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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-16
(45)【発行日】2023-11-27
(54)【発明の名称】防水構造物を含む電子装置
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/02 20060101AFI20231117BHJP
   H05K 5/06 20060101ALI20231117BHJP
   G06F 1/16 20060101ALI20231117BHJP
【FI】
H04M1/02 C
H05K5/06 D
G06F1/16 312G
G06F1/16 312F
G06F1/16 312J
G06F1/16 312L
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022508447
(86)(22)【出願日】2022-01-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-24
(86)【国際出願番号】 KR2022000347
(87)【国際公開番号】W WO2022173131
(87)【国際公開日】2022-08-18
【審査請求日】2022-02-08
(31)【優先権主張番号】10-2021-0019059
(32)【優先日】2021-02-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョ, ソングン
(72)【発明者】
【氏名】キム, ジョンクム
(72)【発明者】
【氏名】チェ, ウォンヒ
(72)【発明者】
【氏名】キム, ゼヒ
(72)【発明者】
【氏名】パク, ファモク
(72)【発明者】
【氏名】アン, ミンイ
(72)【発明者】
【氏名】イ, ドンイク
【審査官】山岸 登
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-211778(JP,A)
【文献】特開2011-250076(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F1/00
1/16-1/18
H04M1/02-1/23
H05K5/00-5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置であって、
第1貫通孔を含む第1ハウジングと、
第2貫通孔を含む第2ハウジングと、
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔を経由する少なくとも一つのフレキシブル回路基板と、
前記第1貫通孔を覆いながら前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板を支持するように、前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板とディスプレイとの間に配置される第1支持ブラケットと、
前記第2貫通孔を覆いながら前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板を支持するように、前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板と前記ディスプレイとの間に配置される第2支持ブラケットと、
前記第1支持ブラケットから前記第1貫通孔の一部の領域に向かうように配置され、前記第1貫通孔の一部の領域に挿入される第1防水部材と、
前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板を挟んで前記第1防水部材と対向し、前記第1貫通孔の残りの領域に挿入される第2防水部材と、
前記第2支持ブラケットから前記第2貫通孔の一部の領域に向かうように配置され、前記第2貫通孔の一部の領域に挿入される第3防水部材と、
前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板を挟んで前記第3防水部材と対向し、前記第2貫通孔の残りの領域に挿入される第4防水部材と、
前記第1防水部材及び第2防水部材上に配置される第1密封部材と、
前記第3防水部材及び第4防水部材上に配置される第2密封部材と、を有し、
前記第1防水部材は、前記第1支持ブラケットと一体化するか、又は前記第1支持ブラケットに組み込まれ、
前記第3防水部材は、前記第2支持ブラケットと一体化するか、又は前記第2支持ブラケットに組み込まれることを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記第1防水部材及び前記第2防水部材それぞれの一部は、前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板を挟んで対向し、
前記第1防水部材及び第2防水部材それぞれの残りの部分は、前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板なしに対向し、
前記第3防水部材及び前記第4防水部材それぞれの一部は、前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板を挟んで対向し、
前記第3防水部材及び第4防水部材それぞれの残りの部分は、前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板なしに対向することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記第1防水部材及び第2防水部材それぞれの一部の厚さは、前記第1防水部材及び前記第2防水部材それぞれの残りの部分の厚さより厚く、
前記第3防水部材及び第4防水部材それぞれの一部の厚さは、前記第3防水部材及び前記第4防水部材それぞれの残りの部分の厚さより厚いことを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記第1密封部材は、前記第1防水部材及び第2防水部材それぞれの残りの部分上に配置され、
前記第2密封部材は、前記第3防水部材及び第4防水部材それぞれの残りの部分上に配置されることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項5】
前記第1密封部材は、前記第1防水部材及び前記第2防水部材の界面と前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板の側面との第1接点領域上に配置され、
前記第1密封部材は、前記第1防水部材及び前記第2防水部材の界面と前記第1ハウジングとの第2接点領域上に配置され、
前記第2密封部材は、前記第3防水部材及び前記第4防水部材の界面と前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板の側面との第3接点領域上に配置され、
前記第2密封部材は、前記第3防水部材及び前記第4防水部材の界面と前記第2ハウジングとの第4接点領域上に配置されることを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
【請求項6】
前記ディスプレイ方向から見た時に、
前記第1防水部材及び前記第3防水部材それぞれは、前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板の一部の領域を覆うように「U」字状に配置され、
前記第2防水部材は、少なくとも一部の領域が前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板によって覆われるように、前記第1防水部材の「U」字の間に配置され、
前記第4防水部材は、少なくとも一部の領域が前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板によって覆われるように、前記第3防水部材の「U」字の間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項7】
前記第2防水部材の面積は、前記第1防水部材の面積より小さく、
前記第4防水部材の面積は、前記第3防水部材の面積より小さいことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記第1ハウジングと第2ハウジングとの間に配置されるヒンジハウジングをさらに有し、
前記第1支持ブラケット及び第2支持ブラケットの少なくともいずれか一つは、前記ヒンジハウジング内のヒンジ溝と重畳することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項9】
前記第1防水部材及び前記第3防水部材の内の少なくとも一つは、複数の第1突起と、
前記複数の第1突起の間に少なくとも一つ配置される第1挿入溝と、を含み、
前記第2防水部材及び前記第4防水部材の内の少なくとも一つは、前記第1突起と対向する複数の第2突起と、
前記第1挿入溝と対向し、前記第2突起の間に少なくとも一つ配置される第2挿入溝と、を含み、
前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板は、前記第1及び第2挿入溝内に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項10】
前記第1貫通孔は、前記第1防水部材が挿入される第1開口領域と、
前記第2防水部材が挿入される第2開口領域と、を含み、
前記第2貫通孔は、前記第3防水部材が挿入される第3開口領域と、
前記第4防水部材が挿入される第4開口領域と、を含み、
前記第1防水部材は、前記第1支持ブラケットと前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板との間に配置され、
前記第3防水部材は、前記第2支持ブラケットと前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板との間に配置され、
前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板は、前記第2防水部材と前記第1支持ブラケットとの間と、前記第4防水部材と前記第2支持ブラケットとの間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項11】
前記第2開口領域及び第4開口領域の少なくともいずれか一つに配置され、前記第2開口領域及び前記第4開口領域の少なくともいずれか一つに開放(open)された離脱防止溝をさらに有し、
前記第2防水部材及び前記第4防水部材の内の少なくとも一つは、前記離脱防止溝内に挿入されることを特徴とする請求項10に記載の電子装置。
【請求項12】
前記第1密封部材及び前記第2密封部材の内の少なくとも一つに挿入される少なくとも一つのスロットをさらに有し、
前記少なくとも一つのスロットは、前記第1防水部材、前記第2防水部材、前記第3防水部材、前記第4防水部材、前記第1ハウジング、及び前記第2ハウジングの内の少なくともいずれか一つに配置され、前記少なくとも一つのスロットは、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔の内の少なくともいずれか一つに開放(open)されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項13】
前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板は、互いに異なる厚さの第1フレキシブル領域及び第2フレキシブル領域を含み、
前記第1フレキシブル領域及び第2フレキシブル領域の内の厚い厚さのフレキシブル領域は、前記第1防水部材と第2防水部材との間、及び前記第3防水部材と前記第4防水部材との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項14】
前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板は、接着層を挟んで配置される複数のフレキシブルフィルムを含み、
前記接着層は、前記第1防水部材と第2防水部材との間、及び前記第3防水部材と前記第4防水部材との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本文書に開示されている一つ又はそれ以上の実施形態は、防水構造物を含む電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置は、ハウジング(housing)に配置されたディスプレイ(Display)を介して映像を表示する。
ディスプレイには、映像を表示するための複数の画素(pixel)が配置される。
複数の画素のそれぞれは、ディスプレイ駆動回路(display driver IC:DDI)から映像を表示するためのデータ電圧及び発光信号の供給を受ける。
【0003】
