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特許7384427端末装置、サーバ装置、端末装置の制御方法、サーバ装置の制御方法、配信システム、表示システム、及び、プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-13
(45)【発行日】2023-11-21
(54)【発明の名称】端末装置、サーバ装置、端末装置の制御方法、サーバ装置の制御方法、配信システム、表示システム、及び、プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/433 20110101AFI20231114BHJP
   H04N 21/435 20110101ALI20231114BHJP
【FI】
H04N21/433
H04N21/435
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021040773
(22)【出願日】2021-03-12
(65)【公開番号】P2022140112
(43)【公開日】2022-09-26
【審査請求日】2022-07-27
(73)【特許権者】
【識別番号】506113602
【氏名又は名称】株式会社コナミデジタルエンタテインメント
(74)【代理人】
【識別番号】110003177
【氏名又は名称】弁理士法人旺知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】酒井 昭
(72)【発明者】
【氏名】千葉 茂
(72)【発明者】
【氏名】進邦 嗣郎
(72)【発明者】
【氏名】井上 快
(72)【発明者】
【氏名】金原 俊明
(72)【発明者】
【氏名】平井 純貴
【審査官】醍醐 一貴
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-364182(JP,A)
【文献】特開2012-135030(JP,A)
【文献】特開2016-189804(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/858
H04N 5/76-5/775
H04N 5/91-5/956
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバ装置と通信可能な端末装置のプロセッサを、
前記端末装置で閲覧可能な配信動画を示す配信動画情報
前記配信動画において配信される広告に係る広告情報、及び、
前記配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を、
前記サーバ装置から取得する取得部と、
前記取得部の取得した前記配信動画情報、前記広告情報、及び前記閲覧情報に基づいて、
前記配信動画を前記閲覧情報及び前記広告情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、
して機能させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項2】
前記閲覧情報は、
前記配信動画の過去の閲覧回数に関する情報を含む、
ことを特徴とする、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記閲覧情報は、
前記配信動画に関連して前記サーバ装置に対して送信されたメッセージに関する情報を含む、
ことを特徴とする、請求項1または2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記閲覧情報は、
前記配信動画が再生される期間を区分した複数の単位期間と対応する複数の単位閲覧情報を含み、
前記再生部は、
前記複数の単位期間のうち一の単位期間に対応する前記再生動画の再生速度を、
前記複数の単位閲覧情報のうち前記一の単位期間に対応する単位閲覧情報に基づいて設定する、
ことを特徴とする、請求項1乃至3のうち何れか1項に記載のプログラム。
【請求項5】
端末装置と通信可能なサーバ装置のプロセッサを、
前記端末装置で閲覧可能な配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する第1生成部と、
前記閲覧情報、及び、前記配信動画において配信される広告に係る広告情報に基づいて、
前記配信動画を前記閲覧情報及び前記広告情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する第2生成部と、
前記端末装置において前記再生動画を再生するために、
前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、
して機能させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項6】
サーバ装置と通信可能な端末装置であって、
前記端末装置で閲覧可能な配信動画を示す配信動画情報
前記配信動画において配信される広告に係る広告情報、及び、
前記配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を、
前記サーバ装置から取得する取得部と、
前記取得部の取得した前記配信動画情報、前記広告情報、及び前記閲覧情報に基づいて、
前記配信動画を前記閲覧情報及び前記広告情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、
を備える、
ことを特徴とする端末装置。
【請求項7】
端末装置と通信可能なサーバ装置であって、
前記端末装置で閲覧可能な配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する第1生成部と、
前記閲覧情報、及び、前記配信動画において配信される広告に係る広告情報に基づいて、
前記配信動画を前記閲覧情報及び前記広告情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する第2生成部と、
前記端末装置において前記再生動画を再生するために、
前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、
を備える、
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項8】
サーバ装置と通信可能な端末装置の制御方法であって、
前記端末装置のプロセッサを、
前記端末装置で閲覧可能な配信動画を示す配信動画情報
前記配信動画において配信される広告に係る広告情報、及び、
前記配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を、
前記サーバ装置から取得する取得部と、
前記取得部の取得した前記配信動画情報、前記広告情報、及び前記閲覧情報に基づいて、
前記配信動画を前記閲覧情報及び前記広告情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、
して機能させる、
ことを特徴とする端末装置の制御方法。
【請求項9】
端末装置と通信可能なサーバ装置の制御方法であって、
前記サーバ装置のプロセッサを、
前記端末装置で閲覧可能な配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する第1生成部と、
前記閲覧情報、及び、前記配信動画において配信される広告に係る広告情報に基づいて、
前記配信動画を前記閲覧情報及び前記広告情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する第2生成部と、
前記端末装置において前記再生動画を再生するために、
前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、
して機能させる、
ことを特徴とするサーバ装置の制御方法。
【請求項10】
端末装置と通信可能な配信システムであって、
前記端末装置で閲覧可能な配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する第1生成部と、
前記閲覧情報、及び、前記配信動画において配信される広告に係る広告情報に基づいて、
前記配信動画を前記閲覧情報及び前記広告情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する第2生成部と、
前記端末装置において前記再生動画を再生するために、
前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、
を備える、
ことを特徴とする配信システム。
【請求項11】
端末装置で閲覧可能な配信動画を示す配信動画情報を管理する管理部と、
前記配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する生成部と、
前記配信動画情報前記閲覧情報、及び、前記配信動画において配信される広告に係る広告情報に基づいて、
前記配信動画を前記閲覧情報及び前記広告情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、
を備える、
ことを特徴とする表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、サーバ装置、端末装置の制御方法、サーバ装置の制御方法、配信システム、表示システム、及び、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、端末装置において閲覧可能な動画を配信する動画配信サービスが広く普及している。例えば、特許文献1には、端末装置において閲覧可能な動画を配信する動画配信サーバに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2016-189803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来技術では、動画配信サービスにおいて配信される動画は、一定の再生速度で再生されることを前提とした動画である。このため、端末装置において動画を閲覧するユーザは、当該動画の再生速度を変更する場合に、都度、端末装置において動画の再生速度を変更する操作を行う必要があった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、動画の再生速度の変更に係るユーザの手間を低減するための技術の提供を、解決課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、本発明の一態様に係るプログラムは、サーバ装置と通信可能な端末装置のプロセッサを、前記端末装置で閲覧可能な配信動画を示す配信動画情報、及び、前記配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を、前記サーバ装置から取得する取得部と、前記取得部の取得した前記配信動画情報及び前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の他の態様に係るプログラムは、端末装置と通信可能なサーバ装置のプロセッサを、前記端末装置で閲覧可能な配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する第1生成部と、前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する第2生成部と、前記端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の一態様に係る端末装置は、サーバ装置と通信可能な端末装置であって、前記端末装置で閲覧可能な配信動画を示す配信動画情報、及び、前記配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を、前記サーバ装置から取得する取得部と、前記取得部の取得した前記配信動画情報及び前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、を備える、ことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の他の態様に係るサーバ装置は、端末装置と通信可能なサーバ装置であって、前記端末装置で閲覧可能な配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する第1生成部と、前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する第2生成部と、前記端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、を備える、ことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一態様に係る端末装置の制御方法は、サーバ装置と通信可能な端末装置の制御方法であって、前記端末装置のプロセッサを、前記端末装置で閲覧可能な配信動画を示す配信動画情報、及び、前記配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を、前記サーバ装置から取得する取得部と、前記取得部の取得した前記配信動画情報及び前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の他の態様に係るサーバ装置の制御方法は、端末装置と通信可能なサーバ装置の制御方法であって、前記サーバ装置のプロセッサを、前記端末装置で閲覧可能な配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する第1生成部と、前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する第2生成部と、前記端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の他の態様に係る配信システムは、端末装置と通信可能な配信システムであって、前記端末装置で閲覧可能な配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する第1生成部と、前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する第2生成部と、前記端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、を備える、ことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の他の態様に係る表示システムは、端末装置で閲覧可能な配信動画を示す配信動画情報を管理する管理部と、前記配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する生成部と、前記配信動画情報及び前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、を備える、ことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の第1実施形態に係る情報処理システムSysの概要の一例を示す説明図である。
図2】情報処理システムSysの動作の概要の一例を示すシーケンスチャートである。
図3】表示用ゲーム動画DG-1の概要の一例を示す説明図である。
図4】表示用ゲーム動画DG-2の概要の一例を示す説明図である。
図5】配信用ゲーム動画DHの概要の一例を示す説明図である。
図6】ゲーム装置10の構成の一例を示すブロック図である。
図7】ゲーム装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図8】動画配信サーバ50の構成の一例を示すブロック図である。
図9】動画配信サーバ50のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図10】端末装置70の構成の一例を示すブロック図である。
図11】端末装置70のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図12】ゲームイベント情報JEのデータ構成の一例を示す図である。
図13】ゲーム動画閲覧情報JVのデータ構成の一例を示す図である。
図14】ゲーム動画広告情報JKのデータ構成の一例を示す図である。
図15】キャラクタ一覧情報JCのデータ構成の一例を示す図である。
図16】端末装置70の動作の一例を示すフローチャートである。
図17】再生態様指定画面AGの概要の一例を示す説明図である。
図18】イベント注目度BEとイベント注目期間TEEとの関係の一例を示す説明図である。
図19】閲覧指数BVと閲覧集中期間TVとの関係の一例を示す説明図である。
図20】広告注目度BKと広告注目期間TKKとの関係の一例を示す説明図である。
図21】イベント注目期間TEE及び閲覧集中期間TV並びに広告注目期間TKKと再生速度VSとの関係の一例を示す説明図である。
図22】再生態様指定画面AGの概要の一例を示す説明図である。
図23】本発明の第2実施形態に係る端末装置70の動作の一例を示すフローチャートである。
図24】再生態様指定画面AGの概要の一例を示す説明図である。
図25】再生態様指定画面AGの概要の一例を示す説明図である。
図26】本発明の第3実施形態に係る端末装置70の動作の一例を示すフローチャートである。
図27】ゲーム動画注目度BZと再生速度VSとの関係の一例を示す説明図である。
図28】本発明の第4実施形態に係る情報処理システムSys-Bの概要の一例を示す説明図である。
図29】情報処理システムSys-Bの動作の概要の一例を示すシーケンスチャートである。
図30】動画配信サーバ50Bの構成の一例を示すブロック図である。
図31】端末装置70Bの構成の一例を示すブロック図である。
図32】動画配信サーバ50Bの動作の一例を示すフローチャートである。
図33】動画配信サーバ50Bの動作の一例を示すフローチャートである。
図34】動画配信サーバ50Bの動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0016】
[1.第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を説明する。
【0017】
[1.1.表示システムの概要]
図1は、本実施形態に係る情報処理システムSysの概要の一例を説明するための説明図である。以下、図1を参照しつつ、情報処理システムSysの概要について説明する。
【0018】
図1に例示するように、情報処理システムSys(「表示システム」の一例)は、野球ゲーム(「ゲーム」の一例)を実行可能な複数のゲーム装置10-1~10-Mと、複数のゲーム装置10-1~10-Mに対応して設けられた複数の表示装置20-1~20-Mと、ネットワークNWを介してゲーム装置10と通信可能な動画編集装置30と、を含むゲームシステムSysGを備える。ここで、値Mは、2以上の自然数である。以下では、複数のゲーム装置10-1~10-Mのうち、m番目のゲーム装置10を、ゲーム装置10-mと称する場合がある。ここで、値mは、1≦m≦Mを満たす自然数である。また、以下では、複数の表示装置20-1~20-Mのうち、m番目の表示装置20を、表示装置20-mと称する場合がある。
なお、本実施形態では、ゲームシステムSysGが、複数のゲーム装置10-1~10-Mを備える場合を例示するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。ゲームシステムSysGは、少なくとも1つのゲーム装置10を備えていればよい。
【0019】
本実施形態では、ゲーム装置10が家庭用のゲーム機器である場合を一例として想定する。但し、ゲーム装置10としては、任意の情報処理装置を採用しうる。例えば、ゲーム装置10は、店舗や遊戯施設等に設置された業務用のゲーム機器であってもよいし、携帯電話若しくはスマートフォン等のモバイル機器であってもよいし、または、パーソナルコンピュータ等の据置型の情報機器であってもよい。
【0020】
図1に例示するように、情報処理システムSysは、ネットワークNWを介してゲームシステムSysGと通信可能な動画配信サーバ50(「サーバ装置」の一例)と、ネットワークNWを介して動画配信サーバ50と通信可能な複数の端末装置70-1~70-Nと、を備える。ここで、値Nは、2以上の自然数である。以下では、ゲームシステムSysG及び動画配信サーバ50を、配信システムSysHと称する場合がある。
【0021】
また、以下では、複数の端末装置70-1~70-Nのうち、n番目の端末装置70を、端末装置70-nと称する場合がある。ここで、値nは、1≦n≦Nを満たす自然数である。なお、端末装置70としては、スマートフォン、携帯電話、または、パーソナルコンピュータ等の、ネットワークNWに接続可能な任意の情報処理装置を採用しうる。
【0022】
本実施形態において、ゲーム装置10-mは、ゲーム装置10-mに対応する表示装置20-mに設けられた表示部21-mに対して、ゲーム装置10-mにおいて実行されている野球ゲームに係る動画を表示させることができる。
以下では、ゲーム装置10-mが表示部21-mに対して表示させる野球ゲームに係る動画を、表示用ゲーム動画DG-mと称する。本実施形態において、表示用ゲーム動画DG-mは、単位期間(例えば、60分の1秒の期間)毎に更新される表示用静止画像GG-mであってもよい。ここで、表示用静止画像GG-mとは、各単位期間において、表示部21-mに表示される静止画像である。
【0023】
なお、本実施形態では、複数のゲーム装置10-1~10-Mのうち、一のゲーム装置10は、ネットワークNWを介して、他のゲーム装置10と通信可能である。具体的には、一のゲーム装置10は、他のゲーム装置10に対して、一のゲーム装置10で実行されている野球ゲームに関する情報を送信する。また、他のゲーム装置10は、一のゲーム装置10に対して、他のゲーム装置10で実行されている野球ゲームに関する情報を送信する。このため、一のゲーム装置10のユーザUgと、他のゲーム装置10のユーザUgとが、野球ゲームに係る試合をすることが可能である。
【0024】
以下では、一例として、ゲーム装置10-1のユーザUg-1と、ゲーム装置10-2のユーザUg-2とが、野球ゲームに係る試合を行う場合を想定する。また、以下では、一例として、ゲーム装置10-1のユーザUg-1が野球ゲームにおいて使用する野球チームを、野球チームT1と称し、ゲーム装置10-2のユーザUg-2が野球ゲームにおいて使用する野球チームを、野球チームT2と称する。また、以下では、説明の便宜上、値mを、1≦m≦2を満たす自然数として説明する。
【0025】
[1.2.情報処理システムの動作]
以下、図2乃至図5を参照しつつ、情報処理システムSysの動作の概略の一例について説明する。
【0026】
図2は、本実施形態に係る情報処理システムSysの動作の概略の一例を説明するためのシーケンスチャートである。なお、図2では、ゲーム装置10-1のユーザUg-1と、ゲーム装置10-2のユーザUg-2とが、野球ゲームに係る試合を行う場合の、情報処理システムSysの動作を例示している。
【0027】
図2に例示するように、ゲーム装置10-1のユーザUg-1と、ゲーム装置10-2のユーザUg-2とが、野球ゲームに係る試合を行う場合、各ゲーム装置10-mは、野球ゲームを実行し、野球ゲームに係る試合を進行させる(S10)。
【0028】
具体的には、ゲーム装置10-1は、ステップS10において、ユーザUg-1によるゲーム装置10-1の操作内容を示す、ゲーム操作情報JGS-1を取得する。また、ゲーム装置10-2は、ステップS10において、ユーザUg-2によるゲーム装置10-2の操作内容を示す、ゲーム操作情報JGS-2を取得する。次に、ゲーム装置10-mは、ステップS10において、ゲーム操作情報JGS-1及びゲーム操作情報JGS-2の一方または両方に基づいて、野球ゲームに係る仮想空間Fdの状況を示す、ゲーム進行情報JSNを生成する。ここで、野球ゲームに係る仮想空間Fdの状況とは、例えば、野球ゲームに係る仮想空間Fdに存在する各種キャラクタの状況、及び、野球ゲームに係る仮想空間Fdに存在する各種オブジェクトの状況の、一方または双方である。このうち、キャラクタの状況とは、例えば、当該キャラクタの仮想空間Fdにおける位置、姿勢、動作、移動方向、及び、移動速度等の一部または全部である。また、オブジェクトの状況とは、例えば、当該オブジェクトの仮想空間Fdにおける位置、姿勢、動作、移動方向、及び、移動速度等の一部または全部である。
【0029】
次に、ゲーム装置10-mは、表示用ゲーム動画情報JDG-mを生成し、当該表示用ゲーム動画情報JDG-mを動画編集装置30に対して供給する(S11)。
ここで、表示用ゲーム動画情報JDG-mとは、表示用ゲーム動画DG-mを示す情報である。また、表示用ゲーム動画DG-mとは、表示用静止画像GG-mを単位時間毎に更新することで得られる動画である、また、表示用静止画像GG-mとは、野球ゲームに係る仮想空間Fdを、仮想空間Fdに設けられた仮想カメラで撮像することで得られる静止画像である。すなわち、ゲーム装置10-mは、野球ゲームに係る仮想空間Fdを、仮想空間Fdに設けられた仮想カメラで単位時間毎に撮像することで単位時間毎に更新される表示用静止画像GG-mである表示用ゲーム動画DG-mを示す表示用ゲーム動画情報JDG-mを生成する。
なお、表示用ゲーム動画情報JDG-mは、単位時間毎に更新される表示用静止画像GG-mをリアルタイムに示す情報であってもよいし、複数の単位期間と1対1に対応する複数の表示用静止画像GG-mの集合を示す情報であってもよいし、または、これらに対して、野球ゲームに係る音声を付加した情報であってもよい。
【0030】
図3は、ゲーム装置10-1が生成する表示用ゲーム動画DG-1の概要の一例を説明するための説明図であり、図4は、ゲーム装置10-2が生成する表示用ゲーム動画DG-2の概要の一例を説明するための説明図である。
【0031】
図3及び図4に例示するように、表示用ゲーム動画DG-mは、仮想空間Fdにおいて、ユーザUg-1により操作される野球選手キャラクタCPL-1の様子と、ユーザUg-2により操作される野球選手キャラクタCPL-2の様子と、野球ゲームに係る試合の得点状況を示す得点状況画像GSCと、を示す。具体的には、図3及び図4では、表示用ゲーム動画DG-mが、仮想空間Fdにおいて、野球選手キャラクタCPL-2が、ユーザUg-2の操作に基づいて、ボールオブジェクトOBLを投球する様子と、野球選手キャラクタCPL-1が、ユーザUg-1の操作に基づいて、バットオブジェクトOBTを用いてボールオブジェクトOBLを打ち返す様子と、を示す場合を例示している。
【0032】
図2に例示するように、動画編集装置30は、ゲーム装置10-1から供給された表示用ゲーム動画情報JDG-1、及び、ゲーム装置10-2から供給された表示用ゲーム動画情報JDG-2に基づいて、ゲーム装置10-1及びゲーム装置10-2において実行されている野球ゲームに関する配信用ゲーム動画DH(「ゲーム動画」及び「配信動画」一例)を示す、配信用ゲーム動画情報JDH(「ゲーム動画情報」及び「配信動画情報」の一例)を生成し、当該配信用ゲーム動画情報JDHを動画配信サーバ50に対して供給する(S12)。
ここで、配信用ゲーム動画DHとは、ゲーム装置10-1及びゲーム装置10-2から供給された、複数の表示用ゲーム動画情報JDG-mに基づく動画であってもよいし、または、ゲーム装置10-1及びゲーム装置10-2のうち、一方のゲーム装置10-mから供給された、単一の表示用ゲーム動画情報JDG-mに基づく動画であってもよい。
