(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-14
(45)【発行日】2023-11-22
(54)【発明の名称】例えば、自律車両を含む移動物体のネットワークにおける複数のWI-FIラジオの動的管理および制御のためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
H04W 48/18 20090101AFI20231115BHJP
H04W 48/16 20090101ALI20231115BHJP
H04W 4/40 20180101ALI20231115BHJP
H04W 84/12 20090101ALI20231115BHJP
【FI】
H04W48/18 113
H04W48/16 134
H04W4/40
H04W84/12
(21)【出願番号】P 2021557607
(86)(22)【出願日】2020-03-25
(86)【国際出願番号】 US2020024689
(87)【国際公開番号】W WO2020198345
(87)【国際公開日】2020-10-01
【審査請求日】2021-11-17
(32)【優先日】2019-03-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518097693
【氏名又は名称】ヴェニアム,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100173565
【氏名又は名称】末松 亮太
(72)【発明者】
【氏名】マガリャンイス・デ・マトス,リカルド・ジョルジ
【審査官】中元 淳二
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-191946(JP,A)
【文献】特開2009-194823(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信システムであって、
複数のラジオを管理するときに使用するコンテキスト情報を収集するように構成されたコンテキスト・ブローカと、
前記コンテキスト・ブローカからのコンテキスト情報を使用して、複数のラジオ・マネージャを管理するように構成されたWi-Fiラジオ・マネージャと、
複数のラジオと、
を備え、
前記複数のラジオ・マネージャの各々が、前記Wi-Fiラジオ・マネージャから受け取ったラジオ構成情報を使用して、他の電子デバイスとの通信に合わせて、前記複数のラジオのそれぞれを管理するように構成され、
前記コンテキスト情報が、前記コンテキスト・ブローカに関連付けられた移動車両に関する移動性情報
と、アプリケーションまたはサービスに関連付けられた必要事項および/または要件との両方を含み、
前記複数のラジオ・マネージャを管理することが、前記移動性情報
と、前記アプリケーションまたは前記サービスに関連付けられた前記必要事項および/または前記要件との両方に基づいて、少なくとも1つのラジオを構成することを含む、通信システム。
【請求項2】
請求項1記載のシステムにおいて、前記コンテキスト・ブローカ、前記Wi-Fiラジオ・マネージャ、前記複数のラジオ・マネージャ、および前記複数のラジオが、前記移動車両内にある、システム。
【請求項3】
請求項2記載のシステムにおいて、前記コンテキスト情報が、前記移動車両の位置、前記移動車両の速度、前記移動車両の移動方向、前記移動車両の処理能力、および前記移動車両の外部にある少なくとも1つの車両のためのリソースの内1つ以上を含む、システム。
【請求項4】
請求項2記載のシステムにおいて、前記コンテキスト情報が、1つ以上のインフラストラクチャについてのインフラストラクチャ情報を含む、システム。
【請求項5】
請求項4記載のシステムにおいて、前記インフラストラクチャ情報が、近隣アクセス・ポイント(AP)、移動車両の現在の経路、および近隣車両の内1つ以上に関する情報を含む、システム。
【請求項6】
請求項2記載のシステムにおいて、前記複数のラジオの内少なくとも1つが、前記移動車両内にある電子デバイスを、前記移動車両の外部にあるネットワークに接続するように構成される、システム。
【請求項7】
請求項2記載のシステムにおいて、前記Wi-Fiラジオ・マネージャが、前記移動車両のサービスおよびアプリケーションの必要性により、前記複数のラジオの内特定の1つの電源を入れるように構成される、システム。
【請求項8】
請求項2記載のシステムにおいて、前記Wi-Fiラジオ・マネージャが、前記複数のラジオの内、1つ以上のWi-Fiラジオの使用を必要とするコンテキスト・トリガのために、電源が切られた特定の1つの電源を入れるか否か決定するように構成され、前記コンテキスト・トリガが、移動車両内部、移動車両周囲の近隣、1つ以上のAP、またはクラウド・サーバからのコンテキスト情報による、システム。
【請求項9】
請求項8記載のシステムにおいて、前記複数のラジオの内前記特定の1つの電源が入れられるとき、前記特定のラジオが、当該特定のラジオについてのコンテキスト情報に基づいて、車両-インフラストラクチャ(V2I)接続モード、車両-車両(V2V)接続モード、V2Iスキャニング・モード、V2Vスキャニング・モード、またはアクセス・ポイント(AP)モードに設定される、システム。
【請求項10】
請求項9記載のシステムにおいて、前記Wi-Fiラジオ・マネージャが、前記特定のラジオの構成をいつ変更するか決定するために、少なくとも1つの閾値を使用するように構成される、システム。
【請求項11】
請求項8記載のシステムにおいて、前記移動車両、前記移動車両周囲の近隣、前記1つ以上のAP、および前記クラウド・サーバの各々からのコンテキスト情報に、それぞれの重みが適用される、システム。
【請求項12】
請求項1記載のシステムにおいて、前記コンテキスト情報の少なくとも一部が、クラウド・サーバから受信される、システム。
【請求項13】
請求項1記載のシステムにおいて、前記Wi-Fiラジオ・マネージャが、前記複数のラジオの内特定の1つの電源を入れるまたは電源を切るように構成される、システム。
【請求項14】
通信方法であって、
コンテキスト・ブローカによって、複数のラジオを管理するときに使用するコンテキスト情報を収集するステップと、
複数のラジオ・マネージャを管理するように構成されたWi-Fiラジオ・マネージャによって、前記コンテキスト・ブローカからのコンテキスト情報を使用して、複数のラジオの内特定の1つをどのように構成すべきかを決定するステップと、
前記Wi-Fiラジオ・マネージャによって、前記コンテキスト・ブローカからのコンテキスト情報に基づいて、前記特定のラジオの構成を、前記ラジオ・マネージャに提示するステップと、
前記ラジオ・マネージャによって、前記Wi-Fiラジオ・マネージャから受け取ったラジオ構成情報を使用して、他の電子デバイスとの通信に合わせて、前記特定のラジオを構成するステップと、を含み、
前記コンテキスト情報が、前記コンテキスト・ブローカに関連付けられた移動車両に関する移動性情報
と、アプリケーションまたはサービスに関連付けられた必要事項および/または要件とのの両方を含み、
前記複数のラジオ・マネージャを管理することが、前記移動性情報
と、前記アプリケーションまたは前記サービスに関連付けられた前記必要事項および/または前記要件との両方に基づいて、少なくとも1つのラジオを構成することを含む、通信方法。
【請求項15】
請求項14記載の方法において、前記構成が、信号電力、受信信号強度指示(RSSI)、干渉、チャネル、周波数の内1つ以上を考慮する、方法。
【請求項16】
請求項14記載の方法において、前記コンテキスト・ブローカ、前記Wi-Fiラジオ・マネージャ、前記複数のラジオ・マネージャ、および前記複数のラジオが、前記移動車両内にある、方法。
【請求項17】
請求項16記載の方法において、前記コンテキスト情報が、前記移動車両の位置、前記移動車両の速度、前記移動車両の移動方法、前記移動車両の処理能力、前記移動車両の外部にある少なくとも1つの車両のためのリソースの内1つ以上を含む、方法。
【請求項18】
請求項16記載の方法において、前記コンテキスト情報が、1つ以上のインフラストラクチャについてのインフラストラクチャ情報を含む、方法。
【請求項19】
請求項16記載の方法において、前記Wi-Fiラジオ・マネージャが、前記複数のラジオの内、1つ以上のWi-Fiラジオの使用を必要とするコンテキスト・トリガのために、電源が切られた特定の1つの電源を入れるか否か決定するように構成され、前記コンテキスト・トリガが、前記移動車両内部、前記移動車両周囲の近隣、1つ以上AP、またはクラウド・サーバからのコンテキスト情報による、方法。
【請求項20】
請求項16記載の方法において、前記移動車両、前記移動車両周囲の近隣、前記1つ以上のAP、および前記クラウド・サーバの各々からのコンテキスト情報に、それぞれの重みが適用される、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願に対する相互引用
[0001] 本願は、2019年3月26日に出願された “Systems and Methods for the Dynamic Management and Control of Multiple Wi-Fi radios in a Network of Moving Things Including, for example, Autonomous Vehicles” (例えば、自律車両を含む移動物体のネットワークにおける複数のWI-FIラジオの動的管理および制御のためのシステムおよび方法)と題する米国仮特許出願第62/823,736号の優先権を主張し、更にその権利を主張する。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0002】
[0002] 本願は、“Systems and Methods for Calculating the User QoE Based on WiFi Sessions Over Multiple Networks in a Network of Moving Things”(移動物体のネットワークにおいて複数のネットワークを通じてWi-Fiセッションに基づいてユーザQoEを計算するシステムおよび方法)と題し、2017年7月7日に出願された米国特許出願第15/644,377号に関係がある。米国特許出願第15/644,377号は、2016年11月4日に出願され、 “Systems and Methods for Calculating the User QoE Based on WiFi Sessions Over Multiple Networks in a Network of Moving Things”(移動物体のネットワークにおいて複数のネットワークを通じてWi-Fiセッションに基づいてユーザQoEを計算するシステムおよび方法)と題する米国仮特許出願第62/417,734号の優先権を主張し、更にその権利を主張する。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0003】
[0003] 本願は、 "Integrated Communication Network for a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのための統合通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/221,997号、"Systems and Methods for Synchronizing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを同期させるシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,016号、"Systems and Methods for Managing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,042号、"Systems and Methods for Monitoring a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを監視するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,066号、"Systems and Methods for Detecting and Classifying Anomalies in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて異常を検出し分類するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,077号、"Systems and Methods for Managing Mobility in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性を管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,098号、"Systems and Methods for Managing Connectivity a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける接続を管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,121号、"Systems and Methods for Collecting Sensor Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてセンサ・データを収集するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,135号、"Systems and Methods for Interfacing with a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークとインターフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,145号、"Systems and Methods for Interfacing with a User of a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのユーザとインターフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,150号、"Systems and Methods for Data Storage and Processing for a Network of Moving Things"(移動物体のネットワーク用のデータ記憶および処理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,168号、"Systems and Methods for Vehicle Traffic Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける車両交通管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,183号、"Systems and Methods for Environmental Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける環境管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,186号、"Systems and Methods for Port Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるポート管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,190号、 "Communication Network of Moving Things"(移動物体の通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,192号、"Utilizing Historical Data to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するための履歴データの利用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,828号、"Using Anchors to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するためのアンカーの使用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,930号、"Systems and Methods for Inter- Application Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるアプリケーション間通信システムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,368号、"Systems and Methods for Probing and Validating Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて通信を精査し有効性を確認するシステムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,372号、"Adaptive Rate Control for Vehicular Networks"(車両用ネットワークの適応速度制御)と題し、2015年11月4日に出願された米国仮特許出願第62/250,544号、"Systems and Methods for Reconfiguring and Adapting Hardware in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてハードウェアを再構成し適応させるシステムおよび方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,878号、"Systems and Methods for Optimizing Data Gathering in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ収集を最適化するシステムおよび方法)と題し、2015年11月10日に出願された米国仮特許出願第62/253,249号、"Systems and Methods for Delay Tolerant Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける遅延耐性ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月19日に出願された米国仮特許出願第62/257,421号、"Systems and Methods for Improving Coverage and Throughput of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてモバイル・アクセス・ポイントのカバレッジおよびスループットを改善するシステムならびに方法)と題し、2015年12月9日に出願された米国仮特許出願第62/265,267号、"Channel Coordination in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるチャネル調整)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,858号、"Systems and Methods for Network Coded Mesh Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるネットワーク・コード化メッシュ・ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月20日に出願された米国仮特許出願第62/257,854号、"Systems and Methods for Improving Fixed Access Point Coverage in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて固定アクセス・ポイント・カバレッジを改善するシステムおよび方法)と題し、2015年11月30日に出願された米国仮特許出願第62/260,749号、"Systems and Methods for Managing Mobility Controllers and Their Network Interactions in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性コントローラおよびそれらのネットワーク相互作用を管理するシステムならびに方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,715号、"Systems and Methods for Managing and Triggering Handovers of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントのハンドオーバーを管理およびトリガするシステムならびに方法)と題し、2016年1月21に出願された米国仮特許出願第62/281,432号、"Captive Portal-related Control and Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるキャプティブ・ポータル関連制御および管理)と題し、2015年12月16日に出願された米国仮特許出願第62/268,188号、"Systems and Methods to Extrapolate High-Value Data from a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークからの高価値データを推定するシステムおよび方法)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,678号、"Systems and Methods for Remote Software Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート・ソフトウェア更新および流通システムならびに方法)と題し、2015年12月30日に出願された米国仮特許出願第62/272,750号、"Systems and Methods for Remote Configuration Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート構成更新および流通システムならびに方法)と題し、2016年1月14日に出願された米国仮特許出願第62/278,662号、"Systems and Methods for Adapting a Network of Moving Things Based on User Feedback"(ユーザ・フィードバックに基づいて移動物体のネットワークを適応させるシステムおよび方法)と題し、2016年1月22日に出願された米国仮特許出願第62/286,243号、"Systems and Methods to Guarantee Data Integrity When Building Data Analytics in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ分析を構築するときにデータの完全性を保証するシステムおよび方法)と題し、2016年1月14日付けの米国仮特許出願第62/278,764号、"Systems and Methods for Self-Initialization and Automated Bootstrapping of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントの自己初期化および自動ブートストラップを行うシステムならびに方法)と題し、2016年1月25日に出願された米国仮特許出願第62/286,515号、"Systems and Methods for Power Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける電力管理システムおよび方法)と題し、2016年2月16日に出願された米国仮特許出願第62/295,602号、"Systems and Methods for Automating and Easing the Installation and Setup of the Infrastructure Supporting a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークをサポートするインフラストラクチャの設置および設定を自動化および簡易化するためのシステムおよび方法)と題し、2016年2月24日に出願された米国仮特許出願第62/299,269号に関係がある。これらの特許出願の各々は、その内容全体があらゆる目的に対して本願にも含まれるものとする。
【背景技術】
【0004】
[0004] 現在の通信ネットワークは、例えば、自律車両を含む静止およびモバイル・ノード(mobile node)を含む(involve)通信環境を適正にサポートすることができない。非限定的な例として、現在の通信ネットワークは、移動ノード(moving mode)および静止ノードの双方の複雑なアレイを含む(comprise)ネットワーク(例えば、移動物体のインターネット、自律車両ネットワーク等)を適正にサポートすることができない。従来の方法およびシステムの限界や欠点は、このような手法と、本開示の残り部分において図面を参照しながら明記する本発明の方法およびシステムの色々な態様との比較によって、当業者には明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】本開示の種々の態様による通信ネットワークのブロック図を示す。
【
図2】本開示の種々の態様による通信ネットワークのブロック図を示す。
【
図3】本開示の種々の態様による都市エリア・ネットワークの図を示す。
【
図4】本開示の種々の態様による通信ネットワークのブロック図を示す。
【
