(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-17
(45)【発行日】2023-11-28
(54)【発明の名称】ネットワーク間運用の方法、第1ネットワーク、第3ネットワーク及び端末
(51)【国際特許分類】
H04W 48/18 20090101AFI20231120BHJP
H04W 76/16 20180101ALI20231120BHJP
H04W 80/10 20090101ALI20231120BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20231120BHJP
【FI】
H04W48/18 111
H04W76/16
H04W80/10
H04W92/24
(21)【出願番号】P 2020554524
(86)(22)【出願日】2019-04-08
(86)【国際出願番号】 CN2019081762
(87)【国際公開番号】W WO2019196799
(87)【国際公開日】2019-10-17
【審査請求日】2020-10-19
【審判番号】
【審判請求日】2022-08-18
(31)【優先権主張番号】201810308176.1
(32)【優先日】2018-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810491233.4
(32)【優先日】2018-05-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】柯 小婉
【合議体】
【審判長】廣川 浩
【審判官】中木 努
【審判官】角張 亜希子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0309314(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0034910(US,A1)
【文献】China Unicom, Hua Wei,Potential implementations of voice service continuity from 5G to 2/3G,3GPP TSG-SA WG1 Meeting #80,3GPP,2017年11月15日アップロード,S1-174157,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG1_Serv/TSGS1_80_Reno/Docs/S1-174157.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ネットワークのネットワークユニットに適用するネットワーク間運用の方法であって、
前提条件を満たしているか否かを決定するステップ、及び、
前記前提条件を満たしている場合、第3ネットワークを介して前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するステップを有し、
前記前提条件を満たしていることは、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報を取得することを含み、
前記第1関連情報は、
IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記の前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するステップは、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行する段階
を含み、
前記の前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行する段階は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信すること
を含み、
前記第2関連情報は、
緊急サービスであるかの指示情報を含む、
、ネットワーク間運用の方法。
【請求項2】
前記前提条件を満たしていることは、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報を受信すること、
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間に直接のインターフェースが存在しなく、且つ第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して相互作用することこと、及び
端末が前記第2ネットワークにアクセスしようとすることのうちの少なくとも1つを更に含み、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報
を含む、
請求項1に記載のネットワーク間運用の方法。
【請求項3】
前記の前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行する段階は、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第3ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報
を前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信すること、
のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2関連情報は、
前記第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノードの識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力、優先度情報、前記第1ネットワークの端末に関する情報、前記第2ネットワークの端末に関する情報、前記第3ネットワークの端末に関する情報、サービングゲートウェイ選択関連情報、
のうちの少なくとも1つを更に含み、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークであり、前記第3ネットワークは4Gネットワークであり、
又は、
前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第3ネットワークはMobility Management Entity(MME)を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信することは、
前記第2関連情報を含むハンドオーバー要求を、前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信することを含み、
前記ハンドオーバー要求は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを指示するために用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
第3ネットワークのネットワークユニットに適用するネットワーク間運用の方法であって、
端末、第1ネットワークのネットワークユニット、第2ネットワークのネットワークユニットのうちの少なくとも1つを含む第2ターゲット側から送信された情報を受信するステップ、及び
前記情報に従って、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの関連運用を実行するステップを有し、
前記情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を含み、
前記第2関連情報は、
緊急サービスであるかの指示情報を含む、
ネットワーク間運用の方法。
【請求項7】
前記情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用の指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報、
前記第1ネットワークの情報、
前記第1ネットワークからマッピングされた前記第2ネットワークの情報、
前記第1ネットワークからマッピングされた前記第3ネットワークの情報、及び
サービングゲートウェイ選択関連情報、のうちの少なくとも1つを更に含み、
前記第2関連情報は、
前記第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノードの識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力、優先度情報、前記第1ネットワークの端末に関する情報、前記第2ネットワークの端末に関する情報、前記第3ネットワークの端末に関する情報、サービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを更に含み、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報
を含む、請求項6に記載のネットワーク間運用の方法。
【請求項8】
前記の前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの関連運用を実行するステップは、
前記第1ネットワークから前記第3ネットワークに送信された情報を、前記第3ネットワークから前記第2ネットワークに送信された情報にマッピングして導出し、前記第2ネットワークに送信する段階、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークCSへのハンドオーバー要求を開始する段階、及び、
受信した前記第3ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングする段階、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項9】
端末に適用するネットワーク間運用の方法であって、
第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の特性情報を前記第1ネットワークのネットワークユニットから取得するステップ、及び
前記特性情報に従って、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するステップを有し、
前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の特性情報は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を含み、
前記第2関連情報は、
前記第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノードの識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力、優先度情報、前記第1ネットワークの端末に関する情報、前記第2ネットワークの端末に関する情報、第3ネットワークの端末に関する情報、サービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記の第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー運用の特性情報を取得する前に、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第1関連情報を前記第1ネットワークに送信するステップをさらに有し、
前記第1関連情報は、
第2ネットワーク能力情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報のうちの少なくとも1つを含む、ネットワーク間運用の方法。
【請求項10】
前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の特性情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー運用の指示情報、
端末が前記第1ネットワークから前記第2ネットワークに移行すること、のうちの少なくとも1つを更に含み、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの指示情報、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載のネットワーク間運用の方法。
【請求項11】
前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークである、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前提条件を満たしているか否かを決定するための第1決定モジュールと、
前記前提条件を満たしている場合、第3ネットワークを介して、第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するための第1実行モジュールと、を備え、
前記前提条件を満たしていることは、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報を取得することを含み、
前記第1関連情報は、
IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1実行モジュールは、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行する段階を実行し、
前記第1実行モジュールは、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行する段階を実行する際に、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信すること、を実行し、
前記第2関連情報は、
緊急サービスであるかの指示情報を含む、
第1ネットワーク。
【請求項13】
第3ネットワークであって、
端末、第1ネットワークのネットワークユニット、第2ネットワークのネットワークユニットのうちの少なくとも1つを含む第2ターゲット側から送信された情報を受信するための第3受信モジュールと、
前記情報に従って、第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するための第3実行モジュールとを備え、
前記情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を含み、
前記第2関連情報は、
緊急サービスであるかの指示情報を含む、
第3ネットワー
ク。
【請求項14】
端末であって、
第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー運用の特性情報を前記第1ネットワークのネットワークユニットから取得するための取得モジュールと、
前記特性情報に従って、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するための第4実行モジュールと、を備え、
前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の特性情報は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を含み、
前記第2関連情報は、
前記第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノードの識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力、優先度情報、前記第1ネットワークの端末に関する情報、前記第2ネットワークの端末に関する情報、第3ネットワークの端末に関する情報、サービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記端末が、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第1関連情報を前記第1ネットワークに送信するための第1送信モジュールを更に備え、
前記第1関連情報は、
第2ネットワーク能力情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報のうちの少なくとも1つを含む、
端末。
【請求項15】
プロセッサによって実行されるとき、請求項1-5のいずれか1項に記載のネットワーク間運用の方法のステップを実現するコンピュータプログラムを記憶した、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
プロセッサによって実行されるとき、請求項6-8のいずれか1項に記載のネットワーク間運用の方法のステップを実現するコンピュータプログラムを記憶した、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
プロセッサによって実行されるとき、請求項9-11のいずれか1項に記載のネットワーク間運用の方法のステップを実現するコンピュータプログラムを記憶した、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、2018年04月08日に中国特許庁に出願された、出願番号が201810308176.1である中国特許出願を基礎とする優先権、及び2018年05月21日に中国特許庁に出願された、出願番号が201810491233.4である中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その内容の全てが参照によって本出願に取り込まれる。
【0002】
本開示の実施例は、通信技術の分野に関し、特にネットワーク間運用の方法、第1ネットワーク、第3ネットワーク及び端末に関する。
【背景技術】
【0003】
高速データ接続のますます高まる必要に応えるため、運営業者は5Gネットワークを配置する。運営業者は、5Gネットワークを配置する初期段階では、フルカバレッジではなくホットスポットカバレッジである可能性がある。一部の運営業者は、フルカバレッジされた3Gネットワークを同時に有する。3Gネットワークは、音声業務をサポートし、例えば、回線交換ドメインを通じてIPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、IMS)に接続することによって、音声業務を実現する。
【0004】
5Gネットワークが音声サービスをサポートする場合、端末は、5Gネットワークで音声サービスを直接開始又は終了させることができる。音声サービス進行中の端末が5Gネットワークから移出され、且つ隣接セルが3Gセルしかない場合、5Gと3Gとの間の運用はサポートされていないので、音声サービスは中断しかできない。
【0005】
5Gネットワークが音声サービスをサポートしておらず、5Gネットワークに接続又は駐在する端末が音声サービスを必要とする場合(例えば音声サービスを開始又は終了するとき)、5Gネットワークで音声サービスを開始することができない。
【0006】
将来の他の通信ネットワークについても、上記の問題は、同様に存在する。
【0007】
如何にして端末ユーザに高速データ接続を楽しませながら、音声サービスの継続性を維持するかは、現在解決すべき技術的課題である。
【発明の概要】
【0008】
本開示の実施例は、端末の高速ネットワークへのアクセス及び音声サービスの継続性維持の両方をサポートする目的を達成可能な、ネットワーク間運用の方法、第1ネットワーク、第3ネットワーク及び端末を提供する。
【0009】
上記の目的を達成するため、本開示は、以下のように実現される。
【0010】
第1態様では、本開示の実施例は、ネットワーク間運用の方法を提供する。該ネットワーク間運用の方法は、
前提条件を満たしているか否かを決定するステップ、及び、
前記前提条件を満たしている場合、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するステップを有する。
【0011】
第2態様では、本開示の実施例は、ネットワーク間運用の方法をさらに提供する。該ネットワーク間運用の方法は、
前提条件を満たしているか否かを決定するステップ、及び、
前記前提条件を満たしている場合、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの関連運用を実行するステップを有し、
前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークであり、又は、
前記第1ネットワークは3Gネットワークであり、前記第2ネットワークは5Gネットワークである。
【0012】
第3態様では、本開示の実施例は、さらに、ネットワーク間運用の方法を提供する。該ネットワーク間運用の方法は、
第2ターゲット側から送信された情報を受信するステップ、及び、
前記情報に従って、第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するステップを有する。
【0013】
第4の態様では、本開示の実施例は、さらに、ネットワーク間運用の方法を提供する。該ネットワーク間運用の方法は、
第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の特性情報を取得するステップ、及び、
前記特性情報に従って、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するステップを有する。
【0014】
第5の態様では、本開示の実施例は、さらに、第1ネットワークを提供する。該第1ネットワークは、
前提条件を満たしているか否かを決定するための第1決定モジュールと、
前記前提条件を満たしている場合、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するための第1実行モジュールとを備える。
【0015】
第6の態様では、本開示の実施例は、さらに、第1ネットワークを提供する。該第1ネットワークは、
前提条件を満たしているか否かを決定するための第2決定モジュールと、
前記前提条件を満たしている場合、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの関連運用を実行するための第2実行モジュールとを備え、
前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークであり、又は、
前記第1ネットワークは3Gネットワークであり、前記第2ネットワークは5Gネットワークである。
【0016】
第7の態様では、本開示の実施例は、さらに、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を提供する。該ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素は、
第2ターゲット側から送信された情報を受信するための第3受信モジュールと、
前記情報に従って、第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するための第3実行モジュールとを備える。
【0017】
第8の態様では、本開示の実施例は、端末をさらに提供する。該端末は、
第1ネットワークから第2ネットワークへの特性情報を取得するための取得モジュールと、
前記特性情報に従って、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するための第4実行モジュールとを備える。
【0018】
第9の態様では、本開示の実施例は、さらに、第1ネットワークを提供する。該第1ネットワークは、プロセッサ、メモリ、及び前記メモリに記憶され前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを備え、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、第1の態様に記載のネットワーク間運用の方法のステップ、又は第2の態様に記載のネットワーク間運用の方法のステップを実現する。
【0019】
第10の態様では、本開示の実施例は、さらに、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を提供する。該第3ネットワークは、プロセッサ、メモリ、及び前記メモリに記憶され前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを備え、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、第3の態様に記載のネットワーク間運用の方法のステップを実現する。
【0020】
第11の態様では、本開示の実施例は、さらに、端末を提供する。該端末は、プロセッサ、メモリ、及び前記メモリに記憶され前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを備え、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、第4の態様に記載のネットワーク間運用の方法のステップを実現する。
【0021】
第12の態様では、本開示の実施例は、プロセッサによって実行されるとき、第1の態様に記載のネットワーク間運用の方法のステップを実現し、又は第2の態様に記載のネットワーク間運用の方法のステップを実現し、又は第3の態様に記載のネットワーク間運用の方法のステップを実現し、又は第4の態様に記載のネットワーク間運用の方法のステップを実現するコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0022】
本実施例のネットワーク間運用の方法によると、端末が音声サービスをサポートする第1ネットワークから前記第2ネットワークに移行した後に音声サービスを継続させ、音声サービスの継続性を維持すること、及び、端末が音声サービスをサポートしない第1ネットワークから前記第2ネットワークにフォールバックして音声サービスを確立することを実現し得る。その結果、本開示は、音声サービスをサポートしたり、音声サービスの継続性を維持させたりすることができ、さらに第2ネットワークへの影響も回避し得る。
【図面の簡単な説明】
【0023】
本開示の実施例における技術案をより明確的に説明するため、以下、本開示の実施例の説明に用いる図面について簡単に説明する。以下の説明における図面は、本開示の幾つかの実施例であり、当業者であれば、格別創意を要することなく、これらの図面によって他の図面が取得できることは明らかである。
【0024】
【
図1】本開示の実施例に係るネットワーク間運用の方法のフローチャートを示す1つ目の図である。
【
図2】本開示の実施例に係るネットワーク間運用の方法のフローチャートを示す2つ目の図である。
【
図3】本開示の実施例に係るネットワーク間運用の方法のフローチャートを示す3つ目の図である。
【
図4】本開示の実施例に係るネットワーク間運用の方法のフローチャートを示す4つ目の図である。
【
図5】本開示の実施例に係るネットワーク間運用の方法のフローチャートを示す5つ目の図である。
【
図6】本開示の実施例に係るネットワーク間運用の方法のフローチャートを示す6つ目の図である。
【
図7】本開示の実施例に係るネットワーク間運用の方法のフローチャートを示す7つ目の図である。
【
図8】本開示の実施例に係る第1ネットワークの構造図を示す1つ目の図である。
【
図9】本開示の実施例に係る第1ネットワークの構造図を示す2つ目の図である。
【
図10】本開示の実施例に係るターゲットネットワークの構造図を示す1つ目の図である。
【
図11】本開示の実施例に係る端末の構造図を示す1つ目の図である。
【
図12】本開示の実施例に係る第1ネットワークの構造図を示す3つ目の図である。
【
図13】本開示の実施例に係る第1ネットワークの構造図を示す4つ目の図である。
【
図14】本開示の実施例に係るターゲットネットワークの構造図を示す2つ目の図である。
【
図15】本開示の実施例に係る端末の構造図を示す2つ目の図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
端末ユーザに高速データ接続を楽しませながら、音声サービスの継続性を維持するため、端末は、高速データ接続を有する第1ネットワークに優先的にアクセスすることが必要である。本開示の実施例のネットワーク間運用の方法は、端末が音声サービスを確立する(例えば、音声サービスを開始又は終了する)ときに、又は第1ネットワークから移出するときに、第1ネットワーク(例えば、5Gネットワーク)から第2ネットワーク(例えば、3Gネットワーク)への運用をサポートすることにより、音声サービスをサポートしたり、音声サービスの継続性を維持させたりすることができる。
【0026】
第1ネットワーク(例えば、5Gネットワーク)から第2ネットワーク(例えば、3Gネットワーク)への運用をサポートするため、第1ネットワークと第2ネットワークとのインタフェースが必要となるが、現時点では、5Gネットワークと3Gネットワークとの間のインタフェース方式は、まだ不明である。本開示は、以下の幾つかの方式を提案する。
【0027】
アーキテクチャ1:第1ネットワークのネットワークユニットによって、第1インタフェースと第2ネットワークのネットワークユニットとの接続をサポートする。
【0028】
上述した第1インタフェースは、第2ネットワークと第3ネットワークとの間のインタフェースである、即ち、第1インタフェース上の既存のプロトコル定義を再使用することにより、第1ネットワークのネットワークユニット、例えば5Gネットワークの認証管理機能(Authentication Management Function、AMF)と、第2ネットワークのネットワークユニット、例えば3Gネットワークの移動通信交換局(Mobile Switching Center、MSC)とが、Svインタフェースのような第1インタフェースを介して通信させ、第2ネットワークに対する変更を回避し得る。
【0029】
アーキテクチャ2:1つのプロキシである第3ネットワークユニット、又は1つの相互運用ネットワーク要素によって、第1ネットワークと第2ネットワークとの相互運用をサポートする。
【0030】
理解を容易にするため、第1ネットワークが5Gネットワークであり、第2ネットワークが3Gネットワークであり、第3ネットワークが4Gネットワークである場合を例として説明する。1つのプロキシである4Gネットワークのネットワークユニットによって、3Gネットワークと5Gネットワークの相互運用をサポートする。AMFのような5Gネットワークのネットワークユニットと、1つの4Gネットワークユニット、例えば移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)との間は、N26インタフェースをサポートし、4Gネットワークのネットワークユニットは、さらに、Svインタフェースと3Gネットワークのネットワークユニットとの接続をサポートする。4Gネットワークは、3Gネットワークのプロキシとして5Gネットワークと通信し得る。また、4Gネットワークは、5Gネットワークのプロキシとして、3Gネットワークと通信し得る。
【0031】
一態様において、前記相互運用ネットワーク要素は、第1ネットワーク、第2ネットワーク、第3ネットワークに属するネットワークユニットであってもよい。相互運用ネットワーク要素は、3Gネットワークのプロキシとして5Gネットワークと通信し得る。また、相互運用ネットワーク要素は、5Gネットワークのプロキシとして3Gネットワークと通信し得る。
【0032】
アーキテクチャ3:第1ネットワークのネットワークユニットと第2ネットワークのネットワークユニットとの間には、新しいインタフェースが定義される。
【0033】
以上から分かるように、アーキテクチャ1及びアーキテクチャ3は、第1ネットワークから第2ネットワークへの運用を実行する効率を向上させ得る。
【0034】
一方、アーキテクチャ1及びアーキテクチャ2は、第2ネットワークに対する影響を完全に回避する又は最小化にすることができる。
【0035】
本開示の実施形態は、上述した3つのアーキテクチャに基づいて、異なるネットワーク間運用の方法を提案し、具体的には、第1ネットワークから第2ネットワークへの運用方法として表現され得る。
アーキテクチャ1及びアーキテクチャ3のネットワーク間運用の方法に対応して、一実施形態では、端末及び第1ネットワークは、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーの、端末に関する情報、例えばセキュリティ情報のマッピングを実行することができ、また、端末は、第1ネットワークを介して、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の関連情報を第2ネットワークに送信する。
【0036】
アーキテクチャ2のネットワーク間運用の方法に対応して、一実施形態では、端末、及び第1ネットワーク又は第3ネットワークのネットワークユニットは、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーの、端末に関する情報のマッピングを実行し;第1ネットワークのネットワークユニットは、第3ネットワークのネットワークユニットに、第3ネットワークから第2ネットワークへのPS-CSハンドオーバー要求をトリガするように要求し;端末は、第1ネットワーク及び第3ネットワークを介して、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の関連情報を第2ネットワークに送信し、第3ネットワークは、第1ネットワークと第2ネットワークとが相互作用するときに、2つのインタフェースメッセージ間のマッピングを実行する。
【0037】
一実施形態では、第2ネットワーク(例えば、3Gネットワーク)は、回線交換(Circuit Switch、CS)ドメイン及びパケット交換(Packet Switch、PS)ドメインを含み得る。従って、容易に理解できるだろうが、第2ネットワークCSは、第2ネットワークの回線交換ドメイン、即ちCSドメインを指しており、MSC、MSCサーバ、メディアゲートウェイ(Media Gateway、MGW)などの少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。5Gネットワーク、4Gネットワークは、いずれもパケット交換ネットワークである。なお、ネットワークユニットは、任意のネットワーク側機器又はネットワーク機能であり得る。例えば、ネットワークユニットは、無線アクセスネットワークのネットワークユニット又はコアネットワークのネットワークユニットであり得る。
