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  • 特許-建具及び網戸ユニット 図1
  • 特許-建具及び網戸ユニット 図2
  • 特許-建具及び網戸ユニット 図3
  • 特許-建具及び網戸ユニット 図4
  • 特許-建具及び網戸ユニット 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-16
(45)【発行日】2023-11-27
(54)【発明の名称】建具及び網戸ユニット
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/52 20060101AFI20231117BHJP
【FI】
E06B9/52 B
E06B9/52 H
E06B9/52 C
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019208746
(22)【出願日】2019-11-19
(65)【公開番号】P2021080733
(43)【公開日】2021-05-27
【審査請求日】2022-09-22
(73)【特許権者】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100161506
【弁理士】
【氏名又は名称】川渕 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100169764
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 雄一郎
(72)【発明者】
【氏名】本橋 成哲
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼山 るり子
【審査官】家田 政明
(56)【参考文献】
【文献】特公昭62-015716(JP,B2)
【文献】特公昭62-015717(JP,B2)
【文献】特開2007-016383(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 9/52
E06B 3/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体に移動自在に取り付けられた第1網戸と、
前記第1網戸に移動自在に取り付けられた第2網戸と、
前記第1網戸の上部に設けられ前記第1網戸と連動して移動する上部レールと、を備え
前記第2網戸は、下方に窪んだ溝部が形成されたスライド部材を有し、
前記溝部は、前記上部レールを室内外の両側から挟持する
建具。
【請求項2】
前記第1網戸は、前記枠体に移動自在に取り付けられた第1障子が移動して空いた第1開口を覆うように形成され、
前記第2網戸は、前記枠体に移動自在に取り付けられた第2障子が移動して空いた第2開口を覆うように形成されている、
請求項1に記載の建具。
【請求項3】
記第1網戸の下部に設けられ前記第1網戸と連動して移動する下部レールを備え、
前記第2網戸は、前記上部レールに上側が移動自在に取り付けられ、前記下部レールに下側が移動自在に取り付けられている、
請求項1または2に記載の建具。
【請求項4】
前記第1網戸は、上側が前記枠体の上枠に設けられた上枠レールに移動自在に支持されると共に、下側が前記枠体の下枠に設けられた下枠レールに移動自在に支持されて前記枠体に取り付けられ、
前記第2網戸は、下側が前記下枠レールに移動自在に支持されると共に、上側が前記上枠レールに移動自在に支持された第1縦框と、
下側が前記下部レールに移動自在に支持されると共に、上側が前記上部レールに移動自在に支持された第2縦框と、を備える、
請求項3に記載の建具。
【請求項5】
枠体に移動自在に取り付けられた第1網戸と、
前記第1網戸に移動自在に取り付けられた第2網戸と、
前記第1網戸の上部に設けられ前記第1網戸と連動して移動する上部レールと、
前記第1網戸の下部に設けられ前記第1網戸と連動して移動する下部レールと、を備え、
前記第2網戸は、前記上部レールに上側が移動自在に取り付けられ、前記下部レールに下側が移動自在に取り付けられていて、
前記第1網戸は、上側が前記枠体の上枠に設けられた上枠レールに移動自在に支持されると共に、下側が前記枠体の下枠に設けられた下枠レールに移動自在に支持されて前記枠体に取り付けられ、
前記第2網戸は、下側が前記下枠レールに移動自在に支持されると共に、上側が前記上枠レールに移動自在に支持された第1縦框と、
下側が前記下部レールに移動自在に支持されると共に、上側が前記上部レールに移動自在に支持された第2縦框と、を備える
具。
【請求項6】
枠体に移動自在に取り付けられた既設網戸の上部に取り付けられる上部レールと、
前記既設網戸の下部に取り付けられる下部レールと、
網戸と、を備え、
前記網戸は、下方に窪んだ溝部が形成されたスライド部材を有し、
前記溝部は、前記上部レールを室内外の両側から挟持する
網戸ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建具及び網戸ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