図5A】本開示の種々の態様による通信ネットワークの柔軟性(flexibility)および/または回復力(resiliency)を表す複数のネットワーク構成を示す。
【
図5B】本開示の種々の態様による通信ネットワークの柔軟性および/または回復力を表す複数のネットワーク構成を示す。
【
図5C】本開示の種々の態様による通信ネットワークの柔軟性および/または回復力を表す複数のネットワーク構成を示す。
【
図6】本開示の種々の態様による通信ネットワーク例のブロック図を示す。
【
図7】本開示の種々の態様による、車両における通信デバイス例のブロック図を示す。
【
図8】本開示の種々の態様による、通信ネットワーク例のブロック図を示す。
【
図9】本開示の種々の態様による処理回路のブロック図例を示す。
【
図10】本開示の種々の態様による、車両と固定アクセス・ポイントとの間における通信の例を示す。
【
図11】本開示の種々の態様による、2つの車両間における通信例を示す。
【
図12】本開示の種々の態様による3つの車両間における通信例を示す。
【
図13】本開示の種々の態様による、車両と複数の固定アクセス・ポイントとの間における通信例を示す。
【
図14】本開示の種々の態様にしたがって、2つの車両の内一方が他の通信デバイスをスキャンしている間における、これら2つの車両間の通信例を示す。
【
図15】本開示の種々の態様にしたがって、第1車両における複数の移動アクセス・ポイントが、第2車両における複数の移動アクセス・ポイントと通信するときにおける、これら2つの車両間の通信例を示す。
【
図16】本開示の種々の態様による、車両における第1モバイル・アクセス・ポイントと固定アクセス・ポイントとの間、および車両における第2移動アクセス・ポイントと複数のエンド・ユーザとの間における通信例を示す。
【
図17】本開示の種々の態様による、車両における第1モバイル・アクセス・ポイントと固定アクセス・ポイントとの間、および車両における第2モバイル・アクセス・ポイントと複数の車両との間における通信例を示す。
【
図18】本開示の種々の態様による、第1車両における第1モバイル・アクセス・ポイントと固定アクセス・ポイント間、および第1車両における第2モバイル・アクセス・ポイントと複数の外部デバイス間における通信例を示す。
【
図19】本開示の種々の態様にしたがって、通信に合わせてラジオを構成する流れ図の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0006】
[0024] 本開示の種々の態様は、モバイル・ノードおよび/または静止ノードのネットワークをサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、ならびに方法を提供する。非限定的な例として、本開示の種々の態様は、静止および移動通信ノードの双方の複雑なアレイを含む、動的に構成変更可能な通信ネットワーク(例えば、移動物体のインターネット、自律車両ネットワーク等)をサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。例えば、本開示の種々の態様によって実現される通信ネットワークは、種々の固定ノード、モバイル・ノード、および/またはこれらの組み合わせを含む複数の様式の内の1つで動作することができ、種々のシステム目標の内任意のものを達成するために選択可能である。
【0007】
[0025] 本明細書において利用する場合、「回路」(circuits)および「回路」(circuitry)という用語は、物理的な電子コンポーネント(即ち、ハードウェア)、ならびにこのハードウェアを構成することができ、このハードウェアによって実行することができ、および/またはこのハードウェアとそれ以外で関連付けることができるあらゆるソフトウェアおよび/またはファームウェア(「コード」)を指す。本明細書において使用する場合、例えば、特定のプロセッサおよびメモリ(例えば、揮発性または不揮発性メモリ・デバイス、一般的なコンピュータ読み取り可能媒体等)は、1つ以上の第1コード・ライン(lines of code)を実行するときに第1「回路」を構成する(comprise)ことができ、1つ以上の第2コード・ラインを実行するときに第2「回路」を構成することができる。加えて、回路はアナログおよび/またはディジタル回路を含むことができる。このような回路(circuitry)は、例えば、アナログおよび/またはディジタル信号に対して動作することができる。尚、回路は1つのデバイスまたはチップ内にあってもよく、1つのマザーボード上にあってもよく、1つのシャーシ内にあってもよく、1箇所の地理的位置における複数のエンクロージャ内にあってもよく、複数の地理的位置にまたがって分散された複数のエンクロージャ内にあってもよい等ということは理解されてしかるべきである。同様に、「モジュール」(module)という用語は、例えば、物理的電子コンポーネント(即ち、ハードウェア)、ならびにハードウェアを構成する、ハードウェアによって実行する、および/またはそれ以外でハードウェアに関連付けることができる任意のソフトウェアおよび/またはファームウェア(「コード」)を指すことができる。
【0008】
[0026] 本明細書において利用する場合、回路(circuitry)は、この回路が機能を実行するために必要なハードウェアおよびコードを含むときはいつでも(いずれかが必要な場合)、その機能の実行がディスエーブルされているか否か、即ち、イネーブルされていないか否か(例えば、ユーザが変更可能な設定、工場の設定、またはトリミング(trim)等によって)には関係なく、その機能を実行するように「動作可能」である。
【0009】
[0027] 本明細書において利用する場合、「および/または」とは、「および/または」によって繋げられた一覧における項目の内任意の1つ以上を意味する。一例として、「xおよび/またはy」は、3つのエレメント集合{(x)、(y)、(x、y)}の内の任意のエレメントを意味する。即ち、「xおよび/またはy」は、「xおよびyの一方または双方」を意味する。別の例として、「x、y、および/またはz」は、7つのエレメント集合{(x)、(y)、(z)、(x、y)、(x、z)、(y、z)、(x、y、z)}の内の任意のエレメントを意味する。即ち、「x、y、および/またはz」は、「x、y、およびzの内1つ以上」を意味する。本明細書で利用する場合、「例えば」(e.g.)および「例えば」(for example)、「例証的な」(exemplary)等の用語は、1つ以上の非限定的な例、実例、または例示の一覧を明示する(set off)。
【0010】
[0028] 本明細書において使用する用語は、特定の例について説明することを目的とするだけであり、本開示を限定する意図はない。本明細書において使用する場合、単数形は、前後関係が明確にそうでないことを示すのでない限り、複数形も同様に含むことを意図している。更に、「備える」(comprises)、「含む」(includes)、「備えている」(comprising)、「含んでいる」(including)、「有する」(has)、「有する」(have)、「有している」(having)等の用語が、本明細書において使用されるとき、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、および/またはコンポーネントの存在を指定するのであるが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、コンポーネント、および/またはそれらの集合の存在または追加を除外するのではないことは理解されよう。
【0011】
[0029] 尚、第1、第2等の用語が、種々のエレメントを記述するために本明細書において使用される場合があるが、これらのエレメントはこれらの用語によって限定されないことは理解されよう。これらの用語は、1つのエレメントを他のエレメントと区別するために使用されるに過ぎない。つまり、例えば、以下で論ずる第1エレメント、第1コンポーネント、または第1セクションは、本開示の教示から逸脱することなく、第2エレメント、第2コンポーネント、または第2セクションと呼ぶこともできる。同様に、「上位」(upper)、「下位」(lower)、「側」(side)等のような種々の空間的用語は、相対的な意味で1つのエレメントを他のエレメントから区別するときに使用されることがある。しかしながら、コンポーネントの向きが異なる方法で決められることもあり、例えば、本開示の教示から逸脱することなく、ある電子デバイスが横向きにされて、その「上」面が水平に向き、その「側」面が垂直に向くような場合もあることは、理解されてしかるべきである。
【0012】
[0030] 移動物体および/または静止物体(static things)(例えば、デバイス、機械、人々等)、ならびにこのような物体を互いに接続させるためのロジスティックス(例えば、スマート・ロジスティックス、輸送、環境検知等のコンテキストにおけるロジスティックス)の普及に伴い、例えば、常にオンであり、ロバストであり、スケーラブルであり、安全が確保され、このような物体(または目的物(object))に対して、どこでもそしていつでも、接続、サービス、およびインターネット・アクセスを提供することができるプラットフォームが望まれている。このようなシステムの種々のコンポーネント内における効率的な電力利用も望まれている。
【0013】
[0031] したがって、本開示の種々の態様は、エネルギ効率的に動作しつつ、どこでもそしていつでも、全ての移動物体および/または静止物体(例えば、デバイス、機械、人々、アクセス・ポイント、エンド・ユーザ・デバイス、センサ等)に対して、接続、サービス、およびインターネット・アクセスを提供し、完全に動作可能であり、常にオンであり、応答性が良く、ロバストであり、スケーラブルであり、安全が確保されたプラットフォーム/システム/アーキテクチャを提供する。
【0014】
[0032] 本開示の種々の態様は、異なる環境の種々の要件、特徴、および要望に対して柔軟に構成変更可能であり適応可能なプラットフォームを提供する。各環境は、それぞれの移動性レベル、ならびに移動物体および/または静止物体の密度、更にはこれらの物体へのアクセス数および/またはタイプによって特徴付けることができる。種々の環境の特性には、例えば、ノードの高い移動性(例えば、接触または接続を変動させる)、多数の近隣、多数の接続済みモバイル・ユーザ、モバイル・アクセス・ポイント、複数のネットワークおよび技術の利用可能性(例えば、同じエリア内の場合もある)等が含まれる。例えば、プラットフォームの動作モードを、他の環境とは異なることもある、各環境のそれぞれの要件および要望に基づいて、環境毎に柔軟に適応させることができる。加えて、例えば、プラットフォームが特定の環境において提供または処理するコンテンツ、サービス、またはデータに基づいて、例えば、異なる目的毎にプラットフォームを柔軟に(例えば、設計時/設置時、および/またはリアル・タイムにおいて)最適化することができる(例えば、レイテンシを短縮し、スループットを高め、電力消費を低減し、負荷の均衡を取り、信頼性を高め、障害またはその他の外乱に関して一層ロバストにする等のため)。
【0015】
[0033] 本開示の種々の態様によれば、このプラットフォーム上で、多くの制御および管理サービス(例えば、移動性、セキュリティ、ルーティング等)を提供する(例えば、直接的に、制御オーバーレイを使用して、コンテナを使用して等)。このようなサービスは、現在インターネットまたはその他の通信ネットワーク(1つまたは複数)上でデプロイされているサービスと互換性がある。
【0016】
[0034] 例えば、使用事例に応じて、全体的または部分的に、例えば、公衆および/または個人動作モードで通信ネットワーク(またはプラットフォーム)を動作させることができる。プラットフォームは、例えば、使用事例に応じて(例えば、公衆インターネット・アクセス、公共環境検知、車隊運用(fleet operation)等)、公衆または個人動作モードで動作することができる。
【0017】
[0035] 加えて、例えば、種々のネットワーク・コンポーネントがモバイルである実施態様では、特定の実施態様の要望に応えるために、輸送および/または信号制御メカニズムを適応させることができる。例えば、無線送信電力および/または速度を適応させることができる(例えば、干渉を軽減するため、電力消費を低減するため、ネットワーク・コンポーネントの寿命を伸ばすため等)。
【0018】
[0036] 本開示の種々の態様によるプラットフォームの種々の実施態様例は、通常利用できる種々の他のサブシステムが利用できない場合であっても、異なるサブシステムに接続することができる。例えば、このプラットフォームは、種々の内蔵冗長性および障害回復メカニズムを含むことができる。例えば、このプラットフォームは、自己回復能力、自己構成能力、自己適応能力等を含むことができる。このプラットフォームのプロトコルおよび機能は、例えば、異なるレベルの移動性および物体(または目的物)の密度、これらの物体へのアクセス数/タイプによって特徴付けられる異なる環境の要件および特徴に対して自律的および円滑に構成し適応させるように準備することができる。例えば、このプラットフォームの種々の態様は、何らかの決断または全ての決断に影響を及ぼす可能性があるコンテキスト・パラメータを収集することができる。このようなパラメータは、例えば、ローカルに導き出すことができ、近隣、固定AP、クラウド等から収集することができる。また、このプラットフォームの種々の態様は、例えば、あらゆる判断に役立つように履歴情報を求めることができ、このような情報は、履歴データから、調査から、シミュレータから等で導き出すことができる。加えて、例えば、このプラットフォームの種々の形態は、例えば、ネットワークおよび/または判断自体をリアル・タイムで評価するために、ネットワーク全域において判断を精査(probe)または監視することができる。更に、このプラットフォームの種々の態様は、例えば、ネットワークにおいて意志決定を実施することができる(例えば、精査結果を評価した後に)。このプラットフォームの種々の態様は、例えば、常にまたは繰り返し行われるが有意な利点が全く得られないあらゆる判断(例えば、技術変更、証明書変更、IP変更等)を回避するために、閾値を設定することができる。また、このプラットフォームの種々の態様は、例えば、ローカルに学習し(例えば、行われた判断によって)、動的に判断を更新することができる。
【0019】
[0037] 障害に対するロバスト性に加えて(または、その代わりに)、プラットフォームは、同じサブシステム内部において別個のサブシステムまたはエレメント間に存在する複数の接続(または経路)を利用して、システムのロバスト性を高める、および/または負荷均衡化を高めることができる。
【0020】
[0038] 以下の論述では、通信ネットワークの種々のサブシステム例によって実行される機能の例を紹介する。尚、ここで論ずる機能例は、特定のサブシステム例によって実行される必要も、1つのサブシステムによって実行される必要もないことは理解されてしかるべきである。例えば、ここで紹介するサブシステムは互いに相互作用することができ、データまたは制御サービスを集中的な方法でデプロイすることができ、または、例えば、各サブシステムのエレメント間における協働を利用するために、異なるサブシステム間でそれらの機能を分散させることができる。
【0021】
[0039] 本開示の種々の態様は、車両(例えば、自動車、バス、トラック、ボート、フォークリフト、人間が運転する車両、自律および/または遠隔制御車両等)をWi-Fiホットスポットとして利用する通信ネットワークを提供する(例えば、都市規模の車両ネットワーク、積出港(shipping port)の大きさの車両ネットワーク、キャンパス規模のネットワーク等)。尚、本論述全体にわたってWi-Fiが例として全般的に使用されるが、本開示の種々の態様の範囲はそれに限定されるのではないことを注記しておく。例えば、他の無線LAN技術、PAN技術、MAN技術等を利用することもできる。このような利用は、例えば、大量の都市データを収集し、混雑したセルラ・ネットワーク(または他のネットワーク)からのトラフィックの効率的な肩代わり(offloading)に対応するための価格効率的な方法を提供する。多くの車両がある被制御エリア(例えば、湾港(ports, harbors)等)では、本開示の種々の態様による通信ネットワークは、既存の企業Wi-Fiネットワークの無線カバレッジを拡大し、例えば、SIMカードやセルラ(または他のネットワーク)データ・プランを必要とせずに、車両の運転手(例えば、人、コンピュータ制御等)、およびその他の移動する従業員とのリアル・タイム通信に対応することができる。
【0022】
[0040] 車両は、これらをWi-Fi(または一般的な無線)ホットスポットとして有用にする、多くの有利な特性を有することができる。例えば、車両は、一般に、少なくとも1つのバッテリを有し、車両は、一般に、道路レベルで都市中に高密度に拡散し、および/または被制御空間において互いと多くの連絡を結ぶことができ、更に、EU、米国、およびその他の地域においてインテリジェント輸送システムのために確保されている、5.9GHz周波数帯域における通常のWi-Fiの10倍の範囲と通信することができる。尚、本開示の範囲は、このような5.9GHz無線通信に限定されるのではないことを注記しておく。更に、車両は、それらのカバレッジ・エリアをときの経過に連れて広い範囲(swath)に効果的に拡大することができ、1つの車両アクセス・ポイントが、ときの経過に連れて、はるかに多いデータ・ソースと相互作用することを可能にする。
【0023】
[0041] 本開示の種々の態様によれば、手頃な価格のマルチネットワーク・オンボード・ユニット(OBU)を紹介する。尚、本明細書では、OBUをモバイル・アクセス・ポイント、モバイルAP、MAP等とも呼ぶこともあることを注記しておく。OBUは、例えば、複数のネットワーキング・インタフェース(例えば、Wi-Fi、802.11p、4G、Bluetooth、UWB等)を含むことができる。例えば、私有車両および/または公有車両(例えば、個々のユーザ用車両、私有車隊の車両、公有車隊の車両等)の中または上に容易にOBUを設置することができる。例えば、輸送用車隊、ごみ管理用車隊、法律施行用車隊、緊急サービス、道路保守用車隊、タクシー車隊、航空機隊等にOBUを設置することができる。例えば、車両、あるいは移動が自由なその他の構造または比較的移動が限られている構造の中または上にOBUを設置することができる。また、例えば、OBUを人または使役動物によって携行することができる、自転車に装着することができる、移動機械全般に装着することができる、コンテナに装着することができる等が挙げられる。
【0024】
[0042] 例えば、OBUは、通過する車両を、1つ以上のネットワーク・プロバイダ、テレコム事業者等の有線インフラストラクチャに接続するように動作することができる。本明細書において論ずるアーキテクチャ、ハードウェア、およびソフトウェア機能にしたがって、車両および車隊を、単にセルラ・ネットワーク(あるいはその他のワイド・エリア・ネットワークまたは都市エリア・ネットワーク等)や、都市または被制御空間全域にわたって拡散された既存のWi-Fiホットスポットに接続することができるだけでなく、他の車両にも接続することができる(例えば、有線インフラストラクチャへのマルチホップ通信、単一またはマルチホップ・ピア・ツー・ピア車両通信等を利用する)。例えば、車両および/または車隊は、通信リンクの全般的なメッシュ(overall mesh)を形成することができ、この全般的なメッシュは、例えば、OBUや、有線インフラストラクチャ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ等)に接続された固定アクセス・ポイント(AP)も含む。尚、本明細書では、OBUを「モバイルAP」、「モバイル・ホットスポット」、「MAP」等と呼ぶこともあることを注記しておく。また、本明細書では、固定アクセス・ポイントを道路脇ユニット(RSU:Road Side Unit)、固定AP、FAP等と呼ぶこともあることも注記しておく。
【0025】
[0043] 一実施態様例では、OBUは、比較的長距離のプロトコル(例えば、802.11p等)を利用して固定APと通信することができ、一方、固定APは、有線インフラストラクチャにハード・ワイヤ接続することができる(例えば、ケーブル、繋留光リンク(tethered optical link)等によって)。尚、固定APは、更にまたは代わりに、無線リンク(例えば、802.11p等)を介してインフラストラクチャに結合するのでもよいことを注記しておく。加えて、クライアントまたはユーザ・デバイスは、1つ以上の比較的短距離のプロトコル(例えば、Wi-Fi、Bluetooth、UWB等)を使用して、OBUと通信することができる。例えば、典型的なWi-Fiアクセス・ポイントまたはその他の無線LAN/PANアクセス・ポイント(例えば、少なくとも、802.11p等に基づくもののようなリンクのための)よりも長い有効無線通信距離を有するOBUは、典型的なWi-Fiまたはその他の無線LAN/PANアクセス・ポイントよりもかなり広いカバレッジ・エリアが可能であり、つまり、地理的エリア上に広大なカバレッジ(blanket coverage)を提供するために必要なOBUが少なくて済む。
【0026】
[0044] 例えば、OBUは、長距離通信プロトコル能力(例えば、802.11p等)を構築する(builds on)ロバストな車両ネットワーキング・モジュール(例えば、接続マネージャ)を含む。例えば、ネットワークにおいて固定AP、車両、およびその他のノードと通信するための802.11p(またはその他の長距離プロトコル)能力を含むことに加えて、OBUは、エンド・ユーザ・デバイス、センサ、固定Wi-Fiアクセス・ポイント等に対する無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)接続を提供するためのネットワーク・インタフェース(例えば、802.11a/b/g/n、802.11ac、802.11af、これらの任意の組み合わせ等)を含むことができる。例えば、OBUは、車両(例えば、バス、列車(train car)、タクシー・キャブ、公有作業車両等)内にいるユーザ、および/または車両の周囲にいるユーザに車内Wi-Fiインターネット・アクセスを提供するように動作することができる。更に、OBUは1つ以上の無線バックボーン通信インターフェース(例えば、セルラ・ネットワーク・インタフェース等)も含むことができる。種々のシナリオ例では、セルラ・ネットワーク・インタフェース(またはその他の無線バックボーン通信インターフェース)は種々の理由によって(例えば、コスト、電力、帯域幅等)好ましいインターフェースではない場合もあるが、セルラ・ネットワーク・インタフェースは、現在固定APによってサポートされていない地理的エリアにおいて接続(connectivity)を提供するために利用することができる、フェイル・オーバー通信リンクを提供するために利用することができる、緊急用通信に利用することができる、ローカル・インフラストラクチャ・アクセスに加入するために利用することができる等が挙げられる。また、セルラ・ネットワーク・インタフェースは、例えば、セルラ・ネットワーク事業者によって異なる解決策のデプロイ(deployment)を許容するために利用することもできる。
【0027】
[0045] OBUは、本開示の種々の態様によれば、例えば、スマート接続マネージャを含む。スマート接続マネージャは、インターネットにアクセスするための最良の利用可能な無線リンク(1つまたは複数)を選択することができる(例えば、Wi-Fi、802.11p、セルラ、車両メッシュ等)。また、OBUは、例えば、ジオロケーション能力(例えば、GPS等)、車両が移動中か否か判定するための動き検出センサ、および電力制御サブシステム(例えば、OBUが車両のバッテリを垂れ流ししていないこと等を確認するため)に対応する(provide)ことができる。OBUは、例えば、本明細書において論ずるセンサ(例えば、環境センサ等)の内任意のものまたは全てを含むことができる。
【0028】
[0046] また、OBUは、例えば、機械間データ取得、ならびにクラウドへおよびクラウドからの転送(例えば、リアル・タイムまたは遅延耐性型)を管理するマネージャも含むことができる。例えば、OBUは、車両の情報を記録する(log)および/または伝達することができる。
【0029】
[0047] OBUは、例えば、接続および/またはルーティング・マネージャを含むことができる。接続および/またはルーティング・マネージャは、車両間/車両対インフラストラクチャ・マルチホップ通信において通信のルーティングを実行するように動作する。移動性マネージャ(または、コントローラ、MC)は、例えば、異なる技術(例えば、802.11p、セルラ、Wi-Fi、衛星等)間で、異なるMC(例えば、フェイル・オーバーのシナリオ、負荷再分配のシナリオ等)間で、異なるインタフェース(またはポート)を跨いで等において、通信セッションが1回以上のハンドオフ(本明細書では、「ハンドオーバー」または「複数のハンドオーバー」とも呼ぶ)を通じて(例えば、異なるモバイルAP、固定AP、基地局、ホットスポット等の間で)永続することを確保することができる。尚、本明細書では、MCをローカル移動性アンカー(LMA:Local Mobility Anchor)、ネットワーク・コントローラ等と呼ぶこともあることを注記しておく。尚、MCまたは複数のMCは、例えば、バックボーンの一部として実装することができるが、それに加えてまたはその代わりに、種々のコンポーネントまたはその組み合わせの内任意のものの一部として実装できることも注記しておく。例えば、MC固定AP(またはその分散システム)において、OBU(またはその分散システム)の一部として等で実装することができる。システム・コンポーネントおよび/または方法の種々の非限定的な例が、2015年9月22日に出願され、"Systems and Method for Managing Mobility in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性を管理するシステムおよび方法)と題する米国仮特許出願第62/222,098号において提供されている。この出願をここで引用したことにより、この出願の内容全体が本願にも含まれるものとする。尚、複数のMCを含む実施態様例では、このようなMCは、同じ場所に配置されてもよく、および/または地理的に分散されてもよいことを注記しておく。
【0030】
[0048] また、本開示の種々の態様は、クラウド・ベースのサービス指向アーキテクチャも提供する。これは、ネットワークおよびクライアントのリアル・タイム管理、監視、および報告、データ格納、処理、および管理に必要な機能、Wi-Fiクライアント認証、ならびにキャプティブ・ポータル・ディスプレイ(Captive Portal display)等を扱う。