また、本実施形態において、配信用ゲーム動画DHとは、単位時間毎に更新される、配信用静止画像GHであってもよい。ここで、配信用静止画像GHとは、表示用ゲーム動画情報JDG-mの示す表示用静止画像GG-mと同一の静止画像を含む画像であってもよいし、または、表示用ゲーム動画情報JDG-mの示す表示用静止画像GG-mの解像度を変更した静止画像を含む画像であってもよい。また、配信用ゲーム動画DHとは、単位期間毎に更新される配信用静止画像GHをリアルタイムに示す情報であってもよいし、複数の単位期間と1対1に対応する複数の配信用静止画像GHの集合を示す情報であってもよいし、または、これらに対して、野球ゲームに係る音声を付加した情報であってもよい。
【0033】
図5は、動画編集装置30が生成する配信用ゲーム動画DHの概要の一例を説明するための説明図である。
【0034】
図5に例示するように、配信用ゲーム動画DHは、1または複数の表示用ゲーム動画DG-mを含む。なお、本実施形態において、動画編集装置30は、野球ゲームに係る試合が行われている各期間において、表示用ゲーム動画DG-1及び表示用ゲーム動画DG-2のうちの一方を選択し、選択された表示用ゲーム動画DG-mに基づいて、配信用ゲーム動画DHを生成する。また、本実施形態において、配信用ゲーム動画DHは、各ユーザUg-mを撮像した動画であるユーザ撮像動画DU-mと、各ユーザUg-mの名称を示す画像であるユーザ名称画像GN-mと、各ユーザUg-mが野球ゲームに係る試合において用いる野球チームの名称を示す画像であるチーム名称画像GT-mと、各野球チームの野球ゲームに係る試合における得点を示す画像である得点画像GP-mと、を含む。
【0035】
図2に例示するように、動画配信サーバ50は、端末装置70-nから、配信用ゲーム動画DHの再生要求(図示省略)を受信した場合、動画編集装置30から供給された配信用ゲーム動画情報JDHを、端末装置70-nに対して供給する(S13)。なお、端末装置70-nは、ステップS13において、動画配信サーバ50から配信用ゲーム動画情報JDHが供給されると、当該供給された配信用ゲーム動画情報JDHの示す配信用ゲーム動画DHを再生する。
【0036】
図2に例示するように、ゲーム装置10-mは、野球ゲームに係る試合が終了すると、ゲーム進行情報JSNに基づいて、個別ゲームイベント情報JEG-mを生成し、当該個別ゲームイベント情報JEG-mを動画編集装置30に対して供給する(S20)。
本実施形態において、個別ゲームイベント情報JEG-mとは、野球ゲームの試合に係るイベントのうち、ゲーム装置10-mのユーザUg-mに操作される野球選手キャラクタCPL-mに関連するイベントに関する情報である。
【0037】
ここで、野球ゲームの試合に係るイベント(「イベント」の一例)とは、野球ゲームに係る仮想空間Fdの状況に変化が生じることである。また、野球ゲームに係る仮想空間Fdの状況の変化とは、例えば、野球ゲームに係るキャラクタ(例えば、野球選手キャラクタCPL)の状況の変化、及び、野球ゲームに係るオブジェクト(例えば、ボールオブジェクトOBL)の状況の変化の、一方または両方を含む概念であってもよい。
なお、野球ゲームの試合に係るイベントとは、例えば、野球ゲームに係る仮想空間Fdの状況の変化のうち、野球ゲームに係る試合の最終結果に影響が生じる変化であってもよい。また、野球ゲームの試合に係るイベントとは、例えば、野球ゲームに係る試合の最終結果が変化する可能性が生じている状態であってもよい。ここで、野球ゲームに係る試合の最終結果とは、例えば、野球ゲームに係る試合に係る勝敗であってもよいし、野球ゲームに係る試合の終了時における各野球チームTmの得点であってもよいし、または、野球ゲームに係る試合の終了時における各野球選手キャラクタCPL-mの成績であってもよい。また、野球ゲームに係る試合の最終結果が変化する可能性が生じている状態とは、例えば、野球チームT1及び野球チームT2の得点差が所定値よりも小さい状態、または、満塁の状態等、野球ゲームに係る試合の終了までの間に、野球チームT1の得点と野球チームT2の得点との大小関係が変化する可能性が、所定の確率以上である状態であってもよい。
以下では、野球ゲームの試合に係るイベントを、「ゲームイベントEV」と称する場合がある。
【0038】
図2に例示するように、動画編集装置30は、ゲーム装置10-1から供給された個別ゲームイベント情報JEG-1と、ゲーム装置10-2から供給された個別ゲームイベント情報JEG-2とに基づいて、ゲームイベント情報JEを生成し、当該ゲームイベント情報JEを動画配信サーバ50に対して供給する(S21)。ここで、ゲームイベント情報JE(「イベント情報」及び「動画内容情報」の一例)とは、野球ゲームの試合に係るイベント(ゲームイベントEV)に関する情報である。
【0039】
図2に例示するように、動画配信サーバ50は、端末装置70-nから、再生用ゲーム動画DSの再生要求(図示省略)を受信した場合、端末装置70-nに対して配信用ゲーム動画情報JDHを供給する(S22)。なお、再生用ゲーム動画DSについては、後述する。
【0040】
また、動画配信サーバ50は、端末装置70-nから、再生用ゲーム動画DSの再生要求(図示省略)を受信した場合、端末装置70-nに対して、ゲームイベント情報JEと、ゲーム動画閲覧情報JVと、ゲーム動画広告情報JKとを、供給する(S23)。
【0041】
詳細は後述するが、ゲーム動画閲覧情報JV(「閲覧情報」及び「動画閲覧情報」の一例)とは、端末装置70-1~端末装置70-Nにおける、配信用ゲーム動画DHの過去における閲覧に関する情報である。なお、上述のとおり、端末装置70-nにおいて、端末装置70-nのユーザUt-nが配信用ゲーム動画DHを閲覧する場合、端末装置70-nから動画配信サーバ50に対して配信用ゲーム動画DHの再生要求を送信し、当該要求に応じて動画配信サーバ50から供給される配信用ゲーム動画情報JDHに基づいて、端末装置70-nにおいて配信用ゲーム動画DHが再生される。
【0042】
また、詳細は後述するが、ゲーム動画広告情報JK(「動画指示情報」の一例)とは、野球ゲームに係る試合において再生される広告に関する情報である。なお、本実施形態では、一例として、配信用ゲーム動画DHは、動画配信サーバ50の管理者により管理される場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、ゲーム動画広告情報JKが、動画配信サーバ50の管理者により、動画配信サーバ50が有する記憶部53(図8において後述する)に格納される場合を想定する。すなわち、本実施形態では、ゲーム動画広告情報JKが、配信用ゲーム動画DHの管理者により管理されている場合を想定する。
【0043】
図2に例示するように、端末装置70-nは、配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更した再生用ゲーム動画DSを再生する(S24)。具体的には、端末装置70-nは、ステップS24において、ゲームイベント情報JE、ゲーム動画閲覧情報JV、及び、ゲーム動画広告情報JKに基づいて、配信用ゲーム動画情報JDHの示す配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更することで、当該変更後の再生速度を有する再生用ゲーム動画DS(「再生動画」の一例)を示す再生用ゲーム動画情報JDS(「再生動画情報」の一例)を生成する。次に、端末装置70-nは、ステップS24において、再生用ゲーム動画情報JDSに基づいて、再生用ゲーム動画DSを再生する。なお、端末装置70-nは、ステップS24において、再生用ゲーム動画情報JDSを生成することなく、ゲームイベント情報JE、ゲーム動画閲覧情報JV、及び、ゲーム動画広告情報JKに基づいて、配信用ゲーム動画情報JDHの示す配信用ゲーム動画DHの再生速度を直接変更することで再生用ゲーム動画DSを再生してもよい。
【0044】
[1.3.情報処理システムの機能]
以下、図6乃至図15を参照しつつ、ゲーム装置10、動画配信サーバ50、及び、端末装置70の機能について説明する。
【0045】
図6は、ゲーム装置10の構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0046】
図6に例示するように、ゲーム装置10は、ゲーム装置10の各部を制御する制御部11と、各種情報を記憶する記憶部13と、ゲーム装置10のユーザUgによる操作を受け付けるための操作部14と、ゲーム装置10の外部に存在する外部装置との間の通信を実行するための通信部15と、を備える。
【0047】
図6に例示するように、制御部11は、ゲーム制御部111を備える。そして、ゲーム制御部111は、ゲーム進行部112と、表示用動画情報生成部113と、を備える。
【0048】
このうち、ゲーム進行部112は、ゲーム装置10のユーザUgと、他のゲーム装置10のユーザUgとが、野球ゲームに係る試合を行う場合、操作部14により受け付けられたゲーム装置10のユーザUgによるゲーム装置10の操作内容を示すゲーム操作情報JGSと、通信部15が受信した他のゲーム装置10のユーザUgによる他のゲーム装置10の操作内容を示すゲーム操作情報JGSと、に基づいて、ゲーム進行情報JSNを生成する。また、ゲーム進行部112は、ゲーム進行情報JSNに基づいて、個別ゲームイベント情報JEGを生成する。
また、表示用動画情報生成部113は、ゲーム進行部112の生成したゲーム進行情報JSNに基づいて、表示用ゲーム動画情報JDGを生成する。
【0049】
図6に例示するように、記憶部13は、個別ゲームイベント情報JEGと、ゲーム装置10の各部を制御するための制御プログラムPGGと、を記憶している。
【0050】
図7は、ゲーム装置10のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
【0051】
図7に例示するように、ゲーム装置10は、ゲーム装置10の各部を制御するプロセッサ1001と、各種情報を記憶する記憶装置1003と、ゲーム装置10のユーザUgによる操作を受け付けるための操作装置1004と、ゲーム装置10の外部に存在する外部装置との通信を行うための通信装置1005と、を備える。
このうち、記憶装置1003は、プロセッサ1001の作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリと、制御プログラムPGG等の各種情報を記憶するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリとの、一方または双方を含み、記憶部13としての機能を提供する。
また、プロセッサ1001は、例えば、1または複数のCPU(Central Processing Unit)を含んで構成される。プロセッサ1001は、記憶装置1003に記憶された制御プログラムPGGを実行し、当該制御プログラムPGGに従って動作することで、制御部11として機能する。なお、プロセッサ1001は、1または複数のCPUに加え、または、1または複数のCPUのうち一部または全部に替えて、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)、等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。この場合、プロセッサ1001により実現される制御部11の一部または全部は、DSP等のハードウェアにより実現されてもよい。
また、操作装置1004は、例えば、操作ボタンであり、ゲーム装置10のユーザUgの操作を受け付ける操作部14としての機能を提供する。操作装置1004は、例えば、操作ボタン、タッチパネル、キーボード、ジョイスティック、及び、マウス等の、ポインティングデバイスの一部または全部を含む、1または複数の機器から構成されるものであってもよい。
また、通信装置1005は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの一方または双方を介して、ゲーム装置10の外部に存在する外部装置との通信を行うためのハードウェアであり、通信部15としての機能を提供する。
【0052】
図8は、動画配信サーバ50の構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0053】
図8に例示するように、動画配信サーバ50は、動画配信サーバ50の各部を制御する制御部51と、各種情報を記憶する記憶部53と、動画配信サーバ50の外部に存在する外部装置との間の通信を実行するための通信部55と、を備える。
【0054】
図8に例示するように、制御部51は、動画情報取得部511と、動画管理部514と、動画配信部515と、ゲーム動画閲覧情報生成部516と、を備える。
【0055】
このうち、動画情報取得部511は、配信用ゲーム動画DHに関連する情報を取得する。具体的には、動画情報取得部511は、配信用ゲーム動画情報JDHを取得する配信用動画情報取得部512と、ゲームイベント情報JEを取得するゲームイベント情報取得部513と、を備える。
また、動画管理部514は、動画情報取得部511が取得した配信用ゲーム動画情報JDH、及び、当該配信用ゲーム動画情報JDHの示す配信用ゲーム動画DHと、配信用ゲーム動画情報JDHに対応するゲームイベント情報JEと、を対応付けて管理する。
また、動画配信部515は、端末装置70からの配信用ゲーム動画DHの再生要求または再生用ゲーム動画DSの再生要求に応じて、端末装置70に対して配信用ゲーム動画情報JDHを配信する。
また、ゲーム動画閲覧情報生成部516は、配信用ゲーム動画DHの再生要求に対応して動画配信サーバ50から端末装置70に対して配信された配信用ゲーム動画情報JDHに基づく、端末装置70における配信用ゲーム動画DHの再生状況に基づいて、ゲーム動画閲覧情報JVを生成する。
【0056】
図8に例示するように、記憶部53は、ゲームイベント情報JEと、ゲーム動画閲覧情報JVと、ゲーム動画広告情報JKと、ゲーム動画再生時間情報JTxと、キャラクタ一覧情報JCと、配信用ゲーム動画情報JDHと、動画配信サーバ50の各部を制御するための制御プログラムPGSと、を記憶している。
ここで、ゲーム動画再生時間情報JTxとは、配信用ゲーム動画DHを通常速度(例えば、1倍速)で再生した場合における、配信用ゲーム動画DHの再生時間を示す情報である。以下では、ゲーム動画再生時間情報JTxの示す配信用ゲーム動画DHの再生時間を、配信動画再生時間Txと称する場合がある。また、以下では、ゲームイベント情報JE、ゲーム動画閲覧情報JV、及び、ゲーム動画広告情報JKを、ゲーム動画特性情報JFFと称する場合がある。なお、キャラクタ一覧情報JCについては、後述する。
【0057】
図9は、動画配信サーバ50のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
【0058】
図9に例示するように、動画配信サーバ50は、動画配信サーバ50の各部を制御するプロセッサ5001と、各種情報を記憶する記憶装置5003と、動画配信サーバ50の外部に存在する外部装置との通信を行うための通信装置5005と、を備える。
このうち、記憶装置5003は、プロセッサ5001の作業領域として機能するRAM等の揮発性メモリと、制御プログラムPGS等の各種情報を記憶するEEPROM等の不揮発性メモリとの、一方または双方を含み、記憶部53としての機能を提供する。
また、プロセッサ5001は、例えば、1または複数のCPUを含んで構成される。プロセッサ5001は、記憶装置5003に記憶された制御プログラムPGSを実行し、当該制御プログラムPGSに従って動作することで、制御部51として機能する。なお、プロセッサ5001は、1または複数のCPUに加え、または、1または複数のCPUのうち一部または全部に替えて、GPU、DSP、または、FPGA、等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。この場合、プロセッサ5001により実現される制御部51の一部または全部は、DSP等のハードウェアにより実現されてもよい。
また、通信装置5005は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの一方または双方を介して、動画配信サーバ50の外部に存在する外部装置との通信を行うためのハードウェアであり、通信部55としての機能を提供する。
【0059】
図10は、端末装置70の構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0060】
図10に例示するように、端末装置70は、端末装置70の各部を制御する制御部71と、各種情報を記憶する記憶部73と、端末装置70のユーザUtの操作を受け付ける操作部74と、端末装置70の外部に存在する外部装置との間の通信を実行するための通信部75と、各種画像を表示する表示部76と、を備える。
【0061】
図10に例示するように、制御部71は、動画情報取得部711と、動画再生部714と、操作受付部715と、を備える。
【0062】
このうち、動画情報取得部711(「取得部」の一例)は、配信用ゲーム動画DHに関連する情報を取得する。具体的には、動画情報取得部711は、配信用ゲーム動画情報JDHを取得する配信用動画情報取得部712と、ゲーム動画特性情報JFFを取得する動画特性情報取得部713と、を備える。
【0063】
また、動画再生部714(「再生部」の一例)は、動画情報取得部711の取得した配信用ゲーム動画情報JDHとゲーム動画特性情報JFFとに基づいて、配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更した再生用ゲーム動画DSを再生する。具体的には、動画再生部714は、動画特性情報取得部713の取得したゲームイベント情報JE、ゲーム動画閲覧情報JV、及び、ゲーム動画広告情報JKに基づいて、配信用動画情報取得部712の取得した配信用ゲーム動画情報JDHの示す配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更することで、当該変更後の再生速度を有する再生用ゲーム動画DSを示す再生用ゲーム動画情報JDSを生成し、当該再生用ゲーム動画情報JDSに基づいて、再生用ゲーム動画DSを再生する。なお、上述のとおり、動画再生部714は、再生用ゲーム動画情報JDSを生成することなく、再生用ゲーム動画DSを再生してもよい。具体的には、動画再生部714は、動画特性情報取得部713の取得したゲームイベント情報JE、ゲーム動画閲覧情報JV、及び、ゲーム動画広告情報JKに基づいて、配信用動画情報取得部712の取得した配信用ゲーム動画情報JDHの示す配信用ゲーム動画DHの再生速度を直接変更することで、再生用ゲーム動画DSを再生してもよい。
【0064】
また、操作受付部715(「受付部」の一例)は、操作部74により受け付けられた端末装置70のユーザUtによる端末装置70の操作内容を示す情報であって、再生用ゲーム動画DSの再生の態様を指定する情報である、ユーザ指定情報JUを受け付ける。なお、本実施形態において、ユーザ指定情報JUは、再生用ゲーム動画DSの再生時間のユーザUtによる指定値である、ユーザ指定再生時間Ty(「指定時間」の一例)を示すユーザ指定再生時間情報JTy(「指定時間情報」の一例)と、野球ゲームに係る試合において登場する野球選手キャラクタCPLの中から、ユーザUtが指定する野球選手キャラクタCPL(「特定ゲーム要素」の一例)を示すユーザ指定キャラクタ情報JUcと、を含む。
【0065】
図10に例示するように、記憶部73は、ゲームイベント情報JE、ゲーム動画閲覧情報JV、及び、ゲーム動画広告情報JKを含むゲーム動画特性情報JFFと、ゲーム動画再生時間情報JTxと、キャラクタ一覧情報JCと、ユーザ指定キャラクタ情報JUcと、ユーザ指定再生時間情報JTyと、ユーザ特性情報JUTと、配信用ゲーム動画情報JDHと、再生用ゲーム動画情報JDSと、端末装置70の各部を制御するための制御プログラムPGTと、を記憶している。
ここで、ユーザ特性情報JUTとは、端末装置70のユーザUtの特性を示す情報である。本実施形態では、一例として、ユーザ特性情報JUTが、端末装置70のユーザUtの性別、年齢、職業、趣味、及び、居住地を示す情報である場合を想定する。
【0066】
図11は、端末装置70のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
【0067】
図11に例示するように、端末装置70は、端末装置70の各部を制御するプロセッサ7001と、各種情報を記憶する記憶装置7003と、端末装置70の外部に存在する外部装置との通信を行うための通信装置7005と、各種画像を表示するとともに、端末装置70のユーザUtの操作を受け付けるためのタッチパネル7004と、を備える。
このうち、記憶装置7003は、プロセッサ7001の作業領域として機能するRAM等の揮発性メモリと、制御プログラムPGT等の各種情報を記憶するEEPROM等の不揮発性メモリとの、一方または双方を含み、記憶部73としての機能を提供する。
また、プロセッサ7001は、例えば、1または複数のCPUを含んで構成される。プロセッサ7001は、記憶装置7003に記憶された制御プログラムPGTを実行し、制御プログラムPGTに従って動作することで、制御部71として機能する。なお、プロセッサ7001は、1または複数のCPUに加え、または、1または複数のCPUのうち一部または全部に替えて、GPU、DSP、または、FPGA、等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。この場合、プロセッサ7001により実現される制御部71の一部または全部は、DSP等のハードウェアにより実現されてもよい。
また、通信装置7005は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの一方または双方を介して、端末装置70の外部に存在する外部装置との通信を行うためのハードウェアであり、通信部75としての機能を提供する。
また、タッチパネル7004は、各種画像を表示可能な表示部76として機能するとともに、端末装置70のユーザUtからの操作を受け付ける操作部74として機能する。
【0068】
[1.4.情報処理システムにおいて存在するデータ]
以下、図12乃至図15を参照しつつ、情報処理システムSysにおいて存在する各種データについて説明する。
【0069】
図12は、ゲームイベント情報JEのデータ構成の一例を示す説明図である。
【0070】
図12に例示するように、ゲームイベント情報JEは、配信用ゲーム動画DHにおいて表される野球ゲームに係る試合において発生した1または複数のゲームイベントEVと1対1に対応する、1または複数のレコードを有する。ゲームイベント情報JEの各レコードは、ゲームイベントIDと、ゲーム装置IDと、個別ゲームイベント情報JEGと、を含む。
【0071】
ここで、ゲームイベントIDとは、配信用ゲーム動画DHにおいて表される野球ゲームに係る試合において発生した1または複数のゲームイベントEVの中から、各ゲームイベントEVを識別するための情報である。また、ゲーム装置IDとは、野球ゲームに係る試合を行うために野球ゲームを実行する1または複数のゲーム装置10の中から、各ゲーム装置10を識別するための情報である。
【0072】
図12に例示するように、個別ゲームイベント情報JEGは、イベント種別情報JE1と、イベント進行期間情報JE2と、イベント関連要素情報JE3と、を含む。
【0073】
このうち、イベント種別情報JE1(「イベント種類情報」と称する場合もある)とは、ゲームイベントEVの種別を示す情報であって、イベント種別IDと、イベント種別名称と、を含む情報である。ここで、イベント種別IDとは、野球ゲームに係る試合において発生しうる全ての種別のゲームイベントEVの中から、各ゲームイベントEVの種別を識別するための情報である。また、イベント種別名称とは、各ゲームイベントEVの名称である。
【0074】
また、イベント進行期間情報JE2とは、配信用ゲーム動画DHを通常速度で再生した場合における、当該再生が開始される時刻である動画開始時刻tst(例えば、「0時間0分0秒」)から、当該再生が終了する時刻である動画終了時刻tedまでの標準再生期間TWx(「配信動画の開始から終了までの期間」及び「配信動画が再生される期間」の一例)において、ゲームイベントEVが開始される時刻であるイベント開始時刻te1と、ゲームイベントEVが終了する時刻であるイベント終了時刻te2と、を示す情報である。なお、以下では、ゲームイベントEVに係るイベント開始時刻te1からイベント終了時刻te2までの期間を、イベント進行期間TEと称する場合がある。
【0075】
また、イベント関連要素情報JE3(「ゲーム要素情報」の一例)は、ゲームイベントEVに関連する野球選手キャラクタCPLのキャラクタIDを示すイベント関連キャラクタ情報JE31と、イベント関連キャラクタ情報JE31の示す野球選手キャラクタCPLを操作するユーザUgのプレイヤIDを示すイベント関連プレイヤ情報JE32と、イベント関連キャラクタ情報JE31の示す野球選手キャラクタCPLの所属する野球チームTmのチームIDを示すイベント関連チーム情報JE33と、を含む。
【0076】
ここで、キャラクタIDとは、野球ゲームに係る試合において登場する可能性のある全ての野球選手キャラクタCPLの中から、各野球選手キャラクタCPLを識別するための情報である。また、プレイヤIDとは、野球ゲームに係る試合を行う1または複数のユーザUgの中から、各ユーザUgを識別するための情報である。また、チームIDとは、野球ゲームに係る試合を行う1または複数の野球チームTmの中から、各野球チームTmを識別するための情報である。
【0077】
図13は、ゲーム動画閲覧情報JVのデータ構成の一例を示す説明図である。
【0078】
図13に例示するように、ゲーム動画閲覧情報JVは、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxを構成する複数の単位期間TUと1対1に対応する複数のレコードを有する。ゲーム動画閲覧情報JVの各レコード(「単位閲覧情報」の一例)は、単位期間情報JV1と、閲覧関連情報JV2と、を含む。
【0079】
このうち、単位期間情報JV1は、単位期間IDと、単位期間開始時刻tu1と、単位期間終了時刻tu2と、を示す。
ここで、単位期間IDとは、標準再生期間TWxに含まれる複数の単位期間TUの中から、各単位期間TUを識別するための情報である。また、単位期間開始時刻tu1とは、標準再生期間TWxにおいて、単位期間TUが開始される時刻である。また、単位期間終了時刻tu2とは、標準再生期間TWxにおいて、単位期間TUが終了する時刻である。
【0080】
また、閲覧関連情報JV2は、閲覧数情報JV21と、コメント数情報JV22と、肯定コメント数情報JV23と、高評価コメント数情報JV24と、を含む。
ここで、閲覧数情報JV21(「閲覧回数に関する情報」の一例)とは、過去における配信用ゲーム動画DHの閲覧数のうち、配信用ゲーム動画DHの単位期間TUに該当する再生箇所の閲覧数(以下、単位期間TUに係る閲覧数VV1と称する)を示す情報である。また、コメント数情報JV22(「メッセージに関する情報」の一例)とは、過去における配信用ゲーム動画DHの閲覧に伴い投稿されたコメント数のうち、配信用ゲーム動画DHの単位期間TUに該当する再生箇所の閲覧に伴い投稿されたコメント数(以下、単位期間TUに係るコメント数VV2と称する)を示す情報である。また、肯定コメント数情報JV23(「メッセージに関する情報」の他の例)とは、過去における配信用ゲーム動画DHの閲覧に伴い投稿されたコメント数のうち、配信用ゲーム動画DHの単位期間TUに該当する再生箇所の閲覧に伴い投稿されたコメント数であって、肯定的な意味を有するキーワードを含むコメント数(以下、単位期間TUに係る肯定コメント数VV3と称する)を示す情報である。また、高評価コメント数情報JV24(「メッセージに関する情報」の他の例)とは、過去における配信用ゲーム動画DHの閲覧に伴い投稿されたコメント数のうち、配信用ゲーム動画DHの単位期間TUに該当する再生箇所の閲覧に伴い投稿されたコメント数であって、当該コメントに対する高評価が、当該コメントに対する低評価よりも多いコメント数(以下、単位期間TUに係る高評価コメント数VV4と称する)を示す情報である。
【0081】
