IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ イーグン カンパニー リミテッドの特許一覧

<>
  • 特許-床切断機 図1
  • 特許-床切断機 図2
  • 特許-床切断機 図3
  • 特許-床切断機 図4
  • 特許-床切断機 図5
  • 特許-床切断機 図6
  • 特許-床切断機 図7
  • 特許-床切断機 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-20
(45)【発行日】2023-11-29
(54)【発明の名称】床切断機
(51)【国際特許分類】
   B28D 1/04 20060101AFI20231121BHJP
   B28D 7/02 20060101ALI20231121BHJP
   E01C 23/09 20060101ALI20231121BHJP
【FI】
B28D1/04 B
B28D1/04 A
B28D7/02
E01C23/09 A
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022530697
(86)(22)【出願日】2020-11-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-30
(86)【国際出願番号】 KR2020016642
(87)【国際公開番号】W WO2021107542
(87)【国際公開日】2021-06-03
【審査請求日】2022-05-30
(31)【優先権主張番号】10-2019-0153079
(32)【優先日】2019-11-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0007147
(32)【優先日】2020-01-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522205404
【氏名又は名称】イーグン カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】イ ソン ジュン
(72)【発明者】
【氏名】イ チェ ムン
【審査官】堀内 亮吾
(56)【参考文献】
【文献】実公昭47-016068(JP,Y1)
【文献】特開平06-116910(JP,A)
【文献】特開平03-016703(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B28D 1/04
B28D 7/02
E01C 23/09
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
床を切断するのに必要な装備を支持するメインフレーム;
床切断機の進行方向を前方とし、反対方向を後方としたとき、前記メインフレームの前方両側に位置する複数の前車輪;
前記メインフレームの後方に位置する少なくとも一つの後車輪;
前記メインフレームとの別途のフレームとして、前記メインフレームの後方付近に一側が固定され、他側が上下に動く切断フレーム
前記切断フレームの他側付近に切断軸が位置し、前記切断軸の両側端に嵌められ得る切断刃;及び
集塵カバーを含む床切断機であって、
前記集塵カバーは、
カッティング作業中に生じた廃棄物を集塵するためのゴムカバーであって、前記集塵カバーの下端に取り付けられ、前記カッティング作業中に床に密着可能なゴムカバーと、
前記集塵カバーの一側に位置し、前記切断刃の中心部が上下に移動するホールと、
切断作業中に前記切断刃の作動によって発生する前記廃棄物が、前記集塵カバーの外部に排出されないように、前記ホールを覆うことができる少なくとも1つのゴムブラッシュと、
を含む床切断機。
【請求項2】
前記切断フレームの一側が前記メインフレームの後方付近にヒンジ結合されており、
前記切断フレームの他側が上下に動くように前記メインフレームと前記切断フレームとの間に連結されている第1油圧シリンダーをさらに含む、請求項1に記載の床切断機。
【請求項3】
作業者によって前記第1油圧シリンダーが操作されることによって、前記切断フレームの他側が上下に動き、前記切断フレームの他側付近に存在する前記切断刃が上下に動くようになる、請求項2に記載の床切断機。
【請求項4】
前記少なくとも一つの後車輪より前方側に存在する補助車輪をさらに含み、
前記補助車輪は、上端に位置する第2油圧シリンダーによって上下に動くようになるとしたとき、
前記補助車輪が上側に位置する場合、床では前記複数の前車輪及び複数の後車輪によって支えられるようになり、前記床切断機が4輪で駆動し、
前記補助車輪が下側に位置する場合、前記少なくとも一つの後車輪は前記床に接触できず、前記床では前記複数の前車輪及び複数の補助車輪によって支えられるようになり、前記床切断機が4輪で駆動するようになる、請求項1に記載の床切断機。
【請求項5】
前記後車輪が一つである場合、
前記後車輪と連結され、前記後車輪の回転又は方向調節が可能になるように備えられた方向調節シリンダーをさらに含む、請求項1に記載の床切断機。
【請求項6】
前記床切断機に動力を提供する動力モーター;及び