【0031】
[0049] 本開示の種々の態様による通信ネットワーク(またはそのコンポーネント)は、例えば、広範囲のスマート都市アプリケーション(または、被制御シナリオ、または接続されるシナリオ等)および/または使用事例を、本明細書において説明するように、サポートすることができる。
【0032】
[0050] 例えば、一実施態様例では、各車両(例えば、公営および私営タクシー双方、バス、トラック等)をモバイルAP(例えば、モバイルWi-Fiホットスポット)に変換するように動作して、都市内を移動している、バスの停留所で待っている、公園で座っている従業員、通行人、およびモバイル・ユーザ等に、インターネット・アクセスを提供することができる。更に、車両および/または車両隊間で形成される車両メッシュ・ネットワークの一例によって、一実施態様は、都市中に拡散され、重要な場所において公営または私営テレコム事業者の有線インフラストラクチャに接続されたモバイルWi-Fiホットスポットおよび/または固定AP(例えば、802.11p系AP)を介して、セルラ・トラフィックを肩代わりさせる(offload)一方で、できるだけ広いカバレッジをできるだけ低いコストで確保するように動作可能にすることもできる。
【0033】
[0051] 一実施態様例(例えば、通信ネットワークおよび/またはそのコンポーネントの)は、例えば、無数のソースによって生成された、移動中で、直ぐに使用できるまたはできない大量のデータを(例えば、連続的に)収集する大規模都市スキャナ(massive urban scanner)として動作可能にすることもできる。無数のソースは、車内センサまたは車載診断システム・ポート(例えば、OBD2等)、自律車両駆動システムとのインターフェース、都市中に拡散された外部Wi-Fi/Bluetooth対応検知ユニットから、車両の運転手および乗員のデバイス(例えば、このようなデバイスおよび/または乗員を特徴付ける情報等)、測位システム・デバイス(例えば、位置情報、速度情報、軌跡情報、走行履歴情報等)等に及ぶ。
【0034】
[0052] 使用事例に応じて、OBUは、例えば、車両からデータを送る前に、このデータを処理し(または、計算、変換、操作、集計、合計等)、例えば、個々のアプリケーション毎に適した粒度(例えば、値分解能)およびサンプリング・レート(例えば、時間分解能)を付与することができる。例えば、OBUは、例えば、システムによって有利と見なされる任意の方法で、データを処理することができる。OBUは、例えば、収集したデータ(例えば、生データ、前処理したデータ、収集したデータに基づいて計算したメトリックの情報等)をクラウドに(例えば、ネットワークの任意の部分に結合された1つ以上のネットワーク接続型サーバに)効率的で信頼性のある方法で送り、自治体都市運営および輸送サービスの効率、環境的影響、および社会的価値を改善することができる。種々の使用事例については本明細書において説明する。
【0035】
[0053] 公営バスが都市の経路に沿って移動している、および/またはタクシーがその私営輸送サービスを実行しているというシナリオ例では、OBUは大量のリアル・タイム・データを測位システム(例えば、GPS等)、加速度計モジュール等から収集することができる。次いで、OBUは、例えば、このようなデータをクラウドに伝達することができ、これらのデータは、例えば、このような公営または私営バスおよび/またはタクシー運営を支援するために、処理、報告、検討され、例えば、バスおよびタクシーそれぞれの効率的な遠隔監視および日程計画(scheduling)を支援することができる。
【0036】
[0054] 一実施態様例では、小型カメラ(または他のセンサ)を、公営バスのドア上部に配された小型単一基板コンピュータ(SBC)に結合し、バスに乗る人々および降りる人々、および/またはバス路線に沿った停留所における画像シーケンスをキャプチャすることを可能にし、バスを待っている人々の人数を推定することができる。このようなデータは、クラウドに送るために、OBUによって収集することができる。このようなデータによって、公衆輸送システムは、ピーク、過剰に混雑するバス、路線および停留所、利用が少ないバス、路線および停留所等を検出することができ、リアル・タイムで対策を講じること(例えば、乗客の流れが少なくなる場所および時間には燃料コストおよびCO2排気を低減するために、バスの定期運行(periodicity)を減らす等)、および体系的な輸送問題を検出することが可能になる。
【0037】
[0055] OBUは、例えば、環境センサの異質な集合体を装備された種々のWi-Fi対応センサ・デバイスの内任意のものと通信するように動作可能にすることができる。このようなセンサは、例えば、ノイズ・センサ(マイクロフォン等)、ガス・センサ(例えば、CO、NO2、O3、揮発性有機化合物(またはVOC)、CO2等を検知する)、煙センサ、汚染センサ、天候センサ(例えば、検知温度、湿度、光度、粒子、日射、風速(例えば、風速計)、風向、雨(例えば、雨量計)、光スキャナ、生物計量スキャナ、カメラ、マイクロフォン等)を含むことができる。また、このようなセンサは、ユーザ(例えば、車両の運転手または乗員、通行人等)に関連するセンサ、および/または彼らの個人的なデバイス(例えば、スマートフォンまたはスマート・ウオッチ、生物計量センサ、ウエアラブル・センサ、埋め込みセンサ等)も含むことができる。このようなセンサは、例えば、車両用オンボード診断(OBD)ユニット、自律車両駆動システム等に付随するセンサおよび/またはシステムを含むことができる。このようなセンサは、例えば、測位センサ(例えば、GPSセンサ、Galileoセンサ、GLONASSセンサ等)を含むことができる。尚、このような測位センサは、車両の動作システム(例えば、局所人力制御車両(local human-controlled vehicle)、自律車両、遠隔人力制御車両等)の一部であってもよいことを注記しておく。このようなセンサは、例えば、コンテナ・センサ(例えば、ゴミ箱センサ、出荷コンテナ・センサ、コンテナ環境センサ、コンテナ追跡センサ等)を含むことができる。
【0038】
[0056] 一旦車両がこのようなセンサ・デバイスの近傍に入ったなら、無線リンクを確立することができるので、車両(またはそのOBU)はセンサ・デバイスからセンサ・データを収集し、収集したデータをクラウド内にあるデータベースにアップロードすることができる。次いで、しかるべき行動を起こすことができる。廃棄物管理の実施態様例では、様々な廃棄物管理(または収集)トラックにOBUを装備することができ、OBUは、コンテナ上に実装されたセンサと周期的に通信して、廃棄物のレベル、最後の収集からの経過時間等についての情報を収集することができる。次いで、このような情報をクラウド(例えば、インターネットに結合された廃棄物管理アプリケーション等)に車両メッシュ・ネットワークを通じて送り、廃棄物管理トラックの日程計画および/または経路決定を改善することができる。尚、常にモバイルAP(例えば、車載センサ)の範囲内に種々のセンサがあるはずである(may)ことを注記しておく。更に(または代わりに)、センサはモバイルであってもよい(例えば、モバイルAPまたは固定APの近くを通過する他の車両に搭載されたセンサ、ドローンに搭載されたセンサ、歩道に装着されたセンサ等)ことも注記しておく。
【0039】
[0057] 一実施態様例では、例えば、多くの車両、機械、および従業員がある被制御空間(例えば、湾港(port, harbor)、空港、工場、農場、鉱山等)において、本開示の種々の態様による通信ネットワークが、例えば、SIMカードまたはセルラ料金に基づく通信事業者に依存する解決策(Telco-dependent solution)に頼ることなく、企業および/またはローカルWi-Fiネットワークの無線カバレッジを拡大することができる。このようなシナリオ例では、高価なセルラ・データ・プラン、制限されるデータ・レート、場所によっては貧弱なセルラ・カバレッジを回避することの他に、本開示の種々の態様による通信ネットワークは、信頼性高くそしてリアル・タイムで、大量のデータを収集するおよび/または伝達することもできる。このようなデータは、湾港ロジスティクス、輸送作業等を最適化するために使用することができる。
【0040】
[0058] 例えば、湾港(port and/or harbor)の実施態様では、車両の位置、速度、燃料消費、およびCO2排出についてのリアル・タイム情報を収集することによって、通信ネットワークは、湾港事業者が船の荷積みプロセスの一斉遂行(coordination)を改善し、湾港のスループットを高めることを可能にする。また、例えば、この通信ネットワークは、運転手(driver)の行動、自律車両および/またはその制御システムの挙動、トラックの位置、およびエンジンのステータスの遠隔監視を可能にし、次いでリアル・タイムの通知をドライバ、例えば、人間の運転手(human driver)および/または自動化車両駆動システムに与えることができ(例えば、エンジンを始動させる/停止させる、湾港内部で正しい経路に従う、休憩を取る等のため)、こうして湾港サービスおよび移動(trips)の回数を減らし期間を短縮する。湾港当局者は、例えば、故障したトラックや異常なトラックの循環を素早く検出し、こうして事故を回避し、湾港の効率、セキュリティ、および安全性を高めることができる。加えて、車両は湾港のローカル事業者からWi-Fiアクセス・ポイントに接続すること、ならびにWi-Fiインターネット・アクセスを車両の占有者におよび周囲にいる湾港従業員に提供し、例えば、船員(pilot)が海上にいる間にインターネットを通じて報告を書き上げることによって、時間を節約することが可能になる。
【0041】
[0059]
図1は、本開示の種々の態様による通信ネットワーク100のブロック図である。本明細書において論ずる機能の内任意のものまたは全ては、ネットワーク例100のコンポーネントン例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、ネットワーク例100は、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる
図2~
図6、
図8、および
図10~
図18の他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0042】
[0060] ネットワーク例100は、例えば、クラウドを含む。クラウドは、例えば、種々のネットワーク・レベルのコンポーネントの内任意のものを含むことができる。クラウドは、例えば、ネットワーク100のコンポーネントを監視および/または制御する種々のサーバ・システム実行アプリケーションの内任意のものを含むことができる。また、このようなアプリケーションは、例えば、ネットワーク接続された情報ソースの大きなアレイの内任意のものからの情報の収集を管理することができる。情報ソースの多くの例が、本明細書において論じられている。クラウド(またはその一部)をときとしてAPIと呼ぶこともある。例えば、クラウド(またはその一部)は、1つ以上のアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を提供することができ、他のデバイスはアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を、クラウドと通信/相互作用するために使用することができる。
【0043】
[0061] クラウドのコンポーネント例は、例えば、種々のマルチクラウド・システムおよびアーキテクチャとの相互動作可能性を管理することができる。他のコンポーネント例(例えば、クラウド・サービス・コンポーネント)は、例えば、種々のクラウド・サービス(例えば、キャプティブ・ポータル・サービス、認証、許可、およびアカウンティング(AAA)サービス、APIゲートウェイ・サービス等)を提供することができる。更に他のコンポーネント例(例えば、DevCenterコンポーネント)は、例えば、ネットワーク監視および/または管理機能を提供し、ソフトウェア更新の実施等を管理することができる。クラウドの更に他のコンポーネント例は、データ格納、データ分析、データ・アクセス等を管理することができる。クラウドの更に別のコンポーネント例は、種々の第三者のアプリケーションおよびサービスの内任意のものを含むことができる。
【0044】
[0062] クラウドは、例えば、インターネットを通じて(例えば、1つ以上のインターネット・サービス・プロバイダを利用して)、ネットワーク例100のバックボーン/コア・インフラストラクチャに結合することができる。インターネットを例として挙げるが、本開示の範囲はそれに限定されるのではないことは理解されてしかるべきである。
【0045】
[0063] バックボーン/コアは、例えば、任意の1つ以上の異なる通信インフラストラクチャ・コンポーネントを含むことができる。例えば、1つ以上のプロバイダがバックボーン・ネットワークまたは種々のそのコンポーネントを提供することができる。
図1に図示するネットワーク例100に示すように、バックボーン・プロバイダはワイヤライン・アクセス(例えば、PSTN、ファイバ、ケーブル等)を提供することができる。また、例えば、バックボーン・プロバイダは、無線アクセス(例えば、マイクロ波、LTE/セルラ、5G/TVスペクトル等)を提供することもできる。
【0046】
[0064] また、バックボーン/コアは、例えば、1つ以上のローカル・インフラストラクチャ・プロバイダも含むことができる。また、バックボーン/コアは、例えば、個人インフラストラクチャ(例えば、ネットワーク100の実施者(implementer)、所有者等によって運営される)を含むこともできる。バックボーン/コアは、例えば、種々のバックボーン・サービスの内任意のもの(例えば、AAA、移動性、監視、アドレッシング、ルーティング、コンテンツ・サービス、ゲートウェイ制御サービス等)を提供することができる。
【0047】
[0065] バックボーン/コア・インフラストラクチャは、種々の特性の内任意のものを含むことができ、それらの非限定的な例について本明細書において示す。例えば、バックボーン/コアは、バックボーン・アクセスのための異なる無線技術または有線技術との互換性を有することができる。また、バックボーン/コアは、異なるローカル・プロバイダによって所有されるおよび/またはネットワーク実施者または利害関係者によって所有される公営(例えば、市営、都市、キャンパス等)および/または私営(例えば、湾港(port)、キャンバス等)ネットワーク・インフラストラクチャを処理するように適応可能にすることができる。バックボーン/コアは、例えば、異なる認証・許可・アカウンティング(AAA)メカニズムを含むこと、および/またはこれとインターフェースすることができる。
【0048】
[0066] バックボーン/コア・インフラストラクチャは、例えば、異なる動作モード(例えば、湾港の実施態様におけるL2、陸上公衆輸送の実施態様におけるL3、ディジタルIPネットワーキングの複数の異なるレイヤの内任意の1つ以上、その任意の組み合わせ、その同等物等を利用して)、またはアドレス可能なプールをサポートすることができる。また、バックボーン/コアは、例えば、クラウド・プロバイダ(1つまたは複数)および/またはインターネット・サービス・プロバイダ(1つまたは複数)に対して非依存型であることができる。加えて、例えば、バックボーン/コアは、ネットワーク100の任意のまたは全てのサブシステム(例えば、モバイルAPまたはOBU(オン・ボード・ユニット)、固定APまたはRSU(道路脇ユニット)、MC(移動性コントローラ)またはLMA(ローカル移動性アンカー)、あるいはネットワーク・コントローラ等)、および/または第三者システムから来る要求に対して非依存型であることができる。
【0049】
[0067] バックボーン/コア・インフラストラクチャは、例えば、異なるデータ記憶/処理システム(例えば、MongoDB、MySql、Redis等)を利用する能力、および/またはこれらとインターフェースする能力を備える(comprise)ことができる。更に、バックボーン/コア・インフラストラクチャは、例えば、インフラストラクチャ、サービス、データ等に対して異なるレベルの同時アクセスを提供することができる。
【0050】
[0068] また、ネットワーク例100は、例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークも含むことができる。このような固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク200の種々の特性例を
図2に示す。ネットワーク例200は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる
図1、
図2~
図6、
図8、および
図10~
図18の他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0051】
[0069] ネットワーク例200では、固定AP(例えば、企業固有のAP、公営第三者AP、私営第三者AP等)を直接ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダおよび/またはワイヤライン/無線バックボーンに接続することができる。また、例えば、ネットワーク例200は、無線技術によって、種々のAP間にメッシュを含むこともできる。しかしながら、実施態様によっては、種々の有線技術も利用できることを注記しておく。図示のように、異なる固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを同じバックボーン・プロバイダに接続することができるが、異なるそれぞれのバックボーン・プロバイダに接続してもよい。バックボーン・アクセスのために無線技術を利用する実施態様例では、このような実施態様は比較的障害に対して耐性を有することができる。例えば、固定APは、バックホール・インフラストラクチャが故障した場合、バックボーン・ネットワーク(例えば、セルラ、3G、LTE、他のワイドまたは都市エリア・ネットワーク等)への無線通信を利用することができる。また、例えば、このような実施態様は、比較的容易な設置に対応することができる(例えば、事実上どこにでも配することができる、ケーブル電源のない固定AP)。
【0052】
[0070] ネットワーク例200では、同じ固定APが同時に多数の固定AP、モバイルAP(例えば、車両OBU等)、デバイス、ユーザ・デバイス、センサ、物体等にアクセスを付与することができる。例えば、複数のモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(例えば、OBUベースのネットワーク等)が同じ固定APを利用することができる。また、例えば、同じ固定APが複数の同時アクセスを他の1つのユニット(例えば、他の固定AP、モバイルAP、デバイス等)に付与し、例えば、異なるチャネル、異なるラジオ等を利用することもできる。)。
【0053】
[0071] 尚、複数の固定APをフォールト・トレラント/障害回復の目的に利用してもよいことを注記しておく。一実施態様例では、固定APおよびそのフェイル・オーバーAPが双方共、通常では動作状態にある(例えば、同じスイッチにおいて)のでもよい。また、例えば、1つ以上の固定APをネットワークにおける種々の場所に、インアクティブ・モードまたは監視モードで配置し、必要とされるときに(例えば、障害に応答して、緊急サービスの必要性に応答して、データ・サージに応答して等)動作状態になるように準備をしておくこともできる。
【0054】
[0072] 再度
図1を参照すると、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークの例は、バックボーン・プロバイダ(例えば、1つ以上のバックボーン・プロバイダおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイス、および環境への無線通信リンクと共に示されている。また、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークの例は、1つ以上のバックボーン・プロバイダ、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイス、および環境への有線通信リンクと共に示されている。環境は、種々のデバイスの内任意のものを含むことができる(例えば、車内ネットワーク、デバイス、およびセンサ;自律車両ネットワーク、デバイス、およびセンサ;海上(または船舶)および湾港ネットワーク、デバイス、およびセンサ;一般的な被制御空間ネットワーク、デバイス、およびセンサ;住居用ネットワーク、デバイス、およびセンサ;災害復旧および緊急時ネットワーク、デバイス、およびセンサ;軍事および航空機ネットワーク、デバイス、およびセンサ;スマート都市ネットワーク、デバイス、およびセンサ;イベント(または会場)ネットワーク、デバイス、およびセンサ;水中および地下ネットワーク、デバイス、およびセンサ;農業用ネットワーク、デバイス、およびセンサ;トンネル(自動車道(auto)、地下道、列車等)ネットワーク、デバイス、およびセンサ;駐車場ネットワーク、デバイス、およびセンサ;セキュリティおよび監視ネットワーク、デバイス、およびセンサ;出荷機器およびコンテナ・ネットワーク、デバイス、およびセンサ;環境制御または監視ネットワーク、デバイス、およびセンサ;市営ネットワーク、デバイス、およびセンサ;廃棄物管理ネットワーク、デバイス、センサ;道路保守ネットワーク、デバイス、およびセンサ、ならびに交通管理ネットワーク、デバイス、およびセンサ;広告ネットワーク、デバイス、およびセンサ等)。
【0055】
[0073] また、
図1のネットワーク例100は、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークも含む。このようなモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク300の種々の特性例を
図3に示す。尚、種々の固定ネットワーク・コンポーネント(例えば、固定AP)も図示されていることを注記しておく。ネットワーク例300は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論じ
図1~
図2、
図4~
図6、
図8、および
図10~
図18に示す他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0056】
[0074] ネットワーク例300は、多種多様なモバイルAP(またはホットスポット)を含み、これらのモバイルAPは、ユーザ・デバイスへのアクセスを付与する、センサ・データ収集に対応する、マルチホップ接続を他のモバイルAPに提供する等を行う。例えば、ネットワーク例300は、異なる車隊からの車両(例えば、空中、地上、地下、水上(水中)等)を含む。例えば、ネットワーク例300は、1つ以上の大量配給/輸送車隊、1つ以上の大量乗客輸送用車隊、私有/公有ユーザ共有車隊、私有車両、都市および市有車隊、保守用車隊、ドローン、船舶(例えば、ボート、船、スピードボート、タグボート、はしけ等)、緊急用車隊(例えば、警察、救急、消防等)等を含む。
【0057】
[0075] ネットワーク例300は、例えば、同じまたは異なる通信技術を使用する、例えば、直接接続されたおよび/またはメッシュ接続された異なる車隊からの車両を示す。また、ネットワーク例300は、異なる固定APに同時に接続された車隊も示し、これらは異なるそれぞれのローカル・インフラストラクチャ・プロバイダに属しても、属さなくてもよい。フォールト・トレラント・メカニズムとして、ネットワーク例300は、例えば、ローカル・ネットワーク・インフラストラクチャが故障した場合またはそれ以外で利用不可能になった場合、車両における長距離無線通信ネットワーク(例えば、セルラ、3G、4G、LTE等)の利用を含むことができる。同じ車両(例えば、モバイルAPまたはOBU)が、例えば、同じ通信技術(例えば、共有チャネルおよび/またはその異なるそれぞれのチャネル)を使用して、および/または各々毎に異なるそれぞれの通信技術を使用して、複数の車両、デバイス、物体等に同時にアクセスを付与することができる。また、例えば、同じ車両が、例えば、同じ通信技術(例えば、共有チャネルおよび/またはその異なるそれぞれのチャネル、および/または異なる通信技術を使用して)を使用して、他の車両、デバイス、物体等に複数のアクセスを付与することもできる。
【0058】
[0076] 加えて、複数のネットワーク・エレメントを互いに接続して、フォールト・トレラントまたは障害回復や、スループット向上に対応することができ、あるいは任意のまたは種々のクライアントのネットワーキングの要望に応えることもできる。多くの要望の例を本明細書において示す。例えば、2つのモバイルAP(またはOBU)を同じ車両に設置すること等も可能である。
【0059】
[0077] 再度
図1を参照すると、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの例は、バックボーン・プロバイダ(例えば、1つ以上のバックボーン・プロバイダおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ)への無線通信リンク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークへの無線通信リンク、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイスへの無線通信リンク、および環境(例えば、本明細書において論ずるセンサまたはシステムの内任意の1つ以上、任意のその他のデバイスまたは機械等)への無線通信リンクと共に示されている。種々の他のコンポーネントへの有線リンクを有するモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは示されていないが、そのような有線リンクが少なくとも一時的に(少なくともときおり)ある場合もある。
【0060】
[0078] また、
図1のネットワーク例100は、1組のエンド・ユーザ・デバイスも含む。種々のエンド・ユーザ・デバイス例を
図4に示す。尚、種々の他のネットワーク・コンポーネント(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(1つまたは複数)、バックボーン/コア等)も図示されていることを注記しておく。ネットワーク例400は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論じ
図1~
