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  • 特許-連続戻り止め領域を有する締結具 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-14
(45)【発行日】2023-11-22
(54)【発明の名称】連続戻り止め領域を有する締結具
(51)【国際特許分類】
   F16B 25/10 20060101AFI20231115BHJP
   F16B 39/30 20060101ALI20231115BHJP
   F16B 33/02 20060101ALI20231115BHJP
【FI】
F16B25/10 Z
F16B39/30 Z
F16B33/02 A
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2021516438
(86)(22)【出願日】2019-09-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-11
(86)【国際出願番号】 US2019051248
(87)【国際公開番号】W WO2020060902
(87)【国際公開日】2020-03-26
【審査請求日】2021-07-26
(31)【優先権主張番号】16/137,502
(32)【優先日】2018-09-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506244375
【氏名又は名称】シンプソン ストロング タイ カンパニー インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョエル ハウク
【審査官】後藤 健志
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-036733(JP,A)
【文献】特開昭50-154656(JP,A)
【文献】特表平08-509537(JP,A)
【文献】特開昭61-211510(JP,A)
【文献】実開平04-133013(JP,U)
【文献】韓国公開特許第10-2014-0013295(KR,A)
【文献】米国特許第06332741(US,B1)
【文献】中国特許出願公開第105387047(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B 23/00-43/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
締結具であって、
長さを画定する第1の端部および第2の端部を有するシャンクと、
前記シャンクに設けられたねじ山であって、第1のねじ山角度を有する第1の領域と、第2のねじ山角度を有する第2の領域とを含み、前記ねじ山の少なくとも一部は、前記第1のねじ山角度を有する、前記ねじ山と、
前記ねじ山のそれぞれの巻きの間の前記シャンク内の弓状の戻り止め領域と、
を備え、
前記ねじ山の巻きはピッチを画定し、
弓状の前記戻り止め領域は、それぞれの巻きの間の中心に位置し、
それぞれの巻きの間の前記戻り止め領域の長さは、それぞれの巻きと前記戻り止め領域との間の分離領域の長さの2倍り大きい、締結具。
【請求項2】
前記戻り止めは、前記シャンクの円形断面によって前記ねじ山のそれぞれの巻きから分離されている、請求項1に記載の締結具。
【請求項3】
前記戻り止めは、平坦な各分離領域の、前記戻り止めの第1の側及び前記戻り止めの第2の側の円形断面によって、それぞれの巻きから分離されている、請求項1又は2に記載の締結具。
【請求項4】
前記シャンクは、谷径を有し、前記弓状の戻り止めの最下点は、前記シャンクの前記谷径よりも小さい低谷径を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の締結具。
【請求項5】
前記谷径は、前記低谷径の1.125倍り大きく、前記弓状の戻り止め領域は、約0.09インチの半径によって画定される、請求項4に記載の締結具。
【請求項6】
前記戻り止めと前記シャンクの円形断面との間の遷移部は、丸い縁部を含む、請求項5に記載の締結具。
【請求項7】
前記ねじ山の前記第1の領域は対称断面を有し、前記第2の領域は非対称断面を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の締結具。
【請求項8】
締結具であって、
第1の端部におけるリード端部と、第2の端部における頭部と、谷径を有する表面と、を有し、前記第1の端部および前記第2の端部が長さを画定する、シャンクと、
前記谷径よりも大きいねじ直径を有し、前記第1の端部と前記第2の端部の間の前記シャンクに配置された連続螺旋ねじと、
前記螺旋ねじの巻きの間に配置され、前記シャンクの谷径よりも小さい低谷径を有する連続螺旋弓状の戻り止め領域と、
を備え、
前記ねじ山の巻きはピッチを画定し、
弓状の前記戻り止め領域は、それぞれの巻きの間の中心に位置し、
それぞれの巻きの間の前記戻り止め領域の長さは、それぞれの巻きと前記戻り止め領域との間の分離領域の長さの2倍り大きい、締結具。
【請求項9】
