(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-20
(45)【発行日】2023-11-29
(54)【発明の名称】自己診断機器分析装置及び自己診断機器分析装置の分析方法
(51)【国際特許分類】
A61B 5/00 20060101AFI20231121BHJP
G16H 10/40 20180101ALI20231121BHJP
A61B 10/00 20060101ALN20231121BHJP
【FI】
A61B5/00 A
G16H10/40
A61B10/00 305A
(21)【出願番号】P 2021546835
(86)(22)【出願日】2020-01-29
(86)【国際出願番号】 KR2020001323
(87)【国際公開番号】W WO2020166851
(87)【国際公開日】2020-08-20
【審査請求日】2021-11-18
(31)【優先権主張番号】10-2019-0016288
(32)【優先日】2019-02-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521353698
【氏名又は名称】スマイルラブ カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】リ,キュ ヒ
(72)【発明者】
【氏名】ソン,ヨン フン
【審査官】牧尾 尚能
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-052216(JP,A)
【文献】特表2016-512354(JP,A)
【文献】特表2007-513399(JP,A)
【文献】特表2012-513221(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2003/0187338(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0190373(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/00- 5/01
A61B 9/00-10/06
G06Q 50/22
G16H 10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自己診断機器の診断結果を分析する装置であって、
前記自己診断機器の利用方法についての情報であるガイド情報を保存するメモリと、
使用者によって選択された自己診断機器についての前記ガイド情報を提供し、提供されたガイド情報にしたがってテストされた自己診断機器の診断結果を分析する制御部とを含み、
前記制御部は、前記使用者のテストによって自己診断機器が試料と反応した反応状態を撮影し、予め保存されている他の使用者の自己診断機器の反応状態に基づいて前記自己診断機器の診断結果を分析する、自己診断機器分析装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記使用者の個人情報を獲得するチェックリストを提供する、請求項1に記載の自己診断機器分析装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記使用者の個人情報に基づいて前記使用者の生活パターンを分析し、分析された生活パターンに基づいて前記ガイド情報を提供する、請求項2に記載の自己診断機器分析装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記使用者の個人情報に基づいて前記使用者を分類する、請求項2に記載の自己診断機器分析装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記使用者が分類されたグループに属する他の使用者の診断結果に基づいて前記使用者の診断結果の信頼度を分析する、請求項1に記載の自己診断機器分析装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記自己診断機器の診断結果に対する分析記録に基づいて前記使用者が前記ガイド情報にしたがって前記自己診断機器の利用可否を識別する、請求項1に記載の自己診断機器分析装置。
【請求項7】
自己診断機器の診断結果を分析する自己診断機器分析装置が自己診断機器の診断結果を分析する方法であって、
前記自己診断機器分析装置は、ガイド情報にしたがってテストされた自己診断機器の診断結果を分析する制御部を備え、
前記制御部が使用者によって選択された自己診断機器の利用方法についての情報であるガイド情報を提供する段階と、
前記制御部が提供されたガイド情報にしたがってテストされた自己診断機器の診断結果を分析する段階と
、を含み、
前記自己診断機器の診断結果を分析する段階は、
前記制御部が前記使用者のテストによって自己診断機器が試料と反応した反応状態を撮影する段階と、
前記制御部が予め保存されている他の使用者の自己診断機器の反応状態に基づいて前記自己診断機器の診断結果を分析する段階とを含む、自己診断機器分析装置の分析方法。
【請求項8】
前記自己診断機器
分析装置の分析方法は、
前記制御部が前記使用者の個人情報を獲得するチェックリストを提供する段階をさらに含む、請求項7に記載の自己診断機器分析装置の分析方法。
【請求項9】
前記自己診断機器
分析装置の分析方法は、
前記制御部が前記使用者の個人情報に基づいて前記使用者の生活パターンを分析する段階と、
前記制御部が分析された生活パターンに基づいて前記ガイド情報を提供する段階とをさらに含む、請求項8に記載の自己診断機器分析装置の分析方法。
【請求項10】
前記自己診断機器
分析装置の分析方法は、
前記制御部が前記使用者の個人情報に基づいて前記使用者を分類する段階をさらに含む、請求項8に記載の自己診断機器分析装置の分析方法。