このような電子装置は、使用環境に応じて、スムーズな動作を保障し、内部に異物が流入されることを防止するための防塵、防水構造を要することがある。
例えば、移動通信端末や電子手帳、タブレットPCのようにユーザが携帯して使用する電子装置は、日常的に様々な動作環境に晒され得る。
理想的ではない動作環境でも、異物の流入などによる汚染を防止して安定した動作性能を確保するために、電子装置には、様々な形態の防塵、防水構造が提供され得る。
【0004】
電子装置は、その電子装置内に配置される防水部材により、水分及び異物の流入を遮断することができる。しかし、電子装置内に含まれた少なくとも一つの構成要素と、防水部材との間の組立性の低下によって大量生産に適しない可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記従来の電子装置における課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、安定した防水性能と製造の便宜性を提供することができる防水部材を含む電子装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様による電子装置は、第1貫通孔を含む第1ハウジングと、第2貫通孔を含む第2ハウジングと、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔を経由する少なくとも一つのフレキシブル回路基板と、前記第1貫通孔を覆いながら前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板を支持するように、前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板とディスプレイとの間に配置される第1支持ブラケットと、前記第2貫通孔を覆いながら前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板を支持するように、前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板と前記ディスプレイとの間に配置される第2支持ブラケットと、前記第1支持ブラケットから前記第1貫通孔の一部の領域に向かうように配置され、前記第1貫通孔の一部の領域に挿入される第1防水部材と、前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板を挟んで前記第1防水部材と対向し、前記第1貫通孔の残りの領域に挿入される第2防水部材と、前記第2支持ブラケットから前記第2貫通孔の一部の領域に向かうように配置され、前記第2貫通孔の一部の領域に挿入される第3防水部材と、前記少なくとも一つのフレキシブル回路基板を挟んで前記第3防水部材と対向し、前記第2貫通孔の残りの領域に挿入される第4防水部材と、前記第1防水部材及び第2防水部材上に配置される第1密封部材と、前記第3防水部材及び第4防水部材上に配置される第2密封部材と、を有し、前記第1防水部材は、前記第1支持ブラケットと一体化するか、又は前記第1支持ブラケットに組み込まれ、前記第3防水部材は、前記第2支持ブラケットと一体化するか、又は前記第2支持ブラケットに組み込まれることを特徴とする。

【0007】
付加的な態様(aspects)は、部分的に後続する説明で明示し、部分的には説明から明白になるか、提示されている実施形態の実施によって学習される。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る電子装置によれば、支持ブラケットと結合した第1防水部材と、第2防水部材と、密封部材を含む防水構造物を用いて、安定した防塵及び防水性能を確保することができる。
また、支持ブラケットと一体化した第1防水部材と、第2防水部材が互いに分離されて互いに逆方向に貫通孔内に挿入されることで、組立便宜性を向上させることができる。
【0009】
その他、本明細書により直接又は間接に把握される様々な効果が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の特定の実施形態の上述の及び他の様態(aspects)、特徴及び利点は、添付の図面に関連してなされた以下の説明からより明白になる。
図1】本発明の実施形態によるネットワーク環境内の電子装置の概略構成を示すブロック図である。
図2a】本発明の一実施形態によるフォールダブル電子装置を示す図である。
図2b】本発明の一実施形態によるフォールダブル電子装置を示す図である。
図3a】本発明の一実施形態による防水部材を含むフォールダブル電子装置の前面を示す分解斜視図である。
図3b】本発明の一実施形態による防水部材を含むフォールダブル電子装置の後面を示す分解斜視図である。
図4a図3bのI-I’線に沿って切断したフォールダブル電子装置を示す断面図である。
図4b図3bのI-I’線に沿って切断したフォールダブル電子装置を示す断面図である。
図5a】本発明の一実施形態によるフォールダブル電子装置に含まれる第1防水部材を詳細に示す斜視図である。
図5b】本発明の一実施形態によるフォールダブル電子装置に含まれる第2防水部材を詳細に示す斜視図である。
図6】本発明の一実施形態による支持ブラケットを含む電子装置の部分断面図である。
図7a】本発明の一実施形態によるフォールダブル電子装置の組立方法を説明するための図である。
図7b】本発明の一実施形態によるフォールダブル電子装置の組立方法を説明するための図である。
図7c】本発明の一実施形態によるフォールダブル電子装置の組立方法を説明するための図である。
図7d】本発明の一実施形態によるフォールダブル電子装置の組立方法を説明するための図である。
図7e】本発明の一実施形態によるフォールダブル電子装置の組立方法を説明するための図である。
図7f】本発明の一実施形態によるフォールダブル電子装置の組立方法を説明するための図である。
図8a】本発明の一実施形態による離脱溝を含む電子装置の組立方法を説明するための図である。
図8b】本発明の一実施形態による離脱溝を含む電子装置の組立方法を説明するための図である。
図8c】本発明の一実施形態による離脱溝を含む電子装置の組立方法を説明するための図である。
図9a】本発明の実施形態によるスロットを含む電子装置を説明するための図である。
図9b】本発明の実施形態によるスロットを含む電子装置を説明するための図である。
図9c】本発明の実施形態によるスロットを含む電子装置を説明するための図である。
図9d】本発明の実施形態によるスロットを含む電子装置を説明するための図である。
図9e】本発明の実施形態によるスロットを含む電子装置を説明するための図である。
図9f】本発明の実施形態によるスロットを含む電子装置を説明するための図である。
図10】本発明の一実施形態による電子装置のフレキシブル回路基板を詳細に説明するための部分断面図である。
図11a】本発明の実施形態によるフォールダブル電子装置の防水構造物を説明するための図である。
図11b】本発明の実施形態によるフォールダブル電子装置の防水構造物を説明するための図である。
図11c】本発明の実施形態によるフォールダブル電子装置の防水構造物を説明するための図である。
図11d】本発明の実施形態によるフォールダブル電子装置の防水構造物を説明するための図である。
図12a】本発明の実施形態によるフォールダブル電子装置を示す部分断面図である。
図12b】本発明の実施形態によるフォールダブル電子装置を示す部分断面図である。
図13】本発明の実施形態によるフォールダブル電子装置の組立方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書の様々な実施形態及びこれに使用されている用語は、本文書に記載の技術を特定の実施形態に対して限定するものではなく、当該実施形態の様々な変更、均等物、又は代替物を含むものと理解すべきである。
図面の説明に関連して、類似する構成要素に対しては、類似する参照符号が使用する。
単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味を有していない限り、複数の表現を含むことができる。
本文書において、「A又はB」、「A及び/又はBのうち少なくとも一つ」、「A、B又はC」又は「A、B及び/又はCのうち少なくとも一つ」などの表現は、ともに並べられた項目のすべての可能な組み合わせを含むことができる。
「第1」、「第2」、「一番目」又は「二番目」のような表現は、当該構成要素を順序又は重要度に関係なく修飾することができ、ある構成要素を他の構成要素と区別するために使用されるだけであって、当該構成要素を限定しない。
ある(例えば、第1)構成要素が他の(例えば、第2)構成要素に「(機能的に又は通信的に)接続」又は「接続」されていると言及された場合、前記ある構成要素が前記他の構成要素に直接接続されるか、さらに他の構成要素(例えば、第3構成要素)を介して接続され得る。
【0012】
本明細書において、「~するように設定された(adapted to or configured to)」は、状況に応じて、例えば、ハードウェア的又はソフトウェア的に、「~に適する」、「~する能力を有する」、「~するように変更された」、「~するように作られた」、「~をすることができる」、又は「~するように設計された」と相互互換的に(interchangeably)使用することができる。
ある状況では、「~するように構成された装置」という表現は、その装置が他の装置又は部品とともに「~することができる」ことを意味することができる。
例えば、句「A、B、及びCを行うように設定された(又は構成された)プロセッサ」は、当該動作を行うための専用プロセッサ(例えば、組み込みプロセッサ)、又はメモリ装置(例えば、メモリ)に記憶された一つ以上のプログラムを実行することで、当該動作を行うことができる汎用プロセッサ(例えば、CPU又はAP)を意味し得る。
【0013】
以下、本発明の様々な実施形態を添付の図面を参照して記載する。
しかし、これは、本発明を特定の実施形態に対して限定するものではなく、本発明の実施形態の様々な変更(modification)、均等物(equivalent)、及び/又は代替物(alternative)を含むものと理解すべきである。
図面の説明に関連して、同一又は類似する構成要素に対しては、同一又は類似する参照符号が使用される。
【0014】
図1は、本発明の実施形態によるネットワーク環境100内の電子装置101のブロック図である。
図1を参照すると、ネットワーク環境100において、電子装置101は、第1ネットワーク198(例えば、近距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置102と通信するか、又は第2ネットワーク199(例えば、遠距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置104又はサーバ108と通信する。
一実施形態によれば、電子装置101は、サーバ108を介して電子装置104と通信する。
一実施形態によれば、電子装置101は、プロセッサ120、メモリ130、入力装置150、音響出力装置155、表示装置160、オーディオモジュール170、センサモジュール176、インタフェース177、ハプティックモジュール179、カメラモジュール180、電力管理モジュール188、バッテリー189、通信モジュール190、加入者識別モジュール196、又はアンテナモジュール197を含む。
【0015】
一実施形態では、電子装置101には、この構成要素の内の少なくとも一つ(例えば、表示装置160又はカメラモジュール180)が省略するか、一つ以上の他の構成要素が追加することができる。
一実施形態では、この構成要素の内の一部は、一つの統合された回路として実現することができる。
例えば、センサモジュール176(例えば、指紋センサ、虹彩センサ、又は照度センサ)は、表示装置160(例えば、ディスプレイ)に組み込まれた状態で実現され得る。
【0016】
プロセッサ120は、例えば、ソフトウェア(例えば、プログラム140)を実行して、プロセッサ120に接続された電子装置101の内の少なくとも一つの他の構成要素(例えば、ハードウェア又はソフトウェア構成要素)を制御し、様々なデータ処理又は演算を行う。
一実施形態によれば、データ処理又は演算の少なくとも一部として、プロセッサ120は、他の構成要素(例えば、センサモジュール176又は通信モジュール190)から受信した命令又はデータを揮発性メモリ132にロードし、揮発性メモリ132に記憶された命令又はデータを処理し、結果データを不揮発性メモリ134に記憶する。
一実施形態によれば、プロセッサ120は、メインプロセッサ121(例えば、中央処理装置又はアプリケーションプロセッサ)と、これとは独立して又はともに運用可能な補助プロセッサ123(例えば、グラフィック処理装置、イメージシグナルプロセッサ、センサハブプロセッサ、又はコミュニケーションプロセッサ)とを含み得る。
さらに、又は代わりに、補助プロセッサ123は、メインプロセッサ121よりも低電力を使用するか、又は指定された機能に特化するように設定されることができる。
補助プロセッサ123は、メインプロセッサ121とは別に、又はその一部として実現することができる。
