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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-15
(45)【発行日】2023-11-24
(54)【発明の名称】給電レール
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/06 20060101AFI20231116BHJP
   B60R 16/02 20060101ALI20231116BHJP
   H02G 11/00 20060101ALI20231116BHJP
【FI】
B60N2/06
B60R16/02 620A
H02G11/00
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2022151513
(22)【出願日】2022-09-22
【審査請求日】2023-04-14
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000114145
【氏名又は名称】ミック電子工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100130410
【弁理士】
【氏名又は名称】茅原 裕二
(72)【発明者】
【氏名】宮田 宗親
(72)【発明者】
【氏名】森下 英明
【審査官】瀧本 絢奈
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-032862(JP,A)
【文献】特開平09-056046(JP,A)
【文献】特開2018-108005(JP,A)
【文献】特開平11-041775(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/06-2/08
B60R 16/02
H02G 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
長筒型のケースと、
前記ケースの内部に収容されたフレキシブルフラットケーブルと、
前記フレキシブルフラットケーブルの一端に設けられ、前記ケースに固定された固定端と、
前記フレキシブルフラットケーブルの他端に設けられ、前記ケースの長手方向に可動する可動端子と、
前記可動端子を固定し、前記ケースに沿って移動するアクチュエーターと、
前記ケースの内部に収容され、前記アクチュエーターの移動に対応して前記フレキシブルフラットケーブルを押さえ付けながらその動きを案内するガイドレールと、
前記ケースの全長の略中央部分に配置され、前記ガイドレールを支持し、前記ケースとの間隔を維持するように前記ガイドレールに一体化されたガイドレールガイドと、
を備えたことを特徴とする給電レール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の車両に搭載されたスライドシートに電力を供給するための給電レールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の装置として、本出願人が先に出願した給電レールが知られている(下記の特許文献1を参照)。
【0003】
この給電レールは、ケース内に収容されたフレキシブルフラットケーブルと、ケースに固定された固定端子と、ケースの長手方向に可動する可動端子と、可動端子を収容し、ケースのスリットに沿って移動するアクチュエーターと、アクチュエーターの移動に対応して、フレキシブルフラットケーブルを押さえ付けながらその動きを案内するガイドプレートを備えて構成されている。また、固定端子は車両の電源回路の配線に接続され、可動端子はスライドシート側の配線に接続されている。これにより、スライドシートの進退に応じてフレキシブルフラットケーブルが伸縮し、車両の電源回路からフレキシブルフラットケーブルを介してスライドシートへと電力を供給するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2020-032862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記のような従来の給電レールによると、ガイドプレートが長尺であり、支えがないとガイドプレートが自重で落下して傾いてしまうことがあり、フレキシブルフラットケーブルに対して安定した力が掛からず、動作不良が起こるという問題があった。また、ガイドプレートが金属製のため、スライドした際にフレキシブルフラットケーブルを擦って傷付けてしまう場合があり、回路がショートする可能性もあった。さらに、車両の走行中に車体が振動すると、ガイドプレートが動いてケースに衝突し、異音が発生するという問題もあった。
【0006】