引き違いの一対の障子が取り付けられた枠体には、網戸が取り付けられる。この網戸は、一対の障子のうち、一つの障子が開放された際の開口を覆うように枠体の略半分の面積で形成される。この網戸によれば、一対の障子を枠体の中央に移動して枠体の両側を開放する場合、網戸は二つの開口のうち、いずれか一方の開口を覆い、他方の開口を覆うことができなかった。特許文献1には、枠体の略半分の面積で形成された一対の網戸を引き違い戸として構成した建具が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-8601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術によれば、一対の網戸を取り付ける枠体の上下に一対の網戸用にそれぞれ2本のレールが形成されている。既存の建具に特許文献1に記載された技術を適用しようとすると、枠体を全て交換することが必要となり、工期が伸びると共にコストが嵩むという課題がある。
【0005】
本開示は、既存の建具に適用可能な枠体の開口を全面的に覆う網戸を有する建具及び網戸ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示は、枠体に移動自在に取り付けられた第1網戸と、前記第1網戸に移動自在に取り付けられた第2網戸と、前記第1網戸の上部に設けられ前記第1網戸と連動して移動する上部レールと、を備え、前記第2網戸は、下方に窪んだ溝部が形成されたスライド部材を有し、前記溝部は、前記上部レールを室内外の両側から挟持する建具である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施形態の建具の構成を示す側面方向の断面図である。
図2】建具の構成を模式的に示す平面方向の端面図である。
図3】第1網戸及び第2網戸の構成を示す斜視図である。
図4】第1網戸及び第2網戸の構成を示す斜視図である。
図5】第2網戸の一部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る建具及び網戸ユニットについて説明する。
【0009】
図1及び図2に示されるように、建具1は、建物の開口に取り付けられる枠体40と、枠体40に取り付けられる一対の第1障子50及び第2障子60と、枠体40の開口を覆うための第1網戸10及び第2網戸20とを備える。第1障子50及び第2障子60は、引き違い戸に構成されている。第1網戸10は、第1障子が開放されて空いた第1開口を覆うように形成されている。第2網戸20は、第2障子が開放されて空いた第2開口を覆うように形成されている。第1網戸10及び第2網戸20は、枠体40の開口の略半分の面積を覆うように形成されている。
【0010】
第1網戸10及び第2網戸20は、引き違い戸に構成されている。第1網戸10は、例えば、室内側に配置されている。第2網戸20は、例えば、室外側に配置されている。以下、室外側から室外側の方向に向かって見ることを正面視するという。第1網戸10は、例えば、正面視して閉じた状態において右側に配置される。第2網戸20は、正面視して閉じた状態において左側に配置される。
【0011】
枠体40は、上部に設けられた上枠41と、下部に設けられた下枠45とを備える。上枠41及び下枠45は、水平方向に延在する枠部材である。枠体40は、この他、左右に設けられた一対の縦枠49A,49Bを備える。一対の縦枠49A,49Bは、上下方向に延在する枠部材である。枠体40は、例えば、アルミニウムにより形成された押し出し材である。
【0012】
上枠41には、第1網戸10の上側を支持する第1上枠レール42が形成されている。上枠41には、この他、一対の障子の上側を支持する第2上枠レール43及び第3上枠レール44が形成されている。第1上枠レール42は、上枠41の長手方向に沿って延在して形成されている。第1上枠レール42は、下方に垂下した帯状に形成されている。
【0013】
下枠45には、第1網戸10の下側を支持する第1下枠レール46が形成されている。下枠45には、この他、一対の障子の下側を支持する第2下枠レール47及び第3下枠レール48が形成されている。第1下枠レール46は、下枠45の長手方向に沿って延在して形成されている。第1下枠レール46は、上方に起立した帯状に形成されている。
【0014】
図3から図5に示されるように、第1網戸10は、正面視して左右に配置された一対の縦框11,12を備える。縦框11,12は、上下方向に沿って延在した枠部材である。第1網戸10は、一対の縦框11,12の上下の間を架設する一対の上框13及び下框14を備える。上框13及び下框14は、水平方向に沿って延在した枠部材である。
【0015】
一対の縦框11,12及び一対の上框13及び下框14は、例えば、アルミニウムにより形成された押し出し材である。一対の縦框11,12及び一対の上框13及び下框14により網戸枠が形成されている。一対の縦框11,12及び一対の上框13及び下框14に囲まれて形成された開口は、所定の間隔の網目に形成された網部材19により覆われている。網部材19は、防虫性だけでなく遮熱性を向上させるものであってもよい。
【0016】
第1網戸10の上部は、下方に窪んだ溝部10Aが形成されている。溝部10Aの両側には、一対のスライド部材15,16が取り付けられている。スライド部材15,16には、下方に窪んだ溝部15A,16Aが形成されている。溝部15A,16Aは、第1上枠レール42を両側から挟持するように形成されている。
