(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-17
(45)【発行日】2023-11-28
(54)【発明の名称】チェックアウト装置
(51)【国際特許分類】
G07G 1/12 20060101AFI20231120BHJP
G07G 1/00 20060101ALI20231120BHJP
【FI】
G07G1/12 301E
G07G1/00 311Z
(21)【出願番号】P 2019173377
(22)【出願日】2019-09-24
【審査請求日】2022-09-06
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 豪志
(72)【発明者】
【氏名】飯坂 仁志
(72)【発明者】
【氏名】内藤 英浩
(72)【発明者】
【氏名】矢嶋 信介
(72)【発明者】
【氏名】高須 拓也
(72)【発明者】
【氏名】宮島 惇
【審査官】小島 哲次
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-504132(JP,A)
【文献】特開平03-265996(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07G 1/00- 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
登録する商品を、第一の方向に搬送する第1搬送部と、
前記第1搬送部に並列に設けられ、前記第一の方向の逆向きである第二の方向に、前記商品を搬送する第2搬送部と、
前記第1搬送部の搬送方向の下流側端部と前記第2搬送部の搬送方向の上流側端部とを接続する略半円形の経路を有し、前記商品の搬送方向を折返す折返し部と、
前記折返し部上の商品を撮像するものであって、前記第1搬送部の搬送方向の下流側端部
と前記第2搬送部の搬送方向の上流側端
部と前記折返し部の中央部とを撮像範囲に含む撮像部と、
前記撮像部により得られた画像から特定される商品を登録する登録処理部と、
を備えるチェックアウト装置。
【請求項2】
前記第1搬送部、前記第2搬送部および前記折返し部の駆動を制御する搬送制御部を備え、
前記搬送制御部は、前記撮像部の出力により存在が確認され且つ前記登録処理部により登録されなかった商品があった場合に、当該商品を前記撮像部に再撮像させるために、前記第1搬送部による商品の搬送を一時停止し、前記折返し部を逆送および順送させて商品を往復移動させる
請求項1に記載のチェックアウト装置。
【請求項3】
前記第1搬送部、前記第2搬送部および前記折返し部の駆動を制御する搬送制御部を備え、
前記搬送制御部は、前記折返し部上を搬送される商品が1点になるよう、前記折返し部上の商品が前記第2搬送部に受け渡されてから、前記第1搬送部が次の商品を前記折返し部に受け渡すように、前記第1搬送部の駆動を制御する
請求項1に記載のチェックアウト装置。
【請求項4】
前記第2搬送部の搬送方向の下流側端部に接続され、前記第2搬送部が送り出した商品が順次溜め置かれるストッカーをさらに備え、
前記第1搬送部は、前記第2搬送部と前記ストッカーとを合わせた程度の長さを有する
請求項1に記載のチェックアウト装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、チェックアウト装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、商品をベルトコンベアなどで搬送し、搬送中にスキャナやカメラで商品の情報を取得して登録を行うようにした、チェックアウト装置がある(例えば特許文献1)。
【0003】
上述のようなチェックアウト装置では、ベルトコンベアで運ばれる商品の搬入口と搬出口とが離れている。このため、客が搬入口側にいるなどして搬出口側に注意が及ばない間に、登録済みの商品が盗難に遭うおそれがある。また、客がチェックアウト時に搬入口から搬出口まで移動する必要があり、その負担が問題とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、チェックアウト装置において、登録済み商品を盗難されにくくすることである。他の課題は、チェックアウト時の客の移動を少なくすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のチェックアウト装置は、登録する商品を、第一の方向に搬送する第1搬送部と、前記第1搬送部に並列に設けられ、前記第一の方向の逆向きである第二の方向に、前記商品を搬送する第2搬送部と、前記第1搬送部の搬送方向の下流側端部と前記第2搬送部の搬送方向の上流側端部とを接続する略半円形の経路を有し、前記商品の搬送方向を折返す折返し部と、前記折返し部上の商品を撮像するものであって、前記第1搬送部の搬送方向の下流側端部と前記第2搬送部の搬送方向の上流側端部と前記折返し部の中央部とを撮像範囲に含む撮像部と、前記撮像部により得られた画像から特定される商品を登録する登録処理部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、実施形態のチェックアウト装置100の模式図である。
【
図2】
図2は、折返し部130上を搬送される商品500とカメラ200との位置関係を説明する図である。
【
図3】
図3は、チェックアウト装置100の構成および電気的接続を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、チェックアウト装置100が行う搬送制御処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(第1の実施形態)