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、フレキシブルフラットケーブルを傷付けずに安定して動作させることができ、かつ、車体の振動による異音の発生を防止することが可能な給電レールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するため、本発明に係る給電レールは、長筒型のケースと、前記ケースの内部に収容されたフレキシブルフラットケーブルと、前記フレキシブルフラットケーブルの一端に設けられ、前記ケースに固定された固定端と、前記フレキシブルフラットケーブルの他端に設けられ、前記ケースの長手方向に可動する可動端子と、前記可動端子を固定し、前記ケースに沿って移動するアクチュエーターと、前記ケースの内部に収容され、前記アクチュエーターの移動に対応して前記フレキシブルフラットケーブルを押さえ付けながらその動きを案内するガイドレールと、前記ケースの全長の略中央部分に配置され、前記ガイドレールを支持し、前記ケースとの間隔を維持するように前記ガイドレールに一体化されたガイドレールガイドと、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ガイドレールガイドがガイドレールを支持しているため、ガイドレールが自重で落下することがなく、フレキシブルフラットケーブルに対して安定した力を加え、正常に動作させることができる。また、ガイドレールとケースとの間隔が一定に維持されているため、動作時にガイドレールがフレキシブルフラットケーブルを傷付けることがなく、フレキシブルフラットケーブルの故障を未然に防ぐことができる。さらに、車両の走行中に車体が振動しても、ガイドレールがガタツクことがないため、ケースとの衝突を回避し、異音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の給電レールが装着された車両のスライドシート周辺の構造を示す正面図
図2】本発明の給電レールが装着された車両のスライドシート周辺の構造を示す側面図
図3】本発明の給電レールの外観構造を示す斜視図
図4】本発明の給電レールの内部構造を示す縦断面図
図5】本発明の給電レールの内部構造を示す拡大横断面図
図6】本発明の給電レールを構成するフレキシブルフラットケーブルの詳細図
図7】本発明の給電レールを構成するガイドレールとガイドレールガイドの拡大斜視図
図8】本発明の給電レールにおいてアクチュエーターが後方位置にある状態を示す縦断面図
図9】本発明の給電レールにおいてアクチュエーターが前方位置にある状態を示す縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
【0011】
図1に示すように、本実施形態の給電レール1は、自動車等の車両に搭載されるスライドシート2に対し、車両の電源から電力を供給するためのものである。この給電レール1は、スライドシート2がサイドレール3に沿って前後に往復移動する際に電力を供給し続けられるように、サイドレール3の側面に取り付けられて一体化される。なお、本発明はスライドシート2が電動式、非電動式(手動式)のいずれのタイプであっても適用可能である。
【0012】
図2に示すように、給電レール1の上には樹脂製のレールカバー4が被せられており、車内の埃や砂などの異物が入り込まないように保護されている。
【0013】
図3に示すように、本実施形態の給電レール1は、ロングスライドタイプのスライドシート2の移動距離に合わせて設計されたアルミニウム製の型枠5に収容されており、全体が長尺状に成形されている。また、型枠5の前後両端には、給電レール1の内部の部品が飛び出さないように、抜け止め用の前方キャップ6と後方キャップ7が嵌め込み固定されている。また、型枠5の側面には図示しない取付片が設けられており、取付片を螺子止め固定することにより、給電レール1をサイドレール3の側面に取り付けることができる。
【0014】
図4に示すように、ケース8は、アルミニウム等の金属からなり、型枠5内に収容できるように細長い角筒型に成形されている。ケース8の内部にはその長手方向に広がる空洞部9が設けられており、この空洞部9内を以下の可動機構10が長手方向に沿って往復移動するようになっている。
【0015】
図4及び図5に示すように、可動機構10は、フレキシブルフラットケーブル11と、固定端子12と、可動端子13と、バスバー14,15と、アクチュエーター16と、ガイドレール17の各部品を備えて構成されている。
【0016】
図6(A)に示すように、フレキシブルフラットケーブル11は、導体からなる薄板(本実施形態では銅板)18と、その外表面を耐熱絶縁テープ(本実施形態ではポリイミドテープ)19で被覆した長尺平型に成形され、ケース8内の空洞部9に収容される。本実施形態ではフレキシブルフラットケーブル11を3枚重ね合わせてあるが、その理由はフレキシブルフラットケーブル11に大電流が流れたときに薄板18が熱で溶けないように電気容量を増やすためである。このフレキシブルフラットケーブル11は、撓み変形できる範囲内であればより多くの枚数を重ね合わせても良く、十分な電気容量が確保できれば1枚のみから構成されていても良い。なお、大電流による熱を緩和させるために、図6(B)に示すように、薄板18を重ね合わせたフレキシブルフラットケーブル11としても良い。
【0017】