【0038】
本開示の実施例において、コアネットワークのネットワークユニットは、コアネットワーク機器、コアネットワークノード、コアネットワーク機能、コアネットワークのネットワークユニット、移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、アクセス及び移動性管理機能(Access Management Function、AMF)、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)、サービングゲートウェイ(serving GW、 SGW)、PDNゲートウェイ(PDN Gate Way、PDNゲートウェイ)、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)、ポリシー及び課金ルール機能部(Policy and Charging Rules Function、PCRF)、GPRSサービングサポートノード(Serving GPRS Support Node、SGSN)、ゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node、GGSN)無線アクセスネットワーク機器のうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
【0039】
本開示の実施例において、無線アクセスネットワークのネットワークユニットは、無線アクセスネットワーク機器、無線アクセスネットワークノード、無線アクセスネットワーク機能、無線アクセスネットワークユニット、3GPP無線アクセスネットワーク、非3GPP無線アクセスネットワーク、集約ノード(Centralized Unit、CU)、分散ノード(Distributed Unit、DU)、基地局、進化型基地局(evolved Node B、eNB)、5G基地局(gNB)、無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)、基地局(NodeB)、非3GPP相互運用機能(Non-3GPP InterWorking Function、N3IWF)、アクセス制御(Access Controller、AC)ノード、アクセスポイント(Access Point、AP)機器、又は無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)ノードのうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
【0040】
基地局は、GSM又はCDMAにおける基地局(BTS、Base Transceiver Station)であってもよいし、WCDMAにおける基地局(NodeB)であってもよいし、LTEにおける進化型基地局(eNB又はe-NodeB、evolutional Node B)及び5G基地局(gNB)であってもよく、本開示の実施例は限定されない。
【0041】
本開示において、eLTEはEUTRAが5GCに直接接続する方式である。EPSは、LTEとも呼ばれる。
【0042】
本開示において、緊急サービスは、緊急音声サービス、緊急IMS音声サービスのいずれか1つとも呼ばれる。緊急サービスがサポートされているか否かの指示は、緊急サービスサポートインジケータ(Emergency Services Support indicator)、緊急サービスフォールバックサポートインジケータ(Emergency Services Fallback)のうちの少なくとも1つを含み得るが、これに限定されない。
【0043】
本開示において、音声サービスは、PSセッションでのIMS音声サービスとも呼ばれる。音声サービスがサポートされているか否かの指示は、IMS音声サービスサポートインジケータ、PSセッションでのIMS音声サービスサポートインジケータ(IMS voice over PS Session Supported Indication)、CSドメインでのIMS音声サービスサポートインジケータ、3GPPを介したIMSボイスオーバーPSセッション支援指示子(IMS voice over PS Session Supported Indication over 3GPP)のうちの少なくとも1つを含み得るが、これに限定されない。
【0044】
本開示において、音声サービスは緊急サービスを含み得る。緊急サービスも音声サービスの一種である。
【0045】
本開示において、リダイレクション(Redirection)とは、無線アクセスネットワークがUEとネットワークとの接続を解放し、リダイレクション周波数ポイントを指示する方式を指し得る。
【0046】
本開示において、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーは、PSからCSへのSRVCCハンドオーバー、第1ネットワークのSRVCC、第1ネットワークから第2ネットワークへのSRVCC、第1ネットワークのSRVCCハンドオーバー、PSからCSへのハンドオーバー、第1ネットワークから第2ネットワークへのPS-CSハンドオーバー、第1ネットワークから第2ネットワークへの音声サービス継続性のサポート、第1ネットワークから第2ネットワークへの単一無線音声サービス継続性のサポート、第1ネットワークから第2ネットワークへのフォールバックなどのうちの1つとも呼ばれ得るが、これらに限定されない。標準組織からは、他の名称が与えられる可能性があるが、本開示は、その名称によって影響されない。
【0047】
本開示において、第1ネットワークから第2ネットワークへの運用ハンドオーバーは、第1ネットワークと第2ネットワークとの相互運用、第1ネットワークから第2ネットワークへのフォールバックのうちの1つとも呼ばれ得るが、これに限定されない。標準組織からは、他の名称が与られる可能性があるが、本開示は、その名称によって影響されない。
【0048】
本開示において、5Gネットワークから3GネットワークへのCSハンドオーバーは、PSからCSへのSRVCCハンドオーバー、5G SRVCC、5Gから3G SRVCCや5G SRVCCへのハンドオーバー、PSドメインからCSドメインへのハンドオーバー、5Gネットワークから3GネットワークへのPS-CSハンドオーバー、5Gネットワークから3Gネットワークへの音声サービス継続性のサポート、5Gネットワークから3Gネットワークへのフォールバック、5Gネットワークから3Gネットワークへの運用、5Gネットワークと3Gネットワークの相互運用、のうちの1つとも呼ばれ得るが、これらに限定されない。標準組織からは、他の名称が与えられる可能性があるが、本開示は、その名称によって影響されない。
【0049】
本開示において、第1ネットワークは、初期段階の5Gネットワークのようなホットスポットオーバーレイネットワークとして表現され得る。第2ネットワークは、完全なカバレッジであり、且つ3Gネットワークのような音声サービスをサポートするネットワークとして表現され得る。第3ネットワークは4Gネットワークである。端末は、携帯電話、タブレットPC(Tablet Personal Computer)、ラップトップPC(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDAと略称する)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)などであってもよい。
【0050】
一実施形態において、第1ネットワーク及び第2ネットワークは、相互運用をサポートする任意の2つのネットワークとして表現され得る。別の実施形態において、第1ネットワーク及び第2ネットワークは、相互運用をサポートしない任意の2つのネットワークとして表現され得る。第3ネットワークは、第1ネットワークとの相互運用、及び第2ネットワークとの相互運用をサポートする任意のネットワークとして表現され得る。具体的には、実際の必要に応じて決定可能であり、本開示の実施例は、これに限定されない。
【0051】
5Gネットワークは、5Gコアネットワーク、5G無線アクセスネットワーク、5GCに接続されるEUTRA、5GCに接続されるNR、NR、NG RAN、5GC、N3GPPなどのうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。5Gネットワークのネットワークユニットは、AMF、SMF、UPF、PCF、UDM、gNB、AMFに接続されるeNBなどのうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
【0052】
3Gネットワークは、3Gコアネットワーク、3G無線アクセスネットワーク、UMTS、BSS、CDMA、3GPP2 1x、UTRAN、HSPA、GPRS、UTRA、RNS、BSS、GPRS、HLRなどのうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。3Gネットワークのネットワークユニットは、MSC、MSC Server、MGW、SGSN、GGSN、RNC、NodeBなどのうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。3GネットワークCSは、3Gネットワークの回線交換ドメインを指しており、3Gネットワークのネットワークユニットは、3GPP2 1x、UTRAN 、HSPA、MSC、MSCServer、MGWなどのうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
【0053】
4Gネットワークは、4Gコアネットワーク、4G無線アクセスネットワーク、EPCに接続されるEUTRA、EPC、EUTRAN、LTE、EPSなどのうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。4Gネットワークのネットワークユニットは、MME、SGW、PGW、HSS、eNBなどのうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
【0054】
本開示の実施例の図面を参照し、本開示の実施例の技術案を明確且つ完全に説明する。ここに記載された実施例はあくまで本開示の実施例の一部であり、全ての実施例ではないことが明らかである。本開示における実施例に基づいて、当業者が格別の創意がなく容易に想到できる他のすべての実施例は、本開示の権利範囲に属するものとする。
【0055】
図1を参照されたい。
図1は、本開示の実施例に係るネットワーク間運用の方法のフローチャートを示す1つ目の図である。本実施例のネットワーク間運用の方法は、アーキテクチャ2に適用し得る。本実施例のネットワーク間運用の方法は、第1ネットワークのネットワークユニットに適用され、
図1に示すように、以下のステップを有する。
【0056】
ステップ101:前提条件を満たしているか否かを決定する。
ステップ102:前記前提条件を満たしている場合、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの関連運用を実行する。
【0057】
幾つかの実施例において、前記第1ネットワークは5Gネットワークであってもよく、前記第2ネットワークは3Gネットワークであってもよい。他の幾つかの実施例において、前記第1ネットワークは3Gネットワークであってもよく、前記第2ネットワークは5Gネットワークであってもよい。
【0058】
幾つかの実施例において、第1ネットワーク又は第2ネットワークは、CSドメイン、PSドメインのうちの少なくとも1つを含み得る。CSドメインは、ネットワークの回線交換ドメインを指してもよく、PSドメインは、ネットワークのパケット交換ドメインであり得る。例えば、4Gネットワーク又は5Gネットワークは、PSドメインのみを含み得る。例えば、3Gネットワークは、CSドメイン及びPSドメインを含み得る。
【0059】
選択的には、前記第1ネットワークのネットワークユニットは、第1ネットワークコアネットワークのネットワークユニット、第1ネットワーク無線アクセスネットワークのネットワークユニットのうちの1つであり得る。第1ネットワークが5Gネットワークである場合、第1ネットワークコアネットワークのネットワークユニットは、AMF、SMF、UDMのうちの1つであってもよく、第1ネットワークの無線アクセスネットワークのネットワークユニットは、NG RAN、gNB、eNBのうちの1つであってもよい。第1ネットワークが3Gネットワークである場合、第1ネットワークコアネットワークのネットワークユニットは、SGSN、GGSN、HLRのうちの1つであってもよく、第1ネットワークの無線アクセスネットワークのネットワークユニットは、UMTS、BSS、nodeB、RNCのうちの1つであってもよい。ネットワーク間の相互運用をサポートするため、幾つかの異なるネットワークのネットワークユニット、例えばPGWとGGSN、GGSNとUPF、GGSNとSMF、PGW-CとSMF、PGW-UとUPF、HLRとUDMが組合せて設定され得る。
【0060】
本開示の幾つかの選択的な実施例では、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報を取得する(例えば、端末から前記第1関連情報を受信する)こと、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPS運用の第1関連情報を取得する(例えば、端末から前記第1関連情報を受信する)こと、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報を取得する(例えば、端末から前記第1関連情報を受信する)こと、
第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報を受信する(例えば、無線アクセスネットワークのネットワーク要素から前記ハンドオーバー要求を受信する)こと、
第1ネットワークと第2ネットワークとの間に直接のインタフェースが存在しないと決定し、且つ第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して相互作用すること、及び
端末が第2ネットワークにアクセスすること、
のうちの少なくとも1つが満たされる場合、前記前提条件を満たしていると決定し得る。
【0061】
一実施形態では、端末が第2ネットワークにアクセスすることは、端末が第2ネットワークに対する位置更新を開始すること、端末が第2ネットワークに対する初期アタッチを開始すること、及び端末が第1ネットワークから第2ネットワークへCSハンドオーバーすること、のうちの1つを含む。一実施形態において、端末が第2ネットワークにアクセスすることは、第2ネットワーク(例えば、第2ネットワークのPSドメイン)から第1ネットワークへのコンテキスト要求をトリガし、第1ネットワークは、端末のコンテキストを第2ネットワークに転送する。一実施形態において、第2ネットワークが3Gネットワークである場合、端末が第2ネットワークに位置更新を開始することは、端末がSGSNにルーティングエリア更新要求を送信することであり得る。第2ネットワークが5Gネットワークである場合、端末が第2ネットワークに位置更新を開始することは、端末がAMFに登録要求を送信することであり、且つ登録要求の種別はモバイル登録更新であり得る。
【0062】
一実施形態では、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用は、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバー、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPS-CSハンドオーバー、第1ネットワークから第2ネットワークへの端末コンテキストに関する関連運用、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのデータ転送、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのIPアドレス保持、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0063】
一実施形態において、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの端末コンテキストに関する関連運用は、端末コンテキストを要求及び伝送する関連運用であり得る。例えば、第1ネットワークは、端末に関する第2ネットワークからのコンテキスト要求を受信した後、コンテキスト応答を第2ネットワークに送信する。前記コンテキスト応答には、端末情報が含まれる。
【0064】
一実施形態において、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用は、PSからCSへのハンドオーバーを含む。
【0065】
選択的には、第1ネットワークのネットワークユニットは、端末、SMF、UDM、第1ネットワークコアネットワークのネットワークユニット、第1ネットワーク無線アクセスネットワークのネットワークユニットのうちの少なくとも1つから、前記第1関連情報を取得することであり得る。一実施形態において、端末が第1ネットワーク内でハンドオーバーする、又は位置更新をするとき、ソースコアネットワークのネットワークユニットは、ターゲットコアネットワークのネットワークユニットに前記第1関連情報を送信し得る。ターゲットコアネットワークのネットワークユニットは、ターゲット無線アクセスネットワークのネットワークユニットに前記第1関連情報を送信し得る。ソース無線アクセスネットワークのネットワークユニットは、ターゲット無線アクセスネットワークのネットワークユニット又はソースコアネットワークのネットワークユニットに前記第1関連情報を送信し得る。
【0066】
ここで、取得とは、構成からの取得、受信からの取得、要求後の受信による取得、又は受信済み情報の処理後に取得することとして理解されてよく、具体的には、実際の必要に応じて決定してもよく、本開示の実施例は、これに限定されない。
【0067】
さらに、第1関連情報は、第2ネットワーク能力情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号(MS international PSTN/ISDN number、MSISDNと略称する)、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報、のうちの少なくとも1つを含み得る。なお、該第1関連情報は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPS運用の第1関連情報、及び前記第1ネットワークから第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報のうちのいずれか1つの第1関連情報として表現され得る。即ち、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPS運用の第1関連情報、及び前記第1ネットワークから第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報に含まれる内容は、同じであってもよい。
【0068】
さらに、第2ネットワーク能力情報は、第2ネットワーク無線能力、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報(Supported Codec List)、移動局クラスマーク2情報(MS Class Mark2)、移動局クラスマーク3情報(MS Class Mark 3)、移動局ネットワーク能力情報(MS network capability)、ユーザ端末ネットワーク能力(UE network capability)のうちの1つを含み得る。
【0069】
前記第2ネットワーク能力情報は、前記端末の第2ネットワーク能力情報であり得る。幾つかの実施形態において、前記第1ネットワークのネットワークユニットは、前記端末及び/又は第1ネットワークの他のネットワークユニットから、前記端末の第2ネットワーク能力情報を取得し得る。
【0070】
さらに、端末のIMSセッション転送番号は、セッション転送番号-単一無線(Session Transfer Number-single Radio、STN-SR)、緊急セッション転送番号-単一無線(Emergency session transfer Number-single Radio、E-STN-SR)、緊急セッション転送番号のうちの1つを含み得る。
【0071】
さらに、端末の移動局国際加入者識別子番号は、関連端末の移動局国際加入者識別子番号(Correlation Mobile Subscriber International ISDN number、C-MSISDN)を含み得る。
【0072】
さらに、優先度情報は、アドレス解決プロトコル(Address Resolution Protocol、ARP)情報を含み得る。
【0073】
選択的には、第1ネットワークは、第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報を第1ネットワークの無線アクセスネットワークから受信し得る。
【0074】
さらに、前記第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報は、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバー指示情報(PSからCSへのハンドオーバーの指示情報とも呼ばれる)、ターゲットネットワークが第2ネットワークとして示され、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0075】
さらに、ソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報は、ソース無線ネットワークコントローラRNCからターゲットRNCへのトランスペアレントコンテナ情報(source RNC to target RNC transparent container)を含み得る。
【0076】
さらに、PSからCSへのハンドオーバーとPSからPSへのハンドオーバーとは、ターゲットとが異なり、一方は回線交換ドメインであり、他方はパケット交換ドメインである。PSからCSへのハンドオーバーの指示情報によれば、第1ネットワークのネットワークユニットは、第3ネットワークのネットワークユニット又はネットワークユニットに、第2ネットワークのネットワークユニットへのPS-CSハンドオーバーを開始するように要求すべきであることを知り得る。
【0077】
本開示の幾つかの選択的な実施例において、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するステップは、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーの関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの端末コンテキストに関する関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのデータ転送の関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのIPアドレス保持の関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングする段階、
前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の第2関連情報を第1ターゲット側に送信する段階、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の指示情報を第1ターゲット側に送信する段階、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0078】
選択的には、前記第1ターゲット側は、端末、第3ネットワークのネットワークユニット、相互運用ネットワーク要素、第2ネットワークのネットワークユニット、第1ネットワークのネットワークユニット、第1ネットワークの無線アクセスネットワークのネットワークユニット、及び前記第2ネットワークのネットワークユニットのうちの少なくとも1つを備える。
【0079】
一実施形態において、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの端末コンテキストに関する関連運用は、端末コンテキストを要求及び伝送する関連運用であり得る。例えば、第1ネットワークは、端末に関する第2ネットワークからのコンテキスト要求を受信した後、第2ネットワークにコンテキスト応答を送信する。前記コンテキスト応答には、端末情報が含まれる。
【0080】
一実施形態において、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用は、PSからCSへのハンドオーバーを含み得る。
【0081】
さらに、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーの指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの端末コンテキスト要求の指示情報、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーを開始する指示情報、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークへのハンドオーバーを開始する指示情報、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーを開始する指示情報、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークへののPSハンドオーバーを開始する指示情報、
前記第3ネットワークから前記第1ネットワークへの端末コンテキスト要求を開始する指示情報、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第1ネットワークへの端末コンテキスト要求を開始する指示情報、
前記第3ネットワークから前記第1ネットワークへの端末コンテキスト要求を開始する指示情報、及び
前記相互運用ネットワーク要素から前記第1ネットワークへの端末コンテキスト要求を開始する指示情報、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0082】
ここで、第2ネットワークCSは、第2ネットワークの回線交換ドメイン、即ちCSドメインを指しており、MSC、MSCサーバ、メディアゲートウェイ(Media Gateway、MGW)などの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。この適用シナリオでは、端末が第1ネットワークから第2ネットワークCSにハンドオーバーした後、第2ネットワークのCSドメインで音声サービスを実行する又は継続し、第1ネットワークはPSネットワークであり得る。
【0083】
選択的には、前記の前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行する段階は、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第3ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を、前記第1ターゲット側又は前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報を、前記第1ターゲット側又は前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信すること、及び
前記第1ネットワークから前記第3ネットワークへのハンドオーバー要求であって、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報及び/又は前記第2関連情報を含むハンドオーバー要求を、前記第1ターゲット側又は前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信すること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0084】
選択的には、前記第1ターゲット側は、第3ネットワークのネットワークユニット、相互運用ネットワーク要素、端末、第2ネットワークのネットワークユニット、第1ネットワークのネットワークユニット、第1ネットワークの無線アクセスネットワークのネットワークユニットのうちの少なくとも1つを備える。
【0085】
なお、前記第1ターゲット側が第3ネットワークのネットワークユニットを含む場合には、上記の「前記第1ターゲット側又は前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信する」は、いずれも「前記第1ターゲット側に送信する」と理解されるべきである。
【0086】
一実施形態において、第2関連情報又は第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報によれば、第3ネットワークは、受信されたハンドオーバー要求が第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー要求であることを知り得る。
【0087】
一実施形態において、前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングして第3ネットワークユニットに送信し、第3ネットワークは、これを受信した後に第2ネットワークに転送する。別の実施形態において、前記第1ネットワークの端末に関する情報を、前記第3ネットワークの端末に関する情報にマッピングして第3ネットワークユニットに送信し、第3ネットワークユニットは、受信した前記第3ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングして、前記第2ネットワークユニットに再送信する。他の一実施形態において、前記第1ネットワークの端末に関する情報を第3ネットワークユニットに送信し、第3ネットワークユニットは、受信した前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングして前記第3ネットワークユニットに再送信する。
【0088】
ここで、前記第1ネットワークの端末に関する情報は、端末の前記第1ネットワークにおけるユーザ識別子、前記第1ネットワークサービス端末のネットワーク識別子情報、第1ネットワークのセキュリティ情報を含むが、これらに限定されない。前記第3ネットワークの端末に関する情報又は前記第2ネットワークの端末に関する情報は、ネットワークタイプが異なること以外、前記第1ネットワークの端末に関する情報の表現形式と同じであり、ここでその説明を省略する。
【0089】
さらに、前記の前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすることは、
前記端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、
前記第1ネットワークサービス端末のネットワーク識別子情報をアンカーポイントネットワーク識別子情報にマッピングすること、及び
前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0090】
さらに、第1ネットワークが5Gネットワークである場合、第1ネットワークのユーザ識別子は、サブスクリプション永続識別子(Subscription Permanent Identifier、SUPI)、5G-GUTI、5G S-TMSI、PEIのうちの少なくとも1つを含み得る。さらに、第2ネットワークが3Gネットワークである場合、第2ネットワークのユーザ識別子は、国際移動加入者識別子番号(International Mobile Subscriber Identification Number、IMSI)、TMSI、P-TMSI、P-TMSI signature、RAC、 RAI、LAC、LAI、IMEIのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0091】
さらに、第1ネットワークが3Gネットワークである場合、第1ネットワークのユーザ識別子は、IMSI、TMSI、P-TMSI、P-TMSI signature、RAC、RAI、LAC、LAI、IMEIのうちの少なくとも1つを含み得る。さらに、第2ネットワークが5Gネットワークである場合、第2ネットワークのユーザ識別子は、SUPI、5G-GUTI、5G S-TMSI、PEIのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0092】
さらに、前記端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすることは、具体的には、前記端末の5Gネットワークのユーザ識別子を3Gネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、前記端末の3Gネットワークのユーザ識別子を5Gネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、前記端末のSUPIを第2ネットワークのIMSIにマッピングすること、前記端末のIMSIをSUPIにマッピングすること、5G-GUTIをRAI、P-TMSI及び/又はP-TMSI Signatureの組み合わせにマッピングすること、RAI、P-TMSI及び/又はP-TMSI Signatureの組み合わせを5G-GUTIにマッピングすること、IMEIをPEIにマッピングすること、PEIをIMEIにマッピングすることのうちの少なくとも1つとして表現され得る。
【0093】
5G GUTIは、UE識別子の部分とAMF識別子の部分を有し得る。AMF識別子は、AMF領域識別子(AMF region ID)、AMFセット識別子(AMF set)及び/又はAMFポインタ(AMF point)からなる。ユーザ識別子部分は、5G-TMSIとも呼ばれる。
