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特許7386591ハンズフリーで携帯できるゼリー飲料容器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-16
(45)【発行日】2023-11-27
(54)【発明の名称】ハンズフリーで携帯できるゼリー飲料容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 25/22 20060101AFI20231117BHJP
   A23L 2/00 20060101ALI20231117BHJP
   A23L 2/52 20060101ALI20231117BHJP
   A23L 29/20 20160101ALI20231117BHJP
   B65D 23/10 20060101ALI20231117BHJP
【FI】
B65D25/22 C
A23L2/00 Z
A23L2/52
A23L29/20
B65D23/10 Z
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2019166646
(22)【出願日】2019-08-27
(65)【公開番号】P2021031177
(43)【公開日】2021-03-01
【審査請求日】2021-03-10
【審判番号】
【審判請求日】2022-03-18
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519332704
【氏名又は名称】若林 卓也
(74)【代理人】
【識別番号】100128532
【弁理士】
【氏名又は名称】村中 克年
(72)【発明者】
【氏名】若林 卓也
【合議体】
【審判長】山崎 勝司
【審判官】武市 匡紘
【審判官】西本 浩司
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第6126041(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0182008(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0263311(US,A1)
【文献】特開2018-131256(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D25/22
B65D23/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物であるゼリー飲料を吸飲して摂取するとともにキャップで開閉可能に形成した吸飲口を先端部に有する容器と、
前記容器に一端が接続された長尺のベルトとを有するとともに、
前記容器と前記ベルトは同じ素材であり、一体成形で繋がっており、前記ベルトの裏面側に固着させた両面シールを有し、前記ベルトを手首に巻き、前記両面シールで手首に前記容器を固定することを特徴とするハンズフリーで携帯できるゼリー飲料容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、市販されている栄養補給ゼリー飲料の容器をハンズフリーで携帯するためのパッケージ製品の新開発に関する。
【背景技術】
【0002】
栄養補給ゼリー飲料は60~200gほどの容器に収められていて、手軽に持ち運ぶことが出来る。近年、スポーツ工学の進歩による運動時の栄養補給の必要性や健康志向の高まり、夏の猛暑による水分・栄養補給、また介護における補助食や忙しい社会人の食事の代替食など、今や多くの分野でその成果を上げている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-189318
【文献】特開2019-081573
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在市販されている栄養補給ゼリー飲料の容器は一様に手に持って飲むタイプのみであり、携帯する手段は専らバッグやポケットに仕舞うことしかできないという欠点がある。これは運動中の栄養補給が重要視されるようになった今、ジョギングなどの移動しながらのスポーツでは携帯が不自由な状況にあるという問題がある。手に持たず、バッグやポケットに収納もせずとした状況で、如何にして栄養補給ゼリー飲料の容器を携帯しようとするかが最大の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
容器をハンズフリー状態で携帯するために身に着けることを考えた結果、比較的違和感が少ない手首に装着することに着眼した。手首に装着するという行為は、腕時計を手首に付けることと同じであり、違和感なく受け入れられると考えられる。これを実現するため、容器とベルトを組み合わせた、全く新しいゼリー飲料容器を発明した。かかる知見に 基づく本発明の構成は、
内容物であるゼリー飲料を吸飲して摂取するとともにキャップで開閉可能に形成した吸飲口を先端部に有する容器と、
前記容器一端が接続された長尺のベルトとを有するとともに、
前記容器と前記ベルトは同じ素材であり、一体成形で繋がっており、前記ベルトの裏面側に固着させた両面シールを有し、前記ベルトを手首に巻き、前記両面シールで手首に前記容器を固定することを特徴とする
【発明の効果】
【0006】
本発明により、常にハンズフリーで携帯することが可能となった。運動をしながらでもすぐに反対の手で吸飲口のキャップを開け、装着した側の手首を口元に運ぶだけで、栄養補給ができる。このことから、スポーツ時や普段の生活の中で、必要とされる栄養補給を、必要とされる時に、手軽に行えることになり、突然のハンガーノックや脱水症状、熱中症などによる健康障害を防ぐことが出来るという大きな効果が生まれる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】パッケージを展開し、上から見た表面図である。
図2】パッケージを展開し、下から見た裏面図である。
図3】パッケージを展開し、前方から見た正面図である。
図4】パッケージを展開し、後方から見た背面図である。
図5】パッケージを展開し、横から見た右側面図である。
図6】パッケージを展開し、横から見た左側面図である。
図7】パッケージを手首に巻いた状態を示した参考図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1から図7に示すように、ゼリー飲料が入った容器の平行な長辺端部のうちの一方の長辺端部に、容器と繋がったフィルム状のベルトを設け、手首に巻くという特徴を持つ。

【0009】
容器とベルトは同じ素材で繋がった一体のものである。
【0010】
図7の参考図のようにベルトを手首にまわし、自分の手首の太さにちょうどいい長さにあわせて両面シールで留める。簡単に手首に装着できるような形態を実現した。
【産業上の利用可能性】
【0011】
スポーツやジョギングのほか、多様なスポーツの練習時、屋外でのイベントやレジャー、また日常の外出時にもハンズフリーで携帯できる栄養補給飲料として必要な存在となりうる。
【0012】
本パッケージ製品は、他者からも見えやすいことから、多くの人の目を引くことが考えられるため、マラソンや屋外コンサートなどの大きな大会でこれをノベルティとして配布、または販売すれば、選手や参加者を熱中症などの健康被害から守ることができると考えられる。健康食品メーカーなどにとっては、健康に対する企業の姿勢をアピールするためのイメージ戦略に繋がることも考えられる。
【0013】
本パッケージ製品は、中身のゼリー飲料がなくなっても手首に巻いているため邪魔にならずに携帯することが出来るため、ポイ捨て防止にもなる。
【符号の説明】
【0014】
1 ベルト
2 容器
3 吸飲口
4 両面シール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7