図14は、ゲーム動画広告情報JKのデータ構成の一例を示す説明図である。
【0082】
図14に例示するように、ゲーム動画広告情報JKは、配信用ゲーム動画DHにおいて再生される1または複数の広告KKと1対1に対応する複数のレコードを有する。ゲーム動画広告情報JKの各レコードは、広告IDと、広告概要情報JK1と、広告再生期間情報JK2と、を含む。
【0083】
ここで、広告IDとは、配信用ゲーム動画DHにおいて再生される全ての広告KKの中から、各広告KKを識別するための情報である。
また、広告概要情報JK1は、広告KKの名称(広告名称)と、広告種別情報JK11と、広告地域情報JK12と、を含む情報である。このうち、広告種別情報JK11とは、広告KKの対象となる商品の種別を示す情報である。また、広告地域情報JK12とは、広告KKの対象となる商品の販売地域を示す情報である。
また、広告再生期間情報JK2とは、標準再生期間TWxにおいて、広告KKの再生が開始される時刻である広告開始時刻tk1と、広告KKの再生が終了する時刻である広告終了時刻tk2と、を示す情報である。なお、以下では、標準再生期間TWxのうち、広告KKに係る広告開始時刻tk1から広告終了時刻tk2までの期間を、広告再生期間TKと称する場合がある。
【0084】
図15は、キャラクタ一覧情報JCのデータ構成の一例を示す説明図である。
【0085】
図15に例示するように、キャラクタ一覧情報JCは、野球ゲームに係る試合において登場する可能性のある全ての野球選手キャラクタCPLと1対1に対応する複数のレコードを有する。キャラクタ一覧情報JCの各レコードは、上述したキャラクタIDと、キャラクタ特性情報JC1と、を含む。
【0086】
このうち、キャラクタ特性情報JC1は、野球選手キャラクタCPLの名称(キャラクタ名称)と、キャラクタ対応プレイヤ情報JC11と、キャラクタ所属チーム情報JC12と、を含む情報である。
ここで、キャラクタ対応プレイヤ情報JC11とは、野球選手キャラクタCPLを操作するユーザUgのプレイヤIDを示す情報である。また、キャラクタ所属チーム情報JC12とは、野球選手キャラクタCPLの所属する野球チームTmのチームIDを示す情報である。
【0087】
[1.5.動画配信サーバの動作]
以下、図16及び図21を参照しつつ、野球ゲームに係る試合が行われる場合の端末装置70の動作について説明する。
【0088】
図16は、野球ゲームに係る試合が行われる場合の端末装置70の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図16に例示するフローチャートに係る処理は、例えば、端末装置70のユーザUtの指示に基づいて、端末装置70から動画配信サーバ50に対して、再生用ゲーム動画DSの再生要求が送信されたときに開始される。
【0089】
図16に例示するように、配信用動画情報取得部712は、端末装置70が動画配信サーバ50に対して送信した再生用ゲーム動画DSの再生要求に対応して、動画配信サーバ50から端末装置70に対して配信用ゲーム動画情報JDHが供給される場合に、当該配信用ゲーム動画情報JDHを取得する(S100)。なお、本実施形態において、配信用動画情報取得部712は、ステップS100において、動画配信サーバ50から、ゲーム動画再生時間情報JTxを取得することとする。
また、動画特性情報取得部713は、端末装置70が動画配信サーバ50に対して送信した再生用ゲーム動画DSの再生要求に対応して、動画配信サーバ50から端末装置70に対してゲーム動画特性情報JFFが供給される場合に、当該ゲーム動画特性情報JFFを取得する(S102)。なお、本実施形態において、動画特性情報取得部713は、ステップS102において、動画配信サーバ50から、キャラクタ一覧情報JCを取得することとする。
【0090】
図16に例示するように、操作受付部715は、端末装置70のユーザUtが操作部74を用いて入力した、ユーザ指定キャラクタ情報JUcを取得する(S104)。
また、操作受付部715は、端末装置70のユーザUtが操作部74を用いて入力した、ユーザ指定再生時間情報JTyを取得する(S106)。
なお、本実施形態では、一例として、端末装置70のユーザUtが、ステップS104及びS106において、表示部76に表示される再生態様指定画面AGを用いて、ユーザ指定再生時間情報JTy、及び、ユーザ指定キャラクタ情報JUcを入力する場合を想定する。
【0091】
図17は、再生態様指定画面AGの一例を示す説明図である。
【0092】
図17に例示するように、再生態様指定画面AGは、表示エリアA11と、入力エリアA12と、入力エリアA13と、決定ボタンA14と、を有する。
このうち、表示エリアA11は、ステップS100において配信用動画情報取得部712が取得した配信用ゲーム動画情報JDHの示す配信用ゲーム動画DHに対応する、配信動画再生時間Txが表示される領域である。
また、入力エリアA12は、ステップS100において配信用動画情報取得部712が取得した配信用ゲーム動画情報JDHに基づいて再生用ゲーム動画DSが再生される場合に、端末装置70のユーザUtが、当該再生用ゲーム動画DSに対応するユーザ指定再生時間Tyを入力するための領域である。なお、図17に示す例では、入力エリアA12が、配信動画再生時間Txに対するユーザ指定再生時間Tyの比率として、端末装置70のユーザUtが、ユーザ指定再生時間Tyを入力するための領域である場合を例示しているが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、入力エリアA12は、端末装置70のユーザUtが、ユーザ指定再生時間Tyを示す数値を入力するための領域であってもよい。
また、入力エリアA13は、ステップS100において配信用動画情報取得部712が取得した配信用ゲーム動画情報JDHに基づいて再生用ゲーム動画DSが再生される場合に、端末装置70のユーザUtが、当該再生用ゲーム動画DSにより表される野球ゲームに登場する野球選手キャラクタCPLのうち、端末装置70のユーザUtが着目する野球選手キャラクタCPLを指定する情報を入力するための領域である。
なお、操作受付部715は、端末装置70のユーザUtが決定ボタンA14を押下した場合に、入力エリアA12において入力されたユーザ指定再生時間Tyを示すユーザ指定再生時間情報JTyを記憶部73に記憶させることで、ユーザ指定再生時間情報JTyを取得し、入力エリアA13において入力された野球選手キャラクタCPLを示すユーザ指定キャラクタ情報JUcを記憶部73に記憶させることで、ユーザ指定キャラクタ情報JUcを取得する。
【0093】
図16に例示するように、動画再生部714は、ゲームイベント情報JEとユーザ指定キャラクタ情報JUcとに基づいて、イベント注目度BEを示すイベント注目度情報JBEを生成する(S110)。
ここで、イベント注目度BEとは、端末装置70のユーザUtの、ゲームイベントEVに対する関心の大きさの程度を示す値である。本実施形態では、一例として、イベント注目度BEが、ゲームイベントEVの種別と、端末装置70のユーザUtが着目する野球選手キャラクタCPLと、に基づいて定められる場合を想定する。
【0094】
具体的には、動画再生部714は、ステップS110において、まず、ユーザ指定キャラクタ情報JUcの示す野球選手キャラクタCPLが、ゲームイベントEVに対応するイベント関連キャラクタ情報JE31の示すキャラクタIDを有する野球選手キャラクタCPL、ゲームイベントEVに対応するイベント関連プレイヤ情報JE32の示すプレイヤIDを有するユーザUgの操作する野球選手キャラクタCPL、または、ゲームイベントEVに対応するイベント関連チーム情報JE33の示すチームIDを有する野球チームTmに所属する野球選手キャラクタCPLのうち、何れかに該当するか否かを判定する。なお、以下では、当該判定の結果が肯定となるゲームイベントEV、すなわち、ユーザ指定キャラクタ情報JUcの示す野球選手キャラクタCPLに関連するゲームイベントEVを、キャラクタ関連イベントEVcと称する場合がある。
次に、動画再生部714は、ステップS110において、ゲームイベントEVに対応するイベント種別情報JE1の示すゲームイベントEVの種別に応じて、当該ゲームイベントEVの盛り上がり係数MRを設定する。ここで、盛り上がり係数MRとは、例えば、野球ゲームに係る試合の最終結果に対するゲームイベントEVの影響の大きさを示す値であってもよい。本実施形態では、一例として、盛り上がり係数MRが、正の値である場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、動画再生部714が、野球ゲームに係る試合の最終結果に対するゲームイベントEVの影響が大きい場合に、小さい場合と比較して、盛り上がり係数MRを、大きい値に設定する場合を想定する。なお、本発明はこのような態様に限定されるものではない。盛り上がり係数MRとは、例えば、ゲームイベントEVの種別に対応して予め定められた値であってもよいし、野球ゲームに係る試合の終了後に、当該ゲームイベントEVの野球ゲームに係る試合の最終結果に与えた実際の影響に基づいて定められる値であってもよい。
そして、動画再生部714は、ゲームイベントEVがキャラクタ関連イベントEVcに該当するか否かの判定結果と、盛り上がり係数MRと、に基づいて、ゲームイベントEVに係るイベント注目度BEを設定する。本実施形態では、一例として、動画再生部714が、イベント注目度BEを、正の値として設定する場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、動画再生部714が、ゲームイベントEVがキャラクタ関連イベントEVcに該当する場合に、該当しない場合と比較して、イベント注目度BEを、大きい値に設定する場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、動画再生部714が、ゲームイベントEVに対応する盛り上がり係数MRが大きい値である場合に、小さい値である場合と比較して、イベント注目度BEを、大きい値に設定する場合を想定する。
【0095】
図16に例示するように、動画再生部714は、ゲームイベントEVに対応するイベント注目度BEを示すイベント注目度情報JBEに基づいて、イベント注目期間TEEを示すイベント注目期間情報JTEを生成する(S112)。
【0096】
図18は、イベント注目度BEと、イベント注目期間TEEとの関係の一例を説明するための説明図である。なお、図18に示す例では、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxにおいて、6個のゲームイベントEVが発生する場合を例示している。
以下では、標準再生期間TWxにおいて、Q1個のゲームイベントEVが発生する場合、q1番目のゲームイベントEVを、ゲームイベントEV[q1]と称し、当該ゲームイベントEV[q1]に係るイベント注目度BEを、イベント注目度BE[q1]と称し、当該ゲームイベントEV[q1]に係るイベント進行期間TEを、イベント進行期間TE[q1]と称する。ここで、値Q1は、1以上の自然数であり、値q1は、1≦q1≦Q1を満たす自然数である。
【0097】
図18に例示するように、動画再生部714は、ステップS112において、ゲームイベントEV[q1]に係るイベント注目度BE[q1]が、正の閾値BEth以上である場合に、当該ゲームイベントEV[q1]を、注目対象イベントEV-Y(「特定イベント」の一例)として特定する。他方、動画再生部714は、ステップS112において、ゲームイベントEV[q1]に係るイベント注目度BE[q1]が、閾値BEth未満である場合に、当該ゲームイベントEV[q1]を、非注目対象イベントEV-Nとする。
なお、本実施形態では、一例として、閾値BEthが、予め定められた正の値である場合を想定する。但し、本発明はこのような態様に限定されるものではない。動画再生部714は、ステップS112において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxにおけるイベント注目度BE[q1]に基づいて、閾値BEthを定めてもよい。
例えば、動画再生部714は、ステップS112において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘るイベント注目度BE[1]~[Q1]の平均値に基づいて、閾値BEthを定めてもよい。具体的には、動画再生部714は、ステップS112において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘るイベント注目度BE[1]~[Q1]の平均値に対して、正の定数CE1を乗じた値を、閾値BEthとして定めてもよい。
また、例えば、動画再生部714は、ステップS112において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘るイベント注目度BE[1]~[Q1]の偏差値に基づいて、閾値BEthを定めてもよい。具体的には、動画再生部714は、ステップS112において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘るイベント注目度BE[1]~[Q1]の偏差値が、正の定数CE2となるイベント注目度BEを、閾値BEthとして定めてもよい。
次に、動画再生部714は、ステップS112において、ゲームイベントEV[q1]を、注目対象イベントEV-Yとして特定した場合に、当該ゲームイベントEV[q1]に係るイベント進行期間TE[q1]に対応して、イベント開始前期間TE1[q1]と、イベント終了後期間TE2[q1]と、を設定する。ここで、イベント開始前期間TE1[q1]とは、ゲームイベントEV[q1]が開始される前の時刻te11[q1]に開始され、ゲームイベントEV[q1]に係るイベント開始時刻te1[q1]に終了する期間である。また、イベント終了後期間TE2[q1]とは、ゲームイベントEV[q1]に係るイベント終了時刻te2[q1]に開始され、ゲームイベントEV[q1]が終了した後の時刻te22[q1]に終了する期間である。
そして、動画再生部714は、ステップS112において、ゲームイベントEV[q1]を、注目対象イベントEV-Yとして特定した場合に、イベント開始前期間TE1[q1]と、イベント進行期間TE[q1](「進行期間」の一例)と、イベント終了後期間TE2[q1]と、からなる期間を、ゲームイベントEV[q1]に対応するイベント注目期間TEE[q1](「第1期間」の一例)として設定する。他方、動画再生部714は、ステップS112において、ゲームイベントEV[q1]を、非注目対象イベントEV-Nとした場合に、ゲームイベントEV[q1]に対応するイベント注目期間TEEを設定しない。
【0098】
図18に示す例では、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxにおいて発生する6個のゲームイベントEV[1]~EV[6]のうち、ゲームイベントEV[3]とゲームイベントEV[6]とが、注目対象イベントEV-Yとして特定された場合を例示している。このため、図18に示す例では、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxにおいて、ゲームイベントEV[3]に対応するイベント注目期間TEE[3]と、ゲームイベントEV[6]に対応するイベント注目期間TEE[6]と、が設定される。
【0099】
なお、本実施形態において、動画再生部714は、ステップS112において、ゲームイベントEV[q1]を、注目対象イベントEV-Yとして特定した場合、イベント注目度BE[q1]から閾値BEthを減算した、差分値dBE[q1]に基づいて、イベント開始前期間TE1[q1]の時間長と、イベント終了後期間TE2[q1]の時間長と、を決定する。
具体的には、動画再生部714は、差分値dBE[q1]が大きい場合に、小さい場合と比較して、イベント開始前期間TE1[q1]の時間長が長くなるように、イベント開始前期間TE1[q1]を設定する。また、動画再生部714は、差分値dBE[q1]が大きい場合に、小さい場合と比較して、イベント終了後期間TE2[q1]の時間長が長くなるように、イベント終了後期間TE2[q1]を設定する。
但し、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、動画再生部714は、イベント開始前期間TE1[q1]及びイベント終了後期間TE2[q1]の一方または両方の時間長を、所定の時間長に設定してもよい。
また、本実施形態において、動画再生部714は、ゲームイベントEV[q1]を、注目対象イベントEV-Yとして特定した場合に、イベント開始前期間TE1[q1]と、イベント進行期間TE[q1]と、イベント終了後期間TE2[q1]と、からなる期間を、イベント注目期間TEE[q1]として設定するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、動画再生部714は、ゲームイベントEV[q1]を、注目対象イベントEV-Yとして特定した場合に、イベント開始前期間TE1[q1]とイベント進行期間TE[q1]とからなる期間を、イベント注目期間TEE[q1]として設定してもよいし、イベント進行期間TE[q1]とイベント終了後期間TE2[q1]とからなる期間を、イベント注目期間TEE[q1]として設定してもよいし、または、イベント進行期間TE[q1]を、イベント注目期間TEE[q1]として設定してもよい。
【0100】
図16に例示するように、動画再生部714は、ゲーム動画閲覧情報JVに基づいて、各単位期間TUに係る閲覧指数BVを示す閲覧指数情報JBVを生成する(S114)。
ここで、単位期間TUに係る閲覧指数BVとは、配信用ゲーム動画DHのうち、単位期間TUに対応する再生箇所についての過去の閲覧に関する値である。本実施形態では、一例として、閲覧指数BVが、閲覧数情報JV21と、コメント数情報JV22と、肯定コメント数情報JV23と、高評価コメント数情報JV24と、に基づいて定められる場合を想定する。
【0101】
具体的には、動画再生部714は、ステップS114において、閲覧数情報JV21の示す単位期間TUに係る閲覧数VV1と、コメント数情報JV22の示す単位期間TUに係るコメント数VV2と、肯定コメント数情報JV23の示す単位期間TUに係る肯定コメント数VV3と、高評価コメント数情報JV24の示す単位期間TUに係る高評価コメント数VV4と、に基づいて、単位期間TUに係る閲覧指数BVを設定する。
本実施形態では、一例として、動画再生部714が、閲覧指数BVを、正の値として設定する場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、動画再生部714が、単位期間TUに係る閲覧数VV1が大きい値である場合に、小さい値である場合と比較して、単位期間TUに係る閲覧指数BVを、大きい値に設定する場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、動画再生部714が、単位期間TUに係るコメント数VV2が大きい値である場合に、小さい値である場合と比較して、単位期間TUに係る閲覧指数BVを、大きい値に設定する場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、動画再生部714が、単位期間TUに係る肯定コメント数VV3が大きい値である場合に、小さい値である場合と比較して、単位期間TUに係る閲覧指数BVを、大きい値に設定する場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、動画再生部714が、単位期間TUに係る高評価コメント数VV4が大きい値である場合に、小さい値である場合と比較して、単位期間TUに係る閲覧指数BVを、大きい値に設定する場合を想定する。
【0102】
なお、本実施形態では、一例として、閲覧指数BVが、閲覧数情報JV21と、コメント数情報JV22と、肯定コメント数情報JV23と、高評価コメント数情報JV24とに基づいて定められる場合を想定するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。閲覧指数BVは、閲覧数情報JV21、コメント数情報JV22、肯定コメント数情報JV23、及び、高評価コメント数情報JV24の一部または全部に基づいて定められるものであってもよい。
例えば、動画再生部714は、ステップS114において、閲覧数情報JV21の示す単位期間TUに係る閲覧数VV1を、単位期間TUに係る閲覧指数BVとして設定してもよいし、コメント数情報JV22の示す単位期間TUに係るコメント数VV2を、単位期間TUに係る閲覧指数BVとして設定してもよいし、肯定コメント数情報JV23の示す単位期間TUに係る肯定コメント数VV3を、単位期間TUに係る閲覧指数BVとして設定してもよいし、また、高評価コメント数情報JV24の示す単位期間TUに係る高評価コメント数VV4を、単位期間TUに係る閲覧指数BVとして設定してもよい。
【0103】
図16に例示するように、動画再生部714は、閲覧指数情報JBVに基づいて、閲覧集中期間TVを示す閲覧集中期間情報JTVを生成する(S116)。
【0104】
図19は、閲覧指数情報JBVの示す閲覧指数BVと、閲覧集中期間TVとの関係の一例を説明するための説明図である。なお、図19に示す例では、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxにおいて、1回の閲覧集中期間TVが発生する場合を例示している。
以下では、標準再生期間TWxにおいて、Q2回の閲覧集中期間TVが発生する場合、q2番目の閲覧集中期間TVを、閲覧集中期間TV[q2]と称し、当該閲覧集中期間TV[q2]が開始される時刻を閲覧集中開始時刻tv1[q2]と称し、当該閲覧集中期間TV[q2]が終了する時刻を閲覧集中終了時刻tv2[q2]と称する。ここで、値Q2は、1以上の自然数であり、値q2は、1≦q2≦Q2を満たす自然数である。
【0105】
図19に例示するように、動画再生部714は、ステップS116において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxのうち、閲覧指数BVが正の閾値BVth以上となる期間を、閲覧集中期間TVとして特定し、当該特定結果を示す閲覧集中期間情報JTVを生成する。
【0106】
本実施形態では、一例として、閾値BVthが、予め定められた正の値である場合を想定する。
但し、本発明はこのような態様に限定されるものではない。動画再生部714は、ステップS116において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る閲覧指数BVに基づいて、閾値BVthを定めてもよい。
例えば、動画再生部714は、ステップS116において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る閲覧指数BVの平均値に基づいて、閾値BVthを定めてもよい。具体的には、動画再生部714は、ステップS116において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る閲覧指数BVの平均値に対して、正の定数CV1を乗じた値を、閾値BVthとして定めてもよい。
また、例えば、動画再生部714は、ステップS116において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る閲覧指数BVの偏差値に基づいて、閾値BVthを定めてもよい。具体的には、動画再生部714は、ステップS116において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る閲覧指数BVの偏差値が、正の定数CV2となる閲覧指数BVを、閾値BVthとして定めてもよい。
【0107】
なお、動画再生部714が、ステップS114において、閲覧数VV1を閲覧指数BVとして設定する場合、動画再生部714は、ステップS116において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る閲覧数VV1に基づいて、閾値BVthを定めてもよい。具体的には、動画再生部714が、ステップS114において、閲覧数VV1を閲覧指数BVとして設定する場合、動画再生部714は、ステップS116において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る閲覧数VV1の平均値または偏差値等に基づいて、閾値BVthを定めてもよい。
また、動画再生部714が、ステップS114において、コメント数VV2を閲覧指数BVとして設定する場合についても同様に、動画再生部714は、ステップS116において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘るコメント数VV2の平均値または偏差値等に基づいて、閾値BVthを定めてもよい。また、動画再生部714が、ステップS114において、肯定コメント数VV3を閲覧指数BVとして設定する場合についても同様に、動画再生部714は、ステップS116において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る肯定コメント数VV3の平均値または偏差値等に基づいて、閾値BVthを定めてもよい。また、動画再生部714が、ステップS114において、高評価コメント数VV4を閲覧指数BVとして設定する場合についても同様に、動画再生部714は、ステップS116において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る高評価コメント数VV4の平均値または偏差値等に基づいて、閾値BVthを定めてもよい。
【0108】
図16に例示するように、動画再生部714は、ゲーム動画広告情報JKに基づいて、広告注目度BKを示す広告注目度情報JBKを生成する(S118)。
ここで、広告注目度BKとは、端末装置70のユーザUtの、広告KKに対する関心の大きさの程度を示す値である。本実施形態では、一例として、広告注目度BKが、広告KKの対象となる商品の種別と、広告KKの対象となる商品の販売地域と、端末装置70のユーザUtの特性と、に基づいて定められる場合を想定する。
【0109】
具体的には、動画再生部714は、ステップS118において、広告種別情報JK11と、ユーザ特性情報JUTとに基づいて、広告KKの対象となる商品と、端末装置70のユーザUtとの関係性の強さの程度を示す、商品関係指数MSを設定する。本実施形態では、一例として、商品関係指数MSが、正の値である場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、動画再生部714が、広告KKの対象となる商品と端末装置70のユーザUtとの関係性が強い場合に、弱い場合と比較して、商品関係指数MSを、大きい値に設定する場合を想定する。
また、動画再生部714は、ステップS118において、広告地域情報JK12と、ユーザ特性情報JUTとに基づいて、広告KKの対象となる商品の販売地域と、端末装置70のユーザUtの居住地との距離の近さの程度を示す、商品地域指数MCを設定する。本実施形態では、一例として、商品地域指数MCが、正の値である場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、動画再生部714が、広告KKの対象となる商品の販売地域と端末装置70のユーザUtの居住地との距離が近い場合に、遠い場合と比較して、商品地域指数MCを、大きい値に設定する場合を想定する。
そして、動画再生部714は、商品関係指数MSと、商品地域指数MCとに基づいて、広告注目度BKを設定する。具体的には、動画再生部714は、商品関係指数MSが大きい値である場合に、小さい値である場合と比較して、広告注目度BKを大きい値に設定する。また、動画再生部714は、商品地域指数MCが大きい値である場合に、小さい値である場合と比較して、広告注目度BKを大きい値に設定する。
【0110】