【0094】
RAIは、PLMN、LAC(ロケーションエリアコード)及びRAC(ルーティングエリアコード)で構成されてもよい。P-TMSIには、NRIドメインが存在し得る。
【0095】
一実施形態において、RAI、P-TMSI及び/又はP-TMSI Signatureの組み合わせと5G-GUTIとの間のマッピングルールは、AMF識別子とRAIとの間のマッピング、5-TMSIとP-TMSI及びP-TMSI Signatureとの間のマッピング、PLMNとPLMNとの間のマッピングのうちの少なくとも1つであり得る。
【0096】
一実施形態において、5Gネットワークのユーザ識別子を3Gネットワークのユーザ識別子にマッピングするマッピングルールは、
- <AMF領域識別子>が16ビットの場合、<AMF領域識別子>を<LAC>にマッピングし得ること、
- <AMF領域識別子>が8ビットの場合、<AMF領域識別子>を<LAC>のビット15からビット8にマッピングし得ること、
- <AMFセット識別子>が12ビットの場合、<AMFセット識別子>のビット11からビット4を<LAC>のビット7からビット0にマッピングし得、また、<AMFセット識別子>のビット3からビット0を<RAC>の最上位8ビットのうちの上位4ビット及び/又は<NRI>の最上位の4ビットにマッピングし得ること、
- <AMFセット識別子>が4ビットの場合、<AMFセット識別子>を<RAC>の最上位8ビットのうちの上位4ビット、及び/又は<NRI>の最上位8ビットのうちの上位4ビットにマッピングし得ること、
- <AMFポインタ>を<RAC>の最上位8ビットのうちの下位4ビットにマッピングし得ること
- <5G-TMSI>のビット29からビット24を<P-TMSI>のビット29からビット24にマッピングし得ること
- <5G-TMSI>のビット15からビット0を<P-TMSI>のビット15からビット0にマッピングし得ること
- <5G-TMSI>の他の8ビットを<P-TMSI>の最高位の8ビットにマッピングし得ること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0097】
一実施形態において、3Gネットワークのユーザ識別子を5Gネットワークのユーザ識別子にマッピングするマッピングルールは、
- <AMF領域識別子>が16ビットの場合、<LAC>を<AMF領域識別子>にマッピングし得ること、
- <AMF領域識別子>が8ビットの場合、<LAC>のビット15からビット8を<AMF領域識別子>にマッピングし得ること、
- <AMFセット識別子>が12ビットの場合、<LAC>のビット7からビット0を<AMFセット識別子>にマッピングし得ること、
- <NRI>の最上位8ビットのうちの上位4ビットを<AMFセット識別子>の最下位4ビットにマッピングし得ること、
- <NRI>の最上位8ビットのうちの下位4ビットを<AMFポインタ>にマッピングし得ること、
- <RAC>を<5G-TMSI>のビット23からビット16にマッピングし得ること、
- <P-TMSI>のビット29からビット24を<P5G-TMSI>のビット29からビット24にマッピングし得ること、
- <P-TMSI>のビット15からビット0を<5G-TMSI>のビット15からビット0にマッピングし得ること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0098】
前記端末のSUPIをIMSIにマッピングするプロセスにおいて、第1ネットワークのネットワークユニットは、SUPIの具体的な表現形式に応じ、SUPIをIMSIにマッピングするマッピングルールを決定し得る。
【0099】
具体的には、SUPIのフォーマットがIMSIである場合、1対1のマッピングというマッピングルールを用いてSUPIをIMSIに直接マッピングすることができる。SUPIのフォーマットがNAIのような非IMSIである場合、第1ネットワークのネットワークユニットは、以下のいずれかを実行することができる:1.IMSIを1つ追加的に割り当て、この追加的に割り当てられたIMSIによってSUPIからIMSIへのマッピングを完了する。この追加的に割り当てられたIMSIは、第1ネットワークに用いられなく、第1ネットワークが他のネットワーク(例えば、第2ネットワーク及び第3ネットワーク)と相互動作する必要がある場合のみに開始されることが理解できるだろう。2.第1ネットワークから第2ネットワークへの運用を実行しない。3.NAIをIMSIにマッピングする、即ちNAIをIMSIとして用いる。NAIがIMSIより長い場合、NAI内のIMSI長の下位ビットをIMSIとして用い、NAIがIMSIより短い場合、上位に補充すべきビットをIMSIに書き込む。
【0100】
なお、ネットワーク識別子情報は、公衆陸上移動通信ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)、MNCのうちの1つを含み得る。例えば、第1ネットワークの最後のサービス端末のネットワーク表示情報は、第1ネットワークの最後のサービス端末のPLMNとして表現され得、アンカーポイントネットワーク識別子情報は、SvインタフェースメッセージにおけるアンカーポイントPLMNとして表現され得るが、これに限定されない。
【0101】
前記第1ネットワークのセキュリティ情報は、第1ネットワークの秘密鍵、NASカウンタ、第1ネットワークの鍵識別子、暗号化鍵(confidentiality key、CK)、完全性鍵(integrity key、IK)のうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
【0102】
第1ネットワークが5Gネットワークである場合、第1ネットワークの秘密鍵は、AMFに関連する秘密鍵であるKAMFとして表現され得、第1ネットワークの鍵識別子は、NG無線アクセスネットワーク鍵セット識別子(Key Set Identifier in NG RAN、ngKSI)として表現され得る。
【0103】
第1ネットワークが3Gネットワークである場合、第1ネットワークの秘密鍵は、暗号化鍵(confidentiality key、CK)、完全性鍵(integrity key、IK)として表現され得、第1ネットワークの鍵識別子は、ネットワーク鍵セット識別子(Key Set Identifier、KSI)として表現され得る。
【0104】
前記第2ネットワークのセキュリティ情報は、第2ネットワークの秘密鍵、NASカウンタ、暗号化鍵(confidentiality key、CK)、完全性鍵(integrity key、IK)、第2ネットワークの鍵識別子のうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
【0105】
第2ネットワークが3Gネットワークである場合、第2ネットワークの鍵識別子は、ネットワーク鍵セット識別子(Key Set Identifier、KSI)として表現されてもよい。CKは、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバー専用のCKであってもよく、IKは、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーのためのIKであってもよい。
【0106】
第2ネットワークが5Gネットワークである場合、第2ネットワークの秘密鍵は、AMFに関連する秘密鍵であるKAMFとして表現され得、また、第2ネットワークの鍵識別子は、ngKSIとして表現され得る。
【0107】
前記第3ネットワークのセキュリティ情報は、第3ネットワークの秘密鍵、NASカウンタ、第3ネットワークの鍵識別子、NH、NCCのうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。ここで、第3ネットワークの秘密鍵は、ASMEに関連する秘密鍵であるKASMEとして表現され得、また、第3ネットワークの鍵識別子は、進化型汎用地上波無線アクセスネットワークの鍵セット識別子(Key Set Identifier in E-UTRAN、eKSI)として表現され得る。
【0108】
さらに、鍵識別子は、秘密鍵の識別に用いられる。例えば、eKSIはKASMEを識別することに用いられてもよく、ngKSIはKAMFを識別することに用いられてもよい。
【0109】
さらに、NASカウンタは、アップリンクNASカウンタ(NAS Uplink COUNT)、ダウンリンクNASカウンタ(NAS Downlink COUNT)のうちの1つを含み得る。
【0110】
選択的には、前記の前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることは、
第1マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングするステップ、及び、
第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第3ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、また、前記第3ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングするステップのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0111】
一実施形態において、第1マッピングルールと第2マッピングルールに従ってそれぞれ導出された第2ネットワークのセキュリティ情報は、互いに異なる。端末とネットワークは、同じマッピングルールに従って第2ネットワークのセキュリティ情報を導出する必要がある。
【0112】
一実施形態において、第1マッピングルールに従って、第1ネットワークのセキュリティ情報を第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングすることは、KAMF及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によってCK及びIKを導出するか、又は(CK及びIK)及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によってKAMFを導出することを含み得る。具体的には、KAMF及び/又はNAS COUNTによって、128ビットのCKと128ビットのIKのカスケードに対応する256ビットの値を導出し得るか、又は(128ビットのCKと128ビットのIKのカスケード)及び/又はNAS COUNTによってKAMFを導出し得る。具体的には、第1ネットワークから第2ネットワークCSへハンドオーバーする場合、第1ネットワークから第2ネットワークへハンドオーバーする場合、又は第1ネットワークが第2ネットワークに端末コンテキストを提供する場合、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられたNAS COUNTは、NAS Downlink COUNTであり得る。
【0113】
一実施形態において、第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第3ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、また、前記第3ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることは、KAMF及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によってKAMSEを導出する段階と、KAMSE及び/又はNAS COUNTによってCK及びIKを導出する段階と、を含み得る。具体的には、第1ネットワークから第2ネットワークにCSハンドオーバーするとき、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられるNAS COUNTは、NAS Downlink COUNTであり得る。具体的には、端末が第1ネットワークから第2ネットワークに移動して第2ネットワークへの位置更新要求を開始するとき、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられたNAS COUNTは、NAS Uplink COUNTであり得る。
【0114】
一実施形態において、NAS Countは、1ずつインクリメントするなどして、用いられるたびに変更される。理解しやすいのは、第1マッピングルールは、1回の演算によって第2ネットワークのセキュリティ情報を導出し(即ち、第1ネットワークのセキュリティ情報演算から第2ネットワークのセキュリティ情報を直接導出する)、NAS Count(例えばNAS Downlink Count)が1回用いられ、第2マッピングルールは、2回の演算によって第2ネットワークのセキュリティ情報を導出し(即ち、まず、第1ネットワークのセキュリティ情報に従って第3ネットワークのセキュリティ情報を演算して導出し、さらに、第3ネットワークのセキュリティ情報に従って第2ネットワークのセキュリティ情報を演算して導出する)、NAS Count(例えばNAS Downlink Count)が2回用いられる。従って、第1マッピングルールに従って導出された第2ネットワークのセキュリティ情報と、第2マッピングルールに従って導出された第2ネットワークのセキュリティ情報とは、異なる。
【0115】
容易に理解できるだろうが、第2マッピングルールに従う場合と比べて、第1マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングするほうが、セキュリティ情報のマッピング運用を低減し、ハンドオーバー効率を向上させ得るし、また、第1マッピングルールに従う場合と比べて、第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングするほうが、第1ネットワーク及び第3ネットワークへの影響を低減し得る。
【0116】
さらに、前記第2関連情報は、
第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノード(例えばRNC)の識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへのトランスペアレントコンテナ情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報、第2ネットワークにおけるユーザ識別子情報、第2ネットワークのセキュリティ情報、第1ネットワークの端末に関する情報、第2ネットワークの端末に関する情報、第3ネットワークの端末に関する情報、及びサービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0117】
具体的には、第1ネットワークの端末に関する情報は、第1ネットワークのユーザ識別子情報、第1ネットワークのセキュリティ情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0118】
具体的には、第2ネットワークの端末に関する情報は、第1ネットワークの端末に関する情報のマッピングによって導出される第2ネットワークの端末に関する情報であってもよく、第1ネットワークのユーザ識別子情報のマッピングによって導出される第2ネットワークにおけるユーザ識別子情報(例えばIMSI)、第1ネットワークのセキュリティ情報のマッピングによって導出される前記第2ネットワークのセキュリティ情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0119】
具体的には、第3ネットワークの端末に関する情報は、第1ネットワークの端末に関する情報のマッピングによって導出される第3ネットワークの端末に関する情報であってもよく、第1ネットワークのユーザ識別子情報(例えばSUPI)のマッピングによって導出される第3ネットワークにおける識別子情報、及び第1ネットワークのセキュリティ情報のマッピングによって導出される前記第3ネットワークのセキュリティ情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0120】
具体的には、サービングゲートウェイ選択関連情報は、サービングゲートウェイを選択するかの指示情報、ノードがサービングゲートウェイに接続必要があるかの情報のうちの少なくとも1つを含み得る。一実施形態において、サービングゲートウェイ選択必要の指示情報は、S4インタフェースをサポートするSGSNのような、サービングゲートウェイに接続すべきノードの種別として表現され得、また、サービングゲートウェイ選択不要の指示情報は、Gn及び/又はGpインタフェースをサポートするSGSNのような、サービングゲートウェイに接続すべきでないノードの種別として表現され得る。なお、5GネットワークにはSGWノードがなく、AMFはPGW-C/SMFに直接接続するとする。一方、一部のネットワークは、SGWノードを介してPGWに接続する必要がある。ネットワーク間の相互作用をサポートするため、端末が5Gから3Gネットワークに移行する場合、S4インタフェース型のSGSNについて、SGWを介してPGW-C/SMFとPGW-U/UPFとを接続する必要がある。容易に理解できるだろうが、5Gネットワーク及び3Gネットワークへの影響を減少するため、端末が5Gネットワークから3Gネットワークに移行するとき、SGWに接続すべきSGSNについて、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素に、端末のために1つのSGWを選択するように指示し得る。SGWに接続すべきでないSGSNについて、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素に、端末のために1つのSGWを選択するように指示しなくてもよい。
【0121】
一実施形態において、前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングして第3ネットワークユニットに送信し得、第3ネットワークは、これを受信した後に第2ネットワークに転送し得る。別の実施形態において、前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第3ネットワークの端末に関する情報にマッピングして第3ネットワークユニットに送信し得、また、第3ネットワークユニットは、受信した前記第3ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングして前記第2ネットワークユニットに再送信し得る。他の一実施形態において、前記第1ネットワークの端末に関する情報を第3ネットワークユニットに送信し、第3ネットワークユニットは、受信した前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングして、前記第3ネットワークユニットに再送信し得る。
【0122】
ここで、アンカーポイントネットワーク識別子情報は、アンカーポイントPLMNとして表現され得る。
【0123】
さらに、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報、及び、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0124】
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークのへのCSハンドオーバーを開始する指示情報、又は、前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークのCSへハンドオーバーを開始する指示情報は、具体的には、単一無線音声継続性(Single Radio Voice Call Continuity、SRVCC)のPSからCSへのハンドオーバーを開始する指示情報として表現され得る。
【0125】
ここで、前記第1ネットワークから前記第3ネットワークへのハンドオーバー要求は、前記第1ネットワークと第3ネットワークとの間のネットワークインタフェースであるN26インタフェースに基づくハンドオーバー要求として表現され得る。
【0126】
前記第1ネットワークから前記第3ネットワークへのハンドオーバー要求は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを指示することに用いられ、具体的には、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報を含み得る。こうして、第3ユニットは、該要求を受信した後、端末ハンドオーバーのターゲットネットワークが第3ネットワークではなく、第2ネットワークであることを決定し得、ハンドオーバーの精度を向上させ得る。
【0127】
また、幾つかの具体的な実施形態において、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行した後、前記方法は、さらに、
前記第2ネットワークから送り返された前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー応答を受信するステップを有する。
【0128】
本実施形態において、第1ネットワークのネットワークユニットは、第3ネットワークを介して、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行する。従って、第1ネットワークのネットワークユニットは、第3ネットワークを介して、第2ネットワークから送り返された、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー応答を受信し得る。
【0129】
また、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー応答は、ターゲットRNCからソースRNCへのトランスペアレントコンテナ情報(target RNC to source RNC transparent container)のような、第2ネットワークタイプのターゲット無線アクセスネットワークからソース無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報の少なくとも1つを含み得る。
【0130】
さらに、幾つかの具体的な実施形態において、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行する段階は、さらに、
ターゲットRNCからソースRNCへのトランスペアレントコンテナ情報(target RNC to source RNC transparent container)のような、第2ネットワークタイプのターゲット無線アクセスネットワークからソース無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報を端末に送信すること、及び、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報のような、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの指示情報を端末に送信することを含み得る。
【0131】
端末は、上記の指示情報を受信した後、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行し得る。端末は、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーを完了した後、第2ネットワークで音声サービスを進行又は継続させる。容易に理解できるだろうが、端末は、第1ネットワークで高速のデータ接続を享受した後、音声サービスが必要とするときに、又は第1ネットワークのカバレッジから移出したときに、音声サービスの進行や、音声サービスの継続性がサポートされる。幾つかの好ましい実施例において、前記第1ネットワークは5Gネットワークであってもよく、前記第2ネットワークは3Gネットワークであってもよく、前記第3ネットワークは4Gネットワークであってもよい。他の幾つかの好ましい実施例において、前記第1ネットワークは3Gネットワークであってもよく、前記第2ネットワークは5Gネットワークであってもよい。
【0132】
なお、本開示の実施例に紹介された種々の選択可能な実施形態は、互いに組み合わせて実現してもよく、又は単独で実現してもよく、本開示の実施例は、これに限定されない。
本実施例のネットワーク間運用の方法によると、端末が音声サービスをサポートする第1ネットワークから前記第2ネットワークに移行した後に音声サービスを継続させ、音声サービスの継続性を維持すること、及び、端末が音声サービスをサポートしない第1ネットワークから前記第2ネットワークにフォールバックして音声サービスを確立することを実現し得る。その結果、本開示は、音声サービスをサポートしたり、音声サービスの継続性を維持させたりすることができ、さらに第2ネットワークへの影響も回避し得る。
【0133】
図2を参照されたい。
図2は、本開示の実施例に係るネットワーク間運用の方法のフローチャートを示す2つ目の図である。本実施例のネットワーク間運用の方法は、アーキテクチャ1、アーキテクチャ2及びアーキテクチャ3のうちの何れかのアーキテクチャに適用可能であり、具体的には、実際の必要に応じて決定されてもよく、本開示の実施例はこれに限定されない。本実施例のネットワーク間運用の方法は、第1ネットワークのネットワークユニットに適用され、
図2に示すように、以下のステップを有する:
ステップ201:前提条件を満たしているか否かを決定する。
ステップ202:前記前提条件を満たしている場合、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行する。
【0134】
本実施例において、前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークであり、又は、前記第1ネットワークは3Gネットワークであり、前記第2ネットワークは5Gネットワークである。第1ネットワークと第2ネットワークは、特定のインタフェースを介して直接通信し得る。従って、本実施例は、アーキテクチャ1、アーキテクチャ2及びアーキテクチャ3に適用可能である。
【0135】
なお、本実施例の第1ネットワークと第2ネットワークは、他のプロキシネットワーク、例えば4Gネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して通信することもできる。該適用シナリオでは、ネットワーク間運用の方法は、アーキテクチャ2に適用し得、且つネットワーク間運用の方法の具体的な実現プロセスは、
図1の対応する実施例の実現方式と同様であり、具体的には、上記の実施例における説明を参照すればよく、重複を回避するため、ここでその説明を省略する。
【0136】
以下、第1ネットワークと第2ネットワークが特定のインタフェースを介して直接通信することのできるシナリオについて説明する。
【0137】
幾つかの実施例において、第1ネットワーク又は第2ネットワークは、CSドメイン、PSドメインのうちの少なくとも1つを含み得る。CSドメインは、ネットワークの回線交換ドメインを指し、PSドメインは、ネットワークパケット交換ドメインであってもよい。例えば、4Gネットワーク又は5Gネットワークは、PSドメインのみを含み得る。例えば、3Gネットワークは、CSドメイン及びPSドメインを含み得る。
【0138】
選択的には、前記第1ネットワークのネットワークユニットは、第1ネットワークコアネットワークのネットワークユニット、第1ネットワーク無線アクセスネットワークのネットワークユニットのうちの1つであり得る。第1ネットワークが5Gネットワークである場合、第1ネットワークコアネットワークのネットワークユニットは、AMF、SMF、UDMのうちの1つであり得る。第2ネットワークコアネットワークのネットワークユニットは、NG RAN、gNB、eNBのうちの1つであり得る。第1ネットワークが3Gネットワークである場合、第1ネットワークコアネットワークのネットワークユニットは、SGSN、GGSN、HLRのうちの1つであり得る。第1ネットワークの無線アクセスネットワークのネットワークユニットは、UMTS、nodeB、RNCのうちの1つであり得る。ネットワーク間の相互運用をサポートするため、幾つかの異なるネットワークのネットワークユニット、例えばPGWとGGSN、GGSNとUPF、GGSNとSMF、PGW-CとSMF、PGW-UとUPF、HLRとUDMが組合せて設定され得る。
【0139】
本開示の幾つかの選択的な実施例では、満たされると決定し得る、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報を取得する(例えば、前記第1関連情報を端末から受信する)こと、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPS運用の第1関連情報を取得する(例えば、前記第1関連情報を端末から受信する)こと、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報を取得すること、
第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報を受信すること、
第1ネットワークと第2ネットワークとの間に直接のインタフェースが存在しないことを決定し、且つ第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して相互作用すること、
第1ネットワークと第2ネットワークとの間に直接のインタフェースが存在することを決定すること、及び
端末が第2ネットワークにアクセスすること、
のうちの少なくとも1つが満たされる場合、前記前提条件が満たされると決定し得る。
【0140】
一実施形態では、端末が第2ネットワークにアクセスすることは、端末が第2ネットワークに対する位置更新を開始すること、端末が第2ネットワークに対する初期アタッチを開始すること、及び端末が第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーをすること、のうちの1つを含む。一実施形態において、端末が第2ネットワークにアクセスすることは、第2ネットワーク(例えば、第2ネットワークのPSドメイン)から第1ネットワークへのコンテキスト要求をトリガし、第1ネットワークは、端末のコンテキストを第2ネットワークに伝送する。一実施形態において、第2ネットワークが3Gネットワークである場合、端末が第2ネットワークに位置更新を開始することは、端末がSGSNにルーティングエリア更新要求を送信することであり得る。第2ネットワークが5Gネットワークである場合、端末が第2ネットワークに位置更新を開始することは、端末がAMFに登録要求を送信することであり、且つ登録要求種別はモバイル登録更新であり得る。
【0141】
選択的には、第1ネットワークのネットワークユニットは、端末、SMF、UDM、第1ネットワークコアネットワークのネットワークユニット、第1ネットワーク無線アクセスネットワークのネットワークユニットのうちの少なくとも1つから前記第1関連情報を取得し得る。なお、該第1関連情報は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPS運用の第1関連情報、前記第1ネットワークから第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報のうちのいずれか1つとして表現され得る。
【0142】
一実施形態において、端末が第1ネットワーク内でハンドオーバーする、又は位置更新をするとき、ソースコアネットワークのネットワークユニットは、ターゲットコアネットワークのネットワークユニットに前記第1関連情報を送信することができる。ターゲットコアネットワークのネットワークユニットは、ターゲット無線アクセスネットワークのネットワークユニットに前記第1関連情報を送信することができる。ソース無線アクセスネットワークのネットワークユニットは、ターゲット無線アクセスネットワークのネットワークユニット又はソースコアネットワークのネットワークユニットに前記第1関連情報を送信することができる。
【0143】
ここで、取得とは、構成からの取得、受信からの取得、要求後の受信による取得、又は受信済み情報の処理後に取得することとして理解することができ、具体的には、実際の必要に応じて決定してもよく、本開示の実施例は、これに限定されない。
【0144】
さらに、前記第1関連情報は、具体的には、
図1の方法の実施例における第1関連情報の説明を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0145】
さらに、前記第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報を受信することは、
図1の方法の実施例における説明を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0146】
選択的には、第1ネットワークは、第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバ要求情報を第1ネットワークの無線アクセスネットワークから受信し得る。
【0147】
本開示の幾つかの好ましい実施例において、前記の前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するステップは、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーの関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの端末コンテキストに関する関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのデータ転送の関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのIPアドレス保持の関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の第2関連情報を第1ターゲット側に送信すること、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の指示情報を第1ターゲット側に送信することのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0148】
