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特許7386319サイドリンクリソースマッピング方法、伝送方法、ネットワーク機器及び端末機器

書誌要約請求の範囲詳細な説明課題実施例実施するための形態図面の説明

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2023-11-15

(45)【発行日】2023-11-24

(54)【発明の名称】サイドリンクリソースマッピング方法、伝送方法、ネットワーク機器及び端末機器

(51)【国際特許分類】

H04L 27/26 20060101AFI20231116BHJP

H04W 28/04 20090101ALI20231116BHJP

H04W 72/044 20230101ALI20231116BHJP

H04W 72/0446 20230101ALI20231116BHJP

H04W 72/0453 20230101ALI20231116BHJP

H04W 92/18 20090101ALI20231116BHJP

【ＦＩ】

H04L27/26 113

H04W28/04 110

H04W72/044 110

H04W72/0446

H04W72/0453

H04W92/18

【請求項の数】 12

(21)【出願番号】P 2022507785

(86)(22)【出願日】2020-08-05

(65)【公表番号】

(43)【公表日】2022-10-13

(86)【国際出願番号】 CN2020107052

(87)【国際公開番号】W WO2021027646

(87)【国際公開日】2021-02-18

【審査請求日】2022-04-06

(31)【優先権主張番号】201910736259.5

(32)【優先日】2019-08-09

(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN

(73)【特許権者】

【識別番号】517372494

【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＶＩＶＯＭＯＢＩＬＥＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮＣＯ．，ＬＴＤ．

【住所又は居所原語表記】Ｎｏ．１，ｖｉｖｏＲｏａｄ，Ｃｈａｎｇ’ａｎ，Ｄｏｎｇｇｕａｎ，Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ５２３８６３，Ｃｈｉｎａ

(74)【代理人】

【識別番号】110001151

【氏名又は名称】あいわ弁理士法人

(72)【発明者】

【氏名】紀子超

(72)【発明者】

【氏名】潘学明

(72)【発明者】

【氏名】▲ウー▼ 華明

(72)【発明者】

【氏名】彭淑燕

(72)【発明者】

【氏名】劉思▲キ▼

(72)【発明者】

【氏名】劉是梟

(72)【発明者】

【氏名】姜 ▲ウェイ▼

【審査官】原田聖子

(56)【参考文献】

【文献】中国特許出願公開第１０８４７６３９０（ＣＮ，Ａ）

【文献】AT & T，Physical layer procedures for NR sidelink design[online]，3GPP TSG RAN WG1 #96 R1-1901896，Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_96/Docs/R1-1901896.zip>，2019年02月26日

【文献】Spreadtrum Communications，Discussion on NR sidelink physical layer procedure[online]，3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1901 R1-1900714，Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1901/Docs/R1-1900714.zip>，2019年01月22日

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｈ０４Ｌ２７／２６

Ｈ０４Ｗ２８／０４

Ｈ０４Ｗ７２／０４４

Ｈ０４Ｗ７２／０４４６

Ｈ０４Ｗ７２／０４５３

Ｈ０４Ｗ９２／１８

３ＧＰＰＴＳＧＲＡＮＷＧ１－４

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

ネットワーク機器に用いられるサイドリンクリソースマッピング方法であって、
一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する一組の物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースをそれぞれ取得することであって、前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースが物理サイドリンク共有チャネルＰＳＳＣＨリソース及び／又は物理サイドリンク制御チャネルＰＳＣＣＨリソースを含むことと、
第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って、前記一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対してインデックス番号を設定することと、
第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って、前記一組の物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を設定することと、
前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とのマッピング関係を配置することとを含み、
前記第一のリソース要素は、時間領域要素及び／又は周波数領域要素を含み、
前記第一のリソース要素が前記時間領域要素を含む場合、前記第一の予め設定される順序は、時間領域ユニット番号の昇順又は前記時間領域ユニット番号の降順を含み、
又は、
前記第一のリソース要素が前記周波数領域要素を含む場合、前記第一の予め設定される順序は、周波数領域ユニット番号の昇順又は前記周波数領域ユニット番号の降順を含み、
又は、
前記第一のリソース要素が前記時間領域要素と前記周波数領域要素を含む場合、前記第一の予め設定される順序は、前記時間領域ユニット番号の昇順又は前記時間領域ユニット番号の降順の上で、前記周波数領域ユニット番号の昇順又は前記周波数領域ユニット番号の降順を含み、
又は、
前記第一のリソース要素が前記時間領域要素と前記周波数領域要素を含む場合、前記第一の予め設定される順序は、前記周波数領域ユニット番号の昇順又は前記周波数領域ユニット番号の降順の上で、前記時間領域ユニット番号の昇順又は前記時間領域ユニット番号の降順を含む、サイドリンクリソースマッピング方法。

【請求項2】

前記第二のリソース要素は、周波数領域要素及び／又はコード領域要素を含み、
前記第二のリソース要素が前記周波数領域要素を含む場合、前記第二の予め設定される順序は、周波数領域ユニット番号の昇順又は前記周波数領域ユニット番号の降順を含み、
又は、
前記第二のリソース要素が前記コード領域要素を含む場合、前記第二の予め設定される順序は、コードシーケンスに対応する極値番号の昇順又は前記コードシーケンスに対応する極値番号の降順を含み、前記極値番号は、最小の番号及び／又は最大の番号を含み、
又は、
前記第二のリソース要素が前記周波数領域要素と前記コード領域要素を含む場合、前記第二の予め設定される順序は、前記周波数領域ユニット番号の昇順又は前記周波数領域ユニット番号の降順の上で、前記コードシーケンスに対応する前記極値番号の昇順又は前記コードシーケンスに対応する前記極値番号の降順を含み、
又は、
前記第二のリソース要素が前記周波数領域要素と前記コード領域要素を含む場合、前記第二の予め設定される順序は、前記コードシーケンスに対応する前記極値番号の昇順又は前記コードシーケンスに対応する前記極値番号の降順の上で、前記周波数領域ユニット番号の昇順又は前記周波数領域ユニット番号の降順を含む、請求項１に記載のサイドリンクリソースマッピング方法。

【請求項3】

前記一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースにおける物理サイドリンク伝送チャネルリソースの数はＰであり、Ｐは正の整数であり、
前述した、前記物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号と、前記物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースに対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号とのマッピング関係を配置することは、
ｉ番目の前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、

【数1】

の前記物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とに、マッピング関係が存在するように配置することを含み、
ｉ番目の前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、Ｎｉ個の前記物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースに対応し、ｉ、ｋ、Ｎｋ、Ｎｉは非負の整数であり、且つ１≦ｉ≦Ｐである、請求項１に記載のサイドリンクリソースマッピング方法。

【請求項4】

前記一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースにおける物理サイドリンク伝送チャネルリソースの数はＰであり、Ｐは正の整数であり、
前述した、前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とのマッピング関係を配置することは、
ｉ番目の前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、（ｉ－１）×Ｎ＋１番目～ｉ×Ｎ番目の物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とに、マッピング関係が存在するように配置することを含み、各前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、Ｎ個の物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースに対応し、Ｎは正の整数であり、ｉは非負の整数であり、且つ１≦ｉ≦Ｐである、請求項１に記載のサイドリンクリソースマッピング方法。

【請求項5】

端末機器に用いられるサイドリンクリソース伝送方法であって、
ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に従って、予め設定されるマッピング関係において前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応する物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を取得することと、
ターゲット物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送することとを含み、前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応する物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、前記ターゲット物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を含み、
前記予め設定されるマッピング関係は、予め配置される物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号と物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号とのマッピング関係を含み、前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号は、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って設定され、前記物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って設定され、前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、いずれか一つの周波数領域ユニット番号の物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
又は、
前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が最大の物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
又は、
前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が最小の物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
又は、
前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が周波数領域ユニット番号の平均値に最も近い物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
又は、
前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、インデックス番号が最大の物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
又は、
前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、インデックス番号が最小の物理サイドリンク伝送チャネルリソースである、サイドリンクリソース伝送方法。

【請求項6】

前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソース上でユニキャスト伝送を行う場合、
前記予め設定されるマッピング関係において前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応する物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースの数はＳ１個であり、前記ターゲット物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、前記予め設定されるマッピング関係において前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＳ２個の物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を含み、
Ｓ１は正の整数であり、Ｓ２はＳ１以下の正の整数である、請求項５に記載のサイドリンクリソース伝送方法。

【請求項7】

前記ターゲット物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、少なくとも、前記予め設定されるマッピング関係において前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ１番目の物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を含み、ｎ１＝［機器識別コード］ｍｏｄ［Ｓ１］である、請求項６に記載のサイドリンクリソース伝送方法。

【請求項8】

前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソース上でグループキャスト伝送を行い、且つ前記端末機器と他の端末機器によって占有される物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースとが同じである場合、
前記予め設定されるマッピング関係において前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応する物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号の数はＳ３個であり、前記ターゲット物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、前記予め設定されるマッピング関係において前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応する物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号のうちの一つであり、
Ｓ３は正の整数である、請求項５に記載のサイドリンクリソース伝送方法。

【請求項9】

Ｓ３が１よりも大きい場合、前記ターゲット物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、前記予め設定されるマッピング関係において前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ２番目の物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号であり、ｎ２＝［機器識別コード］ｍｏｄ［Ｓ３］である、請求項８に記載のサイドリンクリソース伝送方法。