図3、
図5~
図6、
図8、および
図10~
図18に示す他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0061】
[0079] ネットワーク例400は、種々のモバイル・ネットワーク接続型デバイス(mobile networked device)を示す。このようなネットワーク・デバイスは、エンド・ユーザ・デバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、スマート・ウオッチ、ラップトップ・コンピュータ、ウェブカム、個人用ゲーミング・デバイス、個人用ナビゲーション・デバイス、個人用メディア・デバイス、個人用カメラ、健康管理デバイス、個人用ロケーション・デバイス、監視パネル、プリンタ等)を含むことができる。また、このようなネットワーク接続型デバイスは、一般的な環境において動作する種々のデバイスの内任意のものを含むことができ、そのようなデバイスは、例えば、特定のユーザと関連付けられていなくてもよい(例えば、本明細書において論ずるセンサ・デバイス、車両センサ、市有センサ(municipal sensor)、車隊センサ、道路センサ、環境センサ、セキュリティ・センサ、トラフィック・センサ、廃棄物センサ、天候センサの内任意のものまたは全て、種々の異なるタイプの市有機器または企業の機器の内任意のもの等)。このようなネットワーク接続型デバイスはいずれも、別個のバックボーン、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク等に、同じまたは異なる有線/無線技術を使用して、柔軟に接続することができる。
【0062】
[0080] モバイル・デバイスは、例えば、複数のデバイス/物体に同時アクセスを付与するAPとして動作することができ、一方複数のデバイス/物体は、アド・ホック・ネットワークを形成し、別個のバックボーン・ネットワーク、固定ホットスポット、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークに接続されたデバイスを最終的に相互接続することができる。デバイス(例えば、本明細書において論ずるデバイスまたはネットワーク・ノードの内任意のものまたは全て)は、例えば、フォールト・トレラントおよび/または負荷均衡の目的で(例えば、複数のSIMカード等を利用して)、別個のバックボーン、固定ホットスポット、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークにアクセスするために、例えば、冗長技術を有することができる。また、デバイスは、例えば、同じプロバイダまたは異なるそれぞれのプロバイダに属す、別個のバックボーン、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークに同時にアクセスすることができる。加えて、例えば、デバイスは他のデバイス/物体に複数のアクセスを(例えば、異なるチャネル、ラジオ等を通じて)付与することができる。
【0063】
[0081] 再度
図1を参照すると、エンド・ユーザ・デバイス例は、バックボーン・プロバイダ(例えば、1つ以上のバックボーン・プロバイダおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ)への無線通信リンク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークへの無線通信リンク、モバイルホットスポット・アクセス・ネットワークへの無線通信リンク、および環境への無線通信リンクと共に示されている。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイス例は、バックボーン・プロバイダ、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイルホットスポット・アクセス・ネットワーク、および環境への有線通信リンクと共に示されている。
【0064】
[0082]
図1に示すネットワーク例100は、実施時に(例えば、異なる事例毎に)適応可能であり、および/または、例えば、ネットワーク・コンポーネントがサービスに加入および離脱するに連れてリアル・タイムで適応可能である、柔軟なアーキテクチャを有する。
図5A~
図5Cは、モード(または構成)例を示すことによって、このような柔軟性を例示する。ネットワーク例500~570は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論じ
図1~
図4、
図6、
図8、および
図10~
図18に示す他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。例えば、そして限定ではなく、ネットワーク例500~570において示される通信リンク(例えば、有線リンク、無線リンク等)の内任意のものまたは全ては、総じて、
図1のネットワーク例100において示される、同様に位置する通信リンクと類似する。
【0065】
[0083] 例えば、本開示の種々の態様は、静止およびモバイル通信ノード双方の複雑なアレイを含む、動的に構成変更可能な通信ネットワーク(例えば、移動物体のインターネット)をサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。例えば、本開示の種々の態様により実現される通信ネットワークは、種々の固定ノード、モバイル・ノード、および/またはその組み合わせを含む複数の様式(modalities)の内1つで動作することができ、複数の様式は種々のシステムの目的の内任意のものを達成するために選択可能である(例えば、スループット向上、レイテンシ短縮およびパケット損失低減、システムの利用可能性およびロバスト性向上、余裕のある冗長性(extra redundancy)、応答性向上、データおよび/または制御パケットの送信におけるセキュリティ向上、スマート閾値を組み込むことによる構成変更(例えば、技術の変更、証明書の変更、IPの変更等)の回数削減、アクセスが困難な1つまたは複数のデッド・ゾーンにおける接続の提供、保守および更新/アップグレード等のために機器にアクセスする際のコスト低減)。このような様式の少なくとも一部は、例えば、永続的ではないにしても少なくとも一時的に、位置固定ノードによって全体的に構成することができる。
【0066】
[0084] 図示を簡単にするために、
図1(および本明細書におけるその他の図)のシステムまたはネットワーク例100において示される態様例の多くが
図5A~
図5Cから省略されているが、存在してもよい。例えば、
図1およびその他の図に示すクラウド、インターネット、およびISPの態様は、
図5A~
図5Cには明示的に示されていないが、これらの構成例のいずれにおいても存在してもよい(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークの一部としてまたはそれに結合されて存在する、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークの一部としてまたはそれに結合されて存在する等)。
【0067】
[0085] 例えば、第1モード例500は、通常実行モード、例えば、本明細書において論ずるコンポーネントの全てが存在するモード(または構成)として紹介されている。例えば、第1モード例500における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0068】
[0086]
図5Aにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、有線リンクを介して通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0069】
[0087] また、
図5Aにおいてそして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合することができる。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークにも1つ以上の無線リンク(または非繋留)リンクを介して通信可能に結合することができる。
【0070】
[0088] 第1モード例500(または
図5A~
図5Cのモード例の内任意のもの)には示されていないが、1つ以上のサーバをバックボーン・プロバイダ・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・ネットワークに通信可能に結合することもできる。
図1は、インターネットを通じてバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されたクラウド・サーバの一例を示す。
【0071】
[0089] 更に
図5Aにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークをバックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることを注記しておく。
【0072】
[0090] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、
図5Aの第1モード例500に示されている、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間における通信リンクは、有線および/または無線でもよいことを注記しておく。
【0073】
[0091] また、第1モード例500では、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークが、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。加えて、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークも、第1モード例500において、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第1モード例500では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。尚、種々の実施態様例において、このような無線リンクの内任意のものが、代わりに(または加えて)有線(または繋留)リンクを含んでもよいことを注記しておく。
【0074】
[0092] 第1モード例500(例えば、通常モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、コンピュータ・システム)との間で、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例に見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0075】
[0093] 同様に、第1モード例500(例えば、通常モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはエンド・ユーザ・デバイスを介して通信することもできる(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)。本明細書において紹介する種々のモード例に見られように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、 種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
【0076】
[0094] 例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。加えて、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0077】
[0095] 本明細書において論じるように、ここで紹介するネットワーク例は、種々の異なるモード(または構成)の内任意のもので動作するように適応的に構成変更可能である。このような適応型構成は、最初の設置時に、および/またはその後の被制御ネットワークの評価時(例えば、本明細書において論じるネットワーク・コンポーネントの内任意のものまたは全てを追加あるいは除去するとき、ネットワーク容量を拡大または除去するとき、カバレッジ・エリアを追加または除去するとき、サービスを追加または除去するとき等)に行うことができる。また、このような適応型構成は、リアル・タイムで、例えば、ネットワーク条件のリアル・タイムの変化(例えば、車両またはユーザ・デバイスの移動、ネットワークまたはコンポーネントの障害、ネットワークまたはコンポーネントの交換あるいは増強活動、ネットワークの過負荷等に基づいて、ネットワークまたはそのコンポーネントが利用可能な否か)に応答して行うこともできる。通信システムが本開示の種々の態様によって動作することができる種々のモードの特性を例示するために、以下のモード例を紹介する。全体的に、第1モード例500(例えば、通常実行モード)に関係付けて以下の例を論じる。尚、このようなモード例は、単なる例示であり限定でないことを注記しておく。
【0078】
[0096] 第2モード例(または構成)510(例えば、バックボーン利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、バックボーン・プロバイダ・ネットワークおよびそれとの通信リンクがない。例えば、第2モード例510における通信システムは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0079】
[0097]
図5Aにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第2モード例510(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0080】
[0098] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第2モード例510(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合することができる。尚、
図5Aの第2モード例510において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク間に示されている通信リンク(1つまたは複数)は有線および/または無線でもよいことを注記しておく。
【0081】
[0099] また、第2モード例510では、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークが、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が本明細書では示されている。加えて、第2モード例510では、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークが、更に、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が本明細書では示されている。更に、第2モード例510では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。尚、種々の実施態様例において、このような無線リンクの内任意のものが、代わりに(または加えて)、有線(または繋留)リンクを含んでもよいことを注記しておく。
【0082】
[00100] 第2モード例510(例えば、バックボーン利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、コンピュータ等)との間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0083】
[00101] 同様に、第2モード例510(例えば、バックボーン利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスがエンド・ユーザ・デバイスと、またはエンド・ユーザ・デバイスを介して通信することもできる(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはそれに加えて)。本明細書において紹介する種々のモード例に見られように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
【0084】
[00102] 例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0085】
[00103] 第2モード例510は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例が本明細書において示されている。例えば、セキュリティおよび/またはプライバシーの目的のために、公衆クラウド・システムやインターネット全般等への通信アクセスが許可されないように、第2モード例510を利用することができる。例えば、全てのネットワーク制御および管理機能が、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(例えば、有線ローカル・ネットワーク等)および/または固定アクセス・ポイント・ネットワーク内にあってもよい。
【0086】
[00104] 一実施態様例では、通信システムがローカルの湾港当局(local port authority)によって全面的に所有、運営、および/または制御されるのでもよい。セルラ接続に伴う余分な出費を払う必要がない。例えば、セルラ接続能力(例えば、モバイルAP、固定AP、エンド・ユーザ・デバイス、環境デバイス等において)を設ける必要がない。また、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、サーバ障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第2モード例510を利用できることを注記しておく。
【0087】
[00105] 第3モード例(または構成)520(例えば、ローカル・インフラストラクチャおよび固定ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびこれらとの通信リンクがない。例えば、第3モード例520における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0088】
[00106]
図5Aにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第3モード例520(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0089】
[00107] また、
図5Aにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第3モード例520(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。
【0090】
[00108] 更に、第3モード例520では、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークが、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第3モード例520では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。尚、種々の実施態様例において、このような無線リンクの内任意のものが、代わりに(または加えて)、有線(または繋留)リンクを含んでもよいことを注記しておく。
【0091】
[00109] 第3モード例520(例えば、ローカル・インフラストラクチャおよび固定ホットスポット利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、コンピュータ等)との間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0092】
[00110] 同様に、第3動作モード例520(例えば、ローカル・インフラストラクチャおよび固定ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間で、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはエンド・ユーザ・デバイスを介して通信することができる(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはそれに加えて)。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0093】
[00111] 第3モード例520では、全ての制御/管理機能を、例えば、クラウド内に実装することができる。例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを経由する通信リンクを有していないので、モバイルAPはバックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはクラウド)との直接接続(例えば、セルラ接続)を利用することができる。モバイルAPがこのような能力を有していない場合、モバイルAPは、例えば、それに通信可能に結合されたエンド・ユーザ・デバイスによって付与されるデータ・アクセスを利用することもできる(例えば、エンド・ユーザ・デバイスのデータ・プランを利用する)。
【0094】
[00112] 第3モード例520は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。一実施態様例では、第3モード例520は、通信システム機器の設置が増えるに連れて大きくなるデプロイ、例えば、他のモード(例えば、第1モード例500、第4モード例530等)に成長するデプロイの早期段階において利用することができる。また、第3モード例520は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、利用できることも注記しておく。
【0095】
[00113] 第4モード例(または構成)530(例えば、固定ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよびそれとの通信リンクがない。例えば、第4モード例530における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0096】
[00114]
図5Bにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第4モード例530(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0097】
[00115] また、
図5Bにおいてそして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第4モード例530(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することもできる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークにも、1つ以上の無線(または非繋留)リンクを介して、注記しておく。
【0098】
[00116] 加えて、
図5Bにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第4モード例530(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することもできることも注記しておく。
【0099】
[00117] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第4モード例530(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。
【0100】
[00118] モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、更に、第4モード例530では、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第4モード例530では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0101】
[00119] 第4モード例530(例えば、固定ホットスポット除外モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、 種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0102】
[00120] 同様に、第4モード例530(例えば、固定ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信することもできる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
【0103】
[00121] 例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。加えて、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0104】
[00122] 第4モード例530における一実施態様例では、制御/管理機能の一部を、例えば、ローカル・バックボーン・プロバイダ・ネットワーク内(例えば、クライアント構内)に実装することもできる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダへの通信は、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはクラウド)を通じて実行することができる。尚、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークとモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間に直接通信経路があるシナリオでは、このような通信経路を利用できることを注記しておく。
【0105】
