成、エンコード及びフォーマッティングであり得る。5GMSd AF406は、UE403上のメディアセッションハンドラ409及び/又は5GMSdアプリケーションプロバイダ401に様々な制御機能を提供し得る。5GMSd AF406は、異なるPCF411の取り扱いについて要求を中継又は開始するか、あるいは他のネットワーク機能と対話し得る。
【0049】
メディア・アーキテクチャ400は、複数の異なるインタフェースを含み得る。例えばリンク421は、M1dに関連してよく、これは、メディア・アーキテクチャ400の使用をプロビジョニングし、かつフィードバックを取得するために、5GMSd AF406によって公開される、5GMSdプロビジョニングAPIであり得る。リンク422は、M2dに関連してよく、これは、5GMSd AS405によって公開され、DN407のような信頼できるDN内の5GMSd AS405がストリーミングサービスのためのコンテンツを受信するために選択されるときに使用される、5GMSdインジェストAPIであり得る。リンク423は、M3dに関連してよく、これは、DN407のような信頼できるDN内の5GMSd AS405上でコンテンツホスティングのための情報を交換するために使用される内部APIであり得る。リンク424は、M4dに関連してよく、これは、メディアコンテンツをストリーミングするために5GMSd AS423によってメディアプレーヤ410に公開されるメディア・ダウンリンク・ストリーミングAPIであり得る。リンク425は、M5dに関連してよく、これは、メディアセッション処理、制御及び支援のために、5GMSd AF405によってメディアセッションハンドラに公開される、メディアセッション処理APIであり得、例えば承認及び認証のような適切なセキュリティメカニズムも含む。リンク426は、M6dに関連してよく、これは、5GMSd機能を使用するためにメディアセッションハンドラ409によって5GMSdアウェア・アプリケーション402に公開される、UE403メディアセッション処理APIであり得る。リンク427は、M7dに関連してよく、これは、メディアプレーヤ410を使用するために、メディアプレーヤ410によって5GMSdアウェア・アプリケーション402及びメディアセッションハンドラ409に公開される、UEメディアプレーヤAPIであり得る。リンク428は、M8dに関連してよく、これは、例えば5GMSdアウェア・アプリケーション402にサービスアクセス情報を提供するために、5GMSdアウェア・アプリケーション402と5GMSdアプリケーションプロバイダ401との間の情報交換に使用される、アプリケーションAPIであり得る。
【0050】
図5は、実施形態による、アップリンクからダウンリンク・ストリーミングへのメディアシステム500の図である。システム500は、第1のUE502、第2のUE508、信頼できるDN516及び外部DN528を含む。第1のUE502は、5GMSuクライアント504及び5GMSuアウェア・アプリケーション506を含む。第2のUE508は、5GMSdクライアント510及び5GMSdアウェア・アプリケーション512を含む。信頼できるDN516は、5GMSd AF518、5GMSd520、5GMSu522及び5GMSu AF524を含む。外部DN528は、5GMSアプリケーションプロバイダ530を含む。
【0051】
5GMSuクライアント504は、M5uインタフェース550によって5GMSu AF524に接続され、M4uインタフェース552によって5GMSu AS522に接続される。5GMSuアウェア・アプリケーション506は、M8uインタフェース558によって5GMSアプリケーションプロバイダ530と接続される。5GMSdクライアント510は、M4dインタフェース554によって5GMSd AS520に接続され、M5dインタフェース556によって5GMSd AF518と接続される。5GMSdアウェア・アプリケーション512は、M8dインタフェース560によって5GMSアプリケーションプロバイダ530に接続される。
【0052】
5GMSd AF518は、M3dインタフェース562によって5GMSd AS520と接続され、I1インタフェース570によって5GMSu AF524に接続され、N5インタフェース567によってPCF526に接続され、M1dインタフェース572によって5GMSアプリケーションプロバイダ530に接続される。5GMSd AS520は、I2インタフェース564によって5GMSu AS522に接続される。5GMSu AS522は、M3uインタフェース566によって5GMSu AF524に接続される。5GMSu AF524は、N5インタフェース568によってPCF526と接続され、M1uインタフェース574によって5GMSアプリケーションプロバイダ530に接続される。5GMSアプリケーションプロバイダ530は、
図5に示されるようにアップリンク及びダウンリンク・ストリーミングを接続することによって、あるユーザから他のユーザへコンテンツをストリーミングするためのセッションをセットアップすることができる。
【0053】