【請求項10】

前記機器識別コードは、
前記端末機器の識別子の少なくとも一部と、前記端末機器のグループキャスト識別子の少なくとも一部と、前記端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部と、前記端末機器の識別子の少なくとも一部と前記端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部との組み合わせコードと、前記端末機器のグループキャスト識別子の少なくとも一部と前記端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部との組み合わせコードとのうちの一つを含む、請求項７又は９に記載のサイドリンクリソース伝送方法。

【請求項11】

ネットワーク機器であって、
一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する一組の物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースをそれぞれ取得するための取得モジュールであって、前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースが物理サイドリンク共有チャネルＰＳＳＣＨリソース及び／又は物理サイドリンク制御チャネルＰＳＣＣＨリソースを含む取得モジュールと、
第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って、前記一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対してインデックス番号を設定するための第一の設定モジュールと、
第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って、前記一組の物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を設定するための第二の設定モジュールと、
前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とのマッピング関係を配置するための配置モジュールとを含み、
前記第一のリソース要素は、時間領域要素及び／又は周波数領域要素を含み、
前記第一のリソース要素が前記時間領域要素を含む場合、前記第一の予め設定される順序は、時間領域ユニット番号の昇順又は前記時間領域ユニット番号の降順を含み、
又は、
前記第一のリソース要素が前記周波数領域要素を含む場合、前記第一の予め設定される順序は、周波数領域ユニット番号の昇順又は前記周波数領域ユニット番号の降順を含み、
又は、
前記第一のリソース要素が前記時間領域要素と前記周波数領域要素を含む場合、前記第一の予め設定される順序は、前記時間領域ユニット番号の昇順又は前記時間領域ユニット番号の降順の上で、前記周波数領域ユニット番号の昇順又は前記周波数領域ユニット番号の降順を含み、
又は、
前記第一のリソース要素が前記時間領域要素と前記周波数領域要素を含む場合、前記第一の予め設定される順序は、前記周波数領域ユニット番号の昇順又は前記周波数領域ユニット番号の降順の上で、前記時間領域ユニット番号の昇順又は前記時間領域ユニット番号の降順を含む、ネットワーク機器。

【請求項12】

端末機器であって、
ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に従って、予め設定されるマッピング関係において前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応する物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を取得するための検索モジュールと、
ターゲット物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送するためのフィードバックモジュールとを含み、前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応する物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、前記ターゲット物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を含み、
前記予め設定されるマッピング関係は、予め配置される物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号と物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号とのマッピング関係を含み、前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号は、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って設定され、前記物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って設定され、前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、いずれか一つの周波数領域ユニット番号の物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
又は、
前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が最大の物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
又は、
前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が最小の物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
又は、
前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が周波数領域ユニット番号の平均値に最も近い物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
又は、
前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、インデックス番号が最大の物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
又は、
前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、インデックス番号が最小の物理サイドリンク伝送チャネルリソースである、端末機器。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

（関連出願の相互参照）
本開示は、２０１９年８月９日に中国で提出された中国特許出願番号２０１９１０７３６２５９．５の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。

【0002】

本開示の実施例は、通信技術分野に関し、特に、サイドリンクリソースマッピング方法、伝送方法、ネットワーク機器及び端末機器に関する。

【背景技術】

【0003】

車と外部との情報のやり取り（ＶｅｈｉｃｌｅｔｏＸ、Ｖ２Ｘ）は、将来のインテリジェント交通輸送システムの重要な技術の一つである。現在、Ｖ２Ｘの応用は、車車間（Ｖｅｈｉｃｌｅ－ｔｏ－Ｖｅｈｉｃｌｅ、Ｖ２Ｖ）、路車間（Ｖｅｈｉｃｌｅ－ｔｏ－Ｉｎｆｒａｓｔｒｕｃｔｕｒｅ、Ｖ２Ｉ）、人車間（Ｖｅｈｉｃｌｅ－ｔｏ－Ｐｅｄｅｓｔｒｉａｎ、Ｖ２Ｐ）及び車ネットワーク間（Ｖｅｈｉｃｌｅ－ｔｏ－Ｎｅｔｗｏｒｋ、Ｖ２Ｎ）を含んでもよい。

【0004】

サイドリンク（Ｓｉｄｅｌｉｎｋ、ＳＬ）に確認応答（Ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ、ＡＣＫ）フィードバック情報又は否定確認応答（ＮｏｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ、ＮＡＣＫ）フィードバック情報を載せることができるように、ニューラジオ（ＮｅｗＲａｄｉｏ、ＮＲ）Ｖ２Ｘは、新たなＳＬチャネル、即ち、物理サイドリンクフィードバックチャネル（ＰｈｙｓｉｃａｌＳｉｄｅｌｉｎｋＦｅｅｄｂａｃｋＣｈａｎｎｅｌ、ＰＳＦＣＨ）をサポートする。端末機器がＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送する場合、複数のフィードバック情報を伝送するＰＳＦＣＨリソースが衝突する可能性が極めて高い。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0005】

本開示の実施例は、複数のフィードバック情報を伝送するＰＳＦＣＨリソースが衝突する可能性が比較的に高いという問題を解決するためのサイドリンクリソースマッピング方法、伝送方法、ネットワーク機器及び端末機器を提供する。

【課題を解決するための手段】

【0006】

上記技術課題を解決するために、本開示は、以下のように実現される。

【0007】

第一の方面によれば、本開示の実施例は、ネットワーク機器に用いられるサイドリンクリソースマッピング方法を提供する。この方法は、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する一組の物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースをそれぞれ取得することであって、物理サイドリンク伝送チャネルリソースが物理サイドリンク共有チャネルＰＳＳＣＨリソース及び／又は物理サイドリンク制御チャネルＰＳＣＣＨリソースを含むことと、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対してインデックス番号を設定することと、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って、一組のＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を設定することと、物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とのマッピング関係を配置することとを含む。

【0008】

第二の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器に用いられるサイドリンクリソース伝送方法を提供する。この方法は、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に従って、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応する物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を取得することと、ターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送することとを含み、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を含み、予め設定されるマッピング関係は、予め配置されるＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号と物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号とのマッピング関係を含み、物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号は、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って設定され、ＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って設定され、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。

【0009】

第三の方面によれば、本開示の実施例は、ネットワーク機器を提供する。このネットワーク機器は、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する一組の物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースをそれぞれ取得するための取得モジュールであって、物理サイドリンク伝送チャネルリソースが物理サイドリンク共有チャネルＰＳＳＣＨリソース及び／又は物理サイドリンク制御チャネルＰＳＣＣＨリソースを含む取得モジュールと、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対してインデックス番号を設定するための第一の設定モジュールと、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って、一組のＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を設定するための第二の設定モジュールと、物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とのマッピング関係を配置するための配置モジュールとを含む。

【0010】

第四の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器を提供する。この端末機器は、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に従って、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応する物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を取得するための検索モジュールと、ターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送するためのフィードバックモジュールとを含み、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を含み、予め設定されるマッピング関係は、予め配置されるＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号と物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号とのマッピング関係を含み、物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号は、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って設定され、ＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って設定され、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。

【0011】

第五の方面によれば、本開示の実施例は、ネットワーク機器を提供する。このネットワーク機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、且つプロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、第一の方面の技術案におけるマッピング方法のステップを実現させる。

【0012】

第六の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器を提供する。この端末機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、且つプロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、第二の方面の技術案におけるサイドリンクリソース伝送方法のステップを実現させる。

【0013】

第七の方面によれば、本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、第一の方面の技術案におけるサイドリンクリソースマッピング方法のステップ又は第二の方面の技術案におけるサイドリンクリソース伝送方法のステップを実現させる。

【発明の効果】

【0014】

本開示の実施例では、ネットワーク機器は、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する一組のＰＳＦＣＨリソースをそれぞれ取得する。第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対してインデックス番号を設定する。第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って、一組のＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を設定する。対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースとＰＳＦＣＨリソースのそれぞれのインデックス番号とのマッピング関係を確立することにより、物理サイドリンク伝送チャネルリソースとＰＳＦＣＨリソースの非明示的なマッピング関係の確立を実現し、フィードバック情報の伝送のためにＰＳＦＣＨリソース選択の参考を提供し、複数のフィードバック情報を伝送するＰＳＦＣＨリソースの衝突を低減させ、ひいては回避することができる。

【0015】

本開示の実施例では、端末機器は、ネットワーク機器によって予め設定されるマッピング関係を利用して、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応するターゲットＰＳＦＣＨリソースを検索し、このターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送することができる。予め設定されるマッピング関係は、物理サイドリンク伝送チャネルリソースとＰＳＦＣＨリソースの非明示的なマッピング関係を提供しており、具体的な予め設定されるマッピング関係に従って、フィードバック情報の伝送によって占有されるターゲットＰＳＦＣＨリソースを選択することができ、それによって複数のフィードバック情報を伝送するＰＳＦＣＨリソースの衝突を低減させ、ひいては回避することができる。

【0016】

以下の添付図面を結び付けた本開示の具体的な実施の形態の記述から本開示をよりよく理解することができる。同じ又は類似した符号は、同じ又は類似した特徴を表す。

【図面の簡単な説明】

【0017】

【図1】本開示の一実施例におけるサイドリンクリソースマッピング方法のフローチャートである。

【図2】本開示の実施例におけるＰＳＦＣＨリソースと対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースの一例の概略図である。

