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特許7386316曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-15
(45)【発行日】2023-11-24
(54)【発明の名称】曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/02 20060101AFI20231116BHJP
   A41D 13/05 20060101ALI20231116BHJP
   A41B 11/14 20060101ALI20231116BHJP
【FI】
A61F5/02 N
A41D13/05 143
A41D13/05 156
A41B11/14 Z
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2022506386
(86)(22)【出願日】2019-09-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-05
(86)【国際出願番号】 KR2019011679
(87)【国際公開番号】W WO2021020641
(87)【国際公開日】2021-02-04
【審査請求日】2022-01-28
(31)【優先権主張番号】10-2019-0091646
(32)【優先日】2019-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522040218
【氏名又は名称】トゥドゥリムクリエイティブ カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】DODREAMCREATIVE CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100108143
【弁理士】
【氏名又は名称】嶋崎 英一郎
(72)【発明者】
【氏名】オム,テホ
(72)【発明者】
【氏名】イ,スンア
【審査官】小林 睦
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-016195(JP,A)
【文献】特開2017-047151(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第109864842(CN,A)
【文献】特開2004-238789(JP,A)
【文献】特開2005-160982(JP,A)
【文献】特開2002-253701(JP,A)
【文献】特表2012-526602(JP,A)
【文献】特表2002-514105(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 5/02
A41D 13/05
A41B 11/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下衣本体と;
前記下衣本体に配置される矯正バンドと;を含み、
前記矯正バンドは、前記下衣本体の第1領域に配置される第1矯正バンドと、前記下衣本体の第2領域に配置される第2矯正バンドを含み、
前記第1矯正バンドは、前記第1領域の上部に配置される第1部分と、前記第1領域の下に配置される第2部分と、前記第1矯正バンドの前記第1部分と前記第1矯正バンドの前記第2部分を連結する第3部分を含み、
前記第2矯正バンドは、前記第2領域の上部に配置される第1部分と、前記第2領域の下に配置される第2部分と、前記第2矯正バンドの前記第1部分と前記第2矯正バンドの前記第2部分を連結する第3部分を含み、
前記第1矯正バンドは、前記第1矯正バンドの前記第1部分に配置されてホールを含む連結部材を含み、
前記第2矯正バンドの前記第1部分は、前記第1矯正バンドの前記連結部材の前記ホールに挿入されてベルト締結方式で結合され、
前記下衣本体は、前記第1領域の前記上部から前記第1領域の下部まで連続して第1方向に巻かれる第1テーピング部材と、前記第1領域の前記上部で前記第1領域の前記下部まで連続して第2方向で巻かれる第2テーピング部材を含み、
前記第1方向と前記第2方向は反対方向であり、
前記第1矯正バンドの第1部分と第3部分、前記第2矯正バンドの第1部分と第3部分は各々ナイロン材質で形成され、
前記第1矯正バンドの前記第2部分と前記第2矯正バンドの前記第2部分は、各々弾性のある材質で形成され、
前記第2部分は、使用者の足の甲だけ又は使用者の足の甲と、足の甲から足首に連結される部分中少なくとも一部まで包むように形成された部分であり、
前記第1矯正バンドの前記第1部分と第3部分、前記第2矯正バンドの前記第1部分と第3部分は、交差することなく螺旋状に回転して巻かれ、
前記第1矯正バンドの前記第3部分は、前記下衣本体の前記第1領域に形成される曲げ部を含み、
前記第2矯正バンドの前記第3部分は、前記下衣本体の前記第2領域に形成される曲げ部を含み、
前記第1矯正バンドの前記第3部分の前記曲げ部は、前記下衣本体の前記第1領域の前面から後面に連結される外側面に配置される第1曲げ部と、前記第1曲げ部と離隔して前記下衣本体の前記第1領域の後面から前面に連結される内側面に配置される第2曲げ部を含み、
前記第2矯正バンドの前記第3部分の前記曲げ部は、前記下衣本体の前記第2領域の前面から後面に連結される外側面に配置される第3曲げ部と、前記第3曲げ部と離隔して前記下衣本体の前記第2領域の後面から前面に連結される内側面に配置される第4曲げ部を含み、