前記戻り止めは、前記シャンクの前記表面の平坦な各分離領域によって、前記ねじ山のそれぞれの巻きから分離されている、請求項8に記載の締結具。
【請求項10】
前記弓状の戻り止めの最下点は、前記低谷径を有する、請求項9に記載の締結具。
【請求項11】
前記谷径は、前記低谷径の1.125倍り大きく、前記弓状戻り止め領域は、約0.09インチの半径によって画定される、請求項10に記載の締結具。
【請求項12】
前記戻り止めと前記シャンクの円形断面との間の遷移部は、丸い縁部を含む、請求項11に記載の締結具。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
締結具の設計は、異なる材料における締結具の特定の特性を改善するために用いられてきた。最終的に、締結具は、1つの材料を別の材料にしっかりとかつ効率的に結合する必要がある。ねじ式締結具は、一般に、その一端に先端があり、他端に頭部があるねじ付きシャンクを含む。頭部は、締結具を回転させるためのツールによって駆動されるようになっている。頭部の中には、締結された材料の中に埋め込まれるように設計されているものもあれば、頭部が結合された材料の表面の上に突出するように、材料に対して当たるように設計されているものもある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
締結される特定の材料に締結具が入ると、粒子が発生する。粒子は、締結具が材料の中を進行することを妨げることがある。
【課題を解決するための手段】
【0003】
ユニークな締結具を提供する技術が本明細書に記載される。締結具は、長さを画定する第1の端部および第2の端部を有するシャンクを含む。締結具はまた、シャンクに設けられたねじ山を含み、ねじ山は、第1のねじ山角度を有する第1の領域と、第2のねじ山角度を有する第2の領域とを含み、ねじ山の少なくとも一部は、第1のねじ山角度を有する。締結具はまた、ねじ山のそれぞれの巻きの間のシャンク内に弓状の戻り止め領域を含む。
【0004】
実施態様は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含んでもよい。戻り止めが、シャンクの円形断面によってねじ山のそれぞれの巻きから分離されている締結具。戻り止めが、平坦な各分離領域の、戻り止めの第1の側および第2の側の円形断面によって、それぞれの巻きから分離されている締結具。戻り止めが、1つの分離領域の長さの少なくとも2倍の長さを有する締結具。シャンクが谷径を有し、弓状の戻り止めの最下点が、シャンクの谷径よりも小さい低谷径を有する締結具。谷径が、低谷径よりも1.125倍大きい締結具。戻り止めとシャンクの円形断面との間の遷移部が、丸い縁部を含む締結具。弓状の戻り止め領域が、約0.09インチの半径によって画定される締結具。ねじ山の第1の領域が対称断面を有し、第2の領域が非対称断面を有する締結具。
【0005】
1つの一般的な態様は、第1の端部におけるリード端部と、第2の端部における頭部と、谷径を有する表面と、を有するシャンクを含む、締結具を含む。また、締結具は、谷径よりも大きいねじ直径を有し、第1の端部と第2の端部との間のシャンクに配置された連続螺旋ねじを含む。締結具はまた、螺旋ねじの巻きの間に配置され、シャンクの谷径よりも小さい低谷径を有する連続螺旋弓状の戻り止め領域を含む。
【0006】
実施態様は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含んでもよい。戻り止めが、シャンクの表面の平坦な各分離領域によって、ねじ山のそれぞれの巻きから分離されている締結具。戻り止めが、1つの分離領域の長さの少なくとも2倍の長さを有する締結具。弓状の戻り止めの最下点が、低谷径を有する締結具。谷径が、低谷径よりも1.125倍大きい締結具。弓状の戻り止め領域が、約0.09インチの半径によって画定される締結具。戻り止めとシャンクの円形断面との間の遷移部が、丸い縁部を含む締結具。ねじ山が、第1の端部に隣接する第1の領域において対称なねじ山角度を有し、第2の領域において非対称なねじ山角度を有する締結具であって、第1の領域のねじ山が、第2の領域の第2のねじ山角度よりも大きい第1のねじ山角度を有し、連続螺旋ねじの少なくとも一部が、鋸歯状縁部を含む締結具。
【0007】
この概要は、以下の「発明を実施するための形態」でさらに説明される概念の選択を簡略化された形態で紹介するために提供される。この発明の概要は、特許請求の範囲の重要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲を決定する助けとして使用されることを意図するものでもない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本技術による締結具の第1の実施形態の平面図を示し、図5にて拡大されている詳細Bの部分断面図を含む。
図2図2は、締結具の端面図を示す。
図3図3は、図2の線C-Cに沿った部分断面図である。
図4図4は、図1のA-A線に沿った断面図である。
図5図5は、図1の詳細領域Bの拡大部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書に記載される技術は、木材、複合材、または他の材料に要素を固定することを可能にする特徴を有し、改善された性能を提供する締結具である。