実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態におけるチェックアウト装置100の模式図である。チェックアウト装置100は、商品台110、第1搬送部120、折返し部130、第2搬送部140、ストッカー150、カメラ200、精算機300を備えている。
【0008】
商品台110は、購入する商品(或いは商品が納められた籠など)を置くための台である。第1搬送部120、折返し部130、第2搬送部140は、商品を搬送する搬送部の一例であって、例えばベルトコンベアである。ストッカー150は、第1搬送部120、折返し部130、第2搬送部140を経た商品が順次溜め置かれる台である。
【0009】
第1搬送部120は、商品を第一の方向に搬送する。第2搬送部140は、第一の方向と逆向きである第二の方向に商品を搬送する。折返し部130は、第1搬送部120の搬送方向の下流側端部と第2搬送部140の搬送方向の上流側端部とを、略半円形の経路によって接続し、商品の搬送方向を折返す。
【0010】
これらの第1搬送部120、折返し部130、第2搬送部140は、一続きの略U字形の搬送路を形成する。この搬送路の搬入口は、第1搬送部120の搬送方向の上流側端部であり、搬送路の搬出口は、第2搬送部140の搬送方向の下流側端部である。商品台110は、搬入口側に配置され、ストッカー150は搬出口に接続される。
【0011】
カメラ200は、撮像部の一例であって、第1搬送部120から折返し部130を経て第2搬送部140までを搬送されていく商品を撮像する。なお、本実施形態のカメラ200は、主に折返し部130上の商品を撮像する位置に配置されている。精算機300は、カメラ200により得られた画像から特定されて登録された商品の、支払いに用いられる。
【0012】
ここで、商品の特定(認識)にあたっては、オブジェクト認識を用いてもよいし、バーコードなどのシンボル画像の読み取りを用いても良い。ただし、バーコードなどのシンボル画像を読み取るスキャナを用いる場合、読取可能距離が、カメラ200の撮像可能距離よりも一般に短い。このため、本実施形態のように、カメラ200から離れた位置にある商品をも特定可能としたい場合には、オブジェクト認識の方が適していると考えられる。
【0013】
本実施形態においては、折返し部130は略半円形で、第1搬送部120は第2搬送部140とストッカー150とを合わせた程度の長さを有している。また、精算機300は、商品台110に所定の間隔をあけて対向するよう配置されている。これにより、客は、商品台110、ストッカー150、精算機300に囲まれる位置で作業することで、移動せずに作業を終えることが可能である。
【0014】
上述のようなチェックアウト装置100において、客は、商品台110上に置いた商品を、順次、第1搬送部120に、重ならないように載せていく。第1搬送部120は、商品を、折返し部130へ向けて搬送する。折返し部130は、第1搬送部120から第2搬送部140へと商品を受け渡す。第2搬送部140は、折返し部130から受けた商品を、ストッカー150へ送る。
【0015】
図2は、折返し部130上を搬送される商品500とカメラ200との位置関係を説明する図である。カメラ200は、折返し部130上の商品500を撮像する。商品500は、折返し部130上で略U字状の経路を搬送されることにより、カメラ200に対する向きが変わる。商品500が、例えば、図示のような直方体の形状を有していれば、カメラ200に対して、搬送の進行に従って順次、第1の面501、第2の面502、第3の面503を向ける。
【0016】
商品500が例えば面501,502,503のいずれかにバーコード等の商品を特定するための画像情報を備えている場合、当該画像情報がカメラ200の撮像範囲201にかかっていれば、カメラ200に撮像されて、商品の登録が行われる。つまり、商品500の向きが変化する位置を撮像するようにカメラ200を設置することで、1台のカメラ200で商品500を複数の無期から捉えることが可能となるので、商品登録の精度が向上する。
【0017】
図3は、チェックアウト装置100の構成および電気的接続を示すブロック図である。チェックアウト装置100は、第1重量センサ121、第1モータ122、第2重量センサ141、第2モータ142、第3モータ132、表示部301、操作部302、入出金部303、制御部310および記憶部320を、さらに備えている。
【0018】
なお、本実施形態では、表示部301、操作部302、入出金部303、制御部310および記憶部320は、精算機300が備えているが、実施にあたってはこれらが精算機300に含まれなくてもよく、例えばそれぞれが別体であってもよい。
【0019】
記憶部320は、書換え可能で不揮発性(電源を切っても記憶情報が保持される)の記憶装置であって、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などである。記憶部320は、制御部310(CPU)が実行可能な各種のプログラムや、設定情報等を記憶する。
【0020】
また記憶部320は、PLUファイル(商品マスタ)を、記憶している。PLUファイルは、各商品に一意に割り当てられた商品コードと、商品に関する情報(商品情報)とを、対応付けて格納している。商品情報は、例えば、商品の名称(商品名)、価格(単価)、商品分類などである。
【0021】