[00123] 例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを経由する通信リンクを有していないので、モバイルAPはバックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはクラウド)との直接接続(例えば、セルラ接続)を利用することができる。モバイルAPがこのような能力を有していない場合、モバイルAPは、例えば、それに通信可能に結合されたエンド・ユーザ・デバイスによって付与されるデータ・アクセスを利用することもできる(例えば、エンド・ユーザ・デバイスのデータ・プランを利用する)。
【0106】
[00124] 第4モード例530は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。一実施態様例では、第4モード例530は、通信システム機器の設置が増えるに連れて大きくなるデプロイ、例えば、他のモード(例えば、第1モード例500等)に成長するデプロイの早期段階において利用することができる。第4モード例530は、例えば、固定APにファイバ(またはその他の)接続が利用できないというシナリオ(例えば、海上におけるシナリオ、農園におけるシナリオ等)、または固定APにアクセスまたは接続することが難しいというシナリオにおいて利用することができる。例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの1つ以上のモバイルAPを、クラウドに到達するためのゲートウェイとして使用することができる。また、第4モード例530は、例えば、車両隊および/またはそれに関連するモバイルAPが第1エンティティによって所有され、固定APが他のエンティティによって所有され、モバイルAPと固定APとの間の通信について現在同意がないときに利用することもできる。また、第4モード例530は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、利用できることも注記しておく。
【0107】
[00125] 第5モード例(または構成)540(例えば、モバイル・ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよびその通信リンクがない。例えば、第5モード例540における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0108】
[00126]
図5Bにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第5モード例540(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。
【0109】
[00127] また、
図5Bにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第5モード例540(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークにも、1つ以上の無線(または非繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0110】
[00128] 加えて、
図5Bにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第5モード例540(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0111】
[00129] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第5モード例540(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、
図5Bの第5モード例540において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間における通信リンク(1つまたは複数)は、有線および/または無線であってもよいことを注記しておく。
【0112】
[00130] また、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは、第5モード例540では、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第5モード例540では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0113】
[00131] 第5モード例540(例えば、モバイル・ホットスポット利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0114】
[00132] 同様に、第5モード例540(例えば、モバイル・ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
【0115】
[00133] 例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。加えて、例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0116】
[00134] 第5モード例540における一実施態様例では、エンド・ユーザ・デバイスおよび環境デバイスは固定APに直接(例えば、イーサネット、Wi-Fi等を利用して)通信することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスは、バックボーン・プロバイダ・ネットワークと直接(例えば、セルラ接続等を利用して)通信することもできる。
【0117】
[00135] 第5モード例540は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスが固定APと直接通信することができる一実施態様例では、このような通信をモバイルAP通信の代わりに利用することができる。例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは、全ての所望のエリアに対してカバレッジを提供することもできる。
【0118】
[00136] また、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第5モード例540を利用できることを注記しておく。
【0119】
[00137] 第6モード例(または構成)550(例えば、固定/モバイル・ホットスポットおよびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびこれらとの通信リンクがない。例えば、第6モード例550における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0120】
[00138]
図5Bにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第6モード例550(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。
【0121】
[00139] また、
図5Bにおいてそして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第6モード例550(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合することができる。
【0122】
[00140] また、第6モード例550では、エンド・ユーザ・デバイスは、1つ以上の無線リンクを介して環境デバイスに通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0123】
[00141] 第6モード例550(例えば、固定/モバイル・ホットスポットおよびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。同様に、第6モード例550(例えば、固定/モバイル・ホットスポットおよびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはそれに加えて)通信することができる。
【0124】
[00142] 第6モード例550は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。例えば、エンド・ユーザが未だ通信システムに加入していないという一実施態様例では、エンド・ユーザ・デバイスは、クラウド・アプリケーションを介して、そしてバックボーン・プロバイダ・ネットワークと直接通信することによって(例えば、セルラ・リンク等を介して)、システムに加入することができる。また、第6モード例550は、例えば、モバイルAPの存在がまばらであり、固定APの設置が困難であるまたは実用的でない等の地方エリアにおいて利用することができる。
【0125】
[00143] また、インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第6モード例550を利用できることを注記しておく。
【0126】
[00144] 第7モード例(または構成)560(例えば、バックボーンおよびモバイル・ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびそれらとの通信リンクがない。例えば、第6モード例560における通信システムは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0127】
[00145]
図5Cにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第7モード例560(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。
【0128】
[00146] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第7モード例560(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、
図5Cの第7モード例560において示されている、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間の通信リンクは、有線および/または無線でもよいことを注記しておく。
【0129】
[00147] また、第7モード例560では、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークが、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。加えて、第7モード例560では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0130】
[00148] 第7モード例560(例えば、バックボーンおよびモバイル・ホットスポット利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0131】
[00149] 同様に、第7モード例560(例えば、バックボーンおよびモバイル・ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0132】
[00150] 第7モード例560は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。被制御空間の実施態様例では、クラウド・アクセスが付与されないかもしれず(例えば、セキュリティの理由、プライバシーの理由等から)、カバレッジ・エリアの全(または十分な)カバレッジが、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークによって提供される。つまり、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは不要となる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスおよび環境デバイスは、直接固定APと(例えば、イーサネット、Wi-Fi等によって)通信することができる。
【0133】
[00151] また、バックボーン・プロバイダ・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第7モード例560を利用できることを注記しておく。
【0134】
[00152] 第8モード例(または構成)570(例えば、バックボーン、固定ホットスポット、およびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびこれらとの通信リンクがない。例えば、第8モード例570における通信システムは、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0135】
[00153]
図5Cにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、第8モード例570では、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合されていることが示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、エンド・ユーザ・デバイスは、第8モード例570において、環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0136】
[00154] 第8モード例570(例えば、バックボーン、固定ホットスポット、およびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク等に結合されている)との間において、情報(またはデータ)を(少なくとも現在は)伝達できない場合がある。同様に、環境デバイスとサーバ(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク等に結合されている)との間において、情報(またはデータ)を(少なくとも現在は)伝達できない場合がある。尚、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信できることを注記しておく。
【0137】
[00155] 第8モード例570は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。一実施態様例では、第8モード例570は、データを収集するおよび/または供給する(serve)(例えば、遅延耐性ネットワーキングのシナリオにおいて)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを通じたピア・ツー・ピア通信を提供する(例えば、1つのモバイルAPのクライアント間、それぞれ異なるモバイルAPのクライアント間等)等のために利用することができる。他のシナリオ例では、第8モード例570は、車両間通信が車両対インフラストラクチャ通信よりも優先されるというシナリオにおいて利用することができる。更に他のシナリオ例では、第8モード例570は、全てのインフラストラクチャ・アクセスが失われる(例えば、トンネル、駐車場等において)というシナリオにおいて利用することができる。
【0138】
[00156] また、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第8モード例570を利用できることを注記しておく。
【0139】
[00157] 以上で示しそして論じたように、複数の技術による複数のデバイスを使用する異なる環境内において、複数の技術によって複数の移動物体/静止物体に結合され、異なる環境に跨がって無線(メッシュ)ホットスポット・ネットワークを形成し、複数の有線/無線インフラストラクチャ/ネットワーク・バックボーン・プロバイダに接続され、最終的にインターネット、クラウドまたは個人ネットワーク・インフラストラクチャに接続される複数のユーザまたは機械のマルチモード通信を可能にする包括的プラットフォームを有することは有益である。
【0140】
[00158]
図6は、本開示の種々の態様によるネットワーク構成例の更に他のブロック図を示す。ネットワーク例600は、例えば、本明細書において論じ
図1~
図5、
図8、および
図10~
図18に示す他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と、いずれかの特性または全ての特性を共有することができる。注記すべきこととして、ネットワーク例600は、 各々固定AP(またはRSU)に通信可能に結合された複数のモバイルAP(またはOBU)を示し、各モバイルAPがネットワーク・アクセスを車両ネットワーク(例えば、他の車両または車両ネットワーク、ユーザ・デバイス、センサ・デバイス等を含む)に付与することができる。
【0141】
[00159] 本開示の種々の態様によれば、例えば、ノードおよびエンド・デバイスの位置にしたがって、とりわけ、安定したTCP/IPインターネット・アクセスに対応する方法で、車両通信ネットワークを管理するシステムおよび方法を提供する。例えば、エンド・ユーザには、障害がなく安定したWi-Fiインターネット接続を提供することができ、この接続は、エンド・ユーザには、ユーザの自宅、ユーザの勤務先、固定公衆Wi-Fiホットスポット等において、Wi-Fiインターネット接続と同じように現れることができる。例えば、本明細書において説明したような通信ネットワークを利用するユーザには、TCPセッションがアクティブのままでいることができ、ダウンロードを通常に処理することができ、割り込みなしでコールを処理することができる等となる。本明細書において論じたように、本開示の種々の態様による車両通信ネットワークは、正規(regular)インターネット・トラフィックおよび/または個人ネットワーク・トラフィックのためのトランスポート・レイヤとして適用することができる(たとえば、顧客の個人LANのアクセスを有線ネットワークから車両およびその周囲のユーザ等に広げる)。
【0142】
[00160] ネットワークの一実施態様例によれば、ユーザが常に車両の1つのWi-FiAPに常に接続することができるが、車両(またはそのアクセス・ポイント、例えば、OBU)は複数のアクセス・ポイント(例えば、固定AP、他のモバイルAP、セルラ基地局、固定Wi-Fiホットスポット等)間を移動する。例えば、本開示の種々の態様によって実現される移動性管理は、モバイルAPが固定AP(および/またはモバイルAP)間を移り変わる際に、および/またはユーザがモバイルAP間を移り変わる際に、異なる通信技術(例えば、802.11p、セルラ、Wi-Fi等)に跨がる各車両およびそのユーザの移動性(mobility)をサポートする。
【0143】
[00161] 本開示の種々の態様によれば、LMAまたはネットワーク・コントローラと呼んでもよい、移動性コントローラ(MC)が、種々のノード(例えば、モバイルAP等)の位置(例えば、ネットワーク位置等)、および/またはこれらを介して接続されているエンド・ユーザの位置を監視することができる。移動性コントローラ(MC)は、例えば、異なるアクセス・ポイントおよび/または異なる技術間において、低いリンク・レイテンシおよび低いハンドオーバー時間で、継ぎ目のないハンドオーバーを提供することができる(例えば、通信セッションを連続的に維持する)。
【0144】
[00162] 本明細書において提供したアーキテクチャは、スケーラブルであり、例えば、冗長エレメントおよび/または機能を活用して、制御および/またはデータ通信機能の負荷均衡を行い、更に障害の確率を低下させる。また、本開示の種々の態様は、制御信号伝達の削減にも対応し(例えば、量および/または頻度)、これによって、制御オーバーヘッドを削減し、例えば、バックエンド・サーバおよびAP(例えば、固定APおよび/またはモバイルAP)の双方について、制御表およびトンネリングのサイズを縮小する。
【0145】
[00163] 加えて、本開示の種々の態様による通信ネットワーク(またはそのコンポーネント)は、それらの接続選択肢の一部または全部を制御するため、および/またはそれらの制御機能を利用するために、モバイル・デバイスと相互作用する能力を含むことができる。例えば、一実施態様例では、モバイル・アプリケーションが背景において実行し、利用可能なネットワークおよび/またはそのノードを管理し、最も良く当てはまる1つを選択し、次いで現行の接続の切断の前に、選択したネットワーク(またはそのノード)へのハンドオフをトリガすることができる。
【0146】
[00164] また、この通信ネットワーク(またはそのコンポーネント)は、インフラストラクチャの要件および/または各クライアントの移動の必要性等にしたがって、構成変更可能である。例えば、この通信ネットワーク(またはそのコンポーネント)は、異なるレイヤ2(L2)またはレイヤ3(L3)の実装、その組み合わせ、更にはIPv4/IPv6トラフィックをサポートする能力を含むことができる。
【0147】
[00165] 近年において、車両は増々接続されるようになり(Wi-Fi、セルラ、またはV2Xを通じた接続を含む)、したがって、車両間、そして車両とクラウドとの間において、増々大量のデータが常時転送されつつある。データは、アップロード方向およびダウンロード方向の双方に流れており、車両によって消費される異なる種類のサービスおよびアプリケーションのために利用されている。これらのサービスおよびアプリケーションは、車両内においてローカルに、またはクラウドにおいてリモートに実行することができる(センサ、ナビゲーション・システム、テレマティックおよび通信ユニットからのソフトウェア更新、車操作システム、および車両ECU等からのデータを肩代わりする)。しかしながら、Wi-Fiインフラストラクチャが成長しつつあり、道路レベルでは十分に活用されていないが、セルラ・インフラストラクチャは総じて最大容量またはほぼ最大容量に達していると言って差し支えない。
【0148】
[00166] この難しい環境において、車両およびこの車両内部にあるアプリケーション/サービスが、乏しいセルラ・ネットワーク容量を取り合っている。したがって、車両によって要求される大量のデータの効率的な制御および管理は、このようなデータを消費する内部または外部アプリケーションに対するデータの重要性を考慮すると、有用である。本開示の種々の実施形態は、利用可能なネットワークのために、および他の車両を含む、これらのネットワークの内少なくとも1つにアクセスすることができる車両のために、各時点において、各車両のコンテキストの範囲内等で、効率的な制御および管理を行うことができる。
【0149】
[00167] 尚、「車両」(vehicle)という用語は、「自律車両」(autonomous vehicles)および「運転手補助車両」(driver assisted vehicles)だけでなく、あらゆる他の種類の車両も含むことは、理解されてしかるべきである。例えば、車両とは、一例として、そして限定ではなく、陸上および/または地下における使用のためのノード、水上および/または水中における使用のための船舶(例えば、ボート、船、スピードボート、タグボート、はしけ、潜水艦等)、空中および/または宇宙における使用のための航空機/宇宙船(例えば、ドローン、飛行機、衛星等)であってもよい。車両内のアプリケーションは、車両の動作(operation)に応用可能であるのはもっともであり、または車両内にいる乗員によって使用されるアプリケーションであってもよい。例えば、車両が自律運転バスである場合、このバスの運転に必要とされる膨大な量のデータに加えて、このバスの中には、データを受信している(ムービー、歌等をストリーミングする)またはデータを送信している(ビデオ/写真、チャット等をアップロードする)多数の乗客もいると考えられる。
【0150】
[00168] したがって、本開示の種々の実施形態では、説明をし易くするために、Wi-Fiネットワーキングを、車両データの転送を一層効率的にする好機として使用することについて説明するが、データを一層効率的に通信することを可能にするためには、利用可能な任意の他の種類(1つまたは複数)のネットワークも、インテリジェント・データ転送に使用できることは理解されてしかるべきである。ラジオは、トランシーバ回路およびしかるべきハードウェア、および/または無線波の送信/受信を制御するためのソフトウェアを備えることができ、受信信号および/または復調信号を処理するため、ならびに送信しようとする信号を処理するためのプロセッサも含むことができる。
【0151】
[00169] 更に具体的には、1つ以上のWi-Fiラジオ(1つまたは複数)が車両内で利用可能なとき、本開示の種々の実施形態は、例えば、電源を入れなければならないWi-Fiラジオの台数の動的な選択および適応、構成しなければならないWi-Fiラジオの台数、各Wi-Fiラジオに割り当てられる構成(configuration)、各ラジオが動作しなければならないモード、各Wi-Fiラジオ、モード、および構成毎に利用するとよいダウンオードおよびアップロード・アプリケーション、各Wi-Fiラジオ、モード、および構成に利用するとよい内部ならびに外部アプリケーション、各特定のWi-Fi構成において優先しなければならないアプリケーション等というようなことを考慮に入れることができる。
【0152】
[00170] ラジオ構成は、例えば、ラジオが、車両-インフラストラクチャ(V2I)、車両-車両-インフラストラクチャ(V2V2I)、車両-車両(V2V)、またはアクセス・ポイント(AP)の内のどれであるかを示すことができる。尚、これらの構成の組み合わせでもよいものを含む、他のラジオ構成もあることは分かるであろう。
【0153】
[00171] 各ラジオが動作することができるモードは、例えば、ラジオが他のノードに接続しているまたはされているか否か、あるいは他のノードをスキャンしているか否かでもよい。ノードとは、AP(FAP、MAP)またはネットワークに接続することができる電子デバイスである。
【0154】
[00172] 加えて、Wi-Fi構成は、例えば、以下のような変数に依存してもよい。車両内において利用可能なハードウェアおよびラジオ、Wi-Fiアクセスを必要とするアプリケーション、例えば、車両の通信距離内にあるAPの個数、近隣車両の台数、およびユーザ数というような、車両の環境コンテキスト、転送されるデータ量、車両の速度、方向、および位置、ならびに顧客からのポリシー等。
【0155】
[00173] 顧客ポリシーは、例えば、この顧客に転送のために割り当てられるデータ量、この顧客がデータの送信/受信に支払ってもよい金額、データ転送の重要性(リアル・タイムまたは遅延)等を示すことができる。
【0156】
[00174] したがって、本開示の種々の実施形態は、距離、時間、および車両/車隊当たりの総コスト消費(overall cost consumption)を削減するため、転送の高速化および/または低価格化のために必要とされる、データ代行を増やすため、ならびにアプリケーション、サービス、またはユーザ毎に体験される総合的な品質を向上させるために、動作を最適化することができる。