前記動力モーターと前記後車輪との間に連結され、前記床切断機の前方進行を制御するための減速機;をさらに含む、請求項5に記載の床切断機。
【請求項7】
前記切断フレームの上端に位置した動力モーター及び減速機をさらに含み、
前記メインフレームにつながる複数個の柱フレームが遮蔽カバーを支えており、
前記遮蔽カバーは、前記動力モーター及び前記減速機を保護するように備えられた、請求項1に記載の床切断機。
【請求項8】
前記切断刃の断面が円形をなしており、
前記円形の外郭には、前記床を切断するための溝が一定の間隔で存在する、請求項1に記載の床切断機。
【請求項9】
前記動力モーター及び前記減速機を無線で制御するように備えられた無線コントローラーをさらに含む、請求項6に記載の床切断機。
【請求項10】
前記集塵カバーは、着脱可能に前記床切断機に接続されて上下に移動できる、請求項1に記載の床切断機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリートなどの床を切断するための床切断機に関する。
【背景技術】
【0002】
既存の床切断機を見ると、切断刃がメインフレームに付着しており、メインフレームの動きに従って切断刃も上下に動くようになる。
【0003】
図1は、従来の床切断機の様子を示す図である。
【0004】
図1に示すように、前車輪の位置を操作することによって、後車輪を軸にしてメインフレームが上下に動くことを確認することができる。また、メインフレームに付着した切断刃が共に動くことを確認することができる。
【0005】
このように、従来(或いは既存)の床切断機は、切断刃がメインフレームに付着しているので、別途に動くことができなかった。すなわち、切断刃を上下に調節しようとすると、メインフレームも共に動くので、図1に示したように、床を基準にしてメインフレームが傾くようになる。メインフレームが床を基準にして傾くようになると、従来の床切断機全体(或いは車体)が傾くので、集塵カバーを固定しにくく、集塵カバーの装着が不可能になるという問題もある。
【0006】
また、メインフレームが傾くようになると、後車輪で動力を提供する床切断機の場合、角度が変わるようになり、これを再度調節しにくいという問題がある。
【0007】
また、従来の床切断機においては、通常、床切断機の後部分のハンドルを作業者が持ち上げながら既存の床切断機を動かすが、メインフレームが傾いた場合、床切断機の後部分に荷重が加えられ、作業者が容易に床切断機を動かすことができないという問題がある。
【0008】
また、従来の床切断機においては、方向回転及び切断角度調節も難しいので、切断作業の性能が非常に低下するという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明で達成しようとする技術的課題は、上述した従来の床切断機の問題を解決するための床切断機を提供することにある。
【0010】
本発明で達成しようとする技術的課題は、前記技術的課題に制限されなく、言及していない他の技術的課題は、下記の記載から本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解され得るだろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記技術的課題を達成するための本発明に係る床切断機は、床を切断するのに必要な装備を支持するメインフレーム;前記床切断機の進行方向を前方とし、反対方向を後方としたとき、前記メインフレームの前方両側に位置する複数の前車輪;前記メインフレームの後方に位置する少なくとも一つの後車輪;前記メインフレームとは別途のフレームとして、前記メインフレームの後方付近に一側が固定され、他側が上下に動く切断フレーム;及び前記切断フレームの他側付近に切断軸が位置し、前記切断軸の両側端に嵌められ得る切断刃;を含むことができる。
【0012】
前記床切断機は、前記切断フレームの一側が前記メインフレームの後方付近にヒンジ結合されており、前記切断フレームの他側が上下に動くように前記メインフレームと前記切断フレームとの間に連結されている第1油圧シリンダーをさらに含むことができる。作業者によって前記第1油圧シリンダーが操作されることによって、前記切断フレームの他側が上下に動き、前記切断フレームの他側付近に存在する前記切断刃が上下に動くことができる。
【0013】
前記床切断機は、前記少なくとも一つの後車輪よりも前方側に存在する補助車輪をさらに含み、前記補助車輪は、上端に位置する第2油圧シリンダーによって上下に動くようになるとしたとき、前記補助車輪が上側に位置する場合は、床では前記複数の前車輪及び複数の後車輪によって支えられるようになり、前記床切断機が4輪で駆動し、前記補助車輪が下側に位置する場合は、前記少なくとも一つの後車輪は前記床に接触できず、前記床では前記複数の前車輪及び複数の補助車輪によって支えられるようになり、前記床切断機が4輪で駆動するようになる。
【0014】
前記床切断機で前記後車輪が一つである場合(3輪駆動の場合)、前記床切断機は、前記後車輪と連結され、前記後車輪の回転又は方向調節が可能になるように備えられた方向調節シリンダー(油圧或いは電気式シリンダーなど)をさらに含むことができる。
【0015】
