(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-20
(45)【発行日】2023-11-29
(54)【発明の名称】スピーカー部材及びスピーカー装置
(51)【国際特許分類】
H04R 1/02 20060101AFI20231121BHJP
H04R 1/28 20060101ALI20231121BHJP
【FI】
H04R1/02 104Z
H04R1/28 310E
H04R1/02 101G
(21)【出願番号】P 2019236813
(22)【出願日】2019-12-26
【審査請求日】2022-10-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000004075
【氏名又は名称】ヤマハ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100134359
【氏名又は名称】勝俣 智夫
(74)【代理人】
【識別番号】100162868
【氏名又は名称】伊藤 英輔
(74)【代理人】
【識別番号】100206391
【氏名又は名称】柏野 由布子
(72)【発明者】
【氏名】柴草 浩之
(72)【発明者】
【氏名】田中 一伯
【審査官】堀 洋介
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-535203(JP,A)
【文献】特開2005-035314(JP,A)
【文献】実開昭51-154529(JP,U)
【文献】特開昭63-060696(JP,A)
【文献】特開平10-243488(JP,A)
【文献】特開平07-131876(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 1/02
H04R 1/20- 1/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口の外側にあり、前記開口から広がる拡散板と、
前記拡散板の外周で、前記拡散板と繋がる基体と、
前記拡散板から起立する複数の隔壁からなる、支持部と、を備え、
前記支持部は、前記拡散板の少なくとも一部の上方を覆う支持面を有し、
前記支持面は、前記基体の外表面を覆う仮想面に沿い、前記隔壁の間のスリットを有する、スピーカー部材。
【請求項2】
前記基体は、第1方向に延びる平板と、前記第1方向と直交する第2方向において前記平板に繋がる湾曲板とを有し、
前記仮想面は、前記基体の外表面に沿って平坦面と湾曲面とを有し、
前記支持面は、前記湾曲面に沿い前記平坦面まで至る、請求項1に記載のスピーカー部材。
【請求項3】
前記拡散板、前記基体及び前記支持部は一体化している、請求項1又は2に記載のスピーカー部材。
【請求項4】
前記基体は、第1方向に延びる平板と、前記第1方向と直交する第2方向において前記平板に繋がる湾曲板とを有し、
前記拡散板の前記第2方向の幅は、前記平板の前記第2方向の幅より大きい、請求項1~3のいずれか一項に記載のスピーカー部材。
【請求項5】
前記基体は、第1方向に延びる平板と、前記第1方向と直交する第2方向において前記平板に繋がる湾曲板とを有し、
前記拡散板の前記第2方向の幅は、前記基体の前記第2方向の幅の90%以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載のスピーカー部材。
【請求項6】
前記開口の少なくとも一部を覆う保護部をさらに備える、請求項1~5のいずれか一項に記載のスピーカー部材。
【請求項7】
前記基体の外表面及び前記支持部の支持面を覆う布体をさらに備える、請求項1~6のいずれか一項に記載のスピーカー部材。
【請求項8】
前記布体を構成する繊維が延びる方向と、前記
スリットが延びる方向とが一致している、請求項7に記載のスピーカー部材。
【請求項9】
スピーカーと、
前記スピーカーを覆う請求項1~8のいずれか一項に記載のスピーカー部材と、を備える、スピーカー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スピーカー部材及びスピーカー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内部にスピーカーを収容できる筐体を有するスピーカー装置が開示されている。また特許文献1には、筐体のフレームの一部を布状被覆材で覆うことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