【0017】
補助プロセッサ123は、例えば、メインプロセッサ121が非アクティブ(例えば、スリープ)状態である間に、メインプロセッサ121の代わりに、又はメインプロセッサ121がアクティブ(例えば、アプリケーション実行)状態である間に、メインプロセッサ121とともに、電子装置101の構成要素の内の少なくとも一つの構成要素(例えば、表示装置160、センサモジュール176、又は通信モジュール190)に関連する機能又は状態の少なくとも一部を制御する。
一実施形態によれば、補助プロセッサ123(例えば、イメージシグナルプロセッサ又はコミュニケーションプロセッサ)は、機能的に関連のある他の構成要素(例えば、カメラモジュール180又は通信モジュール190)の一部として実現され得る。
【0018】
メモリ130は、電子装置101の内の少なくとも一つの構成要素(例えば、プロセッサ120又はセンサモジュール176)により使用される様々なデータを記憶する。
データは、例えば、ソフトウェア(例えば、プログラム140)及びこれに関連する命令に関する入力データ又は出力データを含み得る。
メモリ130は、揮発性メモリ132又は不揮発性メモリ134を含み得る。
【0019】
プログラム140は、メモリ130にソフトウェアとして記憶されることができ、例えば、オペレーティングシステム142、ミドルウェア144又はアプリケーション146を含み得る。
【0020】
入力装置150は、電子装置101の構成要素(例えば、プロセッサ120)に使用される命令又はデータを電子装置101の外部(例えば、ユーザ)から受信する。
入力装置150は、例えば、マイク、マウス、キーボード、又はデジタルペン(例えば、スタイラスペン)を含み得る。
【0021】
音響出力装置155は、音響信号を電子装置101の外部に出力する。
音響出力装置155は、例えば、スピーカ又はレシーバを含み得る。
スピーカは、マルチメディア再生又は録音再生のように、一般的な用途に使用され得、レシーバは、着信電話を受信するために使用され得る。
一実施形態によれば、レシーバは、スピーカとは個別に、又はその一部として実現することもできる。
【0022】
表示装置160は、電子装置101の外部(例えば、ユーザ)に情報を視覚的に提供する。
表示装置160は、例えば、ディスプレイ、ホログラム装置、又はプロジエクタ及び当該装置を制御するための制御回路を含む。
一実施形態によれば、表示装置160は、タッチを感知するように設定されたタッチ回路(touch circuitry)、又は、タッチにより発生する力の強度を測定するように設定されたセンサ回路(例えば、圧力センサ)を含み得る。
【0023】
オーディオモジュール170は、音を電気信号に変換するか、逆に、電気信号を音に変換する。
一実施形態によれば、オーディオモジュール170は、入力装置150を介して音を取得するか、音響出力装置155、又は電子装置101と直接又は無線で接続された外部電子装置(例えば、電子装置102)(例えば、スピーカ又はヘッドホン)を介して音を出力する。
【0024】
センサモジュール176は、電子装置101の動作状態(例えば、電力又は温度)、又は外部の環境状態(例えば、ユーザ状態)を感知し、感知した状態に対応する電気信号又はデータ値を生成する。
一実施形態によれば、センサモジュール176は、例えば、ジェスチャーセンサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、マグネチックセンサ、加速度センサ、グリップセンサ、近接センサ、カラーセンサ、IR(infrared)センサ、生体センサ、温度センサ、湿度センサ、又は照度センサを含み得る。
【0025】
インタフェース177は、電子装置101が外部電子装置(例えば、電子装置102)と直接又は無線で接続されるために使用可能な一つ以上の指定されたプロトコルを支援する。
一実施形態によれば、インタフェース177は、例えば、HDMI(登録商標)(high definition multimedia interface)、USB(universal serial bus)インタフェース、SDカードインタフェース、又はオーディオインタフェースを含み得る。
【0026】
接続端子178は、それを介して電子装置101が外部電子装置(例えば、電子装置102)と物理的に接続されることができるコネクタを含む。
一実施形態によれば、接続端子178は、例えば、HDMI(登録商標)コネクタ、USBコネクタ、SDカードコネクタ、又はオーディオコネクタ(例えば、ヘッドホンコネクタ)を含み得る。
【0027】
ハプティックモジュール179は、電気的信号をユーザが触覚又は運動感覚により認知することができる機械的な刺激(例えば、振動又は動き)又は電気的な刺激に変換する。
一実施形態によれば、ハプティックモジュール179は、例えば、モータ、圧電素子、又は電気刺激装置を含み得る。
【0028】
カメラモジュール180は、静止画及び動画を撮影する。
一実施形態によれば、カメラモジュール180は、一つ以上のレンズ、イメージセンサ、イメージシグナルプロセッサ、又はフラッシュを含み得る。
【0029】
電力管理モジュール188は、電子装置101に供給される電力を管理する。
一実施形態によれば、電力管理モジュール188は、例えば、PMIC(power management integrated circuit)の少なくとも一部として実現され得る。
【0030】
バッテリー189は、電子装置101の内の少なくとも一つの構成要素に電力を供給する。
一実施形態によれば、バッテリー189は、例えば、再充電不可能な一次電池、再充電可能な二次電池、又は燃料電池を含み得る。
【0031】
通信モジュール190は、電子装置101と外部電子装置(例えば、電子装置102、電子装置104、又はサーバ108)との間の直接(例えば、有線)通信チャンネル又は無線通信チャンネルの構築、及び構築された通信チャンネルによる通信実行を支援する。
通信モジュール190は、プロセッサ120(例えば、アプリケーションプロセッサ)とは独立して運用され、直接(例えば、有線)通信又は無線通信を支援する一つ以上のコミュニケーションプロセッサを含み得る。
一実施形態によれば、通信モジュール190は、無線通信モジュール192(例えば、セルラー通信モジュール、近距離無線通信モジュール、又はGNSS(global navigation satellite system)通信モジュール)又は有線通信モジュール194(例えば、LAN(local area network)通信モジュール、又は電力線通信モジュール)を含み得る。
【0032】
これらの通信モジュールの内の該当する通信モジュールは、第1ネットワーク198(例えば、ブルートゥース(登録商標)、WiFi direct又はIrDA(infrared data association)のような近距離通信ネットワーク)又は第2ネットワーク199(例えば、セルラーネットワーク、インターネット、又はコンピュータネットワーク(例えば、LAN又はWAN)のような遠距離通信ネットワーク)を介して外部電子装置104と通信する。
このような各種の通信モジュールは、一つの構成要素(例えば、単一チップ)として統合されるか、又は互いに別の複数の構成要素(例えば、複数チップ)として実現され得る。
無線通信モジュール192は、加入者識別モジュール196に記憶された加入者情報(例えば、国際モバイル加入者識別子(IMSI))を用いて、第1ネットワーク198又は第2ネットワーク199のような通信ネットワーク内で電子装置101を確認及び認証する。
【0033】
アンテナモジュール197は、信号又は電力を外部(例えば、外部電子装置)に送信するか、外部から受信する。
一実施形態によれば、アンテナモジュール197は、サブストレート(例えば、PCB)上に形成された導電体又は導電性パターンからなる放射体を含む一つのアンテナを含み得る。
一実施形態によれば、アンテナモジュール197は、複数のアンテナを含み得る。
このような場合、第1ネットワーク198又は第2ネットワーク199のような通信ネットワークで使用される通信方式に適する少なくとも一つのアンテナが、例えば、通信モジュール190によって複数のアンテナから選択することができる。
信号又は電力は、選択された少なくとも一つのアンテナを介して通信モジュール190と外部電子装置との間において送信又は受信される。
一実施形態によれば、放射体以外に他の部品(例えば、RFIC)がさらにアンテナモジュール197の一部として形成することができる。
【0034】
上記構成要素の少なくとも一部は、周辺機器間の通信方式(例えば、バス、GPIO(general purpose input and output)、SPI(serial peripheral interface)、又はMIPI(mobile industry processor interface))を介して互いに接続され、信号(例えば、命令又はデータ)を相互間に交換する。
【0035】
一実施形態によれば、命令又はデータは、第2ネットワーク199に接続されたサーバ108を介して電子装置101と外部の電子装置104との間において送信又は受信される。
外部電子装置(102、104)のそれぞれは、電子装置101と同一又は異なる種類の装置であり得る。
一実施形態によれば、電子装置101で実行される動作の全部又は一部は、外部電子装置(102、104、又は108)のいずれか一つ以上の外部電子装置で実行され得る。
例えば、電子装置101が、ある機能やサービスを自動で、又はユーザ又は他の装置からの要請に応じて行う必要がある場合に、電子装置101は、機能又はサービスを自身が実行する代りに、又は追加的に、一つ以上の外部電子装置に、その機能又はそのサービスの少なくとも一部を行うことを要請することができる。
【0036】
上記要請を受信した一つ以上の外部電子装置は、要請された機能又はサービスの少なくとも一部、又は、要請に関連する追加の機能又はサービスを実行し、その実行の結果を電子装置101に伝達する。
電子装置101は、上記結果を、そのまま、又はさらに処理して、要請に対する応答の少なくとも一部として提供する。
このために、例えば、クラウドコンピュータ、分散コンピューティング、又はクライアントサーバコンピューティング技術が用いられる。
【0037】
図2aは、本発明の一実施形態による電子装置200の展開状態(flat state)を示す図であり、図2bは、本発明の一実施形態による電子装置200の折り畳み状態(folded state)を示す図である。
図2a及び図2bを参照すると、本発明の一実施形態による電子装置200は、第1ハウジング210、第2ハウジング220、ヒンジハウジング260、及びディスプレイ230を含む。
【0038】
一実施形態において、第1ハウジング210及び第2ハウジング220は、フォールディング軸Fを中心において両側に配置される。
フォールディング軸Fは、第1ハウジング210と第2ハウジング220の中心(又は、間)に位置する。
第1ハウジング210及び第2ハウジング220は、ヒンジハウジング260内に配置されるヒンジ構造物を介して、フォールディング軸Fを基準に回動可能に結合する。
第1ハウジング210及び第2ハウジング220は、展開状態を維持するか、互いに対して折り畳まれる。
【0039】
一実施形態において、ディスプレイ230は、第1ハウジング210及び第2ハウジング220によって形成された空間に配置される。
ディスプレイ230は、展開状態を維持するかフォールディング軸Fに沿って折り畳まれる。
【0040】
一実施形態において、第1ハウジング210及び第2ハウジング220の内の少なくとも一つには、カメラ214及び複数のセンサ215(例えば、図1のセンサモジュール176)が配置される。
例えば、第1ハウジング210の上部の領域の少なくとも一部の領域にカメラ214及び複数のセンサ215が配置される。
他の例として、カメラ214及び複数のセンサ215の少なくとも一部は、第1ハウジング210の少なくとも一部の領域に配置され、複数のセンサ215の残りの一部は、第2ハウジング220の少なくとも一部の領域に配置される。
【0041】
一実施形態において、カメラ214は、第1ハウジング210の一側コーナーに設けられた開口(opening)を介して電子装置200の前面に露出する。
カメラ214は、電子装置の外部環境を撮影することができる。
カメラ214は、撮影した外部環境に対応する映像データを生成する。
【0042】
一実施形態において、複数のセンサ215は、第1ハウジング210及び/又は第2ハウジング220の一側コーナーに設けられた開口を介して電子装置200の前面に露出するか、ディスプレイ230の少なくとも一部の領域の下端に配置される。
複数のセンサ215は、近接センサ、照度センサ、虹彩認識センサ、超音波センサ、及び/又はインジケータの内の少なくとも一つを含み得る。
複数のセンサ215は、電子装置の外部環境に関連する情報及び/又はユーザの生体情報を感知する。
複数のセンサ215は、感知した情報に基づいてセンシングデータを生成する。
【0043】
一実施形態において、第1ハウジング210は、少なくとも一部の領域を介して配置されるレシーバ216を含む。