一実施形態において、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの端末コンテキストに関する関連運用は、端末コンテキストを要求及び伝送する関連運用であり得る。例えば、第1ネットワークは、第2ネットワークからの端末に関するコンテキスト要求を受信した後、コンテキスト応答を第2ネットワークに送信する。前記コンテキスト応答には、端末情報が含まれる。
【0149】
一実施形態において、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用は、PSからCSへのハンドオーバーを含み得る。
【0150】
さらに、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーの指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの端末コンテキストを要求する指示情報、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーを開始する指示情報、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークへのハンドオーバーを開始する指示情報、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーを開始する指示情報、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーを開始する指示情報、
前記第3ネットワークから前記第1ネットワークへの端末コンテキスト要求を開始する指示情報、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第1ネットワークへの端末コンテキスト要求を開始する指示情報、
前記第3ネットワークから前記第1ネットワークへの端末コンテキスト要求を開始する指示情報、及び
前記相互運用ネットワーク要素から前記第1ネットワークへの端末コンテキスト要求を開始する指示情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0151】
選択的には、前記の前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行するステップは、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー要求を前記第1ターゲット側に送信すること、
PSからCSへのハンドオーバー要求を前記第1ターゲット側に送信すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を前記第1ターゲット側に送信すること、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報を前記第1ターゲット側に送信すること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0152】
選択的には、前記の前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーの関連運用を実行するステップは、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバー要求を前記第1ターゲット側に送信すること、
PSハンドオーバー要求を前記第1ターゲット側に送信すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第2関連情報を前記第1ターゲット側に送信すること、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバー運用の指示情報を前記第1ターゲット側に送信すること、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0153】
選択的には、前記の前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの端末コンテキストに関する関連運用を実行するステップは、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
コンテキスト取得要求を前記第1ターゲット側に送信すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第2関連情報を前記第1ターゲット側に送信すること、及び
前記端末コンテキスト取得の運用の指示情報を前記第1ターゲット側に送信することのうちの少なくとも1つを含む。
【0154】
選択的には、前記第1ターゲット側は、端末、第3ネットワークのネットワークユニット、相互運用ネットワーク要素、第1ネットワークのネットワークユニット、第1ネットワークの無線アクセスネットワークのネットワークユニット、及び前記第2ネットワークのネットワークユニットのうちの少なくとも1つを含む。
【0155】
さらに、前記第2関連情報は、具体的には、
図1の方法の実施例における第2関連情報の説明を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0156】
さらに、前記の前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングするステップは、
前記端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、及び
前記第1ネットワークサービス端末のネットワーク識別子情報をアンカーポイントネットワーク識別子情報にマッピングすることのうちの少なくとも1つを含む。
【0157】
さらに、第1ネットワークが5Gネットワークである場合、第1ネットワークのユーザ識別子は、サブスクリプション永続識別子(Subscription Permanent Identifier、SUPI)、5G-GUTI、5G S-TMSIのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0158】
さらに、第2ネットワークが3Gネットワークである場合、第2ネットワークのユーザ識別子は、国際移動加入者識別子番号(International Mobile Subscriber Identification Number、IMSI)、TMSI、P-TMSI、P-TMSI signature、RAC、RAI、LAC、LAI、IMEIのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0159】
さらに、第1ネットワークが3Gネットワークである場合、第1ネットワークのユーザ識別子は、IMSI、TMSI、P-TMSI、P-TMSI signature、RAC、RAI、LAC、LAI、IMEIのうちの少なくとも1つを含み得る。さらに、第2ネットワークが5Gネットワークである場合、第2ネットワークのユーザ識別子は、SUPI、5G-GUTI、5G S-TMSI、PEIのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0160】
前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、さらに、前記端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすることは、具体的には、前記端末の5Gネットワークのユーザ識別子を3Gネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、前記端末の3Gネットワークのユーザ識別子を5Gネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、前記端末のSUPIを第2ネットワークのIMSIにマッピングすること、前記端末のIMSIをSUPIにマッピングすること、5G-GUTIをRAI、P-TMSI及び/又はP-TMSI Signatureの組み合わせにマッピングすること、RAI、P-TMSI及び/又はP-TMSI Signatureの組み合わせを5G-GUTIにマッピングすること、IMEIをPEIにマッピングすること、PEIをIMEIにマッピングすること、のうちの少なくとも1つとして表現され得る。
【0161】
5G GUTIは、UE識別子の部分とAMF識別子の部分を有し得る。AMF識別子は、AMF領域識別子(AMF region ID)、AMFセット識別子(AMF set)及び/又はAMFポインタ(AMF point)からなる。ユーザ識別子部分は、5G-TMSIとも呼ばれる。
RAIは、PLMN、LAC(ロケーションエリアコード)及びRAC(ルーティングエリアコード)で構成されてもよい。P-TMSIには、NRIドメインが存在し得る。
【0162】
一実施形態において、RAI、P-TMSI及び/又はP-TMSI Signatureの組み合わせと5G-GUTIとの間のマッピングルールは、AMF識別子とRAIとの間のマッピング、5-TMSIとP-TMSI及びP-TMSI Signatureとの間のマッピング、PLMNとPLMNとの間のマッピング、のうちの少なくとも1つであり得る。
【0163】
一実施形態において、5Gネットワークのユーザ識別子を3Gネットワークのユーザ識別子にマッピングするマッピングルールは、
- <AMF領域識別子>が16ビットの場合、<AMF領域識別子>を<LAC>にマッピングし得ること、
- <AMF領域識別子>が8ビットの場合、<AMF領域識別子>を<LAC>のビット15からビット8にマッピングし得ること、
- <AMFセット識別子>が12ビットの場合、<AMFセット識別子>のビット11からビット4を<LAC>のビット7からビット0にマッピングし得、また、<AMFセット識別子>のビット3からビット0を<RAC>の最上位8ビットのうちの上位4ビット及び/又は<NRI>の最上位の4ビットにマッピングし得ること、
- <AMFセット識別子>が4ビットの場合、<AMFセット識別子>を<RAC>の最上位8ビットのうちの上位4ビット及び/又は<NRI>の最上位8ビットのうちの上位4ビットにマッピングすることがてきること、
- <AMFポインタ>を<RAC>の最上位8ビットのうちの下位4ビットにマッピングし得ること、
- <5G-TMSI>のビット29からビット24を<P-TMSI>のビット29からビット24にマッピングし得ること、
- <5G-TMSI>のビット15からビット0を<P-TMSI>のビット15からビット0にマッピングし得ること、及び
- <5G-TMSI>の他の8ビットを<P-TMSI>の最高位の8ビットにマッピングし得ることのうちの少なくとも1つを含む。
【0164】
一実施形態において、3Gネットワークのユーザ識別子を5Gネットワークのユーザ識別子にマッピングするマッピングルールは、
- <AMF領域識別子>が16ビットの場合、<LAC>を<AMF領域識別子>にマッピングし得ること、
- <AMF領域識別子>が8ビットの場合、<LAC>のビット15からビット8を<AMF領域識別子>にマッピングし得ること、
- <AMFセット識別子>が12ビットの場合、<LAC>のビット7からビット0を<AMFセット識別子>にマッピングし得ること、
- <NRI>の最上位8ビットのうちの上位4ビットを<AMFセット識別子>の最下位4ビットにマッピングし得ること、
- <NRI>の最上位8ビットのうちの下位4ビットを<AMFポインタ>にマッピングし得ること、
- <RAC>を<5G-TMSI>のビット23からビット16にマッピングし得ること、
- <P-TMSI>のビット29からビット24を<P5G-TMSI>のビット29からビット24にマッピングし得ること、
- <P-TMSI>のビット15からビット0を<5G-TMSI>のビット15からビット0にマッピングし得ることの、うちの少なくとも1つを含む。
【0165】
前記端末のSUPIをIMSIにマッピングするプロセスにおいて、第1ネットワークのネットワークユニットは、SUPIの具体的な表現形式に応じ、SUPIをIMSIにマッピングするマッピングルールを決定し得る。
【0166】
具体的には、SUPIのフォーマットがIMSIである場合、1対1のマッピングというマッピングルールを用いてSUPIをIMSIに直接マッピングし得、SUPIのフォーマットがNAIのような非IMSIである場合、第1ネットワークのネットワークユニットは、以下のいずれかを実行し得る:1.IMSIを1つ追加的に割り当て、その追加的に割り当てられたIMSIによってSUPIからIMSIへのマッピングを完了する。容易に理解できるだろうが、この追加的に割り当てられたIMSIは、第1ネットワークに用いられなく、第1ネットワークが他のネットワーク(例えば、第2ネットワーク及び第3ネットワーク)と相互運用する必要がある場合にのみ開始される。2.第1ネットワークから第2ネットワークへの運用を実行しない。3.NAIをIMSIにマッピングし、即ちNAIをIMSIとして使用する。NAIがIMSIより長い場合、NAI内のIMSI長の下位ビットをIMSIとして用い、NAIがIMSIより短い場合、上位に補充すべきビットをIMSIに書き込む。
【0167】
ネットワーク識別子情報は、公衆陸上移動通信ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)、MNCのうちの1つを含み得る。例えば、第1ネットワークの最後のサービス端末のネットワーク表示情報は、第1ネットワークの最後のサービス端末のPLMNとして表現され得、アンカーポイントネットワーク識別子情報は、SvインタフェースメッセージにおけるアンカーポイントPLMNとして表現され得るが、これに限定されない。
【0168】
本実施例がアーキテクチャ1及びアーキテクチャ3に適用される場合、前記の前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることは、具体的には、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングすると表現され得る。
【0169】
前記第1ネットワークのセキュリティ情報は、第1ネットワークの秘密鍵、NASカウンタ、第1ネットワークの鍵識別子、暗号化鍵(confidentiality key、CK)、完全性鍵(integrity key、IK)のうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
【0170】
- 第1ネットワークが5Gネットワークである場合、第1ネットワークの秘密鍵は、AMFに関連する秘密鍵であるKAMFとして表現され得、第1ネットワークの鍵識別子は、NG無線アクセスネットワーク鍵セット識別子(Key Set Identifier in NG RAN、ngKSI)として表現され得る。
【0171】
- 第1ネットワークが3Gネットワークである場合、第1ネットワークの秘密鍵は、暗号化鍵(confidentiality key、CK)、完全性鍵(integrity key、IK)として表現され得、第1ネットワークの鍵識別子は、ネットワーク鍵セット識別子(Key Set Identifier、KSI)として表現され得る。
【0172】
前記第2ネットワークのセキュリティ情報は、第2ネットワークの秘密鍵、NASカウンタ、暗号化鍵(confidentiality key、CK)、完全性鍵(confidentiality key CK)、第2ネットワークの鍵識別子のうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
【0173】
第2ネットワークが3Gネットワークである場合、第2ネットワークの鍵識別子は、ネットワーク鍵セット識別子(Key Set Identifier、KSI)として表現され得る。CKは、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバー専用のCKであり得、IKは、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーのためのIKであり得る。
【0174】
第2ネットワークが5Gネットワークである場合、第2ネットワークの秘密鍵は、AMFに関連する秘密鍵であるKAMFとして表現され得、第2ネットワークの鍵識別子は、ngKSIとして表現され得る。
【0175】
前記第3ネットワークのセキュリティ情報は、第3ネットワークの秘密鍵、NASカウンタ、第3ネットワークの鍵識別子、NH、NCCのうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。第3ネットワークの秘密鍵は、ASMEに関連する秘密鍵であるKASMEとして表現され得、第3ネットワークの鍵識別子は、進化型汎用地上波無線アクセスネットワークの鍵セット識別子(Key Set Identifier in E-UTRAN、eKSI)として表現され得る。
【0176】
さらに、鍵識別子は、秘密鍵の識別に用いられる。例えば、eKSIはKASMEを識別することに用いられてもよく、ngKSIはKAMFを識別することに用いられてもよい。
【0177】
さらに、NASカウンタは、アップリンクNASカウンタ(NAS Uplink COUNT)、ダウンリンクNASカウンタ(NAS Downlink COUNT)のうちの1つを含み得る。
【0178】
選択的には、前記の前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることは、
第1マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングすること、及び、
第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第3ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、さらに、前記第3ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0179】
一実施形態において、第1マッピングルールと第2マッピングルールに従ってそれぞれ導出された第2ネットワークのセキュリティ情報は、互いに異なる。端末とネットワークとは、同じマッピングルールに従って第2ネットワークのセキュリティ情報を導出する必要がある。具体的には、端末が第1ネットワークから第2ネットワークに移動して第2ネットワークへの位置更新要求を開始する場合、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられるNAS COUNTは、NAS Uplink COUNTであり得る。
【0180】
一実施形態において、NAS Countは、1ずつインクリメントするなどして、用いられるたびに変更される。容易に理解できるだろうが、第1マッピングルールは、1回の演算によって第2ネットワークのセキュリティ情報を導出し(即ち、第1ネットワークのセキュリティ情報演算によって第2ネットワークのセキュリティ情報を直接導出する)、NAS Count(例えばNAS Downlink Count)が1回用いられ、第2マッピングルールは、2回の演算によって第2ネットワークのセキュリティ情報を導出し(即ち、まず、第1ネットワークのセキュリティ情報に従って第3ネットワークのセキュリティ情報を演算して導出し、さらに、第3ネットワークのセキュリティ情報に従って第2ネットワークのセキュリティ情報を演算して導出する)、NAS Count(例えばNAS Downlink Count)が2回用いられる。従って、第1マッピングルールに従って導出された第2ネットワークのセキュリティ情報と、第2マッピングルールに従って導出された第2ネットワークのセキュリティ情報とは、異なる。
【0181】
一実施形態において、第1マッピングルールに従って、第1ネットワークのセキュリティ情報を第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングすることは、KAMF及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によってCK及びIKを導出するか、又は(CK及びIK)及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によってKAMFを導出することを含み得る。具体的には、KAMF及び/又はNAS COUNTによって、128ビットのCKと128ビットのIKのカスケードに対応する256ビットの値を導出し得るか、又は(128ビットのCKと128ビットのIKのカスケード)及び/又はNAS COUNTによってKAMFを導出する。具体的には、第1ネットワークから第2ネットワークへCSハンドオーバーする場合、第1ネットワークから第2ネットワークへハンドオーバーする場合又は第1ネットワークが第2ネットワークに端末コンテキストを提供する場合、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられるNAS COUNTは、NAS Downlink COUNTであり得る。
【0182】
一実施形態において、第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第3ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、さらに前記第3ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることは、KAMF及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によってKAMSEを導出する段階と、さらにKAMSE及び/又はNAS COUNTによってCK及びIKを導出する段階と、を含み得る。具体的には、第1ネットワークから第2ネットワークへCSハンドオーバーする場合、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられるNAS COUNTは、NAS Downlink COUNTであり得る。
【0183】
容易に理解できるだろうが、第2マッピングルールに従うことに比べて、第1マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングするほうが、セキュリティ情報のマッピング運用を低減して、ハンドオーバー効率を向上させ得るし、また、第1マッピングルールに従うことに比べて、第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングするほうが、第1ネットワーク及び第3ネットワークへの影響を低減し得る。
【0184】
さらに、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの指示情報、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0185】
具体的には、第1ターゲット側が端末と表現される場合、前記第2ネットワークタイプのターゲット無線アクセスネットワークからソース無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報、例えばターゲットRNCからソースRNCへのトランスペアレントコンテナ情報(target RNC to source RNC transparent container)は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報として表現され得る。
【0186】
また、幾つかの具体的な実施形態において、前記の前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行した後、前記方法は、さらに、
前記第2ネットワークから送り返された、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー応答を受信することを有する。
【0187】
具体的には、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー応答は、ターゲットRNCからソースRNCへのトランスペアレントコンテナ情報(target RNC to source RNC transparent container)のような、第2ネットワークタイプのターゲット無線アクセスネットワークからソース無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報の少なくとも1つを含み得る。
【0188】
また、幾つかの具体的な実施形態において、前記の前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行するステップは、
ターゲットRNCからソースRNCへのトランスペアレントコンテナ情報(target RNC to source RNC transparent container)のような、第2ネットワークタイプのターゲット無線アクセスネットワークからソース無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報を端末に送信すること、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報のような、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの指示情報を端末に送信すること、のうちの少なくとも1つをさらに含み得る。
【0189】
こうして、端末は、上記の情報を受信した後、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行し得るとき、端末が第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーを完了した後、第2ネットワークで音声サービスが実行されるか又は継続される。容易に理解できるだろうが、端末は、第1ネットワークで高速のデータ接続を享受した後、音声サービスが必要とするときに、又は第1ネットワークのカバレッジから移出したときに、音声サービスの進行をサポートしたり、音声サービスの継続性を維持させたりすることができる。
【0190】
なお、本開示の実施例に紹介された多様な選択的な実施形態は、互いに組み合わせて実現することもでき、又は単独で実現することもでき、本開示の実施例は、これに限定されない。
【0191】
本実施例は、
図1に対応する実施例との相違は、本実施例の第1ネットワーク、即ち5Gネットワークが、第2ネットワーク、即ち3Gネットワークと特定のインタフェースを介して直接通信し得る点にあり、第1ネットワークのネットワークユニットが満たす前提条件、及び第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用の実行が同じ部分を有するため、本実施例では、
図1の実施例と相違する部分のみを説明し、
図1の実施例と同じである2つの部分については、上記の方法の実施例における関連説明を参照すればよく、且つ同様の有益な効果を達成することができる。重複を回避するため、ここでその説明を省略する。
【0192】
本実施例のネットワーク間運用の方法によると、端末は、音声サービスをサポートする第1ネットワークから前記第2ネットワークに移行した後に音声サービスを継続させ、音声サービスの継続性を維持すること、及び、端末が音声サービスをサポートしない第1ネットワークから前記第2ネットワークにフォールバックして音声サービスを確立することを実現させ得る。その結果、本開示は、音声サービスをサポートしたり、音声サービスの継続性を維持させたりすることができる。さらに
図1の方法の実施例におけるネットワーク間運用の方法とは異なり、本実施例の第1ネットワークは、第2ネットワークと直接通信することができ、これにより、ハンドオーバー効率を向上させ得る。
【0193】
図3を参照されたい。
図3は、本開示の実施例に係るネットワーク間運用の方法のフローチャートを示す3つ目の図である。本実施例のネットワーク間運用の方法は、アーキテクチャ2に適用し得る。本実施例のネットワーク間運用の方法は、
図3に示すように、第3ネットワークのネットワークユニット又は相互運用ネットワーク要素に適用され、以下のステップを有する。
【0194】
ステップ301:第2ターゲット側から送信された情報を受信する。
【0195】
本実施例において、第3ネットワークのネットワークユニットは、アーキテクチャ2における第3ネットワークのネットワークユニットであり得る。相互運用ネットワーク要素は、アーキテクチャ2における相互運用ネットワーク要素であり得る。従って、本実施はアーキテクチャ2に適用可能と理解できるだろう。
【0196】
選択的には、第2ターゲット側は、端末、前記第1ネットワークのネットワークユニット(例えばAMF、SGSN)、前記第2ネットワークのネットワークユニット(例えばSGSN、AMF)のうちの少なくとも1つを含むが、これに限定されない。
【0197】
選択的には、前記情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第2関連情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報、
第1ネットワークの情報、
第1ネットワークからマッピングされた第2ネットワークの情報、
第1ネットワークからマッピングされた第3ネットワークの情報、及び
サービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含むが、これに限定されない。
【0198】
具体的には、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの第2関連情報は、
図1の実施例における前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の第2関連情報に説明したものと同様であってもよく、ここで説明を省略する。
【0199】
一実施形態において、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用は、PSハンドオーバー、CSハンドオーバー、コンテキスト取得、データ転送、IPアドレス保持のうちの少なくとも1つを含む。
【0200】
具体的には、サービングゲートウェイ選択関連情報は、サービングゲートウェイを選択するかの指示情報、ノードがサービングゲートウェイに接続する必要があるかの情報、のうちの少なくとも1つを含み得る。一実施形態において、サービングゲートウェイ選択必要の指示情報は、S4インタフェースをサポートするSGSNのような、サービングゲートウェイに接続すべきノードの種別として表現され得、また、サービングゲートウェイ選択不要の指示情報は、Gn及び/又はGpインタフェースをサポートするSGSNのような、サービングゲートウェイに接続すべきでないノードの種別として表現され得る。なお、5GネットワークにはSGWノードがなく、AMFはPGW-C/SMFに直接接続するとする。一方、一部のネットワークでは、SGWノードを介してPGWに接続する必要がある。ネットワーク間の相互作用をサポートするため、端末が5Gから3Gネットワークに移行する場合、S4インタフェース型のSGSNについて、SGWを介してPGW-C/SMFとPGW-U/UPFとを接続する必要がある。容易に理解できるだろうが、5Gネットワーク及び3Gネットワークへの影響を減少するため、端末が5Gネットワークから3Gネットワークに移行するとき、SGWに接続すべきSGSNについて、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素に、端末のための1つのSGWを選択するように指示し得る。SGWに接続べきでないSGSNについて、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素に、端末のための1つのSGWを選択するように指示しよい。
【0201】
ここで、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報は、
図1の方法の実施例における第2関連情報に対応し、具体的には、
図1の方法の実施例における関連説明を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0202】
さらに、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、及び
第3ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0203】
幾つかの実施形態において、前記の前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報に従って、第3ネットワークのネットワークユニット又は相互運用ネットワーク要素は、第3ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を開始する。
【0204】
ステップ302:前記情報に従って、第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行する。
【0205】
選択的には、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの関連運用は、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークから前記第3ネットワークに伝送された情報を、前記第3ネットワークから前記第2ネットワークに伝送された情報にマッピングして導出し、前記第2ネットワークに送信すること、
前記第2ネットワークから前記第3ネットワークに送信された情報を、前記第3ネットワークから前記第1ネットワークに送信された情報にマッピングして導出し、前記第1ネットワークに送信することと、