前記第1矯正バンドの前記第3部分の前記第1曲げ部は、前記第1矯正バンドの前記第1部分より前記第1矯正バンドの前記第2部分に近く配置されて、前記第1矯正バンドの前記第3部分の前記第2曲げ部は、前記第1矯正バンドの前記第2部分より前記第1矯正バンドの前記第1部分に近く配置されて、
前記第2矯正バンドの前記第3部分の前記第3曲げ部は、前記第2矯正バンドの前記第1部分より前記第2矯正バンドの前記第2部分に近く配置されて、前記第2矯正バンドの前記第3部分の前記第4曲げ部は、前記第1矯正バンドの前記第2部分より前記第2矯正バンドの前記第1部分に近く配置される、曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類。
【請求項2】
前記下衣本体の第1領域は、前記第1矯正バンドの前記第3部分の前記曲げ部と対応する位置に形成される環を含み、
前記下衣本体の前記第2領域は、前記第2矯正バンドの前記第3部分の前記曲げ部と対応する位置に形成される環を含む、請求項に記載の曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類。
【請求項3】
前記下衣本体の前記第1領域は、前記第1矯正バンドの前記第1及び第2曲げ部と対応する位置に形成されてホールを含む第1及び第2環を含み、
前記下衣本体の前記第2領域は、前記第2矯正バンドの前記第3及び第4曲げ部と対応する位置に形成されてホールを含む第3及び第4環を含み、
前記第1矯正バンドの前記第1及び第2曲げ部の各々は、前記下衣本体の前記第1領域の前記第1及び第2環に挿入されて、
前記第2矯正バンドの前記第3及び第4曲げ部の各々は、前記下衣本体の前記第2領域の前記第3及び第4環に挿入される、請求項に記載の曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類。
【請求項4】
前記第1~第4環は、前記下衣本体から脱着可能である、請求項に記載の曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類。
【請求項5】
前記第1テーピング部材の密度は、前記第2テーピング部材の密度と異なる、請求項に記載の曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類。
【請求項6】
前記第1テーピング部材の密度は、前記第2テーピング部材の密度より大きい、請求項に記載の曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類。
【請求項7】
前記矯正バンドは、前記下衣本体から脱着可能である、請求項1に記載の曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施例は、曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類に関する。
【背景技術】
【0002】
正常な脚は、大腿骨と脛骨が理想的な角度を成して膝関節の左右間隔が均衡を取ならないが、先天的な原因または後天的な生活習慣や姿勢によって股関節と膝関節が曲がってO脚またX型脚のような曲がった脚を有するようになる。
【0003】
曲がった脚は見た目が悪く、膝関節の外側間隔が広がって、膝内側軟骨の摩擦が高まって退行性関節炎に発展するようになる問題がある。従って、曲がった脚を矯正するのは、美容上及び健康上において多くの関心の対象となっている。
【0004】
曲がった脚は、矯正手術のような外科的方法と矯正器具または補正器具を利用する方法がある。しかし矯正手術、矯正器具または補正器具を利用した方法の場合、曲がった脚矯正効果は即刻ではあるが、多くの費用がかかり副作用が大きい問題がある。そこで、より手軽な方法として脚を縛るベルトを利用した方法がある。しかしベルトは単に膝だけを内側に圧迫するものであって、矯正の効果が僅かである問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施例は前記のような問題点を改善するために提案されたものであって、密度が互いに異なるテーピング部材を用いて一次的に脚を圧迫して、非弾性素材で製造される矯正バンドを用いて二次的に脚を圧迫して曲がった脚及び骨盤を矯正することができる曲がった脚変形に対する下部体形矯正用圧迫衣類を提供する。
【0006】
また、矯正バンドを介して歩行時使用者の骨盤及び膝関節が正常角度を維持するようにサポートして正しい歩行法で矯正可能に誘導することができる。
【0007】
また、矯正バンドを介して使用者の下部に加わる体重を分散させて、正しい歩行法で矯正可能に誘導することができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類は、下衣本体;及び前記下衣本体に配置される矯正バンドを含み、前記矯正バンドは、前記下衣本体の第1領域に配置される第1矯正バンドと、前記下衣本体の第2領域に配置される第2矯正バンドを含み、前記第1矯正バンドは、前記第1領域の上部に配置される第1部分と、前記第1領域の下に配置される第2部分と、前記第1矯正バンドの前記第1部分と前記第1矯正バンドの前記第2部分を連結する第3部分を含み、前記第2矯正バンドは、前記第2領域の上部に配置される第1部分と、前記第2領域の下に配置される第2部分と、前記第2矯正バンドの前記第1部分と前記第2矯正バンドの前記第2部分を連結する第3部分を含み、前記第1矯正バンドは、前記第1矯正バンドの前記第1部分に配置されて、ホールを含む連結部材を含み、前記第2矯正バンドの前記第1部分は、前記第1矯正バンドの前記連結部材の前記ホールに挿入されてベルト締結方式で結合ことができる。
【0009】