レシーバ216は、電子装置200が受信したオーディオデータに対応する音声及び/又は音を、ユーザが聞き取ることができるように外部に送出する。
図2a及び図2bには示していないが、第1ハウジング210及び/又は第2ハウジング220には、イヤージャックホール、外付け型スピーカモジュール、SIMカードトレイ、インタフェースコネクタポート、及び/又は少なくとも一つのキーボタンがさらに配置され得る。
【0044】
一実施形態において、電子装置200の後面には、一つ以上の部品(components)が配置されるか、露出する。
例えば、電子装置200が折り畳み状態である時に、後面カメラ装置272及び/又は近接センサ274を含む一つ以上の部品又はセンサが露出する。
他の例として、電子装置200が折り畳み状態である時に、サブディスプレイ270の少なくとも一部が視覚的に露出する。
【0045】
一実施形態によれば、電子装置200は、内部に防水のための防水構造物を含む。
【0046】
図3a及び図3bは、防水構造物を含む本発明の一実施形態によるフォールダブル状電子装置を示す分解斜視図であり、図4a及び図4bは、図3bのI-I’線に沿って切断したフォールダブル状電子装置を示す断面図である。
【0047】
図3a~図4bを参照すると、本発明の一実施形態のフォールダブル状電子装置300は、フォールダブルハウジング400、第1防水構造物410a、第2防水構造物410b、第1支持ブラケット320a、第2支持ブラケット320b及びディスプレイ301を含む。
【0048】
一実施形態によれば、フォールダブル状電子装置300は、インフォールディング(in-folding)方式、アウトフォールディング(out-folding)方式、及びイン/アウトフォールディング(in/out-folding)方式の少なくともいずれか一つの方式で折り畳まれる。
インフォールディング方式は、ディスプレイ301が互いに対向するようにディスプレイ301を内側に折り曲げる方式であり、アウトフォールディング方式は、複数のハウジングが互いに対向するようにディスプレイ301を外側に折り曲げる方式であり、イン/アウトフォールディング方式は、ディスプレイ301の一部を外側に折り曲げ、ディスプレイ301の残りの一部を内側に折り曲げる方式であることができる。
以下では、ディスプレイ301を内側に折り曲げるインフォールディング方式のフォールダブル状電子装置を例にあげて説明する。
【0049】
ディスプレイ301は、フォールダブルハウジング400に含まれる第1ハウジング350及び第2ハウジング360にわたり配置される。
ディスプレイ301は、撓むことができる可撓性を有する。
例えば、ディスプレイ301は、ヒンジハウジング308と対応する領域が撓む。
【0050】
ディスプレイ301の後面には、ディスプレイ301で発生する熱を放熱する放熱層、外部から加えられる衝撃を減少させるエンボ層の少なくともいずれか一つの後面薄膜層304が形成される。
一実施形態によれば、後面薄膜層304は、ヒンジハウジング308と対応する領域に形成されず、分離した形態に設けられる。
他の実施形態によれば、後面薄膜層304は、ヒンジハウジング308と対応する領域で分離されず、一体型に設けられる。
第1ハウジング350と第2ハウジング360との間の内部空間での発熱の差がある場合、一体型後面薄膜層304は、内部空間の発熱が激しいハウジング(例えば、第1ハウジング350)の熱を残りのハウジング(例えば、第2ハウジング360)に迅速に拡散させる。
これにより、発熱が減少し、局所的な発熱形態を改善することができる。
【0051】
フォールダブルハウジング400は、ヒンジハウジング308を挟んで配置される第1ハウジング350及び第2ハウジング360を含む。
ヒンジハウジング308の内部には、ヒンジ構造物318の少なくとも一部が配置される。
ヒンジ構造物318は、第1ハウジング350及び第2ハウジング360がフォールディング軸を挟んで折り畳まれるか展開されるように、第1ハウジング350及び第2ハウジング360それぞれの少なくとも一部と接続される。
第1ハウジング350及び第2ハウジング360の少なくともいずれか一つの内側にはディスプレイ301を駆動するプロセッサ、少なくとも一つのプリント回路基板302、少なくとも一つのフレキシブル回路基板370、バッテリー、通信回路、及びアンテナの少なくともいずれか一つが配置される。
【0052】
第1ハウジング350の少なくとも一部は、金属材質、セラミック材質又は射出物の内の少なくとも一つ又はそれらの組み合わせで形成される。
第1ハウジング350は、複数の第1側面領域352、第1底部領域354、及び第1カバー領域356を含む。
【0053】
複数の第1側面領域352は、ディスプレイ301の一側縁部の少なくとも一部を包むように配置される。
第1底部領域354は、複数の第1側面領域352の間に配置されて複数の側面領域352を接続するように配置される。
第1底部領域354には、ディスプレイ301の一部(例えば、ディスプレイ301の一側領域)が配置される。
第1カバー領域356は、第1側面領域352と第2カバー領域366との間に配置される。
第1カバー領域356は、ヒンジハウジング308と対応する所定の曲率を有するように形成される。
第1カバー領域356の一側には、その第1カバー領域356を貫通する少なくとも一つの第1貫通孔380が配置される。
【0054】
第2ハウジング360の少なくとも一部は、金属材質、セラミック材質、又は射出物の内の少なくとも一つ又はそれらの組み合わせで形成される。
第2ハウジング360は、第1ハウジング350と同一又は異なる材質で形成される。
第2ハウジング360は、複数の第2側面領域362、第2底部領域364、及び第2カバー領域366を含む。
【0055】
第2側面領域362は、ディスプレイ301の他側縁部の少なくとも一部を包むように配置される。
第2底部領域364は、複数の第2側面領域362の間に配置されて複数の第2側面領域362を接続するように配置される。
第2底部領域364には、ディスプレイ301の一部(例えば、ディスプレイ301の他側領域)が配置される。
第2カバー領域366は、第2側面領域362と第1カバー領域356との間に配置される。
第2カバー領域366は、ヒンジハウジング308と対応する所定の曲率を有するように形成される。
第2カバー領域366の一側には、その第2カバー領域366を貫通する少なくとも一つの第2貫通孔390が配置される。
【0056】
フレキシブル回路基板370は、フォールダブルハウジング400内に載置されたプリント回路基板と電気的に接続される。
プリント回路基板には、ディスプレイ駆動のための少なくとも一つの部品、通信のための部品、センシングのための部品の内の少なくとも一つが配置される。
フレキシブル回路基板370は、第1貫通孔380及び第2貫通孔390を経由してフォールダブルハウジング400内に配置される。
フレキシブル回路基板370は、第1貫通孔380及び第2貫通孔390のいずれか一つを経由した後、第1貫通孔380及び第2貫通孔390の内の残りの一つを経由することで、フォールダブルハウジング400内に配置される。
【0057】
フレキシブル回路基板370は、一つのフレキシブルフィルムで形成されるか、多層のフレキシブルフィルムで形成される。
フレキシブル回路基板370は、フォールダブルハウジング400内に1個以上配置され得る。
例えば、フレキシブル回路基板370は、第1フレキシブル回路基板370a及び第2フレキシブル回路基板370bを含む。
第1フレキシブル回路基板370a及び第2フレキシブル回路基板370bのいずれか一つは、ディスプレイ301の駆動のための部品、通信のための部品、及びセンシングのための部品の内の少なくとも一つの部品が配置されたプリント回路基板と電気的に接続される。
第1フレキシブル回路基板370a及び第2フレキシブル回路基板370bの内の残りの一つは、通信のための部品、センシングのための部品の内の少なくとも一つが配置されたプリント回路基板と電気的に接続される。
【0058】
例えば、第1フレキシブル回路基板370aは、ディスプレイ301の駆動のための少なくとも一つの部品が配置されたメインプリント回路基板と電気的に接続されたメインフレキシブル回路基板である。
第2フレキシブル回路基板370bは、例えば、通信のための部品が配置されたサブプリント回路基板と電気的に接続されたサブフレキシブル回路基板であり、第1フレキシブル回路基板370a及び第2フレキシブル回路基板370bに配置される部品又はモジュールは、制限されない。
第2フレキシブル回路基板370bは、第1フレキシブル回路基板370aの一側に沿って形成される。
【0059】
第1フレキシブル回路基板370aは、第1フレキシブル領域371a~第5フレキシブル領域375aを含み、第2フレキシブル回路基板370bは、第6フレキシブル領域371b~第10フレキシブル領域375bを含む。
第1フレキシブル領域371a及び第6フレキシブル領域371bは、第1ハウジング350の第1底部領域354の後面(例えば、図3bの-Z方向の面)に配置される。
第2フレキシブル領域372a及び第7フレキシブル領域372bは、第2ハウジング360の第2底部領域364の後面(例えば、-Z方向の面)に配置される。
【0060】
第1フレキシブル回路基板370aの第2フレキシブル領域372aは、第2ハウジング360の第2底部領域364の中心部を除き、第2ハウジング360の第2底部領域364の外縁に沿って形成される。
第7フレキシブル領域372bは、第2フレキシブル領域の一側に沿って形成される。
第3フレキシブル領域373a及び第8フレキシブル領域373bは、第1カバー領域356及び/又は第2カバー領域366の前面(例えば、+Z方向の面)に配置される。
第4フレキシブル領域374aは、第1フレキシブル領域371aと第3フレキシブル領域373aとの間に配置され、第9フレキシブル領域374bは、第6フレキシブル領域371bと第8フレキシブル領域373bとの間に配置され、第4フレキシブル領域374a及び第9フレキシブル領域374bは、第1貫通孔380内に置かれる。
【0061】
第4フレキシブル領域374a及び第9フレキシブル領域374bは、第1貫通孔380内に置かれるため、第1貫通孔380の長さより短い長さ(又は、幅)を有する。
第5フレキシブル領域375aは、第2フレキシブル領域372aと第3フレキシブル領域373aとの間に配置され、第10フレキシブル領域375bは、第7フレキシブル領域372bと第8フレキシブル領域373bとの間に配置され、第5フレキシブル領域375a及び第10フレキシブル領域375bは、第2貫通孔390内に置かれる。
第5フレキシブル領域375a及び第10フレキシブル領域375bは、第2貫通孔390内に置かれるため、第2貫通孔390の長さより短い長さ(又は、幅)を有する。
【0062】
第4フレキシブル領域374a及び第9フレキシブル領域374bが置かれる第1貫通孔380の内部には、第1防水構造物410aが配置され、第5フレキシブル領域375a及び第10フレキシブル領域375bが置かれる第2貫通孔390の内部には、第2防水構造物410bが配置される。
【0063】
第1防水構造物410aは、フレキシブル回路基板370が通過する第1貫通孔380によって外部から流体が第1ハウジング350の内側に拡散することを防止する。
これに関して、第1防水構造物410aは、第1防水部材330a及び第2防水部材340aと、第1密封部材310aを含む。
第2防水構造物410bは、フレキシブル回路基板370が通過する第2貫通孔390によって外部から流体が第2ハウジング360の内側に拡散することを防止する。
これに関して、第2防水構造物410bは、第3防水部材330b及び第4防水部材340bと、第2密封部材310bを含む。
【0064】
第1防水部材330aは、第1貫通孔380の第1開口領域381内に挿入される。
第2防水部材340aは、第1貫通孔380の第2開口領域382内に挿入される。
第1密封部材310aは、第1貫通孔380内に挿入(又は、充填)される。
第3防水部材330bは、第2貫通孔390の第3開口領域391内に挿入される。
第4防水部材340bは、第2貫通孔390の第4開口領域392内に挿入される。
第2密封部材310bは、第2貫通孔390内に挿入(又は、充填)される。
【0065】
以下、説明の便宜上、第1防水構造物410aを中心に説明し、これは第2防水構造物410bにも適用され得る。
例えば、第1防水構造物410aの第1防水部材330aに関する説明は、第2防水構造物410bの第3防水部材330bに関する説明に準用され得る。
第1防水構造物410a及び第2防水構造物410bは、互いに同一又は対称する形状及び/又は同一の素材で形成することができるが、これに制限されるものではない。
例えば、第1密封部材310aに関する説明は、第2密封部材310bに関する説明に準用することができるが、互いに形状が異なり得る。
又は、図に示していないが、電子装置300が電子装置300の形態に応じて一つの防水構造物(例えば、第1防水構造物410a及び第2防水構造物410bの内の一つ)を含み得る。
防水構造物の個数は、制限されないことを当業者は容易に理解することができる。