【請求項11】
前記自己診断機器
分析装置の分析方法は、
前記制御部が、前記使用者が分類されたグループに属する他の使用者の診断結果に基づいて前記使用者の診断結果の信頼度を分析する段階をさらに含む、請求項7に記載の自己診断機器分析装置の分析方法。
【請求項12】
前記自己診断機器
分析装置の分析方法は、
前記制御部が、前記自己診断機器の診断結果に対する分析記録に基づいて
、前記ガイド情報にしたがって前記自己診断機器の
前記使用者の利用可否を識別する段階をさらに含む、請求項7に記載の自己診断機器分析装置の分析方法。
【請求項13】
請求項7に記載の方法を遂行するプログラムが記録されたコンピュータ可読の記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する実施例は自己診断機器の結果を分析する方法及び装置に関するもので、より詳しくは使用者が使用する自己診断機器別に使用ガイドを提供するとともに自己診断機器の診断結果を分析して正確な診断結果を提供する自己診断機器の結果を分析する方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近になって多様な目的の自己診断機器が開発されることにより、使用者の体調を容易に確認することができることになった。
【0003】
このために、自己診断機器は、特定のホルモン又は特定のタンパク質と反応して色が変わるか又は特定の表示をするようにして、特定の疾病又は体の状態を診断することができるようにする。
【0004】
特に、姙娠テスト又は排卵確認などのようにホルモンを用いた自己診断機器の場合、自己診断機器には姙娠又は排卵の際に現れるホルモンと反応する試薬が塗布されており、自己診断機器に塗布された試薬がホルモンと反応して色が変わるかによって使用者が自ら姙娠したか又は排卵時期であるかを確認することができるようにする。
【0005】
ここで、自己診断機器別に検出しようとするホルモン又はタンパク質ごとに試薬との反応時間、検出方法が異なるから、自己診断機器ごとに試料をサンプリングする方法、使用方法、結果の判読などが異なり、同種の診断機器であっても製造社やモデルによって使用方法が異なる。
【0006】
しかし、自己診断機器の形状及び原理が類似しているから、使用者が使用方法又は結果判読方法を正確に熟知せずに使うことによって誤った診断結果を得ることがあるという問題点がある。
【0007】
これに関連して、先行技術文献である韓国公開特許第10-2013-0025463号公報は身体の健康状態を手軽く確認することができる自己診断キットに関するものであり、測定器本体に血糖測定モジュール及び活性化酸素測定モジュールからなるモジュール部を選択的に付着して使用することができるようになり、携帯が簡便であって一般家庭でも容易に用いることができ、血糖測定の際のシグナルと加速度脈波及び心拍変動から得た酸素飽和度の測定時のシグナルの差によってそれぞれのモジュール及び測定器本体に端子を個別的に形成するだけで、使用者が自己診断機器を正確に使用するように誘導するか正確な結果7判読を提供することができない。
【0008】
したがって、前述した問題点を解決するための技術が必要になった。
【0009】
一方、前述した背景技術は発明者が本発明の導出のために保有しているか本発明の導出過程で習得した技術情報であり、必ずしも本発明の出願前に一般の公衆に公開された公知技術であるとは言えない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【文献】韓国公開特許第10-2013-0025463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本明細書で開示する実施例は、自己診断機器の結果を分析する方法及び装置を提示することを目的とする。
【0012】
本明細書で開示する実施例は、自己診断機器の正確な使用方法を提供する自己診断機器の結果を分析する方法及び装置を提示することを目的とする。
【0013】
本明細書で開示する実施例は、試料がサンプリングされた自己診断機器の診断結果を分析して正確な診断結果を提供する自己診断機器の結果を分析する方法及び装置を提示することを目的とする。
【0014】
本明細書で開示する実施例は、自己診断機器を使う使用者と類似した他の使用者グループの診断結果と使用者の診断結果を比較分析して診断結果の信頼度を判断する自己診断機器の結果を分析する方法及び装置を提示することを目的とする。
【0015】
本明細書で開示する実施例は、追加的な診断のための診断時期を使用者に知らせることにより追加診断によって診断結果の正確度を高める自己診断機器の結果を分析する方法及び装置を提示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上述した技術的課題を達成するための技術的手段として、一実施例によれば、自己診断機器の診断結果を分析する装置であって、前記自己診断機器の利用方法についての情報であるガイド情報を保存するメモリと、使用者によって選択された自己診断機器についての前記ガイド情報を提供し、提供されたガイド情報にしたがってテストされた自己診断機器の診断結果を分析する制御部とを含むことができる。
【0017】
他の実施例によれば、自己診断機器分析装置が自己診断機器の診断結果を分析する装置であって、使用者によって選択された自己診断機器の利用方法についての情報であるガイド情報を提供する段階と、提供されたガイド情報にしたがってテストされた自己診断機器の診断結果を分析する段階とを含むことができる。
【0018】