また、前記第1矯正バンドの前記第1部分及び前記第3部分と前記第2矯正バンドの前記第1部分及び前記第3部分は、非弾性材質で形成されて、前記第1矯正バンドの前記第2部分と前記第2矯正バンドの前記第2部分は、弾性のある材質で形成されることができる。
【0010】
また、前記第1矯正バンドの前記第3部分は、前記下衣本体の前記第1領域の前面から後面に連結される部分に形成される曲げ部を含み、前記第2矯正バンドの前記第3部分は、前記下衣本体の前記第2領域の前面から後面に連結される部分に形成される曲げ部を含むことができる。
【0011】
また、前記下衣本体の第1領域は、前記第1矯正バンドの前記第3部分の前記曲げ部と対応する位置に形成される環を含み、前記下衣本体の前記第2領域は、前記第2矯正バンドの前記第3部分の前記曲げ部と対応する位置に形成される環を含むことができる。
【0012】
また、前記第1矯正バンドの前記第3部分の前記曲げ部は、前記下衣本体の前記第1領域の外側面に配置される第1曲げ部と、前記第1曲げ部と離隔して前記下衣本体の前記第1領域の内側面に配置される第2曲げ部を含み、前記第2矯正バンドの前記第3部分の前記曲げ部は、前記下衣本体の前記第2領域の外側面に配置される第3曲げ部と、前記第3曲げ部と離隔して前記下衣本体の前記第2領域の内側面に配置される第4曲げ部を含むことができる。
【0013】
また、前記第1矯正バンドの前記第3部分の前記第1曲げ部は、前記第1矯正バンドの前記第1部分より前記第1矯正バンドの前記第2部分に近く配置されて、前記第1矯正バンドの前記第3部分の前記第2曲げ部は、前記第1矯正バンドの前記第2部分より前記第1矯正バンドの前記第1部分に近く配置されて、前記第2矯正バンドの前記第3部分の前記第3曲げ部は、前記第2矯正バンドの前記第1部分より前記第2矯正バンドの前記第2部分に近く配置されて、前記第2矯正バンドの前記第3部分の前記第4曲げ部は、前記第1矯正バンドの前記第2部分より前記第2矯正バンドの前記第1部分に近く配置されることができる。
【0014】
また、前記下衣本体の前記第1領域は、前記第1矯正バンドの前記第1及び第2曲げ部と対応する位置に形成されてホールを含む第1及び第2環を含み、前記下衣本体の前記第2領域は、前記第2矯正バンドの前記第3及び第4曲げ部と対応する位置に形成されてホールを含む第3及び第4環を含み、前記第1矯正バンドの前記第1及び第2曲げ部の各々は、前記下衣本体の前記第1領域の前記第1及び第2環に挿入されて、前記第2矯正バンドの前記第3及び第4曲げ部の各々は、前記下衣本体の前記第2領域の前記第3及び第4環に挿入されることができる。
【0015】
また、前記第1~第4環は、前記下衣本体から脱着可能になり得る。
【0016】
また、前記下衣本体は、前記第1領域の前記上部から前記第1領域の下部まで連続して第1方向に巻かれる第1テーピング部材と、前記第1領域の前記上部から前記第1領域の前記下部まで連続して第2方向に巻かれる第2テーピング部材を含み、前記第1方向と前記第2方向は、反対方向であり得る。
【0017】
また、前記第1テーピング部材の密度は、前記第2テーピング部材の密度と異なってよい。
【0018】
また、前記第1テーピング部材の密度は、前記第2テーピング部材の密度より大きくてよい。
【0019】
また、前記矯正バンドは、前記下衣本体から脱着可能になり得る。
【発明の効果】
【0020】
本実施例により、曲がった脚及び骨盤変形等の下部体形を矯正することができる。
【0021】
また、骨盤及び膝関節の各矯正をすることができる。
【0022】
また、使用者の特性に合わせて矯正バンドの位置を調整することができる。
【0023】
また、外鰐等の誤った歩行を正しく矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】(a)は、本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の下衣本体の前面を図示した図面で、(b)は、本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の下衣本体の後面を図示した図面である。
図2】本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の矯正バンドを図示した図面である。
図3】本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の矯正バンドの一部構成図示した図面である。
図4】本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の矯正バンドの一部構成図示した図面である。
図5】本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の矯正バンドの一部構成図示した図面である。
図6】本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の下衣本体と矯正バンドを組み立て図を図示した図面である。
図7】本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の矯正バンドによって矯正される方向を図示した図面である。
図8】本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の矯正バンドの一部構成を図示した図面である。
図9】本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の下衣本体の環を図示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付された図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0026】
