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  • 特許-スピニングリール 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-14
(45)【発行日】2023-11-22
(54)【発明の名称】スピニングリール
(51)【国際特許分類】
   A01K 89/01 20060101AFI20231115BHJP
【FI】
A01K89/01 E
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020086983
(22)【出願日】2020-05-18
(65)【公開番号】P2021180626
(43)【公開日】2021-11-25
【審査請求日】2023-04-04
(73)【特許権者】
【識別番号】000002439
【氏名又は名称】株式会社シマノ
(74)【代理人】
【識別番号】110000202
【氏名又は名称】弁理士法人新樹グローバル・アイピー
(72)【発明者】
【氏名】新妻 翔
【審査官】吉原 健太
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-068752(JP,A)
【文献】特開2009-065935(JP,A)
【文献】特開平11-000086(JP,A)
【文献】特開2005-253477(JP,A)
【文献】特開2013-146202(JP,A)
【文献】米国特許第05934586(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 89/00 - 89/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リール本体と、
前記リール本体に対して前後方向に移動可能に支持されたスプール軸と、
前記スプール軸に連結され、外周に釣り糸が巻き付けられるスプールと、
前記リール本体に回転可能に支持されたハンドルと、
前記リール本体に回転可能に支持され、前記ハンドルの回転が伝達されるピニオンギアと、
前記ピニオンギアに噛み合う第1大径ギアと、前記第1大径ギアよりも小径であり前記第1大径ギアと一体回転する第1小径ギアと、を有し、前記スプール軸と平行な第1軸回りに回転可能に設けられる第1中間ギアと、
前記第1小径ギアに噛み合う第2大径ギアと、前記第2大径ギアよりも小径であり前記第2大径ギアと一体回転する第2小径ギアと、を有し、前記第1軸と平行な第2軸回りに回転可能に設けられる第2中間ギアと、
前記第2小径ギアに噛み合う従動ギアと、前記従動ギアと一体回転するウォームシャフトと、を有し、前記スプール軸を前後方向に往復移動させる往復移動機構と、
を備える、
スピニングリール。
【請求項2】
前記リール本体は、筐体部と、釣り竿が装着される竿装着部と、前記筐体部と前記竿装着部とを連結する脚部と、を有し、
前記ウォームシャフトと前記第1軸の一方は、前記スプール軸の軸方向から見て、前記スプール軸よりも前記脚部に近接した位置に配置され、
前記ウォームシャフトと前記第1軸の他方は、前記スプール軸の軸方向から見て、前記スプール軸よりも前記脚部から離れた位置に配置されている、
請求項1に記載のスピニングリール。
【請求項3】
前記ウォームシャフトは、前記スプール軸の軸方向から見て、前記スプール軸よりも前記脚部に近接した位置に配置される、
請求項2に記載のスピニングリール。
【請求項4】
前記従動ギアは、前記スプール軸の軸方向において前記第2大径ギアよりも前記スプールから離れた位置に配置される、
請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリール。
【請求項5】
前記第2大径ギアのモジュールは、0.3以下である、
請求項1から4のいずれか1項に記載のスピニングリール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スピニングリールに関する。
【背景技術】
【0002】
スピニングリールは、スプールに釣り糸を均一に巻き付けるための往復移動機構を備えている。特許文献1に記載されている往復移動機構は、ハンドルの回転が伝達される従動ギアを有している。従動ギアには、スプールに釣り糸を密に巻き付けるための減速機構を介してハンドルの回転が伝達される。減速機構は、従動ギアに噛み合うウォームギアを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平11-86号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、減速機構が従動ギアに噛み合うウォームギアを有していない場合において、所望のギア比を得るために減速機構のギアを大型化させると、リール本体が大型化してしまう。
【0005】