フレキシブルフラットケーブル11の一端には、薄板18の各々に導体からなる固定端子12が一体に設けられている。固定端子12は、ケース8の後端に設けられた後方キャップ7の内部に収容され、それぞれに銅板製のバスバー(以下これを「固定側バスバー」という)14が溶接により固定されている。この固定側バスバー14は、車両側の配線に接続される車両側コネクタとして機能する。
【0018】
これに対して、フレキシブルフラットケーブル11の他端には、薄板18の各々に導体からなる可動端子13が一体に設けられている。可動端子13は、アクチュエーター16に取り付け固定され、それぞれに銅板製のバスバー(以下これを「可動側バスバー」という)15が溶接により固定されている。この可動側バスバー15は、シート側の配線に接続されるシート側コネクタとして機能する。
【0019】
アクチュエーター16は、ABS樹脂等の絶縁体からなり、ケース8の内部に収容され、図5に示すようにケース8の左側面に設けられたスリット20から外部に突出している。アクチュエーター16の右側面には凸状のガイド片21が設けられており、ガイド片21はケース8の底面に形成された凹部22に受容されている。これにより、可動側バスバー15が固定されたアクチュエーター16は、ガイド片21が凹部22に沿ってスライドし、ケース8の長手方向に往復移動可能に構成されている。
【0020】
このように、フレキシブルフラットケーブル11の両端に固定側バスバー14と可動側バスバー15を固定することにより、リード線で接続するよりも配線作業が簡単であり、電気抵抗が少ないため大容量の電流を流すことができる。なお、固定端子12と固定側バスバー14、可動端子13と可動側バスバー15の固定方法は溶接に限られず、半田付け、溶着、ネジ止め、あるいはカシメなど他の方法を利用しても良い。
【0021】
ガイドレール17は、ステンレス等の金属板からなり、フレキシブルフラットケーブル11と同程度の幅を有する長尺平型に成形されており、金属板に絞り加工を施すことによりその断面形状がフレキシブルフラットケーブル11に向かって凸となる湾曲状(円弧状)に成形されている。ガイドレール17は、ケース8の内面に敷設されたレール23の内側に収容され、その先端部がアクチュエーター16に固定されており、アクチュエーター16の移動に対応してフレキシブルフラットケーブル11をばね力で押さえ付けながらその動きを案内するように構成されている。なお、ガイドレール17の素材はステンレス以外の金属材料や樹脂材料であっても良く、フレキシブルフラットケーブル11をばね力で押さえ付けることができればその断面形状は湾曲状に限られない。
【0022】
本実施形態では、ケース8内に収容された長尺のガイドレール17が自重で落下するのを防止するために、ガイドレール17を支持するガイドレールガイド24が設けられている。ガイドレールガイド24は、ケース8の全長の略中央部分に配置され、図5に示すようにガイドレール17とケース8との間隔が一定に維持されるように、ケース8内の高さHと略同一の高さhを有している。ガイドレールガイド24は、図7に示すようにガイドレール17の中心に位置決め用の貫通孔17aを形成し、この貫通孔17aに金型のガイドピンを差し込み、ガイドレール17を覆う厚さでABS樹脂等の絶縁体をインサート成形することによって、ガイドレール17と一体化されている。
【0023】
本実施形態の構造によれば、ケース8の略中央部分においてガイドレールガイド24が長尺のガイドレール17を支持しているため、ガイドレール17が自重で落下することがなく、フレキシブルフラットケーブル11に対して安定した力を加え、正常に動作させることができる。また、ガイドレール17とケース8との間隔が一定に維持されているため、スライドした際にガイドレール17がフレキシブルフラットケーブル11を擦って傷付けてしまうことがなく、フレキシブルフラットケーブル11の故障を未然に防ぐことができる。さらに、ガイドレール17にガイドレールガイド24をインサート成形で一体化したことにより、接着やビス止め等で別パーツをアウトサート成形する方法に比べて、部品のガタツキがなく、組立時に金属と樹脂の嵌合により発生する樹脂の削りカスの除去作業等を廃止することができる。
【0024】
以上のように構成された給電レール1は、ケース8の内部に可動機構10が設けられており、型枠5に収容され、取付片を介してサイドレール3の側面に取り付けられる。このとき、可動側バスバー15を固定したアクチュエーター16がケース8の外部に突出しているので、この可動側バスバー15にスライドシート2のモーター回路の配線を接続し、固定側バスバー14に車両側の電源回路の配線を接続すれば良い。これにより、給電レール1を介して、車両の電源回路とスライドシート2のモーター回路とを電気的に接続することができる。
【0025】
すなわち、図8に示すように、給電レール1のアクチュエーター16がケース8の後方位置にあるとき、固定側バスバー14と可動側バスバー15がフレキシブルフラットケーブル11を介して接続されているので、車両の電源回路からスライドシート2のモーター回路に対して電力を供給することができる。
【0026】