但し、本発明の技術思想は、説明される一部実施例に限定されず互いに異なる様々な形態で実現できて、本発明の技術思想範囲内でなら、実施例間、その構成要素中一つ以上を選択的に結合または置き換えて使うことができる。
【0027】
また、本発明の実施例で使われる用語(技術及び科学的用語を含む)は、明白に特別に定義されて記述されない限り、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に一般的に理解できる意味と解釈され、予め定義された用語と共に一般的に使われる用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮して、その意味を解釈することができるはずである。
【0028】
また、本発明の実施例で使われた用語は、実施例を説明するためのものであって、本発明を制限しようとするものではない。
【0029】
本明細書で、単数型は、文面で特に言及しない限り、複数型も包含できて、「A及び(と) B、Cの少なくとも一つ(または一つ以上)」と記載される場合、A、B、Cで組み合わせることができるすべての組み合わせ中一つ以上を含むことができる。
【0030】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使うことができる。このような用語は、その構成要素を別の構成要素と区別するだけのためのものであって、その用語によって該当構成要素の本質や順番または順序等で限定されない。
【0031】
なお、ある構成要素が別の構成要素に「連結」、「結合」、または「接続」されると記載された場合、その構成要素はその別の構成要素に直接的に「連結」、「結合」、または「接続」される場合だけでなく、その構成要素とその別の構成要素の間にあるさらに別の構成要素によって「'連結」、「結合」、または「接続」される場合も含むことができる。
【0032】
また、各構成要素の「上(の上)」または「下(の下)」に形成または配置されると記載される場合、「上(の上)」または「下(の下)」は、二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく、一つ以上のさらに別の構成要素が二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また、「上(の上)」または「下(の下)と表される場合、一つの構成要素を基準に上側方向だけでなく下側方向の意味も含まれることができる。
【0033】
以下では、本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の好ましい実施例が添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0034】
図1(a)は、本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の下衣本体の前面を図示した図面で、図1(b)は、本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の下衣本体の後面を図示した図面である。図2は、本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の矯正バンドを図示した図面である。図3は、本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の矯正バンドの一部構成図示した図面である。図4は、本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の下衣本体と矯正バンドを組み立て図を図示した図面である。図5は、本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の矯正バンドによって矯正される方向を図示した図面である。図6は、本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の矯正バンドの一部構成を図示した図面である。図7は、本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の下衣本体の環を図示した図面である。
【0035】
本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類はO脚矯正のためのものであってよい。曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類は、曲がった脚矯正のためのものであってよい。曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類は、X脚の矯正のためのものであってよい。曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類は歩行矯正のためのものであってよい。具体的に、外鰐等誤った歩行を11字脚に誘導するためのものであってよい。但し、これに制限されず膝関節の回転変形、骨盤の変形または足首の回転変形等の角(angle)矯正のために利用できる。
【0036】