本発明の課題は、リール本体の大型化を抑えつつ、スプールに釣り糸を密に巻き付け可能なスピニングリールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係るスピニングリールは、リール本体と、スプール軸と、スプールと、ハンドルと、ピニオンギアと、第1中間ギアと、第2中間ギアと、往復移動機構と、を備えている。スプール軸は、リール本体に対して前後方向に移動可能に支持されている。スプールは、スプール軸に支持され、外周に釣り糸が巻き付けられる。ハンドルは、リール本体に回転可能に支持されている。ピニオンギアは、リール本体に回転可能に支持され、ハンドルの回転が伝達される。第1中間ギアは、スプール軸と平行な第1軸回りに回転可能に設けられる。第1中間ギアは、ピニオンギアに噛み合う第1大径ギアと、第1大径ギアよりも小径であり第1大径ギアと一体回転する第1小径ギアと、を有している。第2中間ギアは、第1軸と平行な第2軸回りに回転可能に設けられる。第2中間ギアは、第1小径ギアに噛み合う第2大径ギアと、第2大径ギアよりも小径であり第2大径ギアと一体回転する第2小径ギアと、を有している。往復移動機構は、第2小径ギアに噛み合う従動ギアと、従動ギアと一体回転するウォームシャフトと、を有し、スプール軸を前後方向に往復移動させる。
【0007】
このスピニングリールでは、第1中間ギアと第1中間ギアに噛み合う第2中間ギアのそれぞれが段付きギアで構成されており、第1中間ギアと第2中間ギアを介してピニオンギアの回転が往復移動機構の従動ギアに伝達される。すなわち、従動ギアには、ピニオンギアの回転が第1中間ギアと第2中間ギアとによって大きく減速されて伝達される。さらに、第1中間ギア及び第2中間ギアの大型化が抑えられることで、リール本体の大型化を抑えつつ、往復移動機構によってスプールに釣り糸を密に巻き付けることが可能になる。
【0008】
リール本体は、筐体部と、釣り竿が装着される竿装着部と、筐体部と竿装着部とを連結する脚部と、を有してもよい。ウォームシャフトと第1軸の一方は、スプール軸の軸方向から見て、スプール軸よりも脚部に近接した位置に配置されてもよい。ウォームシャフトと第1軸の他方は、スプール軸の軸方向から見て、スプール軸よりも脚部から離れた位置に配置されてもよい。この場合は、第1軸とウォームシャフトとがスプール軸を挟んで配置されることになるので、リール本体の大型化を抑えつつ、第1中間ギア、第2中間ギア及びウォームシャフトなどをリール本体の内部において、スプール軸の軸方向から見てスプール軸の一方側に集約させることができる。
【0009】
ウォームシャフトは、スプール軸の軸方向から見て、スプール軸よりも脚部に近接した位置に配置されてもよい。この場合においても、リール本体の大型化を抑えつつ、第1中間ギア、第2中間ギア及びウォームシャフトなどをリール本体の内部において、スプール軸の軸方向から見てスプール軸の一方側に集約させることができる。
【0010】
従動ギアは、スプール軸の軸方向において第2大径ギアよりもスプールから離れた位置に配置されてもよい。この場合は、スプール軸の軸方向において、リール本体の小型化を図ることができる。
【0011】
第2大径ギアのモジュールは、0.3以下であってもよい。この場合は、往復移動機構によってよりスプールに釣り糸を密に巻き付けることが可能になる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、リール本体の大型化を抑えつつ、スプールに釣り糸を密に巻き付け可能なスピニングリールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】スピニングリールの側面図。
図2】スピニングリールの部分縦断面図。
図3】リール本体の筐体部を省いた状態でリール本体の内部を右側から見た図。
図4】ウォームシャフトと第1軸の位置関係を説明するための図。
図5】変形例に係るウォームシャフトと第1軸の位置関係を説明するための図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下の説明において、前後とは、釣りを行うときに、釣糸が繰り出される方向を前、その反対方向を後という。また、左右とは、スピニングリール100を後方から見たときの左右をいう。例えば、図1では、図1の左側が「前」、右側が「後」、紙面の手前側が「左」、締面の奥側が「右」である。また、図2に示すように、スプール軸3が延びる方向を軸方向という。
【0015】
本発明の一実施形態が採用されたスピニングリール100は、リール本体2と、スプール軸3と、スプール4と、ロータ5と、ハンドル6と、往復移動機構7と、減速機構8と、を備えている。
【0016】
リール本体2は、筐体部2aと、竿装着部2bと、脚部2cとを有している。筐体部2aは、一方の(ここでは左側)側方が開口している。図2に示すように、筐体部2aの内部には、往復移動機構7、減速機構8、ロータ5が駆動されるロータ駆動機構12(図3参照)などが収容されている。
【0017】