さらに他の実施例によれば、自己診断機器分析方法を遂行するプログラムが記録されたコンピュータ可読の記録媒体であって、前記自己診断機器分析方法は、使用者によって選択された自己診断機器の利用方法についての情報であるガイド情報を提供する段階と、提供されたガイド情報にしたがってテストされた自己診断機器の診断結果を分析する段階とを含むことができる。
【0019】
他の実施例によれば、自己診断機器分析装置によって遂行され、前記自己診断機器分析方法を遂行するために記録媒体に保存されたコンピュータプログラムであって、前記自己診断機器分析方法は、使用者によって選択された自己診断機器の利用方法についての情報であるガイド情報を提供する段階と、提供されたガイド情報にしたがってテストされた自己診断機器の診断結果を分析する段階とを含むことができる。
【発明の効果】
【0020】
前述した課題解決手段のいずれか一つによれば、自己診断機器の結果を分析する方法及び装置を提示することができる。
【0021】
前述した課題解決手段のいずれか一つによれば、自己診断機器の正確な使用方法をガイドによって使用者が正確に遂行することができるようにする自己診断機器の結果を分析する方法及び装置を提示することができる。
【0022】
前述した課題解決手段のいずれか一つによれば、試料がサンプリングされた自己診断機器の診断結果を分析し、肉眼上の診断結果が不明な場合にも正確な診断結果を識別することができる自己診断機器の結果を分析する方法及び装置を提示することができる。
【0023】
前述した課題解決手段のいずれか一つによれば、自己診断機器を使う使用者と類似した他の使用者グループの診断結果と使用者の診断結果を比較分析して診断結果の信頼度を判断する自己診断機器の結果を分析する方法及び装置を提示することができる。
【0024】
前述した課題解決手段のいずれか一つによれば、追加的な診断のための診断時期を使用者に知らせることにより追加診断によって診断結果の正確度を高めることができる自己診断機器の結果を分析する方法及び装置を提示することができる。
【0025】
開示する実施例で得られる効果は以上で言及した効果に制限されず、言及しなかった他の効果は下記の記載で開示する実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者に明らかに理解可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】一実施例による自己診断機器分析装置を示すブロック図である。
【
図2】一実施例による自己診断機器分析方法を説明するためのフローチャートである。
【
図3】一実施例による自己診断機器分析方法を説明するための例示図である。
【
図4】一実施例による自己診断機器分析方法を説明するための例示図である。
【
図5】一実施例による自己診断機器分析方法を説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下では添付図面に基づいて多様な実施例を詳細に説明する。以下で説明する実施例は様々な相異なる形態に変形されて実施されることもできる。実施例の特徴をより明確に説明するために、以下の実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者に広く知られている事項についての詳細な説明は省略する。そして、図面で実施例の説明に関係ない部分は省略し、明細書全般にわたって類似の部分に対しては類似の図面符号を付けた。
【0028】
明細書全般で、ある構成が他の構成と連結されていると言うとき、これは直接的に連結されている場合だけではなく、その中間に他の構成を挟んで連結されている場合も含む。また、ある構成が他の構成を含むというとき、特に反対の記載がない限り、さらに他の構成を除くものではなくて他の構成をさらに含むこともできることを意味する。
【0029】
以下、添付図面に基づいて実施例を詳細に説明する。
【0030】
説明に先立ち、以下で使用する用語の意味を定義する。
【0031】
‘自己診断機器’は特定の疾病又は身体状態を使用者が自ら診断することができる機器であり、特定の疾病又は身体状態を示す指標であるタンパク質又はホルモンと反応する物質が塗布されていることができる。
【0032】
‘試料’は使用者の疾病又は身体状態を診断するために使用者の身体から採取したサンプルである。
【0033】
以上で定義した用語の他に説明が必要な用語は以下でそれぞれ別に説明する。
【0034】
図1は一実施例による自己診断機器分析装置10を説明するための構成図である。
【0035】
自己診断機器分析装置10は、ネットワークNを介して遠隔地のサーバーに接続するか、他の末端及びサーバーと連結可能なコンピュータ、携帯用端末機、テレビ、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)などから具現可能である。ここで、コンピュータは、例えばウェブブラウザー(WEB Browser)が搭載されたノートブック型PC、デスクトップ(desktop)型PC、ラップトップ(laptop)型PCなどを含み、携帯用端末機は、例えば携帯性及び移動性が保障される無線通信装置であり、PCS(Personal Communication System)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、GSM(Global System for Mobile communications)、IMT(International Mobile Telecommunication)-2000、CDMA(Code Division Multiple Access)-2000、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)、スマートフォン(Smart Phone)、モバイルWiMAX(Mobile Worldwide Interoperability for Microwave Access)などの全ての種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができる。また、テレビは、IPTV(Internet Protocol Television)、インターネットTV(Internet Television)、地上波TV、ケーブルTVなどを含むことができる。さらに、ウェアラブルデバイスは、例えば時計、めがね、アクセサリー、衣服、履物など、人体に直接着用可能なタイプの情報処理装置であり、直接又は他の情報処理装置によってネットワークを介して遠隔地のサーバーに接続するか他の端末と連結されることができる。
