(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-17
(45)【発行日】2023-11-28
(54)【発明の名称】浸透塗布のサンドイッチ壁紙及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
B05D 1/38 20060101AFI20231120BHJP
B32B 37/14 20060101ALI20231120BHJP
B32B 38/08 20060101ALI20231120BHJP
B32B 5/28 20060101ALI20231120BHJP
B05D 3/12 20060101ALI20231120BHJP
E04F 13/07 20060101ALI20231120BHJP
【FI】
B05D1/38
B32B37/14 Z
B32B38/08
B32B5/28 Z
B05D3/12 C
E04F13/07 B
(21)【出願番号】P 2020566868
(86)(22)【出願日】2018-12-30
(86)【国際出願番号】 CN2018125958
(87)【国際公開番号】W WO2019157878
(87)【国際公開日】2019-08-22
【審査請求日】2022-01-04
(31)【優先権主張番号】201810152540.X
(32)【優先日】2018-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810152547.1
(32)【優先日】2018-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810352310.8
(32)【優先日】2018-04-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810152552.2
(32)【優先日】2018-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810152548.6
(32)【優先日】2018-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810152546.7
(32)【優先日】2018-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810152553.7
(32)【優先日】2018-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810152554.1
(32)【優先日】2018-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810152543.3
(32)【優先日】2018-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810152535.9
(32)【優先日】2018-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520310746
【氏名又は名称】▲蘇▼州▲紅▼泥新材料科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲馬▼ 志勇
【審査官】山本 晋也
(56)【参考文献】
【文献】特表2015-525307(JP,A)
【文献】特開2013-047303(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B05D 1/00- 7/26
B32B 1/00-43/00
E04F 13/07
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体の表面に浸透塗布サンドイッチ壁布を製造する方法であって、
物体表面のベースコーティング層が可塑性を失った後、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチをベースコーティング層の表面に貼り付け、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの中にファイバーにより形成したネットワーク構造を有し、
表面に第二コーティング層を塗布し、圧力をかけて第二コーティング層の塗料をネットワーク構造のファイバーに浸透させ、さらにネットワーク構造のネットワークホール内に浸透させ、サンドイッチコーティング層を形成し、
前記サンドイッチコーティング層を固まらせ、前記浸透塗布サンドイッチ
壁布を形成させ、
第二コーティング層は透明あるいは半透明コーティング層である、
ステップを含み、
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチは、三次元相互貫通ネットワーク構造であり、前記ファイバーは、三次元方向に配列され、
前記ファイバーの少なくとも一部が、少なくとも二層のファイバー層を織り込み、各層のファイバーは交互に配列され、異なる方向にネットワークホールを形成し、各層或は少なくとも部分層のファイバーの交差点は、他の層のネットワークホールに位置し、各層は少なくとも部分層のファイバーは、他の層のファイバーの方向と異なり、前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチのファイバー間の接続点は、溶接および/または接着によるものであり、前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチのファイバーの接続点数は1%-100%であり、
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチは、厚さが0.1mm-1mmであり、密度が10-300g/m2であり、ネットワークホールの径は0.1mm-10mmである、製造方法。
【請求項2】
物体表面のベースコーティング層が可塑性を失った後、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチをステッカーでベースコーティング層に貼り付け、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの中にファイバーにより形成したネットワーク構造を有し、
ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの表面に第二コーティング層を塗布し、圧力をかけて第二コーティング層の塗料をネットワーク構造のファイバーに浸透させ、さらにネットワーク構造のネットワークホール内に浸透させ、ベースコーティング層と接触させ、サンドイッチコーティング層を形成し、ここで、第二コーティング層を塗布するとき、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの少なくても一部がベースコーティング層に貼り付けて剥がれない後、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの上のステッカーを剥がし、
前記サンドイッチコーティング層を固まらせ、前記浸透塗布サンドイッチ
壁布を形成さ
せ、
第二コーティング層は透明あるいは半透明コーティング層である、
ステップを含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
物体表面のベースコーティング層が可塑性を失った後、ベースコーティング層の表面に
第一コーティング層を塗布し、
第一コーティング層が可塑性を失うまで、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチを第一コーティング層に貼り付け、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの中にファイバーにより形成したネットワーク構造を有し、第一コーティング層の塗料をネットワーク構造のファイバーに浸透させ、さらにネットワーク構造のネットワークホール内に浸透させ、
ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの表面に第二コーティング層を塗布し、圧力をかけて第二コーティング層の塗料をネットワーク構造のファイバーに浸透させ、さらにネットワーク構造のネットワークホール内に浸透させ、第一コーティング層と接触させ、サンドイッチコーティング層に形成し、
前記サンドイッチコーティング層を固まらせ、前記浸透塗布サンドイッチ
壁布を形成させ、
第一コーティング層及び第二コーティング層は透明あるいは半透明のコーティング層である、
ステップを含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
ネットワークホール表面に位置する塗料が内部に
第1深さを有する凹みを形成し、ファイバー表面に位置するコーティング層はファイバーによってブロックされて凹みを有せず、或は
前記第1深さより小さい第2深さを有する凹みが形成され、キメが形成される、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記ベースコーティング
層、第二コーティング層とファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの中のいずれか一つ或は複数は、細菌抑制、殺菌物質を有し、若しくは、細菌抑制、殺菌物質を放出することができ、あるいは、
ベースコーティング層、第二コーティング層及びファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの中の一つ或は複数は、電磁シールド機能を有し、あるいは、
ベースコーティング層、第二コーティング層及びファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの中の一つ或は複数は、磁気吸引性を有し、あるいは、
ベースコーティング層、第二コーティング層及びファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの中の一つ或は複数は、相変化エネルギー貯蔵機能を有し、あるいは、
前記ベースコーティング層、第二コーティング層中に一つ或は二つは、防水コーティングであり、或は少なくとも防水コーティングを含み、あるいは、
ベースコーティング層、第二コーティング層中に一つ或は二つは、少なくとも防火コーティング層、或は防火コーティング層を含み、及び/または前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチは難燃性或は不燃性ファイバーテクスチャネットワークサンドイ
ッチであり、あるいは、
前記第二コーティング層は落書き防止コーティング層であり、あるいは、
前記ベースコーティング層は保温コーティング層である、
請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
前記ベースコーティング層は、クローズベースコーティング層とクローズベースコーティング層を覆うベースコーティング層を含み、
物体の表面にクローズベースコーティング層を塗布し、クローズベースコーティング層が可塑性を失う前に、あるいは失った後、
有色のベースコーティング層を塗布し、
有色のベースコーティング層が可塑性を失ったあと、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチを
有色のベースコーティング層の表面に貼り付ける、請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの
ファイバーの直径は1μm-5000μmである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項8】
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの
ファイバーの直径は1μm-1000μmである、請求項7に記載の製造方法。
【請求項9】
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの
ファイバーの直径は1μm-100μmである、請求項8に記載の製造方法。
【請求項10】
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの
ファイバーの直径は5μm-50μmである、請求項9に記載の製造方法。
【請求項11】
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの厚さは0.1-0.5mmである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項12】