本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類は、下衣本体100を含むことができる。下衣本体100は、使用者の下半身に着られるようになるズボン形態で形成されることができる。下衣本体100は、長いズボン形態または短パン形態で形成されることができる。下衣本体100の上部は、使用者の腰に配置される腰の部分を含むことができる。下衣本体100は、使用者のふくらはぎに配置されるふくらはぎの部分を含むことができる。下衣本体100の下部は、使用者の足首に配置される足首の部分を含むことができる。下衣本体100は、上部から下部まで延びることができる。
【0037】
下衣本体100は、図1(a)を基準に左側に配置される第1領域110と右側に配置される第2領域120を含むことができる。第1領域110の上部から下部まで延びることができる。第2領域120は、上部から下部まで延びることができる。
【0038】
本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類は、第1テーピング部材111を含むことができる。第1テーピング部材111は、下衣本体100の第1領域110に配置されることができる。第1テーピング部材111は、下衣本体100の上部から第1領域110の下部まで連続して巻かれることができる。この時、第1テーピング部材111は、第1方向に回転することができる。また、第1テーピング部材111は、螺旋状に回転することができる。第1テーピング部材111は、下衣本体100に少なくとも2回以上回転して巻かれることができる。
【0039】
第1テーピング部材111の密度は、下衣本体100の密度と異なってよい。具体的に、第1テーピング部材111の密度は、下衣本体100の密度より大きくてよい。この場合、下衣本体100と第1テーピング部材111を構成する生地の密度差に応じた圧力差によって曲がった脚の矯正が可能になり得る。
【0040】
本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類は、第2テーピング部材112を含むことができる。第2テーピング部材112は、下衣本体100の第1領域110に配置されることができる。第2テーピング部材112の一部は、第1テーピング部材111と離隔することができる。第2テーピング部材112の少なくとも一部は、第1テーピング部材111と重なることができる。第2テーピング部材112は、下衣本体100の上部から下部まで連続して巻かれることができる。第2テーピング部材112は、下衣本体100に少なくとも2回以上回転して巻かれることができる。この時、第2テーピング部材112は、第2方向に回転することができる。また、第2テーピング部材112は、螺旋状に回転することができる。第1方向は、第2方向と反対方向であり得る。具体的に、第1方向が時計回りの場合、第2方向は反時計回りであり得る。第1方向が反時計回りの場合、第2方向は時計回りであり得る。
【0041】
本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類は、第3テーピング部材121を含むことができる。第3テーピング部材121は、下衣本体100の第2領域120に配置されることができる。第3テーピング部材121は、下衣本体100の上部から第2領域120の下部まで連続して巻かれることができる。この時、第3テーピング部材121は、第3方向に回転することができる。また、第3テーピング部材121は、螺旋状に回転することができる。第3テーピング部材121は、下衣本体100に少なくとも2回以上回転して巻かれることができる。
【0042】
第3テーピング部材121の密度は、下衣本体100の密度と異なってよい。具体的に、第3テーピング部材121の密度は、下衣本体100の密度より大きくてよい。この場合、下衣本体100と第3テーピング部材121を構成する生地の密度差に応じた圧力差によって曲がった脚の矯正が可能になり得る。
【0043】
本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類は、第4テーピング部材122を含むことができる。第4テーピング部材122は、下衣本体100の第2領域120に配置されることができる。第4テーピング部材122の一部は、第3テーピング部材121と離隔することができる。第4テーピング部材122の少なくとも一部は、第3テーピング部材121と重なることができる。第4テーピング部材122は、下衣本体100の上部から下部まで連続して巻かれることができる。第4テーピング部材122は、下衣本体100に少なくとも2回以上回転して巻かれることができる。この時、第4テーピング部材122は、第4方向に回転することができる。また、第4テーピング部材122は、螺旋状に回転することができる。第3方向は、第4方向と反対方向であり得る。具体的に、第3方向が時計回りの場合、第4方向は反時計回りであり得る。第3方向が反時計回りの場合、第4方向は時計回りであり得る。
【0044】
第1方向と第3方向は同じ方向であり得る。第2方向と第4方向は同じ方向であり得る。但し、これにされず矯正対象である体形に応じて第1~第4方向の各々は、適切に調節されることができる。
【0045】
第2テーピング部材112の密度は、下衣本体100の密度と異なってよい。具体的に、第2テーピング部材112の密度は、下衣本体100の密度より大きくてよい。この場合、下衣本体100と第2テーピング部材112を構成する生地の密度差に応じた圧力差によって曲がった脚の矯正が可能になり得る。
【0046】
第1テーピング部材111の密度は、第2テーピング部材112の密度と異なってよい。第1テーピング部材111の密度は、第2テーピング部材112が密度より大きくてよい。この場合、第1テーピング部材111と第2テーピング部材112の間の圧力差によってO脚矯正が可能になり得る。具体的に、図1を参照すると、膝関節近くの外側に配置される第1テーピング部材111が外側から内側に押す力によってO脚矯正が可能になり得る。
