(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-13
(45)【発行日】2023-11-21
(54)【発明の名称】物品注文システム、管理サーバ、物品注文方法、及び、物品注文プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20231114BHJP
G06Q 50/20 20120101ALI20231114BHJP
【FI】
G06Q30/0601
G06Q50/20
(21)【出願番号】P 2020112831
(22)【出願日】2020-06-30
【審査請求日】2022-04-14
(73)【特許権者】
【識別番号】390029148
【氏名又は名称】大王製紙株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】上村 卓矢
(72)【発明者】
【氏名】光本 宏
(72)【発明者】
【氏名】酒井 雅貴
【審査官】阿部 潤
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-026991(JP,A)
【文献】特開2003-008786(JP,A)
【文献】特表2018-524738(JP,A)
【文献】特開2001-290990(JP,A)
【文献】特開2003-099655(JP,A)
【文献】特開2003-084957(JP,A)
【文献】特開平11-85841(JP,A)
【文献】特開2002-245273(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供し、かつ、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する管理サーバと、
ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する
複数のECサーバと、
を備え、
前記管理サーバは、
前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付部と、
前記注文受付部により受け付けた前記注文の情報を前記
複数のECサーバ
のうち前記注文に該当する一のECサーバに送信する注文送信部と、
前記注文受付部により受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成して記憶するデータベースと、
前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整する使用料調整部と、
を有し、
前記
複数のECサーバは、前記管理サーバの前記注文送信部により送信された前記注文の情報に基づき、前記登録施設への物品の発送処理を行う発送処理部を有
し、
前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行う、
物品注文システム。
【請求項2】
登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供する管理サーバと、
ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供し、かつ、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する
複数のECサーバと、
を備え、
前記
複数のECサーバは、
前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付部と、
前記注文受付部により受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設への物品の発送処理を行う発送処理部と、
前記管理サーバに前記注文受付部により受け付けた前記注文の情報を送信する注文送信部と、
を有し、
前記管理サーバは、
前記
複数のECサーバの前記注文送信部により送信された前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成して記憶するデータベースと、
前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整する使用料調整部と、
を有
し、
前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行う、
物品注文システム。
【請求項3】
前記ECサーバは、前記保育・教育施設管理サービスの登録を行う登録サービスを提供する、
請求項1または2に記載の物品注文システム。
【請求項4】
前記管理サーバは、前記データベースに記憶されている複数の前記登録施設の前記物品購入履歴の情報を分析する分析部を有する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の物品注文システム。
【請求項5】
前記管理サーバは、前記分析部による分析結果を前記販売サイトで取り扱われる物品のメーカー、または、前記登録施設に提供する、
請求項4に記載の物品注文システム。
【請求項6】
前記分析結果は、前記登録施設の規模に応じた前記物品の購入傾向、の他の登録施設との購入金額及び購入物品の比較、前記登録施設のいずれかによる物品の購入事例及び活用事例、並びに前記登録施設ごとの購入履歴に基づく物品購入のアドバイスの少なくとも1つを含む、
請求項5に記載の物品注文システム。
【請求項7】
前記管理サーバは、前記データベースに記憶される前記登録施設の前記物品購入履歴を利用して、当該登録施設用の備品等の購入金額の監査報告書、または、購入明細書を作成する書面作成部を備える、
請求項1~6のいずれか1項に記載の物品注文システム。
【請求項8】
前記管理サーバは、前記データベースに記憶される前記登録施設の前記物品購入履歴に基づく情報を、当該登録施設に通う児童の保護者に提供する、
請求項1~7のいずれか1項に記載の物品注文システム。
【請求項9】
前記管理サーバは、前記データベースに記憶される前記登録施設の前記物品購入履歴に基づき、所定期間ごとに必要な物品と数量を含む定期発注情報を算出し、前記定期発注情報に基づき定期的に自動発注を行うか、または、追加発注を勧める内容を前記登録施設に報知する、
請求項1~8のいずれか1項に記載の物品注文システム。
【請求項10】
前記管理サーバは、前記登録施設における購入済物品の在庫状況を監視し、前記在庫状況に基づいて前記登録施設に保管されている前記購入済物品が所定数以下となった場合に、追加発注を促すアラートを前記登録施設に報知する、
請求項1~9のいずれか1項に記載の物品注文システム。
【請求項11】
登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供する管理サーバであって、
当該管理サーバは、
前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供するものであり、
前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付部と、
前記注文受付部により受け付けた前記注文の情報を、ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する
複数のECサーバ
のうち前記注文に該当する一のECサーバに送信する注文送信部と、
前記注文受付部により受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成して記憶するデータベースと、