図6は、実施形態による、5Gネットワークにおけるアップリンク及びダウンリンク・ストリーミングのための動作フローの図である。動作フローは、例えば5GMSu AF602、5GMSu AS604、5GMSd AF606、5GMSd AS608及び5GMSアプリケーションプロバイダ610を利用する。
【0054】
動作620において、5GMSアプリケーションプロバイダ610は、例えばインタフェースM1dを使用して、ホスティング構成テンプレートを作成する要求を5GMSd AF606に送信する。要求は、I2アドレス及びサポートされるプロトコルについての要求を含み得る。
【0055】
動作622において、5GMSd AF606は、例えばインタフェースM3dを使用して、5GMSd AS608からのリソースを要求する。
【0056】
動作624において、5GMSアプリケーションプロバイダ610は、5GMSd AF606から送信される、コンテンツホスティング構成テンプレートを含む確認応答を受け取る。コンテンツホスティング構成テンプレートは、コンテンツホスティング構成テンプレートのインジェスト構成フィールド内に、I2アドレス及びプロトコルに関する関連情報を含み得る。
【0057】
動作626では、他のプロビジョニング呼び出しが実行され得る。
【0058】
動作628において、5GMSアプリケーションプロバイダ610は、例えばM1uインタフェースを使用して、第2コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する要求を5GMSu AF602に送信し、この要求は、I2アドレス及びサポートされるプロトコルを含む。I2アドレス及びサポートされるプロトコルは、ダウンリンク・インジェスト構成フィールドに含まれ得る。
【0059】
動作630において、5GMSu AF602は、例えばM3uインタフェースを使用して、5GMSu AS604からのリソースを要求し、5GMSu AS604にI2情報を提供する。
【0060】
動作632において、5GMSアプリケーションプロバイダ610は、5GMSu AF602によって送信された、コンテンツホスティング構成テンプレートが作成されたことの確認応答を受け取る。
【0061】
図6に示されるように、ダウンリンク・コンテンツホスティング構成テーブルは、動作620、動作622及び動作624において作成され、アップリンク・コンテンツホスティング構成テーブルは、動作628、動作630及び動作632において作成される。動作の順序は、接続要件に基づいて相互交換されてもよい。例えば動作628、動作630及び動作632が最初に実行されてよく、動作620、動作622及び動作624が2番目に実行されてもよい。
【0062】
5GMSu ASを仮想アプリケーションプロバイダとして5GMSd ASに接続する開示された方法では、5GMSu ASは5GMSd ASのためのアプリケーションプロバイダとみなされてよく、その逆も同様である。したがって、ASのアドレスと2つのAS間のプロトコルはアプリケーションプロバイダを通して交換され得る。
【0063】
第1の例では、5GMSd AS608によって、5GMSu AS604からプルが実行される。この例では、動作628、動作630及び動作632が最初に実行されてよく、アプリケーションプロバイダ610はプロトコル情報を要求しない。代わりに、5GMSアプリケーションプロバイダ610は、コンテンツがそこからプルされる5GMSu AS 604のユニフォームリソースロケータ(URL)アドレスを要求する。次に、動作620、動作622及び動作624が実行されて、5GMSアプリケーションプロバイダ610は、URLアドレスを使用して5GMS AS604からコンテンツをプルするためのプロトコルを5GMSd AS608に要求する。
【0064】
第2の例では、5GMSu AS604によって、5GMSd AS608へのプッシュが実行される。この例では、動作620、動作622及び動作624が最初に実行されてよく、アプリケーションプロバイダ610はプロトコル情報を要求しない。代わりに、5GMSアプリケーションプロバイダ610は、コンテンツがプッシュされるべき5GMSd AS608のURLアドレスを要求する。次に、動作628、動作630及び動作632が実行され、5GMSアプリケーションプロバイダ610は、URLアドレスを使用して5GMS AS604からコンテンツをプッシュするためのプロトコルを5GMSd AS608に要求する。
【0065】
表1は、プロトコル情報を含まないインジェスト構成(IngestConfiguration)フィールドの使用例を提供する。
【表1】
【0066】
表2は、プロトコル情報を含まないエジェスト構成(EgestConfiguration)フィールドの使用例を提供する。
【表2】
【0067】
アドレス指定されたAS URLは、アプリケーションプロバイダに公開されることがある。したがって、URLアドレスは、アプリケーションプロバイダに提供する前に暗号化され得る。次いで、5GMSu AS及び5GMSd ASは、復号鍵を交換するメカニズムを有し得る。さらに、URLアドレスの代わりに、一意の識別子がアプリケーションプロバイダに提供されてもよい。次いで、5GMSu AS及び5GMSd ASは、一意の識別子からASの内部アドレスを認識するか又は発見するための方法を有し得る。