【0047】
第1テーピング部材111の密度は、第2テーピング部材112の密度より小さくてよい。この場合、第1テーピング部材111と第2テーピング部材112の間の圧力差によってX脚矯正が可能になり得る。具体的に、図1を参照すると、膝関節近くの内側に配置される第2テーピング部材112が内側から外側に押す力によってX脚の矯正が可能になり得る。
【0048】
第3テーピング部材121の密度は、第4テーピング部材122の密度と異なってよい。第3テーピング部材121の密度は、第4テーピング部材122が密度より大きくてよい。この場合、第3テーピング部材121と第4テーピング部材122の間の圧力差によってO脚矯正が可能になり得る。具体的に、図1を参照すると、下衣本体100の第2領域120の膝関節近くの外側に配置される第3テーピング部材121が外側で内側で押す力によってO脚矯正が可能になり得る。
【0049】
第3テーピング部材121の密度は第4テーピング部材122の密度より小さくてよい。この場合、第3テーピング部材121と第4テーピング部材122の間の圧力差によってX脚矯正が可能になり得る。具体的に、図1を参照すると、下衣本体100の第2領域120の膝関節近くの内側に配置される第3テーピング部材121が内側から外側に押す力によってX脚の矯正が可能になり得る。
【0050】
第1テーピング部材111と第3テーピング部材121の密度が同じで、第2テーピング部材112と第4テーピング部材122の密度が同じであってよい。これにより、O脚またはX脚の矯正が可能になり得る。但し、これに制限されず矯正対象である体形に応じて第1~第4テーピング部材111、112、121、122の各々の密度を多様に設定することができる。
【0051】
本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類は、矯正バンド200を含むことができる。矯正バンド200は、下衣本体100に配置されることができる。矯正バンド200は、下衣本体100から脱着可能になり得る。矯正バンド200は第1~第3テーピング部材111、112、121、122の上面に配置されることができる。矯正バンド200は、下衣本体100から脱付着可能になり得る。矯正バンド200は、下衣本体100の第1領域110配置される第1矯正バンド210を含むことができる。矯正バンド200は、下衣本体100が第2領域120に配置される第2矯正バンド220を含むことができる。
【0052】
第1矯正バンド210は、下衣本体100の上部に配置される第1部分211を含むことができる。第2矯正バンド220は、下衣本体100の第1領域110の下部の少なくとも一部に配置される第2部分212を含むことができる。第1矯正バンド210は第1矯正バンド210の第1部分211と第2部分212を連結する第3部分213を含むことができる。
【0053】
第2矯正バンド220は、下衣本体100の上部に配置される第1部分221を含むことができる。第2矯正バンド220は、下衣本体100の第2領域120の下部の少なくとも一部に配置される第2部分222を含むことができる。第2矯正バンド220は、第2矯正バンド220の第1部分221と第2部分222を連結する第3部分223を含むことができる。
【0054】
第1矯正バンド210と第2矯正バンド220は、ベルト締結方式で結合することができる。第1矯正バンド210の第1部分211は、連結部材300を含むことができる。連結部材300はホールを含むことができる。具体的に、連結部材300は、バックル、ホール及びピンを含むことができる。図3を参照すると、第2矯正バンド220の第2部分221は、第1矯正バンド210の第1部分211の連結部材300のホールに挿入されてベルト締結方式で固定されることができる。この場合、第2矯正バンド220の第1部分221には、複数個のホールが形成されることができる。これにより、矯正バンド200は、使用者の体形に応じて大きさを調節することができる。また、ベルトを強くまたは弱く引き締めることが可能で、脚の曲がった程度に応じて矯正の強度を調節することができる。
【0055】
また、第1矯正バンド210と第2矯正バンド220は、ベルト締結方式以外にベルクロタイプで固定されることができる。第1矯正バンド210の第1部分211に第1ベルクロテープ(図示せず)が配置されて、第2矯正バンド220の第1部分221に第2ベルクロテープ(図示せず)が配置されることができる。第1及び第2ベルクロテープによって矯正バンド200が固定されることができる。また、使用者の体のサイズに合わせて矯正バンド200が固定できるよう、第1及び第2ベルクロテープの水平方向の長さは、第1及び第2矯正バンド210、220の第1部分211、221に沿って延びることができる。
【0056】
また、第1矯正バンド210と第2矯正バンド220は、ベルト締結方式以外にストラップタイプで固定されることができる。具体的に、第1矯正バンド210の第1部分211と第2矯正バンド220の第1部分221を縛って矯正バンド200を固定することができる。この場合、別途の固定部材が不要で、使用者の体に合わせたサイズの調節が可能になり得る。また、矯正が必要な程度に応じて縛る位置や強度を調節することによって矯正効率が増大することができる。
【0057】
また、第1矯正バンド210と第2矯正バンド220は、ベルト締結方式以外にフックタイプで固定されることができる。具体的に、第1矯正バンド210の第1部分211には、環(図示せず)が配置されて、第2矯正バンド220の第1部分221には鉤(図示せず)が配置されることができる。この場合、鉤が環にかかることで矯正バンド200が固定されることができる。