【図3】本開示の実施例におけるＰＳＦＣＨリソースと対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースの別の一例の概略図である。

【図4】本開示の一実施例におけるサイドリンクリソース伝送方法のフローチャートである。

【図5】本開示の実施例における物理サイドリンク伝送チャネルリソースがＰＳＦＣＨリソースに対応する一例の概略図である。

【図6】本開示の実施例における物理サイドリンク伝送チャネルリソースがターゲットＰＳＦＣＨリソースに対応する一例の概略図である。

【図7】本開示の一実施例におけるネットワーク機器の構造概略図である。

【図8】本開示の一実施例における端末機器の構造概略図である。

【図9】上記実施例を実現するネットワーク機器のハードウェア構造概略図である。

【図10】本開示の各実施例を実現する端末機器のハードウェア構造概略図である。

【発明を実施するための形態】

【0018】

以下は、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。

【0019】

本開示の実施例は、物理サイドリンクフィードバックチャネル（ＰｈｙｓｉｃａｌＳｉｄｅｌｉｎｋＦｅｅｄｂａｃｋＣｈａｎｎｅｌ、ＰＳＦＣＨ）リソースを利用して確認応答（Ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ、ＡＣＫ）フィードバック情報又は否定確認応答（ＮｏｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ、ＮＡＣＫ）フィードバック情報を伝送するシーンに用いられるサイドリンクリソースマッピング方法、伝送方法、ネットワーク機器及び端末機器を提供する。

【0020】

いくつかの例では、ＰＳＦＣＨは三つのチャネルフォーマットを代替として選択することができる。第一種類のチャネルフォーマットは、シーケンスに基づく（即ち、ｓｅｑｕｅｎｃｅｂａｓｅｄ）ショートフィードバックチャネルフォーマット（即ち、ｓｈｏｒｔＰＳＦＣＨｆｏｒｍａｔ）であってもよく、第二種類のチャネルフォーマットは、シーケンスに基づくロングフィードバックチャネルフォーマット（即ち、ｌｏｎｇＰＳＦＣＨｆｏｒｍａｔ）であってもよく、第三種類のチャネルフォーマットは、載せられた情報のビット（即ち、ｂｉｔ）に基づくショートフィードバックチャネルフォーマットであってもよい。

【0021】

サイドリンクは、ユニキャスト（即ち、ｕｎｉｃａｓｔ）伝送、グループキャスト（即ち、ｇｒｏｕｐｃａｓｔ）伝送及びブロードキャスト（即ち、ｂｒｏａｄｃａｓｔ）伝送をサポートすることができる。ｕｎｉｃａｓｔ伝送とｇｒｏｕｐｃａｓｔ伝送は、サイドリンクハイブリッド自動再送リクエスト（ＳｉｄｅｌｉｎｋＨｙｂｒｉｄＡｕｔｏｍａｔｉｃＲｅｐｅａｔｒｅＱｕｅｓｔ、ＳＬＨＡＲＱ）をサポートする。ｕｎｉｃａｓｔ伝送に対して、端末機器は、ＰＳＦＣＨリソース上でＡＣＫフィードバック情報又はＮＡＣＫフィードバック情報をフィードバックする。ｇｒｏｕｐｃａｓｔ伝送に対して、少なくとも二つのフィードバック方式を含む。例えば、第一種類のフィードバック方式は、すべての端末機器がＰＳＦＣＨリソースを共有し、且つ端末機器がＮＡＣＫフィードバック情報のみをフィードバックするものであり、第二種類のフィードバック方式は、各端末機器が異なるＰＳＦＣＨリソースを占有し、端末機器がそれぞれのＰＳＦＣＨリソース上でＡＣＫフィードバック情報又はＮＡＣＫフィードバック情報をフィードバックするものである。

【0022】

本開示の実施例では、ネットワーク機器は、ＰＳＦＣＨリソースに対応するＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースに対してインデックス番号を設定し、ＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を設定し、ＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号と対応するＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースのインデックス番号とのマッピング関係を配置することができ、即ち、ＰＳＦＣＨリソースと対応するＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースとのマッピング関係を配置していることに相当する。端末機器は、配置されたマッピング関係を利用して、受信された情報に対応するＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースに従って、マッピング関係において対応するＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送する。

【0023】

本開示の実施例では、ネットワーク機器は、基地局、制御ノードなどの機器であってもよく、ここでは限定しない。端末機器は、具体的には、ユーザ端末（ＵｓｅｒＥｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）であってもよく、ここでは限定しない。

【0024】

図１は、本開示の一実施例におけるサイドリンクリソースマッピング方法のフローチャートである。このサイドリンクリソースマッピング方法は、ネットワーク機器、例えば、基地局に用いられてもよい。図１に示すように、このサイドリンクリソースマッピング方法は、ステップＳ１０１～ステップＳ１０４を含んでもよい。

【0025】

ステップＳ１０１では、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する一組のＰＳＦＣＨリソースをそれぞれ取得する。

【0026】

一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、少なくとも一つの物理サイドリンク伝送チャネルリソースを含む。一組のＰＳＦＣＨリソースは、少なくとも一つのＰＳＦＣＨリソースを含む。物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、ＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースを含んでもよい。ＰＳＦＣＨリソースと物理サイドリンク伝送チャネルリソースには非明示的な対応関係が存在する。各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対して、この物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する一組のＰＳＦＣＨリソースが得られる。

【0027】

ステップＳ１０２では、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対してインデックス番号を設定する。

【0028】

第一のリソース要素の第一の予め設定される順序は、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースにおける物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対してインデックス番号を設定する際に参照する順序である。本開示の実施例では、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号の順序は、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序と一致する。

【0029】

いくつかの例では、前記第一のリソース要素が前記時間領域要素を含む場合、前記第一の予め設定される順序は、時間領域ユニット番号の昇順又は前記スロット番号の降順を含む。

【0030】

例えば、時間領域ユニットは、スロット（即ち、ｓｌｏｔ）であってもよく、つまり、時間領域ユニット番号は、スロット番号であってもよい。図２は、本開示の実施例におけるＰＳＦＣＨリソースと対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースの一例の概略図である。図２に示すように、横方向は、時間領域方向であり、縦方向は、周波数領域方向である。点線枠で示されたＰＳＦＣＨリソースは、点線枠で示されたＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースに対応する。図２では、点線枠で示されたＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースは、スロット番号が＃ａ－４、＃ａ－３、＃ａ－２及び＃ａ－１のＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースを含む。スロット番号の昇順でインデックス番号を設定し、図２に示すように、スロット番号が＃ａ－４のＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースのインデックス番号は＃０であり、スロット番号が＃ａ－３のＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースのインデックス番号は＃１であり、スロット番号が＃ａ－２のＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースのインデックス番号は＃２であり、スロット番号が＃ａ－１のＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースのインデックス番号は＃３である。

【0031】

別のいくつかの例では、第一のリソース要素が周波数領域要素を含む場合、第一の予め設定される順序は、周波数領域ユニット番号の昇順又は周波数領域ユニット番号の降順を含む。

【0032】

例えば、周波数領域ユニットは、サブチャネル（即ち、ｓｕｂ－ｃｈａｎｎｅｌ）であってもよく、つまり、周波数領域ユニット番号は、サブチャネル番号であってもよい。第一の予め設定される順序は、サブチャネル番号の昇順又はサブチャネル番号の降順を含んでもよい。また、例えば、周波数領域ユニットは、物理リソースブロック（ＰｈｙｓｉｃａｌＲｅｓｏｕｒｃｅＢｌｏｃｋ、ＰＲＢ）であってもよく、つまり、周波数領域ユニット番号は、ＰＲＢ番号であってもよい。第一の予め設定される順序は、ＰＲＢ番号の昇順又はＰＲＢ番号の降順を含んでもよい。

【0033】

さらに別のいくつかの例では、第一のリソース要素が時間領域要素と周波数領域要素を含む場合、第一の予め設定される順序は、時間領域ユニット番号の昇順又は時間領域ユニット番号の降順の上で、周波数領域ユニット番号の昇順又は周波数領域ユニット番号の降順を含む。つまり、本例では、時間領域要素に従って順序付けしてから、周波数領域要素に従って順序付けする。

【0034】

例えば、時間領域ユニットは、スロット（即ち、ｓｌｏｔ）であってもよく、つまり、時間領域ユニット番号は、スロット番号であってもよい。周波数領域ユニットは、サブチャネルであってもよく、つまり、周波数領域ユニット番号は、サブチャネル番号であってもよい。図３は、本開示の実施例におけるＰＳＦＣＨリソースと対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースの別の一例の概略図である。横方向は、時間領域方向、即ち、スロット番号の昇順であり、縦方向は、周波数領域方向、即ち、サブチャネル番号の昇順である。点線枠で示されたＰＳＦＣＨリソースは、点線枠で示されたＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースに対応する。スロット番号の昇順を参照してから、サブチャネル番号の昇順を参照し、点線枠で示されたＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースのために設定したインデックス番号＃０～＃１１は、図３に示すとおりである。

【0035】

さらに別のいくつかの例では、第一のリソース要素が時間領域要素と周波数領域要素を含む場合、第一の予め設定される順序は、周波数領域ユニット番号の昇順又は周波数領域ユニット番号の降順の上で、時間領域ユニット番号の昇順又は時間領域ユニット番号の降順を含む。つまり、本例では、周波数領域要素に従って順序付けしてから、時間領域要素に従って順序付けする。