前記床切断機は、前記床切断機に動力を提供する動力モーター;及び前記動力モーターと前記後車輪との間に連結され、前記床切断機の前方進行を制御するための減速機;をさらに含むことができる。
【0016】
前記床切断機は、前記切断フレームの上端に位置した動力モーター及び減速機をさらに含み、前記メインフレームにつながる複数個の柱フレームが遮蔽カバーを支えており、前記遮蔽カバーは、前記動力モーター及び前記減速機を保護するように備えられ得る。
【0017】
前記切断刃の断面が円形をなしており、前記円形の外郭には、前記床を切断するための溝が一定間隔で存在する。
【0018】
床切断機(4輪或いは3輪床切断機)は、動力モーター及び減速機を無線で制御するように備えられた無線コントローラーをさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によると、メインフレームとは別個である切断フレームに切断刃を付着し、メインフレームと関係なく切断刃が動けるようにするという効果がある。
【0020】
本発明によると、前車輪及び後車輪の他に補助車輪を含み、切断機の方向調節を容易に行えるようにするという効果がある。
【0021】
本発明によると、メインフレームとは別個である切断フレームに切断刃を付着することによって、後車輪が1個であり、前車輪が2個である3輪床切断機を製造できるようになり、方向回転及び切断速度調節などが可能になる。
【0022】
本発明によると、メインフレームとは別個である切断フレームに切断刃を付着することによって、床切断機に集塵カバーを固定して装着できるようになる。
【0023】
本発明によると、床切断機に集塵カバーを別途に結合させ、切断作業時に発生する集塵及び防音効果を著しく向上させる。
【0024】
本発明で得られる効果は、以上で言及した各効果に制限されなく、言及していない他の効果は、下記の記載から本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解され得るだろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】従来の床切断機の様子を示す図である。
【0026】
図2】本発明の一実施例に係る床切断機の様子を示した図である。
【0027】
図3】本発明の一実施例に係る床切断機を下側から見た様子を示した図である。
【0028】
図4】本発明の一実施例に係る補助車輪を示した図である。
【0029】
図5】本発明の他の一実施例に係る集塵カバーが結合された床切断機を示す図である。
【0030】
図6】本発明の他の一実施例に係る集塵カバーを具体的に示す図である。
【0031】
図7】本発明の更に他の一実施例に係る3輪床切断機を下側から見た様子を示した図である。
【0032】
図8】本発明に係る床切断機に設置された動力モーター(油圧/電気モーター)を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明に係る好ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。添付の図面と共に以下で開示する詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明しようとするものであり、本発明が実施され得る唯一の実施形態を示そうとするものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために具体的な細部事項を含む。しかし、この技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明がこのような具体的な細部事項がなくても実施可能であることが分かる。
【0034】
後述する本発明に対する詳細な説明は、本発明が実施され得る特定の実施例を例示として示す添付の図面を参照する。これら実施例は、当業者が本発明を十分に実施できるように詳細に説明する。本発明の多様な実施例は、互いに異なるが、相互排他的である必要はないことを理解しなければならない。例えば、ここに記載している特定の形状、構造及び特性は、一実施例に関連して本発明の精神及び範囲を逸脱しない範囲で他の実施例に具現され得る。また、それぞれの開示した実施例内の個別構成要素の位置又は配置は、本発明の精神及び範囲を逸脱しない範囲で変更可能であることを理解しなければならない。よって、後述する詳細な説明は限定的でなく、本発明の範囲は、適宜説明する場合、その請求項が主張するのと均等な全ての範囲と共に、添付の請求項によってのみ限定される。図面における類似する参照符号は、多くの側面にわたって同一又は類似する機能を称する。
【0035】
いくつかの場合、本発明の概念が曖昧になることを避けるために、公知の構造及び装置は省略したり、各構造及び装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で示すことができる。また、本明細書全体にわたって同一の構成要素に対しては、同一の図面符号を使用して説明する。
【0036】
以下では、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できるようにするために、本発明の好ましい各実施例に関して添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0037】