【0017】
スライド部材15,16は、第1上枠レール42に対して水平方向にスライドする。スライド部材15,16には、上下方向に動く押圧部15B,16Bが設けられている。押圧部15B,16Bは、バネ等を含む弾性部材により、上方向にテンションが掛けられている。押圧部15B,16Bは、第1網戸10が枠体40に取り付けられた際、第1上枠レール42の下端を上方向に押圧し、第1網戸10を安定させる。
【0018】
第1網戸10の上部には、室外側に突出した上部レールPが取り付けられている。上部レールPは、第1網戸10に連動して移動する。上部レールPは、第1網戸10の上部から室外側に突出した水平板P1が形成されている。水平板P1は、第1網戸10の上部に沿って帯状に延在するように形成されている。水平板P1には、室外側の端部から下方に垂下して鉛直板P2が形成されている。鉛直板P2は、水平板P1の室外側の端部に沿って帯状に延在するように形成されている。
【0019】
第1網戸10の下部は、上方に窪んだ溝部10Bが形成されている。溝部10Bの両側には、一対の戸車17,18が取り付けられている。戸車17,18の室内側には、拡径方向に延在してフランジ部17A,18Aが形成されている。フランジ部17A,18Aの室外側に対向してスライド部材17B,18Bが設けられている。フランジ部17A及びスライド部材17Bは第1下枠レール46を両側から挟持するように形成されている。フランジ部18A及びスライド部材18Bは第1下枠レール46を両側から挟持するように形成されている。
【0020】
戸車17,18は、第1下枠レール46の上を水平方向に走行する。戸車17,18に隣接して上下方向に動く押圧部17C,18Cが設けられている。押圧部17C,18Cは、バネ等を含む弾性部材により、下方向にテンションが掛けられている。押圧部17C,18Cは、第1網戸10が枠体40に取り付けられた際、第1下枠レール46の下端を下方向に押圧し、第1網戸10を安定させる。
【0021】
第1網戸10の下部には、室外側に突出した下部レールQが取り付けられている。下部レールQは、第1網戸10に連動して移動する。下部レールQは、第1網戸10の下部から室外側に突出した水平板Q1が形成されている。水平板Q1は、第1網戸10の下部に沿って帯状に延在するように形成されている。
【0022】
水平板Q1には、室外側の端部から上方に起立して鉛直板Q2が形成されている。鉛直板Q2は、水平板Q1の室外側の端部に沿って帯状に延在するように形成されている。レールQの縦框11側には、第2網戸20の脱落防止用のストッパSが取り付けられている。ストッパSは、後述のように第2網戸20の下部に取り付けられた戸車26(図5参照)を止めるように上方に起立した起立片(不図示)が形成されている。上部レールP及び下部レールQにより、第2網戸20が上下において支持される。
【0023】
第2網戸20は、第1網戸10に移動自在に取り付けられている。第2網戸20は、上部レールPに上側が移動自在に取り付けられている。第2網戸20は、下部レールQに下側が移動自在に取り付けられている。
【0024】
第2網戸20は、正面視して左右に配置された一対の縦框21(第1縦框)及び縦框22(第2縦框)を備える。縦框21,22は、上下方向に沿って延在した枠部材である。第2網戸20は、一対の縦框21,22の上下の間を架設する一対の上框23及び下框24を備える。上框23及び下框24は、水平方向に沿って延在した枠部材である。上框23及び下框24には、それぞれ室内側にブラシ状に形成されたモヘアMが取り付けられている。モヘアMは、第2網戸20が閉じられた状態で第1上枠レール42及び第1下枠レール46に接触するように室内側に突出して形成されている。モヘアMにより第2網戸20と枠体40との間の隙間が減少する。
【0025】
一対の縦框21,22及び一対の上框23及び下框24は、例えば、アルミニウムにより形成された押し出し材である。一対の縦框21,22及び一対の上框23及び下框24により網戸枠が形成されている。一対の縦框21,22及び一対の上框23及び下框24に囲まれて形成された開口は、所定の間隔の網目に形成された網部材29により覆われている。網部材29は、防虫性だけでなく、遮熱性を向上させるものであってもよい。
【0026】
第2網戸20の上部は、下方に窪んだ溝部20Aが形成されている。溝部20Aの縦框22側には、スライド部材25が取り付けられている。スライド部材25には、下方に窪んだ溝部25Aが形成されている。溝部25Aは、上部レールPを両側から挟持するように形成されている。
【0027】
スライド部材25は、上部レールPに対して水平方向にスライドする。スライド部材25には、上下方向に動く押圧部25Bが設けられている。押圧部25Bは、バネ等を含む弾性部材により、上方向にテンションが掛けられている。押圧部25Bは、第2網戸20が第1網戸10に取り付けられた際、上部レールPの下端を上方向に押圧し、第2網戸20を安定させる。
【0028】