外表面に凹凸を有するスピーカー部材を布体で覆う場合、スピーカー部材の外表面の凹凸を布体が反映し、所望のデザインを実現することが難しい場合がある。また所望のデザインを実現しようとすると、スピーカー部材に布体の支持部を設けることになり、支持部によって音質が低下する場合がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、デザインされた形状を維持しつつ、音質の劣化を防ぐスピーカー部材、スピーカー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、開口の外側にあり、前記開口から広がる拡散板と、前記拡散板の外周で、前記拡散板と繋がる基体と、前記拡散板から起立する複数の隔壁からなる、支持部と、を備え、前記支持部は、前記拡散板の少なくとも一部の上方を覆う支持面を有し、前記支持面は、前記基体の外表面を覆う仮想面に沿い、前記隔壁の間のスリットを有する、スピーカー部材である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、デザインされた形状を維持しつつ、スピーカーの音質の劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1実施形態に係るスピーカー装置の斜視図である。
【
図2】第1実施形態に係るスピーカー部材の特徴部分の斜視図である。
【
図3】第1実施形態に係るスピーカー部材の特徴部分の平面図である。
【
図4】
図3におけるA-A線に沿ってスピーカー装置を切断した断面図である。
【
図5】
図3におけるB-B線に沿ってスピーカー装置を切断した断面図である。
【
図6】
図3におけるC-C線に沿ってスピーカー装置を切断した断面図である。
【
図7】第2実施形態に係るスピーカー部材の断面図である。
【
図8】第3実施形態に係るスピーカー部材の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本実施形態について、図面を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本実施形態の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
【0010】
「第1実施形態」
図1は、第1実施形態に係るスピーカー装置100の斜視図である。スピーカー装置100は、スピーカー部材10と収容部材20とスピーカー30とパッシブラジエータ31と布体40とを備える。スピーカー装置100は、例えば、サウンドバースピーカーである。
【0011】
以下、スピーカー装置100が載置される載置面をxy平面とし、スピーカー装置100の長軸方向をx方向、x方向と直交する方向をy方向、x方向及びy方向と直交する方向をz方向とする。x方向は第1方向の一例であり、y方向は第2方向の一例である。
【0012】
スピーカー部材10は、収容部材20の蓋である。スピーカー部材10と収容部材20とが嵌合することで、内部に空間が形成される。スピーカー30及びパッシブラジエータ31は、内部の空間に収容される。布体40は、スピーカー部材10を覆う。
図1では、布体40がスピーカー部材10を覆う前の状態を図示しているが、布体40がスピーカー部材10を覆った後は、布体40はスピーカー部材10の外表面に密着する。布体40は、柔軟性を有し、音が通過できるものであればよい。布体40は、例えば、織物、編物、不織布である。布体40は、この他、発泡シート等でもよい。
【0013】
図2は、スピーカー部材10の特徴部分を拡大した斜視図である。スピーカー部材10は、基体11と拡散板13と第1支持部14と第2支持部15と保護部16とを備える。
【0014】
基体11は、平板11Aと側板11Bと湾曲板11Cとを備える。平板11Aは、xy平面と平行な平坦な板である。平板11Aは、例えば、x方向に延びる。側板11Bは、xy平面に対して交差する板である。側板11Bも、例えば、x方向に延びる。側板11Bは、スピーカー30からの音が通過する開口を有してもよい。湾曲板11Cは、平板11Aと側板11Bとを繋ぐ部分である。基体11の上面は、例えば、平板11Aと湾曲板11Cとからなる。
【0015】
基体11は、開口12を有する。開口12は、基体11の上面にある。開口12は、例えば、平板11Aと湾曲板11Cとに亘っている。開口12は、スピーカー30及びパッシブラジエータ31から放音される音の通路である。開口12は、例えば、スピーカー30及びパッシブラジエータ31の振動面の上方にある。例えば、
図1に示すように、スピーカー30及びパッシブラジエータ31のz方向にある。
【0016】
拡散板13は、開口12の外側にあり、開口12の周囲を囲む。拡散板13は、外周で基体11と繋がる。拡散板13は、開口12からz方向に広がる。拡散板13の外径は、開口12から離れるに従い大きくなる。拡散板13は、例えば、湾曲している。拡散板13は、例えば、基体11の外表面からすり鉢状に湾曲している。拡散板13は、スピーカー30から放音される音を拡散する。
【0017】
図3は、スピーカー部材10の特徴部分を拡大した平面図である。拡散板13のy方向の幅w1は、例えば、基体11のy方向の幅w2と略一致する。例えば、拡散板13のy方向の幅w1は、例えば、基体11のy方向の幅w2の90%以上である。基体11のy方向の幅w1は、z方向から見た平板11A及び湾曲板11Cのy方向の幅である。また拡散板13のy方向の幅w1は、例えば、基体11の平板11Aのy方向の幅w3より大きい。拡散板13を大きくすることで、スピーカー30から放音される音が広がる。
【0018】