【0036】

上記実施例では、周波数領域ユニット番号は、リソースプールの帯域幅に対応する周波数領域ユニット番号、一部の帯域幅（ＢａｎｄｗｉｄｔｈＰａｒｔ、ＢＷＰ）に対応する周波数領域ユニット番号、搬送波に対応する周波数領域ユニット番号又はアグリゲーションされた全ての搬送波に対応する周波数領域ユニット番号を含んでもよく、ここでは限定しない。

【0037】

時間領域ユニットは、具体的には、スロットなどであってもよく、ここでは限定しない。周波数領域ユニットは、具体的には、サブチャネル又はＰＲＢなどであってもよく、ここでは限定しない。一つの周波数領域ユニットは、一つ又は複数のサブチャネル、又は一つ又は複数のＰＲＢであってもよく、ここではサブチャネル又は物理リソースブロックの数を限定しない。

【0038】

ステップＳ１０３では、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って、一組のＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を設定する。

【0039】

第二のリソース要素の第二の予め設定される順序は、一組のＰＳＦＣＨリソースにおけるＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を設定する際に参照する順序である。本開示の実施例では、一組のＰＳＦＣＨリソースにおける各ＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号の順序は、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序と一致する。

【0040】

いくつかの例では、前記第二のリソース要素が前記周波数領域要素を含む場合、前記第二の予め設定される順序は、周波数領域ユニット番号の昇順又は前記周波数領域ユニット番号の降順を含む。

【0041】

例えば、周波数領域ユニットは、サブチャネルであってもよく、つまり、周波数領域ユニット番号は、サブチャネル番号であってもよい。第二の予め設定される順序は、サブチャネル番号の昇順又はサブチャネル番号の降順を含んでもよい。また、例えば、周波数領域ユニットは、ＰＲＢであってもよく、つまり、周波数領域ユニット番号は、ＰＲＢ番号であってもよい。第一の予め設定される順序は、ＰＲＢ番号の昇順又はＰＲＢ番号の降順を含んでもよい。

【0042】

別のいくつかの例では、第二のリソース要素がコード領域要素を含む場合、第二の予め設定される順序は、コードシーケンスに対応する極値番号の昇順又はコードシーケンスに対応する極値番号の降順を含む。極値番号は、最小の番号及び／又は最大の番号を含む。

【0043】

ＰＳＦＣＨリソースのコードシーケンスは、一つ又は複数種類のコードシーケンスを含んでもよい。

【0044】

ＰＳＦＣＨリソースのコードシーケンスが一種のコードシーケンスである場合、このコードシーケンスに対応する極値番号の昇順又はこのコードシーケンスに対応する極値番号の降順に従って、一組のＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を直接設定することができる。

【0045】

ＰＳＦＣＨリソースのコードシーケンスが複数種類のコードシーケンスを含む場合、第一種類のコードシーケンスに対応する極値番号の昇順又は第一種類のコードシーケンスに対応する極値番号の降順の上で、第二種類のコードシーケンスに対応する極値番号の昇順又は第二種類のコードシーケンスに対応する極値番号の降順を参照してインデックス番号を設定してもよく、第三種類のコードシーケンスもある場合、さらに、第二種類のコードシーケンスに対応する極値番号の昇順又は第二種類のコードシーケンスに対応する極値番号の降順の上で、第三種類のコードシーケンスに対応する極値番号の昇順又は第三種類のコードシーケンスに対応する極値番号の降順を参照してインデックス番号を設定する必要がある。最後の一種類のコードシーケンスに対応する極値番号の昇順又は最後の一種類のコードシーケンスに対応する極値番号の降順を参照してインデックス番号を設定するまで、これに基づき類推する。

【0046】

例えば、ＰＳＦＣＨリソースのコードシーケンスは、直交カバーコード（ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌｃｏｖｅｒｉｎｇｃｏｄｅ、ＯＣＣ）シーケンスとＺａｄｏｆｆ－ｃｈｕ（即ち、ＺＣ）シーケンスからなる。第二の予め設定される順序は、ＯＣＣシーケンスに対応する極値番号の昇順又はＯＣＣシーケンスに対応する極値番号の降順の上で、ＺＣシーケンスに対応する極値番号の昇順又はＺＣシーケンスに対応する極値番号の降順を含む。ＺＣシーケンスに対応する極値番号の昇順は、具体的には、ＺＣシーケンスに対応する最大のサイクリックシフト（即ち、ＣＳ）番号及び／又は最小のＣＳ番号の昇順であってもよい。同様に、ＺＣシーケンスに対応する極値番号の降順は、具体的には、ＺＣシーケンスに対応する最大のＣＳ番号及び／又は最小のＣＳ番号の降順であってもよい。

【0047】

さらに別のいくつかの例では、第二のリソース要素が周波数領域要素とコード領域要素を含む場合、第二の予め設定される順序は、周波数領域ユニット番号の昇順又は周波数領域ユニット番号の降順の上で、コードシーケンスに対応する極値番号の昇順又はコードシーケンスに対応する極値番号の降順を含む。

【0048】

例えば、次の表１は、周波数領域要素とコード領域要素に従ってＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を設定する例を示している。

【0049】

【表1】

【0050】

表１に示すように、まず、サブチャネル番号に従ってＰＳＦＣＨリソースを順序付けし、サブチャネル番号が同じであるＰＳＦＣＨリソースにおいて、ＯＣＣシーケンス極値番号に従ってＰＳＦＣＨリソースを順序付けし、ＯＣＣシーケンス極値番号が同じであるＰＳＦＣＨリソースにおいて、ＺＣシーケンスに対応する最小のＣＳ番号に従ってＰＳＦＣＨリソースを順序付けし、最終的な順序付け結果に従って、この一組のＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を設定する。一つのサブチャネル番号、一つのＯＣＣシーケンス極値、一つの最小のＣＳ番号によって、一つのＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を一意に決定できる。

【0051】

さらに別のいくつかの例では、第二のリソース要素が周波数領域要素とコード領域要素を含む場合、第二の予め設定される順序は、コードシーケンスに対応する極値番号の昇順又はコードシーケンスに対応する極値番号の降順の上で、周波数領域ユニット番号の昇順又は周波数領域ユニット番号の降順を含む。

【0052】

この例は、前の例と比べて、参照する要素の順序が異なる。周波数領域要素とコード領域要素のそれぞれの処理については、前の例を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0053】

上記例における周波数領域要素の関連内容については、上記実施例における関連説明を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0054】

ステップＳ１０４では、物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とのマッピング関係を配置する。

【0055】

物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号とＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を設定した後、対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースとＰＳＦＣＨリソースに対応して、物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号とＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とのマッピング関係を配置する。端末機器、例えば、ユーザ端末ＵＥは、フィードバック情報の伝送中に、この配置したマッピング関係を利用してＰＳＦＣＨリソースを選択してフィードバック情報の伝送を行うことができる。

【0056】

具体的には、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースにおける物理サイドリンク伝送チャネルリソースの数はＰであり、Ｐは正の整数であるとする。一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースにおけるいずれか一つの物理サイドリンク伝送チャネルリソース、即ちｉ番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対して、ｉ番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、

【0057】

【数1】

のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とに、マッピング関係が存在するように配置することができる。

【0058】

ｉ番目の前記物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、Ｎ_ｉ番目の前記ＰＳＦＣＨリソースに対応する。ｉ、ｋ、Ｎ_ｋ、Ｎ_ｉは非負の整数であり、且つ１≦ｉ≦Ｐである。

【0059】

いくつかの例では、各物理サイドリンク伝送チャネルリソースがＮ個のＰＳＦＣＨリソースに対応する場合、ｉ番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、（ｉ－１）×Ｎ＋１番目～ｉ×Ｎ番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とに、マッピング関係が存在するように配置する。

【0060】

別のいくつかの例では、一部の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、Ｎ個のＰＳＦＣＨリソースに対応し、一部の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、Ｍ個のＰＳＦＣＨリソースに対応する。ｉ番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースがＮ個のＰＳＦＣＨリソースに対応し、且つｉ番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースの前に、Ｎ個のＰＳＦＣＨリソースに対応するＬ１個の物理サイドリンク伝送チャネルリソースとＭ個のＰＳＦＣＨリソースに対応するＬ２個の物理サイドリンク伝送チャネルリソースを含む場合、ｉ番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、Ｌ１×Ｎ＋Ｌ２×Ｍ番目～（Ｌ１＋１）×Ｎ＋Ｌ２×Ｍ番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とに、マッピング関係が存在するように配置する。

【0061】

さらに別のいくつかの例では、一部の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、Ｎ個のＰＳＦＣＨリソースに対応し、一部の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、Ｍ個のＰＳＦＣＨリソースに対応する。ｉ番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースがＭ個のＰＳＦＣＨリソースに対応し、且つｉ番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースの前に、Ｎ個のＰＳＦＣＨリソースに対応するＬ１個物理サイドリンク伝送チャネルリソースとＭ個のＰＳＦＣＨリソースに対応するＬ２個物理サイドリンク伝送チャネルリソースを含む場合、ｉ番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、Ｌ１×Ｎ＋Ｌ２×Ｍ番目～Ｌ１×Ｎ＋（Ｌ２＋１）×Ｍ番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とに、マッピング関係が存在するように配置する。