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチのネットワークホール径は0.1mm-5mmである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項13】
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチのネットワークホール径は0.1mm-3mmである、請求項12に記載の製造方法。
【請求項14】
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチのネットワークホール径は0.1mm-1mmである、請求項13に記載の製造方法。
【請求項15】
前記第一コーティング層、第二コーティング層の最大粒子径は、それぞれ独立して≦50μmであり、及び/または、
前記第一コーティング層、第二コーティング層の最大粒子径は、それぞれ独立して、≦ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチネットワークホールの平均径の1/5である、請求項
3に記載の製造方法。
【請求項16】
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの密度は15-200g/m2である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項17】
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの密度は20-150g/m2である、請求項16に記載の製造方法。
【請求項18】
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチは少なくとも一つのパターンを含み、前記パターンは同じ或は異なるファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの構造組織によって形成され、パターンはファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの中で凸或は凹み、或は前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチをソフトプレスしてファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチを貫通するパターンを形成することができる、請求項1に記載の製造方法。
【請求項19】
前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチは、片面或は両面表面整理を行うこと或は行ったものであり、前記表面整理は、以下のa)-g)のいずれか一つか或は複数を含む:
a)表面を平らに
するが、内部ネットワークホールとつな
がる表面の
開口を保留する;
b)ファイバー性能を変えることができる材料を表面に塗布し、吸水率がそれぞれことなる材料を塗布し、当該性能は、前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの一端から他端まで徐々に変化する;
c)前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチに染色を行い、当該色は単色もしくは多種の色であり、または、当該色は、前記ファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの一端から他端まで徐々に変化する;
d)フィルムを貼
るが、内部ネットワークホールとつな
がる表面の
開口を保留する;
e)ソフトプレスはファイバーテクスチャ
のネットワークサンドイッチの表面にパターンを持たせる;
f)打ち抜きを行い、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチに貫通模様を付ける;
g
)ファイバーの剛性を向上し、さらに抗変形能圧力を向上する
ように、浸漬による改質を行う;
請求項18に記載の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本申請は以下の特許申請の優先権を請求する:
1、2018年2月16日に申請した申請番号は201810152540.X(発明名称:浸透塗布のサンドイッチ壁紙及びその製造方法である);
2、2018年2月16日に申請した申請番号は201810152547.1(発明名称:アルカリ耐性のサンドイッチ浸透塗布サンドイッチ壁紙及びその製造方法);
3、2018年4月19日に申請した申請番号は201810352310.8(発明名称:長期間抗菌の浸透塗布サンドイッチ壁紙及びその製造方法);
4、2018年2月16日に申請した申請番号は201810152552.2(発明名称:落書き防止の浸透塗布サンドイッチ壁紙及びその製造方法);
5、2018年2月16日に申請した申請番号は201810152548.6(発明名称:保温の浸透塗布サンドイッチ壁紙及びその製造方法);
6、2018年2月16日に申請した申請番号は201810152546.7(発明名称:防水の浸透塗布サンドイッチ壁紙及びその製造方法);
7、2018年2月16日に申請した申請番号は201810152553.7(発明名称:防火の浸透塗布サンドイッチ壁紙及びその製造方法);
8、2018年2月16日に申請した申請番号は201810152554.1(発明名称:電磁シールドの浸透塗布サンドイッチ壁紙及びその製造方法);
9、2018年2月16日に申請した申請番号は201810152543.3(発明名称:磁気吸引性壁掛けの浸透塗布サンドイッチ壁紙及びその製造方法);
10、2018年2月16日に申請した申請番号は201810152535.9(発明名称:相転移エネルギー蓄積の浸透塗布サンドイッチ壁紙及びその製造方法)。
【0002】
本申請は物体表面装飾物とその製造方法、及び物体表面を装飾する方法と関わり、特に建物などの物体表面に浸透塗布サンドイッチ壁紙の作るときの方法、及び浸透塗布サンドイッチ壁紙と関わる。
【背景技術】
【0003】
壁紙はまた壁布とよばれ、壁を仕立てる屋内装飾材料(織物)であり、ベースにプリントあるいはエンボスを作ってから、住宅、事務所、ゲストハウス、ホテルの屋内リフォームなどに広く使われている。壁紙は色彩と模様が豊富で、おしゃれで立派だし、工事に便利で、価格が適切などの優位性を持ち、建物装飾分野で広く使われている。
【0004】
しかし、壁紙にも以下の問題がある:1)環境保護的には優しくない。壁紙は壁の表面に貼り付ける必要があるから、今で使っている接着剤の大部分はまだ有機溶剤型接着剤であり、大量のトルエン、ホルムアルデヒドなど人に有害な有機物を有する。2)破れやすい。壁紙と壁の間は接着剤で粘着し、接着剤と壁の間の粘着性はおさえにくく、粘着品質が悪い。特にでん粉系接着剤などのエコ型接着剤は水分を吸収してかびやすいから、壁紙はよく剥落する。3)継ぎ目は目立ちすぎる。壁紙はあついし、作り置きの製品を直接に壁に貼り付けるから、模様があると、継ぎ目はすごく目立つようになり、装飾効果と壁紙の模様、意匠の設計をひどく影響する。4)3Dの効果が悪い。多くの壁紙はグラフィック印刷製品なので、3Dの効果がない。工学原理で3D効果の作り上げても、厚いから視覚効果が限られる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現在の壁紙に存在する欠陥に向け、本発明は浸透塗布サンドイッチ壁紙及びその製造方法、あるいは物体の装飾方法を提供している。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はまず物体表面に浸透塗布サンドイッチ壁紙をつくる方法、あるいは物体装飾方法を提供している。そのうち、物体というのは建物あるいは建物の一部(例えば内壁、外壁、柱、屋上、床)でもいいし、建物の装飾材料、例えば装飾ボード、タイルなどでもいいし、また、彫塑、ビルボード、家具などもいい。最も好ましいのは建物の壁、特に内壁である。
【0007】
本発明は物体表面に浸透塗布サンドイッチ壁紙をつくる方法、あるいは物体装飾方法を提供している。ステップは以下の内容を含む:
物体表面のベースコーティングが可塑性を失った後、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチをベースコーティングの表面に貼り付ける。前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの中にファイバーにより形成したネットワーク構造を有し、。
【0008】
表面に第二コーティングを塗布し、圧力をかけて第二コーティングの塗料をネットワーク構造のファイバーに浸透させ、さらにネットワーク構造のネットワークホール内に浸透させる。サンドイッチコーティングに形成する。
前記サンドイッチコーティングを固まらせ、前記浸透塗布サンドイッチ壁紙を形成させる。
【0009】
そのうち、第二コーティングは透明あるいは半透明のコーティングが好ましい。
本発明が前記ベースコーティングは物体表面に存在するコーティングでもいいし、あるいはファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチを貼り付ける前に現場で物体表面に塗りつけるベースコーティングでもいい。
【0010】
本発明の好ましい実施例の一つは、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの片面はベースコーティング表面に貼り付ける。前記貼り付けは前記の片面の全部あるいは一部、どっちでもかまわない。
【0011】
一つの好ましい実施例の中、ベースコーティングが可塑性を失ったあと、ァイバーテクスチャのネットワークサンドイッチのトップ部分を物体表面のベースコーティングに貼り付けてから第二コーティングを塗布する。
【0012】
また、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチをステッカーでベースコーティングの表面に貼り付ける。さらに、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチのトップをステッカーで物体表面のベースコーティングのトップに貼り付ける。
【0013】
さらに、第二コーティングを塗布するとき、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの一部がベースコーティングに貼り付けて剥がれないときあるいは後で、ファイバーネットワークサンドイッチのトップの粘着剤のステッカーを剥がす。
【0014】
本発明が前記物体表面に浸透塗布サンドイッチ壁紙をつくる方法、あるいは物体装飾方法の好ましい実施例のなかで、ステップは以下の内容を含む:
【0015】
物体表面のベースコーティングが可塑性を失った後、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチをステッカーでベースコーティングに貼り付ける。前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの中にファイバーにより形成したネットワーク構造を有する。
【0016】
ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの表面に第二コーティングを塗布し、圧力をかけて第二コーティングの塗料をネットワーク構造のファイバーに浸透させ、さらにネットワーク構造のネットワークホール内に浸透させ、好ましくベースコーティングと接触させる。サンドイッチコーティングに形成する。そのうち、第二コーティングを塗布するとき、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの少なくても一部がベースコーティングに貼り付けて剥がれない後、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの上のステッカーを剥がす。
【0017】
前記サンドイッチコーティングを固まらせ、前記浸透塗布サンドイッチ壁紙を形成させる。
【0018】
そのうち、第二コーティングは透明あるいは半透明のコーティングが好ましい。
そのうち、前記ステッカーはファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチのトップにあり、つまりファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチのトップはステッカーでベースコーティングに貼りつている。