【0036】
図1を参照すると、一実施例による自己診断機器分析装置10は、入出力部110、制御部120、通信部130及びメモリ140を含むことができる。
【0037】
入出力部110は、使用者から入力を受信するための入力部と、作業の遂行結果又は自己診断機器分析装置10の状態などの情報を表示するための出力部とを含むことができる。例えば、入出力部110は使用者入力を受信する操作パネル(operation panel)及び画面を表示するディスプレイパネル(display panel)などを含むことができる。
【0038】
具体的に、入力部は、キーボード、物理ボタン、タッチスクリーン、カメラ又はマイクなどのように多様な形態の使用者入力を受信することができる装置を含むことができる。また、出力部は、ディスプレイパネル又はスピーカーなどを含むことができる。ただ、これに限定されず、入出力部110は多様な入出力を支援する構成を含むことができる。
【0039】
このような入出力部110は、入力部のカメラを介して自己診断機器の反応結果を撮影することができ、撮影される結果を後述する制御部120に提供することができる。
【0040】
例えば、入出力部110は、自己診断機器である姙娠テスト器の反応結果を確認することができる部分をカメラで撮影することができる。
【0041】
制御部120は、自己診断機器分析装置10の全体的な動作を制御し、CPUなどのプロセッサを含むことができる。制御部120は、入出力部110を介して受信した使用者入力に対応する動作を遂行するように自己診断機器分析装置10に含まれた他の構成を制御することができる。
【0042】
例えば、制御部120は、メモリ140に保存されたプログラムを実行させるか、メモリ140に保存されたファイルを読み取るか、新しいファイルをメモリ140に保存することもできる。
【0043】
このような制御部120は、使用者によって選択された自己診断機器の利用方法についての情報であるガイド情報を提供することができる。
【0044】
このために、制御部120は使用者が用いる自己診断機器を選択されることができる。例えば、制御部120は、入出力部110を介して使用者が用いる自己診断機器の包装紙に印刷されたバーコードをスキャンすることができ、バーコードに基づいて使用者が用いる自己診断機器を識別することができる。
【0045】
もしくは、例えば、制御部120は、使用者に少なくとも一つの自己診断機器の名称が含まれたリストを提供することができ、提供されたリストからいずれか一つの自己診断機器を使用者から選択されることができる。
【0046】
そして、制御部120は、使用者の個人情報を獲得するチェックリストを提供することができる。
【0047】
例えば、制御部120は、使用者の身体的特性を獲得するために、使用者のお年、服用中の薬、既に保有している疾病などに対する質疑を含むチェックリストを生成することができ、生成されたチェックリストを使用者に提供して使用者の個人情報を獲得することができる。
【0048】
もしくは、例えば、制御部120は、使用者の禁食有無、自己診断機器の保管方法又は開封有無などに対する質疑を含むチェックリストを生成することができ、生成されたチェックリストによって自己診断機器の正確なテストのための使用者の準備有無を確認することができる。
【0049】
そして、制御部120は、提供されたチェックリストによって獲得された使用者の個人情報に基づいて使用者の身体的特性又は生活パターンを分析することができる。
【0050】
例えば、制御部120は、チェックリストによって使用者が服用する薬と時間を分析することができ、服用する薬の原材料と体内残留時間などに基づいて使用者が自己診断機器の反応結果に影響を与えることができる薬の服用パターンを分析することができる。
【0051】
ここで、実施例によって、制御部120は、使用者の個人情報、例えば使用者の体重、ボディマス指数、胴回り、活動時間、基礎体温、生理日などによって使用者を分類することができる。
【0052】
例えば、制御部120は、使用者の個人情報に基づいて分析された使用者の生活パターンと類似した生活パターンを有する他の使用者とマッチングして使用者を分類することができる。これにより、自己診断機器を用いる複数の使用者を類似生活パターンを有する使用者同士グルーピングすることができる。
【0053】
その後、制御部120は、使用者が選択した自己診断機器のガイド情報を提供することができる。
【0054】
例えば、制御部120は、使用者が選択した自己診断機器の試料サンプリング方法によって、‘流れる小便にサンプリング’又は‘小便が入れられた紙コップに一定時間露出’などの試料サンプリング方法をガイド情報として提供することができる。
【0055】
ここで、実施例によって、制御部120は、チェックリストから獲得された使用者の身体的特性又は生活パターンに基づいてガイド情報を提供することができる。
【0056】
例えば、制御部120は、昼間に活動する使用者の生活パターンに基づいて使用者が選択した自己診断機器である排卵テスト器についてのガイド情報として、排卵テストのための試料の採取時間を午前10時と11時との間に採取するようにガイド情報を提供することができる。