前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整する使用料調整部と、
を有
し、
前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行う、
管理サーバ。
【請求項12】
登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供し、かつ、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する管理サーバと、
ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する
複数のECサーバと、
を備える物品注文システムにおける物品注文方法であって、
前記管理サーバが、前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付けるステップと、
前記管理サーバが、受け付けた前記注文の情報を前記
複数のECサーバ
のうち前記注文に該当する一のECサーバに送信するステップと、
前記管理サーバが、受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成してデータベースに記憶するステップと、
前記管理サーバが、前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整するステップと、
前記
複数のECサーバが、前記管理サーバから送信された前記注文の情報に基づき、前記登録施設への物品の発送処理を行うステップと、
前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行うステップと、
を含む物品注文方法。
【請求項13】
登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供する管理サーバと、
ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供し、かつ、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する
複数のECサーバと、
を備える物品注文システムにおける物品注文方法であって、
前記
複数のECサーバが、前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付けるステップと、
前記
複数のECサーバが、受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設への物品の発送処理を行うステップと、
前記
複数のECサーバが、受け付けた前記注文の情報を前記管理サーバに送信するステップと、
前記管理サーバが、前記
複数のECサーバから送信された前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成してデータベースに記憶するステップと、
前記管理サーバが、前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整するステップと、
前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行うステップと、
を含む物品注文方法。
【請求項14】
登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供する管理サーバにおける物品注文方法であって、
前記管理サーバが、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供するステップと、
前記管理サーバが、前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付部と、
前記管理サーバが、受け付けた前記注文の情報を、ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する
複数のECサーバ
のうち前記注文に該当する一のECサーバに送信するステップと、
前記管理サーバが、受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成してデータベースに記憶するステップと、
前記管理サーバが、前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整するステップと、
前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行うステップと、
を含む物品注文方法。
【請求項15】
登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供し、かつ、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する管理サーバと、
ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する
複数のECサーバと、
を備える物品注文システムにおいて、
前記管理サーバに、
前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付機能と、
前記注文受付機能により受け付けた前記注文の情報を前記
複数のECサーバ
のうち前記注文に該当する一のECサーバに送信する注文送信機能と、
前記注文受付機能により受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成してデータベースに記憶する機能と、
前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整する使用料調整機能と、
を実現させ、
前記
複数のECサーバに、
前記管理サーバの前記注文送信機能により送信された前記注文の情報に基づき、前記登録施設への物品の発送処理を行う発送処理機能
を実現させ
、
前記管理サーバに、
前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行う請求機能
を実現させるための物品注文プログラム。
【請求項16】
登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供する管理サーバと、
ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供し、かつ、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する
複数のECサーバと、
を備える物品注文システムにおいて、
前記
複数のECサーバに、
前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付機能と、
前記注文受付機能により受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設への物品の発送処理を行う発送処理機能と、
前記管理サーバに前記注文受付機能により受け付けた前記注文の情報を送信する注文送信機能と、
を実現させ、
前記管理サーバに、
前記
複数のECサーバの前記注文送信機能により送信された前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成してデータベースに記憶する機能と、
前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整する使用料調整機能と、