【0068】
また、5Gネットワーク独自のプロトコルを使用する柔軟性が欠如している可能性がある。5Gネットワーク独自のシグナリングに信号を送るために、5Gネットワークによって使用される特有のプロトコルに対して一意のユニフォームリソース識別子(URI)文字列が使用されてよく、5GMS ASのような信頼できるネットワークエンティティのみがそれを検出することができるであろう。プロトコルが追加の構成パラメータを必要とする可能性があるので、プロトコルに特有の構成パラメータを記述するリソースURLが提供され得る。
【0069】
表3は、インジェスト構成フィールドの追加の使用例を示す。
【表3】
【0070】
表4は、エジェスト構成フィールドの追加の使用例を示す。
【表4】
【0071】
図7は、実施形態による、5Gネットワークにおけるアップリンク及びダウンリンク・ストリーミングのための動作フローの図である。動作フローは、例えば5GMSu AF702、5GMSu AS704、5GMSd AF706、5GMSd AS708及び5GMSアプリケーションプロバイダ710を利用する。一例では、コンテンツホスティング構成テンプレートリソースは一意のアドレスを有し、それはプロビジョンセッションID(provisioningSessionID)によって定義されるので、
図6のものの代わりに以下の動作が用いられてよい。
【0072】
動作720において、5GMSアプリケーションプロバイダ710は、例えばインタフェースM1dを使用して、ホスティング構成テンプレートを作成する要求を5GMSd AF706に送信する。要求は、I2アドレス及びサポートされるプロトコルについての要求を含み得る。
【0073】
動作722において、5GMSd AF706は、例えばインタフェースM3dを使用して、5GMSd AS708からのリソースを要求する。
【0074】
動作724において、5GMSアプリケーションプロバイダ710は、5GMSd AF706から送信される、コンテンツホスティング構成テンプレートを含む確認応答を受け取る。
【0075】
動作726において、他のプロビジョニング呼び出しが実行され得る。
【0076】
動作728において、5GMSアプリケーションプロバイダ710は、例えばM1uインタフェースを使用して、第2コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する要求を5GMSu AF702に送信し、該要求は、ダウンリンクのprovisioningSessionIDを含む。I2アドレス及びサポートされるプロトコルは、ダウンリンク・インジェスト構成フィールドに含まれ得る。
【0077】
動作730において、5GMSu AF702は、例えばM3uインタフェースを使用して、5GMSu AS704からリソースを要求し、provisioningSessionIDを5GMSu AS 704に提供する。
【0078】
動作732において、5GMSアプリケーションプロバイダ710は、5GMSu AF702によって送信された、コンテンツホスティング構成テンプレートが作成されたことの確認応答を受け取る。
【0079】
図7において、5GMSu AF702は、provisioningSessionIDを使用してダウンリンク・コンテンツホスティング構成テンプレートにアクセスし、それに従って5GMSu AS704をセットアップすることができる。動作728及び動作730は、動作720、動作722及び動作724の前に実行されてもよい。この例では、アップリンクのprovisioningSessionIDが、動作722において5GMSd AF706に提供される。
【0080】
図7において、I2アドレス及びプロトコルは、アプリケーションサービスプロバイダに公開されない。なぜなら、コンテンツホスティング構成テンプレートのソースの内部インジェスト構成が、それを、アプリケーションサービスプロバイダに対してアクセス不可能にし得るからである。表5に示されるように、追加のフィールドがインジェスト及びエジェスト構成に追加され得る。
【表5】
【0081】
いくつかの例では、表6に示されるように、接続されたASのIDのみが送信され、プロトコルは2つのAS間でネゴシエートされる。
【表6】
【0082】
図8は、実施形態による、アップリンク及びダウンリンク・ストリーミングのためのプロセス800の図である。動作802において、システムは、5GMSアプリケーションプロバイダを用いて5GMSダウンリンクAFに、第1コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する第1要求を送信する。動作804において、システムは、5GMSアプリケーションプロバイダにおいて、5GMSダウンリンクAFから、第1コンテンツホスティング構成テンプレートを受け取る。動作806において、システムは、5GMSアプリケーションプロバイダを用いて、5GMSアップリンクAFに、第2コンテンツホスティング構成テンプレートを作成する第2要求を送信し、該第2要求はプロトコル情報を含む。動作808において、システムは、5GMSアプリケーションプロバイダにおいて、5GMSアップリンクAFから、第2コンテンツホスティング構成テンプレートが作成されたことの確認応答を受け取る。