前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとの間の情報をマッピングして中継すること、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークCSへのハンドオーバー要求を開始すること、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークCSへのハンドオーバー要求を開始すること、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークPSへのハンドオーバー要求を開始すること、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークPSへのハンドオーバー要求を開始すること、
第1ネットワークから第2ネットワークへの端末コンテキストに関する関連運用を実行すること、
受信した第2ターゲット側からの情報を第2ネットワークに送信し、受信した前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
受信した前記第3ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、及び
端末のためにサービングゲートウェイを選択することのうちの少なくとも1つを含む。
【0206】
幾つかの実施形態において、受信した第3ネットワークの端末に関する情報は、第1ネットワークの端末に関する情報に従ってマッピングして導出された第3ネットワークの端末に関する情報であり、受信した第2ネットワークの端末に関する情報は、第1ネットワークの端末に関する情報に従ってマッピングして導出された第2ネットワークの端末に関する情報である。
【0207】
ここで、前記第1インタフェースは、前記第2ネットワークと第3ネットワークとの間のインタフェースであり、前記第2インタフェースは、前記第1ネットワークと第3ネットワークとの間のインタフェースである。例示的には、第1インタフェースはSvインタフェースであってもよく、第2インタフェースはN26インタフェースであってもよい。もちろん、他の実施形態において、第1インタフェースと第2インタフェースは他のタイプのインタフェースとして表現され得、具体的には、実際の状況に応じて決定されてもよく、本開示の実施例はこれに限定されない。
【0208】
具体的には、第1インタフェースと第2インタフェースとの間の情報をマッピングして中継することは、具体的には、
第2インタフェースに基づくハンドオーバーの関連情報を第1インタフェースに基づくハンドオーバーの関連情報にマッピングすること、
マッピングされた第1インタフェースに基づくハンドオーバーの関連情報を前記第2ネットワークのネットワークユニットに送信すること、
第1インタフェースに基づくハンドオーバーの関連情報を第2インタフェースに基づくハンドオーバーの関連情報にマッピングすること、及び
マッピングされた第2インタフェースに基づくハンドオーバーの関連情報を前記第1ネットワークのネットワークユニットに送信すること、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0209】
即ち、第2インタフェースで伝送された情報を、第1インタフェースで伝送された情報にマッピングして、前記第2ネットワークに送信し、また、第1インタフェースで伝送された情報を、第2インタフェースで伝送された情報にマッピングして、前記第1ネットワークに送信する。
【0210】
さらに、前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすることは、
前記端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、
前記第1ネットワークサービス端末のネットワーク識別子情報をアンカーポイントネットワーク識別子情報にマッピングすること、及び、
前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることのうちの少なくとも1つを含む。
【0211】
さらに、第1ネットワークが5Gネットワークである場合、第1ネットワークのユーザ識別子は、サブスクリプション永続識別子(Subscription Permanent Identifier、SUPI)、5G-GUTI、5G S-TMSIのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0212】
さらに、第2ネットワークが3Gネットワークである場合、第2ネットワークのユーザ識別子は、国際移動加入者識別子番号(International Mobile Subscriber Identification Number、IMSI)、TMSI、P-TMSI、P-TMSI signature、RAC、RAI、LAC、LAI、IMEIのうちの少なくとも1つを含み得る。さらに、第1ネットワークが3Gネットワークである場合、第1ネットワークのユーザ識別子は、IMSI、TMSI、P-TMSI、P-TMSI signature、RAC、RAI、LAC、LAI、IMEIのうちの少なくとも1つを含み得る。さらに、第2ネットワークが5Gネットワークである場合、第2ネットワークのユーザ識別子は、SUPI、5G-GUTI、5G S-TMSI、PEIのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0213】
さらに、前記端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすることは、具体的には、前記端末の5Gネットワークのユーザ識別子を3Gネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、前記端末の3Gネットワークのユーザ識別子を5Gネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、前記端末のSUPIを第2ネットワークのIMSIにマッピングすること、前記端末のIMSIをSUPIにマッピングすること、5G-GUTIをRAI、P-TMSI及び/又はP-TMSI Signatureの組み合わせにマッピングすること、RAI、P-TMSI及び/又はP-TMSI Signatureの組み合わせを5G-GUTIにマッピングすること、IMEIをPEIにマッピングすること、PEIをIMEIにマッピングすることのうちの少なくとも1つとして表現され得る。
【0214】
5G GUTIは、UE識別子の部分とAMF識別子の部分を有し得る。AMF識別子は、AMF領域識別子(AMF region ID)、AMFセット識別子(AMF set)及び/又はAMFポインタ(AMF point)からなる。ユーザ識別子部分は、5G-TMSIとも呼ばれる。
RAIは、PLMN、LAC(ロケーションエリアコード)及びRAC(ルーティングエリアコード)で構成されてもよい。P-TMSIには、NRIドメインが存在し得る。
【0215】
一実施形態において、RAI、P-TMSI及び/又はP-TMSI Signatureの組み合わせと5G-GUTIとの間のマッピングルールは、AMF識別子とRAIとの間のマッピング、5-TMSIとP-TMSI及びP-TMSI Signatureとの間のマッピング、PLMNとPLMNとの間のマッピングのうちの少なくとも1つであり得る。
【0216】
一実施形態において、5Gネットワークのユーザ識別子を3Gネットワークのユーザ識別子にマッピングするマッピングルールは、
- <AMF領域識別子>が16ビットの場合、<AMF領域識別子>を<LAC>にマッピングし得ること、
- <AMF領域識別子>が8ビットの場合、<AMF領域識別子>を<LAC>のビット15からビット8にマッピングし得ること、
- <AMFセット識別子>が12ビットの場合、<AMFセット識別子>のビット11からビット4を<LAC>のビット7からビット0にマッピングし得、また、<AMFセット識別子>のビット3からビット0を<RAC>の最上位8ビットのうちの上位4ビット及び/又は<NRI>の最上位の4ビットにマッピングし得ること、
- <AMFセット識別子>が4ビットの場合、<AMFセット識別子>を<RAC>の最上位8ビットのうちの上位4ビット及び/又は<NRI>の最上位8ビットのうちの上位4ビットにマッピングし得ること、
- <AMFポインタ>を<RAC>の最上位8ビットのうちの下位4ビットにマッピングし得ること、
- <5G-TMSI>のビット29からビット24を<P-TMSI>のビット29からビット24にマッピングし得ること、
- <5G-TMSI>のビット15からビット0を<P-TMSI>のビット15からビット0にマッピングし得ること、
- <5G-TMSI>の他の8ビットを<P-TMSI>の最高位の8ビットにマッピングし得ること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0217】
一実施形態において、3Gネットワークのユーザ識別子を5Gネットワークのユーザ識別子にマッピングするマッピングルールは、
- <AMF領域識別子>が16ビットの場合、<LAC>を<AMF領域識別子>にマッピングし得ること、
- <AMF領域識別子>が8ビットの場合、<LAC>のビット15からビット8を<AMF領域識別子>にマッピングし得ること、
- <AMFセット識別子>が12ビットの場合、<LAC>のビット7からビット0を<AMFセット識別子>にマッピングし得ること、
- <NRI>の最上位8ビットのうちの上位4ビットを<AMFセット識別子>の最下位4ビットにマッピングし得ること、
- <NRI>の最上位8ビットのうちの下位4ビットを<AMFポインタ>にマッピングし得ること、
- <RAC>を<5G-TMSI>のビット23からビット16にマッピングし得ること、
- <P-TMSI>のビット29からビット24を<5G-TMSI>のビット29からビット24にマッピングし得ること、及び
- <P-TMSI>のビット15からビット0を<5G-TMSI>のビット15からビット0にマッピングし得ること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0218】
前記端末のSUPIをIMSIにマッピングされるプロセスにおいて、第1ネットワークのネットワークユニットは、SUPIの具体的な表現形式に応じ、SUPIをIMSIにマッピングするマッピングルールを決定し得る。
【0219】
具体的には、SUPIのフォーマットがIMSIである場合、1対1のマッピングというマッピングルールを用いてSUPIをIMSIに直接マッピングすることができ、SUPIのフォーマットがNAIのような非IMSIである場合、第1ネットワークのネットワークユニットは、以下のいずれかを実行することができる、1.IMSIを1つ追加的に割り当てて、その追加的に割り当てられたIMSIによってSUPIからIMSIへのマッピングを完了する。なお、その追加的に割り当てられたIMSIは、第1ネットワークに用いられなく、第1ネットワークが他のネットワーク(例えば、第2ネットワーク及び第3ネットワーク)と相互運用する必要がある場合にのみ開始される。2.第1ネットワークから第2ネットワークへの運用を実行しない。3.NAIをIMSIにマッピングし、即ちNAIをIMSIとして用いる。NAIがIMSIより長い場合、NAI内のIMSI長の下位ビットをIMSIとして用い、NAIがIMSIより短い場合、上位に補充すべきビットをIMSIに書き込む。
【0220】
ネットワーク識別子情報は、公衆陸上移動通信ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)、MNCのうちの1つを含み得る。例えば、第1ネットワークの最後のサービス端末のネットワーク表示情報は、第1ネットワークの最後のサービス端末のPLMNとして表現され得、アンカーポイントネットワーク識別子情報は、SvインタフェースメッセージにおけるアンカーポイントPLMNとして表現され得るが、これに限定されない。
【0221】
前記第1ネットワークのセキュリティ情報は、第1ネットワークの秘密鍵、NASカウンタ、第1ネットワークの鍵識別子、暗号化鍵(confidentiality key、CK)、完全性鍵(integrity key、IK)のうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
【0222】
- 第1ネットワークが5Gネットワークである場合、第1ネットワークの秘密鍵は、AMFに関連する秘密鍵であるKAMFとして表現され得、第1ネットワークの鍵識別子は、NG無線アクセスネットワーク鍵セット識別子(Key Set Identifier in NG RAN、ngKSI)として表現され得る。
【0223】
第1ネットワークが3Gネットワークである場合、第1ネットワークの秘密鍵は、暗号化鍵(confidentiality key、CK)、完全性鍵(integrity key、IK)として表現され得、第1ネットワークの鍵識別子は、ネットワーク鍵セット識別子(Key Set Identifier、KSI)として表現され得る。前記第2ネットワークのセキュリティ情報は、第2ネットワークの秘密鍵、NASカウンタ、暗号化鍵(confidentiality key、CK)、完全性鍵(confidentiality key CK)、第2ネットワークの鍵識別子のうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
【0224】
- 第2ネットワークが3Gネットワークである場合、第2ネットワークの鍵識別子は、ネットワーク鍵セット識別子(Key Set Identifier、KSI)として表現され得る。CKは、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバー専用のCKであり得、IKは、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーのためのIKであり得る。
【0225】
- 第2ネットワークが5Gネットワークである場合、第2ネットワークの秘密鍵は、AMFに関連する秘密鍵であるKAMFとして表現され得、第2ネットワークの鍵識別子は、ngKSIとして表現され得る。
【0226】
前記第3ネットワークのセキュリティ情報は、第3ネットワークの秘密鍵、NASカウンタ、第3ネットワークの鍵識別子、NH、NCCのうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。第3ネットワークの秘密鍵は、ASMEに関連する秘密鍵であるKASMEとして表現され得、第3ネットワークの鍵識別子は、進化型汎用地上波無線アクセスネットワークの鍵セット識別子(Key Set Identifier in E-UTRAN、eKSI)として表現され得る。
【0227】
さらに、鍵識別子は、秘密鍵の識別に用いられる。例えば、eKSIはKASMEを識別することに用いられてもよく、ngKSIはKAMFを識別することに用いられてもよい。
【0228】
さらに、NASカウンタは、アップリンクNASカウンタ(NAS Uplink COUNT)、ダウンリンクNASカウンタ(NAS Downlink COUNT)のうちの1つを含み得る。
【0229】
選択的には、前記の前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることは、
第1マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングすること、及び
第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第3ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、さらに前記第3ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0230】
一実施形態において、第1マッピングルールと第2マッピングルールに従ってそれぞれ導出された第2ネットワークのセキュリティ情報は、互いに異なる。端末とネットワークは、同じマッピングルールに従って第2ネットワークのセキュリティ情報を導出する必要がある。
【0231】
一実施形態において、第1マッピングルールに従って、第1ネットワークのセキュリティ情報を第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングすることは、KAMF及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によって、CK及びIKを導出するか、又は(CK及びIK)及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によってKAMFを導出することを含み得る。具体的には、KAMF及び/又はNAS COUNTによって、128ビットのCKと128ビットのIKのカスケードに対応する256ビットの値を導出し得るか、又は(128ビットのCKと128ビットのIKのカスケード)及び/又はNAS COUNTによってKAMFを導出する。具体的には、第1ネットワークから第2ネットワークへCSハンドオーバーする場合、第1ネットワークから第2ネットワークへハンドオーバーする場合又は第1ネットワークが第2ネットワークに端末コンテキストを提供する場合、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられるNAS COUNTは、NAS Downlink COUNTであり得る。
【0232】
一実施形態において、第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第3ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、さらに前記第3ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることは、KAMF及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によってKAMSEを導出する段階と、KAMSE及び/又はNAS COUNTによってCK及びIKを導出する段階と、を含み得る。具体的には、第1ネットワークから第2ネットワークへCSハンドオーバーする場合、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられるNAS COUNTは、NAS Downlink COUNTであり得る。具体的には、端末が第1ネットワークから第2ネットワークに移動して第2ネットワークへの位置更新要求を開始する場合、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられるNAS COUNTは、NAS Uplink COUNTであり得る。
【0233】
一実施形態において、NAS Countは、1ずつインクリメントするなどして、用いられるたびに変更される。容易に理解できるだろうが、第1マッピングルールは、1回の演算によって第2ネットワークのセキュリティ情報を導出し(即ち、第1ネットワークのセキュリティ情報演算から第2ネットワークのセキュリティ情報を直接導出する)、NAS Count(例えばNAS Downlink Count)が1回用いられ、第2マッピングルールは、2回の演算によって第2ネットワークのセキュリティ情報を導出し(即ち、まず、第1ネットワークのセキュリティ情報に従って第3ネットワークのセキュリティ情報を演算して導出し、さらに、第3ネットワークのセキュリティ情報に従って第2ネットワークのセキュリティ情報を演算して導出する)、NAS Count(例えばNAS Downlink Count)が2回用いられる。従って、第1マッピングルールに従って導出された第2ネットワークのセキュリティ情報と、第2マッピングルールに従って導出された第2ネットワークのセキュリティ情報とは、異なる。
【0234】
容易に理解できるだろうが、第2マッピングルールに従うことに比べて、第1マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングするほうが、セキュリティ情報のマッピング運用を低減して、ハンドオーバー効率を向上させ得るし、また、第1マッピングルールに従うことに比べて、第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングするほうが、第1ネットワーク及び第3ネットワークへの影響を低減し得る。
【0235】
幾つかの好ましい実施例において、前記第1ネットワークは5Gネットワークであってもよく、前記第2ネットワークは3Gネットワークであってもよく、第3ネットワークは4Gネットワークであってもよい。
【0236】
なお、本開示の実施例に紹介された多様な選択的な実施形態は、互いに組み合わせて実現することもでき、又は単独で実現することもでき、本開示の実施例は、これに限定されない。
【0237】
また、本実施例は、
図1及び
図2の方法の実施例に対応する第3ネットワークのネットワークユニット又は相互運用ネットワーク要素の実施形態とされるため、上述した
図1及び
図2の方法の実施例における関連説明を参照すればよく、且つ同様の効果を達成することができる。説明の重複を回避するため、ここで説明を省略する。
【0238】
本実施例のネットワーク間運用の方法によると、端末が音声サービスをサポートする第1ネットワークから前記第2ネットワークに移行した後に音声サービスを継続させ、音声サービスの継続性を維持すること、及び、端末が音声サービスをサポートしない第1ネットワークから前記第2ネットワークにフォールバックして音声サービスを確立することを実現し得る。その結果、本開示は、音声サービスをサポートしたり、音声サービスの継続性を維持させたりすることができ、さらに第2ネットワークへの影響も回避し得る。
【0239】
図4を参照されたい。
図4は、本開示の実施例に係るネットワーク間運用の方法のフローチャートを示す4つ目の図である。本実施例のネットワーク間運用の方法は、アーキテクチャ1、アーキテクチャ2及びアーキテクチャ3のうちの何れかのアーキテクチャに適用される。具体的には、実際の必要に応じて決定されてもよく、本開示の実施例はこれに限定されない。本実施例のネットワーク間運用の方法は、
図4に示すように、端末に適用され、以下のステップを有する。
【0240】
ステップ401:第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の特性情報を取得する。
【0241】
一実施形態において、端末は、第1ネットワークのネットワークユニットから送信された、第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー運用の特性情報を受信することにより、第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の特性情報を取得し得る。
【0242】
選択的には、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の特性情報は、
第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー運用の指示情報、
第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報、
第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第2関連情報、及び
端末は第1ネットワークから第2ネットワークに移行すること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0243】
具体的には、前記第2関連情報は、具体的には、
図1の方法の実施例における第2関連情報の説明を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0244】
選択的には、前記第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーの指示情報、及び
第2ネットワークタイプのターゲット無線アクセスネットワークからソース無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0245】
さらに、前記第2ネットワークタイプのターゲット無線アクセスネットワークからソース無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報は、ターゲット無線ネットワークコントローラRNCからソースRNCへのトランスペアレントコンテナ情報、即ちtarget RNC to source RNC transparent containerを含み得る。
【0246】
一実施形態において、前記第2ネットワークタイプのターゲット無線アクセスネットワークからソース無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報として表現され得る。端末は、前記第2ネットワークタイプのターゲット無線アクセスネットワークからソース無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報を読み取ることにより、現在ハンドオーバーのターゲットネットワークが第2ネットワークであることを知り得、さらに、第2ネットワークのCSドメインにハンドオーバーして音声サービスを行うことで、ハンドオーバーの正確率を向上させ得る。
【0247】
ステップ402:前記特性情報に従って、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行する。
【0248】
選択的には、前記の第1ネットワークから前記第2ネットワークへの関連運用を実行することは、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすることを含む。
【0249】
一実施形態において、前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすることは、
第1情報マッピングルールに従って、前記第1ネットワークの端末に関する情報を第3ネットワークの端末に関する情報をマッピングすること、及び、第2情報マッピングルールに従って、前記第1ネットワークの端末に関する情報がマッピングされた第3ネットワークの端末に関する情報を、第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、のうちの1つであり得る。
【0250】
幾つかの選択的な実施例において、前記第1ネットワークは5Gネットワークであってもよく、前記第2ネットワークは3Gネットワークであってもよい。
【0251】
他の幾つかの選択的な実施例において、前記第1ネットワークは3Gネットワークであってもよく、前記第2ネットワークは5Gネットワークであってもよい。
【0252】
他の幾つかの選択的な実施例において、前記第3ネットワークは4Gネットワークであってもよい。
【0253】
さらに、前記の前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすることは、
前記端末の第1ネットワークにおけるユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、
前記第1ネットワークサービス端末のネットワーク識別子情報をアンカーポイントネットワーク識別子情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすること、及び
前記第1ネットワークのセッション情報を前記第2ネットワークのセッション情報にマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0254】
一実施形態において、第1ネットワークのセッション情報には、マッピングされた第3ネットワークのセッション情報が含まれる。第2マッピングルールに従って、第3ネットワークのセッション情報を第2ネットワークのセッション情報にマッピングし得る。
【0255】
さらに、第1ネットワークが5Gネットワークである場合、第1ネットワークのユーザ識別子は、サブスクリプション永続識別子(Subscription Permanent Identifier、SUPI)、5G-GUTI、5G S-TMSI、PEIのうちの少なくとも1つを含み得る。さらに、第2ネットワークが3Gネットワークである場合、第2ネットワークのユーザ識別子は、国際移動加入者識別子番号(International Mobile Subscriber Identification Number、IMSI)、TMSI、P-TMSI、P-TMSI signature、RAC、RAI、LAC、LAI、IMEIのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0256】
さらに、第1ネットワークが3Gネットワークである場合、第1ネットワークのユーザ識別子は、IMSI、TMSI、P-TMSI、P-TMSI signature、RAC、RAI、LAC、IMEIのうちの少なくとも1つを含み得る。さらに、第2ネットワークが5Gネットワークである場合、第2ネットワークのユーザ識別子は、SUPI、5G-GUTI、5G S-TMSI、PEIのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0257】
さらに、前記端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすることは、具体的には、前記端末の5Gネットワークのユーザ識別子を3Gネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、前記端末の3Gネットワークのユーザ識別子を5Gネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、前記端末のSUPIをIMSIにマッピングすること、前記端末のIMSIをSUPIにマッピングすること、5G-GUTIをRAI、P-TMSI及び/又はP-TMSI Signatureの組み合わせにマッピングすること、RAI、P-TMSI及び/又はP-TMSI Signatureの組み合わせを5G-GUTIにマッピングすること、IMEIをPEIにマッピングすること、PEIをIMEIにマッピングすること、のうちの少なくとも1つとして表現され得る。
【0258】
5G GUTIは、UE識別子の部分とAMF識別子の部分を有し得る。AMF識別子は、AMF領域識別子(AMF region ID)、AMFセット識別子(AMF set)及び/又はAMFポインタ(AMF point)からなる。ユーザ識別子部分は、5G-TMSIとも呼ばれる。
RAIは、PLMN、LAC(ロケーションエリアコード)及びRAC(ルーティングエリアコード)で構成されてもよい。P-TMSIには、NRIドメインが存在し得る。
【0259】
一実施形態において、RAI、P-TMSI及び/又はP-TMSI Signatureの組み合わせと5G-GUTIとの間のマッピングルールは、AMF識別子とRAIとの間のマッピング、5-TMSIとP-TMSI及びP-TMSI Signatureとの間のマッピング、PLMNとPLMNとの間のマッピングのうちの少なくとも1つであり得る。
【0260】
一実施形態において、5Gネットワークのユーザ識別子を3Gネットワークのユーザ識別子にマッピングするマッピングルールは、
- <AMF領域識別子>が16ビットの場合、<AMF領域識別子>を<LAC>にマッピングし得ること、
- <AMF領域識別子>が8ビットの場合、<AMF領域識別子>を<LAC>のビット15からビット8にマッピングし得ること、
- <AMFセット識別子>が12ビットの場合、<AMFセット識別子>のビット11からビット4を<LAC>のビット7からビット0にマッピングし得、また、<AMFセット識別子>のビット3からビット0を<RAC>の最上位8ビットのうちの上位4ビット及び/又は<NRI>の最上位の4ビットにマッピングし得ること、
- <AMFセット識別子>が4ビットの場合、<AMFセット識別子>を<RAC>の最上位8ビットのうちの上位4ビット及び/又は<NRI>の最上位8ビットのうちの上位4ビットにマッピングし得ること、
- <AMFポインタ>を<RAC>の最上位8ビットのうちの下位4ビットにマッピングし得ること、
- <5G-TMSI>のビット29からビット24を<P-TMSI>のビット29からビット24にマッピングし得ること、
- <5G-TMSI>のビット15からビット0を<P-TMSI>のビット15からビット0にマッピングし得ること、及び
- <5G-TMSI>の他の8ビットを<P-TMSI>の最高位の8ビットにマッピングし得ること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0261】
一実施形態において、3Gネットワークのユーザ識別子を5Gネットワークのユーザ識別子にマッピングするマッピングルールは、
- <AMF領域識別子>が16ビットの場合、<LAC>を<AMF領域識別子>にマッピングし得ること、
- <AMF領域識別子>が8ビットの場合、<LAC>のビット15からビット8を<AMF領域識別子>にマッピングし得ること、
- <AMFセット識別子>が12ビットの場合、<LAC>のビット7からビット0を<AMFセット識別子>にマッピングし得ること、
- <NRI>の最上位8ビットのうちの上位4ビットを<AMFセット識別子>の最下位4ビットにマッピングし得ること、
- <NRI>の最上位8ビットのうちの下位4ビットを<AMFポインタ>にマッピングし得ること、
- <RAC>を<5G-TMSI>のビット23からビット16にマッピングし得ること、
- <P-TMSI>のビット29からビット24を<P5G-TMSI>のビット29からビット24にマッピングし得ること、及び
- <P-TMSI>のビット15からビット0を<5G-TMSI>のビット15からビット0にマッピングし得ることの、うちの少なくとも1つを含む。
【0262】
前記端末のSUPIをIMSIにマッピングするプロセスにおいて、端末は、SUPIの具体的な表現形式に応じ、SUPIをIMSIにマッピングするマッピングルールを決定し得る。
【0263】