【0066】
第1防水部材330aは、フレキシブル回路基板370と第1支持ブラケット320aとの間に配置される。
第2防水部材340aは、フレキシブル回路基板370を挟んで第1防水部材330aと第1方向(例えば、X方向)に対向して配置される。
フレキシブル回路基板370は、第2防水部材340aと第1支持ブラケット320aとの間に配置される。
フレキシブル回路基板370は、1枚のフィルム又は複数のフィルムからなり得る。
【0067】
一実施形態においては、第1防水部材330a及び/又は第2防水部材340aの少なくともいずれか一つを高分子樹脂又は射出物のような弾性材質又は金属のような剛性材質で形成することができる。
弾性材質の第1防水部材330aは、第1貫通孔380の壁面の形状に応じて変形される。
弾性材質の第2防水部材340aは、第1貫通孔380の壁面の形状に応じて変形される。
第1防水部材330a及び第2防水部材340aは、フレキシブル回路基板370を挟んで密着するように変形される。
第1防水部材330a及び第2防水部材340aは、フレキシブル回路基板370と第1ハウジング350との間を隙間なく塞ぐ。
したがって、第1貫通孔380内に配置されるフレキシブル回路基板370と第1ハウジング350との間に流体が浸透することを防止することができる。
一実施形態による第1防水部材330a及び第2防水部材340aの素材は、互いに同一であるか互いに異なり得る。
例えば、第1防水部材330a及び/又は第2防水部材340aは、互いに異なる弾性程度を有する素材で形成することができる。
【0068】
第1密封部材310aは、第1防水部材330aと第2防水部材340aとフレキシブル回路基板370との間の領域に挿入(又は、充填)される。
第1密封部材310aは、第1防水部材330a及び第2防水部材340aのそれぞれと、第1ハウジング350との間の領域に挿入(又は、充填)される。
もしくは、第1密封部材310aは、第1防水部材330aと第2防水部材340aとの間に挿入(又は、充填)される。
第1密封部材310aは、第1防水部材330a及び第2防水部材340aより粘度が低い材質を固相化することで形成することができる。
一実施形態によれば、第1密封部材310aは、液状形態の現場硬化型ガスケット(cured in place gasket:CIPG)が第1貫通孔380に塗布された後、光硬化されて固相化することで形成される。
他の実施形態によれば、第1密封部材310aは、熱硬化、湿式硬化、又は2液型のような硬化剤を同時塗布して硬化させることができる。
【0069】
一実施形態によれば、第1密封部材310aの塗布工程の時に、第1防水部材330a及び第2防水部材340aによって流動性を有する液状形態の第1密封部材310aの塗布領域が限定される。
これにより、第1密封部材310aが第1貫通孔380以外の領域(又は第1貫通孔380の外部の領域)に塗布されることを防止するか、第1貫通孔380以外の領域(又は第1貫通孔380の外部の領域)に漏れることを最小化することができる。
【0070】
一実施形態によれば、第1ハウジング350の後面(例えば、図3bの-Z方向の面)には、図4bに示しているように、サブディスプレイ又は第1後面カバー450が配置され、第2ハウジング360の後面には、サブディスプレイ又は第2後面カバー460が配置される。
第1後面カバー450及び第2後面カバー460は、フレキシブル回路基板370を覆って、フレキシブル回路基板370が電子装置300の後面を介して露出しないようにする。
第1ハウジング350の第1カバー領域356と第1後面カバー450との間と、第2ハウジング360の第2カバー領域366と第2後面カバー460との間には、カバー防水部材470が配置される。
カバー防水部材470は、流体がフレキシブル回路基板370の方に流入することを遮断することができ、安定した防水機能を提供することができる。
【0071】
一実施形態によれば、第1防水構造物410a及び第2防水構造物410bによって電子装置300は、防水領域WPAと非防水領域WAとに分けられる。
例えば、図4bにおいて、破線領域は防水領域WPAであり、残りの領域は非防水領域WAである。
非防水領域WAは、第1貫通孔380と第2貫通孔390との間に配置される第1カバー領域356及び第2カバー領域366と重なり、防水領域WPAは、非防水領域WA以外の残りの領域(又は、非防水領域WAの外部の領域)である。
防水領域WPAには、第1防水構造物410a及び第2防水構造物410bによって防水経路及び防塵経路を隙間なく(又は、密閉されるように)設けることができ、安定した防水機能及び防塵機能を提供することができる。
【0072】
一実施形態による電子装置300は、フレキシブル回路基板370を支持する第1支持ブラケット320a及び第2支持ブラケット320bを含む。
第1支持ブラケット320aは、第1防水部材330aと嵌合形式に組み込まれるか、接着層306を介して第1防水部材330aと結合するか、第1防水部材330aと一体化するように射出され得る。
第1支持ブラケット320aは、相対的に剛性の材質(例えば、金属)で形成されることで、第1防水部材330aを第1貫通孔380内に組み込む時に組立工程がスムーズに行われることができる。
一実施形態によれば、第1支持ブラケット320aに関する説明は、第2支持ブラケット320bに関する説明に準用することができる。
【0073】
第1支持ブラケット320aは、第1カバー領域356とディスプレイ301との間に配置され、第2支持ブラケット320bは、第2カバー領域366とディスプレイ301との間に配置される。
第1支持ブラケット320aは、第1ハウジング350に形成された第1載置溝353aに配置され、第2支持ブラケット320bは、第2ハウジング360に形成された第2載置溝353bに配置される。
第1支持ブラケット320a及び第2支持ブラケット320bは、第1ハウジング350及び第2ハウジング360のそれぞれに形成された溝又は孔の領域を覆うように形成されることで、ディスプレイ301の後面を均一に支持することができる。
例えば、第1支持ブラケット320aは、第1貫通孔380と重なるように配置され、ヒンジハウジング308内にフレキシブル回路基板370の一部が収納されるヒンジ溝307の少なくとも一部と重なるように配置される。
これにより、第1支持ブラケット320a及び第2支持ブラケット320bは、外力によってディスプレイ301が変形されることを防止することができる。
【0074】
第1支持ブラケット320aは、ヒンジ溝307及び/又は第1貫通孔380の深さに応じて、様々な(又は、異なる)厚さに形成することができる。
例えば、第1支持ブラケット320aは、第1貫通孔380より深さが深いヒンジ溝307で厚い厚さに形成され得る。
一実施形態によれば、第1支持ブラケット320aに関する説明は、第2支持ブラケット320bに関する説明に準用することができるが、第1支持ブラケット320a及び第2支持ブラケット320bの形状及び/又は素材は、互いに異なり得ることを当業者は容易に理解することができる。
【0075】
図5a及び図5bは、本発明の一実施形態による支持ブラケット、第1防水部材、及び第2防水部材を詳細に示す斜視図である。
図5aの縮小図は、第1防水部材と一体化した支持ブラケットがハウジングと結合した状態を示す図であり、図5aの拡大図は、縮小図において、第1防水部材と一体化した支持ブラケットを、第2方向(例えば、Y方向)軸を基準に180度回転して拡大した図である。
【0076】
支持ブラケット520(例えば、図4a及び図4bの第1支持ブラケット320a)は、図5aに示しているように、ヒンジ構造物508と重なるように配置される。
支持ブラケット520は、フレキシブル回路基板570と対応する領域が開口された少なくとも一つのブラケット孔522を含む。
ブラケット孔522は、フレキシブル回路基板570の少なくとも一部を貫通するように形成される。
ブラケット孔522は、少なくとも一つのフレキシブル回路基板のそれぞれに形成される。
フレキシブル回路基板570が複数個である場合、ブラケット孔522は、複数個のフレキシブル回路基板570のそれぞれに形成される。
【0077】
また、支持ブラケット520上には、ゴム材質で形成される弾性部材531が配置される。
弾性部材531は、ブラケット孔522を挟んで第1防水部材530と対向する。
また、支持ブラケット520は、結合部材が挿入され得る結合孔524をさらに含む。
支持ブラケット520は、結合部材を介して第1ハウジング550と結合する。
例えば、結合部材がスクリューである場合、結合孔524の内側の少なくとも一部には、螺獅線が形成される。
【0078】
一実施形態によれば、第1防水部材530(例えば、図4a及び図4bの第1防水部材330a)は、ブラケット孔522と重ならないように、支持ブラケット520上に配置される。
第1防水部材530は、支持ブラケット520より剛性が弱く弾性が高い材質で形成される。
第1防水部材530の面積は、第2防水部材540(例えば、図4a及び図4bの第2防水部材340a)の面積より広く形成される。
第1防水部材530の長さは、第2防水部材540の長さより長く形成される。
第1防水部材530は、剛性が高い支持ブラケット520と結合するため、第1防水部材530の変形自由度が低くなる。
これにより、第2防水部材540より第1防水部材530の長さが相対的に長くても、第1防水部材530の組立性が低下することを防止することができる。
【0079】
第2防水部材540は、支持ブラケット520より剛性が弱く弾性が高い材質で形成される。
第2防水部材540は、第1防水部材530と同一材質で形成される。
この際、第2防水部材540の長さL2は、第1防水部材530の長さL1より短く形成される。
長さが相対的に短い第2防水部材540は、変形可能な自由度が低くなるため、第2防水部材540の組立性が低下することを防止することができる。
【0080】
一実施形態によれば、第1防水部材530は、第1防水領域536と、第1防水領域536の両側に位置する第2防水領域538と、を含む。
第1防水領域536の少なくとも一側面は、凹凸状に形成され得る。
例えば、第2防水領域538と対向する第1防水領域536の側面は、凹凸状に形成される。
第1防水領域536は、第1突起532及び少なくとも一つの第1挿入溝534が形成される。
第1突起532は、フレキシブル回路基板570なしに第2防水部材530と対向する領域に対応し、第1挿入溝534は、フレキシブル回路基板570を挟んで第2防水部材540と対向する領域に対応する。
第2防水領域538は、第1貫通孔(例えば、図4a及び図4bの第1貫通孔380)及び第2貫通孔(例えば、図4a及び図4bの第2貫通孔390)それぞれの幅と対応する幅を有することから、第1防水領域536より広い幅を有する。
第2防水領域538は、フレキシブル回路基板570なしに第2防水部材540の側面と直接対向する。
【0081】
第2防水部材540の内の少なくとも一側面は、凹凸状に形成される。
例えば、第1防水部材530の第1防水領域536と対向する第2防水部材540の側面は、凹凸状に形成される。
第2防水部材540は、第2突起542と、第2突起542の間に配置される第2挿入溝544と、を含む。
第2突起542は、フレキシブル回路基板570なしに第1防水部材530と対向する領域に対応する。
第2挿入溝544は、フレキシブル回路基板570を挟んで第1防水部材530と対向する領域に対応する。
【0082】
図6は、本発明の一実施形態による電子装置の支持ブラケットとディスプレイ601の配置関係を説明するための部分断面である。
図6を参照すると、本発明の一実施形態による電子装置640は、ヒンジハウジング608を挟んで配置される第1ハウジング650及び第2ハウジング660を含む。
第1ハウジング650は、フレキシブル回路基板670が置かれる第1貫通孔680を含み、第2ハウジング660は、フレキシブル回路基板670が置かれる第2貫通孔690を含み、ヒンジハウジング608は、フレキシブル回路基板670が置かれるヒンジ溝607を含む。
【0083】
一実施形態による電子装置640は、フレキシブル回路基板670を支持する第1支持ブラケット620a及び第2支持ブラケット620bを含む。
第1支持ブラケット620aは、ヒンジ溝607及び第2貫通孔690と対応する領域でディスプレイ601を支持することで、ディスプレイ601は、平坦な画面を維持することができる。
第2支持ブラケット620bは、ヒンジ溝607及び第1貫通孔680と対応する領域でディスプレイ601を支持することで、ディスプレイ601は、平坦な画面を維持することができる。
また、ディスプレイ601の画面を加圧しても(例えば、外部衝撃が加えられても)、ディスプレイ601の内部にクラックが発生することを防止することができる。
【0084】
図7a~図7fは、本発明の一実施形態による電子装置の組立方法を説明するための図である。
一方、図7aの下部に配置された拡大図は、ディスプレイ方向(例えば、+Z方向)で支持ブラケットを省略して示した図である。
【0085】