前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行う請求機能と、
を実現させるための物品注文プログラム。
【請求項17】
登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供する管理サーバに、
前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する機能と、
前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付機能と、
前記注文受付機能により受け付けた前記注文の情報を、ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する
複数のECサーバ
のうち前記注文に該当する一のECサーバに送信する注文送信機能と、
前記注文受付機能により受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成してデータベースに記憶する機能と、
前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整する使用料調整機能と、
前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行う請求機能と、
を実現させるための物品注文プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、物品注文システム、管理サーバ、物品注文方法、及び、物品注文プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、保育園などの保育・教育施設向けに、登降園管理や保護者との情報伝達などの保育・教育に係る各種業務にICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)を導入して業務効率の改善がなされている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、保育園などの保育・教育施設では、例えば文具事務用品、教材、おむつなどの日用消耗品、食品など、保育・教育活動に係るさまざまな物品を準備する必要があり、これらの物品の注文を一括化して業務負担を軽減したいというニーズがある。
【0005】
一方、特許文献1などに記載される保育活動や教育活動の管理システムを利用するためには、利用したい機能に応じて年会費や月会費などの費用を支払うのが一般的であり、施設へのシステム導入には業務負担軽減効果とコストとの兼ね合いを考慮する必要がある。
【0006】
本開示は、保育・教育施設の備品類の注文負荷を軽減でき、かつ、保育・教育活動の管理システムの導入を促進できる物品注文システム、管理サーバ、物品注文方法、及び、物品注文プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態の一観点に係る物品注文システムは、登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供し、かつ、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する管理サーバと、ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する複数のECサーバと、を備え、前記管理サーバは、前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付部と、前記注文受付部により受け付けた前記注文の情報を前記複数のECサーバのうち前記注文に該当する一のECサーバに送信する注文送信部と、前記注文受付部により受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成して記憶するデータベースと、前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整する使用料調整部と、を有し、前記複数のECサーバは、前記管理サーバの前記注文送信部により送信された前記注文の情報に基づき、前記登録施設への物品の発送処理を行う発送処理部を有し、前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行う。
【0008】
同様に、本発明の実施形態の一観点に係る物品注文システムは、登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供する管理サーバと、ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供し、かつ、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する複数のECサーバと、を備え、前記複数のECサーバは、前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付部と、前記注文受付部により受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設への物品の発送処理を行う発送処理部と、前記管理サーバに前記注文受付部により受け付けた前記注文の情報を送信する注文送信部と、を有し、前記管理サーバは、前記複数のECサーバの前記注文送信部により送信された前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成して記憶するデータベースと、前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整する使用料調整部と、を有し、前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行う。
【0009】
同様に、本発明の実施形態の一観点に係る管理サーバは、登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供する管理サーバであって、当該管理サーバは、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供するものであり、前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付部と、前記注文受付部により受け付けた前記注文の情報を、ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する複数のECサーバのうち前記注文に該当する一のECサーバに送信する注文送信部と、前記注文受付部により受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成して記憶するデータベースと、前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整する使用料調整部と、を有し、前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行う。
【0010】