【0057】
もしくは、例えば、制御部120は、使用者が服用した薬の体内残留時間である24時間を考慮して自己診断機器の使用可能な日付を提供することができる。
【0058】
そして、制御部120は、自己診断機器についてのガイド情報によるテスト過程に対して使用者入力を要請することができ、使用者入力の獲得可否によって自己診断機器に対するテスト過程をチェックすることができる。
【0059】
例えば、使用者が選択した排卵テスト器に試料を採取するために一定時間の間に小便に接触させなければならない場合、制御部120は、排卵テスト器を小便に浸す開始時刻の入力を要請し、ガイド情報にしたがって排卵テスト器を用いるかを識別することができる。そして、制御部120は、使用者から獲得された開始時刻を基準に既設定の時間が経てば終了アラームを提供することができる。
【0060】
そして、制御部120は、提供されたガイド情報にしたがってテストされた自己診断機器の診断結果を分析することができる。
【0061】
このために、制御部120は、使用者のテストによって自己診断機器が試料と反応した反応状態を撮影することができる。
【0062】
例えば、制御部120は、入出力部110のカメラを用いて試料がサンプリングされた姙娠テスト器を撮影することができ、試料が反応して色が変わった反応結果を識別することができる。
【0063】
そして、制御部120は、自己診断機器を撮影したイメージに基づいて診断結果を決定することができる。
【0064】
一実施例によって、制御部120は、診断結果に対応する予め保存されている反応結果に基づいて使用者がテストした自己診断機器に対応する反応結果を分析して診断結果を決定することができる。
【0065】
例えば、制御部120は、姙娠テスト器の姙娠状態と非姙娠状態のそれぞれの反応結果が撮影された予め保存されている対照イメージに基づき、使用者がテストした姙娠テスト器を撮影したイメージを比較することができ、使用者の姙娠テスト器を撮影したイメージと対照イメージとの間の類似度を計算して診断結果を決定することができる。
【0066】
ここで、制御部120は、実施例によって使用者と類似した生活パターンを有する他の使用者の診断結果に対応する自己診断機器の反応結果を撮影したイメージに基づいて使用者の自己診断機器の反応結果を分析して診断結果を決定することができる。
【0067】
他の実施例によって、制御部120は、使用者と類似した生活パターンを有する他の使用者の自己診断機器の反応結果と診断結果との間の相関関係を学習することができ、学習結果に基づいて使用者の自己診断機器の反応結果を分析して診断結果を決定することができる。
【0068】
例えば、制御部120は、姙娠診断結果によって使用者と類似した生活パターンを有する他の使用者の姙娠テスト器の反応結果を撮影したイメージを学習することができ、学習結果に基づいて使用者の姙娠テスト器の反応結果に基づいて診断結果を決定することができる。
【0069】
そして、制御部120は、使用者の自己診断機器の反応結果を分析して決定した診断結果と実際身体状態とが互いに同一であるかを示す確率である信頼度を計算することができる。
【0070】
一実施例によって、制御部120は、使用者と同一乃至類似の身体特性を有する他の使用者の入力に基づいて使用者に対する診断結果に対する信頼度を提供することができる。
【0071】
例えば、制御部120は、使用者の排卵テスト器の診断結果によって実際の排卵状態に相当するかに対する確率である信頼度によって使用者と同じに分類された他の使用者の中で他の使用者の排卵テスト器による診断結果によって実際に姙娠したかを入力されることができ、他の使用者の入力に基づいて排卵と診断された他の使用者の中で実際に姙娠した比を計算して提供することができる。
【0072】
もしくは、例えば、制御部120は、使用者の身体数値に基づいて腹部肥満の使用者とそうでない使用者をグルーピングしたグループで、排卵テスト器の診断結果が排卵期に決定された他の使用者の中で姙娠につながる確率が20%に計算されれば、使用者の排卵テスト器に対する診断結果、実際に排卵された信頼度として20%を提供することができる。
【0073】
他の実施例によって、制御部120は、使用者と同じグループに含まれる他の使用者が用いた自己診断装置間の連関性に基づいて計算された信頼度に基づいて使用者に対する自己診断機器の信頼度を提供することができる。
【0074】
例えば、制御部120は、肥満の他の使用者が用いた排卵テスト器の診断結果及び姙娠テスト器の診断結果に基づいて使用者が属するグループの排卵テスト器の信頼度を計算することができ、計算された信頼度に基づいて使用者の排卵テスト器の信頼度を提供することができる。
【0075】
一方、制御部120は、追加的に使用者の自己診断機器の反応結果に対して使用者の自己診断機器のガイド情報にしたがってテストを遂行し、診断結果を判断するのに適合するかに対する有効性を識別することができる。
【0076】
このために、制御部120は、使用者が自己診断機器のガイド情報にしたがってテストしたかを識別することができる。
【0077】
例えば、制御部120は、チェックリストによって自己診断機器を用いたテスト前の使用者がガイド情報にしたがって禁食したかを識別することができる。
【0078】
もしくは、例えば、制御部120は、自己診断機器の診断結果に対する使用者の分析記録に基づき、使用者がガイド情報にしたがって既設定のテスト周期によって自己診断機器を用いてテストを遂行したかを識別することができる。
【0079】
そして、例えば、制御部120は、自己診断機器のテスト過程別に使用者入力を獲得することができ、各過程で経過時間によって使用者入力が発生したかに基づいて使用者がテスト過程にしたがってテストしたかを識別することができる。
【0080】