図16に例示するように、動画再生部714は、広告KKに係る広告注目度BKを示す広告注目度情報JBKに基づいて、広告注目期間TKKを示す広告注目期間情報JTKを生成する(S120)。
【0111】
図20は、広告注目度BKと、広告注目期間TKKとの関係の一例を説明するための説明図である。なお、図20に示す例では、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxにおいて、6個の広告KKが再生される場合を例示している。
以下では、標準再生期間TWxにおいて、Q3個の広告KKが再生される場合、q3番目の広告KKを、広告KK[q3]と称し、当該広告KK[q3]に係る広告注目度BKを、広告注目度BK[q3]と称し、当該広告KK[q3]に係る広告再生期間TKを、広告再生期間TK[q3]と称する。ここで、値Q3は、1以上の自然数であり、値q3は、1≦q3≦Q3を満たす自然数である。
【0112】
図20に例示するように、動画再生部714は、ステップS120において、広告KK[q3]に係る広告注目度BK[q3]が、正の閾値BKth以上である場合に、当該広告KK[q3]を、注目対象広告KK-Yとして特定する。他方、動画再生部714は、ステップS120において、広告KK[q3]に係る広告注目度BK[q3]が、閾値BKth未満である場合に、当該広告KK[q3]を、非注目対象広告KK-Nとする。
なお、本実施形態では、一例として、閾値BKthが、予め定められた正の値である場合を想定する。但し、本発明はこのような態様に限定されるものではない。動画再生部714は、ステップS120において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxにおける広告注目度BK[q3]に基づいて、閾値BKthを定めてもよい。
例えば、動画再生部714は、ステップS120において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る広告注目度BK[1]~[Q3]の平均値に基づいて、閾値BKthを定めてもよい。具体的には、動画再生部714は、ステップS120において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る広告注目度BK[1]~[Q3]の平均値に対して、正の定数CK1を乗じた値を、閾値BKthとして定めてもよい。
また、例えば、動画再生部714は、ステップS120において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る広告注目度BK[1]~[Q3]の偏差値に基づいて、閾値BKthを定めてもよい。具体的には、動画再生部714は、ステップS120において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘る広告注目度BK[1]~[Q3]の偏差値が、正の定数CK2となる広告注目度BKを、閾値BKthとして定めてもよい。
そして、動画再生部714は、ステップS120において、広告KK[q3]を、注目対象広告KK-Yとして特定した場合に、広告再生期間TK[q3]を、広告注目期間TKK[q3]として設定する。他方、動画再生部714は、ステップS120において、広告KK[q3]を、非注目対象広告KK-Nとした場合に、広告KK[q3]に対応する広告注目期間TKKを設定しない。これにより、動画再生部714は、ステップS120において、広告注目期間TKK[q3]を示す広告注目期間情報JTKを生成する。
【0113】
なお、図20に示す例では、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxにおいて発生する6個の広告KK[1]~KK[6]のうち、広告KK[1]と広告KK[4]とが、注目対象広告KK-Yとして特定された場合を例示している。このため、図20に示す例では、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxにおいて、広告KK[1]に対応する広告注目期間TKK[1]と、広告KK[4]に対応する広告注目期間TKK[4]と、が設定される。
【0114】
図16に例示するように、動画再生部714は、イベント注目期間情報JTE、閲覧集中期間情報JTV、及び、広告注目期間情報JTKに基づいて、再生用ゲーム動画DSの再生速度VSを示す再生速度情報JVSを生成する(S122)。
【0115】
図21は、イベント注目期間TEE、閲覧集中期間TV、及び、広告注目期間TKKと、再生用ゲーム動画DSの再生速度VSとの関係の一例を説明するための説明図である。
【0116】
図21に例示するように、動画再生部714は、ステップS122において、標準再生期間TWxのうち、イベント注目期間TEE、閲覧集中期間TV、及び、広告注目期間TKKの何れかに該当する期間における、再生用ゲーム動画DSの再生速度VSを、速度VS-Lに設定する。
以下では、標準再生期間TWxのうち、再生用ゲーム動画DSの再生速度VSが速度VS-Lに設定される期間を、低速再生期間TL(「第1期間」の他の例)と称する場合がある。
【0117】
なお、本実施形態では、速度VS-Lが、所定の再生速度である場合を想定する。例えば、本実施形態において、速度VS-Lは、「1倍速」等、配信用ゲーム動画DHの通常の再生速度であってもよい。
【0118】
また、動画再生部714は、ステップS122において、標準再生期間TWxのうち、イベント注目期間TEE、閲覧集中期間TV、及び、広告注目期間TKKの何れにも該当しない期間における、再生用ゲーム動画DSの再生速度VSを、速度VS-Hに設定する。ここで、速度VS-Hとは、速度VS-Lよりも速い再生速度である。
以下では、標準再生期間TWxのうち、再生用ゲーム動画DSの再生速度VSが速度VS-Hに設定される期間を、高速再生期間TH(「第2期間」の一例)と称する場合がある。
【0119】
なお、本実施形態において、動画再生部714は、ステップS122において、例えば、ゲーム動画再生時間情報JTxの示す配信動画再生時間Txと、ユーザ指定再生時間情報JTyの示すユーザ指定再生時間Tyと、低速再生期間TLの時間長または高速再生期間THの時間長と、に基づいて、速度VS-Hを設定する。
具体的には、動画再生部714は、配信動画再生時間Txに対するユーザ指定再生時間Tyの比率が小さい場合、大きい場合と比較して、速度VS-Hを速い速度に設定する。また、動画再生部714は、標準再生期間TWxにおける低速再生期間TLの占める時間の割合が大きい場合、小さい場合と比較して、速度VS-Hを速い速度に設定する。すなわち、動画再生部714は、低速再生期間TLにおける再生速度を速度VS-Lに維持しつつ、配信動画再生時間Txにおいて再生される配信用ゲーム動画DHを、配信動画再生時間Txよりも短いユーザ指定再生時間Tyにおいて再生可能となるように、速度VS-Hを設定する。
【0120】
図16に例示するように、動画再生部714は、ステップS122において再生速度情報JVSに基づいて、配信用ゲーム動画DHの再生速度を再生速度VSに変更した再生用ゲーム動画DSを示す再生用ゲーム動画情報JDSを生成し、当該再生用ゲーム動画情報JDSに基づいて再生用ゲーム動画DSを再生する(S124)。
【0121】
[1.6.第1実施形態の纏め]
以上のように、本実施形態において、動画再生部714は、ゲームイベントEVに関連するゲームイベント情報JEに基づいて配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更した再生用ゲーム動画DSを再生する。このため、本実施形態によれば、端末装置70のユーザUtが、配信用ゲーム動画DHを閲覧する場合に、ゲームイベントEVに応じて配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更する操作を行うことなく、ゲームイベントEVに応じて配信用ゲーム動画DHの再生速度が変更されることになる。従って、本実施形態によれば、動画再生部714が配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更することなく配信用ゲーム動画DHを再生する態様と比較して、配信用ゲーム動画DHの再生速度の変更に係るユーザUtの手間を低減することが可能となる。
【0122】
また、本実施形態において、動画再生部714は、配信用ゲーム動画DHの過去の閲覧に関するゲーム動画閲覧情報JVに基づいて配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更した再生用ゲーム動画DSを再生する。このため、本実施形態によれば、端末装置70のユーザUtが、配信用ゲーム動画DHを閲覧する場合に、過去に閲覧が集中した配信用ゲーム動画DHの注目箇所か否かに応じて配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更する操作を行うことなく、配信用ゲーム動画DHの注目箇所か否かに応じて配信用ゲーム動画DHの再生速度が変更されることになる。従って、本実施形態によれば、動画再生部714が配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更することなく配信用ゲーム動画DHを再生する態様と比較して、配信用ゲーム動画DHの再生速度の変更に係るユーザUtの手間を低減することが可能となる。
【0123】
また、本実施形態において、動画再生部714は、配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更させることで、本来ならば配信動画再生時間Txにおいて再生される配信用ゲーム動画DHの再生時間をユーザ指定再生時間Tyに短縮した再生用ゲーム動画DSを再生する。すなわち、本実施形態において、端末装置70のユーザUtは、配信用ゲーム動画DHの再生時間がユーザ指定再生時間Tyとなるように配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更するための端末装置70の操作を行うことなく、配信用ゲーム動画DHの再生時間がユーザ指定再生時間Tyとなるように配信用ゲーム動画DHの再生速度が変更された再生用ゲーム動画DSを閲覧することが可能となる。従って、本実施形態によれば、動画再生部714が配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更することなく配信用ゲーム動画DHを再生する態様と比較して、配信用ゲーム動画DHの再生時間の変更に係るユーザUtの手間を低減することが可能となる。
【0124】
なお、本実施形態において、端末装置70のユーザUtは、再生態様指定画面AGにおいて、再生用ゲーム動画DSの再生時間であるユーザ指定再生時間Tyと、再生用ゲーム動画DSにおいて注目する野球選手キャラクタCPLと、を指定するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、端末装置70のユーザUtは、再生態様指定画面AGにおいて、ユーザ指定再生時間Tyの指定に加えて、イベント注目期間TEE[q1]を設定する対象となる注目対象イベントEV-Yを指定してもよい。
【0125】
図22は、再生態様指定画面AGの他の例を示す説明図である。
【0126】
図22に例示するように、再生態様指定画面AGは、上述した表示エリアA11、入力エリアA12、入力エリアA13、及び、決定ボタンA14に加えて、入力エリアA15を有する。ここで、入力エリアA15は、端末装置70のユーザUtが、配信用ゲーム動画DHにより表される野球ゲームに係る試合において発生するゲームイベントEV[1]~EV[Q1]の中から、1または複数のゲームイベントEV[q1]を選択するための領域である。そして、図22に示す例において、操作受付部715は、端末装置70のユーザUtが、入力エリアA15においてゲームイベントEV[q1]を選択したうえで、決定ボタンA14を押下した場合に、当該選択されたゲームイベントEV[q1]を、注目対象イベントEV-Yとして受け付ける。
【0127】
また、図22に示す例において、動画再生部714は、本来配信動画再生時間Txにおいて再生される配信用ゲーム動画DHが、ユーザ指定再生時間Tyにおいて再生可能となるように、速度VS-Hを、端末装置70のユーザUtにより選択されたゲームイベントEV[q1]の個数に応じて調整する。具体的には、動画再生部714は、端末装置70のユーザUtにより選択されたゲームイベントEV[q1]の個数が多い場合、少ない場合と比較して、速度VS-Hを速い速度に設定する。
【0128】
なお、図22では、端末装置70のユーザUtが、再生態様指定画面AGにおいて、ユーザ指定再生時間Tyの指定に加えて、イベント注目期間TEE[q1]を設定する対象となる注目対象イベントEV-Yを指定する態様を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、端末装置70のユーザUtは、再生態様指定画面AGにおいて、ユーザ指定再生時間Tyの指定に加えて、再生用ゲーム動画DSの低速再生期間TLにおける再生速度である速度VS-Lを指定してもよい。この場合、動画再生部714は、端末装置70のユーザUtにより設定された速度VS-Lが遅い場合、速い場合と比較して、速度VS-Hを速い速度に設定することで、配信用ゲーム動画DHをユーザ指定再生時間Tyにおいて再生可能としてもよい。
また、例えば、端末装置70のユーザUtは、再生態様指定画面AGにおいて、ユーザ指定再生時間Tyの指定に加えて、閲覧集中期間TVが設定されるために必要となる閲覧数VV1を指定してもよい。この場合、動画再生部714は、端末装置70のユーザUtにより設定された閲覧数VV1が小さい値である場合、大きい値である場合と比較して、速度VS-Hを速い速度に設定することで、配信用ゲーム動画DHをユーザ指定再生時間Tyにおいて再生可能としてもよい。
また、例えば、端末装置70のユーザUtは、再生態様指定画面AGにおいて、ユーザ指定再生時間Tyの指定に加えて、イベント開始前期間TE1[q1]の時間長、及び、イベント終了後期間TE2[q1]の時間長の、一方または両方を指定してもよい。この場合、動画再生部714は、端末装置70のユーザUtにより設定されたイベント開始前期間TE1[q1]の時間長またはイベント終了後期間TE2[q1]の時間長が長い場合、短い場合と比較して、速度VS-Hを速い速度に設定することで、配信用ゲーム動画DHをユーザ指定再生時間Tyにおいて再生可能としてもよい。
【0129】
[2.第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を説明する。なお、以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
【0130】
上述した第1実施形態では、端末装置70のユーザUtが再生用ゲーム動画DSの再生時間をユーザ指定再生時間Tyとして指定した。これに対して、第2実施形態では、端末装置70のユーザUtが再生用ゲーム動画DSの再生時間を指定しない点において、第1実施形態と相違する。
なお、第2実施形態に係る情報処理システムは、第1実施形態に係る情報処理システムSysと同様の構成を有することとする。以下では、第2実施形態に係る情報処理システムについても、情報処理システムSysと称する。
【0131】
以下、図23乃至図25を参照しつつ、本実施形態に係る情報処理システムSysの動作について説明する。
【0132】
図23は、野球ゲームに係る試合が行われる場合における、本実施形態に係る情報処理システムSysが備える端末装置70の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図23に示すフローチャートは、ステップS106の処理が行われない点と、ステップS200の処理が行われる点と、を除き、図16に示すフローチャートと同様である。
【0133】
図23に例示するように、本実施形態において、操作受付部715は、ユーザ指定再生時間情報JTyを取得しない点において、第1実施形態と相違する。なお、本実施形態では、操作受付部715は、ステップS104において、表示部76に表示される再生態様指定画面AGを用いて端末装置70のユーザUtにより入力された、ユーザ指定キャラクタ情報JUcと、注目対象イベントEV-Yに関する情報と、を受け付ける。
また、本実施形態において、動画再生部714は、ステップS122において生成された再生速度情報JVSに基づいて、再生用ゲーム動画DSの再生時間を算出する(S200)。なお、本実施形態では、再生態様指定画面AGにおいて、ステップS200において算出された再生用ゲーム動画DSの再生時間が表示される場合を想定する。また、本実施形態では、速度VS-Lが、所定の再生速度であり、且つ、速度VS-Hが、速度VS-Lよりも速い、予め定められた再生速度である場合を想定する。
【0134】
図24は、本実施形態に係る再生態様指定画面AGの一例を示す説明図である。
【0135】
図24に例示するように、本実施形態に係る再生態様指定画面AGは、上述した表示エリアA11、入力エリアA13、入力エリアA15、及び、決定ボタンA14に加えて、表示エリアA20を有する。ここで、表示エリアA20は、ステップS200において動画再生部714が算出した、再生用ゲーム動画DSの再生時間が表示される領域である。
本実施形態では、端末装置70のユーザUtが、入力エリアA13において着目する野球選手キャラクタCPLを指定する情報を入力し、入力エリアA15において注目対象イベントEV-Yを指定する情報を入力したうえで、決定ボタンA14を押下した場合に、表示エリアA20において、動画再生部714が算出した再生用ゲーム動画DSの再生時間が表示される。
【0136】
なお、本実施形態において、端末装置70のユーザUtは、再生態様指定画面AGにおいて、着目する野球選手キャラクタCPLと、注目対象イベントEV-Yと、を指定するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、端末装置70のユーザUtは、再生態様指定画面AGにおいて、着目する野球選手キャラクタCPLと、速度VS-Lと、速度VS-Hと、を指定してもよい。
【0137】
図25は、本実施形態に係る再生態様指定画面AGの他の例を示す説明図である。
【0138】
図25に例示するように、本実施形態の他の例に係る再生態様指定画面AGは、上述した表示エリアA11、入力エリアA13、決定ボタンA14、及び、表示エリアA20に加えて、入力エリアA16、及び、入力エリアA17を有する。ここで、入力エリアA16は、端末装置70のユーザUtが、速度VS-Lを指定する情報を入力するための領域である。また、入力エリアA17は、端末装置70のユーザUtが、速度VS-Hを指定する情報を入力するための領域である。
図25に示す例において、操作受付部715は、端末装置70のユーザUtが、入力エリアA13において着目する野球選手キャラクタCPLを指定する情報を入力し、入力エリアA16において速度VS-Lを指定する情報を入力し、且つ、入力エリアA17において速度VS-Hを指定する情報を入力したうえで、決定ボタンA14を押下した場合に、これらの端末装置70のユーザUtが入力した情報を受け付ける。そして、動画再生部714は、ステップS122において生成された再生速度情報JVSと、入力エリアA16において入力された速度VS-Lと、入力エリアA17において入力された速度VS-Hとに基づいて、再生用ゲーム動画DSの再生時間を算出する。そして、表示エリアA20において、動画再生部714が算出した再生用ゲーム動画DSの再生時間が表示される。
【0139】
[3.第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態を説明する。
【0140】
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、イベント注目期間情報JTE、閲覧集中期間情報JTV、及び、広告注目期間情報JTKに基づいて再生速度情報JVSを生成した。これに対して、第3実施形態では、イベント注目期間情報JTE、閲覧集中期間情報JTV、及び、広告注目期間情報JTKを生成することなく、後述するゲーム動画注目度情報JBZに基づいて再生速度情報JVSを生成する点において、第1実施形態及び第2実施形態と相違する。
なお、第3実施形態に係る情報処理システムは、第1実施形態に係る情報処理システムSysと同様の構成を有することとする。以下では、第3実施形態に係る情報処理システムについても、情報処理システムSysと称する。
【0141】
以下、図26及び図27を参照しつつ、本実施形態に係る情報処理システムSysの動作について説明する。
【0142】
図26は、野球ゲームに係る試合が行われる場合における、本実施形態に係る情報処理システムSysが備える端末装置70の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図26に示すフローチャートは、ステップS112、S116、S120の処理が行われない点と、ステップS300の処理が行われる点と、ステップS122の代わりにステップS302の処理が行われる点と、を除き、図16に示すフローチャートと同様である。
【0143】
図26に例示するように、本実施形態において、動画再生部714は、イベント注目度情報JBE、閲覧指数情報JBV、及び、広告注目度情報JBKに基づいて、ゲーム動画注目度BZを示すゲーム動画注目度情報JBZを生成する(S300)。ここで、ゲーム動画注目度BZとは、配信用ゲーム動画DHの各再生箇所における、端末装置70のユーザUtの配信用ゲーム動画DHに対する注目の大きさの程度を示す値である。
【0144】
具体的には、動画再生部714は、ステップS300において、イベント注目度情報JBEの示すイベント注目度BEと、閲覧指数情報JBVの示す閲覧指数BVと、広告注目度情報JBKの示す広告注目度BKと、に基づいて、ゲーム動画注目度BZを設定する。
本実施形態では、一例として、動画再生部714が、ゲーム動画注目度BZを、正の値として設定する場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、動画再生部714が、配信用ゲーム動画DHの一の時刻におけるイベント注目度BEが大きい値である場合に、小さい値である場合と比較して、当該一の時刻におけるゲーム動画注目度BZを、大きい値に設定する場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、動画再生部714が、配信用ゲーム動画DHの一の時刻における閲覧指数BVが大きい値である場合に、小さい値である場合と比較して、当該一の時刻におけるゲーム動画注目度BZを、大きい値に設定する場合を想定する。また、本実施形態では、一例として、動画再生部714が、配信用ゲーム動画DHの一の時刻における広告注目度BKが大きい値である場合に、小さい値である場合と比較して、当該一の時刻におけるゲーム動画注目度BZを、大きい値に設定する場合を想定する。
【0145】
図26に例示するように、本実施形態において、動画再生部714は、ステップS300において生成されたゲーム動画注目度情報JBZに基づいて、再生用ゲーム動画DSの再生速度VSを示す再生速度情報JVSを生成する(S302)。
【0146】
図27は、ゲーム動画注目度情報JBZの示すゲーム動画注目度BZと、再生速度情報JVSの示す再生速度VSと、の関係の一例を説明するための説明図である。
【0147】
図27に例示するように、動画再生部714は、ステップS302において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxのうち、ゲーム動画注目度BZが正の閾値BZth以上となる期間において、再生速度VSを速度VS-Lに設定し、ゲーム動画注目度BZが閾値BZthよりも小さくなる期間において、再生速度VSを速度VS-Hに設定する。これにより、動画再生部714は、ステップS302において、再生用ゲーム動画DSの各再生箇所における再生速度VSを設定し、当該再生速度VSを示す再生速度情報JVSを生成する。
なお、本実施形態では、一例として、閾値BZthが、予め定められた正の値である場合を想定する。但し、本発明はこのような態様に限定されるものではない。動画再生部714は、ステップS302において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxにおけるゲーム動画注目度BZに基づいて、閾値BZthを定めてもよい。
例えば、動画再生部714は、ステップS302において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘るゲーム動画注目度BZの平均値に基づいて、閾値BZthを定めてもよい。具体的には、動画再生部714は、ステップS302において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘るゲーム動画注目度BZの平均値に対して、正の定数CZ1を乗じた値を、閾値BZthとして定めてもよい。
また、例えば、動画再生部714は、ステップS302において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘るゲーム動画注目度BZの偏差値に基づいて、閾値BZthを定めてもよい。具体的には、動画再生部714は、ステップS302において、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxに亘るゲーム動画注目度BZの偏差値が、正の定数CZ2となるゲーム動画注目度BZを、閾値BZthとして定めてもよい。
【0148】
[4.第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態を説明する。
【0149】
上述した第1乃至第3実施形態では、端末装置70において、再生用ゲーム動画DSを示す再生用ゲーム動画情報JDSを生成した。これに対して、第4実施形態では、動画配信サーバ50において、再生用ゲーム動画情報JDSを生成する点において、第1乃至第3実施形態と相違する。
【0150】
図28は、本実施形態に係る情報処理システムSys-Bの概要の一例を説明するための説明図である。
【0151】
図28に例示するように、情報処理システムSys-Bは、配信システムSysHの代わりに配信システムSysH-Bを備える点と、端末装置70の代わりに端末装置70Bを備える点と、を除き、第1実施形態に係る情報処理システムSysと同様に構成されている。このうち、配信システムSysH-Bは、動画配信サーバ50の代わりに動画配信サーバ50Bを備える点を除き、第1実施形態に係る配信システムSysH-Bと同様に構成されている。すなわち、情報処理システムSys-Bは、動画配信サーバ50の代わりに動画配信サーバ50Bを備える点と、端末装置70の代わりに端末装置70Bを備える点と、を除き、第1実施形態に係る情報処理システムSysと同様に構成されている。
【0152】
図29は、本実施形態に係る情報処理システムSys-Bの動作の概略の一例を説明するためのシーケンスチャートである。なお、図29では、ゲーム装置10-1のユーザUg-1と、ゲーム装置10-2のユーザUg-2とが、野球ゲームに係る試合を行う場合の、情報処理システムSys-Bの動作を例示している。
【0153】
図29に例示するように、野球ゲームに係る試合が行われる場合、ゲーム装置10-mは、野球ゲームを実行する(S10)。
また、野球ゲームに係る試合が行われる場合、ゲーム装置10-mは、表示用ゲーム動画情報JDG-mを生成し、生成した表示用ゲーム動画情報JDG-mを、動画編集装置30に供給する(S11)。
そして、動画編集装置30は、表示用ゲーム動画情報JDG-mに基づいて、配信用ゲーム動画情報JDHを生成し、生成した配信用ゲーム動画情報JDHを、動画配信サーバ50Bに供給する(S12)。
また、動画配信サーバ50Bは、端末装置70Bから、配信用ゲーム動画DHの再生要求(図示省略)を受信した場合、端末装置70Bに対して、配信用ゲーム動画情報JDHを供給する(S13)。