【0062】

上記例におけるＮは正の整数であり、Ｍは正の整数である。

【0063】

なお、Ｍ＝１の場合は、物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応するＰＳＦＣＨリソースが、ユニキャスト及び／又は各端末機器によって共同するＰＳＦＣＨリソースを占有するグループキャストに配置されてフィードバック情報を伝送することを表す。Ｎ＞１の場合は、物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応するＰＳＦＣＨリソースが、各端末機器が異なるＰＳＦＣＨリソースを占有するグループキャストに配置されてフィードバック情報を伝送することを表す。

【0064】

なお、上記実施例におけるインデックス番号は、ｋ番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソース及びｋ番目のＰＳＦＣＨリソースと異なる可能性がある。例えば、インデックス番号が＃１の物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、２番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースである可能性があり、１番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号は＃０である。

【0065】

本開示の実施例では、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する一組のＰＳＦＣＨリソースをそれぞれ取得する。第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対してインデックス番号を設定する。第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って、一組のＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を設定する。対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースとＰＳＦＣＨリソースのそれぞれのインデックス番号とのマッピング関係を確立することにより、物理サイドリンク伝送チャネルリソースとＰＳＦＣＨリソースの非明示的なマッピング関係の確立を実現し、フィードバック情報の伝送のためにＰＳＦＣＨリソース選択の参考を提供し、複数のフィードバック情報を伝送するＰＳＦＣＨリソースの衝突を低減させ、ひいては回避することができる。

【0066】

図４は、本開示の一実施例におけるサイドリンクリソース伝送方法のフローチャートである。このサイドリンクリソース伝送方法は、端末機器、例えば、ユーザ端末ＵＥに用いられてもよい。図４に示すように、このサイドリンクリソース伝送方法は、ステップＳ２０１とステップＳ２０２を含んでもよい。

【0067】

ステップＳ２０１では、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に従って、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を取得する。

【0068】

ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、端末機器によって受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースの選択は、以下の数種類の方式を含んでもよいが、それらに限られない。

【0069】

第一種類の方式では、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、端末機器によって受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、いずれか一つの周波数領域ユニット番号の物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。

【0070】

第二種類の方式では、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が最大の物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。

【0071】

第三種類の方式では、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が最小の物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。

【0072】

第四種類の方式では、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が周波数領域ユニット番号の平均値に最も近い物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。即ち、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が真ん中にある物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。

【0073】

第五種類の方式では、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、インデックス番号が最大の物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。

【0074】

第六種類の方式では、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、インデックス番号が最小の物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。

【0075】

予め設定されるマッピング関係は、予め配置されるＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号と物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号とのマッピング関係を含む。物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号は、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って設定される。ＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って設定される。なお、予め設定されるマッピング関係は、即ち、上記実施例においてネットワーク機器によって配置されるＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号と物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号とのマッピング関係である。

【0076】

第一のリソース要素は、時間領域要素及び／又は周波数領域要素を含んでもよい。

【0077】

いくつかの例では、第一のリソース要素が時間領域要素を含む場合、第一の予め設定される順序は、時間領域ユニット番号の昇順又は時間領域ユニット番号の降順を含む。

【0078】

【0079】

さらに別のいくつかの例では、第一のリソース要素が時間領域要素と周波数領域要素を含む場合、第一の予め設定される順序は、時間領域ユニット番号の昇順又は時間領域ユニット番号の降順の上で、周波数領域ユニット番号の昇順又は周波数領域ユニット番号の降順を含む。

【0080】

さらに別のいくつかの例では、第一のリソース要素が時間領域要素と周波数領域要素を含む場合、第一の予め設定される順序は、周波数領域ユニット番号の昇順又は周波数領域ユニット番号の降順の上で、時間領域ユニット番号の昇順又は時間領域ユニット番号の降順を含む。

【0081】

上記周波数領域ユニット番号は、リソースプールの帯域幅、ＢＷＰ、搬送波又はアグリゲーションに対応する周波数領域ユニット番号を含む。

【0082】

第二のリソース要素は、周波数領域要素及び／又はコード領域要素を含んでもよい。

【0083】

いくつかの例では、第二のリソース要素が周波数領域要素を含む場合、第二の予め設定される順序は、周波数領域ユニット番号の昇順又は周波数領域ユニット番号の降順を含む。

【0084】

【0085】

【0086】

【0087】

第一のリソース要素、第二のリソース要素、予め設定されるマッピング関係の具体的な説明については、上記実施例における関連説明を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0088】

ステップＳ２０２では、ターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送する。

【0089】

ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を含む。つまり、インデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースからターゲットＰＳＦＣＨリソースを選択することができる。ターゲットＰＳＦＣＨリソース上でＡＣＫフィードバック情報又はＮＡＣＫフィードバック情報を伝送する。

【0090】

端末機器は、ターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送するように選択することができる。インデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースの数が一つである場合、この一つのＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとする。インデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースの数が複数である場合、この複数のＰＳＦＣＨリソースから一つ又は複数をターゲットＰＳＦＣＨリソースとして選択することができる。

【0091】

図５は、本開示の実施例における物理サイドリンク伝送チャネルリソースがＰＳＦＣＨリソースに対応する一例の概略図である。図５に示すように、物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、四つのＰＳＦＣＨリソースに対応する。図６は、本開示の実施例における物理サイドリンク伝送チャネルリソースがターゲットＰＳＦＣＨリソースに対応する一例の概略図である。図６に示すように、物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する四つのＰＳＦＣＨリソースのうちの一つをターゲットＰＳＦＣＨリソースとして選択する。

【0092】

以下は、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソース上でユニキャスト伝送、グループキャスト伝送などを行うような数種類の場合に分けて説明する。

【0093】

ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソース上でユニキャスト伝送を行う場合、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号の数はＳ１個である。即ち、インデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースの数はＳ１個である。

【0094】

ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＳ２個のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を含む。Ｓ１は正の整数であり、Ｓ２はＳ１以下の正の整数である。即ち、このＳ１個のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号からＳ２個のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号をターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号として選択する。このＳ１個のＰＳＦＣＨリソースからＳ２個のＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとして選択することに相当する。

【0095】

いくつかの例では、Ｓ１＝１の場合、この１つのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとして、このターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送する。

【0096】

別のいくつかの例では、Ｓ１＞１の場合、Ｓ２＝Ｓ１となり、即ち、このＳ１個のインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとすることができる。即ち、ターゲットＰＳＦＣＨリソースの数はＳ１であり、このＳ１個のターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送する。例えば、Ｓ１＝Ｓ２＝２、物理サイドリンク伝送チャネルリソース上で空間分割多重化の方式で二つの伝送ブロック（ＴｒａｎｓｐｏｒｔＢｌｏｃｋ、ＴＢ）を伝送し、即ち、二つのＴＢにそれぞれコードワード（ＣｏｄｅＷｏｒｄ、ＣＷ）＃０とＣＷ＃１を載せる場合、一番目のターゲットＰＳＦＣＨリソースでは、一番目のＴＢ／ＣＷ＃０のフィードバック情報を対応する対象としてもよく、二番目のターゲットＰＳＦＣＨリソースでは、二番目のＴＢ／ＣＷ＃１のフィードバック情報を対応する対象としてもよい。

【0097】

さらに別のいくつかの例では、Ｓ１＞１の場合、Ｓ２＝１となる。つまり、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＳ１個のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号から、１つのＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号をターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号として選択する。即ち、インデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＳ１個のＰＳＦＣＨリソースから、１つのＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとして選択し、この１つのターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送する。

【0098】

具体的には、今回のフィードバック情報の伝送に関連する端末機器の機器識別コードに従って、Ｓ１個のＰＳＦＣＨリソースからどのＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとして選択するかを選択することができる。例えば、ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ１番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号である。即ち、ターゲットＰＳＦＣＨリソースは、インデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ１番目のＰＳＦＣＨリソースである。ｎ１＝［機器識別コード］ｍｏｄ［Ｓ１］である。ｍｏｄは、剰余演算を表す。つまり、ｎ１は、機器識別コードをＳ１で割って得られた余りである。

【0099】

さらに別のいくつかの例では、Ｓ１＞１の場合、Ｓ２＞１となる。即ち、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＳ１個のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号から、Ｓ２個のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号をターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号として選択する。即ち、インデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＳ１個のＰＳＦＣＨリソースから、Ｓ２個のＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとして選択し、このＳ２個のターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送する。

【0100】

具体的には、今回のフィードバック情報の伝送に関連する端末機器の機器識別コードに従って、Ｓ１個のＰＳＦＣＨリソースからどのＳ２個のＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとして選ぶかを選択することができる。例えば、ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ１番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号と、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応する少なくとも一つの他のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とを含む。即ち、ターゲットＰＳＦＣＨリソースは、インデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ１番目のＰＳＦＣＨリソースと、インデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応する少なくとも一つの他のＰＳＦＣＨリソースとを含む。ｎ１＝［機器識別コード］ｍｏｄ［Ｓ１］である。例えば、Ｓ２＝２、ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ１番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号と、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ１＋Ｌ番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とを含み、Ｌは正の整数である。

【0101】

機器識別コードは、
端末機器の識別子の少なくとも一部と、端末機器のグループキャスト識別子の少なくとも一部と、端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部と、端末機器の識別子の少なくとも一部と端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部との組み合わせコードとのうちの一つを含んでもよい。