第1支持部14及び第2支持部15は、布体40を支持する支持部である。第1支持部14及び第2支持部15は、開口12及び拡散部13がある箇所で布体40が凹むことを防ぎ、布体40を被覆後の外観をデザインされた形状に保つ。第1支持部14と第2支持部15とは、例えば、開口12を挟む位置にある。
【0019】
図4~
図6は、スピーカー装置の切断面である。
図4は
図3におけるA-A線に沿って切断した切断面であり、
図5は
図3におけるB-B線に沿って切断した切断面であり、
図6は
図3におけるC-C線に沿って切断した切断面である。A-A線はy方向に平行で開口12の中央を通る線であり、B-B線は後述する隔壁14A,15Aを通る線であり、C-C線は後述するスリット14B,15Bに沿う線である。
【0020】
第1支持部14及び第2支持部15は、それぞれ拡散板13から起立する隔壁14A,15Aからなる。隣接する隔壁14Aの間にはスリット14Bがあり、隣接する隔壁15Aの間にはスリット15Bがある。第1支持部14及び第2支持部15は、複数の隔壁14A,15Aのz方向の外表面で、布体40を支持する。第1支持部14の支持面14sは、複数の隔壁14Aのz方向の外表面を繋いだ面であり、第2支持部15の支持面15sは、複数の隔壁15Aのz方向の外表面を繋いだ面である。支持面14s,15sには、スリット14B,15Bに対応する位置に穴がある。
【0021】
支持面14s,15sは、仮想面Vpに沿っている。仮想面Vpは、基体11の外表面を被覆する面であり、スピーカー部材10を覆った布体40により形作られる面と一致する。仮想面Vpは、例えば、開口12を有さない部分における基体11の外表面と一致する。仮想面Vpは、例えば、平坦面Vpfと湾曲面Vpcとからなる。平坦面Vpfは、x方向に基材11の平板11Aと重なる位置にある。湾曲面Vpcは、x方向に基材11の湾曲板11Cと重なる位置にある。支持面14s、15sは、湾曲面Vpcに沿い平坦面Vpfまで至る。支持面14s,15sの一部は湾曲しており、支持面14s,15sの湾曲している部分の曲率は、例えば、湾曲面Vpcの曲率と一致する。湾曲面Vpcの曲率は、湾曲板11Cの表面の曲率と一致する。
【0022】
図3に示す隔壁14A,15A及びスリット14B,15Bは、x方向及びy方向に対して45°傾いている。隔壁14A,15A及びスリット14B,15Bは、例えば、布体40の網目方向に沿って延びる。隔壁14A,15A及びスリット14B,15Bの延びる方向は、例えば、布体40の繊維が延びる方向と一致する。隔壁14A,15Aの延びる方向と布体40の繊維が延びる方向とが一致すると、隔壁14A,15Aによって布体40の表面にわずかに生じる凹凸が目立たなくなり、デザイン性が高まる。
【0023】
保護部16は、第1支持部14と第2支持部15とを繋ぐ。保護部16は、z方向からの平面視で、開口12と重なる位置にある。保護部16は、スピーカー30を外部から保護する。
図3に示す保護部16は、円環部と、円環部と第1支持部14又は第2支持部15とを繋ぐ架橋部とからなる。開口12と重なる位置に円環部を設けることで、保護部16がスピーカー30から放音される音の伝搬を阻害することが抑制される。
【0024】
スピーカー部材10は、金型による成形、3Dプリンター等で一体加工できる。基体11、拡散板13、第1支持部14、第2支持部15、保護部16は、例えば、一体化している。これらが一体化すると、接続部において生じる段差により外観のデザイン性が低下することや接続部においてノイズが生じることが抑制される。またこれらの部材の一体化は、生産性の向上、生産コストの低下にもつながる。
【0025】
第1実施形態に係るスピーカー装置100は、第1支持部14及び第2支持部15によって布体40を支持することで、布体40が開口12及び拡散板13がある部分で窪むことを抑制できる。すなわち、第1実施形態に係るスピーカー装置100は、布体40をデザインされた形状に合わせることができ、様々なデザインへの汎用性が高い。
【0026】
また第1支持部14及び第2支持部15は、支持面14s,15sにスリット14B,15Bによる穴を有するため、穴を介してスピーカー30から放音された音及び拡散部13により拡散された音を外部に伝えることができる。
【0027】
また布体40を支持する支持面14s,15sは、拡散板13の形状によらず、第1支持部14及び第2支持部15によって形作られる。換言すると、拡散板13の形状、大きさの自由度が高まる。例えば、拡散板13の大きさを大きくすることで、スピーカー30から放音された音がより高品質に外部に伝わる。
【0028】
また第1支持部14及び第2支持部15の形状を布体40の繊維の方向に合わせることで、隔壁14A,15Aによって布体40の表面に生じる凹凸を目立たなくすることができる。
【0029】
「第2実施形態」
図7は、第2実施形態に係るスピーカー装置101の断面図である。
図7は、y方向に平行で開口12の中央を通る面で切断した断面である。