まず、図1の場合、上述したように、従来の床切断機の様子を示した図である。
【0038】
従来の床切断機の場合、メインフレームの一側に後車輪を、他側に切断刃を備えており、メインフレームの動きに従って切断刃も共に動くように設定されている。
【0039】
メインフレームの下端に付着した前車輪を調整し、前記メインフレームの動作(傾き)を調整することができ、具体的には、メインフレームの固定された後車輪を中心に切断刃の上下運動を調整することができる。
【0040】
したがって、従来の床切断機では、切断刃がメインフレームと常に共に動かなければならなかった。すなわち、従来の床切断機においては、切断刃を上下に調節しようとすると、メインフレームも共に動き、図1に示したように、床を基準にしてメインフレームが傾くようになる。メインフレームが床を基準にして傾くようになると、従来の床切断機全体(或いは車体)が傾くので、集塵カバーを固定しにくく、集塵カバーの装着が不可能になるという問題もある。
【0041】
また、従来の床切断機においては、メインフレームが傾くようになると、後車輪で動力を提供する床切断機の場合、角度が変わるようになり、これを再度調節しにくいという問題がある。また、従来の床切断機においては、通常、床切断機の後部分のハンドルを作業者が持ち上げながら既存の床切断機を動かすが、メインフレームが傾いた場合、床切断機の後部分に荷重が加えられ、作業者が容易に床切断機を動かすことができないという問題がある。また、従来の床切断機においては、方向回転及び切断角度調節も難しく、切断作業の性能が非常に低下するという問題がある。このような問題を解決するために、本発明で提案する床切断機は、メインフレーム以外に切断フレームを含み、切断刃がメインフレームと別途に動くように設定されている。これに対しては、以下で詳細に説明する。
【0042】
図2は、本発明の一実施例に係る床切断機の様子を示した図である。具体的には、図2の(a)は、切断刃を上側に上げない様子を示し、図2の(b)は、切断刃を上側に上げた様子を示した図である。
【0043】
また、図3は、本発明の一実施例に係る床切断機を下側から見た様子を示した図である。
【0044】
以下、説明の理解を促進するために、床切断機が切断していく方向を前方、その反対方向を後方と定義して使用する。
【0045】
図2を参照すると、床切断機は、メインフレーム100、切断フレーム200、切断刃300、後車輪110、前車輪120、遮蔽カバー130、柱フレーム131、ヒンジ結合部210、動力モーター220、切断軸230、及び第1油圧シリンダーSを含むことができる。ここで、説明の便宜のために、油圧式である第1油圧シリンダーSと表現したが、これに制限されるのではなく、電気式シリンダーなどの多様なシリンダーになり得る。
【0046】
床切断機は、一般に、直線状に床(例えば、コンクリート、岩など)を切断し、これと関連して動力エンジン/モーター、減速機などを含むことができる。メインフレーム100は、前記動力エンジン/モーター、減速機などの床を切断するのに必要な各装備を支持することができる。すなわち、前記各装備がメインフレームの上端に直接又は間接的に位置し得る。このように、メインフレーム100は、床切断機を支持するためのフレームである。
【0047】
メインフレーム100の後方付近(例えば、後方両側端)には、複数の(例えば、2個)の後車輪110が存在し、メインフレーム100の前方付近(例えば、前方両側端)には複数の(例えば、2個)の前車輪120が存在し得る。ここで、前車輪120は、後車輪110より直径が小さくてもよい。
【0048】
図2及び図3を参照すると、後車輪110に動力が提供される床切断機10は、4輪駆動が可能である。本発明において、4輪とは、4個の車輪に同時にエンジンの動力が伝達される方式或いは4個の車輪が存在することを意味し得る。
【0049】
図3を参照すると、2個の前車輪120は前車輪軸121によって連結され、2個の後車輪110は後車輪軸111によって連結され得ることが分かる。
【0050】
次に、本発明の床切断機は、切断フレーム200を含むことができる。切断フレーム200は、メインフレーム100の後方付近に一側が固定され、他側が上下に動くことができる。
【0051】
また、切断フレーム200の他側付近に切断軸230が位置し、切断軸230の両側端に切断刃300が嵌められ得る。
【0052】
図2に示したように、切断フレーム200の一側は、メインフレーム100の後方付近にヒンジ結合部210によってヒンジ結合されている。すなわち、切断フレーム200の一側が固定された状態で他側が下側(図2の(a))又は上側(図2の(b))に動き、他側付近に位置する切断刃300も上下に動くようになる。
【0053】
切断フレーム200が動けるようにする動力源として、油圧シリンダーS(後述する油圧シリンダーと区分するために第1油圧シリンダーという)が存在し得る。第1油圧シリンダーSは、メインフレーム100と切断フレーム200との間に連結され、切断フレーム200の他側を上下に動かすことができる。
【0054】