第2網戸20において、縦框21は、室内側に突出して取り付けられた支持枠21Aを備える。支持枠21Aは、第1上枠レール42及び第1下枠レール46に支持されるように縦框21から室内側に突出して取り付けられている。支持枠21Aは、縦框21の上下方向に沿って延在した枠部材である。支持枠21Aは、例えば、アルミニウムにより形成された押し出し材である。支持枠21Aの上部は、下方に窪んだ溝部21Bが形成されている。溝部21Bには、スライド部材21Cが取り付けられている。スライド部材21Cには、下方に窪んだ溝部21Dが形成されている。溝部21Dは、枠体40の第1上枠レール42を両側から挟持するように形成されている。
【0029】
スライド部材21Cは、第1上枠レール42に対して水平方向にスライドする。スライド部材21Cには、上下方向に動く押圧部21Eが設けられている。押圧部21Eは、バネ等を含む弾性部材により、上方向にテンションが掛けられている。押圧部21Eは、第2網戸20が第1網戸10に取り付けられた際、第1上枠レール42の下端を上方向に押圧し、第2網戸20を安定させる。
【0030】
第2網戸20の下部は、上方に窪んだ溝部20Bが形成されている。溝部20Bの縦框22側には、戸車26が取り付けられている(図5参照)。戸車26には、径方向に窪んだ溝部26Aが形成されている。溝部26Aは、下部レールQを両側から挟持するように形成されている。戸車26は、下部レールQに対して水平方向に走行する。
【0031】
支持枠21Aの下部は、上方に窪んだ溝部21Fが形成されている。溝部21Fには、戸車27が取り付けられている。戸車27には、径方向に窪んだ溝部27Aが形成されている。溝部27Aは、第1下枠レール46を両側から挟持するように形成されている。戸車27は、第1下枠レール46に対して水平方向に走行する。上記構成により、第2網戸20は、縦框21側が第1上枠レール42及び第1下枠レール46に移動自在に支持され、縦框22側が上部レールP及び下部レールQに移動自在に支持される。
【0032】
第1網戸10は、正面視して枠体40の右側の開口を覆うことができる。第2網戸20は、正面視して閉じた状態において枠体40の右側の開口を覆うことができる。第1網戸10及び第2網戸20により枠体40の開口を全面的に覆うことができる。第1網戸10及び第2網戸20が閉じた状態から第2網戸20を第1網戸10の方向に移動させると、枠体40の左側を空けることができる。
【0033】
第1網戸10及び第2網戸20が閉じた状態から第1網戸10を第2網戸20の方向に移動させると、枠体40の右側を空けることができる。第1網戸10及び第2網戸20が閉じた状態から第1網戸10及び第2網戸20を中央に移動させると、枠体40の両側を空けることができる。
【0034】
第2網戸20は、既設網戸である第1網戸10を有する建具に取り付けられる網戸ユニットとして提供されてもよい。網戸ユニットは、上部レールPと、下部レールQと、第2網戸20とにより構成されている。第1網戸10の上部に上部レールPを後付けにより取り付けると共に、第1網戸10の下部に下部レールQを取り付ける。第2網戸20の縦框22側においてスライド部材25を上部レールPに取り付けると共に、戸車26を下部レールQに取り付ける。第2網戸20の縦框21側においてスライド部材21Cを第1上枠レール42に取り付けると共に、戸車27を第1下枠レール46に取り付ける。上記工程により、第2網戸20は、既設網戸である第1網戸10に移動自在に後付けできる。
【0035】
上述したように建具1によれば、枠体40の開口を全面的に覆う開閉自在な網戸を実現できる。建具1によれば、第1網戸10が既存網戸である場合に、後付けにより第2網戸20を取り付けることができる。第2網戸20は、第1網戸10に支持されると共に、枠体40にも支持されるため、第1網戸10に加わる第2網戸20の荷重を分散できる。建具1によれば、枠体40の開口を全面的に覆うため、防虫性及び遮熱性が向上する。
【0036】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、適宜変更、置換が可能である。例えば、建具は、2枚の引き違い戸を有する障子に適用することを例示したが、3枚の引き違い戸を有する障子の網戸に適用してもよい。第2網戸20を後付けに利用するだけでなく、既存の枠体40を製造する設備を利用して建具1を提供してもよい。
【符号の説明】
【0037】
1 建具、10 第1網戸、10A、10B 溝部、11、12 縦框、13、14 横框、15、16 スライド部材、15A、16A 溝部、15B、16B 押圧部、17 戸車、17A フランジ部、17B スライド部材、17C 押圧部、18 戸車、18A フランジ部、18B スライド部材、18C 押圧部、19 網部材、20 第2網戸、20A、20B 溝部、21、22 縦框、21A 支持枠、21B 溝部、21C スライド部材、21D 溝部、21E 押圧部、21F 溝部、23、24 横框、25 スライド部材、25A、26A 溝部、25B 押圧部、26、27 戸車、27A 溝部、29 網部材、40 枠体、41 上枠、42 第1上枠レール、43 第2上枠レール、44 第3上枠レール、45 下枠、46 第1下枠レール、47 第2下枠レール、48 第3下枠レール、49A、49B 縦枠、50 第1障子、60第2障子、M モヘア、P 上部レール、P1 水平板、P2 鉛直板、Q 下部レール、Q レール、Q1 水平板、Q2 鉛直板、S ストッパ
図1
図2
図3
図4
図5