以下、電子装置の組立方法に関する説明の便宜上、第1ハウジング750、第1支持ブラケット720a、第1防水部材730a、第2防水部材740a、及び第1密封部材710aを中心に説明し、これは、第2ハウジング760、第2支持ブラケット720b、第3防水構造物730b、第4防水構造物740b、及び第2密封部材710bにも適用される。
例えば、第1ハウジング750に関する説明は、第2ハウジング760に関する説明に準用することができ、第1支持ブラケット720aに関する説明は、第2支持ブラケット720bに関する説明に準用することができ、第1防水部材730aに関する説明は、第3防水部材730bに関する説明に準用することができ、第2防水部材740aに関する説明は、第4支持ブラケット740bに関する説明に準用することができ、第1密封部材710aに関する説明は、第2密封部材710bに関する説明に準用することができる。
【0086】
図7a及び図7bに示すように、第1ハウジング750及び第2ハウジング760の後面(例えば、図7aの-Z方向の面)が地面に向かう状態で、第1ハウジング750及び第2ハウジング760にフレキシブル回路基板770が配置される。
フレキシブル回路基板770は、第1ハウジング750の第1カバー領域756を貫通する第1貫通孔780と、第2ハウジング760の第2カバー領域766を貫通する第2貫通孔790と、ヒンジハウジング708が配置されるヒンジ溝707内に置かれることができる。
【0087】
その後、第1防水部材730aと結合した第1支持ブラケット720aは、第1ハウジング750の前面(例えば、図7bの+Z方向の面)に組み込まれる。
第1支持ブラケット720aは、第1ハウジング750の前面に形成された第1載置溝753aによって形成された載置面に配置される。
第1支持ブラケット720aの一部の領域は、載置面と接触するか対面する。
これにより、第1支持ブラケット720aに結合した第1防水部材730aは、フレキシブル回路基板770の第1面(例えば、+Z方向の面)に向かって第1貫通孔780の第1開口領域781内に挿入され得る。
この際、第1防水部材730aは、第1貫通孔780それぞれの長さに対応する長さを有する。
第1貫通孔780の第1開口領域781内に挿入された第1防水部材730aは、フレキシブル回路基板770の少なくとも3面を囲むように配置される。
【0088】
第1防水部材730aは、ディスプレイ701方向(又は、第1ハウジング750及び第2ハウジング760それぞれの前面方向)から見た時に、フレキシブル回路基板770によって覆われず、フレキシブル回路基板770の一部の領域を覆うように、「U」又は逆「U」字状に形成される。
フレキシブル回路基板770によって覆われない第1貫通孔780の非重畳領域には、第1防水部材730aが配置される。
その後、第1支持ブラケット720aと結合した第1ハウジング750が第1方向(例えば、X方向)又は第2方向(例えば、Y方向)を基準軸として180度回転するため、図7c及び図7dに示すように、第1ハウジング750の前面は、地面に向かう。
【0089】
第1ハウジング750の前面が地面に向かう状態で、第2防水部材740aは、フレキシブル回路基板770の第2面(又は後面)(例えば、-Z方向の面)に向かって第1貫通孔780の第2開口領域782内に挿入される。
この際、第1防水部材730aは、第2防水部材740aの少なくとも3側面を囲むように配置される。
第2防水部材740aは、ディスプレイ701方向(又は、第1ハウジング750及び第2ハウジング760それぞれの前面方向)から見た時に、一部の領域がフレキシブル回路基板770によって覆われるように、第1防水部材730aの「U」字の間に配置される。
第2防水部材740aは、フレキシブル回路基板770の後面で、第1防水部材730a及びフレキシブル回路基板770の一面に囲まれて配置される。
フレキシブル回路基板770によって覆われない第1貫通孔780の非重畳領域では、第2防水部材740aよりも第1防水部材730aが占める面積がより広く配置される。
【0090】
第2防水部材740aは、第1貫通孔780の全長より短く、第1貫通孔780内に挿入されるフレキシブル回路基板770の全幅より長く形成される。
第2防水部材740aは、第1防水部材730aより長さが短く、第1防水部材730aとの重畳量が少ないため、第1防水部材730aとの組立性が向上することができる。
その後、第1防水部材730a及び第2防水部材740aが組み込まれた状態で、第1防水部材730a及び第2防水部材740a上に液状形態の第1密封部材710aを塗布する。
塗布された液状形態の第1密封部材710aを光又は熱によって硬化させることで、図7e及び図7fに示すように固相化した第1密封部材710aが形成される。
【0091】
一実施形態によれば、防水不良又はその他の不良によって部品の解体が必要な場合、互いに分離した第1防水部材730a及び第2防水部材740aと固相化した第1密封部材710aは、フレキシブル回路基板770だけではなく、他の部品との分離が容易である。
これにより、第1防水部材730a及び第2防水部材740aと固相化した第1密封部材710aの除去が容易であり、フレキシブル回路基板770を含む他の部品は、汚染なく再組立可能である。
【0092】
図8a~図8cは、本発明の一実施形態によるハウジングと、第1防水部材及び第2防水部材の結合過程を説明するための図である。
図8aに示すように、ハウジング860(例えば、図4a及び図4bの第2ハウジング360)を貫通する貫通孔880(例えば、図4a及び図4bの第2貫通孔390)を有するカバー領域の第1側壁853には、第1内部載置溝811(例えば、図4a及び図4bの第2載置溝353b)及び第2内部載置溝812が形成される。
【0093】
第1内部載置溝811は、ディスプレイの後面と対向するハウジング860の前面と側面との間の一部の領域を除去することで形成された第1載置面821を形成する。
第1内部載置溝811によって形成された第1載置面821は、ハウジングの前面853と段差を形成し、第2内部載置溝812によって形成された第2載置面822は、第1載置面821と段差を形成する。
第1内部載置溝811及び第2内部載置溝812によって、第1開口領域881(例えば、図4a及び図4bの第3開口領域391)は、ハウジング860の後面851(例えば、-Z方向の面)からハウジング860の前面852(例えば、+Z方向の面)に行くほど幅が広くなる。
ここで、ハウジング860の前面852は、ディスプレイの後面と対向する。
【0094】
第1側壁853と対向する第2側壁854には、アンダーカット形状の離脱防止溝814が形成される。
離脱防止溝814は、第2内部載置溝812と対向して配置される。
離脱防止溝814によって形成された第3載置面824と、第2内部載置溝812によって形成された第2載置面822は、同一線上(又は同一高度(elevation))に配置される。
離脱防止溝814は、第2開口領域882(例えば、図4a及び図4bの第4開口領域392)と接続され、第2開口領域882は、ハウジング860の後面851からハウジング860の前面852に行くほど幅が広くなる。
【0095】
第1開口領域881には、図8bに示すように、支持ブラケット820(例えば、図4a及び図bの第2支持ブラケット320b)と結合した第1防水部材830(例えば、図4a及び図4bの第3防水部材330b)が挿入される。
第1防水部材830は、フレキシブル回路基板870の第1面(例えば、+Z方向の面)に向かうように、第1開口領域881内に挿入される。
支持ブラケット820は、第1内部載置溝811によって形成された第1載置面821に配置され、第1防水部材830は、第2内部載置溝812によって形成された第2載置面822に配置される。
【0096】
第2開口領域882には、図8cに示すように、第2防水部材840(例えば、図4a及び図4bの第4防水部材340b)が挿入される。
第2防水部材840は、フレキシブル回路基板870の第2面(又は後面)(例えば、-Z方向の面)に向かうように、第2開口領域882に挿入される。
第2開口領域882に挿入された第2防水部材840の下部面は、離脱防止溝814によって形成された第3載置面824に配置される。
離脱防止溝814内に固定された第2防水部材840は、その第2防水部材840の挿入方向とは逆方向に離脱されることを防止する。
これにより、第2防水部材840は、フレキシブル回路基板870と第1防水部材830との間の接触を維持するのに役立つため、防水不良を防止することができる。
【0097】
図9a~図9fは、本発明の実施形態によるハウジングと防水構造体の結合過程を説明するための図である。
図9a~図9fに示すように、第1防水部材930(例えば、図4a及び図4bの第3防水部材330b)及び第2防水部材940(例えば、図4a及び図4bの第4防水部材340b)とハウジング960(例えば、図4a及び図4bの第2ハウジング360)の少なくともいずれか一つには、少なくとも一つのスロット(9121、9122、9141、9142)が形成される。
【0098】
一実施形態では、図9a及び図9dに示すように、第1防水部材930に第1スロット9121が形成され、第2防水部材940に第2スロット9122が形成される。
他の実施形態では、図9b及び図9eに示すように、第1防水部材930と隣接したハウジング960に第3スロット9141が形成され、第2防水部材940と隣接したハウジング960に第4スロット9142が形成される。
さらに他の実施形態では、図9c及び図9fに示すように、第1防水部材930に第1スロット9121が形成され、第2防水部材940に第2スロット9122が形成され、第1防水部材930と隣接したハウジング960に第3スロット9141が形成され、第2防水部材940と隣接したハウジング960に第4スロット9142が形成される。
第1スロット9121、第2スロット9122、第3スロット9141、及び第4スロット9142それぞれの個数及び形状は制限されないことを当業者は容易に理解することができる。
【0099】
図9a、図9c、図9d、及び図9fに示している第1スロット9121は、ハウジング960と接触する第1防水部材930の一側面の一部と、フレキシブル回路基板970と対向する第1防水部材930の他側面の一部を除去することで形成される。
第1スロット9121は、第1防水部材930の一側面の一部とハウジング960との間に配置され、フレキシブル回路基板970と対向する第1防水部材930の他側面の一部の間に配置される。
第1スロット9121によって、第1防水部材930は、ハウジング960の後面に向かう下部面(例えば、-Z方向の面)の幅よりも支持ブラケット920(例えば、図4a及び図4bの第2支持ブラケット320b)に向かう第1防水部材930の上部面(例えば、+Z方向の面)の幅が広く形成される。
第1スロット9121は、貫通孔980(例えば、図4a及び図4bの第2貫通孔390)の第1開口領域981(例えば、図4a及び図4bの第3開口領域391)及び第2開口領域982(例えば、図4a及び図4bの第4開口領域392)を介して互いに接続される。
一実施形態によれば、第1スロット9121に関する説明は、第2スロット9122に関する説明に準用される。
【0100】
図9b、図9c、図9e、及び図9fに示す第3スロット9141は、第1防水部材930の一側面と対向するハウジング960の一部を除去することで形成される。
第3スロット9141は、貫通孔980の第1開口領域981及び第2開口領域982を介して互いに接続される。
一実施形態によれば、第3スロット9141に関する説明は、第4スロット9142に関する説明に準用される。
【0101】
このように、図9a~図9cに示す第1スロット9121、第2スロット9122、第3スロット9141、及び第4スロット9142は、貫通孔980を介して互いに接続される。
密封部材910(例えば、図4a及び図4bの第2密封部材310b)は、貫通孔980内で第1防水部材930及び第2防水部材940上に充填されるだけでなく、第1スロット9121、第2スロット9122、第3スロット9141、及び第4スロット9142の少なくともいずれか一つにも充填される。
すなわち、密封部材910とハウジング960との間の接触面積が広くなるだけでなく、第1防水部材930及び第2防水部材940のそれぞれと密封部材910との間の接触面積が広くなる。
これにより、一実施形態では、第1防水部材930及び第2防水部材940と密封部材910を含む防水構造物950を用いて、安定した防水性能を提供する。
【0102】
一実施形態によれば、密封部材910は、第1防水部材930及び第2防水部材940の最外縁面上に形成されない。
もしくは、密封部材910は、第1防水部材930及び第2防水部材940の全体に形成されない。
例えば、密封部材910は、図9dに示すように、第1スロット9121及び第2スロット9122に充填されるか、図9eに示すように、第3スロット9141及び第4スロット9142に充填されるか、図9fに示すように、第1スロット9121、第2スロット9122、第3スロット9141、及び第4スロット9142に充填される。
【0103】
図10は、本発明の一実施形態によるフレキシブル回路基板を含む電子装置を示す部分断面図である。