【0102】

端末機器は、受信端末機器（例えば、ＲＸＵＥ）を指し、端末機器に対応する送信端末機器（例えば、ＴＸＵＥ）がある。端末機器の識別子（即ち、ＩＤ）の少なくとも一部は、端末機器の識別子の全体であってもよく、端末機器の識別子の一部、例えば、端末機器の識別子の最後の八桁であってもよい。端末機器の識別子の少なくとも一部と端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部との組み合わせコードは、即ち、端末機器の識別子の少なくとも一部と対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部を組み合わせて得られた組み合わせコードである。例えば、ＲＸＵＥＩＤの最後の八桁とＴＸＵＥＩＤの最後の八桁を組み合わせて、十六桁の組み合わせコードを構成する。

【0103】

ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソース上でグループキャスト伝送を行い、且つ端末機器と他の端末機器によって占有されるＰＳＦＣＨリソースとが同じである場合、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号の数はＳ３個である。ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号のうちの一つである。Ｓ３は正の整数である。

【0104】

なお、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソース上でグループキャスト伝送を行い、且つ端末機器と他の端末機器によって占有されるＰＳＦＣＨリソースとが同じである場合、端末機器は、ＰＳＦＣＨリソース上でＮＡＣＫフィードバック情報のみをフィードバックする。

【0105】

いくつかの例では、Ｓ３＝１の場合、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号の数が１つであるため、この１つのＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号をターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号として、即ち、この１つのＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとして、このターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送する。

【0106】

別のいくつの例では、Ｓ３＞１の場合、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＳ３個のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号から１つのＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号をターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号として選択することができる。即ち、インデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＳ３個のＰＳＦＣＨリソースから１つのＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとして選択し、このターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送する。

【0107】

具体的には、今回のフィードバック情報の伝送に関連する端末機器の機器識別コードに従って、Ｓ３個のＰＳＦＣＨリソースからどのＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとして選ぶかを選択することができる。例えば、ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ２番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号である。ｎ２＝［機器識別コード］ｍｏｄ［Ｓ３］である。

【0108】

機器識別コードは、
端末機器の識別子の少なくとも一部と、端末機器のグループキャスト識別子の少なくとも一部と、端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部と、端末機器の識別子の少なくとも一部と端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部との組み合わせコードと、端末機器のグループキャスト識別子の少なくとも一部と端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部との組み合わせコードとのうちの一つを含んでもよい。

【0109】

端末機器のグループキャスト識別子と端末機器の識別子とが異なってもよい。

【0110】

ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソース上でグループキャスト伝送を行い、且つ端末機器と他の端末機器によって占有されるＰＳＦＣＨリソースとが異なる場合、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号の数はＳ４個である。Ｓ４は正の整数である。

【0111】

前記ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、前記予め設定されるマッピング関係において前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ３番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号である。即ち、インデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ３番目のＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとする。ｎ３＝［第一の機器識別コード］ｍｏｄ［Ｓ４］である。

【0112】

なお、前記ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソース上でグループキャスト伝送を行い、且つ前記端末機器と他の端末機器によって占有されるＰＳＦＣＨリソースとが異なる場合、各端末機器は、それぞれの対応するターゲットＰＳＦＣＨリソース上でＡＣＫフィードバック情報又はＮＡＣＫフィードバック情報をフィードバックする。

【0113】

第一の機器識別コードは、端末機器のグループ内識別子（即ち、ｉｎ－ｇｒｏｕｐＩＤ）の少なくとも一部を含む。

【0114】

【0115】

ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ４番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号である。即ち、インデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ４番目のＰＳＦＣＨリソースをターゲットＰＳＦＣＨリソースとする。ｎ４＝（［第一の機器識別コード］ｍｏｄ［Ｓ５］）×Ｙ＋［第二の機器識別コード］ｍｏｄ［Ｙ］である。Ｙは配置パラメータであり、且つＹは正の整数である。Ｙは予め配置されてもよい。

【0116】

第一の機器識別コードは、端末機器のグループ内識別子（即ち、ｉｎ－ｇｒｏｕｐＩＤ）の少なくとも一部を含む。

【0117】

第二の機器識別コードは、
端末機器の識別子の少なくとも一部と、端末機器のグループキャスト識別子の少なくとも一部と、端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部と、端末機器の識別子の少なくとも一部と端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部との組み合わせコードと、端末機器のグループキャスト識別子の少なくとも一部と端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部との組み合わせコードとのうちの一つを含む。

【0118】

機器識別コードの関連内容については、上記実施例における関連説明を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0119】

なお、ユニキャスト伝送、各端末機器によって占有されるＰＳＦＣＨリソースが同じであるグループキャスト伝送、各端末機器によって占有されるＰＳＦＣＨリソースが異なるグループキャスト伝送について、占有されるＰＳＦＣＨリソースは、具体的には直交（即ちｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ）ＰＳＦＣＨリソースである。

【0120】

上記実施例では、ターゲットＰＳＦＣＨリソースを選択する過程でｎ１、ｎ２、ｎ３及びｎ４を計算し、端末機器の識別コードを導入しており、具体的には、本端末機器の識別子、本端末機器のグループキャスト識別子、本端末機器のグループ内識別子、本端末機器に対応する送信端末機器の識別コードなどを含んでもよい。端末機器の識別コードを導入することにより、異なる端末機器がターゲットＰＳＦＣＨリソースを選択する時、選択したターゲットＰＳＦＣＨリソースがよりランダム化され、端末機器間のＰＳＦＣＨリソースの衝突によるＨＡＲＱ受信干渉を減らすことができる。特にインデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースの数が端末機器の数よりもはるかに多い場合、より大きなランダム化を提供し、端末機器間のＰＳＦＣＨリソースの衝突によるＨＡＲＱ受信干渉をさらに減らすことができる。

【0121】

本開示の実施例では、ネットワーク機器によって予め設定されるマッピング関係を利用して、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応するターゲットＰＳＦＣＨリソースを検索し、このターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送することができる。予め設定されるマッピング関係は、物理サイドリンク伝送チャネルリソースとＰＳＦＣＨリソースの非明示的なマッピング関係を提供しており、具体的な予め設定されるマッピング関係に従って、フィードバック情報の伝送によって占有されるターゲットＰＳＦＣＨリソースを選択することができ、それによって複数のフィードバック情報を伝送するＰＳＦＣＨリソースの衝突を低減させ、ひいては回避することができる。

【0122】

なお、上記実施例では、ユニキャスト伝送によって占有されるインデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースと、グループキャスト伝送の各端末機器によって共同で占有されるインデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースと、グループキャスト伝送の各端末機器によってそれぞれ占有されるインデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースとは、同じであってもよく、異なってもよい。

【0123】

説明の便宜上、第一のＰＳＦＣＨリソース集合は、ユニキャスト伝送によって占有されるインデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースを含み、第二のＰＳＦＣＨリソース集合は、グループキャスト伝送の各端末機器によって共同で占有されるインデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースを含み、第三のＰＳＦＣＨリソース集合は、グループキャスト伝送の各端末機器によってそれぞれ占有されるインデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースを含むとする。

【0124】

いくつかの例では、第一のＰＳＦＣＨリソース集合、第二のＰＳＦＣＨリソース集合及び第三のＰＳＦＣＨリソース集合は同じである。

【0125】

別のいくつかの例では、第一のＰＳＦＣＨリソース集合は第二のＰＳＦＣＨリソース集合と同じであり、第一のＰＳＦＣＨリソース集合は第三のＰＳＦＣＨリソース集合と異なる。同様に、第二のＰＳＦＣＨリソース集合は第三のＰＳＦＣＨリソース集合と異なる。

【0126】

さらに別のいくつかの例では、第一のＰＳＦＣＨリソース集合は第三のＰＳＦＣＨリソース集合と同じであり、第一のＰＳＦＣＨリソース集合は第二のＰＳＦＣＨリソース集合と異なる。同様に、第三のＰＳＦＣＨリソース集合は第二のＰＳＦＣＨリソース集合と異なる。

【0127】

さらに別のいくつかの例では、第一のＰＳＦＣＨリソース集合、第二のＰＳＦＣＨリソース集合及び第三のＰＳＦＣＨリソース集合はいずれも異なる。

【0128】

なお、上記実施例における物理サイドリンク伝送チャネルリソースはさらに、ｓｔａｎｄａｌｏｎｅＰＳＣＣＨリソース、即ち、ＰＳＳＣＨリソースにバインディングされる必要のないＰＳＣＣＨリソースであってもよい。

【0129】

図７は、本開示の一実施例におけるネットワーク機器の構造概略図である。図７に示すように、ネットワーク機器３００は、取得モジュール３０１、第一の設定モジュール３０２、第二の設定モジュール３０３及び配置モジュール３０４を含んでもよい。

【0130】

取得モジュール３０１は、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する一組のＰＳＦＣＨリソースをそれぞれ取得するためのものである。

【0131】

物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、ＰＳＳＣＨリソース及び／又はＰＳＣＣＨリソースを含む。

【0132】

第一の設定モジュール３０２は、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対してインデックス番号を設定するためのものである。

【0133】

第二の設定モジュール３０３は、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って、一組のＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を設定するためのものである。

【0134】

配置モジュール３０４は、物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とのマッピング関係を配置するためのものである。