同様に、本発明の実施形態の一観点に係る物品注文方法は、登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供し、かつ、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する管理サーバと、ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する複数のECサーバと、を備える物品注文システムにおける物品注文方法であって、前記管理サーバが、前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付けるステップと、前記管理サーバが、受け付けた前記注文の情報を前記複数のECサーバのうち前記注文に該当する一のECサーバに送信するステップと、前記管理サーバが、受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成してデータベースに記憶するステップと、前記管理サーバが、前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整するステップと、前記複数のECサーバが、前記管理サーバから送信された前記注文の情報に基づき、前記登録施設への物品の発送処理を行うステップと、前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行うステップと、を含む。
【0011】
同様に、本発明の実施形態の一観点に係る物品注文方法は、登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供する管理サーバと、ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供し、かつ、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する複数のECサーバと、を備える物品注文システムにおける物品注文方法であって、前記複数のECサーバが、前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付けるステップと、前記複数のECサーバが、受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設への物品の発送処理を行うステップと、前記複数のECサーバが、受け付けた前記注文の情報を前記管理サーバに送信するステップと、前記管理サーバが、前記複数のECサーバから送信された前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成してデータベースに記憶するステップと、前記管理サーバが、前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整するステップと、前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行うステップと、を含む。
【0012】
同様に、本発明の実施形態の一観点に係る物品注文方法は、登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供する管理サーバにおける物品注文方法であって、前記管理サーバが、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供するステップと、前記管理サーバが、前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付部と、前記管理サーバが、受け付けた前記注文の情報を、ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する複数のECサーバのうち前記注文に該当する一のECサーバに送信するステップと、前記管理サーバが、受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成してデータベースに記憶するステップと、前記管理サーバが、前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整するステップと、前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行うステップと、を含む。
【0013】
同様に、本発明の実施形態の一観点に係る物品注文プログラムは、登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供し、かつ、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する管理サーバと、ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する複数のECサーバと、を備える物品注文システムにおいて、前記管理サーバに、前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付機能と、前記注文受付機能により受け付けた前記注文の情報を前記複数のECサーバのうち前記注文に該当する一のECサーバに送信する注文送信機能と、前記注文受付機能により受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成してデータベースに記憶する機能と、前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整する使用料調整機能と、を実現させ、前記複数のECサーバに、前記管理サーバの前記注文送信機能により送信された前記注文の情報に基づき、前記登録施設への物品の発送処理を行う発送処理機能を実現させ、前記管理サーバに、前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行う請求機能を実現させる。
【0014】
同様に、本発明の実施形態の一観点に係る物品注文プログラムは、登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供する管理サーバと、ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供し、かつ、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する複数のECサーバと、を備える物品注文システムにおいて、前記複数のECサーバに、前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付機能と、前記注文受付機能により受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設への物品の発送処理を行う発送処理機能と、前記管理サーバに前記注文受付機能により受け付けた前記注文の情報を送信する注文送信機能と、を実現させ、前記管理サーバに、前記複数のECサーバの前記注文送信機能により送信された前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成してデータベースに記憶する機能と、前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整する使用料調整機能と、前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行う請求機能と、を実現させる。
【0015】