すなわち、ピストン運動により、第1油圧シリンダーSの長さが増加すると、切断フレーム200の他側が上側に動き、第1油圧シリンダーSの長さが減少すると、切断フレーム200の他側が下側に動く。作業者は、第1油圧シリンダーSのみを操作しながら切断刃300の上下運動をコントロールすることができる。
【0055】
図4は、本発明の一実施例に係る補助車輪を示した図である。
【0056】
図4を参照すると、床切断機は、メインフレーム100、切断フレーム200、切断刃300、後車輪110、前車輪120、遮蔽カバー130、柱フレーム131、ヒンジ結合部210、動力モーター220、切断軸230、第1油圧シリンダーSの他に、補助車輪400及び第2油圧シリンダー410をさらに備えることができる。同様に、説明の便宜のために、油圧式である第2油圧シリンダー410と表現したが、これに制限されるのではなく、電気式シリンダーなどの多様なシリンダーになり得る。
【0057】
図4の(a)は、補助車輪400が上側に上がったときの様子を示し、図4の(b)は、補助車輪400が下側に下がったときの様子を示している。
【0058】
まず、補助車輪400の位置は、後車輪110より前方側に存在し、具体的には、前車輪120と後車輪110との間で後車輪110に近い位置に存在し得る。
【0059】
参考までに、2個の補助車輪400が床切断機に含まれ、2個の補助車輪400のそれぞれは、2個の後車輪110の前にそれぞれ存在し得る。
【0060】
補助車輪400は、上端に位置する第2油圧シリンダー410によって上下に動くことができる。すなわち、作業者は、第2油圧シリンダー410を操作し、前記補助車輪400の位置をコントロールすることができる。
【0061】
第2油圧シリンダー410は、後述する2個の柱フレーム131(遮蔽カバー130を支える構成)の間に位置し得る。具体的に、第2油圧シリンダー410は、2個の柱フレームのうち前方側の柱フレームの直ぐ後側に位置し得る。
【0062】
補助車輪400が上側に位置する場合、補助車輪400は床に接触せず、床切断機10は、2個の前車輪120及び2個の後車輪110によって床で支えるようになり、床切断機は4輪で駆動する。
【0063】
その一方で、補助車輪400が下側に位置する場合、2個の後車輪110は床に接触できず、床では2個の前車輪120及び2個の補助車輪400によって支えられるようになり、床切断機も4輪で駆動するようになる。すなわち、補助車輪400が後車輪110に取って代わることができる。
【0064】
上記のように、補助車輪400が後車輪110に取って代わることができる理由は、補助車輪400が後車輪110と異なって回転可能であり、方向調節が可能であるためである。
【0065】
すなわち、作業者は、補助車輪400を第2油圧シリンダー410を用いて下げ、前記補助車輪400を回転させながら床切断機10を運転することができる。
【0066】
一方、図面には具体的に示していないが、本発明の切断刃300の断面は円形をなしており、前記円形の外郭には、床を切断するための溝が一定間隔で存在し得る。前記溝の形状は、場合によって異なってもよく、概して四角形であってもよい。
【0067】
本発明の切断フレーム200は、上端に動力モーター220、減速機(図示せず)などを含むことができる。前記動力モーター220及び減速機は、床切断機10の動きを支援する各装備であり、作業者或いは無線コントローラーによってコントロールされ得る。
【0068】
また、メインフレーム100につながる複数個の柱フレーム131が後方側に存在するが、これらは遮蔽カバー130を支えることができる。参考までに、前記遮蔽カバー130は、動力モーター220及び減速機などを保護することができる。
【0069】
図5は、本発明の他の一実施例に係る集塵カバーが結合された床切断機を示す図である。図6は、本発明の他の一実施例に係る集塵カバーを具体的に示す図である。
【0070】
図5に示すように、床切断機は、メインフレーム100で前方側に位置する前方フレーム140をさらに含むことができる。前方フレーム140は、メインフレーム100とボルト結合などで着脱可能になり得る。
【0071】
また、床切断機は、前方フレーム140の前側に集塵カバー500の付着のために位置した第2集塵カバー固定ピン150をさらに含むことができる。床切断機は、メインフレーム100で前車輪120の後方側に位置した第1集塵カバー固定ピン160をさらに含むことができる。
【0072】
第1集塵カバー固定ピン160及び第2集塵カバー固定ピン150は、本発明の集塵カバー500と結合するためのピンに該当する。
【0073】
具体的には、集塵カバー500と前記床切断機とを連結する要素として、第1柱520、第2柱530及び第3柱540が存在し得る。このとき、第1柱520は、第1集塵カバー固定ピン160に挿入・連結され、前記第2柱530は、第2集塵カバー固定ピン150に挿入・連結され得る。
【0074】
すなわち、第1柱520及び第2柱530の下端に溝があり、この溝に第1集塵カバー固定ピン160及び第2集塵カバー固定ピン150が挿入・連結され得る。
【0075】
したがって、本発明の集塵カバー500を床切断機に連結(設置)又は解除することが容易になる。
【0076】