【0010】
この技術は、締結具が材料に挿入されたときに生成された粒子を除去するために、シャンク110内のダスト(またはくず)チャネル(または戻り止め)300と様々なねじ山角度を有する、ねじ付き締結具100を含む。ねじ山の第1の部分は、第1のねじ山角度A1で形成され、ねじ山の第2の部分は、第2のねじ山角度A2で形成される。一実施形態では、第1のねじ山角度は、第2のねじ山角度よりも大きく、締結具の先端部又は第1の端部においてねじ山に形成される。ねじ山の巻きの間には、ダストチャネルまたは戻り止め150が形成される。
【0011】
この技術は、図1~5に関して説明される。
【0012】
一実施形態では、締結具100は、先端部すなわち第1の端部に先端115を有し、頭端部すなわち第2の端部に頭部125を有するシャンク110を含む。シャンク110は、ねじ領域120と非ねじ領域122とを含む。連続螺旋ねじ山130は、先端115から第2の端部に向かって形成され、第1の端部で始まり、第1のねじ山領域116を第2の端部に向かって延びる第1の対称なねじ山角度A1と、第1のねじ山角度に連続し、第2のねじ山領域118を第1の端部から第2の端部に向かって延びる第2の非対称なねじ山角度A2とを有する。第1のねじ山角度A1は第2のねじ山角度A2より大きく、非対称なねじ山角度を有するねじ山(130b)は鋸歯状縁部を含む。一実施形態では、A1は約60度であり、A2は約40度である(A3は約30度であり、A4は10度である(すべてプラスまたはマイナス3~5度差内にある))。
【0013】
シャンクは、他の材料が使用されてもよいが、亜鉛めっき鋼で形成されてもよい。第1のねじ山部116は、尖った先端115から第2のねじ山部118まで延在する。第2のねじ山部118は、第1のねじ山部116から非ねじ部122まで延在する。領域122のシャンクは、円形断面を有する円筒形であり、この実施形態では、ねじ山のない領域を含む。
【0014】
シャンクの本体は、ねじ領域120内に谷径D2(図3)を有する。第2の部分122は、D2以上の直径を有する。
【0015】
シャンクの第1のねじ山部116は、先端104から延びるシャンク130上に形成された螺旋ねじ130の第1の部分130aを含む。ねじ山130は、D2よりも約1.4~1.75倍大きい直径D1を有する。ねじ山130は、部分120におけるシャンクよりも上方において、((D1-D2)/2)と同等の有効ねじ山高さ(H)を有し、また、有効ねじ山高さよりも約17~18倍大きいピッチPを有する。
【0016】
一実施形態では、ねじ山130は、全長L2、および非対称なねじ山の第2の長さL3を有する。したがって、領域116の長さは、L2-L3であり、L2は、領域116の長さの約3倍である。ねじ山130bは、図2に示される、複数の歯150によって画定される鋸歯状縁部を含む。他の鋸歯状の構成を使用してもよい。
【0017】
本技術のさらなるユニークな態様では、シャンクは、ねじ山130の巻きの間に形成されたダスト除去戻り止め300を含む。戻り止め300は、シャンク内に形成され、ねじ山130の巻きの間に挟み込まれ、かつ適合する連続螺旋構造である。図1及び3に図示されるように、戻り止め300は、ねじ部120におけるシャンクの長さの一部又はシャンクの全長に沿って、ねじ部の巻きの間であって、ねじ部130aの対称なねじ山角度部分とねじ部130bの非対称なねじ山角度部分の双方の間と、に配置される。戻り止めは、シャンクに対して凹形状及び弓状形状を有するように形成され、一実施形態では0.090インチ(プラス又はマイナス0.010インチ)の半径Rで画定される弓状形状を有する。図3の断面で見た戻り止め300は、長さL5を有し、シャンクの表面の長さL4を有する分離領域312、314によってねじ山130の巻きから分離されている。分離領域312、314は、谷径D2に配置され、ねじ山の巻きの間のシャンクの表面の(図1、3および5に見られるような)平坦部分を含む。一実施形態では、L5は、L4よりも約2倍大きい。分離領域312、314は、このような領域と戻り止め300との間に(例えば、丸みを帯びた縁部のような)滑らかな遷移部310を形成する。
【0018】
戻り止めは、谷径D2と低谷径D3との間の差によって画定される深さを有する。一実施形態では、D2:D3の比は1.125である。
【0019】
様々な実施形態では、締結具の全長L1は、2.75~4インチの間で変化してもよく、長さL2は、1.75インチであってもよい。このような実施形態では、各戻り止めの深さが0.0075インチであるように、谷径D2は0.135インチ、低谷径は0.120インチであってもよい。
【0020】
頭部125は、締結具にトルクを与えることができるツールを受け入れるように適合された任意の標準頭部であってもよいが、図1図5の実施形態では、六角ナット頭部が使用される。
【0021】