ここで、図1に示すスライドシート2がサイドレール3に沿って前進したときには、図9に示すように、可動側バスバー15を固定したアクチュエーター16がケース8の前方に押され、スライドシート2に連動して図の矢印F方向に移動する。このとき、アクチュエーター16の移動に対応して、フレキシブルフラットケーブル11がガイドレール17のばね力で押さえ付けられながら、空洞部8内を矢印F方向にスライド動作する。
【0027】
これに対し、図1に示すスライドシート2がサイドレール3に沿って後退したときには、図8に示すように、可動側バスバー15を固定したアクチュエーター16がケース8の後方に押され、スライドシート2に連動して図の矢印R方向に移動する。ここで、アクチュエーター16に繋がったフレキシブルフラットケーブル11が空洞部8内を矢印R方向にスライド動作するが、このときフレキシブルフラットケーブル11は、ガイドレール17のばね変形に追従して元の位置に戻る。すなわち、フレキシブルフラットケーブル11はガイドレール17に押さえ付けられて単独での動きが規制されるので、移動の最中に途中で折れ曲がったり波打って撓んだりせず、フレキシブルフラットケーブル11は常に一定のテンションが付与された状態でスムーズに移動するようになっている。
【0028】
このように、スライドシート2が前進又は後退したとき、その動作に連動してアクチュエーター16がケース8のスリット20に沿ってスライド移動し、これに追従してガイドレール17とフレキシブルフラットケーブル11が一体で伸縮するようになっている。また、空洞部9内にはワイヤハーネス等の複雑な電線類がないので、ワイヤハーネスの配索をする面倒な手間が省けるとともに、スライドシート2が進退する際に電線類が空洞部9内で引っ掛かって動きを妨げたり、ねじれたり引っ張られたりして動作不良を起こす恐れもない。しかも、ガイドレール17のばね変形に追従してフレキシブルフラットケーブル11を伸縮させるようにしたので、図8,9に示すようにアクチュエーター16がケース8の長手方向に沿って先端から後端まで移動することができ、移動距離を長く確保することが可能になる。
【0029】
したがって、この給電レール1によれば、スライドシート2の動きに追従してガイドレール17に案内されたフレキシブルフラットケーブル11がスムーズに伸縮するため、車両の電源回路からスライドシート2に対して安定的に電力を供給し続けることができる。また、車両の走行中に車体が振動しても、ガイドレールガイド24の存在によってガイドレール17がガタツクことがなく、ケース8との衝突を回避し、異音の発生を防止することができる。
【0030】
なお、本実施形態では、可動機構10を空洞部9内に1個設けて1回路としたが、回路構成はこれに限られない。例えば、フレキシブルフラットケーブル11を上下に重ねて可動機構10をケース8の高さ方向に複数個配置したり、幅を狭くしたフレキシブルフラットケーブル11を左右に並べて可動機構10をケース8の幅方向に複数個配置したりして、2回路以上の回路構成とすることも可能である。これにより、いずれか一つの回路の可動機構10に障害が発生した場合でも、残りの回路の可動機構10が正常に動作することによって安全性を確保するフェイルセーフ機能を発揮することができる。
【0031】
また、本実施形態では、車両の電源回路から給電レール1を介してスライドシート2のモーター回路に対して電力を供給しているが、本発明の用途はこれに限られない。例えば、車両に搭載されたUSB充電器、シートのヒーター装置、シートベルトリマインダー(警報装置)、後部座席への電力供給・信号伝送などの用途に、この給電レール1を使用することができる。
【符号の説明】
【0032】
1:給電レール
2:スライドシート
3:サイドレール
4:レールカバー
5:型枠
6:前方キャップ
7:後方キャップ
8:ケース
9:空洞部
10:可動機構
11:フレキシブルフラットケーブル
12:固定端子
13:可動端子
14:固定側バスバー
15:可動側バスバー
16:アクチュエーター
17:ガイドレール
18:薄板
19:耐熱絶縁テープ
20:スリット
21:ガイド片
22:凹部
23:レール
24:ガイドレールガイド
【要約】
【課題】フレキシブルフラットケーブルを傷付けずに安定して動作させることができ、かつ、車体の振動による異音の発生を防止することが可能な給電レールを提供する。
【解決手段】本発明の給電レール1は、長筒型のケース8と、ケース8の内部に収容されたフレキシブルフラットケーブル11と、ケース8に固定された固定端子12と、ケース8の長手方向に可動する可動端子13と、可動端子13を固定し、ケース8に沿って移動するアクチュエーター16と、アクチュエーター16の移動に対応してフレキシブルフラットケーブル11を押さえ付けながらその動きを案内するガイドレール17と、ガイドレール17を支持し、ケース8との間隔を維持するようにガイドレール17に一体化されたガイドレールガイド24を備えて構成されている。
【選択図】図5

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9