【0135】

【0136】

いくつかの実施例では、第一のリソース要素は、時間領域要素及び／又は周波数領域要素を含む。

【0137】

【0138】

【0139】

【0140】

【0141】

第一のリソース要素が周波数領域要素を含む場合、周波数領域ユニット番号は、リソースプールの帯域幅、一部の帯域幅、搬送波又はアグリゲーションに対応する周波数領域ユニット番号を含む。

【0142】

別のいくつかの実施例では、第二のリソース要素は、周波数領域要素及び／又はコード領域要素を含む。

【0143】

【0144】

【0145】

さらに別のいくつかの例では、第二のリソース要素が周波数領域要素と符号領域要素を含む場合、第二の予め設定される順序は、周波数領域ユニット番号の昇順又は周波数領域ユニット番号の降順の上で、コードシーケンスに対応する極値番号の昇順又はコードシーケンスに対応する極値番号の降順を含む。

【0146】

【0147】

いくつかの実施例では、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースにおける物理サイドリンク伝送チャネルリソースの数はＰであり、Ｐは正の整数である。配置モジュールは、具体的には、
ｉ番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、

【0148】

【数2】

のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とに、マッピング関係が存在するように配置するためのものである。

【0149】

ｉ番目の物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、Ｎ_iのＳＦＣＨリソースに対応し、ｉ、ｋ、Ｎ_ｋ、Ｎ_ｉは非負の整数であり、且つ１≦ｉ≦Ｐである。

【0150】

図８は、本開示の一実施例における端末機器の構造概略図である。図８に示すように、端末機器４００は、検索モジュール４０１とフィードバックモジュール４０２を含んでもよい。

【0151】

検索モジュール４０１は、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に従って、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を取得するためのものである。

【0152】

フィードバックモジュール４０２は、ターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送するためのものであり、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を含む。

【0153】

予め設定されるマッピング関係は、予め配置されるＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号と物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号とのマッピング関係を含む。物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号は、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って設定される。ＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って設定される。ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。

【0154】

【0155】

具体的には、上記実施例におけるターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、いずれか一つの周波数領域ユニット番号の物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。又は、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が最大の物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。又は、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が最小の物理サイドリンク伝送チャネルリソースであり、
又は、
ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、周波数領域ユニット番号が周波数領域ユニット番号の平均値に最も近い物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。又は、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、インデックス番号が最大の物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。又は、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうち、インデックス番号が最小の物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。

【0156】

いくつかの実施例では、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソース上でユニキャスト伝送を行う場合、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号の数はＳ１個である。ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＳ２個のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を含む。

【0157】

Ｓ１は正の整数であり、Ｓ２はＳ１以下の正の整数である。

【0158】

具体的には、ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、少なくとも、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ１番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を含み、ｎ１＝［機器識別コード］ｍｏｄ［Ｓ１］である。

【0159】

別のいくつかの実施例では、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソース上でグループキャスト伝送を行い、且つ端末機器と他の端末機器によって占有されるＰＳＦＣＨリソースとが同じである場合、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号の数はＳ３個である。ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号のうちの一つである。

【0160】

Ｓ３は正の整数である。

【0161】

具体的には、Ｓ３が１よりも大きい場合、ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ２番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号であり、ｎ２＝［機器識別コード］ｍｏｄ［Ｓ３］である。

【0162】

上記実施例では、機器識別コードは、
端末機器の識別子の少なくとも一部と、端末機器のグループキャスト識別子の少なくとも一部と、端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部と、端末機器の識別子の少なくとも一部と端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部との組み合わせコードと、端末機器のグループキャスト識別子の少なくとも一部と端末機器に対応する送信端末機器の識別子の少なくとも一部との組み合わせコードとのうちの一つを含む。

【0163】

さらに別のいくつかの実施例では、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソース上でグループキャスト伝送を行い、且つ端末機器と他の端末機器によって占有されるＰＳＦＣＨリソースとが異なる場合、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号の数はＳ４個である。ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ３番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号である。ｎ３＝［第一の機器識別コード］ｍｏｄ［Ｓ４］である。

【0164】

Ｓ４は正の整数である。

【0165】

さらに別のいくつかの実施例では、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソース上でグループキャスト伝送を行い、且つ端末機器と他の端末機器によって占有されるＰＳＦＣＨリソースとが異なる場合、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号の数はＳ５個である。ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するｎ４番目のＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号である。ｎ４＝（［第一の機器識別コード］ｍｏｄ［Ｓ５］）×Ｙ＋［第二の機器識別コード］ｍｏｄ［Ｙ］である。

【0166】

Ｓ５は正の整数であり、Ｙは配置パラメータであり、且つＹは正の整数である。

【0167】

上記実施例における第一の機器識別コードは、端末機器のグループ内識別子の少なくとも一部を含む。

【0168】

【0169】

説明の便宜上、第一のＰＳＦＣＨリソース集合は、ユニキャスト伝送によって占有されるインデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースを含む。

【0170】

第二のＰＳＦＣＨリソース集合は、グループキャスト伝送の各端末機器によって共同で占有されるインデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースを含む。

【0171】

第三のＰＳＦＣＨリソース集合は、グループキャスト伝送の各端末機器によってそれぞれ占有されるインデックス番号が予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースを含む。

【0172】

いくつかの例では、第一のＰＳＦＣＨリソース集合、第二のＰＳＦＣＨリソース集合及び第三のＰＳＦＣＨリソース集合は同じである。

【0173】

別のいくつかの例では、第一のＰＳＦＣＨリソース集合は第二のＰＳＦＣＨリソース集合と同じであり、第一のＰＳＦＣＨリソース集合は第三のＰＳＦＣＨリソース集合と異なる。

【0174】

さらに別のいくつかの例では、第一のＰＳＦＣＨリソース集合は第三のＰＳＦＣＨリソース集合と同じであり、第一のＰＳＦＣＨリソース集合は第二のＰＳＦＣＨリソース集合と異なる。

【0175】

【0176】

いくつかの実施例では、第一のリソース要素は、時間領域要素及び／又は周波数領域要素を含む。

【0177】

【0178】

【0179】

【0180】

【0181】

【0182】

別のいくつかの実施例では、第二のリソース要素は、周波数領域要素及び／又はコード領域要素を含む。

【0183】

【0184】

【0185】

【0186】

【0187】

本開示の実施例によるネットワーク機器は、図１の方法の実施例においてネットワーク機器によって実現された各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。

【0188】

図９は、上記実施例を実現するネットワーク機器のハードウェア構造概略図である。図９に示すように、このネットワーク機器５００は、メモリ５０１と、プロセッサ５０２と、無線周波数ユニット５０３と、メモリ５０１に記憶され、且つプロセッサ５０２上で運行できるコンピュータプログラムとを含む。当業者であれば理解できるように、図９に示されるネットワーク機器の構造は、ネットワーク機器に対する限定を構成せず、ネットワーク機器は、図示される部材の数よりも多くまたは少ない部材、またはなんらかの部材の組み合わせ、または異なる部材の配置を含んでもよい。

【0189】

プロセッサ５０２は、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応する一組の物理サイドリンクフィードバックチャネルＰＳＦＣＨリソースをそれぞれ取得するためのものであり、物理サイドリンク伝送チャネルリソースが物理サイドリンク共有チャネルＰＳＳＣＨリソース及び／又は物理サイドリンク制御チャネルＰＳＣＣＨリソースを含み、また、プロセッサ５０２は、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って、一組の物理サイドリンク伝送チャネルリソースのうちの各物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対してインデックス番号を設定するためのものである。また、プロセッサ５０２は、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って、一組のＰＳＦＣＨリソースに対してインデックス番号を設定するためのものである。また、プロセッサ５０２は、物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号と、物理サイドリンク伝送チャネルリソースに対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号とのマッピング関係を配置するためのものである。

【0190】

【0191】

図９では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスとブリッジを含んでもよく、具体的にはプロセッサ５０２によって代表される一つまたは複数のプロセッサとメモリ５０１によって代表されるメモリの各種の回路でリンクされてもよい。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータ及びパワー管理回路などの各種の他の回路をリンクしてもよい。それらは、すべて当技術分野でよく知られているものであるため、ここでは、これ以上説明しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。無線周波数ユニット５０３は、複数の素子であってもよく、すなわち、送信機と受信機を含み、伝送媒体で各種の他の装置と通信するためのユニットを提供し、プロセッサ５０２の制御の下でデータを送受信するために用いられてもよい。プロセッサ５０２は、バスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ５０１は、プロセッサ５０２の操作実行時に使用されるデータを記憶してもよい。

【0192】

選択的に、本開示の実施例は、ネットワーク機器をさらに提供する。プロセッサ５０２と、メモリ５０１と、メモリ５０１に記憶され、且つプロセッサ５０２上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ５０２によって実行される時、上述したネットワーク機器に用いられる図１に示すサイドリンクリソースマッピング方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。

【0193】

本開示の実施例による端末機器は、図４の方法の実施例において端末機器によって実現された各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。

【0194】

図１０は、本開示の各実施例を実現する端末機器のハードウェア構造概略図である。この端末機器６００は、無線周波数ユニット６０１、ネットワークモジュール６０２、オーディオ出力ユニット６０３、入力ユニット６０４、センサ６０５、表示ユニット６０６、ユーザ入力ユニット６０７、インターフェースユニット６０８、メモリ６０９、プロセッサ６１０、及び電源６１１などの部材を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、図１０に示される端末機器の構造は、端末機器に対する限定を構成せず、端末機器は、図示される部材の数よりも多くまたは少ない部材、またはなんらかの部材の組み合わせ、または異なる部材の配置を含んでもよい。本開示の実施例では、端末機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。