具体的には、SUPIのフォーマットがIMSIである場合、1対1のマッピングというマッピングルールを用いてSUPIをIMSIに直接マッピングし得、また、SUPIのフォーマットがNAIのような非IMSIである場合、第1ネットワークのネットワークユニットは、以下のいずれかを実行することができる:1.IMSIを1つ追加的に割り当て、この追加的に割り当てられたIMSIによってSUPIからIMSIへのマッピングを完了する。容易に理解できるだろうが、この追加的に割り当てられたIMSIは、第1ネットワークに用いられなく、第1ネットワークが他のネットワーク(例えば、第2ネットワーク及び第3ネットワーク)と相互運用する必要がある場合にのみ開始される。2.第1ネットワークから第2ネットワークへの運用を実行しない。3.NAIをIMSIにマッピングし、即ちNAIをIMSIとして用いる。NAIがIMSIより長い場合、NAI内のIMSI長の下位ビットをIMSIとして用い、NAIがIMSIより短い場合、上位に補充すべきビットをIMSIに書き込む。
【0264】
ネットワーク識別子情報は、公衆陸上移動通信ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)、MNCのうちの1つを含み得る。例えば、第1ネットワークの最後のサービス端末のネットワーク表示情報は、第1ネットワークの最後のサービス端末のPLMNとして表現され得る、アンカーポイントネットワーク識別子情報は、SvインタフェースメッセージにおけるアンカーポイントPLMNとして表現され得るが、これに限定されない。
【0265】
前記第1ネットワークのセキュリティ情報は、第1ネットワークの秘密鍵、NASカウンタ、第1ネットワークの鍵識別子、暗号化鍵(confidentiality key、CK)、完全性鍵(integrity key、IK)のうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
【0266】
- 第1ネットワークが5Gネットワークである場合、第1ネットワークの秘密鍵は、AMFに関連する秘密鍵であるKAMFとして表現され得、第1ネットワークの鍵識別子は、NG無線アクセスネットワーク鍵セット識別子(Key Set Identifier in NG RAN、ngKSI)として表現され得る。
【0267】
- 第1ネットワークが3Gネットワークである場合、第1ネットワークの秘密鍵は、暗号化鍵(confidentiality key、CK)、完全性鍵(integrity key、IK)として表現され得、第1ネットワークの鍵識別子は、ネットワーク鍵セット識別子(Key Set Identifier、KSI)として表され得る。
【0268】
前記第2ネットワークのセキュリティ情報は、第2ネットワークの秘密鍵、NASカウンタ、暗号化鍵(confidentiality key、CK)、完全性鍵(integrity key、IK)、第2ネットワークの鍵識別子のうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。
- 第2ネットワークが3Gネットワークである場合、第2ネットワークの鍵識別子は、ネットワーク鍵セット識別子(Key Set Identifier、KSI)として表現され得る。CKは、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバー専用のCKであってもよく、IKは、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーのためのIKであってもよい。
【0269】
- 第2ネットワークが5Gネットワークである場合、第2ネットワークの秘密鍵は、AMFに関連する秘密鍵であるKAMFとして表現され得、第2ネットワークの鍵識別子は、ngKSIとして表現され得る。
【0270】
前記第3ネットワークのセキュリティ情報は、第3ネットワークの秘密鍵、NASカウンタ、第3ネットワークの鍵識別子、NH、NCCのうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。第3ネットワークの秘密鍵は、ASMEに関連する秘密鍵であるKASMEとして表現され得、第3ネットワークの鍵識別子は、進化型汎用地上波無線アクセスネットワークの鍵セット識別子(Key Set Identifier in E-UTRAN、eKSI)として表現され得る。
【0271】
さらに、鍵識別子は、秘密鍵の識別に用いられる。例えば、eKSIはKASMEを識別することに用いられてもよく、ngKSIはKAMFを識別することに用いられてもよい。
【0272】
さらに、NASカウンタは、アップリンクNASカウンタ(NAS Uplink COUNT)、ダウンリンクNASカウンタ(NAS Downlink COUNT)のうちの1つを含み得る。
【0273】
選択的には、前記の前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることは、
第1マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングすること、及び
第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第3ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、さらに前記第3ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0274】
一実施形態において、第1マッピングルールと第2マッピングルールに従ってそれぞれ導出された第2ネットワークのセキュリティ情報は、互いに異なる。端末とネットワークは、同じマッピングルールに従って第2ネットワークのセキュリティ情報を導出する必要がある。
【0275】
一実施形態において、第1マッピングルールに従って、第1ネットワークのセキュリティ情報を第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングすることは、KAMF及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によって、CK及びIKを導出するか、又は(CK及びIK)及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によってKAMFを導出することを含み得る。具体的には、KAMF及び/又はNAS COUNTによって、128ビットのCKと128ビットのIKのカスケードに対応する256ビットの値を導出し得るか、又は(128ビットのCKと128ビットのIKのカスケード)及び/又はNAS COUNTによってKAMFを導出する。具体的には、第1ネットワークから第2ネットワークへCSハンドオーバーする場合、第1ネットワークから第2ネットワークへハンドオーバーする場合又は第1ネットワークが第2ネットワークに端末コンテキストを提供する場合、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられるNAS COUNTは、NAS Downlink COUNTであり得る。具体的には、端末のアイドル状態が第1ネットワークから第2ネットワークに移行する場合、又は第1ネットワークから第2ネットワークへCSハンドオーバーし、且つ端末が第2ネットワークPSにアクセスする場合、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられるNAS COUNTは、NAS Uplink COUNTであり得る。
【0276】
一実施形態において、第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第3ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、さらに前記第3ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることは、まず、KAMF及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によってKAMSEを導出し、さらにKAMSE及び/又はNAS COUNTによってCK及びIKを導出する段階、あるいは(CK及びIK)及び/又はNAS COUNT(NAS Uplink COUNT又はNAS Downlink COUNTであってもよい)によってKAMSEを導出し、さらにKAMSE及び/又はNAS COUNTによってKAMFを導出する段階、を含み得る。具体的には、第1ネットワークから第2ネットワークへCSハンドオーバーする場合、又は第1ネットワークから第2ネットワークへPSハンドオーバーする場合、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられるNAS COUNTは、NAS Downlink COUNTであり得る。具体的には、端末のアイドル状態が第1ネットワークから第2ネットワークに移行する場合、又は第1ネットワークから第2ネットワークへCSハンドオーバーし、且つ端末が第2ネットワークPSにアクセスする場合、第1ネットワークのセキュリティ情報が第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングされるときに用いられるNAS COUNTは、NAS Uplink COUNTであり得る。
【0277】
容易に理解できるだろうが、第2マッピングルールに従うことに比べて、第1マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングするほうが、セキュリティ情報のマッピング運用を低減し、ハンドオーバー効率を向上させ得るし、また、第1マッピングルールに従うことに比べて、第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングするほうが、第1ネットワーク及び第3ネットワークへの影響を低減し得る。
【0278】
こうして、第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行することにより、第1ネットワークから第2ネットワークへハンドオーバーして音声サービスをサポートすることができ、ひいては端末音声サービスのサービス品質を向上させ得る。
【0279】
選択的には、前記の第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー運用の指示情報を取得する前に、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第1関連情報を前記第1ネットワークに送信すること、又は
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報を前記第1ネットワークに送信することをさらに含む。
【0280】
さらに、前記第1関連情報は、具体的には、
図1の方法の実施例における第1関連情報の説明を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0281】
容易に理解できるだろうが、端末は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第1関連情報、又は前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報を前記第1ネットワークに送信し得ることが、第1ネットワークのネットワークユニットが
図1の方法の実施例におけるステップ102、又は
図2の方法の実施例に対応するステップ202を実行するようにトリガし得、これにより、端末は、第1ネットワークのネットワークユニットがステップ102又はステップ202を実行するプロセス中に送信された前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の関連情報に従って、ステップ402を実行し、第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバーを実現し、さらに第2ネットワークで音声サービスを実行し、よって音声サービスをサポートしたり、音声サービスの継続性を維持させたりすることができる。
【0282】
幾つかの選択的な実施例において、前記第1ネットワークは5Gネットワークであってもよく、前記第2ネットワークは3Gネットワークであってもよく、第3ネットワークは4Gネットワークであってもよい。他の幾つかの選択的な実施例において、前記第1ネットワークは3Gネットワークであってもよく、前記第2ネットワークは5Gネットワークであってもよい。
【0283】
なお、本開示の実施例に紹介された多様な選択的な実施形態は、互いに組み合わせて実現することもでき、又は単独で実現することもでき、本開示の実施例は、これに限定されない。
【0284】
また、本実施例は、上述した
図1、
図2及び
図3の方法の実施例に対応する端末の実施形態とされているため、上述した
図1、
図2及び
図3の方法の実施例における関連説明を参照すればよく、且つ同様の効果を達成することができる。説明の重複を回避するため、ここで説明を省略する。
【0285】
本実施例のネットワーク間運用の方法によると、端末が音声サービスをサポートする第1ネットワークから前記第2ネットワークに移行した後に音声サービスを継続させ、音声サービスの継続性を維持すること、及び、端末が音声サービスをサポートしない第1ネットワークから前記第2ネットワークにフォールバックして音声サービスを確立することを実現し得る。その結果、本開示は、音声サービスをサポートしたり、音声サービスの継続性を維持させたりすることができる。
【0286】
ネットワーク間運用の方法の実現プロセスを理解しやすくするため、以下、第1ネットワークが5Gネットワーク、第2ネットワークが3Gネットワーク、第3ネットワークが4Gネットワークを例として説明する。
【0287】
実施形態一
本実施形態は、5Gネットワークから3Gネットワークへのハンドオーバーを開始する前のプロセスを具体的には説明するために用いられる。
図5を参照されたい。
図5に示すように、以下のステップを有する。
【0288】
ステップ1:端末は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを5G無線アクセスネットワークのネットワークユニットに送信する。
【0289】
ステップ2:5G無線アクセスネットワークのネットワークユニットは、登録要求メッセージを含むN2インタフェースメッセージを5Gコアネットワークのネットワークユニットに送信する。実際の適用において、上記のN2インタフェースメッセージは具体的には初期UE(User Equipment、ユーザ機器、即ち端末)メッセージとして表現され得る。
図5において、5GコアネットワークのネットワークユニットはAMFとして表現される。なお、本開示はこれによって5Gコアネットワークのネットワークユニットの表現形式を制限するものではなく、他の実施形態において、5Gコアネットワークは他の形式として表現されてもよい。
【0290】
選択的には、前記登録要求メッセージは、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第1関連情報、又は、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の第1関連情報を含む。前記第1関連情報は、具体的には、
図1の方法の実施例における第1関連情報の説明を参照すればよく、前記第1関連情報は、端末を示す第2ネットワーク能力情報を含み得るが、これに限定されない。
【0291】
さらに、第2ネットワーク能力情報は、第2ネットワーク無線能力、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力のうちの1つを含み得る。
【0292】
ステップ3:AMFはUDMに登録し、IMSセッション転送番号とMSISDNを取得する。
【0293】
ステップ4:AMFは、5G無線アクセスネットワークのネットワークユニットに、登録承認メッセージを含むN2インタフェースメッセージを送信する。選択的には、上記のN2インタフェースメッセージは、具体的には、第2関連情報を示すための初期UEコンテキスト確立要求メッセージ又はダウンリンクNAS伝送メッセージとして表現され得る。
【0294】
AMFは、前記の取得された第1関連情報に従って、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を決定し得る。前記第2関連情報は、具体的には、
図1の方法の実施例における第2関連情報の説明を参照すればよく、前記第2関連情報は、5Gネットワークから3Gネットワークへの運用の指示情報を含み得るが、これに限定されない。
【0295】
ステップ5:5G無線アクセスネットワークは、登録承認メッセージを含むRRCメッセージを端末に送信する。選択的には、前記登録承認メッセージは、第2関連情報を指示する。
【0296】
実施形態二
本実施形態は、主に5Gネットワークから3Gネットワークへのハンドオーバーの具体的なプロセスについて説明する。
図6を参照されたい。
図6に示すように、以下のステップを有する。
【0297】
ステップ1:5G無線アクセスネットワークのネットワークユニットは、5Gネットワークから3GネットワークへのCSハンドオーバーを開始する。開始する原因は、音声サービスに関するQoSフロー確立要求の受信、音声サービスが存在し且つ5Gネットワークから移出するハンドオーバーイベントの発生、のうちの1つであり得るが、これに限定されない。
【0298】
ステップ2:5G無線アクセスネットワークのネットワークユニットは、N2ハンドオーバー要求メッセージを5Gコアネットワークのネットワークユニットのネットワークユニットに送信する。
図6において、5GコアネットワークのネットワークユニットはAMFとして表現される。容易に理解できるだろうか、本開示はこれによって5Gコアネットワークのネットワークユニットの表現形式を制限するものではなく、他の実施形態において、5Gコアネットワークは他の形式として表現されてもよい。
【0299】
前記ハンドオーバー要求メッセージは、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報、第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報、5Gネットワークから3GネットワークへのCSハンドオーバーを指示する指示情報、source RNC to target RNC transparent container、CSG ID、CSG Mode、MS Class mark2のうちの少なくとも1つを含む。ここで、前記第1関連情報とハンドオーバー要求情報について、具体的には、
図1の実施例における第1関連情報の説明を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0300】
AMFは、具体的には、
図2の実施例に示すように、5Gネットワークの端末に関する情報を3Gネットワークの端末に関する情報にマッピングして導出する。例えば、
5Gのセキュリティ情報(例えばK
AMF)は、3Gのセキュリティ情報(例えばCK、IK)にマッピングする。
5Gネットワークの最後のサービス端末のPLMNをアンカーポイントPLMNにマッピングする。
端末のSUPIをIMSIにマッピングする。
【0301】
ステップ3:AMFは、SRVCCのPSからCSへのハンドオーバー要求を3Gネットワークのネットワークユニットに送信する。
【0302】
図6において、3GネットワークのネットワークユニットはMSC Serverとして表現され、容易に理解できるだろうが、本開示はこれによって3Gネットワークのネットワークユニットの表現形式を制限するものではなく、他の実施形態において3Gネットワークのネットワークユニットは他の形式として表現され得る。
【0303】
選択的には、前記ハンドオーバー要求は、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報、Source RNC to target RNC transparent container、CSG ID、CSG Mode、MS Class mark2、CK、IK、IMSセッション転送番号(例えばSTN-SR/E-STN-SR)STN-SR/E-STN-SR、緊急サービス指示情報、優先度情報のうちの少なくとも1つを含む。
ここで、前記第2関連情報は、具体的には、
図1の方法の実施例における第2関連情報の説明を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0304】
ここで、前記第2関連情報は、具体的には、
図1の方法の実施例における第2関連情報の説明を参照すればよい。
【0305】
ステップ4:MSC Serverは、ターゲットMSCにハンドオーバー準備要求を送信する。
【0306】
ステップ5:ターゲットMSCは3G無線アクセスネットワークユニットにハンドオーバー要求を送信する。
【0307】
ステップ6:3G無線アクセスネットワークユニットはMSC Serverにハンドオーバー要求確認メッセージを送信する。前記メッセージは、target RNC to Source RNC totransparent containerを含む。
【0308】
ステップ7:ターゲットMSCはMSC Serverにハンドオーバー応答準備メッセージを送信する。前記メッセージは、target RNC to Source RNC totransparent containerを含む。
【0309】
ステップ8:MSC ServerはIMSにIMSセッション転送番号を送信し、IMSセッションを3GネットワークCSへ移行するように要求する。
【0310】
ステップ9:MSC Serverは、AMFにPSからCSへのハンドオーバー応答メッセージを送信する。前記メッセージは、ターゲットRNC to Source RNC totransparent containerを含む。
【0311】
ステップ10:AMFは、5G無線アクセスネットワークのネットワークユニットにハンドオーバーコマンドメッセージを送信する。前記メッセージは、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、target RNC to Source RNC totransparent containerのうちの少なくとも1つを含み得、前記第2関連情報は、具体的には、
図1の方法の実施例における第2関連情報の説明を参照すればよい。
【0312】
ステップ11:5G無線アクセスネットワークのネットワークユニットは、端末にRRCメッセージを送信する。RRCメッセージは、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、target RNC to Source RNC totransparent containerのうちの少なくとも1つを含み得る。ここで、前記第2関連情報及び指示情報は、具体的には、
図1の方法の実施例における第2関連情報の説明を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0313】
端末は、前記指示情報に従って、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行する。具体的には、
図4の実施例で説明したように、例えば、
5Gのセキュリティ情報(例えばK
AMF)を、3Gのセキュリティ情報(例えばCK、IK)にマッピングする。
5Gネットワークの最後のサービス端末のPLMNをアンカーポイントPLMNにマッピングする。
端末のSUPIをIMSIにマッピングする。
【0314】
ステップ12:端末は3G無線アクセスネットワークに接続する。
【0315】
ステップ13:3G無線アクセスネットワークは、ターゲットMSCにハンドオーバー完了メッセージを送信する。
【0316】
ステップ14:ターゲットMSCは、MSC Serverにハンドオーバー完了メッセージを送信する。
【0317】
ステップ15:MSC Serverは、AMFにPSからCSへのハンドオーバー完了メッセージを送信する。
【0318】
実施形態三
本実施形態は、主に4Gネットワークを介した、5Gネットワークから3Gネットワークへのハンドオーバーの具体的なプロセスについて説明する。
図7を参照されたい。
図7に示すように、以下のステップを含む。
【0319】
ステップ1:5G無線アクセスネットワークのネットワークユニットは、5Gネットワークから3GネットワークへのCSハンドオーバーを開始する。開始する原因は、音声サービスに関するQoSフロー確立要求の受信、音声サービスが存在し且つ5Gネットワークから移出するハンドオーバーイベントの発生のうちの1つであり得るが、これに限定されない。
【0320】
ステップ2:5G無線アクセスネットワークのネットワークユニットは、N2ハンドオーバー要求メッセージを5Gコアネットワークのネットワークユニットに送信する。
図7において、5GコアネットワークのネットワークユニットはAMFとして表現される。容易に理解できるだろうが、本開示はこれによって5Gコアネットワークのネットワークユニットの表現形式を制限するものではなく、他の実施形態において、5Gコアネットワークは他の形式として表現され得る。
【0321】
前記ハンドオーバー要求メッセージは、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報、第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報、5Gネットワークから3GネットワークへのCSハンドオーバーを指示する指示情報、source RNC to target RNC transparent container、CSG ID、CSG Mode、MS Class mark2のうちの少なくとも1つを含む。ここで、前記第1関連情報とハンドオーバー要求の情報について、具体的には、
図1の実施例における第1関連情報の説明を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0322】
AMFは、具体的には、
図2の実施例に記載したように、5Gネットワークの端末に関する情報を3Gネットワークの端末に関する情報にマッピングして導出するか、又は5Gネットワークの端末に関する情報を4Gネットワークユニットに直接送信する。
【0323】
5Gネットワークの端末に関する情報を3Gネットワークの端末に関する情報にマッピングして導出することは、5Gネットワークの最後のサービス端末のPLMNをアンカーポイントPLMNにマッピングすること、端末のSUPIをIMSIにマッピングすることのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0324】
セキュリティ情報のマッピングルール1に従って、5Gのセキュリティ情報(例えば、KAMF)を3Gのセキュリティ情報(例えば、CK、IK)にマッピングし、又は、セキュリティ情報のマッピングルール2に従って、5Gのセキュリティ情報(例えば、KAMF)を4Gのセキュリティ情報(例えば、KASME)にマッピングする。
【0325】
ステップ3:AMFは、4Gネットワークのネットワークユニットに転送リダイレクト要求を送信する。
【0326】
図7において、4GネットワークのネットワークユニットはMMEとして表現される。容易に理解できるだろうが、本開示はこれによって4Gネットワークのネットワークユニットの表現形式を制限するものではなく、他の実施形態において4Gネットワークのネットワークユニットは他の形式として表現され得る。
【0327】
選択的には、前記ハンドオーバー要求は、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報、Source RNC to target RNC transparent container、CSG ID、CSG Mode、MS Class mark2、CK、IK、IMSセッション転送番号、緊急サービス指示、優先度、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報を含む。ここで、前記第2関連情報は、具体的には、
図1の方法の実施例における第2関連情報の説明を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0328】
MME又は相互運用ネットワーク要素は、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報又は第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報に従って、受信された転送リダイレクション要求が、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を開始することを要求すると決定する。
【0329】
MME又は相互運用ネットワーク要素は、具体的には、
図3の実施例で説明したように、受信した情報を3Gネットワークの情報としてマッピングして導出する。
【0330】
受信された情報を3Gネットワークの情報としてマッピングして導出することは、5Gネットワークの最後のサービス端末のPLMNをアンカーポイントPLMNにマッピングすること、端末のSUPIをIMSIにマッピングすることのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0331】
セキュリティ情報のマッピングルール1に従って、5Gのセキュリティ情報(例えば、KAMF)を3Gのセキュリティ情報(例えば、CK、IK)にマッピングし、又は、セキュリティ情報のマッピングルール2に従って、4Gのセキュリティ情報(例えば、KAMF)を3Gのセキュリティ情報(例えば、CK、IK等)にマッピングする。
【0332】
ステップ4:MME又は相互運用ネットワーク要素は、SRVCCのPSからCSへのハンドオーバー要求をMSC Serverに送信する。
【0333】
選択的には、SRVCCのPSからCSへの前記ハンドオーバー要求は、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報、Source RNC to target RNC transparent container、CSG ID、CSG Mode、MS Class mark2、CK、IK、IMSセッション転送番号、緊急サービス指示、優先度、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報を含む。ここで、前記第2関連情報は、具体的には、
図1の方法の実施例における第2関連情報の説明を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0334】
ステップ5:MSC Serverは、ターゲットMSCにハンドオーバー準備要求を送信する。
【0335】
ステップ6:ターゲットMSCは3G無線アクセスネットワークユニットにハンドオーバー要求を送信する。
【0336】
ステップ7:3G無線アクセスネットワークユニットはMSCにハンドオーバー要求確認メッセージを送信する。
【0337】
前記メッセージは、ターゲットRNC to Source RNC totransparent containerを含む。
【0338】
ステップ8:ターゲットMSCはMSC Serverにハンドオーバー応答準備メッセージを送信する。前記メッセージは、ターゲットRNC to Source RNC totransparent containerを含む。
【0339】
ステップ9:MSC ServerはIMSにIMSセッション転送番号を送信し、IMSセッションを3GネットワークCSへ移行させるように要求する。
【0340】
ステップ10:MSC Serverは、MME又は相互運用ネットワーク要素にPSからCSへのハンドオーバー応答メッセージを送信する。前記メッセージは、ターゲットRNC to Source RNC totransparent containerを含む。
【0341】
ステップ11:MME又は相互運用ネットワーク要素は、受信したPSからCSへのハンドオーバー応答メッセージの情報を転送リダイレクト応答メッセージとしてマッピングしてAMFに送信する。
【0342】
ステップ12~ステップ16は、
図6のステップ10~ステップ14と一致しており、ここで説明を省略する。
【0343】
ステップ17:MSC Serverは、MME又は相互運用ネットワーク要素にPSからCSへのハンドオーバー完了メッセージを送信する。
【0344】
ステップ18:MME又は相互運用ネットワーク要素は、受信したPSからCSへのハンドオーバー完了メッセージの情報を転送リダイレクト完了メッセージとしてマッピングしてAMFに送信する。
【0345】
実施形態四
本実施形態は、主に端末が3Gネットワークへのアクセスの具体的なプロセスについて説明する。具体的には、
図6~
図7における説明を参照すれば分かるように、以下のステップを含む。
【0346】
ステップ1:
図6のステップ11又は
図7のステップ13に示すように、端末は、5G無線アクセスネットワークのネットワークユニットからハンドオーバーコマンドを受信する。
【0347】
選択的には、前記ハンドオーバーコマンドは、第2関連情報、第1ネットワークから第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、target RNC to Source RNC totransparent containerのうちのいずれか1つを指示する。
【0348】
端末は、ハンドオーバーコマンドによって指示された情報に従って、具体的には、
図4の実施例で説明したように、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行する。例えば、
5Gのセキュリティ情報(例えばK
AMF)は、3Gのセキュリティ情報(例えばCK、IK)にマッピングする。
5Gネットワークの最後のサービス端末のPLMNをアンカーポイントPLMNにマッピングする。
端末のSUPIをIMSIにマッピングする。
【0349】
ステップ2:端末は3Gネットワークにアクセスする。
【0350】
容易に理解できるだろうが、システムは、実施形態一、実施形態二及び実施形態四を組み合わせることができ、又は、実施形態一、実施形態三及び実施形態四を組み合わせることができ、端末が5Gネットワークから3Gネットワークへのハンドオーバープロセスの全体を完了し、これにより端末が3Gネットワークで音声サービスをサポートし、又は音声サービスの継続性を維持し得るようになる。さらに、実施形態一、実施形態二及び実施形態四を組み合わせることは、3Gネットワークに対する影響を回避することができる。