また、第3柱540は、第1柱520及び第2柱530を上端で連結し、前記第1柱520、第2柱530及び第3柱540が「コ」字状からなり得る。
【0077】
一方、本発明の集塵カバー500は、上端に固定連結されたワイヤ550で動きが操作されるが、前記ワイヤ550の操作を支援するパートとしてワイヤ操作部が存在する。
【0078】
ワイヤ操作部には、作動レバー560などのコントローラーが含まれていてもよい。また、前記ワイヤ操作部は、油圧シリンダーを用いてワイヤ550の動きを操作することもできる。参考までに、ワイヤ操作部は、遮蔽カバー130の周囲に位置し得る。
【0079】
ワイヤ550は、集塵カバー500の上端に一側が固定され、第3柱540の中心部に位置するローラーを通過し、前記ワイヤ操作部に他側が固定され得る。
【0080】
すなわち、ワイヤ550は、ワイヤ操作部と集塵カバー500との間を連結する要素に該当し、ワイヤ操作部によってワイヤ550の動きが操作され、ワイヤ550の一側に固定された集塵カバー500も上下に動くことができる。ワイヤ操作部によって固定された集塵カバー500を上下に動かすことができ、作業者は、切断刃の位置或いは切断する位置を容易に確認可能であり、作業者の切断作業速度を著しく向上させることができる。
【0081】
一方、集塵カバー500、第1柱520及び第2柱530が連結される方式は、下記の通りである。
【0082】
まず、集塵カバー500には、複数個の固定溝が付着しており、前記複数個の固定溝は、第1固定溝521、第2固定溝522、第3固定溝531及び第4固定溝532を含むことができる。ここで、前記各固定溝は、上下に貫通する貫通口を有し、前記各柱が前記各固定溝に挿入され得る。また、固定溝の一面は、前記集塵カバー500に付着して固定されている。
【0083】
第1柱520は、下端に位置する第1固定溝521及び上端に位置する第2固定溝522に挿入されることによって集塵カバー500に連結され、第2柱530は、下端に位置する第3固定溝531及び上端に位置する第4固定溝532に挿入されることによって集塵カバー500に連結され得る。
【0084】
このとき、第1柱520上で第2固定溝522と第3柱540との間には第1スプリング523が存在し、第2柱530上で第4固定溝532と第3柱540との間には第2スプリング533が存在し得る。
【0085】
第1スプリング523及び第2スプリング533は、集塵カバー500に対して床方向に弾性力を加える役割をすることができ、これによって、集塵カバー500の床への接着が容易になる。
【0086】
本発明の集塵カバー500は、床切断機の切断刃300を覆い、切断刃300の作業中に発生する埃、水、スラッジなどを1ヶ所に集める役割(集塵効果)をする。また、作業中に発生する騒音を除去(防音効果)することもできる。
【0087】
上記のような集塵効果及び防音効果のために集塵カバー500に含まれた各要素は、下記の通りである。
【0088】
まず、集塵カバー500の下端部には、ゴム材質のゴムカバー580が付着しており、ゴムカバー580は、切断刃300の作業中に発生する各廃棄物(例えば、埃など)が外部に流出しないように集塵する役割をする。ゴム材質のゴムカバー580は、水、スラッジなどが床に漏れないように集塵するのに非常に有用である。
【0089】
また、集塵カバー500の下端部のうち後方には集塵口510が存在し、この集塵口510により、前記ゴムカバー580などによって集塵された各廃棄物を1ヶ所で排出することができる。一実施例によると、外部動力によって集塵された廃棄物を集塵口510を介して抜き出すことができる。
【0090】
また、集塵カバー500の下端部の前後方のそれぞれには車輪590が存在し、集塵カバー500が作業中にも容易に移動することができる。車輪590は、集塵カバー500の外部下端に付着しており、左右に2個ずつ、合計4個の車輪590が存在し得る。
【0091】
参考までに、切断刃300によって作業中であるとき、ゴムカバー580は、床に密着しながら集塵及び防音効果を極大化することができる。
【0092】
一実施例によると、作業中に車輪590がゴムカバー580より上端に位置(約5mm)し、ゴムカバー580の集塵及び防音効果を妨害しないようになる。このとき、床切断機の移動時には集塵カバー500を上側に動かし、車輪590を下側に移動させることができる。
【0093】
他の実施例によると、作業中に車輪590がゴムカバー580より下端に位置するが、ゴムカバー580と床との間に隙間がほとんどないようにし、集塵及び防音効果を考慮することもできる。
【0094】
一方、集塵カバー500の中心から下端までにはホール570が存在し、切断刃300の中心部はホール570内で上下に動くことができる。すなわち、作業者は、ホール570で切断刃300の動きを確認することができる。
【0095】
また、前記ホール570には複数のブラッシュ(左右に付着)が存在し、前記切断刃によって発生する各廃棄物が外部に排出されないようにカバーすることができる。前記ブラッシュは、ゴムなどの材質で屈曲可能な構造を有することができる。
【0096】
本発明では、メインフレーム100が固定された状態で切断フレーム200のみが上下に動くことができ、これによって、切断フレーム200に固定された切断刃300が上下に動くことができる。