【0157】
[00175] 各Wi-Fi構成は、リアル・タイムまたは履歴判断要因およびパラメータを考慮に入れて、車両においてローカルに、またはクラウドにおいてリモートに設定することができる。
【0158】
[00176]
図7は、本開示の種々の態様による、車両における通信デバイス例のブロック図を示す。
図7を参照すると、通信デバイス702および704を有する車両700が示されている。通信デバイス702および704は、例えば、車両700に付帯するWi-Fiラジオであってもよい。種々の実施形態は、異なる台数のWi-Fiラジオを有することができる。例えば、車両は、1つのWi-Fiラジオ、または
図7に示す例のWi-Fiラジオを2つよりも多く有してもよい。
【0159】
[00177] 車両700は、例えば、乗員に属すのでもよい通信デバイス710...714も有することができる。通信デバイス710...714は、通信デバイス702...704の内1つ以上を通じて、例えば、インターネットのような外部ネットワークに接続することができればよい。
【0160】
[00178]
図8は、本開示の種々の態様による、通信ネットワーク例のブロック図を示す。本明細書において論ずる機能の内任意のものまたは全ては、
図8のネットワーク例のコンポーネント例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、
図8におけるネットワーク例は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論じた
図1~
図6および
図10~
図18の他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することもできる。
【0161】
[00179]
図8を参照すると、クラウド810、Wi-Fiアクセス・ポイント(AP)822とセルラ・タワー824とを備える通信インフラストラクチャ820、車両830、および近隣車両840...842が示されている。簡略化のために、インフラストラクチャ820についてはWi-FiAP822およびセルラ・タワー824のみが示されているが、インフラストラクチャ820は、例えば、信号機、車の流れを監視するためのセンサ、交通量、道路状態等についての情報を処理するデータベースというような、多くの他のオブジェクト(objects)を含んでもよいことは理解されてしかるべきである。
【0162】
[00180]
図8に示すように、車両830は、コンテキスト・ブローカ(context broker)832、Wi-Fiラジオ・マネージャ834、ラジオ・マネージャ836...838、ラジオ836a...838a、およびセンサ839を備えることができる。車両830におけるコンテキスト・ブローカ832は、判断に影響を及ぼす可能性があるコンテキストを集める役割を果たすことができる。このコンテキストは、アプリケーションおよび/またはサービスの種々の必要事項および/または要件、移動物体を特徴付ける情報(位置、速度、移動方向、処理能力、リソース等のような情報)、およびインフラストラクチャからの情報(利用可能なAP、経路、近隣車両(vehicles nearby)等)も含むことができる。
【0163】
[00181] Wi-Fiラジオ・マネージャ834は、全てのコンテキスト要件および必要事項を利用可能なラジオ836a...838aと照合し、データ・フローおよび/またはトラフィック・フローをそれらのラジオ836a...838aにマッピングする役割を果たすことができる。したがって、Wi-Fiラジオ・マネージャ834は、ラジオの電源を入れるべきかまたは切るべきか否か判断し、電源が入っている場合、そのWi-Fiラジオをどのように構成すればよいか決定することができる。
【0164】
[00182] ラジオ・マネージャ836...838は、これらが対応するラジオについての関連情報(信号電力、RSSI、干渉、チャネル、周波数等)の全てを取得し設定することができる。例えば、ラジオ・マネージャ836はラジオ836aを構成することができ、ラジオ・マネージャ838はラジオ838aを構成することができる。即ち、ラジオ・マネージャ836はラジオ構成情報をWi-Fiラジオ・マネージャ834から受信し、ラジオ構成情報にしたがってラジオ838aを構成することができる。
【0165】
[00183] 近隣車両840...842は、全体的に車両830と類似しており、以前の接続から、例えば、Wi-FiAP822のようなWi-FiAPに、情報、これらが共有しようとするデータ、またはこれらが他から必要とするデータ、およびこれらがその近隣と共有するために妥当であると判断した全てのコンテキストを提供することができる。
【0166】
[00184] インフラストラクチャ820は、Wi-FiAP、信号機、および他の全てのIoTベース・ノードを備えることができ、種々のノードは、ネットワークにおいて頻繁に接続のために名乗り出る(announce themselves)ことができ、および/または接続のためにバックホールを提供することができる。
【0167】
[00185] クラウド810は、車両内アプリケーションおよびサービスのためのエンドポイントになることもできる。即ち、通例、アプリケーション/サービスが、それらの要件および必要事項を提示するのは、クラウドを通じてであり、車両を管理/制御するエンティティが、全ての車両の行動(action)の総合的コンテキスト(full context)および包括的全体像を有するのも、クラウドを通じてであり、クラウド810と通信する全ての車両を特徴付ける全ての履歴情報/コンテキストを有するデータベースが存在するのも、クラウドを通じてできることである。
【0168】
[00186] プレディクタ・ブロック812は、クラウド810内に存在してもよく、物理世界から受信したリアル・タイム・コンテキストを、クラウド810内に存在することができるモデル/パターン(図示せず)と相関付けることができるとしてよく、受信されクラウド810に格納されている情報に基づいて、モデル/パターンを構築することができる。この情報は、新たな情報によって補充および/または更新することができる。クラウド810におけるこのモデルは、車両830および840...842によって行われる新たな行動および/または判断を推論するために使用することができ、例えば、新たな行動および/または判断を各車両におけるコンテキスト・ブローカ832に通知することができる。
【0169】
[00187] コンテキスト・ブロック814全体のブロックは、全ての車両行動およびコンテキストの総合的コンテキストおよび包括的全体像を格納するように構成することができ、データにリアル・タイムまたは履歴というタグを付けることができる。
【0170】
[00188] したがって、車両830は、インフラストラクチャ820の少なくとも一部を通じて、クラウド810と通信するように構成することができ、車両830はインフラストラクチャ820から情報を受信することができる。この情報は、例えば、インフラストラクチャ820に付帯するセンサからでもよく、および/または、他の車両から受信した情報であってもよい。他の車両は、例えば、利用可能なAP、経路、近隣車両等のような、インフラストラクチャ820であってもよく、またはインフラストラクチャ820と通信したことがあるものでもよい。また、車両830は他の車両840...842とも通信する。同様に、車両830は、他の車両840...842から情報を受信し、他の車両840...842に情報を送信することもできる。また、車両830はそのセンサ839から情報を受信することもできる。
【0171】
[00189] ノード間で伝達される情報は、例えば、交通状態、道路状態、センサ情報(例えば、周囲エリアの写真および/またはビデオ、他の利用可能なノードについての情報等)、天気情報等のような、環境情報でもよい。また、この情報は、例えば、最近(例えば、過去1秒、過去10秒等)受信または送信されたデータ量、転送されたデータの型(例えば、リアル・タイムまたは遅延)、接続されているノード、使用されているネットワーク(例えば、セルラ、Wi-Fi等)等に関するのでもよい。また、この情報は、種々のノードにおいて実行されているアプリケーション、または実行したことがあるアプリケーションに関するのでもよい。種々の型の情報は、例えば、車両830のようなノードが、Wi-Fiラジオ836a...838aを構成するときに、インテリジェントな判断を行うことを可能にすればよい。
【0172】
[00190] したがって、車両830は、異なるアプリケーションの必要性(needs)に基づいて、複数の可能なシナリオ(V2I、V2V、V2I2V等)に利用可能な、または異なるシステム目標を最大化することを試みるために利用可能なWi-Fiラジオ836a...838aを動的に構成し動作させることができるとよい。この目的のために、その制御および管理に必要なコンテキストを提供するために、様々な方法およびメカニズムを所定の位置に据えることができる。判断は、問題のコンテキストに合わせて個別に行うことができ、そのコンテキストは、車両において利用可能なコンテキスト源によって、その局所的な近隣において、またはクラウドにおいて提供されるはずである。コンテキストは、リアル・タイムでも、履歴情報に基づいてもよく、コンテキストは、その時点で(now)下さなければならない判断、あるいは数秒後、数分後、および/または数時間後には関係なく、今後行われる判断に影響を及ぼす可能性がある。
【0173】
[00191]
図9は、本開示の種々の態様による、処理回路のブロック図例を示す。
図9を参照すると、例えば、車両830のような車両内に設けることができる(present)処理モジュール900が示されている。処理モジュール900の全部または一部は、例えば、車両830のような車両の一部であってもよく、あるいは車両が製造された後に設置されてもよい。処理モジュール900は、例えば、プロセッサ910、メモリ920、通信インターフェース930、およびIOインターフェース940を備えることができる。また、処理モジュール900は、少なくとも部分的に,クラウド810および/またはインフラストラクチャ820において使用されてもよい。見てわかるように、処理モジュール900は、例えば、種々のノードの特定部分に使用されてもよい。例えば、処理モジュール900は、プレディクタ812、総合コンテキスト・モジュール814、Wi-FiAP822、セルラ・タワー824、コンテキスト・ブローカ832、Wi-Fiラジオ・マネージャ834、ラジオ・マネージャ836...838、およびラジオ836a...838aにおいて使用されてもよい。
【0174】
[00192] プロセッサ910は、運転関連データを処理する専用プロセッサであってもよく、またはプロセッサ910は、例えば、車両830を制御するおよび/または車両830の動作を補助することができる1つ以上のプロセッサと協調して動作することもでき、またはノードにおける他のプロセッサ(1つまたは複数)と協調して動作することもできる。メモリ920は、不揮発性メモリ926と揮発性メモリ928とを含むことができる。オペレーティング・システム922およびアプリケーション924は、例えば、不揮発性メモリ926に格納することができ、実行のために揮発性メモリ928にコピーすることができる。例えば、プレディクタ812、コンテキスト・ブローカ832、Wi-Fiラジオ・マネージャ834、ラジオ・マネージャ836...838、およびラジオ836a...838aの各々が、その対応する不揮発性メモリ926内にあるコードを実行することができる。本開示の種々の実施形態は、設計および/または実装に依存する、異なるメモリ・アーキテクチャを使用してもよい。
【0175】
[00193] 通信インターフェース930は、処理モジュール900に、例えば、USB、イーサネット、Firewire等のような有線プロトコル、またはBluetooth、近場通信(NFC)、Wi-Fi等のようなワイヤレス・プロトコルによって他のデバイスと通信させることができる。通信は、例えば、インフラストラクチャ820および車両830内にあるような、そして種々のセンサおよび/またはセンサ・データを中継することができるデバイスを含む、他のノードとであってもよい。また、通信は、例えば、クラウド810のような、1つ以上のシステム/クラウド・サーバとでもよい。
【0176】
[00194] また、処理モジュール900は、必要に応じて、入力デバイス942を介してユーザと通信し、出力情報を出力デバイス944上に表示するために、IOモジュール940を備えることもできる。入力デバイス942は、例えば、ボタン、ディスプレイの一部であってもよい接触感応画面、マイクロフォン等を含むことができる。ある実施形態では、センサ839の内1つ以上を、入力デバイス942の一部と見なすこともできる。出力デバイス944は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、LED等を含むことができる。
【0177】
[00195] プロセッサ910は、異なる実施形態では、異なるアーキテクチャを使用して動作することもできる。例えば、プロセッサ910は、実行する命令を格納するために、メモリ920を使用することができ、またはプロセッサ910はその命令のためにそれ自体のメモリ(図示せず)を有することもできる。更に、種々の実施形態は、プロセッサ910を、車両830、Wi-FiAP822、クラウド810内にある他のプロセッサ、および/または、例えば、車両830の運転手および/または乗員(1人または複数)の電子デバイスに属するのでもよいプロセッサと協調して機能させることもできる。また、種々の実施形態は、これらのプロセッサのいずれでも、個々に機能させることもできる。
【0178】
[00196] 種々の実施形態は、異なる機能を異なるグループに纏めることができる他のアーキテクチャを使用することもできる。例えば、この仕分け(grouping)は、異なる集積回路チップに纏めることもできる。また、この仕分けは、IOモジュール940および通信モジュール930等のような異なるデバイスを一緒に組み合わせることもできる。
【0179】
[00197] 以下に、複数のノード間における通信のための種々のモード例を示す。これらのモードの各々を以下のように設定するために、車両は、クラウド、他の車両、アクセス・ポイント等からの特定のコンテキストを纏めること、または特定のコンテキストにアクセスすることができる。
【0180】
[00198]
図10は、本開示の種々の態様による、車両と固定アクセス・ポイントとの間における通信の例を示す。本明細書において論ずる機能の内任意のものまたは全ては、
図10のネットワーク例のコンポーネント例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、
図10におけるネットワーク例は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる
図1~
図6、
図8、および
図11~
図18の他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0181】
[00199]
図10を参照すると、単一V2IWi-Fi、同じWi-FiAPを経由する複数のV2I、および異なるWi-FiAPを経由する複数のV2Iのシナリオ例1、2、および3が、それぞれ示されている。
【0182】
[00200] シナリオ1では、単一V2IWi-Fiの例である車両1030が、Wi-Fiラジオ1032を使用して、ワイヤレス接続1051を介して、固定Wi-FiAP1004によってブロードキャストされた1つのSSIDに接続する。車両1030は、公衆および/または個人Wi-Fiアクセス・ポイントに接続することによって、そのWi-Fiラジオ・モジュールを使用して、低コスト技術によってトラフィックをアップロードする。トラフィックは、リアル・タイムおよび/または遅延耐性であるとよい。
【0183】
[00201] 車両1030は、AP1004のような近隣APからコンテキスト情報を受信することができ、またはクラウド810のようなクラウドから、種々のAPが近隣で接続のために利用可能であることを示す通知を受信することができる。コンテキスト情報は、例えば、特定のプロトコル・バージョン(11ac、11n等)、周波数(2.4または5Ghz)、およびAPによってブロードキャストされたチャネル、またはこれらのAPを接続するインフラストラクチャによって提供される利用可能な帯域幅を含むことができる。したがって、車両1030は、肩代わりされるデータを増加させ、種々のセルラ技術のような、費用がかかる技術または遅い技術よりも、データを送るコストまたは時間を削減することができる。
【0184】
[00202] また、
図10は、同じWi-FiAPを経由する多重V2Iの例によるシナリオ2も示す。ここでは、車両1010のWi-Fiラジオ1012および1014が、ワイヤレス接続1055および1054をそれぞれ介して、Wi-FiAP1002と通信するために使用される。車両1010は、異なる周波数および/またはチャネルにおいて同じWi-FiAP1002によってブロードキャストされた異なるSSIDに接続することができる。したがって、バックホール・インフラストラクチャに隘路がない場合、車両1010がもっと広い帯域幅を得ることができるのはもっともである。何故なら、一般に、異なる周波数またはチャネルを使用しているワイヤレス接続1055および1054の間には干渉がないからである。
【0185】
[00203] シナリオ2についてのコンテキスト情報は、シナリオ1についてのコンテキスト情報と同様でもよいが、車両1010には、Wi-FiAP1002において利用できるWi-Fiラジオの台数を通知することができる。
【0186】
[00204] 車両1010は、同じWi-FiAP1002によって提供される異なるチャネルまたは周波数に接続することができ、これによって一層の柔軟性および分離を可能にし、更にクラウド810と通信するために利用可能な帯域幅を拡大する可能性も追加する。
【0187】
[00205] 加えて、
図10は、異なるWi-FiAP1002および1004を経由する多重V2Iの例によるシナリオ3も示す。例えば、車両1020は、異なる固定Wi-FiAP1002および1004によってブロードキャストされた2つの異なるSSIDに、2つの異なるWi-FIラジオ1022および1024を使用し、それぞれ、ワイヤレス接続1053および1052を使用して接続することができる。
【0188】
[00206] これは、シナリオ2におけるのと同じシナリオであるが、ここでは、車両1020が、異なるWi-FiAP1002および1004によってブロードキャストされた異なるSSIDに接続することができる。したがって、能力が異なるWi-Fiプロバイダに車両830を接続することができる。このシナリオにおけるコンテキスト情報は、シナリオ1および2におけるのと同様でよい。また、このシナリオは、同じ車両1020が、異なるインフラストラクチャ・プロバイダによって所有され完全に分離されたネットワークと通信することを可能にする柔軟性を提供することもできる。
【0189】
[00207]
図11は、本開示の種々の態様による、2つの車両間における通信例を示す。本明細書で論ずる機能の内任意のものまたは全ては、
図11のネットワーク例のコンポーネント例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、
図11におけるネットワーク例は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる
図1~
図6、
図8、
図10、および
図12~
図18の他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0190】
[00208]
図11を参照すると、車両1100および1110間における単一V2V Wi-Fi接続1151の例によるシナリオ4が示されている。この場合、近隣にはWi-FiAPはなく、車両1100は、そのWi-Fiラジオ1102を利用して、Wi-Fiラジオ1112を有する他の車両1110に接続することができる。したがって、種々の車両は、これらが互いの近くにあるときに、コンテンツおよびデータを共有することができるとして差し支えない。例えば、車両1110がクラウド830に接続できなかった間に、車両1100は、例えば、ソフトウェア更新、位置データ、マップ更新、ルック-アヘッド・コンテキスト(look-ahead context)等のような種々の情報をクラウド810からダウンロードし終えていることができる。ルック-アヘッド・コンテキストによって、車両は、直接またはクラウド830からは入手できない情報に基づいて、適宜計画を立てることが可能になる。例えば、車両1100は、車両1100が来た方向に移動しているとしてもよい。これらが互いに近接するとき、車両1110は、例えば、その先に事故があって、交通渋滞が発生したというような情報を提供することができる。したがって、この情報は、車両1100が交通渋滞を避けるためにその経路を変更することを可能にするのはもっともである。したがって、車両1110がWi-Fiを通じて車両1100に接続したとき、車両1110は、クラウド830に接続されていなくても、その情報を更新できると言ってよい。
【0191】
[00209] したがって、車両は、他の近隣車両から、例えば、ソフトウェア更新、位置データ、更新されたマップ、ルック-アヘッド・コンテキスト等のような、車両が共有したいまたは利用可能にしたい重要データの情報を受信することができる。また、車両は、クラウド830から、他の車両が近隣にあり利用可能であるという通知を受信することができ、更に利用可能なWi-Fiラジオの台数、速度、車両の方向および位置等に関して、これらの車両の詳細も受信することができる。車両がクラウド・サーバに接続されていないときでも、このように車両に更新させることによって、輸送の安全性およびユーザ体験を大幅に高めることができる。
【0192】
[00210]
図12は、本開示の種々の態様による、3つの車両間における通信例を示す。本明細書で論ずる機能の内任意のものまたは全ては、
図12のネットワーク例のコンポーネント例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、
図12におけるネットワーク例は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる
図1~
図6、
図8、
図10~
図11、および
図13~
図18の他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0193】
[00211]
図12を参照すると、異なる車両を経由する多重V2Vの例によるシナリオ5が示されている。このシナリオでは、車両1200は、Wi-Fiによって、2つの異なる車両に、2つの異なるWi-Fiラジオ1202および1204を使用して、接続することができる。
【0194】
[00212] この構成では、車両1200は、Wi-Fiラジオ1202および1204を使用し、それぞれ、Wi-Fi接続1251および1252を使用して車両1210および1220と通信することができる。これは、シースルー・シナリオ(see-through scenario)のような、異なる車両間で実行される高帯域幅アプリケーションに使用することができる。シースルー・シナリオでは、車両1210は車両1220との直接通信を行うことはできないが、車両1200を通じてであれば、互いに通信できることには変わりない。
【0195】
[00213] コンテキスト情報は、互いとの直接通信からは完全に分離されている、異なる車両間で実行される高帯域幅アプリケーションによって通信をサポートすることを目標とするシナリオ4におけるものと同様であってよい。
【0196】
[00214]
図13は、本開示の種々の態様による、車両と複数の固定アクセス・ポイントとの間における通信例を示す。本明細書で論ずる機能の内任意のものまたは全ては、
図13のネットワーク例のコンポーネント例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、
図13におけるネットワーク例は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる
図1~
図6、
図8、
図10~
図12、および
図14~
図18の他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0197】
[00215]
図13を参照すると、Wi-Fi接続1351を使用し、Wi-Fiによって他のWi-Fiデバイスをスキャンする単一V2IWi-Fi通信の例による、シナリオ6が示されている。このシナリオでは、車両1300は、Wi-Fiラジオ1302を使用して、固定Wi-FiAP1310によってブロードキャストされた単一SSIDに接続し、一方第2Wi-Fiラジオ1304は、近隣のネットワーク/車両をスキャンするために使用される。
【0198】
[00216] これはシナリオ1と同様であるとしてよいが、2つのアクティブなWi-Fiラジオ1302および1304があり、一方は接続モードで使用され、他方はスキャニング・モードで使用される。これは、最初の1バイトを受信するまでの時間(TTFB:time to first byte)を短縮するために使用することができる。この場合、現行の通信が行われている間に、次の利用可能なWi-FIネットワーク(1つまたは複数)を検出することができ、更に、Wi-Fiモードが接続からスキャニングに、そしてまた接続に変更されるときに失われるスループットを低減する。したがって、この構成は、スループット向上およびWi-Fi接続時間の短縮を可能にし、必要とされるコンテキスト情報は、シナリオ1および2におけると同一でよい。
【0199】
[00217]
図14は、本開示の種々の態様による、2つの車両の内一方が他の通信デバイスもスキャンしている間における、これら2つの車両間の通信例を示す。本明細書で論ずる機能の内任意のものまたは全ては、
図14のネットワーク例のコンポーネント例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、
図14におけるネットワーク例は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる
図1~
図6、
図8、
図10~
図13,および
図15~
図18の他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0200】
[00218]