【0154】
そして、ゲーム装置10-mは、野球ゲームに係る試合が終了すると、個別ゲームイベント情報JEG-mを生成し、生成した個別ゲームイベント情報JEG-mを動画編集装置30に供給する(S20)。
次に、動画編集装置30は、個別ゲームイベント情報JEG-mに基づいて、ゲームイベント情報JEを生成し、生成したゲームイベント情報JEを動画配信サーバ50Bに供給する(S21)。
そして、動画配信サーバ50Bは、端末装置70Bから、再生用ゲーム動画DSの再生要求(図示省略)を受信した場合、端末装置70Bから、ユーザ指定情報JUを取得する(S30)。
次に、動画配信サーバ50Bは、ステップS21において取得したゲームイベント情報JEと、ステップS30において取得したユーザ指定情報JUと、に基づいて、ステップS12において取得した配信用ゲーム動画情報JDHの示す配信用ゲーム動画DHの再生速度を変更することで、再生用ゲーム動画DSを示す再生用ゲーム動画情報JDSを生成し、当該生成した再生用ゲーム動画情報JDSを、端末装置70Bに供給する(S32)。
そして、端末装置70Bは、動画配信サーバ50Bから供給された再生用ゲーム動画情報JDSに基づいて、再生用ゲーム動画DSを再生する(S33)。
【0155】
図30は、動画配信サーバ50B(「サーバ装置」の他の例)の構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0156】
図30に例示するように、動画配信サーバ50Bは、制御部51の代わりに制御部51Bを備える点と、記憶部53の代わりに記憶部53Bを備える点と、を除き、第1実施形態に係る動画配信サーバ50と同様に構成されている。
このうち、制御部51Bは、再生用動画情報生成部521と、ユーザ指定情報受付部522と、を備える点を除き、第1実施形態に係る制御部51と同様に構成されている。すなわち、制御部51Bは、配信用動画情報取得部512及びゲームイベント情報取得部513を含む動画情報取得部511(「取得部」の他の例)と、動画管理部514(「管理部」の一例)と、動画配信部515(「配信部」の一例)と、ゲーム動画閲覧情報生成部516(「第1生成部」の一例。「生成部」の他の例)と、再生用動画情報生成部521(「第2生成部」の一例。「生成部」の他の例。「動作生成部」の一例。)と、ユーザ指定情報受付部522(「受付部」の他の例)と、を備える。
また、記憶部53Bは、ユーザ指定キャラクタ情報JUc、ユーザ指定再生時間情報JTy、ユーザ特性情報JUT、及び、再生用ゲーム動画情報JDSを記憶している点と、制御プログラムPGSの代わりに制御プログラムPGS-Bを記憶している点と、を除き、第1実施形態に係る記憶部53と同様に構成されている。
【0157】
なお、本実施形態において、プロセッサ5001は、記憶装置5003に記憶された制御プログラムPGS-Bを実行し、当該制御プログラムPGS-Bに従って動作することで、制御部51Bとして機能する。
【0158】
本実施形態において、再生用動画情報生成部521は、ゲームイベント情報JEとユーザ指定キャラクタ情報JUcとに基づいて、イベント注目度情報JBEを生成する。そして、再生用動画情報生成部521は、イベント注目度情報JBEに基づいて、イベント注目期間情報JTEを生成する。
また、本実施形態において、再生用動画情報生成部521は、ゲーム動画閲覧情報JVに基づいて、閲覧指数情報JBVを生成する。そして、再生用動画情報生成部521は、閲覧指数情報JBVに基づいて、閲覧集中期間情報JTVを生成する。
また、本実施形態において、再生用動画情報生成部521は、ゲーム動画広告情報JKに基づいて、広告注目度情報JBKを生成する。そして、再生用動画情報生成部521は、広告注目度情報JBKに基づいて、広告注目期間情報JTKを生成する。
更に、本実施形態において、再生用動画情報生成部521は、イベント注目期間情報JTE、閲覧集中期間情報JTV、及び、広告注目期間情報JTKに基づいて、再生速度情報JVSを生成する。そして、再生用動画情報生成部521は、配信用ゲーム動画情報JDH、及び、再生速度情報JVSに基づいて、再生用ゲーム動画情報JDSを生成する。
【0159】
また、本実施形態において、ユーザ指定情報受付部522は、端末装置70Bから、ユーザ指定キャラクタ情報JUcと、ユーザ指定再生時間情報JTyと、を受け付ける。
【0160】
図31は、端末装置70Bの構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0161】
図31に例示するように、端末装置70Bは、制御部71の代わりに制御部71Bを備える点と、記憶部73の代わりに記憶部73Bを備える点と、を除き、第1実施形態に係る端末装置70と同様に構成されている。
このうち、制御部71Bは、動画情報取得部711の代わりに動画情報取得部711Bを備える点と、動画再生部714の代わりに動画再生部714Bを備える点と、を除き、第1実施形態に係る制御部71と同様に構成されている。
また、記憶部73Bは、ゲーム動画特性情報JFF、ゲーム動画再生時間情報JTx、キャラクタ一覧情報JC、及び、配信用ゲーム動画情報JDHを記憶していない点と、制御プログラムPGTの代わりに制御プログラムPGT-Bを記憶している点と、を除き、第1実施形態に係る記憶部73と同様に構成されている。
【0162】
なお、本実施形態において、プロセッサ7001は、記憶装置7003に記憶された制御プログラムPGT-Bを実行し、当該制御プログラムPGT-Bに従って動作することで、制御部71Bとして機能する。
【0163】
本実施形態において、動画情報取得部711Bは、再生用動画情報取得部712Bを備える。ここで、再生用動画情報取得部712Bは、動画配信サーバ50Bに対して、再生用ゲーム動画DSの再生要求を送信することで、動画配信サーバ50Bから、再生用ゲーム動画情報JDSを取得する。
また、動画再生部714Bは、再生用動画情報取得部712Bの取得した再生用ゲーム動画情報JDSに基づいて、再生用ゲーム動画DSを再生する。
【0164】
以下、図32を参照しつつ、本実施形態に係る情報処理システムSys-Bの動作について説明する。
【0165】
図32は、野球ゲームに係る試合が行われる場合における、本実施形態に係る情報処理システムSys-Bが備える動画配信サーバ50Bの動作の一例を示すフローチャートである。なお、図32に示すフローチャートは、ステップS102の処理が行われない点と、ステップS400、S402、S404、及び、S406の処理が行われる点と、を除き、図16に示すフローチャートと同様である。
【0166】
図32に例示するように、本実施形態において、配信用動画情報取得部512は、配信用ゲーム動画情報JDHを取得する(S100)。
次に、ゲームイベント情報取得部513は、ゲームイベント情報JEを取得する(S400)。
そして、動画管理部514は、配信用ゲーム動画情報JDHとゲームイベント情報JEとを、対応付けて管理する(S402)。
次に、ユーザ指定情報受付部522は、端末装置70Bから供給される再生用ゲーム動画DSの再生要求を受け付ける(図示省略)。また、ユーザ指定情報受付部522は、端末装置70Bから供給されるユーザ指定キャラクタ情報JUcを受け付ける(S104)。また、ユーザ指定情報受付部522は、端末装置70Bから供給されるユーザ指定再生時間情報JTyを受け付ける(S106)。
そして、再生用動画情報生成部521は、ゲームイベント情報JEとユーザ指定キャラクタ情報JUcとに基づいて、イベント注目度情報JBEを生成する(S110)。また、再生用動画情報生成部521は、イベント注目度情報JBEに基づいて、イベント注目期間情報JTEを生成する(S112)。
【0167】
また、ゲーム動画閲覧情報生成部516は、端末装置70Bからの配信用ゲーム動画DHの再生要求に対応して動画配信サーバ50Bから端末装置70Bに対して配信された配信用ゲーム動画情報JDHに基づく、端末装置70Bにおける配信用ゲーム動画DHの再生状況に基づいて、ゲーム動画閲覧情報JVを生成する(S404)。
そして、再生用動画情報生成部521は、ゲーム動画閲覧情報JVに基づいて、閲覧指数情報JBVを生成する(S114)。また、再生用動画情報生成部521は、閲覧指数情報JBVに基づいて、閲覧集中期間情報JTVを生成する(S116)。更に、再生用動画情報生成部521は、ゲーム動画広告情報JKに基づいて、広告注目度情報JBKを生成する(S118)。また、再生用動画情報生成部521は、広告注目度情報JBKに基づいて、広告注目期間情報JTKを生成する(S120)。次に、再生用動画情報生成部521は、イベント注目期間情報JTE、閲覧集中期間情報JTV、及び、広告注目期間情報JTKに基づいて、再生速度情報JVSを生成する(S122)。そして、再生用動画情報生成部521は、配信用ゲーム動画情報JDH、及び、再生速度情報JVSに基づいて、再生用ゲーム動画情報JDSを生成する(S124)。
次に、動画配信部515は、端末装置70Bからの配信用ゲーム動画DHの再生要求に対応して再生用動画情報生成部521が生成した再生用ゲーム動画情報JDSを、端末装置70Bに対して配信する(S406)。
【0168】
なお、本実施形態において、端末装置70BのユーザUtが再生用ゲーム動画DSの再生時間をユーザ指定再生時間Tyとして指定するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、図33に例示するように、動画配信サーバ50Bにおいて、再生用ゲーム動画DSの再生時間を算出してもよい。なお、図33は、野球ゲームに係る試合が行われる場合における、本実施形態に係る情報処理システムSys-Bが備える動画配信サーバ50Bの動作の他の例を示すフローチャートである。なお、図33に示すフローチャートは、ステップS106の処理が行われない点と、ステップS200の処理が行われる点と、を除き、図32に示すフローチャートと同様である。図33に示す例において、ステップS200の処理は、再生用動画情報生成部521により実行される。
【0169】
また、本実施形態において、再生用動画情報生成部521は、イベント注目期間情報JTE、閲覧集中期間情報JTV、及び、広告注目期間情報JTKに基づいて、再生速度情報JVSを生成するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、図34に例示するように、再生用動画情報生成部521は、ゲーム動画注目度情報JBZに基づいて、再生速度情報JVSを生成してもよい。なお、図34は、野球ゲームに係る試合が行われる場合における、本実施形態に係る情報処理システムSys-Bが備える動画配信サーバ50Bの動作の他の例を示すフローチャートである。なお、図34に示すフローチャートは、ステップS112、S116、及び、S120の処理が行われない点と、ステップS300の処理が行われる点と、を除き、図32に示すフローチャートと同様である。図34に示す例において、ステップS300の処理は、再生用動画情報生成部521により実行される。
【0170】
[5.変形例]
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
【0171】
[変形例1]
上述した第1乃至第4実施形態において、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、再生用ゲーム動画DSの各再生箇所における再生速度VSを、速度VS-H及び速度VS-Lのうち、何れか一方の速度に設定したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
【0172】
例えば、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、再生用ゲーム動画DSの各再生箇所における再生速度VSを、速度VS-H及び速度VS-L、並びに、速度VS-H及び速度VS-Lの間の速度のうち、何れかの速度に設定してもよい。
【0173】
[変形例2]
上述した第1乃至第4実施形態または変形例1において、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ユーザ指定キャラクタ情報JUcに基づいてイベント注目度情報JBEを生成するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。すなわち、上述した第1乃至第4実施形態及び変形例1において、イベント注目度BEが、端末装置70または端末装置70BのユーザUtが着目する野球選手キャラクタCPLに基づいて定められるが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
【0174】
例えば、イベント注目度BEは、端末装置70または端末装置70BのユーザUtが着目する野球チームTmに基づいて定められてもよい。この場合、操作受付部715またはユーザ指定情報受付部522は、端末装置70または端末装置70BのユーザUtにより指定された野球チームTmに関する情報(以下、「ユーザ指定チーム情報JUtm」と称する)を取得してもよい。そして、この場合、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ユーザ指定チーム情報JUtmの示す野球チームTm(「特定ゲーム要素」の他の例)が、イベント関連チーム情報JE33の示すチームIDを有する野球チームTmに該当するか否かを判定し、当該判定の結果が肯定となるゲームイベントEVを、チーム関連イベントEVtmとして特定してもよい。そして、この場合、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ゲームイベントEVが、チーム関連イベントEVtmに該当するか否かに基づいて、ゲームイベントEVに係るイベント注目度BEを設定してもよい。具体的には、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ゲームイベントEVがチーム関連イベントEVtmに該当する場合に、該当しない場合と比較して、イベント注目度BEを大きい値に設定してもよい。
【0175】
また、例えば、イベント注目度BEは、端末装置70または端末装置70BのユーザUtが着目するユーザUgに基づいて定められてもよい。この場合、操作受付部715またはユーザ指定情報受付部522は、端末装置70または端末装置70BのユーザUtにより指定されたユーザUgに関する情報(以下、「ユーザ指定プレイヤ情報JUpl」と称する)を取得してもよい。そして、この場合、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ユーザ指定プレイヤ情報JUplの示すユーザUg(「特定ゲーム要素」の他の例)が、イベント関連プレイヤ情報JE32の示すプレイヤIDを有するユーザUgに該当するか否かを判定し、当該判定の結果が肯定となるゲームイベントEVを、プレイヤ関連イベントEVplとして特定してもよい。そして、この場合、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ゲームイベントEVが、プレイヤ関連イベントEVplに該当するか否かに基づいて、ゲームイベントEVに係るイベント注目度BEを設定してもよい。具体的には、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ゲームイベントEVがプレイヤ関連イベントEVplに該当する場合に、該当しない場合と比較して、イベント注目度BEを大きい値に設定してもよい。
【0176】
[変形例3]
上述した第1実施形態、第3実施形態、第4実施形態、変形例1、または、変形例2において、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、再生用ゲーム動画情報JDSの示す再生用ゲーム動画DSの再生時間が、ユーザ指定再生時間Tyとなるように、再生用ゲーム動画DSの再生速度VSを設定したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
【0177】
例えば、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、再生用ゲーム動画情報JDSの示す再生用ゲーム動画DSの再生時間が、ユーザ指定再生時間Tyよりも誤差時間Δtyだけ短い時間(「指定時間に基づく時間」の一例)となるように、再生用ゲーム動画DSの再生速度VSを設定してもよい。また、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、再生用ゲーム動画情報JDSの示す再生用ゲーム動画DSの再生時間が、ユーザ指定再生時間Tyよりも誤差時間Δtyだけ長い時間(「指定時間に基づく時間」の他の例)となるように、再生用ゲーム動画DSの再生速度VSを設定してもよい。
【0178】
[変形例4]
上述した第1乃至第4実施形態または変形例1乃至3において、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、配信用ゲーム動画DHの管理者により管理されたゲーム動画広告情報JKに基づいて、再生用ゲーム動画情報JDSを生成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
【0179】
例えば、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、配信用ゲーム動画DHのうち、配信用ゲーム動画DHの管理者(または、動画配信サーバ50若しくは動画配信サーバ50Bの管理者)の指示に係る再生箇所(以下、「指示再生箇所」と称する)について、再生速度VSが速度VS-Lとなるような再生速度情報JVSを生成し、当該再生速度情報JVSに基づいて、再生用ゲーム動画情報JDSを生成してもよい。すなわち、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、指示再生箇所を示す情報(「動画指示情報」の他の例)に基づいて、再生用ゲーム動画情報JDSを生成してもよい。
【0180】
[変形例5]
上述した第1乃至第4実施形態または変形例1乃至3において、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ゲームイベント情報JE、ゲーム動画閲覧情報JV、及び、ゲーム動画広告情報JKに基づいて、再生用ゲーム動画情報JDSを生成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
【0181】
例えば、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ゲーム動画閲覧情報JV及びゲーム動画広告情報JKを用いずに、ゲームイベント情報JEに基づいて、再生用ゲーム動画情報JDSを生成してもよい。
具体的には、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ゲームイベント情報JEに基づいてイベント注目度情報JBEを生成し、イベント注目度情報JBEに基づいてイベント注目期間情報JTEを生成する。そして、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxのうち、イベント注目期間情報JTEの示すイベント注目期間TEEにおいて、再生速度VSが速度VS-Lとなり、標準再生期間TWxのうち、イベント注目期間TEE以外の期間において、再生速度VSが速度VS-Hとなるような再生速度情報JVSを生成し、当該再生速度情報JVSに基づいて、再生用ゲーム動画情報JDSを生成してもよい。
この場合、動画再生部714は、ゲームイベントEV[q1]に対応するイベント注目期間TEE[q1]における速度VS-Lを、イベント注目度情報JBEの示すイベント注目度BE[q1]から閾値BEthを減算した差分値dBE[q1]に基づいて決定してもよい。例えば、動画再生部714は、ゲームイベントEV[q1]がキャラクタ関連イベントEVcに該当してイベント注目度BE[q1]が高くなる場合に、ゲームイベントEV[q1]がキャラクタ関連イベントEVcに該当せずイベント注目度BE[q1]が低くなる場合と比較して、速度VS-Lを遅い速度に設定してもよい。また、例えば、動画再生部714は、ゲームイベントEV[q1]の種別に対応して定められた盛り上がり係数MRが大きい値である場合に、ゲームイベントEV[q1]の種別に対応して定められた盛り上がり係数MRが小さい値である場合と比較して、速度VS-Lを遅い速度に設定してもよい。
【0182】
また、例えば、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ゲームイベント情報JE及びゲーム動画広告情報JKを用いずに、ゲーム動画閲覧情報JVに基づいて、再生用ゲーム動画情報JDSを生成してもよい。
この場合、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ゲーム動画閲覧情報JVに基づいて閲覧指数情報JBVを生成し、閲覧指数情報JBVに基づいて閲覧集中期間情報JTVを生成する。そして、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxのうち、閲覧集中期間情報JTVの示す閲覧集中期間TVにおいて、再生速度VSが速度VS-Lとなり、標準再生期間TWxのうち、閲覧集中期間TV以外の期間において、再生速度VSが速度VS-Hとなるような再生速度情報JVSを生成し、当該再生速度情報JVSに基づいて、再生用ゲーム動画情報JDSを生成してもよい。
【0183】
また、例えば、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ゲームイベント情報JE及びゲーム動画閲覧情報JVを用いずに、ゲーム動画広告情報JKに基づいて、再生用ゲーム動画情報JDSを生成してもよい。
この場合、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、ゲーム動画広告情報JKに基づいて広告注目度情報JBKを生成し、広告注目度情報JBKに基づいて広告注目期間情報JTKを生成する。そして、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、配信用ゲーム動画DHに係る標準再生期間TWxのうち、広告注目期間情報JTKの示す広告注目期間TKKにおいて、再生速度VSが速度VS-Lとなり、標準再生期間TWxのうち、広告注目期間TKK以外の期間において、再生速度VSが速度VS-Hとなるような再生速度情報JVSを生成し、当該再生速度情報JVSに基づいて、再生用ゲーム動画情報JDSを生成してもよい。
【0184】
[変形例6]
上述した第1乃至第4実施形態または変形例1乃至5では、「ゲーム」の一例として野球ゲームを例示して説明したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。「ゲーム」としては、任意のゲームを採用しうる。
【0185】
[変形例7]
上述した第1乃至第4実施形態または変形例1乃至6では、「配信動画」の一例として、ゲームに係る配信用ゲーム動画DHを例示し、「再生動画」の一例として、ゲームに係る再生用ゲーム動画DSを例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、「配信動画」及び「再生動画」は、教育に係る動画、映画に係る動画、または、音楽に係る動画等、任意の内容を有する動画であってもよい。
【0186】
また、上述した第1乃至第4実施形態または変形例1乃至7では、「動画内容情報」及び「イベント情報」の一例として、「ゲームイベント情報JE」を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、「動画内容情報」及び「イベント情報」は、配信動画内で発生する当該配信動画の内容に係るイベントを示す情報であってもよい。ここで、「イベント」とは、配信動画の内容のうち、相対的に重要な部分であってもよいし、配信動画の内容のうち、配信動画の内容の変化が相対的に大きい部分であってもよいし、配信動画の内容のうち、配信動画の内容の最終結果に影響が生じる可能性が相対的に大きい部分であってもよい。この場合、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、動画内容情報に基づいて、配信動画の再生速度を変更した再生動画を示す情報を生成してもよい。また、動画再生部714は、動画内容情報に基づいて、配信動画の再生速度を変更した再生動画を、端末装置70または端末装置70Bにおいて再生させてもよい。
【0187】
また、上述した第1乃至第4実施形態または変形例1乃至7では、「動画閲覧情報」及び「閲覧情報」の一例として、「ゲーム動画閲覧情報JV」を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、「動画閲覧情報」及び「閲覧情報」は、配信動画の過去の閲覧に関する情報であってもよい。この場合、動画再生部714または再生用動画情報生成部521は、動画閲覧情報に基づいて、配信動画の再生速度を変更した再生動画を示す情報を生成してもよい。また、動画再生部714は、動画閲覧情報に基づいて、配信動画の再生速度を変更した再生動画を、端末装置70または端末装置70Bにおいて再生させてもよい。
【0188】
[6.付記]
以上の記載から、本発明は例えば以下のように把握される。なお、各態様の理解を容易にするために、以下では、図面の参照符号を便宜的に括弧書きで付記するが、本発明を図示の態様に限定する趣旨ではない。
【0189】
[付記1-1]
本発明の一態様に係るプログラム(例えば、制御プログラムPGT)は、 ゲーム(例えば、野球ゲーム)を実行し、前記ゲームに係るゲーム動画(例えば、配信用ゲーム動画DH)を示すゲーム動画情報(例えば、配信用ゲーム動画情報JDH)、及び、前記ゲームに係る1または複数のイベント(例えば、ゲームイベントEV)に関連するイベント情報(例えば、ゲームイベント情報JE)を生成する配信システム(例えば、配信システムSysH)、と通信可能な端末装置(例えば、端末装置70)のプロセッサ(例えば、プロセッサ7001)を、前記配信システムから、前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報を取得する取得部(例えば、動画情報取得部711)と、前記取得部が取得した前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報に基づいて、前記ゲーム動画を前記イベント情報に応じた再生速度に変更した再生動画(例えば、再生用ゲーム動画DS)を再生する再生部(例えば、動画再生部714)と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0190】
本態様において、再生部は、ゲームに係るイベントに関連するイベント情報に応じて、ゲーム動画の再生速度を変更した再生動画を再生する。このため、本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、ゲームに係るイベントに応じて端末装置を操作してゲーム動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、ゲームに係るイベントに応じてゲーム動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、再生部がゲーム動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、ゲーム動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0191】