図10を参照すると、フレキシブル回路基板1070(例えば、図4a及び図4bのフレキシブル回路基板370)は、少なくとも一つのフレキシブルフィルム1073を含む。
フレキシブル回路基板1070に含まれたフレキシブルフィルム1073が多層である場合、多層のフレキシブルフィルム1073の間には、接着層1074が配置される。
接着層1074は、多層のフレキシブルフィルム1073の間に配置されて隣接したフレキシブルフィルム1073を結合させる。
接着層1074は、フレキシブル回路基板1070を介する信号の伝送に影響を及ぼさないように、フレキシブルフィルム1073の一部に配置される。
【0104】
フレキシブル回路基板1070は、接着層1074の有無に応じて第1フレキシブル回路領域1071と第2フレキシブル回路領域1072とに分けられる。
第1フレキシブル回路領域1071は、接着層1074なしに多層のフレキシブルフィルム1073からなる。
第1フレキシブル回路領域1071に含まれた多層のフレキシブルフィルム1073は、互いに分離される。
第2フレキシブル回路領域1072は、多層のフレキシブルフィルム1073と、多層のフレキシブルフィルム1073の間に配置される接着層1074とを含む。
第2フレキシブル回路領域1072に含まれた多層のフレキシブルフィルム1073は、接着層1074を介して互いに結合する。
接着層1074の全厚だけ、第2フレキシブル回路領域1072は、第1フレキシブル回路領域1071より厚い。
第2フレキシブル回路領域1072は、接着層1074を介して多層のフレキシブルフィルム1073が接合された領域であるため、第2フレキシブル回路領域1072は、第1フレキシブル領域1071に比べて柔軟性が低い。
第2フレキシブル回路領域1072は、第1フレキシブル回路領域1071に比べて変形特性が低い。
【0105】
フレキシブル回路基板1070の第2フレキシブル回路領域1072は、第1開口領域1081(例えば、図4a及び図4bの第1開口領域381)及び第2開口領域1082(例えば、図4a及び図4bの第2開口領域382)を含む貫通孔1080(例えば、図4a及び図4bの第1貫通孔380)内に置かれる。
貫通孔1080は、ハウジング1050(例えば、図4a及び図4bの第1ハウジング350)を貫通して形成される。
第2フレキシブル回路領域1072は、密封部材1010(例えば、図4a及び図4bの第1密封部材310a)と重なるように配置される。
密封部材1010は、第1フレキシブル回路領域1071に含まれて互いに分離された多層のフレキシブルフィルム1073の間を完全に密封することが難しいため、第1フレキシブル回路領域1071に含まれた多層のフレキシブルフィルム1073の間が外部の流体の移動経路になり得る。
【0106】
したがって、密封部材1010は、第1防水部材1030(例えば、図4a及び図4bの第1防水部材330a)及び第2防水部材1040(例えば、図4a及び図4bの第2防水部材340a)のそれぞれと、第2フレキシブル回路領域1072との間に塗布される。
第2フレキシブル回路領域1072に含まれた多層のフレキシブルフィルム1073の間は、接着層1074を介して互いに結合されているため、第2フレキシブル回路領域1072に含まれた多層のフレキシブルフィルム1073の間に外部の流体が流入することを防止することができる。
すなわち、接着層1074は、流体の流れを効果的に遮断することができる。
【0107】
図11aは、本発明の一実施形態による電子装置の防水構造物1190を説明するための図であり、図11bは、図11aのIV-IV’線に沿って切断した電子装置を示す図であり、図11cは、図11aのV-V’線に沿って切断した電子装置を示す図であり、図11dは、図11aのVI-VI’線に沿って切断した電子装置を示す図である。
図11a~図11dを参照すると、第1防水部材1130及び第2防水部材1140のそれぞれは、フレキシブル回路基板1170と対応する領域と、フレキシブル回路基板1170と対応しない領域での厚さが異なるように形成される。
【0108】
例えば、第1防水部材1130(例えば、図4a及び図4bの第3防水部材330b)及び第2防水部材1140(例えば、図4a及び図4bの第4防水部材340b)のそれぞれは、フレキシブル回路基板1170と対応する領域での厚さT1が、フレキシブル回路基板1170と対応しない領域での厚さT2より厚く形成される。
したがって、第1防水部材1130及び第2防水部材1140は、フレキシブル回路基板1170と対応する領域が、残りの領域(又は、以外の領域)より突出するように形成される。
第1防水部材1130及び第2防水部材1140は、フレキシブル回路基板1170と対応する突出領域PAと、フレキシブル回路基板1170と対応しない非突出領域NPAとを含む。
【0109】
第1防水部材1130及び第2防水部材1140の内の少なくとも一つの突出領域PAは、第1開口領域1181(例えば、図4a及び図4bの第3開口領域391)及び第2開口領域1182(例えば、図4a及び図4bの第4開口領域392)を含む貫通孔1180(例えば、図4a及び図4bの第2貫通孔390)内に密封部材1110の塗布時にダムとして作用する。
貫通孔1180は、ハウジング1160(例えば、図4a及び図4bの第2ハウジング360)を貫通するように形成される。
密封部材1110(例えば、図4a及び図4bの第2密封部材310b)は、フレキシブル回路基板1170と対応する領域以外の第1防水部材1130及び第2防水部材1140の非突出領域NPA上に塗布される。
【0110】
密封部材1110は、第1防水部材1130及び第2防水部材1140の突出領域PAに拡散されず、突出領域PA上に配置されない。
これにより、密封部材1110は、フレキシブル回路基板1170なしに対向する第1防水部材1130及び第2防水部材1140上に配置される。
密封部材1110は、フレキシブル回路基板1170を挟んで対向する第1防水部材1130及び第2防水部材1140上に配置されない。
フレキシブル回路基板1170の両側面は、第1及び第2防水部材(1130、1140)の両側面より第2方向(+Y方向及びY方向)に延長する。
この場合、フレキシブル回路基板1170の両側面の周辺には、密封部材1110が配置される。
【0111】
第1防水部材1130及び第2防水部材1140の境界領域(又は、界面)と、フレキシブル回路基板1170の両側面との接点領域には、密封部材1110が塗布される。
また、第1防水部材1130及び第2防水部材1140の境界領域と、ハウジング1160との接点領域には、密封部材1110が塗布される。
例えば、密封部材1110は、フレキシブル回路基板1170なしに対向する第1防水部材1130と第2防水部材1140との間の境界領域(第1領域)と、第1防水部材1130及び第2防水部材1140の境界領域とフレキシブル回路基板1170の両側面との接点領域(第2領域)と、第1防水部材1130及び第2防水部材1140の境界領域とハウジング1160との接点領域(第3領域)をシーリングする。
【0112】
このように、第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの突出領域PA上には密封部材1110が塗布されず、非突出領域NPA上には密封部材1110が塗布される。
これにより、突出領域PAと重なるフレキシブル回路基板1170によって露出しない密封部材1110はないため、フレキシブル回路基板1170によって密封部材1110が硬化しないことを防止する。
また、液状形態の密封部材1110の塗布時に、フレキシブル回路基板1170の形状によって密封部材1110が貫通孔1180以外の領域(又は、外部の領域)に溢れるか、貫通孔1180内に充填されないことを防止する。
【0113】
一実施形態によれば、密封部材1110は、ディスペンサを用いたディスペンシング工程により第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの非突出領域NPAの間に沿って塗布される。
ディスペンサを用いたディスペンシング工程の際、密封部材1110は、第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの突出領域PAの間には塗布されない。
これにより、密封部材1110が貫通孔1180の全体に塗布される時より第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの非突出領域NPAの間に沿って密封部材1110が塗布される時に、密封部材1110の工程時間が減少することができる。
【0114】
一実施形態によれば、フレキシブル回路基板1170なしに対向する第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの非突出領域NPAの間には、密封部材1110が塗布される。
密封部材1110は、フレキシブル回路基板1170なしに対向する第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの非突出領域NPAの間に形成され得る空隙を密封する。
第1防水部材1130及び第2防水部材1140の界面と、フレキシブル回路基板1170の側面との接点領域には、密封部材1110が塗布される。
密封部材1110は、第1防水部材1130及び第2防水部材1140の界面と、フレキシブル回路基板1170の側面との接点領域に形成され得る空隙を充填し密封する。
【0115】
フレキシブル回路基板1170を挟んで対向する第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの突出領域PAの間には、密封部材1110が塗布されない。
第1防水部材1130及び第2防水部材1130それぞれの突出領域PAは、フレキシブル回路基板1170を挟んで密着する。
フレキシブル回路基板1170は、第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの突出領域PAの間に形成され得る空隙を充填して塞ぐ。
【0116】
図12a及び図12bは、本発明の実施形態によるフォールダブル電子装置を示す部分断面図であり、図13は、本発明の実施形態による電子装置の組立方法を説明するための図である。
図12a~図13を参照すると、本発明の一実施形態によるフォールダブル電子装置1200は、カバー領域1260(例えば、図4a及び図4bの第2ハウジング360、第2カバー部材366)、フレキシブル回路基板1270(例えば、図4a及び図4bのフレキシブル回路基板370)、防水部材1240、ブラケット孔1250を含む支持ブラケット1220(例えば、図4a及び図4bの第2支持ブラケット320b)、及び遮断構造物1230を備える。
【0117】
カバー領域1260は、ハウジングの後面からハウジングの前面を貫通する貫通孔1280を含む。
貫通孔1280(例えば、図4a及び図4bの第2貫通孔390)は、第1開口領域1281(例えば、図4a及び図4bの第3開口領域391)及び第2開口領域1282(例えば、図4a及び図4bの第4開口領域392)を含む。
フレキシブル回路基板1270は、貫通孔1280を介してカバー領域1260の後面からカバー領域1260の前面を経由するように配置される。
支持ブラケット1220は、ディスプレイ1290とカバー領域1260との間で貫通孔1280を覆うように形成されることから、フレキシブル回路基板1270を支持することができる。
【0118】
防水部材1240は、貫通孔1280内に配置されるフレキシブル回路基板1270とカバー領域1260との間に流体が浸透することを防止する。
防水部材1240は、第1開口領域1281及び第2開口領域1282を含む貫通孔1280内に挿入(又は、充填)される。
防水部材1240は、カバー領域1260とフレキシブル回路基板1270の一面との間に配置される第1開口領域1281に挿入(又は、充填)される。
防水部材1240は、カバー領域1260とフレキシブル回路基板1270の第2面(又は、後面)との間に配置される第2開口領域1282に挿入(又は、充填)される。
防水部材1240は、初期液状形態の材質を固相化することで形成される。
例えば、防水部材1240は、初期液状形態の現場硬化型ガスケット(cured in place gasket:CIPG)が貫通孔1280内に塗布された後、光又は熱によって硬化され固相化することで形成される。
【0119】
遮断構造物1230は、防水部材1240の塗布工程の際、流動性を有する液状形態の防水部材1240の塗布領域を限定する。
遮断構造物1230は、テープ、スクリュー又はホックで形成されて、防水部材1240が塗布される反対面を塞ぐ。
テープ状の遮断構造物1230は、図12aに示す薄膜又は図12bに示す厚膜に形成される。
これにより、遮断構造物1230は、防水部材1240が貫通孔1280以外の領域に塗布されることを防止することができる。
一実施形態によれば、遮断構造物1230は、ハウジングのカバー領域1260の前面に支持ブラケット1220が配置された後、支持ブラケット1220を覆うように配置されることで形成される。
【0120】