同様に、本発明の実施形態の一観点に係る物品注文プログラムは、登録されている保育・教育施設に関する情報の管理を行う保育・教育施設管理サービスを提供する管理サーバに、前記保育・教育施設管理サービスに登録されている保育・教育施設である登録施設に対して保育・教育活動に関する物品の販売サイトを提供する機能と、前記登録施設からの前記販売サイト経由の注文を受け付ける注文受付機能と、前記注文受付機能により受け付けた前記注文の情報を、ネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する複数のECサーバのうち前記注文に該当する一のECサーバに送信する注文送信機能と、前記注文受付機能により受け付けた前記注文の情報に基づき、前記登録施設の物品購入履歴を作成してデータベースに記憶する機能と、前記データベースに記憶される前記物品購入履歴を参照して、該物品購入履歴に係る一の前記登録施設の購入金額に応じて前記保育・教育施設管理サービスの使用料を調整する使用料調整機能と、前記複数のECサーバから前記管理サーバへ前記注文に関する請求情報が集約され、前記管理サーバが前記登録施設に対して一括して請求を行う請求機能と、を実現させる。
【発明の効果】
【0016】
本開示によれば、保育・教育施設の備品類の注文負荷を軽減でき、かつ、管理システムの導入を促進できる物品注文システム、管理サーバ、物品注文方法、及び、物品注文プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】第1実施形態に係る物品注文システムの概略構成を示す図
【
図2】管理サーバ、ECサーバ、端末装置のハードウェア構成図
【
図3】第1実施形態の物品注文システムの物品注文処理のシーケンス図
【
図8】第2実施形態に係る物品注文システムの概略構成を示す図
【
図9】第2実施形態の物品注文システムの物品注文処理のシーケンス図
【
図10】ECサーバ上のショッピングサイトのメイン画面の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0019】
[第1実施形態]
図1~
図7を参照して第1実施形態について説明する。
【0020】
図1は、第1実施形態に係る物品注文システム1の概略構成を示す図である。
図1に示す物品注文システム1は、保育園、幼稚園、学童保育、小学校、中学校、塾、などの各種の保育・教育施設をサービスの対象とするものであり、以降では保育園をサービス対象として例示して説明する。
【0021】
図1に示すように、物品注文システム1は、管理サーバ2と、ECサーバ3と、端末装置4とを備える。管理サーバ2と、ECサーバ3と、端末装置4とは、インターネットやイントラネットなどのネットワーク回線を介して相互に通信可能に接続されている。
【0022】
管理サーバ2は、登録されている保育園に関する情報の管理を行う保育園管理サービス5(以降では「保育園システム5」とも表記する)を提供する。保育園システム5は、登降園管理、緊急時の保護者への連絡、保育に関する情報の提供、行事に関する連絡、などの保育に関する各種業務や活動を支援して効率や負荷を改善するためのシステムであり、現在さまざまなサービスが既に提供されている。
【0023】
保育園システム5では、このサービスに登録されている保育園(登録保育園)7が、PCやタブレットなどの端末装置4を介してインターネット経由で管理サーバ2にアクセスすることで、保育園システム5が提供する各種サービスを利用できる。また、登録保育園7は、保育園システム5のサービス提供者に所定期間あたり(月単位や年単位)の使用料を支払うことで、保育園システム5に登録され、保育園システム5を自由に利用することができる。
【0024】
本実施形態では、既存の保育園システム5に、新たに保育園用物品販売サイト6(以下では単に「販売サイト6」とも表記する)が設けられている。販売サイト6は、保育園システム5に登録されている保育園である登録保育園7(登録施設)に対して、保育活動に関する物品を販売するためのサイトである。
【0025】
販売サイト6で取り扱われる商品としては、例えば教材(学習用ペーパー、製作素材、クラフトツール)、文具・事務用品、日用消耗品(ティッシュペーパ、トイレットペーパ、ペーパータオル、キッチンタオル、紙おむつ、おしりふき、生理用品、軽失禁ライナー、トイレクリーナー、フロアワイパー、除菌ウェットティッシュなど)、食品、などが挙げられる。これらの商品は、管理サーバ2の販売サイト6で注文が受け付けられると、提携先のECサーバ3にこの注文情報を送信されて、ECサーバ3経由で登録保育園7に配送される。
【0026】
販売サイト6は、例えばECサーバ3が提供するAPI(Application Programming Interface)を利用して、ECサーバ3とAPI連携をすることができる。これにより、管理サーバ2の保育園システム5において、物品注文用の機能を追加する作業負荷やコストを低減できる。
【0027】
ECサーバ3は、インターネットやイントラネットなどのネットワークを利用して物品の販売を行う販売サービスを提供する。この販売サービスは、電子商取引(Electronic Commerce:EC)に関するものであり、特に本実施形態では、Webサイトなどを通じて企業が消費者に商品を販売するネット通販(オンラインショップ)を含み、取り扱われる商品には電子情報以外にも実際の物体も含まれる。ECサーバ3は、例えばインターネット販売サービスを提供する企業ごとに設けられる。各企業の販売サービスで取り扱う商品群は異なっているため、管理サーバ2は、複数のEC企業と提携して、各社の複数のECサーバ3を利用することによって、販売サイト6で取り扱う商品群のバリエーションを容易に広げることができ、顧客のニーズに沿ったものにしやすくなる。例えば、文具類を取り扱うEC企業αと、食品を取り扱うEC企業βの2社と提携している場合には、販売サイト6で文具の注文を受けた場合にはEC企業αのECサーバ3に注文が送信され、EC企業αから商品が登録保育園7に納品される。また、販売サイト6で食品の注文を受けた場合にはEC企業βのECサーバ3に注文が送信され、EC企業βから商品が登録保育園7に納品される。
【0028】
つまり、管理サーバ2に設けられる保育園システム5の一機能としての保育園用物品販売サイト6は、保育活動に係る多種多様な商品の注文を一括で行うことができるポータルサイトとして登録保育園7に提供される。このようなポータルサイトを提供することによって、登録保育園7において備品類の注文負荷を軽減できる。
【0029】
管理サーバ2は、上記の物品注文に関する機能として、認証部21と、注文受付部22と、注文送信部23と、購入履歴データベース24と、使用料調整部25と、分析部26と、書面作成部27と、を有する。また、ECサーバ3は、発送処理部31を有する。
【0030】
認証部21は、登録保育園7のユーザが端末装置4を介して保育園システム5を利用する際のログイン認証を行う。
【0031】
注文受付部22は、登録保育園7からの販売サイト6経由の物品の注文を受け付ける。
【0032】
注文送信部23は、注文受付部22により受け付けた注文に関する情報をECサーバ3に送信する。
【0033】
購入履歴データベース24は、注文受付部22により受け付けた注文に関する情報に基づき、登録保育園7の物品購入履歴を作成して記憶する。購入履歴データベース24に記憶される物品購入履歴に関する情報としては、例えば、保育園ID、注文物品の商品名、注文物品のカテゴリ(分類、ジャンル)、購入金額、数量、注文日時、保育園の規模、保育園が所在する都道府県、市町村、地方などのエリア情報、年齢別の園児の数などの情報が紐付けて記憶される。
【0034】
使用料調整部25は、購入履歴データベース24に記憶される物品購入履歴を参照して、この物品購入履歴に係る一の登録保育園7の購入金額に応じて保育園システム5の使用料を調整する。なお、「使用料の調整」とは、例えば使用料の割り引き、使用料や購入物品の支払いに利用可能なポイントなどの特典の付与、商品等のおまけの配布、などの処理を含み、本実施形態の以降の説明では「使用料の割り引き」を例示して説明する。