【0019】
本発明が前記もう一つの物体表面に浸透塗布サンドイッチ壁紙をつくる方法、あるいは物体装飾方法の好ましい実施例のなかで、ステップは以下の内容を含む:
【0020】
物体表面のベースコーティングが可塑性を失った後、ベースコーティングの表面に第一コーティングを塗布する。
【0021】
第一コーティングが可塑性を失うまで、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチを第一コーティングに貼り付ける。前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの中にファイバーにより形成したネットワーク構造を有し、。第一コーティングの塗料をネットワーク構造のファイバーに浸透させ、さらにネットワーク構造のネットワークホール内に浸透させる。
【0022】
ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの表面に第二コーティングを塗布し、圧力をかけて第二コーティングの塗料をネットワーク構造のファイバーに浸透させ、さらにネットワーク構造のネットワークホール内に浸透させ、好ましく第一コーティングと接触させる。サンドイッチコーティングに形成する。
【0023】
前記サンドイッチコーティングを固まらせ、前記浸透塗布サンドイッチ壁紙を形成させる。
【0024】
そのうち、第一コーティングは透明あるいは半透明のコーティングが好ましい。
【0025】
一つの好ましい実施例のなかで、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチは一つあるいは複数でもいいし、より好ましく複数のファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチをそれぞれつなげてから貼り付ける。本発明が前記つなぎは接しているファイバーネットワークテクスチャサンドイッチに少なくても一部の重なりがあることである。
【0026】
一つの好ましい実施例のなかで、ベースコーティングが乾燥したあとで第一コーティングを塗布したり、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチを貼り付けたり、どっちでもいい。
【0027】
一つの好ましい実施例のなかで、第二コーティングが固まるうちに、ネットワークホールの表面の塗料は内に大きく凹む。しかし、ファイバー表面にあるコーティングはファイバーの支えで凹んでないし、あるいは少しだけ凹むから、テクスチャに形成する。
【0028】
そのうち、第二コーティングが固まる前に、圧力をかけながら第二コーティングをしっかりと平らにならす。第二コーティングが固まった後、ネットワークホールとファイバーのくぼみがことなるからテクスチャに形成する。
【0029】
そのうち、第一コーティングが固まるうちに内に収縮したりしなかったりする。
【0030】
一つの好ましい実施例のなかで、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチを第一コーティングに貼り付けたあと、圧力をかけて前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの少なくても一部を前記第一コーティングに落ちさせる。
【0031】
一つの好ましい実施例のなかで、第二コーティングの塗料はネットワーク構造のネットワークホール内に浸入し、そしてネットワーク構造のネットワークホール内に浸入した第一コーティング塗料と接触し、より好ましく、第一コーティング塗料は第二コーティング塗料と接触したあと圧力をかけつつ、第一コーティング塗料と第二コーティング塗料をさらにしっかりと融合させる。
【0032】
一つの好ましい実施例のなかで、前記ベースコーティング、第一コーティング、と/あるいは第二コーティングは単層あるいは複層コーティングである。前記複層コーティングの中の各層はそれぞれ独立して同じでもいいし、異なってもいい。
【0033】
一つの好ましい実施例のなかで、前記ベースコーティング、第一コーティング、第二コーティングはどっちもパティ層がない。あるいは、もう一つの好ましい実施例のなかで、前記ベースコーティングにパティ層及びパティ層表面の第二ベースコーティングを含む。
【0034】
一つの好ましい実施例のなかで、前記方法は以下の内容を含む:
物体表面にベースコーティングを塗布し、ベースコーティングが可塑性を失ったあとで、ベースコーティングの表面に第一接着剤を塗布する。
【0035】
第一接着剤が粘着性を失う前に、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチを第一接着剤に貼り付ける。第一接着剤はファイバーを浸透し、あるいは圧力をかけることでファイバーを浸透させてから、ネットワーク構造のネットワークホール内にさらに浸入させる。
ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの表面に第二接着剤を塗布し、圧力をかけて第二接着剤をネットワーク構造のファイバーを浸透させ、さらにネットワーク構造のネットワークホール内に浸入させる。サンドイッチコーティングに形成する。
【0036】
前記サンドイッチコーティングを固まらせる。第二接着剤が固まるうちに、ネットワーク構造のホールの表面の塗料は内に大きく凹む。しかし、ファイバー表面にある接着剤はファイバーの支えで凹んでないし、あるいは少しだけ凹むから、テクスチャに形成する。
【0037】
本発明にもう一つのより好ましい実施例のなかで、方法は以下の内容が含まれる:
物体表面にベースコーティングを塗布し、ベースコーティングが可塑性を失ったあと、ベースコーティングの表面に接着剤を塗布する。
【0038】
接着剤が粘着性を失う前に、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチを接着剤に貼り付ける。接着剤はファイバーを浸透し、あるいは圧力をかけることでファイバーを浸透させてから、ネットワーク構造のネットワークホール内にさらに浸入させる。
ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの表面に無機乾燥粉塗料を塗布し、圧力をかけることでネットワーク構造のファイバーを浸透し、ネットワーク構造のネットワークホール内にさらに浸入させる。サンドイッチコーティングに形成する。
【0039】
前記サンドイッチコーティングを固まらせる。無機乾燥粉塗料が固まるうちに、ネットワーク構造のホールの表面の塗料は内に大きく凹む。しかし、ファイバー表面にあるコーティングはファイバーの支えで凹んでないし、あるいは少しだけ凹むから、テクスチャに形成する。
【0040】
本発明にもう一つのより好ましい実施例のなかで、方法は以下の内容が含まれる:
物体表面にベースコーティングを塗布し、ベースコーティングが可塑性を失ったあと、ベースコーティングの表面に第一無機乾燥粉塗料を塗布する。
【0041】
第一無機乾燥粉塗料が可塑性を失う前に、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチを第一無機乾燥粉塗料に貼り付ける。第一無機乾燥粉塗料はファイバーを浸透し、あるいは圧力をかけることでファイバーを浸透し、ネットワーク構造のネットワークホール内にさらに浸入させる。
【0042】
ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの表面に第二無機乾燥粉塗料を塗布し、圧力をかけることでネットワーク構造のファイバーを浸透し、ネットワーク構造のネットワークホール内にさらに浸入させる。サンドイッチコーティングに形成する。
【0043】
前記サンドイッチコーティングを固まらせる。第二無機乾燥粉塗料が固まるうちに、ネットワーク構造のホールの表面の塗料は内に大きく凹む。しかし、ファイバー表面にあるコーティングはファイバーの支えで凹んでないし、あるいは少しだけ凹むから、テクスチャに形成する。
【0044】
本発明の第三方面は浸透塗布サンドイッチ壁紙を提供することである。ベースコーティング、ベースコーティング表面に覆う浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合体を含む。前記浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合体は透明あるいは半透明の第二コーティング及び第二コーティングが覆っているファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチを含む。そのうち、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ内にファイバーより形成したネットワーク構造があり、第二コーティングが前記ネットワーク構造のネットワークホールに浸入する。
【0045】
本発明のもう一つの浸透塗布サンドイッチ壁紙は、ベースコーティング、ベースコーティング表面に覆う浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合体を含む。前記浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合体は透明あるいは半透明の第一コーティング、透明あるいは半透明の第二コーティング、及び第一コーティングと第二コーティングの間に挟まれているファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチを含む。そのうち、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ内にファイバーがあり、ファイバーがつながってネットワークになり、接しているファイバーの間にネットワークホールがな形成する。そのうち、第一コーティング、第二コーティングの内の少なくても一つは前記ネットワークホールに浸入する。
【0046】
もう一つのより好ましい実施例のなかで、第二コーティングがネットワーク構造のネットワークホールの一部の表面にうちに凹み、第二コーティングとネットワーク構造のファイバー表面にうちに凹んでない、あるいは少しだけくぼんでいる部分と凹凸立体のテクスチャに形成する。
【0047】
本発明の一つの好ましい実施例のなかで、第一コーティング、第二コーティングが前記ネットワーク構造のネットワークホール内に繋いて一体となる。本発明のもう一つの好ましい実施例のなかで、第一コーティング、第二コーティングが前記ネットワーク構造の一部のネットワークホール内、あるいはすべてのネットワークホール内に接触せず、つまり、前記所述ネットワーク構造のネットワークホール内に、第一コーティングと第二コーティングの間に隙間が形成する。
【0048】
本発明の前記の内容のなかで、前記ベースコーティングは好ましく色付けのコーティングをすすめる。さらに、前記第一コーティング、第二コーティングは色付けのコーティング、あるいは色なしのコーティング、どっちでもいい。もし色付けの場合、前記色はベースコーティングの色と同じでもいいし、異なってもいいが、本発明はベースコーティングとことなる色をすすめる。
【0049】
本発明の前記の内容のなかで、前記ベースコーティングは機能コーティングをすすめる。つまり物体あるいは壁紙にあたらしい機能を提供したり、改善したりするコーティングのことである。例えば、前記機能は防水、防火、殺菌、導電、保温、遮音、エネルギー蓄積の一つあるいは複数を含む。
【0050】
本発明の前記の内容のなかで、前記第二コーティングは機能コーティングをすすめる。あるいは第二コーティングの表面に機能コーティングを塗布する。例えば、第二コーティング機能は耐腐食性、擦り傷に強く、摩擦耐久、防水、防火、殺菌、導電、保温、遮音、エネルギー蓄積の一つあるいは複数を含む。
【0051】
本発明の前記の内容のなかで、好ましく、前記ベースコーティングは第二コーティングとファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの中いずれの一つあるいは複数は細菌抑制、殺菌物質があり、あるいは細菌抑制、殺菌物質が出せる物質がある。
より好ましい実施例のなかで、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチのファイバーに細菌抑制、殺菌物質があり、あるいは細菌抑制、殺菌物質が出せる物質がある。例えば、銀イオンがあり、あるいは空気と/あるいは水と接触すれば銀イオンが出せる物質がある。
【0052】
そのうち、前記物質をファイバー原材料溶液に入れてから紡績のやり方で織り込んでもいい。不織布紡績、古典紡績などの紡績技術をすすめる。