図7に示すスピーカー装置101は、スピーカー部材50が第1支持部14及び第2支持部15に変えて支持部51を有する点が、第1実施形態に係るスピーカー装置100と異なる。第2実施形態に係るスピーカー装置101において、第1実施形態に係るスピーカー装置100と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省く。
【0030】
スピーカー部材50は、基体11と拡散板13と支持部51とを備える。支持部51は、基体11に繋がり、開口12及び拡散板13の上方を覆う。支持部51は、外表面の支持面51sで布体40を支持する。支持面51sは、仮想面Vpに沿っている。仮想面Vpは、例えば、基体11及び支持部51の外表面と一致する。仮想面Vpは、例えば、平坦面Vpfと湾曲面Vpcとからなる。
【0031】
支持部51は、例えば、基体11、拡散板13と一体化されている。支持部51は、スピーカー30の保護部を兼ねる。
【0032】
支持部51は、穴51Aを有する。穴51Aの形状は特に問わない。穴51Aは、例えば、一方向に延びるスリットでも、円形のホールでもよい。
【0033】
第2実施形態に係るスピーカー装置101は、支持部51によって布体40を支持することで、布体40が開口12より窪むことを抑制できる。また支持部51が穴51Aを有することで、穴51Aを介してスピーカー30から放音された音を外部に伝えることができる。また布体40を支持する支持面51sは、拡散板13の形状によらないため、拡散板13の大きさを自由に設計できる。
【0034】
「第3実施形態」
図8は、第3実施形態に係るスピーカー装置102のz方向からの平面図である。
図8に示すスピーカー装置102は、スピーカー部材60の第1支持部61及び第2支持部62の形状が、第1実施形態に係るスピーカー装置100と異なる。第3実施形態に係るスピーカー装置102において、第1実施形態に係るスピーカー装置100と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省く。
【0035】
スピーカー部材60は、基体11と拡散板13と第1支持部61と第2支持部62と保護部16とを備える。第1支持部61及び第2支持部62は、布体40を支持する支持部である。
【0036】
第1支持部61及び第2支持部62は、それぞれ拡散板13から起立する隔壁61A,62Aからなる。隣接する隔壁61A,62Aのそれぞれの間にはスリット61B,62Bがある。第1支持部61及び第2支持部62の支持面には、スリット61B,62Bに対応する位置に穴がある。
【0037】
第1支持部61及び第2支持部62は隔壁61A,62Aの形状が第1実施形態に係る第1支持部14及び第2支持部15と異なるのみであり、その他の構成は同様である。隔壁61A及び隔壁62Aは、開口12の中心から放射状に広がる向きに配向している。スリット61B,62Bも開口12の中心から放射状に広がる。音は、開口12の下方に設置されたスピーカー30から等方的に広がる。隔壁61A,62Aを開口12の中心から放射状に配置することで、隔壁61A,62Aが伝搬する音を遮断することがより抑制される。
【0038】
第3実施形態に係るスピーカー装置102は、第1支持部61及び第2支持部62によって布体40を支持することで、布体40が開口12及び拡散板13がある部分で窪むことを抑制できる。また第1支持部61及び第2支持部62がスリット61B,62Bを有することで、スリット61B,62Bを介してスピーカー30から放音された音を外部に伝えることができる。また布体40を支持する支持面は、拡散板13の形状によらないため、拡散板13の大きさを自由に設計できる。
【0039】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。
【0040】
例えば、スピーカー部材の外形は、
図1に示すものに限られない。支持部の支持面がスピーカー部材の外表面に沿うことで、スピーカーの開口及び拡散板で布体が窪むことは避けられ、スピーカー部材の形状を自由に設計できる。スピーカー部材の外表面が複数の凹凸を有する場合は、例えば、凹部となる部分で布体を接着することで、布体をスピーカー部材の外表面に沿って被覆させることができる。
【0041】
また上記実施形態に係るスピーカー装置は、スピーカー内蔵製品のスピーカー、バフレススピーカー製品のスピーカー又はバスレフポートの開口部に適用できる。スピーカー内蔵製品は、例えば、テレビスピーカー、シリングスピーカー、車載スピーカー、インテリア内蔵スピーカー、ポータブルキーボード等である。バフレススピーカー製品は、例えば、ディスクトップオーディオ、サウンドバー、HiFi製品等である。
【符号の説明】
【0042】
10,50,60 スピーカー部材、11 基体、11A 平板、11B 側板、11C 湾曲板、12 開口、13 拡散板、14,61 第1支持部、15,62 第2支持部、14A,15A,61A,62A 隔壁、14B,15B,61B,62B スリット、14s,15s,51s 支持面、16 保護部、20 収容部材、30 スピーカー、40 布体、51 支持部、51A 穴、100,101,102 スピーカー装置、Vp 仮想面、w1,w2,w3 幅