【0035】
分析部26は、購入履歴データベース24に記憶されている複数の登録保育園7の物品購入履歴の情報を分析する。分析部26による分析結果は、登録保育園7の規模に応じた物品の購入傾向、一の登録保育園7と他の登録保育園7との購入金額及び購入物品の比較、登録保育園7のいずれかによる物品の購入事例及び活用事例、並びに登録保育園7ごとの購入履歴に基づく物品購入のアドバイス、の少なくとも1つを含む。なお、登録保育園の比較は、同規模の保育園同士を比較するのが好ましい。これにより、同規模の他の登録保育園との、特定の物品の購入金額の高低や、同一目的で購入している物品の差異、などの情報を提供できるので、登録保育園に物品注文の改善を促すことができる。なお、保育園の規模とは、例えば、園児の人数の合計や、園児の年齢別構成比、などによって定義できる。
【0036】
管理サーバ2は、分析部26による分析結果を、販売サイト6で取り扱われる物品のメーカー、または、登録保育園7に提供することもできる。また、管理サーバ2は、購入履歴データベース24に記憶される登録保育園7の物品購入履歴に基づく情報を、当該登録保育園7に通う児童の保護者に提供することもできる。
【0037】
書面作成部27は、購入履歴データベース24に記憶される登録保育園7の物品購入履歴を利用して、当該登録保育園7用の備品等の購入金額の監査報告書、または、購入明細書を作成する。
【0038】
発送処理部31は、管理サーバ2の注文送信部23により送信された注文の情報に基づき、登録保育園7への物品の発送処理を行う。
【0039】
図2は、管理サーバ2、ECサーバ3、端末装置4のハードウェア構成図である。
図2に示すように、管理サーバ2、ECサーバ3、端末装置4は、物理的には、CPU(Central Processing Unit)101、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)102およびROM(Read Only Memory)103、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置104、ディスプレイ等の出力装置105、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール106、補助記憶装置107、などを含むコンピュータシステムとして構成することができる。
【0040】
図1に示す管理サーバ2、ECサーバ3、端末装置4の各機能は、CPU101、RAM102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェア(物品注文プログラム)を読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信モジュール106、入力装置104、出力装置105を動作させるとともに、RAM102や補助記憶装置107におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。すなわち、本実施形態に係る物品注文プログラムをコンピュータ上で実行させることで、管理サーバ2は、
図1の認証部21、注文受付部22、注文送信部23、購入履歴データベース24、使用料調整部25、分析部26、書面作成部27として機能する。また、ECサーバ3は、発送処理部31として機能する。
【0041】
図3は、第1実施形態の物品注文システム1の物品注文処理のシーケンス図である。
【0042】
ステップS1において、端末装置4は、登録保育園7のユーザの操作に応じて保育園システム5へのログイン画面を表示する。本ステップでは、例えば、端末装置4が管理サーバ2へログイン画面の表示要求を送信し、これに応じて管理サーバ2がログイン画面を表示させるために必要な情報(例えばHTMLファイルなど)を端末装置4に送信し、端末装置4が管理サーバ2から受信した情報を用いて表示装置上にログイン画面を表示する。
【0043】
ステップS2では、端末装置4は、ユーザによるログイン画面への情報入力を受け付ける。
【0044】
ステップS3では、端末装置4は、入力された情報、具体的にはユーザが所属する登録保育園7の保育園IDとパスワードを管理サーバ2に送信する。なお、本実施形態では、登録保育園7は、予め保育園システム5の会員登録を管理サーバ2に対して申請し、保育園IDとパスワードの情報が付与されているものとする。
【0045】
ステップS4では、管理サーバ2の認証部21が、端末装置4から入力された情報を用いてユーザの認証判定を行う。認証部21は、例えば登録保育園7のIDとパスワードの情報が記録されたデータベースを有し、入力された情報をデータベースと照合して、一致する情報がデータベースに記録されていた場合に、ユーザを認証する。
【0046】
ステップS5では、認証部21は、ユーザが認証された旨のOK情報を端末装置4に送信する。
【0047】
ステップS6では、ユーザが認証されたのに応じて、保育園システム5のメイン画面51を表示する。
図4は、保育園システム5のメイン画面51の一例を示す図である。メイン画面51には、保育園システム5が登録保育園7に提供可能な各種サービスを実行するためのボタン郡52が表示されている。これらのボタン郡52の中に、本実施形態の販売サイト6に係る「ショッピング」ボタン52Aが含まれる。
【0048】
ステップS7では、メイン画面51において「ショッピング」ボタン52Aをクリック(またはタップ)するユーザ操作に応じて、端末装置4は、販売サイト6のメイン画面53に遷移して、メイン画面53を表示する。
図5は、販売サイト6のメイン画面53の一例を示す図である。
【0049】
ユーザは、
図5に示すメイン画面53から、検索機能や商品カテゴリごとの絞り込み機能を利用して、所望の物品を選択して、数量等の注文情報を入力する。
図3に戻り、ステップS8にて、端末装置4は、ユーザによる注文入力操作を受け付ける。
【0050】
ステップS9では、端末装置4は、入力された注文情報と、この注文を行った登録保育園7の保育園IDを含む情報を管理サーバ2に送信する。端末装置4から管理サーバ2に入力されたこれらの情報は、管理サーバ2の注文受付部22が受信する。
【0051】
ステップS10では、管理サーバ2の注文受付部22が、端末装置4から入力された情報を用いて購入履歴データベース24を更新する。
【0052】
ステップS11では、管理サーバ2の使用料調整部25が、更新された購入履歴データベース24の購入履歴情報を用いて、注文を行った登録保育園7の保育園システム5の使用料を割り引く処理を行う。例えば、月額の注文代金(または一定期間におけるその累計金額)が10万円を超えたら、購入金額に応じて付与されるステータスに応じて10%、20万円を超えたら20%の金額を、翌月の月額使用料から割り引き、割引後の金額を購入履歴データベース24や他のデータベースに記録する。
【0053】
ステップS12では、管理サーバ2の注文送信部23が、注文受付部22が受信した情報(保育園ID,注文情報)をECサーバ3に送信する。
【0054】
ステップS13では、ECサーバ3の発送処理部31が、注文情報に基づき、注文を行った登録保育園7あてに注文物品を発送する手続を行う。そして、ステップS14では、ECサーバ3経由で注文物品の納品が登録保育園7に対して行われる。
【0055】