竿装着部2bは、釣り竿が装着される部分である。竿装着部2bは、リール本体2の上部に設けられており、前後方向に延びている。脚部2cは、上下方向に延びており、筐体部2aと竿装着部2bとを連結する。
【0018】
リール本体2は、筐体部2aの開口を覆う蓋部材2dと、筐体部2aの後方を覆うカバー部材2eと、を有している。
【0019】
スプール軸3は、前後方向に延びている。スプール軸3は、前後方向に移動可能にリール本体2に支持されている。
【0020】
スプール4は、外周に釣り糸が巻き付けられる部材である。スプール4は、スプール軸3に支持されている。詳細には、スプール4は、スプール軸3の先端に螺合する図示しないつまみ部材によりスプール軸3に固定されている。スプール4は、ハンドル6の回転に伴ってスプール軸3と一体的に軸方向に往復移動する。
【0021】
ロータ5は、スプール4に釣り糸を巻き付けるための部材である。ロータ5は、スプール軸3の軸回りに回転可能であり、ハンドル6の糸巻き取り方向の回転に応じて釣り糸をスプール4に巻き付ける。
【0022】
ハンドル6は、リール本体2に回転可能に支持されている。ハンドル6は、本実施形態ではリール本体2の左側部に設けられている。
【0023】
図3は、リール本体2の筐体部2aを省いた状態でリール本体2の内部を右側から見た図である。図3に示すように、ロータ駆動機構12は、駆動軸14と、駆動ギア16と、ピニオンギア18とを有している。駆動軸14は、筒状の軸であり、図示しない軸受によりリール本体2に回転可能に支持されている。駆動軸14は、左右方向に延びており、ハンドル6に一体回転可能に連結されている。
【0024】
駆動ギア16は、駆動軸14に連結されており、駆動軸14と一体的に回転する。詳細には、駆動軸14と駆動ギア16とは、単一の部材によって構成されている。駆動ギア16は、フェースギアであり、ピニオンギア18に噛み合う。ピニオンギア18は、筒状の軸であり、スプール軸3の軸回りに配置されている。ピニオンギア18は、ロータ5に一体回転可能に連結されている。ピニオンギア18は、リール本体2に配置される複数の軸受を介してリール本体2に回転可能に支持されている。ハンドル6の回転に伴い、駆動軸14及び駆動ギア16が回転して、駆動ギア16に噛み合うピニオンギア18が回転することで、ハンドル6の回転がロータ5に伝達される。
【0025】
往復移動機構7は、ハンドル6の回転に応じて、スプール4を軸方向に往復移動させる。往復移動機構7は、図2に示すように、ウォームシャフト21と、スライダ22と、ガイド軸23,24と、従動ギア25と、を有している。
【0026】
ウォームシャフト21は、リール本体2に配置される軸受を介してリール本体2に回転可能に支持されている。また、ウォームシャフト21は、駆動軸14よりも上方の位置で、スプール軸3に対して平行に配置されている。図4は、リール本体2の一部を前方から見た図である。図4に示すように、ウォームシャフト21は、軸方向から見てスプール軸3よりも脚部2cに近接した位置に配置されている。図3に示すように、ウォームシャフト21の外周面には、螺旋状の溝が形成されている。なお、図2では、ウォームシャフト21の螺旋状の溝の図示を省略している。
【0027】
スライダ22は、駆動軸14を挟んで上下に延びるとともに、駆動軸14の外周部に沿うように、略U字状に形成されている。スライダ22は、スプール軸3の後端に固定されている。スライダ22は、ウォームシャフト21の螺旋状の溝に係合する図示しない係合ピンを有している。
【0028】
ガイド軸23,24は、スライダ22の軸方向の往復移動を案内する。ガイド軸23は、ウォームシャフト21よりも上方でリール本体2に支持されており、スプール軸3に対して平行に配置されている。ガイド軸24は、駆動軸14よりも下方でリール本体2に支持されており、スプール軸3に対して平行に配置されている。なお、1本のガイド軸によってスライダ22の軸方向に移動を案内する構成であってもよい。例えば、ガイド軸24が省略されていてもよい。
【0029】
従動ギア25は、ウォームシャフト21に一体回転可能に連結されている。本実施形態では、従動ギア25は平歯車である。従動ギア25には、減速機構8を介してハンドル6の回転が伝達される。従動ギア25にハンドル6の回転が伝達されると、ウォームシャフト21が回転する。そして、ウォームシャフト21の回転に伴い、スライダ22の係合ピンがウォームシャフト21の螺旋状の溝に案内されることで、スライダ22とともにスプール軸3が軸方向に往復移動する。
【0030】
減速機構8は、ハンドル6の回転を減速させて従動ギア25に伝達する。詳細には、減速機構8は、ピニオンギア18の回転を減速させて従動ギア25に伝達する。減速機構8は、ピニオンギア18と従動ギア25との間の減速比が6程度になるように減速させることが好ましい。減速機構8は、第1中間ギア31と、第2中間ギア32と、を有している。
【0031】