本発明の前記の内容のなかで、好ましく、前記ベースコーティング、第二コーティングの中の一つあるいは二つは防水コーティング、あるいは少なくても防水コーティングを含む。
【0053】
より好ましい実施例のなかで、前記防水コーティングは防水塗料により作られてもいいし、あるいはコーティングに対して防水処理をしてもいい。
【0054】
本発明の前記の内容のなかで、好ましく、ベースコーティングと第二コーティングの中の一つあるいは二つのなかで少なくても防火コーティングを含む。防火コーティング、と/あるいは前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチは難燃性あるいは不燃性ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチをすすめる。
【0055】
そのうち、前記防火コーティングは防火塗料により作られてもいいし、あるいはコーティングに対して防火処理をしてもいい。例えば、前記防火コーティングは珪酸塩コーティング、あるいは難燃剤を加えたコーティングである。
【0056】
より好ましい実施例のなかで、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチは難燃性あるいは不燃性ファイバーより作られてもいいし、あるいはファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチに対して難燃あるいは防火処理をする。例えば、前記ファイバーは不燃あるいは難燃材質であり、あるいは難燃剤を含む。
【0057】
前記難燃剤はハロゲン系難燃剤、燐酸窒素系難燃剤、窒素系難燃剤など有機難燃剤の中の一つあるいは複数でもいいし、及び/あるいはアンチモン難燃剤、水酸化物、けい系難燃剤などの無機難燃剤の一つあるいは複数でもいい。
【0058】
本発明の前記の内容のなかで、好ましく、ベースコーティング、第二コーティング及びファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの中の一つあるいは複数は電磁シールド機能を持つ。
【0059】
そのうち、前記ベースコーティング、第一コーティング、第二コーティングの電磁シールド機能は導電充填材料を加えることより実現していい。
【0060】
そのうち、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの電磁シールド機能は導電ファイバー、及び/あるいはファイバー充填材料で実現できる。
【0061】
本発明の前記の内容のなかで、好ましく、ベースコーティング、第二コーティング及びファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの中の一つあるいは複数は磁気吸引性を持つ。
【0062】
そのうち、本発明が前記磁気吸引性は磁力で他のものを前記物体表面にくっつけさせる。例えば:前記磁気吸引性は鉄、ニッケル、コバルト、ガドリニウムなどの金属、あるいは金属の酸化物、窒化物、ホウ化物、合金の中のいずれの一つあるいは複数(例えばフェライト、ネオジム鉄ホウ素、サマリウムコバルト磁石、フェライト、アルミニウムニッケルコバルト、鉄クロムコバルト、CrO2など)に対して磁気吸引性があり、あるいは鉄、ニッケル、コバルト、ガドリニウムなどの金属、あるいは金属の酸化物、窒化物、ホウ化物、合金の中のいずれの一つあるいは複数(例えばフェライト、ネオジム鉄ホウ素、サマリウムコバルト磁石、フェライト、アルミニウムニッケルコバルト、鉄クロムコバルト、CrO2など)に磁性で吸引される。
【0063】
そのうち、前記磁気吸引性は磁気吸引性のある物質を加えることで、あるいは磁気吸引性のある物質で実現できる。例えば:前記磁気吸引性のある物質はマグネットあるいはマグネットに吸引される物質である。前記マグネットは、例えばリコバルト磁石、ネオジム鉄ホウ素磁石、フェライト磁石、アルミニウムニッケルコバルト磁石、鉄クロムコバルト磁石の中のいずれの一つあるいは複数がある。
【0064】
より好ましい実施例のなかで、第二コーティング表面は擦り傷耐久層、摩擦耐久層の中の一つあるいは複数が存在あるいは塗布している。
【0065】
本発明の前記の内容のなかで、好ましく、ベースコーティング、第二コーティング及びファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの中の一つあるいは複数は相転移エネルギー蓄積機能を持つ。
【0066】
本発明の前記の内容のなかで、好ましく、前記第二コーティングは落書き防止コーティングである。
【0067】
本発明の前記の内容のなかで、好ましく、前記ベースコーティングは保温コーティングである。
【0068】
本発明の前記の内容のなかで、好ましく、前記ベースコーティングはクローズベースコーティングとクローズベースコーティングい覆っているベース色コーティングを含む。
【0069】
より好ましく、物体表面にクローズベースコーティングを塗布する。クローズベースコーティングが可塑性を失う前に、あるいは失った後、ベース色のコーティングを塗布する。ベース色のコーティングが可塑性を失ったあと、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチをベース色のコーティングの表面に貼り付ける。
【0070】
より好ましく、前記クローズベースコーティングにパティ層がない。あるいは、もう一つの好ましい実施例のなかで、前記クローズベースコーティングにパティ層及びパティ層表面のクローズコーティングを含む。
【0071】
そのうち、前記クローズベースコーティングは常温型クローズ塗料、高温型クローズ塗料、中火クローズ性クローズ塗料の中の一つあるいは複数である。好ましく、前記クローズベースコーティングの成膜剤はアクリル樹脂、有機シリコン、エポキシ樹脂、ポリウレタン、無機ナノ接着剤の中の一つあるいは複数である。
【0072】
本発明の前記の内容のなかで、第二コーティングが固まるうちに、ネットワークホールの表面の塗料は内に大きく凹む。しかし、ファイバー表面にあるコーティングはファイバーの支えで凹んでないし、あるいは少しだけ凹むから、テクスチャに形成する。
【0073】
そのうち、第二コーティングが固まる前に、圧力をかけながら第二コーティングをしっかりと平らにならす。第二コーティングが固まった後、ネットワークホールとファイバーのくぼみがことなるからテクスチャに形成する。
【0074】
そのうち、第一コーティングが固まるうちに内に収縮したりしなかったりする。
本発明の前記の内容のなかで、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチを第一コーティングに貼り付けたあと、圧力をかけて前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの少なくても一部を前記第一コーティングに落ちさせる。
本発明の前記の内容のなかで、第二コーティングの塗料はネットワーク構造のネットワークホール内に浸入し、そしてネットワーク構造のネットワークホール内に浸入した第一コーティング塗料と接触し、より好ましく、第一コーティング塗料は第二コーティング塗料と接触したあと圧力をかけつつ、第一コーティング塗料と第二コーティング塗料をさらにしっかりと融合させる。
【0075】
本発明の前記の内容のなかで、前記ベースコーティング、第一コーティング、と/あるいは第二コーティングは単層あるいは複層コーティングである。前記複層コーティングの中の各層はそれぞれ独立して同じでもいいし、異なってもいい。
【0076】
本発明の前記の内容のなかで、前記ベースコーティング、第一コーティング、第二コーティングはどっちもパティ層がない。あるいは、もう一つの好ましい実施例のなかで、前記ベースコーティングにパティ層及びパティ層表面の第二ベースコーティングを含む。
【0077】
本発明の前記の内容のなかで、前記第二ベースコーティングは色付けのコーティングをすすめる。さらに、前記第一コーティング、第二コーティングは色付けのコーティング、あるいは色なしのコーティング、どっちでもいい。もし色付けの場合、前記色は第二コーティングの色と同じでもいいし、異なってもいいが、本発明は第二ベースコーティングとことなる色をすすめる。
【0078】
そのうち、第一コーティングと/あるいはベースコーティングは単層あるいは複層接着剤し、及び/あるいは有機塗料層、及び/あるいは無機塗料層のどっちでもいい。それに、前記ベースコーティングと/あるいは第一コーティングはクローズコーティング、界面剤などを含んでもいい。
【0079】
そのうち、第二コーティングは単層あるいは複層接着剤、及び/あるいは有機塗料層、及び/あるいは無機塗料層のどっちでもいい。それに、前記第二コーティングに表面コーティング、摩擦耐久層、擦り傷耐久層、耐腐食層などを含んでもいい。
【0080】
本発明の好ましい実施例のなかで、前記接着剤は無機接着剤と/あるいは有機接着剤のどっちでもいい。それに成膜物質は少なくてもセメント、石灰、エポキシ樹脂、有機シリカゲル、シリコーンゴム、ポリアミドゴム、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、メラミン-ホルムアルデヒド樹脂、ポリエステル、ポリプロピレン酸ビニル接着剤の中の一つあるいは複数である。
【0081】
本発明の好ましい実施例のなかで、前記成膜物質は少なくても桐油、ニトロセルロース、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ポリプロピレン酸エステル、ポリウレタン、ポリ酢酸ビニル、ラテックス塗料の中の一つあるいは複数である。
【0082】
本発明の好ましい実施例のなかで、前記無機塗料成膜物質は少なくてもアルカリ金属ケイ酸塩、コロイドシリカ、リン酸塩、ポリシロキサンの中の一つあるいは複数である。前記無機塗料は好ましく無機乾燥粉塗料をすすめる。
【0083】
より好ましく、前記第一コーティングと第二コーティングとも少なくても一層の無機乾燥粉コーティングを含む。
【0084】
本発明の前記の内容のなかで、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチはファイバー、及び前記ファイバーの間の隙間より形成したネットワークホールを含む。そのうち、前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチのファイバーあるいはネットワークホールは二次元方法、あるいは三次元方向で按配する。さらに、前記ネットワークホールは三次元方向で按配する。前記ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチは三次元で互いに貫き通しているネットワーク構造であり、つまり立体交差のネットワークホールである。ファイバーの按配は三次元立体分布である。
【0085】
より好ましい実施例のなかで、前記ファイバーは少なくても水平、垂直、傾斜方向のファイバーを含む。さらに、少なくても一部のファイバーのなかで、一本ずつのファイバーは同時に水平部分、垂直部分、傾斜方向部分の少なくても二種類、あるいは三種類が存在する。
【0086】
より好ましく、ファイバーの水平部分、垂直部分、傾斜方向部分の中のいずれの一つあるいは複数は互いに交差し、及び/あるいはファイバーの水平部分、垂直部分、傾斜方向部分の中のいずれの一つあるいは複数はもう一本あるいは複数本のファイバーと水平部分、垂直部分、傾斜方向部分の中のいずれの一つあるいは複数は互いに交差する。
【0087】
より好ましい実施例では、前記ネットワークホールは、少なくとも水平、垂直、傾斜方向のネットワークホールを含む。そのうち、水平、垂直、傾斜方向のネットワークホールのうちの1つ或は複数は、他の1つまたは複数の水平、垂直、斜め方向のネットワークホールのうちの1つ或は複数と互いに接続する。
【0088】
本発明の上記の内容にある前記「傾斜」とは、水平方向と垂直方向の双方に対して非ゼロ度の角度になることを指す。前記「水平」は水平面にあり、前記「垂直」は垂直面にある。つまり、前記「水平」、「垂直」、「傾斜」は同じ平面に属しない。
【0089】
本発明の上記の内容にある前記「水平部分」は、同じ水平面であってもよく、或は異なる水平面内であってもよい。前記「垂直部分」は、同じ垂直な面内であってもよく、或は異なる垂直な面内であってもよい。前記傾斜方向部分」は、同じ傾斜面内であってもよく、或は異なる傾斜面内であってもよい。
【0090】