制御部310は、コンピュータ構成であって、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などを備える。ROMは、各種プログラムやデータを記憶する記憶媒体である。RAMは、各種プログラムや各種データを一時的に記憶する記憶媒体である。
【0022】
制御部310は、CPUがROMや記憶部320に記憶されたプログラムを実行することにより機能し、各部(第1重量センサ121、第1モータ122、第2重量センサ141、第2モータ142、第3モータ132、カメラ200、表示部301、操作部302、入出金部303、記憶部320)の動作を統括的に制御する。
【0023】
また、制御部310は、プログラムを実行することにより、搬送制御部311、登録処理部312、精算処理部313として機能する。
【0024】
搬送制御部311は、第1搬送部120上の商品の有無と、折返し部130上の商品の有無と、第2搬送部140上の商品の有無とに基づいて、第1搬送部120、折返し部130および第2搬送部140の駆動を、制御する。より詳細には、搬送制御部311は、第1搬送部120上に商品があるときに第1搬送部120および折返し部130を駆動させ、また、折返し部130上に商品があるときに折返し部130および第2搬送部140を駆動させ、さらに、第2搬送部140上に商品があるときに第2搬送部140を駆動させる。
【0025】
より具体的には、搬送制御部311は、第1重量センサ121、第2重量センサ141、カメラ200から制御部310に入力される情報に基づいて、第1モータ122、第2モータ142、第3モータ132の駆動を制御する(ON/OFFを切り替える)。
【0026】
登録処理部312は、カメラ200から制御部310に入力される撮像画像に基づいて、商品を特定する。つまり、登録処理部312は、撮像画像に含まれる商品がPLUファイルに記憶されたうちのいずれの商品であるかを、特定する。そして登録処理部312は、特定した商品を、精算の対象として登録する。
【0027】
精算処理部313は、登録処理部312が登録した商品の代金の合計を精算し、決済を行う。
【0028】
第1重量センサ121は、第1搬送部120にかかる荷重を検知するものであって、第1搬送部120に商品が乗せられて荷重がかかるとこれを検知し、商品を検知した旨を示す信号を、制御部310(搬送制御部311)に出力する。
【0029】
第2重量センサ141は、第2搬送部140にかかる荷重を検知するものであって、第2搬送部140に商品が乗せられて荷重がかかるとこれを検知し、商品を検知した旨を示す信号を、制御部310(搬送制御部311)に出力する。
【0030】
第1モータ122は、搬送制御部311の制御のもと、第1搬送部120としてのベルトコンベアを駆動する。第2モータ142は、搬送制御部311の制御のもと、第2搬送部140としてのベルトコンベアを駆動する。第3モータ132は、搬送制御部311の制御のもと、折返し部130としてのベルトコンベアを駆動する。
【0031】
搬送制御部311は、第1重量センサ121からの信号を受けると、第1搬送部120上に商品が存在すると判断する。また、搬送制御部311は、第2重量センサ141からの信号を受けると、第2搬送部140上に商品が存在すると判断する。さらに、搬送制御部311は、カメラ200から制御部310に商品を撮像した撮像画像が送られてくると、折返し部130上に商品が存在すると判断する。
【0032】
搬送制御部311は、第1搬送部120上に商品が存在すると判断すると、第1モータ122、第3モータ132、カメラ200を、非稼働状態(OFF)から稼働状態(ON)に切り替える。また、搬送制御部311は、折返し部130上に商品が存在すると判断すると、第2モータ142をOFFからONに切り替える。
【0033】
また、搬送制御部311は、第1搬送部120上から商品がなくなったと判断すると、第1モータ122をOFFに切り替える。また、搬送制御部311は、折返し部130上から商品がなくなったと判断すると、第3モータ132およびカメラ200をOFFに切り替える。そして、搬送制御部311は、第2搬送部140上から商品がなくなったと判断すると、第2モータ142をOFFに切り替える。
【0034】
表示部301は、例えば液晶ディスプレイなどの表示デバイスであって、客向けの情報を表示する。例えば、表示部301は、商品ないし籠の置き場として商品台110を案内したり、第1搬送部120に適宜間隔をあけて商品を置くように案内したり、支払いを行うように案内したりする。操作部302は、例えば表示部301に重ねて設けられたタッチパネルなどであって、表示部301の表示内容に応じた操作を受け付ける。
【0035】
入出金部303は、硬貨や紙幣を収納し、入金を受け付け、制御部310(精算処理部313)の制御に従って釣銭を払い出す。
【0036】
図4は、チェックアウト装置100が行う搬送制御処理の流れを概略的に示すフローチャートである。搬送制御部311としての制御部310は、第1搬送部120に商品が乗せられるのを待機し(ステップS1のNo)、第1重量センサ121により第1搬送部120上の商品が検知されると(ステップS1のYes)、第1モータ122、第3モータ132、カメラ200をONに切り替える(ステップS2)。
【0037】
次に、制御部310は、折返し部130に商品が乗せられるのを待機し(ステップS3のNo)、カメラ200により折返し部130上の商品が検知されると(ステップS3のYes)、第2モータ142をONに切り替える(ステップS4)。