通信部130は、他のデバイス又はネットワークと有無線通信を遂行することができる。このために、通信部130は、多様な有無線通信方法の少なくとも一つを支援する通信モジュールを含むことができる。例えば、通信モジュールはチップセット(chipset)の形態に具現されることができる。
【0081】
通信部130が支援する無線通信は、例えばWi-Fi(Wireless Fidelity)、Wi-Fi Direct、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)、UWB(Ultra Wide Band)又はNFC(Near Field Communication)などであることができる。また、通信部130が支援する有線通信は、例えばUSB又はHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)などであることができる。
【0082】
メモリ140には、ファイル、アプリケーション及びプログラムなどのような種々のデータが組み込まれるか保存されることができる。制御部120は、メモリ140に保存されたデータに接近してこれを用いるか、又は新しいデータをメモリ140に保存することもできる。また、制御部120は、メモリ140に組み込まれたプログラムを遂行することもできる。
【0083】
このようなメモリ140は、自己診断機器の利用方法についての情報であるガイド情報を保存することができる。
【0084】
例えば、メモリ140はそれぞれの自己診断機器の名称、バーコード番号などを保存することができ、それぞれの自己診断機器の診断結果による反応結果を撮影したイメージを保存することができる。
【0085】
図2は一実施例による自己診断機器分析方法を説明するためのフローチャートである。
【0086】
図2に示した実施例による自己診断機器分析方法は、
図1に示した自己診断機器分析装置10で時系列的に処理する段階を含む。よって、以下で省略した内容と言っても、
図1に示した自己診断機器分析装置10について以上で記述した内容は
図2に示した実施例による自己診断機器分析方法にも適用可能である。
【0087】
まず、自己診断機器分析装置10は、使用者によって選択された自己診断機器の利用方法についての情報であるガイド情報を提供することができる(S2001)。
【0088】
例えば、自己診断機器分析装置10は、使用者に少なくとも一つの自己診断機器に対するリストを提供することができ、使用者が使おうとする自己診断機器を選択されることができる。
【0089】
もしくは、例えば、自己診断機器分析装置10は、使用者が保有した自己診断機器の識別情報であるバーコードを撮影することができ、撮影されたバーコードに基づいて使用者が保有した自己診断機器が‘排卵テスト器’であることを識別することができる。
【0090】
そして、自己診断機器分析装置10は、選択された自己診断機器に基づいて使用者の個人情報を獲得するチェックリストを提供することができる(S2002)。
【0091】
例えば、自己診断機器分析装置10は、自己診断機器の保管状態、有効期間など、自己診断機器を使うための準備段階の遂行可否についての質問が含まれた入力窓であるチェックリストを提供することができる。
【0092】
もしくは、例えば、自己診断機器分析装置10は、使用者の生活に関連した事項である使用者が服用している薬、禁食有無、使用者の身体数値などについての質問が含まれた入力窓であるチェックリストを提供することができる。
【0093】
そして、自己診断機器分析装置10は、チェックリストによって獲得された使用者の個人情報を分析することができ、分析された使用者の生活パターンに基づいて使用者と他の使用者をグルーピングすることができる。
【0094】
例えば、自己診断機器分析装置10は、使用者の生活リズムが不規則であり、水を多く飲む生活パターンを有していることを分析することができ、使用者の生活パターンと同一又は類似の生活パターンを有する他の使用者をマッチングしてグルーピングすることができる。
【0095】
そして、自己診断機器分析装置10は、分析された生活パターンに基づいて前記ガイド情報を提供することができる。
【0096】
例えば、使用者が水を多く飲む生活パターンを有する場合、自己診断機器分析装置10は、使用者に10時以後の禁食と10時以前に就寝することをガイド情報として提供することができる。
【0097】
また、例えば、自己診断機器分析装置10は、S2001段階で選択された自己診断機器が‘排卵テスト器’であれば、使用者が試料を採取する方法として起床後の初小便を採取し、自己診断機器の下端5cm程度を試料に5秒間浸漬させることをガイド情報として提供することができる。そして、自己診断機器分析装置10は、テスト開始時間を使用者から入力されることができ、テスト開始時間から5秒後にお知らせを提供することができる。
【0098】
そして、自己診断機器分析装置10は、使用者のテストによって自己診断機器が試料と反応した反応状態を獲得することができる(S2003)。
【0099】
これに先立ち、実施例によって、自己診断機器分析装置10は、S2002段階で使用者が自己診断機器のテストをガイド情報にしたがって進行したかを識別することができる。
【0100】
例えば、自己診断機器分析装置10は、使用者にガイド情報にしたがって自己診断機器を使ったかを質疑することができ、使用者の入力に基づいてテスト完了有無を識別することができる。
【0101】
そして、自己診断機器分析装置10は、自己診断機器の反応状態を撮影することができる。
【0102】
例えば、自己診断機器分析装置10は、使用者から自己診断機器の撮影入力を獲得することができ、自己診断機器を撮影することができる。
【0103】