【0195】

プロセッサ６１０は、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に従って、予め設定されるマッピング関係においてターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を取得するためのものである。

【0196】

無線周波数ユニット６０１は、ターゲットＰＳＦＣＨリソース上でフィードバック情報を伝送するためのものであり、ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号に対応するＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、ターゲットＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号を含む。

【0197】

予め設定されるマッピング関係は、予め配置されるＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号と物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号とのマッピング関係を含む。物理サイドリンク伝送チャネルリソースのインデックス番号は、第一のリソース要素の第一の予め設定される順序に従って設定される。ＰＳＦＣＨリソースのインデックス番号は、第二のリソース要素の第二の予め設定される順序に従って設定される。ターゲット物理サイドリンク伝送チャネルリソースは、受信された情報に対応する物理サイドリンク伝送チャネルリソースである。

【0198】

【0199】

本開示の実施例では、無線周波数ユニット６０１は、情報の送受信または通話中の信号の送受信に用いることができることが理解されたい。具体的には、基地局からの下りリンクデータを受信してから、プロセッサ６１０に処理させることができる。また、上りリンクデータを基地局に送信することができる。一般的には、無線周波数ユニット６０１は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット６０１は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。

【0200】

端末機器は、ネットワークモジュール６０２によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへ電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。

【0201】

オーディオ出力ユニット６０３は、無線周波数ユニット６０１またはネットワークモジュール６０２によって受信されたまたはメモリ６０９に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット６０３はさらに、端末機器６００によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力（例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など）を提供することができる。オーディオ出力ユニット６０３は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。

【0202】

入力ユニット６０４は、オーディオまたはビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット６０４は、グラフィックスプロセッサ（ＧｒａｐｈｉｃｓＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ、ＧＰＵ）６０４１とマイクロホン６０４２を含んでもよい。グラフィックスプロセッサ６０４１は、ビデオキャプチャモードまたは画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置（例えば、カメラ）によって得られた静止画像またはビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット６０６に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ６０４１によって処理された画像フレームは、メモリ６０９（または他の記憶媒体）に記憶されてもよく、または無線周波数ユニット６０１またはネットワークモジュール６０２を介して送信されてもよい。マイクロホン６０４２は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット６０１を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力することができる。

【0203】

端末機器６００は、少なくとも一つのセンサ６０５、例えば、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル６０６１の輝度を調整することができ、接近センサは、端末機器６００が耳元に移動した時、表示パネル６０６１及び／又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向（一般的には、三軸）での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、端末機器姿勢（例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正）の識別、振動識別関連機能（例えば、歩数計、タップ）などに用いることができる。センサ６０５は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。ここではこれ以上説明しない。

【0204】

表示ユニット６０６は、ユーザによって入力された情報またはユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット６０６は、表示パネル６０６１を含んでもよい。液晶ディスプレイ（ＬｉｑｕｉｄＣｒｙｓｔａｌＤｉｓｐｌａｙ、ＬＣＤ）、有機発光ダイオード（ＯｒｇａｎｉｃＬｉｇｈｔ－ＥｍｉｔｔｉｎｇＤｉｏｄｅ、ＯＬＥＤ）などの形式で表示パネル６０６１を配置することができる。

【0205】

ユーザ入力ユニット６０７は、入力された数字または文字情報の受信、端末機器のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いることができる。具体的には、ユーザ入力ユニット６０７は、タッチパネル６０７１および他の入力機器６０７２を含む。タッチパネル６０７１は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上または付近でのユーザによるタッチ操作（例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体または付属品を使用してタッチパネル６０７１上またはタッチパネル６０７１付近で行う操作）を収集することができる。タッチパネル６０７１は、タッチ検出装置とタッチコントローラの二つの部分を含んでもよい。タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ６１０に送信し、プロセッサ６１０から送信されてきた指令を受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを用いてタッチパネル６０７１を実現してもよい。タッチパネル６０７１以外、ユーザ入力ユニット６０７は、他の入力機器６０７２をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器６０７２は、物理的なキーボード、機能キー（例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど）、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここではこれ以上説明しない。

【0206】

さらに、タッチパネル６０７１は、表示パネル６０６１上に覆われてもよい。タッチパネル６０７１は、その上または付近でのタッチ操作を検出すると、プロセッサ６１０に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ６１０は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル６０６１上で相応な視覚出力を提供する。図１０では、タッチパネル６０７１と表示パネル６０６１は、二つの独立した部材として端末機器の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例では、タッチパネル６０７１と表示パネル６０６１を集積して端末機器の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここでは限定しない。

【0207】

インターフェースユニット６０８は、外部装置と端末機器６００との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線または無線ヘッドフォンポート、外部電源（または電池充電器）ポート、有線または無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力／出力（Ｉ／Ｏ）ポート、ビデオＩ／Ｏポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット６０８は、外部装置からの入力（例えば、データ情報、電力など）を受信するとともに、受信した入力を端末機器６００内の一つまたは複数の素子に伝送するために用いることができ、または端末機器６００と外部装置との間でデータを伝送するために用いることができる。

【0208】

メモリ６０９は、ソフトウェアプログラム及び各種のデータを記憶するために用いることができる。メモリ６０９は、主に記憶プログラム領域および記憶データ領域を含んでもよい。記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム（例えば、音声再生機能、画像再生機能など）などを記憶することができ、記憶データ領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ（例えば、オーディオデータ、電話帳など）などを記憶することができる。なお、メモリ６０９は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。

【0209】

プロセッサ６１０は、端末機器の制御センターであり、各種のインターフェースと線路によって端末機器全体の各部分に接続され、メモリ６０９内に記憶されたソフトウェアプログラム及び／又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ６０９内に記憶されたデータを呼び出し、端末機器の各種の機能を実行し、データを処理することにより、端末機器全体をモニタリングする。プロセッサ６１０は、一つまたは複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ６１０は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェースおよびアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ６１０に集積されなくてもよい。

【0210】

端末機器６００はさらに、各部材に電力を供給する電源６１１（例えば、電池）を含んでもよい。選択的に、電源６１１は、電源管理システムによってプロセッサ６１０にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。

【0211】

また、端末機器６００は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここではこれ以上説明しない。

【0212】

選択的に、本開示の実施例は、端末機器をさらに提供する。プロセッサ６１０と、メモリ６０９と、メモリ６０９に記憶され、且つ前記プロセッサ６１０上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ６１０によって実行される時、上記サイドリンクリソース伝送方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。

【0213】

本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上述した端末機器に用いられるサイドリンクリソース伝送方法の実施例の各プロセス又はネットワーク機器に用いられるサイドリンクリソースマッピング方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。前記コンピュータ可読記憶媒体は、読み取り専用メモリ（Ｒｅａｄ－ＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ、ＲＯＭと略称される）、ランダムアクセスメモリ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ、ＲＡＭと略称される）、磁気ディスクまたは光ディスクなどを含んでもよい。

【0214】

上記実施例におけるサイドリンクリソース伝送方法、ネットワーク機器、端末機器及び記憶媒体は、５Ｇ通信システム及び後続の通信システムに適用でき、ここでは限定しない。

【0215】

本明細書における各実施例は、いずれも漸進の方式で記述され、各実施例間の同じまたは類似した部分は、互いに参照すればよく、各実施例は、他の実施例との相違点を重点として説明される。端末機器の実施例、ネットワーク機器の実施例及びコンピュータ可読記憶媒体の実施例にとって、係るところは、方法の実施例の説明の部分を参照すればよい。

【0216】

なお、本明細書において、「含む」、「包含」という用語またはその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品または装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、またはこのようなプロセス、方法、物品または装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「・・・を１つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品または装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。

【0217】

以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質にはまたは従来技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体（例えばＲＯＭ／ＲＡＭ、磁気ディスク、光ディスク）に記憶され、一台の端末（携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、またはネットワーク機器などであってもよい）に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。

【0218】

以上は、本開示の実施例による方法、装置（システム）及びデバイスプログラム製品のフローチャート及び／又はブロック図を参照して本開示の各方面を記述した。フローチャート及び／又はブロック図の各ブロックとフローチャート及び／又はブロック図の各ブロックの組み合わせは、プログラム又は指令によって実現されることができることを理解すべきである。これらのプログラム又は指令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータプロセッシングデバイスのプロセッサに提供することで、マシンを生じさせることができ、それによってコンピュータ又は他のプログラマブルデータプロセッシングデバイスのプロセッサによって実行されるこれらのプログラム又は指令がフローチャート及び／又はブロック図の一つ又は複数のブロックで指定される機能／動作を実現させることができるようになる。このようなプロセッサは、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、特殊アプリケーションプロセッサ、又はフィールドプログラマブル論理回路であってもよいが、それらに限らない。さらに理解できるように、ブロック図及び／又はフローチャートにおける各ブロックとブロック図及び／又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定された機能又は動作を実行する専用ハードウェアによって実現されてもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ指令との組み合わせによって実現されてもよい。

【0219】

以上は、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を記述していたが、本開示は、上記具体的な実施の形態に限らず、上記具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆を基にして、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本開示の保護範囲に入っている。

【図1】