【0038】
次に、制御部310は、第1搬送部120上の商品がなくなるのを待機し(ステップS5のYes)、第1重量センサ121により第1搬送部120上の商品が検知されなくなると(ステップS5のNo)、第1モータ122をOFFに切り替える(ステップS6)。
【0039】
次に、制御部310は、折返し部130上の商品がなくなるのを待機し(ステップS7のYes)、カメラ200により折返し部130上の商品が検知されなくなると(ステップS7のNo)、第3モータ132およびカメラ200をOFFに切り替える(ステップS8)。
【0040】
次に、制御部310は、第2搬送部140上の商品がなくなるのを待機し(ステップS9のYes)、第2重量センサ141により第2搬送部140上の商品が検知されなくなると(ステップS9のNo)、第2モータ142をOFFに切り替える(ステップS10)。
【0041】
このように、第1の実施形態のチェックアウト装置100によれば、搬出口と搬入口とが近接した配置とされているので、登録済みの商品は、未登録の商品を第1搬送部120に乗せる作業を行っている客の近くに戻ってくる。これにより、ストッカー150上の商品に注意が及びやすい状態になるので、登録済みの商品の持ち去りを防ぐことができる。
【0042】
また、商品の搬入、登録、決済まで、客は、同じ場所で行うことができ、移動の必要がなくなるので、客の負担を減らすことができる。
【0043】
さらに、曲がった搬送路とすることで商品を往復させ、往復の方向に対して垂直にカメラ200を設置することで、商品の反対面の撮像(読み取り)が可能となるので、登録漏れのリスクを下げることができる。また、1台のカメラ200で搬送路の複数箇所をとらえることで、チェックアウト装置100が必要とするカメラ200の総数を抑えることが可能となるので、コストを抑えることができる。
【0044】
以下、第2および第3の実施形態について説明する。これらの実施形態は上記第1の実施形態の変形例である。よって、説明にあたっては、上記実施形態で説明した部分と同じ部分については同じ符号を用い、詳細な説明を省略する。
【0045】
(第2の実施形態)
第2の実施形態において、搬送制御部311は、上記実施形態で説明した動作に加え、カメラ200の撮像により存在が確認されはしたものの登録処理部312による登録に至らなかった商品があった場合に、当該商品の再撮像を行うために、第1搬送部120による商品の搬送を一時停止し、折返し部130を逆送・順送させるなどして商品を往復移動させ、その間に再撮像を行う。
【0046】
このように搬送制御することにより、折返し部130を出るまでに登録できなかった商品の再撮像を行うことができるので、登録漏れを防止することができる。
【0047】
(第3の実施形態)
第3の実施形態において、搬送制御部311は、上記実施形態で説明した動作に加え、折返し部130上を搬送される商品が1点ずつになるよう、第1搬送部120の搬送を制御する。つまり、折返し部130上の商品が第2搬送部140に受け渡されてから、第1搬送部120が次の商品を折返し部130に受け渡すように、第1モータ122のON/OFFを切り替える。なお、折返し部130上の商品の有無の判断は第1の実施形態と同様にカメラ200の出力に基づいて行う。
【0048】
このような搬送制御を行わない場合、第1搬送部120への客の商品の載せ方によっては、順次搬送される商品が互いに近接してしまい、カメラ200の撮像範囲201を搬送路の複数個所を撮像可能な向きに向けていても、商品が重なって再撮像が不可能になる不都合が起こり得る。しかしながら、本実施形態のように搬送制御すると、そのような不都合を防止することができる。
【0049】
なお、本実施形態のチェックアウト装置100で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
【0050】
本実施形態のチェックアウト装置100で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0051】
さらに、本実施形態のチェックアウト装置100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のチェックアウト装置100で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0052】
本実施形態のチェックアウト装置100で実行されるプログラムは、上述した各部(搬送制御部311、登録処理部312、精算処理部313)を含むモジュール構成となっている。CPU(プロセッサ)は、上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上記各部を主記憶装置上にロードする。これにより、搬送制御部311、登録処理部312、精算処理部313が、主記憶装置上に生成される。
【0053】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0054】
100…チェックアウト装置
110…商品台
120…第1搬送部、121…第1重量センサ、122…第1モータ
130…折返し部、132…第3モータ
140…第2搬送部、141…第2重量センサ、142…第2モータ
150…ストッカー
200…カメラ、201…撮像範囲
300…精算機
301…表示部、302…操作部、303…入出金部
310…制御部、311…搬送制御部、312…登録処理部、313…精算処理部
320…記憶部
500…商品
【先行技術文献】
【特許文献】
【0055】