戻り止めダストチャネルは、締結具を取り付ける間に生成されるくずに加えて、コンクリート又は石材に穴をあけるときに生成されるくずを保持する。実験を通じて、戻り止め領域の滑らかで弓状の形状は、締結具をコンクリートや石材などの材料に挿入する際の粒子保持を著しく改善することがわかった。木材や複合材を締結する場合にも改善が見られる。戻り止めの弓状の性質は、締結具が締結される材料に挿入される間、粒子をその内部の位置に留まらせることを可能にするため、締結具の進行を妨げない。一実施形態では、ダストチャネルは、ダストチャネルなしに作られた同様のねじよりも、取り付け作業を約15%低減する。
【0022】
本技術の実施形態は、長さを画定する第1の端部および第2の端部を有するシャンクと、シャンクに設けられたねじ山であって、第1のねじ山角度を有する第1の領域と、第2のねじ山角度を有する第2の領域とを含み、ねじ山の少なくとも一部が第1のねじ山角度を有する、ねじ山と、ねじ山のそれぞれの巻きの間のシャンク内の弓状の戻り止め領域と、を備える締結具を含む。
【0023】
締結具は、戻り止めがシャンクの円形断面によってねじ山のそれぞれの巻きから分離されている、上述の締結具を含んでもよい。
【0024】
締結具は、戻り止めが、平坦な各分離領域の、戻り止めの第1の側及び戻り止めの第2の側の円形断面によってそれぞれの巻きから分離されている、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0025】
締結具は、戻り止めが、1つの分離領域の長さの少なくとも2倍の長さを有する、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0026】
締結具は、シャンクが谷径を有し、弓状の戻り止めの最下点がシャンクの谷径よりも小さい低谷径を有する、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0027】
締結具は、谷径が低谷径よりも1.125倍大きい、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0028】
締結具は、弓状の戻り止め領域が約0.09インチの半径によって画定される、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0029】
締結具は、戻り止めとシャンクの円形断面との間の遷移部が丸い縁部を含む、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0030】
締結具は、ねじ山の第1の領域が対称断面を有し、第2の領域が非対称断面を有する、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0031】
別の実施形態は、第1の端部におけるリード端部と、第2の端部における頭部と、谷径を有する表面と、を有するシャンクと、谷径よりも大きいねじ直径を有し、第1の端部と第2の端部の間のシャンクに配置された連続螺旋ねじと、螺旋ねじの巻きの間に配置され、シャンクの谷径よりも小さい低谷径を有する連続螺旋弓状の戻り止め領域と、を備える締結具を含む。
【0032】
締結具は、戻り止めがシャンクの表面の平坦な分離領域によってねじ山のそれぞれの巻きから分離されている、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0033】
締結具は、戻り止めが、1つの分離領域の長さの少なくとも2倍の長さを有する、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0034】
締結具は、弓状の戻り止めの最下点が低谷径を有する、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0035】
締結具は、谷径が低谷径よりも1.125倍大きい、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0036】
締結具は、弓状の戻り止め領域が約0.09インチの半径によって画定される、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0037】
締結具は、戻り止めとシャンクの円形断面の間の遷移部が丸い縁部を含む、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0038】
締結具は、ねじ山が、第1の端部に隣接する第1の領域において対称なねじ山角度を有し、第2の領域において非対称なねじ山角度を有し、第1の領域のねじ山は、第2の領域の第2のねじ山角度よりも大きい第1のねじ山角度を有し、連続螺旋ねじの少なくとも一部は、鋸歯状縁部を含む、上述の締結具のいずれかを含んでもよい。
【0039】
締結手段は、シャンクと、締結される材料に締結具が入るときに粒子を除去するための手段300とを含んでもよい。手段300は、締結具のシャンク上で螺旋ねじに挟まれた戻り止めを含んでもよい。
【0040】
本主題を、構造的特徴および/または方法論的動作に特有の用語で説明してきたが、添付の特許請求の範囲に規定される主題は、必ずしも上記の特定の特徴または動作に限定されないことを理解されたい。むしろ、上記の特定の特徴および動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示されている。
図1
図2
図3
図4
図5