【0058】
また、第1矯正バンド210と第2矯正バンド220は、ベルト締結方式以外に締結部材400を介して固定されることができる。具体的に、第1矯正バンド210の第1部分211には、第1締結部材が配置されて、第2矯正バンド220の第1部分221には、第2締結部材が配置されることができる。第2締結部材は、第1締結部材に挿入されて固定されることができる。
【0059】
また、第1矯正バンド210と第2矯正バンド220は、ベルト締結方式以外に長さ調節部材500を介して固定されることができる。具体的に、第1矯正バンド210の第1部分211には、長さ調節部材500が配置されることができる。長さ調節部材500は、離隔する第1ホール及び第2ホールを含むことができる。第2矯正バンド220の第1部分221は、長さ調節部材500の第1ホールを通過して第2ホールに挿入されて固定されることができる。
【0060】
第1矯正バンド210は曲げ部を含むことができる。曲げ部は、第1矯正バンド210の第3部分213に形成されることができる。曲げ部は、下衣本体100の第1領域110の前面から後面に連結される部分に形成されることができる。曲げ部は、下衣本体100の第1領域110の後面から前面に連結される部分に形成されることができる。曲げ部は第1曲げ部213-1を含むことができる。第1曲げ部213-1は、下衣本体100の第1領域110の外側面に配置されることができる。第1曲げ部213-1は、下衣本体100の第1領域110の前面から後面に連結される外側面に配置されることができる。曲げ部は第2曲げ部213-2を含むことができる。第2曲げ部213-2は、下衣本体100の第1領域110の内側面に配置されることができる。第2曲げ部213-2は、下衣本体100の第1領域110の後面から前面に連結される内側面に配置されることができる。
【0061】
第1曲げ部213-1は、第1矯正バンド200の第1部分211より第2部分212に近く配置されることができる。第2曲げ部213-2は、第1矯正バンド210の第2部分212より第1部分111に近く配置されることができる。
【0062】
下衣本体100の第1領域110は、第1矯正バンド210の第3部分213の曲げ部と対応する位置に形成される環を含むことができる。下衣本体100の第1領域110は、第1矯正バンド210の第1及び第2曲げ部213-1、213-2と対応する位置に形成されてホールを含む第1及び第2環113、114を含むことができる。
【0063】
第1矯正バンド210の第3部分213は、第1環113を通過することができる。第1環113を通過した第1矯正バンド210は、第2環114に延びて第2環114を通過することができる。これにより、第1矯正バンド210は使用者の脚の外側から内側に向かう方向にかかる圧力が発生することができる。即ち、第1矯正バンド210によってO脚矯正が可能になり得る。また、下衣本体100の第1及び第2テーピング部材111、112と共に第1矯正バンド210を使う場合、使用者の脚の外側から内側に向けて強く加圧できて短期間に矯正効果を見ることができ、酷いO脚の場合にも矯正が可能になり得る。
【0064】
第2矯正バンド220は、曲げ部を含むことができる。曲げ部は、第2矯正バンド220の第3部分223に形成されることができる。曲げ部は下衣本体100の第2領域120の前面から後面に連結される部分に形成されることができる。曲げ部は、下衣本体100の第2領域120の後面から前面に連結される部分に形成されることができる。曲げ部は、第3曲げ部223-1を含むことができる。第3曲げ部223-1は、下衣本体100の第2領域120の外側面に配置されることができる。第3曲げ部223-1は、下衣本体100の第2領域120の前面から後面に連結される外側面に配置されることができる。曲げ部は、第4曲げ部223-2を含むことつなぐ。第4曲げ部223-2は、下衣本体100の第2領域120の内側面に配置されることができる。第4曲げ部223-2は、下衣本体100の第2領域120の後面から前面に連結される内側面に配置されることができる。
【0065】
第2矯正バンド220の第3部分223の第3曲げ部223-1は、第2矯正バンド220の第1部分221より第2部分222に近く配置されることができる。第2矯正バンド220の第3部分223の第4曲げ部223-2は、第1矯正バンド210の第2部分222より第1部分221に近く配置されることができる。
【0066】
下衣本体100の第2領域120は、第2矯正バンド220の第3及び第4曲げ部223-1、223-2と対応する位置に形成されてホールを含む第3及び第4環123、124を含むことができる。第1矯正バンド210の第1及び第2曲げ部213-1、213-2の各々は、下衣本体100の第1領域110の第1及び第2環113、114に挿入されることができる。第2矯正バンド220の第3及び第4曲げ部223-1、223-2の各々は、下衣本体100の第2領域120の第3及び第4環123、124に挿入されることができる。
【0067】
第2矯正バンド220の第3部分223は、第3環123を通過することができる。第3環123を通過した第2矯正バンド220は、第4環124に延びて第4環124を通過することができる。これにより、第2矯正バンド220は、使用者の脚の外側から内側に向かう方向にかかる圧力が発生することができる。即ち、第2矯正バンド220によってO脚矯正が可能になり得る。また、下衣本体100の第3及び第4テーピング部材121、122と共に第2矯正バンド220を使う場合、使用者の脚の外側から内側に向けて強く加圧できて短期間に矯正効果を見ることができて、酷いO脚の場合にも矯正が可能になり得る。