【0083】
図8は、プロセス800の例示的なブロックを示しているが、いくつかの実装では、プロセス800は、
図8に示されているものよりも、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック又は異なる配置のブロックを含んでもよい。加えて又は代替的に、プロセス800のブロックのうちの2つ以上が並行に実行されてもよい。
【0084】
例示的な実施形態は、コンテンツが、あるユーザからストリーミングされ、コンテンツの準備の後に可能な、他のユーザへストリーミングダウンすることによって配信される、5Gネットワークにおけるアップリンクからダウンリンクへの(又はその逆の)ストリーミングをセットアップするための方法を含んでもよい。アップリンク及びダウンリンク5G ASは、メディアが直接接続を介してストリーミングされるようにセットアップされてよく、この場合、コンテンツ準備テンプレート及びコンテンツホスティング構成テンプレートが、この構成をセットアップするために使用される。
【0085】
アプリケーションプロバイダは、プッシュ又はプルプロトコルをセットアップする方法を決定し、コンテンツホスティング構成テンプレートを通して、プッシュ/プルするASに、他のASのアドレスを提供することができる。アプリケーションプロバイダからAS URLアドレスを画する様々な方法は、暗号化又は固有のIDを利用することを含む。そのインジェスト/エジェストプロトコル構成ファイルのURLは、アプリケーションプロバイダによって提供されてよく、5GネットワークプロバイダがそのASを接続するプロトコルを有することを可能にする他のエンティティに、プロトコル及びその構成を示し得る。
【0086】
アプリケーションプロバイダは、ダウンリンク・ホスティング構成テンプレートがアクセスされ、それに応じて5GMSd ASの構成がセットアップされるように、ダウンリンク・プロビジョニングIDを5GMSd AFサーバに提供することができる。アプリケーションプロバイダは、あるASのIDを別のASと交換してよく、ネゴシエーションは、プロトコル及び他の接続情報に関してデバイスへの2つのサーバに任され得る。
【0087】
さらに、提案される方法は、処理回路(例えば1つ以上のプロセッサ又は1つ以上の集積回路)によって実装されてもよい。一例では、1つ以上のプロセッサは、非一時的なコンピュータ読取可能媒体に記憶されたプログラムを実行して、提案される方法の1つ以上を実行する。
【0088】
上述の技術は、コンピュータ読取可能な命令を使用して、1つ以上のコンピュータ読取可能媒体に物理的に記憶されるコンピュータソフトウェアとして実装され得る。
【0089】
本開示の実施形態は、別個に使用されるか又は任意の順序で組み合わされてもよい。さらに、実施形態(又はその方法)の各々は、処理回路(例えば1つ以上のプロセッサ又は1つ以上の集積回路)によって実装されてもよい。一例では、1つ以上のプロセッサは、非一時的なコンピュータ読取可能媒体に記憶されるプログラムを実行する。
【0090】
前述の開示は、例示及び説明を提供するが、網羅的であるように意図されておらず、また、実装を開示された正確な形態に限定するようにも意図されていない。修正及び変形が、上記の開示に照らして可能であり、あるいは実装の実践から取得され得る。
【0091】
本明細書で使用されるとき、構成要素という用語は、ハードウェア、ファームウェア又はハードウェアとソフトウェアの組合せとして広く解釈されるように意図される。
【0092】
特徴の組合せが特許請求の範囲に記載され、かつ/又は明細書に開示されているとしても、これらの組合せは、可能な実装の開示を限定するように意図されていない。実際、これらの特徴の多くは、特許請求の範囲に具体的に記載されていない及び/又は明細書に開示されていない方法で組み合わされてもよい。以下に列挙される各従属請求項は、1の請求項のみに直接従属することがあるが、可能な実装の開示は、クレームセット内のすべての他の請求項との組合せで各従属請求項を含む。
【0093】
本明細書において使用される要素、動作又は命令は、明示的に記述されない限り、重要又は必須と解釈されるべきでない。また、本明細書で使用されるとき、冠詞「a」及び「an」は、1つ以上のアイテムを含むように意図されており、「1つ以上」と互換的に使用されてよい。さらに、本明細書で使用されるとき、「セット」という用語は、1つ以上のアイテム(例えば関連するアイテム、関連しないアイテム、関連するアイテムと関連しないアイテムの組合せ等)を含むように意図されており、「1つ以上」と互換的に使用されてよい。1つのアイテムのみが意図されている場合、「1つ」という用語又は類似の言語が使用される。また、本明細書で使用されるとき、「有する(has、have、having)」等は、オープンエンドの用語であるように意図されている。さらに、「に基づいて」というフレーズは、明示的に別段の記載がない限り、「少なくとも部分的に基づいて」を意味するように意図されている。