より好ましい実施例では、前記ファイバーは2次元配列であり、つまりファイバーは同じ平面内に配列されていて、形成されたネットワークホールは二次元方向に配列される。好ましくは少なくとも60%のネットワークホールがファイバーテクスチャネットワークサンドイッチを貫通し、好ましくは少なくとも80%のネットワークホールがファイバーテクスチャネットワークサンドイッチを貫通し、より好ましくは全ネットワークホールがファイバーテクスチャネットワークサンドイッチを貫通する。より好ましくは、前記ファイバーは前記平面にランダムに配列される。
【0091】
本発明のより好ましい実施例ではファイバーは多層配列であり、同層ファイバーの間に第一ネットワークを形成し、各層のファイバーの間に第二ネットワークが少なくとも部分的に交差して形成されていて、少なくとも部分の第一ネットワークホールと第二ネットワークホールは互いに貫通して、三次元相互貫通ネットワーク構造を形成する。
本発明のより好ましい実施例では各層ファイバーは経緯線が織り成す2次元ネットワーク構造であってもよく、及び/またはファイバー曲げ配置で形成された二次元ネットワーク構造である。
【0092】
より好ましくは少なくとも部分のファイバーは少なくとも二層のファイバー層を織り込む。
【0093】
より好ましくは各層のファイバーは交互に配列され、異なる方向にネットワークホールを形成する。例えば、各層或は少なくとも部分層のファイバーの交差点は、他の層のネットワークホールに位置し、及び/または各層は少なくとも部分層のファイバーは、他の層のファイバーの方向と異なる。
【0094】
本発明の上記内容において、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのファイバー間の接続点は、溶接、化学的接着などの接続方式の1つ或は複数であってもよく、溶接が好ましい。
【0095】
本発明の上記内容において、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチファイバーの接続点数は1%-100%が好ましい。
【0096】
本発明の上記内容において、前記接続点数とは,ファイバーの接続点の個数がファイバーの交点の個数に占めるパーセンテージである。
【0097】
本発明の上記内容において、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチは金属、プラスチック、ゴム、ファイバーなどの材料で準備されるであってもよく、ファイバー材料で準備されることが好ましい、前記ファイバーは無機ファイバーおよび有機ファイバーのいずれか1つ或は複数であってもよく、人工合成ファイバー、天然ファイバー(天然ファイバー改性を含む)であってもよく、天然ファイバーが加工されたから得られた再生ファイバー、金属ファイバー、合金ファイバーのいずれか1つ或は複数がでもある。
【0098】
より好ましい実施例では前記ファイバーは選択されるものであってもよい:ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66など)、ポリイミド(P84ファイバーなど)、ポリプロピレン、テフロン(登録商標)、ポリエステル(例えばPET、PBTなど)、アラミド(アラミド1414、アラミド1313など、具体的にはデュポンのKevlar、Nomex、帝人会社Twaron、Technora、泰和新材料会社のTaparanなどである)、ポリフェニレンスルフィドなどの合成ファイバーのいずれか1つ或は複数がでもある。しかしガラスファイバーなどでもよいである。
【0099】
そのうち、前記ファイバーはまた、浸潤ゴムなどの改質工法を通じて剛性を高め、抗変形能力を高めることができる。
【0100】
そのうち、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのファイバー断面形状は規則的及び/または不規則な形状であってもよい。例えば円形、楕円形、半円形、多角形(例えば三角形、四角形、五角形、六角形など)、五角星、カゴ形、波状、ダンベル形などの形状のうちの1つ或は複数が少なくとも含まれ、円形、楕円形のうちの1つ或は複数が好ましい。
【0101】
本発明の上記内容において、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチは好ましくは、織物(織物材料、不織布技術を含む)、鋳造、ソフトプレス、3Dプリントなどの方法のうちの1つ或は複数で取得される。特に、好ましくは不織布技術、及び/または非織布紡績材料技術によって得られることである。例えば静電紡糸技術など。より好ましい実施例では、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチの製造方法は下記を含む:溶融噴糸はファイバー糸を層状に噴出し、熱圧で層内と層間ファイバーをそれぞれ接続する。
【0102】
本発明の上記内容において、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのファイバー直径の好ましくは1μm-5000μm、より好ましくは1μm-1000μm、より好ましくは1μm-100μm、より好ましくは1μm-50μm、より好ましくは5μm-50μm、より好ましくは5μm-40μmである。
【0103】
本発明の上記内容において、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチの厚さの好ましくは0.1mm-10mm、より好ましくは0.1mm-5mm、より好ましくは0.1-1mm、より好ましくは0.1-0.5mm、より好ましくは0.2-0.4mmである、例えば0.25mm、0.28mm、0.3mm、0.33mm、0.35mm、0.37mmなどである。
【0104】
本発明の上記内容において、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのネットワークホールは特別要求がない、キメの要求によって設定できる。そのうち、ネットワークホールは均一に分布してもよくて,あるいは異なる領域のネットワークホール分布密度が異なる。
本発明の上記内容において、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのネットワークホールの径は好ましくは0.1mm-10mm、より好ましくは0.1mm-5mm、より好ましくは0.1mm-3mm、より好ましくは0.1mm-1mmである。
【0105】
本発明の上記内容において、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチの密度は好ましくは10-300g/m2、より好ましくは15-200g/m2、より好ましくは20-150g/m2、より好ましくは20-100g/m2、より好ましくは20-50g/m2である。
【0106】
本発明の上記内容において、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチは、少なくとも1つのパターンを含む。前記パターンは同じ或は異なるファイバーテクスチャネットワークサンドイッチの構造によって形成され、パターンはファイバーテクスチャネットワークサンドイッチの中で凸或は凹みがある。前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチで前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチを貫通するパターンを形成することをソフトプレスする。
【0107】
より好ましくは前記パターンは好ましくは色付きである。前記パターンの色はベースコーティングの色と同じでも異なるでもよく、より好ましくは、パターンの少なくとも部分的な色はベースコーティングの色と異なる。
【0108】
より好ましい実施例では前記パターンは他の部分よりも密な或は緩いネットワークホール配列によって形成される。或は、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのパターンは1つのネットワークホールで構成されていてもよいである。或は、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのパターンは圧延工法で製造でもよいである。
【0109】
上記のパターンはいずれも紡績(不織布技術を含む)、水かけ、ソフトプレス、熱粘圧印、部分ネットワークホールを塞ぐなどの技術の一つ或は複数によって実現できる。好ましくは不織布技術、スプレー、フィルム貼り、熱粘圧印、部分ネットワークホールを塞ぐ、ソフトプレスなどの方法の一つ或は複数によって実現される。より好ましくは不織布技術により実現する、糸をスプレーすることによってファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ三次元相互貫通ネットワーク構造を形成する過程でパターンを形成してよくて、或はファイバーテクスチャネットワークサンドイッチを形成してからパターンを熱プレスで形成する。
【0110】
本発明の上記内容において、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチは表面整理されてもよいし、或はすでに表面整理されている。ただし、表面を整理していなくてもよい。前記表面整理は、片面表面整理或は両面表面整理してよい。
【0111】
そのうち、前記表面整理は、好ましくは、以下のa)-g)のいずれか1つ或は複数に含まれ
る、これらに限定されない:
a)表面をしっかりと平らにするが、内部ネットワークホールとつながる表面の開口を保留する。片面フラット化或は両面フラット化をしてよい。
b)ファイバー性能を変えることができる材料を表面に塗布し、吸水率がそれぞれことなる材料を塗布するのが好ましい。
c)染色を行い、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチの表面に色を付ける。そのうち、前記色は単色、多種の色のほうが好ましい。前記多種の色はグラデーションのほうが好ましい。
d)フィルムを貼るが、内部ネットワークホールとつながる表面の開口を保留する。
e)ソフトプレスはファイバーテクスチャネットワークサンドイッチの表面に圧痕パターンを持たせる。より好ましくエンボス、ニップ、穴あけの整理を行う。
f)打ち抜き、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチに貫通模様を付ける。
g)ファイバーの剛性を向上し、さらに抗変形能圧力を向上するように、浸漬による改質を行う。
【0112】
本発明の上記内容において、前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチは、第一コーティングと第二コーティングの厚さの和より大きい、等しい、或は小さいとすることができる、好ましくは、第一コーティングと第二コーティングの厚さの和よりも大きい、等しい,特に好ましくは、第一コーティングと第二コーティングの厚さの和よりも大きい。
【0113】
本発明の上記内容において、前記コーティング材料或は塗料は任意の利用可能な塗料であってもよい、塗料粒径は前記ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチの三次元相互貫通ネットワーク構造においてネットワークホール内に浸潤・浸透・充填する役割を満足できればよい。
【0114】
本発明の上記内容において、前記第一コーティング、第二コーティングの最大粒子の径はそれぞれ独立して好ましくは≦50μm、より好ましくは≦30μm、より好ましくは≦20μm、より好ましくは≦10μmである。
【0115】
本発明の上記内容において、前記第一コーティング、第二コーティングの最大粒子の径は、それぞれ独立して≦ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのネットワークホールの平均ホール径の好ましくは1/5、より好ましくは≦1/10,より好ましくは≦1/100である。≧1/1000のほうが好ましい。
【0116】
本発明の上記内容において、前記第一コーティング、第二コーティングは、それぞれ独立して無機セメント系材料、及び/または有機セメント系材料を含むことが好ましい、少なくとも無機セメント系材料を含むことがより好ましい、より好ましくは充填剤、添加剤、顔料、溶剤のいずれか一つ或は複数を含むことができる。
【0117】
そのうち、前記無機セメント系材料は少なくともセメント、石灰、アルカリ金属ケイ酸塩、リン酸塩、シリカゾル、ポリシロキサンのうちのいずれか一つ或は複数を含むことができる、そして、好ましくは少なくともセメント、石灰、アルカリ金属のケイ酸塩のいずれか一つ或は複数を含むことである。
【0118】