第1中間ギア31は、スプール軸3と平行な第1軸33回りに回転可能に設けられる。第1軸33は、リール本体2に支持されている。第1軸33は、軸方向から見てスプール軸3よりも脚部2cから離れた位置に配置されている。すなわち、第1軸33は、軸方向から見てスプール軸3よりも下方に配置されている。第1軸33とウォームシャフト21とは、スプール軸3を上下方向に挟んで配置されている。第1中間ギア31は、リール本体2の筐体部2aの内部に設けられる機構支持部2fによって軸方向の移動が規制されている。第1中間ギア31は、第1大径ギア31aと、第1小径ギア31bとを有している。第1大径ギア31aは、はすば歯車であり、ピニオンギア18に噛み合う。第1大径ギア31aの直径は、従動ギア25の直径よりも小さい。
【0032】
第1小径ギア31bは、平歯車である。第1小径ギア31bは、第1大径ギア31aよりも小径であり、第1大径ギア31aと第1軸33回りに一体回転する。第1小径ギア31bは、第1大径ギア31aの前方に配置されている。本実施形態では、第1大径ギア31aと第1小径ギア31bとは、別体で構成されている。詳細には、第1小径ギア31bは、第1大径ギア31aの内周面に形成された非円形の孔に係合する係合部を後端に有しており、第1大径ギア31aに一体回転可能に連結されている。なお、第1小径ギア31bは、第1大径ギア31aと一体に形成されていてもよい。
【0033】
第2中間ギア32は、第1軸33と平行な第2軸34回りに回転可能に設けられる。第2軸34は、スプール軸3に対して平行に配置されている。第2軸34は、軸方向から見てスプール軸3よりも上方に配置されている。第2軸34は、リール本体2に支持されている。第2中間ギア32は、機構支持部2fによって軸方向の移動が規制されている。第2中間ギア32は、第2大径ギア32aと、第2小径ギア32bとを有している。第2大径ギア32a及び第2小径ギア32bは、平歯車である。第2大径ギア32aは、第1小径ギア31bに噛み合う。第2大径ギア32aの直径は、第1大径ギア31aの直径よりも大きく、従動ギア25の直径よりも小さい。第2大径ギア32aは、従動ギア25よりも前方に配置されている。すなわち、従動ギア25は、軸方向において第2大径ギア32aよりもスプール4から離れた位置に配置されている。第2大径ギア32aは、軸方向から見て従動ギア25及び第1大径ギア31aと重なる。第2大径ギア32aのモジュールは、0.3以下であることが好ましい。
【0034】
第2小径ギア32bは、第2大径ギア32aよりも小径であり、第2大径ギア32aと一体回転する。第2小径ギア32bは、第2大径ギア32aの後方に配置されている。第2小径ギア32bは、従動ギア25に噛み合う。本実施形態では、第2大径ギア32aと第2小径ギア32bとは、別体で構成されている。詳細には、第2小径ギア32bは、第2大径ギア32aの内周面に形成された非円形の孔に係合する係合部を前端に有しており、第2大径ギア32aに一体回転可能に連結されている。なお、第2小径ギア32bは、第2大径ギア32aと一体に形成されていてもよい。
【0035】
上記の構成のスピニングリール100では、減速機構8の第1中間ギア31と第2中間ギア32とによってピニオンギア18の回転が減速されて従動ギア25に伝達される。これにより、往復移動機構7の軸方向への移動速度を大きく低下させることができる。さらに、減速機構8が例えば中間ギアを一つだけ備える場合に比べて、減速機構8の大型化を抑えることができる。すなわち、第1中間ギア31及び第2中間ギア32の大型化が抑えられることで、リール本体2の大型化を抑えつつ、往復移動機構7によってスプール4に釣り糸を密に巻き付けることが可能になる。
【0036】
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、ハンドル6は、リール本体2の右側部に配置されてもよい。
【0037】
前記実施形態では、従動ギア25及び従動ギア25に噛み合う第2小径ギア32bは、平歯車であったが、これらをはすば歯車で構成してもよい。
【0038】
前記実施形態では、軸方向から見て、ウォームシャフト21がスプール軸3よりも脚部2cに近接した位置に配置され、第1軸33がスプール軸3よりも脚部2cから離れた位置に配置されていたが、これらの配置は変更されてもよい。例えば、図5に模式的に示すように、軸方向から見て、ウォームシャフト21がスプール軸3よりも脚部2cから離れた位置に配置あれ、第1軸33がスプール軸3よりも脚部2cに近接した位置に配置されていてもよい。
【符号の説明】
【0039】
2 リール本体
2a 筐体部
2b 竿装着部
2c 脚部
3 スプール軸
4 スプール
6 ハンドル
7 往復移動機構
18 ピニオンギア
21 ウォームシャフト
25 従動ギア
31 第1中間ギア
31a 第1大径ギア
31b 第1小径ギア
32 第2中間ギア
32a 第2大径ギア
32b 第2小径ギア
33 第1軸
34 第2軸
100 スピニングリール
図1
図2
図3
図4
図5