【0068】
下衣本体100は、下衣本体100の上部の後面に配置される第5環126を含むことができる。第5環126には、第1矯正バンド210の第1部分111と第2矯正バンド220の第1部分221が通過することができる。この時、第1矯正バンド210の第1部分211の少なくとも一部は、第2矯正バンド220の第1部分221と重なることができる。
下衣本体100は、下衣本体100の上部の外側面に配置される第6及び第7環115、125を含むことができる。第6環115には、第2曲げ部213-2から延びる第1矯正バンド210が通過して、下衣本体100の後面の第5環126に挿入されることができる。第7環125には、第4曲げ部223-2から延びる第2矯正バンド220が通過して、下衣本体100の後面の第5環126に挿入されることができる。
【0069】
第1~第7環は、脱着可能になり得る。第1~第7環は、下衣本体100にフック、ベルクロ、ボタンを介して結合することができる。これにより、第1~第7環の位置を変更することができる。これにより、矯正バンド200が折り曲がる位置を変更できて、骨盤変形及びX脚矯正が可能になり得る。即ち、矯正が必要な部位に第1~第7環を付着して矯正をすることができる。
【0070】
第1矯正バンド210の第1部分211及び第3部分213と第2矯正バンド220の第1部分221及び第3部分223は、非弾性材質で形成されることができる。この時、非弾性材質はナイロンを含むことができるが、これに制限されない。第1矯正バンド210の第2部分212と第2矯正バンド220の第2部分222は、弾性のある材質で形成されることができる。この時、弾性のある材質はスパンデックスを含むことができる。但し、これに制限されず、第1矯正バンド210の第1部分211及び第3部分213と第2矯正バンド220の第1部分221及び第3部分223は、伸縮性がある素材、伸縮性がない素材及び伸縮性と非伸縮性が混合された素材のいずれで形成されることができる。
【0071】
第1及び第2矯正バンド210、220の第2部分212、222は、弾性材質で形成されて使用者の足の大きさに合わせて変形されることができる。具体的に図6を参照すると、第1及び第2矯正バンド210、220の第2部分212、222は、使用者の足の甲だけ包むように形成されることができる。また、第1及び第2矯正バンド210、220の第2部分212、222は、使用者の足の甲と、足の甲から足首に連結される部分中少なくとも一部まで包むように形成されることができる。第1矯正バンド210の第1及び第3部分211、213と第2矯正バンド220が第1及び第3部分221、223が、非弾性材質で形成されることによって、矯正効果が上昇することができる。但し、これに制限されず、第1及び第2矯正バンド210、220の第2部分212、222は、伸縮性がある素材、伸縮性がない素材及び伸縮性と非伸縮性が混合された素材のいずれで形成されることができる。
【0072】
以下では、本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び歩行矯正用圧迫衣類の歩行が矯正される過程について説明する。
【0073】
図5を参照すると、使用者が矯正バンド200着用した状態で歩行する場合、正しい歩行のための姿勢が自然に維持されることができる。具体的に、第1及び第2矯正バンド210、220の第3部分213、223によって、使用者の足首関節が外側に回転するのを防止することができる。即ち、使用者の足首関節の角度が11字歩行のための理想的な角度に維持されることができる。
【0074】
また、使用者の膝近くの外側に配置される第1及び第2矯正バンド210、220の第1及び第3曲げ部213-1、223-1によって、矯正バンド200が膝関節が外側から内側に向ける方向に圧力を加えることができる。これにより、使用者の膝関節が外側に回転するのを防止することができる。即ち、使用者の膝関節の角度が11字歩行のための理想的な角度に維持されることができる。
【0075】
また、下衣本体100の後面に配置されて、第1及び第2矯正バンド210、220が互いに交差する部分によって使用者の腰筋肉が伸びるように圧力を加えることができる。これにより、使用者の椎間関節(facet joint)が正しい補正姿勢のための角度を維持することができる。具体的に、上体を前方にわずかに曲げる角度を維持することができる。これにより、歩行時前方に体の重心が作用するようになり、正しい歩行を誘導することができる。即ち、矯正バンド200を着用した状態で歩くようになると、使用者の体重分散により正しい歩みを誘導して歩行を矯正することができる。
【0076】
本実施例に係る曲がった脚変形に対する下部体形及び補正矯正用圧迫衣類を介して歩行の中心軸である骨盤及び膝関節の回転変形を防止することができる。また、骨盤または足首関節の回転変形の各矯正によって、外鰐等の誤った歩行を矯正することができる。これにより、誤った歩行から誘発された脊椎疾患、膝等の筋骨格疾患が発生するのを防止することができる。
【0077】
以上添付された図面を参照して、本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せずに別の具体的な形態で実施できることが理解できるはずである。従って、以上で記述した実施例はすべての面において例示的なものであって、限定的ではないものと理解しなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9