上記態様において、「ゲーム動画」とは、例えば、ゲームをプレイするプレイヤが閲覧する動画と同一の動画であってもよいし、ゲームをプレイするプレイヤが閲覧する動画の解像度を変更した動画であってもよいし、ゲームをプレイするプレイヤが閲覧する動画に対して、当該動画とは異なる動画若しくは静止画を付加した動画であってもよいし、または、ゲームをプレイするプレイヤが閲覧する動画の解像度を変更した動画に対して、当該動画とは異なる動画若しくは静止画を付加した動画であってもよい。
【0192】
上記態様において、「ゲーム動画情報」とは、例えば、複数の単位表示期間と1対1に対応する複数のゲーム画像の集合を示す情報であってもよいし、または、当該複数のゲーム画像の集合を示す情報に対して音声を示す情報を付加した情報であってもよい。この場合、「ゲーム動画」は、例えば、表示部に対して、複数のゲーム画像を単位表示期間毎に1つずつ表示することで再生される動画であってもよいし、または、当該動画に対して音声が付与された動画であってもよい。
【0193】
ここで、「単位表示期間」とは、例えば、あらかじめ定められた所定の時間長を有する期間であってもよいし、または、変動可能な時間長を有する期間であってもよい。また、「ゲーム画像」とは、例えば、ゲームに係る仮想空間を示す静止画像であってもよいし、または、ゲーム装置のユーザがゲームに係る操作を行うための画面を示す静止画像であってもよい。また、「音声を示す情報」とは、例えば、ゲームに係る仮想空間において生じる音を示す情報であってもよいし、または、ゲーム装置のユーザがゲームに係る操作を行うことに伴いゲーム装置が発生させる音を示す情報であってもよい。
【0194】
上記態様において、「ゲームに係るイベント」とは、例えば、ゲームが進行する各時点若しくは各期間において、ゲームに係る仮想空間の状況に変化が生じることであってもよいし、ゲームが進行する各時刻若しくは各期間において、ゲームの最終結果に影響が出ることであってもよいし、ゲームが進行する各時刻若しくは各期間において、ゲームの最終結果に影響が出る可能性が生じている状態であってもよいし、または、これらの一部若しくは全部であってもよい。
【0195】
ここで、「ゲームに係る仮想空間の状況」とは、例えば、ゲームに係る仮想空間に存在するキャラクタの状況であってもよいし、ゲームに係る仮想空間に存在するオブジェクトの状況であってもよいし、ゲームに係る仮想空間の環境を構成する環境構成物の状況であってもよいし、または、これらの一部若しくは全部であってもよい。このうち、「キャラクタの状況」とは、例えば、当該キャラクタのゲームにおける存在可能性であってもよいし、当該キャラクタのスキルレベルであってもよいし、当該キャラクタの所持アイテムであってもよいし、当該キャラクタの仮想空間における位置、姿勢、移動方向、及び、移動速度の一部若しくは全部であってもよいし、または、これらの一部若しくは全部であってもよい。また、「オブジェクトの状況」とは、例えば、当該オブジェクトのゲームにおける存在可能性であってもよいし、当該オブジェクトの仮想空間における位置、姿勢、移動方向、及び、移動速度の一部若しくは全部であってもよいし、または、これらの一部若しくは全部であってもよい。また、「環境構成物」とは、例えば、仮想空間内に存在する、山、草、木、岩、地面、雲、及び、建造物等であってもよい。
【0196】
また、「ゲームの最終結果」とは、例えば、ゲームの終了時におけるゲームに係る成績であってもよいし、ゲームの終了時におけるゲームの勝敗であってもよいし、ゲームの終了時におけるゲームに係るミッションの成否であってもよいし、または、これらの一部若しくは全部であってもよい。
【0197】
上記態様において、「再生部」は、例えば、ゲーム動画情報の示す複数のゲーム画像のうち一部のゲーム画像を単位表示期間毎に1つずつ表示部に表示させることで、再生動画を再生してもよいし、または、ゲーム動画情報の示す複数のゲーム画像のうち一部のゲーム画像からなる再生動画情報を生成し、当該再生動画情報の示す複数のゲーム画像を単位表示期間毎に1つずつ表示部に表示させることで、再生動画を再生してもよい。
【0198】
[付記1-2]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1-1に記載のプログラムであって、前記1または複数のイベントのうち特定イベント(例えば、注目対象イベントEV-Y)の進行期間(例えば、イベント進行期間TE)を含む第1期間(例えば、イベント注目期間TEE)における前記再生動画の再生速度は、前記第1期間を含まない第2期間(例えば、高速再生期間TH)における前記再生動画の再生速度よりも遅い、ことを特徴とする。
【0199】
本態様において、再生部は、特定イベントの進行期間を含む第1期間における再生動画の再生速度を、第2期間における再生動画の再生速度よりも遅くする。このため、本態様によれば、再生部が第1期間における再生動画の再生速度を第2期間における再生動画の再生速度以上とする態様と比較して、端末装置のユーザが、再生動画により表される特定イベントの内容をより詳細に把握することが可能となる。
【0200】
上記態様において、「特定イベント」とは、例えば、ゲームに係る1または複数のイベントのうち、ゲームに係る仮想空間の状況の変化が相対的に大きいイベントであってもよいし、ゲームに係る1または複数のイベントのうち、ゲームの最終結果に生じる影響が相対的に大きいイベントであってもよいし、ゲームに係る1または複数のイベントのうち、端末装置のユーザにより指定されたイベントであってもよいし、または、ゲームに係る1または複数のイベントのうち、特定のゲーム要素(以下、「特定ゲーム要素」と称する場合がある)に関連するイベントであってもよい。ここで、「ゲーム要素」とは、例えば、ゲームに係るキャラクタであってもよいし、または、ゲームに係るオブジェクトであってもよい。また、「特定ゲーム要素」とは、例えば、ゲームをプレイする1または複数のプレイヤのうち、特定のプレイヤに係るゲーム要素であってもよいし、または、ゲームに係る複数のプレイヤが複数のチームに区分される場合に、特定のチームに係るゲーム要素であってもよい。
【0201】
上記態様において、「特定イベントの進行期間」とは、例えば、特定イベントの特性に基づいて定められる期間であってもよい。ここで、「特定イベントの特性」とは、例えば、特定イベントの開始時刻であってもよいし、特定イベントの終了時刻であってもよいし、特定イベントの種類であってもよいし、または、これらの一部若しくは全部であってもよい。また、「特定イベントの特性に基づいて定められる期間」とは、例えば、特定イベントの特性に基づいて、開始時刻が定められる期間であってもよいし、特定イベントの特性に基づいて、終了時刻が定められる期間であってもよいし、特定イベントの特性に基づいて、時間長が定められる期間であってもよいし、または、これらの一部若しくは全部であってもよい。具体的には、「特定イベントの進行期間」とは、例えば、特定イベントの開始時刻に開始され、特定イベントの終了時刻に終了する期間であってもよいし、特定イベントの開始時刻に開始され、特定イベントの種類に応じた時間長を有する期間であってもよいし、特定イベントの開始時刻に開始され、所定の時間長を有する期間であってもよいし、特定イベントの終了時刻に終了し、特定イベントの種類に応じた時間長を有する期間であってもよいし、または、特定イベントの終了時刻に終了し、所定の時間長を有する期間であってもよい。
【0202】
上記態様において、「第1期間」とは、例えば、特定イベントの特性に基づいて定められる期間であってもよい。具体的には、「第1期間」とは、例えば、特定イベントの進行期間の開始時刻に開始され、特定イベントの進行期間の終了時刻に終了する期間であってもよい。また、「第1期間」とは、例えば、特定イベントの進行期間の開始時刻よりも前の時刻に開始される期間であってもよい。この場合、「第1期間」は、例えば、第1期間の開始時刻から進行期間の開始時刻までの時間長が、特定イベントの種類に応じた時間長を有するように定められてもよい。また、「第1期間」とは、例えば、特定イベントの進行期間の終了時刻よりも後の時刻に終了する期間であってもよい。この場合、「第1期間」は、例えば、進行期間の終了時刻から第1期間の終了時刻までの時間長が、特定イベントの種類に応じた時間長を有するように定められてもよい。
【0203】
なお、上記態様において、ゲームの開始から終了までの間に、特定イベントは複数存在してもよい。この場合、ゲームの開始から終了までの間に、複数の第1期間が設定されてもよい。
【0204】
上記態様において、「第2期間」とは、例えば、ゲームの開始から第1期間の開始までの期間であってもよいし、第1期間の終了からゲームの終了までの期間であってもよい。また、上記態様において、「第2期間」とは、例えば、ゲームの開始から終了までの間に、複数の第1期間が設定される場合、複数の第1期間のうち一の第1期間の終了から、複数の第1期間のうち一の第1期間の終了後に最初に開始される他の第1期間の開始までの期間であってもよい。
【0205】
[付記1-3]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1-2に記載のプログラムであって、前記端末装置のユーザによる操作を受け付ける受付部(例えば、操作受付部715)、として機能させ、前記再生部は、前記受付部が受け付けた前記ユーザによる操作結果に基づいて、前記第2期間における前記再生動画の再生速度を設定する、ことを特徴とする。
【0206】
本態様において、再生部は、端末装置のユーザの操作に基づいて、第2期間における再生動画の再生速度を設定する。このため、本態様によれば、端末装置のユーザは、特定イベントが発生している以外のタイミングにおけるゲームの進行内容を詳細に把握するか、または、再生動画の開始から終了までの時間長を短くするかの、何れかを選択することが可能となり、端末装置のユーザの要求に応じた再生速度での再生動画の閲覧が可能となる。
【0207】
[付記1-4]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1-2または1-3に記載のプログラムであって、前記端末装置のユーザによる操作を受け付ける受付部、として機能させ、前記再生部は、前記受付部が受け付けた前記ユーザによる操作結果に基づいて、前記1または複数のイベントの中から前記特定イベントを特定する、ことを特徴とする。
【0208】
本態様において、再生部は、端末装置のユーザの操作に基づいて、特定イベントを特定する。このため、本態様によれば、端末装置のユーザは、端末装置のユーザの要求に応じた種類のイベントの内容を詳細に把握することが可能となる。
【0209】
[付記1-5]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1-2乃至1-4に記載のプログラムであって、前記端末装置のユーザによる操作を受け付ける受付部、として機能させ、前記再生部は、前記受付部が受け付けた前記ユーザによる操作結果に基づいて、前記ゲームに係る複数のゲーム要素の中から特定ゲーム要素(例えば、ユーザUtが指定する野球選手キャラクタCPL)を特定し、前記1または複数のイベントの中から、前記特定ゲーム要素に関連するイベントを、前記特定イベントとして特定する、ことを特徴とする。
【0210】
本態様において、再生部は、端末装置のユーザの操作に基づいて、特定ゲーム要素を特定し、特定ゲーム要素に関連するイベントを特定イベントとして特定する。このため、本態様によれば、端末装置のユーザは、端末装置のユーザの要求に応じたゲーム要素に関連するイベントの内容を詳細に把握することが可能となる。
【0211】
[付記1-6]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1-2乃至1-5に記載のプログラムであって、前記イベント情報は、前記1または複数のイベントの各々の種類に関連するイベント種類情報(例えば、イベント種別情報JE1)を含み、前記再生部は、前記イベント種類情報に基づいて、前記第1期間における前記再生動画の再生速度を設定する、ことを特徴とする。
【0212】
本態様において、再生部は、イベントの種類に応じて再生動画の再生速度を設定する。このため、本態様によれば、再生部がゲーム動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、ゲーム動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0213】
[付記1-7]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1-2乃至1-6に記載のプログラムであって、前記再生部は、前記ゲームに係る複数のゲーム要素のうち、前記1または複数のイベントの各々に関連するゲーム要素を示すゲーム要素情報(例えば、イベント関連要素情報JE3)に基づいて、前記第1期間における前記再生動画の再生速度を設定する、ことを特徴とする。
【0214】
本態様において、再生部は、イベントに関連するゲーム要素に応じて再生動画の再生速度を設定する。このため、本態様によれば、再生部がゲーム動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、ゲーム動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0215】
[付記1-8]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1-2乃至1-7に記載のプログラムであって、前記イベント情報は、前記1または複数のイベントの各々の種類に関連するイベント種類情報を含み、前記再生部は、前記イベント種類情報に基づいて、前記第1期間の時間長を設定する、ことを特徴とする。
【0216】
本態様において、再生部は、イベントの種類に応じて、相対的に再生速度の遅い第1期間の時間長を設定する。このため、本態様によれば、再生部がゲーム動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、ゲーム動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0217】
[付記1-9]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1-2乃至1-8に記載のプログラムであって、前記再生部は、前記ゲームに係る複数のゲーム要素のうち、前記1または複数のイベントの各々に関連するゲーム要素を示すゲーム要素情報に基づいて、前記第1期間の時間長を設定する、ことを特徴とする。
【0218】
本態様において、再生部は、イベントに関連するゲーム要素に応じて、相対的に再生速度の遅い第1期間の時間長を設定する。このため、本態様によれば、再生部がゲーム動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、ゲーム動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0219】
[付記1-10]
本発明の他の態様に係るプログラム(例えば、制御プログラムPGS-B)は、ゲーム(例えば、野球ゲーム)を実行し、前記ゲームに係るゲーム動画(例えば、配信用ゲーム動画DH)を示すゲーム動画情報(例えば、配信用ゲーム動画情報JDH)、及び、前記ゲームに係るイベント(例えば、ゲームイベントEV)に関連するイベント情報(例えば、ゲームイベント情報JE)を生成するゲームシステム(例えば、ゲームシステムSysG)、と通信可能なサーバ装置(例えば、動画配信サーバ50B)のプロセッサ(例えば、プロセッサ5001)を、前記ゲームシステムから供給される前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報を取得する取得部(例えば、動画情報取得部511)と、前記取得部が取得した前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報に基づいて、前記ゲーム動画を前記イベント情報に応じた再生速度(例えば、再生速度VS)に変更した再生動画(例えば、再生用ゲーム動画DS)を示す再生動画情報(例えば、再生用ゲーム動画情報JDS)を生成する生成部(例えば、再生用動画情報生成部521)と、端末装置(例えば、端末装置70B)において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部(例えば、動画配信部515)と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0220】
本態様において、生成部は、ゲームに係るイベントに関連するイベント情報に応じてゲーム動画の再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する。このため、本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、ゲームに係るイベントに応じて端末装置を操作してゲーム動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、ゲームに係るイベントに応じてゲーム動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、配信部がゲーム動画を示すゲーム動画情報を配信する態様と比較して、ゲーム動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0221】
[付記1-11]
本発明の一態様に係る端末装置は、ゲームを実行し、前記ゲームに係るゲーム動画を示すゲーム動画情報、及び、前記ゲームに係るイベントに関連するイベント情報を生成する配信システム、と通信可能な端末装置であって、前記配信システムから、前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報に基づいて、前記ゲーム動画を前記イベント情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、を備える、ことを特徴とする。
【0222】
本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、ゲームに係るイベントに応じて端末装置を操作してゲーム動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、ゲームに係るイベントに応じてゲーム動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、再生部がゲーム動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、ゲーム動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0223】
[付記1-12]
本発明の他の態様に係るサーバ装置は、ゲームを実行し、前記ゲームに係るゲーム動画を示すゲーム動画情報、及び、前記ゲームに係るイベントに関連するイベント情報を生成するゲームシステム、と通信可能なサーバ装置であって、前記ゲームシステムから供給される前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報に基づいて、前記ゲーム動画を前記イベント情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する生成部と、端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、を備える、ことを特徴とする。
【0224】
本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、ゲームに係るイベントに応じて端末装置を操作してゲーム動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、ゲームに係るイベントに応じてゲーム動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、配信部がゲーム動画を示すゲーム動画情報を配信する態様と比較して、ゲーム動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0225】
[付記1-13]
本発明の一態様に係る端末装置の制御方法は、ゲームを実行し、前記ゲームに係るゲーム動画を示すゲーム動画情報、及び、前記ゲームに係るイベントに関連するイベント情報を生成する配信システム、と通信可能な端末装置の制御方法であって、前記端末装置のプロセッサを、前記配信システムから、前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報に基づいて、前記ゲーム動画を前記イベント情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0226】
本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、ゲームに係るイベントに応じて端末装置を操作してゲーム動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、ゲームに係るイベントに応じてゲーム動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、再生部がゲーム動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、ゲーム動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0227】
[付記1-14]
本発明の他の態様に係るサーバ装置の制御方法は、ゲームを実行し、前記ゲームに係るゲーム動画を示すゲーム動画情報、及び、前記ゲームに係るイベントに関連するイベント情報を生成するゲームシステム、と通信可能なサーバ装置の制御方法であって、前記サーバ装置のプロセッサを、前記ゲームシステムから供給される前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報に基づいて、前記ゲーム動画を前記イベント情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する生成部と、端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0228】
本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、ゲームに係るイベントに応じて端末装置を操作してゲーム動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、ゲームに係るイベントに応じてゲーム動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、配信部がゲーム動画を示すゲーム動画情報を配信する態様と比較して、ゲーム動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0229】
[付記1-15]
本発明の他の態様に係る配信システム(例えば、配信システムSysH-B)は、ゲームを実行し、前記ゲームに係るゲーム動画を示すゲーム動画情報、及び、前記ゲームに係るイベントに関連するイベント情報を生成するゲーム制御部と、前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報に基づいて、前記ゲーム動画を前記イベント情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する生成部と、端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、を備える、ことを特徴とする。
【0230】
本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、ゲームに係るイベントに応じて端末装置を操作してゲーム動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、ゲームに係るイベントに応じてゲーム動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、配信部がゲーム動画を示すゲーム動画情報を配信する態様と比較して、ゲーム動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0231】
[付記1-16]
本発明の他の態様に係る表示システム(例えば、情報処理システムSys)は、ゲームを実行し、前記ゲームに係るゲーム動画を示すゲーム動画情報、及び、前記ゲームに係るイベントに関連するイベント情報を生成するゲーム制御部と、前記ゲーム動画情報及び前記イベント情報に基づいて、前記ゲーム動画を前記イベント情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、を備える、ことを特徴とする。
【0232】
本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、ゲームに係るイベントに応じて端末装置を操作してゲーム動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、ゲームに係るイベントに応じてゲーム動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、再生部がゲーム動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、ゲーム動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0233】
[付記2-1]
本発明の他の態様に係るプログラム(例えば、制御プログラムPGT)は、サーバ装置(例えば、動画配信サーバ50)と通信可能な端末装置(例えば、端末装置70)のプロセッサ(例えば、プロセッサ7001)を、前記端末装置で閲覧可能な配信動画(例えば、配信用ゲーム動画DH)を示す配信動画情報(例えば、配信用ゲーム動画情報JDH)、及び、前記配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報(例えば、ゲーム動画閲覧情報JV)を、前記サーバ装置から取得する取得部(例えば、動画情報取得部711)と、前記取得部の取得した前記配信動画情報及び前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度(例えば、再生速度VS)に変更した再生動画(例えば、再生用ゲーム動画DS)を再生する再生部(例えば、動画再生部714)と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0234】
本態様において、再生部は、配信動画の過去の閲覧に関する閲覧情報に応じて、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生する。このため、本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、配信動画の注目箇所か否かに応じて端末装置を操作して配信動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、配信動画の注目箇所か否かに応じて配信動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0235】
上記態様において、「配信動画」とは、例えば、複数の単位表示期間と1対1に対応する複数の配信画像の集合を示す情報であってもよいし、または、当該複数の配信画像の集合を示す情報に対して音声を示す情報を付加した情報であってもよい。この場合、「配信動画」は、例えば、表示部に対して、複数の配信画像を単位表示期間毎に1つずつ表示することで再生される動画であってもよいし、または、当該動画に対して音声が付与された動画であってもよい。ここで、「単位表示期間」とは、例えば、あらかじめ定められた所定の時間長を有する期間であってもよいし、または、変動可能な時間長を有する期間であってもよい。