そのうち、前記無機セメント系材料は桐油、亜麻油、シェラック、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、アミノアルキド樹脂、ポリウレタン、塩素化ゴム、塩化ビニル塗料、ポリ酢酸ビニルエマルジョン、フェニルプロピル乳液、エトプロピル乳液、純プロピル乳液などの中のいずれか一つ或は複数であってよい。
【0119】
そのうち、前記充填剤は石粉、ファイバー、金属粉の中の一つ或は複数であってもよい、例えば、黒鉛、タルト、ガラス粉、珪藻土、カオリン土、石炭黒、アルミナ、雲母、木粉、石綿粉、陶土、炭酸カルシウム、粉炭の中のいずれか一つ或は複数である。
前記添加剤は、コーティング形態、及び/または外観(例えば色)を改善するための任意の利用可能な添加剤であってもよい、乾燥剤、沈降防止剤、老化防止剤、カビ防止剤、可塑剤、ポリマーゴム粉末、セルロースエーテル、消泡剤、増粘剤、防水剤、レベリング剤、その他の添加剤など一つ或は複数である。
【0120】
前記溶剤は、水及び有機溶剤(トルエン、キシレン、シクロヘキソン、ホルムアルデヒドなど)のいずれか一つ或は複数であってもよい、前記溶剤の好ましくは水である。
本発明の上記内容において、前記第一コーティング、第二コーティング固定化時間(可塑性を失う)は、それぞれ独立して好ましくは制限されない、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチを貼り付けた後、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのネットワークホール内に浸潤、浸透し、充填することを満足すればよいである。一般的には、塗布後24時間以内に固化することが好ましい、より好ましくは塗布後12時間以内に固化する、より好ましくは塗布後2時間以内に固化する。
【0121】
前記第一コーティング、第二コーティングの固化時間は、より好ましくは塗布後1分後の固化、好ましくは塗布後2分後に固化、より好ましくは5分後に固化、より好ましくは塗布後10分後に固化、より好ましくは塗布後15分後に固化、より好ましくは塗布後20分後に固化、より好ましくは塗布後30分後に固化することである。
【0122】
本発明の上記内容において、前記第一コーティング、第二コーティングの固化方式は、それぞれ独立して溶剤蒸発固化(例えば、失水固化)、光固化、空気固化、反応固化のいずれか一つ或は複数のタイプが好ましい、特に、脱水硬化及び/または反応硬化好ましくいである。
【0123】
本発明の上記内容において、前記プレスは任意の利用可能な方法であってよい、例えば、例えばローリング、スクレーピングのうちのいずれか一つ或は複数であることができる。より好ましくは、前記ローリングおよびスクレーピング法自体はキメを形成しない。
本発明の上記内容において、前記第一コーティング、第二コーティングは、それぞれ独立して既知の利用可能なコーティング方式でコーティングできる、例えばスプレーコーティング、ナイフコーティング、ローラーコーティング、ブラシコーティングなどのうちのいずれか一つ或は複数であることができる。
【0124】
本発明で前記物体の表面に浸透塗布サンドイッチ壁紙を作る方法は、次のように有益な効果がある:
1)本発明の浸透塗布サンドイッチ壁紙は物体の表面にあり、塗料と物体表面は十分な接着力を持っていて、全体コーティング全体の完成面は堅固で信頼性がある。ファイバーネットワークサンドイッチ接続継ぎ目のところには、明確な接続継ぎ目がなく、しかも継ぎ目のところが割れにくいである。
2)塗料はファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのネットワーク構造のネットワークホールに浸潤、浸透して充填した、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのファイバーは浸透塗布塗料との噛み合い、接着役割を持たせて、特に,三次元相互貫通ネットワーク構造のネットワークホールは三次元立体分布の場合に、複数のネットワークホールが互いに貫通して、塗料はネットワークホールの中の浸潤、浸透と充填も三次元の形式であり、したがって、本発明は、塗料とファイバーテクスチャネットワークサンドイッチとの間のより密接な結合を提供することができ、したがって、壁紙製造キメより明らかに高い耐離能力を有する。
3)本発明は形成したサンドイッチ構造であり、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチは浸透塗布塗料の間にあり、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ表面に第二コーティングを塗って後、ファイバー表面の厚さが増加した。そしてネットワークホールの表面の第二コーティングは固化過程ではめ込み、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのキメを現れる、だから、キメの制御できる長所を有し、。ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチは標準化と規模化の生産製造ができて、そして肌理の整合性を確保する。同時にキメの造型は多様化することができて、コーティングのキメの造型を豊かにさせる。
4)本発明は形成したサンドイッチ構造であり、壁紙、壁布の各層的に作られたキメコーティングに比べて、明らかに優れた剥離防止能力を持ち、従来の技術に比べてガラスファイバー布で作られたコーティングは,コーティングの重量が著しく小さく、しかもクラッキング能力は損失はない。
5)本発明の方法は、物体の表面に壁紙に類似した豊富なキメを作成でき、しかも継ぎ目ところに明らかな隙間が現れないので、キメの一貫性が良い。本発明の方法は塗料を使って物体表面に壁布の豊富なキメ、手触りとパターンを作ることができる。ベースコーティングとファイバーネットワークサンドイッチの模様の組み合わせは、装飾面の色表現がより豊富である。
6)本発明の壁布は通気性が良く、大きな通気量を有し、。
【図面の簡単な説明】
【0125】
【
図1】
図1Aは本発明の壁表面における浸透塗布サンドイッチ壁布構造の概略図であり、
図1Bは
図1Aの壁表面のキメ概略図である。
【
図2】
図2A-
図2Cは、ファイバーネットワークサンドイッチの異なる点状連結点の概略図である。
【
図3】ファイバーネットワークサンドイッチの三次元相互貫通ネットワーク構造の局部断面構造模式図である。
【
図4】
図4Aと
図4Bは、それぞれ本発明のファイバーネットワークサンドイッチ透視写真である。
【
図5】
図5A-
図5Bは本発明のファイバーネットワークサンドイッチがコーティングで浸透、充填した後の写真である。
【
図6】
図6A-6Cは本発明で製造する浸透塗布サンドイッチ壁布の流れの概略図である。
【
図7】本発明で製造する浸透塗布サンドイッチ壁布の実際製品効果図である。
【発明を実施するための形態】
【0126】
実施例1
図1Aをご参照、本発明浸透塗布サンドイッチ壁布構造は以下のように、:ベース色コーティング11、ベース色コーティング表面の浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合体、浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合帯を含む。透明あるいは半透明の第一コーティング20、透明あるいは半透明の第二コーティング40、及び第一コーティング20と第二コーティング40の間に挟まれるファイバーネットワークサンドイッチ30を含む。
【0127】
本実施例では、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30にはファイバーでできた三次元相互貫通ネットワーク構造が含まれて、ファイバーには、水平ファイバー、垂直ファイバー、と傾斜方向のファイバーが含まれる、
図2A-
図2Cは、いくつかのファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30の俯瞰構造を示し、
図2A-
図2Cを参照して、同じ平面内で、横方向ファイバー5と縦方向ファイバー4及び斜め方向ファイバー3とが相互交差し、交差するファイバーがネットワークホール2に囲まれている。ファイバー間の交差点は少なくとも部分的に接続して接続点1を形成しており、例えば接続点は溶接、化学結合などの接続方式の一つ或いは複数であってもよく、本実施例では溶接が好ましい。
【0128】
ファイバー接続点の個数は、ファイバーの交差点の個数のパーセントを占める1%-100%であってよい、つまり、交差点はすべて接続点を形成できるが、部分の交差点だけが接続点を形成することもできる。
図2Aように、マーク5で指す横方向のファイバーとマーク4で指す縦方向のファイバーとの交差点には接続点が形成されていないが、マーク5で指す横方向のファイバーとマーク3で指す斜め方向のファイバーとの交差点、マーク4で指す縦方向のファイバーとマーク3で指す斜め方向のファイバーとの交差点には、接続点1が形成されている。
【0129】
本発明のファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30は三次元立体構造であり、つまり、ファイバーはすべて同一平面内に配列されていないが、実際には水平、垂直、傾斜方向のファイバーが存在し、水平、垂直、傾斜方向のファイバーが互いに交差し、少なくとも部分的な接続点が形成されていることが理解されるべきである。また、ファイバーは大きな長さを有し、ので、各ファイバーは複数の水平部分、縦部分、傾斜方向部分があり、また、複数の水平部分、複数の垂直部分、或は複数の傾斜方向部分が、同一の水平面、垂直面、或は傾斜面内に存在するか、存在しない可能性がある。
【0130】
図3に示すように、上の水平面内の横方向ファイバー31と下側の水平面内の横方向ファイバー32との間には横方向ネットワークホール22が形成され、垂直面内の垂直ファイバー33との間には縦方向ネットワークホール21が形成され、横方向ネットワークホール22と縦方向ネットワークホール孔21が連通されている。同様に、横方向ファイバー31と傾斜方向ファイバーとの間、縦方向ファイバー33と傾斜方向ファイバーとの間に、それぞれ傾斜方向ネットワークホール23が形成されて、
図3は二つの傾斜方向網孔23が連通されている場合を示しているが、傾斜方向ネットワークホール23は、横方向ネットワークホール22及び/または縦方向ネットワークホール21に連通されていても良い。
【0131】
また、上の水平面内の横方向ファイバー31と下側の水平面内の横方向ファイバー32は同じファイバーの二つの水平部分からでも良いし、二つのファイバーであっても良い。
図6を参照すると、本実施例において、浸透塗布サンドイッチ壁布を作成する方法は以下の通りである:
【0132】
図6Aを参照すると、壁10の表面にベースコーティング11を塗布し、
ベース色コーティング11が乾燥したあと、透明あるいは半透明の第一無機乾燥粉塗料を塗布し、透明あるいは半透明の第一コーティング20に形成させる。第一コーティングはベース色コーティング11の表面に覆う必要があるが、平かにする必要はない。
【0133】
図6Bを参照し、第一無機乾燥粉塗料が可塑性を失う前に、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30を第一無機乾燥粉塗料に貼り付ける。第一無機乾燥粉塗料はファイバーに浸透し、あるいは圧力をかけることより第一無機乾燥粉塗料をファイバーに浸透させ、さらに三次元で互いに貫き通しているネットワーク構造のホール内に浸透させる。この過程で、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30は圧圧力を受けてベース色コーティング11の表面に接触してもいいし、接触しなくてもいい。第一無機乾燥粉塗料もファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30のネットワークホールに貫いてから進出してもいいけど、必須ではない。
【0134】
図6Cを参照し、透明あるいは半透明の第二無機乾燥粉塗料を塗布し、つまり透明あるいは半透明の第二コーティング40である。圧力をかけて第二無機乾燥粉塗料を三次元で互いに貫き通しているネットワーク構造のファイバーに、さらに三次元で互いに貫き通しているネットワーク構造のネットワークホール内に浸透させる。サンドイッチコーティングに形成する。
圧力をかけたあと、第一無機乾燥粉塗料は第二無機乾燥粉塗料とネットワークホール内に接触し、圧圧力でしっかりと融合する。
図6Cの通り。
【0135】
前記サンドイッチコーティングを固まらせる。第二無機乾燥粉塗料が固まるうちに、三次元で互いに貫き通しているネットワーク構造のホールの表面の塗料は内に凹む。しかし、ファイバー表面にあるコーティングはファイバーの支えで凹んでないし、あるいは少しだけ凹むから、テクスチャに形成する。