もしくは、例えば、自己診断機器分析装置10は、備えたカメラによって識別される物体の中で自己診断機器と同じ形状が識別されれば撮影することができるか、又は既設定の柄が表示された包装紙を基準に撮影位置を識別し、包装紙上に自己診断機器が置かれれば撮影することができる。
【0104】
図3は自己診断機器の反応結果を撮影したイメージを示す例示図である。これを参照すると、自己診断機器分析装置10は、自己診断機器である排卵テスト器301において試料との反応状態を確認することができる結果確認部302を撮影することができ、撮影された結果確認部302で試料と反応した結果を示す結果線303及び対照線304に基づいて使用者の排卵状態を診断することができる。
【0105】
そして、自己診断機器分析装置10は、予め保存されている他の使用者の自己診断機器の反応状態に基づいて自己診断機器の診断結果を分析することができる(S2004)。
【0106】
例えば、自己診断機器分析装置10は、自己診断機器の反応状態が撮影されたイメージに基づいて試料との反応による結果線及び対照線を互いに比較することができる。ここで、自己診断機器分析装置10は、結果線及び対照線の鮮明度、色の滲みなどに基づいて診断結果を分析することができる。
【0107】
ここで、一実施例によって、自己診断機器分析装置10は、自己診断機器の診断結果判読方法に基づいて結果線又は対照線の存在有無と結果線及び対照線の鮮明度などを分析することができる。
【0108】
例えば、自己診断機器である姙娠テスト器の反応状態で、結果線の色が滲んで周辺と区別されない場合、自己診断機器分析装置10は、対照線領域の広さ及び色を結果線と比較することができ、同一でなければ姙娠ではないものに診断結果を分析することができる。
【0109】
図4は排卵テスト器の反応状態を示す例示図である。これを参照すると、自己診断機器分析装置10は、排卵テスト器の結果確認部401で、排卵テスト器のガイド情報にしたがってテストを遂行しなくて結果線部分402まで色が滲んで結果を確認することができない場合には、診断結果決定の不可な状態に分析することができる。
【0110】
もしくは、他の実施例によって、自己診断機器分析装置10は、他の使用者の診断結果と自己診断機器の反応状態の関係を学習することができ、学習された結果に基づいて使用者の診断状態を分析することができる。
【0111】
例えば、自己診断機器分析装置10は、自己診断機器である姙娠テスト器で結果線の鮮明度に無関係に結果線が存在すれば姙娠と判断する診断結果を学習することができ、姙娠テスト器の結果線の色が淡い場合であっても姙娠と診断することができる。
【0112】
もしくは、例えば、自己診断機器分析装置10は、自己診断機器である排卵テスト器で結果線及び対照線の鮮明度によって診断結果である排卵切迫、排卵前後、テスト不良などを学習することができ、使用者がテストした排卵テスト器の結果線及び対照線のそれぞれの鮮明度によって診断結果を正確に決定することができる。
【0113】
図5は排卵テスト器の反応状態を示す例示図である。これを参照すると、自己診断機器分析装置10は、排卵切迫と診断された他の使用者の排卵テスト器501の結果線502及び対照線503の色及び太さを学習することができ、使用者の排卵テスト器504の結果線505及び対照線506のそれぞれを学習された他の使用者の排卵テスト器501の結果線502及び対照線503のそれぞれと比較することができる。そして、自己診断機器分析装置10は、使用者の結果線505が存在しても他の使用者の結果線502に比べて鮮明度が低くて診断結果を排卵前後と決定することができる。
【0114】
そして、実施例によって、自己診断機器分析装置10は、使用者が分類されたグループに属する他の使用者の診断結果及び実際の他の使用者の身体状態と比較して同じ結果を有する確率に基づいて使用者の診断結果信頼度を分析することができる。
【0115】
例えば、使用者が服用する薬物と同じ薬物を服用する他の使用者の排卵テスト器の結果線が鮮明であっても実際に排卵と診断された確率が40%の場合、自己診断機器分析装置10は、使用者の排卵テスト器の結果線が鮮明であって排卵と診断された診断結果の信頼度は40%であるものに分析することができる。
【0116】
そして、実施例によって、自己診断機器分析装置10は、自己診断機器を用いた診断結果の有効性を分析することができる。
【0117】
例えば、自己診断機器分析装置10は、自己診断機器の診断結果に対する分析記録に基づいて使用者がガイド情報にしたがって自己診断機器の利用時間を識別し、ガイド情報にしたがってテストを遂行したかを識別して診断結果の有効性を分析することができる。
【0118】
そして、自己診断機器分析装置10は、S2004段階で分析された診断結果に基づいて追加テストが必要であるかを使用者に知らせることができる(S2005)。
【0119】
例えば、自己診断機器分析装置10は、使用者に、診断結果が不明であると判断されたか自己診断機器の反応状態が有効ではなければ、追加テストを知らせることができる。
【0120】
もしくは、例えば、一定間隔でテストを遂行しなければならない場合、自己診断機器分析装置10は、テストを遂行した日から既設定の期間後に追加テストを遂行することを知らせることができる。
【0121】
以上の実施例で使われる‘~部’という用語はソフトウェア又はFPGA(field programmable gate array)又はASICのようなハードウェア構成要素を意味し、‘~部’はある役割をする。しかし、‘~部’はソフトウェア又はハードウェアに限定される意味ではない。‘~部’はアドレス可能な記憶媒体にあるように構成されることもでき、一つ又はそれ以上のプロセッサを再生させるように構成されることもできる。よって、一例として、‘~部’はソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラム特許コードのセグメント、ドライバー、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。