【0351】
図8を参照されたい。
図8は、本開示の実施例に係る第1ネットワークの構造図を示す1つ目の図であり、
図8に示すように、第1ネットワーク800は、
前提条件を満たしているか否かを決定するための第1決定モジュール801と、
前記前提条件を満たしている場合、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するための第1実行モジュール802とを備える。
【0352】
図8に基づいて、以下、第1ネットワーク800がさらに備えるモジュール、各モジュールが備えるユニット、又は/及び各ユニットが備えるサブユニットについて説明する。
【0353】
選択的には、第1実行モジュール802は、具体的には、前記前提条件を満たしている場合、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーの関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間の端末コンテキストを取得する関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのデータ転送の関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのIPアドレス保持の関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の第2関連情報を第1ターゲット側に送信すること、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の指示情報を第1ターゲット側に送信すること、のうちの少なくとも1つの運用を実行する。
【0354】
選択的には、前記の前提条件を満たしていることは、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報を取得すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPS運用の第1関連情報を取得すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報を取得すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報を受信すること、
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間に直接のインタフェースが存在しなく、且つ第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して相互作用すること、及び
端末が第2ネットワークにアクセスすること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0355】
選択的には、前記第1関連情報は、
第2ネットワーク能力情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報のうちの少なくとも1つを含み、
及び/又は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、及び
前記第2ネットワークがターゲットネットワークとして示され、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0356】
選択的には、前記第1実行モジュール802は、具体的には、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第3ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を前記第1ターゲット側又は前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報を前記第1ターゲット側又は前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信すること、
前記第1ネットワークから前記第3ネットワークへの、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報及び/又は前記第2関連情報を含むハンドオーバー要求を前記第1ターゲット側又は前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信することのうちの少なくとも1つに用いられる。
【0357】
選択的には、前記第2関連情報は、
第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノードの識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへのトランスペアレントコンテナ情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力(UE network capability)、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報、第1ネットワークの端末に関する情報、第2ネットワークの端末に関する情報、第3ネットワークの端末に関する情報、及びサービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0358】
選択的には、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報、及び
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0359】
選択的には、前記第1ネットワーク800は、
前記第2ネットワークから送り返された前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー応答を受信するための第1受信モジュールをさらに備える。
【0360】
選択的には、前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークであり、前記第3ネットワークは4Gネットワークである。
【0361】
第1ネットワーク800は、本開示の
図1の方法の実施例における第1ネットワークのネットワークユニットによって実行された各プロセスを実現し得、且つ同様の有益な効果を実現し得る。重複を回避するため、ここで説明を省略する。
【0362】
図9を参照されたい。
図9は、本開示の実施例に係る第1ネットワークの構造図を示す2つ目の図である。
図9に示すように、第1ネットワーク900は、
前提条件を満たしているか否かを決定するための第2決定モジュール901と、
前記前提条件を満たしている場合、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するための第2実行モジュール902とを備え、
前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークであり、又は、
前記第1ネットワークは3Gネットワークであり、前記第2ネットワークは5Gネットワークである。
【0363】
選択的には、前記第2実行モジュール902は、具体的には、前記前提条件を満たしている場合、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーの関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間の端末コンテキストを取得する関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのデータ転送の関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのIPアドレス保持の関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の第2関連情報を第1ターゲット側に送信すること、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の指示情報を第1ターゲット側に送信することのうちの少なくとも1つを実行する。
【0364】
選択的には、前記の前提条件を満たしていることは、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報を取得すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPS運用の第1関連情報を取得すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報を取得すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報を受信すること、
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間に直接のインタフェースが存在しないことを決定し、且つ第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して相互作用すること、
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間に直接のインタフェースが存在することを決定すること、及び
端末が第2ネットワークにアクセスすること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0365】
選択的には、前記第1関連情報は、
第2ネットワーク能力情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報のうちの少なくとも1つを含み、
及び/又は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、
ターゲットネットワークが前記第2ネットワークとして示され、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0366】
選択的には、前記第2実行モジュール902は、前記前提条件を満たしている場合、具体的には、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第3ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー要求を第1ターゲット側に送信すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を前記第1ターゲット側に送信すること、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報を前記第1ターゲット側に送信することのうちの少なくとも1つに用いられる。
【0367】
選択的には、前記第2関連情報は、
第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノードの識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへのトランスペアレントコンテナ情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報、第1ネットワークの端末に関する情報、第2ネットワークの端末に関する情報、第3ネットワークの端末に関する情報、及びサービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0368】
選択的には、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの指示情報、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0369】
選択的には、第2実行モジュール902は、具体的には、
前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークサービス端末のネットワーク識別子情報をアンカーポイントネットワーク識別子情報にマッピングすること、及び
端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすることのうちの少なくとも1つに用いられる。
【0370】
選択的には、前記第1ネットワーク900は、さらに、
前記第2ネットワークから送り返された前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー応答を受信するための第2受信モジュールを備える。
【0371】
第1ネットワーク900は、本開示の
図2の方法の実施例における第1ネットワークによって実行された各プロセスを実現し得、且つ同様の有益な効果を実現し得る。重複を回避するため、ここで説明を省略する。
【0372】
図10を参照されたい。
図10は、本開示の実施例に係るターゲットネットワークの構造図を示す1つ目の図である。本実施例のターゲットネットワークは、第3ネットワーク、又は相互運用ネットワーク要素が属するネットワークであり得る。
図10に示すように、ターゲットネットワーク1000は、
第2ターゲット側から送信された情報を受信するための第3受信モジュール1001と、
前記情報に従って、第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行するための第3実行モジュール1002とを備える。
【0373】
選択的には、前記情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第2関連情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報、
前記第1ネットワークの情報、
前記第1ネットワークからマッピングされた前記第2ネットワークの情報、
前記第1ネットワークからマッピングされた前記第3ネットワークの情報、及び
サービングゲートウェイ選択関連情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0374】
選択的には、前記第2ターゲット側は、端末、前記第1ネットワークのネットワークユニット、前記第2ネットワークのネットワークユニットのうちの少なくとも1つを備える。
【0375】
選択的には、前記第2関連情報は、
第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノードの識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへのトランスペアレントコンテナ情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力(UE network capability)、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報、第1ネットワークの端末に関する情報、第2ネットワークの端末に関する情報、第3ネットワークの端末に関する情報、及びサービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0376】
選択的には、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報は、
前記の前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報、及び
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0377】
選択的には、前記第3実行モジュールは、具体的には、前記情報に従って、
前記第1ネットワークから前記第3ネットワークに送信された情報を、前記第3ネットワークから前記第2ネットワークに送信された情報にマッピングして導出し、前記第2ネットワークに送信すること、
前記第2ネットワークから前記第3ネットワークに送信された情報を、前記第3ネットワークから前記第1ネットワークに送信された情報にマッピングして導出し、前記第1ネットワークに送信すること、
前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとの間の情報をマッピングして中継すること、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークCSへのハンドオーバー要求を開始すること、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークCSへのハンドオーバー要求を開始すること、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークCSへのハンドオーバー要求を開始すること、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークPSへのハンドオーバー要求を開始すること、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークPSへのハンドオーバー要求を開始すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの端末コンテキストに関する関連運用を実行すること、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
受信した前記第2ターゲット側から送信された情報を前記第2ネットワークに送信すること、
受信した前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
受信した前記第3ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、及び
端末のためにサービングゲートウェイを選択することのうちの少なくとも1つに用いられる。
【0378】
ここで、前記第1インタフェースは、前記第2ネットワークと前記第3ネットワークとの間のインタフェースであり、前記第2インタフェースは、前記第1ネットワークと前記第3ネットワークとの間のインタフェースである。
【0379】
選択的には、前記の前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすることは、
前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークサービス端末のネットワーク識別子情報をアンカーポイントネットワーク識別子情報にマッピングすること、及び
端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0380】
選択的には、前記の前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることは、
第1マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングすること、
第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第3ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、また、前記第3ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることのうちの少なくとも1つを含む。
【0381】
選択的には、前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークであり、前記第3ネットワークは4Gネットワークである。
【0382】
ターゲットネットワーク1000は、本開示の方法の実施例における第3ネットワークのネットワークユニット又相互運用ネットワーク要素はによって実行された各プロセスを実現し得、且つ同様の有益な効果を実現し得る。重複を回避するため、ここで説明を省略する。
【0383】
図11を参照されたい。
図11は、本開示の実施例に係る端末の構造図を示す1つ目の図である。
【0384】
図11に示すように、端末1100は、
第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の特性情報を取得することと、
前記特性情報に従って、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行することを実行することに用いられる。
【0385】
選択的には、前記第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー運用の特性情報は、
第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー運用の指示情報、
第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報、
第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第2関連情報、及び
端末は第1ネットワークから第2ネットワークに移行することのうちの少なくとも1つを含む。
【0386】
選択的には、前記第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、及び
第2ネットワークタイプのターゲット無線アクセスネットワークからソース無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0387】
選択的には、前記第4実行モジュール1104は、具体的には、前記特性情報に従って、前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすることに用いられる。
【0388】
選択的には、前記第4実行モジュール1104は、具体的には、
前記端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、
前記第1ネットワークサービス端末のネットワーク識別子情報をアンカーポイントネットワーク識別子情報にマッピングすること、及び
前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることのうちの少なくとも1つに用いられる。
【0389】
選択的には、前記第4実行モジュール1104は、具体的には、
第1マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングすること、及び
第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第3ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、また、前記第3ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることのうちの少なくとも1つに用いられる。
【0390】
選択的には、前記端末1100は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第1関連情報を前記第1ネットワークに送信し、又は、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の第1関連情報を前記第1ネットワークに送信するための第1送信モジュールとを備える。
【0391】
選択的には、前記第2関連情報は、
第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノードの識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへのトランスペアレントコンテナ情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力(UE network capability)、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報、第1ネットワークの端末に関する情報、第2ネットワークの端末に関する情報、第3ネットワークの端末に関する情報、及びサービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0392】
選択的には、前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークであり、前記第3ネットワークは、4Gネットワークである。
【0393】
端末1100は、本開示の方法の実施例における端末によって実行された各プロセスを実現し得、且つ同様の有益な効果を実現し得る。重複を回避するため、ここで説明を省略する。
【0394】
図12を参照されたい。
図12は、本開示の実施例に係る第1ネットワークの構造図を示す3つ目の図であり、
図12に示すように、第1ネットワーク1200は、プロセッサ1201、メモリ1202、ユーザインタフェース1203、送受信機1204及びバスインタフェースを含む。
【0395】
本開示の実施例において、第1ネットワーク1200は、さらに、メモリ1202に記憶されプロセッサ1201で実行可能なコンピュータプログラムを備え、コンピュータプログラムは、プロセッサ1201によって実行されるとき、
前提条件を満たしているか否かを決定するステップ、及び
前記前提条件を満たしている場合、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの関連運用を実行するステップを実現する。
【0396】
図12において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含み得る。具体的には、プロセッサ1201を代表とする1つ以上のプロセッサ及びメモリ1202を代表とするメモリが様々な回路で接続される。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータ、及び電力管理回路などの様々な他の回路を接続可能であるが、それらは当分野における周知技術であるため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインタフェースはインタフェースを提供する。送受信機1204は、複数の素子であってもよく、すなわち、送信機及び受信機を備え、伝送媒体上で各種の他の装置と通信するための手段を提供する。異なるユーザ機器に対して、ユーザインタフェース1203は、さらに、所要の機器を外部・内部接続可能なインタフェースであってもよく、接続される機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、これらに限定されない。
【0397】
プロセッサ1201は、バスアーキテクチャの管理と通常の処理を担い、メモリ1202はプロセッサ2601が運用を実行するときに使用するデータを記憶することができる。
【0398】
選択的には、コンピュータプログラムがプロセッサ1201によって実行されるとき、以下の段階を実現し得る。
【0399】
前記前提条件を満たしている場合、第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーの関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間の端末コンテキストを取得する関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのデータ転送の関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのIPアドレス保持の関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングする段階、
前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の第2関連情報を第1ターゲット側に送信する段階、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の指示情報を第1ターゲット側に送信する段階のうちの少なくとも1つを実行する。
【0400】
選択的には、前記の前提条件を満たしていることは、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報を取得すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPS運用の第1関連情報を取得すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報を取得すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報を受信すること、
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間に直接のインタフェースが存在しなく、且つ第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して相互作用すること、及び
端末が第2ネットワークにアクセスすることのうちの少なくとも1つを含む。
【0401】
選択的には、前記第1関連情報は、
第2ネットワーク能力情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報のうちの少なくとも1つを含み、
及び/又は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、
ターゲットネットワークが前記第2ネットワークとして示され、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0402】
選択的には、コンピュータプログラムがプロセッサ1201によって実行されるとき、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングする段階、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第3ネットワークの端末に関する情報にマッピングする段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を前記第1ターゲット側又は前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報を前記第1ターゲット側又は前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信する段階、及び
前記第1ネットワークから前記第3ネットワークへの、第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報及び/又は前記第2関連情報を含むハンドオーバー要求を前記第1ターゲット側又は前記第3ネットワークのネットワークユニットに送信する段階をさらに実現し得る。
【0403】
選択的には、前記第2関連情報は、
第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノードの識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへのトランスペアレントコンテナ情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力(UE network capability)、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報、第1ネットワークの端末に関する情報、第2ネットワークの端末に関する情報、第3ネットワークの端末に関する情報、サービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0404】
選択的には、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報、及び
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0405】
選択的には、コンピュータプログラムがプロセッサ1201によって実行されるとき、
前記第2ネットワークから送り返された前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー応答を受信することをさらに実現し得る。
【0406】
選択的には、前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークであり、前記第3ネットワークは4Gネットワークである。
【0407】
第1ネットワーク1200は、上述した
図1の方法の実施例における第1ネットワークによって実現された各プロセスを実現し得る。重複を回避するため、ここで説明を省略する。
【0408】
図13を参照されたい。
図13は、本開示の実施例に係る第1ネットワークの構造図を示す4つ目の図であり、
図13に示すように、第1ネットワーク1300は、プロセッサ1301、メモリ1302、ユーザインタフェース1303、送受信機1304、バスインタフェースを備える。
【0409】
本開示の実施例において、第1ネットワーク1300は、さらに、メモリ1302に記憶されプロセッサ1301で実行可能なコンピュータプログラムを備え、コンピュータプログラムは、プロセッサ1301によって実行されるとき、
前提条件を満たしているか否かを決定するステップ、及び
前記前提条件を満たしている場合、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの関連運用を実行するステップを実現し、
前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークであり、又は、
前記第1ネットワークは3Gネットワークであり、前記第2ネットワークは5Gネットワークである。
【0410】