また、ステップS15では、注文物品の費用請求が行われる。ECサーバ3から管理サーバ2へ請求情報が集約され、管理サーバ2が登録保育園7に対して一括して請求を行う。これにより、管理サーバ2の販売サイト6が複数のECサーバ3を利用する場合でも、登録保育園7には各サーバの請求が一括でされるので、登録保育園7の支払い手続きを簡略化できる。なお、この請求処理は、保育園システム5のシステム利用料と共に一括請求する構成でもよい。
【0056】
また、
図3には図示しないが、管理サーバ2では、ステップS10にて更新された購入履歴データベース24の購入履歴情報を用いて、分析部26による分析処理や、書面作成部27による監査報告書等の作成処理も併せて行うことができる。分析部26による分析結果や、書面作成部27による作成書面は、販売サイト6の画面上でのユーザ操作に応じてユーザに提供することができる。
【0057】
なお、ステップS11の使用料調整部25による使用料割り引き処理は、必ずしも購入履歴データベース24の更新のたびに行わなくてもよく、例えば使用料の請求が発生する所定期間ごとに(例えば使用料が月額の場合には月単位、年額の場合には年単位)行う構成でもよいし、販売サイト6の画面上でのボタン押下などのユーザからの指令に応じて行う構成でもよい。また、分析部26による分析処理や、書面作成部27による書面作成処理は、販売サイト6の画面上でのボタン押下などのユーザからの指令に応じて実施して処理結果を出力する構成でもよい。
【0058】
図6を参照して、購入履歴情報に基づく情報提示手法の一例を説明する。
図6は、購入履歴情報の表示画面54の一例を示す図である。
図6の表示画面54には、登録保育園7のある月の購入金額の総額が表示されている。この画面54は、例えば
図5のメイン画面53上の「注文履歴」ボタンを押下すると遷移できる。
【0059】
図6の画面54の下部には、「監査報告書作成」ボタン55や、「明細書作成」ボタン57が表示される。これらのボタン55、57をクリックすると、監査報告書や明細書が作成されてユーザに提供される。
図7は、作成された明細書59の一例を示す図である。
【0060】
同様に、
図6の画面54の下部には、「他保育園比較」ボタン56が表示されており、このボタン56をクリックすると、月額金額や、購入物品や数量などの情報を他の保育園と比較した結果を画面上で表示したり、書面として出力できる。この場合、比較結果の表示内容は、例えば
図7に例示した明細書59をベースとして、商品名は明細として出力せずに、カテゴリ名(大分類、中分類など)の表示に留める構成とするのが好ましい。
【0061】
なお、
図6には図示していないが、「他保育園比較」ボタン56と同様に、分析部26による購入履歴情報の分析結果に基づく他の情報を出力するためのボタンを設けることもできる。このような情報としては、例えば、週間や月間の累計購入金額や、カテゴリ別の購入金額、登録保育園7の規模に応じた物品の購入傾向、登録保育園7のいずれかによる物品の購入事例及び活用事例、登録保育園7ごとの購入履歴に基づく物品購入のアドバイス(例えば各登録保育園7におすすめの物品の情報を提供するなど)、アレルギー対策メニューの紹介、などが含まれる。
【0062】
また、協賛メーカーや、販売サイト6で取り扱われる物品のメーカー向けには、分析結果の情報として、地域別の保育園や、特定の条件を満たす保育園を検索してこれらの保育園の購入履歴情報を抽出する機能なども付加することもできる。
【0063】
また、登録保育園7に通う児童の保護者向けには、例えばSNSやEメール等を用いて、登録保育園7の物品購入履歴に基づく情報を提供することもできる。このような情報としては、例えば、保育園が購入して園内での活動で用いられている教材や文具の紹介、などが挙げられる。このような情報を保護者に提供することで、保護者が保育園で具体的にどのような物品が使われているのか把握でき、また、自宅でも同じものを購入して児童の教育に活用することもできる。また、分析部26による購入履歴情報の分析結果のすべてを保護者に公開せずに、保護者にとって役立つ情報に絞って提供してもよい。
【0064】
さらに、
図6の画面54には、使用料表示領域58を設けてもよい。使用料表示領域58には、登録保育園7の購入履歴情報に基づく月額使用料の情報が表示されて、ユーザに報知される。
図6の例では、使用料表示領域58に「お支払金額が10万円を超えたので、来月の月額使用料は10%割引です!」というメッセージが表示される。また、これらの割引率の情報は、表示画面54の上部右側の「ステータス」欄に表示してもよい。なお、ステータスに表示される割引率は、対象の登録保育園7の購入金額が加算されるのに応じて随時変動される。これにより、登録保育園7は物品購入に伴う特典を購入後に即座に把握できるので、登録保育園7の物品購入を促進できる。
【0065】
なお、上記の各種情報提供のためのボタン類55、56、57、58は、
図5に示した販売サイト6のメイン画面53に表示してもよいし、
図4に示した保育園システム5のメイン画面51に表示してもよい。
【0066】
また、物品注文システム1では、購入履歴データベース24の購入履歴情報を用いて、登録保育園7における物品の在庫管理も行うこともできる。
【0067】
例えば、管理サーバ2は、購入履歴データベース24に記憶される登録保育園7の物品購入履歴に基づき、所定期間ごとに必要な物品と数量を含む定期発注情報を算出し、定期発注情報に基づき定期的に自動発注を行うか、または、端末装置4などを利用して、追加発注を勧める内容を登録保育園7に報知することができる。
【0068】
例えば、管理サーバ2は、登録保育園7における購入済物品の在庫状況を監視し、在庫状況に基づいて登録保育園7に保管されている購入済物品が所定数以下となった場合に、端末装置4などを利用して、追加発注を促すアラートを登録保育園7に報知することもできる。在庫状況の監視手法としては、例えば販売サイト6で販売する物品にRFIDタグを付け、登録保育園7の倉庫入口などに設置されたRFIDアンテナからの情報を管理サーバ2が取得して、これらの取得情報を用いて在庫の増減を計数する構成が挙げられる。
【0069】
第1実施形態の物品注文システム1によれば、保育園システム5のサービスを提供する管理サーバ2と、インターネットショッピングのサービスを提供するECサーバ3とが連携することで、保育園システム5の登録保育園7は、保育活動に係る多種多様な商品の注文を一括で行うことが可能となるので、備品類の注文負荷を格段に軽減できる。また、販売サイト6が複数のECサーバ3が取り扱う物品の注文を受け付ける構成の場合には、複数のECサーバ3からの請求処理を、管理サーバ2の保育園システム5を経由して一括で行うことも可能となるので、登録保育園7の支払いの負荷も軽減できる。また、購入履歴データベース24に登録保育園7の物品購入履歴を蓄積することで、販売サイト6で取り扱う物品のメーカーや、保育園システム5に登録している保育園、保護者などに、有用な情報を提供することができる。
【0070】
さらに、従来の保育園システムでは、利用したい機能に応じて年会費や月会費などの費用を支払うのが一般的であり、保育園へのシステム導入には業務負担軽減効果とコストとの兼ね合いを考慮する必要があった。しかし本実施形態の物品注文システム1では、使用料調整部25により、一の登録保育園7の購入金額に応じて保育園システム5の使用料を割り引く機能を設けることによって、保育園システム5の利用に要するコストを実質的に低減でき、この結果、保育園システム5の導入を促進できることが期待できる。したがって、第1実施形態の物品注文システム1によれば、保育園の備品類の注文負荷を軽減でき、かつ、保育園システム5の導入を促進できる。
【0071】
[第2実施形態]
図8~
図10を参照して第2実施形態について説明する。
【0072】