一実施形態によれば、本発明の一実施形態による電子装置300は、第1貫通孔380を含む第1ハウジング350と、第2貫通孔390を含む第2ハウジング360と、第1貫通孔380及び第2貫通孔390を経由する少なくとも一つのフレキシブル回路基板370と、第1貫通孔380を覆いながらフレキシブル回路基板370を支持するように、フレキシブル回路基板370とディスプレイ301との間に配置される第1支持ブラケット320aと、第2貫通孔390を覆いながらフレキシブル回路基板370を支持するように、フレキシブル回路基板370とディスプレイ301との間に配置される第2支持ブラケット320bと、第1支持ブラケット320aから第1貫通孔380の一部の領域381に向かうように配置され、第1貫通孔380の一部の領域381に挿入される第1防水部材330aと、フレキシブル回路基板370を挟んで第1防水部材330aと対向し、第1貫通孔380の残りの領域382に挿入される第2防水部材340aと、第2支持ブラケット320bから第2貫通孔390の一部の領域391に向かうように配置され、第2貫通孔390の一部の領域391に挿入される第3防水部材330bと、フレキシブル回路基板370を挟んで第3防水部材330bと対向し、第2貫通孔390の残りの領域392に挿入される第4防水部材340bと、第1防水部材330a及び第2防水部材340a上に配置される第1密封部材310aと、第3防水部材330b及び第4防水部材340b上に配置される第2密封部材310bとを含む。
【0121】
一実施形態によれば、第1防水部材530は、第1支持ブラケット520と一体化するか、第1支持ブラケット520に組み込まれ、第3防水部材は、第2支持ブラケットと一体化するか、第2支持ブラケットに組み込まれる。
一実施形態によれば、第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの一部は、フレキシブル回路基板1170を挟んで対向し、第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの残りの一部は、フレキシブル回路基板1170が存在しない状態で互いに対向し、第3防水部材及び第4防水部材それぞれの一部は、フレキシブル回路基板を挟んで対向し、第3防水部材及び第4防水部材それぞれの残りの一部は、フレキシブル回路基板が存在しない状態で互いに対向する。
【0122】
一実施形態によれば、第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの一部の厚さは、第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの残り厚さT2より厚く、第3防水部材及び第4防水部材それぞれの一部の厚さは、第3防水部材及び第4防水部材それぞれの残り厚さより厚い。
一実施形態によれば、第1密封部材1110は、第1防水部材1130及び第2防水部材1140それぞれの残りの一部上に配置され、第2密封部材は、第3防水部材及び第4防水部材それぞれの残りの一部上に配置される。
【0123】
一実施形態によれば、第1密封部材1110は、第1防水部材1130及び第2防水部材1140の界面と、フレキシブル回路基板1170の側面との接点領域に配置され、第1密封部材1110は、第1防水部材1140及び第2防水部材1140の界面と、第1ハウジング1160との接点領域に配置され、第2密封部材は、第3防水部材及び第4防水部材の界面と、フレキシブル回路基板の側面との接点領域に配置され、第2密封部材は、第3防水部材及び第4防水部材の界面と、第2ハウジングとの接点領域に配置される。
【0124】
一実施形態によれば、ディスプレイ方向から見た時に、第1防水部材730a及び第3防水部材730bのそれぞれは、少なくとも一つのフレキシブル回路基板770の一部の領域を覆うように「U」字状に配置され、第2防水部材740aは、一部の領域が少なくとも一つのフレキシブル回路基板770によって覆われるように、第1防水部材730aの「U」字の間に配置され、第4防水部材740bは、一部の領域が少なくとも一つのフレキシブル回路基板770によって覆われるように、第3防水部材730bの「U」字の間に配置される。
【0125】
一実施形態によれば、第2防水部材の面積は、第1防水部材の面積より小さく、第4防水部材の面積は、第3防水部材の面積より小さい。
一実施形態によれば、第1ハウジングと第2ハウジングとの間に配置されるヒンジハウジングをさらに含み、第1支持ブラケット及び第2支持ブラケットの少なくともいずれか一つは、ヒンジハウジング内のヒンジ溝と重なる。
【0126】
一実施形態によれば、第1防水部材及び第3防水部材の少なくともいずれか一つは、複数の第1突起と、複数の第1突起の間に少なくとも一つ配置される第1挿入溝とを含み、第2防水部材及び第4防水部材の少なくともいずれか一つは、第1突起と対面する複数の第2突起と、第1挿入溝と対向し、第2突起の間に少なくとも一つ配置される第2挿入溝とを含み、フレキシブル回路基板は、第1及び第2挿入溝内に配置される。
【0127】
一実施形態によれば、第1貫通孔は、第1防水部材が挿入される第1開口領域と、第2防水部材が挿入される第2開口領域とを含み、第2貫通孔は、第3防水部材が挿入される第3開口領域と、第4防水部材が挿入される第4開口領域とを含み、第1防水部材は、第1支持ブラケットとフレキシブル回路基板との間に配置され、第3防水部材は、第2支持ブラケットとフレキシブル回路基板との間に配置され、フレキシブル回路基板は、第2防水部材と第1支持ブラケットとの間と、第4防水部材と第2支持ブラケットとの間に配置される。
【0128】
一実施形態によれば、本発明の一実施形態による電子装置は、第2開口領域及び第4開口領域の少なくともいずれか一つに配置され、第2開口領域及び第4開口領域の少なくともいずれか一つと接続される離脱防止溝をさらに含み、第2防水部材及び第4防水部材の少なくともいずれか一つは、離脱防止溝内に挿入される。
【0129】
一実施形態によれば、本発明の一実施形態による電子装置は、第1密封部材及び/又は第2密封部材が挿入される少なくとも一つのスロットをさらに含み、少なくとも一つのスロットは、第1防水部材、第2防水部材、第3防水部材、第4防水部材、第1ハウジング及び第2ハウジングの少なくともいずれか一つに配置され、第1貫通孔及び第2貫通孔の少なくともいずれか一つに開放(open)される。
【0130】
一実施形態によれば、フレキシブル回路基板は、互いに異なる厚さの第1フレキシブル領域及び第2フレキシブル領域を含み、第1フレキシブル領域及び第2フレキシブル領域の内の厚い厚さのフレキシブル領域は、第1防水部材と第2防水部材との間に配置され、第3防水部材と第4防水部材との間に配置される。
一実施形態によれば、フレキシブル回路基板は、接着層を挟んで配置される複数のフレキシブルフィルムを含み、接着層は、第1防水部材と第2防水部材との間に配置され、第3防水部材と第4防水部材との間に配置される。
【0131】
一実施形態によれば、本発明の一実施形態による電子装置は、第1貫通孔を含む第1ハウジングと、第2貫通孔を含む第2ハウジングと、第1貫通孔及び第2貫通孔を経由する少なくとも一つのフレキシブル回路基板と、第1貫通孔の一部の領域に挿入される第1防水部材と、第1貫通孔の残りの領域に挿入される第2防水部材と、第2貫通孔の一部の領域に挿入される第3防水部材と、第2貫通孔の残りの領域に挿入される第4防水部材と、第1防水部材及び第2防水部材上に配置される第1密封部材と、第3防水部材及び第4防水部材上に配置される第2密封部材とを含み、第1防水部材及び第2防水部材それぞれの一部は、少なくとも一つのフレキシブル回路基板を挟んで対向し、第3防水部材及び第4防水部材それぞれの一部は、少なくとも一つのフレキシブル回路基板を挟んで対向し、第1密封部材は、第1防水部材及び第2防水部材それぞれの残りの一部上に配置され、第1防水部材及び第2防水部材それぞれの残りの一部は、少なくとも一つのフレキシブル回路基板が存在しない状態で互いに対向し、第2密封部材は、第3防水部材及び第4防水部材それぞれの残りの一部上に配置され、第3防水部材及び第4防水部材それぞれの残りの一部は、少なくとも一つのフレキシブル回路基板が存在しない状態で互いに対向する。
【0132】
一実施形態によれば、第1ハウジング及び第2ハウジングそれぞれの前面方向から見た時に、第1防水部材及び第3防水部材のそれぞれは、少なくとも一つのフレキシブル回路基板の一部の領域を覆うように「U」字状に配置され、第2防水部材は、一部の領域が少なくとも一つのフレキシブル回路基板によって覆われるように、第1防水部材の「U」字の間に配置され、第4防水部材は、一部の領域が少なくとも一つのフレキシブル回路基板によって覆われるように、第3防水部材の「U」字の間に配置される。
【0133】
一実施形態によれば、第1貫通孔を覆いながらフレキシブル回路基板を支持するように、フレキシブル回路基板とディスプレイとの間に配置される第1支持ブラケットと、第1貫通孔を覆いながらフレキシブル回路基板を支持するように、フレキシブル回路基板とディスプレイとの間に配置される第2支持ブラケットとをさらに含み、第1防水部材は、第1支持ブラケットから第1貫通孔の一部の領域に向かうように配置され、第3防水部材は、第2支持ブラケットから第2貫通孔の一部の領域に向かうように配置され、第1防水部材は、第1支持ブラケットと一体化するか、第1支持ブラケットに組み込まれ、第3防水部材は、第2支持ブラケットと一体化するか、第2支持ブラケットに組み込まれる。
【0134】
一実施形態によれば、第1ハウジングと第2ハウジングとの間に配置されるヒンジハウジングをさらに含み、第1支持ブラケット及び第2支持ブラケットの少なくともいずれか一つは、ヒンジハウジング内のヒンジ溝と重なる。
一実施形態によれば、フレキシブル回路基板は、接着層を挟んで配置される複数のフレキシブルフィルムを含み、接着層は、第1防水部材と第2防水部材との間と、第3防水部材と第4防水部材との間に配置される。
【0135】
本発明の実施形態による電子装置は、様々な形態の電子装置のいずれか一つであることができる。
例えば、電子装置は、例えば、ポータブル通信装置(例えば、スマートフォン)、コンピュータ装置、ポータブルマルチメディア装置、ポータブル医療装置、カメラ、ウェアラブル装置、又は家電製品のような電子装置を含み得る。
本明細書の実施形態による電子装置は、上述の例に限定されず、他の様々な電子装置を含み得る。
【0136】
本発明を実施形態を参照して図に示して説明したが、通常の技術者は、本発明の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細事項に関する様々な変更が行われ得ることを理解することができる。
したがって、本発明の範囲は、実施形態に制限されるものではなく、添付の請求の範囲及びその等価物によって定義される必要がある。
【符号の説明】
【0137】
101、102、104、200 電子装置
108 サーバ
120 プロセッサ
121 メインプロセッサ
123 補助プロセッサ
190 通信モジュール
130 メモリ
132 揮発性メモリ
134 不揮発性メモリ
136 内蔵メモリ
138 外付けメモリ
140 プログラム
142 オペレーティングシステム
144 ミドルウェア
146 アプリケーション
150 入力装置
155 音響出力装置
160 表示装置
170 オーディオモジュール
176 センサモジュール
177 インタフェース
178 接続端子
179 ハプティックモジュール
180 カメラモジュール
189 バッテリー
188 電力管理モジュール
192 無線通信モジュール
194 有線通信モジュール
196 加入者識別モジュール
197 アンテナモジュール
198 第1ネットワーク
199 第2ネットワーク
210、350 第1ハウジング
214 カメラ
215 センサ
216 レシーバ
220、360 第2ハウジング
230、301 ディスプレイ
260、308 ヒンジハウジング
270 サブディスプレイ
272 後面カメラ装置
274 近接センサ
300 (フォールダブル状)電子装置
302 プリント回路基板
304 後面薄膜層
307 ヒンジ溝
310a 第1密封部材
310b 第2密封部材
318 ヒンジ構造物
320a 第1支持ブラケット
320b 第2支持ブラケット
330a 第1防水部材
330b 第3防水部材
340a 第2防水部材
340b 第4防水部材
352 第1側面領域
354 第1底部領域
356 第1カバー領域
362 第2側面領域
366 第2カバー領域
370 フレキシブル回路基板
370a 第1フレキシブル回路基板
370b 第2フレキシブル回路基板
380 第1貫通孔
390 第2貫通孔
400 フォールダブルハウジング
410a 第1防水構造物
410b 第2防水構造物
450 第1後面カバー
460 第2後面カバー
470 カバー防水部材
図1
図2a
図2b
図3a
図3b
図4a
図4b
図5a
図5b
図6
図7a
図7b
図7c
図7d
図7e
図7f
図8a
図8b
図8c
図9a
図9b
図9c
図9d
図9e
図9f
図10
図11a
図11b
図11c
図11d
図12a
図12b
図13