【0097】
また、本発明の集塵カバー500は、既存の集塵カバーとは異なり、メインフレーム100と別途に動き、別途の操作部によって上下に動くことができる。
【0098】
上記のように、メインフレーム100と切断刃300を別途に動かし、集塵カバー500を別途に動かすことによって、作業者は、作業中に発生する埃などを効果的に集塵し、騒音を除去することができる。
【0099】
また、集塵カバーが常に切断刃をカバーしていると、切断する位置或いは切断刃の位置を探しにくい側面が存在していた。その一方で、本発明では、切断刃300が下がった状態でも集塵カバー500を上側に動かし、作業者が肉眼で確認しながら切断する位置に正確に置くことが可能であった。
【0100】
一方、図示してはいないが、簡単な構造で切断軸230を停止させる切断停止フレームが存在し得る。
【0101】
前記切断停止フレームは、切断フレーム200の上側に存在することができ、切断停止フレームの一側が切断フレーム200とヒンジ結合し、切断停止フレームが上下に動くことができる。参考までに、切断停止フレームの他側は切断フレーム200と連結されなく、前記切断停止フレームの他側の下側には切断軸230が存在し得る。また、切断停止フレームの上側には、動力モーター220及び減速機などが存在し得る。
【0102】
切断停止フレームが下側に動作するようになると、動力モーター220、減速機及び自体荷重で切断フレーム200に付着した切断軸230に圧力を加えるようになる。すなわち、切断停止フレームの自体荷重などで切断軸230の下側に力を加えながら押すようになり、切断刃300が動作しないようにし、切断を停止させるようになる。
【0103】
すなわち、作業者は、単純に切断停止フレームの動きのみを動作させることによって切断刃300の動作を停止させ、切断作業を停止させることができる。
【0104】
図7は、本発明の更に他の一実施例に係る3輪床切断機を下側から見た様子を示した図である。
【0105】
図2などに示した本発明の一実施例に係る床切断機は、車輪が4個である4輪床切断機であると言える。図7を参照すると、メインフレーム100の後方両側に2個の後車輪110が存在するのではなく、メインフレーム100の後方中央に1個の後車輪110’が存在し得る。
【0106】
結局、3輪床切断機は、2個の前車輪120及び1個の後車輪110’を含む構造からなり得る。
【0107】
図7に示した床切断機の後車輪110’は回転可能であり、床切断機10が進行する方向を調整するなど、方向調節が可能であるという長所がある。既存の各床切断機は、方向調節が可能ではなく、ほとんどの場合、作業者が持って移動させる方式であった。図7に示した床切断機の後車輪110’の回転は、作業者が操作可能である。すなわち、作業者がコントローラー或いは無線リモートコントローラーなどで後車輪110’の回転及び方向を調節し、床切断機の動きを操作することができる。後車輪110’の方向調節は、後車輪110’に連結されている方向調節シリンダー(図示せず)によって可能になる。方向調節シリンダー(図示せず)は、油圧方向調節シリンダー又はモーター油圧方向調節シリンダーであり得る。
【0108】
3輪床切断機は、方向回転が容易であり、360度回転が可能である。よって、3輪床切断機は、円形切断も可能である。
【0109】
一方、3輪床切断機の後車輪110’より前方両側に補助車輪400を含み、前記補助車輪400は、上端に位置する第2油圧シリンダー410によって上下に動くことができる。
【0110】
このとき、前記補助車輪400が上側に位置する場合、床では2個の前車輪120及び1個の後車輪110’によって支えられるようになり、床切断機が3輪で駆動し、補助車輪400が下側に位置する場合、後車輪110’は床に接触できず、床では2個の前車輪120及び2個の補助車輪400によって支えられるようになり、床切断機が4輪で駆動するようになる。
【0111】
参考までに、3輪床切断機は、車輪の個数のみが4輪床切断機と異なるので、4輪床切断機を考慮した上で、上述した内容は、前記3輪床切断機にも同様に適用され得る。
【0112】
図8は、本発明に係る床切断機に設置された動力モーター(油圧/電気)を示した図である。
【0113】
図8の(a)は、動力モーター(油圧モーター或いは電気モーター)220と動力車輪とが直接連結された様子を示し、図8の(b)は、動力モーター220と動力車輪との間に垂直形態の減速機170が存在する様子を示す。
【0114】
本発明に係る4輪床切断機の場合は、動力車輪が後車輪110であってもよく、3輪床切断機の場合は、動力車輪が後車輪110’であってもよい。
【0115】
動力車輪110、110’は、動力モーター220によって推進力を受けることができる。例えば、動力車輪110又は110’の直径が約15cmである状態で、動力モーター220が一回転するとき、動力車輪110又は110’も一回転するようになり、この場合、床切断機は約50cm(3.14x15)を移動するようになる。
【0116】