【0236】
上記態様において、「閲覧情報」とは、例えば、サーバ装置と通信可能な1または複数の外部装置であって、配信動画を閲覧可能な1または複数の外部装置における、配信動画の過去の閲覧に関する情報であってもよい。ここで、「1または複数の外部装置」には、端末装置が含まれていてもよい。
【0237】
上記態様において、「再生部」は、例えば、配信動画情報の示す複数の配信画像のうち一部の配信画像を単位表示期間毎に1つずつ表示部に表示させることで、再生動画を再生してもよいし、または、配信動画情報の示す複数の配信画像のうち一部の配信画像からなる再生動画情報を生成し、当該再生動画情報の示す複数の配信画像を単位表示期間毎に1つずつ表示部に表示させることで、再生動画を再生してもよい。
【0238】
[付記2-2]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記2-1に記載のプログラムであって、前記閲覧情報は、前記配信動画の過去の閲覧回数に関する情報(例えば、閲覧数情報JV21)を含む、ことを特徴とする。
【0239】
本態様において、再生部は、配信動画の過去の閲覧回数に関する情報に基づいて、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生する。このため、本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、配信動画の注目箇所か否かに応じて端末装置を操作して配信動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、配信動画の注目箇所か否かに応じて配信動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0240】
上記態様において、「閲覧回数に関する情報」とは、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの各期間における、配信動画の過去の閲覧回数に関する情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧回数が所定の閲覧回数以上となる期間に関する情報であってもよい。例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧回数が相対的に多い期間における再生速度が、配信動画の過去の閲覧回数が相対的に少ない期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。また、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧回数が所定の閲覧回数以上となる期間における再生速度が、配信動画の過去の閲覧回数が所定の閲覧回数よりも少なくなる期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。
【0241】
[付記2-3]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記2-1または2-2に記載のプログラムであって、前記閲覧情報は、前記配信動画に関連して前記サーバ装置に対して送信されたメッセージに関する情報(例えば、コメント数情報JV22、肯定コメント数情報JV23、または、高評価コメント数情報JV24)を含む、ことを特徴とする。
【0242】
本態様において、再生部は、配信動画に関連して送信されたメッセージに関する情報に基づいて、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生する。このため、本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、配信動画に対する反響が大きい箇所か否かに応じて端末装置を操作して配信動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、配信動画に対する反響が大きい箇所か否かに応じて配信動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0243】
上記態様において、「メッセージに関する情報」とは、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの期間において、配信動画を閲覧する1または複数の外部装置からサーバ装置に対して送信されたメッセージの数量に関する情報であってもよいし、配信動画の再生の開始から終了までの期間において、配信動画を閲覧する1または複数の外部装置からサーバ装置に対して送信されたメッセージの内容に関する情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間において、配信動画を閲覧する1または複数の外部装置からサーバ装置に対して送信されたメッセージに対する評価に関する情報であってもよい。
【0244】
ここで、「メッセージの数量に関する情報」とは、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの各期間における、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信されたメッセージ数に関する情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信されたメッセージ数が、所定のメッセージ数以上となる期間に関する情報であってもよい。例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信されたメッセージ数が相対的に多い期間における再生速度が、サーバ装置に送信されたメッセージ数が相対的に少ない期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。また、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信されたメッセージ数が所定のメッセージ数以上となる期間における再生速度が、サーバ装置に送信されたメッセージ数が所定のメッセージ数よりも少なくなる期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。
【0245】
また、「メッセージの内容に関する情報」とは、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの各期間における、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信された、特定の内容を有するメッセージ数に関する情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信された、特定の内容を有するメッセージ数が、所定のメッセージ数以上となる期間に関する情報であってもよい。例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信された特定の内容を有するメッセージ数が相対的に多い期間における再生速度が、サーバ装置に送信された特定の内容を有するメッセージ数が相対的に少ない期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。また、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信された特定の内容を有するメッセージ数が所定のメッセージ数以上となる期間における再生速度が、サーバ装置に送信された特定の内容を有するメッセージ数が所定のメッセージ数よりも少なくなる期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。ここで、「特定の内容を有するメッセージ」とは、例えば、肯定的な意味を有するメッセージであってもよい。
【0246】
また、「メッセージに対する評価に関する情報」とは、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの各期間における、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた、肯定的な評価の回数に関する情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた、肯定的な評価の回数が、所定の評価回数以上となる期間に関する情報であってもよい。例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた肯定的な評価の回数が相対的に多い期間における再生速度が、サーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた肯定的な評価の回数が相対的に少ない期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。また、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた肯定的な評価の回数が所定の評価回数以上となる期間における再生速度が、サーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた肯定的な評価の回数が所定の評価回数よりも少なくなる期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。
【0247】
[付記2-4]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記2-1乃至2-3に記載のプログラムであって、前記閲覧情報は、前記配信動画が再生される期間(例えば、標準再生期間TWx)を区分した複数の単位期間(例えば、単位期間TU)と対応する複数の単位閲覧情報(例えば、ゲーム動画閲覧情報JVの各レコード)を含み、前記再生部は、前記複数の単位期間のうち一の単位期間に対応する前記再生動画の再生速度を、前記複数の単位閲覧情報のうち前記一の単位期間に対応する単位閲覧情報に基づいて設定する、ことを特徴とする。
【0248】
本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、配信動画の注目箇所か否かに応じて端末装置を操作して配信動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、配信動画の注目箇所か否かに応じて配信動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0249】
上記態様において、「単位閲覧情報」は、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、単位期間における配信動画の過去の閲覧回数に関する情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、単位期間における配信動画の過去の閲覧と関連してサーバ装置に送付されたメッセージに関する情報であってもよい。
【0250】
例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧回数が相対的に多い一の単位期間における再生速度が、配信動画の過去の閲覧回数が相対的に少ない他の単位期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。また、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧回数が所定の閲覧回数以上となる一の単位期間における再生速度が、配信動画の過去の閲覧回数が所定の閲覧回数よりも少なくなる他の単位期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。
【0251】
上記態様において、「メッセージに関する情報」とは、例えば、単位期間において、配信動画を閲覧する1または複数の外部装置からサーバ装置に対して送信されたメッセージの数量に関する情報であってもよいし、単位期間において、配信動画を閲覧する1または複数の外部装置からサーバ装置に対して送信されたメッセージの内容に関する情報であってもよいし、または、単位期間において、配信動画を閲覧する1または複数の外部装置からサーバ装置に対して送信されたメッセージに対する評価に関する情報であってもよい。
【0252】
例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信されたメッセージ数が相対的に多い一の単位期間における再生速度が、サーバ装置に送信されたメッセージ数が相対的に少ない他の単位期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。また、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信されたメッセージ数が所定のメッセージ数以上となる一の単位期間における再生速度が、サーバ装置に送信されたメッセージ数が所定のメッセージ数よりも少なくなる他の単位期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。
【0253】
また、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信された特定の内容を有するメッセージ数が相対的に多い一の単位期間における再生速度が、サーバ装置に送信された特定の内容を有するメッセージ数が相対的に少ない他の単位期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。また、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信された特定の内容を有するメッセージ数が所定のメッセージ数以上となる一の単位期間における再生速度が、サーバ装置に送信された特定の内容を有するメッセージ数が所定のメッセージ数よりも少なくなる他の単位期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。
【0254】
また、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた肯定的な評価の回数が相対的に多い一の単位期間における再生速度が、サーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた肯定的な評価の回数が相対的に少ない他の単位期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。また、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた肯定的な評価の回数が所定の評価回数以上となる一の単位期間における再生速度が、サーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた肯定的な評価の回数が所定の評価回数よりも少なくなる他の単位期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。
【0255】
[付記2-5]
本発明の他の態様に係るプログラム(例えば、制御プログラムPGS-B)は、端末装置(例えば、端末装置70B)と通信可能なサーバ装置(例えば、動画配信サーバ50B)のプロセッサ(例えば、プロセッサ5001)を、前記端末装置で閲覧可能な配信動画(例えば、配信用ゲーム動画DH)の過去の閲覧に関連する閲覧情報(例えば、ゲーム動画閲覧情報JV)を生成する第1生成部(例えば、ゲーム動画閲覧情報生成部516)と、前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度(例えば、再生速度VS)に変更した再生動画(例えば、再生用ゲーム動画DS)を示す再生動画情報(例えば、再生用ゲーム動画情報JDS)を生成する第2生成部(例えば、再生用動画情報生成部521)と、前記端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部(例えば、動画配信部515)と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0256】
本態様によれば、端末装置のユーザが、再生動画を閲覧する場合に、配信動画の注目箇所か否かに応じて端末装置を操作して配信動画の再生速度を変更する操作を行うことなく、配信動画の注目箇所か否かに応じて配信動画の再生速度が変更されることになる。従って、本態様によれば、配信部が配信動画を示す配信動画情報を配信する態様と比較して、配信動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0257】
[付記2-6]
本発明の一態様に係る端末装置は、サーバ装置と通信可能な端末装置であって、前記端末装置で閲覧可能な配信動画を示す配信動画情報、及び、前記配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を、前記サーバ装置から取得する取得部と、前記取得部の取得した前記配信動画情報及び前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、を備える、ことを特徴とする。
【0258】
本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0259】
[付記2-7]
本発明の他の態様に係るサーバ装置は、端末装置と通信可能なサーバ装置であって、前記端末装置で閲覧可能な配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する第1生成部と、前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する第2生成部と、前記端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、を備える、ことを特徴とする。
【0260】
本態様によれば、配信部が配信動画を示す配信動画情報を配信する態様と比較して、配信動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0261】
[付記2-8]
本発明の一態様に係る端末装置の制御方法は、サーバ装置と通信可能な端末装置の制御方法であって、前記端末装置のプロセッサを、前記端末装置で閲覧可能な配信動画を示す配信動画情報、及び、前記配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を、前記サーバ装置から取得する取得部と、前記取得部の取得した前記配信動画情報及び前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0262】
本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0263】
[付記2-9]
本発明の他の態様に係るサーバ装置の制御方法は、端末装置と通信可能なサーバ装置の制御方法であって、前記サーバ装置のプロセッサを、前記端末装置で閲覧可能な配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する第1生成部と、前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する第2生成部と、前記端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0264】
本態様によれば、配信部が配信動画を示す配信動画情報を配信する態様と比較して、配信動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0265】
[付記2-10]
本発明の他の態様に係る配信システム(例えば、配信システムSysH-B)は、端末装置と通信可能な配信システムであって、前記端末装置で閲覧可能な配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する第1生成部と、前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する第2生成部と、前記端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、を備える、ことを特徴とする。
【0266】
本態様によれば、配信部が配信動画を示す配信動画情報を配信する態様と比較して、配信動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0267】
[付記2-11]
本発明の他の態様に係る表示システム(例えば、情報処理システムSys)は、端末装置で閲覧可能な配信動画を示す配信動画情報を管理する管理部(例えば、動画管理部514)と、前記配信動画の過去の閲覧に関連する閲覧情報を生成する生成部(例えば、ゲーム動画閲覧情報生成部516)と、前記配信動画情報及び前記閲覧情報に基づいて、前記配信動画を前記閲覧情報に応じた再生速度に変更した再生動画を再生する再生部(例えば、動画再生部714)と、を備える、ことを特徴とする。
【0268】
本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生速度の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0269】
[付記3-1]
本発明の他の態様に係るプログラム(例えば、制御プログラムPGT)は、サーバ装置(例えば、動画配信サーバ50)と通信可能な端末装置(例えば、端末装置70)のプロセッサ(例えば、プロセッサ7001)を、前記端末装置で再生可能な配信動画(例えば、配信用ゲーム動画DH)を示す配信動画情報(例えば、配信用ゲーム動画情報JDH)を、前記サーバ装置から取得する取得部(例えば、動画情報取得部711)と、前記端末装置のユーザ(例えば、ユーザUt)が指定する指定時間(例えば、ユーザ指定再生時間Ty)に関連する指定時間情報(例えば、ユーザ指定再生時間情報JTy)を受け付ける受付部(例えば、操作受付部715)と、前記配信動画の開始から終了までの期間(例えば、標準再生期間TWx)において前記配信動画の再生速度を変化させることで、前記配信動画の開始から終了までの時間長(例えば、配信動画再生時間Tx)が前記指定時間に基づく時間となるように、前記配信動画を変更した再生動画(例えば、再生用ゲーム動画DS)を再生する再生部(例えば、動画再生部714)と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0270】
本態様において、再生部は、配信動画の再生速度を変化させることで、配信動画の再生時間を指定時間に基づく時間長に変更した再生動画を再生する。すなわち、本態様において、端末装置のユーザは、配信動画の再生時間が指定時間となるように配信動画の再生速度を変更するための端末装置の操作を行うことなく、配信動画の再生時間が指定時間となるように配信動画の再生速度が変更された再生動画を閲覧することが可能となる。従って、本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生時間の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0271】
上記態様において、「配信動画情報」とは、例えば、複数の単位表示期間と1対1に対応する複数の配信画像の集合を示す情報であってもよいし、または、当該複数の配信画像の集合を示す情報に対して音声を示す情報を付加した情報であってもよい。この場合、「配信動画」は、例えば、表示部に対して、複数の配信画像を単位表示期間毎に1つずつ表示することで再生される動画であってもよいし、または、当該動画に対して音声が付与された動画であってもよい。ここで、「単位表示期間」とは、例えば、あらかじめ定められた所定の時間長を有する期間であってもよいし、または、変動可能な時間長を有する期間であってもよい。
【0272】
上記態様において、「指定時間情報」とは、例えば、指定時間を示す情報であってもよいし、配信動画の開始から終了までの時間長(以下、「基準配信時間」と称する場合がある)と指定時間との関係性に関する情報(以下、「時間関係情報」と称する場合がある)を含む情報であってもよいし、または、配信動画の開始から終了までの期間のうち、配信動画を特定の再生速度で再生させる期間(以下、「特定再生期間」と称する)を示す情報であってもよい。
【0273】
ここで、「時間関係情報」とは、例えば、基準配信時間に対する指定時間の比率を示す情報であってもよいし、または、基準配信時間と指定時間との差分を示す情報であってもよい。すなわち、「時間関係情報」とは、例えば、基準配信時間と指定時間との相違の程度を示す情報であってもよい。
【0274】
また、「特定の再生速度」とは、例えば、再生部が、配信動画を、互いに異なる複数の再生速度により再生させる場合に、当該複数の再生速度のうち、最も遅い再生速度であってもよい。例えば、「特定の再生速度」とは、例えば、配信動画の再生速度を変化させないで再生する場合の再生速度であってもよい。
【0275】
また、「特定再生期間」は、例えば、後述する動画内容情報の示す配信動画の内容に基づいて定められてもよいし、後述する動画閲覧情報の示す配信動画の過去の閲覧数に基づいて定められてもよいし、後述する動画指示情報の示す配信動画の管理者の指示に基づいて定められてもよいし、または、これらの一部若しくは全部に基づいて定められてもよい。なお、上記態様において、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの期間には、複数の「特定再生期間」が設けられてもよい。
【0276】
以下では、「指定時間に基づく時間」を、「指定関連時間」と称する場合がある。
上記態様において、「指定関連時間」とは、例えば、指定時間と同一の時間であってもよいし、または、指定時間と異なる時間であってもよい。
なお、以下では、指定関連時間が指定時間と異なる場合に、指定関連時間と指定時間との差分を、「誤差時間」と称する場合がある。ここで、「誤差時間」とは、例えば、予め定められた時間であってもよいし、または、指定時間に対する誤差時間の比率が所定の誤差許容値以下となる時間であってもよい。
【0277】
上記態様において、「再生部」は、例えば、配信動画情報の示す複数の配信画像のうち一部の配信画像を単位表示期間毎に1つずつ表示部に表示させることで、再生動画を再生してもよいし、または、配信動画情報の示す複数の配信画像のうち一部の配信画像からなる再生動画情報を生成し、当該再生動画情報の示す複数の配信画像を単位表示期間毎に1つずつ表示部に表示させることで、再生動画を再生してもよい。
【0278】
[付記3-2]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記3-1に記載のプログラムであって、前記取得部は、前記配信動画の内容に関する動画内容情報(例えば、ゲームイベント情報JE)を取得し、前記再生部は、前記配信動画の開始から終了までの期間において、前記配信動画を、前記動画内容情報に応じた再生速度に変更することで、前記再生動画を再生する、ことを特徴とする。
【0279】
本態様において、再生部は、配信動画の内容に応じて配信動画の再生速度を変化させた再生動画を再生する。このため、本態様において、端末装置のユーザは、配信動画の内容に応じて配信動画の再生速度を変更するための端末装置の操作を行うことなく、配信動画の内容に応じて配信動画の再生速度が変更された再生動画を閲覧することが可能となる。従って、本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生時間の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0280】