図8は、第2実施形態に係る物品注文システム1Aの概略構成を示す図である。第2実施形態に係る物品注文システム1Aは、管理サーバ2と、ECサーバ3と、端末装置4とを備える点では第1実施形態と共通するが、保育園用物品販売サイト6が管理サーバ2ではなくECサーバ3にある点で第1実施形態と異なる。
【0073】
つまり第2実施形態では、保育園用物品販売サイト6の機能である認証部21A、注文受付部22、注文送信部23AがECサーバ3に設けられる。登録保育園7のユーザは、端末装置4を用いて、ECサーバ3のショッピングサイト内にある保育園用物品販売サイト6にアクセスして、物品の注文を行う。
【0074】
認証部21Aは、登録保育園7のユーザが端末装置4を介してECサーバ3の保育園用物品販売サイト6を利用する際のログイン認証を行う。
【0075】
注文送信部23Aは、注文受付部22により受け付けた注文に関する情報を管理サーバ2に送信する。
【0076】
管理サーバ2の購入履歴データベース24には、ECサーバ3の注文送信部23Aにより送信された注文の情報に基づき、登録保育園7の物品購入履歴が更新されて記憶される。
【0077】
図9は、第2実施形態の物品注文システム1Aの物品注文処理のシーケンス図である。
【0078】
ステップS21において、端末装置4は、登録保育園7のユーザの操作に応じて、ECサーバ3上のショッピングサイト内に設けられる、保育園システム5の登録者向けの保育園用物品販売サイト6へのログイン画面を表示する。本ステップでは、例えば、端末装置4がECサーバ3へログイン画面の表示要求を送信し、これに応じてECサーバ3がログイン画面を表示させるために必要な情報(例えばHTMLファイルなど)を端末装置4に送信し、端末装置4がECサーバ3から受信した情報を用いて表示装置上にログイン画面を表示する。
【0079】
図10は、ECサーバ3上のショッピングサイトのメイン画面32の一例を示す図である。
図10に示すように、メイン画面32では、既存のインターネットショッピングのホームページと同様に、このショッピングサイトで取り扱われる商品群のカテゴリなどの情報が表示される。さらに本実施形態では、このメイン画面32に、保育園システム専用サイトへの遷移ボタン33が表示される。このボタン33をクリックすることで、ステップS21の保育園用物品販売サイト6へのログイン画面が端末装置4に表示される。
【0080】
また、このメイン画面32では、保育園システムの申し込み手続きを行うサイトへの遷移ボタン34も表示することができる。これにより、保育園システム5をまだ利用していない保育園のユーザに対しても、保育園システム5への登録サービスを提供して登録を促すことができる。
【0081】
図9に戻り、ステップS22では、端末装置4は、ユーザによるログイン画面への情報入力を受け付ける。
【0082】
ステップS23では、端末装置4は、入力された情報、具体的にはユーザが所属する登録保育園7の保育園IDとパスワードをECサーバ3に送信する。
【0083】
ステップS24では、ECサーバ3の認証部21Aが、端末装置4から入力された情報を用いてユーザの認証判定を行う。
【0084】
ステップS25では、認証部21Aは、ユーザが認証された旨のOK情報を端末装置4に送信する。
【0085】
ステップS26では、ユーザが認証されたのに応じて、端末装置4は、ECサーバ3の保育園用物品販売サイト6のメイン画面を表示する。なお、このメイン画面は、
図5に示した第1実施形態の保育園システム5内の販売サイト6のメイン画面53と同様である。
【0086】
ユーザは、保育園用物品販売サイト6のメイン画面から、検索機能や商品カテゴリごとの絞り込み機能を利用して、所望の物品を選択して、数量等の注文情報を入力する。ステップS27にて、端末装置4は、ユーザによる注文入力操作を受け付ける。
【0087】
ステップS28では、端末装置4は、入力された注文情報と、この注文を行った登録保育園7の保育園IDを含む情報をECサーバ3に送信する。
【0088】
ステップS29では、ECサーバ3の発送処理部31が、注文情報に基づき、注文を行った登録保育園7あてに注文物品を発送する手続を行う。そして、ステップS30では、ECサーバ3経由で注文物品の納品が登録保育園7に対して行われる。
【0089】
ステップS31では、ECサーバ3の注文送信部23Aが、注文受付部22が受信した情報(保育園ID,注文情報)を管理サーバ2に送信する。
【0090】
ステップS32では、ECサーバ3から入力された注文情報を用いて、管理サーバ2の購入履歴データベース24の購入履歴情報が更新される。
【0091】
ステップS33では、管理サーバ2の使用料調整部25が、更新された購入履歴データベース24の購入履歴情報を用いて、注文を行った登録保育園7の保育園システム5の使用料を割り引く処理を行う。
【0092】
また、ステップS34では、注文物品の費用請求が行われる。ECサーバ3から管理サーバ2へ請求情報が集約され、管理サーバ2が登録保育園7に対して一括して請求を行う。これにより、管理サーバ2の販売サイト6が複数のECサーバ3を利用する場合でも、登録保育園7には各サーバの請求が一括でされるので、登録保育園7の支払い手続きを簡略化できる。なお、この請求処理は、保育園システム5のシステム利用料と共に一括請求する構成でもよい。
【0093】
また、
図9には図示しないが、第1実施形態と同様に、管理サーバ2では、ステップS32にて更新された購入履歴データベース24の購入履歴情報を用いて、分析部26による分析処理や、書面作成部27による監査報告書等の作成処理も併せて行うことができる。分析部26による分析結果や、書面作成部27による作成書面は、保育園システム5や販売サイト6の画面上でのユーザ操作に応じてユーザに提供することができる。
【0094】
第2実施形態に係る物品注文システム1Aも、第1実施形態と同様の特徴を備えるので、第1実施形態と同様に、保育園の備品類の注文負荷を軽減でき、かつ、保育園システム5の導入を促進できる。
【0095】
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
【0096】
上記実施形態では、管理サーバ2が保育園向けの管理サービス(保育園システム5)を提供し、物品注文システム1、1Aの対象ユーザを登録保育園7とする構成を例示しているが、管理サービスや物品注文システム1、1Aの対象ユーザは、保育園以外にも、幼稚園、学童保育、小学校、中学校、塾、などの各種の保育・教育施設を含む。本明細書では、これらの施設に提供する管理サービスを纏めて「保育・教育施設管理サービス」とも呼ぶ。保育・教育施設管理サービスの具体的なサービス内容は、上記実施形態の保育園システム5と同様である。
【0097】
また、上記実施形態の物品注文システム1、1Aは、保育・教育施設以外にも、例えば介護施設、福祉施設、医療施設など、施設管理サービス(保育園システム5に対応するサービス)と物品注文サービスとを併用する他の施設にも適用可能である。
【0098】
第1実施形態に示した管理サーバ2の保育園システム5経由で登録保育園7が物品の注文を行う構成と、第2実施形態に示したECサーバ3経由で登録保育園7が物品の注文を行う構成とを併用する構成でもよい。
【符号の説明】
【0099】
1、1A 物品注文システム
2 管理サーバ
3 ECサーバ
4 端末装置
5 保育園システム(保育・教育施設管理サービス)
6 保育園用物品販売サイト
7 登録保育園(登録施設)
22 注文受付部
23、23A 注文送信部
24 購入履歴データベース
25 使用料調整部
26 分析部
27 書面作成部
31 発送処理部