図13において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含み得る。具体的には、プロセッサ1301を代表とする1つ以上のプロセッサ及びメモリ1302を代表とするメモリが様々な回路で接続される。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータ、及び電力管理回路などの様々な他の回路を接続可能であるが、それらは当分野における周知技術であるため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインタフェースはインタフェースを提供する。送受信機1304は、複数の素子であってもよく、すなわち、送信機及び受信機を備え、伝送媒体上で各種の他の装置と通信するための手段を提供する。異なるユーザ機器に対して、ユーザインタフェース1303は、さらに、所要の機器を外部・内部接続可能なインタフェースであってもよく、接続される機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、これらに限定されない。
【0411】
プロセッサ1301はバスアーキテクチャ及び一般的な処理を管理する役割を担い、メモリ1302はプロセッサ2601が運用を実行するときに使用するデータを記憶することができる。
【0412】
選択的には、コンピュータプログラムがプロセッサ1301によって実行されるとき、以下の段階を実現し得る。
【0413】
前記前提条件を満たしている場合、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのPSハンドオーバーの関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間の端末コンテキストを取得する関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのデータ転送の関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのIPアドレス保持の関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングする段階、
前記第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の第2関連情報を第1ターゲット側に送信する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の指示情報を第1ターゲット側に送信する段階のうちの少なくとも1つを実行する。
【0414】
選択的には、前記の前提条件を満たしていることは、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報を取得すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへPSの運用の第1関連情報を取得すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCS運用の第1関連情報を取得すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報を受信すること、及び
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間に直接のインタフェースが存在しないことを決定し、且つ第3ネットワーク又は相互運用ネットワーク要素を介して相互作用すること、
端末が第2ネットワークにアクセスすることを含む。
【0415】
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間に直接のインタフェースが存在することを決定する。
【0416】
選択的には、前記第1関連情報は、
第2ネットワーク能力情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報のうちの少なくとも1つを含み、
及び/又は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバー要求の情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、
ターゲットネットワークが前記第2ネットワークとして示され、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへの伝送コンテナ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0417】
選択的には、コンピュータプログラムがプロセッサ1301によって実行されるとき、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第3ネットワークの端末に関する情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー要求を第1ターゲット側に送信すること、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報を前記第1ターゲット側に送信すること、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報を前記第1ターゲット側に送信することを実現し得る。
【0418】
選択的には、前記第2関連情報は、
第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノードの識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへのトランスペアレントコンテナ情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力(UE network capability)、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報、第1ネットワークの端末に関する情報、第2ネットワークの端末に関する情報、第3ネットワークの端末に関する情報、サービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0419】
選択的には、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの指示情報、及び
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0420】
選択的には、コンピュータプログラムがプロセッサ1301によって実行されるとき、
前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすること、
前記第1ネットワークサービス端末のネットワーク識別子情報をアンカーポイントネットワーク識別子情報にマッピングすること、及び
端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすることを実現し得る。
【0421】
選択的には、コンピュータプログラムがプロセッサ1301によって実行されるとき、
前記第2ネットワークから送り返された前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー応答を受信することをさらに実現し得る。
【0422】
第1ネットワーク1300は、上述した
図2の方法の実施例における第1ネットワークによって実現された各プロセスを実現し得る。重複を回避するため、ここで説明を省略する。
【0423】
図14を参照されたい。
図14は、本開示の実施例に係るターゲットネットワークの構造図を示す2つ目の図である。本実施例のターゲットネットワークは、第3ネットワークであってもよいし、又は相互運用ネットワーク要素が属するネットワークであってもよい。
図14に示すように、ターゲットネットワーク1400は、プロセッサ1401、メモリ1402、ユーザインタフェース1403、送受信機1404及びバスインタフェースを備える。
【0424】
本開示の実施例において、ターゲットネットワーク1400は、メモリ1402に記憶されプロセッサ1401で実行可能なコンピュータプログラムをさらに備え、コンピュータプログラムは、プロセッサ1401によって実行されるとき、
第2ターゲット側から送信された情報を受信する段階、及び
前記情報に従って、第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行する段階を実現する。
【0425】
図14において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含み得る。具体的には、プロセッサ1401を代表とする1つ以上のプロセッサ及びメモリ1402を代表とするメモリが様々な回路で接続される。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータ、及び電力管理回路などの様々な他の回路を接続可能であるが、それらは当分野における周知技術であるため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインタフェースはインタフェースを提供する。送受信機1404は、複数の素子であってもよく、すなわち、送信機及び受信機を備え、伝送媒体上で各種の他の装置と通信するための手段を提供する。異なるユーザ機器に対して、ユーザインタフェース1403は、さらに、所要の機器を外部・内部接続可能なインタフェースであってもよく、接続される機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、これらに限定されない。
【0426】
プロセッサ1401はバスアーキテクチャ及び一般的な処理を管理する役割を担い、メモリ1402はプロセッサ2601が運用を実行するときに使用するデータを記憶することができる。
【0427】
選択的には、前記情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第2関連情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報、
前記第1ネットワークの情報、
前記第1ネットワークからマッピングされた前記第2ネットワークの情報、
前記第1ネットワークからマッピングされた前記第3ネットワークの情報、及び
サービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0428】
選択的には、前記第2ターゲット側は、端末、前記第1ネットワークのネットワークユニット、前記第2ネットワークのネットワークユニットのうちの少なくとも1つを含む。
【0429】
選択的には、前記第2関連情報は、
第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノードの識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへのトランスペアレントコンテナ情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力(UE network capability)、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報、第1ネットワークの端末に関する情報、第2ネットワークの端末に関する情報、第3ネットワークの端末に関する情報、サービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0430】
選択的には、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の指示情報は、
前記の前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報、及び
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーを開始する指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0431】
選択的には、コンピュータプログラムがプロセッサ1401によって実行されるとき、さらに、
前記第1ネットワークから前記第3ネットワークに送信された情報を、前記第3ネットワークから前記第2ネットワークに送信された情報にマッピングして導出し、前記第2ネットワークに送信する段階、
前記第2ネットワークから前記第3ネットワークに送信された情報を、前記第3ネットワークから前記第1ネットワークに送信された情報にマッピングして導出し、前記第1ネットワークに送信する段階、
前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとの間の情報をマッピングして中継する段階、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークCSへのハンドオーバー要求を開始する段階、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークCSへのハンドオーバー要求を開始する段階、
前記第3ネットワークから前記第2ネットワークPSへのハンドオーバー要求を開始する段階、
前記相互運用ネットワーク要素から前記第2ネットワークPSへのハンドオーバー要求を開始する段階、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの端末コンテキストに関する関連運用を実行する段階、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングする段階、
受信した前記第2ターゲット側から送信された情報を前記第2ネットワークに送信する段階、
受信した前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングする段階、
受信した前記第3ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングする段階、
端末のためにサービングゲートウェイを選択する段階を、実現し得る。
【0432】
ここで、前記第1インタフェースは、前記第2ネットワークと前記第3ネットワークとの間のインタフェースであり、前記第2インタフェースは、前記第1ネットワークと前記第3ネットワークとの間のインタフェースである。
【0433】
選択的には、コンピュータプログラムがプロセッサ1401によって実行されるとき、さらに、
前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングする段階、
前記第1ネットワークサービス端末のネットワーク識別子情報をアンカーポイントネットワーク識別子情報にマッピングする段階、及び
端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングする段階を実現する段階ができる。
【0434】
選択的には、コンピュータプログラムがプロセッサ1401によって実行されるとき、さらに、
第1マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングする段階、及び
第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第3ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、また、前記第3ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングする段階を実現し得る。
【0435】
選択的には、前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークであり、前記第3ネットワークは4Gネットワークである。
【0436】
ターゲットネットワーク1400は、上述した方法の実施例における第3ネットワークによって実現された各プロセスを実現し得る。重複を回避するため、ここで説明を省略する。
【0437】
図15を参照されたい。
図15は、本開示の実施例に係る端末の構造図を示す2つ目の図である。該端末が本開示の各実施例を実現できる端末のハードウェア構成を示す。
図15に示すように、端末1500は、無線周波数部1501、ネットワークモジュール1502、オーディオ出力部1503、入力部1504、センサ1505、表示部1506、ユーザ入力部1507、インターフェース部1508、メモリ1509、プロセッサ1510及び電源1511など部品を含むが、これらに限定されない。当業者は、
図15に示めす端末構造の端末を制限せず、端末は、図示されたものよりも多い又は少ない構成要素を含み得、又は幾つかの構成要素を組合せ、又は異なる構成要素を配置することができることが理解できるだろう。本開示の実施例において、端末には、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス及び歩数計を含むが、これらに限定されない。
【0438】
ここで、プロセッサ1510は、
第1ネットワークから第2ネットワークへの運用の特性情報を取得すること、及び
前記特性情報に従って、前記第1ネットワークから第2ネットワークへの関連運用を実行することに用いられる。
【0439】
選択的には、前記第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー運用の特性情報は
第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー運用の指示情報、
第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第2関連情報、
第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第2関連情報、
端末は第1ネットワークから第2ネットワークに移行することのうちの少なくとも1つを含む。
選択的には、前記第1ネットワークから第2ネットワークへのハンドオーバー運用の指示情報は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのハンドオーバーの指示情報、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバーの指示情報、及び
ターゲット無線ネットワークコントローラRNCからソースRNCへのトランスペアレントコンテナ表示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0440】
選択的には、プロセッサ1510は、さらに、
前記第1ネットワークの端末に関する情報を前記第2ネットワークの端末に関する情報にマッピングすることに用いられる。
【0441】
選択的には、プロセッサ1510は、さらに、
前記端末の第1ネットワークのユーザ識別子を第2ネットワークのユーザ識別子にマッピングすること、
前記第1ネットワークサービス端末のネットワーク識別子情報をアンカーポイントネットワーク識別子情報にマッピングすること、及び
前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることに用いられる。
【0442】
選択的には、プロセッサ1510は、さらに、
第1マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報に直接マッピングすること、及び
第2マッピングルールに従って、前記第1ネットワークのセキュリティ情報を前記第3ネットワークのセキュリティ情報にマッピングし、また、前記第3ネットワークのセキュリティ情報を前記第2ネットワークのセキュリティ情報にマッピングすることに用いられる。
【0443】
選択的には、プロセッサ1510は、
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへのCSハンドオーバー運用の第1関連情報を前記第1ネットワークに送信すること、又は
前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへの運用の第1関連情報を前記第1ネットワークに送信することにさらに用いられる。
【0444】
選択的には、前記第2関連情報は、
第2ネットワークのターゲット無線アクセスネットワークノードの識別子情報、前記第2ネットワークのセキュリティ情報、アンカーポイントネットワーク識別子情報、サポートされる回線交換ドメイン音声コーデックリスト情報、移動局クラスマーク2情報、移動局クラスマーク3情報、第2ネットワークタイプのソース無線アクセスネットワークからターゲット無線アクセスネットワークへのトランスペアレントコンテナ情報、IMSセッション転送番号、移動局国際加入者識別子番号、移動局ネットワーク能力情報、ユーザ端末ネットワーク能力(UE network capability)、緊急サービスであるかの指示情報、優先度情報、第1ネットワークの端末に関する情報、第2ネットワークの端末に関する情報、第3ネットワークの端末に関する情報、サービングゲートウェイ選択関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0445】
選択的には、前記第1ネットワークは5Gネットワークであり、前記第2ネットワークは3Gネットワークである。
【0446】
なお、本実施例における上記の端末1500は、本開示の実施例における各プロセスを実現し得、且つ同様の有益な効果を実現し得る。重複を回避するため、ここで説明を省略する。
【0447】
容易に理解できるだろうが、本開示の実施例において、RF部1501は、メッセージの送受信又は通話中に、信号の送受信を行う。具体的には、基地局からの下りデータを受信した後、プロセッサ1510に処理させる。なお、上りデータを基地局に送信する。一般的には、RF部1501は、アンテナや、少なくとも1つの増幅器、送受信機、結合器、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。また、RF部1501は、無線通信システムを介してネットワークや他の機器と通信することもできる。
【0448】
端末は、ネットワークモジュール1502を介して、ユーザの電子メールの送受信や、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアのアクセスなどに寄与するような無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0449】
音声出力部1503は、RF部1501又はネットワークモジュール1502により受信された、又はメモリ1509に記憶された音声データを音声信号に変換して音声として出力することができる。また、音声出力部1503は、端末1500が実行する特定の機能に関する音声出力(例えば、呼信号の着信音、メッセージの着信音など)を提供することもできる。音声出力部1503は、スピーカ、ブザー、受話器等を含む。
【0450】
入力部1504は、音声信号又は映像信号を受信する。入力部1504はグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit、GPU)15041及びマイクロフォン15042を含み得る。グラフィックプロセッサ15041は、映像撮影モード又は画像撮影モードでカメラのような画像撮影装置によって取得された静止画又は映像の画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示部1506に表示することができる。グラフィックプロセッサ15041によって処理された画像フレームは、メモリ1509(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、あるいは、RF部1501又はネットワークモジュール1502を介して送信されてもよい。マイクロフォン15042は、音声を受信し、音声データになるよう処理することができる。処理された音声データは、電話の通話モードの場合、RF部1501を介して移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換されて出力される。
【0451】
端末1500は、光センサ、動きセンサ及び他のセンサのようなセンサ1505をさらに少なくとも1つ含む。具体的には、光センサは、周辺光の明暗によって表示パネル15061の輝度を調節可能な周辺光センサと、端末1500が耳元に移動すると表示パネル15061及び/又はバックライトをオフする近接センサとを含む。動きセンサの1つとして、加速度計センサは、各方向(一般的には3軸)の加速度の大きさを検出可能であり、静止時に重力の大きさ及び方向を検出可能であり、端末の姿勢識別(例えば、縦横画面の切り替え、関連ゲーム、磁力計の姿勢較正)や、振動認識関連機能(例えば、歩数計、タップ)などを行うことができる。センサ1505は、指紋センサや、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよく、ここで詳しく説明しない。
【0452】
表示部1506は、ユーザが入力した情報やユーザに提供する情報を表示する。表示部1506は、表示パネル15061を含み得る。表示パネル15061は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形態で構成されてもよい。
【0453】
ユーザ入力部1507は、入力された数字や文字を受信し、端末のユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力を生じる。具体的には、ユーザ入力部1507は、タッチパネル15071、及びその他の入力装置15072を含む。タッチパネル15071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、ユーザによるタッチパネル15071上及び近傍のタッチ操作(例えば、ユーザが指、スタイラスなどの任意の適切な物体又は付属物を用いてタッチパネル15071上又はタッチパネル15071の近傍で行う操作)を収集することができる。タッチパネル15071は、タッチ検出装置とタッチコントローラと、2つの部分を含み得る。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出して、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチ点座標に変換してプロセッサ110に送り、プロセッサ110からのコマンドを受信して実行する。また、タッチパネル15071は、抵抗式、静電容量式、赤外線式、表面弾性波式など、複数の方式により実現し得る。ユーザ入力部1507は、タッチパネル15071に加えて、他の入力装置15072を含み得る。具体的には、他の入力装置15072は、物理キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、ジョイスティックを含み得るが、それらに限定されず、ここでは、詳しく説明しない。
【0454】
さらに、タッチパネル15071は、表示パネル15061上に被覆可能であり、タッチパネル15071は、タッチパネル15071上又は近傍でのタッチ操作を検出すると、プロセッサ1510に送信してタッチイベントの種類を決定する。その後、プロセッサ1510は、タッチイベントの種類に応じて表示パネル15061に対応する視覚出力を提供する。
図15では、タッチパネル15071と表示パネル15061は、2つの別個の構成要素として端末1500の入出力機能を実現するが、幾つかの実施例では、タッチパネル15071と表示パネル15061を集積して端末1500の入出力機能を実現してもよく、ここでは具体的には限定しない。
【0455】
インターフェース部1508は、外部装置が端末1500に接続するためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドセットポート、外部電源(又はバッテリチャージャ)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置を接続するためのポート、オーディオ入出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、ヘッドセットポートなどを含み得る。インターフェース部1508は、外部装置から入力(例えば、データ情報、電力など)を受信し、受信した入力を端末1500内の1つ以上の素子に伝送するために使用されてもよく、又は端末1500と外部装置との間でデータを伝送するために使用されてもよい。
【0456】
メモリ1509は、ソフトウェアプログラムや各種データを記憶する。メモリ1509は、主として、オペレーティングシステム(OS)、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶可能な記憶プログラム領域と、ハンドセットの使用に応じて作成されたデータ(例えば、音声データ、電話帳など)などを記憶可能な記憶データ領域と、を含み得る。また、メモリ1509は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイスのような不揮発性メモリ、又は他の揮発性固体記憶デバイスをさらに含み得る。
【0457】
プロセッサ1510は、端末の制御センターであり、端末全体の各部を様々なインタフェース及び回路で接続し、メモリ1509内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行したり、メモリ1509に記憶されたデータを呼び出したりすることにより、端末の様々な機能を実行し、データ処理を行い、端末全体のモニタリングを行う。プロセッサ1510は、1つ以上の処理部を含み得る。好ましくは、プロセッサ1510は、オペレーティングシステムや、ユーザインタフェース、アプリケーションなどを主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを集積してもよい。なお、上記のモデムプロセッサは、プロセッサ1510に集積されなくてもよい。
【0458】
端末1500は、各構成要素に電力を供給するための電源1511(例えば、バッテリ)をさらに含み得る。選択的には、電源1511は、電源管理システムを介してプロセッサ1510と論理的に接続されてもよく、これにより、電源管理システムで、充放電管理、及び消費電力管理などの機能を実現し得る。さらに、端末1500は、示されていない幾つかの機能モジュールを備えるが、ここでその説明を省略する。
【0459】
選択的には、本開示の実施例は、端末をさらに提供する。該端末は、プロセッサ1510、メモリ1509、及びメモリ1509に記憶され、前記プロセッサ1510で実行可能なコンピュータプログラムを備え、該コンピュータプログラムがプロセッサ1510によって実行されるとき、上記のネットワーク間運用の方法の実施例の各プロセスを実現し得、且つ同様の技術的効果を実現し得る。重複を回避するため、ここで説明を省略する。
【0460】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、上記のネットワーク間運用の方法の実施例の各プロセスを実現し得、且つ同様の技術的効果を実現し得る。重複を回避するため、ここで説明を省略する。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROMと略称する)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称する)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0461】
説明すべきなのは、本明細書において、用語「備える」、「含む」、又はそれらの任意の他の変形形態は、非排他的な包含をカバーすることが意図され、これにより一連の要素を含むプロセス、方法、部品、又は装置は、それらの要素だけでなく、明確に列挙されていない他の要素も含み、あるいはかかるプロセス、方法、部品又は装置に固有の要素も含む。「1つの……を含む」という表現によって限定された要素は、これ以上の制限がない場合、その要素を含むプロセス、方法、部品又は装置内に他の同じ要素が存在することを除外しない。
【0462】
以上の実施形態の説明により、上記実施例の方法が、ソフトウェアに、必要な汎用ハードウェアプラットフォームを加えた方式で実現でき、当然のことながら、ハードウェアによって実現することもできるが、多くの場合、前者がより好ましい実施形態であることを当業者が明確に理解することができる。このような理解に基づいて、本開示の技術的手段は、実質的に、言い換えると関連技術に貢献する部分は、ソフトウェア製品の形態で具体化されてもよい。本開示の複数の実施例に記載された方法を端末(ハンドセット、コンピュータ、サーバ、空調機、又はネットワーク機器などであってもよい)に実行させるための若干の命令を含む該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶される。
【0463】
以上、本開示の実施例について図面を参照して説明したが、本開示は、上述の具体的な実施形態に限定されるものではなく、上述の具体的な実施形態は、単なる例示的なものであって、限定的なものではない。当業者が本開示の教示を受けて本開示の要旨及び特許請求の範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本開示の保護範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0464】
800 第1ネットワーク
801 第1決定モジュール
802 第1実行モジュール
900 第1ネットワーク
901 第2決定モジュール
902 第2実行モジュール
1000 ターゲットネットワーク
1001 第3受信モジュール
1002 第3実行モジュール
1100 端末
1101 取得モジュール
1102 第4実行モジュール
1200 第1ネットワーク
1201 プロセッサ
1202 メモリ
1203 ユーザインタフェース
1204 送受信機
1300 第1ネットワーク
1301 プロセッサ
1302 メモリ
1303 ユーザインタフェース
1304 送受信機
1400 ターゲットネットワーク
1401 プロセッサ
1402 メモリ
1403 ユーザインタフェース
1404 送受信機
1500 端末
1501 無線周波数部、RF部
1502 ネットワークモジュール
1503 音声出力部、オーディオ出力部
1504 入力部
15041 グラフィックスプロセッシングユニット、グラフィックプロセッサ
15042 マイクロフォン
1505 センサ
1506 表示部
15061 表示パネル
1507 ユーザ入力部
15071 タッチパネル
15072 入力装置
1508 インターフェース部
1509 メモリ
1510 プロセッサ
1511 電源