上記態様において、「動画内容情報」とは、例えば、配信動画内におけるイベントを示す情報であってもよい。
ここで、「イベント」とは、例えば、配信動画のうち、配信動画の内容が相対的に重要な部分であってもよいし、配信動画のうち、配信動画の内容の変化が相対的に大きい部分であってもよいし、配信動画のうち、配信動画の内容の最終結果に影響が生じる可能性が相対的に大きい部分であってもよいし、または、これらの一部若しくは全部であってもよい。
【0281】
[付記3-3]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記3-1または3-2に記載のプログラムであって、前記取得部は、前記配信動画の閲覧に関する動画閲覧情報(例えば、ゲーム動画閲覧情報JV)を取得し、前記再生部は、前記配信動画の開始から終了までの期間において、前記配信動画を、前記動画閲覧情報に応じた再生速度に変更することで、前記再生動画を再生する、ことを特徴とする。
【0282】
本態様において、再生部は、配信動画の閲覧に関する動画閲覧情報に応じて配信動画の再生速度を変化させた再生動画を再生する。このため、本態様において、端末装置のユーザは、配信動画の注目箇所か否かに応じて配信動画の再生速度を変更するための端末装置の操作を行うことなく、配信動画の注目箇所か否かに応じて配信動画の再生速度が変更された再生動画を閲覧することが可能となる。従って、本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生時間の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0283】
上記態様において、「動画閲覧情報」とは、例えば、配信動画の閲覧回数に関する情報を含んでもよいし、または、配信動画に関連してサーバ装置に対して送信されたメッセージに関する情報を含んでもよい。
【0284】
ここで、「閲覧回数に関する情報」とは、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの各期間における、配信動画の過去の閲覧回数に関する情報であってもよいし、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧回数が、所定の閲覧回数以上となる期間に関する情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧回数が、端末装置のユーザにより指定された閲覧回数(以下、「指定閲覧回数」と称する場合がある)以上となる期間に関する情報であってもよい。以下では、「所定の閲覧回数」及び「指定閲覧回数」を、「基準閲覧回数」と総称する場合がある。
【0285】
なお、端末装置のユーザは、指定閲覧回数を定めることにより、配信動画の過去の閲覧回数が指定閲覧回数以上となる期間として特定再生期間を定め、これにより、指定時間を定めることが可能であってもよい。
【0286】
また、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧回数が相対的に多い期間における再生速度が、配信動画の過去の閲覧回数が相対的に少ない期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。具体的には、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧回数が基準閲覧回数以上となる期間における再生速度が、配信動画の過去の閲覧回数が基準閲覧回数よりも少なくなる期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。
【0287】
また、「メッセージに関する情報」とは、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの期間において、配信動画を閲覧する1または複数の外部装置からサーバ装置に対して送信されたメッセージの数量に関する情報であってもよいし、配信動画の再生の開始から終了までの期間において、配信動画を閲覧する1または複数の外部装置からサーバ装置に対して送信されたメッセージの内容に関する情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間において、配信動画を閲覧する1または複数の外部装置からサーバ装置に対して送信されたメッセージに対する評価に関する情報であってもよい。
【0288】
ここで、「メッセージの数量に関する情報」とは、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの各期間における、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信されたメッセージ数に関する情報であってもよいし、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信されたメッセージ数が、所定のメッセージ数以上となる期間に関する情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信されたメッセージ数が、端末装置のユーザにより指定されたメッセージ数(以下、「指定メッセージ数」と称する場合がある)以上となる期間に関する情報であってもよい。以下では、「所定のメッセージ数」及び「指定メッセージ数」を、「基準メッセージ数」と少々する場合がある。
【0289】
なお、端末装置のユーザは、指定メッセージ数を定めることにより、配信動画の過去の閲覧と関連して配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信されたメッセージ数が、指定メッセージ数以上となる期間として特定再生期間を定め、これにより、指定時間を定めることが可能であってもよい。
【0290】
例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信されたメッセージ数が相対的に多い期間における再生速度が、サーバ装置に送信されたメッセージ数が相対的に少ない期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。具体的には、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信されたメッセージ数が基準メッセージ数以上となる期間における再生速度が、サーバ装置に送信されたメッセージ数が基準メッセージ数よりも少なくなる期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。
【0291】
また、「メッセージの内容に関する情報」とは、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの各期間における、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信された、特定の内容を有するメッセージ数に関する情報であってもよいし、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信された、特定の内容を有するメッセージ数が、所定のメッセージ数以上となる期間に関する情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信された、特定の内容を有するメッセージ数が、指定メッセージ数以上となる期間に関する情報であってもよい。
【0292】
なお、端末装置のユーザは、指定メッセージ数を定めることにより、配信動画の過去の閲覧と関連して配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信された、特定の内容を有するメッセージ数が、指定メッセージ数以上となる期間として特定再生期間を定め、これにより、指定時間を定めることが可能であってもよい。
【0293】
例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信された特定の内容を有するメッセージ数が相対的に多い期間における再生速度が、サーバ装置に送信された特定の内容を有するメッセージ数が相対的に少ない期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。具体的には、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信された特定の内容を有するメッセージ数が基準メッセージ数以上となる期間における再生速度が、サーバ装置に送信された特定の内容を有するメッセージ数が基準メッセージ数よりも少なくなる期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。ここで、「特定の内容を有するメッセージ」とは、例えば、肯定的な意味を有するメッセージであってもよい。
【0294】
また、「メッセージに対する評価に関する情報」とは、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの各期間における、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた、肯定的な評価の回数に関する情報であってもよいし、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた、肯定的な評価の回数が、所定の評価回数以上となる期間に関する情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の過去の閲覧と関連して、配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた、肯定的な評価の回数が、端末装置のユーザにより指定された評価回数(以下、「指定評価回数」と称する場合がある)以上となる期間に関する情報であってもよい。以下では、「所定の評価回数」及び「指定評価回数」を、「基準評価回数」と総称する場合がある。
【0295】
なお、端末装置のユーザは、指定評価回数を定めることにより、配信動画の過去の閲覧と関連して配信動画を閲覧していた1または複数の外部装置からサーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた、肯定的な評価の回数が、指定評価回数以上となる期間として特定再生期間を定め、これにより、指定時間を定めることが可能であってもよい。
【0296】
例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた肯定的な評価の回数が相対的に多い期間における再生速度が、サーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた肯定的な評価の回数が相対的に少ない期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。具体的には、例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、サーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた肯定的な評価の回数が基準評価回数以上となる期間における再生速度が、サーバ装置に送信されたメッセージに対してなされた肯定的な評価の回数が基準評価回数よりも少なくなる期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。
【0297】
[付記3-4]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記3-1乃至3-3に記載のプログラムであって、前記取得部は、前記配信動画の管理者の指示に関する動画指示情報(例えば、ゲーム動画広告情報JK)を取得し、前記再生部は、前記配信動画の開始から終了までの期間において、前記配信動画を、前記動画指示情報に応じた再生速度に変更することで、前記再生動画を再生する、ことを特徴とする。
【0298】
本態様において、再生部は、配信動画の管理者の指示に関する動画指示情報に応じて配信動画の再生速度を変化させた再生動画を再生する。このため、本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画のうち管理者の指示する箇所に対する、端末装置のユーザによる注目度を高めることが可能となる。
【0299】
上記態様において、「動画指示情報」とは、例えば、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、配信動画の管理者が指示した期間である指示期間を示す情報であってもよいし、または、配信動画内におけるイベントのうち、配信動画の管理者が指示したイベントである指示イベントを示す情報であってもよい。
【0300】
例えば、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、指示期間における再生速度が、指示期間以外の期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。また、再生部は、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、指示イベントの進行期間における再生速度が、指示イベントの進行期間以外の期間における再生速度よりも遅くなるように、配信動画の再生速度を変更した再生動画を再生してもよい。
【0301】
[付記3-5]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記3-1乃至3-4に記載のプログラムであって、前記受付部は、前記配信動画の開始から終了までの時間長に対する、前記指定時間の比率を示す情報を、前記指定時間情報として受け付ける、ことを特徴とする。
【0302】
本態様によれば、端末装置のユーザは、配信動画の再生時間と、配信動画の配信速度とを、直観的に把握することが可能となる。
【0303】
[付記3-6]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記3-1乃至3-5に記載のプログラムであって、前記配信動画の開始から終了までの期間は、第1期間(例えば、低速再生期間TL)と、前記第1期間よりも前記配信動画の再生速度が速い第2期間(例えば、高速再生期間TH)とを含み、前記受付部は、前記第1期間の時間長に関連する情報を、前記指定時間情報として受け付ける、ことを特徴とする。
【0304】
本態様によれば、端末装置のユーザは、第1期間の時間長に関連する情報を設定することで、指定時間を定めることができる。このため、本態様によれば、端末装置のユーザが、配信動画のうち再生速度を速めることなく閲覧することのできる時間長を決定することが可能となる。
【0305】
上記態様において、「第1期間の時間長に関連する情報」とは、例えば、第1期間の時間長を示す情報であってもよいし、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、第1期間以外の期間の時間長を示す情報であってもよいし、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、第1期間の占める時間的な割合を示す情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、第1期間の開始時間及び終了時間の一方若しくは両方を示す情報であってもよい。
【0306】
なお、上記態様において、配信動画の再生の開始から終了までの期間には、複数の第1期間が含まれていてもよい。この場合、上記態様において、「第1期間の時間長に関連する情報」とは、例えば、複数の第1期間の合計の時間長を示す情報であってもよいし、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、複数の第1期間以外の期間の時間長を示す情報であってもよいし、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、複数の第1期間の占める時間的な割合を示す情報であってもよいし、または、配信動画の再生の開始から終了までの期間のうち、複数の第1期間の各々の開始時間及び終了時間の一方若しくは両方を示す情報であってもよい。
【0307】
[付記3-7]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記3-1乃至3-5に記載のプログラムであって、前記配信動画の開始から終了までの期間は、第1期間と、前記第1期間よりも前記配信動画の再生速度が速い第2期間とを含み、前記再生部は、前記指定時間情報に基づいて、前記第2期間における前記配信動画の再生速度を決定する、ことを特徴とする。
【0308】
本態様によれば、再生部は、指定時間情報に基づいて、第2期間における配信動画の再生速度を決定する。すなわち、本態様によれば、配信部は、ユーザが指定する指定時間が短くなる場合に、第1期間における配信動画の再生速度を変更することなく、第2期間における配信動画の配信速度を速めることで、配信動画の再生時間が指定時間となるように、第2期間における配信動画の再生速度が変更された再生動画を再生する。このため、本態様によれば、第2期間において配信動画が予め定められた再生速度で再生される態様と比較して、端末装置のユーザによる、第1期間の設定の自由度を高くすることが可能となる。
【0309】
[付記3-8]
本発明の他の態様に係るプログラム(例えば、制御プログラムPGS-B)は、端末装置(例えば、端末装置70B)と通信可能なサーバ装置(例えば、動画配信サーバ50B)のプロセッサ(例えば、プロセッサ5001)を、前記端末装置で再生可能な配信動画(例えば、配信用ゲーム動画DH)を示す配信動画情報(例えば、配信用ゲーム動画情報JDH)を管理する管理部(例えば、動画管理部514)と、前記端末装置のユーザ(例えば、ユーザUt)が指定する指定時間(例えば、ユーザ指定再生時間Ty)に関連する指定時間情報(例えば、ユーザ指定再生時間情報JTy)を受け付ける受付部(例えば、ユーザ指定情報受付部522)と、前記配信動画の開始から終了までの期間(例えば、標準再生期間TWx)において前記配信動画の再生速度を変化させることで、前記配信動画の開始から終了までの時間長が前記指定時間に基づく時間となるように、前記配信動画を変更した再生動画(例えば、再生用ゲーム動画DS)を示す再生動画情報(例えば、再生用ゲーム動画情報JDS)を生成する動画生成部(例えば、再生用動画情報生成部521)と、前記端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部(例えば、動画配信部515)と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0310】
本態様において、動画生成部は、配信動画の再生速度を変化させることで、配信動画の再生時間を指定時間に基づく時間長に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する。すなわち、本態様において、端末装置のユーザは、配信動画の再生時間が指定時間となるように配信動画の再生速度を変更するための端末装置の操作を行うことなく、配信動画の再生時間が指定時間となるように配信動画の再生速度が変更された再生動画を閲覧することが可能となる。従って、本態様によれば、配信部が、管理部により管理されている配信動画情報を配信する態様と比較して、配信動画の再生時間の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0311】
[付記3-9]
本発明の一態様に係る端末装置は、サーバ装置と通信可能な端末装置であって、前記端末装置で再生可能な配信動画を示す配信動画情報を、前記サーバ装置から取得する取得部と、前記端末装置のユーザが指定する指定時間に関連する指定時間情報を受け付ける受付部と、前記配信動画の開始から終了までの期間において前記配信動画の再生速度を変化させることで、前記配信動画の開始から終了までの時間長が前記指定時間に基づく時間となるように、前記配信動画を変更した再生動画を再生する再生部と、を備える、ことを特徴とする。
【0312】
本態様において、再生部は、配信動画の再生速度を変化させることで、配信動画の再生時間を指定時間に基づく時間長に変更した再生動画を再生する。従って、本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生時間の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0313】
[付記3-10]
本発明の他の態様に係るサーバ装置は、端末装置と通信可能なサーバ装置であって、前記端末装置で再生可能な配信動画を示す配信動画情報を管理する管理部と、前記端末装置のユーザが指定する指定時間に関連する指定時間情報を受け付ける受付部と、前記配信動画の開始から終了までの期間において前記配信動画の再生速度を変化させることで、前記配信動画の開始から終了までの時間長が前記指定時間に基づく時間となるように、前記配信動画を変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する動画生成部と、前記端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、を備える、ことを特徴とする。
【0314】
本態様において、動画生成部は、配信動画の再生速度を変化させることで、配信動画の再生時間を指定時間に基づく時間長に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する。従って、本態様によれば、配信部が、管理部により管理されている配信動画情報を配信する態様と比較して、配信動画の再生時間の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0315】
[付記3-11]
本発明の一態様に係る端末装置の制御方法は、サーバ装置と通信可能な端末装置のプロセッサを、前記端末装置で再生可能な配信動画を示す配信動画情報を、前記サーバ装置から取得する取得部と、前記端末装置のユーザが指定する指定時間に関連する指定時間情報を受け付ける受付部と、前記配信動画の開始から終了までの期間において前記配信動画の再生速度を変化させることで、前記配信動画の開始から終了までの時間長が前記指定時間に基づく時間となるように、前記配信動画を変更した再生動画を再生する再生部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0316】
本態様において、再生部は、配信動画の再生速度を変化させることで、配信動画の再生時間を指定時間に基づく時間長に変更した再生動画を再生する。従って、本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生時間の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0317】
[付記3-12]
本発明の他の態様に係るサーバ装置の制御方法は、端末装置と通信可能なサーバ装置のプロセッサを、前記端末装置で再生可能な配信動画を示す配信動画情報を管理する管理部と、前記端末装置のユーザが指定する指定時間に関連する指定時間情報を受け付ける受付部と、前記配信動画の開始から終了までの期間において前記配信動画の再生速度を変化させることで、前記配信動画の開始から終了までの時間長が前記指定時間に基づく時間となるように、前記配信動画を変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する動画生成部と、前記端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0318】
本態様において、動画生成部は、配信動画の再生速度を変化させることで、配信動画の再生時間を指定時間に基づく時間長に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する。従って、本態様によれば、配信部が、管理部により管理されている配信動画情報を配信する態様と比較して、配信動画の再生時間の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0319】
[付記3-13]
本発明の他の態様に係る配信システム(例えば、配信システムSysH-B)は、端末装置と通信可能な配信システムであって、前記端末装置で再生可能な配信動画を示す配信動画情報を管理する管理部と、前記端末装置のユーザが指定する指定時間に関連する指定時間情報を受け付ける受付部と、前記配信動画の開始から終了までの期間において前記配信動画の再生速度を変化させることで、前記配信動画の開始から終了までの時間長が前記指定時間に基づく時間となるように、前記配信動画を変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する動画生成部と、前記端末装置において前記再生動画を再生するために、前記端末装置に対して、前記再生動画情報を配信する配信部と、を備える、ことを特徴とする。
【0320】
本態様において、動画生成部は、配信動画の再生速度を変化させることで、配信動画の再生時間を指定時間に基づく時間長に変更した再生動画を示す再生動画情報を生成する。従って、本態様によれば、配信部が、管理部により管理されている配信動画情報を配信する態様と比較して、配信動画の再生時間の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【0321】
[付記3-14]
本発明の他の態様に係る表示システム(例えば、情報処理システムSys)は、端末装置で再生可能な配信動画を示す配信動画情報を管理する管理部と、前記端末装置のユーザが指定する指定時間に関連する指定時間情報を受け付ける受付部と、前記配信動画の開始から終了までの期間において前記配信動画の再生速度を変化させることで、前記配信動画の開始から終了までの時間長が前記指定時間に基づく時間となるように、前記配信動画を変更した再生動画を再生する再生部と、を備える、ことを特徴とする。
【0322】
本態様において、再生部は、配信動画の再生速度を変化させることで、配信動画の再生時間を指定時間に基づく時間長に変更した再生動画を再生する。従って、本態様によれば、再生部が配信動画の再生速度を変更することなく再生する態様と比較して、配信動画の再生時間の変更に係る端末装置のユーザの手間を低減することが可能となる。
【符号の説明】
【0323】
10…ゲーム装置、11…制御部、13…記憶部、14…操作部、15…通信部、20…表示装置、21-m…表示部、30…動画編集装置、50…動画配信サーバ、51…制御部、53…記憶部、55…通信部、70…端末装置、71…制御部、73…記憶部、74…操作部、75…通信部、76…表示部、111…ゲーム制御部、112…ゲーム進行部、113…表示用動画情報生成部、511…動画情報取得部、512…配信用動画情報取得部、513…ゲームイベント情報取得部、514…動画管理部、515…動画配信部、516…ゲーム動画閲覧情報生成部、711…動画情報取得部、712…配信用動画情報取得部、713…動画特性情報取得部、714…動画再生部、715…操作受付部、1001…プロセッサ、1003…記憶装置、1004…操作装置、1005…通信装置、5001…プロセッサ、5003…記憶装置、5005…通信装置、7001…プロセッサ、7003…記憶装置、7004…タッチパネル、7005…通信装置、Sys…情報処理システム、SysG…ゲームシステム、SysH…配信システム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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図11
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