【0122】
構成要素及び‘~部’内で提供される機能はより小さな数の構成要素及び‘~部’と結合するか追加的な構成要素及び‘~部’から分離されることができる。
【0123】
それだけでなく、構成要素及び’~部’はデバイス又は保安マルチメディアカード内の一つ又はそれ以上のCPUを再生させるように具現されることもできる。
【0124】
図2に基づいて説明した実施例による自己診断機器分析方法は、コンピュータによって実行可能な命令語及びデータを記憶する、コンピュータ可読の媒体の形態にも具現されることができる。ここで、命令語及びデータはプログラムコードの形態として記憶されることができ、プロセッサによって実行されたとき、所定のプログラムモジュールを生成して所定の動作を実行することができる。また、コンピュータ可読の媒体はコンピュータによってアクセス可能な任意の可用媒体であってもよく、揮発性及び非揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体のいずれも含む。また、コンピュータ可読の媒体はコンピュータ記録媒体であってもよい。コンピュータ記録媒体はコンピュータ可読の命令語、データ構造、プログラムモジュール又はその他のデータのような情報の記憶のための任意の方法又は技術によって具現された揮発性及び非揮発性、分離型及び非分離型媒体のいずれも含むことができる。例えば、コンピュータ記録媒体は、HDD及びSSDなどのマグネチック記憶媒体、CD、DVD及びブルーレイディスクなどの光学的記録媒体、又はネットワークを介して接近可能なサーバーに含まれるメモリであってもよい。
【0125】
また、
図2に基づいて説明した実施例による自己診断機器分析方法はコンピュータによって実行可能な命令語を含むコンピュータプログラム(又はコンピュータプログラム商品)で具現されることもできる。コンピュータプログラムはプロセッサによって処理されるプログラミング可能な機械命令語を含み、高レベルプログラミング言語(High-level Programming Language)、オブジェクト指向プログラミング言語(Object-oriented Programming Language)、アセンブリー言語又は機械言語などで具現されることができる。また、コンピュータプログラムは類型のコンピュータ判読可能記録媒体(例えば、メモリ、ハードディスク、磁気/光学媒体又はSSD(Solid-State Drive)など)に記録できる。
【0126】
したがって、
図2に基づいて説明した実施例による自己診断機器分析方法は上述したようなコンピュータプログラムがコンピューティング装置によって実行されることによって具現されることができる。コンピューティング装置は、プロセッサと、メモリと、記憶装置と、メモリ及び高速拡張ポートに接続している高速インターフェースと、低速バスと記憶装置に接続している低速インターフェースの少なくとも一部を含むことができる。このような成分のそれぞれは多様なバスを用いて互いに接続されており、共通マザーボードに搭載されるか他の適切な方式で装着できる。
【0127】
ここで、プロセッサはコンピューティング装置内で命令語を処理することができる。このような命令語としては、例えば高速インターフェースに接続されたディスプレイのように外部入力及び出力装置上にGUI(Graphic User Interface)を提供するためのグラフィック情報を表示するためにメモリ又は記憶装置に記憶された命令語を有することができる。他の実施例として、多数のプロセッサ及び/又は多数のバスが適切に多数のメモリ及びメモリ形態と一緒に用いられることができる。また、プロセッサは独立的な多数のアナログ及び/又はデジタルプロセッサを含むチップからなるチップセットトで具現されることができる。
【0128】
また、メモリはコンピューティング装置内に情報を記憶する。一例として、メモリは揮発性メモリユニット又はそれらの集合で構成されることができる。他の例として、メモリは不揮発性メモリユニット又はそれらの集合で構成されることができる。また、メモリは、例えば磁気又は光ディスクのような他の形態のコンピュータ可読の媒体であってもよい。
【0129】
そして、記憶装置はコンピューティング装置に大容量の記憶空間を提供することができる。記憶装置はコンピュータ可読の媒体であるかこのような媒体を含む構成であってもよく、例えばSAN(Storage Area Network)内の装置又は他の構成も含むことができ、フロッピーディスク装置、ハードディスク装置、光ディスク装置、又はテープ装置、フラッシュメモリー、それと類似した他の半導体メモリ装置又は装置アレイであってもよい。
【0130】
上述した実施例は例示のためのものであり、上述した実施例が属する技術分野の通常の知識を有する者は上述した実施例が有する技術的思想又は必須な特徴を変更しなくて他の具体的な形態に易しく変形可能であることを理解することができるであろう。したがって、上述した実施例は全ての面で例示的なもので、限定的なものではないことを理解しなければならない。例えば、単一型として説明されている各構成要素は分散されて実施されることもでき、同様に分散されたものとして説明されている構成要素も結合された形態に実施されることができる。
【0131】
本明細書によって保護を受けようとする範囲は前記詳細な説明よりは後述する特許請求範囲によって決定され、特許請求範囲の意味及び範囲とその均等な概念から導出される全ての変更又は変形の形態を含むものに解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0132】
110 入出力部
120 制御部
130 通信部
140 メモリ