図1Aの通り。それに第一無機乾燥粉塗料と第二無機乾燥粉塗料は固まりながら、しっかりと融合する部位は一体となっている。
【0136】
図1Bを参照すると、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30の表面ファイバーは平坦でなくても良い、
図1Bように第一部分のファイバー301が第二部分のファイバー302より低いであるが、平坦化工法によって、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30の表面を平坦化することができる;第二コーティング40の固化過程において、ファイバー表面のコーティングはファイバーによって遮られ、ファイバー表面に留まり、例えば、第一部分のファイバー301の表面は、より低いキメ501を形成し、第二部分のファイバー302の表面はより高いキメ502を形成し、ネットワークホール2において第二コーティング40が落ち込んで、窪みキメの部分503を形成する。したがって、凹凸のキメ50が形成され、しかもキメ50の形状は、ファイバーテクスチャネットワークコア30の表面の凹凸構造と同じであり、或は非常に近い。
【0137】
図5A-5Bを参照すると,塗料浸透ファイバーがネットワークホールに浸透している様子を示したが,図では,濃い色の部分がネットワークホール内に充填された塗料或は塗装層であり,薄い色の部分がファイバーである。塗料がファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30の三次元相互貫通ネットワーク構造のネットワークホールに潤、浸透充填されるため、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのファイバーは浸透塗布塗料との噛み合い、接着役割を持たせて、当時に三次元相互貫通ネットワーク構造のネットワークホールは三次元立体分布の為、しかも複数の穴の間が互いに貫通して、塗料はネットワークホールの中の浸潤、浸透と充填も三次元の形式であり、したがって、本発明は、塗料とファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30との間のより密接な結合を提供することができ、より明らかに高い耐剥離能力を有する。
【0138】
図2Bを参照すると、ポリエチレンファイバーを例とする、本発明のファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30の三次元立体配列のファイバーの間に、熱圧で溶着すると、ファイバーの一部が溶融し、ブロック構造100が形成される、このように、第一無機乾燥粉末塗料と第二無機乾燥粉末塗料を浸潤して浸透させ、ネットワークホールに充填すると、ファイバーに対する噛み合い力をさらに増大させることができる。
【0139】
図2Cを参照すると、熱圧が強すぎたり、接着すぎたりすると、ファイバーで囲まれたネットワークホール2内に溶融後に流延のファイバーや接着剤が充填されるが、流延のファイバーや接着剤内に新たなネットワークホール200が形成されている。新しいネットワークホール200とファイバーで囲まれたネットワークホール2の間も連通できて、。塗料はファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30ネットワークホールにおける充填はより複雑であり、さらに引裂き抵抗能力(耐剥離能力)を高めることができる。
【0140】
図4A-
図4Bを参照すると本発明のファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのファイバー直径は、好ましくは1μm-5000μm、より好ましくは1μm-1000μm、より好ましくは1μm-100μm、より好ましくは1μm-50μm、より好ましくは5μm-50μm、より好ましくは5μm-40μmである。ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチのネットワークホールの径は、好ましくは0.1mm-5mm、より好ましくは0.1mm-3mm、より好ましくは0.1mm-1mmである。ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30の密度は好ましくは10-300g/m
2、より好ましくは15-200g/m
2、より好ましくは20-150g/m
2、より好ましくは20-100g/m
2、より好ましくは20-50g/m
2である。
【0141】
ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30の厚さは、好ましくは0.1mm-10mmで、より好ましくは0.1mm-5mm、より好ましくは0.1mm-1mm、より好ましくは0.1mm-0.5mm、より好ましくは0.2mm-0.4mm、例えば0.25mm、0.28mm、0.3mm、0.33mm、0.35mm、0.37mmである。本発明のファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30の厚さは好ましくは第一コーティングと第二コーティングの厚さの和よりも大きい、等しい。特に、第一コーティングと第二コーティングの厚さの和よりも大きいのが好ましい。第二コーティングの厚さは、好ましくはファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30の厚さの1/2以下である。
【0142】
図7を参照すると、本実施例によって形成された塗料ファイバー複合壁布には、3Dパターンの階層感を持つ、すなわち:ベースコーティング11は下地であり、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30にはパターンがあり浮彫模様を形成して、透明或は半透明の第二コーティング40が覆い、表面層を形成し、浮彫模様を覆う。光はその透明或は半透明の第一コーティング20と第二コーティング40を介して投射、屈折、散乱、ベースコーティング11の色が柔らかくなり、またファイバーネットワークサンドイッチのファイバー色、模様の色とともに渾然一体となる立体パターン装飾効果になる。例えば、ベースコーティングは青いであり、白いファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30にはカラーの花パターンが設けられており、そして青い下地の3D立体効果のある花パターンが形成されている。
図7に示すように、花パターンは非常にはっきりして、明るい、しかもパターンは壁布に浮かんでいる。
【0143】
当時に第二コーティング40が乾燥中にネットワークホール内に落ち込むと、第二コーティング40表面はまたファイバーネットワークサンドイッチに対応するキメを形成している。
図7に示すように、ファイバーネットワークサンドイッチ30は第二コーティング40表面に突出し、第二コーティング40表面に形成された凸凹の細かなテクスチャ(キメ)、そしてファイバーは第二コーティング表面に明らかな毛を形成する。すなわち、毛の壁布を構成するモールスキン効果は、感触を高め、塗料の冷たい装飾効果を克服する。
【0144】
本発明の第一無機乾燥剤塗料と第二無機乾燥剤塗料は、好ましくはアルカリ金属ケイ酸塩をフィルム形成材料として、填料、顔料、添加剤などの成分を含むことができる。すべての成分の中で、最大粒子(一般に填料)の粒径は、好ましくは≦50μm、より好ましくは≦30μm、より好ましくは≦20μm、より好ましくは≦10μmである。好ましくは≦ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチネットワークホールの平均径の1/5であり、より好ましくは≦1/10、より好ましくは≦1/100である。≧1/1000のほうが好ましい。
【0145】
実施例2
本実施例のなかで浸透塗布サンドイッチ壁紙の製造方法は以下の通り:
壁10の表面にクローズベースコーティングを塗って、ベースコーティングが乾燥していたり或は乾燥していなかったりした後、クローズベースコーティング12の表面にベースコーティング11を塗る。
【0146】
ベース色コーティング11が乾燥したあと、透明あるいは半透明の第一無機乾燥粉塗料を塗布し、透明あるいは半透明の第一コーティング20に形成させる。第一コーティングはベース色コーティング11の表面に覆う必要があるが、平かにする必要はない。
【0147】
図6Bを参照し、第一無機乾燥粉塗料が可塑性を失う前に、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30を第一無機乾燥粉塗料に貼り付ける。第一無機乾燥粉塗料はファイバーに浸透し、あるいは圧力をかけることより第一無機乾燥粉塗料をファイバーに浸透させ、さらに三次元で互いに貫き通しているネットワーク構造のホール内に浸透させる。
【0148】
図6Cを参照し、透明あるいは半透明の第二無機乾燥粉塗料を塗布し、つまり透明あるいは半透明の第二コーティング40である。圧力をかけて第二無機乾燥粉塗料を三次元で互いに貫き通しているネットワーク構造のファイバーに、さらに三次元で互いに貫き通しているネットワーク構造のネットワークホール内に浸透させる。サンドイッチコーティングに形成する。
圧力をかけたあと、第一無機乾燥粉塗料は第二無機乾燥粉塗料とネットワークホール内に接触し、圧圧力でしっかりと融合する。
図6Cの通り。
【0149】
前記サンドイッチコーティングを固まらせる。第二無機乾燥粉塗料が固まるうちに、三次元で互いに貫き通しているネットワーク構造のホールの表面の塗料は内に凹む。しかし、ファイバー表面にあるコーティングはファイバーの支えで凹んでないし、あるいは少しだけ凹むから、テクスチャに形成する。
【0150】
そのうち、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチのファイバー直径は20μmである。ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチのネットワークホールの直径は0.5mmである。ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30の好ましい密度は50g/m2である。
ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30の好ましい厚さは0.25mmである。第一コーティングの厚さは0.1mmで、第二コーティングの厚さは0.13mmである。
【0151】
本実施例では、クローズベースコーティングは壁10の表面の隙間を塞いでから、塗料の水分は壁に浸透しなくて、壁10の一般的なアルカリ現象を避け、アルカリの滲出が壁布に不利な影響を避ける。
【0152】
実施例3
本実施例のなかで浸透塗布サンドイッチ壁紙の製造方法は以下の通り:
壁10表面にベースコーティング11を塗る。
ベースコーティング11が乾燥した後、ベースコーティング11の表面に透明或は半透明の第一無機塗料を塗る。例えばラテックス塗料、明または半透明の第一コーティング20を形成する。
【0153】
ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30を第一コーティング20表面に貼り付け、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30に圧力をかけて第一無機塗料をファイバーに浸潤させ、三次元相互貫通ネットワーク構造のホールに浸透させる。
【0154】
透明または半透明の第二無機塗料を塗り、ラテックス塗料でもいい、透明または半透明の第二コーティングとして、第二無機塗料を三次元相互貫通ネットワーク構造ファイバーに浸潤させ、三次元相互貫通ネットワーク構造のネットワークホールに浸漬させる。サンドイッチコーティングに形成する。
【0155】
前記サンドイッチコーティングを固化して、ネットワークホールの表面の有機塗料は内側に大きな凹みを形成するが、ファイバーの表面に位置する有機塗料は、ファイバーによってブロックされ、凹みがない、或はより小さな凹みが形成され、キメが形成される。
【0156】
そのうち、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチのファイバー直径は30μmである。ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチのネットワークホールの直径は1mmである。ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30の好ましい密度は100g/m2である。
ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30の好ましい厚さは0.3mmである。第一コーティングの厚さは0.15mmで、第二コーティングの厚さは0.15mmである。
【0157】
ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30のファイバーに銀イオンを放出する物質が負荷される。負荷方法は以下の通り:ファイバー原料の紡糸液に物質(例えば硝酸銀)を添加して、フィラメントを行い,フィラメント中にファイバー原料とともに物質が噴出され,溶剤が揮発し,硝酸銀がファイバーに負荷される。フィラメントは静電気紡糸、或は不織布技術を採用し、伝統的な紡糸技術でもよいである。負荷後,さらに還元を行い,Ag+をAgに還元する。
【0158】
銀イオンはファイバーに負荷され,第二コーティングはファイバーを覆うことで,ファイバー銀イオンが脱落することなく,長時間の殺菌効果を確保できる。
【0159】
実施例4
本実施例のなかで浸透塗布サンドイッチ壁紙の製造方法は以下の通りである。
ベース色コーティング11が乾燥したあと、透明あるいは半透明の第一無機乾燥粉塗料を塗布し、透明あるいは半透明の第一コーティング20に形成させる。第一コーティングはベース色コーティング11の表面に覆う必要があるが、平かにする必要はない。
【0160】
図6Bを参照し、第一無機乾燥粉塗料が可塑性を失う前に、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30を第一無機乾燥粉塗料に貼り付ける。第一無機乾燥粉塗料はファイバーに浸透し、あるいは圧力をかけることより第一無機乾燥粉塗料をファイバーに浸透させ、さらに三次元で互いに貫き通しているネットワーク構造のホール内に浸透させる。この過程で、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30は圧圧力を受けてベース色コーティング11の表面に接触してもいいし、接触しなくてもいい。第一無機乾燥粉塗料もファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30のネットワークホールに貫いてから進出してもいいけど、必須ではない。
【0161】
図6Cを参照すると、落書き防止無機乾燥粉塗料、すなわち落書き防止コーティング40を塗り、落書き防止無機乾燥粉塗料に三次元相互貫通ネットワーク構造ファイバーを浸潤させ、三次元相互貫通ネットワーク構造のネットワークホール内に浸入させる。サンドイッチコーティングに形成する。
【0162】
圧力をかけた後、第一無機乾燥粉末塗料と落書き防止無機乾燥粉末塗料がネットワークホール中で接触し、圧力役割の下で緊密に結合する。
図6Cの通り。
【0163】
前記サンドイッチコーティングを固化し、落書き防止無機乾燥剤塗料は固化過程において、三次元相互貫通ネットワーク構造のホール表面に位置する塗料が内部に大きな凹みを形成し、ファイバー表面に位置するコーティングはファイバーによってブロックされて凹みがない、或はより小さな凹みが形成され、キメが形成される。
【0164】
実施例5
本実施例のなかで浸透塗布サンドイッチ壁紙の製造方法は以下の通り
壁10の表面に保温コーティングを塗り、第一コーティング20(或はベースコーティング)を形成する。
【0165】
保温コーティングが可塑性を失った後、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30を保温コーティング表面に貼り付け、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30はエンボス整理後に形成されたパターンを含んでいる。
透明或は半透明の第二無機乾燥粉末塗料を塗り、ラテックス塗料でもいいである。圧力をかけて、第二無機乾燥粉末塗料を三次元相互貫通ネットワーク構造ファイバーに浸潤させ、三次元相互貫通ネットワーク構造のネットワークホール内に侵入する。サンドイッチコーティングに形成する。
【0166】
前記サンドイッチを固化して、ネットワークホール表面に位置する塗料が内部に大きな凹みを形成し、ファイバー表面に位置するコーティングはファイバーによってブロックされて凹みがない、或はより小さな凹みが形成され、キメが形成される。
【0167】
実施例6
本実施のなかで、浸透塗布サンドイッチ壁紙の構造は以下の通り:ベース色コーティング11、ベース色コーティング表面の浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合体、浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合帯を含む。透明あるいは半透明の第一コーティング20、透明あるいは半透明の第二コーティング40、及び第一コーティング20と第二コーティング40の間に挟まれるファイバーネットワークサンドイッチ30を含む。そのうち、第二コーティング40は防水コーティングである。
【0168】
浸透塗布サンドイッチ壁布を作る方法は以下の通り:
壁10の表面にカラーコーティング11を塗る。
【0169】
ベース色コーティング11が乾燥したあと、透明あるいは半透明の第一無機乾燥粉塗料を塗布し、透明あるいは半透明の第一コーティング20に形成させる。第一コーティングはベース色コーティング11の表面に覆う必要があるが、平かにする必要はない。
図6Bを参照し、第一無機乾燥粉塗料が可塑性を失う前に、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30を第一無機乾燥粉塗料に貼り付ける。第一無機乾燥粉塗料はファイバーに浸透し、あるいは圧力をかけることより第一無機乾燥粉塗料をファイバーに浸透させ、さらに三次元で互いに貫き通しているネットワーク構造のホール内に浸透させる。この過程で、ファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30は圧圧力を受けてベース色コーティング11の表面に接触してもいいし、接触しなくてもいい。第一無機乾燥粉塗料もファイバーテクスチャのネットワークサンドイッチ30のネットワークホールに貫いてから進出してもいいけど、必須ではない。
【0170】
図6Cを参照すると、透明或は半透明の第二無機乾燥塗料(防水塗料)を塗り、即ち透明或は半透明の第二コーティング40、第二無機乾燥粉末塗料を三次元相互貫通ネットワーク構造ファイバーに浸潤させ、三次元相互貫通ネットワークネットワークホール内に侵入する。サンドイッチコーティングに形成する。
【0171】
圧力をかけたあと、第一無機乾燥粉塗料は第二無機乾燥粉塗料とネットワークホール内に接触し、圧圧力でしっかりと融合する。
図6Cの通り。
【0172】
前記サンドイッチコーティングを固まらせる。第二無機乾燥粉塗料が固まるうちに、三次元で互いに貫き通しているネットワーク構造のホールの表面の塗料は内に凹む。しかし、ファイバー表面にあるコーティングはファイバーの支えで凹んでないし、あるいは少しだけ凹むから、テクスチャに形成する。
図1Aの通り。それに第一無機乾燥粉塗料と第二無機乾燥粉塗料は固まりながら、しっかりと融合する部位は一体となっている。
【0173】
実施例7
本実施のなかで、浸透塗布サンドイッチ壁紙の構造は以下の通り:ベース色コーティング11、ベース色コーティング表面の浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合体、浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合帯を含む。透明あるいは半透明の第一コーティング20、透明あるいは半透明の第二コーティング40、及び第一コーティング20と第二コーティング40の間に挟まれるファイバーネットワークサンドイッチ30を含む。そのうち、少なくとも第二コーティング40は防火コーティングである。
【0174】
浸透塗布サンドイッチ壁紙の製造方法は実施例6を参照してもいい。
【0175】
実施例8
本実施のなかで、浸透塗布サンドイッチ壁紙の構造は以下の通り:ベース色コーティング11、ベース色コーティング表面の浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合体、浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合帯を含む。透明あるいは半透明の第一コーティング20、透明あるいは半透明の第二コーティング40、及び第一コーティング20と第二コーティング40の間に挟まれるファイバーネットワークサンドイッチ30を含む。そのうち、ベースコーティング11には導電性填料が添加されており、これからコーティングに電磁シールド機能をもたらす。
浸透塗布サンドイッチ壁紙の製造方法は実施例6を参照してもいい。
【0176】
実施例9
本実施のなかで、浸透塗布サンドイッチ壁紙の構造は以下の通り:ベース色コーティング11、ベース色コーティング表面の浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合体、浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合帯を含む。透明あるいは半透明の第一コーティング20、透明あるいは半透明の第二コーティング40、及び第一コーティング20と第二コーティング40の間に挟まれるファイバーネットワークサンドイッチ30を含む。そのうち、第二コーティング40には磁性粉体が負荷されている。
【0177】
浸透塗布サンドイッチ壁紙の製造方法は実施例6を参照してもいい。
【0178】
また、第2コーティング40表面には、耐摩擦コーティングを塗ることができる。
【0179】
実施例10
本実施のなかで、浸透塗布サンドイッチ壁紙の構造は以下の通り:ベース色コーティング11、ベース色コーティング表面の浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合体、浸透塗布複合サンドイッチ塗料複合帯を含む。透明あるいは半透明の第一コーティング20、透明あるいは半透明の第二コーティング40、及び第一コーティング20と第二コーティング40の間に挟まれるファイバーネットワークサンドイッチ30を含む。
【0180】
そのうち、第2コーティング40は、相変化貯蔵材料(例えば相変化材料をマイクロカプセルにカプセル化して無機乾燥塗料に添加する)を負荷し、ファイバーテクスチャネットワークサンドイッチ30のファイバーは相変化エネルギー貯蔵材料を負荷してよくて、或は自身が相変化エネルギー貯蔵材料から作られることができ、一般的には、コーティングとファイバーの相変化エネルギー貯蔵温度範囲が異なっており、この場合は相変化エネルギー貯蔵温度区間を増加させることができる。
【0181】
浸透塗布サンドイッチ壁紙の製造方法は実施例6を参照してもいい。
【0182】
比較例1
有機接着剤を使って壁紙を壁の表面に貼り付ける。
壁紙表面にラテックス塗料を塗る
有機接着剤とラテックス塗料を固化する。
【0183】
比較例2
無機乾燥粉塗料を使って壁紙を壁の表面に貼り付ける。
壁紙の表面に無機乾燥粉末塗料を塗る。
無機乾燥粉塗料を固まらせる。
【0184】
比較例3
無機粉末塗料を使ってガラスファイバー布を壁の表面に貼り付ける。
ガラスファイバーの布の表面に無機乾燥塗料を塗る。
無機乾燥粉塗料を固まらせる。
【0185】
比較例4
無機乾燥粉塗料を使って、経緯単線の二次元ネットワーク布(例えば網戸布)を壁の表面に貼り付ける。
【0186】
単線二次元ネットワーク布表面に無機乾燥粉塗料を覆う。
無機乾燥粉塗料を固まらせる。
【0187】
上記の対比例1-4は、いずれも本発明の実施例1と同じコーディング厚さを採用している。
【0188】
本発明の上記した実施例と対比例のコーティング引裂き抵抗、表面キメと比較して、結果は以下の通り:
【表1-1】
【表1-2】
【表1-3】
【0189】
全体的に言うと、本発明の方法は壁紙の豊富なキメを作ることができ、同時にキメとコーディングにとても良い引裂き抵抗能力、剥離防止能力を持たせることができる。特に、本発明のファイバーネットワークサンドイッチには目で見られる継ぎ目、得られたキメは良好な持続性を有する。
図7に示すように、壁紙で作ったコーティングを採用すると、壁紙の付け根の隙間がはっきりして、剥離しやすいである。ガラスファイバー布,或は単線二次元ネットワーク布で製造したコーティング,或はキメが目立たない,あるいは筋が単調であり,壁紙のキメ効果が形成されない,また単線二次元ネットワーク布の継ぎ目(あるいは重なりや間隔の隙間)のキメは,他の部分の筋と大きく異なっている。