図14を参照すると、Wi-Fi接続1451を使用し、Wi-Fiによって他のWi-Fiデバイス(1つまたは複数)をスキャンする単一V2VWi-Fi通信の例によるシナリオ7が示されている。このシナリオでは、車両1410が、Wi-Fiラジオ1412を使用して、Wi-Fiによって他の車両1400に接続し、一方第2Wi-Fiラジオ1414は、近隣のネットワーク/車両をスキャンするために使用される。
【0201】
[00219] これはシナリオ4と同様であるが、この場合は、2つのWi-Fiラジオが使用される。Wi-Fiラジオ1412は、接続モードで使用され、Wi-Fiラジオ1414はスキャニング・モードで使用される。したがって、このプロセスにおいてもっと早くからWi-Fiネットワーク上でブロードキャストしている車両を検出することによって、TTFBを低減することができ、更に、Wi-Fiモードを接続からスキャニングに、次いで新たなノードとの接続に変更するときに失われるスループットを低減する。したがって、この構成では、スループットを向上し、Wi-Fi接続時間を延ばすことができる。必要なコンテキスト情報は、シナリオ4についてのコンテキスト情報と同じでよい。
【0202】
[00220]
図15は、本開示の種々の態様による2つの車両間における通信例を示す。ここでは、第1車両における複数の移動アクセス・ポイントが、第2車両における複数の移動アクセス・ポイントと通信する。本明細書で論ずる機能の内任意のものまたは全ては、
図15のネットワーク例のコンポーネント例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、
図15におけるネットワーク例は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる
図1~
図6、
図8、
図10~
図14,および
図16~
図18の他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0203】
[00221]
図15を参照すると、同じ車両を経由する多重V2V通信の例によるシナリオ8が示されている。例えば、車両1500は、そのラジオ1502および1504を通じて、車両1510と、そのラジオ1512および1514を通じて通信する。
【0204】
[00222] 車両1500は、異なる周波数またはチャネルのいずれでも、他の車両1510によってブロードキャストされた異なるSSIDに接続することができる。したがって、車両1500は車両1510とのその通信のために、もっと広い帯域幅を使用することができる。何故なら、異なる周波数またはチャネルの使用による干渉は、一般にないからである。
【0205】
[00223] 必要なコンテキスト情報は、例えば、シースルー・シナリオのように、異なる車両間において高帯域幅アプリケーションをサポートするシナリオ4についてのコンテキスト情報と同じでよい。
【0206】
[00224]
図16は、本開示の種々の態様による、車両における第1移動アクセス・ポイントと固定アクセス・ポイントとの間、およびこの車両における第2移動アクセス・ポイントと複数のエンド・ユーザとの間における通信例を示す。本明細書で論ずる機能の内任意のものまたは全ては、
図16のネットワーク例のコンポーネント例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、
図16におけるネットワーク例は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる
図1~
図6、
図8、
図10~
図15、および
図17~
図18の他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0207】
[00225]
図16を参照すると、単一V2IWi-Fi接続および異なるWi-Fiデバイスとの車両内Wi-Fi接続の例によるシナリオ9が示されている。
【0208】
[00226] 例えば、車両1600は、Wi-Fiラジオ1604によって、固定Wi-FiAPによってブロードキャストされた単一SSIDに接続することができ、一方第2Wi-Fiラジオ1602は、例えば、運転者、乗員、またはWi-Fiデバイスを有するかもしれないデバイスに車両内Wi-Fiアクセスを付与するために、その関連するSSIDをブロードキャストしている。
【0209】
[00227] コンテキスト情報は、シナリオ1と同様でよく、更に、車両1600のソフトウェアが、Wi-Fi接続を必要とするアプリケーションおよびサービスについて知るためのコンテキスト情報、および転送されるデータ量もあるとよい。このように、Wi-Fiを通じたインターネットを乗員、運転者、およびデバイスに提供することができる。このシナリオでは、総合体験品質(QoE:overall quality of experience)を測定することによって、ユーザおよび/またはアプリケーション/サービスに対して提供されるQoEを向上させることができる。米国特許出願第15/644,377号は、体験の品質を測定する方法およびシステムについて開示する。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0210】
[00228]
図17は、本開示の種々の態様による、車両における第1移動アクセス・ポイントと固定アクセス・ポイントとの間、この車両における第2移動アクセス・ポイントと複数の車両との間における通信例を示す。本明細書で論ずる機能の内任意のものまたは全ては、
図17のネットワーク例のコンポーネント例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、
図17におけるネットワーク例は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる
図1~
図6、
図8、
図10~
図16、および
図18の他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0211】
[00229]
図17を参照すると、車両1710による単一V2IWi-Fi接続、およびWi-Fiによる他の車両1700および1720へのマルチホップの例によるシナリオ10が示されている。
【0212】
[00230] 車両1710は、Wi-Fiラジオ1714を通じて、固定Wi-FiAP1730によってブロードキャストされた単一SSIDに接続し、一方第2Wi-Fiラジオ1712は、Wi-Fiによって第1車両1710に接続することができる車両1700および1720にWi-Fiアクセスを付与するために、SSIDをブロードキャストしている。
【0213】
[00231] この場合、車両1710は2つのWi-Fiラジオ1712および1714を有し、Wi-FIラジオ1714は、Wi-FiAP1730に接続するために使用され(シナリオ1におけるように)、他方のWi-Fiラジオ1712は、車両1710の外部にWi-Fiをブロードキャストするために使用される。ここで、例えば、他の車両1700および1720は、ブロードキャスト信号を受信することによって、Wi-Fiによって接続された車両のチェーンを構築することができる。このシナリオは、Wi-FiAPのカバレッジ範囲拡大を表す。
【0214】
[00232] コンテキスト情報は、Wi-Fiアクセス・ポイントのカバレッジ範囲を広げるための、シナリオ1および4双方からのコンテキスト情報でよい。
【0215】
[00233]
図18は、本開示の種々の態様による、第1車両における第1移動アクセス・ポイントと固定アクセス・ポイントとの間、およびこの第1車両における第2移動アクセス・ポイントと複数の外部デバイスとの間における通信例を示す。本明細書で論ずる機能の内任意のものまたは全ては、
図18のネットワーク例のコンポーネント例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、
図18におけるネットワーク例は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる
図1~
図6、
図8、および
図10~
図17の他の方法例、システム例、ネットワーク例、および/またはネットワーク・コンポーネント例と共有することができる。
【0216】
[00234]
図18を参照すると、単一V2IWi-Fi接続および外部Wi-Fi接続の例によるシナリオ11が示されている。車両1810は、Wi-Fiラジオ1814を通じて、固定Wi-FiAP1840によってブロードキャストされた単一SSIDに接続し、一方第2Wi-Fiラジオ1812は、Wi-Fiを通じてこの車両に接続することができるデバイスにWi-Fiアクセスを付与するためにSSIDをブロードキャストしている。第2Wi-Fiラジオ1812は、例えば、Wi-Fiデバイス1820および1830に接続することができる。Wi-Fiデバイス1820および1830には、例えば、車両1810の外部にあるセンサおよびネットワーキング・ユニットと関連付けることができる。車両1810は、クラウド830にアップロードするデータを、デバイス1820および1830にブロードキャストすることができ、デバイス1820および1830はアップロードを実行することができる。
【0217】
[00235] コンテキスト情報は、例えば、シナリオ10において提供されたものと同様でよく、この場合、このコンテキスト情報は車両が近隣デバイスを把握するのに役立つことができる。したがって、車両1810からのデータを、Wi-Fiによって、車両1810の外部にブロードキャストすることができ、車両1810の外部にあるデバイス1820および1830のような、センサおよびネットワーキング・ユニットは、このデータをクラウド830にアップロードすることができる。
【0218】
[00236] 以上、種々のシナリオ例について説明したが、Wi-Fi通信に対応する種々の車両、デバイス、MAP、および/またはFAPを伴う通信に関して、未だ他のシナリオもあり得ることは分かるであろう。これらの他のシナリオは、以上のシナリオの内1つ以上において説明したコンテキスト情報を使用してもよく、または他のコンテキスト情報を必要とする場合もある。
【0219】
[00237] これらのシナリオに対応するために、必要に応じて、または1つ以上のWi-Fiラジオの使用を必要とする何らかのコンテキスト・トリガ(車両内部、近隣、AP、またはクラウドから)を受信したときに、車両内サービスまたはアプリケーションによってWi-Fiラジオの電源を入れることができる。必要でないとき(例えば、クラウドに送るデータ/クラウドから受信するデータがない場合)、車両内リソースを浪費しないように、WiーFiラジオ(1つまたは複数)の電源を切ればよい。
【0220】
[00238] 電源を入れると、各Wi-Fiラジオの構成が、シナリオおよびWi-Fiモードに基づいて変化することができる。車両は、電源を入れなければならないWi-Fiラジオの台数、およびそれらの構成(例えば、V2I接続、V2V接続、V2Iスキャニング、V2Vスキャニング、APモード等)を、利用可能な異なるコンテキスト源に基づいて、決定することができる。
【0221】
[00239] 異なるWi-Fi構成間における常時ピンポン効果を回避するために、現在のコンテキストに基づいて、1つの構成から直ちに最良のものになる他の構成に、いつ移動すればよいか判断するために、閾値を設定(establish)してもよい。したがって、特定の位置、特定の環境、および/またはコンテキストにおいて特定のWi-Fi構成が使用されるとき、それを利用可能にすることができる。
【0222】
[00240] クラウドにおける全ての車両行動およびコンテキストの総合的コンテキストおよび包括的全体像に基づいて、車両は、新たな判断を下すときに考慮に入れるために、クラウドから通知を受信することができる。
【0223】
[00241] 行動および/または判断を実行するとき、車両は、他の車両から受信した情報、クラウドから受信した情報、近隣APからの情報、および車内で生成された情報を有することができる。各行動および/または判断の範囲または特異性(particularity)のために、例えば、クラウドから受信したコンテキストにより高い重要性を与える、または近隣車両から受信したコンテキストを優先することが必要になる場合もある。したがって、各情報型に対する重みは、例えば、曜日、1日の時間、車両の位置、インフラストラクチャに対する修理、特殊なイベントが近隣で発生しているか否か等のような、車両の特異的状況に応じて、変化してよい。
【0224】
[00242]
図19は、本開示の種々の態様にしたがって、通信のためにラジオを構成するための流れ図例を示す。
図19を参照すると、流れ図例1900が示されている。ブロック1902において、例えば、モバイル・デバイス700におけるコンテキスト・ブローカ832が、複数のラジオ836a...838aを管理するときに使用するコンテキスト情報を収集することができる。コンテキスト・ブローカ832は、例えば、メモリ920または他のメモリに常駐するコンテキスト・ブローカ・アプリケーションを実行する処理モジュール900を備えることができる。コンテキスト情報は、例えば、種々のラジオ836a...838a、および車両700内または車両上にあるセンサ839から収集することができる。種々のセンサ839は、例えば、動き検出センサ、環境センサ、カメラ、マイクロフォン、ガス・センサ、生体計量センサ等のような、本明細書において説明したセンサの内1つ以上を含むことができる。ラジオ836a...838aは、他のデバイスと通信し、通信する他のデバイスをスキャンし、および/または他のデバイスによって発見することができるように、それらのそれぞれのSSIDをブロードキャストすることができる。
【0225】
[00243] ブロック1904において、Wi-Fiラジオ・マネージャ834は、コンテキスト・ブローカ832からのコンテキスト情報を処理して、複数のラジオの内特定の1つをどのように構成すればよいか決定することができる。例えば、他のいずれのデバイスとも通信していないラジオ836a...838aは、電力、メモリ(ローカルおよび/またはストレージ)、プロセッサ利用度等のようなリソースを節約するために、電源を落とすことができる。例えば、Wi-Fiラジオ836a...838aの内の1つに接続されていないデバイスが検出されたときに、電源が切られているラジオ836a...838aの電源を入れてもよい。
【0226】
[00244] ラジオ836a...838aは、例えば、車両-インフラ(V2I)通信、車両-車両-インフラ(V2V2I)通信、車両-車両(V2V)通信、および/またはアクセス・ポイント(AP)機能をサポートするように構成することができる。
【0227】
[00245] また、Wi-Fi構成は、例えば、車両内において利用可能なハードウェアおよびラジオ、Wi-Fiアクセスを必要とするアプリケーション、および車両の環境コンテキストというような、変数にも依存してもよい。環境コンテキストとは、例えば、車両の通信距離以内にあるAPの個数、近隣車両およびユーザ等であってもよい。また、他の変数には、例えば、転送するデータ量、車両の速度、車両の方向、車両の位置等も含むことができる。
【0228】
[00246] また、顧客からのポリシーも構成に影響を及ぼすこともある。例えば、顧客のポリシーが、転送用に顧客に割り当てられているデータ量、顧客がデータの送信/受信に支払ってもよい金額、データ転送の重要性(リアル・タイムまたは遅延)等を指示してもよい。
【0229】
[00247] したがって、本開示の種々の実施形態は、距離、時間、および車両/車隊当たりの総合的コスト消費を低減するように構成を調節することによって、運用(operation)を最適化することができる。また、構成は、転送の高速化および/または低価格化のために必要に応じて肩代わりされるデータを増加させることもでき、更にアプリケーション、サービス、またはユーザ毎に体験される総合的な品質を高めることもできる。
【0230】
[00248] 各Wi-Fi構成は、リアル・タイムおよび/または過去の判断要因ならびにパラメータを考慮に入れて、車両においてローカルに、またはクラウドにおいてリモートに設定することができる。したがって、ラジオ・マネージャ836...838は、これらが対応するラジオ836a...838aについて全ての関連情報(例えば、信号電力、RSSI、干渉、チャネル、周波数等)を取得および設定(configure)することができる。
【0231】
[00249] ブロック1906において、Wi-Fiラジオ・マネージャ834は、ラジオ・マネージャ836...838の内1つに、対応するラジオの構成を提示することができる。ブロック1908において、ラジオ・マネージャ836...838の内該当するものが、他の電子デバイスとの通信に合わせて、該当するラジオ836a...838aを適正に構成することができる。
【0232】
[00250] 説明を容易にするために、Wi-Fi通信について説明したが、Wi-Fi通信の代わりに、またはそれに加えて、あらゆる種類の通信を使用できることは理解されてしかるべきである。
【0233】
[00251] したがって、本開示の種々の実施形態は、通信システムを提供し、この通信システムは、複数のラジオを管理するときに使用するコンテキスト情報を収集するように構成されたコンテキスト・ブローカと、コンテキスト・ブローカからのコンテキスト情報を使用して、複数のラジオ・マネージャを管理するように構成されたWi-Fiラジオ・マネージャと、複数のラジオとを備え、複数のラジオ・マネージャの各々が、Wi-Fiラジオ・マネージャから受け取ったラジオ構成情報を使用して、他の電子デバイスとの通信のために、複数のラジオのそれぞれの1つを管理するように構成されることが分かるであろう。コンテキスト情報の少なくとも一部は、クラウド・サーバから受信されてもよい。
【0234】
[00252] コンテキスト・ブローカ、Wi-Fiラジオ・マネージャ、複数のラジオ・マネージャ、および複数のラジオは、例えば、移動車両内にあってもよい。コンテキスト情報は、例えば、移動車両の外部にある1つ以上の車両のためのリソース、移動車両の位置、移動車両の速度、移動車両の移動方向、および移動車両の処理能力の内1つ以上を含むことができる。Wi-Fiラジオ・マネージャは、複数のラジオの内特定の1つの電源を入れるまたは電源を切るか決定するように構成することができる。
【0235】
[00253] また、コンテキスト情報は、例えば、1つ以上のインフラストラクチャについてのインフラストラクチャ情報も含むことができる。インフラストラクチャ情報は、例えば、近隣アクセス・ポイント(AP)、移動車両の現在の経路、および近隣車両の内1つ以上の関する情報を含むことができる。
【0236】
[00254] 複数のラジオの内少なくとも1つは、移動車両における電子デバイスを、移動車両の外部にあるネットワークに接続するように構成することができる。Wi-Fiラジオ・マネージャは、移動デバイスのサービスおよびアプリケーションの必要性により、複数のラジオの内特定の1つの電源を入れるように構成することができる。Wi-Fiラジオ・マネージャは、1つ以上のWi-Fiラジオの使用を必要とするコンテキスト・トリガのために、電源が切られた複数のラジオの内特定の1つの電源を入れるように構成することができ、コンテキスト・トリガは、移動車両内部、移動車両周囲の近隣、1つ以上のアクセス・ポイント(AP)、またはクラウド・サーバからのコンテキスト情報によるのでもよい。
【0237】
[00255] 複数のラジオの内特定の1つの電源を入れると、この特定のラジオについてのコンテキスト情報に基づいて、車両-インフラストラクチャ(V2I)接続モード、車両-車両(V2V)接続モード、V2Iスキャニング・モード、V2Vスキャニング・モード、またはアクセス・ポイント・モードに合わせて、この特定のラジオを構成することができる。Wi-Fiラジオ・マネージャは、特定のラジオの構成をいつ変更するか決定するために、少なくとも1つの閾値を使用するように構成することもできる。移動車両、移動車両周囲の近隣、1つ以上のAP、およびクラウド・サーバの各々からのコンテキスト情報に、それぞれの重みを適用することができる。
【0238】
[00256] また、本開示の種々の実施形態は、通信方法も提供することができる。この方法は、コンテキスト・ブローカによって、複数のラジオを管理するときに使用するコンテキスト情報を収集するステップと、Wi-Fiラジオ・マネージャによって、コンテキスト・ブローカからのコンテキスト情報を使用して、複数のラジオの内特定の1つをどのように構成するか決定するステップと、Wi-Fiラジオ・マネージャによって、コンテキスト・ブローカからのコンテキスト情報に基づいて、特定のラジオの構成を、ラジオ・マネージャに提示するステップと、ラジオ・マネージャによって、Wi-Fiラジオ・マネージャから受け取ったラジオ構成情報を使用して、他の電子デバイスとの通信に合わせて、特定のラジオを構成するステップとを含むことができる。
【0239】
[00257] 構成は、信号電力、受信信号強度指示(RSSI)、干渉、チャネル、周波数の内1つ以上を考慮することができる。コンテキスト・ブローカ、Wi-Fiラジオ・マネージャ、複数のラジオ・マネージャ、および複数のラジオは、移動車両内にある。コンテキスト情報は、移動車両の位置、移動車両の速度、移動車両の移動方法、移動車両の処理能力、移動車両の外部にある少なくとも1つの車両のためのリソースの内1つ以上を含むことができる。コンテキスト情報は、1つ以上のインフラストラクチャについてのインフラストラクチャ情報を含むことができる。
【0240】
[00258] Wi-Fiラジオ・マネージャは、1つ以上のWi-Fiラジオの使用を必要とするコンテキスト・トリガのために、電源が切られた複数のラジオの内特定の1つの電源を入れるか否か決定するように構成することができ、コンテキスト・トリガは、移動車両内部、移動車両周囲の近隣、1つ以上のAP、またはクラウド・サーバからのコンテキスト情報によるのでもよい。 移動車両、移動車両周囲の近隣、1つ以上のAP、およびクラウド・サーバの各々からのコンテキスト情報に、それぞれの重みを適用することができる。
【0241】
[00259] 本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワーク、コンポーネント、ならびにそのQoEを計算する方法およびシステムの例は、“Systems and Methods for Calculating the User QoE Based on WiFi Sessions Over Multiple Networks in a Network of Moving Things”(移動物体のネットワークにおいて複数のネットワークを通じてWi-Fiセッションに基づいてユーザQoEを計算するシステムおよび方法)と題し、2017年7月7日に出願された米国特許出願第15/644,377号において示されている (provide)。米国特許出願第15/644,377号は、2016年11月4日に出願され、“Systems and Methods for Calculating the User QoE Based on WiFi Sessions Over Multiple Networks in a Network of Moving Things”(移動物体のネットワークにおいて複数のネットワークを通じてWi-Fiセッションに基づいてユーザQoEを計算するシステムおよび方法)と題する米国仮特許出願第62,417,734号の優先権を主張し、更にその権利を主張する。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0242】
[00260] 本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントの例は、"Communication Network of Moving Things"(移動物体の通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,192号において示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0243】
[00261] 本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを他のネットワークおよびシステムと統合するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、”Integrated Communication Network for A Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのための統合通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/221,997号に示されている(provide)。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0244】
[00262] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを同期させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Synchronizing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを同期させるシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,016号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0245】
[00263] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,042号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0246】
[00264] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを監視するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Monitoring a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを監視するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,066号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0247】