しかし、床切断機で鉄筋又はコンクリートを切断するために、動力モーター220は高速で駆動しなければならないが、床切断機は非常にゆっくり移動しなければならない状況である。大略的に、床切断機は、1分に20cm以上を動いてはならない場合が多い。よって、動力モーター220が動力車輪110、110’に直接連結された場合は、床切断機の正確度及び安定性が低下し得る。さらに、動力モーター220は、1分当たり最小15回転乃至20回転したときに意味のある動力が発生し得るので、図8の(a)のように、動力モーターと動力車輪とが直接連結された場合は問題が発生するおそれがあった。
【0117】
特に、従来の床切断機においては、動力モーター220を駆動させた後、床切断機が過度に多く前進すると見込まれる場合、作業者が床切断機の動きなどを手動で制御していたが、この場合、作業者に多くの努力が要求される一方で、精密制御が不可能であるという問題がある。本発明に係る床切断機においては、動力モーター220と動力車輪110、110’との間に減速機170が連結されて備えられる。本発明に係る床切断機は、無線コントローラー(例えば、無線リモートコントローラーなど)を備えており、動力モーター220及び減速機170を無線で制御するとき、精密制御が可能である場合のみに切断作業を具現できるが、本発明に係る床切断機はこれを具現することができる。
【0118】
すなわち、本発明に係る床切断機は、動力モーター220と動力車輪110、110’との間を減速機170で連結するが、このような減速機170の制御を通じて、動力モーター220は床切断のために高速で駆動させながら(或いは、高い出力で駆動させながら)、床切断機はゆっくり前進するように制御することができる。例えば、減速機170が30:1の減速比を有するように設定されると、動力モーター220が30回転しても、動力車輪110、110’が一回転する比率であるので、床切断機の動きを精密に制御することができる。
【0119】
また、本発明に係る床切断機が傾斜路で床切断作業をする場合、減速機170を用いて傾斜路での床切断作業を容易に行うことができる。動力モーター220自体にはブレーキ機能がないので、動力モーター220の動作がなくても、床切断機が傾斜路に沿って下側に移動するという問題が生じる。しかし、減速機170が備えられると、減速機170がブレーキ機能をすることによって床切断機を制御し、傾斜路でも作業が容易になり、床切断作業を精密に制御できるようになる。特に、3輪床切断機の場合、動力車輪110’が回転可能であり、方向調節も可能であるので、減速機170まで備える場合、床切断機の方向調節及び前方動き速度調節などの精密制御が可能になる。
【0120】
現在、床切断機は、ほとんどが4輪で構成されており、上記のような3輪床切断機10の場合、狭小な空間での方向転換が容易になり、より素早い方向転換が可能である。
【0121】
以上で説明した各事項に対する図面符号を簡略に記載する。
【0122】
100:メインフレーム、110:後車輪、120:前車輪、130:遮蔽カバー、131:柱フレーム、140:前方フレーム、150:第2集塵カバー固定ピン、160:第1集塵カバー固定ピン、170:減速機、200:切断フレーム、210:ヒンジ結合部、220:動力モーター、230:切断軸、S:第1油圧シリンダー、300:切断刃、400:補助車輪、410:第2油圧シリンダー、500:集塵カバー、510:集塵口、520:第1柱、530:第2柱、540:第3柱、550:ワイヤ、560:作動レバー、570:ホール、580:ゴムカバー、590:車輪
【0123】
以上で説明した各実施例は、本発明の各構成要素及び特徴が所定の形態で結合されたものである。各構成要素又は特徴は、別途の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合されない形態で実施され得る。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合し、本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の各実施例で説明する各動作の順序は変更可能である。一つの実施例の一部の構成や特徴は、他の実施例に含まれてもよく、又は他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えられてもよい。特許請求の範囲で明示的な引用関係のない請求項を結合することによって実施例を構成したり、出願後の補正によって新しい請求項として含ませ得ることは自明である。
【0124】
本発明がその必須的な特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化され得ることは、当業者にとって自明である。よって、前記詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならなく、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的解釈によって決定しなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0125】
本発明に係る床切断機は、道路工事時の切断、及びコンクリートなどの構造物の解体産業で産業上に利用可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8