[00265] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて異常を検出および/または分類するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Detecting and Classifying Anomalies in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて異常を検出し分類するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,077号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0248】
[00266] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて移動性を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing Mobility in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性を管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,098号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0249】
[00267] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて接続を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing Connectivity a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける接続を管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,121号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0250】
[00268] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいてセンサ・データを収集するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Collecting Sensor Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてセンサ・データを収集するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,135号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0251】
[00269] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントとインターフェースするシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Interfacing with a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークとインターフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,145号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0252】
[00270] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントのユーザとインターフェースするシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Interfacing with a User of a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのユーザとインターフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,150号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0253】
[00271] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおけるデータ格納および処理システムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Data Storage and Processing for a Network of Moving Things"(移動物体のネットワーク用のデータ記憶および処理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,168号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0254】
[00272] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおける車両交通管理システムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Vehicle Traffic Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける車両交通管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,183号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0255】
[00273] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおける環境管理システムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Environmental Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける環境管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,186号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0256】
[00274] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて湾港または出荷作業を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Port Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるポート管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,190号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0257】
[00275] また、開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、少なくとも部分的に履歴データに基づいて測位または位置情報の精度を高めるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Utilizing Historical Data to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するための履歴データの利用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,828号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0258】
[00276] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、少なくとも部分的にアンカーの利用に基づいて測位または位置情報の位置(position or location)の精度を高めるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Using Anchors to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するためのアンカーの使用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,930号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0259】
[00277] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、アプリケーション間で通信を行うシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Inter-Application Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるアプリケーション間通信システムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,368号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0260】
[00278] 更にまた、開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、通信を精査し、分析し、および/または有効性を判断するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Probing and Validating Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて通信を精査し有効性を確認するシステムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,372号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0261】
[00279] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、通信速度を適応させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Adaptive Rate Control for Vehicular Networks"(車両用ネットワークの適応速度制御)と題し、2015年11月4日に出願された米国仮特許出願第62/250,544号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0262】
[00280] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、ハードウェアを再構成および適応させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Reconfiguring and Adapting Hardware in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてハードウェアを再構成し適応させるシステムおよび方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,878号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0263】
[00281] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、データの収集を最適化するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Optimizing Data Gathering in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ収集を最適化するシステムおよび方法)と題し、2015年11月10日に出願された米国仮特許出願第62/253,249号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0264】
[00282] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、遅延耐性ネットワーキングを実行するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Delay Tolerant Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける遅延耐性ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月19日に出願された米国仮特許出願第62/257,421号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0265】
[00283] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、移動アクセス・ポイントのカバレッジおよびスループットを改善するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Improving Coverage and Throughput of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてモバイル・アクセス・ポイントのカバレッジおよびスループットを改善するシステムならびに方法)と題し、2015年12月9日に出願された米国仮特許出願第62/265,267号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0266】
[00284] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、チャネル利用を調整するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Channel Coordination in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるチャネル調整)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,858号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0267】
[00285] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、移動物体のネットワークにおいてネットワーク・コード化メッシュ・ネットワークを実現するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Network Coded Mesh Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるネットワーク・コード化メッシュ・ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月20日に出願された米国仮特許出願第62/257,854号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0268】
[00286] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、固定アクセス・ポイントのカバレッジを改善するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Improving Fixed Access Point Coverage in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて固定アクセス・ポイント・カバレッジを改善するシステムおよび方法)と題し、2015年11月30日に出願された米国仮特許出願第62/260,749号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0269】
[00287] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、移動性コントローラおよびそのネットワーク相互作用を管理するシステムおよび方法を提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing Mobility Controllers and Their Network Interactions in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性コントローラおよびそれらのネットワーク相互作用を管理するシステムならびに方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,715号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0270】
[00288] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、モバイル・アクセス・ポイントのハンドオーバーを管理および/またはトリガするシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing and Triggering Handovers of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントのハンドオーバーを管理およびトリガするシステムならびに方法)と題し、2016年1月21に出願された米国仮特許出願第62/281,432号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0271】
[00289] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、キャプティブ・ポータル関連制御および管理を実行するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Captive Portal-related Control and Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるキャプティブ・ポータル関連制御および管理)と題し、2015年12月16日に出願された米国仮特許出願第62/268,188号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0272】
[00290] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、高価値データを推定するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods to Extrapolate High-Value Data from a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークからの高価値データを推定するシステムおよび方法)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,678号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0273】
[00291] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、遠隔ソフトウェア更新および流通を行うシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Remote Software Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート・ソフトウェア更新および流通システムならびに方法)と題し、2015年12月30日に出願された米国仮特許出願第62/272,750号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0274】
[00292] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、リモート構成更新および流通を行うシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Remote Configuration Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート構成更新および流通システムならびに方法)と題し、2016年1月14日に出願された米国仮特許出願第62/278,662号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0275】
[00293] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、ユーザ・フィードバックに基づいて、例えば自動的に、ネットワークを適応させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Adapting a Network of Moving Things Based on User Feedback"(ユーザ・フィードバックに基づいて移動物体のネットワークを適応させるシステムおよび方法)と題し、2016年1月22日に出願された米国仮特許出願第62/286,243号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0276】
[00294] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、データ分析を構築または実行するときにデータの完全性を高めるおよび/または保証するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods to Guarantee Data Integrity When Building Data Analytics in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ分析を構築するときにデータの完全性を保証するシステムおよび方法)と題し、2016年1月14日付けの米国仮特許出願第62/278,764号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0277】
[00295] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、モバイル・アクセス・ポイントの自己初期化および/または自動ブートストラップを実行するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Self-Initialization and Automated Bootstrapping of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントの自己初期化および自動ブートストラップを行うシステムならびに方法)と題し、2016年1月25日に出願された米国仮特許出願第62/286,515号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0278】
[00296] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、電力供給および/または利用を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Power Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける電力管理システムおよび方法)と題し、2016年2月16日に出願された米国仮特許出願第62/295,602号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0279】
[00297] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、インフラストラクチャの設置および設定を自動化および簡易化するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Automating and Easing the Installation and Setup of the Infrastructure Supporting a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークをサポートするインフラストラクチャの設置および設定を自動化および易化するためのシステムおよび方法)と題し、2016年2月24日に出願された米国仮特許出願第62/299,269号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0280】
[00298] 要約すると、本開示の種々の態様は、例えば、モバイル・ノードおよび静止ノードの組み合わせを含む、モバイル・ノードのネットワークをサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。非限定的な一例として、本開示の種々の態様は、静止および移動通信ノード双方の複雑なアレイを含む動的に構成変更可能な通信ネットワーク(例えば、移動物体のインターネット)をサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。以上では、特定の態様および例を参照しながら説明したが、本開示の範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができ、均等物と交換できることは、当業者には理解されよう。加えて、特定の状況または材料を本開示の教示に、その範囲から逸脱することなく、適応させるために、多くの変更を行うこともできる。したがって、本開示は、開示した特定の例(1つまたは複数)に限定されるのではなく、本開示は、添付する請求項の範囲内に該当する全ての例を含むことを意図している。